JP2002010658A - 圧電素子からの回路短絡を検出する装置、および圧電素子からの回路短絡を検出する方法 - Google Patents

圧電素子からの回路短絡を検出する装置、および圧電素子からの回路短絡を検出する方法

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    • F02D41/3809Common rail control systems

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 圧電素子を駆動する際のバッテリ電圧への回
路短絡を検出できる装置及び方法に関する。 【解決手段】 装置および方法は、動作すべき圧電素子
を選択するスイッチと圧電素子によって実行すべき動作
を選択するスイッチとを分離することを特徴とする。バ
ッテリ電圧への回路短絡は圧電素子を選択するスイッチ
を作動する際に最初に検出される。所定の時間間隔にわ
たって、本発明では圧電素子の直列回路を流れる異常電
流を監視する。異常電流が検出されると、バッテリ電圧
への回路短絡を表すエラー信号が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、請求項1の上位概念に記載の装
置、および請求項6の上位概念に記載の方法に関する。
本発明は特に圧電素子を駆動する際のバッテリ電圧への
回路短絡を検出できる装置および方法に関する。
【0002】圧電素子はアクチュエータとして利用する
ことができる。なぜなら周知のように、圧電素子は印加
される電圧または内部で発生する電圧の関数として収縮
または伸長する特性を有しているからである。
【0003】圧電素子を用いたアクチュエータの実際の
実施形態は、特にここで扱われているアクチュエータが
迅速および/または頻繁に運動しなければならない場合
に有利であると判明している。
【0004】圧電素子をアクチュエータとして使用する
と、内燃機関の燃料噴射ノズルに対してとりわけ有利で
あると判明している。これについては例えば欧州特許第
0371469号明細書および欧州特許第037918
2号明細書に記載された燃料噴射ノズルでの圧電素子の
使用法を参照されたい。
【0005】圧電素子は容量性素子であり、既に一部上
述したように特定の充電状態に相応して、または内部で
発生する電圧またはそこへ印加される電圧に相応して、
収縮ないし伸長する。燃料噴射ノズルの例では、圧電素
子の収縮および伸長の作用は制御弁で使用され、この制
御弁が噴射ノズルのリニアストロークを操作する。圧電
素子を複動複座弁とともに使用して燃料噴射装置内の相
応の噴射ニードルを制御する手法は、ドイツ連邦共和国
特許出願公開第19742073号明細書およびドイツ
連邦共和国特許出願公開第19729844号明細書に
示されており、これらの明細書の内容は本発明に組み込
まれている。
【0006】圧電素子を使用する燃料噴射装置は、まず
得られた近似の結果として、圧電素子が印加電圧に対す
る比例関係を示し、線形に伸長するという事実を特徴と
している。燃料噴射ノズルは例えば複動複座弁として構
成されており、ニードルのリニアストロークを制御して
内燃機関のシリンダ内へ燃料を噴射させる。相応のシリ
ンダ内へ噴射される燃料量は弁の開放時間の関数であ
り、圧電素子が使用される場合には当該の圧電素子に印
加される作動電圧の関数となる。
【0007】図1には圧電素子2010をアクチュエー
タとして使用した燃料噴射装置の概略図が示されてい
る。図1によれば圧電素子2010は電気的にエネルギ
を供給され、供給された作動電圧に応じて伸長ないし収
縮する。圧電素子2010はピストン2015に結合さ
れている。伸長状態で圧電素子2010はピストン20
15を液圧アダプタ2020内へ突入させる。液圧アダ
プタは液圧流体、例えば燃料を有している。圧電素子が
伸長した結果、複動制御弁2025は液圧によって液圧
アダプタ2020から押し出され、バルブプラグ203
5が第1の閉位置2040から離れる。複動制御弁20
25と中空ボア2050との組み合わせはしばしば複動
複座弁と称されるが、これは圧電素子2010が励起さ
れない状態では複動制御弁2025が第1の閉位置20
40に留まり、これに対して圧電素子2010が完全に
伸長した状態では弁が第2の閉位置2030に留まるか
らである。バルブプラグ2035の後者の位置は図1で
は概略的にゴーストとして一点鎖線で示されている。
【0008】燃料噴射装置は噴射ニードル2070を有
しており、これにより燃料が加圧された燃料供給管路2
060から(図示されていない)シリンダ内へ噴射され
る。圧電素子2010が励起されていないかまたは完全
に伸長した状態では、複動制御弁2025はそれぞれ第
1の閉位置2040または第2の閉位置2030に係止
されている。どちらの場合もレール液圧が噴射ニードル
2070を閉位置で維持する。したがって燃料混合気は
(図示していない)シリンダ内へは侵入しない。逆に圧
電素子2010が励起されて複動制御弁2025が中空
ボアに対していわゆる中間位置にある場合には、加圧さ
れた燃料供給管路2060で圧力が低下する。この圧力
低下により、加圧された燃料供給管路2060では噴射
ニードル2070の頂部と底部との間で圧力差が生じ
る。これにより噴射ニードル2070は上昇して(図示
されていない)シリンダ内へ燃料を噴射する。
【0009】したがって本発明の課題は、請求項1の上
位概念に記載された装置および請求項6の上位概念に記
載された方法を提供し、1つまたは複数の圧電素子の内
部またはその端子にかかるバッテリ電圧への回路短絡を
確実に検出できるようにすることである。
【0010】この課題は請求項1の特徴部分に記載の装
置の構成、および請求項6の特徴部分に記載の方法の構
成によって解決される。
【0011】本発明によれば、 a)動作すべき圧電素子を選択するための素子選択スイ
ッチと、圧電素子に接続される充電または放電回路を選
択する動作選択スイッチと、素子選択スイッチを所定の
時間間隔にわたって動作選択スイッチの作動まで作動さ
せる制御ユニットとが設けられており、この制御ユニッ
トにより、電流測定値が所定の時間間隔中に所定の最大
値よりも大きくなった場合さらにエラー信号が形成さ
れ、 b)動作すべき圧電素子を選択するためのスイッチを閉
成し、電流測定値を所定の時間間隔にわたって圧電素子
に接続される充電または放電回路を選択するスイッチを
閉成するまで監視し、電流測定値が所定の時間間隔中に
所定の最大値よりも大きくなった場合さらにエラー信号
を形成する。
【0012】本発明の実施形態では、アクチュエータ駆
動回路が相互に並列接続された圧電素子のグループを駆
動する。スイッチを操作することにより、各圧電素子は
分離され、燃料噴射サイクルの期間中、他のエレメント
とは別個に操作される。
【0013】バッテリ電圧への回路短絡は望ましくない
多くの効果を有しており、圧電素子の正常な駆動を妨害
する。例えば1つの圧電素子の正の端子でのショート
は、当該の圧電素子およびこれに並列接続された他のエ
レメントが放電サイクル中に完全に放電する作用を妨害
する。バッテリ電圧へのショートが選択されていない圧
電素子の負の端子で発生すると、当該の圧電素子は、閉
成回路が形成されることにより、並列接続された別の選
択アクチュエータの分岐を介して誤って充電されてしま
う。また圧電素子の負の端子でのバッテリ電圧へのショ
ートは、充電電圧の極性が短絡回路の電圧の極性と反対
になるために、圧電素子の意図的な充電サイクル中の適
切な充電をも妨害する。バッテリ電圧が直接に圧電素子
にかかると圧電素子駆動回路の能力が損なわれ、電圧を
一定の段階的な形式で制御することができなくなる。圧
電素子からバッテリ電圧への短絡の結果、意図しない燃
料の噴射が行われるおそれもある。この状況はきわめて
望ましくない。さらに負の端子でのバッテリ電圧への短
絡は、相応の選択スイッチが閉成された場合に不所望の
大電流を発生させる。これにより電流センサ(シャント
抵抗)が破壊されてしまうことがある。
【0014】圧電素子駆動回路は、本発明によれば、燃
料噴射装置の圧電素子に対する充放電サイクルを行う複
数のスイッチを有している。これらスイッチには、どの
圧電素子を所定の時点で操作すべきか選択するために使
用されるものと、充電回路または放電回路のいずれを選
択された圧電素子に接続すべきかを制御するために使用
されるものとがある。これらのスイッチの操作は予めプ
ログラミングされたアクティベーションICおよび制御
ユニットのマイクロプロセッサによって制御される。
【0015】本発明によれば、バッテリ電圧への回路短
絡を検出するために、圧電素子の選択スイッチないし操
作スイッチが明確なシーケンスで圧電素子駆動回路の電
流のモニタリングの間作動される。
【0016】第1にピエゾ素子選択スイッチが作動さ
れ、操作すべき特定の圧電素子が選択される。この時点
では動作選択スイッチは作動されておらず、充電回路ま
たは放電回路と圧電素子とは接続されていない。したが
って通常の状況では、電流は圧電素子を介して、または
圧電素子に直列接続された圧電シャント抵抗を介しては
流れない。バッテリ電圧への回路短絡が圧電素子で発生
すると、異常電流が短絡した回路から途中の圧電素子や
圧電性のシャント抵抗を介して最終的にグラウンドへ流
れる。このような異常電流を圧電素子の選択後所定の時
間間隔にわたってモニタリングすることにより、バッテ
リ電圧への回路短絡を本発明の装置および/または方法
を使用して検出することができる。所定の最大値よりも
大きい電流が検出されるとエラー信号が形成され、圧電
素子10、20、30、40、50、60のサイクルが
ホールドされる。所定の最大値を超える電流が検出され
なければ、駆動回路はノーマルに動作を進行させて適切
な充電回路または放電回路と選択された圧電素子とを接
続する。
【0017】本発明の有利な実施形態は、従属請求項、
以下の説明、および図面などから得られる。
【0018】本発明を以下詳細に実施例に則して図を参
照しながら説明する。
【0019】図2には実施例の制御弁のストロークの概
略的なプロフィルを表す2つのグラフによって複動制御
弁の動作が示されている。図2の上方のグラフではx軸
が時間を表し、y軸がバルブプラグのシフト(弁のリフ
ト運動)を表している。図2の下方のグラフではx軸が
時間を表し、y軸が燃料流を形成するノズルニードルの
リフト運動を表している。この運動は上方のグラフの弁
のリフト運動から発生する。上方のグラフおよび下方の
グラフは相互に相応のx軸で表された時間の点でアライ
メントされている。
【0020】1回の噴射サイクル中、圧電素子は充電さ
れ伸長することによって(このことについては後に詳述
する)、相応のバルブプラグを第1の閉位置からプレ噴
射ストロークに対する第2の閉位置へ運動させる。これ
は図2の上方のグラフに示されている。図2の下方のグ
ラフには燃料の少量噴射が示されており、これは複動制
御弁の2つの座(位置)の間でのバルブプラグの運動と
して発生し、プラグが2つの座の間を運動するにつれて
弁を開閉する。
【0021】一般に圧電素子の充電は2段階で行われ
る。第1の段階では圧電素子が所定の電圧まで充電さ
れ、弁が開放される。第2の段階ではさらに圧電素子が
充電され、バルブプラグが第2の閉位置に接触すること
により弁が再び閉鎖される。この2つの段階の間には時
間遅延が存在する。
【0022】予め選択された時間の後に放電動作が行わ
れ(このことについては後に詳述する)、圧電素子内の
電荷が低減されてエレメントが収縮し、バルブプラグは
第2の閉位置から動かされて2つの座の中間の位置でホ
ールドされる。圧電素子内の作動電圧は最大燃料流に相
応に所定の時間内にメイン噴射に対応する位置へ弁を到
達させる。図2の上方のグラフおよび下方のグラフは中
間位置での弁のリフト運動がホールドされ、メイン燃料
噴射が行われることを示している。
【0023】メイン噴射の時間の終了時に圧電素子は作
動電圧ゼロの値まで放電され、圧電素子の更なる収縮が
起こり、バルブプラグが中間位置から第1の閉位置へ動
かされる。これにより弁は閉鎖されて燃料流は停止す
る。このことは図2の上方のグラフおよび下方のグラフ
に示されている。この時点でバルブプラグは再び所定の
位置を取り、更なるプレ噴射およびメイン噴射のサイク
ルを前述のように反復する。もちろん他の噴射サイクル
を実行することもできる。
【0024】図3には本発明の適用される装置の実施例
のブロック図が示されている。
【0025】図3には詳細に示されている領域Aと大ま
かに示された領域Bとがダッシュ線Cで分離して示され
ている。詳細に示されている領域Aは圧電素子10、2
0、30、40、50、60の充放電用の回路を含む。
ここで考察している実施例ではこれらの圧電素子10、
20、30、40、50、60は内燃機関の燃料噴射ノ
ズル(特にいわゆるコモンレールインジェクタ)のアク
チュエータである。圧電素子は周知の通り前述したよう
にこの種の目的に使用され、そこに印加される電圧また
は内部で発生する電圧の関数として収縮または伸長する
特性を有する。この実施例で6個の圧電素子10、2
0、30、40、50、60を使用する理由は、相互に
独立に内燃機関内の6個のシリンダを制御するためであ
る。したがって他の目的に適合させるためにこれとは異
なる数の圧電素子を使用することもできる。
【0026】大まかに示された領域Bは制御ユニットD
とアクティベーションIC(E)とを有しており、これ
らの2つとも詳細に示されている領域Aの素子によって
制御される。さらにシステム特性を測定する測定装置F
が設けられている。アクティベーションIC(E)はア
クチュエータ駆動回路の残りの部分を介した種々の電圧
および電流の測定値を受け取る。本発明によれば制御ユ
ニットDおよびアクティベーションIC(E)は作動電
圧と圧電素子に対する作動タイミングとを制御するよう
にプログラミングされている。また制御ユニットDおよ
び/またはアクティベーションIC(E)はアクチュエ
ータ駆動回路を経由した種々の電圧および電流を監視す
るようにプログラミングされている。
【0027】以下ではまず詳細に示されている領域A内
の個々の素子について説明する。その次に圧電素子1
0、20、30、40、50、60の一般的な充放電の
プロシージャ説明する。さらに2つのプロシージャを制
御ユニットDおよびアクティベーションIC(E)を用
いて制御ないし監視する手法を詳細に説明する。
【0028】詳細に示されている領域Aの回路は6個の
圧電素子10、20、30、40、50、60を有す
る。
【0029】圧電素子10、20、30、40、50、
60は第1のグループG1および第2のグループG2、
すなわちそれぞれ3個ずつの圧電素子を有するグループ
に分けられる(すなわち圧電素子10、20、30が第
1のグループG1であり、圧電素子40、50、60が
第2のグループG2である)。グループG1、G2は相
互に並列接続された回路部の構成要素である。グループ
選択スイッチ310、320が使用され、圧電素子1
0、20、30のグループG1または圧電素子40、5
0、60のグループG2のいずれが共通の充放電装置に
よって放電されるかが定められる。ただしグループ選択
スイッチ310、320は充電プロシージャに対する意
義は有さない。このことは後に詳述する。
【0030】グループ選択スイッチ310、320はコ
イル240と相応のグループG1、G2(そのコイル側
の端子)との間に配置されており、トランジスタとして
構成されている。サイドドライバ311、321は、ア
クティベーションIC(E)から受け取った制御信号を
電圧に変換するように構成されており、この電圧はスイ
ッチの開閉を要求に応じて行うのに適している。
【0031】ダイオード315、325(グループ選択
ダイオードと称される)はそれぞれグループ選択スイッ
チ310、320に対して並列に設けられる。グループ
選択スイッチ310、320はMOSFETまたはIG
BTとして構成されており、例えばこれらのグループ選
択ダイオード315、325は寄生ダイオードそのもの
によって構成することができる。ダイオード315、3
25はグループ選択スイッチ310、320を充電プロ
シージャ中にバイパスする。したがってグループ選択ス
イッチ310、320の機能は圧電素子10、20、3
0のグループG1または40、50、60のグループG
2を放電プロシージャの期間中に選択することだけに制
限されている。
【0032】各グループG1、G2内で圧電素子10、
20、30;40、50、60は並列接続された圧電分
岐110、120、130(グループG1)および圧電
分岐140、150、160(グループG2)の構成要
素として配置されている。各圧電分岐は第1の並列回路
および第2の並列回路から成る直列回路であり、第1の
並列回路は圧電素子10、20、30、40、50、6
0と相応の抵抗13、23、33、43、53、63
(分岐抵抗と称される)とを有しており、第2の並列回
路はトランジスタ11、21、31、41、51、61
(分岐選択スイッチと称される)およびダイオード(1
2、22、32、42、52、62)として構成された
選択スイッチから成る。
【0033】分岐抵抗13、23、33、43、53、
63はそれぞれ相応の圧電素子10、20、30、4
0、50、60に対して充電プロシージャ中およびその
後ひき続き放電を行わせる。これは抵抗がそれぞれ容量
性の圧電素子10、20、30、40、50、60の2
つの端子を相互接続することによって行われる。しかし
各分岐抵抗13、23、33、43、53、63は充分
に大きいので、このプロシージャは以下に説明する被制
御の充放電プロシージャに比べて緩慢に行われる。した
がって圧電素子10、20、30、40、50、60の
電荷は充電プロシージャ後の相応の時間内では不変であ
るという仮定が充分通用する。それにもかかわらず分岐
抵抗13、23、33、43、53、63を構成するの
は圧電素子10、20、30、40、50、60に残留
する電荷をシステムのブレークダウンまたは他の例外的
状況において回避するためである。すなわち分岐抵抗1
3、23、33、43、53、63は以下の説明では無
視してもよい。
【0034】個々の圧電分岐110、120、130、
140、150、160における分岐選択スイッチおよ
び分岐ダイオードのペア、すなわち圧電分岐110の選
択スイッチ11およびダイオード12、圧電分岐120
の選択スイッチ21およびダイオード22などを寄生ダ
イオードを備えた電子スイッチ(すなわちトランジス
タ)を用いて構成することができる。これは例えばMO
SFETまたはIGBTであり、前述の例ではグループ
選択スイッチおよびダイオードのペア310、315ま
たは320、325である。
【0035】分岐選択スイッチ11、21、31、4
1、51、61は圧電素子10、20、30、40、5
0、60のうちいずれが共通の充放電装置によって充電
されるかを設定するために使用される。いずれの場合に
も、充電される圧電素子10、20、30、40、5
0、60は全てその分岐選択スイッチ11、21、3
1、41、51、61が充電プロシージャ中に閉成され
るスイッチであり、これについては以下で説明する。通
常はいずれの場合にも唯一の分岐選択スイッチのみが閉
成される。
【0036】分岐ダイオード12、22、32、42、
52、62は分岐選択スイッチ11、21、31、4
1、51、61を放電プロシージャ中にバイパスするた
めに用いられる。したがって充電プロシージャに対する
この実施例では個々の圧電素子が選択され、放電プロシ
ージャでは圧電素子10、20、30の第1のグループ
G1または圧電素子40、50、60の第2のグループ
G2のいずれか、ないしその両方が選択される。
【0037】圧電素子10、20、30、40、50、
60自体に立ち返って考えると、分岐選択用の圧電端子
15、25、35、45、55、65は分岐選択スイッ
チ11、21、31、41、51、61または相応のダ
イオード12、22、32、42、52、62と付加的
な抵抗300とを介してグラウンドに接続される。
【0038】抵抗300の目的は圧電素子10、20、
30、40、50、60の充放電中に分岐選択用の圧電
端子15、25、35、45、55、65とグラウンド
との間を流れる電流を測定することである。この電流が
既知となることにより、圧電素子10、20、30、4
0、50、60の被制御の充放電が可能となる。特に充
電スイッチ220および放電スイッチ230を開閉する
際に電流量に依存して充電電流および放電電流を所定の
平均値に設定したり、および/または所定の最大値およ
び/または最小値が上方超過ないし下方超過されないよ
うにこれらの電流を維持することができる。このことは
後に詳述する。抵抗300は回路の異常状況において流
れる電流の検出にも利用される。すなわち本発明によれ
ば、圧電素子10、20、30、40、50、60のバ
ッテリ電圧への回路短絡を検出することができる。
【0039】ここで考察している実施例では、測定自体
にさらに5Vの直流電流を給電する電圧源621と2つ
の抵抗622、623として構成された分圧器とが必要
となる。これは測定の行われるアクティベーションIC
(E)に負の電圧が生じるのを阻止するために設けられ
ている。負の電圧は阻止手段が講じられないと測定点6
20に発生することがあり、アクティベーションIC
(E)によっては処置できない。このような負の電圧は
正の電圧設定値との加算により正の電圧へ変換される。
この電圧設定値は電圧源621および分圧器の抵抗62
2、623から供給される。
【0040】各圧電素子10、20、30、40、5
0、60の他方の端子、すなわちグループ選択用の圧電
端子14、24、34、44、54、64はグループ選
択スイッチ310、320またはグループ選択ダイオー
ド315、325とコイル240とを介して、また充電
スイッチ220および充電ダイオード221から成る並
列回路を介して電圧源の正極へ接続されており、これに
代えてまたはこれに加えてグループ選択スイッチ31
0、320またはグループ選択ダイオード315、32
5とコイル240とを介して、また放電スイッチ230
または放電ダイオード231から成る並列回路を介して
グラウンドへ接続されている。充電スイッチ220およ
び放電スイッチ230はトランジスタとして構成されて
おり、例えばサイドドライバ222、232によって制
御される。
【0041】電圧源は容量特性を有する素子を含んでお
り、ここで考察している実施例では、この素子はバッフ
ァキャパシタ210である。キャパシタ210はバッテ
リ200(例えば車両バッテリ)とその下流の直流電圧
変換器201とによって充電される。直流電圧変換器2
01は例えば12Vのバッテリ電圧を実質的に他の例え
ば250Vの電圧に変換し、キャパシタ210をその電
圧まで充電する。直流電圧変換器201はトランジスタ
スイッチ202および抵抗203によって制御され、測
定点630から取り出された電流の測定に使用される。
【0042】相互チェックの目的で、測定点650での
別の電流測定が例えばアクティベーションIC(E)と
抵抗651、652、653および5Vの直流電圧源6
54とによって行うことができる。測定点640での電
圧測定はアクティベーションIC(E)および分圧器の
抵抗641、642によって行われる。
【0043】さらに抵抗330(全放電抵抗と称され
る)、トランジスタとして構成された停止スイッチ33
1(ストップスイッチと称される)、およびダイオード
332(全放電ダイオードと称される)は圧電素子1
0、20、30、40、50、60の放電に利用され
る。これらの素子が“通常の”放電動作で放電されない
場合については後に説明する。ストップスイッチ331
は有利には“通常の”放電プロシージャ後に閉成される
(放電スイッチ230によるサイクル放電)。スイッチ
はこれにより圧電素子10、20、30、40、50、
60とグラウンドとを抵抗330、300を介して接続
し、圧電素子10、20、30、40、50、60に残
っている可能性のある残留電荷を除去する。全放電ダイ
オード332は負の電圧が圧電素子10、20、30、
40、50、60に生じてこれにダメージを与えるよう
な状況の発生を回避する。
【0044】全ての圧電素子10、20、30、40、
50、60または個々の各圧電素子の充放電は1つの充
放電装置によって全てのグループの圧電素子に対して共
通に行われる。ここで考察している実施例では、共通の
充放電装置はバッテリ200、直流電圧変換器201、
キャパシタ210、充電スイッチ220、放電スイッチ
230、充電ダイオード221、放電ダイオード23
1、およびコイル240を有している。
【0045】各圧電素子の充放電は全て同様に作用する
ので、以下では第1の圧電素子10のみについて説明す
る。
【0046】充放電プロシージャ中に発生する状況を図
4A〜図4Dを参照しながら説明する。図4A、図4B
には圧電素子10の充電作用が示されており、図4C、
図4Dには圧電素子10の放電作用が示されている。
【0047】1つまたは複数の圧電素子10、20、3
0、40、50、60から充電または放電すべき圧電素
子を選択することと、以下に説明する充電プロシージャ
および放電プロシージャとは、アクティベーションIC
(E)および制御ユニットDによって駆動される。これ
は上述のスイッチ11、21、31、41、51、6
1;310、320;220、230、331のうち1
つまたは複数のスイッチを開閉することにより行われ
る。アクティベーションIC(E)と詳細に示された領
域Aの素子との間の相互作用、またはアクティベーショ
ンIC(E)と制御ユニットDとの間の相互作用につい
ては後に詳述する。
【0048】充電プロシージャについては、まず充電す
べき個々の圧電素子10、20、30、40、50、6
0が選択される。充電すべき第1の圧電素子10を排他
的に選択するためには、第1の分岐110の分岐選択ス
イッチ11が閉成され、これに対して他の分岐選択スイ
ッチ21、31、41、51、61は開放されたままで
ある。他の圧電素子20、30、40、50、60を排
他的に充電するか、または同時に複数個の素子を充電す
るには、相応の分岐選択スイッチ21、31、41、5
1および/または61を閉成することによって素子を選
択する。
【0049】一般に、ここで考察している実施例では、
充電プロシージャはキャパシタ210と第1の圧電素子
10のグループ選択圧電端子14との間に正の電位差を
要求する。しかし充電スイッチ220および放電スイッ
チ230が開放されている間は圧電素子10の充放電は
発生しない。この状態では図3の回路は定常状態、すな
わち圧電素子10の充電状態が実質的に変化しないまま
維持され、電流が流れない状態となっている。
【0050】本発明によれば、圧電素子10の充電が充
電スイッチ230の閉成により開始されるまでに所定の
時間間隔が経過する。この時間間隔中、圧電素子10、
20、30、40、50、60からバッテリ電圧への回
路短絡が検出される。これは圧電シャント抵抗300を
通って流れる電流を監視し、測定点620で検出するこ
とにより行われる。所定の時間間隔中に測定点620で
検出された電流が所定の最大値より大きかった場合には
エラー信号が形成され、圧電素子10、20、30、4
0、50、60のサイクルが中断される。
【0051】そうでない場合には充電プロシージャその
ものが行われる。すなわち、第1の圧電素子10を充電
するために、充電スイッチ220が閉成される。理論的
には第1の圧電素子10はこのことのみによって充電す
ることができる。しかしこの措置は大電流を形成し、関
連する素子にダメージを与えてしまうことがある。その
ために発生する電流を測定点620で測定し、検出電流
が所定の限界値を超過した場合には直ちにスイッチ22
0を再び開放する。第1の圧電素子10への所望の充電
を達成するには、充電スイッチ220の開閉を反復し、
放電スイッチ230を開放したままにする。
【0052】より詳細に言えば、充電スイッチ220が
閉成されると図4Aに示された状態が発生し、圧電素子
10、キャパシタ210、およびコイル240から成る
直列回路を含む閉成回路が形成され、この回路を電流i
LE(t)が図4Aの矢印で示されているように流れ
る。この電流の結果として2つの正の電荷が第1の圧電
素子10のグループ選択圧電端子14にもたらされ、エ
ネルギがコイル240に蓄積される。
【0053】充電スイッチ220が閉成された後短時間
だけ(例えば数μsだけ)開放されると、図4Bに示さ
れている状態が発生する。すなわち圧電素子10、充電
ダイオード221、およびコイル240から成る直列回
路を含む閉成回路が形成され、この回路を電流i
LA(t)が図4Bに矢印で示されているように流れ
る。この電流の結果、コイル240に蓄積されたエネル
ギが圧電素子10に流れ込む。この圧電素子10へのエ
ネルギ輸送に相応して、圧電素子に電圧が発生し、その
外部寸法が増大する。エネルギ輸送がコイル240から
圧電素子10へ向かって発生すると、回路の定常状態が
図3について上述したように再び発生する。
【0054】その時点、またはその時点より幾分早いか
幾分遅い時点で(これは充電動作の所望の時間プロフィ
ルに依存する)、充電スイッチ220は再び開閉され、
これにより上述のプロセスが反復される。充電スイッチ
220の再閉成および再開放の結果として、圧電素子1
0に蓄積されたエネルギは増大し(既に圧電素子10に
蓄積されているエネルギと新たに送出されたエネルギと
が加算される)、電圧が圧電素子10に発生してその外
部寸法が相応に増大する。
【0055】前述の充電スイッチ220の開閉が数回反
復されると、圧電素子10で電圧が発生し、圧電素子1
0の伸長が段階的に発生する。
【0056】充電スイッチ220が所定の回数だけ開閉
され、および/または圧電素子10が所望の充電状態を
達成すると、圧電素子の充電は充電スイッチ220を開
放したままにすることにより終了される。
【0057】放電プロシージャについてここで考察して
いる実施例では、圧電素子10、20、30、40、5
0、60はグループごとに(G1および/またはG2)
次のように放電される。
【0058】第1に、グループのグループ選択スイッチ
310および/または320、またはグループG1およ
び/またはグループG2の放電すべき圧電素子のスイッ
チが閉成される。分岐選択スイッチ11、21、31、
41、51、61は放電プロシージャ中は圧電素子1
0、20、30、40、50、60の選択には作用しな
い。なぜならこの場合これらのスイッチは分岐ダイオー
ド12、22、32、42、52、62によってバイパ
スされているからである。したがって圧電素子10を第
1のグループG1の一部として放電させるために、第1
のグループ選択スイッチ310が閉成される。
【0059】放電サイクル中、本発明によれば、圧電素
子10が放電スイッチ230を閉成することによって放
電されるまでに、所定の時間間隔が経過する。この時間
間隔中、圧電素子10、20、30、40、50、60
からバッテリ電圧への回路短絡が検出される。これは圧
電シャント抵抗300を通って流れる電流を監視し、測
定点620で検出することにより行われる。所定の時間
間隔中に測定点620で検出された電流が所定の最大値
より大きかった場合にはエラー信号が形成され、圧電素
子10、20、30、40、50、60のサイクルが中
断される。
【0060】放電スイッチ230が閉成されると図4C
に示された状態が発生し、圧電素子10およびコイル2
40から成る直列回路を含む閉成回路が形成され、この
回路を電流iEE(t)が図4Cの矢印で示されている
ように流れる。この電流の結果として、圧電素子に蓄積
されていたエネルギ(またはその一部)がコイル240
へ輸送される。圧電素子10からコイル240へ輸送さ
れたエネルギに相応して、圧電素子10に電圧が発生
し、その外部寸法が収縮する。
【0061】放電スイッチ230が閉成された後短時間
だけ(例えば数μsだけ)開放されると、図4Dに示さ
れている状態が発生する。すなわち圧電素子10、キャ
パシタ210、放電ダイオード231、およびコイル2
40から成る直列回路を含む閉成回路が形成され、この
回路を電流iEA(t)が図4Dに矢印で示されている
ように流れる。この電流の結果、コイル240に蓄積さ
れたエネルギがキャパシタ210へフィードバックされ
る。この圧電素子10へのエネルギ輸送に相応して、圧
電素子に電圧が発生し、その外部寸法が増大する。エネ
ルギ輸送がコイル240からキャパシタ210へ向かっ
て発生すると、回路の定常状態が図3について上述した
ように再び発生する。
【0062】その時点またはその時点より幾分早いか幾
分遅い時点で(これは放電動作の所望の時間プロフィル
に依存する)、放電スイッチ230は再閉成および再開
放され、これにより上述のプロセスが反復される。放電
スイッチ230の再閉成および再開放の結果として、圧
電素子10に蓄積されたエネルギはさらに低下し、電圧
が圧電素子10に発生してその外部寸法が相応に収縮す
る。
【0063】前述の放電スイッチ230の開閉が数回反
復されると、圧電素子10で電圧が発生し、圧電素子1
0が段階的に収縮する。
【0064】放電スイッチ230が所定の回数だけ開閉
され、および/または圧電素子10が所望の放電状態を
達成すると、圧電素子10の放電は放電スイッチ230
を開放したままにすることにより終了される。
【0065】アクティベーションIC(E)と一方の制
御ユニットDとの相互作用または他方の詳細に示された
領域A内の素子との相互作用はアクティベーションIC
(E)から詳細に示された領域A内の素子への制御信号
によって行われる。この制御信号は分岐選択制御線路4
10、420、430、440、450、460、グル
ープ選択制御線路510、520、ストップスイッチ制
御線路530、充電スイッチ制御線路540、放電スイ
ッチ制御線路550、および制御線路560を介して送
出される。これに対して測定点600、610、62
0、630、640、650で得られたセンサ信号が詳
細に示された領域A内に存在し、この信号はアクティベ
ーションIC(E)へセンサ線路700、710、72
0、730、740、750を介して伝送される。
【0066】制御線路は電圧をトランジスタのベースへ
印加する場合にも印加しない場合にも使用される。これ
により圧電素子10、20、30、40、50、60が
選択され、1つまたは複数の圧電素子10、20、3
0、40、50、60の充放電プロシージャが上述の相
応のスイッチの開閉によって行われる。センサ信号は特
に圧電素子10、20、30、40、50、60で発生
した電圧を測定点600、610から求めるため、およ
び充放電電流を測定点620から求めるために用いられ
る。
【0067】図3に示されているように、制御ユニット
DおよびアクティベーションIC(E)はパラレルバス
840および付加的にシリアルバス850を介して相互
に接続されている。パラレルバス840は特に制御信号
を制御ユニットDからアクティベーションIC(E)へ
高速伝送するために使用され、これに対してシリアルバ
ス850は低速のデータ伝送に使用される。
【0068】図5にはアクティベーションIC(E)の
有する幾つかのコンポーネントが示されている。すなわ
ち、論理回路800、RAMメモリ810、ディジタル
アナログ変換器820、および比較器装置830であ
る。さらにここには(制御信号用の)高速パラレルバス
840がアクティベーションIC(E)の論理ユニット
800に接続され、低速シリアルバス850はRAMメ
モリ810に接続されることが示されている。論理回路
800はRAMメモリ810、比較器装置830、およ
び信号線路410〜460;510、520;540〜
560に接続されている。RAMメモリ810は論理回
路800とディジタルアナログ変換器820とに接続さ
れている。ディジタルアナログ変換器820はさらに比
較器830に接続されている。比較器830はさらにセ
ンサ線路700、710;720;730〜750と上
述のように論理回路800とに接続されている。
【0069】上で列挙したコンポーネントは充電プロシ
ージャでは次のように用いられる。すなわち、制御ユニ
ットDにより、特定の圧電素子10、20、30、4
0、50、60が定められ、所定の目標電圧まで充電さ
れる。その後まずディジタル数で表された目標電圧値が
RAMメモリ810へ低速シリアルバス850を介して
伝送される。目標電圧は例えばメイン噴射で使用される
optの値である。その後かまたは同時に、選択され
る特定の圧電素子10、20、30、40、50、60
に相応するコードとRAMメモリ810内の所望の電圧
のアドレスとがパラレルバス840を介して論理回路8
00へ伝送される。さらにストローブ信号が論理回路8
00へパラレルバス840を介して送信され、これによ
り充電プロシージャの開始信号が供給される。
【0070】開始信号により、まず論理回路800が目
標電圧のディジタル値をRAMメモリ810からピック
アップし、この値をディジタルアナログ変換器820へ
送出する。これにより変換器820のアナログ出力側で
所望の電圧が発生する。なお前述の(図示されていな
い)アナログ出力側は比較器装置830へ接続されてい
る。これに加えて論理回路800は第1のグループG1
の圧電素子10、20、30を測定する測定点600ま
たは第2のグループG2の圧電素子40、50、60を
測定する測定点610を比較器装置830に対して選択
する。その結果、目標電圧と選択された圧電素子10、
20、30、40、50、60での実際電圧とが比較器
装置830で比較される。比較の結果すなわち目標電圧
と実際電圧との差は論理回路800へ伝送される。ここ
で論理回路800は目標電圧と実際電圧とが相互に等し
くなると直ちにこのプロシージャを停止する。
【0071】次に論理回路800は制御信号を選択され
た圧電素子10、20、30、40、50、60に相応
する分岐選択スイッチ11、21、31、41、51、
61へ印加し、スイッチを閉成する。これにより全ての
分岐選択スイッチ11、21、31、41、51、61
は充電プロシージャのオンまで、すなわち前述の実施例
中開放状態にあると見なされる。
【0072】本発明によれば、論理回路800は所定の
時間間隔にわたって、圧電シャント抵抗300を通る回
路短絡電流を測定点620でモニタリングするために待
機する。論理回路800によってシャント抵抗300を
通る電流が所定の最大値よりも大きいことが検出される
と、この論理回路800はエラー信号を発生し、圧電素
子10、20、30、40、50、60でのサイクルを
一時中断する。エラー信号はアクティベーションIC
(E)または制御ユニットDのエラーメモリへのエント
リとして記録される。
【0073】回路短絡のエラーが検出されなければ、論
理回路800は制御信号を充電スイッチ220へ印加し
てスイッチを閉成させる。さらに論理回路800は測定
点620に発生する電流の測定を開始または持続する。
ここで測定電流は比較器装置830によって所定の最大
値と比較される。所定の最大値に検出電流が到達すると
直ちに論理回路800は充電スイッチ220を再び開放
する。
【0074】なお測定点620に残っている電流も検出
され、所定の最小値と比較される。前述の最小値が達成
されると直ちに、論理回路800は充電スイッチ220
を再び閉成し、プロシージャがもう一度開始される。
【0075】充電スイッチ220の開閉は、測定点60
0または610で検出された電圧が目標電圧を下回って
いる限り反復される。目標電圧が達成されると直ちに論
理回路はプロシージャの反復を停止させる。
【0076】放電プロシージャは前述の場合に相応する
ように行われる。すなわち圧電素子10、20、30、
40、50、60の選択がグループ選択スイッチ31
0、320により行われる。さらに本発明によれば、論
理回路800は所定の時間間隔にわたって待機し、充電
フェーズで圧電シャント抵抗300を通る回路短絡電流
を測定点620を介してモニタリングする。論理回路8
00により圧電シャント抵抗300を通る電流が所定の
最大値よりも大きいことが検出された場合、論理回路8
00はエラー信号を形成し、圧電素子10、20、3
0、40、50、60のサイクルを一時中断する。エラ
ー信号はアクティベーションIC(E)または制御ユニ
ットDのエラーメモリへのエントリとして記録される。
【0077】回路短絡エラーが検出されない場合には、
充電スイッチ220に代えて放電スイッチ230が開閉
され、所定の最小目標電圧が達成される。
【0078】充放電動作のタイミング、圧電素子10、
20、30、40、50、60での電圧レベルの維持、
および例えばメイン噴射の時間は、弁のストロークに相
応に例えば図2に示されているように定められる。
【0079】上述したような充放電プロシージャは実施
例として示したに過ぎないことを理解されたい。したが
って上述の回路または他の回路を使用する他のプロシー
ジャも所望の目的に適するようにして可能であり、相応
のプロシージャを上述の実施例に代えて使用することが
できる。
【0080】圧電性のアクチュエータを作動するための
目標電圧はRAMメモリ810に記憶されている。
【0081】これらの値は燃料噴射装置の動作特性、例
えば燃料圧の関数として変化する。これについては並行
同日出願の事務所書類番号10744/11の"Method
andApparatus for Charging a Piezoelectric Element"
に記載されている。したがってRAMメモリ810に記
憶された値は設定された初期電圧に対して加算または減
算されるΔ値を測定された燃料圧の関数として含む。こ
のことは前掲の明細書に説明されている。記憶されてい
る目標電圧は修正することもできるし、連続的に最適化
することもできる。後者の手法は並行同日出願の事務所
書類番号10744/13の"Online Optimization of
Injection Systems Having Piezoelectric Elements"に
説明されている。
【0082】このように本発明のバッテリ電圧への回路
短絡を圧電素子の駆動中に検出する手法は前述の実施例
を用いて直ちに実施することができる。上で論じたよう
に、本発明では、バッテリグラウンドへの回路短絡は圧
電シャント抵抗300を通る電流を所定の時間間隔にわ
たってモニタリングすることにより検出される。この時
間間隔は圧電素子を選択するスイッチ、すなわち分岐選
択スイッチ11、21、31、41、51、61および
グループ選択スイッチ310、320が閉成される時点
から、充放電動作を選択するスイッチ、すなわち充放電
スイッチ220、230が閉成される時点までの間であ
る。測定点620で検出された抵抗300を通る電流が
所定の最小値よりも大きい場合にエラー信号が形成され
る。エラー信号はアクティベーションIC(E)または
制御ユニットDのエラーメモリを形成するために使用す
ることができる。
【0083】回路短絡を表すエラー信号が充放電サイク
ルを停止させた場合には、意図しないのに充電された圧
電素子10、20、30、40、50、60の完全な放
電が保証されることが重要である。したがって回路短絡
が検出されて駆動サイクルが停止された後、アクティベ
ーションIC(E)はストップスイッチ331およびグ
ループ選択スイッチ310、320を所定の時間にわた
って閉成させる。これにより充電された圧電素子が完全
に放電されることが保証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧電素子をアクチュエータとして使用する燃料
噴射装置の概略図である。
【図2】実施例の制御弁ストロークの概略的なプロフィ
ルである。
【図3】本発明を実施する装置の実施例のブロック図で
ある。
【図4A】図3の回路の第1の充電フェーズ中(充電ス
イッチ220が閉成されている期間中)に発生する状況
を説明する図である。
【図4B】図3の回路の第2の充電フェーズ中(充電ス
イッチ220が再び開放される期間中)に発生する状況
を説明する図である。
【図4C】図3の回路の第1の放電フェーズ中(放電ス
イッチ230が閉成されている期間中)に発生する状況
を説明する図である。
【図4D】図3の回路の第2の放電フェーズ中(放電ス
イッチ230が再び開放される期間中)に発生する状況
を説明する図である。
【図5】図3のアクティベーションIC(E)のコンポ
ーネントのブロック図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子(10、20、30、40、5
    0、60)を駆動する際のバッテリ電圧への圧電素子
    (10、20、30、40、50、60)からの回路短
    絡を検出する装置において、 動作させる圧電素子を選択するための素子選択スイッチ
    と、 圧電素子(10、20、30、40、50、60)に接
    続される充電または放電回路を選択する動作選択スイッ
    チと、 素子選択スイッチを所定の時間間隔にわたって動作選択
    スイッチの作動まで作動させる制御ユニット(D)とが
    設けられており、 前記制御ユニット(D)により、電流測定値が所定の時
    間間隔中に所定の最大値よりも大きくなった場合にエラ
    ー信号が形成される、ことを特徴とする圧電素子からの
    回路短絡を検出する装置。
  2. 【請求項2】 シャント抵抗(300)が圧電素子(1
    0、20、30、40、50、60)に直列接続されて
    おり、電流測定値は該シャント抵抗(300)を通って
    流れる電流から導出される、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 電流センサは電流測定値を分圧器回路内
    の測定ポイントから導出する、請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 エラー信号はエラーメモリへのエントリ
    として記録される、請求項1から3までのいずれか1項
    記載の装置。
  5. 【請求項5】 圧電素子(10、20、30、40、5
    0、60)は燃料噴射装置内のアクチュエータである、
    請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  6. 【請求項6】 例えば請求項1から5までのいずれか1
    項記載の圧電素子からの回路短絡を検出する装置に対し
    て、圧電素子(10、20、30、40、50、60)
    を駆動する際のバッテリ電圧への圧電素子(10、2
    0、30、40、50、60)からの回路短絡を検出す
    る方法において、 動作させる圧電素子(10、20、30、40、50、
    60)を選択するためのスイッチを閉成し、 電流測定を所定の時間間隔にわたって、圧電素子(1
    0、20、30、40、50、60)に接続される充電
    または放電回路を選択するスイッチを閉成するまで監視
    し、 電流測定値が所定の時間間隔中に所定の最大値よりも大
    きくなった場合にエラー信号を形成する、ことを特徴と
    する圧電素子からの回路短絡を検出する方法。
  7. 【請求項7】 圧電素子(10、20、30、40、5
    0、60)は燃料噴射装置内のアクチュエータである、
    請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 短絡電流に起因するエラーが検出された
    場合、圧電素子(10、20、30、40、50、6
    0)を放電する、請求項6または7記載の方法。
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