JP2002010097A - カラーおよびグレイスケール・データを選択的に出力する回路 - Google Patents

カラーおよびグレイスケール・データを選択的に出力する回路

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JP2002010097A
JP2002010097A JP2001110764A JP2001110764A JP2002010097A JP 2002010097 A JP2002010097 A JP 2002010097A JP 2001110764 A JP2001110764 A JP 2001110764A JP 2001110764 A JP2001110764 A JP 2001110764A JP 2002010097 A JP2002010097 A JP 2002010097A
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T Crane Landy
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N1/46Colour picture communication systems
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カラーおよびグレイスケール・データを選択的
に出力する手段および方法を提供する。 【解決手段】スキャナなどの画像取り込み装置内に、画
像を取り込むときに画像の色内容(color content)を
監視する回路が備えられる。この適応モード切換方法
は、装置が、フルカラー・モード、グレースケール・モ
ード、あるいは線画モードを自動的に切換えることを可
能にする。色内容がプログラム可能なしきい値より下が
ったとき、装置は自動的にグレースケール・モードに切
換わる。色内容はさらに監視され、色内容がプログラム
可能なしきい値より高くなった場合に、装置は自動的に
カラー・モードに戻る。さらに、画像の一部分が文字ま
たは黒白の線画だけを含む場合、装置は、自動的に1画
素当たり1ビットの線画モードに切換わる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、電子画像
取り込みの分野に関し、より詳細には、単一画像内のカ
ラー画像データ、グレースケール画像データおよび線描
画像データの選択的な取り込みおよび処理に関する。
【0002】
【従来の技術】スキャナなどの電子的画像取り込みの分
野では、いくつかの動作モードがある。たとえば、スキ
ャナは、画像をフルカラー・モードまたはグレースケー
ル・モードで取り込むことができる。画像をフルカラー
で取り込むとき、そのデータは、同じ画像をグレースケ
ール・モードで取り込み生成されるデータよりはるかに
大きくなる可能性がある。データ・ファイルが大きくな
るほど、画像データの処理と転送に必要な時間が長くな
る。いくつかの応用例では、データ・ファイルが大きい
ほど画像処理装置に必要なメモリが多くなり、これによ
り、本質的に、処理できる画像のサイズが制限される。
グレースケールの取り込みが使用できる場合は、生成さ
れるデータ・ファイルをそれに対応するフルカラー画像
取り込みデータ・ファイルの約3分の1のサイズにする
ことができる。生成されるデータ・ファイルをカラー・
データ・ファイルのサイズ3分の1にできるので、装置
のメモリ制限の範囲内で、所与の転送時間にはるかに大
きい画像を処理し転送することができる。
【0003】多くの現在の画像取り込み装置は、ユーザ
が、24ビット/画素カラー、8ビット/画素カラー、
8ビット/画素グレースケール、4ビット/画素グレー
スケール、1ビット/画素線描モードなど、いくつかの
動作モードを選択することができる。一般に、動作モー
ドは、実際の画像取り込みの前に選択される。しかしな
がら、ディジタル・カメラなどのいくつかの装置は、2
4ビット/画素カラーのような1つのモードでのみデー
タを取り込み、次に必要に応じて後で異なるモードに変
換することを必要とする。
【0004】画像ソースによっては、カラー・データ、
グレースケール・データおよび線描またはテキスト・デ
ータの混合物を含むことがある。この場合、一般に、た
とえ画像の他の部分がカラー情報を含まなくても、画像
全体がカラーで取り込まれる。もしグレースケール部分
をフルカラー・データではなくグレースケール・データ
として認識し記憶できれば画像処理の速度を高めること
ができる。また、もしテキストまたは線画部分をフルカ
ラーやグレースケール・データではなく1ビット/画素
の2値データとして認識し記憶することができれば画像
の処理をさらに早くすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】カラー画像、グレース
ケール画像、およびテキストまたは線画画像の違いを自
動的に検出する画像取り込み装置の技術が必要である。
さらに、画像取り込みプロセスの実行中にカラー、グレ
ースケール、およびテキストまたは線画の取り込みモー
ドを自動的に切り換える画像取り込み装置の技術が必要
である。これにより、使用する取り込みモードを決定す
るめんどうな作業からユーザが解放され、ユーザによる
入力なしに単一画像内でのモードの組み合せが可能にな
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】スキャナなどの画像取り
込み装置内に、画像を取り込むときに画像の色内容(co
lor content)を監視する回路が含まれる。この適応モ
ード切換方法は、装置が、フルカラー・モード、グレー
スケール・モード、あるいは線画モードを自動的に切り
換えることを可能にする。色内容がプログラム可能なし
きい値より下がったとき、装置は自動的にグレースケー
ル・モードに切り換わる。色内容はさらに監視され、色
内容がプログラム可能なしきい値より高くなった場合
に、装置は自動的にカラー・モードに戻る。さらに、画
像の一部分が文字または黒白の線画だけを含む場合、装
置は、自動的に1画素当たり1ビットの線画モードに切
り換わる。
【0007】色内容を測定する方法は多数ある。本発明
の1つの実施形態では、入力カラー・データを彩度と明
度の内容を含む色空間に変換する。入力カラー・データ
の彩度内容が、一つのデータ・ブロックに関して累積さ
れ、プログラム可能なしきい値と比較される。彩度がプ
ログラム可能なしきい値よりも大きい場合、装置は、フ
ルカラー・データを、データをフル・カラー・データと
して指定する制御信号と共に画像処理パイプラインに渡
す。彩度がプログラム可能なしきい値よりも小さい場
合、装置は、入力カラー・データの明度内容を、データ
をグレースケールとして指定する制御信号と共に後段の
画像処理パイプラインに渡す。これは、入力カラー画像
データの明度内容が入力データのグレースケール内容で
あるため可能である。
【0008】本発明のもう1つの実施形態では、プログ
ラム可能な画素数に関して平均化された1画素当たりの
彩度値を生成する。入力データは、彩度と明度のデータ
を含む色空間に変換され(そのような色空間に入力デー
タがもうないと仮定する)、入力カラー画像データの彩
度内容が累積される。データの各画素が累積される度
に、画素カウンタが増分される。彩度アキュムレータの
内容が、画素カウンタの内容によって除算され、1画素
当たりの彩度値が生成される。この1画素当たりの彩度
が、プログラム可能なしきい値と比較される。1画素当
たりの彩度値がプログラム可能なしきい値よりも大きい
場合、フルカラー画像データが、データをカラー画像デ
ータとして指定するカラー・モード信号と共に後段の画
像処理パイプラインに渡される。1画素当たりの彩度値
がプログラム可能なしきい値よりも小さい場合は、入力
カラー画像データの明度内容が、データをグレースケー
ル・データとして指定するカラー・モード信号と共に後
段の画像処理パイプラインに渡される。これは、入力カ
ラー画像データの明度内容が入力データのグレースケー
ル内容であるために可能である。
【0009】本発明のさらにもう1つの実施形態は、明
度データのヒストグラムを保持し、ヒストグラムが双峰
分布を示すときに装置を1画素当たり1ビットの線画モ
ードに自動的に切り換える。この機能は、前に説明した
実施形態のいずれかと組み合わせてもよく、あるいは単
独で使用されてもよい。たとえば、白黒のみの装置は、
グレースケール・モードと1画素当たり1ビットの線画
モードとを切り換えるだけでよい。
【0010】本発明の他の形態および利点は、本発明の
原理を例として示す添付図面と共に行われる以下の詳細
な説明から明らかになる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、色相(hue)、彩度(satura
tion)、明度(intensity)(HSI)色空間の図形表現で
ある。色相は、たとえば純粋な赤、純粋な緑、または純
粋な青などの色の最も基本的な属性を示す。彩度は、色
全体のうちの純粋な有彩色の割合を表す。彩度は、色の
濃さ(彩度が高い)または薄さ(彩度が低い)として表
現することができる。明度は、相対的な色の明るさを示
す色に中立な属性である。
【0012】色相、彩度、明度の色空間は、一般に、図
1に示したような六角錐対モデルとして表される。この
六角錐対モデルの表面は、最大彩度(S=1)を表す。
このモデルは、極座標系を使用する。図1に示した例で
は、縦軸が明度を表し、色相が、明度軸に対する角度で
表され、彩度が、明度軸からの距離によって表される。
この例では、モデルの明度軸122が縦軸として示され
る。最小明度(I=0)はモデルの軸原点102であ
り、最大明度(I=1)はモデルの点104である。点
104は、六角錐の表面が原点から最も遠くで明度軸1
22と交わる点であり、ここで明度は1と定義される。
最小彩度(S=0)は、モデルの明度軸122の上です
べての点によって表される。彩度は、縦(明度)軸12
2から注目している点までの距離120によって表され
る。
【0013】純粋な黒は、明度が0のモデルの原点10
2で表される。純粋な白は、明度が1のモデルの点10
4で表される。六角錐対の面がこれらの点で縦軸と交わ
っているため、これらの2つの点において彩度と色相は
意味をもたない。このモデルにおいて、彩度が0のすべ
ての点はグレースケールの色空間を表す。そのような点
は、明度軸を表す垂直の線を形成する。
【0014】色相は、このモデルでは、明度軸122に
対する角度118によって表される。縦軸に対して角度
0°は、赤色を表す。純粋な赤は、色相が0°、彩度が
1、明度が0.5の点106によって表される。純粋な
黄は、色相が60°、彩度が1、明度が0.5の点10
8によって表される。純粋な緑は、色相が120°、彩
度が1、明度が0.5の点110によって表される。純
粋なシアンは、色相が180°、彩度が1、明度が0.
5の点112によって表される。純粋な青は、色相が2
40°、彩度が1、明度が0.5の点114によって表
される。純粋なマジェンタは、色相が300°、彩度が
1、明度が0.5の点116によって表される。
【0015】図2は、適応モード切換方法の代表的な実
施形態のブロック図である。カラー画像データ200
は、彩度明度抽出ブロック202への入力でシステムに
入る。カラー画像データは、RGB(赤/緑/青)デー
タ、あるいはNTSC(National Television System C
ommittee)のシステムで使用されているようなCMY
(シアン/マジェンタ/イエロー)、HLS(色相/明
度/彩度)、HSI(色相/彩度/明度)、またはYI
Q(明度/同相/直角位相)などの他の可能なカラーモ
デルで構成することができる。入力カラー画像データ
が、彩度と明度のデータが既に別のサブグループとして
存在する形式の場合は、抽出ブロック202は、彩度と
明度のデータを分離するだけである。別の状況では、彩
度明度抽出ブロック202は、業界で周知の方法を使用
して、カラー画像データをHSI(色相/彩度/明度)
色空間などの彩度と明度のデータを含む色空間に変換す
る。(たとえば、Foley, James D.らによる「Computer
Graphics: Principles and Practice」第2版、1996年、
Addison-Wesley Publishing Company, Incの図13.3
3のRGB−HSI変換器を参照)抽出ブロック202
の彩度204出力は、アキュムレータ208の入力に送
られる。カラー画像データの明度206部分は、後で説
明するマルチプレクサ220に送られる。アキュムレー
タ208は、また、カラー画像データ200の各グルー
プの入力開始時にアキュムレータ208をリセットする
ためのクリア入力210を有する。アキュムレータ20
8は、処理中のカラー画像データ200のグループの色
内容212を合算する。この色内容212は、比較器2
14によってプログラム可能なしきい値216と比較さ
れる。比較器214の出力は、カラー・モード218で
あり、マルチプレクサ220の選択入力を制御する。処
理中の画像データ200のグループが実質的にカラー画
像データを含むとき、色内容212は、プログラム可能
なしきい値216よりも大きく、マルチプレクサ220
は、マルチプレクサ220の出力222がカラー・デー
タ200になるように制御される。次に、このカラー・
データは、画像処理パイプライン224に送られる。処
理中の画像データ200のグループが実質的にグレース
ケール画像データを含む場合には、色内容212はプロ
グラム可能なしきい値216よりも低く、したがって、
マルチプレクサ220は、マルチプレクサ220の出力
222が明度データ206になるように制御される。次
に、この明度データは、画像処理パイプライン224に
送られる。処理中のデータのグループがグレースケール
・データから成るので、データを適切に表示するために
はデータの明度部分だけがあればよい。また、カラー・
モード218は画像処理パイプライン224に送られ、
それにより画像処理パイプライン224は、カラー・デ
ータとグレースケール・データのどちらが送られて来る
のかを知る。
【0016】本発明のこの実施形態は、ハードウェアま
たはファームウェア内において、あるいは任意の所与の
装置内のソフトウェアとして構成することができること
に注意されたい。
【0017】図3は、適応モード切換方法のもう1つの
代表的な実施形態のブロック図である。カラー画像デー
タ200は、彩度明度抽出ブロック202への入力でシ
ステムに入る。カラー画像データは、RGB(赤/緑/
青)データあるいは、NTSC(National Television
System Committee)システムに使用されているようなC
MY(シアン/マジェンタ/イエロー)、HLS(色相
/明度/彩度)、HSI(色相/彩度/明度)、または
YIQ(明度/同相/直角位相)などの他の可能なカラ
ー・モデルで構成することができる。入力カラー画像デ
ータが、彩度と明度のデータが別のサブグループとして
既に存在する形式の場合は、抽出ブロック202は単に
彩度と明度のデータを分離する。他の状況では、彩度明
度抽出ブロック202は、当業界で周知の方法を使用し
て、カラー画像データを、HSI(色相/彩度/明度)
色空間などの彩度と明度のデータを含む色空間に変換す
る。(たとえば、Foley, James D.らによる、「Compute
r Graphics: Principles and Practice」第2版、1996
年、Addison-Wesley Publishing Company, Incの図1
3.33のRGB−HSI変換器を参照)抽出ブロック
202の彩度204出力は、彩度計算器300の入力に
送られる。入力カラー画像データの明度206部分は、
後で説明されるマルチプレクサ220に送られる。彩度
計算器300は、また、カラー画像データ200の各グ
ループの入力開始時に彩度アキュムレータ306と画素
カウンタ304をリセットするためのクリア入力210
を有する。彩度アキュムレータ306で各画素ごとの彩
度データが加算されるとき、彩度計算器300への新し
い画素302入力により画素カウンタ304が増分され
る。累積彩度データは、デバイダ308において画素数
で除算され、1画素当たりの彩度出力310が作成され
る。彩度計算器300の1画素当たり彩度出力310
は、処理中のグループのカラー画像データ200の彩度
内容である。この1画素当たり彩度出力310は、比較
器312によってプログラム可能なしきい値216と比
較される。比較器312の出力は、カラー・モード21
8であり、マルチプレクサ220の選択入力を制御す
る。処理中の画像データ200のグループが、実質的に
カラー画像データを含むとき、1画素当たり彩度出力3
10は、プログラム可能なしきい値216よりも大き
く、したがって、マルチプレクサ220は、マルチプレ
クサ220の出力222がカラー画像データ200にな
るように制御される。次に、このカラー画像データは、
画像処理パイプライン224に送られる。処理中の画像
データ200のグループが、実質的にグレースケール画
像データを含むときは、1画素当たり彩度出力310
が、プログラム可能なしきい値216よりも小さく、し
たがって、マルチプレクサ220は、マルチプレクサ2
20の出力222が明度データ206になるように制御
される。次に、この明度データは、画像処理パイプライ
ン224に送られる。処理中のデータのグループがグレ
ースケール・データから成るため、データを適切に表示
するにはデータの明度部分だけがあればよい。また、カ
ラー・モード218は、画像処理パイプライン224に
送られ、画像処理パイプライン224は、カラー・デー
タとグレースケール・データのどちらが送られて来るの
かを知る。
【0018】本発明のこの実施形態は、ハードウェアま
たはファームウェア内において、あるいは任意の所与の
装置内のソフトウェアとして構成することができること
に注意されたい。
【0019】図4は、適応モード切換方法のさらにもう
1つの代表的な実施形態のブロック図である。この実施
形態において、モード切換回路は、線画またはテキスト
を含む画像部分を検出するように設計されている。入力
画像データ200は、カラー画像データでもグレースケ
ール画像データでもどちらでもよい。この画像データ2
00は、ヒストグラム・ブロック400、しきい値ブロ
ック408およびマルチプレクサ220によって受け取
られる。これらの各ブロックについて詳細に説明する。
ヒストグラム・ブロック400は、入力画像データ20
0の明度部分のヒストグラムを保持する。テキストまた
は線描を含む画像データの場合、生成されるヒストグラ
ムは双峰分布を示す。ヒストグラム解析ブロック404
は、ヒストグラム・ブロック400から受け取るこのヒ
ストグラムの解析を行う。双峰分布が検出された場合、
ヒストグラム解析ブロック404は、双峰分布の2つの
突出部の間の最小値における明度を決定する。この明度
は、それよりも下では画素が黒と見なされ、それよりも
上では画素が白と見なされるしきい値406である。し
きい値406は、しきい値ブロック408に送られ、そ
こで入力画像データ200の明度部分がしきい値406
と比較される。入力画像データ200の明度がしきい値
406よりも低い場合は、黒の画素を表す2進データ・
ビット410が出力される。入力画像データ200の明
度がしきい値406よりも高い場合は、白い画素を表す
2進データ・ビット410が出力される。この2進デー
タ410は、入力画像データ200に加えて、マルチプ
レクサ220への入力となる。また、ヒストグラム解析
ブロック404はモード制御信号412を出力する。モ
ード制御信号412はマルチプレクサ220を制御する
ために使用され、かつ後段の画像処理パイプライン22
4にも送られる。モード制御信号412はマルチプレク
サ220の選択ラインを制御し、全画像データ200と
2進データ410のどちらをマルチプレクサ220の出
力222に送るべきかを決定させる。次に、マルチプレ
クサ220の出力222は、後段の画像処理パイプライ
ン224に送られる。
【0020】本発明のこの実施形態は、ハードウェアま
たはファームウェア内で、あるいは任意の所与の装置内
のソフトウェアとして構成できることに注意されたい。
【0021】図5は、適応モード切換方法の代表的な実
施形態のフローチャートである。この方法は、ステップ
500から始まる。ステップ502において、新しい画
素グループからのデータ受け取りを開始するために、ア
キュムレータがクリアされる。この実施形態において、
1つの画素グループは、たとえば規定数の画素、単一画
像ラスタ線、単一画像ラスタ線の一部分、あるいは長方
形画素ブロックで構成することができる。他にも様々の
サイズと形の画素グループを本発明の範囲内で用いるこ
とができる。ステップ504で、画素の入力カラー画像
データの彩度部分と明度部分が抽出される。ステップ5
06で、入力カラー画像データの彩度部分が、アキュム
レータの内容に加算される。累積が行われた後、判定ス
テップ508に至る。判定ステップ508において累積
された彩度データがしきい値よりも大きい場合は、ステ
ップ510で装置がフルカラー・モードに切り換えられ
る。装置が既にフルカラー・モードである場合は、ステ
ップ510において装置はフルカラー・モードのままに
される。累積された彩度データがしきい値よりも大きく
ない場合は、ステップ512において装置がグレースケ
ール・モードに切り換えられる。装置が既にグレースケ
ール・モードの場合は、ステップ512において装置は
グレースケール・モードのままにされる。モードが切り
換えられた後、判定ステップ514に至る。判定ステッ
プ514において、グループ内に処理する画素がまだあ
る場合は、ステップ504に戻る。判定ステップ516
において、画像内にまだ画素グループがある場合、制御
は、新しい画素グループのためにステップ502に戻
る。画像が完成した場合、方法はステップ518で終了
する。
【0022】図6は、適応モード切換方法のもう1つの
代表的な実施形態のフローチャートである。この方法
は、ステップ600から始まる。ステップ602におい
て、新しい画素グループからのデータ受け取りを開始す
るために、画素カウンタとアキュムレータがクリアされ
る。この実施形態において、1つの画素グループは、た
とえば規定数の画素、単一画像ラスタ線、単一画像ラス
タ線の一部分、あるいは長方形画素ブロックで構成する
ことができる。他にも様々のサイズと形の画素グループ
を本発明の範囲内で用いることができる。ステップ60
4で、画素の入力カラー画像データの彩度部分および明
度部分が抽出される。ステップ606で、画素カウンタ
が増分される。ステップ608で、入力カラー画像デー
タの彩度部分がアキュムレータの内容に加算される。ス
テップ610で、アキュムレータの内容が画素カウンタ
の内容によって除算され、1画素当たりの彩度数が生成
される。判定ステップ612において1画素当たりの彩
度がしきい値よりも高い場合は、ステップ614で装置
がフルカラー・モードに切り換えられる。装置が既にフ
ルカラー・モードである場合は、ステップ614におい
て装置はフルカラー・モードのままにされる。1画素当
たりの彩度がしきい値より高くない場合、ステップ61
6で、装置がグレースケール・モードに切り換えられ
る。装置が既にグレースケール・モードの場合は、ステ
ップ616において装置はグレースケール・モードのま
まにされる。判定ステップ618において、処理中の画
素グループ内に処理すべき画素がまだある場合、制御
は、次の画素の処理のためにステップ604に戻る。処
理中のグループ内に処理すべき画素がもうない場合は、
判定ステップ620に至る。判定ステップ620で、画
像内に画素グループがまだある場合、制御は、次の画素
グループの処理のためにステップ602に戻る。画像内
に画素グループがもうない場合、画像は完成し、方法は
ステップ622で終わる。
【0023】図7は、適応モード切換方法のさらにもう
1つの代表的な実施形態のフローチャートである。この
方法は、ステップ700から始まる。ステップ702
で、新しい画素グループからのデータ受け取りを開始す
るために、ヒストグラムがクリアされる。この実施形態
において、1つの画素グループは、たとえば規定数の画
素、単一画像ラスタ線、単一画像ラスタ線の一部分、あ
るいは長方形画素ブロックで構成することができる。他
にも様々のサイズと形の画素グループを本発明の範囲内
で用いることができる。ステップ704で、画素の入力
画像データの明度部分が抽出される。ステップ706
で、明度データがヒストグラムに追加される。ヒストグ
ラムが更新された後、判定ステップ708に至る。判定
ステップ708で、ヒストグラムが双峰分布を示さない
場合は、ステップ710において、装置がフルカラー・
モードまたはグレースケール・モードに切り換えられ
る。装置が既にフルカラー・モードかグレースケール・
モードである場合は、ステップ710において、装置は
そのモードのままにされる。ヒストグラムが双峰分布を
示す場合は、ステップ712で2進しきい値が設定さ
れ、ステップ714で、装置が線画(1ビット/画素)
モードに切り換えられる。装置が既に線画(1ビット/
画素)モードの場合は、ステップ714において装置は
そのモードのままにされる。判定ステップ716におい
て、処理中のグループ内に処理すべき画素がまだある場
合、制御はステップ704に戻る。処理中のグループ内
に処理すべき画素がもうない場合は、判定ステップ71
8に至る。判定ステップ718で、画像内に処理すべき
画素グループがまだある場合、制御はステップ702に
戻され、次の画素グループの処理が始まる。画像が完成
した場合、方法は、ステップ720で終了する。
【0024】この発明は例として次の実施形態を含む。 (1)入力カラー画像データの彩度部分を累積するアキ
ュムレータと、前記カラー画像データを受け取り、前記
アキュムレータの出力がプログラム可能なしきい値より
も大きいときに前記カラー画像データを出力し、前記ア
キュムレータ出力が前記プログラム可能なしきい値より
も小さいときに前記カラー画像データの明度部分を出力
するマルチプレクサと、を備える回路。
【0025】(2)入力カラー画像データの彩度部分か
ら1画素当たりの彩度を計算する彩度計算器と、前記カ
ラー画像データを受け取り、前記1画素当たりの彩度が
プログラム可能なしきい値よりも大きいときに前記カラ
ー画像データを出力し、前記1画素当たりの彩度が前記
プログラム可能なしきい値よりも小さいときに前記カラ
ー画像データの明度部分を出力するマルチプレクサと、
を備える回路。
【0026】(3)入力カラー画像データの彩度部分を
累積するアキュムレータと、前記カラー画像データを受
け取り、前記カラー画像データまたは前記カラー画像デ
ータの明度部分を出力するマルチプレクサとを備え、前
記カラー画像データが、前記アキュムレータ出力がプロ
グラム可能なしきい値よりも大きいときに出力され、前
記カラー画像データの前記明度部分が、前記アキュムレ
ータ出力が前記プログラム可能なしきい値よりも小さい
ときに出力される回路。
【0027】(4)入力画像データを受け取り、画像デ
ータの明度部分のヒストグラムを作成するヒストグラム
・ブロックと、前記ヒストグラム・ブロックからヒスト
グラム・データを受け取り、前記ヒストグラム・データ
から明度しきい値を計算し、前記ヒストグラム・データ
が双峰分布を有する場合にモード制御信号をアサートす
るヒストグラム解析ブロックと、前記入力画像データと
前記明度しきい値を受け取り、前記明度しきい値を使用
して、前記入力画像データを1画素当たり1ビットのフ
ォーマットに変換するしきい値ブロックと、前記入力画
像データと前記1画素当たり1ビットのデータを受け取
り、前記モード制御信号がアサートされたときに前記1
画素当たり1ビットのデータを出力し、前記モード制御
信号がアサートされないときに前記入力画像データを出
力するマルチプレクサと、を備える回路。
【0028】(5)画像を走査する方法であって、入力
カラー画像データの彩度部分を累積する段階と、前記累
積した彩度データがプログラム可能なしきい値よりも大
きいときに前記カラー画像データを出力する段階と、前
記累積した彩度データが前記プログラム可能なしきい値
よりも小さいときに前記カラー画像データの明度部分を
出力する段階と、を含む方法。
【0029】(6)画像を走査する方法であって、入力
カラー画像データの彩度部分から1画素当たりの彩度値
を計算する段階と、前記1画素当たりの彩度値がプログ
ラム可能なしきい値よりも大きいときに前記カラー画像
データを出力する段階と、前記1画素当たりの彩度値が
前記プログラム可能なしきい値よりも小さいときに前記
カラー画像データの明度部分を出力する段階と、を含む
方法。
【0030】(7)画像を走査する方法であって、入力
画像データの明度部分のヒストグラムを作成する段階
と、前記ヒストグラム・データが双峰分布を有する場合
にモード制御信号をアサートする段階と、前記ヒストグ
ラム・データから明度しきいを計算する段階と、前記明
度しきい値を使用して前記入力画像データを1画素当た
り1ビットのフォーマットに変換する段階と、前記モー
ド制御信号がアサートされないときに前記入力画像デー
タを出力する段階と、前記モード制御信号がアサートさ
れるときに前記1画素当たり1ビットの画像データを出
力する段階と、を含む方法。
【0031】本発明の以上の説明は、例示と説明のため
に示された。網羅的ではなくまた本発明を開示した厳密
な形に制限するものでもなく、以上の教示により他の修
正および変更が可能である。実施形態は、本発明の原理
とその実際の応用例を最もよく説明することができ、そ
れにより当業者が本発明を意図された特定の応用例に適
したような様々な実施形態と様々な修正で最も良く利用
できるように選択され説明された。特許請求の範囲は、
従来技術によって制限された範囲を除き本発明の他の代
替の実施形態を含むように構成されたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 色相、彩度、明度(HSI)色空間を表す
図。
【図2】 適応モード切換方法の代表的な実施形態のブ
ロック図。
【図3】 適応モード切換方法のもう1つの代表的な実
施形態のブロック図。
【図4】 適応モード切換方法のさらにもう1つの代表
的な実施形態のブロック図。
【図5】 適応モード切換方法の代表的な実施形態のフ
ローチャート。
【図6】 適応モード切換方法のもう1つの代表的な実
施形態のフローチャート。
【図7】 適応モード切換方法のさらにもう1つの代表
的な実施形態のフローチャート。
【符号の説明】
200 入力カラー画像データ 204 彩度部分 206 明度部分 208 アキュムレータ 212 アキュムレータの出力 216 プログラム可能なしきい値 220 マルチプレクサ 300 彩度計算器 310 1画素当たりの彩度 400 ヒストグラム・ブロック 402 ヒストグラム 404 ヒストグラム解析ブロック 406 明度しきい値 408 しきい値ブロック 410 1画素当たり1ビットのデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AB02 AB04 CA23 CB21 DC04 DC09 5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB02 CB08 CB12 CB16 CE16 CH01 CH18 DC19 5C077 LL18 MP08 PP27 PP28 PP31 PQ08 5C079 HA11 HB01 HB04 HB06 LA06 LA31 LB15 MA11 NA10 NA11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力カラー画像データの彩度部分を累積す
    るアキュムレータと、 前記カラー画像データを受け取り、前記アキュムレータ
    の出力がプログラム可能なしきい値よりも大きいときに
    前記カラー画像データを出力し、前記アキュムレータ出
    力が前記プログラム可能なしきい値よりも小さいときに
    前記カラー画像データの明度部分を出力するマルチプレ
    クサと、 を備える回路。
JP2001110764A 2000-04-20 2001-04-10 カラーおよびグレイスケール・データを選択的に出力する回路 Pending JP2002010097A (ja)

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