JP2013091882A - ヘルメット用ハンモックの固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】帽体側の取付鋲に対するハンモックの掛止離脱を阻止し、且つ、感電事故を回避して作業安全性を高める。
【解決手段】帽体2に金属製の取付鋲3に固着して成るヘルメット1において、ハンモック14の掛止部17に穿設したダルマ型の掛止用孔部20の外側に、電気的絶縁性のハンモックカバー25を着脱可能に取り付けて、取付鋲3の鋲頭部8の周囲を覆う。又、ハンモックカバー25の抜け止め部26は、ハンモックベース9側の溝部10に差し込んで容易に抜けない構造とする。ハンモックカバー25側の凸部(位置ずれ防止部)28はハンモック14側の凹部(被位置ずれ防止部)24に係合止着させる。更に、ハンモックカバー25は、湾曲自在なヒンジ部29を介してハンモック14の外周側部に一体に連結する。これにより、取付鋲3に対するハンモック14側の掛止部17の離脱を阻止し、感電事故を未然に回避する。
【選択図】図2

Description

本発明はヘルメット用ハンモックの固定装置に関し、特に、ヘルメットの帽体(シェル)に金属製の取付鋲が取り付けられたヘルメット用ハンモックの固定装置に関するものである。
従来、安全帽又は保安帽等のヘルメットは、着用者の頭部に冠着される帽体の内側に合成樹脂製のハンモックやヘッドバンドなどの内装品を装備して、着用者の頭部を衝撃から保護するように構成されている。
図4に例示するように、ヘルメット1の帽体2には内装品固定用の取付鋲3が設けられ、該取付鋲3の先端側の鋲頭部は帽体2の内面側に貫通し、該鋲頭部に前記ハンモック等の内装品を掛止固定するように構成されている。
前記合成樹脂製のハンモックとしては、ヘルメットの帽体の頂上部に位置する頭頂板と、該頭頂板から放射状に延出する複数の帯状脚部と、各帯状脚部の先端側に設けた掛止部とから一体に形成され、該掛止部にダルマ型(ひょうたん型を含む)の掛止用孔部を開穿したものが知られている。
図5は、この種ハンモックの固定装置の従来例を示す。同図に示すように、帽体2側の取付鋲3には、ハンモック4側の掛止部5が掛け止めされている。
具体的には、ハンモック4側の掛止部5には、ダルマ型の掛止用孔部6が開穿され、該掛止用孔部6は、互いに連通する挿入孔(図示せず)と係合孔7を有している。
一方、帽体2を貫通した取付鋲3の鋲頭部8外周には、合成樹脂製のハンモックベース9が固着されている。又、ハンモックベース9と帽体2内面との間には溝部10が形成され、この溝部10には掛止用孔部6の内周縁部がスライド自在に嵌合している。
これにより、掛止用孔部6の挿入孔に帽体2側の取付鋲3の鋲頭部8を挿入して、之を係合孔7側に相対的にスライドさせると、取付鋲3の鋲頭部8は、掛止用孔部6の係合孔7に係合固定して掛止される。
特開2000−303244号公報
しかしながら、このようなダルマ型の掛止用孔部を有するハンモックは、たとえば振動や衝撃による外力が, ハンモックの掛止部に作用することにより、掛止部(ダルマ型の掛止用孔部)と取付鋲(鋲頭部)との掛止結合力が低下する。そして、この掛止結合力の低下に起因して、ヘルメットの帽体からハンモックが不如意に外れることがあった。
又、ヘルメットは、作業安全を確保するための保護性能として、耐熱性、耐候性、耐薬品性及び耐衝撃性に加えて電気的絶縁性も要求されるが、これらの性能を確保するため、FRP製のヘルメットが多く用いられている。
ところで、電気工事作業や消防作業等の安全作業用のヘルメットでは、感電防止の観点から、高い電気的絶縁性能が要求されている。例えば消防作業用のヘルメットでは、厳格な条件下に実施される耐電試験(電気的絶縁試験)を合格することが法令で義務付けられている。
しかし、FRP製のヘルメットでは、帽体に内装組立用の孔を設ける必要があるため、取付鋲としては金属製のものを採択せざるをえない。
更に云えば、ハンモック等の内装品を帽体に固定するための取付鋲は、強度、コンパクト性、外観などの面から合成樹脂製のものに比べて、金属製のものの方が有利になることから、一般に金属製の取付鋲が多く採用されている。
しかし、ヘルメットの電気的絶縁性に関しては、電気的導電性を有する金属製の取付鋲の方が、電気的絶縁性を有する合成樹脂製の取付鋲に比べて著しく不利になる。
従って、金属製の取付鋲を取り付けたヘルメットは、上記耐電試験を合格することが難しく、電気絶縁タイプの安全作業帽として使用することができない。
即ち、金属製の取付鋲を取り付けたヘルメットでは、図5に示す取付鋲3に電気が流れた場合には、取付鋲3の鋲頭部8から着用者の人頭H側に電気が流れて、感電事故を起こす恐れがある。
特に、ヘッドバンド11に通気孔12を形成した構造では、前記取付鋲3と人頭Hとの間での通電現象に起因して、感電事故を起こす危険が一層高くなる。
そこで、帽体側の取付鋲に対するハンモックの離脱を阻止し、且つ、感電による危険を回避するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上前記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、挿入孔と係合孔を有するダルマ型の掛止用孔部がハンモックに形成され、該掛止用孔部の係合孔に、ヘルメットの帽体を貫通して取り付けた金属製の取付鋲の鋲頭部が係合掛止されて成るヘルメット用ハンモックの固定装置において、前記掛止用孔部の外側には、電気的絶縁材料から成るハンモックカバーが前記取付鋲の鋲頭部を覆うように着脱自在に被着され、該ハンモックカバーには、前記鋲頭部と帽体内面の間の溝部に嵌合する抜け止め部と、前記ハンモック側に設けた凹部又は凸部に係脱自在に係合する位置ずれ防止部とが設けられていることを特徴とするヘルメット用ハンモックの固定装置を提供する。
この構成によれば、ハンモックカバー側の抜け止め部を、鋲頭部と帽体内面の間の溝部に嵌合固定し、かつ、ハンモックカバー側の位置ずれ防止部を、ハンモックの側に設けた被位置ずれ防止部に係脱自在に係合固定する。これにより、帽体側の取付鋲の鋲頭部が、ハンモック側のダルマ型掛止用孔部の係合孔から挿入孔側に相対的に移動することが阻止される。
そのため、ハンモック側のダルマ型掛止用孔部と帽体側の取付鋲との係合が意図せずに離脱することを防止できる。
又、電気的導電性を有する取付鋲の鋲頭部は、電気的絶縁性のハンモックカバーにより覆うように構成したので、取付鋲の鋲頭部からヘルメット着用者の人頭に向かう電気の流れは、ハンモックカバーによって確実に遮断される。
請求項2記載の発明は、上記ハンモックカバーは、湾曲自在なヒンジ部を介して上記ハンモックに一体に連結されていることを特徴とする請求項1記載のヘルメット用ハンモックの固定装置を提供する。
この構成によれば、ハンモックカバーは、ヒンジ部を介してハンモックに一体に連結されているので、ハンモックカバーがハンモックのダルマ型の掛止用孔部から外れても、ハンモックからハンモックカバーが離れて見失うことがない。
請求項1記載の発明は、帽体側の取付鋲の鋲頭部が、ハンモック側のダルマ型掛止用孔部の係合孔から挿入孔側に相対的に移動しないようにしたので、意図しない振動や衝撃などの外力により、ハンモックがヘルメットの帽体から外れることを無くすことができる。
又、着用者の人頭と取付鋲の鋲頭部の間での通電は、電気的絶縁性のハンモックカバーにより確実に遮断できるので、従来例の如き作業時における感電事故の危険性が無くなる。
特に、ヘッドバンドに通気孔が形成されていても、高い電気絶縁性を有するので、感電事故をより効果的に回避することができる。
請求項2記載の発明は、ハンモックカバーはハンモックのダルマ型の掛止用孔部から外れても、ハンモックからハンモックカバーが離れて見失うことがないはないので、請求項1記載の発明の効果に加えて、ハンモックカバーを紛失させることがない。
本発明の実施例に係るハンモックを示す展開図。 本発明の実施例に係るハンモックカバーの取付け状態を示す断面図。 図2のハンモックカバーの取外し状態を示す断面図。 取付鋲が取り付けられたヘルメットを示す側面図。 ハンモックの固定装置の従来例を示す断面図。
本発明は、帽体側の取付鋲に対するハンモック側の掛止部の離脱を阻止し、且つ、感電による危険を回避するという目的を達成するために、請求項1記載の発明は、挿入孔と係合孔を有するダルマ型の掛止用孔部がハンモックに形成され、該掛止用孔部の係合孔に、ヘルメットの帽体を貫通して取り付けた金属製の取付鋲の鋲頭部が係合掛止されて成るヘルメット用ハンモックの固定装置において、前記掛止用孔部の外側には、電気的絶縁材料から成るハンモックカバーが前記取付鋲の鋲頭部を覆うように着脱自在に被着され、該ハンモックカバーには、前記鋲頭部と帽体内面の間の溝部に嵌合する抜け止め部と、前記ハンモック側に設けた凹部又は凸部に係脱自在に係合する位置ずれ防止部とが設けられていることによって実現した。
以下、本発明の好適な実施例を図1乃至図3(前記図4も参照)に基づいて説明する。本実施例は、帽体に金属製の取付鋲を取り付けたFRP製のヘルメットに適用したものである。即ち、図4に示したように、ヘルメット1の帽体2側面には内装品固定用の取付鋲3が取り付けられている。
帽体2の内面側に貫通した取付鋲3の鋲頭部8には、円環形状を有する合成樹脂製のハンモックベース9が固着されている。又、ハンモックベース9と帽体2内面との間には溝部10が形成されている。
帽体2側の取付鋲3には、ハンモック14側の掛止部が掛け止めされている。このハンモック14の内側面には、通気孔12を有する帯状のヘッドバンド11が設けられている。
図1は、合成樹脂製のハンモック14を示す展開図である。ハンモック14は、帽体2の頂上部に位置する頭頂板15と、該頭頂板15から放射状に延出する複数の帯状脚部16と、該帯状脚部16の先端側に設けた掛止部17とを一体に射出成型して成る。
頭頂板15は、着用者の頭頂面と適合するように、上方へ凸の湾曲面状に形成されている。
又、頭頂板15の中央部には透孔18が形成され、ヘルメット着用者の頭頂部形状に適合可能な柔軟性と所要の通気性が付与されている。又、各帯状脚部16は所要の可撓性を有し、各帯状脚部16の中間部には、必要に応じて長孔を設けることができる。
更に、掛止部17には、ダルマ型(ひょうたん型を含む)の掛止用孔部20が開穿されている。ダルマ型の掛止用孔部20は、互いに連通する挿入孔21と係合孔22とから成り、挿入孔21は、前記取付鋲3の鋲頭部8側のハンモックベース9よりも大径に形成されている。又、係合孔22は、取付鋲3の軸部の外径と略同径に形成されている。
かかる構成により、挿入孔21に取付鋲3の鋲頭部8を挿入した後に、取付鋲3を係合孔22側(帯状脚部16の先端方向A側)に相対的にスライドさせることで、取付鋲3が係合孔22に係合される。斯くして、掛止部17の係合孔22への取付鋲3の掛止固定により、ヘルメット1の帽体2にハンモック14の掛止部17が止着される。掛止部17における掛止用孔部18の外周縁部には、盛上り形状のガード部23が突設されている。ガード部23は、取付鋲3の鋲頭部8外周を保護するものであり、所要の高さ寸法を有している。
ガード部23全体は、平面視でトラック形状又は長円形状に形成されている。又、掛止部17における挿入孔21の外側、より詳しくは、ガード部23の外周の頭頂板15側には円形の凹部24が形成されている。この凹部24は、後述するハンモックカバー25側の凸部28に係合する。
本実施例では、前記取付鋲3に対するハンモック14側の掛止部17の離脱を阻止し、且つ、感電事故の危険を回避する手段が講じられている。
即ち、掛止部17のガード部23にはキャップ状のハンモックカバー25が着脱自在に被着されている。
なお、図1では、説明の都合上、複数の掛止部17のうちの2つに互いに異なる形態のハンモックカバー25を取り付けた態様例を示しているが、勿論、必要に応じて他の掛止部17にもハンモックカバー25を適宜取り付けることができる。
ハンモックカバー25はガード部23の外周形状に対応すべく、平面視でトラック形状又は長円形状に形成されている。又、ハンモックカバー25の材料としては、電気的絶縁性を有する合成樹脂又はゴムが採択されている。
依って、取付鋲3の鋲頭部8に電気が流れても、この電気のヘッドバンド11側へ流れは、電気的絶縁体であるハンモックカバー25によって遮断される。なお、本実施例では、ハンモックカバー25はハンモック14と一体に成形することができる。
更に、ハンモックカバー25の裏面側の外周側面部25aは、その一部が切り欠けられていることにより、ハンモックカバー25の径方向内外に適度に拡縮変形可能に形成されている。ハンモックカバー25は前記拡縮変形力により、掛止部17のガード部23への着脱を簡便に行える。
又、ハンモックカバー25裏面の略中央部、より詳しくは、係合孔22の一側劣弧部に対応する略中央部には抜け止め部26が一体に設けられている。
この抜け止め部26は、係合孔22の一側劣弧部と対応する平面視形状を有し、その縦断面形状はL字型に形成されている。
抜け止め部26の縦断面L字型の先端側は、ハンモックカバー25の取付け時に、ハンモックベース9側の鋲頭部3と帽体2間の溝部10に差し込んで嵌合するように形成されている。依って、溝部10への抜け止め部26の嵌合固定により、ガード部23に対するハンモックカバー25の抜け防止が講じられている。
このように、ハンモックカバー25の抜け止め部26は、ハンモックベース9側の溝部10に差し込んで容易に抜けない構造とする。そのためには、ハンモックカバー25は、溝部10に抜け止め部26を円滑に挿着できるようにゴム質若しくは之と同等の柔軟性を有することが好ましい。
しかし、ハンモックカバー25の柔軟性が過大になると、ハンモックベース9側の溝部10から抜け止め部26が容易に外れる恐れがあるので、ハンモックカバー25は適度な硬さを有することも必要となる。
更に、ハンモックカバー25外側面における前記凹部24に臨む側には止着片27が一体に突設されている。この止着片27の裏面には凸部(位置ずれ防止部)29が形成され、凸部(位置ずれ防止部)29は、前記掛止部17側の凹部24に係脱自在に係合している。
依って、凹部24への凸部28の係合止着により、ガード部23に対するハンモックカバー25の相対的な移動が阻止されている。
更に又、ハンモックカバー25の外側面と掛止部17の外側面とは、図2に示すように、ヒンジ部29により一体に連結され、ヒンジ部29は湾曲変形可能な可撓性を有している。図1において、ヒンジ部29は、ハンモックカバー25の幅方向外側面、或いは、ハンモックカバー25外側面におけるA方向側に形成することができる。これにより、ハンモックカバー25がガード部23から外れた場合でも、図3に示すように、ハンモックカバー25がハンモック14の掛止部17から離れることがない。
上記ハンモックカバー25をガード部23に取り付けるときは、抜け止め部26を溝部10に挿入して嵌合固定させると共に、ハンモックカバー25の外周側面部をハンモック14の掛止部17側のガード部23に嵌合被着させる。更に、ハンモックカバー25側の凸部(位置ずれ防止部)28を、ハンモック14の掛止部17側の凹部(被位置ずれ防止部)24に係合止着させる。
これにより、ハンモックカバー25がガード部23に取り付けられ、取付け後、ハンモックカバー25を移動させる外力がハンモックカバー25に作用しても、ガード部23からハンモックカバー25が外れる虞はない。
即ち、ハンモックカバー25のスライド方向(帯状脚部16の先端方向A又は基端方向B)又はこれと直角な幅方向の外力が作用した場合でも、ハンモックカバー25側の抜け止め部26がハンモックベース9側の溝部10に嵌合固定し、かつ、ハンモックカバー25側の凸部28がハンモック14側の凹部24に係合止着されているので、ガード部23に対するハンモックカバー25の位置ずれや移動が阻止される。
叙上の如く本発明によると、ダルマ型の掛止用孔部6に、電気的絶縁性のハンモックカバーを被着すると共に、該ハンモックカバーの抜け止め部を帽体内面と鋲頭部間の溝部に嵌合固定させ、且つ、ハンモックカバーの止着片側に設けた凸部を、ハンモックの掛止部側に設けた凹部に係合固定させる構成としたことにより、帽体側の取付鋲の鋲頭部が、ハンモックの掛止部のダルマ型の掛止用孔部の係合孔から挿入孔側に移動することが阻止される。
その結果、ハンモックの掛止部のダルマ型の掛止用孔部6が帽体側の取付鋲から離脱することが防止される。
即ち、振動や衝撃による外力の作用により、ハンモックの掛止部が帽体側の取付鋲に対して、ダルマ型掛止用孔部の係合孔から挿入孔に相対的に移動しようとしても、この移動は、抜け止め部及び凸部(位置ずれ防止部)を有するハンモックカバーにより阻止される。斯くして、ハンモックの掛止部がヘルメットの帽体から外れることを確実に防止することができる。
更に、ハンモックカバーは、ヒンジ部を介してハンモックの掛止部に連結されているので、ハンモックの掛止部からハンモックカバーが外れても、ハンモックの掛止部からハンモックカバーが離れることはない。そのため、ハンモックカバーを紛失させることもない。この場合、ヒンジ部は湾曲自在であるので、ハンモックカバーの着脱容易性は良好に維持される。
又、金属製の取付鋲の鋲頭部は、電気的絶縁性のハンモックカバーにより覆われるので、取付鋲に電気が流れても、鋲頭部から着用者の人頭H側への通電が遮断される。
特に、ヘッドバンドに通気孔が形成されていても、取付鋲の通電に起因する感電事故を未然に回避できる。したがって、ヘルメットの作業安全性が向上し、以って、簡単な構成でありながら、品質性能の高いヘルメットを容易に量産することができる。
以上、本発明の具体的な実施例について説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該改変されたものにも及ぶことは当然である。
上記実施例では、ハンモックカバーは、トラック形状又は長円形状に形成したが、ハンモックカバーの形状は、掛止部(ガード部)に着脱自在に外嵌できる形状であれば、任意の形状に形成できる。
又、ハンモックカバー側の位置ずれ防止部を凹部に形成すると共に、ハンモック側の被位置ずれ防止部を凸部に形成することもできる。
更に、ハンモックとハンモックカバーは一体に連結せずに、両者は互いに別体として分離して形成しても良い。
本発明に係るヘルメットは、金属製の取付鋲を有するものであれば、ハンモックやヘッドバンドの型式、或いは、ヘルメットの使用目的を問わず、全て適用可能である。
1 ヘルメット
2 帽体
3 取付鋲
4,14 ハンモック
5,17 掛止部
6,20 ダルマ型の掛止用孔部
7,22 係合孔
8 鋲頭部
9 ハンモックベース
10 溝部
11 ヘッドバンド
12 通気孔
15 頭頂板
16 帯状脚部
21 挿入孔
23 ガード部
24 凹部(被位置ずれ防止部)
25 ハンモックカバー
25a 外周側面部
26 抜け止め部
27 止着片(突起片)
28 凸部(位置ずれ防止部)
29 ヒンジ部

Claims (2)

  1. 挿入孔と係合孔を有するダルマ型の掛止用孔部がハンモックに形成され、該掛止用孔部の係合孔に、ヘルメットの帽体を貫通して取り付けた金属製の取付鋲の鋲頭部が係合掛止されて成るヘルメット用ハンモックの固定装置において、
    前記掛止用孔部の外側には、電気的絶縁材料から成るハンモックカバーが前記取付鋲の鋲頭部を覆うように着脱自在に被着され、
    該ハンモックカバーには、前記鋲頭部と帽体内面の間の溝部に嵌合する抜け止め部と、前記ハンモック側に設けた凹部又は凸部に係脱自在に係合する位置ずれ防止部とが設けられていることを特徴とするヘルメット用ハンモックの固定装置。
  2. 上記ハンモックカバーは、湾曲自在なヒンジ部を介して上記ハンモックに一体に連結されていることを特徴とする請求項1記載のヘルメット用ハンモックの固定装置。




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