JP2002010978A - 検眼システム - Google Patents

検眼システム

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JP2002010978A
JP2002010978A JP2000197131A JP2000197131A JP2002010978A JP 2002010978 A JP2002010978 A JP 2002010978A JP 2000197131 A JP2000197131 A JP 2000197131A JP 2000197131 A JP2000197131 A JP 2000197131A JP 2002010978 A JP2002010978 A JP 2002010978A
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JP
Japan
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optometry
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eye
customer
refractive power
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Application number
JP2000197131A
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English (en)
Inventor
Yasufumi Fukuma
康文 福間
Yasuo Kato
康夫 加藤
Masaru Sato
勝 佐藤
Kunihiko Hara
邦彦 原
Koji Nishio
幸治 西尾
Takeyuki Kato
健行 加藤
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Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】簡易に検眼を行うことができる検眼システムを
提供すること。 【解決手段】被検眼の前眼部像409L、409Rを撮
像する撮像管38を有し且つ三次元駆動装置317L,
317Rで駆動可能に設けられた検眼装置本体314
(以下、本体)と、本体に設けられて本体に対向する顧
客407の顔画像を撮像するテレビカメラ403と、顧
客が本体の測定操作をするジョイステックレバー315
b、スイッチ315c〜315eと、顧客が本体の三次
元駆動手段を操作するジョイステックレバー315bを
備えると共に、本体とは異なる場所の検眼情報センター
300に配置され且つ各本体にインターネット310を
介して接続された検眼情報処理装置306を備える検眼
システムであって、検眼情報処理装置は、本体からの前
記前眼部像及び顔画像をモニターする表示装置309を
備えると共に、本体を遠隔制御させるコンピュータ30
7を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、異なる場所に配
置した検眼装置本体の管理を集中して行う検眼システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被検者が眼屈折力等を知りたい測
定する場合には、通常、眼科医院や、総合病院の眼科、
或いは眼鏡店等に訪れて、専門医や店員等の指示に従っ
て眼屈折力の測定を行っているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人によ
っては、他の人と接するのを好まなかったり、或いは、
眼科医院や、総合病院の眼科、或いは眼鏡店等が近くに
なかったりするために、新しいメガネを作る目的で眼科
医院や、総合病院の眼科、或いは眼鏡店等を訪れるのが
面倒なことが少なくなかった。
【0004】そこで、この発明は、簡易に検眼を行うこ
とができる検眼システムを提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1の発明は、検眼装置本体の設置場所とは異
なる場所の検眼情報センターに配置され且つ前記各検眼
装置本体にネットワークを介して接続された検眼情報処
理装置を備える検眼システムであって、検眼情報処理装
置は、前記検眼装置本体からの前記前眼部像及び顔画像
をモニターするセンター側表示装置を備えると共に、前
記検眼装置本体を遠隔制御させるセンター側制御手段を
有する検眼システムとしたことを特徴とする。
【0006】また、請求項2の発明は、前記センター側
制御手段は、前記検眼装置本体側に配設したスピーカを
遠隔制御して前記検眼装置本体の使用手順を前記スピー
カにより被検者に知らせることを特徴とする。
【0007】更に、請求項3の発明は、前記検眼装置本
体側には被検者に呈示させる検眼側表示装置を備え、前
記センター側制御手段は前記検眼側表示装置を遠隔制御
して前記検眼装置本体の使用手順を前記検眼側表示装置
により前記被検者に知らせることを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、前記検眼側表示装置に
は顔画像が表示可能に設けられていることを特徴とす
る。
【0009】請求項5の発明は、前記検眼装置本体に被
検者が対向したのを検知する人感センサを備えると共
に、前記検眼情報処理装置は前記人感センサからの人感
知信号を受けたとき前記検眼装置本体に被検者が対向し
たのを告知する告知手段を有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0011】図1において、300は検眼情報センタ
ー、301,302は検眼情報センター300とは異な
る場所のスーパー等の建物、303,304はデパート
等の建物、305は駅等の建物である。これらの建物3
01〜305のコーナ等には、検眼ボックスB1〜B5
が配置されている。
【0012】検眼情報センター300には、検眼情報処
理装置306が配設されている。この検眼情報処理装置
306は、センター側制御手段としてのコンピュータ
(情報処理装置本体、情報処理手段)307と、コンピ
ュータ307のキーボードやマウス等の操作手段308
と、モニターテレビや液晶テレビ等の多数の表示装置3
09をセンター側表示装置として有する。
【0013】また、検眼ボックスB1〜B5内には、図
4(a)に示したように、検眼テーブル310が設けら
れていると共に、顧客用椅子(被検者用椅子)311が
設けられている。そして、検眼テーブル310上には、
自覚による眼屈折力の測定と他覚による眼屈折力とを行
うことができる眼屈折力測定装置312が検眼装置とし
てそれぞれ設置されている。この検眼ボックスB1〜B
5内の眼屈折力測定装置312はインターネット(ネッ
トワーク)311を介してコンピュータ307に接続さ
れている。 [眼屈折力測定装置312]眼屈折力測定装置312は、
図4〜図7,図9に示した様に、検眼テーブル310上
に取り付けられたパルスモータや油圧シリンダ等を用い
て支持軸313aを上下駆動する様にした昇降装置(上
下駆動手段)313と、支持軸313a上に取り付けら
れた検眼装置本体314と、昇降装置313や検眼装置
本体314の作動制御を行わせるのに用いるパソコン本
体315を有する。このパソコン本体315内には図1
1に示した演算制御回路315aが内蔵されていると共
に、この演算制御回路315aにはジョイステックレバ
ー315bが測定操作手段及び駆動操作手段として接続
されている。
【0014】また、パソコン本体315には、他覚式又
は自覚式の検眼モードを選択する検眼モード選択スイッ
チ31c、遠用測定スイッチ315d、近用測定スイッ
チ315e等の測定モード切換スイッチが測定操作手段
として設けられている。このスイッチ315c〜315
eからの信号は演算制御回路315aに入力され、ジョ
イスティックレバー315bの操作信号も演算制御回路
315aに入力される。更に、パソコン本体315に
は、昇降装置313を作動させて検眼装置本体314を
上昇させるスイッチ315fと、昇降装置313を作動
させて検眼装置本体314を降下させるスイッチ315
gが駆動操作手段として設けられている。このスイッチ
315f、315gの信号も演算制御回路315aに入
力される。そして、演算制御回路315aは、スイッチ
315fからのON信号を受けると、昇降装置313を
作動させて検眼装置本体314を上昇させ、スイッチ3
15gからのON信号を受けると、昇降装置313を作
動させて検眼装置本体314を降下させる様になってい
る。
【0015】この検眼装置本体314は、ケース本体3
16と、ケース本体316内の左右に配設された一対の
三次元駆動装置(三次元駆動機構)317L,317R
と、三次元駆動手段である三次元駆動装置317L,3
17R上にそれぞれ配設された水平回転装置(水平回転
駆動装置)318L,318Rと、水平回転装置318
L,318R上にそれぞれ配設された左眼屈折力測定ユ
ニット319L及び右眼屈折力測定ユニット319Rを
有する。
【0016】この眼屈折力測定ユニット319L,Rは
演算制御回路400をそれぞれ有し、この演算制御回路
400は図25に示した位置検出回路401を有する。
【0017】また、ケース本体316の前面中央上部に
は検眼窓402が形成され、ケース本体316の前面中
央上端部には検眼窓402の上方に位置して広角のテレ
ビカメラ(撮像手段)403が取り付けられている。ま
た、ケース本体316には、左眼屈折力測定ユニット3
19Lと右眼屈折力測定ユニット319Rとの間に位置
させて、即ち検眼窓402の中央上部に位置させて被検
者の顔までの距離を測定する測距手段(測距センサ)4
04が取り付けられている。更に、ケース本体316の
前面中央下端部には赤外線を用いた人感センサ405が
取り付けられ、ケース本体316の前面中央下部には液
晶表示器等の表示装置406が検眼装置本体側表示装置
として取り付けられている。
【0018】測距手段404は、顧客用椅子(被検者用
椅子)311に着座する顧客407の顔までの距離を測
定して、演算制御回路315aに入力する。また、人感
センサ405は、顧客用椅子(被検者用椅子)311に
着座する顧客407を感知して、感知信号を演算制御回
路315aに入力する。
【0019】更に、表示装置406の右上部にはテレビ
カメラ403で撮影した顔408の画像408aが演算
制御回路315aを介して表示され、表示装置406の
左右の部分には眼屈折力測定ユニット319L,319
Rの後述する撮像管(テレビカメラ)38,38で撮像
した被検者の前眼部像409L,409Rが演算制御回
路400,400及び315aを介して映し出されるよ
うになっている。 <三次元駆動装置>三次元駆動装置(三次元駆動手段)
317L,317Rは、パルスモータや油圧シリンダ等
を用いて支持軸320aを上下駆動する様にしたY(上
下)方向駆動装置320と、支持軸320aの上端に取
り付けられたY(上下)方向移動テーブル321と、Y
テーブル320a上にZ(前後)方向に移動可能に取り
付けられたZ(前後)方向移動テーブル322と、Z方
向移動テーブル322上にX(左右)方向に移動可能に
取り付けられたX(左右)方向移動テーブル323を有
する。
【0020】そして、図8に示したように、Z方向移動
テーブル322は、Y方向移動テーブル321に取り付
けられたパルスモータ(Z方向駆動装置)324と、パ
ルスモータ324により回転駆動される送りネジ325
によりZ(前後)方向に進退駆動させられる様になって
いる。また、X方向移動テーブル323は、Z方向移動
テーブル322に取り付けられたパルスモータ326
と、パルスモータ326により回転駆動される送りネジ
327によりX(左右)方向に進退駆動させられる様に
なっている。
【0021】このY方向駆動装置320やパルスモータ
324,326は、後述するように演算制御回路400
の位置検出回路401で制御される。 <水平回転装置>また、水平回転装置(水平回動手段)
318L,318Rは三次元駆動装置317L,317
Rの上面中央に固定されている。この水平回転装置31
8L,318Rは、パルスモータ等により鉛直軸を中心
に回転駆動される回転軸318,318を有する。そし
て、この水平回転装置318L,318Rの回転軸31
8,318には、左眼屈折力測定ユニット319L及び
右眼屈折力測定ユニット319Rが固定されている。 <眼屈折力測定ユニット>左眼屈折力測定ユニット31
9L及び右眼屈折力測定ユニット319Rは、一部を省
略した以外は構成が略同じであるので、まず左眼屈折力
測定ユニット319Lの測定光学系について説明する。 (a)左眼屈折力測定ユニット319Lの測定光学系及
びその制御系 この左眼屈折力測定ユニット319Lの測定光学系は、
図16に示す様に、他覚式の左眼屈折力測定光学系33
0Lと、自覚式の眼屈折力測定光学系340Lと、これ
らを収容するケース(筐体)350Lを有する。 (他覚式の左眼屈折力測定光学系330L)他覚式の左
眼屈折力測定光学系330Lは、被検眼位置検出系50,
測定ターゲットを被検眼眼底に投影するターゲット投影
光学系51,上記測定ターゲット像のずれ量を検出する2次
元検出器52、被検眼眼底の測定ターゲット像を2次元検
出器52に投影するターゲット受光光学系53、被検眼の視
準軸を固定する固視目標系54及び被検眼ER(左眼)と本
装置との位置関係を表示する照準光学系55を有する。
【0022】被検眼位置検出系50は、図16に示す様に
発光素子102、投影レンズ104、第1ハーフミラー106及び
第2ハーフミラー108を、第2ハーフミラー108の反射光軸
上に配置する。また、第1ハーフミラー 106の反射光軸
上に、結像レンズ109、チョッパー110、2次元受光素子1
12を配置する。
【0023】さらに、チョッパー110の一方の側には基
準信号用発光素子 113、また他方の側には基準信号用受
光素子114が配置される。発光素子102と受光素子112と
は、被検眼EL(左眼)の角膜頂点と角膜曲率中心との中
点C(角膜を凸面状とした時の焦点位置)と投影レンズ104
及び結像レンズ109に関し共役である。
【0024】すなわち、被検眼EL(左眼)が適正位置に
ある時、被検眼角膜からの反射光束は平行光束となり結
像レンズ109により、受光素子112上に発光素子102の像
が輝点像102aとして形成される。チョッパー110
は、図17に示す様に、複数の扇形スリット115を有す
る円盤によって構成され、円盤中心116を中心に回転運
動する。光軸118は扇形スリット115の略中心を通過す
る。
【0025】また絞り119は受光素子112に入射する光量
を一定にするためのものであり、扇形スリット115の2倍
の開口を有する絞りである。扇形スリット115における
光束120は、前記絞り119の開口部の略外接円である。
【0026】上記構成における被検眼位置検出系50の検
出原理は、以下の通りである。結像レンズ109による結
像点(122)が受光素子112より後方(結像レンズ 109と反
対側)にある場合において、 チョッパー110が回転する
と、図18A,B,Cに示す様に、扇形スリット115が徐々に
結像レンズの光束内を通過することにより、受光素子11
2上には図19A,B,Cに示す様な光束が入射する。図19
において、Xは光軸の通過位置を示し、Oは入射光束の断
面の重心位置を示す。この時の受光素子112の検出信号
は、図20の実線で示す如くである。図20において、
横軸はチョッパーの位置を示し、縦軸はY方向の座標を
示す。
【0027】また、結像レンズ109による結像点(122)が
受光素子112より前方(結像レンズ109の側)にある場合
は、チョッパー110が回転すると、図21,図22に示す
様になる。図21、図22は図18,図19にそれぞれ
対応する。この時の受光素子112の検出信号は、図の2
0に点線で示す如くである。
【0028】さらにまた、結像レンズ109による結像点
が受光素子112上である場合には、受光素子112の検出信
号は、図20の一点鎖線で示す如く横軸と平行な直線と
なる。
【0029】すなわち、上記受光素子112の検出信号に
より、結像点が受光素子の前後方向のどこにあるか、言
い換えれば、被検眼の角膜頂点が所定位置から前後方向
においてどの向きにどれだけずれているかを検知するこ
とができる。同時に、受光素子112上の平均的入射位置
の座標を検出することにより、被検眼の角膜頂点位置が
所定適当位置に対し上下及び左右方向においてどの向き
にどれだけずれているかを検出することができる。な
お、本実施例では、被検眼ER(左眼)が適正位置にある
時、受光素子112が被検眼の角膜頂点あるいは角膜曲率
中心と共役な位置に配置してもよい。
【0030】ターゲット投影用光学系51は、図16に示
す様に、光軸を中心に配置された一対の赤外線光源1a,1
b、赤外線光源1a,1bからの光をそれぞれ集光する集光レ
ンズ2a,2b、平行光を作るコリメータレンズ3、円形開口
絞り4を有する測定ターゲット5、結像レンズ6、投影用
結像レンズ7、赤外光に関するハーフミラー8および長波
長部の赤外光を反射し可視部とこれに近接した赤外光と
を透過する特性を有するダイクロイックミラー9と、ケ
ース350Lに支持アーム351で支持されたハーフミ
ラーHmから構成される。
【0031】上記一対の赤外線光源1a,1bは高速度で交
互に点灯し、また該光源1a,1bは一体となって光源を中
心に回転可能に構成される。また、上記の構成におい
て、一対の赤外線光源1a,1bからの光は、それぞれ集光
レンズ2a,2bによって集光され、さらにコリメータレン
ズ3により平行光にされて円形開口絞り4に斜めに入射す
る。円形開口絞り4を通過した光は、結像レンズ6により
点P1の位置に結像した後、投影用結像レンズ7、ハーフ
ミラー8、ダイクロイックミラー9及びハーフミラーHm
を介して被検眼EL(左眼)に入射する。
【0032】ここで赤外線光源1a,1bの像は被検眼EL
(左眼)の瞳孔位置に結像し、また測定ターゲット5の円
形開口絞り4の像は被検眼の眼底P2に結像する。そし
て、測定ターゲット5と被検眼EL(左眼)の眼底P2とが共
役な位置関係にあるときには、赤外線光源1aからの光に
よって照明された円形開口絞り4の像と、赤外線光源1b
からの光によって照明された円形開口絞り4の像とが、
眼底P2の同一位置に結像される。他方、測定ターゲット
5と被検眼EL(左眼)の眼底P2とが共役な位置関係にない
ときには、上記赤外線光源からの光によって照明された
円形開口絞り4像が眼底P2の分離した2箇所にそれぞれ結
像する。
【0033】ターゲット受光光学系53は、図16に示す
ように、ダイクロイックミラー9、ハーフミラー8、受光
用対物レンズ10、ミラー11、受光用対物レンズ10に関し
被検眼角膜と共役な位置に配置された角膜反射光遮断絞
り12及びリレーレンズ13によって構成される。
【0034】上記角膜反射光遮断絞り12は、図23に示
すように、ほぼ円孔であって、光軸通過位置に関し対象
な2箇所に突出遮光部12a,12bを有する絞り板である。ま
た、上記角膜反射光遮断絞り12は、赤外線光源1a,1bが
光軸回りに回転するとき、この回転運動に連動して回転
するように構成されている。さらに、上記角膜反射光遮
断絞り12は、リレーレンズ13の前側焦点位置に配置され
て、リレーレンズ13による投影光学系はテレセン光学系
に類似したものとなる。
【0035】以上の構成において、被検眼眼底P2の測定
ターゲット像は、ハーフミラーHm,ダイクロイックミ
ラー9、ハーフミラー、受光用対物レンズ10、ミラー1
1、リレーレンズ13によって、2次元検出器52に投影され
る。
【0036】この時、被検眼角膜からの有害反射光は、
反射光遮断絞り12の突出遮光部12a,12bによって除去さ
れる。また、角膜反射光遮断絞り12とリレーレンズ13と
はテレセン光学系に類似した光学系を構成しているか
ら、測定光学系14に結像される測定ターゲット像は、光
軸に平行な主光線からなる光束によって構成され、結像
位置の前後においても測定ターゲット像である円孔像の
中心位置が変位しない性質を有する。
【0037】2次元検出器52は、被検眼眼底における円
形開口絞り4の像が、赤外線光源1a及び1bの交互点灯に
よって合致するか分離するかを弁別して、分離している
時にはその分離距離を測定する。この測定値から公知の
演算回路によりその赤外線光源1a及び1bの並んだ経線方
向の被検眼屈折力を算出する。
【0038】固視目標系54は、図16に示すように、可
視光源31、集光レンズ32、光源方向に移動可能な固視タ
ーゲット33、ミラー34、投影レンズ35、可視光を反射し
赤外光を透過するダイクロイックミラー36により構成さ
れる。
【0039】以上の構成において、可視光光源31からの
光は、集光レンズ32を介して固視ターゲット33を照明す
る。固視ターゲット33からの光は、ミラー34、投影レン
ズ35、ダイクロイックミラー36を介し、さらに上記ハー
フミラー9、ハーフミラーHmを通過して被検眼EL(左
眼)に投影される。被検者は固視ターゲット33を注視す
ることにより視準方向を固定する。
【0040】照準光学系55は、ハーフミラーHm、ダイ
クロイックミラー9、ダイクロイックミラー36、投影レ
ンズ36´、ハーフミラー37及び撮像管(前眼部像差有象
手段)38を同一光軸上に配置し、またハーフミラー37の
反射光軸上に光源40、集光レンズ41、視準板42、ミラー
44及び投影レンズ45を配置して構成される。撮像管38は
演算制御回路400を介して表示装置406に接続され
ている。視準板42は、図24に示すように、中央に円、
その周辺に放射絞をもった視準スケールを有する。
【0041】上記のように構成された照準光学系におい
て、撮像管38には、投影レンズ36´による被検眼EL(左
眼)の前眼部像409Lと、投影レンズ45による視準ス
ケール43の像43aが重ねて投影される。顧客407は
表示装置406を見て、被検眼の瞳孔像Epの中心と視
準スケール43の像43aとが一致して、被検眼の光軸と
ターゲット受光光学系52の光軸とが一致するように、ジ
ョイスティックレバー315bを用いて被検眼に対し本
装置を上下左右に移動させる。
【0042】以上の構成及び作用において、少なくとも
3つの経線方向の被検眼屈折力を測定し、この測定値か
ら被検眼の屈折度、乱視度及び乱視方向を求める。
【0043】次に、被検眼検出系50の2次元受光素子112
が検出した信号によって、オートレフラクトメータ本体
を移動して、被検眼とオートレフラクトメータとの相対
位置関係を適正なものとする電気回路を、図25にもと
づいて説明する。受光素子112は、図26に示すよう
に、光束100が入射すると、その入射位置の座標に係る
距離x1,x2,y1,y2に対応した電圧X1,X2,Y1,Y2を出力
する。光束100が受光素子112の中央に入射すると、X1=X
2、Y1=Y2となる。なお、本実施例では、チョッパー110
の回転によって光束をY方向に走査するものとする。
【0044】最初に、X方向すなわち水平方向のずれを
検出して調整する回路について説明する。受光素子112
のX1出力端子、X2出力端子は、それぞれ増幅回路200,20
1に入力され、増幅回路200,201はそれぞれ(X1−X2)を計
算する減算回路202及び(X1+X 2)を計算する加算回路204
に接続されている。減算回路202及び加算回路204は、(X
1−X2)/(X1+X2)を計算する割算回路206に接続されてい
る。割算回路206は、(X 1−X2)/(X1+X2)の正負を判断す
る方向弁別回路208及びドライバー210を経てパルスモー
タ326に接続されている。
【0045】以上の回路において、チョッパー110によ
る走査がY方向についてなされているため、被検眼のず
れ量の如何にかかわらず、光束100の平均的位置を示す
信号X1,X2は、受光素子112への入射光量が変化しない限
り、一定レベルで出力される。受光素子112の出力信号X
1,X2は、それぞれ増幅回路200,201によって増幅され、
減算回路202及び加算回路204でそれぞれの演算(X1−X2)
及び(X1+X2)がなされる。
【0046】演算回路202及び加算回路204の出力は、割
算回路206によって(X1−X2)/(X1+X 2)が演算されるが、
これは、受光素子112ヘの入射光量が変動しても、入射
座標位置に対応した一定レベルの電圧信号を得ることが
できるようにするためである。(X1−X2)/(X1+X2)=X値
の絶対値は被検眼のX方向のずれ量を示す。割算回路206
の出力は、方向弁別回路208に入力されて、上記のXの正
負が判断される。Xの正負は、X方向のずれの向きを示
す。上記のXの正負の弁別により、ドライバー210がパル
スモータ326を駆動してX方向(左右方向)の位置ず
れを調整する。
【0047】次に、Y方向すなわち垂直方向のずれを検
出して調整する回路について説明する。 チョッパー110
による走査はY方向についてなされているから、受光素
子112の出力する電圧信号Y1,Y2は、該走査に対応した変
調信号となる。
【0048】ここで、電圧信号Y1,Y2は、上記被検眼位
置検出系50の原理の説明で示したように、Z方向すなわ
ちレフラクトメータの前後方向(光軸方向)の位置の情報
も含んでいるから、以後、信号Y1(Z1),Y2(Z2)で示すも
のとする。受光素子112のY1(Z 1),Y2(Z2)の出力端子は、
図25の位置検出回路401の増幅回路220,221を経て
減算回路222及び加算回路224に接続される。位置検出回
路401の減算回路222はローパスフィルター回路226を
経て割算回路228に接続され、また、加算回路224は直接
割算回路228に接続される。割算回路228は、上記X方向
の回路と同様に、方向弁別回路230、ドライバー232を経
て、パルスモータ等のY方向駆動装置320に接続され
ている。
【0049】以上の回路における作動は、ローパスフィ
ルター回路226が減算回路222からの出力信号からその変
調成分、即ち信号Z1,Z2の影響いて一定レベルの電圧信
号とすることを除けば、上記X方向の回路の作動と同じ
であり、(Y1−Y2)/(Y1+Y2)の正負を弁別して、ドライ
バー232がパルスモータ等のY方向駆動装置320を駆
動してY方向(上下方向)のずれを調整する。
【0050】次に、Z方向(前後方向)のずれを検出し
て調整する電気回路について説明する。上記Y方向に関
する回路における減算回路222および加算回路224は直接
割算回路242に接続される。割算回路242は、バンドパス
フィルター回路244、同期整流回路246、ローパスフィル
ター回路248、方向弁別回路250、ドライバー252を経て
パルスモータ324に接続されている。また、基準信号
検出素子114は、増幅回路260を経て同期整流回路246に
接続されている。上記回路において、割算回路242は、
信号Y1(Z1)−Y2(Z2)/Y1(Z1)+Y2(Z2)の演算がなされ、
バンドパスフィルター回路244に入力される。バンドパ
スフィルター回路244からの出力は、Z方向のずれ量に比
例した振幅を有する変調波を出力する。この変調波は、
図27A及びBのように、ずれの方向によって位相の異な
る信号となる。他方、基準信号検出素子114の出力は、
増幅回路260によって増幅されて、図27Cに示す矩形波
のリフアレンス信号が同期整流回路246に入力される。
この同期整流回路246はこのリフアレンス信号で上記バ
ンドパスフィルター回路244からの出力とを同期整流し
て、ずれの方向によって図27Dまたは図27Eの信号を
出力する。同期整流回路246からの出力は、ローパスフ
ィルター回路248により図27FまたはGの信号に変換さ
れて、方向弁別回路250に入力される。方向弁別回路250
に入力された信号の正負を弁別し、これをずれの方向の
信号としてドライバー252に入力して、パルスモータ3
24を駆動する。
【0051】上述回路処理は発光素子102をDC点灯した
ものであるが、AC点灯(S/N向上の目的)した場合は若干
の回路を付加すれば同様に信号が得られる。
【0052】また、Z方向のみのずれの量及びずれの方
向を検出する場合は、上記実施例の2次元素子の代わり
に、同じ位置に1次元素子をチョッパーの走査方向に配
置して構成すればよい。
【0053】さらにまた、上記実施例においては、被検
眼位置検出系のチョッパー110を受光側に配置したが、
これを発光側の発光素子102と投影レンズ104との間に配
置することも可能である。 (自覚式の眼屈折力測定光学系340L)自覚式の眼屈
折力測定光学系340Lは、ランドルト環やレッド・グ
リーンテスト用のチャート等その他の自覚式検眼のため
の検眼チャートを表示させる液晶表示器(表示手段)3
41と、屈折度数の異なる多数の球面レンズ342aを
周方向に配列保持した球面レンズ用ターレット円板34
2と、円柱度数が異なり且つ軸角度をそれぞれ調整可能
な多数の円柱レンズ343aを周方向に配列保持した円
柱レンズ用ターレット円板343と、ミラー344と、
リレーレンズ345と,ハーフミラー9,108間に配
設したハーフミラー346と、ハーフミラー9,Hmを
有する。尚、ターレット円板342,343には、レン
ズ342a,343aのない透孔(図示せず)も設けら
れている。
【0054】また、左眼屈折力検眼ユニット319L
は、図28に示した演算制御回路400を有する。この
演算制御回路400には、球面レンズ用ターレット円板
342を回転駆動する球面レンズターレット駆動装置4
11と、円柱レンズ用ターレット円板343を回転駆動
する円柱レンズターレット駆動装置412と、液晶表示
器341が接続されている。
【0055】そして、演算制御回路315aは、顧客3
07が自覚式検眼モードのための遠用測定スイッチ31
5d、自覚式検眼における近用測定スイッチ315eを
ONさせると、演算制御回路400を介して液晶表示器
341に検眼チャートを表示させる。 この際、遠用測
定スイッチ315dがONされると演算制御回路400
は、水平回転装置318Lを作動制御して、左眼屈折力
検眼ユニット319Lの主光軸OLを左右に向けた状態
に維持する。また、近用測定スイッチ315eがONさ
れると演算制御回路400は、水平回転装置318Lを
作動制御して、左眼屈折力検眼ユニット319Lを矢印
412で示したように所定量(設定量)だけ水平回動さ
せると共に、パルスモータ326を作動制御して左眼屈
折力検眼ユニット319Lを右眼屈折力検眼ユニット3
19R側に所定量(設定量)だけ移動させる。
【0056】また、液晶表示器341に表示された検眼
チャートは、ターレット円板342,343のレンズ3
42a,343a又は透孔(図示せず)、ミラー34
5,ハーフミラー9,Hmを介して左側の被検眼ELに
入射する。 (右眼屈折力測定ユニット319Rの測定光学系及びそ
の制御系)この右眼屈折力測定ユニット319Rの測定
光学系は、図16に示す様に、他覚式の左眼屈折力測定
光学系330Rと、自覚式の眼屈折力測定光学系340
Rと、これらを収容するケース(筐体)350Rを有す
る。
【0057】この右眼屈折力測定ユニット319Rの測
定光学系330Rは左眼屈折力測定ユニット319Lの
測定光学系330Lと全く同じであるので、その説明は
省略する。
【0058】次に、この様な構成の眼屈折力検査装置の
使用状態を説明する。 (1)顧客の感知 顧客407が椅子311に着座すると、人感センサ40
5がこれを感知し、この感知信号は演算制御回路315
aに入力する。これにより、演算制御回路315aは、
検眼装置である眼屈折力測定装置314をONさせると
共に、感知信号をインターネット310を介して検眼情
報センター306のコンピュータ(検眼情報処理装置)
307に伝送する。
【0059】これにより、検眼情報センター306のコ
ンピュータ307は、その旨を図示しないブザーをなら
してセンタ内の管理者に知らせるか、或いはその旨を表
示装置309に文字や図形(アイコン)或いは回転ラン
プやLEDの点滅等で表示させてセンターの管理者に知
らせる。
【0060】また、演算制御回路315aは、額検出セ
ンサー404から顧客(被検者)の顔が検眼装置本体3
14に対して所定の位置にセットされたか否かと言う情
報を得る。 (2)検眼装置本体314の上下方向粗アライメント また、演算制御回路315aは、眼屈折力測定装置31
4がONすると、テレビカメラ403は顧客407の顔
408の画像を撮像して、この撮像された顔の画像40
8aを図9,図12,14,15に示したように表示装
置406の右上部406aに表示させる。また、演算制
御回路315aは、眼屈折力測定ユニット319L,3
19Rの撮像管(テレビカメラ)38、38で撮像され
た顧客の407の前眼部像409L,409Rを表示装
置の下部の左右の表示部406b,406cに表示させ
る。
【0061】ところで、検眼装置本体314の検眼窓4
02と顧客407の眼の高さが合わないため、表示部4
06aに表示された顔の画像408aが図12の如く下
方に位置して、画像408aの下部が欠けるような場合
には、眼屈折力測定ユニット319L,319Rの撮像
管(テレビカメラ)38、38は顧客の407の前眼部
を撮像していないので、表示装置406には前眼部像4
09L,409Rが表示されない。
【0062】この場合には、スイッチ315gをON操
作する。これにより演算制御回路315aは、昇降装置
313を作動させて検眼装置本体314を降下させる。
この駆動により、テレビカメラ403も降下して、顔の
画像308aは表示装置406の右上部の表示部406
a上で上昇して図14に示したように収まるように表示
される。この位置で、スイッチ315gから手を離す
と、演算制御回路315aは昇降装置313を停止させ
る。この操作により、検眼装置本体314の検眼窓40
2と顧客407の眼の高さが合うと、眼屈折力測定ユニ
ット319L,319Rの撮像管(テレビカメラ)3
8、38で撮像された顧客の407の前眼部像409
L,409Rが表示装置406に映し出され、粗アライ
メントが完了する。
【0063】また、逆に表示部406aに表示される画
像408aの上部が欠ける様な場合にも、検眼装置本体
314の検眼窓402と顧客407の眼の高さが合わな
いため、眼屈折力測定ユニット319L,319Rの撮
像管(テレビカメラ)38、38は顧客の407の前眼
部を撮像していないので、表示装置406には前眼部像
409L,409Rが表示されない。この場合には、ス
イッチ315fをオン操作して、昇降装置313を作動
させて検眼装置本体314を上昇させ、顔の画像308
aが表示装置406の右上部の表示部406a上で図1
4に示したように収まるように表示させる。この操作に
より、検眼装置本体314の検眼窓402と顧客407
の眼の高さが合うと、眼屈折力測定ユニット319L,
319Rの撮像管(テレビカメラ)38、38で撮像さ
れた顧客の407の前眼部像409L,409Rが表示
装置406に映し出される。
【0064】この様な操作を顧客407ができない場合
には、検眼情報センター306の管理者が、コンピュー
タ307及びインターネット310を介して眼屈折測定
装置312を遠隔操作し、眼屈折測定装置312の図示
しないスピーカで顧客407nに使用法を知らせるか、
或いは表示装置406に使用法を文字表示させるかす
る。また、これでも操作法が分からない場合には、検眼
情報センター306の管理者が、コンピュータ307及
びインターネット310を介して眼屈折測定装置312
を遠隔操作して、眼屈折測定装置312の検眼装置本体
314を上述したように上下動調整して、顧客407の
顔の眼が検眼窓402に合うように上下方向の粗アライ
メントをする。
【0065】また、検眼情報センター306の管理者
は、顧客407が以下に説明する検眼方法が分からない
場合も、眼屈折測定装置312を遠隔操作して、検眼を
行う。 (3)左右眼の粗アライメント また、上述の粗アライメントが完了した状態において
は、撮像管38には、投影レンズ36´による被検眼EL(左
眼)の前眼部像409Lと、投影レンズ45による視準ス
ケール43の像43aが重ねて投影される。また、この状
態では、標準の人の瞳孔間距離に合うように眼屈折力測
定ユニット319L,319Rの間隔が初期設定されて
いる。
【0066】この状態で演算制御回路315aは、顧客
407に図示しないスピーカを介して音声で或いは表示
装置406に文字で、左右の眼屈折力測定ユニット31
9L,319Rの光軸合わせ方法を指示する。
【0067】この場合、演算制御回路315aは、演算
制御回路400を制御して、水平回転装置320により
眼屈折力測定ユニット319L,319Rを矢印412
の方向に水平回動させ、被検眼EL,ERの光軸O1,
O2が平行になるように設定すると共に、顧客407に
固視ターゲット33を駆動手段33aで遠方視位置に移
動させて、顧客の左眼に固視ターゲット33を固視する
ように促すと共に、眼屈折力測定ユニット31Lの光軸
合わせの指示を行なう。
【0068】そして、この指示に従って顧客(被検者)
407は、ジョイステックレバー315bを前後左右に
傾動操作すると共に、ジョイステックレバー315bを
回動操作する。
【0069】この際、ジョイステックレバー315bが
左右に傾動操作されると演算制御回路315aは、左眼
屈折力測定ユニット319Lの演算制御回路400を制
御して、演算制御回路400によりパルスモータ326
を正転・逆転制御して、左眼屈折力測定ユニット318
9Lを初期設定位置から左右微動させる。また、ジョイ
ステックレバー315bが前後に傾動操作されると演算
制御回路315aは、左眼屈折力測定ユニット319L
の演算制御回路400を制御して、パルスモータ324
を正転・逆転制御して、左眼屈折力測定ユニット318
9Lを前後微動させる。更に、ジョイステックレバー3
15bが前後に傾動操作されると演算制御回路315a
は、左眼屈折力測定ユニット319Lの演算制御回路4
00を制御して、Y方向駆動装置320作動制御して、
左眼屈折力測定ユニット3189Lを上下微動させる。
【0070】この様な操作は、顧客407が表示装置4
06を見ながら行う。即ち、被検眼の瞳孔像Epの中心
と視準スケール43の像43aとが一致して、被検眼の光
軸とターゲット受光光学系52の光軸とが一致するよう
に、ジョイスティックレバー315bを用いて被検眼に
対し眼屈折力測定ユニット31Lを前後・左右・上下に
微動させる。
【0071】この微動により、眼屈折力測定ユニット3
19Lの視準スケール43の像43aが左眼の瞳孔像Ep
の中心(輝点像)に対して所定範囲内に入ると、演算制
御回路315aは眼屈折力測定ユニット319Lの座標
をパルスモータ324,326やY方向駆動装置320
の駆動位置から求めてメモリ315hに左粗アライメン
ト座標として記憶させる。
【0072】この記憶後、演算制御回路315aは、眼
屈折力測定ユニット319Rの光軸合わせの指示を図示
しないスピーカを介して音声で或いは表示装置406に
文字で行う。顧客407はこの指示に従って、左眼の光
軸合わせと同様にして、被検眼の瞳孔像Epの中心と視
準スケール43の像43aとが一致して、被検眼の光軸と
ターゲット受光光学系52の光軸とが一致するように、ジ
ョイスティックレバー315bを用いて被検眼に対し眼
屈折力測定ユニット319Rを前後・左右・上下に微動
させる。
【0073】この微動により、眼屈折力測定ユニット3
19Rの視準スケール43の像43aが右眼の瞳孔像Ep
の中心(輝点像102a)に対して所定の範囲に入る
と、演算制御回路315aは眼屈折力測定ユニット31
9Rの座標をパルスモータ324,326やY方向駆動
装置320の駆動位置から求めてメモリ315hに右粗
アライメント座標として記憶させる。
【0074】演算制御回路315aは、この様な左粗ア
ライメント座標と右粗アライメント座標を求める際、測
距手段404からの測距信号を基に、被検眼までの位置
を求める。 (4)瞳孔間距離の演算 そして、演算制御回路315aは、この様にしてメモリ
315hに記憶された左粗アライメント座標と右粗アラ
イメント座標、及び、この際の視準スケール43の像43
aの座標と左右眼EL,ERの輝点像の座標から、顧客
407の瞳孔間距離PDを求める。尚、この際、視準ス
ケール43の像43aの座標と左右眼EL,ERの輝点像
の座標は、撮像管(テレビカメラ)38のエリアCCD
から求められる。そして、演算制御回路315aは、こ
の瞳孔間距離PDを検眼情報センター306コンピュー
タ307にインターネット310を介して伝送し、メガ
ネを加工したり、メガネフレームを選択する際のデータ
としてコンピュータ307のメモリ(図示せず)に記憶
させる。 (5)眼屈折力測定のための設定 そして、CPUである演算制御回路315aは、このよ
うにして遠用測定時の瞳孔間距離(遠用瞳孔間距離)P
Dが求めらると、遠用視時の瞳孔間距離PDに対応する
左右の眼屈折力測定ユニット319L,319Rの間隔
及び座標を求める。
【0075】また、演算制御回路315aは、上述のよ
うにして遠用測定時の瞳孔間距離PDが求めらると、固
視ターゲット33を近用視位置に配置して、被検眼に固
視ターゲット33を固視させたとき(近用視時)の被検
眼EL,ERの光軸O1,O2の輻輳角α(図16参照)、
この際の瞳孔間距離(近用瞳孔間距離)PD、この際の
固視ターゲット(固視目標)の像の形成される位置、この
際の左右の眼屈折力測定ユニット319L,319Rの
間隔及びその座標を演算して求める。
【0076】そして、演算制御回路315aは、顧客4
07が遠用測定スイッチ315dをONさせると、固視
ターゲット33を駆動手段33aで遠方視位置に移動さ
せると共に、水平回転装置318L,318Rを作動制
御して、眼屈折力測定ユニット319L,319Rを矢
印412で示した方向に水平回動させ、固視ターゲット
(固視目標)の像の形成される位置に対応する遠用測定の
輻輳角α「0」に設定する。即ち、演算制御回路315
aは、被検眼EL,ERの光軸O1,O2が平行になるよ
うに設定する。一方、演算制御回路315aは、眼屈折
力測定ユニット319L,319Rの演算制御回路40
0,400によりパルスモータ326,326を作動制
御して、遠用視時の瞳孔間距離PDに対応して求めた左
右の眼屈折力測定ユニット319L,319Rの間隔及
びその座標位置になるように眼屈折力測定ユニット31
9L,319Rを移動させる。
【0077】また、演算制御回路315aは、顧客40
7が近用測定スイッチ315eをONさせると、固視タ
ーゲット33を駆動手段33aで近用視位置に移動させ
ると共に、演算制御回路400を制御して眼屈折力測定
ユニット319L,319Rのパルスモータ326,3
26駆動制御し、眼屈折力測定ユニット319L,31
9Rを求めた近用視時の瞳孔間距離に設定する。これと
共に、演算制御回路315aは、水平回転装置318
L,318Rを作動制御して、眼屈折力測定ユニット3
19L,319Rを矢印412で示した方向に水平回動
させ、固視ターゲット(固視目標)の像の形成される位置
に対応する近用測定の輻輳角αに設定して、被検眼EL,
ERの光軸O1,O2と眼屈折力測定ユニット319
L,319Rの主光軸OL,ORがハーフミラーHm,
Hmを介して一致するようにする。 (6)アライメント この様な被検眼瞳孔間距離PD、被検眼EL,ERの輻輳
角α(図16参照)及び固視ターゲット(固視目標)の像の
形成される位置等のデータは、表示装置406に表示さ
れる。
【0078】この後、ジョイスティックレバー315b
を前後左右に傾動操作するとともに回転操作することに
より、眼屈折力測定ユニット319L,319Rの演算
制御回路400はパルスモータ324,326やY方向
駆動装置320を作動制御して、ケース本体316を前
後左右及び上下に微動操作して、左眼測定光学系330
Lを被検眼EL(左眼)の角膜頂点に対してオートアライ
メントが可能な所定範囲内に粗アライメントさせる。
【0079】そして、演算制御回路315aは、左眼測
定光学系330Lが被検眼EL(左眼)の角膜頂点に対し
てオートアライメント可能な所定範囲内に入ると、眼屈
折力測定ユニット319L,319Rの演算制御回路4
00によりパルスモータ324,326やY方向駆動装
置320を作動制御して、眼屈折力測定ユニット319
L,319Rの主光軸OL,ORがハーフミラーHm,
Hmを介して一致させ、アライメントが完了する。
【0080】しかも、測定光学系330L,330Rが
被検眼EL(左眼),ER(右眼)の角膜頂点にアライメント
させられた後は、被検眼EL(左眼),ER(右眼)が多少動
いて測定光学系330L,330Rの主光軸OL,OR
が被検眼EL(左眼),ER(右眼)の光軸O1,O2に対し
ずれたりしても、 図25に示した制御回路がパルスモ
ータ324,326,Y方向駆動装置320を上述の様
に駆動制御したり、左右眼のずれを合わすため、常時ア
ライメントが行われることになる。 (7)他覚による眼屈折力測定 この様に顧客407は測定光学系330L,330Rを
被検眼EL(左眼)、被検眼ER(右眼)に対して粗アライメ
ントするのみで、測定光学系3330L,330Rは被
検眼EL(左眼),被検眼ER(右眼)に自動的にアライメン
トされることになる。
【0081】従って、他覚式又は自覚式の検眼モードを
選択する検眼モード選択スイッチ31cにより、眼屈折
力測定装置312を他覚式の眼屈折力測定モードにし
て、固視ターゲット33の位置を上述の様に遠点又は近
点或いは任意の位置に設定した後、測定光学系330
L,330Rを上述の様にアライメントしながら、被検
者の被検眼EL,ERに測定光学系330Lの固視ターゲ
ット33及び測定光学系330Rの固視ターゲット33をハ
ーフミラーHm,Hmを介してそれぞれ覗かせることに
より、被検者の被検眼EL,ERを固視ターゲット像に固
定して、測定光学系330L,330Rのアライメント
がされた時点で上述したように被検眼EL(左眼),被検眼
EL(右眼)の遠用視時や近用視時の屈折度等を自動的に
他覚式に測定する。 (8)自覚による眼屈折力測定 顧客307が、他覚式又は自覚式の検眼モードを選択す
る検眼モード選択スイッチ31cにより、眼屈折力測定
装置312を自覚式の眼屈折力測定モードにした後、遠
用測定スイッチ315d、又は、近用測定スイッチ31
5eをONさせると、上述したようにして、測定光学系
3330L,330Rを被検眼EL(左眼),被検眼ER
(右眼)に対して自動的に遠用視又は近用視のアライメン
トをさせる。一方、演算制御回路315aは、演算制御
回路400を介して液晶表示器341に検眼チャートを
表示させる。この液晶表示器341に表示された検眼チ
ャートは、ターレット円板342,343のレンズ34
2a,343a又は透孔(図示せず)、ミラー345,
ハーフミラー9,Hmを介して左側の被検眼ELに入射
する。
【0082】従って、この状態で、液晶表示器341の
検眼チャートを検眼目的に応じて選択し、ターレット円
板342を駆動装置410により回転駆動して屈折力の
異なる球面レンズ342aを光路中に順次挿入して、液
晶表示器341の検眼チャートの見栄具合がはっきりす
るようにする。また、乱視がある場合にはターレット円
板343を駆動装置411により回転駆動して屈折力の
異なる円柱レンズ343aを光路中に順次挿入すると共
に、円柱レンズ343aを光路中に於いて光軸回りにパ
ルスモータ343bにより回転させることにより、円柱
レンズ343aの円柱軸を回転させて、液晶表示器34
1の検眼チャートの見栄具合がはっきりするようにす
る。
【0083】そして、演算制御回路315aは、光路に
挿入されているレンズ342a,343aの球面屈折度
数及び円柱屈折度数を駆動装置410,411の駆動量
から求めると共に、レンズ343aの円柱軸の向きを円
柱レンズ343aを光路中に於いて光軸回りの回転量か
ら求める。なお、この回転量はパルスモータ343bの
回転駆動量により求めることができる。また、この一連
の操作は、ジョイステックレバー315bの操作によっ
て行うことができるが、専用のパネルを設けて行っても
良い。
【0084】このとき、眼屈折力測定ユニット319
R、319Lは常にオートアライメントが掛けられてお
り、自覚検眼中に多少顧客(被検者)の顔位置がずれて
も、支障なく検査が進められる。 (9)その他 尚、以上説明した実施例では、顧客407の顔を固定し
ないで検眼する様に説明したが、実際には顧客の顔を固
定支持する顎受け及び額当てを検眼テーブル310上に
設け、額当てに顧客を感知する人感センサ(スイッチ)
を設けて、顧客が検眼を開始したか否かを感知する。こ
の場合には、検眼装置本体314に対する顧客の顔の位
置が特定されるので、より正確な測定ができる。
【0085】また、顎受け及び額当てを検眼テーブル3
10上に高さ調整可能に取り付けて、検眼装置本体31
4との高さ調整に用いることもできる。更に、顎受けの
みを検眼テーブル310上に高さ調整可能に取り付け
て、検眼装置本体314との高さ調整に用いることもで
きる。また、額当てのみを検眼テーブル310上に高さ
調整可能に取り付けて、検眼装置本体14との高さ調整
に用いることもできる。
【0086】更に、検眼装置本体314に顎受けを設け
て、この顎受けに顎を載せた顧客が検眼窓402に両眼
を近づけて検眼窓402内を覗くようにし、この状態で
検眼を行うようにすることができる。この場合、顎から
両眼までの高さは顧客によって異なる。従って、検眼装
置本体314に額当てを設けて、この額当てに額を当て
て顧客が検眼窓402に両眼を近づけて検眼窓402内
を覗くようにし、この状態で検眼を行うようにすること
で、額当てへの額の当たる位置を容易に変えることがで
き、検眼窓402に対して顧客が眼の高さを容易に調整
し易くすくすることができる。更に、この額当てや顎受
けを検眼装置本体314に設けても良い。この様にする
事で、検眼装置本体314の顧客の顔に対する高さを調
整することで、額当てや顎受けの高さを顧客の顔の高さ
に容易に合わせて、額当てや顎受けをスムースに利用で
きる。
【0087】更に、顧客(被検者用)のモニターは、検
眼装置本体314と一体の表示装置406である必要は
なく、検眼装置本体314と別体のモニターテレビや液
晶テレビでもよい。
【0088】また、顧客(被検者用)の表示装置406
(モニター)は、検眼をスタートする前の操作方法を音
声と連動させて表示するのにも用いる。即ち、この場
合、顧客の検眼ボックス内の入室を検知したり、顧客が
検眼ボックス内の椅子に座ったのを検知して、この検知
信号を受けたときに、顧客に音声で「椅子の高さを調整
してください」とのメッセージを出し、高さ調整がOK
ならば、音声で「スタートボタンを押してください」と
いうメッセージを出す。この場合、ON声メッセージと
同じ内容を表示装置406に表示させる。
【0089】更に、顧客の顔と検眼装置本体314の高
さ合わせは、テレビカメラ403で撮像した顧客の画像
を基に行うことができる。即ち、テレビカメラ403で
撮像した顧客の顔の画像の高さ(上下位置)を画像処理
により求めて、昇降装置313を演算制御回路315a
により駆動制御することにより、顧客の両眼の高さが検
眼装置本体314の検眼窓402の高さに合う位置まで
検眼装置本体314を昇降駆動させて祖アライメントす
る様にすることもできる。この様にすることで、検者レ
スの検眼を行うようにすることができる。
【0090】また、検眼装置本体314に額当てを設け
ると共に、検眼ボックス内の椅子の側方にサイドカメラ
を設けて、顧客が検眼ボックス内の椅子に着座したのを
検知したとき、サイドカメラからの画像を顧客の基に画
像処理により顧客の顔の高さ等を求めて、椅子の高さを
調整する事により、検眼装置本体31の検眼窓402に
対して顧客の顔の高さを調整し、検眼装置本体314の
額当てに顧客の額を当ててもらうようにすることもでき
る。この様にすることで、検者レスの検眼を行うように
することができる。
【0091】また、上述の様な検眼に際して、顧客の検
眼データから検者レスでは対応が難しいと判断した場
合、極端な不同視の場合、強度の乱視の場合、極端な球
面度数の場合、乱視軸が斜乱視の場合、矯正視力値が極
端に低い場合等のときには、検眼情報センター300側
の管理者(オペレータ)が眼屈折力測定装置312をセ
ンター側から遠隔操作する。
【0092】更に、検眼がスムーズでないか、若しくは
顧客の応答がない場合、若しくはレッド・グリーンテス
トがうまく行われない場合、或いは所定の時間以上応答
がない場合、検眼情報センター300側の管理者(オペ
レータ)が眼屈折力測定装置312をセンター側から遠
隔操作するか、検眼情報センター300側の管理者(オ
ペレータ)が眼屈折力測定装置312の使用法を検眼装
置本体314の図示しないスピーカ或いは表示装置40
6を用いて顧客に知らせるようにするとよい。 (10)コンサルティング また、上述の検眼が終了した後、この検眼に基づく検眼
データが演算制御回路315aから検眼情報センター3
00のコンピュータ307にインターネット310を介
して伝送されると、センター側の管理者はこの伝送され
た検眼データを基に顧客407に対してコンサルティン
グを行う。
【0093】この場合、検眼データに基づいてメガネの
処方値等を作成して、処方値を眼鏡レンズ選びのための
データとして、このデータを基に顧客と眼鏡レンズ選び
を行う。ところで眼鏡レンズは、材質が低屈折材料、中
屈折材料、高屈折材料の順にレンズ厚さが薄くなるが、
この順に価格(コスト)も高くなる。従って、顧客の視
力値が比較的良い場合には低屈折材料のコストの安い眼
鏡レンズでもレンズコバ厚は厚くならない。しかし、顧
客の視力値が悪くかなり小さい場合には低屈折材料のコ
ストの安い眼鏡レンズを使用すると、眼鏡レンズのコバ
厚が厚くなりすぎて眼鏡フレームによっては側面から見
たメガネの見栄えが悪くなる。この場合には、コストは
高くなるがコバ厚が薄くなる高屈折材料の眼鏡レンズを
用いることで、メガネのコバ厚を小さくし、見栄えが損
なわれないようにできる。この様なコストとレンズコバ
厚の見栄えの観点等をセンター側の管理者が顧客にコン
サルティングすることで、顧客は眼鏡レンズ選びの参考
とすることができる。
【0094】また、センター側では、表示装置308に
映し出される顧客407の顔を見ながら、演算制御回路
315aにインターネット310を介して多数の眼鏡フ
レーム像を伝送し、この眼鏡フレーム像を検眼装置本体
側の表示装置406に表示させて、検眼装置本体14に
設けられたスピーカ(図示せず)を介して音声で又は表
示装置406に文字でフレーム選びのコンサルティング
を行う。 (11)メガネフレームの合成と選択 また、テレビカメラ403で撮像した顧客の顔の画像を
インターネット310を介して検眼情報処理センター3
00のコンピュータ307に伝送し、コンピュータ30
7の図示しない情報記録再生装置(ハードディスクやD
VD等)に記録されたメガネフレームを顧客の顔の画像
に選択的に合成できるようにして、この合成を検眼装置
本体314側のジョイステックレバー315bで顧客が
簡易に選択して、眼鏡フレームと顔画像の合成像をイン
ターネット310で演算制御回路315aに返送させ、
kの返送された眼鏡フレームと顔画像の合成像を検眼装
置本体314の表示装置406に表示させることによ
り、フレーム選びができるようにしても良い。 (変形例)以上説明した実施例では、多数の場所に配置
された眼屈折力検査装置312等の検眼装置をインター
ネット310を介して検眼情報センター300側で管理
するようにして例を示したが必ずしもこれに限定される
ものではない。
【0095】例えば図29,30に示したように、眼鏡
店600のコーナに検眼ボックスB1,B2,B3等を
配置し、検眼ボックスB1,B2,B3内に眼屈折力検
査装置312等の検眼装置を設置すると共に、眼鏡店6
00の他のコーナに管理室601を設け、この管理室6
01に上述した検眼情報処理装置306を配設して、検
眼情報処理装置306と眼屈折力検査装置312等の検
眼装置とをイントラネット602を介して接続して、管
理室601において上述したセンターにおける様な検眼
管理やコンサルティングを行うようにすることもでき
る。 (その他)また、以上説明した実施例では、眼屈折力測
定ユニット319R、319Lを水平回動可能に設けた
例を示したが、必ずしもこれに限定されるものではな
い。たとえば、眼屈折力測定ユニット319R、319
Lは対向した状態で左右にのみ移動駆動可能に設け、左
右のハーフミラーHm、Hmを図示しないパルスモータ
で回転駆動制御できるようにすることで、眼屈折力測定
ユニット319R、319Lの光軸の向きを変更できる
ようにしてもよい。
【0096】この場合、顧客の両眼が輻輳している場
合、この輻輳角を考慮に入れながら、眼屈折力測定ユニ
ット319R、319LのX、Y、Zの座標から、実際
のX、Y、Zの座標を顧客の両眼の輻輳角度に応じて補
正値を演算し、この補正値に基づいて三次元駆動装置3
17L、317Rを駆動制御するようにしても良い。
【0097】また、輻輳角がついている場合、所定の位
置になるまで複数回測定して移動させ、追い込むように
制御する。
【0098】また、眼屈折力測定ユニット319R、3
19Lは常にオートトラッキング(オートアライメン
ト)を掛けるようにしておいて、顧客(被検者)の応答
を待ち、応答が入ったらそれに応じて自覚の検査を自動
的に進める様にしてもよい。
【0099】更に、オートトラッキングとチャートの提
示、自覚度数を行う眼屈折力測定ユニット319R、3
19Lと、被検者の応答を受ける演算制御回路315a
は独立しており、演算制御回路315aから眼屈折力測
定ユニット319R、319Lへの指示の受け渡しは通
信を用いておきなわれる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、検眼装置本体の設置場所とは異なる場所の検眼情報
センターに配置され且つ前記各検眼装置本体にネットワ
ークを介して接続された検眼情報処理装置を備える検眼
システムであって、検眼情報処理装置は、前記検眼装置
本体からの前記前眼部像及び顔画像をモニターするセン
ター側表示装置を備えると共に、前記検眼装置本体を遠
隔制御させるセンター側制御手段を有する構成としたの
で、他の人と接するのを好まなかったりする人でも簡易
に検眼できる。また、眼科医院や、総合病院の眼科、或
いは眼鏡店等が近くになかったりするために、新しいメ
ガネを作る目的で眼科医院や、総合病院の眼科、或いは
眼鏡店等を訪れることなく、簡易に検眼できる。しか
も、検眼情報センター側の検眼情報処理装置を用いるこ
とにより、検眼情報センターとは異なる場所に配置され
た検眼装置本体を遠隔操作して、検眼時の粗アライメン
トを行うことができる。
【0101】また、請求項2の発明は、前記センター側
制御手段は、前記検眼装置本体側に配設したスピーカを
遠隔制御して前記検眼装置本体の使用手順を前記スピー
カにより被検者に知らせる構成としたので、被検者が検
眼装置本体の操作に不慣れでも、スピーカからの指示に
従って良好に検眼を進めることができる。
【0102】更に、請求項3の発明は、前記検眼装置本
体側には被検者に呈示させる検眼側表示装置を備え、前
記センター側制御手段は前記検眼側表示装置を遠隔制御
して前記検眼装置本体の使用手順を前記検眼側表示装置
により前記被検者に知らせる構成としたので、被検者が
検眼装置本体の操作に不慣れでも、表示装置の指示に従
って良好に検眼を進めることができる。
【0103】請求項4の発明は、前記検眼側表示装置に
は顔画像が表示可能に設けられている構成としたので、
被検者は表示装置を見ながら高さ調整ができる。また、
この表示装置を用いて鏡の代わりに身だしなみ等のチェ
ックができる。
【0104】請求項5の発明は、前記検眼装置本体に被
検者が対向したのを検知する人感センサを備えると共
に、前記検眼情報処理装置は前記人感センサからの人感
知信号を受けたとき前記検眼装置本体に被検者が対向し
たのを告知する告知手段を有する構成としたので、検眼
情報センター側では被検者が検眼装置本体の前にいるの
を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる検眼装置本体(眼屈折力測定
装置)が設置される検眼ボックスの配置を示す説明図で
ある。
【図2】図1の様に配置された検眼ボックスの検眼装置
本体を用いた検眼システムの説明図である。
【図3】図1に示した検眼ボックスに設置される検眼装
置本体の概略説明図である。
【図4】(a)は図1の検眼ボックスと検眼装置本体と
の関係を示す概略説明図、(b)は(a)の部分拡大
図、(c)は(b)の平面図である。
【図5】図4の検眼装置本体本体のケースの平面図であ
る。
【図6】図4の検眼装置本体本体の水平断面図である。
【図7】図4の検眼装置本体本体の縦断面図である。
【図8】図7の三次元テーブルの平面図である。
【図9】図4の検眼装置本体本体の正面図である。
【図10】図9の表示装置の拡大説明図である。
【図11】図3〜図10の検眼装置本体の制御回路図で
ある。
【図12】図9の表示装置の作用説明図である。
【図13】図9の表示装置の作用説明図である。
【図14】図9の表示装置の作用説明図である。
【図15】図9の表示装置の作用説明図である。
【図16】図3〜図10に示した検眼装置本体の光学系
を示す説明図である。
【図17】図16の光学系のチョッパーの説明図であ
る。
【図18】図16の光学系の検出原理を示す説明図であ
る。
【図19】図16の光学系の検出原理を示す説明図であ
る。
【図20】図16の光学系の検出原理を示す説明図であ
る。
【図21】図16の光学系の検出原理を示す説明図であ
る。
【図22】図16の光学系の検出原理を示す説明図であ
る。
【図23】図16の光学系の反射光遮断絞りの正面図で
ある。
【図24】図16の光学系の視準スケールの正面図であ
る。
【図25】図16の光学系の制御回路のブロック図であ
る。
【図26】図16の光学系の2次元受光素子の出力信号
説明図である。
【図27】図16の光学系の制御回路の波形図である。
【図28】図16の光学系の他の制御回路の波形図であ
る。
【図29】この発明の他の例を示す説明図である。
【図30】図29の配線説明図である。
【符号の説明】
38・・・撮像管(前眼部撮像手段) 300・・・検眼情報センター 306・・・検眼情報処理装置 307・・・コンピュータ(センター側制御手段) 309・・・表示装置(センター側表示装置) 310・・・インターネット(ネットワーク) 314・・・検眼装置本体 315b・・・ジョイステックレバー(測定操作手段、駆
動操作手段) 315c〜315eスイッチ(測定操作手段) 317L,317R・・・三次元駆動装置(三次元駆動手
段) 403・・・テレビカメラ(撮像手段) 405・・・人感センサ 406・・・表示装置(検眼側表示装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 勝 東京都板橋区蓮沼町75番1号株式会社トプ コン内 (72)発明者 原 邦彦 東京都板橋区蓮沼町75番1号株式会社トプ コン内 (72)発明者 西尾 幸治 東京都板橋区蓮沼町75番1号株式会社トプ コン内 (72)発明者 加藤 健行 東京都板橋区蓮沼町75番1号株式会社トプ コン内 Fターム(参考) 2H006 DA01 5C054 AA01 CA04 DA06 EA01 EA03 EA05 FE14 FE26 FE28 GA01 GA02 GB13 HA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検眼装置本体の設置場所とは異なる場所の
    検眼情報センターに配置され且つ前記各検眼装置本体に
    ネットワークを介して接続された検眼情報処理装置を備
    える検眼システムであって、 検眼情報処理装置は、前記検眼装置本体からの前記前眼
    部像及び顔画像をモニターするセンター側表示装置を備
    えると共に、前記検眼装置本体を遠隔制御させるセンタ
    ー側制御手段を有する検眼システム。
  2. 【請求項2】前記センター側制御手段は、前記検眼装置
    本体側に配設したスピーカを遠隔制御して前記検眼装置
    本体の使用手順を前記スピーカにより被検者に知らせる
    ことを特徴とする請求項1に記載の検眼システム。
  3. 【請求項3】前記検眼装置本体側には被検者に呈示させ
    る検眼側表示装置を備え、前記センター側制御手段は前
    記検眼側表示装置を遠隔制御して前記検眼装置本体の使
    用手順を前記検眼側表示装置により前記被検者に知らせ
    ることを特徴とする請求項1に記載の検眼システム。
  4. 【請求項4】前記検眼側表示装置には顔画像が表示可能
    に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の検
    眼システム。
  5. 【請求項5】前記検眼装置本体に被検者が対向したのを
    検知する人感センサを備えると共に、前記検眼情報処理
    装置は前記人感センサからの人感知信号を受けたとき前
    記検眼装置本体に被検者が対向したのを告知する告知手
    段を有することを特徴とする請求項1〜4に記載の検眼
    システム。
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