JP2002011232A - パチンコ機の球抜き装置 - Google Patents

パチンコ機の球抜き装置

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JP2002011232A JP2001173493A JP2001173493A JP2002011232A JP 2002011232 A JP2002011232 A JP 2002011232A JP 2001173493 A JP2001173493 A JP 2001173493A JP 2001173493 A JP2001173493 A JP 2001173493A JP 2002011232 A JP2002011232 A JP 2002011232A
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芳生 若菜
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Hidekatsu Takeuchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な通路構成で球抜きできるようにする。 【解決手段】 営業中は、ホールコンピュータから球抜
き制御回路19に球抜き禁止信号を入力して球抜きを禁
止し、かつ、電源切換スイッチ26を遊技位置に切り換
えて、払出制御回路18と遊技制御回路に電源を供給し
て遊技を可能にすると共に、球抜き制御回路19への電
源供給を遮断する。一方、球抜きを行う時は、ホールコ
ンピュータによる球抜き禁止信号を解除すると共に、電
源切換スイッチ26を球抜き位置に切り換えて、球抜き
制御回路19のみに電源を供給する。この状態で、パチ
ンコ機11の裏面に配置された球抜きスイッチ21を特
定の操作パターンで操作すると、球抜き制御回路19
は、球排出装置15を連続的に排出動作させて、機内の
パチンコ球を、賞球が流下するのと同じ球流下路16を
通して球皿内へ排出して球抜きする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機内のパ
チンコ球を機外に抜き取る(いわゆる「球抜き」)方法
を改善したパチンコ機の球抜き装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、パチンコ機は、賞球や貸球(C
R機の場合)を排出する際に球排出装置を動作させて、
パチンコ機背面上部の球貯溜タンクから供給されるパチ
ンコ球を所定数ずつパチンコ機前面下部の球皿に排出す
る。通常は、球排出装置に供給するパチンコ球を機内に
貯えた状態で使用されるため、機台交換時や保守点検時
等には、機内からパチンコ球を球抜きする必要がある。
このため、従来の一般的なパチンコ機は、球皿に通じる
球流下路以外に、機外に通じる球抜き用流下路を設け、
球抜き時に流路切換え機構によりパチンコ球の流路を球
抜き用流下路に切り換えて、機内に貯えられたパチンコ
球を球抜きするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、球抜き用流下
路や流路切換え機構を設けることは、パチンコ球の通路
構成が複雑化すると共に、その設置スペースを広くとる
必要がある。このため、組付性が悪くなると共に、他の
部品の配置スペースが制限されて、設計の自由度が制限
されてしまい、近年のパチンコ機の多機能化に伴う部品
点数の増加やセンター役物の大型化に対応しにくくなっ
てしまう。特に、最近、提案されている賞球用流下路と
貸球用流下路とを別々に設けたパチンコ機では、上記の
欠点が一層強くなる。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、簡素な通路構成で球
抜きすることができ、組付性向上及び設計の自由度増大
を実現できるパチンコ機の球抜き装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のパチンコ機の球抜き装置は、球
貯溜タンクから供給されるパチンコ球を球排出装置によ
り賞球又は貸球としてパチンコ機前面下部の球皿に排出
するパチンコ機において、球抜き制御手段により球排出
装置を連続的に動作させて球貯溜タンクから球排出装置
までの球供給路内のパチンコ球を球皿に排出して球抜き
する構成としたものである。
【0006】この構成では、球抜きを行う場合、賞球又
は貸球を球皿に排出する球流下路を球抜き用流下路とし
て兼用して、球排出装置を連続的に動作させて機内に貯
えられたパチンコ球を球皿に排出することで、球抜きを
行う。このため、球抜き用流下路や流路切換え機構を省
略することができ、簡素な通路構成で球抜きすることが
できる。
【0007】この場合、パチンコ機の前面で球抜き操作
可能であると、不正な球抜き操作が行われる可能性があ
るため、請求項2のように、球抜き制御手段を操作する
球抜き操作部を、パチンコ機前面から操作できない位置
に配置すると良い。つまり、パチンコ機の内部や裏面
等、ホール従業員でしか操作できないような位置に球抜
き操作部を配置すれば、遊技者等によって不正な球抜き
操作が行われることを防止できる。
【0008】更に、請求項3のように、球抜き操作部を
プッシュボタンで構成し、プッシュボタンが特定の操作
パターンで操作されたときに球排出装置を連続的に動作
させて球抜きするようにすると良い。このようにすれ
ば、プッシュボタンが特定の操作パターンで操作された
ときのみに球排出装置が球抜動作するようになるので、
不正な球抜きに対する防犯効果を更に高めることができ
る。
【0009】ここで、特定の操作パターンは、種々のパ
ターンが考えられるが、請求項4のように、特定の操作
パターンは、プッシュボタンが所定時間以上押し続けら
れる操作パターンとしても良い。この場合、プッシュボ
タンを所定時間以上押し続けたときのみに球排出装置が
球抜動作する。
【0010】また、請求項5のように、球抜き制御手段
をホールコンピュータに接続し、ホールコンピュータか
ら球抜き制御手段に球抜き禁止信号が入力されている時
に、球排出装置の球抜き動作が禁止されるようにすると
良い。例えば、球抜きする必要がある時(機台交換時や
保守点検時等)以外は、ホールコンピュータによって球
排出装置の球抜き動作を禁止しておけば、万一、不正な
球抜き操作が行われたとしても、球排出装置が球抜き動
作しないため、不正な球抜きを防止できる。また、パチ
ンコ店の従業員が遊技中のパチンコ機のトラブル発生時
等に間違って球抜き操作してしまったとしても、球抜き
されないため、従業員による球抜き操作のミスも防止で
きる。
【0011】また、請求項6のように、遊技可能な期間
に球排出装置の球抜き動作を禁止する球抜き禁止手段を
設けるようにしても良い。このようにすれば、球皿内に
賞球や貸球が排出される可能性がある遊技可能な期間に
球抜きを禁止することができ、遊技者等による不正な球
抜きやパチンコ店の従業員による球抜き操作のミスを防
止できる。
【0012】この場合、請求項7のように、球抜き禁止
手段を、遊技可能な期間に球抜き制御手段ヘの電源供給
を遮断する電源スイッチにより構成すると良い。このよ
うにすれば、電源スイッチをオフして球抜き制御手段ヘ
の電源供給を遮断するという極めて簡単な方法で、球抜
きを禁止することができる。
【0013】ところで、通常は、機内のパチンコ球残留
量が球皿のパチンコ球貯溜量よりも多いため、球抜きの
途中で球皿内が満杯になる。この後も、パチンコ球の排
出を続けると、球排出装置と球皿をつなぐ球流下路がパ
チンコ球で満杯になって、球排出装置の排出口にパチン
コ球が詰まってしまうおそれがあり、この状態で、球排
出装置が無理に球抜き動作(排出動作)を続けると、球
排出装置が故障してしまうおそれがある。
【0014】この対策として、請求項8のように、球皿
側のパチンコ球の貯溜量が満杯であることを検出する満
杯検出手段を設け、この満杯検出手段が球皿側のパチン
コ球の貯溜量が満杯であることを検出したときに球排出
装置の球抜き動作を中断するようにすると良い。このよ
うにすれば、球抜き中に、球皿側のパチンコ球の貯溜量
が満杯になると、球排出装置の球抜き動作(排出動作)
が中断されるため、球流下路がパチンコ球で詰まること
が防止され、球排出装置の排出口にパチンコ球が詰まっ
た状態で球排出装置が無理に球抜き動作(排出動作)を
続けることがなくなり、球排出装置の故障を未然に防止
することができる。
【0015】また、球皿を取り付けた前板を開閉可能に
取り付けたパチンコ機の場合、前板が前方に開放されて
いるときに球抜きを行うと、パチンコ球が球皿外にこぼ
れ落ちてしまうため、請求項9のように、前板の開閉を
検出する前板開閉検出手段を設け、前板開閉検出手段が
前板の開放を検出している間は球排出装置の球抜き動作
を中断するようにすると良い。このようにすれば、前板
の開放時に、球抜き動作が停止されるため、パチンコ球
が球皿外にこぼれ落ちてしまうことを未然に防止でき
る。
【0016】更に、請求項10のように、球排出装置の
球抜き動作中に報知手段に報知信号を出力するようにし
ても良い。つまり、球排出装置の球抜き動作中は、その
旨が報知手段で報知されるため、万一、不正な球抜きが
行われた時に、それを早期に発見することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。まず、図1に基づいてパチンコ機
11の裏面側の概略構成を説明する。パチンコ機11の
裏面上部には、パチンコ球を貯溜する球貯溜タンク12
が設けられ、この球貯溜タンク12には、そこから流れ
出るパチンコ球を整列状態で流下させるタンクレール1
3が接続されている。このタンクレール13の下端に
は、球供給路14が設けられ、その球供給路14の下端
に球排出装置15が設けられている。この球排出装置1
5から排出されるパチンコ球は、球流下路16を通って
パチンコ機11前面側に配置された上球皿29(図3参
照)に排出される。また、球流下路16には、パチンコ
球の通過を検出する球通過センサ38やパチンコ球貯留
量が満杯か否かを検出する満杯検出スイッチ17(満杯
検出手段)が設けられている。
【0018】球排出装置15の下方には制御基板20が
設けられている。この制御基板20には、球排出装置1
5の通常の排出動作(賞球や貸球の排出動作)を制御す
る払出制御回路18と、球排出装置15の球抜き動作を
制御する球抜き制御回路19(球抜き制御手段)とが設
けられている。更に、この制御基板20には、球抜き制
御回路19を操作するためのプッシュボタン35(球抜
き操作部)を有する球抜きスイッチ21が実装されてい
る。プッシュボタン35は、パチンコ機11の前面から
操作できない位置、例えばパチンコ機11の裏面側に配
置されている。また、パチンコ機11の裏面側には、入
賞球を集める集合樋22が設けられ、この集合樋22の
下流部に、入賞球(証拠球)の通過を検出する入賞球セ
ンサ23が設けられている。
【0019】更に、パチンコ機11の裏面上部には、外
部供給電源24(図2参照)と接続された端子基板25
が設けられ、この端子基板25に、外部供給電源24か
らの電源供給先を切り換える電源切換スイッチ26(電
源スイッチ)が実装されている。この電源切換スイッチ
26は、図2(a)に示す通常位置と図2(b)に示す
球抜き位置とを選択的に切り換えるようになっている。
図2(a)の通常位置では、遊技盤28側の電気回路を
制御する遊技制御回路27と払出制御回路18に外部供
給電源24から電源を供給し、球抜き制御回路19への
電源供給を遮断する。一方、図2(b)の球抜き位置で
は、遊技制御回路27と払出制御回路18ヘの電源供給
を遮断し、球抜き制御回路19に外部供給電源24から
電源を供給する。この電源切換スイッチ26が特許請求
の範囲でいう球抜き禁止手段として機能する。
【0020】球抜き制御回路19には、操作信号を入力
する球抜きスイッチ21が設けられている。電源切換ス
イッチ26が図2(b)の球抜き位置に切り換えられて
いる時には、球抜き制御回路19に外部供給電源24か
ら電源が供給され、球抜きスイッチ21のプッシュボタ
ン35(図1参照)を特定の操作パターン(例えば所定
時間以上押し続けたり、所定回数連続して押し操作する
こと等)で操作すると、球抜き制御回路19は、球抜き
スイッチ21からの特定の操作パターンの操作信号に基
づいて球抜き操作が行われたと判断して、球排出装置1
5を連続的に動作させて球抜きする。その後、電源切換
スイッチ26を図2(a)の通常位置に切り換えると、
球抜き制御回路19ヘの電源供給が遮断され、球抜き禁
止状態となる。尚、球抜き制御回路19は端子基板25
を介してホールコンピュータ(図示せず)に接続されて
いる。
【0021】一方、図3に示すように、パチンコ機11
の前面側には、遊技盤28の下方に上球皿29、下球皿
30や球発射装置(図示せず)の操作ハンドル31が設
けられている。球排出装置15から排出されるパチンコ
球で上球皿29内が満杯になったときに、後続のパチン
コ球を下球皿30内にオーバーフローさせ、更に、上球
皿29及び下球皿30が満杯になって前記満杯検出スイ
ッチ17の検出位置までパチンコ球が溜まると、満杯検
出スイッチ17の出力がオン状態となる。尚、満杯検出
スイッチ17は下球皿30内に設けるようにしても良
い。
【0022】また、上球皿29が取り付けられている前
板32は、パチンコ機11の本体枠33に対して開閉可
能に取り付けられている。そして、本体枠33の内側部
には、前板32の開閉によってオン/オフされる前板開
閉検出スイッチ34(前板開閉検出手段)が設けられて
いる(図4参照)。パチンコ機11の上方部には、球排
出装置15の球抜き動作を報知する球抜き報知手段とし
て球抜き報知ランプ(図示せず)が設けられている。
【0023】以上のように構成したパチンコ機11で
は、営業中は、ホールコンピュータから球抜き制御回路
19に、球排出装置15の球抜き動作を禁止する球抜き
禁止信号が入力される。更に、営業中は、電源切換スイ
ッチ26を図2(a)の通常位置に切り換えて、遊技制
御回路27と払出制御回路18に外部供給電源24から
電源を供給して遊技可能な状態にすると共に、球抜き制
御回路19ヘの電源供給を遮断して球抜き禁止状態にす
る。この状態では、払出制御回路18は、球排出装置1
5の動作を次のように制御する。
【0024】遊技中に、パチンコ球が入賞装置(図示せ
ず)に入賞すると、入賞球センサ23から出力される入
賞球検出信号に基づいて、球排出装置15を駆動して、
入賞価値に応じた所定数のパチンコ球(賞球)を排出す
る。排出された賞球は球流下路16を通って上球皿29
内へ流下する。
【0025】また、球貸し機能を備えた「CR機」の場
合は、パチンコ機11の前面のカードユニット(図示せ
ず)に球貸し用の磁気カードが挿入されて球貸し信号が
入力されると、球排出装置15を駆動して、支払い代価
に応じた所定数のパチンコ球(貸球)を排出する。排出
された貸球は球流下路16を通って上球皿29内へ流下
する。
【0026】更に、前述したように、電源切換スイッチ
26を図2(a)の通常位置に切り換えた状態では、球
抜き制御回路19ヘの電源供給が遮断されているため、
球抜きスイッチ21のプッシュボタン35を特定の操作
パターンで操作しても、球抜き制御回路19が作動せ
ず、球排出装置15は球抜き動作しない。
【0027】一方、機台交換時や保守点検時等、機内か
らパチンコ球を球抜きする必要がある時は、ホールコン
ピュータから球抜き制御回路19に球抜き許可信号を入
力すると共に、従業員が電源切換スイッチ26を図2
(b)の球抜き位置に切り換えて、遊技制御回路27と
払出制御回路18ヘの電源供給を遮断して遊技不能状態
にすると共に、球抜き制御回路19に外部供給電源24
から電源を供給する。この状態では、球抜き制御回路1
9は、球排出装置15の動作を次のように制御する。
【0028】球抜き制御回路19は、球抜きスイッチ2
1から入力される操作信号を監視し、特定の操作パター
ンの操作信号が入力されると、球抜き操作が行われたと
判断して、球排出装置15を連続的に排出動作(球抜き
動作)させて、球貯溜タンク12から球排出装置15ま
での球供給路14内のパチンコ球を、賞球や貸球が流下
するのと同じ球流下路16を通して上球皿29内へ排出
して球抜きする。この球抜き中に、上球皿29が球抜き
したパチンコ球で満杯になると、後続のパチンコ球はオ
ーバーフローして下球皿30内に流れ込む。
【0029】球排出装置15が球抜き動作している期間
中は、パチンコ機11の上方部の球抜き報知ランプに報
知信号を出力して球抜き報知ランプを点灯又は点滅させ
る。これにより、球抜き中であることを、パチンコ店の
従業員に報知する。また、球排出装置15が球抜き動作
している期間中に、報知信号をホールコンピュータに送
信して、ホールコンピュータにより球抜き情報を報知す
るようにしても良い。この場合、ホールコンピュータが
報知手段として機能する。
【0030】球抜き中に、上球皿29及び下球皿30が
満杯になって満杯検出スイッチ17がオン状態に切り換
わると、球抜き制御回路19は、球排出装置15の球抜
き動作を中断する。これにより、球抜き中に、球流下路
16がパチンコ球で詰まることを防止できるため、球排
出装置15の排出口にパチンコ球が詰まった状態で球排
出装置15が無理に球抜き動作を続けることがなくな
り、球排出装置15の故障の発生を未然に防止すること
ができる。その後、球皿29,30内のパチンコ球が回
収されて、満杯検出スイッチ17がオフ状態に切り換わ
ると、球排出装置15の球抜き動作を再開させ、機内の
残りのパチンコ球を球抜きする。
【0031】また、球抜き中に、前板32が開放され
て、前板開閉検出スイッチ34がオン状態に切り換わる
と、球抜き制御回路19は、球排出装置15の球抜き動
作を中断する。これにより、前板32の開放された時
に、球抜きしたパチンコ球が球皿29,30外にこぼれ
落ちてしまうことを未然に防止できる。その後、前板3
2が閉鎖されて前板開閉検出スイッチ34がオフ状態に
切り換わると、球排出装置15の球抜き動作を再開さ
せ、機内の残りのパチンコ球を球抜きする。
【0032】尚、球排出装置15の球抜き動作前から、
満杯検出スイッチ17又は前板開閉検出スイッチ34が
オン状態のときには、球抜きスイッチ21のプッシュボ
タン35を特定の操作パターンで操作しても、球排出装
置15の球抜き動作を開始しない。
【0033】球排出装置15の球抜き動作中に、球通過
センサ38により、パチンコ球の通過が検出されない時
間が所定時間以上となったときに、機内のパチンコ球が
全て球抜きされたと判断して、球排出装置15の球抜き
動作を終了する。
【0034】また、営業中に、万一、不正に電源切換ス
イッチ26を図2(b)の球抜き位置に切り換えて、球
抜きスイッチ21のプッシュボタン35を特定の操作パ
ターンで操作したとしても、ホールコンピュータから球
抜き制御回路19に球抜き禁止信号が入力されているた
め、球排出装置15は球抜き動作しない。
【0035】以上説明した実施形態によれば、賞球又は
貸球を上球皿29に排出する球流下路16を球抜き用流
下路として兼用して、球排出装置15を連続的に排出動
作させて機内に貯えられたパチンコ球を上球皿29に排
出することで、球抜きを行うようにしている。このた
め、球抜き用流下路や流路切換え機構を省略して、パチ
ンコ球の通路構成を簡素化することができ、組付性を向
上できると共に、設計の自由度を増大することができ、
近年のパチンコ機の多機能化に伴う部品点数の増加やセ
ンター役物の大型化に対応することができる。
【0036】尚、賞球用流下路と貸球用流下路を別々に
設けたパチンコ機の場合は、賞球用流下路と貸球用流下
路の両方又はいずれか一方を球抜き用流下路として兼用
すれば良い。
【0037】更に、本実施形態では、球排出装置15を
球抜き動作させるためのプッシュボタン35を、パチン
コ機11裏面の制御基板20に配置したので、ホール従
業員でしかプッシュボタン35を操作することができ
ず、遊技者によって不正な球抜き操作が行われることを
防止することができる。尚、プッシュボタン35の配置
位置は、制御基板20に限定されず、パチンコ機11の
内部や裏面等、ホール従業員でしか操作できないような
位置に配置すれば良い。
【0038】しかも、本実施形態では、プッシュボタン
35を特定の操作パターン(所定時間以上押し続けた
り、所定回数連続して押し操作すること等)で操作した
ときに球抜き操作が行われたと判断して、球排出装置1
5を連続的に動作させるようにしたので、プッシュボタ
ン35を特定の操作パターンで操作したときのみしか球
排出装置15が球抜動作しなくなり、不正な球抜きに対
する防犯効果を更に高めることができる。
【0039】また、本実施形態では、営業中は、電源切
換スイッチ26を通常位置に切り換えて球抜き制御回路
19ヘの電源供給を遮断するので、万一、球抜きスイッ
チ21が不正に操作されたたとしても、球排出装置15
が球抜き動作せず、不正な球抜きを防止できる。また、
パチンコ店の従業員が遊技中のパチンコ機11のトラブ
ル発生時等に間違って球抜きスイッチ21を操作してし
まったとしても、球抜きされないため、従業員による球
抜き操作のミスも防止できる。
【0040】更に、本実施形態では、球抜きを行わない
ときには、ホールコンピュータから球抜き制御回路19
に球抜き禁止信号が入力されているため、万一、不正に
電源切換スイッチ26を球抜き位置に切り換えて、球抜
きスイッチ21のプッシュボタン35を特定の操作パタ
ーンで操作したとしても、球排出装置15が球抜き動作
せず、不正な球抜きを確実に防止できる。
【0041】但し、球抜き動作を禁止する方法は、ホー
ルコンピュータから球抜き制御回路19への球抜き信号
の入力と、電源切換スイッチ26による球抜き制御回路
19ヘの電源供給の遮断のどちらか一方のみにしても良
い。
【0042】また、上記実施形態では、1つの電源切換
スイッチ26で遊技制御回路27と払出制御回路18ヘ
の電源供給と、球抜き制御回路19ヘの電源供給を選択
的に切り換えるようにすることで、遊技可能な期間(遊
技制御回路27と払出制御回路18に電源供給されてい
る期間)は、必ず、球抜き制御回路19ヘの電源供給を
遮断できるようにしたが、球抜き制御回路19ヘの電源
を供給/遮断する電源スイッチを専用に設けるようにし
ても良い。
【0043】また、上記実施形態では、上下の2つの球
皿29,30を有するパチンコ機11に本発明を適用し
たが、例えば大型化された球皿を1つのみ有するパチン
コ機に本発明を適用しても良い。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1のパチンコ機の球抜き装置によれば、賞球又
は貸球を球皿に排出する球流下路を球抜き用流下路とし
て兼用して、球排出装置を連続的に動作させて機内のパ
チンコ球を球皿に排出することで球抜きするようにした
ので、簡素な通路構成で球抜きすることができ、組付性
向上及び設計の自由度増大を実現することができる。
【0045】また、請求項2では、球抜き操作部を、パ
チンコ機の内部や裏面等、パチンコ機前面から操作でき
ない位置に配置するようにしたので、遊技者等によって
不正な球抜き操作が行われることを防止することができ
る。
【0046】更に、請求項3では、球抜き操作部をプッ
シュボタンで構成し、プッシュボタンが特定の操作パタ
ーンで操作されたときに球排出装置を連続的に動作させ
て球抜きするようにしたので、不正な球抜きに対する防
犯効果を更に高めることができる。
【0047】また、請求項4では、特定の操作パターン
を、プッシュボタンが所定時間以上押し続けられる操作
パターンとしたので、プッシュボタンを所定時間以上押
し続けたときのみに球排出装置が球抜き動作する。
【0048】更に、請求項5では、ホールコンピュータ
から球抜き禁止信号が入力されている時には球排出装置
の球抜き動作が禁止されるようにしたので、球抜きする
必要がある時(機台交換時や保守点検時等)以外は、ホ
ールコンピュータによって球排出装置の球抜き動作を禁
止しておけば、遊技者等による不正な球抜きやパチンコ
店の従業員による球抜き操作のミスを防止できる。
【0049】また、請求項6では、遊技可能な期間に球
排出装置の球抜き動作を禁止する球抜き禁止手段を設け
るようにしたので、上記請求項5と同じく、遊技者等に
よる不正な球抜きやパチンコ店の従業員による球抜き操
作のミスを防止できる。
【0050】更に、請求項7では、球抜き禁止手段を遊
技可能な期間に球抜き制御手段ヘの電源供給を遮断する
電源スイッチで構成するようにしたので、電源スイッチ
をオフして球抜き制御手段ヘの電源供給を遮断するとい
う極めて簡単な方法で、球排出装置の球抜き動作を禁止
することができる。
【0051】また、請求項8では、満杯検出手段が球皿
側のパチンコ球の貯溜量が満杯であることを検出したと
きに球排出装置の球抜き動作を中断するようにしたの
で、球流下路がパチンコ球で詰まることを防止して、球
排出装置の故障を未然に防止することができる。
【0052】更に、請求項9では、前板開閉検出手段が
前板の開放を検出している間は球排出装置の球抜き動作
を中断するようにしたので、前板の開放時に、球抜きし
たパチンコ球が球皿外にこぼれ落ちてしまうことを未然
に防止できる。
【0053】一方、請求項10では、球排出装置の球抜
き動作中に報知手段に報知信号を出力して、球抜き動作
中である旨を報知するようにしたので、不正な球抜きが
行われたときに、それを早期に発見することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すパチンコ機の裏面図
【図2】(a)は電源切換スイッチを通常位置に切り換
えたときのブロック図、(b)は電源切換スイッチを球
抜き位置に切り換えたときのブロック図
【図3】パチンコ機の正面図
【図4】前板開閉検出スイッチ及びその周辺部の斜視図
【符号の説明】
11…パチンコ機、12…球貯留タンク、14…球供給
路、15…球排出装置、16…球流下路、17…満杯検
出スイッチ(満杯検出手段)、18…払出制御回路、1
9…球抜き制御回路(球抜き制御手段)、20…制御基
板、21…球抜きスイッチ、26…電源切換スイッチ
(球抜き禁止手段,電源スイッチ)、29…上球皿、3
0…下球皿、32…前板、34…前板開閉検出スイッチ
(前板開閉検出手段)、35…プッシュボタン(球抜き
操作部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向井 伸二 名古屋市東区東大曽根町13番13号 株式会 社真城内 (72)発明者 竹内 正博 愛知県春日井市如意申町3丁目2番地の3 (72)発明者 若菜 芳生 愛知県春日井市稲口町3丁目17番地の4 (72)発明者 田結 誠 東京都中野区新井4丁目4番3号 (72)発明者 竹内 英勝 愛知県春日井市東野町西2丁目14番地の15 Fターム(参考) 2C088 BA79 BC16 BC37 CA08 CA17 CA28 CA35 EA10 EA46

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球貯溜タンクから供給されるパチンコ球
    を球排出装置により賞球又は貸球としてパチンコ機前面
    下部の球皿に排出するパチンコ機において、 前記球排出装置を連続的に動作させて前記球貯溜タンク
    から前記球排出装置までの球供給路内のパチンコ球を前
    記球皿に排出して球抜きする球抜き制御手段を備えてい
    ることを特徴とするパチンコ機の球抜き装置。
  2. 【請求項2】 前記球抜き制御手段を操作する球抜き操
    作部は、パチンコ機前面から操作できない位置に配設さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機
    の球抜き装置。
  3. 【請求項3】 前記球抜き操作部はプッシュボタンで構
    成され、 前記球抜き制御手段は、前記プッシュボタンが特定の操
    作パターンで操作されたときに前記球排出装置を連続的
    に動作させて球抜きすることを特徴とする請求項2に記
    載のパチンコ機の球抜き装置。
  4. 【請求項4】 前記特定の操作パターンは、前記プッシ
    ュボタンが所定時間以上押し続けられる操作パターンで
    あることを特徴とする請求項3に記載のパチンコ機の球
    抜き装置。
  5. 【請求項5】 前記球抜き制御手段はホールコンピュー
    タに接続され、このホールコンピュータから前記球抜き
    制御手段に球抜き禁止信号が入力されている時には前記
    球排出装置の球抜き動作が禁止されることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載のパチンコ機の球抜き
    装置。
  6. 【請求項6】 遊技可能な期間に前記球排出装置の球抜
    き動作を禁止する球抜き禁止手段を備えていることを特
    徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のパチンコ機
    の球抜き装置。
  7. 【請求項7】 前記球抜き禁止手段は、遊技可能な期間
    に前記球抜き制御手段ヘの電源供給を遮断する電源スイ
    ッチにより構成されていることを特徴とする請求項6に
    記載のパチンコ機の球抜き装置。
  8. 【請求項8】 前記球皿側のパチンコ球の貯溜量が満杯
    であることを検出する満杯検出手段を備え、 前記球抜き制御手段は、前記満杯検出手段が前記球皿側
    のパチンコ球の貯溜量が満杯であることを検出したとき
    に前記球排出装置の球抜き動作を中断することを特徴と
    する請求項1乃至7のいずれかに記載のパチンコ機の球
    抜き装置。
  9. 【請求項9】 パチンコ機前面下部に前記球皿を取り付
    けた前板を開閉可能に取り付けると共に、前記前板の開
    閉を検出する前板開閉検出手段を設け、 前記球抜き制御手段は、前記前板開閉検出手段が前記前
    板の開放を検出している期間は前記球排出装置の球抜き
    動作を中断することを特徴とする請求項1乃至8のいず
    れかに記載のパチンコ機の球抜き装置。
  10. 【請求項10】 前記球抜き制御手段は、前記球排出装
    置の球抜き動作中に報知手段に報知信号を出力すること
    を特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のパチン
    コ機の球抜き装置。
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