JPH09329025A - オイルクーラの取付およびオイルクーラの取付方法 - Google Patents

オイルクーラの取付およびオイルクーラの取付方法

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JPH09329025A
JPH09329025A JP32267996A JP32267996A JPH09329025A JP H09329025 A JPH09329025 A JP H09329025A JP 32267996 A JP32267996 A JP 32267996A JP 32267996 A JP32267996 A JP 32267996A JP H09329025 A JPH09329025 A JP H09329025A
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oil cooler
heat exchanger
patch
seat
exchanger tank
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英貴 小林
Kazumi Nakamura
一三 中村
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    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/0234Header boxes; End plates having a second heat exchanger disposed there within, e.g. oil cooler

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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ろう付け前の段階でオイルクーラと熱交換器
用タンクとの保持状態を確保でき、ろう付け後には確実
なろう付け部を形成すること。 【解決手段】 壁面11にオイルクーラ取付用穴12を設け
たアルミニウム製の熱交換器用タンク本体10と、シート
部22にオイル導出入管40の挿入穴26を設けると共にその
周囲に複数の突片25を立設し熱交換器用タンク10の内側
に配されるアルミニウム製のオイルクーラ20と、オイル
クーラ20の複数の突片25の外周に配されるアルミニウム
のろう材からなるパッチ30と、オイルクーラ20のシート
部22に設けた挿入穴26に差し込まれるオイル導出入管40
とを有し、オイルクーラ20は、オイルクーラ取付用穴12
を介してシート部22の複数の突片25を外部へ突出すると
共にシート部22の複数の突片25の外周にパッチ30を介装
し、複数の突片25をパッチ30側へ折曲して熱交換器用タ
ンク本体10に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器用タンク
へのオイルクーラの取付に係り、特にアルミニウム製の
熱交換器用タンクにおけるアルミニウム製のオイルクー
ラの取付構造および取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オイルクーラ内蔵型熱交換器とし
ては、例えば、実開昭63−17824号公報に示すよ
うに熱交換器用タンクとオイルクーラとを一体的にろう
付けするもの、実開平6−43223号公報に示される
ように合成樹脂製の熱交換器用タンクにオイルクーラを
水密に螺子止めするもの等が知られている。
【0003】前者の場合には、熱交換器のコア部と一体
的にろう付けできるため、後者のように熱交換器用タン
ク内にオイルクーラを配置した後に、チューブとフィン
とからなるコア部を組み付けるものに比し、作業工程が
簡略化でき安価に大量にオイルクーラ内蔵型熱交換器を
得ることができる。図9は、前者のオイルクーラ内蔵型
熱交換器を示す。
【0004】図において、1はオイルクーラを表す。こ
のオイルクーラ1には、両端部にシート部2が設けら
れ、シート部2間にオイルクーラ本体3が取り付けられ
ている。シート部2には、タンク(通常は、熱交換器の
下部タンク)5に設けた段付き状の膨出部6に嵌合する
段付き状の取付面4が形成されている。そして、オイル
クーラ1は、タンク5の段付き状の膨出部6に階付き状
の取付面4を嵌合した状態で、ろう付けされている。
【0005】これによって、オイルクーラ1をタンク5
内に内蔵することができる。なお、オイルクーラ1のオ
イル導出入管7は、タンク5の段付き状の膨出部6に嵌
合し、ろう付けされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のオイルクーラ内蔵型熱交換器では、オイルクーラ1
のシート部2に段付き状の取付面4を形成するととも
に、タンク5に段付き状の膨出部6を形成する必要があ
り、加工工程が多くなり面倒である。
【0007】しかも、段付き状の取付面4と段付き状の
膨出部6を嵌合させるために、加工精度が要求される。
もし、両者に隙間ができると、ろう材が行き渡らなくな
り、ろう付け不良を起こすこととなる。
【0008】また、ろう付け時に両者を嵌合した状態に
保持する必要があり、ろう付け作業が面倒である。も
し、ろう付け時に保持状態が悪いと、ろう材が行き渡ら
なくなり、ろう付け不良を起こすこととなる。本発明は
斯かる従来の問題点を解決するためになされたもので、
その目的は、ろう付け前の段階でオイルクーラと熱交換
器用タンクとの保持状態を確保でき、ろう付け後には確
実なろう付け部を形成することができるオイルクーラの
取付およびオイルクーラの取付方法を提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、壁面
にオイルクーラ取付用穴を設けたアルミニウム製の熱交
換器用タンク本体と、シート部にオイル導出入管の挿入
穴を設けると共にその周囲に複数の突片を立設し熱交換
器用タンクの内側に配されるアルミニウム製のオイルク
ーラと、オイルクーラの複数の突片の外周に配されるア
ルミニウムのろう材からなるパッチと、オイルクーラの
シート部に設けた挿入穴に差し込まれるオイル導出入管
とを有し、オイルクーラは、オイルクーラ取付用穴を介
してシート部の複数の突片を外部へ突出すると共にシー
ト部の複数の突片の外周にパッチを介装し、複数の突片
をパッチ側へ折曲して熱交換器用タンク本体に取り付け
られていることを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載のオイル
クーラの取付において、パッチは、両面にろう材を有す
ることを特徴とするものである。請求項3の発明は、請
求項1記載のオイルクーラの取付において、シート部
は、アルミニウム製の熱交換器用タンク本体のオイルク
ーラ取付用穴より大径の取付座を有していることを特徴
とするものである。
【0011】請求項4の発明は、シート部にオイル導出
入管の挿入穴を設けると共にその周囲に複数の突片を立
設し熱交換器用タンクの内側に配されるアルミニウム製
のオイルクーラを、熱交換器用タンク本体内に配する工
程と、シート部の複数の突片を熱交換器用タンクのオイ
ルクーラ取付用穴から外部へ向かって挿通する工程と、
オイルクーラ取付用穴から突出するシート部の外周に環
状のパッチを配する工程と、アルミニウム製のオイルク
ーラの両側部に、オイルクーラのシート部に設けた取付
座と複数の突片の反対側に位置する底部に亘って当接す
る湾曲部と、取付座の下面を受ける上面部と、熱交換器
用タンク本体の内壁面に当接する垂直壁面および底面を
有する一対の外部保持治具を配する工程と、アルミニウ
ム製のオイルクーラの内部空間に内部治具を配する工程
と、複数の突片を外方に折り曲げてパッチに当接させる
工程とを有することを特徴とするものである。
【0012】請求項5の発明は、請求項4記載のオイル
クーラの取付方法において、一対の外部保持治具は、ア
ルミニウム製のオイルクーラの全長に亘って配されてい
ることを特徴とするものである。請求項6の発明は、請
求項4記載のオイルクーラの取付方法において、シート
部の取付座の外径を環状のパッチの外径より大きくして
あることを特徴とするものである。
【0013】(作用)請求項1ないし請求項3の発明に
おいては、先ず、オイルクーラを熱交換器用タンク本体
内に配し、シート部の複数の突片を熱交換器用タンクの
オイルクーラ取付用穴から外部へ向かって挿通し、オイ
ルクーラ取付用穴から突出するシート部の外周に環状の
パッチを配する。次に、複数の突片を外方に折り曲げて
パッチに当接する。
【0014】以上により、オイルクーラを熱交換器用タ
ンク本体に仮止めできる。次に、常法に従い、この熱交
換器用タンクとオイルクーラを取り付けていない熱交換
器用タンク本体にコア部を取り付け、一体的にろう付け
する。この際、パッチは、アルミニウムのろう材または
両面にろう材がクラッド等により取り付けてあるので、
熱交換器用タンクとオイルクーラのシート部とに行き渡
り、熱交換器用タンクとオイルクーラとを一体的にろう
付けすることができる。
【0015】請求項4ないし請求項6の発明において
は、先ず、オイルクーラを熱交換器用タンク本体内に配
し、シート部の複数の突片を熱交換器用タンクのオイル
クーラ取付用穴から外部へ向かって挿通し、オイルクー
ラ取付用穴から突出するシート部の外周に環状のパッチ
を配する。次に、オイルクーラの両側部に、一対の外部
保持治具を配するとともに、アルミニウム製のオイルク
ーラの内部空間に内部治具を配する。
【0016】次に、シート部の複数の突片を熱交換器用
タンクのオイルクーラ取付用穴から外部へ向かって挿通
し、オイルクーラ取付用穴から突出するシート部の外周
に環状のパッチを配する。その後、複数の突片を外方に
折り曲げてパッチに当接させる。以上により、オイルク
ーラを熱交換器用タンク本体に仮止めできる。
【0017】次に、常法に従い、この熱交換器用タンク
とオイルクーラを取り付けていない熱交換器用タンク本
体にコア部を取り付け、一体的にろう付けする。この
際、パッチは、アルミニウムのろう材または両面にろう
材がクラッド等により取り付けてあるので、熱交換器用
タンクとオイルクーラのシート部とに行き渡り、熱交換
器用タンクとオイルクーラとを一体的にろう付けするこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1ないし図5は、請求項1ないし
請求項3に記載されたオイルクーラの取付の一実施形態
を示す。図において、10はアルミニウム製(例えば、
A−3003等)の熱交換器用タンク本体を表す。
【0019】熱交換器用タンク本体10は、図1および
図2に示すように、箱断面形状をなす引き抜き材であ
る。そして、壁面11には、2つのオイルクーラ取付用
穴12が穿設されている。
【0020】また、熱交換器用タンク本体10には、座
板部を構成する底面13には、チューブ15を挿通する
ための挿通穴14が穿設されている。熱交換器用タンク
本体10内には、アルミニウム製(例えば、A−300
3等)のオイルクーラ20が取り付けてある。オイルク
ーラ20は、二重管型のオイルクーラ本体21の両端に
シート部22を取り付けている。
【0021】シート部22は、熱交換器用タンク本体1
0のオイルクーラ取付用穴12より大径の矩形状の取付
座23と、この取付材23に設けたオイルクーラ取付用
穴12の内径とほぼ同等の外径を有する突出部24と、
この突出部24の周囲に環状に不連続に設けられた複数
の突片25と、取付座23および突出部24の中心部を
貫通する挿入穴26とを有する。
【0022】シート部22の挿通穴26には、ろう材を
クラッドしたアルミニウム製(例えば、A−4343−
A−3003−A−4343等)のオイル導出入管40
が取り付けられる。30は、ろう材をクラッドしたアル
ミニウム製(例えば、A−4343−A−3003−A
−4343等)の環状のパッチを示す。
【0023】このパッチ30は、熱交換器用タンク10
のオイルクーラ取付用穴12より大きな外縁31を有
し、内縁32がオイルクーラ本体21にシート部22の
突出部24の外径とほぼ同径としてある。次に、このよ
うに構成した本実施形態の作用を説明する。図2に示す
ように、先ず、オイルクーラ20を熱交換器用タンク本
体10内に挿入する。
【0024】次に、オイルクーラ本体21の両端のシー
ト部22の複数の突片25を熱交換器用タンク本体10
のオイルクーラ取付用穴12から外部へ向かって挿通
し、オイルクーラ取付用穴12から突出するシート部2
2の突出部24の外周に環状のパッチ30を配する。
【0025】次に、図1に示すように、複数の突片25
を外方に折り曲げてパッチ30に当接する。次に、オイ
ル導出入管40をシート部22の挿通穴26に差し込
む。以上により、オイルクーラ20を熱交換器用タンク
本体10に仮止めできる。次に、常法に従い、この熱交
換器用タンク10とオイルクーラ20を取り付けていな
い熱交換器用タンク本体(図示せず)にコア部(チュー
ブ15と図示しないフィンとからなる)を取り付け、一
体的にろう付けする。
【0026】この際、パッチ30とオイル導出入管40
には、両面にろう材がクラッド等により取り付けてある
ので、熱交換器用タンク10とオイルクーラ20のシー
ト部22の取付座23および突出部24とに行き渡り、
熱交換器用タンク10とオイルクーラ20とを一体的に
ろう付けすることができる。以上のように、本実施形態
によれば、ろう付け前の段階でオイルクーラ本体21の
両端のシート部22の複数の突片25を熱交換器用タン
ク本体10の外側の壁面11に対してパッチ30を介し
て折曲するだけで、仮止めすることが可能となり、従来
のように、熱交換器用タンク本体とオイルクーラ本体の
シート部との形状を精度良く加工する必要が無くなる。
【0027】また、この仮止め後のろう付け時には、ろ
う材が熱交換器用タンク10とオイルクーラ20のシー
ト部22の取付座23および突出部24とに行き渡り、
熱交換器用タンク10とオイルクーラ20とを確実に一
体的にろう付けすることができる。なお、上記実施形態
では、パッチ30が、ろう材をクラッドしたアルミニウ
ム製(例えば、A−4343−A−3003−A−43
43等)の環状の板とした場合について説明したが、ア
ルミニウムのろう材(例えば、A−4343等)で形成
しても良い。また、パッチ30の形状は、環状の板に限
らず、ろう付け時にろう材を供給できる形状をしてあれ
ば如何なる形状をしていても良い。さらに、パッチ30
がアルミニウムのろう材(例えば、A−4343等)で
形成されている場合には、図6に示すように、オイルク
ーラ本体21の両端のシート部22の複数の突片25を
パッチ30の外径より大きくしておくことが望ましい。
これは、折曲時に複数の突片25の先端が直に熱交換器
用タンク本体10の壁面11に当接するため、ろう付け
時にろう材が流動しても、隙間を形成するおそれを防止
できるからである。
【0028】また、上記実施形態では、係止用の複数の
突片25を8個設けた場合について説明したが、仮止め
できる強度を有するものであればよく、その個数は特に
限定するものではない。また、オイルクーラ20とし
て、二重管型のオイルクーラ本体21を用いた場合につ
いて説明したが、積層型のオイルクーラ本体としてもよ
い。
【0029】図7および図8は、請求項4ないし請求項
6に記載されたオイルクーラの取付方法の一実施形態を
示す。本実施形態では、図2に示すように、オイルクー
ラ20の熱交換器タンク本体10の挿入した後、オイル
クーラ本体21の両端のシート部22の複数の突片25
を熱交換器用タンク本体10のオイルクーラ取付用穴1
2から外部へ向かって挿通し、オイルクーラ取付用穴1
2から突出するシート部22の突出部24の外周に環状
のパッチ30を配する。
【0030】次に、オイルクーラ20の両側部に、一対
の外部保持治具50、50を配するとともに、オイルク
ーラ20の内部空間に内部治具60を配する。ここで、
一対の外部保持治具50、50は、金属成形金型に用い
られる金属材料で構成され、オイルクーラ20のシート
部22に設けた取付座23と複数の突片25の反対側に
位置する底部28に亘って当接する湾曲部51と、取付
座23の下面23aを受ける上面部52と、熱交換器用
タンク本体10の内壁面に当接する垂直壁面53および
底面54を有する。湾曲部51と上面部52との間は、
シート部22と取付座23との間の丸み部27に沿って
丸みが付けてある。
【0031】また、内部治具60は、金属成形金型に用
いられる金属材料で構成され、オイルクーラ20の内部
空間の内径とほぼ同等の外径を有する丸棒からなる。そ
して、オイルクーラ20内に配された後は、図示しない
支持具により支持されている。従って、一対の外部保持
治具50、50と内部治具60を配したオイルクーラ2
0は、図8のように、熱交換器用タンク10内において
一対の外部保持治具50、50により位置決めされた状
態で配置されることとなる。
【0032】次に、オイルクーラ取付用穴12から突出
するシート部22の突出部24の外周に環状のパッチ3
0を配する。次に、図1に示すように、複数の突片25
を外方に折り曲げてパッチ30に当接する。次に、オイ
ル導出入管40をシート部22の挿通穴26に差し込
む。
【0033】その後、一対の外部保持治具50、50と
内部治具60を抜き出す。以下は、上記実施形態と同様
に、常法に従い、この熱交換器用タンク10とオイルク
ーラ20を取り付けていない熱交換器用タンク本体(図
示せず)にコア部(チューブ15と図示しないフィンと
からなる)を取り付け、一体的にろう付けする。
【0034】以上のように、本実施形態では、複数の突
片25を熱交換器用タンク10のオイルクーラ取付用穴
12から外部へ向かって挿通し、オイルクーラ取付用穴
12から突出するシート部22の外周に環状のパッチ3
0を配した後、複数の突片25を外方に折り曲げてパッ
チ30に当接する際に、オイルクーラ20の両側部に、
一対の外部保持治具50、50を配するので、複数の突
片25を外方に折り曲げてパッチ30に当接する力を一
対の外部保持治具50、50と内部治具60で受けるこ
ととなり、図6に示すように、複数の突起25をパッチ
30上に確実に折り曲げることが可能となり、熱交換器
用タンク10の壁面11とパッチ30との間に隙間を形
成する虞がない。つまり、パッチ30に掛かる力により
熱交換器用タンク10の壁面11、取付座23が熱交換
器用タンク10の底面方向へ折れ曲がろうとするが、取
付座23の下面23aが一対の外部保持治具50、50
の上面部52によって受け止められるので、複数の突起
25をパッチ30上に確実に折り曲げることができる。
【0035】従って、オイルクーラ20が熱交換器用タ
ンク10に確実に保持され、ろう付け時に溶融したろう
が行き渡り、ろう付け不良を起こす虞がない。また、オ
イルクーラ20の内部空間に内部治具60を配するの
で、折り曲げ加工時に、オイルクーラ20の内部空間に
無理な力が掛からず、内部空間の変形が起こらない。
【0036】さらに、一対の外部保持治具50、50お
よび内部治具60は、オイルクーラ20を熱交換器用タ
ンク10内に配した後、一端部側から挿入できるので、
組付作業が容易である。なお、図7において、一対の外
部保持治具50、50をオイルクーラ20の全長に亘っ
て配置した場合について説明したが、両端のシート部2
2の位置だけに配置するようにしても良い。この場合に
は、オイルクーラ20の両端から一対の外部保持治具5
0、50を挿入することになる。そして、複数の突片2
5の折り曲げ位置で上記実施形態と同様に押圧力を受け
ることができるため、上記実施形態と同様に機能するこ
とができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項3
の発明によれば、ろう付け前の段階でオイルクーラ本体
の両端のシート部の複数の突片を熱交換器用タンク本体
の外側面に対してパッチを介して折曲するだけで、仮止
めすることが可能となり、従来のように、熱交換器用タ
ンク本体とオイルクーラ本体のシート部との形状を精度
良く加工する必要が無くなる。
【0038】また、この仮止め後のろう付け時には、ろ
う材が熱交換器用タンクとオイルクーラのシート部との
当接部位に行き渡り、熱交換器用タンクとオイルクーラ
とを確実に一体的にろう付けすることができる。請求項
4ないし請求項6の発明によれば、請求項1ないし請求
項3の発明と同様の効果を奏するとともに、複数の突片
の折り曲げ時に一対の外部保持治具および内部治具によ
り確実に押圧力を受けることができ、複数の突片の直角
曲げを可能とし、複数の突片、パッチ、熱交換器用タン
クの壁面との間に隙間を生じることなくカシメることが
でき、その後の一体ろう付け時のろう回りを確実にする
ことができる。
【0039】また、一対の外部保持治具および内部治具
は、オイルクーラと熱交換器用タンクの壁面をガイドと
して挿抜されるので、取扱いが簡便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1ないし請求項3に記載されたオイルク
ーラの取付の一実施形態を示す断面図である。
【図2】請求項1ないし請求項3に記載されたオイルク
ーラの取付の組立状態を示す斜視図である。
【図3】図1および図2のオイルクーラを示す斜視図で
ある。
【図4】図1および図2のオイルクーラのシート部を示
す平面図である。
【図5】図1および図2のオイルクーラのシート部を示
す断面図である。
【図6】請求項1および請求項3に記載されたオイルク
ーラの取付の一実施形態を示す要部拡大断面図である。
【図7】請求項4ないし請求項6に記載されたオイルク
ーラの取付方法の一実施形態におけるオイルクーラと一
対の外部保持治具および内部治具との関係を示す斜視図
である。
【図8】請求項4ないし請求項6に記載されたオイルク
ーラの取付方法の一実施形態における複数の突片の折り
曲げ直前の状態を示す断面図である。
【図9】従来のオイルクーラの取付の要部を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 アルミニウム製の熱交換器用タンク本体 11 壁面 12 オイルクーラ取付用穴 20 アルミニウム製(例えば、A−3003等)のオ
イルクーラ 21 オイルクーラ本体 22 シート部 23 取付座 23a 下面 24 突出部 25 複数の突片 26 挿入穴 27 30 パッチ 40 ろう材をクラッドしたアルミニウム製のオイル導
出入管 50 一対の外部保持治具 51 湾曲部 52 上面部 53 垂直壁面 54 底面 60 内部治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 英貴 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内 (72)発明者 中村 一三 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面(11)にオイルクーラ取付用穴
    (12)を設けたアルミニウム製の熱交換器用タンク本
    体(10)と、 シート部(22)にオイル導出入管(40)の挿入穴
    (26)を設けると共にその周囲に複数の突片(25)
    を立設し熱交換器用タンク(10)の内側に配されるア
    ルミニウム製のオイルクーラ(20)と、 オイルクーラ(20)の突片(25)の外周に配される
    アルミニウムのろう材からなるパッチ(30)と、 オイルクーラ(20)のシート部(22)に設けた挿入
    穴(26)に差し込まれるオイル導出入管(40)とを
    有し、 オイルクーラ(20)は、オイルクーラ取付用穴(1
    2)を介してシート部(22)の複数の突片(25)を
    外部へ突出すると共にシート部(22)の複数の突片
    (25)の外周にパッチ(30)を介装し、複数の突片
    (25)をパッチ(30)側へ折曲して熱交換器用タン
    ク本体(10)に取り付けられていることを特徴とする
    オイルクーラの取付。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のオイルクーラの取付にお
    いて、 パッチ(30)は、両面にろう材を有することを特徴と
    するオイルクーラの取付。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のオイルクーラの取付にお
    いて、 シート部(22)は、熱交換器用タンク本体(10)の
    オイルクーラ取付用穴(12)より大径の取付座(2
    3)を有していることを特徴とするオイルクーラの取
    付。
  4. 【請求項4】 シート部(22)にオイル導出入管(4
    0)の挿入穴(26)を設けると共にその周囲に複数の
    突片(25)を立設し熱交換器用タンク(10)の内側
    に配されるアルミニウム製のオイルクーラ(20)を、
    熱交換器用タンク本体(10)内に配する工程と、 シート部(22)の複数の突片(25)を熱交換器用タ
    ンク(10)のオイルクーラ取付用穴(12)から外部
    へ向かって挿通する工程と、 オイルクーラ取付用穴(12)から突出するシート部
    (22)の外周に環状のパッチ(30)を配する工程
    と、 アルミニウム製のオイルクーラ(20)の両側部に、オ
    イルクーラ(20)のシート部(22)に設けた取付座
    (23)と突片(25)の反対側に位置する底部(2
    8)に亘って当接する湾曲部(51)と、取付座(2
    3)の下面(23a)を受ける上面部(52)と、熱交
    換器用タンク本体(10)の内壁面に当接する垂直壁面
    (53)および底面(54)を有する一対の外部保持治
    具(50、50)を配する工程と、 アルミニウム製のオイルクーラ(20)の内部空間に内
    部治具(60)を配する工程と、 複数の突片(25)を外方に折り曲げてパッチ(30)
    に当接させる工程とを有することを特徴とするオイルク
    ーラの取付方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のオイルクーラの取付方法
    において、 一対の外部保持治具(50、50)は、アルミニウム製
    のオイルクーラ(20)の全長に亘って配されているこ
    とを特徴とするオイルクーラの取付方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のオイルクーラの取付方法
    において、 シート部(22)の取付座(23)の外径を環状のパッ
    チ(30)の外径より大きくしてあることを特徴とする
    オイルクーラの取付方法。
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