JP2002015388A - 移動体保安システム、車載用保安装置 - Google Patents

移動体保安システム、車載用保安装置

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JP2002015388A
JP2002015388A JP2000201463A JP2000201463A JP2002015388A JP 2002015388 A JP2002015388 A JP 2002015388A JP 2000201463 A JP2000201463 A JP 2000201463A JP 2000201463 A JP2000201463 A JP 2000201463A JP 2002015388 A JP2002015388 A JP 2002015388A
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    • GPHYSICS
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    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/20Monitoring the location of vehicles belonging to a group, e.g. fleet of vehicles, countable or determined number of vehicles
    • G08G1/205Indicating the location of the monitored vehicles as destination, e.g. accidents, stolen, rental
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B25/00Alarm systems in which the location of the alarm condition is signalled to a central station, e.g. fire or police telegraphic systems
    • G08B25/01Alarm systems in which the location of the alarm condition is signalled to a central station, e.g. fire or police telegraphic systems characterised by the transmission medium
    • G08B25/016Personal emergency signalling and security systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば自動車保険とカーナビゲーションを組
み合わせて購入したクライアントに対する保安サービス
の充実化を図る。 【解決手段】 自動車に搭載されるナビゲーションシス
テムと保安用のサービスサーバとを、無線電話通信網や
インターネットなどの通信網を介して通信可能に接続し
て成るシステムにおいて、ナビゲーションシステムから
は、何らかの危険状態にあるとされたときに、状態情報
と、移動体周囲の状況を撮像/収音して得た画像/音声
データとをサーバに送信する。そして、保安サーバ側で
は受信したこれらの情報に基づいた所要の保安対応処理
を実行するようにされる。この構成であれば、例えば、
自動車に搭乗しているクライアントが事故その他の何ら
かのトラブルに見舞われた場合にも、迅速かつ正確に、
サービスサーバに対して、トラブルがあったとことを通
知し、更には、その状況も的確に通知することが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車など
の移動体に搭載される車載用保安装置と、この車載用保
安装置とサーバとを通信可能なように構築された移動体
保安システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年においては、自動車保険会社は単に
自動車保険としての商品を販売するだけでなく、自動車
保険を契約したクライアントに対して、各種の付随した
サービスを無料、若しくは有料で提供することで、自動
車保険としての商品の付加価値を高めている。具体的に
は、契約対象となっている自動車が事故を起こしたり故
障したりした場合に、現場に赴いて処置を施したり、レ
ッカーを提供したり、また、自動車による移動が不可能
なときに、宿泊先を斡旋したりするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】但し、上記したような
サービスは、基本的には、自動車の故障や事故などの何
らかのトラブルに見舞われたクライアントからの、例え
ば電話などによる通知を受けてはじめて行えるものであ
り、従って、トラブル発生時におけるクライアントの適
切な判断も要求される。つまり、状況によっては、適切
な救援やサポートを行うことができない場合があること
になる。このようなことを背景とすれば、クライアント
が運転中に生じたトラブルに対応して、より的確な救
援、サポートが行えるようにすることが求められるもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記し
た課題を考慮して、先ず移動体保安システムとして次の
ように構成する。本発明の移動体保安システムとして
は、移動体に搭載される車載用保安装置と、この車載用
保安装置から遠隔して設置される保安用サーバとを、所
定の通信網を介して通信可能に接続して成る。そして車
載用保安装置は、当該車載用保安装置が搭載される移動
体についての所定の状態を検出して状態情報を得る状態
検出手段と、当該車載用保安装置が搭載される移動体に
取り付けられる撮像手段及び/又は収音手段と、撮像手
段及び/又は収音手段に基づいて得られる撮像画像デー
タ及び/又は音声信号データが記憶される記憶手段と、
当該移動体又は移動体の搭乗者について危機状態にある
とされる状況が発生したと認識される場合に、保安用サ
ーバに対して、状態情報と、記憶手段に記憶される撮像
画像データ及び/又は音声信号データとの少なくとも何
れかを危機通知情報として送信出力させる送信制御手段
とを備える。また、保安用サーバは、受信した危機通知
情報の内容に応じて所要の保安対応処理を実行する処理
手段を備えることとした。
【0005】また、移動体に搭載される車載用保安装置
において、次のように構成する。つまり、遠隔して設置
される保安用サーバと所定の通信網を介して通信可能と
する通信手段と、当該車載用保安装置が搭載される移動
体についての所定の状態を検出して状態情報を得る状態
検出手段と、当該車載用保安装置が搭載される移動体に
取り付けられる撮像手段及び/又は収音手段と、撮像手
段及び/又は収音手段に基づいて得られる撮像画像デー
タ及び/又は音声信号データが記憶される記憶手段と、
当該移動体又は移動体の搭乗者について危機状態にある
とされる状況が発生したと認識される場合に、保安用サ
ーバに対して、状態情報と、記憶手段に記憶される撮像
画像データ及び/又は音声信号データとの少なくとも何
れかを危機通知情報として、上記通信手段により送信出
力させる送信制御手段とを備えるものである。
【0006】上記各構成によれば、移動体に搭載される
車載用保安装置としては、その移動体についての或る特
定の状態を示す状態情報を得ることができる。例えばこ
の状態情報によっては、移動体にまつわって発生した何
らかの危機状態を推測することができるものである。そ
して、移動体に取り付けられた撮像手段、収音手段によ
って、移動体内部又は周囲の状況の画像音声を得ること
ができる。そして、当該移動体又は移動体の搭乗者につ
いて危機状態にあるとされる状況が発生したとされると
きに、上記した状態情報、また、移動体内部又は周囲の
状況の画像音声データを、保安用サーバに送信するよう
にすれば、保安用サーバ側では迅速にトラブルの発生を
把握して、その対応策をとることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態として
の移動体保安システム、及び車載用保安装置についての
説明を行っていくこととする。なお、以降の説明は次の
順序で行う。 1.保安システム 1−1.全体構成 1−2.ナビゲーションシステムの全体構成 1−3.ナビゲーション本体部の内部構成 1−4.アプリケーションサーバの内部構成 1−5.サービスサーバの内部構成 2.保安システムによるサービス提供例 3.処理動作
【0008】1.保安システム 1−1.全体構成 図1は、本実施の形態の保安システムの一形態例を示し
ている。自動車100には、ナビゲーションシステム1
が搭載されている。このナビゲーションシステムは、い
わゆるカーナビゲーション装置を基本として、自動車の
盗難などを防ぐセキュリティティシステム、また、無線
電話通信網300を介してデータ通信が可能な通信端末
装置などを備えたシステム構成を採っている。本実施の
形態の保安システムによるサービスを受けるのは、この
自動車100の所有者であり、また、ナビゲーションシ
ステム1を購入したユーザとなる。
【0009】無線電話通信網300は、例えばここでは
図示していない携帯電話などの無線端末装置間の移動体
通信を実現するための設備とされる。但し、特に本実施
の形態では、カーナビゲーション装置の無線端末装置に
よる移動体通信にも対応する。この無線電話通信網30
0は、例えば図示するように、基地局301、中継局3
02、アプリケーションサーバ303,ゲートウエイ3
04を備える。基地局301及び中継局302によって
は、例えば無線端末装置間での無線通信が可能とされ
る。また、無線端末装置をインターネットと接続する際
には、アプリケーションサーバ303がその機能を果た
すようにされる。アプリケーションサーバ303は、例
えばその無線通信会社で提供するインターネット機能に
対応して必要となる処理を実行するようにされている。
そして、アプリケーションサーバ303にて処理したデ
ータをゲートウェイ304を介して変換することで、結
果的には、無線電話通信網300と接続される無線端末
装置をインターネット400と接続することが可能にな
る。
【0010】インターネット上には各種のサーバが接続
されているのであるが、本実施の形態としては、図示す
るように、サービスサーバ500が備えられる。このサ
ービスサーバ500は、ユーザが購入したナビゲーショ
ンシステム1を搭載した自動車100、及び自動車10
0の搭乗者についての保安サービスを提供可能な機能が
与えられるように構成されている。
【0011】ところで、本実施の形態のナビゲーション
システム1は、ユーザが無形物商品である自動車保険を
購入契約する際において、この自動車保険と組み合わせ
て有形物商品として購入したものとされる。また、この
自動車保険とナビゲーションシステム1との購入は、イ
ンターネットを利用してのいわゆるインターネットショ
ッピングにより行われたものである。そして、このサー
ビスサーバ500は、例えば自動車保険会社のみ、若し
くは、自動車保険会社と、ナビゲーションシステム1の
販売会社(メーカ)が共同で運営するものとされ、直接
的には、自動車保険の運営に関わるものとされる。
【0012】このような構成であるとすれば、無線電話
通信が可能な通信端末を備えたナビゲーションシステム
1は、無線電話通信網300を介してインターネット4
00と接続されることで、サービスサーバ500との通
信を行うことが可能となるものである。
【0013】1−2.ナビゲーションシステムの全体構
成 図2は、自動車100に搭載される、本実施の形態のナ
ビゲーションシステム全体の概略構成を示している。こ
の図2に示す本実施の形態のナビゲーションシステム1
は、例えばナビゲーション本体部2、ディスプレイモニ
タ部3、GPSアンテナ5、交通情報受信アンテナ7、
自律航法ユニット6、通信端末装置50、セキュリティ
システム部41、及びリモートコントローラ8等によっ
て構成される。
【0014】ナビゲーション本体部2の詳しい構成につ
いては後述するが、その内部で再生される記録媒体9か
ら読み出した地図情報と、現在位置情報とに基づいて、
例えばディスプレイモニタ部3の表示画面3aに対し
て、自車の現在位置を地図上に表示させたり、また、ド
ライブ経路や各種ガイドとなるナビゲーション情報を表
示させることができるようになっている。
【0015】記録媒体9は、例えばこの場合には、CD
−ROM(Compact Disk−Read Only Memory)や、DV
D−ROM(Digital Video Disk/Digital Versatile
Disk−Read Only Memory)等のディスクとされ、上記も
したように地図情報が記憶されている。
【0016】ディスプレイモニタ部3の表示画面部3a
には、例えば液晶ディスプレイ等によって構成され、ナ
ビゲーション本体部2から出力される画像情報に基づい
て表示が行われる。受信部3bはリモートコントローラ
8から送られてくるコマンド情報を受信する受信部とさ
れる。この受信情報は、後述するようにして、ナビゲー
ション本体部2に対して伝送される。
【0017】また、ここでは図示していないが、本実施
の形態のナビゲーション装置としては、スピーカ等の音
声出力部が設けられる。その場合は、ナビゲーション本
体部2から音声出力部に対して、所定のポイント(交差
点)や、渋滞状況、右折左折地点、道順間違い、などと
いった音声ナビゲーション情報を出力することで、音声
出力部からユーザに対して警告音やガイド音声を出力す
ることが可能になる。
【0018】GPS(Global Positioning System )ア
ンテナ5は、例えばGPSの衛星からの電波を受信する
ために設けられている。このGPSアンテナ5で受信さ
れた電波は受信データとして復調されてナビゲーション
本体部2内に取り込まれ、後述するように自車の現在位
置を測定するために用いられる。
【0019】交通情報アンテナ7は、所定の道路交通情
報通信システムのもとで、例えばFM多重、光ビーコ
ン、電波ビーコンなどにより伝送される道路交通情報を
受信可能とされている。受信された道路交通情報として
は、例えば道路の渋滞状況や駐車場などの情報が挙げら
れるが、ナビゲーション本体部2では、これらの道路交
通情報に基づいて、道路の渋滞状況の表示、また、渋滞
状況に基づく所要時間の提示、駐車場の案内表示などを
実行させることが可能とされる。
【0020】自律航法ユニット6は、自車の走行速度や
走行方位などの走行情報を検出する部位とされ、例えば
図示するように、自車の走行速度に応じて変化する車速
パルスを検出する車速センサ6a、及び、自車の走行方
位を検出するジャイロ6bを備えている。この自律航法
ユニット6で検出された走行情報もまたナビゲーション
本体部2に出力され、自車の現在位置を測定するのに用
いられる。特に、このような自律航法ユニット6は、例
えば自車がトンネルや地下道等に入り、上記GPSアン
テナ5により衛星通信からの電波を受信できない時に、
自車の現在位置を測定するのに利用される。
【0021】リモートコントローラ8は、本実施の形態
のナビゲーションシステム1をユーザが操作するために
用いられ、各種操作キーや、操作キーの操作に応じてコ
マンド信号を発生させる信号発生部や、コマンド信号を
赤外線輝度変調信号として出力する出力部等を備えてお
り、その赤外線によるコマンド出力が上記受信部3bで
受信される。ここで、リモートコントローラ8に備えら
れる緊急キー8aは、例えば交通事故や、第三者とのト
ラブルなどの、搭乗者にとって危険とされる状況が発生
したときに操作されるもので、この操作に応じて、後述
するようにして、保安サーバからの適切な保安サービス
を受けることができるようになっている。
【0022】なお、操作手段としては、これ以外にも、
例えば電波送信によるリモートコントローラ、ナビゲー
ション本体部2と有線接続されるリモートコントロー
ラ、さらにはナビゲーション本体部2やディスプレイモ
ニタ部3の筐体上に設けられる操作部等とされてもよい
ものである。
【0023】通信端末装置50は、先に図1に示した無
線電話通信網300を介するようにしてインターネット
に接続するための移動体通信端末である。そして、この
通信端末装置50は、図示するようにナビゲーション本
体部2と接続されることで、ナビゲーション本体部2か
らデータを無線によって送信することが可能となり、ま
た、通信端末装置50にて受信したデータを入力して、
ナビゲーション本体部2にて所要の処理を実行すること
が可能となるものである。つまり、通信端末装置50と
ナビゲーション本体部2とが接続されることで、本実施
の形態のナビゲーションシステム1には、少なくともイ
ンターネット接続機能が与えられる。
【0024】セキュリティシステム部41は、自動車自
体及び搭乗者を保安するための機能を有するものとさ
れ、この場合には、外付けカメラ42、マイクロフォン
43、ロックコントロール部44、記憶部45、及び衝
撃センサ48を備えてなる。外付けカメラ42は、例え
ば実際には、複数のカメラ装置からなるものであるが、
ここでは便宜上、1つの機能ブロックとして示してい
る。この外付けカメラ42としての複数のカメラ装置
は、それぞれ自動車の室内、また車外の所定位置に対し
てその目的に合った所要の方向に向けて設置される。こ
れにより、自動車内、また、自動車の周囲の状況を撮像
することが可能になるものである。
【0025】これと同じ目的で、前述したディスプレイ
モニタ部3に対しても、車内カメラ3cとフロントカメ
ラ3dとが設けられている。車内カメラ3cは、表示画
面3a側の面に設けられ、フロントカメラは、ディスプ
レイモニタ部3の背面部から撮像するような形態で設け
られる。例えばディスプレイモニタ部3は、自動車内の
フロントガラスの近傍において、運転者の前方視界を妨
げないようにして設置されるものとされる。このような
位置にディスプレイモニタ部3を配置することで、車内
カメラ3cによっては自動車の室内を撮像することがで
き、フロントカメラ3dによっては自動車の前方を撮像
することができる。よって、これらの車内カメラ3c及
びフロントカメラ3dと、外付けカメラ42との併用を
考えれば、外付けカメラ42としては、例えば自動車の
後方、左右の横方向の撮像ができるように複数台のカメ
ラ装置を自動車に取り付ければよいことになる。なお、
これらのカメラ装置としては、その撮像画像信号がナビ
ゲーション本体部2に対して入力されることで、後述す
るようにして動画像データとして記憶部45に記録する
ようにされており、例えば撮像素子としてはCCDなど
が採用されればよい。
【0026】マイクロフォン43は、自動車外部の音声
を収音するようにして自動車に取り付けられ、その収音
音声は、音声信号としてナビゲーション本体部2に入力
されて、後述するようにして音声データとして記憶部4
5への記録が行われる。
【0027】ロックコントロール部44は、自動車の鍵
の開閉動作をコントロール可能なように自動車への取り
付けが行われる。また、鍵の開閉をコントロール機構部
位の状態に応じて、現在、鍵がかかっているか否かを示
すロック状態情報をナビゲーション本体部2に対して出
力することも可能になっている。
【0028】記憶部45は、例えば比較的大容量のデー
タを記憶可能な記憶デバイスを備えて成る。ここでは、
この記憶部45として採用されるメディアは特に限定は
しないが、例えばハードディスクであってもよいし、ま
た、他のディスクメディアや不揮発性のメモリ素子など
が採用されて構わない。本実施の形態の場合には、記憶
部45には、上記した各カメラ装置に撮像された動画像
データ、及び、マイクロフォン43により収音された音
声信号データが、自動車内部及び周囲の状況を再現する
証拠的な情報として記憶される。
【0029】衝撃センサ48は、例えば自動車100の
所定位置に対して取り付けられることで、例えば、自動
車に加わった衝撃度を検出する。例えばこの衝撃センサ
48を複数用意して、自動車100の所定位置に取り付
けるようにすれば、自動車の各部位に加わった衝撃をよ
り詳細に検出することが可能となる。この衝撃センサ4
8により得られた衝撃度の検出情報は、ナビゲーション
本体部2内に転送されることで、制御部19が把握可能
とされている。
【0030】1−3.ナビゲーション本体部の内部構成 図3のブロック図は、ナビゲーション本体部2の内部構
成を示している。この図4において、測位部4は自車の
現在位置を測位する部位であり、インターフェイス14
から転送されてくるGPSの受信データや、自車の走行
情報に基づいて例えば所定の演算処理を実行すること
で、自車の現在位置を示す位置情報としての緯度/経度
情報を得るようにされる。
【0031】ROM(Read Only Memory)11には、本
実施の形態のナビゲーションシステム1が所要の処理を
実行するための各種プログラム、及び原則として書き換
え不可の各種ファクトリープリセットデータが格納され
ている。メモリ12は、例えばフラッシュメモリを始
め、電源が供給されない状態でも記憶内容を保持できる
EEPROM(Electrically Erasable and programmabl
eRead Only Memory)とされ、いわゆるバックアップデー
タを記憶保持する。ここでのバックアップデータとして
は各種挙げられるのであるが、例えばユーザが設定した
目的地及びこれに対応する経路等をはじめとする各種の
情報が記憶される。但し、上記ROM11としても、不
揮発性メモリやフラッシュメモリなどの書き換え可能な
メモリ素子を採用することで、必要に応じてプログラム
やファクトリープリセットデータの書き換え(例えばい
わゆるアップデート)を行うようにすることも可能とな
る。本実施の形態では、ROM11も書き換え可能とさ
れているものとする。
【0032】また、本実施の形態にあっては、メモリ1
2に対しては、このナビゲーションシステム1に対して
固有に与えられたナビIDが格納される。このナビID
は、例えば、購入決定時に際してのユーザ登録時に割り
当てが行われて、ユーザの手に渡るまでの段階で書き込
みが行われるものとされる。また、購入後において、こ
のナビゲーションシステム1をインターネットに接続し
て、いわゆるオンラインによるユーザ登録を行ったとき
に、サービスサーバ500から割り当てられて送信され
てくるナビIDをメモリ12に書き込むようにしてもよ
い。
【0033】更に本実施の形態では、メモリ12に対し
て状態情報を書き込んで保持しておくこともできるよう
になっている。この状態情報とは、そのときに自動車1
00が置かれている状態として、保安サービスを行うサ
ービスサーバ500が必要とされる状態を示し得る情報
から成るものとされる。なお、その情報内容については
後述する。
【0034】DRAM(Dynamic Random Access Memor
y)13は、制御部19が各種処理を実行する際のワー
クエリアとして用いられると共に、ディスクドライバ1
8によって記録媒体9から再生された地図情報等に基づ
く、ナビゲーション画像情報生成のための処理も、この
DRAM13を利用して実行される。
【0035】インターフェイス(I/F)14は、外部
装置と当該ナビゲーション本体部2とを接続するために
設けられる。この場合のインターフェイス14には、G
PSアンテナ5からの受信データが入力される。また、
交通情報アンテナ7にて受信された道路交通情報のデー
タが入力される。自律航法ユニット6の車速センサにて
検出される車速パルスが入力される。また端子32を介
しては、ジャイロ6bにて検出される自車の走行方向情
報が入力される。GPSアンテナ5からの受信データ
と、自律航法ユニット6からの走行情報(車速パルス及
び走行方向情報)は、バス20を介して測位部4に転送
される。測位部4では、これらの転送された情報をパラ
メータとして入力して、自車の現在位置を測定する。ま
た、交通情報アンテナ7からの道路交通情報のデータ
は、例えば制御部19の制御によってDRAM13に書
き込まれて保持されると共に、制御部19がこのDRA
M13に書き込んだ道路交通情報を参照することで、例
えばディスプレイモニタ部3に対して表示出力すべき地
図情報画像データにおいて渋滞状況等の道路交通情報が
反映されるようにも画像処理制御等を実行するようにさ
れる。
【0036】時計部15は、現在日時を計時するもの
で、その時間情報は、当該ナビゲーションシステム1に
おいて必要とされる時間管理のために用いられる。
【0037】入力部16は、ディスプレイモニタ部3の
受信部3bと接続されており、受信部3bで受信したリ
モートコントローラ8からのコマンド信号が入力され
る。そして、入力されたコマンド信号を内部バス20に
より伝送可能なフォーマットに変換した後、バス20を
介して制御部19に転送する。制御部19では、入力し
たコマンド信号に基づいて適宜所要の制御処理を実行す
るようにされる。
【0038】表示ドライバ17は、制御部19の制御に
より、表示のための画像情報を生成し、端子34を介し
てディスプレイモニタ部3の表示画面部3aに対して出
力する。例えば、記録媒体9から読みだした地図情報や
測位部4で算出した自車の現在位置情報に基づいて、自
車の現在位置を示す画像信号を生成してディスプレイモ
ニタ部3に出力する。音声出力処理部49は、例えば音
声によるメッセージなどを出力させる必要のある際に、
所要の音声信号発生処理や音声信号処理を施して、最終
的には増幅されたアナログの音声信号としてスピーカS
Pに対して出力する。
【0039】ディスクドライバ18は、記録媒体9を再
生するための部位であり、実際に記録媒体9として採用
されるメディアフォーマットに対応した再生機能が与え
られて構成される。例えば記録媒体9から再生された地
図情報等はバス20を介してDRAM13に転送されて
ここで保持され、所要のタイミングで、制御部19が参
照すると共に、表示用のデータとして利用される。
【0040】画像音声処理部46は、入力された撮像画
像信号及び音声信号について所要のデジタル信号処理を
施し、最終的には、記憶部45に対して記録可能な形式
の記録データに変換する。ここで、画像音声処理部46
に対して入力される撮像画像信号は、車内カメラ3c、
フロントカメラ3d、及び外付けカメラ42からの複数
の信号となるのであるが、例えば画像音声処理部46で
は、同時に入力される信号を先ずはデジタルデータに変
換し、この後に、時分割的な処理によって、それぞれの
撮像信号データについて、所定フォーマットの圧縮動画
像データに変換する。また、画像音声処理部46に入力
される音声信号はマイクロフォン43からの信号であ
り、この音声信号についてもデジタルデータに変換した
後に、例えば所定フォーマットの圧縮音声信号データに
変換する。そして、このようにして得られた圧縮動画像
データ及び圧縮音声信号データは、制御部19の書き込
み制御によって、内部データバス20を介するようにし
て記憶部45に転送されて書き込みが行われる。
【0041】また、記憶部45対して動画像データ及び
音声データを記録するのにあたっては、例えば記録を行
っていく過程で、記録可能容量が一杯になったときに
は、最も過去に記録された動画像データ及び音声データ
を上書き消去していくようにして、最新の撮像画像デー
タ及び音声データを記録していくようにされる。このよ
うにすれば、記憶部45の記憶容量としては比較的少な
くても済む。この記録可能容量としては時間的に例えば
数10分程度であれば、証拠を残すという目的には充分
に適うものとされる。
【0042】なお、上記画像音声処理部46としては、
例えば、記憶部45に記録された画像音声データを再生
出力するためのデコード機能を備えるようにしても構わ
ない。このようなデコード機能を与えれば、例えば記憶
部45に記録された画像音声データを表示部3にて再生
出力させるようにすることも可能とされる。
【0043】通信インターフェイス47は、通信端末装
置50とナビゲーション本体部2との間でのデータの送
受信を司る。例えば通信端末装置50からナビゲーショ
ン本体部2側にデータ出力が行われた場合には、通信イ
ンターフェイス47は、通信端末装置50から入力され
たデータを、ナビゲーション本体部2内で処理可能な形
式に変換して、データバス20を介して所要の機能回路
部に出力する。また逆に、ナビゲーション本体部2から
通信端末装置50に対してデータを転送する場合には、
通信端末装置50により処理可能な形式のデータに変換
して通信端末装置50に対して出力するようにされる。
【0044】またここでは、通信端末装置50に対する
動作制御は、ナビゲーション本体部2の制御部19が実
行するようにされる。つまり、通信端末装置50とナビ
ゲーション本体部2とが連携して無線通信を実行するこ
とで、本実施の形態のナビゲーションシステム1として
は、例えばインターネットとの通信機能が与えられるこ
とになる。
【0045】制御部19は、例えばCPU(Central Pro
cessing Unit)を備えて構成され、各回路部に対して所
要の制御を実行する。これにより、これまで説明したよ
うな当該ナビゲーションシステムにおける各種の動作が
実現される。
【0046】ここで、本実施の形態のナビゲーションシ
ステム1において生成され、例えばメモリ12に対して
記憶可能とされる、状態情報についての概念的構造を図
4に示しておく。状態情報は、例えばこの図4に示され
るように、トラブル種別情報、時刻情報、位置情報、車
速/進行方向情報、衝撃度情報、キーロック情報、操作
履歴情報の各情報要素から成る。トラブル種別情報は、
例えば自動車に搭乗しているユーザにふりかかったトラ
ブルの種類を示す識別情報が格納される。例えばここで
は、交通事故と、他人とのトラブル、また、自動車の故
障、などごとに異なる識別情報が与えられる。時刻情報
は、時計部15にて計時される時刻情報から得ることが
できる。位置情報は、測位部4にて測定される現在位置
情報から得ることができる。また、車速/進行方向情報
は、自立航法ユニット6の車速センサ6aにて検出され
る車速と、ジャイロ6bにて検出される角速度に基づく
方位情報から得ることが可能となる。衝撃度情報は、衝
撃センサ48にて検出される衝撃度の情報から得ること
ができる。キーロック情報は、ロックコントロール部4
4におけるキーロックの状態に基づいて得ることができ
る。操作履歴情報は、例えばリモートコントローラ8な
どを利用して行われた操作コマンドに基づいて得られ
る、過去の一定時間、若しくは所定回数分の操作履歴と
されるものである。これらの各情報は、制御部19が取
得して状態情報として生成するようにされる。そして、
必要があれば、或る時点で得られている上記各情報要素
に基づいて生成した状態情報を、メモリ12に書き込ん
で保持させておくことができるものである。なお、状態
情報を形成する情報要素の内容としては、図4に示した
ものには限定されるものではなく、ナビゲーションシス
テム1において取得可能な情報を利用できさえすれば、
これ以外の情報要素が含まれてもよく、また、実際のサ
ービス内容等に応じて不要であるとされる場合には、図
4に示す構造のうちから特定の情報要素を除いて形成し
ても構わないものである。
【0047】1−4.アプリケーションサーバの内部構
成 図5は、無線電話通信網300に備えられるとされる、
アプリケーションサーバ303の内部構成例を簡単に示
している。このアプリケーションサーバ303は、例え
ば図示するようにして、記憶部401、インターフェイ
ス402,403、制御部404を備えてなる。記憶部
401には、アプリケーションサーバとしての機能を実
現するのに必要とされる各種情報が記憶されている。こ
こでは、記憶部401に格納されるデータの代表的なも
のとして実行アプリケーション411が示されている。
この実行アプリケーションに従って制御部404が処理
を実行することで、例えば無線電話通信網300におけ
る送受信フォーマットと、インターネット400におけ
る送受信フォーマットとの変換が行われ、無線電話通信
網300とインターネット400を介しての相互のデー
タ通信が可能となる。また、これにより、インターネッ
トを介しての携帯電話等によるメールの送受信機能も実
現される。
【0048】インターフェイス402は、中継局302
側との情報送受信のために設けられ、インターフェイス
403は、ゲートウェイ304(インターネット)側と
の情報送受信のために設けられる。制御部404は、実
行アプリケーション411としてのプログラム内容に従
って各種の制御処理を実行する。
【0049】1−5.サービスサーバの内部構成 図6は、サービスサーバ500の内部構成例を簡略に示
している。この図に示すサービスサーバ500は、記憶
部501、ネットワークインターフェイス502、制御
部503を備える。この場合にも記憶部501には、各
種サービスを提供するサーバとしての機能を実現するの
に必要とされる各種情報が記憶されている。ここでは、
記憶部501に格納される代表的なデータとして、ユー
ザデータベース510、実行アプリケーション511、
サービス用データ512が示される。
【0050】ユーザデータベース510は、例えば図の
下側に示すように、ナビゲーションシステム1のユーザ
についてのユーザ情報、ナビIDが対応づけられて格納
される。ユーザ情報は、例えばユーザの住所氏名、生年
月日をはじめ、ユーザが所有するナビゲーションシステ
ム1が搭載されている自動車(つまり、保険契約対象と
なっている自動車の)の型式など、保安サービスに必要
とされる多様な各種のユーザ個人に関する情報が格納さ
れている。ナビIDは同様にして、ユーザが所有するナ
ビゲーションシステム1に割与えられたものと同一のナ
ビIDのデータが格納される。なお、このナビIDとし
ては、例えば無線端末装置50に対して割り与えた電話
番号とすることが考えられ、ナビIDを電話番号とすれ
ば、例えばアプリケーションサーバ303、またはサー
ビスサーバ500から、ナビゲーションシステム1の無
線端末装置にアクセスすることを容易に実現できる。
【0051】ところで、図6に示されるユーザデータベ
ース510の内容として、各ユーザ個人ごとの情報は、
例えば次のような機会において、所要の情報を取得して
作成することができる。本実施の形態では、ナビゲーシ
ョンシステム1は、インターネットを利用したいわゆる
インターネットショッピングにより、自動車保険と組み
合わせて購入することができるものとしている。このよ
うなインターネットショッピングにより購入手続きを行
うのにあたっては、例えばユーザは、ブラウザ画面上に
表示される入力フォームに対して所要の個人情報を入力
する。また、本実施の形態のようにして無線端末装置5
0を備えるナビゲーションシステム1であれば、このナ
ビゲーションシステム1の購入に際して、無線端末装置
50を利用可能とするための通信会社との契約も行うよ
うにされる。本実施の形態では、サービスサーバ500
が、インターネットショッピングのための販社サーバと
通信することで、これらの情報を受け取り、そしてデー
タベースとして作成して登録しておくようにされるもの
である。つまり、ユーザがインターネットショッピング
により、自動車保険とナビゲーションシステム1を購入
していれば、後においてユーザデータベース510を作
成するのに必要な登録作業などは行わなくてもよいよう
にされている。この場合の実行アプリケーション511
は、サービスサーバ500が実行すべき各種動作に対応
する各種のアプリケーションプログラムから成る。ま
た、サービス用データ512には、サービス提供に際し
て、例えばナビゲーションシステム1、または携帯電話
などの通信端末装置に対して送信すべき各種のサービス
用データが格納される。ネットワークインターフェイス
502は、インターネットと接続するためのインターフ
ェイス手段として設けられる。制御部503は、実行ア
プリケーション411としてのプログラム内容に従って
各種の制御処理を実行する。
【0052】2.保安システムによるサービス提供例 続いて、上記構成による保安システムにより実現可能と
される、保安サービスの形態例ついて、いくつか挙げて
いくこととする。例えば、ユーザが自動車の運転中に交
通事故を起こしたとする。このとき、ナビゲーションシ
ステム1の制御部19では、衝撃センサ48にて検出さ
れた衝撃度について、交通事故に対応するとされる所定
以上のレベルにあることを判別して、交通事故が発生し
たと判断する。或いは、ユーザによる緊急キー8aの操
作によって交通事故が発生したと判断してもよい。何れ
にせよ、交通事故が発生したと判断すると、ナビゲーシ
ョンシステム1の制御部19は、交通事故発生時におい
て得られていたとされる、各情報要素(トラブル種別情
報、時刻情報、位置情報、車速/進行方向情報、衝撃度
情報、キーロック情報、操作履歴情報)を収集して状態
情報を作成し、メモリ12に書き込んで記憶させる。そ
して、通信端末装置50による通信によって、無線電話
通信網300からインターネットを介するようにしてサ
ービスサーバ500に対してアクセスし、アクセスが成
立したら、このメモリ12に書き込んであった状態情報
を送信させる。
【0053】また、本実施の形態のナビゲーションシス
テム1においては、前述したように、車内カメラ3c、
フロントカメラ3d、及び外付けカメラ42にて撮像し
た画像と、マイクロフォン43により収音した音声と
を、それぞれ時系列の対応を持たせて、動画像データ、
音声データ(画像/音声データ)として記憶部45に記
憶させる動作が継続的に行われている。そして、制御部
19は、上述のようにして交通事故が発生したと判断し
たときには、交通事故発生前後の或る期間内に撮影及び
収音された画像/音声データを、状態情報と同様にし
て、サービスサーバ500に対して送信する。
【0054】サービスサーバ500を運営する側では、
これらの状態情報及び画像/音声データを受信すると、
これを自動車保険会社に対する事故の報告として扱うよ
うにされる。そして、以降においては、例えば事故に対
応した事後処理の手続きを行っていくようにされる。ま
た、例えば受信した状態情報及び画像/音声データの内
容から、サービスサーバ500の運営側で、例えばレッ
カー車などのロードサービスが必要であると判断したと
きには、ロードサービスを事故現場に届けるようにもさ
れる。このときには、事故現場がどこであるかなどとい
うことは、状態情報における位置情報から把握すること
ができる。また、警察署への通報や、必要があれば緊急
自動車の要請なども、サービスサーバ500の運営側で
行うようにすることが可能とされる。なお、受信した状
態情報及び画像/音声データは、以後において自動車保
険会社が行う示談などの事故処理の証拠となり得るため
に、例えばサービスサーバ500側で記憶保持される。
【0055】また、例えば運転中に、いわゆるガス欠と
いわれる燃料切れのほか、タイヤのパンク、エンジンの
不始動、オーバーヒートなどの故障、更には、脱輪など
のトラブルが在った場合には、ユーザのナビゲーション
システム1に対する所定操作によって、ナビゲーション
システム1からサービスサーバ500に対してロードサ
ービスの要請を行うことができる。つまり、ユーザは、
電話などをかけなくとも、ナビゲーションシステム1に
対する操作によって、ロードサービスを要請することが
できるものである。また、このときには、どのようなト
ラブルであるのかを、サービスサーバ500側に通知す
ることも可能とされるので、例えばサービスサーバ50
0の運営側では、トラブルの種類を告げて、ロードサー
ビスを要請することができる。
【0056】また、ロードサービスの車両を故障現場に
向かわせるときには、サービスサーバ500とロードサ
ービスの車両とで通信を行って、ロードサービスの車両
の位置を常に把握しておくようにされる。そして、サー
ビスサーバ500からナビゲーションシステム1にアク
セスして、このロードサービス車両の位置を通知するこ
とが可能である。このロードサービス車両の位置情報を
受信したナビゲーションシステム1においては、例えば
制御部19の制御によって、事故現場周辺の地図を表示
させた上で、この地図上に、自車の位置と、その現場に
向かっているロードサービス車両の位置とを表示させる
ようにすれば、ユーザとしては、いらいらした気持ちで
ロードサービス車両の到着を待つことは無くなるもので
ある。また、上記のようにして、ロードサービス車両の
位置を地図上に表示させると共に、サービスサーバ50
0側で到着までに要する時間などを計算し、この計算さ
れた到着までの時間もナビゲーションシステム1に対し
て送信することが考えられる。この到着までの時間情報
を受信したナビゲーションシステム1では、例えば制御
部19の制御によって、ロードサービス車両が到着する
までの時間を表示、又は音声により出力させるようにさ
れる。
【0057】また、例えばユーザが自動車を運転してい
て、他人とのトラブルに巻き込まれるような場合もあ
る。ここで、例えば他人が、ユーザの自動車に近づいて
きて暴言を為したり、また、暴力行為をふるう或いはふ
るいそうな雰囲気になって、ユーザが身の危険を感じた
ようなときには、ユーザは、緊急キー8aに対する操作
として、身に暴力的危険が迫っていることを通知するた
めの所定操作を行う。
【0058】すると、ナビゲーションシステム1では、
このときの状態情報と、緊急キー8aに対する操作時に
対応して撮像及び収音していた所定期間の画像/音声デ
ータをサービスサーバ500に対して送信するようにさ
れる。この画像/音声データには、例えばユーザを威嚇
している他人の姿が映像として得られており、また、そ
のときに他人が発していた音声も得られていることにな
る。このときの画像/音声データは、例えば後において
の証拠として利用することができる。これらの情報を受
信したサービスサーバ500の運営側では、現在ユーザ
に降りかかっている危機状態がなるべく回避されるよう
にするための適切とされる対応処置を行うようにされ
る。例えば、ナビゲーションシステム1に対して、ユー
ザがとるべき対処をガイドする情報をサービスサーバ5
00から送信する。ナビゲーションシステム1では、受
信したガイド情報を表示したり、音声で出力するように
される。また、その一方で、必要があると判断すれば、
サービスサーバ500側から警察への通報を行い、トラ
ブルの起こっている現場へ出向いてもらうことを要請す
ることもできる。このときにも、現場の位置情報は、状
態情報における位置情報によりサービスサーバ500側
で把握することができるために、その現場の位置も正確
に警察に伝えることができる。
【0059】ところで、現状においては、無線電話通信
網300を利用したインターネット400への接続にあ
っては、データ転送速度は或る程度にまで制限されてし
まっている。従って、画像データや音声データ(特に画
像データ)を無線電話通信網300及びインターネット
400を介して送受信するのには、相当の時間を要して
しまう。また、ユーザが見舞われた危機状態の程度によ
っては、サービスサーバ500では、さしあたっては状
態情報のみを必要として、画像/音声データは不要とさ
れる場合もある。このような場合、必要であれば、後の
所定機会において画像/音声データを送信要求するよう
にしてもよいものである。そこで、本実施の形態では、
例えば上述のようにして緊急時に対応して、状態情報と
画像/音声データを送信する際には、先ず、ナビゲーシ
ョンシステム1からは、状態情報のみを送信するように
される。そして、この状態情報を受信取得したサービス
サーバ500では、受信した状態情報の内容に基づい
て、現在ユーザが置かれている状況の危険度を判定す
る。例えば交通事故の場合であれば、衝撃度情報が示す
衝撃度に基づいて事故の重度を推測することが可能であ
る。また、位置情報により、自動車が一般道路に位置し
ているのか、また高速道路に位置しているのかといった
ことも識別可能で、このような周囲の道路状況によって
も、事故の重度判定の要素とすることが可能である。そ
して、サービスサーバ500において判定した危険度が
所定以上であることが判別された場合には、続けて、ナ
ビゲーションシステム1に対して、画像/音声データを
送信出力してもらうためのリクエストを行う。このリク
エストに応じて、ナビゲーションシステム1では、危険
状態が発生したときに撮像及び収音して記憶部45に記
憶したものとされる画像/音声データをサービスサーバ
500に対して送信するようにされる。このようにすれ
ば、現状のインターネットの通信速度にも対応して、効
率的、かつ、適切な保安サービスを提供できることにな
る。
【0060】3.処理動作 続いては、上述してきたような保安サービスを実現する
ために、ナビゲーションシステム1と、サービスサーバ
500にて実行される処理動作について、図7のフロー
チャートを参照して説明する。なお、ナビゲーションシ
ステム1側の処理動作は制御部19が実行し、サービス
サーバ500の処理動作は制御部503が実行する。ま
た、ここでは図示していないが、アプリケーションサー
バ303においては、ナビゲーションシステム1とサー
ビスサーバ500との間で通信が行われるたびに、例え
ば無線電話通信網300に適合する通信フォーマットか
らインターネット400に適合する通信フォーマットへ
の変換を行ってデータ転送を行い、また逆に、インター
ネット400に適合する通信フォーマットから無線電話
通信網300に適合する通信フォーマットへの変換を行
ってデータ転送を行うようにされる。
【0061】ここでは先ず、ナビゲーションシステム1
において、ステップS101としての処理により、例え
ば交通事故や他人とのトラブルなどの危機状態が発生し
たか否かについての判別を行っている。そして、例え
ば、前述もしたように、衝撃センサ48により検出され
る衝撃度や、緊急キー8aに対して行われた操作などに
基づいて、危機状態の発生したことが判別されると、ス
テップS102に進む。
【0062】ステップS102においては、この危機状
態発生のタイミングで得られた各情報要素(図4参照)
を収集して状態情報を生成し、これをメモリ12に記憶
保持させる。そして、次のステップS103において状
態情報を、自身が有するナビIDと共に送信する。
【0063】上記ステップS103により送信されたナ
ビID及び状態情報は、無線電話通信網300(アプリ
ケーションサーバ303の処理)からインターネット4
00を介してサービスサーバ500にて受信される。サ
ービスサーバ500では、ステップS201において、
ナビID及び状態情報を受信したことを判別すると、ス
テップS202に進む。ステップS202においては、
受信した状態情報に基づいて、危険度を判定する。そし
て判定された危険度に基づいて、次のステップS203
において、サービスサーバ500において、より詳しい
状況判断に用いるために画像/音声データが必要である
か否かを判別する。ここでは、例えば危険度を数値によ
り求め、この危険度としての数値が所定以上であるか否
かについて判別するようにしてもよい。また、例えばス
テップS202において、受信した状態情報に含まれる
トラブル種別情報の内容として、相当の危険度を有して
いるようなものについては、ここで画像/音声データが
必要であるとして判別される。これは例えば、トラブル
種別情報として、ユーザが他人とのトラブルに見舞われ
た場合に対応するものである場合などが該当する。この
場合には、できるだけ迅速に、画像/音声データを得る
ことが必要となるからである。
【0064】このステップS203において、画像/音
声データが不要であると判別された場合にはステップS
206の処理に進むのであるが、必要であると判別され
た場合には、ステップS204に進む。ステップS20
4においては、画像/音声データ要求をナビゲーション
システム1に対して送信する。なお、この際には、サー
ビスサーバ500からは、先のステップS201にて受
信したとされるナビIDを送信先として指定して、上記
画像/音声データ要求を、インターネット400を介し
て無線電話通信網300に送信するものとされる。無線
電話通信網300内のアプリケーションサーバ303で
は、ナビIDをアクセス先(電話番号)として指定し
て、画像/音声データ要求を中継局302,基地局30
1を介するようにして無線送信する。
【0065】一方のナビゲーションシステム1では、ス
テップS103にて状態情報の送信を行った後において
は、ステップS104により、サービスサーバ500側
から送信されるデータが受信されるのを待機している。
そして、無線電話通信網300を介して送信されたデー
タが通信端末装置50にて着信してナビゲーション本体
部2に取り込まれ、受信が行われたことが判別される
と、ステップS105に進む。
【0066】ステップS105においては、上記ステッ
プS104にて受信したデータが、メッセージである
か、画像/音声データ要求であるかについての判別を行
う。メッセージは、後述するようにしてサービスサーバ
500から送信されるデータである。このステップS1
05において、受信データが画像/音声データ要求であ
ることが判別された場合には、ステップS106に進
む。ステップS106の処理としては、先のステップS
101にて判別された危機状態の発生タイミングに対応
する所定期間(例えば数10秒程度)にわたって、記憶
部45に書き込まれて記憶された画像/音声データにつ
いての読み出しを行い、この読み出した画像/音声デー
タを、ナビIDと共に送信する。ここでは、ステップS
106の処理を終了した後においては、ステップS10
4の処理に戻ることで、この後に受信されるべきメッセ
ージの受信を待機するようにされる。
【0067】サービスサーバ500側では、先のステッ
プS204により画像/音声データ要求を送信した後
は、ステップS205において、ナビゲーションシステ
ム1からレスポンスとして送信される画像/音声データ
が受信されるのを待機している。そして、画像/音声デ
ータを受信取得したことを判別すると、ステップS20
6の処理に進む。
【0068】ステップS106においては、これまでに
ナビゲーションシステム1から受信取得した情報に基づ
いて、現在ユーザが見舞われているとされる危険な状況
についての対応策を決定する。ここで、ステップS20
3からステップS206に至った場合には、状態情報の
みに基づいての対応策決定が行われ、また、ステップS
204→S205を経てステップS206に至った場合
には、状態情報と画像/音声データの両者に基づいての
対応策決定が行われる。ここでの対応策決定は、例え
ば、対応策決定のための実行プログラムに基づいて、制
御部19が実行するようにしてもよい。つまり、状態情
報と画像/音声データを解析して、その解析結果から判
定されるトラブルの種別や危険度に応じて、予め用意さ
れている対応策に対応するメッセージデータを選択する
ものである。或いは、例えば実際に運営作業者が、状態
情報と画像/音声データの内容を見て判断し、適切な対
応策が得られるように、サーバに対する操作を行うもの
である。
【0069】上記のようにして対応策が決定されると、
続いてはステップS207として示すように、その対応
策に対応するメッセージをナビゲーションシステム1に
対して送信する。なお、この際にも、例えばステップS
205又はステップS201にて受信したナビIDを送
信先として指定してメッセージを送信するようにされ
る。
【0070】ナビゲーションシステム1では、このメッ
セージの受信をしたときにもステップS104において
肯定結果が得られてステップS105に進むようにされ
る。但しこの場合には、ステップS105において、受
信したデータがメッセージであるとして判別されて、ス
テップS107に進むことになる。ステップS107に
おいては、受信したメッセージを、画像表示や音声によ
って出力するようにされる。例えばユーザは、このステ
ップS107の処理によって表示画面3aに表示される
メッセージを見たり、また、スピーカSPから音声とし
て出力されるメッセージを聴くことで、現在置かれてい
る状況に対応した適切な行動をとることができるもので
ある。
【0071】なお、本発明としては上記した構成に限定
されるものではない。例えば、ここでは、自動車保険と
組み合わされて購入されたナビゲーションシステム1を
利用して、保険会社が、自動車利用に関する保安サービ
スを提供するようにしているが、保安サービスの形態と
しては、このような商品購入の組み合わせに限定される
ものではない。また、保安サービスの態様としても各種
考えられるものである。また、無線電話通信網とインタ
ーネットなどのネットワークを利用しての、移動端末側
とサーバの通信のための構成なども、例えば実施の形態
により例示したものには限定されない。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、例えば自
動車などの移動体に搭載される保安装置(ナビゲーショ
ンシステム)と保安用サーバ(サービスサーバ)とを、
無線電話通信網やインターネットなどの通信網を介して
通信可能に接続して保安システムを構築している。そし
て保安装置からは、何らかの危険状態にあるとされたと
きに、状態情報と、移動体周囲の状況を撮像/収音して
得た画像/音声データとをサーバに送信可能とされてい
る。そして、保安サーバ側では受信したこれらの情報に
基づいた所要の保安対応処理を実行するようにされる。
このような構成であれば、例えば、自動車などに搭乗し
ているクライアントが事故その他の何らかのトラブルに
見舞われた場合にも、迅速かつ正確に、保安サーバに対
して、トラブルがあったとことを通知し、更には、その
状況も的確に通知することが可能となるものである。そ
して、保安サーバを運営する側では、把握した危機状況
に対応した適切な対応策をとることが可能になる。この
ように、本発明としては、クライアントに対するアフタ
ーサービスとして、自動車などの移動体利用時の保安に
関するサービスを、これまでよりも充実させることが可
能になるものであり、例えば特に、無形物商品である自
動車保険と有形物商品であるカーナビゲーションシステ
ムとを組み合わせるというような販売形態のもとで、自
動車保険会社とカーナビゲーションシステムのメーカが
共同してこのようなシステムを構築すれば、例えば自動
車保険契約者に対する各種サービスの拡充、充実が図ら
れ、何れの商品価値も高まるために、ユーザにも、ま
た、商品を販売する業者側にとっても大きなメリットが
得られるものである。
【0073】また、本発明においては、保安装置から保
安用サーバに対して、状態情報と画像/音声データを送
信するのにあたり、先ず、状態情報を送信するようにさ
れ、保安用サーバでは受信した状態情報の内容から、更
に画像/音声データが必要であれば要求を行い、この要
求に応答してはじめて保安装置から保安サーバに対して
画像/音声データを送信するようにしている。このよう
な手順を踏むことで、画像/音声データは、保安用サー
バで必要とされるときにのみ送受信が行われることにな
るのであるが、これは即ち、先ずはデータ量が少ないと
される状態情報を送受信しておき、例えば危機状況等に
応じて必要であれば、データ量の大きな画像/音声デー
タの送受信を行うようにしていることを意味する。これ
により、データ通信速度が充分に高速ではないとされる
通信網の環境であっても、効率よく保安システムを運営
することが可能になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の保安システムの全体構成を示す
説明図である。
【図2】ナビゲーションシステムの構成例を示す説明図
である。
【図3】ナビゲーションシステムの内部構成例を示すブ
ロック図である。
【図4】状態情報の内容例を示す説明図である。
【図5】アプリケーションサーバの内部構成例を示すブ
ロック図である。
【図6】サービスサーバ500の構成例を示すブロック
図である。
【図7】本実施の形態の保安サービスを実現するための
ナビゲーションシステムとサービスサーバとの処理動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ナビゲーションシステム、2 ナビゲーション本体
部、3 ディスプレイモニタ部、3a 表示画面、3b
受信部、3c 車内カメラ、3d フロントカメラ、
4 測位部、8 リモートコントローラ、8a 緊急キ
ー、9 記録媒体、11 ROM、12 メモリ、13
DRAM、14 インターフェイス、15 時計部、
16 入力部、17 表示ドライバ、18 ディスクド
ライバ、19 制御部、20 バス、41 セキュリテ
ィシステム部、45 記憶部、46 画像音声処理部、
47 通信インターフェイス、48 衝撃センサ、49
音声出力処理部、50 通信端末装置、300 無線電
話通信網、301 基地局、302 中継局、303
アプリケーションサーバ、401 記憶部、402,4
03 インターフェイス、404 制御部、411 実
行アプリケーション、500 サービスサーバ、501
記憶部、502 ネットワークインターフェイス、5
03 制御部、510 ユーザデータベース、511
実行アプリケーション、512 サービス用データ、S
P スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/26 H Fターム(参考) 2F029 AA02 AB01 AB07 AC02 AC04 AC14 AC18 5C087 AA02 BB11 BB74 DD03 DD13 EE20 FF01 FF03 FF04 GG02 GG20 GG23 GG66 GG70 GG83 5K067 AA35 BB03 DD28 DD52 DD54 EE02 EE10 EE16 FF18 FF20 FF40 GG01 HH23 LL13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に搭載される車載用保安装置と、
    この車載用保安装置から遠隔して設置される保安用サー
    バとを、所定の通信網を介して通信可能に接続して成
    り、 上記車載用保安装置は、 当該車載用保安装置が搭載される移動体についての所定
    の状態を検出して状態情報を得る状態検出手段と、 当該車載用保安装置が搭載される移動体に取り付けられ
    る撮像手段及び/又は収音手段と、 上記撮像手段及び/又は収音手段に基づいて得られる撮
    像画像データ及び/又は音声信号データが記憶される記
    憶手段と、 当該移動体又は移動体の搭乗者について危機状態にある
    とされる状況が発生したと認識される場合に、上記保安
    用サーバに対して、上記状態情報と、上記記憶手段に記
    憶される撮像画像データ及び/又は音声信号データとの
    少なくとも何れかを危機通知情報として送信出力させる
    送信制御手段と、を備え、 上記保安用サーバは、 受信した上記危機通知情報の内容に応じて所要の保安対
    応処理を実行する処理手段、を備えている、ことを特徴
    とする移動体保安システム。
  2. 【請求項2】 上記移動体保安システムの送信制御手段
    は、 当該移動体又は移動体の搭乗者について危機状態にある
    とされる状況が発生したと認識された場合には、状態情
    報のみを送信するものとされ、 上記記憶手段に記憶される撮像画像データ及び/又は音
    声信号データは、上記保安用サーバの処理手段が、受信
    した状態情報の内容に基づいて撮像画像データ及び/又
    は音声信号データを要求した場合に送信するようにされ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の移動体保安シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 移動体に搭載される車載用保安装置にお
    いて、 遠隔して設置される保安用サーバと所定の通信網を介し
    て通信可能とする通信手段と、 当該車載用保安装置が搭載される移動体についての所定
    の状態を検出して状態情報を得る状態検出手段と、 当該車載用保安装置が搭載される移動体に取り付けられ
    る撮像手段及び/又は収音手段と、 上記撮像手段及び/又は収音手段に基づいて得られる撮
    像画像データ及び/又は音声信号データが記憶される記
    憶手段と、 当該移動体又は移動体の搭乗者について危機状態にある
    とされる状況が発生したと認識される場合に、上記保安
    用サーバに対して、上記状態情報と、上記記憶手段に記
    憶される撮像画像データ及び/又は音声信号データとの
    少なくとも何れかを危機通知情報として、上記通信手段
    により送信出力させる送信制御手段と、を備えているこ
    とを特徴とする車載用保安装置。
  4. 【請求項4】 上記移動体保安システムの送信制御手段
    は、 当該移動体又は移動体の搭乗者について危機状態にある
    とされる状況が発生したと認識された場合には、状態情
    報のみを送信するものとされ、 上記記憶手段に記憶される撮像画像データ及び/又は音
    声信号データは、上記保安用サーバが、受信した状態情
    報の内容に基づいて撮像画像データ及び/又は音声信号
    データを要求した場合に送信するようにされていること
    を特徴とする請求項3に記載の車載用保安装置。
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