JP3648345B2 - ターニング二軸同期制御方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はクロスコンパウンド型タ−ビン発電機のタ−ニング二軸同期制御方法及びタ−ニング二軸同期制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から使用されているクロスコンパウンド型タ−ビン発電機のタ−ニング二軸同期システムの構成例を示す図6に示す。同図において、クロスコンパウンド型タ−ビン発電機は、高圧タ−ビン11に軸直結するプライマリ発電機(以降、pri機と称す)12と、低圧タ−ビン21に軸直結するセカンダリ発電機(以降、sec機と称す)22とを有し、pri機12、sec機22は各々のタ−ニングギア13,23を介して各々のタ−ニングモ−タ14,24に軸接続出来る様になっている。なお、これらのタ−ニングモ−タ14,24は切替操作により低速回転及び高速回転の2通りの回転速度で運転できる機能を備えており、一例として具体例を示すと、pri機12を高速時は5.56rpm、低速時は1.83rpmで、またsec機22を高速時は5.91rpm、低速時は1.95rpmで回転させている。
【0003】
これらのタ−ビン発電機の電気回路は、pri機12とsec機22の出力側を接続し、更にここから分岐して主変圧器1を通りて並列しゃ断器2に接続する出力回路と、pri器12の界磁巻線15よりプライマリ界磁しゃ断器(以降、pri界磁しゃ断器と称す)16を介してプライマリ励磁機17へ接続する励磁回路と、同様にsec機の界磁巻線25よりセカンダリ界磁しゃ断器(以降、sec界磁しゃ断器と称す)26を介してセカンダリ励磁機27へ接続する励磁回路とで構成されている。
【0004】
また、軸位相検出用にpri機12、sec機22双方のエンドの同一位相の位置にそれぞれ40°毎に9個の軸位相検出器18a〜18i、28a〜28iを設置し、それらの出力を制御手段3に入力する。軸位相検出器18a〜18i、28a〜28iには近接スイッチを用いており、各々が10°の検出感度を有している。制御手段3は軸位相検出器18a〜18i、28a〜28iを監視し、pri機12とsec機22の軸位相差が二軸同期可能な許容範囲に入った時にpri界磁しゃ断器16及びsec界磁しゃ断器26を同時に投入せしめる機能を有している。
【0005】
図7は、従来より一般的に採用されているタ−ニング二軸同期制御方法のロジックフロ−チャ−トを示す。同図中、実線矢印は動作の流れを、破線矢印は状態の流れを示す。
【0006】
起動指令30によりpriタ−ニングモ−タ及びsecタ−ニングモ−タをそれぞれ低速起動14LS、24LSさせる。次に、priタ−ニングギアを結合13Jさせるとpri機が1.83rpmで低速回転12LRし、同様にsecタ−ニングギアを結合23Jさせるとsec機が1.95rpmで低速回転22LRする。
【0007】
その後、sec機22とpri機の軸位相差が10°以内になると、9個ずつある軸位相検出機18a〜18i、28a〜28iのいずれかにより同期点到達(θPS≦10°)31が検出される。これによりpri界磁しゃ断器及びsec界磁しゃ断器を同時に閉16C、26Cさせるとpri機、sec機は双方共に界磁巻線15、25が励磁されて微小ではあるが出力運転状態となり、この時にpriタ−ニングギアが離脱13Bして二軸同期完了32となる。priタ−ニングギアが離脱するのは、pri機12およびsec機22が出力運転状態になると同期化力によりpri機の回転数がsec機の回転数まで上昇するのでこれにより離脱13Bするものである。なお、同期点到達31は一旦成立すると速度差が小さいので、軸位検出器18a〜18i、28a〜28iのいずれかの組み合せで検出することができる。
【0008】
以上の二軸同期制御の所要時間は、制御開始時にpri機12、sec機22の軸位相が同期成立寸前の場合はごく短時間で済むが、逆に本例の速度差では最大位相差(近接スイッチ感度が10°であり、軸位相差を350°とし、制御の遅れ時間は微小なので考慮しないものとする)時の同期成立時間Tは
T=(1/速度差)×(軸位相差/360°)×60秒
=(1/0.12rpm)×(350°/360°)×60秒=486秒
すなわち、8.1分必要になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の制御方法では、所要時間が最大約8分とかかりすぎて、プラントの起動時間が短縮できない一因になっている。また、制御開始時の軸位相差状況により、所要時間が数秒〜8分となり、バラツキが大きいため、プラントの起動スケジュ−ルにおいて支障を来している。
【0010】
この問題はタ−ニング二軸同期方法を適用したクロスコンパウンド型タ−ビン発電機を導入している火力発電所において、自動化プラントへの設備更新の際の最大のペンディング事項となっているのが実情である。
【0011】
本発明は、このような点に着目し、タ−ニング二軸同期の所要時間の短縮と一定化を達成することを課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のタ−ニング二軸同期制御方法は、高速回転機能及び低速回転機能を備えたクロスコンパウンド型タ−ビン発電機のタ−ニング二軸同期制御方法において、プライマリ発電機及びセカンダリ発電機の軸位相を検出する複数の軸位相検出手段と、これらの軸位相検出手段の出力を入力とする制御手段とにより、前記発電機のタ−ニング回転数を変化させて軸位相差が検出可能な最小値に成った時に低速回転側を高速回転に切替え、その後で軸位相差が許容値に到達したことにより、双方の発電機の界磁しゃ断器又は界磁開閉器を同時に閉せしめることを特徴とするものである。
【0013】
プライマリ発電機を高速回転させ、セカンダリ発電機を低速回転させるとセカンダリ発電機の1回転以内に軸位相差が検出可能な最小値に達する。この時センンダリ発電機を高速回転させると、所定の時間経過後に同期点(軸位相差が検出可能な最小値)に到達する。同期点到達にて双方の界磁しゃ断器を同時に閉せしめると、二軸同期完了となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明においては、請求項2のように、軸位相差が検出可能な最小値になった時に低速回転側を高速回転に切替え、その後で軸位相差が許容値に到達したこと及び前記軸位相差が検出可能な最小値に成った時を起点にして一定時間経過したこととで双方の発電機の界磁しゃ断器又は界磁開閉器を同時に閉せしめることができる。このように、低速側を高速に切替る軸位相差を速く検出することで請求項1の場合よりも短時間で二軸同期を行うことができる。また、発電機が規定のタ−ニング回転数で回転している時のみ界磁しゃ断器を閉せしめることを可能とし、タ−ニング二軸同期の信頼性を向上させることができる。
【0015】
本発明においては、請求項3のように、pri機及びsec機を双方共に高速回転せしめ、軸位相差が許容値に到達すると任意の時間を経過した後に双方の界磁しゃ断器又は界磁開閉器を閉せしめるようにすることもできる。これにより、界磁しゃ断器を閉せしめる時の軸位相差を最小とすることができる。
【0016】
本発明においては、請求項4に示すように、プライマリ発電機及びセカンダリ発電機の双方が共に高速回転にて軸位相差が許容値に到達した時、一定の時間内のみ双方の界磁しゃ断器又は界磁開閉器を閉せしめるようにすることもできる。これにより、軸位相差が許容値を超過した場合は二軸同期を中断することができ、信頼性が向上する。
【0017】
本発明においては、請求項5に示すように、プライマリ発電機及びセカンダリ発電機の一方を高速に、他方を低速に回転せしめ、軸位相差が許容値以内に成り、かつその後で検出可能な最小値以下又は以上に成った時に低速側を高速に切替るようにしてもよい。
【0018】
また、請求項6に示すように、軸位相検出手段の出力の異常診断を行い、異常を検知した時は制御を中止すると共に警報を発することもできる。あるいは請求項7に示すように、タ−ニングモ−タの電源電圧及び電源周波数が規定範囲を外れている場合は制御を中止すると共に警報を発するようにすることもできる。これらの方法を用いれば、機械の損傷を防止し、タ−ニング二軸同期制御の信頼性を更に向上させることができる。
【0019】
【実施例】
次に、本発明の実施例を説明する。なお、本発明の実施例において、クロスコンパウンド型タ−ビン発電機のタ−ニング二軸同期システムの基本的構成は図6と同じであるので、それを参照して説明するものとし、また、図7におけると同一部分、同一動作および同一状態は同一の符号で説明する。
【0020】
図1は本発明の請求項1に対応する実施例のロジックフロ−チャ−トである。同1および図6において、起動指令40によりpriタ−ニングモ−タ14を高速起動14HSさせ、priタ−ニングギア13を結合13Jさせるとpri機12が5.56rpmで高速回転12RHする。同様にsecターニングモ−タ24を低速起動24LSさせ、secタ−ニングギア23を結合23Jさせるとsec機22が1.95rpmで低速回転22LRし、sec機22が1回転(約31秒)以内に軸位相差(θPS=40°)41が成立する(この例では、9個の軸位相検出器が設けられているので、360°÷9=40°が軸位相差の許容値として設定される。)。これによりsecタ−ニングモ−タ24を高速起動24HSに切替えてsec機22が5.91rpmで高速回転22HRすると、pri機12とsec機22の速度差が0.35rpmとなり約15秒[(1/0.35rpm)×(30°/360°)×60秒]後に、同期点到達(θPS≦10°)42が成立する。
【0021】
つまり前記の如く一方を高速回転、もう一方を低速回転として軸位相差を追い込み検出可能な最小軸位相差になった時点で低速回転側を高速回転にすることで同期点到達時間を最も短縮させることが出来る。
【0022】
同期点到達(θPS≦10°)42にて双方の界磁しゃ断器16,26を同時に閉16C,26Cせしめると、その結果priタ−ニングギア13が離脱13Bし、二軸同期完了43となる。なお、同期点到達42は速度差が小さいので到達しさえすれば軸位相検出器18a〜18iと28a〜28iのいずれかの組み合わせで検出できる。
【0023】
以上の如く本実施例によれば、従来の最大所要時間約8分を約46秒[31秒+15秒+制御の遅れ時間(仮に1秒とする)]と大幅に短縮できると共にバラツキも解消できる。なお、一方が高速回転、もう一方が低速回転の状態では、速度差が過大なため二軸同期は成功しない。
【0024】
図2は本発明の請求項2に対応する実施例を示すロジックフロチャ−トである。同図において、図1と異なるのは、軸位相差(θPS=40°)41が成立すると、この信号をオンデレイタイマ44を通してAND回路45の一方の入力端子に導き、AND回路45の他方の入力端子には、双方共に高速回転後の同期点到達(θPS≦10°)42からの入力信号を入力させ、このAND条件の成立をもって双方の界磁しゃ断器を閉16C,26Cせしめる部分である。オンデレイタイマ44の設定値は軸位相差(θPS=40°)41が成立した後に同期点到達(θPS≦10°)42する迄の所要時間15秒[(1/0.35rpm)×(30°/360°)×60秒]に設定する。つまりオンデレイタイマ44を設けることにより、sec機22及びpri機12が規定回転数で正常回転している場合にのみ二軸同期が行えることになる。従って、一方の発電機の回転数に異常が発生している場合は二軸同期が行えないので非同期投入による機器の損傷を防止することが出来る。
【0025】
図3は本発明の請求項3に対応する実施例を示すロジックフロ−チャ−トである。図1と異なるのは、双方共に高速回転後の同期点到達(θPS≦10°)42の代わりに、同期状態判定46とその後段に出力遅延装置47を設けた部分である。同期状態判定46はsec機22とpri機12との軸位相差θPSが4°〜1°または5°〜9°の範囲内にあるか否かを判定し、判定結果により各々の出力を出力遅延装置47に入力する。出力遅延装置47は軸位相差θPSに応じてそれぞれ違った時限を経て双方の界磁しゃ断器16,26を閉せしめる出力を出せるようになっている。この時限の設定は1°の時は0、48秒[(1/0.35rpm)×(1°/360°)×60秒]、同様に2°=0.95秒、3°=1.43秒、4°=1.90秒、5°〜9°=瞬時とする。つまり二軸同期の軸位相差は10°であるが、0°で行うべく軸位相差PSθによって双方の界磁しゃ断器を閉16c,26cせしめるタイミングを調整するものである。以上の如くこの実施例によれば二軸同期時の軸位相差を最小にすることができる。
【0026】
図4は本発明の請求項4に対応する実施例を示すロジックフロ−チャ−トである。同図において図1と異なるのは、双方共に高速回転後の同期到達(θPS≦10°)42の出力側にオンデレイタイマ48とNOT回路49を接続し、このNOT回路49の出力と同期点到達(θPS≦10°)42の出力をAND回路50に導き、このAND条件の成立により、双方の界磁しゃ断器を閉16c,26cせしめる部分である。つまり双方の界磁しゃ断器16,26を閉せしめる信号をワンショット信号にするということである。
【0027】
この場合、オンデレイタイマ48の設定値は軸位相差許容値10°に到達してから外れる迄の時間4.8秒[(1/0.35rpm)×(10°/360°)×60秒]に設定する。万一、同期点到達(θPS≦10°)42の信号に短絡などの異常が起こると、軸位相差許容値以外で二軸同期する心配があるが、この問題を解消することが出来る。
【0028】
図5は本発明の請求項5に対応する実施例を示すロジックフローチャートである。同図において図1と異なるのは、sec機が低速回転22LRでpri機との軸位相差θPSが一旦、同期点到達(θPS≦10°)51に到った後、sec機との軸位相差(θ≦320°)[PriとSecの関係が40°になったことを示す。軸位相検出器は9個である。]52にて、sec機を高速回転22HRにせしめる部分である。図1〜図4の実施例では軸位相差(θPS=40°)41の検出に約31秒を要するが、本実施例によればpri機1回転(11秒)以内で検出できる。つまり起動指令が出力された時に同期点到達(θ≦10°)51が成立中、又は成立寸前だった場合は11秒+α(数秒以内)で二軸同期できる。一旦、同期点到達(θPS≦10°)51を確認するのは、制御開始時に軸位相差(θPS≦320°)52と軸位相差(θPS≦10°)42が同時に成立し、非同期状態で二軸同期が行われる心配があるからである。
【0029】
次に、請求項6及び請求項7につき説明する。請求項6は、図6における軸位相差検出器18a〜18i,28a〜28iの異常診断を行うものである。異常診断は個々の軸位相検出器18a〜18i,28a〜28iが発電機1回転で10°の時間だけ動作するか及び順次正常の時間を経て動作するかを監視するものである。これにより異常を検出した場合は二軸同期制御方法を中止すると共に警報を発してオペレータに異常の発生を知らしめるものである。また、請求項7においては、pri機12及びsec機22が規定回転数で回転するにはターニングモータ14,24が規定回転数で回転する必要があるので、これらのターニングモータ14,24が健全であるということを電源電圧、電源周波数を監視し、異常がある場合は二軸同期制御方法を中止すると共に警報を発してオペレータに異常の発生を知らせるものである。これらの方法によれば、機械の損傷を防止し、タ−ニング二軸同期制御の信頼性を更に向上させることができる。
【0030】
【発明の効果】
上述のように、従来方式のターニング二軸同期制御方法及び制御装置では所要時間が即時〜8分と長時間で、しかもばらつきが大きかったが、本発明はこれ等の問題を確実に解消し、所要時間を短縮すると共に、バラツキを低減させることができる。また、二軸同期の信頼度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に対応する実施例のロジックフローチャート。
【図2】本発明の請求項2に対応する実施例のロジックフローチャート。
【図3】本発明の請求項3に対応する実施例のロジックフローチャート。
【図4】本発明の請求項4に対応する実施例のロジックフローチャート。
【図5】本発明の請求項5に対応する実施例のロジックフローチャート。
【図6】ターニング二軸同期制御方法のシステム構成を示すブロック図。
【図7】従来のターニング二軸同期制御方法のロジックフローチャート。
【符号の説明】
1…主変圧器 2…並列しゃ断器 3…制御手段 11…高圧タービン 12…プライマリ発電機(pri機) 13,23…ターニングギア 14,24…ターニングモータ 15,25…界磁巻線 16,26…界磁しゃ断器 17,27…励磁機 18a〜18i,28a〜28i…軸位相検出器 21…セカンダリ発電機(sec機) 22…低圧タービン
48…オンデレイタイマ
Claims (8)
- 高速回転機能及び低速回転機能を備えたクロスコンパウンド型タ−ビン発電機のタ−ニング二軸同期制御方法において、プライマリ発電機及びセカンダリ発電機の軸位相を検出する複数の軸位相検出手段と、これらの軸位相検出手段の出力を入力とする制御手段とにより、前記発電機のタ−ニング回転数を変化させて軸位相差が検出可能な最小値に成った時に低速回転側を高速回転に切替え、その後で軸位相差が許容値に到達したことにより、双方の発電機の界磁しゃ断器又は界磁開閉器を同時に閉せしめることを特徴とするタ−ニング二軸同期制御方法。
- 軸位相差が検出可能な最小値に成った時に低速回転側を高速回転に切替え、その後で軸位相差が許容値に到達したこと及び前記軸位相差が検出可能な最小値に成った時を起点にして一定時間経過したこととで双方の発電機の界磁しゃ断器又は界磁開閉器を同時に閉せしめることを特徴とする請求項1に記載のタ−ニング二軸同期制御方法。
- プライマリ発電機及びセカンダリ発電機を双方共に高速回転せしめ、軸位相差が許容値に到達すると任意の時間を経過した後に双方の界磁しゃ断器又は界磁開閉器を閉せしめることを特徴とする請求項1又は2に記載のタ−ニング二軸同期制御方法。
- プライマリ発電機及びセカンダリ発電機の双方が共に高速回転にて軸位相差が許容値に到達した時、一定の時間内のみ双方の界磁しゃ断器又は界磁開閉器を閉せしめることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のタ−ニング二軸同期制御方法。
- プライマリ発電機及びセカンダリ発電機の一方を高速に、他方を低速に回転せしめ、軸位相差が許容値以内に成り、かつその後で検出可能な最小値以下又は以上に成った時に低速側を高速に切替ることを特徴とする請求項1に記載のタ−ニング二軸同期制御方法。
- 軸位相検出手段の出力の異常診断を行い、異常を検知した時は制御を中止すると共に警報を発することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のタ−ニング二軸同期制御方法。
- タ−ニングモ−タの電源電圧及び電源周波数が規定範囲を外れている場合は制御を中止すると共に警報を発することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載のに記載のタ−ニング二軸同期制御方法。
- 高速回転機能及び低速回転機能を備えたクロスコンパウンド型タ−ビン発電機におけるプライマリ発電機及びセカンダリ発電機の軸位相を検出する複数の軸位相検出手段と、前記プライマリ発電機及びセカンダリ発電機の一方を高速に他方を低速に回転せしめるとともに、軸位相差が許容値以内になり、かつその後で検出可能な最小値以下又は以上に成った時に低速側を高速に切替る回転切替え手段と、前記回転数切替え手段により低速側を高速に切り換えた後、軸位相差が許容値に到達したことにより双方の発電機の界磁しゃ断器又は界磁開閉器を同時に閉せしめる制御手段とを有することを特徴とするタ−ニング二軸同期制御装置。
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