JP2001349236A - とりわけ燃料噴射におけるシステムパラメータを制御する方法およびとりわけ燃料噴射におけるシステムパラメータを制御する装置 - Google Patents

とりわけ燃料噴射におけるシステムパラメータを制御する方法およびとりわけ燃料噴射におけるシステムパラメータを制御する装置

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JP2001349236A JP2001103980A JP2001103980A JP2001349236A JP 2001349236 A JP2001349236 A JP 2001349236A JP 2001103980 A JP2001103980 A JP 2001103980A JP 2001103980 A JP2001103980 A JP 2001103980A JP 2001349236 A JP2001349236 A JP 2001349236A
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Johannes-Joerg Rueger
リューガー ヨハネス−イェルク
Udo Schulz
シュルツ ウド
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Robert Bosch GmbH
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 燃料噴射システムにおけるシステムパラメー
タを制御すること。 【解決手段】 第1のシステムパラメータ、とりわけ圧
電素子10,20,30,40,50,60の電圧を変
更手段により、所定の目標値に相応して変更する。目標
値は計算手段により、各被制御素子の所望の動作、とり
わけ各圧電素子の所望の膨張と、目標値が依存する別の
システムパラメータの両方に相応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、請求項1の上位概念に定義され
た方法および請求項8の上位概念に定義された装置に関
する。すなわちとりわけ燃料噴射システムでのシステム
パラメータを制御するための方法および装置に関する。
【0002】燃料噴射システムは内燃機関の重要な要素
である。この燃料噴射システムは、または各燃料噴射ノ
ズルに対して個別の、または共有された燃料供給ライン
により実現される(第2の択一例はコモンレールシステ
ム(CRシステム)と称される)。いずれの場合も燃料
噴射は燃料噴射ノズルを所定のように開放および閉鎖す
る手段によって制御される。
【0003】例として圧電素子を、内燃機関の燃料噴射
ノズル(とりわけコモンレールインジェクタ)のアクチ
ュエータとして使用することができる。この例では燃料
噴射は圧電アクチュエータに電圧を供給する手段により
制御される。圧電アクチュエータはそれ自身が供給され
る電圧の関数として膨張および収縮する。圧電アクチュ
エータと伝達システムにより接続されたインジェクタニ
ードルは上下動する。従ってインジェクタノズルを開閉
することができる。相応するシステムのさらなる詳細は
ドイツ特許出願第19714616に記載されており、
参考文献として挙げておく。
【0004】図6は、圧電素子2010をアクチュエー
タとして使用する燃料噴射システムの概略図である。図
6を参照すると、圧電素子2010には所定の賦活電圧
に応答して膨張および収縮するように電気エネルギーが
供給される。圧電素子2010はピストン2015と結
合されている。膨張状態で圧電素子2010は、ピスト
ン2015を液圧式アダプタ2020に押し出す。この
液圧式アダプタは液圧流体、例えば燃料を含んでいる。
圧電素子の膨張の結果、ダブルアクションコントロール
バルブ2025が液圧的に液圧式アダプタ2020から
押し出され、バルブプラグ2035が第1の閉鎖位置2
040から伸張される。ダブルアクションコントロール
バルブ2025とホローボア2050との組合せはしば
しば、圧電素子2010が非賦活状態にあるとき、ダブ
ルアクションコントロールバルブ2025はその第1の
閉鎖位置2040に留まるという理由から、ダブルアク
ション、ダブルシートバルブと称される。一方、圧電素
子2010が十分に膨張すると、これはその第2の閉鎖
位置2030に係止する。バルブプラグ2035の後者
の位置は図6に概略的に一点鎖線により示されている。
【0005】燃料噴射システムはインジェクタニードル
2070を有し、これにより加圧された燃料供給ライン
2060からシリンダ(図示せず)へ燃料を噴射するこ
とができる。圧電素子2010が非賦活状態の場合、ま
たはこれが十分に伸張している場合、ダブルアクション
コントロールバルブ2025はその第1の閉鎖位置20
40またはその第2の閉鎖位置2030に係止する。い
ずれの場合でも、液圧式レール圧はインジョクションニ
ードル2070をその閉鎖位置に維持する。従って燃料
混合気はシリンダ(図示せず)に入り込まない。逆に言
えば、圧電素子2010が、ダブルアクションコントロ
ールバルブ2025がホローボア2050を基準にして
いわゆる中央位置にあるように賦活されるとき、加圧さ
れた燃料供給ライン2060で圧力が低下する。この圧
力低下は、加圧された燃料供給ライン内でインジョクシ
ョンニードル2070の上部と下部との間に圧力差を生
じさせ、これによりインジョクションニードル2070
はリフトアップされ、燃料がシリンダ(図示せず)に噴
射される。
【0006】圧電素子をアクチュエータとして使用する
ことは、とりわけ内燃機関用の燃料噴射ノズルの場合に
有利である。参考文献としてここでは欧州特許出願03
71469B1および0379182B1を挙げてお
く。これらは圧電素子を燃料噴射ノズルに使用すること
に関するものである。
【0007】ドイツ特許出願19742073A1およ
び19729844A1も参考文献として挙げておく。
これについては下で説明するが、ここにはダブルアクシ
ョン、ダブルシートバルブまたはダブルアクションコン
トロールバルブを、燃料噴射システムのインジョクショ
ンニードルを制御するために有する圧電素子が記載され
ている。
【0008】CRシステムでは他の制御システムと同じ
ように、アクチュエータとしての圧電素子に高精度のシ
ステム性能が要求される。しかし燃料圧の変動のような
システムプロパティの変化が存在し、このことは効率的
に精確なシステム動作の達成を困難にする。
【0009】本発明の課題は、とりわけ燃料噴射システ
ムのシステムパラメータを制御する方法および装置を改
善することである。このことは、請求項1記載の方法に
よって解決される。とりわけ燃料噴射システムのシステ
ムパラメータを制御する方法は、第1のシステムパラメ
ータ、とりわけ圧電素子の電圧が変更手段により所定の
目標値に相当して変更されることを特徴とする。この目
標値は計算手段により、各被制御素子の所望の動作、と
りわけ各圧電素子の所望の膨張と、目標値が依存する他
のシステムパラメータに相応して計算される。第1のシ
ステムパラメータの変更を完了するのに必要な時間は、
すなわち所定の電圧を圧電素子に供給するのに必要な時
間は、均一動作に対しては目標値と別のシステムパラメ
ータとの依存性に相応して変化する。生じる時間差は考
慮され補正手段により補償される。
【0010】この明細書では用語「均一動作」が圧電素
子の動作を参照するのに使用される。この動作は基本的
に同じ(例えばダブルアクションコントロールバルブを
第1の閉鎖位置から開放する)である、詳細にはパラメ
ータ、例えば製造公差に依存して変化することがある。
【0011】本発明はさらに、請求項8に記載の装置を
提供する。すなわちとりわけ燃料噴射システムのシステ
ムパラメータを制御する装置、およびとりわけ請求項1
並びに従属請求項の本発明の方法と共に使用される装置
を提供する。この装置は、第1のシステムパラメータ、
とりわけ圧電素子の電圧を、所定の目標値に相応して変
形するための変形手段が実現されている。計算手段が、
目標値を計算するために実現されており、この計算は、
各被制御素子、とりわけ各圧電素子の所望の膨張と、目
標値が依存する他のシステムパラメータとの両方に相応
して行われる。補正手段が、生じた時間差を考慮し、補
償するために実現されている。この時間差は第1のシス
テムパラメータの変更を完了するに必要な時間を基準に
するものであり、このシステムパラメータは均一動作に
対して、目標値と別のシステムパラメータとの依存性に
い相応して変化する。
【0012】従って本発明は、噴射される燃料の容積の
点で精確であるだけでなく、時間の点でも精確である。
【0013】湯入りには圧電素子は、燃料噴射システム
の燃料噴射ノズルでのアクチュエータとして使用され
る。第1のシステムパラメータは圧電素子の電圧に相当
する。そして目標値は圧電素子の目標電圧に相当する。
【0014】本発明は、他の適用可能な制御システムの
一部でも使用するができる。
【0015】本発明のさらなる有利な実現例または実施
例では、システムパラメータのいくつかが燃料圧および
温度を含む。これらシステムパラメータを考慮すること
により、システムの高精度が達成される。
【0016】有利にはシステムパラメータに対する変更
は各目標値に相応して設定することができ、各変更の開
始は補正手段により変更を所定の時点で終了するために
調整される。
【0017】圧電素子をアクチュエータとして有する燃
料噴射システムの例では、所定の圧電素子の作動開始
と、目標電圧への到達(および相応する噴射イベント)
との間の時間が均一動作に対してでも異なる。従って噴
射イベントは作動開始を基準にして、動作点に依存する
時間だけシフトしなければならない。そしてシリンダに
噴射される燃料量も変化することができる。目標電圧へ
の到達と噴射開始との間の遅延時間を固定的に考慮する
と、噴射開始に対する時間が多少とも不正確になる。従
って本発明の実施例ないし実現例は、時間についてさら
に精確なシステム性能を達成することができる。
【0018】本発明の別の実施例では、第1のシステム
パラメータの、時間に対する変更程度(dU/dt)が
一定であると仮定されるか、または少なくとも各変更の
前に既知であると仮定される。
【0019】変更開始と変更プロシージャ終了との間の
遅延時間は種々のパラメータに依存する。これは最終的
には目標電圧と変更勾配(電圧)との関数である。作動
電圧勾配は、第1近似であり、一定であり、または少な
くとも変更の前に既知であると仮定される。従って相応
する過程が生じる遅延時間の検出を単純化する。しかし
それでもなお十分に正確な結果が得られる。
【0020】有利には、第2のシステムパラメータに対
する変更時間は、相応する初期電圧と、変更勾配(dU
/dt)による目標値との間の電圧差の除法手段によっ
て設定される。
【0021】このことにより、変更時間を十分な精度を
以て簡単に検出することができる。
【0022】本発明の別の実施例または実現例では、複
数の変更勾配が複数の変更プロシージャに対して設けら
れる。このことにより場合により電圧のさらなる依存性
を簡単に、時間への依存性よりも簡単に検出できる。
【0023】本発明を以下により詳細に、実施例および
図面を参照して説明する。
【0024】以下、図1を参照して本発明の一般的アプ
ローチを説明する。よりよく理解するために本発明の方
法および装置が実現される一般的環境を説明し、祖から
図2の個別の素子を説明する。そして圧電素子10,2
0,30,4050,および/または60(図2参照)
の充電および放電プロシージャを一般的に説明する。こ
のとき付加的に図3aから図3dを参照する。次に充電
および放電が制御ユニットDと起動IC Eによりどの
ように制御されるのかを詳細に説明する。このとき図2
と図4を参照する。次に例として制御システムが本発明
によりどのように駆動されるのかを説明し、このとき図
1と図5を参照する。図6はすでに前に説明した。
【0025】図1には、圧電素子10,20,30,4
0,50および/または60の電圧に対する2つの目標
値Utar.1とUtar.2が水平線として、すなわ
ち時間についての固定電圧として電圧対時間線図に示さ
れている。さらに初期電圧U iniが線図の水平基線と
してプロットされている。さらに、圧電素子10,2
0,30,40,50または60の、初期電圧Uini
から各目標電圧Utar .1またはUtar.2への充
電に対する充電プロシージャが「時間の関数としての電
圧」により曲線U(t)により示されている。簡単にす
るため図1では、曲線dU/dtの勾配が一定であると
仮定される。一般的に勾配は変化することがある。目標
電圧Utar.1とUtar.2および勾配は変化する
ことがあるから、相応の充電プロシージャに対して必要
な時間は時間差Δtだけ異なる。なぜ種々異なる充電プ
ロシージャが存在し、なぜ有意な時間差が種々異なる目
標値に相応して存在するのかを以下、図2から図4を参
照して詳細に説明する。
【0026】図2には詳細なエリアAと非詳細なアリア
Bがある。これらの分離は点線cにより示されている。
詳細エリアAは圧電素子10,20,30,40,50
および/または60を充電および放電するための回路を
有する。実施例ではこれら圧電素子10,20,30,
40,50および/または60は内燃機関の燃料噴射ノ
ズル(とりわけいわゆるコモンレールインジェクタ)で
のアクチュエータである。圧電素子はこのような目的の
ために使用することができる。なぜなら公知のように圧
電素子は、これに印加される電圧またはこれに発生する
電圧の関数として収縮および膨張する特性を有するから
である。非詳細エリアBは制御ユニットDと起動IC
Eを有し、この両者により詳細エリアA内の素子が制御
される。さらに測定ユニットFが制御ユニットGに接続
されており、レール圧、温度等の本発明により必要とさ
れるパラメータを測定する。
【0027】上に述べたように、詳細エリアA内の回路
は6つの圧電素子10,20,30,40,50および
/または60を有する。6つの圧電素子10,20,3
0,40,50および/または60を実施例で有する理
由は婦負年期管内の6つのシリンダを独立して制御する
ためである。従って圧電素子の数が異なれば他の目的に
適合することができる。
【0028】圧電素子10、20、30、40、50お
よび/または60は、第1のグループG1と第2のグル
ープG2に分けられており、各々のグループは3つの圧
電素子を有する。例えば圧電素子10、20、30は第
1のグループG1に、圧電素子40、50、60は第2
のグループG2に属する。グループG1およびG2は、
互いに並列に接続された回路部分の構成部分である。グ
ループセレクタスイッチ310、320は、圧電素子1
0、20、30あるいは40、50、60のグループG
1、G2のうちのどちらが、共通の充放電装置によって
放電されるのかを決定するために使用される。しかし、
これらのグループセレクタスイッチ310、320は特
定の実施例では、充電プロシージャにとって意味がな
い。
【0029】グループセレクタスイッチ310、320
はコイル240と、それぞれのグループG1及びG2
(それのコイル側の端子)との間に設けられており、ト
ランジスタとして実現されている。サイドドライバ(si
de driver)311、321が設けられており、これら
のサイドドライバ311、321は起動IC Eから受
信した制御信号を、要求された通りにスイッチの開閉に
適した電圧に変換する。
【0030】(グループセレクタダイオードと呼ばれ
る)ダイオード315及び325がそれぞれグループセ
レクタスイッチ310、320と並列に設けられてい
る。もしグループセレクタスイッチ310、320がM
OSFET又はIGBTとして実現されているならば、
これらのグループセレクタダイオード315、325は
寄生ダイオード自体によって形成される。ダイオード3
15、325は充電プロシージャの間、グループセレク
タスイッチ310、320をバイパスする。従って、グ
ループセレクタスイッチ310、320の機能は、圧電
素子10、20、30あるいは40、50、60のグル
ープG1またはG2を放電プロシージャのために選択す
るだけである。
【0031】各グループG1あるいはG2において、圧
電素子10、20、30あるいは40、50、60は、
並列接続されている圧電ブランチ110、120、13
0(グループG1)及び140、150、160(グル
ープG2)の構成部分として設けられている。各圧電ブ
ランチは、圧電素子10、20、30、40、50ある
いは60及び(ブランチ抵抗器と呼ばれる)抵抗器1
3、23、33、43、53あるいは63を有する第1
の並列回路と、トランジスタ11、21、31、41、
51あるいは61として実現された(ブランチセレクタ
スイッチと呼ばれる)セレクタスイッチ及び(ブランチ
ダイオードと呼ばれる)ダイオード12、22、32、
42、52あるいは62から成る第2の並列回路とから
成る直列回路を有する。
【0032】ブランチ抵抗器13、23、33、43、
53あるいは63によって、各々相応の圧電素子10、
20、30、40、50あるいは60が充電プロシージ
ャの間及びその後で連続的に自己放電する。なぜなら
ば、これらのブランチ抵抗器は各容量性圧電素子10、
20、30、40、50あるいは60の両方の端子を互
いに接続しているからである。しかし、これらのブラン
チ抵抗器13、23、33、43、53あるいは63
は、後で述べるように、制御された充電及び放電プロシ
ージャに比べてこのプロシージャを緩慢に実行させるの
に十分な大きさを有する。従って、いずれの圧電素子1
0、20、30、40、50又は60の電荷量も、充電
プロシージャの後の適切な時間内では変化していないと
考えることは十分に合理的な仮定である(それでもやは
りこれらのブランチ抵抗器13、23、33、43、5
3及び63を設ける理由は、システムのブレークダウン
又は他の異常な状況の場合に圧電素子10、20、3
0、40、50及び60に電荷が残ることを回避するた
めである)。よって、これらのブランチ抵抗器13、2
3、33、43、53及び63は以下の記述においては
無視してよい。
【0033】個々の圧電ブランチ110、120、13
0、140、150あるいは160のブランチセレクタ
スイッチ/ブランチダイオードペア、すなわち圧電ブラ
ンチ110のセレクタスイッチ11及びダイオード1
2、圧電ブランチ120のセレクタスイッチ21及びダ
イオード22等々は、寄生ダイオードを有する電子スイ
ッチ(すなわちトランジスタ)、例えば(グループセレ
クタスイッチ/ダイオードペア310及び315あるい
は320及び325に対して上で述べたように)MOS
FET又はIGBTを使用して実現することができる。
【0034】ブランチセレクタスイッチ11、21、3
1、41、51あるいは61は、圧電素子10、20、
30、40、50又は60のうちのどれが共通の充放電
装置によってそれぞれの場合で充電されるのかを決定す
るのに利用される:それぞれの場合において、充電され
る圧電素子10、20、30、40、50又は60は、
そのブランチセレクタスイッチ11、21、31、4
1、51および/または61が充電プロシージャの間に
閉成される全ての圧電素子である。
【0035】通常はいずれのときでも、ブランチセレク
タスイッチ11,21,31,41,51,および/ま
たは61の1つだけが閉成される。ブランチセレクタス
イッチ11,21,31,41,51および/または6
1の場合には、各トランジスタエミッタはアースと(抵
抗器300を介して)接続されている。
【0036】ブランチダイオード12、22、32、4
2、52及び/または62は放電プロシージャの間にブ
ランチセレクタスイッチ11、21、31、41、51
あるいは61をバイパスするのに使用される。従って、
考察されるこの実施例において、充電プロシージャでは
どの圧電素子でも個別に選択することができるが、放電
プロシージャでは圧電素子10、20及び30あるいは
40、50及び60の第1のグループG1か又は第2の
グループG2のいずれか又は両方のグループを選択する
必要がある。
【0037】圧電素子10、20、30、40、50及
び/または60自体に戻ると、ブランチセレクタ圧電端
子15、25、35、45、55および/または65
は、ブランチセレクタスイッチ11、21、31、4
1、51あるいは61又は相応のダイオード12、2
2、32、42、52あるいは62のいずれかにより、
両方の場合とも付加的に抵抗器300を介してアースさ
れる。
【0038】抵抗器300は、圧電素子10、20、3
0、40、50及び/または60の充電及び放電の間
に、ブランチセレクタ圧電端子15、25、35、4
5、55あるいは65とアースとの間に流れる電流を測
定するために使用できる。これらの電流の知識により、
圧電素子10、20、30、40、50及び60の制御
された充電及び放電が可能となる。とりわけ、この電流
の大きさに依存して充電スイッチ220及び放電スイッ
チ230を開閉することによって、後ほど詳しく説明す
るように、充電電流及び放電電流を所定の平均値にセッ
トすること及び/又は充電電流及び放電電流が所定の最
大値を超過したり及び/又は所定の最小値より下に降下
するのを防ぐことが可能である。
【0039】考察されるこの実施例では、測定自体は、
さらに例えば5V DCの電圧を供給する電圧源62
1、及び2つの抵抗器622、623として実現された
分圧器を必要とすることがある。これは、起動IC E
(このICによって測定が実行される)を負の電圧から
保護するためである。この負の電圧はさもなければ測定
点620で発生するかもしれず、この負の電圧を起動I
C Eは処理できない。このような負の電圧は、正の電
圧に変化させることができる。このことは、前記電圧源
621及び分圧器抵抗622及び623によって供給さ
れる正の電圧セットアップを加算することによって行わ
れる。
【0040】各圧電素子10、20、30、40、5
0、および/または60のもう一方の端子、すなわちグ
ループセレクタ圧電端子14、24、34、44、54
および/または64は電圧源の正の極に、グループセレ
クタスイッチ310あるいは320を介して、又はグル
ープセレクタダイオード315あるいは325を介し
て、並びにコイル240を介して、及び充電スイッチ2
20及び充電ダイオード221から成る並列回路を介し
て接続される。さらにこのグループセレクタ圧電端子1
4、24、34、44、54および/または64は選択
的に又は付加的に、グループセレクタスイッチ310あ
るいは320を介して、又はダイオード315あるいは
325を介して、ならびにコイル240を介して、及び
放電スイッチ230及び放電ダイオード231から成る
並列回路を介してアースされる。充電スイッチ220及
び放電スイッチ230は、例えばサイドドライバ222
あるいは232を介して制御されるトランジスタとして
実現される。
【0041】電圧源は容量特性を有する素子を有し、こ
の素子はこの考察される実施例では(バッファ)キャパ
シタ210を含むことができる。キャパシタ210はバ
ッテリ200(例えば自動車搭載バッテリ)及びこのバ
ッテリに後置接続されたDC電圧変換器201によって
充電される。DC電圧変換器201はバッテリ電圧(例
えば12V)を実質的に他のあらゆるDC電圧(例えば
250V)に変換し、キャパシタ210をその電圧まで
充電する。DC電圧変換器201はトランジスタスイッ
チ202及び抵抗器203によって制御される。この抵
抗器203は測定点630から行われる電流測定のため
に使用される。
【0042】クロスチェックの目的で、測定点650に
おける更に別の電流測定が起動ICEならびに抵抗器6
51、652、653、及び5V DC電圧源654に
よって可能である。さらに、測定点640における電圧
測定が起動IC Eならびに分圧抵抗器641及び64
2によって可能である。
【0043】(完全放電抵抗器と呼ばれる)抵抗器33
0、(ストップスイッチと呼ばれる)トランジスタとし
て実現されたストップスイッチ331及び(完全放電ダ
イオードと呼ばれる)ダイオード332は、(もし圧電
素子が後で詳しく説明するような「ノーマルな」放電動
作によっても放電されないことが起こってしまうなら
ば)圧電素子10、20、30、40、50及び・また
は60を放電させるために使用することができる。スト
ップスイッチ331は有利には「ノーマルな」放電プロ
シージャ(放電スイッチ230を介する周期的放電)の
後で閉成される。それゆえ、圧電素子10、20、3
0、40、50および/または60は抵抗器330及び
300を介してアースすることができ、これにより圧電
素子10、20、30、40、50および/または60
に残り得るどんな残留電荷も除去される。完全放電ダイ
オード332は負の電圧が圧電素子10、20、30、
40、50、60で発生することを阻止する。これらの
素子は、環境によっては負の電圧によってダメージを受
け得る。
【0044】全ての圧電素子10、20、30、40、
50、および/または60、又は特にいずれか1つの圧
電素子の充電及び放電は、(全てのグループ及びこれら
のグループの圧電素子に共通の)単一の充放電装置によ
って行われる。共通充放電装置はバッテリ200、DC
電圧変換器201、キャパシタ210、充電スイッチ2
20及び放電スイッチ230、充電ダイオード221及
び放電ダイオード231及びコイル240を有する。
【0045】各圧電素子の充電及び放電は同じように動
作し、以下において説明される。ただし第1の圧電素子
10だけを参照する。
【0046】充電及び放電プロシージャの間に発生する
状態は図3a〜3dを参照しながら説明する。図3a及
び3bは圧電素子10の充電を、図3c及び3dは圧電
素子10の放電を示している。
【0047】充電又は放電すべき1つ又は複数の特定の
圧電素子10、20、30、40、50および/又は6
0の選択、以下において記述されるような充電プロシー
ジャならびに放電プロシージャは、起動IC E及び制
御ユニットDによって駆動される。この駆動は1つ又は
複数の上記のスイッチ11、21、31、41、51、
および/または61;310、320;220、230
及び331を開くか又は閉じることによって行われる。
詳細エリアA内の素子と、起動IC E及び制御ユニッ
トDとの間の相互作用を詳しく以下において記述する。
【0048】充電プロシージャに関して、充電すべき特
定の圧電素子10、20、30、40、50および/又
は60が最初に選択されなければならない。専ら第1の
圧電素子10を充電するためには、第1のブランチ11
0のブランチセレクタスイッチ11が閉成され、他の全
てのブランチセレクタスイッチ21、31、41、51
及び/または61は開かれたままである。専ら他のあら
ゆる圧電素子20、30、40、50、および/または
60を充電するためには、又は幾つかの圧電素子を同時
に充電するためには、相応のブランチセレクタスイッチ
21、31、41、51及び/又は61を閉成すること
によってこれらの圧電素子が選択される。
【0049】次いで、充電プロシージャ自体が行われ
る;一般的にこの考察される実施例において充電プロシ
ージャは、キャパシタ210と、第1の圧電素子10の
グループセレクタ圧電端子14との間に正の電位差を必
要とする。しかし充電スイッチ220及び放電スイッチ
230が開いている限り、圧電素子10の充電又は放電
は発生しない。この状態において図2に図示された回路
は定常状態にある。すなわち、圧電素子10がその電荷
状態を実質的に不変的に保っており、電流が流れない。
【0050】第1の圧電素子10を充電するために、充
電スイッチ220が閉成される。理論的には、第1の圧
電素子10はそうするだけで充電されるはずである。し
かし、これは大電流を発生させ、この大電流が関連する
素子にダメージを与えるかもしれない。それゆえ、発生
する電流は測定点620で測定され、検出される電流が
一定の制限値を越えると直ちにこのスイッチ220が再
び開かれる。従って、第1の圧電素子10において所望
の電荷に達するために、充電スイッチ220は繰り返し
開閉され、放電スイッチ230は開かれたままにしてお
かれる。
【0051】もっと詳しく言えば、充電スイッチ220
が閉成している場合、図3aに示された状態が発生す
る。すなわち圧電素子10、キャパシタ210及びコイ
ル240からなる直列回路を有する閉回路が形成され、
この閉回路において電流iLE(t)が図3aに矢印で
示されているように流れる。この電流フローの結果、両
方の正の電荷が第1の圧電素子10のグループセレクタ
圧電端子14にもたらされ、エネルギがコイル240に
蓄積される。
【0052】充電スイッチ220が閉成した後で短時間
(例えば、数μs)この充電スイッチ220が開かれる
場合、図3bに示された状態が発生する。圧電素子1
0、充電ダイオード221及びコイル240からなる直
列回路を有する閉回路が形成され、この閉回路において
電流iLA(t)が図3bに矢印で示されているように
流れる。この電流フローの結果、コイル240に蓄積さ
れたエネルギが圧電素子10に流れる。この圧電素子1
0へのエネルギ供給に相応して、圧電素子10で発生す
る電圧及びこの圧電素子10の外法寸法が増大する。一
度エネルギ輸送がコイル240から圧電素子10へ行わ
れると、図2に示された既述の回路の定常状態が再び得
られる。
【0053】その時又はそれ以前又は以後に(充電動作
の所望のタイムプロフィールに依存して)、充電スイッ
チ220が再び閉成され再び開かれる。この結果、上記
のプロセスが繰り返される。充電スイッチ220のこの
再開閉の結果、圧電素子10に蓄積されるエネルギが増
大し(既にこの圧電素子10に蓄積されていたエネルギ
に新たに供給されたエネルギが加算される)、圧電素子
10で生じる電圧及びこの圧電素子10の外法寸法がこ
れに応じて増大する。
【0054】充電スイッチ220の上述の開閉が多数回
繰り返されるならば、圧電素子10で生じる電圧及びこ
の圧電素子10の膨張は段階的に増大する。
【0055】充電スイッチ220が所定の回数だけ開閉
すると及び/又は圧電素子10が所望の充電状態に達す
ると、この圧電素子1の充電は充電スイッチ220を開
いたままにすることによって終了される。
【0056】放電プロシージャに関して、考察されるこ
の実施例では、圧電素子10、20、30、40、50
及び60がグループ(G1及び/又はG2)において次
のように放電される。
【0057】最初に、その圧電素子が放電される1つの
グループ又は2つのグループG1及び/又はG2のグル
ープセレクタスイッチ310及び/又は320が閉成さ
れる(ブランチセレクタスイッチ11、21、31、4
1、51、61は放電プロシージャのための圧電素子1
0、20、30、40、50、60の選択には作用しな
い。というのも、この場合これらのブランチセレクタス
イッチはブランチダイオード12、22、32、42、
52及び62によってバイパスされるからである)。従
って、第1のグループG1の部分である圧電素子10を
放電するためには、第1のグループセレクタスイッチ3
10が閉成される。
【0058】放電スイッチ230が閉成されると、図3
cに示された状態が発生する。圧電素子10及びコイル
240からなる直列回路を有する閉回路が形成され、こ
の閉回路において電流iEE(t)が図3cに矢印で示
されているように流れる。この電流フローの結果、圧電
素子に蓄積されていたエネルギ(の一部)がコイル24
0に輸送される。圧電素子10からコイル240へのエ
ネルギ供給に相応して、圧電素子10において発生する
電圧及びこの圧電素子10の外法寸法が減少する。
【0059】放電スイッチ230が閉成した後で短時間
(例えば、数μs)この放電スイッチ230が開かれる
場合、図3dに示された状態が発生する。圧電素子1
0、キャパシタ210、放電ダイオード231及びコイ
ル240からなる直列回路を有する閉回路が形成され、
この閉回路において電流iEA(t)が図3dに矢印で
示されているように流れる。この電流フローの結果、コ
イル240に蓄積されていたエネルギがキャパシタ21
0にフィードバックされる。一度エネルギ輸送がコイル
240からキャパシタ210へ行われると、図2に示さ
れた既述の回路の定常状態が再び得られる。
【0060】その時又はそれ以前又は以後に(放電動作
の所望のタイムプロフィールに依存して)、放電スイッ
チ230が再び閉成され再び開かれる。この結果、上記
のプロセスが繰り返される。放電スイッチ230のこの
再開閉の結果、圧電素子10に蓄積されるエネルギがさ
らに減少し、この圧電素子で生じる電圧及びこの圧電素
子の外法寸法がこれに応じて減少する。
【0061】放電スイッチ230の上述の開閉が多数回
繰り返されるならば、圧電素子10で生じる電圧及びこ
の圧電素子10の膨張は段階的に減少する。
【0062】放電スイッチ230が所定の回数だけ開閉
すると及び/又は圧電素子が所望の放電状態に達する
と、この圧電素子10の放電が放電スイッチ230を開
いたままにすることによって終了される。
【0063】起動IC Eと一方で制御ユニットDとの
相互作用、他方で詳細エリアA内の部材との相互作用
は、起動IC Eから詳細エリアA内の素子へ送信され
る制御信号によって実施される。この制御信号は、ブラ
ンチセレクタ制御ライン410、420、430、44
0、450、460、グループセレクタ制御ライン51
0、520、ストップスイッチ制御ライン530、充電
スイッチ制御ライン540及び放電スイッチ制御ライン
550及び制御ライン560を介して送信される。他方
で、詳細エリアA内の測定点600、610、620、
630、640、650で得られたセンサ信号があり、
これらのセンサ信号はセンサライン700、710、7
20、730、740、750を介して起動IC Eに
伝送される。
【0064】これらの制御ラインはトランジスタベース
に電圧を供給したりしなかったりするのに使用される。
これは上記のような相応のスイッチを開閉することによ
って、圧電素子10、20、30、40、50および/
又は60を選択し、単一の又は複数の圧電素子10、2
0、30、40、50、および/または60の充電又は
放電プロシージャを実行するためである。センサ信号は
特に測定点600あるいは610から圧電素子10、2
0及び30あるいは40、50及び60から結果的に生
じる電圧及び測定点620からの充電及び放電電流を検
出するのに使用される。制御ユニットD及び起動IC
Eは、両者の相互作用を実行するために、これら2種類
の信号を組み合わせるのに使用される。
【0065】図2に示されているように、制御ユニット
D及び起動IC Eは、パラレルバス840及び付加的
にシリアルバス850によって互いに接続されている。
パラレルバス840は特に制御ユニットDから起動IC
Eへの制御信号の高速伝送のために使用され、他方で
シリアルバス850は比較的低速なデータ伝送のために
使用される。
【0066】図4には起動IC Eが有している幾つか
のコンポーネントが示されている。すなわち、ロジック
回路800、RAMメモリ810、デジタル/アナログ
変換器システム820及びコンパレータシステム830
である。さらに(制御信号用の)高速パラレルバス84
0が起動IC Eのロジック回路800に接続されてお
り、他方で比較的低速なシリアルバス850がRAMメ
モリ810に接続されているのが示されている。ロジッ
ク回路800は、RAMメモリ810、コンパレータシ
ステム830及び信号ライン410、420、430、
440、450及び460;510及び520;53
0;540、550及び560に接続されている。RA
Mメモリ810はロジック回路800ならびにデジタル
/アナログ変換器システム820に接続されている。デ
ジタル/アナログ変換器システム820はさらにコンパ
レータシステム830に接続されている。コンパレータ
システム830はさらにセンサライン700及び71
0;720;730、740及び750と前述のように
ロジック回路800に接続されている。
【0067】上記のコンポーネントは以下のように充電
プロシージャにおいて使用される:制御ユニットDによ
って、所定の目標電圧に充電すべき特定の圧電素子1
0、20、30、40、50および/又は60が決定さ
れる。次に本発明の方法なしに例えば(デジタル数字に
より表現された)目標電圧の値がRAMメモリ810へ
比較的低速なシリアルバス850を介して伝送される。
後で又は同時に、選択すべき特定の圧電素子10、2
0、30、40、50および/又は60に相応するコー
ド、及びRAMメモリ810内の所望の電圧のアドレス
がロジック回路800にパラレルバス840を介して伝
送される。後で、ストローブ信号がロジック回路800
にパラレルバス840を介して送信される。このパラレ
ルバス840は充電プロシージャのためのスタート信号
を供給する。
【0068】スタート信号によりまず、ロジック回路8
00はRAMメモリ810から目標電圧のデジタル値を
ピックアップし、このデジタル値をデジタル/アナログ
変換器システム820に伝送する。これによりこの変換
器820の1つのアナログ出力側に所望の電圧が現れ
る。さらに前記アナログ出力側(図示せず)はコンパレ
ータシステム830に接続されている。これに加えてロ
ジック回路800は(第1のグループG1のいずれかの
圧電素子10、20、30のための)測定点600又は
(第2のグループG2のいずれかの圧電素子40、5
0、60のための)測定点610をコンパレータシステ
ム830に対して選択する。この結果、目標電圧と、選
択された圧電素子10、20、30、40、50又は6
0における瞬時電圧とがコンパレータシステム830に
よって比較される。この比較の結果、すなわち目標電圧
と瞬時電圧との差がロジック回路800に伝送される。
これにより、ロジック回路800は、目標電圧と瞬時電
圧とが互いに等しくなり直ちにこのプロシージャをスト
ップすることができる。
【0069】第2に、ロジック回路800は制御信号
を、選択された圧電素子10、20、30、40、50
および/又は60に相応するブランチセレクタスイッチ
11、21、31、41、51および/又は61に供給
し、この結果、このスイッチが閉成される(全てのブラ
ンチセレクタスイッチ11、21、31、41、51及
び/または61はここで記述される実施例では充電プロ
シージャの開始の前には開いた状態にあると見なされ
る)。次いで、ロジック回路800は制御信号を充電ス
イッチ220に供給し、この結果、このスイッチが閉成
される。さらに、ロジック回路800は測定点620で
発生する電流の測定を開始(又は継続)する。ここで、
測定された電流は予め設定された最大値とコンパレータ
システム830によって比較される。予め設定された最
大値に検出された電流が到達すると直ちにロジック回路
800は充電スイッチ220を再び開く。
【0070】再び、測定点620における残留電流が検
出され、予め設定された最小値と比較される。前記の予
め設定された最小値に到達すると直ちにロジック回路8
00は充電スイッチ220を再び閉成させ、このプロシ
ージャは再びスタートすることができる。
【0071】充電スイッチ220の開閉は、測定点60
0又は610で検出される電圧が目標電圧を下回る限り
は繰り返される。目標電圧に到達すると直ちにロジック
回路はこのプロシージャの継続を停止する。
【0072】放電プロシージャは相応のやり方で行われ
る:圧電素子10、20、30、40、50および/又
は60の選択がグループセレクタスイッチ310あるい
は320によって行われ、充電スイッチ220の代わり
に放電スイッチ230が開閉され、予め設定された最小
目標電圧に到達しなくてはならない。
【0073】すでに述べたように多少とも有意な遅延が
作動開始(すなわち圧電素子10,20,30,40,
50および/または60の充電または放電プロシージャ
のスタート)と相応する噴射開始(一般的には相応する
目標電圧に到達する前ではない)との間に存在する。こ
の遅延は、初期電圧Uiniおよび目標電圧Utar
値と勾配dU/dtに依存する。これら全てはさらに種
々のパラメータ、とりわけ圧電素子10,20,30,
40,50および/または60、並びに燃料噴射システ
ム内のレール圧Prail、および圧電素子の温度、燃
料種類、および液圧系の構造自体に依存する。
【0074】さらに均一動作(すなわち圧電素子の基本
的に同じ動作、例えばダブルアクションコントロールバ
ルブの第1の閉鎖位置からの開放。しかし詳細には他の
パラメータ、例えば製造公差に依存して変化する。)に
対して要求される圧電素子10,20,30,40,5
0および/または60の作動電圧は、高レール圧P
ailの場合は低レール圧の場合よりもかなり高い(4
0Vまでの差が300から1600barの範囲のレール
圧Prailに対して予想される)。従って例えば最終
的には、個々の圧電素子10,20,30,40,50
および/または60のいずれかが均一動作する場合でも
目標電圧に到達するまでに、レール圧依存性の時間差が
存在する(前記の例では勾配を1から2V/μsと仮定
すると、このような均一動作に対して40μsまでの動
作点依存性が結果として生じる)。
【0075】この理由から、目標電圧の到達と噴射開始
との間で固定的な遅延時間を、各圧電素子10,20,
30,40,50および/または60の均一動作に対し
ても考慮するが、それでもなお多少とも噴射開始に対す
る時点が不正確である。従って本発明では、相応の遅延
時間を考慮される具体的な状況に応じて検出する。
【0076】このようにするために、電圧の初期値と目
標値との差が計算され、図5に従いそれらの差の絶対値
が計算される。前に述べたように初期電圧と目標電圧は
複数の条件に依存する。これらはとりわけ、レール圧P
railおよび温度を含む。
【0077】両方の電圧の絶対差は勾配の絶対値により
除法することができる。これにより時間Tcalcが得
られる。この時間は、圧電素子を初期電圧から目標電圧
に充電または放電するのに予想される時間に相当する。
【0078】時間Tcalcは、作動開始に対する時間
を補正するために使用することができる。このことは、
目標電圧への到達と噴射開始との間の固定の遅延時間を
考慮して、この噴射開始の精度を格段に向上させる。図
5は多数の可能な実施例の1つを示す。この実施例は本
発明により、初期電圧、目標電圧、電圧勾配、並びにレ
ール圧Prailおよび/または温度を考慮して実現さ
れる。本発明の可能な実施例において本発明は、作動開
始を補正し、これにより噴射開始の精度を格段に向上さ
せる。
【0079】本発明は上記に単に例としてのみ説明した
のであって、別の実現例も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一般的アプローチを示す線図である。
【図2】本発明が実現され、本発明の方法を実施するた
めに使用することのできる例としての実施例の回路図で
ある。
【図3a】図2の回路において第1の充電フェーズ中に
発生する状態を説明する図である(充電スイッチ220
が閉成されている)。
【図3b】図2の回路において第2の充電フェーズ中に
発生する状態を説明する図である(充電スイッチ220
が再び開放される)。
【図3c】図2の回路において第1の放電フェーズ中に
発生する状態を説明する図である(放電スイッチ230
が閉成されている)。
【図3d】図2の回路において第2の放電フェーズ中に
発生する状態を説明する図である(放電スイッチ230
が再び開放される)。
【図4】図2の示された起動IC Eの素子のブロック
回路図である。
【図5】本発明のさらなる詳細を示す概略図である。
【図6】圧電素子をアクチュエータとして使用する燃料
噴射システムの概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウド シュルツ ドイツ連邦共和国 ヴァイヒンゲン/エン ツ コルンブルーメンヴェーク 34 Fターム(参考) 3G066 AB02 AC09 BA51 CC06 CC14 CD26 CE27 CE29 DC15 DC18 DC26 3G301 HA02 JA14 LB11 LC05 LC10 PG00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 とりわけ燃料噴射システムにおけるシス
    テムパラメータを制御する制御する方法において、 a)第1のシステムパラメータ、とりわけ圧電素子(1
    0,20,30,40,50および/または60)の電
    圧を変更手段(A,D,E)により、少なくとも1つの
    所定の目標値に相応して変更し、 b)前記少なくとも1つの所定の目標値を計算手段によ
    り計算し、 該計算手段はそのために、各被制御素子(10,20,
    30,40,50および/または60)の所望の動作、
    有利には各圧電素子(10,20,30,40,50お
    よび/または60)の所望の膨張と、前記少なくとも1
    つの所定の目標値が依存する第2のシステムパラメータ
    とを考慮し、 c)第1のシステムパラメータの変更を完了するのに必
    要な変更時間を変更手段により検出し、 第1のシステムパラメータは均一動作によって、少なく
    とも1つの目標値と第2のシステムパラメータとの依存
    性に相応して影響を及ぼされ、 d)補正手段が所定の時間差を検出および補償する、こ
    とを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 a)圧電素子(10,20,30,4
    0,50および/または60)は、燃料噴射システムの
    燃焼噴射ノズルでのアクチュエータとして使用され、 b)第1のシステムパラメータは圧電素子(10,2
    0,30,40,50および/または)の電圧に相当
    し、 c)目標電圧は圧電素子(10,20,30,40,5
    0および/または60)の目標電圧に相当する、請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】 第1および第2のシステムパラメータは
    さらに、燃料圧(P rail)、圧電素子(10,2
    0,30,40,50および/または60)の温度、お
    よび燃料種類を含む、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 a)変更手段により第1のシステムパラ
    メータを完了するのに必要な変更時間を、少なくとも1
    つの所定の目標値に相応して補正手段により検出し、 b)第1のシステムパラメータを変更する変更手段の開
    始を補正手段により検出する、請求項1から3までのい
    ずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 第1のシステムパラメータのいずれかと
    時間との変更勾配(dU/dt)を一定であると仮定す
    る、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 変更手段により第1のシステムパラメタ
    を完了するのに必要な変更時間は、相応する初期電圧
    と、変更勾配(dU/dt)による少なくとも1つの所
    定の目標値との間の電圧差の検出により、補正手段によ
    って予め定められる、請求項1から5までのいずれか1
    項記載の方法。
  7. 【請求項7】 1つ以上の変更勾配(dU/dt)が設
    けられる、請求項1から6までのいずれか1項記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 a)とりわけ燃料噴射システムにおける
    システムパラメータを制御する装置であって、請求項1
    から請求項7までのいずれか1項記載の方法を実施する
    ために使用される装置において、 a)変更手段(A,D,E)が設けられており、 該変更手段は、少なくとも1つのシステムパラメータ、
    有利には少なくとも1つの圧電素子(10,20,3
    0,40,50および/または60)の少なくとも1つ
    の電圧を、圧電素子の各々に相応して少なくとも1つの
    所定の目標値を基準にして変更し、 b)計算手段が設けられており、 該計算手段は、少なくとも1つの所定の目標値を計算
    し、 該計算手段は有利には、各被制御素子のそれぞれ所望の
    動作、または各圧電素子(10,20,30,40,5
    0および/または60)、および/または少なくとも1
    つの所定の目標値が依存する少なくとも1つの第2のシ
    ステムパラメータを考慮し、 c)補正手段が設けられており、 該補正手段はいずれかの時間差を補償し、 該いずれかの時間差とは、少なくとも1つの第1のシス
    テムパラメータの変更を完了するのに必要な時間差であ
    り、 前記少なくとも1つの第1のシステムパラメータは、少
    なくとも1つの所定の目標値と第2のシステムパラメー
    タとの依存性に相応して均一動作を考慮するために調整
    可能である、ことを特徴とする装置。
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