JP3670779B2 - オイルクーラの取付およびオイルクーラの取付方法 - Google Patents

オイルクーラの取付およびオイルクーラの取付方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱交換器用タンクへのオイルクーラの取付に係り、特にアルミニウム製の熱交換器用タンクにおけるアルミニウム製のオイルクーラの取付構造および取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、オイルクーラ内蔵型熱交換器としては、例えば、実開昭63−17824号公報に示すように熱交換器用タンクとオイルクーラとを一体的にろう付けするもの、実開平6−43223号公報に示されるように合成樹脂製の熱交換器用タンクにオイルクーラを水密に螺子止めするもの等が知られている。
【0003】
前者の場合には、熱交換器のコア部と一体的にろう付けできるため、後者のように熱交換器用タンク内にオイルクーラを配置した後に、チューブとフィンとからなるコア部を組み付けるものに比し、作業工程が簡略化でき安価に大量にオイルクーラ内蔵型熱交換器を得ることができる。
図9は、前者のオイルクーラ内蔵型熱交換器を示す。
【0004】
図において、1はオイルクーラを表す。このオイルクーラ1には、両端部にシート部2が設けられ、シート部2間にオイルクーラ本体3が取り付けられている。シート部2には、タンク(通常は、熱交換器の下部タンク)5に設けた段付き状の膨出部6に嵌合する段付き状の取付面4が形成されている。
そして、オイルクーラ1は、タンク5の段付き状の膨出部6に階付き状の取付面4を嵌合した状態で、ろう付けされている。
【0005】
これによって、オイルクーラ1をタンク5内に内蔵することができる。
なお、オイルクーラ1のオイル導出入管7は、タンク5の段付き状の膨出部6に嵌合し、ろう付けされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来のオイルクーラ内蔵型熱交換器では、オイルクーラ1のシート部2に段付き状の取付面4を形成するとともに、タンク5に段付き状の膨出部6を形成する必要があり、加工工程が多くなり面倒である。
【0007】
しかも、段付き状の取付面4と段付き状の膨出部6を嵌合させるために、加工精度が要求される。もし、両者に隙間ができると、ろう材が行き渡らなくなり、ろう付け不良を起こすこととなる。
【0008】
また、ろう付け時に両者を嵌合した状態に保持する必要があり、ろう付け作業が面倒である。もし、ろう付け時に保持状態が悪いと、ろう材が行き渡らなくなり、ろう付け不良を起こすこととなる。
本発明は斯かる従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ろう付け前の段階でオイルクーラと熱交換器用タンクとの保持状態を確保でき、ろう付け後には確実なろう付け部を形成することができるオイルクーラの取付およびオイルクーラの取付方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、壁面にオイルクーラ取付用穴を設けたアルミニウム製の熱交換器用タンク本体と、シート部にオイル導出入管の挿入穴を設けると共にその周囲に複数の突片を立設し熱交換器用タンクの内側に配されるアルミニウム製のオイルクーラと、オイルクーラの複数の突片の外周に配されるアルミニウムのろう材からなるパッチと、オイルクーラのシート部に設けた挿入穴に差し込まれるオイル導出入管とを有し、オイルクーラは、オイルクーラ取付用穴を介してシート部の複数の突片を外部へ突出すると共にシート部の複数の突片の外周にパッチを介装し、複数の突片をパッチ側へ折曲して熱交換器用タンク本体に取り付けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1記載のオイルクーラの取付において、パッチは、両面にろう材を有することを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1記載のオイルクーラの取付において、シート部は、アルミニウム製の熱交換器用タンク本体のオイルクーラ取付用穴より大径の取付座を有していることを特徴とするものである。
【0011】
請求項4の発明は、シート部にオイル導出入管の挿入穴を設けると共にその周囲に複数の突片を立設し熱交換器用タンクの内側に配されるアルミニウム製のオイルクーラを、熱交換器用タンク本体内に配する工程と、シート部の複数の突片を熱交換器用タンクのオイルクーラ取付用穴から外部へ向かって挿通する工程と、オイルクーラ取付用穴から突出するシート部の外周に環状のパッチを配する工程と、アルミニウム製のオイルクーラの両側部に、オイルクーラのシート部に設けた取付座と複数の突片の反対側に位置する底部に亘って当接する湾曲部と、取付座の下面を受ける上面部と、熱交換器用タンク本体の内壁面に当接する垂直壁面および底面を有する一対の外部保持治具を配する工程と、アルミニウム製のオイルクーラの内部空間に内部治具を配する工程と、複数の突片を外方に折り曲げてパッチに当接させる工程とを有することを特徴とするものである。
【0012】
請求項5の発明は、請求項4記載のオイルクーラの取付方法において、一対の外部保持治具は、アルミニウム製のオイルクーラの全長に亘って配されていることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項4記載のオイルクーラの取付方法において、シート部の取付座の外径を環状のパッチの外径より大きくしてあることを特徴とするものである。
【0013】
(作用)
請求項1ないし請求項3の発明においては、先ず、オイルクーラを熱交換器用タンク本体内に配し、シート部の複数の突片を熱交換器用タンクのオイルクーラ取付用穴から外部へ向かって挿通し、オイルクーラ取付用穴から突出するシート部の外周に環状のパッチを配する。次に、複数の突片を外方に折り曲げてパッチに当接する。
【0014】
以上により、オイルクーラを熱交換器用タンク本体に仮止めできる。
次に、常法に従い、この熱交換器用タンクとオイルクーラを取り付けていない熱交換器用タンク本体にコア部を取り付け、一体的にろう付けする。
この際、パッチは、アルミニウムのろう材または両面にろう材がクラッド等により取り付けてあるので、熱交換器用タンクとオイルクーラのシート部とに行き渡り、熱交換器用タンクとオイルクーラとを一体的にろう付けすることができる。
【0015】
請求項4ないし請求項6の発明においては、先ず、オイルクーラを熱交換器用タンク本体内に配し、シート部の複数の突片を熱交換器用タンクのオイルクーラ取付用穴から外部へ向かって挿通し、オイルクーラ取付用穴から突出するシート部の外周に環状のパッチを配する。
次に、オイルクーラの両側部に、一対の外部保持治具を配するとともに、アルミニウム製のオイルクーラの内部空間に内部治具を配する。
【0016】
次に、シート部の複数の突片を熱交換器用タンクのオイルクーラ取付用穴から外部へ向かって挿通し、オイルクーラ取付用穴から突出するシート部の外周に環状のパッチを配する。
その後、複数の突片を外方に折り曲げてパッチに当接させる。
以上により、オイルクーラを熱交換器用タンク本体に仮止めできる。
【0017】
次に、常法に従い、この熱交換器用タンクとオイルクーラを取り付けていない熱交換器用タンク本体にコア部を取り付け、一体的にろう付けする。
この際、パッチは、アルミニウムのろう材または両面にろう材がクラッド等により取り付けてあるので、熱交換器用タンクとオイルクーラのシート部とに行き渡り、熱交換器用タンクとオイルクーラとを一体的にろう付けすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1ないし図5は、請求項1ないし請求項3に記載されたオイルクーラの取付の一実施形態を示す。図において、10はアルミニウム製(例えば、A−3003等)の熱交換器用タンク本体を表す。
【0019】
熱交換器用タンク本体10は、図1および図2に示すように、箱断面形状をなす引き抜き材である。そして、壁面11には、2つのオイルクーラ取付用穴12が穿設されている。
【0020】
また、熱交換器用タンク本体10には、座板部を構成する底面13には、チューブ15を挿通するための挿通穴14が穿設されている。
熱交換器用タンク本体10内には、アルミニウム製(例えば、A−3003等)のオイルクーラ20が取り付けてある。
オイルクーラ20は、二重管型のオイルクーラ本体21の両端にシート部22を取り付けている。
【0021】
シート部22は、熱交換器用タンク本体10のオイルクーラ取付用穴12より大径の矩形状の取付座23と、この取付材23に設けたオイルクーラ取付用穴12の内径とほぼ同等の外径を有する突出部24と、この突出部24の周囲に環状に不連続に設けられた複数の突片25と、取付座23および突出部24の中心部を貫通する挿入穴26とを有する。
【0022】
シート部22の挿通穴26には、ろう材をクラッドしたアルミニウム製(例えば、A−4343−A−3003−A−4343等)のオイル導出入管40が取り付けられる。
30は、ろう材をクラッドしたアルミニウム製(例えば、A−4343−A−3003−A−4343等)の環状のパッチを示す。
【0023】
このパッチ30は、熱交換器用タンク10のオイルクーラ取付用穴12より大きな外縁31を有し、内縁32がオイルクーラ本体21にシート部22の突出部24の外径とほぼ同径としてある。
次に、このように構成した本実施形態の作用を説明する。
図2に示すように、先ず、オイルクーラ20を熱交換器用タンク本体10内に挿入する。
【0024】
次に、オイルクーラ本体21の両端のシート部22の複数の突片25を熱交換器用タンク本体10のオイルクーラ取付用穴12から外部へ向かって挿通し、オイルクーラ取付用穴12から突出するシート部22の突出部24の外周に環状のパッチ30を配する。
【0025】
次に、図1に示すように、複数の突片25を外方に折り曲げてパッチ30に当接する。
次に、オイル導出入管40をシート部22の挿通穴26に差し込む。
以上により、オイルクーラ20を熱交換器用タンク本体10に仮止めできる。
次に、常法に従い、この熱交換器用タンク10とオイルクーラ20を取り付けていない熱交換器用タンク本体(図示せず)にコア部(チューブ15と図示しないフィンとからなる)を取り付け、一体的にろう付けする。
【0026】
この際、パッチ30とオイル導出入管40には、両面にろう材がクラッド等により取り付けてあるので、熱交換器用タンク10とオイルクーラ20のシート部22の取付座23および突出部24とに行き渡り、熱交換器用タンク10とオイルクーラ20とを一体的にろう付けすることができる。
以上のように、本実施形態によれば、ろう付け前の段階でオイルクーラ本体21の両端のシート部22の複数の突片25を熱交換器用タンク本体10の外側の壁面11に対してパッチ30を介して折曲するだけで、仮止めすることが可能となり、従来のように、熱交換器用タンク本体とオイルクーラ本体のシート部との形状を精度良く加工する必要が無くなる。
【0027】
また、この仮止め後のろう付け時には、ろう材が熱交換器用タンク10とオイルクーラ20のシート部22の取付座23および突出部24とに行き渡り、熱交換器用タンク10とオイルクーラ20とを確実に一体的にろう付けすることができる。
なお、上記実施形態では、パッチ30が、ろう材をクラッドしたアルミニウム製(例えば、A−4343−A−3003−A−4343等)の環状の板とした場合について説明したが、アルミニウムのろう材(例えば、A−4343等)で形成しても良い。また、パッチ30の形状は、環状の板に限らず、ろう付け時にろう材を供給できる形状をしてあれば如何なる形状をしていても良い。さらに、パッチ30がアルミニウムのろう材(例えば、A−4343等)で形成されている場合には、図6に示すように、オイルクーラ本体21の両端のシート部22の複数の突片25をパッチ30の外径より大きくしておくことが望ましい。これは、折曲時に複数の突片25の先端が直に熱交換器用タンク本体10の壁面11に当接するため、ろう付け時にろう材が流動しても、隙間を形成するおそれを防止できるからである。
【0028】
また、上記実施形態では、係止用の複数の突片25を8個設けた場合について説明したが、仮止めできる強度を有するものであればよく、その個数は特に限定するものではない。
また、オイルクーラ20として、二重管型のオイルクーラ本体21を用いた場合について説明したが、積層型のオイルクーラ本体としてもよい。
【0029】
図7および図8は、請求項4ないし請求項6に記載されたオイルクーラの取付方法の一実施形態を示す。
本実施形態では、図2に示すように、オイルクーラ20の熱交換器タンク本体10の挿入した後、オイルクーラ本体21の両端のシート部22の複数の突片25を熱交換器用タンク本体10のオイルクーラ取付用穴12から外部へ向かって挿通し、オイルクーラ取付用穴12から突出するシート部22の突出部24の外周に環状のパッチ30を配する。
【0030】
次に、オイルクーラ20の両側部に、一対の外部保持治具50、50を配するとともに、オイルクーラ20の内部空間に内部治具60を配する。
ここで、一対の外部保持治具50、50は、金属成形金型に用いられる金属材料で構成され、オイルクーラ20のシート部22に設けた取付座23と複数の突片25の反対側に位置する底部28に亘って当接する湾曲部51と、取付座23の下面23aを受ける上面部52と、熱交換器用タンク本体10の内壁面に当接する垂直壁面53および底面54を有する。湾曲部51と上面部52との間は、シート部22と取付座23との間の丸み部27に沿って丸みが付けてある。
【0031】
また、内部治具60は、金属成形金型に用いられる金属材料で構成され、オイルクーラ20の内部空間の内径とほぼ同等の外径を有する丸棒からなる。そして、オイルクーラ20内に配された後は、図示しない支持具により支持されている。
従って、一対の外部保持治具50、50と内部治具60を配したオイルクーラ20は、図8のように、熱交換器用タンク10内において一対の外部保持治具50、50により位置決めされた状態で配置されることとなる。
【0032】
次に、オイルクーラ取付用穴12から突出するシート部22の突出部24の外周に環状のパッチ30を配する。
次に、図1に示すように、複数の突片25を外方に折り曲げてパッチ30に当接する。
次に、オイル導出入管40をシート部22の挿通穴26に差し込む。
【0033】
その後、一対の外部保持治具50、50と内部治具60を抜き出す。
以下は、上記実施形態と同様に、常法に従い、この熱交換器用タンク10とオイルクーラ20を取り付けていない熱交換器用タンク本体(図示せず)にコア部(チューブ15と図示しないフィンとからなる)を取り付け、一体的にろう付けする。
【0034】
以上のように、本実施形態では、複数の突片25を熱交換器用タンク10のオイルクーラ取付用穴12から外部へ向かって挿通し、オイルクーラ取付用穴12から突出するシート部22の外周に環状のパッチ30を配した後、複数の突片25を外方に折り曲げてパッチ30に当接する際に、オイルクーラ20の両側部に、一対の外部保持治具50、50を配するので、複数の突片25を外方に折り曲げてパッチ30に当接する力を一対の外部保持治具50、50と内部治具60で受けることとなり、図6に示すように、複数の突起25をパッチ30上に確実に折り曲げることが可能となり、熱交換器用タンク10の壁面11とパッチ30との間に隙間を形成する虞がない。つまり、パッチ30に掛かる力により熱交換器用タンク10の壁面11、取付座23が熱交換器用タンク10の底面方向へ折れ曲がろうとするが、取付座23の下面23aが一対の外部保持治具50、50の上面部52によって受け止められるので、複数の突起25をパッチ30上に確実に折り曲げることができる。
【0035】
従って、オイルクーラ20が熱交換器用タンク10に確実に保持され、ろう付け時に溶融したろうが行き渡り、ろう付け不良を起こす虞がない。
また、オイルクーラ20の内部空間に内部治具60を配するので、折り曲げ加工時に、オイルクーラ20の内部空間に無理な力が掛からず、内部空間の変形が起こらない。
【0036】
さらに、一対の外部保持治具50、50および内部治具60は、オイルクーラ20を熱交換器用タンク10内に配した後、一端部側から挿入できるので、組付作業が容易である。
なお、図7において、一対の外部保持治具50、50をオイルクーラ20の全長に亘って配置した場合について説明したが、両端のシート部22の位置だけに配置するようにしても良い。この場合には、オイルクーラ20の両端から一対の外部保持治具50、50を挿入することになる。そして、複数の突片25の折り曲げ位置で上記実施形態と同様に押圧力を受けることができるため、上記実施形態と同様に機能することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、請求項1ないし請求項3の発明によれば、ろう付け前の段階でオイルクーラ本体の両端のシート部の複数の突片を熱交換器用タンク本体の外側面に対してパッチを介して折曲するだけで、仮止めすることが可能となり、従来のように、熱交換器用タンク本体とオイルクーラ本体のシート部との形状を精度良く加工する必要が無くなる。
【0038】
また、この仮止め後のろう付け時には、ろう材が熱交換器用タンクとオイルクーラのシート部との当接部位に行き渡り、熱交換器用タンクとオイルクーラとを確実に一体的にろう付けすることができる。
請求項4ないし請求項6の発明によれば、請求項1ないし請求項3の発明と同様の効果を奏するとともに、複数の突片の折り曲げ時に一対の外部保持治具および内部治具により確実に押圧力を受けることができ、複数の突片の直角曲げを可能とし、複数の突片、パッチ、熱交換器用タンクの壁面との間に隙間を生じることなくカシメることができ、その後の一体ろう付け時のろう回りを確実にすることができる。
【0039】
また、一対の外部保持治具および内部治具は、オイルクーラと熱交換器用タンクの壁面をガイドとして挿抜されるので、取扱いが簡便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1ないし請求項3に記載されたオイルクーラの取付の一実施形態を示す断面図である。
【図2】請求項1ないし請求項3に記載されたオイルクーラの取付の組立状態を示す斜視図である。
【図3】図1および図2のオイルクーラを示す斜視図である。
【図4】図1および図2のオイルクーラのシート部を示す平面図である。
【図5】図1および図2のオイルクーラのシート部を示す断面図である。
【図6】請求項1および請求項3に記載されたオイルクーラの取付の一実施形態を示す要部拡大断面図である。
【図7】請求項4ないし請求項6に記載されたオイルクーラの取付方法の一実施形態におけるオイルクーラと一対の外部保持治具および内部治具との関係を示す斜視図である。
【図8】請求項4ないし請求項6に記載されたオイルクーラの取付方法の一実施形態における複数の突片の折り曲げ直前の状態を示す断面図である。
【図9】従来のオイルクーラの取付の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
10 アルミニウム製の熱交換器用タンク本体
11 壁面
12 オイルクーラ取付用穴
20 アルミニウム製(例えば、A−3003等)のオイルクーラ
21 オイルクーラ本体
22 シート部
23 取付座
23a 下面
24 突出部
25 複数の突片
26 挿入穴
27
30 パッチ
40 ろう材をクラッドしたアルミニウム製のオイル導出入管
50 一対の外部保持治具
51 湾曲部
52 上面部
53 垂直壁面
54 底面
60 内部治具

Claims (6)

  1. 壁面(11)にオイルクーラ取付用穴(12)を設けたアルミニウム製の熱交換器用タンク本体(10)と、
    シート部(22)にオイル導出入管(40)の挿入穴(26)を設けると共にその周囲に複数の突片(25)を立設し熱交換器用タンク(10)の内側に配されるアルミニウム製のオイルクーラ(20)と、
    オイルクーラ(20)の突片(25)の外周に配されるアルミニウムのろう材からなるパッチ(30)と、
    オイルクーラ(20)のシート部(22)に設けた挿入穴(26)に差し込まれるオイル導出入管(40)とを有し、
    オイルクーラ(20)は、オイルクーラ取付用穴(12)を介してシート部(22)の複数の突片(25)を外部へ突出すると共にシート部(22)の複数の突片(25)の外周にパッチ(30)を介装し、複数の突片(25)をパッチ(30)側へ折曲して熱交換器用タンク本体(10)に取り付けられている
    ことを特徴とするオイルクーラの取付。
  2. 請求項1記載のオイルクーラの取付において、
    パッチ(30)は、両面にろう材を有する
    ことを特徴とするオイルクーラの取付。
  3. 請求項1記載のオイルクーラの取付において、
    シート部(22)は、熱交換器用タンク本体(10)のオイルクーラ取付用穴(12)より大径の取付座(23)を有している
    ことを特徴とするオイルクーラの取付。
  4. シート部(22)にオイル導出入管(40)の挿入穴(26)を設けると共にその周囲に複数の突片(25)を立設し熱交換器用タンク(10)の内側に配されるアルミニウム製のオイルクーラ(20)を、熱交換器用タンク本体(10)内に配する工程と、
    シート部(22)の複数の突片(25)を熱交換器用タンク(10)のオイルクーラ取付用穴(12)から外部へ向かって挿通する工程と、
    オイルクーラ取付用穴(12)から突出するシート部(22)の外周に環状のパッチ(30)を配する工程と、
    アルミニウム製のオイルクーラ(20)の両側部に、オイルクーラ(20)のシート部(22)に設けた取付座(23)と突片(25)の反対側に位置する底部(28)に亘って当接する湾曲部(51)と、取付座(23)の下面(23a)を受ける上面部(52)と、熱交換器用タンク本体(10)の内壁面に当接する垂直壁面(53)および底面(54)を有する一対の外部保持治具(50、50)を配する工程と、
    アルミニウム製のオイルクーラ(20)の内部空間に内部治具(60)を配する工程と、
    複数の突片(25)を外方に折り曲げてパッチ(30)に当接させる工程と
    を有することを特徴とするオイルクーラの取付方法。
  5. 請求項4記載のオイルクーラの取付方法において、
    一対の外部保持治具(50、50)は、アルミニウム製のオイルクーラ(20)の全長に亘って配されている
    ことを特徴とするオイルクーラの取付方法。
  6. 請求項4記載のオイルクーラの取付方法において、
    シート部(22)の取付座(23)の外径を環状のパッチ(30)の外径より大きくしてある
    ことを特徴とするオイルクーラの取付方法。
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