JP2002013427A - 発電機用エンジンの回転制御装置 - Google Patents
発電機用エンジンの回転制御装置Info
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Abstract
行えるとともに、系統連系時に逆潮流を防止することが
でき、かつ、エンジン発電機導入による経済効果が得ら
れる発電機用エンジンの回転制御装置を提供する。 【解決手段】 発電機用エンジンの回転制御装置10
を、エンジン発電機2と商用電源3との並列運転を可能
とする並列運転装置1に用いるものとし、この回転制御
装置10は、エンジン発電機2と商用電源3とで並列運
転に入る時の同期動作時および並列運転中の負荷増減時
に、エンジン発電機の速度変動率を可変とする速度変動
率可変手段15を備えている。そのため、エンジン発電
機と商用電源との同期までの時間を速くしたり、逆潮流
を防止することができるので、エンジン発電機の停止を
防止することができる。
Description
の回転制御装置に係り、さらに詳しくは、エンジン発電
機と商用電源とで並列運転を行う際の発電機用エンジン
の回転制御装置に関する。
並列運転(系統連系)を行って、所定の機械、設備等に
電力を供給することが行われている。エンジン発電機と
商用電源との系統連系を行おうとするときには、まず、
エンジン発電機と商用電源とを同期させ、その後に系統
連系に移行している。このエンジン発電機と商用電源と
の同期は、同期させやすいように、例えば、ON−OF
Fの接点を利用したパルス信号の制御による遅い速度変
動率でエンジン発電機を回転させて行っている。そし
て、系統連系に移行した後も、同期時と同じ遅い速度変
動率でエンジン発電機を回転させている。すなわち、単
一の速度変動率を用いていた。このような系統連系を行
うときは、経費節減のために、全電源負荷に対して商用
電源の割合をできるだけ少なくし、エンジン発電機に多
くの役割を負わせようとしている。
電機と商用電源との系統連系時に、負荷の急減等、負荷
の変動が生じることがある。このような場合、発電機は
遅い速度変動率によって回転しているため、負荷の急減
に対応することができず、図12に示すように、商用電
源に発電機の電力が流れ込む現象(逆潮流)Sが起こ
る。この逆潮流Sは法律で禁止されており、もしそのよ
うな逆潮流を起こしてしまったら、発電機を止めなけれ
ばならず、経済的に大きな損失を被ってしまうという問
題がある。そこで、逆潮流Sが起きないように速度変動
率を速くしようとすれば、今度は同期が困難となってし
まう。ここで、全電気負荷Aと発電機負荷Bとの差の部
分が商用電源の負荷Cである。
気負荷Aに対して発電機負荷Bの割合を減らすことによ
り逆潮流Sを防止しようとすることも考えられるが、そ
うすると、商用電源に頼る割合が増えてしまうので、全
電源負荷Aに対して、商用電源の負荷C割合をできるだ
け少なくし、経費を節約しようとする主旨から離れてし
まい、発電機導入による経済効果が低下するという問題
がある。
源との同期を容易に行えるとともに、系統連系時に逆潮
流を防止することができ、かつ、エンジン発電機導入に
よる経済効果が得られる発電機用エンジンの回転制御装
置を提供することにある。
は、エンジン発電機と商用電源との並列運転を可能とす
る並列運転装置に用いられる発電機用エンジンの回転制
御装置であって、エンジン発電機と商用電源とで並列運
転に入る時の同期動作時または並列運転中の負荷増減時
に、エンジン発電機の速度変動率を可変とする速度変動
率可変手段を備えていることを特徴とする発電機用エン
ジンの回転制御装置である。
転(系統連系)等の各々の動作時の状態信号に応じて、
速度変動率を変化させることにより、エンジン発電機と
商用電源との同期を容易にして同期までの時間を速くし
たり、系統連系時の負荷増減に対応して逆潮流を防止す
ることができる。その結果、逆潮流警報によるエンジン
発電機の停止を防止することができ、また、エンジン発
電機の負荷の割合を高くして、商用電源の割合を押さえ
ることができるので、エンジン発電機導入による経済効
果が得られる。
エンジン発電機と商用電源との同期動作時に速度変動率
を遅くし、エンジン発電機と商用電源との並列運転中は
速度変動率を速くする機能を有していることが好まし
い。そして、このような機能を有しているものであれ
ば、アナログ信号またはデジタル信号の制御によるもの
等、どのようなものでもよい。
発電機用エンジンの回転制御装置において、速度変動率
可変手段は、エンジン発電機と商用電源とで並列運転に
入る時の同期動作時に、エンジン発電機の速度変動率を
遅くする機能を有することを特徴とするものである。こ
のような本発明では、同期動作時の状態信号に応じて、
速度変動率を遅くすることにより、同期をとることが容
易となるため、商用電源に対するエンジン発電機の同期
までの時間を速くできる。
発電機用エンジンの回転制御装置において、速度変動率
可変手段は、エンジン発電機と商用電源との並列運転時
に負荷が急減したときに、エンジン発電機の速度変動率
を速くする機能を有することを特徴とするものである。
このような本発明では、商用電源との並列運転時、負荷
が急減した場合に速度変動率を速くすることにより、負
荷の急減に対応できるため、商用電源側へ発電機の電力
が流れ込む逆潮流を防止することができ、その結果、逆
潮流警報による発電機の停止を防止でき、また、エンジ
ン発電機導入による経済効果が得られる。
面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態
の発電機用エンジンの回転制御装置(以下、単に制御装
置という)10は、エンジン発電機2と商用電源3とを
並列運転(系統連系)可能とする並列運転装置1に用い
られるものである。
制御装置11とエンジンコントローラ12とを備えて構
成され、発電機制御装置11の一方は電線5に接続され
ており、エンジンコントローラ12の一方はエンジン発
電機2に接続されている。電線5には、通常時には商用
電源3の電力が流れ、系統連系時には、エンジン発電機
2からの電力と商用電源3からの電力とが流れるように
なっており、また、電線5には、負荷G1 〜Gn からな
る全電気負荷Aがかかるようになっている。エンジン発
電機2は、図2に示すように、発電機部2Aとエンジン
部2Bとで構成され、エンジン部2Bには電子ガバナ付
き噴射ポンプ2Cが設けられている。
は、ブレーカ(遮断機)6を介して前記電線5に接続さ
れており、必用に応じてブレーカ6をON=OFFし
て、エンジン発電機2と商用電源3との間の電気の流れ
を接続、遮断している。ブレーカ6とエンジン発電機2
の間には第1の変流器7Aおよび電圧検出端7Bが設け
られ、この変流器7Aは発電機2の負荷を、電圧検出端
7Bは、発電機2の電圧をそれぞれ検出するとともに、
それらの検出値を信号として発電機制御装置11に出力
するようになっている。
および電圧検出端8Bが設けられ、この変流器8Aは、
系統連系時には、電線5に流れる全電気負荷A、つま
り、商用電源3の負荷とエンジン発電機2の負荷とを合
計した負荷を、商用電源3の単独使用時には、商用電源
3の負荷を、それぞれ検出するとともに、それらの検出
値を信号として発電機制御装置11に出力するようにな
っている。また、電圧検出端8Bは、商用電源3の電圧
を検出するとともに、その検出値を信号として発電機制
御装置11に出力するようになっている。
における各信号の送受信は、図1,2に示すように行わ
れる。すなわち、発電機制御装置11には、前述のよう
に、第2の変流器8Aおよび電圧検出端8Bから、全電
気負荷検出信号、商用電圧検出信号が、第1の変流器7
Aおよび電圧検出端7Bから発電機負荷検出信号、発電
器の電圧検出信号がそれぞれ送信され、また、ブレーカ
6からブレーカ制御動作確認信号が送信される。
御装置11からアナログ回転制御信号、同期動作信号お
よび系統連系信号等のエンジンコントロール信号が送信
されるとともに、エンジン発電機2のエンジン部2Bか
ら回転センサ信号、電子ガバナ付き噴射ポンプ2Cから
ラックセンサ信号がそれぞれ送信され、これらの各信号
に基づいて、エンジンコントローラ12から電子ガバナ
付き噴射ポンプ2Cに、ガバナアクチュエータ制御信号
を送ってガバナアクチュエータを駆動し、噴射ポンプの
噴射量を制御する。
は、速度変動率可変手段15が設けられている。この速
度変動率可変手段15は、発電機制御装置11から送信
されたアナログ回転制御信号を受信した後、送られたア
ナログ回転制御信号に応じて、PID制御により、図3
に示すような3段階の速度切り替えを行う。すなわち、
図3では、縦軸はエンジン発電機2の回転数、横軸は時
間(秒)であり、切り替えは、エンジン発電機2の回転
速度を、PID制御の感度を高くして横軸に対して勾配
が急となった速い速度変動率N1と、PID制御の感度
を鈍くして勾配が緩やかとなった遅い速度変動率N3
と、PID制御の感度を中程度として勾配がやや緩やか
となった中速の速度変動率N2との3段階に切り換える
ことができるようになっている。
(チューニング)し、これにより、電子ガバナ付き噴射
ポンプ2Cの噴射量を制御してエンジン発電機2の回転
数を変えるものである。なお、PID制御は、電気信号
を比例要素P、積分要素I、微分要素Dに分けて制御す
るもので、安定性および速応性に優れている。
と、エンジン発電機2の回転数変動率は、例えば、51
0rpm/secとなり、この回転数変動率は全電気負
荷が急減したとき、それに追従させる際の高速用であ
る。また、中速の速度変動率N2に設定すると、エンジ
ン発電機2の回転数変動率は、例えば、250rpm/
secとなり、この回転数変動率は、通常の系統連系時
用である。さらに、遅い速度変動率N3に設定すると、
エンジン発電機2の回転数変動率は、例えば、51rp
m/secとなり、この回転数変動率は同期動作用であ
る。
る。この図4の、縦軸は発電機負荷を、横軸は周波数お
よびアナログ回転制御電圧をそれぞれ表しており、周波
数50Hzもしくは60HzのときのDROOP(定格
周波数と無負荷周波数との差)3%の特性が示されてい
る。
は、エンジン発電機2の出力周波数(回転)を徐々に上
げて行く制御を行う。系統連系時では、エンジン発電機
2の出力周波数(回転)を、50Hz(1500rp
m)もしくは60Hz(1800rpm)に制御するに
は、エンジン発電機2の負荷が0%、すなわち無負荷の
場合、発電機制御装置11からのアナログ回転制御信号
の電圧を2.16Vにする必要がある。
%、すなわち定格負荷の場合、発電機制御装置11から
のアナログ回転制御信号の電圧を3Vにすればよい。こ
のアナログ回転制御信号の電圧の増加に応じて、エンジ
ンコントローラ12から電子ガバナ付き噴射ポンプ2C
への出力が増加し、エンジン部2Bへの燃料供給量も増
加して、エンジン発電機2の回転数も増加することにな
る。
すなわち系統連系が行われている場合において、通常、
多少の負荷変動があるが、この負荷変動は1〜2%のオ
ーダーである。従って、このようなわずかな負荷変動に
対しては、エンジン発電機2の出力応答はそれほど急激
に行う必要はないため、前述の図3における中速の速度
変動率N2で運転を行うことになる。
大幅、例えば数十%の負荷変動が生じた場合には、前述
の中速の速度変動率N2では、エンジン発電機2の回転
数変動が大幅な負荷変動に十分に対応できないため、高
速の速度変動率N1に切り換えて負荷変動に対応するこ
ととなる。そのため、図5に示すように、全電気負荷A
が急減した場合でも、その急減に対応することができ、
これにより、逆潮流を生じさせないですむ。
のフローチャートを参照して説明する。まず、図6に基
づいて制御装置1の起動時のフローチャートを説明す
る。ST(ステップ)1でスタートすると、ST2で、
オペレータは制御電源を入れ、ST3で、エンジン発電
機2のエンジン部2Bを始動させる。ST4で、エンジ
ン部2Bの回転が規定回転以上か否かの判断が行われ、
規定回転以上の時はST5に進む。ST4で、エンジン
の回転が規定回転に達していない間は、ST6で3分経
過するまで待ち、3分経過しても規定回転以上に達しな
いときは、ST7で始動渋滞と見なされ、警報が発せら
れる。
回転であるLi(ローアイドル)回転運転に移行し、S
T8で3分経過するまでLi回転運転を続ける。3分経
過したらST9に進み、エンジン回転を定格運転の50
Hz(1500rpm)/60Hz(1800rpm)に
あげ、所定のHi(ハイアイドル)回転とする。これら
ST2〜ST8の制御は、発電機制御装置11により行
われ、ST9は発電機制御装置11にてエンジンコント
ローラ12を制御することにより行われる。また、ST
5、ST8、ST9の運転時は、エンジンコントローラ
PID制御が鈍くなっている。
ジン発電機2を商用電源3に同期させる自動回転同期の
フローチャートを説明する。図7に示すように、ST1
1でスタートすると、ST12で、エンジン発電機2を
無負荷、ハイアイドル(Hi)とし、ST13で、エン
ジンコントローラ12に発電機制御装置11により同期
信号ONを入力する。ST14で、商用電源3との電圧
差が±2V以内にあるか否かの判断が行われ、±2V以
内にあればST15に進み、±2V以上であればST1
6で電圧差大として発電機制御装置11により警報が発
せられる。なお、発電機2の電圧は事前に調整されてい
る。また、商用電源3との電圧差の認識時間は、例えば
1秒とされ、これは発電機制御装置11で制御されるよ
うになっている。
2Hz以内にあるか否かの判断が行われ、±2Hz以内
にあればST17に進み、±2Hz以上であればST1
8で60秒経過するまでST15からST18が繰り返
され、60秒経過しても周波数差が±2Hz以内になら
ないときは、ST19で、同期渋滞として発電機制御装
置11により警報が発せられる。なお、ST18での6
0秒の時間は、発電機制御装置11により制御され同期
信号よりカウントされる。
れ、ST20で、商用電源3との周波数差および位相差
の確認が行われ、ST21で、発電機制御装置11から
アナログ回転制御信号をエンジンコントローラ12に入
力する。エンジンコントローラ12では、送られたアナ
ログ回転制御信号に対して、速度変動率可変手段15に
より遅い速度変動率N3にして同期制御を行う。
差が±5°以内にあるか否かの判断が行われ、位相差が
±5°以内になるまで同期制御を行い、位相差が±5°
以内になったらST24に進み、ST24で、位相差が
±5°以内になって1秒経過したか否かの判断が行わ
れ、1秒経過するまで待って、確実に位相差が±5°以
内にあることの確認をした後、図8に示すように、ST
25に進む。
間だけ同期投入信号を出力(ブレーカON)した後、S
T26で、同期完了信号ON入力(ブレーカ補助接点O
N)が行われたか否かの判断が行われ、入力が行われて
いれば、ST27に進む。同期完了信号ON入力が行わ
れていないときは、ST28で、同期投入信号ON後6
0秒経するまでチェックが行われ、同期投入信号がON
しないまま60秒経過したときは、ST29で同期渋滞
として発電機制御装置11により警報を発する。ST2
7で、エンジンコントローラ12に同期信号OFFを送
り、ST30で同期完了となり、ST31で、エンジン
発電機2と商用電源3との同期動作終了となる。
負荷分担、つまり系統連系時のフローチャートを説明す
る。図8で同期動作が完了すると同時にST41でのス
タートおよびST42での発電機制御装置11への同期
完了信号ON(ブレーカ補助接点ON)となり、その状
態を安定させるため、ST43で、2秒経過するまで待
つ。2秒経過したらST44で、エンジンコントローラ
12に系統連系信号ONを入力する。次いで、ST45
で、発電機制御装置11より負荷分担の為にアナログ回
転制御信号をエンジンコントローラ12に入力し、ST
46で、送られたアナログ回転制御信号に応じて、エン
ジンコントローラ12の速度変動率可変手段15により
中速の速度変動率N2に切り換えて回転制御を行う。
電機制御装置11に設定されている目標負荷に対して、
それに対応する分担をしているか否かの判断が行われる
とともに、目標負荷分担するまで待ち、目標負荷分担に
達したらST48に進み、ST48で負荷分担制御を継
続する。ST49で、負荷分担制御継続中に負荷が急減
したか否かの判断が行われ、ST49で、負荷が急減し
ていないと判断されたら、ST47の前に戻り、負荷急
減を検出するまでST47〜ST49のステップを繰り
返す。
場合はST50に進み、ST50で、発電機制御装置1
1が、負荷急減により発電機2の電流が逆潮流しないよ
うに、エンジンコントローラ12にアナログ回転制御信
号を大きく出力する。ST51で、エンジンコントロー
ラ12はアナログ回転制御信号の変化量が大きくなった
のを検出し、エンジンコントローラ12の速度変動率可
変手段15を高速の速度変動率N1に切り換えて回転制
御を行う。以下、ST47以後のステップが繰り返さ
れ、負荷の急減の有無により、速度変動率可変手段15
による速度変動率の切り替えが行われる。この際、急減
がおさまり、再び増加する場合に、その負荷の増加が急
激である場合にも、速度変動率をN1とするように制御
してもよい。
常停止)のフローチャートを説明する。ST61でスタ
ートすると、ST62で、発電機制御装置11に解列信
号がONされる。解列信号がONされると、ST63
で、発電機制御装置11よりアナログ回転制御信号がエ
ンジンコントローラ12に送信され、エンジンコントロ
ーラ12では、送られたアナログ回転制御信号に対応し
て内部の速度変動率可変手段15が中速の速度変動率N
2を選択し、かつ、エンジン発電機2の回転速度を遅く
し、発電機負荷を徐々に商用電源3に移行する。ST6
4で解列機、すなわち解列すべき発電機は無負荷か否か
の判断が行われ、無負荷であればST65に進み、無負
荷でなければST63の前に戻り、無負荷になるまでS
T63、ST64のステップを繰り返す。
カ6をOFFする。ST66で、発電機2の回転をLi
(ローアイドル)回転に切換え、ST67で、冷却運転
に移行する。そして、所定時間冷却運転した後、ST6
8で、発電機制御装置11よりエンジンコントローラ1
2に停止信号を出力して、ST69で、エンジン発電機
2のエンジン部2Bを停止する。
停止の際のフローチャートを説明する。ST71で異常
発生が発生すると、ST72で発電機2のブレーカ6が
OFFされると同時に、ST73で警報発報が行われ
る。発電機2のブレーカ6がOFFの後、ST74で発
電機制御装置11よりエンジンコントローラ12に停止
信号の出力が行われ、ST75でエンジン発電機2のエ
ンジン部2Bが停止する。
うな効果がある。 (1) 発電機制御装置11からアナログ回転制御信号をエ
ンジンコントローラ12に送信されると、エンジンコン
トローラ12ではその内部の速度変動率可変手段15
が、送られたアナログ回転制御信号に対応して、速度変
動率を、速い速度変動率N1、中速の速度変動率N2お
よび遅い速度変動率N3の3段階に切り換えることがで
きるので、エンジン発電機2と商用電源3との同期およ
び系統連系時の全電気負荷の変動に柔軟に対応すること
ができる。
うに速度変動率を3段階に切り換えることができるの
で、エンジン発電機2を商用電源3に同期させるとき、
遅い速度変動率N3に切り換えることで、両者の同期を
容易にすることができ、同期までの時間を速くすること
ができる。
うに速度変動率を3段階に切り換えることができるの
で、エンジン発電機2と商用電源3との並列運転時に、
負荷が急減した場合、速い速度変動率N1に切り換えて
エンジン発電機2の回転を高速にすることで負荷の急減
にも充分に追従することができる。その結果、商用電源
3側へ発電機2の電力が流れ込む逆潮流を防止すること
ができ、かつ、エンジン発電機2の負荷の割合を高くし
て、商用電源3の割合を押さえることができるので、エ
ンジン発電機導入によるより高い経済効果が得られる。
ントローラ12の制御は、アナログ回転制御信号により
行われるので、応答性が速く、同期動作および系統連系
動作に迅速に移行することができる。
るものではなく、本発明の目的を達成できるものであれ
ば、他の変形形態を含むものである。例えば、前記実施
形態では、速度変動率可変手段15による速度変動率の
切り替えを、速い速度変動率、中速の速度変動率および
遅い速度変動率の3段階に切り換え可能としたが、これ
に限らず、2段階あるいは4段階以上の複数段階に切り
換え可能としてもよい。
手段15をエンジンコントローラ12に設けたが、これ
に限らず、発電機制御装置11に設け、これにより、ア
ナログ回転制御信号を、異なる複数段階の速度変動率に
切り換えた信号とし、それらを適宜選択してエンジンコ
ントローラ12に送信するようにしてもよい。
用エンジンの回転制御装置によれば、同期動作、並列運
転(系統連系)等の各々の動作時の状態信号に応じて、
速度変動率を変化させることにより、エンジン発電機と
商用電源との同期を容易にして同期までの時間を速くし
たり、系統連系時の負荷増減に対応して逆潮流を防止す
ることができる。その結果、逆潮流警報によるエンジン
発電機の停止を防止することができ、また、エンジン発
電機の負荷の割合を高くして、商用電源の割合を押さえ
ることができるので、エンジン発電機導入による経済効
果が得られる。
転制御装置を示すブロック図である。
御装置の要部を示すブロック図である。
す図である。
す図である。
図である。
ローチャートである。
のフローチャートの一部である。
におけるず7の続きを示すフローチャートである。
のフローチャートである。
(正常停止)のフローチャートである。
フローチャートである。
る。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジン発電機と商用電源との並列運転
を可能とする並列運転装置に用いられる発電機用エンジ
ンの回転制御装置であって、 前記エンジン発電機と商用電源とで並列運転に入る時の
同期動作時または並列運転中の負荷増減時に、前記エン
ジン発電機の速度変動率を可変とする速度変動率可変手
段を備えていることを特徴とする発電機用エンジンの回
転制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の発電機用エンジンの回転
制御装置において、前記速度変動率可変手段は、前記エ
ンジン発電機と商用電源とで並列運転に入る時の同期動
作時に、前記エンジン発電機の速度変動率を遅くする機
能を有することを特徴とする発電機用エンジンの回転制
御装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の発電機用エンジンの回転
制御装置において、前記速度変動率可変手段は、前記エ
ンジン発電機と商用電源との並列運転時に負荷が急減し
たときに、前記エンジン発電機の速度変動率を速くする
機能を有することを特徴とする発電機用エンジンの回転
制御装置。
Priority Applications (2)
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Publications (1)
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