JP2002013800A - 空気調和機の据付装置 - Google Patents
空気調和機の据付装置Info
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Abstract
付作業性にも優れた空気調和機の据付装置を提供する。 【解決手段】 壁面15に取り付る空気調和機1の据付
板2を、主据付板3と補助据付板4で構成し、主据付板
3は、平面部7と平面部7の上部に空気調和機1を引っ
掛ける係止手段6と平面部7に複数の取付孔9を設け、
また補助据付板4は、取付面4aと取付面4aの下方に
形成した浮き防止手段4bと、取付面4aに補助据付板
4を壁面15に固定する複数の固定孔4cを設け、主据
付板3の所定位置に補助据付板4を一体に結合して壁面
に固着するようにしている。
Description
置に係り、より詳しくは室内壁面に空気調和機を設置す
るための据付板の構造に関する。
平7−260245号公報に開示されている。図10、
図11に示すように、空気調和機の室内機21を壁面2
5に据付けるための据付板22はネジ51aで壁面25
に対して固定され、据付板22の上部に設けられた引掛
爪52に、室内機21の裏面上部に設けられた係止部5
3を係止して吊り下げる。また据付板22の下面フラン
ジ54に、室内機21の下端に形成した底板部55をネ
ジ51b等で螺着して、室内機21の下部の壁面25か
らの浮き上がりを防止する。
とほぼ同一の大きさで構成され、さらに強度を確保する
ためにリブ57が設けられ、さらに壁面25に固定する
ための多数の取付孔58が設けられている。
ス加工して成形加工されるものであった。
来構成の据付板22は、形状が大きく重量も重いため、
壁面25への取付時の作業性が悪く、構成する材料も多
く必要とし、さらには形状が大きいためプレス加工の金
型費も高価なものとなる不具合があった。
材料で、軽量で取付作業性にも優れた、金型費も軽減で
きる空気調和機の据付装置を提供することを目的とす
る。
に、請求項1記載の本発明は、壁面に固定され、空気調
和機の係合部を係止する第1の係止手段を有する主据付
板と、第1の係止手段に対して固定され、空気調和機が
壁面より浮くのを防止する、少なくともひとつの第2の
係止手段を有する補助据付板を有するものである。
軽量化されることにより、従来に比べて取扱いが容易で
あり設置作業性が向上する。また、使用資源の削減と併
せて金型費も大幅に軽減することができるので製造コス
トの削減につながる。
と補助据付板が結合されて据付板を構成するものであ
り、空気調和機の設置作業の際、主据付板と補助据付板
の位置合せを行う必要がないので空気調和機の設置作業
性を落とすことがない。
を壁面に固定する固定手段が主据付板と補助据付板をつ
なぐ手段を兼ねるものであり、主据付板と補助据付板を
あらかじめリベット等で一体化しておく必要がなく、ま
た主据付板と補助据付板の壁面固定に対してある程度の
自由度を持たせることができ、一種類の据付装置を大き
さの異なる複数種類の空気調和機に用いることが可能と
なる。
は高さ寸法が、主据付板に引っ掛けられる空気調和機の
高さ寸法に比べて1/2以下としたものであり、大幅な
軽量化により取扱いが容易であり設置作業性が向上する
とともに、使用資源の大幅な削減を図ることができる。
り付けられる主据付板および少なくともひとつ以上の補
助据付板を有し、主据付板は据付けられる空気調和機の
横幅より短く横長形状とし、主据付板を壁面に固定する
ための複数の取付孔を形成した平面部と、平面部の上部
に延出して空気調和機を引っ掛ける係止手段を有し、補
助据付板は長方形状とし、補助据付板を壁面に固定する
ための複数の取付孔を形成した取付面と、その取付面の
下方に取付面から延出した空気調和機下部の浮き防止手
段とを有し、主据付板の所定位置に補助据付板を一体に
結合して壁面に固定するようにしたものである。
量化されることにより、取扱いが容易であり据付板の設
置作業性と安全性が向上し、使用資源の削減と、併せて
金型費も大幅に軽減することができる。
補助据付板は、予めリベット、溶接等の結合手段で一体
としたものである。
予め一体化されているので、据付装置の壁面への設置作
業における取扱いがより容易となる。
部材の折り曲げ等の加工前の展開幅寸法と補助据付板の
幅寸法を略同一としたものである。
るので据付板の製造過程における材料管理等の合理化が
できる。
補助据付板を所定位置に位置決めするための位置決め手
段を設けたものである。
作業における補助据付板の所定位置への設置が容易とな
る。
板を主据付板に仮止めする仮連結手段を設けたものであ
り、据付装置の設置作業の際、補助据付板を落とすのが
防止でき設置作業が容易となる。
付板に直尺を挿入するための直尺挿入部を設けると共
に、配管孔中心部までの寸法を表示したものである。
において、配管孔位置を市販規格品の金属製の直尺を用
いて容易に割り出しができる。
に凸部を設けてそこに補助据付板の平坦部を指し込むよ
うにすることで、主据付板と補助据付板の壁面への取付
面をほぼ面一としたものである。
板に段曲げを設けて主据付板と固定するように構成する
ことで、主据付板と補助据付板の壁面への取付面をほぼ
面一としたものである。
板と補助据付板を段差なく面一に、安定した状態に強固
に固定できる。
板または補助据付板の何れか一方にフランジング加工を
施し、また他方に孔を設け、主据付板と補助据付板をリ
ベット止め加工して結合できるように構成してなるもの
である。
必要とせず主据付板と補助据付板を一体に結合できる。
明の実施の形態について説明する。
気調和機の室内機であり、1aは吸入グリル、1bは吹
出口である。なお、図1において1fは空気調和機の室
内機の壁面への投影輪郭線を示している。
5に据付ける据付板であり、主据付板3と少なくともひ
とつの補助据付板4から構成される。(図1では、補助
据付板4板を2つ用いた例を表示している。)室内機1
の背面上部には、据付板2に引っ掛けるための室内機係
止部5を室内機1から延出して設ける。また、室内機1
の背面下部には、背面側が開口した係止爪1cを、補助
据付板4が配置される場所に相対向する位置に室内機1
から延出して補助据付板の係止手段の箇所に応じて設け
る。
横長形状として、上部に室内機係止部5を引っ掛ける係
止手段としての係止受け6(第1の係止手段)を平面部
7から延出して設け、また、平面部7に補助据付板4を
接合する際の位置決め手段として複数の凸部8を設け
る。
る固定孔10を凸部8それぞれについて少なくともひと
つ設ける。
めは凸部8に補助据付板4をはめ込むようにして行う。
このようにすれば、主据付板3と補助据付板4の壁面1
5への各々の取付面をほぼ面一とすることができる。
固定するための複数の取付孔9を設ける。なお、取付孔
9などは図1では横長の孔にしているが、適宜縦長のも
のを組み合わせてもよい。
の取付面4aと、取付面4aの下方部に下面フランジ4
bを取付面4aから壁面と反対方向に略直角方向に延出
して形成し、さらに、下面フランジ4bに室内機係止孔
4d(第2の係止手段)室内機1側に設けた係止爪1c
と係合するように設けて、室内機1下部の壁面15から
の浮きを防止する。
2を壁面15に固定するための複数の固定孔4cを設け
る。 さらに、図2のA(一点鎖線枠)に示すように、
補助据付板4の取付面4aの上方部にはフランジング加
工したフランジング孔4eを設けるようにする。主据付
板3の凸部8に補助据付板4をはめ込んだ時、凸部8の
固定孔10に、フランジング孔4eの周りのフランジ部
が嵌合する。その構造により、主据付板3の凸部8から
補助据付板4が落下するのを防止することができる。な
お、図示はしていないが、補助据付板4には強度を保つ
ために縦方向にリブを加工しておくと良い。 室内機1
と室外機(図示せず)とは、接続配管11を用いて接続
されるが、室内側では接続配管11は室内機1の台枠後
面1dに隣接して配設されており、断熱材12で被覆さ
れている。また、壁面15には配管11を室外に導出す
るための配管孔13が設けられており、据付板2は配管
孔13を避けるように配置される。
作用について説明する。
合わせて、両端の取付孔9を用いてネジ14aで壁面1
5に左右方向を水平に仮固定する。
ら、二つの補助据付板4をはめ込み(図1)フランジン
グ孔4eを固定孔10に嵌合する。
ることにより、補助据付板4は主据付板3に引っ掛か
り、ずり落ちることが無く設置作業が容易となる。
用いて、ネジ14bで共締めして壁面15に固定する
(図2のA部)。
用いてネジ14cで補助据付板4を壁面15に固定す
る。
重量に見合う固定位置、およびネジ本数で据付板2を壁
面15や柱(図示せず)に固定し、仮固定箇所について
は本締めを行う。通常、据付板2の設置に使用する総ネ
ジ本数は6本程度で強度的には十分である。
配管孔13に挿入し、室内機係止部5を据付板2の係止
受け6に引っ掛けて吊り下げ、次いで室内機1の係止爪
1cを室内機1下部の浮き防止手段である据付板2の下
面フランジ4bに形成された室内機係止孔4dに嵌合挿
入する。ここで補助据付板4は固定孔4eと、固定孔4
cのできるだけフランジング孔4eに近い孔で固定され
ることが望ましい。このようにして、室内機1の壁面1
5への設置は完了する。
L1と補助据付板4の幅寸法L2を略同一とすれば、薄
板鋼板の合理的な材料取ができるとともに、加工生産性
向上する。ここで展開幅寸法とは、例えば主据付板3を
成形する折り曲げなどの加工を施す前の原材料部材の薄
板鋼板の幅寸法を意味する。
据付板3と補助据付板4の壁面15への各々の取付面を
ほぼ面一とし、また、設置時の作業性と安全性を確保す
るための補助据付板4の落下防止手段として、図3に示
すように主据付板3に切起こし3aを設け、補助据付板
4に切起こし3aと相対する位置に切欠き4mと、さら
に段曲げ4kを設ける等の他の方法であっても良い。
央部に移動することにより、例えば家屋の支柱などの柱
に直接吊り下げ固定することもできる。
に、大きくして一枚物の補助据付板4aで構成すること
もできる。
据付板4を溶接やリベット止め等の結合手段で最初から
一体にして構成することもできる。
当する部分を深くフランジング加工し、先端4fをリベ
ット止め加工すれば、リベット等の別部品は不要とな
る。
に、固定孔10を補助据付板4側に設けてリベット止め
加工しても良い。
販の15cm直尺16(JISB7516規格品)を挿
入する挿入部4gと端面当て4hを切起こし加工で設
け、配管穴13の中心位置を示す表示を刻印等で設ける
ことにより、室内機1の設置時や移設時には配管位置決
めが簡素化できる。
示すように主据付板3の両側の一部分に設けてもよい
し、また、係止受けの形状は他の形状であっても良い。
のB部)は図8に示すように、下面フランジ4bに直接
下方よりネジ固定する方法等であっても良い。
施され、以下に記載するような効果を奏する。
和機の係合部を係止する第1の係止手段を有する主据付
板と、第1の係止手段に対して固定され、空気調和機が
壁面より浮くのを防止する、少なくともひとつの第2の
係止手段を有する補助据付板を有するものである。
量化されることにより、従来に比べて取扱いが容易であ
り設置作業性が向上する。また、使用資源の削減と併せ
て金型費も大幅に軽減することができるので製造コスト
の削減につながる。
接合されているものであり、空気調和機の設置作業の
際、主据付板と補助据付板の位置合せを行う必要がない
ので空気調和機の設置作業性を落とすことがない。
る固定手段が主据付板と補助据付板をつなぐ手段を兼ね
るものであり、主据付板と補助据付板をあらかじめリベ
ット等で一体化しておく必要がなく、また主据付板と補
助据付板の壁面個定の位置関係にある程度の自由度を持
たせることができ、一種類の据付装置を大きさの異なる
複数種類の空気調和機に用いることが可能となる。
主据付板に係止される空気調和機の高さ寸法に比べて1
/2以下としたものであり、大幅な軽量化により取扱い
が容易であり設置作業性が向上するとともに、使用資源
の大幅な削減を図ることができる。
据付板および少なくともひとつ以上の補助据付板を有
し、主据付板は据付けられる空気調和機の横幅より短く
横長形状とし、主据付板を壁面に固定するための複数の
取付孔を形成した平面部と、平面部の上部に延出して空
気調和機を係止する係止手段を有し、補助据付板は長方
形状とし、補助据付板を壁面に固定するための複数の取
付孔を形成した取付面と、その取付面の下方に取付面か
ら延出した空気調和機下部の浮き防止手段とを有し、主
据付板の所定位置に補助据付板を一体に結合して壁面に
固着するようにしたものである。
量化されることにより、取扱いが容易であり据付板の設
置作業性と安全性が向上し、使用資源の削減と、併せて
金型費も大幅に軽減することができる。
は主据付板の長さのみを変えることにより、補助据付板
はそのまま使用できるので部品の共用展開が容易とな
る。
は、予めリベット、溶接等の結合手段で一体としたもの
である。
予め一体化されているので、据付装置の壁面への設置作
業における取扱いがより容易となる。
寸法と補助据付板の幅寸法を略同一としたものである。
るので据付板の製造過程における材料管理等の合理化が
できる。
所定位置に位置決めする位置決め手段を設けたものであ
る。
作業における補助据付板の所定位置への設置が容易とな
る。
仮止めする仮連結手段を設けたものであり、据付装置の
設置作業の際、補助据付板を落とすのが防止でき設置作
業が容易となる。
を設けると共に配管孔中心部までの寸法を表示したもの
である。
において、配管孔位置を市販規格品の金属製の直尺を用
いて容易に割り出しができる。
補助据付板に段曲げを設けて、主据付板と補助据付板の
壁面への取付面をほぼ面一としたものである。
補助据付板を段差なく面一に、安定した状態に強固に固
定できる。
板の何れか一方にフランジング加工を施し、また他方に
孔を設け、主据付板と補助据付板をリベット止め加工し
て結合できるようにしたものである。
必要とせず主据付板と補助据付板を一体に結合できる。
状態を示す一部切欠側面図
斜視図
図
図
図
面図
法を示す要部斜視図
一部切欠側面図
Claims (13)
- 【請求項1】 壁面に固定するための複数の孔を有する
とともに空気調和機の係合部を係止する第1の係止手段
を有する主据付板と、前記主据付板とは別途に形成され
て前記主据付板の所定の位置に固定され、前記空気調和
機の下部が壁面より浮くのを防止する少なくともひとつ
の第2の係止手段を有する補助据付板からなる空気調和
機の据付装置。 - 【請求項2】 主据付板と補助据付板は予め結合固定さ
れていることを特徴とする請求項1記載の空気調和機の
据付装置。 - 【請求項3】 主据付板を壁面に固定する固定手段が、
前記主据付板と補助据付板をつなぐ手段を兼ねる請求項
1記載の空気調和機の据付装置。 - 【請求項4】 主据付板は高さ寸法が、前記主据付板に
係止される空気調和機の高さ寸法に比べて1/2以下と
した請求項1記載の空気調和機の据付装置。 - 【請求項5】 壁面に取り付けられる主据付板および前
記主据付板とは別途に形成される少なくともひとつの補
助据付板を有し、前記主据付板は据付けられる空気調和
機の横幅より短く横長形状とし、前記主据付板を前記壁
面に固定するための複数の取付孔を形成した平面部と、
前記平面部の上部に延出して前記空気調和機を係止する
係止手段を有し、前記補助据付板は長方形状とし、前記
補助据付板を前記壁面に固定するための複数の取付孔を
形成した取付面と、その取付面の下方に前記取付面から
延出した前記空気調和機下部の浮き防止手段とを有し、
前記主据付板の所定位置に前記補助据付板を一体に結合
して前記壁面に固着してなる空気調和機の据付装置。 - 【請求項6】 主据付板と補助据付板は、予め相互に結
合固定されていることを特徴とする請求項5記載の空気
調和機の据付装置。 - 【請求項7】 主据付板の部材の折り曲げ等の加工前の
展開幅寸法と、補助据付板の幅寸法とを略同一とした請
求項5記載の空気調和機の据付装置。 - 【請求項8】 主据付板に、補助据付板を所定位置に位
置決めするための位置決め手段を設けた請求項5記載の
空気調和機の据付装置。 - 【請求項9】 補助据付板を主据付板に仮止めする仮連
結手段を設けた請求項5記載の空気調和機の据付装置。 - 【請求項10】 補助据付板に、所定位置からの距離を
測るための直尺を挿入する直尺挿入部を設けると共に、
配管穴中心部までの寸法を表示してなる請求項5記載の
空気調和機の据付装置。 - 【請求項11】 主据付板に補助据付板の平坦部を挿入
設置するための凸部を設けて、前記主据付板と前記補助
据付板の壁面への取付面を略面一としてなるように構成
したことを特徴とする請求項5記載の空気調和機の据付
装置。 - 【請求項12】 補助据付板に段曲げを設けて主据付板
の所定位置に係合するようにし、前記主据付板と前記補
助据付板の壁面への取付面を略面一なるように構成した
ことを特徴とする請求項5記載の空気調和機の据付装
置。 - 【請求項13】 主据付板または補助据付板の何れか一
方にフランジング加工を施し、また他方に孔を設け、前
記主据付板に前記補助据付板をリベット止め加工して結
合できるように構成してなる請求項5記載の空気調和機
の据付装置。
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- 2001-04-23 JP JP2001124187A patent/JP3879432B2/ja not_active Expired - Fee Related
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