JP2001349259A - 圧電素子の充電装置及び圧電素子の充電方法 - Google Patents

圧電素子の充電装置及び圧電素子の充電方法

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JP2001349259A
JP2001349259A JP2001103841A JP2001103841A JP2001349259A JP 2001349259 A JP2001349259 A JP 2001349259A JP 2001103841 A JP2001103841 A JP 2001103841A JP 2001103841 A JP2001103841 A JP 2001103841A JP 2001349259 A JP2001349259 A JP 2001349259A
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piezoelectric
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capacitance
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Johannes-Joerg Rueger
リューガー ヨハネス−イェルク
Wolfgang Stoecklein
シュテックライン ヴォルフガング
Bertram Sugg
ズッグ ベルトラム
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Robert Bosch GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 近似ベースで経年変化徴候と圧電アクチュエ
ータの製造偏差を補償するようにして、圧電アクチュエ
ータを含む噴射装置又はポンプ要素の正確な作動を行う
ようにすること。 【解決手段】 本発明は、例えば、内燃機関の燃料噴射
系でアクチュエータとして使用される圧電素子の充放電
用方法及び装置に関している。方法及び装置は、圧電素
子が、例えば、経年変化及び製造特性のような特定の圧
電素子の作動特性の関数として設定された値の作動電圧
によって作動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の上位概
念記載の装置、及び、請求項10の上位概念記載の方
法、即ち、経年変化及び製造偏差に基因する圧電素子の
劣化を補償するようにした圧電素子の充電装置、及び、
充電方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ここで詳細に考察する圧電素子は、殊に
排他的ではないが、アクチュエータとして使用される圧
電素子である。圧電素子は、公知のように、この圧電素
子に印加された、又は、この圧電素子内に生じた電圧の
関数として収縮したり、伸張したりする特性を持ってい
る。
【0003】圧電素子を使用するアクチュエータを実際
に用いることにより、殊に、問題のアクチュエータが高
速及び/又は頻繁な運動を実行する必要がある場合に有
利であるようにすることができる。
【0004】圧電素子をアクチュエータとして使用する
ことにより、殊に、内燃機関用の燃料噴射ノズルで有利
であるように改善することができる。例えば、ヨーロッ
パ特許第0371469号公報及びヨーロッパ特許第0
379182号公報を参照すると、燃料噴射ノズルで圧
電素子を用いる点について記載されている。
【0005】圧電素子は、容量性素子であり、容量性素
子は、既述のように、特定の充電状態又は容量性素子内
に生じる電圧又は容量性素子に印加される電圧に応じて
収縮及び伸張する。燃料噴射ノズルの例では、圧電素子
の伸張及び収縮は、噴射ニードルのリニアストロークを
操作する制御弁に使用される。ドイツ連邦共和国特許出
願公開第19742073号公報及びドイツ連邦共和国
特許出願公開第19729844号公報(その全てが本
願明細書に引用されている)には、燃料噴射系内の噴射
ニードルを制御するために2重作動する、2重弁座バル
ブを有する圧電素子が開示されている。
【0006】圧電アクチュエータを使用する燃料噴射系
は、1次近似で、圧電アクチュエータが、印加電圧とリ
ニアな膨張との比例関係を示す。内燃機関のシリンダ内
への燃料噴射用のニードルのリニアなストロークを制御
するための、例えば、2重作動、2重弁座バルブとして
構成された燃料噴射ノズルでは、相応のシリンダ内に噴
射される燃料量は、バルブが開かれている時間の関数で
あり、圧電素子を用いた場合、作動電圧が圧電素子に印
加される。
【0007】図1には、アクチュエータとして圧電素子
2010を使用する燃料噴射系が略示されている。図1によ
ると、圧電素子2010は、電気的に活性化されて伸張し、
所定作動電圧に応じて接触する。圧電素子2010は、ピス
トン2015に結合されている。伸張した状態では、圧電素
子2010により、ピストン2015はヒュードロリック液体、
例えば、燃料を含むヒュードロリックアダプタ2020内に
突入している。圧電素子の伸張の結果として、ダブル作
動制御弁2025は、ヒュードロリックアダプタ2020から押
し出され、第1の閉位置2040から離れるように伸張す
る。2重作動制御弁2025と中空孔2050との組合せは、2
重作動2重弁座弁として言及されることが屡々あり、そ
の理由は、圧電素子2010が非励起状態である場合、2重
作動制御弁2025は、その最初の閉位置2040のままであ
る。他方、圧電素子2010が完全に伸張されている場合、
その第2の閉位置2030のままである。バルブプラグ2035
の後者の位置は、図1の一点鎖線で略示されている。
【0008】燃料噴射系は、噴射ニードル2070を含んで
おり、それにより、加圧された燃料供給ライン2060から
シリンダ(図示していない)内に燃料噴射される。圧電
素子2010が励起されないか、又は、完全に伸張されてい
る場合、2重作動制御弁2025は、各々その第1の閉位置
2040又はその第2の閉位置2030のままである。両方の場
合に、ヒュードロリックレール圧は、噴射ニードル2070
を、その閉位置のままに維持する。従って、燃料混合気
は、シリンダ(図示していない)内に入らない。逆に、
圧電素子2010が励起されて、2重作動制御弁2025が中空
孔2050に関して所謂中間位置に位置している場合、加圧
された燃料供給ライン2060内の圧力が低下する。この圧
力低下により、噴射ニードル2070の上部と底部との間
で、加圧燃料噴射ラインに圧力差が生じ、その結果、噴
射ニードル2070は、持ち上げられ、それにより、燃料が
シリンダ(図示していない)内に噴射される。
【0009】全ての噴射素子及び噴射系の寿命全体に適
した作動電圧を十分な精度で、例えば、相応のバルブプ
ラグが、最大燃料流となるように正確に位置付けられる
ように決定して供給するのは難しい。
【0010】圧電素子の変位量(トラベル)と、その電
圧との間の関係は、良好な精度で、同じ構造設計の圧電
素子全体に対して決定された特性曲線を用いて再現可能
に確立することができる。しかし、そのような関係は、
圧電素子毎に変わることがあり、同一圧電サンプルの場
合でさえ、この関係が用途により変わることがある。
【0011】例えば、圧電素子の製造時のバリエーショ
ンにより、圧電素子電圧と変位距離との関係に影響が及
ぼされる。そのようなバリエーションには、例えば、圧
電素子を製造する際に使用される圧電層の層圧及び/又
は個数が含まれる。所定の状況では、これらのバリエー
ションは、噴射装置全体の作動に逆の影響を及ぼすこと
がある。従って、一層正確な噴射を達成するためには、
そのような製造時のバリエーションを識別して補償する
必要がある。
【0012】更に、圧電素子を繰り返し使用することに
よって経年変化の徴候が現れることが分かっている。こ
れらの徴候は、それ自体で圧電素子の最大変位と、その
キャパシタンスの変化に現れる。所定の状況では、これ
らの経年変化の徴候は、非常に破壊的な影響を噴射装置
全体又はポンプ要素の作用に及ぼすことがある。
【0013】経年変化徴候にとって本質的な基礎となる
のは、圧電素子を形成するのに使用さる個別層の電気接
触接続(ボンディング)が、大きな機械的なストレスに
曝されるという事実である。この理由のために、作動
中、個別層のコンタクト(又はボンド)が欠損して、層
が最早作動することができないということがある。その
結果、圧電キャパシタンス及び最大変位量は相応に低減
される。
【0014】ドイツ連邦共和国特許出願第197335
60号公報によると、キャパシタンスの変化を検出し
て、これからアクチュエータの有用性を導出することが
提案されている。このキャパシタンスが特定領域値に達
すると即座に、アクチュエータに欠陥があるものと判定
される。しかし、付加的な測定を実行しないのは、圧電
変位量(トラベル)が噴射装置又はポンプの機能に及ぼ
す極めて大きな影響に基づいて、キャパシタンスが許容
帯域内に保持される限りで、単にアクチュエータの有用
性をテストするのには適していない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、特許請求の範囲請求項1の上位概念に記載の装置及
び請求項10の上位概念に記載の方法を改善して、近似
ベースで経年変化徴候と圧電アクチュエータの製造偏差
を補償するようにして、圧電アクチュエータを含む噴射
装置又はポンプ要素の正確な作動を行うようにすること
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
ると、請求項1(装置)の特徴部に記載の要件、つま
り、圧電素子の充電装置において、圧電素子の作動電圧
値が、補償ユニットによってオンラインで制御され、補
償ユニットは、作動電圧値を、圧電素子の製造偏差及び
/又は圧電素子の経年変化特性の関数として調整するこ
と及び請求項10(方法)の特徴部に記載の要件、つま
り、経年変化及び/又は製造偏差に基因する圧電キャパ
シタンスの偏差から圧電トラベルでの変化を導出するた
めに、及び、適切な補正値を圧電電圧に重畳することに
よって前記変化を補償するために、充電前に、定義を行
うことによって解決される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の有利な実施例は、従属請
求項に記載されており、以下の説明及び図面から明らか
である。
【0018】
【実施例】以下、本発明について図示の実施例を用いて
詳細に説明する。
【0019】図2には、2重作動制御弁により作動する
圧電素子を使用する燃料噴射システムの実施例での、作
動電圧Uと、予め選択された固定時間期間中に噴射され
た燃料容積mEとの関係について図示されている。y軸
は、固定時間周期中、シリンダ室内に噴射される燃料容
積を示す。x軸は、2重作動制御弁のバルブプラグを変
位するのに使用される相応の圧電素子に印加又は圧電素
子内に蓄積される作動電圧Uを示す。
【0020】x=0,y=0で、作動電圧はゼロであ
り、バルブプラグは、予め選択された固定時間周期の
間、燃料流を阻止するために、第1の閉位置に座る。ゼ
ロより大きな作動電圧Uの値では、x軸がUoptとし
て示されている点に達する迄、作動電圧の表示値によ
り、バルブプラグが第1の閉位置から第2の閉位置に向
かって変位し、その結果、作動電圧がUoptに接近す
るに連れて、y軸上にmE, maxによって示されてい
る容積の値に至る迄、固定時間周期の間噴射される燃料
の容積が大きくなる。固定時間周期の間噴射される燃料
の最大容積に相応する点mE,maxは、圧電素子に印
加されるか、又は、圧電素子にチャージされる作動電圧
の値を示し、その結果、第1の弁座位置と第2の弁座位
置との間でバルブプラグは最適に変位する。
【0021】図2に示されているように、Uoptより
も大きな作動電圧の値では、固定時間周期の間に噴射さ
れる燃料容積は、ゼロに達する迄減少する。これは、最
適点から、2重作動制御弁の第2の閉位置に、バルブプ
ラグが第2の閉位置に座る迄向かうバルブプラグの変位
を示す。従って、図2には、作動電圧により、圧電素子
がバルブプラグを最適点に変位する場合に、燃料噴射の
最大容積が生じることが示されている。
【0022】本発明によると、特定の圧電素子で所定時
間でのUoptの値が、その時点での特定の圧電素子の
製造特性及び個別圧電素子が作用されるエージング徴候
によって影響を受ける。即ち、所定作動電圧の場合に圧
電素子によって生じる変位量は、特定圧電素子の作動特
性(製造特性及びエージング効果)の関数として変化す
る。従って、所定の固定時間周期の間、燃料噴射の最大
容積を達成するために、圧電素子に印加されるか、又
は、圧電素子内に生じる作動電圧を、特定の圧電素子の
電流作動特性に関する値を、Uoptが達成されるよう
に設定する必要がある。
【0023】図3には、上述の2重作動制御弁を示す、
制御弁ストロークの実施例の略図をダブルで示す。図3
の上側では、x軸が時間を示し、y軸がバルブプラグの
変位を示す(バルブリフト)。図3の下側では、x軸が
ここでも時間を示し、y軸が、上側の図のバルブリフト
の結果生じる燃料流を供給するための噴射ノズルニード
ルを示す。上側及び下側の図は、各々x軸によって示さ
れている時間が相互に一致するように配列されている。
【0024】噴射周期中、圧電素子は、極めて詳細に説
明されているように、圧電素子の膨張の結果チャージさ
れて、相応のバルブプラグが第1の閉位置から第2の閉
位置に、プリインジェクションストロークの間動く(図
3の上側に示されているように)。図3の下側には、バ
ルブプラグが2重弁座弁の2つの弁座間で動くに連れて
生じる小さな燃料噴射が示され、その際、プラグが各弁
座間で動くに連れてバルブが開閉される。一般的には、
圧電素子のチャージは2つのステップで行うことができ
る:第1のステップでは、圧電素子が所定電圧にチャー
ジされて、バルブが開かれ、第2のステップでは、圧電
素子が更にチャージされて、バルブが第2の閉位置で再
度閉じられる。これらの各ステップ間で、一般的に、所
定の時間遅延が生じることがある。
【0025】予め選択された時間周期後、それからディ
スチャージ操作が実行され、以下詳しく説明するよう
に、圧電素子内のチャージが低減され、その結果、極め
て詳細に説明されているように、圧電素子が収縮し、バ
ルブプラグが第2の閉位置から離れるように動き、2つ
の弁座間の真ん中の位置でホールドされる。図2に示さ
れているように、圧電素子内の作動電圧は、バルブリフ
トの最適な点に相応するUoptに等しい値に達するこ
とができ、その際、主噴射に割り当てられた時間周期の
間、最大燃料流mE,maxが得られる。図3の上側及
び下側の図には、主燃料噴射が達成される中間点に制御
弁のリフトが保持されることが示されている。
【0026】主噴射の時間周期の終わりで、圧電素子は
ディスチャージされて、ゼロの作動電圧に達し、その結
果、更に圧電素子が収縮し、バルブプラグが最適位置か
ら離れて第1の閉位置の方向に動き、バルブが閉じられ
て、燃料流が停止する(図3の上側及び下側に図示され
ている)。この時点で、バルブプラグは、再度、他のプ
リインジェクション、例えば、上述のような主噴射サイ
クルを繰り返すような位置になる。もちろん、他の噴射
サイクルを実行してもよい。
【0027】図4には、本発明が実施された構成の実施
例を示すブロック図が示されている。
【0028】図4には、詳細領域Aと非詳細領域Bとが
あり、両者間が破線Cによって分離して示されている。
詳細領域Aには、圧電素子10,20,30,40,5
0及び60をチャージ及びディスチャージするための回
路が含まれている。考察している実施例では、これらの
圧電素子10,20,30,40,50及び60は、内
燃機関の燃料噴射ノズル(特に所謂コモンレールインジ
ェクタ)内のアクチュエータである。圧電素子は、公知
のように、そのような目的のために使用することができ
る。つまり、上述のように、圧電素子は、それに印加さ
れる電圧又はその中に生じる電圧の関数として収縮した
り膨張したりする特性を有しているからである。既述の
実施例で、6個の圧電素子10,20,30,40,5
0及び60を用いる理由は、内燃機関内の6個のシリン
ダを独立して制御するためであり、従って、他の個数の
圧電素子でも他の目的に適う。
【0029】非詳細領域Bには、制御ユニットD及び作
動IC Eが含まれており、それら両者によって、詳細
領域A内の各要素が制御される。同様に、測定システム
Fは、例えば、以下詳細に説明するように、本発明の制
御ユニットDに入力し、及び、制御ユニットDによって
使用されるため燃料圧及び内燃機関の回転速度(rp
m)のようなシステム作動特性を測定する。本発明によ
ると、制御ユニットD及び作動IC Eは、圧電素子用
の作動電圧を、各特定圧電素子の作動特性の関数として
制御するようにプログラムされている。
【0030】以下の説明では、最初に詳細領域A内の個
別要素について紹介する。その際、圧電素子10,2
0,30,40,50,60のチャージ及びディスチャ
ージプロシージャについて詳細に説明する。最後に、本
発明により制御ユニットD及び作動IC Eを用いて制
御される両プロシージャのやり方について詳細に説明す
る。
【0031】詳細部A内の回路は、6個の圧電素子1
0,20,30,40,50及び60を有している。
【0032】圧電素子10,20,30,40,50及
び60は、第1のグループG1と第2のグループG2に
配分されており、各々3つの圧電素子(即ち、圧電素子
10,20及び30が第1のグループG1に、乃至、圧
電素子40,50及び60が第2のグループG2に)を
有している。グループG1及びG2は、相互に並列接続
された回路部分の構成要素である。グループセレクタス
イッチ310,320は、圧電素子10,20及び30
乃至40,50及び60のグループG1,G2を構成す
るのに使用することができ、各圧電素子は、共通のチャ
ージ及びディスチャージ装置によって各場合にディスチ
ャージされる(しかし、グループセレクタスイッチ31
0,320は、チャージプロシージャの間技術的意味は
ない。以下詳細に更に説明する。)。
【0033】グループセレクタスイッチ310,320
は、コイル240と各グループG1及びG2(そのコイ
ル側の端子)との間に配設されている。サイドドライバ
311,321は、作動IC Eから受信された制御信
号を、スイッチを要求されているように開閉することが
できるような電圧に変換するように構成されている。
【0034】ダイオード315及び325(グループセ
レクタスイッチとして言及されている)は、各々グルー
プセレクタスイッチ310,320と並列接続されてい
る。グループセレクタスイッチ310,320が、MO
SFET又はIGBTとして構成されている場合、これ
らグループセレクタダイオード315及び325は、寄
生ダイオード自体によって構成してもよい。ダイオード
315,325は、チャージプロシージャの間、グルー
プセレクタスイッチ310,320をバイパスする。従
って、ディスチャージプロシージャ用だけに、圧電素子
10,20及び30乃至40,50及び60のグループ
G1,G2を選択するために、グループセレクタスイッ
チ310,320の機能性が低減される。
【0035】各グループG1乃至G2内で、圧電素子1
0,20及び30乃至40,50及び60は、相互に並
列接続されている圧電ブランチ110,120及び13
0(グループG1)及び140,150及び160(グ
ループG2)の構成部として配設されている。各圧電ブ
ランチは、圧電素子10,20及び30乃至40,50
及び60及び抵抗13,23,33,43,53乃至6
3(ブランチ抵抗として言及されている)から構成され
た第1の並列回路と、トランジスタ11,21,31,
41,51乃至61(ブランチセレクタスイッチとして
言及されている)として構成されたセレクタスイッチと
ダイオード12,22,32,42,52乃至62(ブ
ランチダイオードとして言及されている)から構成され
た第2の並列回路との直列回路を有している。
【0036】ブランチ抵抗13,23,33,43,5
3乃至63により、各相応の圧電素子10,20,3
0,40,50乃至60がチャージプロシージャの間及
びチャージプロシージャの後に連続的にそれ自身でディ
スチャージする。その際、それらは、各容量性圧電素子
10,20,30,40,50乃至60相互の両端子が
接続される。しかし、ブランチ抵抗13,23,33,
43,53乃至63は、以下説明するように、制御され
たチャージ及びディスチャージプロシージャに比較して
緩慢に、このプロシージャを行うように充分に大きい。
従って、チャージプロシージャ後の適切な時間内で変え
られないように、圧電素子10,20,30,40,5
0又は60のチャージを考慮するのは合理的なことであ
る(それにも拘わらず、この理由で、ブランチ抵抗1
3,23,33,43,53及び63により、システム
が故障した場合、又は、それ以外の例外的な状況で、圧
電素子10,20,30,40,50乃至60にチャー
ジが残留するのを回避することができる)。従って、ブ
ランチ抵抗13,23,33,43,53及び63は、
以下の説明では省略する。
【0037】個別圧電ブランチ110,120,13
0,140,150乃至160内の、ブランチセレクタ
スイッチ/ブランチダイオード対、即ち、圧電ブランチ
110内のセレクタスイッチ11及びダイオード12、
圧電ブランチ120内のセレクタスイッチ21及びダイ
オード22、等は、寄生ダイオードを有する電子スイッ
チ(即ち、トランジスタ)、例えば、MOSFET又は
IGBT(グループセレクタスイッチ/ダイオード対3
10及び315乃至320及び325の場合に上述され
ているように)を使用して構成することができる。
【0038】ブランチセレクタスイッチ11,21,3
1,41,51乃至61は、圧電素子10,20,3
0,40,50又は60のブランチセレクタスイッチを
構成するのに使用することができ、各場合に、コモンチ
ャージ及びディスチャージ装置によってチャージされ
る:各場合に、チャージされた圧電素子10,20,3
0,40,50又は60は全て、そのブランチセレクタ
スイッチ11,21,31,41,51又は61が、以
下説明するチャージプロシージャー中閉じられる。通
常、何時でもブランチセレクタスイッチのうち1つだけ
が閉じられる。
【0039】ブランチダイオード12,22,32,4
2,52及び62は、ディスチャージプロシージャー
中、ブランチセレクタスイッチ11,21,31,4
1,51乃至61をバイパスするのに使用される。従っ
て、考察している実施例では、チャージプロシージャ
中、個別圧電素子のどれかを選択することができ、ディ
スチャージプロシージャー中、圧電素子10,20及び
30乃至40,50及び60又は両方の第1のグループ
G1か、又は、第2のグループG2を選択する必要があ
る。圧電素子10,20,30,40,50又は60自
体に戻ると、ブランチセレクタ圧電端子15,25,3
5,45,55乃至65は、ブランチセレクタスイッチ
11,21,31,41,51乃至61、又は、相応の
ダイオード12,22,32,42,52乃至62のど
ちらかを介して、及び、両方の場合に付加的に抵抗30
0を介して、アースに接続されている。
【0040】抵抗300の目的は、圧電素子10,2
0,30,40,50又は60のチャージ及びディスチ
ャージ中、ブランチセレクタ圧電端子15,25,3
5,45,55乃至65とアースとの間に流れる電流を
測定するためである。特に、チャージスイッチ220及
びディスチャージスイッチ230を電流の大きさに依存
して開閉することによって、チャージ電流及びディスチ
ャージ電流を所定の平均値に設定することができ、所定
の最大及び/又は最小値を超過したり、又は、降下した
りしないように保持することができる(以下更に詳述す
る)。
【0041】考察している例では、測定それ自体は、更
に電圧源621を必要とし、この電圧源は、例えば、5
V DCの電圧を給電し、更に、2つの抵抗622及び
623として構成された分圧器を必要とする。これは、
作動IC E(それにより、測定が実行される)を負の
電圧から保護するためであり、さもないと、測定点62
0に負の電圧が生じてしまい、作動IC Eによっては
処理することができない:そのような負の電圧は、前記
電圧源621と分圧抵抗622及び623により給電さ
れる付加的な正の電圧設定を用いて、正の電圧に変換さ
れる。
【0042】各圧電素子10,20,30,40,50
又は60の他の端子、即ち、グループセレクタ圧電端子
14,24,34,44,54乃至64は、グループセ
レクタスイッチ310乃至320又はグループセレクタ
ダイオード315乃至325並びにコイル240及びチ
ャージスイッチ220とチャージダイオード221とか
ら構成された並列回路を介して電圧源の正極に接続され
ており、択一選択的に、又は、付加的に、グループセレ
クタスイッチ310乃至320又はダイオード315乃
至325同様にコイル240とディスチャージスイッチ
230又はディスチャージダイオード231とから構成
された並列回路を介してアースに接続されている。チャ
ージスイッチ220及びディスチャージスイッチ230
は、トランジスタ、例えば、サイドドライバ222乃至
232を介して制御されるトランジスタとして構成され
ている。
【0043】電圧源は、容量特性を有する素子を有して
おり、考察している実施例では、(バッファ)キャパシ
タ210である。キャパシタ210は、バッテリ200
(例えば、自動車バッテリ)、及び、その下流側のDC
電圧変換器201によってチャージされる。DC電圧変
換器201は、バッテリ電圧(例えば、12V)を実質
的に何らかの他の電圧(例えば、250V)に変換し、
キャパシタ210をその電圧にチャージする。DC電圧
変換器201は、トランジスタスイッチ202と抵抗2
03を用いて制御され、この抵抗は、測定点630から
取り出して電流測定するのに使用される。
【0044】クロスチェックの目的で、測定点650で
の別の電流測定は、作動IC E並びに抵抗651,6
52及び653及び5V DC電圧、例えば、電源65
4により行うことができ、更に、測定点640での電圧
測定は、作動IC E並びに分圧抵抗641及び642
によって行うことができる。
【0045】最後に、抵抗330(全ディスチャージ抵
抗として言及される)、トランジスタ331として構成
されたストップスイッチ(ストップスイッチとして言及
される)、及び、ダイオード323(全ディスチャージ
ダイオードとして言及される)は、圧電素子10,2
0,30,40,50,60をディスチャージするのに
使用される(以下更に説明するように「正常」ディスチ
ャージ作動によりディスチャージされない事態が生じた
場合)。ストップスイッチ331は、有利には、「正
常」ディスチャージプロシージャー後に閉じられる(デ
ィスチャージスイッチ230を介しての周期的なディチ
ャージ)。その際、圧電素子10,20,30,40,
50,60は、抵抗330及び300を介してアースに
接続され、従って、圧電素子10,20,30,40,
50,60内に残留していることがある残留チャージを
除去することができる。全ディスチャージダイオード3
32により、圧電素子10,20,30,40,50,
60に負の電圧(場合によっては、この負の電圧によっ
てダメージを受けることがある)が生じないようにする
ことができる。
【0046】圧電素子10,20,30,40,50,
60の全て、又は特定の圧電素子の充放電は、単一の充
放電装置(全てのグループ及びその圧電素子に共通)を
用いて実施される。考察している実施例では、共通の充
放電装置は、バッテリ200、DC電圧変換器201、
キャパシタ210、チャージスイッチ220及びディス
チャージすいっち230、チャージダイオード221及
びディスチャージダイオード231及びコイル240を
有している。
【0047】各圧電素子の充放電は、同様に行われ、第
1の圧電素子10だけを用いて以下説明する。
【0048】充放電プロシージャ中生じる条件につい
て、図5a〜5dを用いて説明する。その内、図5a及
び5bは、圧電素子10のチャージを示し、図5c及び
5dは、圧電素子10のディスチャージを示す。
【0049】充放電されるべき圧電素子10,20,3
0,40,50,60の1つ以上の選択、以下説明する
チャージプロシージャ並びにディスチャージプロシージ
ャは、作動IC E及び制御ユニットDによって、上述
のスイッチ11,21,31,41,51,61;31
0,320;220,230及び331の1つ以上を開
閉することによって作動される。詳細領域A内の各要
素、及び、作動IC E及び制御ユニットDの相互作用
について、以下更に詳細に説明する。
【0050】チャージプロシージャに関しては、最初
に、充電されるべき、特定の圧電素子10,20,3
0,40,50,60が選択される必要がある。最初の
圧電素子10を排他的に充電するために、最初のブラン
チ110のブランチセレクタスイッチ11が閉じられ、
他のブランチセレクタスイッチ21,31,41,5
1,61は全て開かれたままである。他の圧電素子2
0,30,40,50,60を排他的にチャージするた
め、又は、それと同時に幾つかの圧電素子をチャージす
るために、相応のブランチセレクタスイッチ21,3
1,41,51及び/又は61を閉じることによって選
択される。
【0051】それから、充電プロシージャ自体が実行さ
れる:一般的に、考察している実施例では、チャージプ
ロシージャは、キャパシタ210と第1の圧電素子10
のグループセレクタ圧電端子14との間の正の電位差を
必要とする。しかし、チャージスイッチ220及びディ
スチャージスイッチ230が開かれている限り、圧電素
子10の充放電は行われない:この場合には、図4に示
されている回路は、その定常状態のままであり、実質的
に変化せず、電流も流れない。
【0052】第1の圧電素子10をチャージするため
に、チャージスイッチ220が閉じられる。理論的に
は、第1の圧電素子10は、そのようにしてチャージす
ることができる。しかし、これは、大電流を生じ、それ
により、含まれている要素がダメージを受けることがあ
る。従って、生起電流は、測定点620で測定され、ス
イッチ220は、検出された電流が所定限界を超過する
と即座に開かれる。従って、第1の圧電素子10が所望
のチャージに達するために、チャージスイッチ220は
繰り返し開閉され、ディスチャージスイッチ230は開
かれたままである。
【0053】詳細には、チャージスイッチ220が閉じ
られている場合、図5に示した状態が生じ、即ち、圧電
素子10、キャパシタ210,コイル240から構成さ
れた直列回路を含む閉回路が形成され、その際、電流i
LE(t)が図5aに矢印によって示されているように
流れる。この電流の結果、両方の正のチャージが、最初
の圧電素子10のグループセレクタ圧電端子14に導入
され、エネルギがコイル240内に蓄積される。
【0054】チャージスイッチ220が、閉じていた後
に短時間(例えば、数μs)開かれると、図5bに示さ
れた状態が生じる:閉回路は、圧電素子10、チャージ
ダイオード221、コイル240から構成された直列回
路を有しており、その際、電流iLA(t)が、図5b
に矢印により示されたように流れる。この電流の結果、
コイル240内に蓄積されたエネルギが圧電素子10内
に流れる。
【0055】圧電素子10に分配されたエネルギに相応
して、圧電素子10内に生じた電圧、及び、その外寸が
増大する。コイル240から圧電素子10へのエネルギ
搬送が一旦生じると、回路の定常状態が、図4に示され
ているように、既に説明したように、再度生じる。
【0056】その時点で、又は、それ以前に(チャージ
作動の所望の時間プロフィールに依存して)、チャージ
スイッチ220は、再度開閉され、その結果、上述のプ
ロセスが繰り返される。チャージスイッチ220が再度
開閉された結果、圧電素子10内に蓄積されたエネルギ
が増大し(圧電素子10内に既に蓄積されたエネルギ及
び新規に分配されたエネルギが一緒に加算される)、圧
電素子10に生じる電圧、及び、その外寸がそれに応じ
て増大する。
【0057】チャージスイッチ220の前述の開閉が数
回繰り返されると、圧電素子10に生じる電圧、及び、
圧電素子10が段階的に膨張する。
【0058】チャージスイッチ220が所定回数開閉さ
れると、及び/又は、圧電素子10が所望のチャージ状
態に達すると、チャージスイッチ220が開かれること
によって、圧電素子のチャージが終了される。
【0059】ディスチャージプロシージャに関しては、
考察している実施例では、圧電素子10,20,30,
40,50,60は、以下のようなグループ(G1及び
/又はG2)で放電される:最初に、圧電素子が放電さ
れる必要があるグループ又はグループG1及び/又はG
2のグループセレクタスイッチ310及び/又は320
が閉じられる(ブランチセレクタスイッチ11,21,
31,41,51,61は、ディスチャージプロシージ
ャの場合に、圧電素子10,20,30,40,50,
60の選択に影響を及ぼさず、つまり、この場合、これ
らはブランチダイオード12,22,32,42,5
2,62によってバイパスされるからである)。従っ
て、第1のグループG1の部分として圧電素子10を放
電するために、第1のグループセレクタスイッチ310
が閉じられる。
【0060】ディスチャージスイッチ230が閉じられ
ている場合、図5cに示された状態が生じる:つまり、
圧電素子10及びコイル240から構成された直列回路
を含む閉回路が形成され、この閉回路内を、電流iEE
(t)が、図5cに矢印によって示されたように流れ
る。この電流の結果、圧電素子10内に蓄積されたエネ
ルギ(その一部分)がコイル240内に搬送される。圧
電素子10からコイル240に搬送されたエネルギに相
応して、圧電素子10に生じる電圧、及び、圧電素子1
0の外寸が低減する。
【0061】ディスチャージスイッチ230が閉じられ
ていた後短時間(例えば、数μs)開かれる場合、図5
dに示された状態が生じる:圧電素子10、キャパシタ
210、ディスチャージダイオード231、及びコイル
240から構成された直列回路を有する閉回路が形成さ
れ、この閉回路内を、電流iEA(t)が図5dに矢印
によって示されたように流れる。この電流の結果、コイ
ル240内に蓄積されたエネルギがキャパシタ210に
フィードバックされる。コイル240からキャパシタ2
10へエネルギが搬送されると、図4に示されていて既
に説明したような、回路の定常状態が再度達成される。
【0062】その時点で、又はもっと早く、又はもっと
遅く(ディスチャージ作動の所望の時間プロフィールに
依存して)、ディスチャージスイッチ230が再度閉じ
られ、再度開かれ、その結果、上述のプロシージャが繰
り返される。ディスチャージスイッチ230が再度開閉
された結果、圧電素子10内に蓄積されたエネルギが更
に減少し、圧電素子に生じる電圧、及び、その外寸がそ
れに応じて減少する。
【0063】ディスチャージスイッチ230の前述の開
閉が数回繰り返されると、圧電素子10に生じる電圧、
及び、圧電素子10の膨張が段階的に減少する。
【0064】ディスチャージスイッチ230が所定回数
開閉されると、及び/又は、圧電素子10が所望のディ
スチャージ状態に達すると、圧電素子10の放電がディ
スチャージスイッチ230が開かれることによって終了
される。
【0065】作動IC E及び制御ユニットDと、詳細
領域A内の各要素との相互作用が、ブランチセレクタ制
御線410,420,430,440,450,46
0、グループセレクタ制御線510,520、ストップ
スイッチ制御線530、チャージスイッチ制御線540
及びディスチャージスイッチ制御線550及び制御線5
60を介して、作動IC Eから詳細領域A内の各要素
に送信される制御信号によって実行される。詳細領域A
内の測定点600,610,620,630,640,
650で得られたセンサ信号が、センサ線700,71
0,720,730,740,750を介して作動IC
Eに伝送される。
【0066】制御線は、圧電素子10,20,30,4
0,50,60を選択するために、上述のような相応の
スイッチを開閉することによって単一又は幾つかの圧電
素子10,20,30,40,50,60のチャージ又
はディスチャージプロシージャを実行するために、電圧
をトランジスタのベースに印加するか、又は、印加しな
いために使用される。センサ信号は、特に、測定点60
0乃至610から取り出された圧電素子10,20,3
0乃至40,50,60の電圧、及び、測定点620か
ら取り出されたチャージ及びディスチャージ電流を決定
するのに使用される。制御ユニットD及び作動IC E
は、図4及び6を用いて詳細に説明したように、両者の
相互作用を実行するために、両方の種類の信号を結合す
るのに使用される。
【0067】図4に示されているように、制御ユニット
D及び作動IC Eは、並列バス840及び付加的に直
列バス850を用いて相互に接続されている。並列バス
840は、特に、制御ユニットDから作動IC Eへ制
御信号を高速伝送するのに使用され、直列バス850
は、スローデータ伝送用に使用される。
【0068】図6には、幾つかのコンポーネントが示さ
れており、その際、作動IC Eは、論理回路800、
RAMメモリ810、デジタル/アナログ変換システム
820及び比較器システム830を有している。
【0069】更に、高速並列バス840(制御信号用に
使用される)は、作動IC Eの論理回路800に接続
されており、比較的スローな直列バス850は、RAM
メモリ810に接続されている。論理回路800は、R
AMメモリ810、比較器システム830及び信号線4
10,420,430,440,450及び460;5
10及び520;530;540,550及び560に
接続されている。RAMメモリ810は、論理回路80
0並びにデジタル/アナログ変換器システム820に接
続されている。デジタル/アナログ変換器システム82
0は、更に比較器システム830に接続されている。比
較器システム830は、更に、センサ線700及び71
0;720;730,740及び750、更に、既述の
ように、論理回路800に接続されている。
【0070】上述のコンポーネントは、例えば、以下の
ようなチャージプロシージャで使用される:制御ユニッ
トDによって、特定の圧電素子10,20,30,4
0,50,60の、所定のターゲット電圧にチャージさ
れるべきものが決定される。従って、最初に、ターゲッ
ト電圧の値(デジタル数によって表現される)が、比較
的スローな直列バス850を介してRAMメモリ810
に伝送される。ターゲット電圧は、例えば、図2を用い
て既述したように、主噴射で使用されるUoptの値に
することができる。後に、又は、同時に、選択されるべ
き特定の圧電素子10,20,30,40,50,60
及びRAMメモリ810内の所望の電圧のアドレスに相
応するコードが、並列バス840を介して論理回路80
0に伝送される。続いて、ストロボ信号が並列バス84
0を介して論理回路800に送信され、それにより、チ
ャージプロシージャ用のスタート信号が供給される。
【0071】このスタート信号により、先ず、論理回路
800がターゲット電圧のデジタル値をRAMメモリ8
10から取り出して、それをデジタル/アナログ変換器
システム820に供給し、それにより、変換器820の
アナログ出力側に所望の電圧が生じる。しかも、前記ア
ナログ出力側(図示していない)は、比較器システム8
30に接続されている。これに加えて、論理回路800
が、測定点600(第1のグループG1の圧電素子1
0,20,30のどれかのための)か、又は、測定点6
10(第2のグループG2の圧電素子40,50,又は
60のどれかのための)のどちらかを、比較器システム
830のために選択する。その結果、ターゲット電圧及
び選択された圧電素子10,20,30,40,50,
60の現時点での電圧が比較器システム830によって
比較される。この比較の結果、即ち、ターゲット電圧と
現時点での電圧との差が、論理回路800に伝送され
る。それにより、論理回路800は、ターゲット電圧と
現時点での電圧とが相互に等しくなると即座に、プロシ
ージャを停止することができる。
【0072】第2に、論理回路800は、制御信号を、
選択された圧電素子10,20,30,40,50,6
0のどれかに相応しているブランチセレクタスイッチ1
1,21,31,41,51又は61に供給し、その結
果、スイッチが閉じられる(全てのブランチセレクタス
イッチ11,21,31,41,51及び61は、既述
の実施例でのチャージプロシージャの開始以前の開状態
になるようにされる)。それから、論理回路800は、
制御信号をチャージスイッチ220に供給し、その結
果、スイッチが閉じられる。更に、論理回路800は、
測定点620で生じている電流を測定開始(又は継続)
する。このために、測定電流は、比較器システム830
によって所定の最大値と比較される。所定の最大値が、
検出された電流によって達成されると即座に、論理回路
800により、チャージスイッチ220が再度開かれ
る。
【0073】再度、測定点620に残留している電流が
検出され、所定の最小値と比較される。前記所定の最小
値が達成されると即座に、論理回路800により、チャ
ージスイッチ220が再度閉じられ、プロシージャが再
度スタートする。
【0074】測定点600又は610で検出された電圧
がターゲット電圧以下であると即座に、チャージスイッ
チ220の開閉が繰り返される。ターゲット電圧が達成
されると直ぐに、論理回路がプロシージャの継続を停止
する。
【0075】ディスチャージプロシージャは、相応のや
り方で行われる:圧電素子10,20,30,40,5
0,60の選択は、グループセレクタスイッチ310乃
至320を用いて行われ、チャージスイッチ220の代
わりにディスチャージスイッチ230が開閉され、所定
の最小ターゲット電圧を達成することができる。
【0076】充放電作動及び圧電素子10,20,3
0,40,50,60の電圧レベルの保持のタイミン
グ、例えば、主噴射の時間は、例えば、図3に示されて
いるように、バルブストロークに従って行うことができ
る。
【0077】上述のような、充放電プロシージャのやり
方は例示したにすぎない。従って、上述の回路又は他の
回路を利用する他のプロシージャの方が所望の目的に適
うこともあり、上述の実施例の代わりに、相応のプロシ
ージャを使用してもよい。
【0078】図7には、内燃機関2505を制御するた
めの構成が示されている。この構成は、基本電圧計算ユ
ニット2500を有しており、この基本電圧計算ユニッ
ト2500は、図7の詳細領域A内に含まれている回路
の圧電素子10,20,30,40,50,60に供給
されるべき基本電圧を計算する;詳細領域Aは、図4に
示されている。基本電圧計算ユニット2500は、燃料
噴射系の加圧燃料供給線内の圧力prailに依存して
基本電圧を計算する。有利な実施例では、基本電圧は、
第1の補正ブロック2501を介して温度補正値K
用いて補正される。第1の補正ブロック2501からの
出力は、補正された基本電圧である。この補正された基
本電圧は、有利には、第2の、又は、後続の補正ブロッ
ク2502によってエージング補正値Kを用いて補正
される。第1及び第2の補正ブロック2501及び25
02は、有利にはマルチプライヤであり、即ち、基本電
圧は、温度補正値Kによって乗算され、出力は、第2
の、又は後続の補正ブロック2502に入力され、エー
ジング補正値Kによって乗算される。このエージング
補正値Kは、補正値計算ユニット2512を介して計
算される。補正ブロック2502及び補正値計算ユニッ
ト2512は、補償ユニット2511の部分である。第
2の、又は後続の補正ブロック2502の出力は、有利
には、第3又は後続の補正ブロック2503を介してオ
ンライン補正値Kを使用して更に補正される。第3又
は後続の補正ブロック2503は、有利には、加算器と
して構成されており、即ち、オンライン補正値Kが、
有利には、第2の又は後続の補正ブロック2502の出
力に加算される。第3又は後続の補正ブロック2503
の出力は、有利には、電圧及び電圧勾配制御器2504
を介して供給される。
【0079】基本電圧計算ユニット2500、補正ブロ
ック2501,2502,2503、及び、電圧及び電
圧勾配制御器2504は、図4の制御ユニットDで実施
されるソフトウェアモジュールである。
【0080】更に、図7では、電圧及び電圧勾配制御器
2504が直列バス850を介して作動IC Eに接続
されている。作動IC E及び詳細領域Aは、センサ線
700,710,720,730,740,750及び
信号線410,420,430,440,450,46
0及び510,520,530,540,550,56
0によって相互に接続されている。内燃機関2505へ
の燃料噴射は、図4に示された詳細領域A内の回路の圧
電素子10,20,30,40,50,60を介して制
御される。内燃機関2505の回転速度が測定され、燃
料補正ユニット2506に供給される。燃料補正ユニッ
ト2506は、周波数アナライザを有しており、周波数
アナライザは、回転速度の周波数を評価する。燃料補正
ユニット2506は、内燃機関2505の各個別シリン
ダ用の周波数アナライザで、燃料補正値Δmを計算す
る。
【0081】図7に示された構成は、所望の燃料容積m
を計算する燃料容積計算ユニット2507を有してい
る。所望の燃料容積は、加算器2508所望の燃料容積
は、加算器2508を介して燃料容積補正値Δmに加
算される。所望の燃料容積m と燃料容積補正値Δm
との和は、燃料調量ユニット2509に供給される。燃
料調量ユニットは、燃料を内燃機関2505に噴射する
ために、電圧が圧電素子10,20,30,40,5
0,60に印加されるべき時間(時点及び持続時間の両
方を含む)を計算する。燃料補正ユニット2506、及
び、加算器2508、燃料容積計算ユニット2507、
及び、燃料調量ユニット2509は、制御ユニットDで
実施される。燃料を内燃機関2505に噴射するため
に、電圧を圧電素子10,20,30,40,50,6
0に印加すべき時点を信号表示する時間信号が、並列バ
ス840を介して作動IC Eに伝送される。
【0082】オンライン補正値Kは、オンライン最適
化ユニット2510によって計算される。オンライン最
適化ユニット2510は、オンライン補正値Kを、各
個別シリンダに対して燃料補正ユニット2506によっ
て計算された燃料補正値Δm に基づいて計算する。
【0083】既述のように、Uopt値は、燃料噴射系
の作動特性によって影響されることがある(例えば、エ
ージング効果又は層厚、又は、層数のような製造偏
差)。付加的に、圧電素子の温度の影響を考慮すること
は重要なことである。つまり、圧電キャパシタンスは、
圧電素子の温度の関数として(時には著しく)増大する
からである。
【0084】層厚及び/又は層数によって生じる偏差
(例えば、製造偏差)は、圧電素子の寿命の間一定のま
まである。従って、第1の補正値は、圧電素子の寿命の
早い段階で得ることができ(しかし、必ずしも、圧電素
子の寿命の丁度開始時点でとは限らない)、圧電素子の
寿命を通じて適用される。他方、エージングによって生
じる偏差(エージング徴候)は、時間に亘って変化され
る。そのようにして、第2の補正値は、内燃機関が始動
された場合、又は、始動直後に規則的に得ることができ
る。本発明の1実施例では、第1及び第2の補正値は、
そのような徴候を補償するためにターゲット電圧に印加
され、ほぼ正確に圧電素子が動かされる。
【0085】上述のように、圧電素子のキャパシタンス
は、その温度の関数である。従って、温度について説明
するために、圧電素子のキャパシタンスを測定するの
に、コールドスタートしか使用されない。つまり、コー
ルドスタート中、又は、数回の作動後、圧電素子(T
piezo)の温度、環境温度(T
environmen )、エンジンオイル温度(T
motor oil)、クーラントウォーター(T
coolant)及びエンジンエリア温度(T
engine)は大雑把に同じであるからである。従っ
て、コールドスタート中、圧電素子の温度は、用意に利
用可能な他の温度にほぼ等しくすることができる。この
関係は、自動車が所謂ウォームアップ状態に達すると、
変わる。従って、コールドスタート状態を、少なくとも
2つの測定温度、例えば、Tenvironment
びTmotor oilを比較することによって定義する
ことが重要である。エンジンが数時間運転されていた場
合、エンジンが再度冷却される迄に数時間かかる。択一
選択的に、エンジンを再度オンオフスイッチングする間
の最小時間を用いてコールドスタートを定義することが
可能となる。
【0086】更に、温度の関数である圧電素子の所定の
特性(例えば、キャパシタンス、 actual,0
を測定して、RAMメモリ810内のデータテーブル内
に記憶することができる。エンジンの作動中、これらの
値は、アクチュエータの温度依存性を補償するため、又
は、種々の補正値を計算するために利用することができ
る。これは、ブロック2501によって行われる。
【0087】既述のように、本発明の実施例によると、
圧電キャパシタンスの変化から圧電トラベルの変化を導
出して、圧電電圧に適切な補正値を重畳することによっ
てこの変化を補償することができる。更に、本発明によ
ると、キャパシタンスを決定することによって、温度の
影響を考慮することができるようになり、それにより、
コールドスタート毎に補正値を考慮することができるよ
うになる。この場合、圧電装置の温度は水温と同じであ
ると仮定される。この目的のために、センサを使用する
ことができる。
【0088】キャパシタンスと圧電素子のトラベルとの
関係に以下の関係が成立する:
【0089】
【数1】
【0090】これらの関係では、nは、層数であり、d
は、層厚であり、Uは、圧電電圧であり、ε
ε33、d33及びAは、定数(材料依存性のものもあ
る)である。個別層が不活性になると、活性層の数が変
化する。hがCに比例し、その結果、実際の圧電トラベ
ルは、補正値を用いて決定することができる:
【0091】
【数2】
【0092】式(3)では、Cactual,0は、圧
電素子のサービス寿命の開始時に決定された個別圧電キ
ャパシタンスであり、hsetpointは、エージン
グ効果なしに達成されるべきリフト量に相応し、C
actualは、コールドスタート中測定されたキャパ
シタンスに相応し、hactualは、エージング効果
のために生じるとされるが測定はされず(相応のセンサ
がないために)計算もされない実際の圧電リフト量であ
る。Cactual及びCactual,0は、各々、
殊に、圧電素子の温度の関数であり、コールドスタート
の場合、圧電素子の温度は、例えば、エンジンの水温を
測定することによって推定することができる。
【0093】相応の値Cactual/C
actual,0は、シリンダ毎の相応の所望の電圧を
変更するのに使用され、その結果、エージング徴候を補
償するために、圧電トラベルを補正することができるよ
うになる。図7の実施例では、例えば、エージング徴候
補正値Kは、補正値計算ユニット2512で計算され
て、電圧を補償するために補正ブロック2502で使用
される。
【0094】最後に、補正値KAの温度依存性は、補正
値が、各々温度依存変数であるC ctual及びC
actual,0の関数であるという事実から生じると
いうことに注意する必要がある。本発明の1実施例で
は、Cactual,0の値は、温度の関数として、デ
ータセット内の圧電素子のコールドスタート温度に従っ
て検索される。上で詳しく説明したように、コールドス
タート温度は、少なくとも2つの測定温度を比較するこ
とによって定義することができる。
【0095】上述の効果は、製造偏差、即ち、層厚及び
層数の変化が生じる要因とは基本的に異なっている。製
造偏差の作用は、圧電素子のサービス寿命の開始時に一
回特定される。圧電素子の寿命の早機であって、既知の
温度で生じるスタート状況を使用することができる。有
利な実施例では、圧電素子の最初の1〜3回の作動後に
測定される。別の実施例では、圧電素子の早機の寿命で
の相応の測定は、エンジンが所謂故障した段階である場
合に事後に測定することに代えることができる。本発明
の別の実施例では、この測定は、エンジンが完全に壊れ
るか、又は、エンジンが定常状態に達する時間迄延期す
ることができる。
【0096】他方、エージング徴候に関して考慮される
作用を特定することができ、システムがスタートする度
に補正される。前述のように、これはコールドスタート
で行うことができる。
【0097】圧電素子の製造偏差を補償する際、圧電素
子の長さlは一定であると仮定され、即ち、式(2)で
n*d=lであり、以下が成立する: C=n・ε・ε33・A/l (4) この式から、nは、Cに比例し、実際の圧電トラベル
は、補正値を用いて決定することができる:
【0098】
【数3】
【0099】この式で、Csetpointは、エージ
ング徴候によって影響されない設定点での圧電素子のキ
ャパシタンスに相応する。即ち、Csetpoint
値は、圧電素子の寿命の開始時に測定されるか、又は、
その付近で、何れにせよ、エージング徴候がキャパシタ
のパフォーマンスに影響を及ぼす前に測定される。実施
例では、Csetpointに相応する値は、コンパイ
ルして制御ユニットのメモリ内に記憶することができ
る。
【0100】システムの初期スタート中、即ち、エージ
ング徴候のような付加的な影響が生じない場合に、実際
の圧電キャパシタンスを測定することにより、以下の補
正値を決定することができるようになる:
【0101】
【数4】
【0102】それから、この補正値は、シリンダ毎に圧
電トラベルを補正する所望の電圧を変えるのに使用され
る。例えば、図7の実施例では、製造偏差に相応する補
正値が、補正値計算ユニット2512によって計算され
て、Kと乗算されるか、又は、それからセパレートさ
れる。
【0103】有利には、製造に基因する補正係数は、一
回だけ測定され、それから、例えば、制御ユニットのE
EPROMに記憶される。エージング効果に基因する補
正係数は、コールドスタート毎に計算され、この補正係
数の実際値をEEPROM内に記憶することができる。
【0104】
【発明の効果】本発明の1利点は、圧電素子の作動中不
可避的に生じるようなエージング徴候の大きな部分、同
様に、圧電素子製造中に生じるような製造偏差を補償し
て、一層正確な燃料噴射を行えるようになるという点に
ある。
【0105】即ち、作動電圧レベルが特定圧電素子の作
動特性の関数として設定されると、制御弁は、充分に正
確且つ製造偏差又はエージングによって生じる徴候によ
って生じるサンプル間偏差とは無関係に制御することが
できる。従って、特定時間に圧電素子に印加される作動
電圧は、特定圧電素子の個別特性(即ち、製造偏差及び
エージング徴候に関して適切に調整される。その結果、
噴射容積が小さいか、又は、複雑な噴射プロフィールを
有していても、所望の噴射容積を、充分正確に達成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アクチュエータとして圧電素子を使用する燃料
噴射系の略図
【図2】2重作動制御弁の実施例での固定時間周期で噴
射される作動電圧と燃料容積との関係を示す図
【図3】2重作動制御弁の実施例での制御弁ストローク
の例と相応のノズルニードルリフト量との概略プロフィ
ールを示す図
【図4】本発明が実施された装置実施例のブロック図
【図5a】図4の回路での第1のチャージ期間(チャー
ジスイッチ220が閉じられる)中に生じる状態を説明
するための図
【図5b】図4の回路での第2の充電期間中(チャージ
スイッチ220が再度開く)生じる状態を説明するため
の図
【図5c】図4の回路での第1のディスチャージ期間
(ディスチャージスイッチ230が閉じられる)中生じ
る状態を説明するための図
【図5d】図4の回路での第2のディスチャージ期間
(ディスチャージスイッチ230が再度開く)中生じる
状態を説明するための図、
【図6】図4に示された作動IC Eのコンポーネント
のブロック図
【図7】内燃機関を制御するための1構成の略図
【符号の説明】
10,20,30,40,50又は60 圧電素子 11,21,31,41,51乃至61 ブランチセレ
クタスイッチ 12,22,32,42,52及び62 ブランチダイ
オード 13,23,33,43,53乃至63 ブランチ抵抗 110,120,130,140,150乃至160
個別圧電ブランチ 310,320 グループセレクタスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 360 F02D 45/00 360A 376 376B F02M 51/00 F02M 51/00 E H01L 41/083 H01L 41/08 P (72)発明者 ヴォルフガング シュテックライン ドイツ連邦共和国 シユツツトガルト ル ートヴィヒシュトラーセ 34ベー (72)発明者 ベルトラム ズッグ ドイツ連邦共和国 ゲールリンゲン フリ ードリヒ−シャッフェルト−シュトラーセ 8 Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AC09 AD12 BA43 BA60 CC06T CC08T CC14 CC68U CD26 CE13 CE27 CE29 DB01 DC09 DC14 3G084 AA01 AA03 BA13 BA15 CA01 DA21 DA22 DA23 EA04 EB06 EB20 EC04 FA13 FA17 FA20 FA33 3G301 HA02 HA06 JA15 JA17 LB11 LC05 LC10 MA11 MA18 MA27 NA06 NA09 NC01 ND04 ND25 NE23 PB03A PB03Z PB05Z PE01Z PE08Z PG00Z

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子(10,20,30,40,5
    0又は60)の充電装置において、圧電素子(10,2
    0,30,40,50又は60)の作動電圧値が、補償
    ユニットによってオンラインで制御され、前記補償ユニ
    ットは、前記作動電圧値を、前記圧電素子(10,2
    0,30,40,50又は60)の製造偏差及び/又は
    前記圧電素子(10,20,30,40,50又は6
    0)の経年変化特性の関数として調整することを特徴と
    する装置。
  2. 【請求項2】 圧電素子(10,20,30,40,5
    0又は60)は、燃料噴射系内のアクチュエータである
    請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 圧電素子(10,20,30,40,5
    0又は60)の経年変化徴候を補償するための補正値
    は、コールドスタート中に測定された、前記圧電素子
    (10,20,30,40,50又は60)のキャパシ
    タンス(Cact ual)と、前記圧電素子(10,2
    0,30,40,50又は60)のサービス寿命の開始
    時で測定された、前記前記圧電素子(10,20,3
    0,40,50又は60)のキャパシタンス(C
    actual,0)の関数である請求項1又は2記載の
    装置。
  4. 【請求項4】 圧電素子(10,20,30,40,5
    0又は60)のキャパシタンス(Cactual)は、
    コールドスタート中の当該圧電素子の想定温度から導出
    される請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 圧電素子(10,20,30,40,5
    0又は60)の経年変化徴候を補償する補正値は、当該
    圧電素子(10,20,30,40,50又は60)の
    温度の関数であり、エンジンのウォームアップの前に測
    定される請求項1から4迄の何れか1記載の装置。
  6. 【請求項6】 圧電素子(10,20,30,40,5
    0又は60)の経年変化徴候を補償する補正値は、EEPR
    OM内に記憶されている請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 圧電素子(10,20,30,40,5
    0又は60)の製造偏差を補償するための補正値は、コ
    ールドスタート中に測定された、前記圧電素子(10,
    20,30,40,50又は60)のキャパシタンス
    (Cactua )と、前記圧電素子(10,20,3
    0,40,50又は60)のサービス寿命の開始時で測
    定された、前記前記圧電素子(10,20,30,4
    0,50又は60)のキャパシタンス(C
    setpoint)の平方根関数である請求項1〜6迄
    の何れか1記載の装置。
  8. 【請求項8】 圧電素子(10,20,30,40,5
    0又は60)の製造偏差を補償するための補正値は、当
    該圧電素子(10,20,30,40,50又は60)
    の寿命の初めに一回測定される請求項1から7迄の何れ
    か1記載の装置。
  9. 【請求項9】 圧電素子(10,20,30,40,5
    0又は60)の製造偏差を補償するための補正値は、EE
    PROM内に記憶される請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 経年変化及び/又は製造偏差に基因す
    る圧電キャパシタンスの偏差から圧電トラベルでの変化
    を導出するために、及び、適切な補正値を圧電電圧に重
    畳することによって前記変化を補償するために、充電前
    に、定義を行うことを特徴とする圧電素子(10,2
    0,30,40,50又は60)の充電方法。
  11. 【請求項11】 圧電素子(10,20,30,40,
    50又は60)は、燃料噴射系内のアクチュエータであ
    る請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 圧電素子(10,20,30,40,
    50又は60)の経年変化徴候を補償するための補正値
    は、コールドスタート中に測定された、前記圧電素子
    (10,20,30,40,50又は60)のキャパシ
    タンス(Cac tual)と、前記圧電素子(10,2
    0,30,40,50又は60)のサービス寿命の開始
    時で測定された、前記前記圧電素子(10,20,3
    0,40,50又は60)のキャパシタンス(C
    actual,0)の関数である請求項10又は11記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 圧電素子(10,20,30,40,
    50又は60)の経年変化特性を補償する補正値は、EE
    PROM内に記憶されている請求項10から12迄の何れか
    1記載の方法。
  14. 【請求項14】 圧電素子(10,20,30,40,
    50又は60)の経年変化徴候を補償する補正値は、温
    度の関数である請求項10から13迄の何れか1記載の
    方法。
  15. 【請求項15】 圧電素子(10,20,30,40,
    50又は60)の製造偏差を補償するための補正値は、
    コールドスタート中に測定された、前記圧電素子(1
    0,20,30,40,50又は60)のキャパシタン
    ス(Cactu al)と、前記圧電素子(10,20,
    30,40,50又は60)のサービス寿命の開始時で
    測定された、前記前記圧電素子(10,20,30,4
    0,50又は60)のキャパシタンス(C
    setpoint)の平方根関数である請求項10又は
    11記載の方法。
  16. 【請求項16】 圧電素子(10,20,30,40,
    50又は60)の製造偏差を補償するための補正値は、
    当該圧電素子(10,20,30,40,50又は6
    0)の寿命の初めに一回測定される請求項15記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 圧電素子(10,20,30,40,
    50又は60)の製造偏差を補償するための補正値は、
    EEPROM内に記憶される請求項15又は16記載の方法。
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EP1139441A1 (en) Method and apparatus for controlling system parameters, particularly in fuel injection systems

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