JP2002013827A - 給湯器のバックカバー変形防止装置 - Google Patents

給湯器のバックカバー変形防止装置

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JP2002013827A
JP2002013827A JP2000195626A JP2000195626A JP2002013827A JP 2002013827 A JP2002013827 A JP 2002013827A JP 2000195626 A JP2000195626 A JP 2000195626A JP 2000195626 A JP2000195626 A JP 2000195626A JP 2002013827 A JP2002013827 A JP 2002013827A
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JP
Japan
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back cover
front cover
cover
deformation
water heater
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JP2000195626A
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English (en)
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Hidekazu Takeda
英一 武田
Shinya Nakajima
真也 中島
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Paloma Kogyo KK
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Paloma Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給湯器のバックカバーの変形をフロントカバ
ーの組み付け時に自動補正して元の状態に戻し外観上の
見栄えをよくする。 【解決手段】 バックカバー1の接合部7に摺接する斜
状ガイド板8をフロントカバー14に備えて、バックカ
バー1にフロントカバー14を組み付ける際に、バック
カバー1にスプリングバックなどの変形があってもこの
変形を斜状ガイド板8の斜状ガイド部8aが楔のように
作用して外方へ押し広げ元の状態に修正して戻すことに
より、バックカバー1とフロントカバー14の周側が常
に面一に組み付けられ、併せて、組み付け後のバックカ
バー1の内側への変形も防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、給湯風呂システ
ムなどに用いられる屋外据置型給湯器などのバックカバ
ー変形防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス給湯風呂システムなどに用いられる
屋外据置型給湯器などにおいては、給湯器の機器類の軽
量化にともないそのケーシング(外胴)、すなわち、バ
ックカバーとフロントカバーの板厚も次第に薄くなって
きていることから、特に、バックカバーとフロントカバ
ーの周縁を押し付けるように接合して組み付けるタイプ
の給湯器にあっては、深い奥行きを有するバックカバー
にスプリングバック又はたれ込みなどによる変形が生じ
バックカバーとフロントカバーとの周側が面一に揃わな
いにもかかわらず、従来のこの種の給湯器には上記変形
に対する補正手段が何ら採られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、深い奥行
きを有するバックカバーに元々生じやすいスプリングバ
ックとかたれ込みなどによる変形は勿論のこと、製造過
程におけるライン上での機器類の組み付け作業時などに
バックカバーを引張ったり、押したりすることでバック
カバーが凹んだり、反ったりすることがあるので、特
に、屋外据置型給湯器のようにバックカバーとフロント
カバーの周縁接合部がパッキングを介在して押し付ける
ように接合されているにすぎないものにあってはバック
カバーとフロントカバーの周側が面一に揃わず外観上の
見栄えが頗る悪くなるといった問題点があった。また、
給湯器の設置作業時に給湯器の側面把手部を持って給湯
器を移動させる際などに内側又は外側に余分な力が加わ
ると側面把手部付近が凹んだり、突出してしまうといっ
た問題点も併せ有していた。この発明の給湯器のバック
カバー変形防止装置は上記課題を解決し、例えバックカ
バーに凹み、反りなどの変形があってもフロントカバー
を取付ける際にその変形を自動補正して元の状態に戻
し、併せて、組み付け後のケーシングの変形防止をも兼
備する給湯器のバックカバー変形防止装置の提供を目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するこの
発明の請求項1の給湯器のバックカバー変形防止装置
は、給湯器のバックカバーとフロントカバーの周縁を押
し付けるように接合して組み付けるタイプのものにおい
て、上記バックカバーとフロントカバーの周縁接合部に
バックカバーのスプリングバック又はたれ込みなどによ
る変形をフロントカバーの組み付け時に自動修正して元
の状態に戻す補正手段を備えたことを要旨とする。
【0005】上記課題を解決するこの発明の請求項2の
給湯器のバックカバー変形防止装置は、上記請求項1記
載の給湯器のバックカバー変形防止装置において、上記
補正手段はフロントカバーに備えられ、バックカバーの
周縁接合部に摺接する斜状のガイド板であることを要旨
とする。
【0006】上記課題を解決するこの発明の請求項3の
給湯器のバックカバー変形防止装置は、上記請求項1、
2記載の給湯器のバックカバー変形防止装置において、
上記斜状ガイド板はバックカバーの接合部の略中央部分
に摺接するように備えられていることを要旨とする。
【0007】上記課題を解決するこの発明の請求項4の
給湯器のバックカバー変形防止装置は、上記請求項1、
2及び3記載の給湯器のバックカバー変形防止装置にお
いて、上記斜状ガイド板はフロントカバーとは別部品と
して取付けられていることを要旨とする。
【0008】上記課題を解決するこの発明の請求項5の
給湯器のバックカバー変形防止装置は、上記請求項1、
2及び3記載の給湯器のバックカバー変形防止装置にお
いて、上記斜状ガイド板はフロントカバーと一体に形成
されていることを要旨とする。
【0009】上記構成を有するこの発明の請求項1記載
の給湯器のバックカバー変形防止装置は、屋外据置型給
湯器のように、給湯器のバックカバーとフロントカバー
の周縁を押し付けるように接合して組み付けるタイプの
ものにおいて、バックカバーとフロントカバーの周縁接
合部にバックカバーのスプリングバック、たれ込みなど
による変形をフロントカバーの組み付け時に自動修正し
て元の状態に戻す補正手段を備えたので、バックカバー
に例えスプリングバックとかたれ込みなどの変形があっ
てもフロントカバーの組み付け時に補正手段でこれを元
の状態に自動修正する。この結果、バックカバーとフロ
ントカバーの板厚が薄くなってもその周側がずれること
なく面一に組み付けられて外観上の見栄えをよくし品質
を著しく向上する。また、補正手段でバックカバーの接
合部の内側をずれ動くことのないように支承するから、
バックカバーに内側への力が加わってもバックカバーは
フロントカバーと一定位置を保って保持される。この結
果、バックカバーの外力に対する変形は効果的に防止さ
れる。
【0010】上記構成を有するこの発明の請求項2記載
の給湯器のバックカバー変形防止装置は、上記補正手段
としてバックカバーの周縁接合部に摺接する斜状のガイ
ド板をフロントカバーに備えたので、バックカバーにフ
ロントカバーを取付ける際にバックカバーにスプリング
バックなどの変形がある場合、この変形を斜状ガイド板
が楔のように作用して外方へ押し広げ元の状態に修正し
て戻す。この結果、上記請求項1の給湯器のバックカバ
ー変形防止装置の具現化が容易であり、バックカバーと
フロントカバーの周側が常に面一に組み付けられ、か
つ、組み付け後のバックカバーの内側への変形も防止さ
れる。
【0011】上記構成を有するこの発明の請求項3記載
の給湯器のバックカバー変形防止装置は、上記斜状ガイ
ド板はバックカバーの接合部の略中央部分に摺接するよ
うに備えられているから、特に、変形しやすいバックカ
バーの中央部分における変形補正と内側への支承とが確
実に行える。この結果、最も変形が起きやすく、しか
も、外力に弱いバックカバーの中央部分の変形補正動作
と組み付け後の移動などによる支承動作とが効果的に得
られる。したがって、上記請求項1、2の給湯器のバッ
クカバー変形防止装置の具現化の実現が容易となる。
【0012】上記構成を有するこの発明の請求項4記載
の給湯器のバックカバー変形防止装置は、斜状ガイド板
がフロントカバーとは別部品として取付けられているか
ら、フロントカバーの予め決められた位置にガイド板は
取付けられる。この結果、ガイド板はボルト締めなどに
より簡易に取付けうる。したがって、上記請求項1、2
及び3の給湯器のバックカバー変形防止装置の具現化の
実現が容易となる。
【0013】上記構成を有するこの発明の請求項5記載
の給湯器のバックカバー変形防止装置は、斜状ガイド板
はフロントカバーと一体に形成されているから、部品点
数は減少する。この結果、ガイド板の取付け作業は不要
となる。したがって、上記請求項1、2及び3の給湯器
のバックカバー変形防止装置の具現化の実現が容易とな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以上説明したこの発明の構成、作
用を一層明かにするために、以下この発明の給湯器のバ
ックカバー変形防止装置の好適な実施の形態の一例につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図示した給湯器は屋外据置型の給湯と追焚
き風呂機能を備えた給湯器の一例を示したものであっ
て、バックカバー1の一側部1aは給水接手2、給湯接
手3、ガス入口接手4などの配管接続部5となってお
り、他側部1bの中央やや上部に把手部6を備え、その
接合部7の中央内端部7aが後述する斜状ガイド板8の
摺接部となってバックカバー1の他側部1bの変形防止
を図る構成となっている。そして、このバックカバー1
内には給湯と追焚き風呂機能を有する燃焼装置9が組み
込まれている。図中10は給湯側集熱器、11は給湯バ
ーナ、12は給湯側排気トップ、13は給水コイル、3
1は循環口である。なお、追焚き風呂側については図示
を省略した。
【0016】フロントカバー14は上記バックカバー1
の下端両側に備えた引掛板15にフロントカバー14の
下端両側に穿った引掛孔16を上方から嵌めつけて引掛
け支持し、バックカバー1の上端両側に備えた取付板1
7にフロントカバー14の上端部18を止めネジ19に
より締付けて取付けることにより、バックカバー1とフ
ロントカバー14はその周縁接合部7、20、21がパ
ッキング22を介在して押し付けるように組み付けられ
て周側が面一となるようになっている。なお、下部の接
合部23には必ずしもパッキングを介在させなくてもよ
い。図中24は給湯側排気口、25は追焚き風呂側排気
口、26は給気用ギャラリ、27は防雨板である。
【0017】上記斜状ガイド板8は、上記バックカバー
1の他側部1aの接合部7の略中央内端部7aに摺接す
る斜状ガイド部8aとフロントカバー14の内側外端部
に取付ける取付座8bとからなり(図10参照)、実施
例では斜状ガイド板8を防雨板27にその取付座8bを
介して止めネジ28により締付け固定している。なお、
上記斜状ガイド板8の斜状ガイド部8aの傾斜角度θは
バックカバー1に生じた変形を楔のような作用で元の状
態に復元させるのに最も適した角度とするものである
が、45度以上が望ましい。たとえば、図6、図7に例
示のものは60度、図9に例示のものは45度となって
いる。また、このガイド板8は上述したようにフロント
カバー14とは別部品として取付けられるほか、図11
に例示されているようにフロントカバー14と一体に形
成してもよい。
【0018】上記バックカバー1において、一側部1a
は配管接続部5となるため変形のおそれは殆どないが、
他側部1bには把手部6を有するに過ぎないので、この
部分は変形しやすい。そこで、他側部1bの接合部7の
中央より上方部に接合部7を延長して形成した折込片2
9を設けると、この折込片29がフロントカバー14と
の位置決めと補強を兼備するので実施上有益である。
【0019】上記構成において、バックカバー1の他側
部1bが内側にスプリングバックなどにより反って変形
していた場合(図7の実線の状態参照)、フロントカバ
ー14の組み付け時に斜状ガイド板8の斜状ガイド部8
aがバックカバー1の接合部7の中央内端部7aに摺接
して斜状ガイド部8aで接合部7を外方へ押して元の状
態に戻す(図7の鎖線の状態から図6の状態参照)。す
なわち、バックカバー1の接合部7の変形をフロントカ
バー14と一体の斜状ガイド板8が楔のように作用して
外方へ押し広げ元の状態に修正して戻し補正する。した
がって、仮にバックカバー1の接合部7が変形していて
もフロントカバー14の組み付け時にこれを自動補正し
てバックカバー1とフロントカバー14の周側を常に面
一にする。また、バックカバー1とフロントカバー14
を組み付けた後は斜状ガイド板8の斜状ガイド部8aで
バックカバー1の接合部7が内側へずれ動くことがない
ように支承するから(図6参照)、バックカバー1の接
合部7に把手部6を持って器具を移動させる際等に内側
への力が加わってもバックカバー1はフロントカバー1
4と一定の位置関係を保って保持され、内側への変形が
生ずることはない。
【0020】以上この発明の実施の形態の一例について
説明したが、この発明はこうした実施の形態のものに何
等限定されず、この発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々なる態様で実施しうることは勿論である。たとえ
ば、実施の形態での屋外据置型給湯器のほかに、屋外壁
掛型給湯器であって、フロントカバーをバックカバーに
かぶせるように組み付けるタイプのものにも適用可能で
ある。
【0021】
【発明の効果】この発明は以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0022】屋外据置型給湯器などにおいて、バックカ
バーにスプリングバックとかたれ込みなどによる変形が
あってもフロントカバーの組み付け時にこれを自動修正
して元の状態に補正するから、バックカバーとフロント
カバーの板厚が薄くなってもその周側が常に面一に組み
付けられて外観上の見栄えはよくなり品質は向上する。
また、バックカバーとフロントカバーの組み付け後はバ
ックカバーに内側への力が加わってもバックカバーはフ
ロントカバーと一定の位置関係を保って保持され変形す
ることはないので、把手部を持って器具を移動させる際
などの内側への外力によるバックカバーの変形もなくな
る。さらには、構造も至って簡単であるから、コスト的
にも極めて安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の給湯器のバックカバー変形防止装置
の一例を示した全体の一部切欠正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】バックカバーとフロントカバーを分離して示し
た一部外観斜視図である。
【図4】その組み付け状態の同斜視図である。
【図5】フロントカバーだけの一部内面図である。
【図6】組み付け状態の図1におけるX−X断面図であ
る。
【図7】分離状態の同断面図である。
【図8】組み付け状態の図1におけるY−Y断面図であ
る。
【図9】斜状ガイド板の斜状ガイド部の傾斜角度を45
度とした場合のフロントカバーの要部の断面図である。
【図10】斜状ガイド板だけの斜視図である。
【図11】斜状ガイド板をフロントカバーと一体形成し
た場合の一例を示した要部だけの断面図である。
【図12】組み付け状態の図1におけるZ−Z断面図で
ある。
【符号の説明】
1…バックカバー 1b…バックカバーの他側部 6…把手部 7…接合部 8…斜状ガイド板 14…フロントカバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯器のバックカバーとフロントカバー
    の周縁を押し付けるように接合して組み付けるタイプの
    ものにおいて、 上記バックカバーとフロントカバーの周縁接合部にバッ
    クカバーのスプリングバック又はたれ込みなどによる変
    形をフロントカバーの組み付け時に自動修正して元の状
    態に戻す補正手段を備えたことを特徴とする給湯器のバ
    ックカバー変形防止装置。
  2. 【請求項2】 上記補正手段はフロントカバーに備えら
    れ、バックカバーの周縁接合部に摺接する斜状のガイド
    板である請求項1記載の給湯器のバックカバー変形防止
    装置。
  3. 【請求項3】 上記斜状ガイド板はバックカバーの接合
    部の略中央部分に摺接するように備えられている請求項
    1、2記載の給湯器のバックカバー変形防止装置。
  4. 【請求項4】 上記斜状ガイド板はフロントカバーとは
    別部品として取付けられている請求項1、2及び3記載
    の給湯器のバックカバー変形防止装置。
  5. 【請求項5】 上記斜状ガイド板はフロントカバーと一
    体に形成されている請求項1、2及び3記載の給湯器の
    バックカバー変形防止装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021067371A (ja) * 2019-10-17 2021-04-30 株式会社パロマ 給湯器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021067371A (ja) * 2019-10-17 2021-04-30 株式会社パロマ 給湯器
JP7367969B2 (ja) 2019-10-17 2023-10-24 株式会社パロマ 給湯器
US11940181B2 (en) 2019-10-17 2024-03-26 Paloma Co., Ltd Water heater

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