JPH0643129Y2 - 作業用ヘルメット - Google Patents

作業用ヘルメット

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JPH0643129Y2
JPH0643129Y2 JP15722288U JP15722288U JPH0643129Y2 JP H0643129 Y2 JPH0643129 Y2 JP H0643129Y2 JP 15722288 U JP15722288 U JP 15722288U JP 15722288 U JP15722288 U JP 15722288U JP H0643129 Y2 JPH0643129 Y2 JP H0643129Y2
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bolt
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清 小川
恵郎 安庭
一▲せい▼ 村田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、緩衝用ハンモックを内装した作業用ヘルメッ
トの新規な構造に関する。
〔従来の技術〕
作業用ヘルメットは、ポリエステル樹脂やフェノール樹
脂からなるFRPによって成形された帽体の内側に、ポリ
エチレン樹脂等からなる複数の放射状の舌片を中心部で
接合した形状の軟質のハンモックを、帽体の頂面から浮
かせた状態で取付け、ヘルメットを着用した場合に頭頂
部が帽体に直接接触することなく、このハンモックに接
するようになしている。この構造により、帽体が衝撃を
受けた場合、ヘルメットが弾性変形して、緩衝作用が行
われるようになっている。
このハンモックの取付けは、第3図に示すように、帽体
1の周囲に穿設された孔2に硬質樹脂製のボルト3を外
側から挿入してその先端を帽体1の内部に突出させ、こ
れにハンモック4の各舌片4aに設けられたボルト取付け
孔5を係合させることによって行われる。
これについて更に詳しく述べると、ボルト3は第4図に
示すように太さの異なる部分3a,3b,3cおよび3dからな
り、それぞれの直径の大小関係は、a>b=d>cとな
っている。帽体1に設けられる孔2の内径eは、b<e
<aとなるように設定されているので、ボルト3はその
先端3dから容易に孔2に挿入されてこれに遊嵌し、頭部
3aでそれ以上の進入を阻止される。
一方、ハンモック4の方のボルト取付け孔5は、第5図
に示すようなひょうたん型をなしている。即ち、d<f
<aの関係を満たす内径fを有する大径部5fと、c<g
<dの関係を満たす内径gを有する小径部5gの間をh<
cの関係を満たす巾hを有する通路5hで連結した形状を
なす。
帽体1の孔2に挿入されたボルト3の先端3dは、先ず、
第6図に示すように、ハンモック4のボルト取付け孔5
の大径部5fに挿入されるが、前述の寸法関係からこの挿
入は容易に行われる。次に第7図に示すように、ボルト
3は矢印方向に動かされて、最も細い部分3cが通路5h内
に押し込まれる。すると通路5hは弾性変形して拡がり、
ボルト3の通過を許容するので、ボルト3は小径部5g内
に入り込む。ボルト3が通過した後、通路5hは元の巾に
復元するので、ボルト3は小径部5g内に係止された状態
となり、ハンモック4の取付けが完了する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この取付け方式の場合、通路5hの巾hを余り狭
く設定しておくと、ボルト3の挿入操作が困難になるの
で、巾hがボルト3の部分3cの直径c(約6.5mm)より
0.5mm小さくする程度に止められている。このため、ヘ
ルメットが投げ出されたような場合に、衝撃によってボ
ルト3がハンモック4のボルト取付け孔5の小径部5gか
ら大径部5fに抜け出し、孔5から外れる傾向があった。
ハンモック4から外れた場合、ボルト3はヘルメットの
孔2から帽体1の外に脱出して紛失することが多いが、
作業現場等ではそれを直ちに補充することが困難なた
め、不完全な状態のままヘルメットが使用されて安全管
理上問題が多かった。
本考案は、このような従来のヘルメットにおける問題点
を解決し、ボルトが外れ難いハンモックのボルト取付け
孔の構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、この目的は、放射状に延在する複数の舌片を中心
部で接合してなり、各舌片の先端領域に設けられたボル
ト取付け孔に、ヘルメットの帽体を貫通して該帽体内に
挿入されたボルトの先端を係合させて帽体内部に着脱自
在に装着される緩衝用ハンモックを具えた作業用ヘルメ
ットであって、ハンモックの前記ボルト取付け孔は大径
部と小径部の間を小径部に向かって壁面が次第に傾斜し
て巾の狭くなる通路で接続して構成され、該通路の少な
くとも一方の縁に沿って前記舌片に空隙部が設けられ、
前記通路と空隙部との間にボルトの挿入時に変形し易い
領域が形成されていることを特徴とする作業用ヘルメッ
トによって達成される。
以下、図面に示す好適実施例に基づいて、本考案を更に
詳しく説明する。
〔実施例〕
第1図に示すように、ハンモック4に設けられる本考案
のボルト取付け孔15は、第5図に示した従来のボルト取
付け孔5を改良したものであり、図を判り易くするた
め、対応する部分には第5図に符号に10を加えた符号を
用いている。
ボルト取付け孔15は、大径部15f,小径部15g並びに両者
を接続する通路15hから構成されている。
本考案の特徴とするところは、通路15hの片側に沿って
舌片4aに空隙部16を設け、通路15と空隙部16との間に巾
の細い領域17を形成したことである。
ボルト3をこの取付け孔15に係合させる操作は、前述の
従来のやり方と同じであり、ボルト3は先ず大径部15f
に挿入され、次いで通路15h内に押し込まれる。この際
に、空隙部16の存在によって領域17は比較的少ない力で
撓むので、ボルト3の通過が容易となる。このため、通
路15hの巾h′を充分に狭くして(約5mm程度)小径部15
g内に係止されたボルト3が抜け出し難いようにして
も、従来の通路15の場合のように押し込み操作が困難に
なることがなく、作業性が阻害されない。
空隙部16を第1図の例のように通路15hの一方の側のみ
に設けた場合には、空隙部16のある方の通路の縁18を、
反対側の縁19に比して、小径部15g側に向かって内側に
傾斜させて小径部15gとの接続部における通路巾を一層
狭くし、通路15hの平面形状を左右非対称に形成するこ
とが望ましい。これによって、ボルトの抜け止め効果が
一層改善されると共に、ボルトが通路15hを通過する際
に、縁19が固定ガイドの機能を果たして安定な操作を保
証する。
なお、第2図に示すように、空隙部16を通路15hの両側
に設けることも可能である。
〔考案の効果〕
以上、詳述したように、本考案によればハンモックに設
けられるボルト取付け孔の大径部と小径部を接続する通
路に沿って舌片に空隙部を設け、ボルトの通過時に通路
が変形し易く構成したので、通路の巾を従来のものより
狭く設定することが可能となり、ヘルメットが投げ出さ
れた際等の衝撃によってボルトが取付け孔から抜け出す
可能性が減少する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるハンモックのボルト取付け孔の
平面図、 第2図は本考案の他の実施例にかかるボルト取付け孔の
平面図、 第3図は作業用ヘルメットにハンモックを装着する場合
の分解斜視図、 第4図はヘルメットの組立に使用されるボルトの側断面
図、 第5図は従来のハンモックのボルト取付け孔の平面図、 第6図と第7図はボルトをハンモックのボルト取付け孔
に係合させる操作の手順を示す斜視図である。 1……帽体 2……孔 3……ボルト 4……ハンモック 5,15……ボルト取付け孔 16……空隙部 17……変形し易い領域

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射状に延在する複数の舌片(4a)を中心
    部で接合してなり、各舌片(4a)の先端領域に設けられ
    たボルト取付け孔(15)に、ヘルメットの帽体(1)を
    貫通して該帽体内に挿入されたボルト(3)の先端を係
    合させて帽体内部に着脱自在に装着される緩衝用ハンモ
    ック(4)を具えた作業用ヘルメットであって、ハンモ
    ックの前記ボルト取付け孔(15)は大径部(15f)と小
    径部(15g)の間を小径部に向かって壁面が次第に傾斜
    して巾の狭くなる通路(15h)で接続して構成され、該
    通路(15h)の少なくとも一方の縁に沿って前記舌片(4
    a)に空隙部(16)が設けられ、前記通路(15h)と空隙
    部(16)との間にボルト(3)の挿入時に変形し易い領
    域(17)が形成されていることを特徴とする作業用ヘル
    メット。
  2. 【請求項2】前記空隙部(16)が通路(15h)の一方の
    側にのみ設けられ、通路(15h)の当該側の壁面の傾斜
    が反対側の壁面の傾斜よりも大きいことを特徴とする請
    求項1に記載の作業用ヘルメット。
JP15722288U 1988-12-03 1988-12-03 作業用ヘルメット Expired - Fee Related JPH0643129Y2 (ja)

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JPH0278526U JPH0278526U (ja) 1990-06-15
JPH0643129Y2 true JPH0643129Y2 (ja) 1994-11-09

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JP2013091882A (ja) * 2011-10-27 2013-05-16 Tanizawa Seisakusho Ltd ヘルメット用ハンモックの固定装置

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