JP2002013056A - 伸縮性不織布複合体 - Google Patents

伸縮性不織布複合体

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JP2002013056A
JP2002013056A JP2000194232A JP2000194232A JP2002013056A JP 2002013056 A JP2002013056 A JP 2002013056A JP 2000194232 A JP2000194232 A JP 2000194232A JP 2000194232 A JP2000194232 A JP 2000194232A JP 2002013056 A JP2002013056 A JP 2002013056A
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Kazunari Nishino
和成 西野
Haruki Nagaoka
春樹 長岡
Shigeyuki Motomura
茂之 本村
Kenichi Suzuki
健一 鈴木
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度、風合い、嵩高性、柔軟性に優れるとと
もに、伸縮性に優れ、かつ伸長後の残留歪みが小さい伸
縮性不織布複合体を提供する。 【解決手段】 熱可塑性エラストマーからなる伸縮性ネ
ットの片面または両面に、横伸長性不織布が、超音波加
工により縦縞状に融着され接合されてなる伸縮性不織布
複合体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エラストマーから
なる伸縮性ネットを芯材とし、それに不織布を接合させ
た伸縮性不織布複合体に関する。
【0002】
【従来の技術】スパンボンド不織布に代表される不織布
は、近年さまざまな用途に使用されてきている。そし
て、その用途に応じて各種特性の向上が求められてい
る。例えば、紙おむつのギャザー、生理用ナプキン等の
衛生材料の一部、湿布材の基布等に用いられる不織布
は、使用される箇所によっては、通気性、触感に優れる
とともに、伸縮性にも優れることが求められ、さらに、
工業生産における成形加工に際して適度な強度を有する
ことも要求される。
【0003】伸縮性を有する不織布としては、これま
で、熱可塑性エラストマーおよび/またはポリオレフィ
ンを含む組成物を用いメルトブロー法によって成形した
不織布や、潜在捲縮繊維からなる不織布が知られてい
る。前者の不織布は、一般的なポリオレフィンからなる
不織布に比べて、目付量当たりの破断強度が弱く、所要
の強度を得るために高目付にしなければならずコスト高
となる。さらに、縦方向には低応力で伸長されやすく、
不織布原反繰出し時に原反の幅落ち、巻取り時の巻物硬
さ等の問題があり、成形加工への適応性に問題が有る。
【0004】また、後者の潜在捲縮繊維からなる不織布
では、その伸縮性が繊維の捲縮・伸長にともなう構造変
化によって発現するため、伸縮性には限界があって低い
ものにとどまり、さらに所要の強度を得るためには高目
付のものにする必要があり、そのためコストアップとな
る。
【0005】伸縮性を有する他の不織布としては、エラ
ストマー材料の繊維質ウェブに不織ウェブを積層させた
複合弾性不織布が知られる。たとえば、特開昭62−8414
3号公報、特開昭62−28456号公報、特開昭62−33889号
公報には、SEBS(ポリスチレン/ポリ(エチレン-ブ
チレン)/ポリスチレン)ブロック共重合体、SIS
(ポリスチレン/ポリイソプレン/ポリスチレン)ブロ
ック共重合体等のエラストマー材料を主成分に用いた樹
脂を、メルトブロー法によって成形した不織弾性ウェブ
を、伸張させた状態で非弾性材料からなる不織ウェブと
積層後、熱と圧力を掛けて接合した複合弾性不織布が開
示されている。
【0006】この複合弾性不織布は、引張強度は大きい
が、硬さ感が有り風合いに劣るという問題点がある。ま
た、エラストマー材料には耐熱性の面で難点があり、高
温成形を余儀なくされるメルトブロー法ではエラストマ
ー材料単体によるウェブ化が困難である。その対策とし
てエラストマー材料とポリエチレン、ポリプロピレン等
のポリオレフィンとのブレンド樹脂が用いられるが、高
温においてはポリオレフィンとSEBSブロック共重合
体或いはSISブロック共重合体等のエラストマー材料
との相容性が悪く、ブレンド可能な樹脂の選択範囲が狭
まるという問題点を有している。
【0007】この問題を解決するため、本出願人により
提出された特開平4−281059号公報によれば、エラスト
マーで成形したネットを芯材とし、これに不織布ウェブ
を接合させた複合弾性不織布が開示される。これにより
縦および横方向の伸縮性は改善されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】エラストマーで成形し
たネットと不織布ウェブの接合方法としては、ウォータ
ジェット、熱エンボス、ホットメルト接着剤などを用い
る各種の交絡方法が周知である。ウォータジェットを用
いて交絡を行う場合、スパンボンド不織布をマイルドな
条件でエンボス加工(ソフトエンボス)しておかなけれ
ばならず、不織布のハンドリングに問題がある。
【0009】熱エンボスを用いて交絡を行う場合、接合
条件の許容範囲が狭く、接合条件によっては芯材のネッ
トにダメージを与えやすくなる。また、エンボスパター
ンは一般にパターンピッチが狭く、また輻射熱により融
着範囲が広がり易くなるため、強度は得られやすいが、
伸びが低下し、残留歪も大きくなり好ましくない。ホッ
トメルト接着剤を用いて交絡を行う場合にも、接着剤が
塗布パターンに従って塗布されるので、熱エンボスの場
合と同様な問題が有る。
【0010】本発明は、上記のような従来技術に伴う問
題を解決しようとするものであって、強度、風合い、嵩
高性、柔軟性に優れるとともに、伸縮性に優れ、かつ伸
長後の残留歪みが小さい伸縮性不織布複合体を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明者らは鋭意検討の結果、エラストマーからな
るネットと不織布の接合に超音波を用い、特定の加工方
法により融着、接合することにより、ネット及び不織布
の伸縮機能を損なうことなく、嵩高性で、柔軟かつ触感
に優れる伸縮性部材が得られることを見出し本発明を完
成するに至った。
【0012】すなわち、本発明において、次の(1)〜
(5)の伸縮性不織布複合体が提供される。 (1)熱可塑性エラストマーからなる伸縮性ネットの片
面または両面に、横伸長性不織布が、超音波加工により
縦縞状に融着され接合されてなることを特徴とする伸縮
性不織布複合体。
【0013】(2)前記横伸長性不織布が、スパンボン
ド法により製造され、縦方向に延伸倍率5倍以下で延伸
された不織布である上記(1)に記載の伸縮性不織布複
合体。 (3)前記横伸長性不織布が、横方向にプリーツ加工さ
れた不織布である上記(1)または(2)に記載の伸縮
性不織布複合体。
【0014】(4)前記超音波加工による融着が、ピッ
チ2〜8mm、融着幅0.3〜3mmの縦縞状に行われ
る上記(1)〜(3)のいずれかに記載の伸縮性不織布
複合体。
【0015】(5)前記熱可塑性エラストマーからなる
伸縮性ネットが、方形目合いまたは菱形目合いのネット
であり、目付が20〜60g/m2である上記(1)〜
(4)のいずれかに記載の伸縮性不織布複合体。 (6)前記横伸長性不織布の目付が、20〜50g/m
2である上記(1)〜(5)のいずれかに記載の伸縮性
不織布複合体。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る伸縮性不織布複合体
は、熱可塑性エラストマーからなる伸縮性ネットの片面
または両面に、横伸長性不織布が、超音波加工により縦
縞状に融着され接合されてなるものである。以下に、熱
可塑性エラストマーからなる伸縮性ネットおよび横伸長
性不織布について具体的に説明する。
【0017】伸縮性ネット 本発明のネットの成形材料として用いられる熱可塑性エ
ラストマーは、常温では加硫ゴムと同様な弾性体の性質
を持ち(分子中のソフトセグメントによる)、高温では
通常の熱可塑性樹脂と同様に既存の成形機をそのまま使
って成形することのできる(分子中のハードセグメント
による)高分子材料である。
【0018】熱可塑性エラストマーとしては、スチレン
系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ウレタン
系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリア
ミド系エラストマー等が例示される。これらの中では、
スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、
ウレタン系エラストマーが好ましい。
【0019】スチレン系エラストマーとしては、SEB
S、SIS、SEPS(ポリスチレン/ポリ(エチレン-
プロピレン)/ ポリスチレン)、SBS(ポリスチレン
/ポリブタジエン/ ポリスチレン)等のブロック共重
合体が例示される。具体的には、クレイトン(Kraton:
シェル化学(株)製)、キャリフレックスTR(シェル化
学(株)製)、ソルプレン(フィリップスペトロリファム
社製)、ユーロプレンSOLT(アニッチ社製)、タフ
プレン(旭化成(株)製)、ソルプレンT(日本エラスト
マー(株)製)、JSRTR(日本合成ゴム(株)製)、電
化STR(電気化学(株)製)、クインタック(日本ゼオ
ン(株)製)、クレイトンG(シェル化学(株)製)、タフ
テック(旭化成(株)製)〔いずれも商品名〕などが挙げ
られる。
【0020】オレフィン系エラストマーとしては、エチ
レン-α-オレフィンランダム共重合体や第三成分として
ジエンを共重合させたものなどが挙げられ、具体的に
は、エチレン・プロピレンランダム共重合体、エチレン
・1-ブテンランダム共重合体、EPDM(エチレン・プ
ロピレン・ジエン共重合体、ジエン成分としてはジシク
ロペンタジエンまたはエチリデンノルボルネン)をソフ
トセグメントに、ポリオレフィンをハードセグメントに
したものなどが例示され、商品名としては、タフマー
(三井化学(株)製)、ミラストマー(三井化学(株)製)
などが挙げられる。
【0021】ウレタン系エラストマーとして熱可塑性の
ものは、ポリエステル、低分子グリコール、メチレンビ
スフェニルイソシアネートまたはトリジンジイソシアネ
ートからなるポリウレタンであり、ポリラクトンエステ
ルポリオールに短鎖ポリオールの存在下ポリイソシアネ
ートを付加重合したもの、アジピン酸とグリコールとの
アジピン酸エステルポリオールに短鎖ポリオールの存在
下ポリイソシアネートを付加重合したもの、テトラヒド
ロフランの開環で得られたポリテトラメチレングリコー
ルに短鎖ポリオールの存在下ポリイソシアネートを付加
重合したものなどが例示される。具体的には、ブルコラ
ン(バイエル社製)、ケミガムSL(グッドイヤー社
製)、アジプレン(デュポン社製)、バルカプレン(I
CI社製)〔いずれも商品名〕などが挙げられる。
【0022】ポリエステル系エラストマーとしては、芳
香族ポリエステルをハードセグメントに、非晶性ポリエ
ーテルや脂肪族ポリエステルをソフトセグメントにした
ものが挙げられる。具体的にはポリブチレンテレフタレ
ート/ポリテトラメチレンエーテルグリコールブロック
共重合体などが挙げられる。
【0023】ポリアミド系エラストマーとしては、ナイ
ロンをハードセグメントに、ポリエステルまたはポリオ
ールをソフトセグメントにしたものなどが挙げられる。
具体的には、ナイロン12/ポリテトラメチレングリコ
ールブロック共重合体などが挙げられる。
【0024】プラスチックネットの成形は公知である。
例えば、菱形目合い(ダイヤ柄)のプラスチックネット
に関しては特公昭34−4185号公報に、方形目合い(スク
エアネット)のプラスチックネットに関しては特公昭38
−21224号公報に開示されている。そして、連続的な製
造方法に関しても、特公昭44−3877号公報、特公昭52−
107374号公報、特公昭63−2767号公報、特公平3−71256
号公報等に開示されているように、多くの提案がなされ
ている。
【0025】本発明に係るネットの製造は、それらに限
定されることなく各種の方法を採用し得る。例えば、条
溝を一定間隔で多数外周面に形成したインナーダイと、
内周面に形成したアウターダイとより構成されたダイを
用い、インナーダイとアウターダイとを互いに逆向きに
回転させる押出し成形により筒状のネットが製造でき
る。本発明では、成形された筒状のものを切り開いて使
用する。ネット目合いは、各種のものを使用できるが、
本発明ではハンドリング上、また縦横方向への伸縮性の
点でスクエアネットまたはダイヤ柄が好ましい。
【0026】上述の成形方法によれば、熱可塑性エラス
トマーを低温(180〜210℃)成形してネットを得
ることが出来る。また、熱可塑性エラストマーの耐熱性
を改善するために、あるいは成形時のすべり、ブロッキ
ング対策として、エラストマーにポリオレフィン系樹脂
をブレンドしたものを用いることもできる。
【0027】ここで用いられるポリオレフィン系樹脂と
しては、エチレン系重合体やプロピレン系重合体、ブテ
ン系重合体などのポリオレフィンのほか、オレフィンと
極性基を含有したモノマーとの共重合体が挙げられる。
エチレン系重合体としては、エチレンの単独重合体、ま
たはエチレンと、プロピレン、1-ブテン、1-ヘキセン、
4-メチル-1-ペンテン、1-オクテンなどのα-オレフィン
との共重合体が例示される。ポプロピレン系重合体とし
ては、プロピレンの単独重合体、またはプロピレンと、
エチレン、1-ブテン、1-ヘキセン、4-メチル-1-ペンテ
ン、1-オクテンなどのα-オレフィンとの共重合体が例
示される。ブテン系重合体としては、1-ブテンの単独重
合体、または他のα-オレフィンとの共重合体が例示さ
れる。オレフィンと極性基を含有したモノマーとの共重
合体としては、エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂(E
VA)、エチレン・エチルアクリレート共重合体、アイ
オノマー樹脂等の酸性基含有の共重合体樹脂が例示され
る。ここで好ましいポリオレフィン系樹脂のブレンド割
合は、5〜20重量%である。 低温成形においては、
熱可塑性エラストマーとポリオレフィン系樹脂とは相容
性がよく、ブレンドする樹脂の選択幅が広がる。
【0028】本発明においては、ネットの目付が、好ま
しくは20〜60g/m2、さらには25〜45g/m2
であることが好ましい。ネットの目合いは、好ましくは
2mm×2mm〜10mm×10mm、さらには3mm
×5mm〜5mm×7mmであることが好ましい。 以
上の様にして得られるネットは、低温成形が可能である
から熱可塑性エラストマー単体による成形ができ、横及
び縦方向の伸縮性に優れる。
【0029】横伸長性不織布 本発明で用いる横伸長性不織布は、横方向に十分な伸長
性を有し、低応力での伸びの大きな不織布である。横伸
長率としては、少なくとも100%以上、好ましくは1
50%以上のものである。伸長率が100%以上とは、
引張試験において不織布が破断するまでの伸び率が10
0%以上ということである。なお、本発明において、縦
方向とは、不織布の成形加工を行う機械に対し不織布の
流れ方向に平行な方向であり、横方向とは、それに直交
する方向である。
【0030】不織布の製造法は、乾式法、湿式法、スパ
ンボンド法、メルトブロー法などのいずれでも良いが、
生産性が良く、高強度のものが得られる点で、スパンボ
ンド法が好ましい。
【0031】この横伸長性不織布を構成する繊維は、熱
可塑性樹脂であって、前記の伸縮性ネットを形成する熱
可塑性エラストマーと融着できるものであれば特に限定
されず、それを用いて得られる。なかでも生産性、加工
性の点で、ポリオレフィンからなるものが好ましい。ポ
リオレフィンとしては、例えばポリエチレン、ポリプロ
ピレンおよびそれらのモノマーと他のα-オレフィンと
の共重合体などが挙げられる。他のα-オレフィンとし
ては、炭素数2〜10のもので、具体的にはエチレン、
プロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、4-
メチル-1-ペンテン、1-オクテンなどが挙げられる。こ
れらは1種単独でも2種以上を組み合わせても用いられ
る。これらの中では、プロピレン系重合体が好ましく、
さらには、プロピレン単独重合体、プロピレンと少量の
エチレンとからなるプロピレン・エチレンランダム共重
合体が好ましい。
【0032】本発明において、好ましく用いられる横伸
長性不織布は、芯鞘型またはサイドバイサイド型複合繊
維からなるものである。すなわち、一つの樹脂と、それ
とは性質の異なる他の樹脂との二つの樹脂から構成され
る複合繊維であって、一つの樹脂からなる鞘部と、他の
樹脂からなる芯部とから構成される芯鞘型複合繊維、ま
たは一つの樹脂部と他の樹脂部との二つの樹脂部から構
成されるサイドバイサイド型複合繊維からなるものが好
ましい。
【0033】芯鞘型複合繊維は、繊維断面において、円
形状の芯部が中心を同じくするドーナツ状の鞘部に包ま
れる同芯型でもよいし、また、芯部の中心と鞘部の中心
が一致しない偏芯型でもよい。また、芯部が繊維表面に
部分的に露出した偏芯の芯鞘型複合繊維であってもよ
い。これらの中では、伸長性に優れる偏芯芯鞘型の捲縮
複合繊維が好ましい。
【0034】芯鞘型複合繊維の鞘部を形成する樹脂とし
ては、不織布の風合いの点でエチレン系重合体が好まし
い。本発明で用いられるエチレン系重合体としては、エ
チレンの単独重合体、またはエチレンと、プロピレン、
1-ブテン、1-ヘキセン、4-メチル-1-ペンテン、1-オク
テンなどのα-オレフィンとの共重合体が挙げられる。
【0035】それに対して、芯部を形成する樹脂として
は、たとえばプロピレン系重合体、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)等のポリエステル樹脂、ナイロン等
のポリアミド樹脂などが挙げられる。これらの中でも、
プロピレン系重合体が好ましい。プロピレン系重合体と
しては、プロピレンの単独重合体、またはプロピレン
と、エチレン、1-ブテン、1-ヘキセン、4-メチル-1-ペ
ンテン、1-オクテンなどのα-オレフィンとの共重合体
が挙げられる。これらの中でも、プロピレンと少量のエ
チレンとからなり、エチレンに由来する構造単位含有量
が5モル%以下のプロピレン・エチレンランダム共重合
体がとくに好ましい。この共重合体を用いると、紡糸性
が良好で、複合繊維の生産性に優れ、良好な柔軟性を有
する不織布が得られる。
【0036】また、芯鞘型複合繊維の芯部を形成する樹
脂が、メルトフローレート(ASTM D1238準拠した230
℃、2.16kg荷重の測定;MFRaと示す)0.5〜10
0g/10分のプロピレン系重合体である場合に、鞘部を
形成する樹脂として、メルトフローレート(ASTM D1238
準拠した230℃、2.16kg荷重の測定;MFRbと示す)の
異なるプロピレン系重合体であって、両者のメルトフロ
ーレートの値が、(MFRa/MFRb)≧1.2または
(MFRa/MFRb)≦0.8の関係を満足するプロピレ
ン系重合体であると好ましい。このメルトフローレート
の差によって捲縮複合繊維が得られ易くなる。
【0037】鞘部の樹脂と芯部の樹脂との重量構成比
(鞘部/芯部)は、2/8〜8/2の範囲にあることが
好ましい。また、芯鞘型複合繊維の繊度は、通常4d
(デニール)以下であり、より柔軟性に優れた不織布が得
られる点で、3d以下であることが望ましい。
【0038】サイドバイサイド型複合繊維は、一つの樹
脂部と、それとは性質の異なる他の樹脂部とから構成さ
れている。このサイドバイサイド型複合繊維を形成する
各樹脂は、それぞれ上述した芯鞘型複合繊維を形成する
鞘部を形成する樹脂および芯部を形成する樹脂と同じで
ある。
【0039】サイドバイサイド型複合繊維は、各樹脂部
の重量構成比は、2/8〜8/2の範囲にあることが好
ましく、特に伸長性に優れる捲縮複合繊維が得られる点
で、3/7〜7/3の範囲にあることが好ましい。また
サイドバイサイド型複合繊維の繊度は、通常4d以下で
あり、より柔軟性に優れた不織布が得られる点で、3d
以下であることが望ましい。
【0040】上記のような芯鞘型またはサイドバイサイ
ド型複合繊維からなる不織布は、例えばスパンボンド法
により製造される。すなわち、芯鞘型複合繊維の芯を構
成する樹脂と、鞘を構成する樹脂とを、それぞれ別個に
押出機等で溶融し、各溶融物を所望の芯鞘構造を形成し
て吐出するように構成された複合紡糸ノズルを有する紡
糸口金から吐出させて、芯鞘型の複合繊維を紡出させ
る。紡出された複合繊維を、冷却流体により冷却し、さ
らに延伸エアによって複合繊維に張力を加えて所定の繊
度とし、そのまま捕集ベルト上に捕集して所定の厚さに
堆積させて複合繊維のウェブを得る。これにより、高強
度の不織布が得られるとともに、偏心芯鞘型にすること
により伸長性の捲縮複合繊維とすることができる。
【0041】その後、エンボスロールを用いた熱エンボ
ス加工で繊維を交絡させることによって調製する。熱エ
ンボス加工におけるエンボス面積率(刻印面積率:不織
布における熱圧着部分の占める割合)は、用途に応じて
適宜決定することができる。通常、エンボス面積率を5
〜40%の範囲内にすると、柔軟性、通気度および摩擦
堅牢度がバランス良く優れる複合繊維不織布が得られ
る。
【0042】また、上記芯鞘型複合繊維用複合紡糸ノズ
ルに代えて、サイドバイサイド型複合繊維用複合紡糸ノ
ズルを用いれば、本発明に係るサイドバイサイド型複合
繊維からなる不織布を得ることができる。
【0043】横伸長性不織布の好ましい製造方法の一つ
として、スパンボンド法で製造した不織布を縦方向に、
延伸倍率5倍以下で、好ましくは延伸倍率1.1〜5倍
で、より好ましくは1.2〜3倍で延伸処理する方法が
挙げられる。延伸処理は、例えば次の条件で行うことが
好ましい。延伸温度は、不織布を形成する樹脂の融点よ
り20〜40℃低い温度、延伸倍率1.1〜5倍、延伸
行路長2.5m以上で、幅縮み量40%以上となるよう
に縦延伸する。延伸倍率がこの範囲内であると、不織布
の延伸切れを起こすことも少なく、高い横伸長度が得ら
れやすい。ここで幅縮み量とは、〔{(延伸前の不織布
幅)−(延伸後の不織布幅)}/(延伸前の不織布
幅)〕×100で与えられる。また、延伸行路長とは、
延伸処理中に回転速度差をつけているロール間の距離を
いう。不織布の加熱方法は、オーブンや、熱板、赤外線
などを用いることができる。
【0044】横伸長性不織布の好ましい他の製造方法の
として、メルトフローレート(MFR)の異なる二つの
ポリオレフィン系樹脂を用いて、偏芯芯鞘型の捲縮複合
繊維を紡糸する方法が挙げられる。この不織布は、例え
ばMFRが5〜20g/10分のポリオレフィンAと、M
FR(同条件の測定値)がポリオレフィンAよりも10〜
20g/10分程度大きなポリオレフィンBを、重量比A
/Bが10/90〜20/80の割合で偏芯芯鞘型捲縮
複合繊維を紡糸し、捕集ベルト上に捕集したのち熱エン
ボス等の交絡手段で交絡処理して得られる。本発明で
は、横伸長率の大きな不織布を得やすい点で、前者の延
伸処理する方法が好ましい。
【0045】特に捲縮複合繊維からなる不織布を、前記
の方法により縦方向に延伸処理することにより、より低
応力で横伸長度が向上し、接合された熱可塑性エラスト
マーからなるネットの伸縮によく追従し、しかも伸長後
の残留歪が小さく、伸縮繰り返し使用に十分な耐性を有
する不織布複合体を得ることができる。
【0046】本発明に係る不織布は、目付が20〜50
g/m2であることが柔軟性の点で好ましいが、用途に
応じては50g/m2を超える高目付の不織布であって
もよい。
【0047】本発明では、前記ネットが熱可塑性エラス
トマーとポリオレフィンとのブレンド樹脂から形成され
る場合、後述する超音波融着による接合が容易である点
で、不織布を構成する繊維の表面の少なくとも一部を形
成する樹脂は、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポ
リオレフィンであることが好ましく、特にネットを形成
する熱可塑性エラストマーにブレンドされるポリオレフ
ィン系樹脂の融点と、複合繊維の表面の少なくとも一部
を形成するポリオレフィンの融点との差が、−5〜30
℃の範囲内であることが好ましい。
【0048】伸縮性不織布複合体 本発明に係る伸縮性不織布複合体は、前記した熱可塑性
エラストマーからなるネットを芯材とし、その片面また
は両面に上述の横伸長性不織布を接合してなるものであ
る。ネットと不織布との接合は、超音波加工により、不
織布の縦方向に縦縞状に融着することにより行われる。
従って横方向の伸縮は融着部のストライプに直交する方
向にのみ行われることになり、融着部による伸縮性への
影響を極めて小さくできる。
【0049】超音波による縦縞状の融着は、ピッチが2
〜8mm、より好適には3〜6mm、融着幅が0.3〜
3mm、より好適には0.5〜1.5mmで行われるこ
とが好ましく、この範囲内であると、ネットの伸縮性が
損なわれにくく、しかも適当な融着面積をもって一体感
のある複合体外観となる。これは、超音波加工では、熱
エンボスのような周辺部への輻射熱の影響がなく局部加
熱が可能であり、加熱処理時に加えられる圧力も低くす
ることができてネットへのダメージが抑えられるためと
考えられる。
【0050】ネットとの接合の前に、横伸長性不織布を
横方向にプリーツ加工すると、横伸縮機能が更に向上し
て好ましい。このプリーツ加工は、例えば、ロールの円
周方向にピッチ1.0〜5.0mm、好ましくは1.2
〜3.0mm、山谷高さ1.0〜5.0mm、好ましく
は1.2〜3.0mmの断面鋸刃状の凹凸を有し、その
凹凸が嵌合する雌雄のロール間に、温度100〜150
℃において不織布を挟むことにより行う。ロールの凹凸
は、そのピッチと山谷高さが等しいことが好ましく、ま
た上記の範囲内であると、不織布の伸縮機能の向上効果
に優れていて外観上も好ましい。
【0051】一方、不織布との接合の前に、ネットを延
伸処理することは、ネットの横伸長度を上げるために効
果的である。ネットの延伸処理条件は、延伸温度90〜
130℃、延伸倍率1.1〜6倍、好ましくは1.3〜
3倍である。1.1倍に達しないと、エラストマー材料
の弾性範囲内となることがありその場合延伸効果は得ら
れない。一方、5倍を超えると、エラストマー材料の破
断点に達することがありネットの破断が生じ易くなる。
【0052】超音波加工は、公知の超音波ウェルダー
を、通常の使用条件において制限なく用いることができ
るが、生産性の点では超音波ロールを用い、その円周上
に上記のピッチ、融着幅で形成された溝に沿って連続的
に超音波加工することが好ましい。
【0053】超音波加工に際して、ネットを引伸ばさな
いでそのまま不織布と接合することもできるし、ネット
を引伸ばした状態で不織布を接合し、ネットが収縮した
とき不織布を弛緩させ伸長をさらに容易ならしめること
もできる。プリーツ加工した不織布を用いれば、接合時
にネットを引伸ばさないでもこれと同等の効果を得るこ
とができる。
【0054】以上により得られた伸縮性不織布複合体
は、横方向の伸縮性に優れ、伸長後の残留歪みが小さ
く、強度、風合い、嵩高性、柔軟性に優れるので、引伸
ばし可能な保護カバー、包装材、パップ材、上着、下
着、生理用品、使い捨ておむつ等に好適に使用できる。
【0055】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
なお、実施例および比較例で得られた不織布複合体の各
評価は、次の方法により行なった。 (1)引張試験特性 JIS L1906に準拠し、幅50mm、長さ200
mmの試験片について引張試験機を用いて、室温下、チ
ャック間隔100mm、引張速度100mm/分で測定
した。破断するまで引張り、最大強度、最大伸度を求め
た。
【0056】(2)伸長後の残留歪 上記(1)の引張試験と同様の条件で引張り、伸度50
%および100%まで伸長させた後、同じ速度で戻し、
応力が0となったときの伸び率を残留歪として求めた。 (3)ネットと不織布の剥離強度 幅25mm、長さ100〜200mmの短冊状に切り取
った不織布複合体の端から、あらかじめ長手方向に一部
分不織布とネットとを剥離しておき、その剥離した両端
を引張試験機に装着してT字状態にし(180°剥
離)、室温下、チャック間隔50mm、引張速度100
mm/分で剥離して強度を測定した。測定結果を示す応
力チャートから上位の値5個と、下位の値5個を読み取
りそれらを平均して剥離強度とした。
【0057】[参考例1]メルトフローレート(ASTM123
8準拠した230℃、2.16kg荷重の測定)10g/分、密度
(勾配管法)0.89g/cm3、硬度(JIS K6253準
拠、スフ゜リンク゛硬度計)Hs(ショアーA)65のSEBSに、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル単位含有量1
0モル%、メルトフローレート(ASTM1238準拠した190
℃、2.16kg荷重の測定)10g/分)を10重量%ブレ
ンドした混合樹脂を用いて、目付44g/m2の目開き
縦7mm、横3mmのスクエアネットを、条溝を一定間
隔で多数外周面に形成したインナーダイと、外周面に形
成した固定マンドレルと、上下運動する円形のマンドレ
ルからなり、下降して下端とが互いに接触する毎に間壁
によって部分的にふさがれ直線部材と連結するネット成
形方法で、成形温度190℃で作製した。このネットの
測定結果を表1に示す。 [参考例2]参考例1の樹脂を用いて同様な成形条件
で、目付40g/m2、目開き5mm、5mmのダイヤ
柄ネットを作製した。このネットの測定結果を表1に示
す。
【0058】[実施例1]密度(勾配管法)が0.90
g/cm2、メルトフローレート(ASTM1238準拠した230
℃、2.16kg荷重の測定)60g/分のプロピレン・エチ
レンランダム共重合体を、スパンボンド法により紡糸
し、温度200℃で熱エンボス加工(刻印面積率:18
%)を施し、目付20g/m2のスパンボンド不織布を
得た。
【0059】この不織布を、熱源をオーブンとし、繰出
しロールと巻取りロールのロール間距離が5mの延伸機
により延伸温度100℃、延伸倍率1.15倍、幅縮み
量40%となるように縦方向に延伸して目付38〜43
g/m2の横伸長性不織布を製造した。次いで、参考例
1で得られたネットの両面に、この横伸長性不織布を、
ピッチ5mm、シール幅1mmとなる溝付きロールを用
いて超音波シール(シール速度10m/分、ニップ圧
1.0kg/cm2G)により縦方向に融着して接合し
た。この不織布複合体の測定結果を表1に示す。この複
合体は、嵩高感があり、柔軟性に優れたものであった。
【0060】[実施例2]実施例1で得られた横伸長性
不織布を、横方向にピッチ1.7mm、山谷高さ1.5
mmのプリーツ加工を温度120℃においてギヤー加工
により行った。これを実施例1と同様にして参考例1で
得られたネットと超音波により接合した。この不織布複
合体の測定結果を表1に示す。この複合体は、嵩高感が
あり、柔軟性に優れたものであった。
【0061】[比較例1]参考例1で得られたネットの
両面に、実施例1で得られた横伸長性不織布を、SBS
系ホットメルトを用いてホットメルト装置によりカーテ
ンスプレー方式で塗工量6g/m2として接合し不織布
複合体を得た。この不織布複合体の測定結果を表1に示
す。この複合体は、全面にわたって接合され、伸縮性が
損なわれた。
【0062】[比較例2]比較例1において、ホットメ
ルト装置のカーテンスプレー方式の塗工方法を改造して
点状塗布にし、塗工量4g/m2で接合して不織布複合
体を得た。この不織布複合体の測定結果を表1に示す。
この複合体は、芯材のネットが透けて見え嵩高性に欠け
ていた。
【0063】[比較例3]参考例1のネットの両面に、
実施例1で得られた横伸長性不織布を、一辺12mm、
線幅1.0mmのダイヤ柄パターンの押圧部を有するロ
ールを用いて超音波シール(シール速度10m/分、ニ
ップ圧1.0kg/cm2G)により融着して接合し
た。この不織布複合体の測定結果を表1に示す。この複
合体は、外観の点で好ましいものではなかった。
【0064】
【表1】
【0065】
【発明の効果】本発明により、強度、風合い、嵩高性、
柔軟性に優れるとともに、伸縮性に優れ、かつ伸長後の
残留歪が小さい伸縮性不織布複合体が提供される。その
結果、この伸縮性不織布複合体は、引伸ばし可能な保護
カバー、包装材、パップ材、上着、下着、生理用品、使
い捨ておむつ等に好適に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29C 65/08 B32B 25/10 4L047 B32B 5/04 D04H 3/16 25/10 B29K 21:00 D04H 3/16 B29L 9:00 // B29K 21:00 A61F 13/18 310Z B29L 9:00 (72)発明者 本村 茂之 三重県四日市市朝明町1番地 三井化学株 式会社内 (72)発明者 鈴木 健一 三重県四日市市朝明町1番地 三井化学株 式会社内 Fターム(参考) 4C003 BA02 BA03 BA08 4C076 AA77 AA82 EE01 FF02 4C098 AA09 CC10 CC11 DD10 DD20 DD24 DD26 DD28 4F100 AK64 AK68 AK73 AL09A BA02 BA03 BA10B BA10C BA32 BA33 DD12 DG11A DG15B DG15C EC032 EJ371 GB15 GB72 JA13B JA13C JB16A JK01 JK08A JK08B JK08C JK13 YY00B YY00C 4F211 AA45 AD16 AG03 AH63 TA01 TC02 TD05 TD11 TN22 4L047 AA14 AA28 AB02 AB03 BA08 BA09 BA23 BB09 CA05 CA07 CA19 CB01 CB08 CC03 CC04 CC05 DA00 EA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性エラストマーからなる伸縮性ネ
    ットの片面または両面に、横伸長性不織布が、超音波加
    工により縦縞状に融着され接合されてなることを特徴と
    する伸縮性不織布複合体。
  2. 【請求項2】 前記横伸長性不織布が、スパンボンド法
    により製造され、縦方向に延伸倍率5倍以下で延伸され
    た不織布である請求項1に記載の伸縮性不織布複合体。
  3. 【請求項3】 前記横伸長性不織布が、横方向にプリー
    ツ加工された不織布である請求項1または2に記載の伸
    縮性不織布複合体。
  4. 【請求項4】 前記超音波加工による融着が、ピッチ2
    〜8mm、融着幅0.3〜3mmの縦縞状に行われる請
    求項1〜3のいずれかに記載の伸縮性不織布複合体。
  5. 【請求項5】 前記熱可塑性エラストマーからなる伸縮
    性ネットが、方形目合い(スクエアネット)または菱形
    目合い(ダイヤ柄)のネットであり、目付が20〜60
    g/m2である請求項1〜4のいずれかに記載の伸縮性
    不織布複合体。
  6. 【請求項6】 前記横伸長性不織布の目付が20〜50
    g/m2である請求項1〜5のいずれかに記載の伸縮性
    不織布複合体。
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