JP2002010974A - 電子内視鏡の切替装置を含む電子内視鏡システム - Google Patents

電子内視鏡の切替装置を含む電子内視鏡システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のプロセッサを備える電子内視鏡システ
ムにおいて、作業スペース及び作業効率を上げるととも
に、プロセッサに接続される周辺機器の操作を容易にす
る。 【解決手段】 第1および第2スコープ30、50を、
それぞれ第1及び第2プロセッサ40、60に接続さ
せ、第1および第2プロセッサ40、60を切替装置2
00に接続させる。切替装置200は、第1および第2
プロセッサ40、60のうちどちらか一方のプロセッサ
から出力される映像信号をモニタ150へ選択的に出力
する。キーボード切替回路220は、切替装置200に
よって選択されたプロセッサをオペレータに告知するた
め、選択されたプロセッサに応じた信号をインジケータ
へ出力する。そして、インジケータ300の選択された
プロセッサに応じた発光表示器を点灯させ、選択された
プロセッサを表す文字を照らす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体の臓器内など
に挿入されるスコープと、撮像画像を表示するためのT
V用モニタが接続されたプロセッサとを備えた電子内視
鏡装置に関し、特に、複数のプロセッサを装備する電子
内視鏡システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電子内視鏡装置のスコープには、CCD
等の撮像素子と、光源からの光をスコープ先端へ導くラ
イトガイドとが設けられており、スコープが体腔内に挿
入されると、スコープ先端から出射する光が反射するこ
とによって被写体像が撮像素子に形成される。そして、
撮像素子の受光面では、光電変換により被写体像に応じ
た画像信号が発生し、プロセッサへ送られる。プロセッ
サへ送られた画像信号は、NTSC信号などの映像信号
(ビデオ信号)に変換され、モニタ等の表示装置へ出力
される。これにより、医師等のオペレータが、撮像画像
をモニタ上で観察することができる。プロセッサには、
モニタのほかにも、撮像画像をフィルムや磁気性記憶媒
体などに記録するための画像記録装置、撮像画像を印刷
するためのプリンタ、モニタに患者情報を入力するため
のキーボードなど様々な装置が適宜接続されている。
【0003】スコープは、観察する部位によってタイプ
(径の大きさなど)が異なるため、気管支や大腸など複
数の部位を一度に観察する場合には、スコープをその都
度取り替える必要がある。また、集団検診において電子
内視鏡装置を使用する場合、同一のスコープを複数の人
に使用することができないため、一人診断が終了する度
にスコープを取り替える必要がある。そこで、従来で
は、複数のプロセッサを備える電子内視鏡システムが適
用されており、使用するスコープを適宜プロセッサに接
続して診断する。これにより、様々な部位を観察するこ
とができるとともに、多くの患者を診断することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
プロセッサを使用する場合、それに合わせて、プロセッ
サに接続されるモニタ、画像記録装置、キーボードなど
の周辺装置の数も増加する。そのため、診断等を行うた
めに多大な装備が必要とされ、経済的にコストがかか
る。また、そのシステムをセッティングするのに広いス
ペースが必要であるとともに、セッティングに手間がか
かることによって診断効率が低下する。さらに、電子内
視鏡システムの構成の複雑化に伴い、キーボードなどの
プロセッサに接続される周辺機器に対する操作も煩雑と
なり、オペレータは、プロセッサ毎に異なる場合が多い
周辺機器の操作を適切に行うことができなくなる恐れが
ある。
【0005】そこで本発明は、スペースの効率および作
業効率が上がるとともに、プロセッサに接続される周辺
機器に対して適切な操作を行うことが出きる電子内視鏡
システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電子内視鏡シス
テムは、撮像素子を有する複数のスコープと、複数のス
コープがそれぞれ接続されるとともに、スコープから送
られてくる画像信号に基づいて映像信号を出力する複数
のプロセッサと、複数のプロセッサと接続されるととも
に、複数のプロセッサのうちいずれか1つのプロセッサ
から出力される映像信号を選択的に出力する切替装置
と、切替装置に接続され、切替装置から出力される映像
信号の映像を表示する表示装置と、切替装置に接続さ
れ、複数のプロセッサのうち切替装置によって選択され
たプロセッサを操作する入力装置と、選択されたプロセ
ッサを報知する選択プロセッサ報知手段とを備えたこと
を特徴とする。このような切替装置を設けることによ
り、複数のスコープおよびプロセッサを使用する検査に
おいても、経済的に低コストな内視鏡システムを装備す
ることが可能となり、また、診断効率が上がる。さら
に、選択プロセッサ報知手段において選択されているプ
ロセッサがオペレータに対して示されるため、オペレー
タは、現在使用しているプロセッサを確認できるととも
に、今現在使用されているプロセッサに応じた入力操作
を行うことができる。
【0007】好ましくは、複数のプロセッサが第1およ
び第2のプロセッサからなるとともに、複数のスコープ
が、第1のプロセッサと接続する第1のスコープと第2
のプロセッサと接続する第2のスコープとからなる。そ
して、カラー撮像方式に関しては、好ましくは、第1お
よび第2のプロセッサのうちどちらか一方のプロセッサ
が面順次方式であり、他方のプロセッサが同時単板式で
ある。通常、撮像方式の違いによってプロセッサのシス
テムが異なり、入力装置に対する操作方法も撮像方式に
よって異なる。そして、オペレータは、入力装置を操作
する時に選択されたプロセッサを確認することができ、
選択されたプロセッサに対応した入力操作を行うことが
できる。
【0008】また、同時単板式および面順次方式のプロ
セッサそれぞれの中でも様々な種類のプロセッサが存在
し、種類によって多少入力装置に対する操作が異なる。
そこで、切替装置は、切替装置に接続されている第1お
よび第2のプロセッサそれぞれの種類を登録するための
機種登録スイッチを有していることが望ましい。これに
より、2つのプロセッサのうち選択されたプロセッサの
種類が、オペレータに知らされる。そして、好ましく
は、選択プロセッサ報知手段は、機種登録スイッチに対
する操作に従って生じるスイッチ信号と第1および第2
のプロセッサのうち切替装置によって選択されたプロセ
ッサを表す選択信号に基づき、切替装置に接続されてい
るプロセッサのうち選択されたプロセッサの種類を知ら
しめる。
【0009】入力装置は、選択されたプロセッサを報知
するための選択プロセッサ表示デバイスを有することが
望ましく、この場合、選択プロセッサ報知手段は、選択
されたプロセッサをプロセッサ表示デバイスにおいて報
知することが望ましい。これにより、オペレータは、入
力装置を操作しながら選択されているプロセッサを確認
することができる。選択プロセッサ表示デバイスは、例
えば、複数のプロセッサの数だけある複数の発光表示器
であり、選択プロセッサ報知手段は、複数の発光表示器
のうち選択されたプロセッサに応じた発光表示器を点灯
することにより、選択されたプロセッサを報知する。あ
るいは、選択プロセッサ表示デバイスは、例えば、液晶
デバイスであって、選択プロセッサ報知手段は、選択さ
れたプロセッサを表すプロセッサ情報を液晶デバイスに
表示する。
【0010】あるいは、選択プロセッサ報知手段は、選
択されたプロセッサを表すプロセッサ情報を表示装置に
表示してもよい。この場合、切替装置がスーパーインポ
ーズ回路を有していることが望ましく、選択プロセッサ
報知手段が、映像信号に対してプロセッサ情報に応じた
キャラクタ信号をスーパーインポーズさせる。これによ
り、プロセッサ情報が表示装置に表示される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下では、図面を参照して、本発
明に係る電子内視鏡システムについて説明する。
【0012】図1は電子内視鏡システムの第1実施形態
を示すブロック図である。
【0013】図1に示す電子内視鏡システムには、第1
プロセッサ40および第2プロセッサ60という2台の
プロセッサが備えられており、第1および第2プロセッ
サ40、60には、それぞれ第1スコープ30および第
2スコープ50が接続されている。第1および第2プロ
セッサ40、60の双方は、切替装置200に接続さ
れ、切替装置200は、切替回路210およびキーボー
ド切替回路220を有する。
【0014】第1スコープ30および第1プロセッサ4
0による撮像方式としては、面順次方式が採用される。
詳述すると、第1プロセッサ40内にはキセノンランプ
等の白色光源43が設けられ、この白色光源43と第1
スコープ30内のライトガイド32の入射端との間に
は、R(赤)、G(緑)、B(青)の回転カラーフィル
タ44が設けられる。白色光源43からの白色光は、カ
ラーフィルタ44により3原色の照明光に順次変換さ
れ、体腔内の所定の部位を照明する。
【0015】第1スコープ30の先端には、撮像素子で
ある第1CCD34が設けられており、第1CCD34
では、被写体のR、G、B各色の反射光を受け、R、
G、B各色毎の1フレーム分の画像信号が順次発生す
る。各色毎に発生した1フレーム分の画像信号は、第1
CCD34から順次読み出され、第1プロセッサ40へ
送られる。
【0016】第1プロセッサ40には、第1スコープ3
0から送られてくるRGB各色の画像信号を処理する第
1映像信号処理回路41が設けられている。第1映像信
号処理回路41では、RGB各色毎の画像信号に対し、
ガンマ補正処理およびホワイトバランス補正処理などが
施される。そして、様々な処理が施された後に映像信号
が生成される。具体的には、RGBの映像信号に同期信
号が付加されたRGBビデオ信号(RGBS1)が生成
されるとともに、輝度信号および色差信号に複合同期信
号が混合されたコンポジットビデオ信号(Video
1)が生成される。RGBビデオ信号(RGBS1)お
よびコンポジットビデオ信号(Video1)は、それ
ぞれ第1映像信号処理回路41の第1映像出力端子IP
1および第1ビデオ出力端子VP1から出力される。
【0017】第1プロセッサ40は、CPU42を有し
ており、白色光源43や第1映像信号処理回路41の動
作タイミング、第1CCD34におけるRGB映像信号
の読出のタイミング、回転カラーフィルタ44の回転駆
動等がCPU42によって制御される。CPU42の第
1シリアルポートSP1は、切替装置200の切替回路
210に接続される。また、CPU42の第1キーボー
ドポートKP1は、切替え装置200のキーボード切替
回路220に接続される。
【0018】第2スコープ50および第2プロセッサ6
0の構成は、撮像方式が異なること以外は、第1スコー
プ30および第1プロセッサ40と同様であり、それぞ
れ符号に20を加算して示している。第2スコープ50
および第2プロセッサ60では、撮像方式として同時単
板方式が適用されており、スコープ50の先端にあるC
CD54の受光面上には、1チップのカラーフィルタ
(図示せず)が設けられている。カラーフィルタは補色
フィルタであり、Ye(イエロー)、Cy(シアン)、
Mg(マゼンダ)、G(グリーン)のフィルタ要素がモ
ザイク状に配置される。第2CCD54では、補色のカ
ラーフィルタを通過する光の色に応じた1フレーム分の
画像信号が発生する。
【0019】第2映像信号処理回路61では、第2CC
D54から読み出される1フレーム分の画像信号に基づ
いて、コンポジットビデオ信号(Video2)および
RGBビデオ信号(RGBS2)が生成される。生成さ
れたRGBビデオ信号(RGBS2)およびコンポジッ
トビデオ信号(Video2)は、それぞれ第2映像信
号処理回路41の第2映像出力端子IP2および第1ビ
デオ出力端子VP2から出力される。また、CPU62
の第2シリアルポートSP2は、切替装置200の切替
回路210に接続されるとともに、CPU62の第2キ
ーボードポートKP2は、切替装置200のキーボード
切替回路220に接続される。
【0020】切替装置200には、1台のモニタ150
と、1つのキーボード170と、モニタ185、キーボ
ード190およびプリンタ160を有する画像ファイリ
ング用コンピュータ180とが接続される。切替装置2
00は、第1および第2プロセッサ40、60のうち電
源がON状態になっているプロセッサを選択する。ま
た、切替回路200には信号切替スイッチ230が設け
られており、この信号切替スイッチ230を1回押すご
とに、第1プロセッサ40または第2プロセッサ60が
2者択一的に選択される。さらに、切替回路200に
は、キーボード切替回路220に接続されたプロセッサ
タイプ設定スイッチ240が設けられており、このプロ
セッサタイプ設定スイッチ240に対するオペレータの
操作により、切替装置200に接続された第1、第2プ
ロセッサ40、60の種類が検出される。
【0021】切替装置200により第1プロセッサ40
が選択された場合、第1映像信号処理回路41から出力
されたRGBビデオ信号(RGBS1)は、切替装置2
00の切替回路210を介してモニタ150へ送られ
る。モニタ150では、RGBビデオ信号(RGBS
1)に基づいて、第1スコープ30により撮像された被
写体のカラー映像が表示される。
【0022】また、コンピュータ180は、切替回路2
10を介して、第1プロセッサ40におけるCPU42
の第1シリアルポートSP1と第1映像信号処理回路4
1の第1ビデオ出力端子VP2とに接続される。これに
より、シリアルデータ(RS232C1)が送受信可能
となるとともに、第1映像信号堀回路41から出力され
たコンポジットビデオ信号(Video1)がコンピュ
ータ180へ送信される。コンピュータ180では、コ
ンポジットビデオ信号(Video1)に対して圧縮等
の処理が施され、これにより一連の検査により得られた
画像が光磁気ディスク等のコンピュータ用の記録媒体に
ファイリングされる。
【0023】さらに、切替装置200により第1プロセ
ッサ40が選択されると、キーボード170は、キーボ
ード切替回路220を介してCPU42の第1キーボー
ドポートKP1と接続される。キーボード170では、
第1プロセッサ40への動作の指示や、ID、患者名、
年齢、検査日等の患者情報の入力操作が行われる。
【0024】一方、切替装置200により第2プロセッ
サ60が選択されたとき場合、RGBビデオ信号(RG
BS2)が、切替回路210を介してモニタ150へ送
られる。これにより、第2スコープ50により撮像され
た画像がモニタ150に表示される。同様に、コンピュ
ータ180は、切替回路210を介してCPU62の第
2シリアルポートSP2および第2映像信号処理回路6
1の第2映像出力端子IP2と接続される。これによ
り、第2スコープ50により得られた画像がコンピュー
タ180により光磁気ディスク等にファイリング可能と
なる。また、キーボード170は、キーボード切替回路
220を介してCPU62の第2キーボードポートKP
2と接続され、これにより、キーボード170による第
2プロセッサ60への指示および患者情報の入力が可能
となる。キーボード170にはインジケータ300が設
けられており、後述するように、切替回路200により
選択されている接続プロセッサをオペレータに報知す
る。
【0025】このように電子内視鏡システムにおいて、
切替装置200により第1および第2プロセッサ40、
60を選択可能とし、1台のモニタ150、キーボード
170、コンピュータ180を両プロセッサ40、60
で共用する。
【0026】図2は、切替装置200におけるキーボー
ド切替回路220を示すブロック図である。
【0027】キーボード切替回路220は、キーボード
信号バッファ回路222、画像切替設定回路224、キ
ーボードインジケータ切替回路226を有している。キ
ーボード170と接続されるキーボード信号バッファ回
路222は、キーボード170の出力信号を一旦保持し
た後に、第1プロセッサ40または第2プロセッサ60
へ出力する。
【0028】キーボードポートKP1、KP2と接続さ
れた画像切替設定回路224は、キーボードポートKP
1、KP2から出力される電源ラインの信号を検出す
る。すなわち、第1および第2プロセッサ40、60の
うち電源がON状態であるプロセッサを検出する。そし
て、画像切替設定回路224では、電源がON状態であ
るプロセッサを選択するためのプロセッサ切替信号SS
WSが出力される。出力されたプロセッサ切替信号SS
WSは、キーボード信号バッファ回路222、キーボー
ドインジケータ切替回路226および切替回路210へ
送られる。また、信号切替スイッチ230に対する操作
によっても、プロセッサ切替信号SSWSが画像切替設
定回路224から出力される。
【0029】キーボードインジケータ切替回路226で
は、プロセッサタイプ設定スイッチ240における操作
によって生じるキーボード設定信号KSSと画像切替設
定回路224から出力されるプロセッサ切替信号SSW
Sとに基づいて、キーボードインジケータ信号KISが
出力される。キーボードインジケータ信号KISがキー
ボード170へ送られると、後述するように、モニタ1
80などに切替装置200によって選択されているプロ
セッサが、インジケータ300によって示される。
【0030】図3は、切替装置200のプロセッサタイ
プ設定スイッチ240を示す正面図である。
【0031】本実施形態において、面順次方式の第1プ
ロセッサ40と同時単板式の第2プロセッサ60には、
それぞれ4種類のプロセッサが用意されており、それぞ
れ切替装置200に接続可能である。そして、プロセッ
サタイプ設定スイッチ240では、4個のスイッチSW
1、SW2、SW3、SW4が設けられている。スイッ
チSW1、SW2は、面順次方式である第1プロセッサ
40および第1スコープ30のためのプロセッサ登録を
行うスイッチであり、スイッチSW3、SW4は、同時
単板式である第2プロセッサ60および第2スコープ5
0のためのプロセッサ登録を行うスイッチである。スイ
ッチSW1、SW2、SW3、SW4の開閉状態とプロ
セッサの種類との対応関係を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】表1に示すように、4種類ある面順次方式
の第1プロセッサ40と4種類ある同時単板式の第2プ
ロセッサ60を、それぞれ「装置1」〜「装置8」とす
る。本実施形態では、電子内視鏡システムをセッティン
グする際、切替装置200に接続される第1および第2
プロセッサ40、60の種類がプロセッサタイプ設定ス
イッチ240において設定される。例えば、第1プロセ
ッサとして「装置1」が切替装置200に接続され、第
2プロセッサとして「装置4」が切替装置200に接続
される場合、スイッチSW1、SW2、SW3、SW4
の開閉状態は、それぞれ順番に、「開」、「閉」、
「開」、「閉」となる。なお、先に示した図1では、
「装置1」である第1プロセッサ40が、「装置5」で
ある第2プロセッサが、それぞれ切替装置200に接続
されている。
【0034】通常、撮像方式の違いによってプロセッサ
の処理システムが異なっており、プロセッサを操作する
キーボードの入力操作も撮像方式によって異なる。例え
ば、面順次方式の第1プロセッサ40では、ファンクシ
ョンキーのF1キーが操作されると画像輪郭処理が施さ
れるように入力操作が定められているが、同時単板式の
第2プロセッサ60では、F1キーの操作によって画像
の拡大処理が実行される。さらに、同じ撮像方式のプロ
セッサにおいても、種類が異なる場合にはキーボードの
入力操作が異なる。ただし、プロセッサの種類とは、製
造時の違いによって分類される。そして、本実施形態で
は、切替装置200に接続されている第1および第2プ
ロセッサ60の種類を、プロセッサタイプ設定スイッチ
240に対する操作によって切替装置200に登録す
る。
【0035】図4は、キーボードインジケータ切替回路
226を示した図である。
【0036】画像切替設定回路224(図2参照)から
送られてくるプロセッサ切替信号SSWSおよびプロセ
ッサタイプ設定スイッチ240の各スイッチSW1〜S
W4から出力されるスイッチ信号は、キーボードインジ
ケータ切替回路226の入力in0、in1、in2、
in3、in4にそれぞれ入力される。これら入力され
る信号に基づき、キーボードインジケータ切替回路22
6では、キーボードインジケータ信号KISが内蔵され
たキーボード情報メモリ(図示せず)から出力される。
【0037】入力in1〜in4は電圧Vccに接続さ
れており、スイッチSW1〜SW4は閉成時に入力in
1〜in4を接地する。すなわち、スイッチSW1〜S
W4は、閉成時にローレベルの信号「0」を、開放時に
ハイレベルの信号「1」を入力in1〜in4へ送る。
また、画像切替設定回路224から入力in0へ送られ
るプロセッサ切替信号SSWSは、第1プロセッサ40
が選択されている場合、ハイレベルの信号「1」とな
り、第2プロセッサ60が選択されている場合、ローレ
ベルの信号「0」となる。
【0038】例えば、「装置1」である第1プロセッサ
40と「装置5」である第2プロセッサ60とが切替装
置200に接続され、「装置1」の第1プロセッサ40
が切替装置200によって選択されている場合(第1プ
ロセッサから出力される映像信号がモニタ150等へ送
られている場合)、入力in0〜in4に入力される信
号のレベルは、それぞれ順番に、「1」、「1」、
「0」、「1」、「0」である。
【0039】キーボードインジケータ切替回路226で
は、入力in0に入力されるプロセッサ切替信号SSW
Sのレベルに従って、入力in1、in2、もしくはi
n3、in4に入力される信号のレベルが判断される。
そして、入力in1、in2、もしくはin3、in4
に入力される信号のレベルに基づいて、キーボードイン
ジケータ信号KISがキーボード170へ送られる。例
えば、「装置1」である第1プロセッサ40と「装置
5」である第2プロセッサ60とが切替装置200に接
続され、「装置1」の第1プロセッサ40が切替装置2
00によって選択されている場合、プロセッサ切替信号
SSWSのレベルが「1」であることから、スイッチS
W1、SW2から送られてくる信号のレベル(それぞれ
「1」、「0」)に基づいて「装置1」に応じたキーボ
ードインジケータ信号KISが出力される。このとき、
入力in3、in4に入力される信号のレベルは無視さ
れる。
【0040】図5は、キーボード170に設けられたイ
ンジケータ300の構成を示した図である。
【0041】インジケータ300は、4種類ずつ用意さ
れる第1および第2プロセッサ40、60に対応させる
ため、8個の発光ダイオードLED1〜LED8を備え
たディスプレイ310を有するとともに、各発光ダイオ
ードを駆動するキーボードインジケータドライバ320
を有する。キーボードインジケータドライバ320に
は、キーボードインジケータ切替回路226から出力さ
れるキーボードインジケータ信号KISが入力される。
そして、表2に示すように、キーボードインジケータド
ライバ320は、キーボードインジケータ信号KISに
基づいて、いずれか1個の発光ダイオードを発光させ
る。表2においては、8個の発光ダイオードに対応させ
るため、キーボードインジケータ信号KISをE1〜E
8と表現している。
【0042】
【表2】
【0043】例えば、「装置1」の第1プロセッサ40
と「装置5」の第2プロセッサ60が切替装置200に
接続され、「装置1」の第1プロセッサ40が切替装置
200によって選択されている場合、「E1」の信号が
キーボードインジケータドライバ320へ送られる。
【0044】図6は、キーボード170の外観を示す平
面図である。
【0045】キーボード170には、キーボード信号入
出力のための信号ケーブル172と、キーボードインジ
ケータ信号KISを入力するための信号ケーブル174
が接続され、信号の送受信が実行される。
【0046】インジケータ300には、表1、表2に示
した第1および第2プロセッサ40、60の種類の表示
に対応して、「装置1」、「装置2」、「装置3」、
「装置4」、「装置5」、「装置6」、「装置7」、
「装置8」の表示が記されており、発光ダイオードLE
D1〜LED8の配置は、これら「装置1」〜「装置
8」の文字表示に対応している。切替装置200によっ
て選択されたプロセッサに種類の文字表示は、対応する
発光ダイオードが点灯することによって照らされる。
【0047】例えば、「装置1」の第1プロセッサ40
と「装置5」の第2プロセッサ60が切替装置に接続さ
れている場合、「装置1」の第1プロセッサ40が切替
装置200によって選択されていれば「装置1」の文字
がダイオードLE1の点灯によって照らされ、一方、
「装置5」の第2プロセッサ40が切替装置200によ
って選択されていれば「装置5」の文字がダイオードL
E5の点灯により照らされる。
【0048】図7は、切替回路210の詳細を示した図
である。
【0049】切替回路210は、RGBビデオバッファ
回路212、コンポジットビデオバッファ回路214、
シリアル信号バッファ回路216を備える。RGBビデ
オバッファ回路212には、RGBビデオ信号RGBS
1、RGBS2が入力され、プロセッサ切替信号SSW
Sに基づいて、いずれか一方のRGBビデオ信号を保持
されるとともに出力される。コンポジットビデオバッフ
ァ回路214には、コンポジットビデオ信号Video
1、Video2が入力され、プロセッサ切替信号SS
WSに基づいて、いずれか一方のビデオ信号が保持され
るとともに出力される。シリアル信号バッファ回路21
8には、シリアルデータRS232C1、RS232C
2が入力され、プロセッサ切替信号SSWSに基づい
て、いずれか一方のシリアルデータが保持されるととも
に出力される。
【0050】このように第1の実施形態によれば、電子
内視鏡システムに切替装置200を設けれることによ
り、第1および第2プロセッサ40、60のうち一方の
プロセッサがモニタ150、コンピュータ180が接続
される。このような切替装置200により、モニタ15
0やキーボード170などの周辺装置を複数用意する必
要がなく、電子内視鏡システムの構築も簡素化されると
ともに、検査の作業効率も上がる。
【0051】キーボード170には、第1および第2プ
ロセッサ40、60それぞれの種類に応じた表示が記さ
れたインジケータが設けられており、切替装置200に
接続された第1および第2プロセッサ40、60の種類
がプロセッサタイプ設定スイッチ240によって登録さ
れると、切替装置200によって選択されるプロセッサ
に対応したプロセッサの種類の文字がダイオードの発光
により照らされる。これにより、オペレータは、今現在
使用されているプロセッサの種類を確認することがで
き、そのプロセッサに対して定められたキーボード17
0の入力操作を行うことができる。すなわち、切替装置
200によって選択されていない他のプロセッサに対す
る入力操作をキーボード170上で誤って行うことがな
い。
【0052】撮像方式の異なる第1プロセッサ40と第
2プロセッサ60を1つずつ切替装置200に接続する
代わりに、面順次方式あるいは同時単板式の2つのプロ
セッサを切替装置200に接続させる構成にしてもよ
い。また、切替装置200に接続可能なスコープおよび
プロセッサの個数を、3つ以上に設定してもよい。
【0053】次に、図8、図9を用いて、第2の実施形
態について説明する。
【0054】図8は、第2実施形態のインジケータ30
0’を示し、図9は第2実施形態のキーボード170を
示す。第2の実施形態では、第1の実施形態と異なり、
キーボード170においてダイオードによるインジケー
タ(発光表示器)の代わりに液晶デバイスを設ける。他
の構成に関しては、第1の実施形態と同じである。
【0055】インジケータ300’は、液晶デバイス
(液晶パネル)330’、LCDドライバ340’、装
置名メモリ350’を有しており、液晶デバイス33
0’において「装置1」〜「装置8」の文字(プロセッ
サ情報)が表示される。液晶デバイス330’はLCD
ドライバ340’によって駆動され、LCDドライバ3
40’には装置名メモリ350’が接続されている。L
CDドライバ340’は、キーボードインジケータ信号
KISに基づいて、装置名メモリ350’にアクセス
し、表示すべき装置名を読み出し、液晶デバイス33
0’に表示する。図9では、「装置1」がインジケータ
300’において表示されている。
【0056】次に図10、図11を用いて、第3の実施
形態について説明する。
【0057】図10は、第3実施形態の切替回路210
を示した図であり、図11は、第3実施形態におけるモ
ニタ150の画面を示した図である。第3の実施形態で
は、第1、第2の実施形態と異なり、選択されたプロセ
ッサの種類をモニタ150に表示する。他の構成に関し
ては、第1の実施形態と同じである。
【0058】切替回路210’は、第1の実施形態と同
じように、RGBビデオバッファ回路212’、コンポ
ジットビデオバッファ回路214’、シリアル信号バッ
ファ回路216’を備える。RGBビデオバッファ回路
212’には、RGBビデオ信号RGBS1、RGBS
2が入力され、プロセッサ切替信号SSWSに基づい
て、いずれか一方のRGBビデオ信号が保持されるとと
も出力される。コンポジットビデオバッファ回路21
4’には、コンポジットビデオ信号Video1、Vi
deo2が入力され、プロセッサ切替信号SSWSに基
づいて、いずれか一方のコンポジットビデオ信号が保持
されるとともに出力される。シリアル信号バッファ回路
216’には、シリアルデータRS232C1、RS2
32C2が入力され、プロセッサ切替信号SSWSに基
づいて、いずれか一方のシリアルデータが保持されると
ともに出力される。
【0059】切替回路210’から出力されるRGBビ
デオ信号RGBS1(もしくはRGBS2)とコンポジ
ットビデオ信号Video1(もしくはVideo2)
は、スーパーインポーズ回路400に入力される。スー
パーインポーズ回路400は、RGBスーパーインポー
ズ回路410、コンポジットスーパーインポーズ回路4
20を備える。スーパーインポーズ回路400には、キ
ーボードインジケータ信号KISが入力されるととも
に、モニタ用装置名メモリ450が接続されている。ス
ーパーインポーズ回路400は、キーボードインジケー
タ信号KISに基づいて、モニタ用装置名メモリ450
にアクセスし、表示すべきプロセッサの種類に応じたキ
ャラクタ信号を読み出す。このとき、所定の位置に文字
が表示されるように、タイミングジェネレータ(図示せ
ず)によってキャラクタ信号の出力タイミングが調整さ
れる。
【0060】図11に示すように、モニタ150には、
第1スコープ30もしくは第2スコープ50で撮像され
た画像が静止画IMG1、動画IMG2として表示され
る。そして、画像とともに、プロセッサの種類を示す文
字(プロセッサ情報)が領域APNにおいて表示され
る。
【0061】なお、第1〜第3実施形態では、キーボー
ド170のインジケータ300、300’を利用してお
よびモニタ150を使用して選択されたプロセッサの種
類をオペレータに知らせているが、それ以外の構成(例
えば、切替装置にダイオードのインジケータを設ける)
によって、選択されたプロセッサの種類をオペレータに
視覚的に知らせてもよい。また、本実施形態ではインジ
ケータ300として発光ダイオードを適用しているが、
ネオン管や白熱ランプなど他の発光表示器を適用しても
よい。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スペース
の効率および作業効率が上がるとともに、プロセッサに
接続される周辺機器に対して適切な操作を行うことが出
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電子内視鏡装置の第1実施形態
を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態のキーボード切替回路を示すブロ
ック図である。
【図3】 同実施形態のプロセッサタイプ設定スイッチ
を示すブロック図である。
【図4】 同実施形態のキーボードインジケータ切替回
路を示す回路図である。
【図5】 同実施形態のインジケータを示すブロック図
である。
【図6】 同実施形態のキーボードを示す平面図であ
る。
【図7】 同実施形態の切替回路を示すブロック図であ
る。
【図8】 第2実施形態のインジケータを示すブロック
図である。
【図9】 第2実施形態のキーボードを示す平面図であ
る。
【図10】第3実施形態の切替回路を示すブロック図で
ある。
【図11】第3実施形態のモニタ画面を示す概念図であ
る。
【符号の説明】 30 第1スコープ 40 第1プロセッサ 50 第2スコープ 60 第2プロセッサ 150 モニタ(表示装置) 170 キーボード(入力装置) 200 切替装置 240 プロセッサタイプ設定スイッチ(機種登録ス
イッチ) 300 インジケータ(選択プロセッサ表示デバイ
ス) 300’ インジケータ(選択プロセッサ表示デバイ
ス) SSWS プロセッサ切替信号(選択信号)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月10日(2000.11.
10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】表1に示すように、4種類ある面順次方式
の第1プロセッサ40と4種類ある同時単板式の第2プ
ロセッサ60を、それぞれ「装置1」〜「装置8」とす
る。本実施形態では、電子内視鏡システムをセッティン
グする際、切替装置200に接続される第1および第2
プロセッサ40、60の種類がプロセッサタイプ設定ス
イッチ240において設定される。例えば、第1プロセ
ッサとして「装置3」が切替装置200に接続され、第
2プロセッサとして「装置7」が切替装置200に接続
される場合、スイッチSW1、SW2、SW3、SW4
の開閉状態は、それぞれ順番に、「開」、「閉」、
「開」、「閉」となる。なお、先に示した図1では、
「装置1」である第1プロセッサ40が、「装置5」で
ある第2プロセッサが、それぞれ切替装置200に接続
されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】例えば、「装置3」である第1プロセッサ
40と「装置7」である第2プロセッサ60とが切替装
置200に接続され、「装置3」の第1プロセッサ40
が切替装置200によって選択されている場合(第1プ
ロセッサから出力される映像信号がモニタ150等へ送
られている場合)、入力in0〜in4に入力される信
号のレベルは、それぞれ順番に、「1」、「1」、
「0」、「1」、「0」である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 秀夫 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 DA22 GA02 4C061 CC06 HH51 JJ17 JJ18 LL01 NN09 RR25 TT12 WW14 WW18 YY14 5C054 CA04 CC07 CH08 EA01 EH01 EJ01 FA02 FE02 GA01 GA05 HA12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子を有する複数のスコープと、 前記複数のスコープがそれぞれ接続されるとともに、前
    記スコープから送られてくる画像信号に基づいて映像信
    号を出力する複数のプロセッサと、 前記複数のプロセッサと接続されるとともに、前記複数
    のプロセッサのうちいずれか1つのプロセッサから出力
    される前記映像信号を選択的に出力する切替装置と、 前記切替装置に接続され、前記切替装置から出力される
    前記映像信号の映像を表示する表示装置と、 前記切替装置に接続され、前記複数のプロセッサのうち
    前記切替装置によって選択されたプロセッサを操作する
    入力装置と、 前記選択されたプロセッサを視覚的に報知する選択プロ
    セッサ報知手段とを備えたことを特徴とする電子内視シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記入力装置が前記選択されたプロセッ
    サを示すための選択プロセッサ表示デバイスを有し、 前記選択プロセッサ報知手段が、前記選択されたプロセ
    ッサを前記プロセッサ表示デバイスにおいて報知するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 前記選択プロセッサ報知手段が、前記選
    択されたプロセッサを表すプロセッサ情報を前記表示装
    置に表示することを特徴とする請求項1に記載の電子内
    視鏡システム。
  4. 【請求項4】 前記選択プロセッサ表示デバイスが前記
    複数のプロセッサの数だけある複数の発光表示器を有
    し、 前記選択プロセッサ報知手段が、前記複数の発光表示器
    のうち前記選択されたプロセッサに応じた発光表示器を
    点灯することにより、前記選択されたプロセッサを報知
    することを特徴とする請求項2に記載の電子内視鏡シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記選択プロセッサ表示デバイスが液晶
    デバイスであって、 前記選択プロセッサ報知手段が、前記選択されたプロセ
    ッサを表すプロセッサ情報を前記液晶デバイスに表示す
    ることを特徴とする請求項2に記載の電子内視鏡システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記切替装置がスーパーインポーズ回路
    を有し、 前記選択プロセッサ報知手段が、前記映像信号に対して
    前記プロセッサ情報に応じたキャラクタ信号をスーパー
    インポーズさせることを特徴とする請求項3に記載の電
    子内視鏡システム。
  7. 【請求項7】 前記複数のプロセッサが第1および第2
    のプロセッサからなるとともに、前記複数のスコープ
    が、前記第1のプロセッサと接続する第1のスコープと
    前記第2のプロセッサと接続する第2のスコープとから
    なり、 撮像方式に関して、前記第1および第2のプロセッサの
    うちどちらか一方のプロセッサが面順次方式であり、他
    方のプロセッサが同時単板式であることを特徴とする請
    求項1に記載の電子内視鏡システム。
  8. 【請求項8】 前記切替装置が、前記切替装置に接続さ
    れている前記第1および第2のプロセッサそれぞれの種
    類を登録するための機種登録スイッチを有し、 前記選択プロセッサ報知手段が、前記機種登録スイッチ
    に対する操作に従って生じるスイッチ信号と前記第1お
    よび第2のプロセッサのうち前記切替装置によって選択
    されたプロセッサを表す選択信号に基づき、前記選択さ
    れたプロセッサの種類を報知することを特徴とする請求
    項7に記載の電子内視鏡システム。
  9. 【請求項9】 撮像素子を有する複数のスコープがそれ
    ぞれ接続される複数のプロセッサであって、前記スコー
    プから送られてくる画像信号に基づいて映像信号を出力
    する複数のプロセッサが接続されるとともに、 前記映像信号に応じた映像を表示する表示装置と前記複
    数のプロセッサを操作する入力装置とが接続され、 前記複数のプロセッサのうちいずれか1つのプロセッサ
    から出力される前記映像信号を選択的に前記表示装置へ
    出力する切替手段と、 前記入力装置において生じる入力信号を、前記複数のプ
    ロセッサのうち前記切替手段によって選択されたプロセ
    ッサへ送る入力プロセッサ選択手段と、 前記選択されたプロセッサを表すプロセッサ情報を前記
    表示装置に表示する選択プロセッサ報知手段とを備えた
    ことを特徴とする電子内視鏡システムの切替装置。
  10. 【請求項10】 撮像素子を有する複数のスコープがそ
    れぞれ接続される複数のプロセッサであって、前記スコ
    ープから送られてくる画像信号に基づいて映像信号を出
    力する複数のプロセッサが接続されるとともに、 前記映像信号に応じた映像を表示する表示装置と前記複
    数のプロセッサを操作する入力装置とが接続され、 前記複数のプロセッサのうちいずれか1つのプロセッサ
    から出力される前記映像信号を選択的に前記表示装置へ
    出力する切替手段と、 前記入力装置において生じる入力信号を、前記複数のプ
    ロセッサのうち前記切替手段によって選択されたプロセ
    ッサへ送る入力プロセッサ選択手段と、 前記選択されたプロセッサを報知する選択プロセッサ報
    知手段とを備え、 前記入力装置が、前記選択されたプロセッサを報知する
    ことが可能な選択プロセッサ表示デバイスを有してお
    り、前記選択プロセッサ報知手段が、前記選択プロセッ
    サ表示デバイスにおいて前記選択されたプロセッサを報
    知することを特徴とする電子内視鏡システムの切替装
    置。
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