JPH10193613A - 印字補正方法およびそれを用いたインクジェットプリンタ - Google Patents

印字補正方法およびそれを用いたインクジェットプリンタ

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JPH10193613A
JPH10193613A JP9313688A JP31368897A JPH10193613A JP H10193613 A JPH10193613 A JP H10193613A JP 9313688 A JP9313688 A JP 9313688A JP 31368897 A JP31368897 A JP 31368897A JP H10193613 A JPH10193613 A JP H10193613A
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JP
Japan
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voltage
capacitance
piezoelectric body
electrode
ink
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Withdrawn
Application number
JP9313688A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Yoshida
達穂 吉田
Masao Yaji
雅夫 矢治
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクの吐出量を常に一定にする。 【解決手段】 ベース圧電体1、中間圧電体2の静電容
量を測定し、静電容量が所定よりも小さいときに電極5
に印加する電圧を大きくまたはその時間を長くし、静電
容量が所定よりも大きいときに電極に印加する電圧を小
さくまたはその時間を短くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリントデータに
応じてインクを吐出し、印刷を行うインクジェットプリ
ンタの印字補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、インクを吸
入してインク滴を吐出するインクジェットヘッドを有す
る。インクジェットヘッドには圧電体を使用したものが
ある。プリントデ−タに応じて選択された圧電体に電圧
を印加すると、その圧電体は変形する。そこで、インク
加圧室のインクは、この変形に応じて、インクを吸入
し、インク滴を吐出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インク加圧室に使用し
た圧電体は、加工時の寸法精度や組立時の位置誤差など
により、電圧を印加したときの変形量に差が生ずる。ま
た、圧電体の物理的特性や電気的特性も時間の経過や環
境の変化などにより劣化し、電圧を印加したときの変形
量が変わってくる。したがって、圧電体を使用したイン
クジェットプリンタの印字品質が悪くなるという問題が
生ずることになる。
【0004】そこで、本発明では、圧電体の静電容量を
測定することにより、圧電体の変形量を制御し、インク
滴の吐出を補正することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の印字補正方法においては、圧電体の静電容
量を測定し、静電容量が所定よりも小さいときに電極に
印加する電圧の最大値を大きく、静電容量が所定よりも
大きいときに電極に印加する電圧の最大値を小さくす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、各図面に共通な
要素には同一の符号を付す。図3は本発明のインクジェ
ットヘッドの一部を示す斜視図、図4は図3を矢印A方
向から見た断面図、図5は図3を矢印B方向から見た断
面図、図6はインクジェットヘッドの駆動回路を示すブ
ロック図である。
【0007】図3において、インクジェットヘッド31
は、ベース圧電体1、中間圧電体2と、天板3とを積層
して構成される。このベース圧電体1と中間圧電体2
は、矢印P方向に分極されている。このようなインクジ
ェットヘッド31の端面には、オリフィスプレート13
が接着されており、オリフィスプレート13の反対側で
は、封止材16が後述する各インク加圧室4を塞いでい
る。オリフィスプレート13には、インクを吐出する複
数のオリフィス14が、一列に並んで形成されている。
天板3の上部には、インクジェットヘッド31の図示せ
ぬインクタンクに通じるインク吸入口15が設けられて
いる。
【0008】図4において、ベース圧電体1は、その上
側に電極5を有し、中間圧電体2は、電極6、7間に挟
まれている。また天板3は、その下側に共通電極8を有
しており、これらのベース圧電体1、中間圧電体2、天
板3は、導電性を有する接合部材9、10により接合さ
れている。
【0009】図5において、ベース圧電体1と中間圧電
体2には各オリフィス14に対応するインク加圧室4が
形成され、このインク加圧室4は、その内側に絶縁材料
からなるコート層12を有している。これらのインク加
圧室4は、天板3の上部に設けられたインク吸入口15
に通じており、その内部には、インクが充満している。
また、天板3の共通電極8は、導電性を有する接合部材
11aおよび11bによって、ベース圧電体1の両端の
電極5aに接続され、さらにベース圧電体1の中間圧電
体2と重なり合わない部分から、図示せぬ駆動回路のグ
ランド電極へ接続されている。
【0010】図6において、インクジェットヘッド31
を駆動する駆動回路32は、インクジェットヘッド31
内で駆動する電極の数だけ存在している。S1、S2お
よびS3は、図示せぬ制御部から入力される制御信号で
あり、出力端子Qには各電極5b、5c・・・が接続さ
れる。SW1、SW2およびSW3はスイッチであ
り、、信号S1、S2およびS3により作動し、駆動回
路の出力を切り替え、出力端子Qから電圧+Vや電圧−
Vを出力する。図11は、インクジェットヘッドの駆動
回路を含むブロック図である。制御部20は、信号S
1、S2およびS3を各駆動回路32に送信し、駆動回
路32は、電圧+Vや電圧−Vをインクジェットヘッド
31に出力し、基準電圧V2を静電容量検出回路33に
出力する。制御部20は、また、負の電圧源21に信号
を送出して負の測定用電圧−Vを静電容量検出回路33
に出力させる。
【0011】さて、中間圧電体2は、同じ電圧を印加さ
れたときに、その静電容量が大きいほど、その変形量が
大きくなり、逆に、その静電容量が小さいほど、その変
形量が小さくなるということが見出だされた。そして、
この変形量が大きくなるほど、吐出されるインクの量は
多くなり、この変形量が小さくなるほど、吐出されるイ
ンクの量は少なくなる。
【0012】上述したようなインクジェットヘッド31
のインク吐出動作について図面を参照しながら説明す
る。図7、図8はインク加圧室の変化を示す側面図、図
9は駆動回路に対する制御信号を示すタイムチャートで
ある。図9(a)において、共通電極8を0Vとしたと
きに、時刻t0で、電極5bに対して信号S1およびS
2がスイッチSW1およびSW2をそれぞれオフし、信
号S3がスイッチSW3をオンし、電極5cに対して信
号S1がスイッチSW1をオンし、信号S2およびS3
がスイッチSW2およびSW3をそれぞれオフすると、
電極5bにドライバ出力である−V、電極5cに+Vが
加えられ、ベース圧電体1、中間圧電体2には、それぞ
れ図7に示す矢印E方向に電界が発生する。
【0013】このとき電極5cに印加される電圧は、図
9(a)に示すような信号に対して、図9(b)に示す
ような波形となる。反対に電極5bに印加される電圧
は、電極5cに印加される電圧の正負逆転した波形とな
る。このような電界発生によって、ベース圧電体1と中
間圧電体2とは、それぞれ逆のせん断モードにより図7
中の点線で示すように変形する。このときインク加圧室
4の体積が大きくなって、インク吸入口15から次の動
作で吐出するインクが吸入される。
【0014】次に、時刻t1で、電極5bに対して信号
S1がスイッチSW1をオンし、信号S2およびS3が
スイッチSW2およびSW3をそれぞれオフし、電極5
cに対して信号S1およびS2がスイッチSW1および
SW2をそれぞれオフし、信号S3がスイッチSW3を
オンすると、電極5bにドライバ出力である+V、電極
5cに−Vが加えられ、ベース圧電体1、中間圧電体2
には、それぞれ図8に示す矢印E´方向に電界が発生す
る。このとき電極5cに印加される電圧は、図9(a)
に示すような信号に対して、図9(b)に示すような波
形となる。反対に電極5bに印加される電圧は、電極5
cに印加される電圧の正負逆転した波形となる。このよ
うな電界発生によって、ベース圧電体1と中間圧電体2
とは、それぞれ逆のせん断モードにより図8中の点線で
示すように変形する。
【0015】このときインク加圧室4の体積が小さくな
って、オリフィス14からインク滴が吐出される。最後
に時刻t2で、電極5bおよび電極5cに対して、信号
S2がスイッチSW2をオンし、信号S1およびS3が
スイッチSW1およびSW3をそれぞれオフすると、電
極5b、5cに対して0Vが印加され、ベース圧電体
1、中間圧電体2に発生していた電界が消滅する。この
ような電界消滅によって、ベース圧電体1と中間圧電体
2の変形が元に戻り、インク加圧室4の体積も元に戻
る。
【0016】図9(b)に示すように、インク吐出時に
おける各電極に印加される電圧は、その切り替え時の遷
移が一定の様相を呈している。この電圧遷移の様相は、
ベース圧電体1と中間圧電体2の静電容量値と、これを
駆動する駆動回路32のインピーダンスとによって以下
に説明するように定まる。図10はインクジェットヘッ
ドの等価回路を示すブロック図である。
【0017】図10において、第1の実施の形態のイン
クジェットヘッド31を等価回路により電気的に表す。
Ctは電極5b、5cなどの独立した各電極と、共通電
極8との間の静電容量を示し、Cuは電極5b、5cな
どの隣り合う電極間の静電容量を示す。ここで、本実施
の形態におけるインクジェットヘッド31では、隣り合
う電極間をベース圧電体1中を通る線で結んだ距離が、
中間圧電体2の厚さと比較して充分大きく、静電容量C
uは、静電容量Ctと比較して充分小さいので、計算上
無視することができる。
【0018】図6中の駆動回路32のインピーダンスを
Z、各電源電圧を±Vとすると、図9中のt0≦t<t
1における電極5b、5cに印加される電圧波形は、 v=V×[1−exp{−t/(Ct×Z)}]・・・(1) となる。またt1≦t<t2においては、 v=−V×[1−exp{−(t−t1−Ct×Z×Ln2) /(Ct×Z)}]・・・(2) となる。またt2≦tにおいては、 v=−V×exp{−(t−t2)/(Ct×Z)}・・・(3) となる。
【0019】上述したようなインクジェットヘッド31
のベース圧電体1、中間圧電体2は、インクジェットヘ
ッド31の経時変化に応じて、その材質の静電容量が変
化する。本実施の形態においては、電源投入時、または
印刷開始前にこの静電容量を検出し、この検出した静電
容量に基づいて、各電極5b、5c・・・に印加する出
力を制御する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す
回路図、図2は静電容量と被検出電圧との関係を示すグ
ラフである。
【0020】図1において、電極8および電極5には、
それぞれ端子R、Qおよび静電容量検出回路33が接続
されている。なお、静電容量検出回路33端子Sは図示
せぬ−V電圧に接続され、端子Rは図示せぬグランド電
極に接続されている。静電容量検出回路33のコンパレ
ータ34の−端子には、中間圧電体2に印加される被検
出電圧V1が入力され、+端子にはあらかじめ設定され
た基準電圧V2が入力される。コンパレータ34は、被
検出電圧と基準電圧との比較結果を図示せぬ制御部に出
力する。
【0021】制御部は、中間圧電体2を変形させないと
き、電極5に0Vを印加している。中間圧電体2の静電
容量を検出するときは、図6の信号S1、S2およびS
3をオフにして、電極5に対する出力を0V出力からハ
イインピーダンスに切り替える。この切り替える瞬間を
時刻t0とする。この出力をハイインピーダンスに切り
替えると、被検出電圧V1は低下するが、この被検出電
圧V1が基準電圧V2まで低下する時間は、そのときの
中間圧電体2の静電容量の大小によって差が生じる。つ
まり、この時間を測定することにより、そのときの中間
圧電体2の静電容量を推定することができる。
【0022】コンパレータ34は、被検出電圧V1が基
準電圧V2まで低下すると、比較結果“1”を出力す
る。制御部は、時刻t0から比較結果が“1”になるま
での時間を測定し、中間圧電体2の静電容量を推定す
る。図2において、中間圧電体2の静電容量が小さいと
きには、a線で示されるように、被検出電圧V1が基準
電圧まで低下するのに時刻t0から時刻t3までかか
る。静電容量が小さいほど、中間圧電体2の変形量が小
さくなり、インク吐出量が減るので、電極5に対する電
圧Vの最大値を上げる。これにより、上述した中間圧電
体2の変形量は、静電容量が基準の値であるときと同じ
になるので、インクの吐出量が一定となる。
【0023】反対に静電容量が大きいときには、b線で
示されるように、被検出電圧V1が基準電圧V2まで低
下するのに時刻t0から時刻t4までかかる。中間圧電
体2の静電容量が大きいほど、中間圧電体2の変形量が
大きくなり、インク吐出量が増えるので、電極5に印加
する電圧Vの最大値を下げる。これにより、上述した中
間圧電体2の変形量は、静電容量が基準の値であるとき
と同じになるので、インクの吐出量が一定となる。
【0024】このように、中間圧電体2の静電容量を検
出する静電容量検出回路33と、この静電容量検出回路
33が検出した静電容量に基づいて、各電極5c、5b
・・・に印加する電圧を制御する制御部とを設けたこと
により、インクジェットヘッド31の長時間使用に伴う
劣化により、ベース圧電体1、中間圧電体2の静電容量
が変化しても、インクの吐出量を常に一定にすることが
できる。
【0025】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照しながら説明する。第2の実施の形態のその
他の構成要素、およびインク吐出動作については、第1
の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
【0026】図12は本発明の第2の実施の形態を示す
回路図である。図12において、中間圧電体PE1、P
E2・・・PEnには、静電容量検出回路35が接続さ
れている。なお、インクジェットヘッド31の圧電体
は、圧電体がn個であれば、それぞれの圧電体をn個の
トランジスタを介して静電容量検出回路35に接続し、
静電容量を検出する。静電容量検出回路35のコンパレ
ータ38の−端子には、それぞれトランジスタTR1、
TR2・・・TRnを介して、中間圧電体に印加される
被検出電圧V1が入力され、+端子にはあらかじめ設定
された基準電圧V2が入力される。
【0027】コンパレータ38は、被検出電圧と基準電
圧との比較結果を図示せぬ制御部に出力する。制御部
は、中間圧電体2を変形させないとき、各電極5b、5
c、・・・に0Vを印加している。中間圧電体PE1の
静電容量を検出するには、対応するトランジスタTR1
のみをオンし、対応する電極に対する駆動回路の出力を
0V出力からハイインピーダンスに切り替える。中間圧
電体PE2の静電容量を検出するときは、その中間圧電
体のトランジスタTR2のみをオンし、対応する電極に
対する駆動回路の出力を0V出力からハイインピーダン
スに切り替える。
【0028】第2の実施の形態においては、電源投入
時、または印刷開始前に、特定の圧電体のトランジスタ
のみをオンして電極5に対する駆動回路の出力をハイイ
ンピーダンスに切り替え、被検出電圧V1が基準電圧V
2まで低下する時間を測定し、その圧電体の静電容量を
推定する。そして、第1の実施の形態と同様に、その静
電容量の大小に基づいて、各電極5b、5c、・・・に
印加する駆動回路の出力電圧を制御し、インクの吐出量
を調整する。
【0029】このように、中間圧電体2を、それぞれト
ランジスタTR1、TR2・・・TRnを介してコンパ
レータ38に接続し、静電容量検出回路35を構成した
ことにより、一つのコンパレータと数個のトランジスタ
で各圧電体の静電容量を測定することができるので、回
路の低コスト化が可能となる。また、プリンタがインク
ジェットヘッドを複数個有し、一つのインクジェットヘ
ッド内の各圧電体同志の静電容量のばらつきが少ない場
合、各インクジェットヘッドから一つずつ圧電体を選択
し、その選択された各圧電体を図12に示すような静電
容量検出回路35に接続すれば、各インクジェットヘッ
ド間における静電容量のばらつきを調整して、インクの
吐出量を均一にすることが可能となる。
【0030】また、第1の実施の形態においては、圧電
体の静電容量の大小に応じて、駆動回路が出力する電圧
を上げ下げし、インクの吐出量を調整したが、静電容量
の大小に応じて駆動回路が出力する電圧のタイミングを
変えても良い。つまり、静電容量が大きい場合は、図9
の時刻t0〜時刻t1、時刻t1〜時刻t2までの時間
を短くし、静電容量が小さい場合は、時刻t0〜時刻t
1、時刻t1〜時刻t2までの時間を長くする。これに
より、電圧Vを変更する場合よりも簡単な制御でインク
の吐出量を一定にすることができる。
【0031】そこで、本発明の第3の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図13は、本発明の第
3の実施の形態を示すインクジェットヘッドの断面図で
ある。例えば、オリフィスiからインクを吐出する場合
に、圧電体iとi+1を駆動する。同様に、オリフィス
i−1からインクを吐出するときは、圧電体i−1とi
を駆動し、オリフィスi+1からインクを吐出するとき
は圧電体i+1とi+2を駆動する。したがって、圧電
体iはオリフィスiに隣接するオリフィスi−1からイ
ンクを吐出するときにも使用する。また、圧電体i+1
は、オリフィスiに隣接するオリフィスi+1からイン
クを吐出するときにも使用する。
【0032】オリフィスからインクを吐出する場合、最
初にインク加圧室の容積を膨張させるように圧電体を駆
動する。例えば、オリフィスiからインクを吐出する場
合に、圧電体iはオリフィスi−1のインク加圧室の容
積を収縮させる方向に変形し、圧電体i+1はオリフィ
スi+1のインク加圧室の容積を収縮させる方向に変形
する。したがって、隣合うオリフィスからは、同時にイ
ンクを吐出することはできない。また、本発明のプリン
トヘッドでは、あるインク加圧室の片側の圧電体を駆動
するだけでは、インクを吐出するに充分な収縮を行わな
い。
【0033】また、オリフィスi−1、i+1を同時に
駆動しようとすれば、圧電体i−1、i、i+1、i+
2を同時に駆動して、オリフィスi−1、i+1のイン
ク加圧室の容積を膨張させる。このとき、2つの圧電体
i、i+1がオリフィスiのインク加圧室の容積を収縮
させる方向に変形するので、オリフィスiからインクを
吐出する可能性が高くなる。換言すれば、第i番目のオ
リフィスからインクを吐出する場合に、i−2番目のオ
リフィス、i+2番目のオリフィスはi番目のオリフィ
スと同時にインクを吐出することはできない。
【0034】なお、、オリフィスi−1とi+2から同
時にインクを吐出しようとすれば、圧電体i−1、iと
i+2、i+3が駆動される。そのとき、インクを吐出
しないインク加圧室(つまりオリフィスi、i+1)を
形成する圧電体は、インク加圧室の片側の圧電体しか駆
動されない。換言すれば、第i番目のオリフィスからイ
ンクを吐出する場合に、i−3番目のオリフィスとi+
3番目のオリフィスはi番目のオリフィスと同時にイン
クを吐出することができる。
【0035】したがって、同時にインク吐出可能なオリ
フィスは、インクを吐出するオリフィスから3オリフィ
ス以上離れた場所に位置するオリフィスとなる。
【0036】図14は、この実施の形態におけるインク
ジェットヘッドのオリフィスグループ例を示す。隣り合
う2つの圧電体が1つのインク加圧室を構成し、各イン
ク加圧室が1つのオリフィスを有するので、オリフィス
の総数が3nなら、インク加圧室の璧を構成する圧電体
の総数は3n+1個となる。
【0037】図14において、全オリフィスを、各々が
隣接する3個のオリフィスからなるn個のオリフィスグ
ループa、b、・・・nに分割する。オリフィスグルー
プaは、オリフィス1、2、3を含み、オリフィスグル
ープbは、オリフィス4,5,6を含む。オリフィスグ
ループnは、オリフィス3n−2、3n−1、3nを含
む。さらに、各オリフィスグループa、b、・・・n中
のオリフィスを3つのオリフィスグループA、B、Cの
いずれかに割り当てる。オリフィスグループA、B、C
は互いに異なるタイミングで駆動され、同一のオリフィ
スグループA、B、Cに属するオリフィスは、同時に駆
動できる。
【0038】図15は、第3の実施の形態の全体の構成
を示すブロック図である。CPU40は、ROM41に
格納したプログラムにしたがって、回路全体を制御す
る。RAM42は印刷データを格納する。また、RAM
42はCPU40が計算に使用する記憶領域を有する。
第1および第2のストローブ信号生成部43および44
は、プリントヘッド内の圧電体を駆動するためのタイミ
ングを決めるストローブ信号を生成する。上記n個のオ
リフィスグループa、b、・・・nに対応して、第1電
圧制御回路45から第n電圧制御回路47まで備えてい
て、各電圧制御回路が3つの、例えば図6に示すような
中間圧電体駆動回路を駆動する。各駆動回路は、インク
加圧室を形成する圧電体に接続される出力端子Qを有
し、この出力端子Qに駆動電圧を出力する。第1から第
n−1電圧制御回路は、それぞれ、信号S1、S2、S
3からなる制御信号を印刷データに応じて出力し、各駆
動回路は、信号S1、S2、S3にしたがって、駆動電
圧を出力する。
【0039】ここで、例えば、第3オリフィスは、第3
番目の圧電体と第4番目の圧電体により形成されてい
る。したがって、第3オリフィスを駆動する場合、第1
電圧制御回路45と第2電圧制御回路46とが共働する
ので、第1電圧制御回路45から、第2電圧制御回路4
6へドライブ1信号を送る。同様にして、第n電圧制御
回路47を除く各電圧制御回路は次の電圧制御回路へド
ライブ信号を送る。
【0040】第3nオリフィスを駆動するには、第3n
中間圧電体と第3n+1中間圧電体とを駆動するので、
第n電圧制御回路からは、4種類の信号が出力される。
【0041】さて、第3の実施の形態では、負の電圧源
21および静電容量検出回路33を設けているが、これ
は第1の実施の形態と同じく作用するので、説明を省略
する。なお、第3の実施の形態では、第1番目の圧電体
からn+1番目の圧電休まで全ての圧電体の容量を測定
する。容量の測定は、電源立ち上げ直後や、印刷動作の
直前などに行う。そして、経時変化などによる圧電体の
静電容量変化に応じて、各インク室の「膨張」、「収
縮」の時間長を変化させることによりインク吐出量を一
定に保つようにする。インク加圧室の「膨張」および
「収縮」の時間長は、圧電体に印加される駆動電圧が変
化するタイミングを変更することで設定する。各圧電体
について個別にタイミングを変更するのが好ましい。し
かし、実際には、静電容量変化のばらつきは、およそ2
つのグループに分けられるので、本実施例では、2つの
異なるタイミングストローブ信号(以下ストローブ信号
1とストローブ信号2と呼ぶ)を準備し、実装に適した
駆動を行う。静電容量の測定回路は、例えば、第1や第
2の実施の形態で使用した、図1や図12に示す、いず
れかの回路と同じ構成の回路を使用するので、説明は省
略する。
【0042】図15には、タイミングストローブ生成部
59を示し、図17はそのうちの第1タイミングストロ
ーブ生成部43を示す。図18は、動作状態レジスタ6
4の内容とストローブ信号との関係を示すタイムチャー
トである。図において、ストローブ信号1とストローブ
信号2は、それぞれ第1および第2タイミングストロー
ブ生成部43および44で生成される。2つのタイミン
グストローブ生成部43および44は同じ構成であり、
圧電体の静電容量変化により、t1設定レジスタおよび
t2設定レジスタそれぞれに、t1とt2の設定値が異
なるだけなので、図17には1つのみを示す。
【0043】タイミングストローブ生成部43は、3つ
の時間長設定レジスタ60、61および62と、タイム
カウンタ63と、動作状態レジスタ64と、タイミング
ストローブ出力回路65とからなる。動作状態レジスタ
64の内容は、時間が経過するにつれて、「停止」→
「状態1」→「状態2」→「状態3」へと変わる。「停
止」のとき、タイムカウント値は”0”であり、動作状
態レジスタ64の内容が切り替わる度に、タイムカウン
ト値は”0”にリセットされる。
【0044】印刷動作の開始時に、CPU40は、動作
状態レジスタ64を「停止」から「状態1」に移行さ
せ、タイムカウンタ63がカウントアップを開始する。
動作状態レジスタ64の内容が「状態1」のとき、タイ
ムカウント値がt0設定レジスタ60の内容と同じ値ま
でカウントアップすると、タイミングストローブ出力回
路65が、ストローブ信号を”0”にし、動作状態レジ
スタ64の内容を「状態2」に移行させ、また、タイミ
ングストローブ出力回路65はストローブ信号を”1”
に戻す。
【0045】動作状態レジスタ64の内容が「状態2」
のとき、タイムカウント値がt1設定レジスタ61の内
容と同じ値までカウントアップすると、タイミングスト
ローブ出力回路65が、ストローブ信号を”0”にし、
動作状態レジスタ64の内容を「状態3」に移行させ、
また、タイミングストローブ出力回路65はストローブ
信号を”1”に戻す。
【0046】動作状態レジスタ64の内容が「状態3」
で、タイムカウント値がt2設定レジスタ62の内容と
同じ値までカウントアップすると、タイミングストロー
ブ出力回路65は、ストローブ信号を”0”にし、タイ
ミングストローブ出力65は、動作状態レジスタの内容
を「停止」に移行させ、また、ストローブ信号を”1”
に戻す。
【0047】図19には、t1設定レジスタ61に格納
する時間長t1とインク吐出量との関係を示し、図20
には、t2設定レジスタ62に格納する時間長t2とイ
ンク吐出量との関係を示す。インク吐出量は、時間長と
ともに増加し、ある空いた以上に時間が長くなっても、
インク量はそれ以上増えない。製造時には、例えば図1
9のA点及び図20のB点に設定しておき、圧電体の静
電容量が変化したら、時間長をaおよびbを中心にして
それぞれ前後に変化させる。
【0048】なお、時間長t1,t2は、ストローブ信
号1で印刷したときよりもストローブ信号2で印刷した
ときのほうが、インク吐出量が多くなるように設定す
る。
【0049】図15のブロック図を参照して、動作の概
略を述べる。
【0050】例えば、印刷直前に、CPU40は、圧電
体の静電容量測定を行う。測定した静電容量変化を2つ
のグループに分けて、各グループに対応して、タイミン
グストローブ生成部43のt1設定レジスタ61および
t2設定レジスタ62に、t1とt2の設定値を設定す
る。
【0051】印刷時に、CPU40は、RAM42から
印刷データを読み取り、第1電圧制御回路45から第n
電圧制御回路47までの印刷データ格納バッフア68乃
至70ヘ入力する。例えば、第1電圧制御回路45に
は、第1、2、3オリフィスの印刷データを格納する。
(図21参照)。第n電圧制御回路47には、第3n−
2、3n−1、3nオリフィスの印刷データを格納す
る。なお、印刷すべきドットである場合は、印刷データ
値を”1”とし、印刷すべきドットでない場合は、”
0”とする。
【0052】インクジェットヘッドを駆動するタイミン
グには、圧電体の静電容量変化の大きさに応じて、スト
ローブ信号1とストローブ信号2の2つがある。ストロ
ーブ信号1および2は、それぞれ、図17に示すタイミ
ングストローブ生成部43および44で生成され、図1
6に示すようなタイミングで出力される。
【0053】CPU40は、各オリフィスに対し、どち
らのストローブ信号を使用するかにつき、第1電圧制御
回路45から第n電圧制御回路47の補正データ格納バ
ッファ71から補正データ格納バッファ73に指定す
る。すなわち、ストローブ信号1に従って印刷をする場
合は”0”を、また、ストローブ信号2に従って印刷す
る場合は”1”を、それぞれ、補正データ格納バッファ
に送る。
【0054】そして、圧電体の静電容量が低いグループ
に属するとき、そのオリフィスはストローブ信号2に従
って印刷し、圧電体の静電容量が高いグループに属する
とき、そのオリフィスはストローブ信号1に従って印刷
する。
【0055】図16は、第3の実施形態によるインクジ
ェットヘッドを駆動するストローブ信号のタイムチャー
トである。図16に示すように、各インク加圧室の動作
状態は、ストローブ信号が”0”になるたびに変化し、
アイドル、膨張、収縮、アイドル、膨張、・・・・の順
で3つの状態をとる。
【0056】図16に示す動作状態レジスタ64の内容
が「状態1」のとき、タイムカウンタ63がt0設定レ
ジスタ60の内容と同じ値に達すると、ストローブ信号
が”0”になる。このストローブ信号に応答して、対応
する電圧制御回路がインク加圧室の容積を「膨張」状態
にする。
【0057】動作状態レジスタ64の内容が「状態2」
のとき、タイムカウンタ63がt1設定レジスタ60の
内容と同じ値に達すると、ストローブ信号が”0”にな
る。そして、印刷動作をするインク加圧室の容積を「収
縮」にするように、対応する電圧制御回路がインク加圧
室の容積を「収縮」状態にする。
【0058】動作状態レジスタ64の内容が「状態3」
のとき、タイムカウンタ63がt2設定レジスタ62の
内容と同じ値に達すると、ストローブ信号が”0”にな
る。そして、インク加圧室の容積をもとに戻し、「アイ
ドル」状態に移行させる。
【0059】さて、電圧制御回路はn個設けられてい
る。図21は、電圧制御回路の1例として、第n電圧制
御回路47のブロック図を示す。
【0060】第n電圧制御回路47は、オリフィスグル
ープn、すなわち、第3n−2番目、第3n−1番目お
よび第3n番目のオリフィスの制御を行う。
【0061】第1電圧制御回路45から第n−1電圧制
御回路47は、同じ構成になっているが、第n電圧制御
回路には、さらに、第3n+1番目の圧電体を制御する
制御回路81が設けられている。
【0062】さて、CPU40は、各オリフィスに対応
する印刷データを、第3n−2、第3n−1および第3
nオリフィス印刷データ格納バッファ68乃至70に書
き込む。同様に、CPU40は、各オリフィスに対応す
る補正データを第3n−2、第3n−1および第3nオ
リフィス補正データ格納バッファ71乃至73に書き込
む。
【0063】CPU40は、最初に印刷するオリフィス
として、第3n−2、第3n−1および第3nオリフィ
スのうちいずれかを選択する。その選択したオリフィス
をオリフィスグループ選択部67に送信し、さらに、オ
リフィスグループ選択部67は、選択したオリフィスグ
ループnを印刷データ選択部74と補正データ選択部7
5に送信する。
【0064】印刷データ選択部74は、オリフィスグル
ープ選択部67に指定されたオリフィスグループnの印
刷データをストローブ選択部76へ送信する。
【0065】補正データ選択部75は、オリフィスグル
ープ選択部67に指定されたオリフィスグループnの補
正データをストローブ選択部76へ送信する。
【0066】ストローブ選択部76は、印刷データと補
正データに基づいて、ストローブ信号1および2のいず
れを選択オリフィス動作状態コントロール部77へ送信
するかを決定する。
【0067】印刷データが”0”の場合、ストローブ選
択部76は選択オリフィス動作状態コントロール部77
へ”1”を出し続けて、インクジェットヘッドが印刷動
作をしないように「アイドル」状態にする。
【0068】印刷データが”1”であるととともに補正
データが”0”の場合、ストローブ選択部76はストロ
ーブ信号1を、選択オリフィス動作状態コントロール部
77へ送信する。また、印刷データが”1”であるとと
もに補正データが”1”の場合、ストローブ選択部76
はストローブ信号2を、選択オリフィス動作状態コント
ロール部77へ送信する。
【0069】選択オリフィス動作状態コントロール部7
7は、選択したオリフィスに対応する第3n−2、第3
n−1、第3nおよび第3n+1圧電体動作状態コント
ロール部78、79、80、81へ指令信号を送る。各
圧電体動作状態コントロール部78、79、80、81
は、選択オリフィス動作状態コントロール部77から送
信された指令信号の値に応じて、制御信号S1、S2、
S3の値を決定する。制御信号S1、S2、S3は、図
6に示す駆動回路32と同じ構成の駆動回路へ送出され
る。
【0070】そして、指令信号の値が”0”の場合、信
号S1、S2、S3をON、OFF、OFFにして駆動
回路32から+V電圧を出力させる。指令信号の値が”
1”の場合、信号S1、S2、S3をOFF、0N、0
FFにして駆動回路32から0電圧を出力させる。指令
信号の値が”2”の場合、信号S1、S2、S3をOF
F、OFF、ONにして駆動回路32から−V電圧を出
力させる。
【0071】なお、第3n、第3n+1の圧電体が互い
に隣接して第3nオリフィスを形成するから、第3nオ
リフィスからインクを吐出する場合、第3n番目および
第3n+1番目の圧電体を駆動する。したがって、第n
番目の電圧制御回路47は、他の電圧制御回路よりも1
つ多い4つの圧電体動作状態コントロール部を有する。
【0072】駆動回路32が駆動電圧を出力して圧電体
を変形させる動作について、再び図13を参照しながら
説明する。
【0073】i番目の選択オリフィスにつき「アイド
ル」状態にする場合、選択オリフィス動作状態コントロ
ール部77が、各圧電体動作状態コントロール部に命令
をだして、上記の対応する圧電体を変形させないように
する。具体的には、圧電体動作状態コントロール部に”
1”を送信し、それにより、オリフィスに対応する圧電
体の電極5には0Vが印加されるようにする。
【0074】i番目のオリフィスにつき「膨張」状態に
する場合、選択オリフィス動作状態コントロール部77
は、i番目の圧電体動作状態コントロール部へ値”2”
を送信して、i番目の圧電体の電極5には+V電圧を加
え、第i十1番目の圧電体動作状態コントロール部へ
値”0”を送信して、i+1番目の電極5に−V電圧を
印加するようにする。
【0075】i番目のオリフィスにつき「収縮」状態に
する場合、選択オリフィス動作状態コントロール部77
は、i番目の圧電体動作状態コントロール部へ値”0”
を送信して、i番目の圧電体の電極5には−V電圧を加
え、第i+1番目圧電体動作状態コントロール部へ値”
2”を送信して、i+1番目の電極5に+V電圧を印加
するようにする。
【0076】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0077】すなわち、圧電体の静電容量を測定し、静
電容量が所定よりも小さいときに電極に印加する電圧を
大きくまたはその時間を長くし、静電容量が所定よりも
大きいときに電極に印加する電圧を小さくまたは短くす
ることにより、インクジェットヘッドの長時間使用に伴
う劣化により、圧電体の静電容量が変化しても、インク
の吐出量を常に一定にすることができるので、印刷品質
を均一に保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図2】静電容量と被検出電圧との関係を示すグラフで
ある。
【図3】本発明のインクジェットヘッドを示す斜視図で
ある。
【図4】図3を矢印A方向から見た断面図である。
【図5】図3を矢印B方向から見た断面図である。
【図6】インクジェットヘッドの駆動回路を示すブロッ
ク図である。
【図7】インク加圧室の変化を示す側面図である。
【図8】インク加圧室の変化を示す側面図である。
【図9】制御信号と印加電圧との関係を示すタイムチャ
ートである。
【図10】インクジェットヘッドの等価回路を示すブロ
ック図である。
【図11】インクジェットヘッドの駆動回路を含むブロ
ック図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図13】本発明の第3の実施の形態を示すヘッドの断
面図である。
【図14】オリフィスグループ例を示す説明図である。
【図15】第3の実施の形態の全体の構成を示すブロッ
ク図である。
【図16】ヘッドを駆動するストローブ信号のタイムチ
ャートである。
【図17】タイミングストローブ生成部のブロック図で
ある。
【図18】動作状態レジスタに関するタイムチャートで
ある。
【図19】時間長t1とインク吐出量との関係を示すタ
イムチャートである。
【図20】時間長t2とインク吐出量との関係を示すタ
イムチャートである。
【図21】電圧制御回路の1例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 ベース圧電体 2 中間圧電体 5、6、7、8 電極 31 インクジェットヘッド 33、35 静電容量検出回路 34、38 コンパレータ 36、37 トランジスタ 43、44 タイミングストローブ生成部 68、69、70 印刷データ格納バッファ 71、72、73 補正データ格納バッファ 76 ストローブ選択部 77 選択オリフィス動作状態コントロール部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極に印加する電圧を可変とし、電極に
    接続された圧電体の変形量を調節してインクの吐出量を
    補正する印字補正方法において、 上記圧電体の静電容量を測定し、 上記静電容量が所定よりも小さいときに上記電極に印加
    する電圧を大きくまたは電圧を印加する時間を長くし、
    静電容量が所定よりも大きいときに上記電極に印加する
    電圧を小さくまたは電圧を印加する時間を短くすること
    を特徴とする印字補正方法。
  2. 【請求項2】 上記圧電体に印加される電圧の値とあら
    かじめ設定された基準値とを比較したコンパレータが、
    圧電体に印加される電圧が基準値以下のときに信号を送
    出し、 上記電極に電圧を印加してから、上記コンパレータが信
    号を送出するまでの時間により静電容量を測定する請求
    項1記載の印字補正方法。
  3. 【請求項3】 電極に電圧を印加することにより、電極
    に接続された複数の圧電体を変形してインクを吐出し、
    印刷を行うインクジェットプリンタにおいて、 上記圧電体の静電容量を検出する静電容量検出手段と、 上記静電容量検出手段が検出した静電容量に基づいて、
    上記電極に印加する電圧またはその時間を制御する制御
    部とを設けたことを特徴とするインクジェットプリン
    タ。
  4. 【請求項4】 上記静電容量検出手段は、上記圧電体に
    印加される電圧の値とあらかじめ設定された基準値とを
    比較し、圧電体に印加される電圧が基準値以下のときに
    信号を送出するコンパレータを有し、 上記電極に電圧を印加してから、上記コンパレータが信
    号を送出するまでの時間により静電容量を測定する請求
    項3記載のインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 上記制御部は、上記静電容量が所定より
    も小さいときに上記電極に印加する電圧を大きくまたは
    その時間を長くし、静電容量が所定よりも大きいときに
    電極に印加する電圧を小さくまたはその時間を短くする
    請求項3記載のインクジェットプリンタ。
  6. 【請求項6】 上記複数の各圧電体に上記コンパレータ
    を一つずつ設けた請求項4記載のインクジェットプリン
    タ。
  7. 【請求項7】 上記複数の各圧電体にトランジスタを一
    つずつ設け、各トランジスタを一つの上記コンパレータ
    に接続した請求項4記載のインクジェットプリンタ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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