JP2002013644A - シール機構 - Google Patents

シール機構

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JP2002013644A
JP2002013644A JP2000195367A JP2000195367A JP2002013644A JP 2002013644 A JP2002013644 A JP 2002013644A JP 2000195367 A JP2000195367 A JP 2000195367A JP 2000195367 A JP2000195367 A JP 2000195367A JP 2002013644 A JP2002013644 A JP 2002013644A
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JP
Japan
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mounting
mounting piece
seal member
mounting groove
seal
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000195367A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Suno
敬二 洲野
Takeshi Tanaka
健 田中
Yuji Tanaka
雄次 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Mutsubushi Rubber Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Mutsubushi Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp, Mutsubushi Rubber Co Ltd filed Critical Hitachi Zosen Corp
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】装着用溝部へのシール部材の装着を容易に行い
得るシール機構を提供する。 【解決手段】固定側物体2に形成された装着用溝部5に
挿入される取付片部11と、この取付片部11の基端側
から断面V字形状に突設されて可動側物体3に押圧され
る押圧片部12とから構成されてなるシール部材4を装
着するための装着用溝部5に、取付片部11の前後縁部
を係止する前側および後側係止部6,7を突設するとと
もに、このシール部材4の取付片部11における前側お
よび後側の側面11a,11bを、装着用溝部5の奥側
に行くにしたがって狭くなるようにテーパ状に傾斜させ
たもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば掘削機など
の土砂・水等の侵入部におけるシール機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、掘削機などの土砂・水等の侵入部
におけるシール機構としては、実開平2−130464
号公報に開示されたものがある。
【0003】図4に示すように、このシール機構51
は、固定側物体52と可動側物体53との隙間Sのシー
ルを行うものであり、固定側物体52側に装着されるシ
ール部材54と、このシール部材54を固定側物体52
に装着するための断面矩形状の装着用溝部55とから構
成されている。
【0004】そして、上記シール部材54は、装着用溝
部55に取り付けられる断面矩形状の取付片部56と、
この取付片部56の基端側から断面V字形状に突設され
て可動側物体53に押圧される押圧片部57とから構成
され、また上記装着用溝部55には、取付片部56の前
後縁部56a,56bを外方から係止する前側および後
側の係止部58a,58bが突設されており、したがっ
てこれら両係止部58a,58bの間が挿入用開口59
にされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のシ
ール機構51によると、シール部材54の取付片部56
の断面形状が装着用溝部55の断面形状と同一の矩形状
であるため、シール部材54を取り付ける場合、突出す
る両係止部58a,58bにより狭くなった挿入用開口
59から、シール部材54に力を加えて押し込む必要が
あり、その装着作業が非常に面倒であった。
【0006】そこで、本発明は、装着用溝部へのシール
部材の装着を容易に行い得るシール機構を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のシール機構は、固定側物体および可動側物
体のいずれかに装着されて両物体同士の隙間のシールを
行うシール機構であって、固定側物体または可動側物体
である装着側物体に形成された装着用溝部に挿入される
取付片部と、この取付片部の基端側から断面V字形状に
突設されて可動側物体または固定側物体である非装着側
物体に押圧される押圧片部とから構成されてなるシール
部材を装着するための上記装着用溝部に、上記取付片部
の前後縁部を係止する前側および後側係止部を突設する
とともに、このシール部材の取付片部における前側およ
び後側の側面を、装着用溝部の奥側に行くにしたがって
狭くなるように傾斜させたものである。
【0008】上記の構成によると、前後縁部に係止部が
突設された装着用溝部に装着されるシール部材の取付片
部の前側および後側の側面を傾斜させたので、装着側物
体への装着動作が、非常に簡単となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
るシール機構を、図1に基づき説明する。本実施の形態
においては、シールド掘進機における回転するカッタヘ
ッド(以下、可動側物体という)側と、回転しないシー
ルド本体(以下、固定側物体という)側との隙間をシー
ルするシール機構に適用した場合について説明する。
【0010】すなわち、図1に示すように、このシール
機構1は、固定側物体(装着側物体)2の外周面に装着
されて可動側物体(非装着側物体)3との隙間Sをシー
ルするための環状のシール部材4と、この固定側物体2
の外周面に形成されてシール部材4を装着するための装
着用溝部5とから構成されている。
【0011】まず、装着用溝部5について説明する。こ
の装着用溝部5は、断面が矩形状に形成されるととも
に、その外周側の前後縁部には、溝部中央に突出する前
側係止部6および後側係止部7が、それぞれ環状に形成
されている。そして、これら両係止部6,7の間が、シ
ール部材4の挿入用開口8とされている。なお、前後方
向については、土砂・水等の侵入側を前側として説明す
る。
【0012】次に、シール部材4について説明する。こ
のシール部材4は、固定側物体2に形成された装着用溝
部5に装着される、すなわち取り付けられる断面略矩形
状(後述する)の取付片部(固定側リップ部ともいう)
11と、この取付片部11の基端側から断面V字状に突
設されて可動側物体3に押圧される押圧片部(可動側リ
ップ部ともいう)12とから構成されている。
【0013】そして、上記取付片部11の断面形状を略
矩形状と説明したが、正確に言うと、テーパ状に形成さ
れている。すなわち、この取付片部11の前側および後
側の側面11a,11bが、装着用溝部5の奥側に行く
にしたがって狭くなるように傾斜されている。
【0014】この傾斜角度θは、シール部材4の硬度に
応じて調節される(硬度が大きいと角度が大きくされ、
硬度が小さいと角度が小さくされる)が、14〜20度
の範囲が好ましい。
【0015】したがって、上記シール部材4を装着用溝
部5に装着する場合、図2(a)〜(c)に示すよう
に、まず取付片部11の前側側面11aを装着用開口8
から装着用溝部5内に挿入し、そして後側側面11bを
後側係止部7の前面に沿わすように押し込めば、取付片
部11を装着用溝部5内に容易に嵌入させることができ
る。
【0016】このように、前後に係止部6,7が突設さ
れた装着用溝部5に装着されるシール部材4の取付片部
11の前後の側面11a,11bが、テーパ状に傾斜さ
れているため、その装着作業、すなわち取付作業が非常
に簡単となる。
【0017】なお、装着用溝部5の係止部6,7にて係
止される取付片部11のテーパ部の強度は弱くなるが、
シールド掘進機の作業深度の範囲内では、シール部材の
材料として、ニトリルゴム、フッソ系ゴムなどを使用す
れば問題は生じない。
【0018】また、上記シール部材4のテーパ部におけ
る隙間、すなわち装着用溝部5とシール部材4との間の
断面三角形状の空間部内に接着剤を充填することによ
り、シール部材4を装着用溝部5側に強固に固定するこ
とができる。
【0019】ところで、上記実施の形態においては、可
動側物体3を外周側に、シール部材4が装着される固定
側物体2を内周側に配置した場合について説明したが、
図3に示すように、逆に、シール部材4が装着される固
定側物体2を外周側に、可動側物体3を内周側に配置す
る場合にでも、上記シール機構1を適用することができ
る。
【0020】また、上記実施の形態においては、シール
部材4を固定側物体2に装着する場合について説明した
が、逆に、シール部材4を可動側物体3に装着した場合
にでも適用することができる。
【0021】さらに、上記実施の形態においては、シー
ルド掘進機におけるカッタヘッドとシールド本体との隙
間のシール部に適用した場合について説明したが、勿
論、トンネルボーリングマシンなどの他の機械装置にお
けるシール部に適用し得る。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、前
後縁部に係止部が突設された装着用溝部に装着されるシ
ール部材の取付片部の前側および後側の側面を傾斜させ
たので、装着側物体への装着作業が、非常に簡単とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるシール機構の概略
構成を示す断面図である。
【図2】同シール機構におけるシール部材の装着動作を
説明する断面図である。
【図3】同シール機構の変形使用例を示す断面図であ
る。
【図4】従来例のシール機構の概略構成を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 シール機構 2 固定側物体 3 可動側物体 4 シール部材 5 装着用溝部 6 前側係止部 7 後側係止部 8 挿入用開口 11 取付片部 11a 前側側面 11b 後側側面 12 押圧片部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 健 兵庫県神戸市西区見津が丘2丁目3番地5 六菱ゴム株式会社内 (72)発明者 田中 雄次 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 Fターム(参考) 2D054 AC01 AD03 3J006 AB06 AE22 AE37

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定側物体および可動側物体のいずれかに
    装着されて両物体同士の隙間のシールを行うシール機構
    であって、 固定側物体または可動側物体である装着側物体に形成さ
    れた装着用溝部に挿入される取付片部と、この取付片部
    の基端側から断面V字形状に突設されて可動側物体また
    は固定側物体である非装着側物体に押圧される押圧片部
    とから構成されてなるシール部材を装着するための上記
    装着用溝部に、上記取付片部の前後縁部を係止する前側
    および後側係止部を突設するとともに、このシール部材
    の取付片部における前側および後側の側面を、装着用溝
    部の奥側に行くにしたがって狭くなるように傾斜させた
    ことを特徴とするシール機構。
  2. 【請求項2】シール部材の取付片部における前側および
    後側の側面の傾斜角度を、14〜20度の範囲に設定す
    ることを特徴とする請求項1記載のシール機構。
JP2000195367A 2000-06-29 2000-06-29 シール機構 Pending JP2002013644A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7496204B2 (en) 2004-03-08 2009-02-24 Asahi Denso Co., Ltd. Passive entry system
WO2010113006A1 (en) * 2009-03-30 2010-10-07 Saint-Gobain Performance Plastics Pampus Gmbh Seal ring for exhaust gas recirculation system
JP2013092021A (ja) * 2011-10-27 2013-05-16 Taisei Corp トンネル間シール構造
JP7416856B2 (ja) 2021-06-07 2024-01-17 ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフト キャンドモータ

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