JP2002009390A - レーザダイオード制御装置 - Google Patents

レーザダイオード制御装置

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JP2002009390A JP2000190098A JP2000190098A JP2002009390A JP 2002009390 A JP2002009390 A JP 2002009390A JP 2000190098 A JP2000190098 A JP 2000190098A JP 2000190098 A JP2000190098 A JP 2000190098A JP 2002009390 A JP2002009390 A JP 2002009390A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御信号等の乱れを原因としてLD発光量が
設定値よりも大きくなったり、LD劣化が発生するのを
防止するようにする。 【解決手段】 APC動作時には、画像処理部11から
制御信号としてのLD点灯信号とそれに続くサンプル信
号を送出する。すると、ホールド・コンデンサ25の電
圧値に基づいた電流が電流発生回路22からスイッチ回
路23を介してLD14に流れ込んでLD14を発光さ
せ、LD14の光強度に比例した電流がPD15に流れ
込む。そして、I/V変換回路24では、PD15を流
れる電流値が電圧に変換され、その変換後の電圧と基準
電圧とをコンパレータ20にて比較し、その比較結果に
基づいてホールド・コンデンサ25が充電もしくは放電
され、その電圧値が変化することで電流発生回路22の
出力電流がコントロールされて、LD14の光量を一定
に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザダイオード
制御装置に関し、より詳しくは、レーザダイオードから
放射されるレーザ光量を制御した光ビームによって画像
の書き込みが行われるデジタル複写機、レーザビームプ
リンタ、ファクシミリ等に使用されるレーザダイオード
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ディスクや光通信などの情
報・通信分野などで用いられているレーザダイオード
(以下、LDという)は、LDの置かれた環境やLD自
体の発熱に起因する温度変化に伴って、発光量が変動す
ることが知られている。
【0003】一方、レーザプリンタなどに用いられるL
Dの光量は、読取り精度に影響を与えることから、一定
であることが望まれている。そこで、図14に示す従来
のレーザダイオード制御装置では、LD100に付随し
たフォトダイオード(以下、PDという)101でLD
の発光量を検出し、電流電圧変換回路(I/V変換回
路)102でPD101の電流値を電圧値に変換し、コ
ンパレータ103で基準電圧と比較した結果をサンプル
&ホールド信号(以下、S/H信号という)によってS
/Hスイッチ104を切り替えて、ホールド・コンデン
サ105に溜まった電荷に基づいて電流発生回路106
から電流を発生させ、スイッチ回路107に入力される
画像データ信号に応じた電流をLD100に供給するこ
とによって、LD光量が一定となるようにフィードバッ
ク制御が行われている。
【0004】この制御方法としては、上述したS/H信
号に基づいて断続的にオートマチック・パワー・コント
ロール(以下、APCという)を行う方法が用いられて
いる。この制御方法は、図15(a)〜(c)に示すよ
うに、待機状態においてサンプル信号に基づくサンプル
モードに移行し、APCによる光量調節が行われ、信号
出力時にはホールドモードに移行して、LD駆動電流を
サンプルモード時と同じ電流値に固定する定電流駆動が
行われている。
【0005】従来のこの種の技術では、APC動作時に
LD制御装置から制御信号としてサンプル信号と同時に
LD点灯信号が送出される。サンプル信号は、図14の
S/Hスイッチ104を切り替え、LD点灯信号はLD
100を点灯させる。そして、LD100の光強度に比
例したPD101の電流値を電圧に変換して、その電圧
と基準電圧とをコンパレータ103により比較すること
で、LD光量が一定となるように制御されている。
【0006】また、従来は、各LD制御装置に対して1
つの受光素子しか存在しなかったため、図16に示すよ
うに、APC動作時に各LD制御装置毎に少しずつLD
の発光タイミングをずらすことにより、順次APC動作
を行っていた。
【0007】さらに、上記のような回路を構成する場
合、例えば部品としてAPC回路が内蔵されたLDドラ
イバを使用すると、ドライバ内部に電流電圧変換回路1
02が内蔵されていることが多い。このため、制御信号
に基づいてスイッチを切り替えて、受光素子(PD10
1)出力をドライバの内部のAPC回路へフィードバッ
クすることがある。
【0008】上記のようなレーザダイオードの劣化対策
に関連する公報例としては、例えば、特開平5−129
734号公報に記載の「レーザ光出力調整方法」、特開
平5−131675号公報に記載の「画像形成装置」、
特開平6−338646号公報に記載の「レーザダイオ
ード駆動回路」、特開平7−254743号公報に記載
の「保護回路付き半導体レーザ装置」、あるいは、特開
平8−330656号公報に記載の「レーザダイオード
の保護回路」などがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のレーザダイオード制御装置にあっては、何ら
かの原因によって制御信号が乱れて、図17と図18の
(a),(b)を比較するとわかるように、LD点灯信
号(LDON信号)とサンプル信号(S/H信号)のタ
イミングがずれたような場合は、LDが点灯していない
にもかかわらず、APC動作が行われるといった状況が
発生する。このような状況下においては、PD101に
LD100の光が入射しない時間が発生すると、APC
回路においてLD100が点灯していないと判断され、
LD100に流れる電流設定値、すなわちホールド・コ
ンデンサ105の電圧を際限なく大きく設定してしまう
可能性がある。その結果、サンプルモードからホールド
モードに移行した際に、LD100の発光量が設定値よ
りも大きくなったり、場合によってはLD100に規格
外の電流が流れてLDの劣化を誘発するという問題点が
あった。
【0010】また、各LD制御装置の点灯タイミングが
重なったような場合は、APC回路においてLD100
が強く発光しすぎていると判断し、LD100の発光量
を設定値よりも小さく設定してしまうという問題点があ
った。
【0011】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、制御信号等の乱れを原因としてLD発光量が設定値
よりも大きくなったり、LD劣化が発生するのを防止す
ることができるレーザダイオード制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、サンプル&ホールド信号
に基づいて断続的にオートマチック・パワー・コントロ
ールを行い、そのオートマチック・パワー・コントロー
ル期間内にサンプルモードに移行してオートマチック・
パワー・コントロールによる光量調節を行い、信号出力
期間内にホールドモードに移行して定電流駆動により動
作を制御するレーザダイオード制御装置において、前記
オートマチック・パワー・コントロールを行う際に、初
めにレーザダイオード点灯信号によってレーザダイオー
ドを点灯させ、受光素子から出力される電流値に基づい
て受光素子が受光したことを検出してからオートマチッ
ク・パワー・コントロールを行うためのサンプル信号を
レーザダイオードドライバに送出することを特徴とす
る。
【0013】この請求項1の発明によれば、オートマチ
ック・パワー・コントロールを行う際に、初めにレーザ
ダイオード点灯信号によってレーザダイオードを点灯さ
せ、受光素子から出力される電流値に基づいてレーザダ
イオードが点灯したことを検出してからオートマチック
・パワー・コントロールを行うようにしたため、制御信
号等の乱れを原因としてレーザダイオード発光量が設定
値よりも大きくなったり、レーザダイオード劣化が発生
するのを防止することができる。
【0014】請求項2に記載の発明は、複数のレーザダ
イオードを有し、各レーザダイオードから射出するレー
ザ光を1つの受光素子にて受光し、オートマチック・パ
ワー・コントロール期間内に各レーザダイオードを時間
的に順次独立して点灯させ、その点灯に同期して各レー
ザダイオードに対して順次サンプル信号を送出すること
により受光素子からの信号をフィードバックしてオート
マチック・パワー・コントロールを行うレーザダイオー
ド制御装置において、前記オートマチック・パワー・コ
ントロールを行う際に、各チャンネル毎に初めにレーザ
ダイオード点灯信号によってレーザダイオードを点灯さ
せ、各チャンネルからレーザダイオードに流れる電流値
に基づいて、所定のチャンネルのみが点灯していること
を一致回路によって検出した後、オートマチック・パワ
ー・コントロールを行うためのサンプル信号を各チャン
ネルのレーザダイオードドライバに送出することを特徴
とする。
【0015】この請求項2の発明によれば、オートマチ
ック・パワー・コントロールを行う際に、各チャンネル
毎に初めにレーザダイオード点灯信号によってレーザダ
イオードを点灯させ、各チャンネルからレーザダイオー
ドに流れる電流値に基づいて、所定のチャンネルのみが
点灯していることを確認してからオートマチック・パワ
ー・コントロールを行うようにしたため、制御信号等の
乱れを原因としてレーザダイオード発光量が設定値より
も大きくなったり、レーザダイオード劣化が発生するの
を防止することができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、複数のレーザダ
イオードを有し、各レーザダイオードから射出するレー
ザ光を1つの受光素子にて受光し、オートマチック・パ
ワー・コントロール期間内に各レーザダイオードを時間
的に順次独立に点灯させ、その点灯に同期して各レーザ
ダイオード制御装置に対して順次サンプル信号を送出す
ることにより受光素子からの信号をフィードバックして
オートマチック・パワー・コントロールを行うレーザダ
イオード制御装置において、前記オートマチック・パワ
ー・コントロールを行う際に、各チャンネル毎に初めに
レーザダイオード点灯信号によってレーザダイオードを
点灯させ、各チャンネルからレーザダイオードに流れる
電流値に基づいて、所定のチャンネルのみが点灯してい
ることを一致回路によって検出し、さらに光量検出素子
から出力される電流値に基づいてレーザダイオードが点
灯したことを検出することによって、所定のチャンネル
のみに正しくフィードバックがかかることを確認した
後、オートマチック・パワー・コントロールを行うため
のサンプル信号を各チャンネルのレーザダイオードドラ
イバに送出することを特徴とする。
【0017】この請求項3の発明によれば、オートマチ
ック・パワー・コントロールを行う際に、各チャンネル
毎に初めにレーザダイオード点灯信号によってレーザダ
イオードを点灯させ、各チャンネルからレーザダイオー
ドに流れる電流値に基づいて、所定のチャンネルのみが
点灯していることを確認し、さらに光量検出素子から出
力される電流を検出して、所定のチャンネルのみに正し
くフィードバックがかかることを確認した後、オートマ
チック・パワー・コントロールを行うようにしたため、
制御信号等の乱れを原因としてレーザダイオード発光量
が設定値よりも大きくなったり、レーザダイオード劣化
が発生するのを防止することができる。
【0018】請求項4に記載の発明は、複数のレーザダ
イオードを有し、各レーザダイオードから射出する信号
を1つの受光素子にて受光し、オートマチック・パワー
・コントロール期間内に各レーザダイオードを時間的に
順次独立に点灯し、点灯に同期して各レーザダイオード
制御装置に対して順次サンプル信号を送出するととも
に、制御信号に基づいてスイッチを切り替えて受光素子
からの信号を各レーザダイオード制御装置に対してフィ
ードバックしてオートマチック・パワー・コントロール
を行うレーザダイオード制御装置において、前記オート
マチック・パワー・コントロールを行う際に、各チャン
ネル毎に初めにレーザダイオード点灯信号によってレー
ザダイオードを点灯させ、各チャンネルからレーザダイ
オードに流れる電流値に基づいて、所定のチャンネルの
みが点灯していることを一致回路によって検出し、さら
に受光素子出力切替スイッチから各チャンネルのレーザ
ダイオード制御装置に振り分けられた後の電流値をそれ
ぞれ検出し、所定のチャンネルのみにフィードバックが
かかっていることを一致回路によって確認した後、オー
トマチック・パワー・コントロールを行うためのサンプ
ル信号を各チャンネルのレーザダイオードドライバに送
出することを特徴とする。
【0019】この請求項4の発明によれば、オートマチ
ック・パワー・コントロールを行う際に、各チャンネル
毎に初めにレーザダイオード点灯信号によってレーザダ
イオードを点灯させ、各チャンネルからレーザダイオー
ドに流れる電流値に基づいて、所定のチャンネルのみが
点灯していることを確認し、さらに受光素子出力切替ス
イッチから各チャンネルのレーザダイオード制御装置に
振り分けられた後の電流値をそれぞれ検出し、所定のチ
ャンネルのみにフィードバックがかかっていることを確
認した後、オートマチック・パワー・コントロールを行
うようにしたため、制御信号等の乱れを原因としてレー
ザダイオード発光量が設定値よりも大きくなったり、レ
ーザダイオード劣化が発生するのを防止することができ
る。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の
いずれか一つに記載のレーザダイオード制御装置におい
て、複数のレーザダイオードに代えて、一つのチップ上
に個別に制御可能な複数の発光源がアレイ状に配列され
たレーザダイオード・アレイを用いたことを特徴とす
る。
【0021】この請求項5の発明によれば、複数のレー
ザダイオードに代えてレーザダイオード・アレイを用い
るようにしたため、上記効果に加えて、制御を変える必
要がなく、複数の発光源から放射されたレーザビームを
後から合成プリズム等で1つに束ねる必要もなくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のレーザダイオード
制御装置について、実施の形態1〜実施の形態3の順に
添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0023】(実施の形態1)図1は、本実施の形態1
に係るレーザプリンタの光学系の概略構成図である。図
1のレーザプリンタの光学系は、レーザ・ダイオード
(LD)やコリメートレンズが内蔵されたLDユニット
1、LDユニット1から射出されたレーザビームを偏向
走査するポリゴンミラー(回転多面鏡)2、f−θレン
ズ等から構成される結像レンズ3、結像レンズ3を通っ
たレーザビームを感光体ドラムへ反射させる反射ミラー
4、帯電した表面に画像を結像させる感光体ドラム5、
感光体ドラム5の走査領域外のレーザビームを反射する
同期検知ミラー6、および同期検知ミラー6で反射され
たレーザビームを検知する受光素子7などを備えてい
る。
【0024】図1のレーザプリンタの光学系は、LDユ
ニット1のLDから射出されたレーザビームがコリメー
トレンズによって平行光線となり、ポリゴンミラー2に
よって偏向走査され、f−θレンズ等から成る結像レン
ズ3を経て反射ミラー4で反射され、帯電した感光体ド
ラム5の表面に画像が結像される。また、感光体ドラム
5の走査領域外に配置された同期検知ミラー6と受光素
子7は、検知したレーザビームに基づいて画像を感光体
上に書き込むための有効走査期間を割り出し、LDから
射出されるレーザビームを画像信号に基づいて変調し、
点灯、消灯が繰り返され、ポリゴンミラー2の回転に従
って主走査方向に反復して走査されると共に、感光体ド
ラム5が矢印方向に回転することで副走査が行われ、感
光体ドラム5上に静電潜像が形成される。
【0025】このようにして、感光体ドラム5上に形成
された静電潜像は、帯電した現像剤(トナー)によって
現像され、さらに現像剤とは反対の電荷が与えられた転
写紙等の転写材を感光体ドラム5に密着することによ
り、現像剤を転写材に転写する。そして、転写材が感光
体ドラム5から分離された後、加熱することによって現
像剤を転写材上に融着する、定着処理が行われる。
【0026】図2は、レーザプリンタの書き込み制御部
の回路構成を示すブロック図である。図2の書き込み制
御部は、レーザプリンタ全体を制御する中央演算処理装
置(CPU)10、画像データを電気的に処理してLD
ドライバ等にパラレルで画素クロックや画像データある
いは制御信号を送信する画像処理部(IPU)11、パ
ルス幅変調部(PWM)12、送信された信号に基づい
てLD14を駆動するLDドライバ13、LD14、お
よびPD15などを備えている。
【0027】図2の書き込み制御部では、CPU10の
制御により画像処理部(IPU)11にて電気的に処理
した画像データをパルス幅変調部12によって変調する
と共に、LDドライバ13に対してパラレルで画素クロ
ック、画像データならびに制御信号が送信され、この信
号に基づいてLD14が駆動される。
【0028】また、有効走査期間外には、APC制御用
にLDを点灯して、後述する方法によりLD14の点灯
を確認した後、LD14を点灯した状態でS/H信号を
サンプル状態にすることにより、LDパッケージに内蔵
されたフォトダイオード(PD)15で発生するモニタ
電流をAPC回路内臓のLDドライバ13にフィードバ
ックすることによってAPCが行われる。
【0029】そして、有効走査期間内においては、S/
H信号をホールド状態にして、LDドライバ13の出力
電流を一定値に固定するようにしている。
【0030】図3は、図2のLDドライバ13に内臓さ
れたAPC回路を示すブロック図である。図3のLDド
ライバ13は、コンパレータ20、S/Hスイッチ2
1、電流発生回路22、スイッチ回路23、およびI/
V変換回路24などによって構成されている。
【0031】そこで、APC動作時には、LD制御装置
である図2の画像処理部11から制御信号としてのLD
点灯信号とそれに続くサンプル信号が送出される。この
LD点灯信号は、図3に示すスイッチ回路23をONに
切り替えるとともに、サンプル信号は、S/Hスイッチ
21をONに切り替える。すると、ホールド・コンデン
サ25の電圧値に基づいた電流が電流発生回路22から
スイッチ回路23を介してLD14に流れ込んでLD1
4を発光させ、LD14の光強度に比例した電流がPD
15に流れ込む。そして、I/V変換回路24では、P
D15を流れる電流値が電圧に変換され、その変換後の
電圧と基準電圧とをコンパレータ20にて比較し、その
比較結果に基づいてホールド・コンデンサ25が充電も
しくは放電され、その電圧値が変化することで電流発生
回路22の出力電流がコントロールされ、LD14の光
量を一定に制御する。
【0032】また、画像書込み時には、S/H信号がホ
ールド信号に変わり、S/Hスイッチ21がOFFに切
り替わる。その結果ホールドコンデンサ25の値が一定
値に固定されるため、電流発生回路22からLD14に
流れる電流は一定値に固定される。そして、図1のパル
ス幅変調部(PWM)12から送出される画像データ信
号に基づいて、LDドライバ13内部のLD変調用のス
イッチ回路23を切り替えることにより、LD14を変
調させて感光体ドラム5に対して画像の書き込みが行わ
れる。
【0033】本実施の形態1においては、レーザビーム
が主走査方向に感光体ドラム5を一回走査して、画像書
込み期間が終了すると、再びAPC動作を行ってLD1
4を規定の光量値に制御するようにする。APC動作が
終了すると、再びレーザビームが主走査方向に感光体ド
ラム5を走査し、書込みを行うという動作が繰り返され
る。
【0034】さて、本実施の形態1におけるAPC動作
に先立って行われるLDの点灯確認方法としては、以下
の方法が用いられる。図4は、LDの点灯確認を行うた
めの一回路構成例を示した図である。図4に示すよう
に、LD14に内蔵されたPD15、もしくは他の受光
素子から出力される電流値を電流−電圧変換回路30に
よって電圧信号に変換し、コンパレータ31で基準電圧
と比較することによって受光確認信号を生成し、図2中
に記載した画像処理部11へ送出する。画像処理部11
では、この受光確認信号がONになった時にLD14の
光量をPD15を介して正常にフィードバックが掛けら
れるものと見做して、APC動作を行うためのサンプル
信号をLDドライバ13に送出する。そして、このサン
プル信号に基づいてAPC動作を行うことにより、受光
が確認されたことになる。
【0035】また、一定期間以上点灯確認信号がONに
ならない場合は、画像処理部11においてAPC動作異
常と判断してLD14の発光を取り止め、レーザプリン
タ全体を制御するCPU10へ動作異常を通知して、装
置動作を停止させる。以上説明したように、本実施の形
態1によれば、APC動作を行う際に、初めにLD点灯
信号によってLDを点灯させ、受光素子から出力される
電流値に基づいてLDが点灯されたことを検出してから
APC動作を行うようにしたため、制御信号等の乱れを
原因としてLD発光量が設定値よりも大きくなったり、
レーザダイオード劣化が発生するのを防止することがで
きる。
【0036】(実施の形態2)図5は、本実施の形態2
に係るレーザプリンタの光学系の概略構成図である。図
5のレーザプリンタの光学系は、2つのレーザダイオー
ドから成るLD1,LD2、そのLD1,LD2に対応
したコリメートレンズ40a,40b、LD1,LD2
からのレーザビームを合成するビーム合成プリズム4
1、合成されたビームをポリゴンミラー2とPD15と
に分割するビームスプリッタ42などを備えている。な
お、上記実施の形態1で説明したものと同一物または相
当物については、同一符号を付して説明を省略する。
【0037】本実施の形態2は、レーザプリンタの中で
も特に複数のレーザビームを用いて同時に画像書き込み
を行うマルチビーム・レーザプリンタにするものであ
る。このマルチビーム・レーザプリンタは、複数のレー
ザビームをそれぞれ個別に制御し、なおかつ近接した複
数のレーザビームを一度に同一のポリゴンミラーで走査
して、感光体ドラム5上に画像を形成するものである。
このため、マルチビーム・レーザプリンタは、複数のレ
ーザビームによって同時書き込みを行う以外は、光学系
および現像プロセスが上記実施の形態1で説明した1ビ
ームのレーザプリンタの場合と全く同じであることか
ら、光学系および現像プロセスについては説明を省略す
る。
【0038】本実施の形態2のマルチビーム・レーザプ
リンタが上記実施の形態1で説明した1ビームのレーザ
プリンタと異なる部分は、書込み用光源として複数のL
Dが使用され、そのレーザビームを1つに束ねて使用す
るか、もしくは一つのチップ上に個別に制御可能な複数
の発光源がアレイ状に配列されたレーザ・ダイオード・
アレイ(以下、LDAという)を使用する点にある。
【0039】そこで、本実施の形態2では、特に複数の
LDを使用してレーザビームを1つに束ねて使用する方
法について取り上げ、特に、LDを2つ使用するものに
ついて説明を行うものとする。また、LDの光量検知方
法としては、2つのLDに対して共通の受光素子を使用
するものとする。ここでは、受光素子として図5に示し
たような単独のフォトダイオード(PD)15を使用す
るものとする。
【0040】レーザビームの合成方法については、図5
に示すように、LD1,LD2から放射されたレーザビ
ームがそれぞれのコリメートレンズ40a,40bを通
過して平行光線となり、ビーム合成プリズム41に入射
されることによって近接した2本のレーザビームとな
る。この2本のレーザビームは、実施の形態1の場合と
同様に回転多面鏡(ポリゴンミラー)2で同時に走査さ
れて、感光体ドラム5上に到達し、副走査方向に近接し
た2本のレーザビームとして同時に2ライン分の画像の
書込みが行われる。
【0041】図6は、実施の形態2に係るレーザプリン
タの書き込み制御部の回路構成を示すブロック図であ
る。図6の書き込み制御部は、レーザプリンタ全体を制
御するCPU10、画像データを電気的に処理して、L
Dドライバ等で構成される書き込み部に対してパラレル
で画素クロック、画像データ(DATA)ならびに制御
信号を送信する画像処理部11、書き込み部に送信され
た画像データをパルス幅変調するパルス幅変調部12
a,12b、パルス幅変調された送信信号に基づいてL
D1,LD2をそれぞれ駆動するLDドライバ13a,
13b、LD1,LD2の光量をモニタするPD15、
そのモニタ電流の出力を切り替える受光素子出力切替ス
イッチ50などを備えている。
【0042】そして、本実施の形態2では、図16の場
合と同様に非有効走査期間内に各LD(LD1,LD
2)を時間的に順次独立させてAPC動作を行うように
する。まず、図6のLD制御装置である画像処理部(I
PU)11から出力される制御信号として、LD1のL
D点灯信号とモニタ電流切替信号とが送出される。そし
て、後述する方法によりLD1のみが点灯していること
と、受光素子出力切替スイッチ50がch1に切り替わ
っていることを確認した後、そのままch1が点灯して
いる状態でch1のS/H信号をサンプル状態にするこ
とで、上記実施の形態1の場合と同様にLD1に関して
APCの閉ループ回路が形成され、LD1のAPC制御
が行われる。
【0043】次に、サンプル信号とLD1のLD点灯信
号およびモニタ電流切替信号がそれぞれOFFとなり、
LD2のLD点灯信号とモニタ電流切替信号が送出され
る。そして、1chの時と同様に2chのみが点灯して
いることと、受光素子出力が2chに切り替わっている
ことを確認した後、2chのサンプル信号が送出され
る。その結果、2chに関しても実施の形態1と同様に
APCの閉ループ回路が形成され、LD2のAPC制御
が行われる。
【0044】その後の有効走査期間内においては、各L
Dドライバ13a,13bに送出されるS/H信号をホ
ールド状態にして、各LDドライバ13a,13bの出
力電流を固定するようにする。なお、LDドライバ内部
のAPC動作メカニズムについては、実施の形態1の図
3の場合と同様であるので、説明を省略する。
【0045】次に、APC動作に先立って行われる、該
当チャンネルのLDの点灯確認方法および、受光素子出
力切替スイッチ50の切替わり確認方法について説明す
る。図7は、実施の形態2における信号検出個所を説明
する図である。図7に示すように、LDに内蔵された受
光素子(フォトダイオード(PD)15から出力され、
受光素子出力切替スイッチ50によって各チャンネル毎
に振り分けられた電流量に基づいて、実施の形態1の場
合と同様の方法により各チャンネルごとの受光素子出力
によるSW切替確認信号(実施の形態1の図4の受光確
認信号に相当する)を生成する。
【0046】また、これと同時にLDドライバ13a,
13bがLD1,LD2に流している電流量をそれぞれ
検出し、各チャンネルごとにLDドライバ駆動確認信号
を生成するようにする。図8は、LDドライバの駆動確
認を行うための一回路構成例を示した図である。図8に
示すように、LD(LD1またはLD2)を点灯させる
ことによって流れる電流値を電流−電圧変換回路52で
電圧信号に変換し、コンパレータ54で基準電圧と比較
することにより、LDドライバ駆動確認信号が生成され
る。
【0047】図9は、上記したSW切替確認信号および
LDドライバ駆動確認信号に基づいてAPC開始可能信
号を得るようにした信号処理の一例を説明する図であ
り、ハードウエア構成的に描いてあるが、これら一連の
処理をソフトウエアを用いて実施しても勿論よい。図9
に示すように、SW切替確認信号およびLDドライバ駆
動確認信号が各チャンネルに送出されているLD点灯信
号(図中では、LDドライバ強制点灯信号)と一致して
いるかをそれぞれの一致回路60,61によってチェッ
クを行い、一致している時には、ドライバ出力正常信号
およびSW切替正常信号の「1」が出力される。そし
て、ドライバ出力正常信号とSW切替正常信号の双方に
「1」が出力された時のみ(アンドゲート62の出力が
「1」の場合)所定のLDに閉ループ回路が形成された
とみなして、APCを開始するためのサンプル信号(A
PC開始可能信号)をLDドライバに送出する。このよ
うに、サンプル信号に基づいてAPCを開始すること
で、正しいフィードバックがかかった状態でAPCを開
始しているという確認がとれたことになる。
【0048】また、一定期間経っても各チャンネルのL
Dドライバ駆動確認信号やSW切替確認信号がONにな
らない場合は、画像処理部11においてAPC動作異常
と判断してLDの発光を取り止め、レーザプリンタ全体
を制御している中央演算処理装置(CPU)10へ動作
異常を通知して、装置を停止させるようにする。
【0049】さらに、図10および図11は、図7より
も信号検出個所を少なく構成した回路図である。図10
の場合は、APCを行う際に、各チャンネルのLDドラ
イバ13a,13b毎のLD点灯信号によってLD1,
LD2を別々に点灯させ、LD1,LD2に流れる電流
(LDドライバ駆動確認信号)を一致回路によって検出
し、受光素子15から出力される電流値に基づいてレー
ザダイオードが点灯したことを検出することにより、所
定のチャンネルのみに正しくフィードバックがかかるこ
とを確認し、APCを行うためのサンプル信号を各チャ
ンネルのLDドライバ13a,13bに送出するように
したものである。
【0050】また、図11の場合は、APCを行う際
に、各チャンネルのLDドライバ13a,13b毎のL
D点灯信号によってLD1,LD2を別々に点灯させ、
LD1,LD2に流れる電流(LDドライバ駆動確認信
号)を一致回路によって検出し、APCを行うためのサ
ンプル信号を各チャンネルのLDドライバ13a,13
bに送出するようにしたものである。後書き説明文な
お、図10および図11のLDドライバ13a,13b
に内蔵されたAPC回路は、フィードバック信号として
電流信号を受け取ることになるが、受光素子15によっ
て生成された電流を電流−電圧変換回路を用いて電圧に
変換してからAPC回路に送るようにする。その際、受
光素子の電流検出回路内部に存在する電流−電圧変換回
路を使用するようにしてもよい。
【0051】以上説明したように、本実施の形態2によ
れば、APC動作を行う際に、各チャンネル毎に初めに
LD点灯信号によってLDを点灯させ、各チャンネルか
らLDに流れる電流値に基づいて、所定のチャンネルの
みが点灯していることを確認してからAPC動作を行う
ようにしたので、制御信号等の乱れを原因としてLD発
光量が設定値よりも大きくなったり、LD劣化が発生す
るのを防止することができる。
【0052】また、本実施の形態2によれば、光量検出
素子から出力される電流を検出して、所定のチャンネル
のみに正しくフィードバックがかかることを確認した
後、APC動作を行うようにしたり、さらには、受光素
子出力切替スイッチから各チャンネルのLD制御装置に
振り分けられた後の電流値をそれぞれ検出し、所定のチ
ャンネルのみにフィードバックがかかっていることを確
認した後、APC動作を行うようにしたので、制御信号
等の乱れを原因としてLD発光量が設定値よりも大きく
なったり、LD劣化が発生するのを防止することができ
る。
【0053】(実施の形態3)図12は、本実施の形態
3に係るレーザ・ダイオード・アレイを用いたマルチビ
ーム・レーザプリンタの概略構成図である。本実施の形
態3では、上記実施の形態2と同様に複数のレーザビー
ムを用いて同時に画像書き込みを行うマルチビーム・レ
ーザプリンタについて実施したものである。このため、
実施の形態2と重複する説明部分については省略するこ
とにする。
【0054】また、実施の形態3では、複数のレーザビ
ームを発生させる手段として、実施の形態2のように複
数のLDを使用するのではなく、一つのチップ上に個別
に制御可能な複数の発光源をアレイ状に配列したレーザ
・ダイオード・アレイ(以下、LDAという)を使用し
て実施するものとする。
【0055】図12に示すLDAチップ70には、複数
の発光源(ここでは、LD1,LD2)が近接して一つ
のチップ上に存在しているため、通常、LDに内蔵され
ているLD光量検知用のフォトダイオード(PD)71
が1つのパッケージ内に1つしか内臓されていないもの
が多い。本実施の形態3では、内蔵されたPD71が1
つしかないLDA74を使用するものとし、特に発光点
が2つ(LD1,LD2)のものについて説明する。
【0056】LDAチップ70から放射された複数のレ
ーザビーム72,73は、不図示のコリメートレンズに
よって平行光線となり、上記した実施の形態1および実
施の形態2と同様に回転多面鏡(ポリゴンミラー)で同
時に走査が行われて、感光体ドラム上に到達すると、副
走査方向に近接した2本のレーザビームとなり、同時に
2ライン分の画像の書込みを行うことができる。
【0057】図12に示した主走査方向と副走査方向は
レーザビーム72,73が感光体ドラム上に到達したと
きの複数のレーザビームとの位置関係を指し示すもので
ある。
【0058】図13は、図12の書込み制御部の回路構
成を示すブロック図である。図13に示した書込み制御
部は、レーザプリンタ全体を制御するCPU10、画像
データを電気的に処理して、LDドライバ等で構成され
る書き込み部に対してパラレルで画素クロックと画像デ
ータ(DATA)ならびに制御信号を送信する画像処理
部(IPU)11、書き込み部に送信された画像データ
のパルス幅変調を行うパルス幅変調部12a,12b、
パルス幅変調部12a,12bでパルス幅変調されたそ
れぞれの信号に基づいてLDA74の各LDを駆動する
LDドライバ13a,13b、一つのチップ上に複数の
発光源がアレイ状に配列され、PDと一体化されたLD
A74、および、そのPDによるモニタ電流の出力を切
り替える受光素子出力切替スイッチ50などを備えてい
る。
【0059】本実施の形態3が上記実施の形態2と異な
る特徴部分は、複数のレーザビームの発光源としてLD
A74を使用しているため、実施の形態2のように別々
のLDから放射されたレーザビームを後から合成プリズ
ム等で1つに束ねる必要がないという点にある。
【0060】その上、実施の形態2の場合は、LDの光
量検知方法として2つのLDに対して共通のPDを使用
しており、LD制御という観点から見ると、本実施の形
態3では実施の形態2のPDと2つのLDをLDAに置
き換えるだけで、全く同等に制御を行うことができる。
このため、実施の形態3の制御方法については、上記実
施の形態2に準ずるものとして説明を省略する。
【0061】以上説明したように、本実施の形態3によ
れば、複数のLDに代えてLDAを用いるようにしたた
め、LD制御を変える必要がなく、また、複数の発光源
から放射されたレーザビームを後から合成プリズム等で
1つに束ねる必要もなくなる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、オートマチック・パワー・コントロールを行う
際に、初めにレーザダイオード点灯信号によってレーザ
ダイオードを点灯させ、受光素子から出力される電流値
に基づいてレーザダイオードが点灯したことを検出して
からオートマチック・パワー・コントロールを行うよう
にしたので、制御信号等の乱れを原因としてレーザダイ
オード発光量が設定値よりも大きくなったり、レーザダ
イオード劣化が発生するのを防止することができる。
【0063】請求項2の発明によれば、オートマチック
・パワー・コントロールを行う際に、各チャンネル毎に
初めにレーザダイオード点灯信号によってレーザダイオ
ードを点灯させ、各チャンネルからレーザダイオードに
流れる電流値に基づいて、所定のチャンネルのみが点灯
していることを確認してからオートマチック・パワー・
コントロールを行うようにしたので、制御信号等の乱れ
を原因としてレーザダイオード発光量が設定値よりも大
きくなったり、レーザダイオード劣化が発生するのを防
止することができる。
【0064】請求項3の発明によれば、オートマチック
・パワー・コントロールを行う際に、各チャンネル毎に
初めにレーザダイオード点灯信号によってレーザダイオ
ードを点灯させ、各チャンネルからレーザダイオードに
流れる電流値に基づいて、所定のチャンネルのみが点灯
していることを確認し、さらに光量検出素子から出力さ
れる電流を検出して、所定のチャンネルのみに正しくフ
ィードバックがかかることを確認した後、オートマチッ
ク・パワー・コントロールを行うようにしたので、制御
信号等の乱れを原因としてレーザダイオード発光量が設
定値よりも大きくなったり、レーザダイオード劣化が発
生するのを防止することができる。
【0065】請求項4の発明によれば、オートマチック
・パワー・コントロールを行う際に、各チャンネル毎に
初めにレーザダイオード点灯信号によってレーザダイオ
ードを点灯させ、各チャンネルからレーザダイオードに
流れる電流値に基づいて、所定のチャンネルのみが点灯
していることを確認し、さらに受光素子出力切替スイッ
チから各チャンネルのレーザダイオード制御装置に振り
分けられた後の電流値をそれぞれ検出し、所定のチャン
ネルのみにフィードバックがかかっていることを確認し
た後、オートマチック・パワー・コントロールを行うよ
うにしたので、制御信号等の乱れを原因としてレーザダ
イオード発光量が設定値よりも大きくなったり、レーザ
ダイオード劣化が発生するのを防止することができる。
【0066】請求項5の発明によれば、複数のレーザダ
イオードに代えてレーザダイオード・アレイを用いるよ
うにしたので、上記効果に加えて、制御を変える必要が
なく、複数の発光源から放射されたレーザビームを後か
ら合成プリズム等で1つに束ねる必要もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1に係るレーザプリンタの光学系
の概略構成図である。
【図2】レーザプリンタの書き込み制御部の回路構成を
示すブロック図である。
【図3】図2のLDドライバに内臓されたAPC回路を
示すブロック図である。
【図4】LDの点灯確認を行うための一回路構成例を示
した図である。
【図5】本実施の形態2に係るレーザプリンタの光学系
の概略構成図である。
【図6】実施の形態2に係るレーザプリンタの書き込み
制御部の回路構成を示すブロック図である。
【図7】実施の形態2における信号検出個所を説明する
図である。
【図8】LDドライバの駆動確認を行うための一回路構
成例を示した図である。
【図9】SW切替確認信号およびLDドライバ駆動確認
信号に基づいてAPC開始可能信号を得るようにした信
号処理の一例を説明する図である。
【図10】図7よりも信号検出個所を少なく構成した回
路図である。
【図11】図7よりも信号検出個所を少なく構成した別
の回路図である。
【図12】本実施の形態3に係るレーザ・ダイオード・
アレイを用いたマルチビーム・レーザプリンタの概略構
成図である。
【図13】図12の書込み制御部の回路構成を示すブロ
ック図である。
【図14】従来のレーザダイオード制御装置の回路構成
を示すブロック図である。
【図15】断続的オートマチック・パワー・コントロー
ル回路の動作を説明するタイムチャートである。
【図16】複数のレーザダイオードと単一のフォトダイ
オードとを用いてオートマチック・パワー・コントロー
ル動作を行う場合のタイムチャートである。
【図17】断続的オートマチック・パワー・コントロー
ル回路の正常状態の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図18】断続的オートマチック・パワー・コントロー
ル回路の動作異常を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
1 LDユニット 2 ポリゴンミラー(回転多面鏡) 3 結像レンズ 4 反射ミラー 5 感光体ドラム 6 同期検知ミラー 7 受光素子 10 中央演算処理装置(CPU) 11 画像処理部(IPU) 12 パルス幅変調部(PWM) 13 LDドライバ 14 LD 15 PD 20 コンパレータ 21 S/Hスイッチ 22 電流発生回路 23 スイッチ回路 24 I/V変換回路 25 ホールド・コンデンサ 30 電流−電圧変換回路 31 コンパレータ 40a,40b コリメートレンズ 41 ビーム合成プリズム 42 ビームスプリッタ 50 受光素子出力切替スイッチ 52 電流−電圧変換回路 54 コンパレータ 60,61 一致回路 62 アンドゲート 70 LDAチップ 71 PD 72,73 レーザビーム 74 LDA
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/113 H04N 1/04 104A Fターム(参考) 2C362 AA03 AA12 AA16 AA53 AA55 AA56 AA59 AA61 AA75 BA67 BB33 2H045 AA01 BA22 BA32 CB33 5C051 AA02 CA07 DA02 DB02 DB07 DB22 DB24 DB30 DC07 DE30 EA02 FA01 5C072 AA03 BA13 HA02 HA09 HA13 HB02 HB04 XA01 XA05 5F073 BA07 EA15 EA28 FA05 GA02 GA12 GA32

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプル&ホールド信号に基づいて断続
    的にオートマチック・パワー・コントロールを行い、そ
    のオートマチック・パワー・コントロール期間内にサン
    プルモードに移行してオートマチック・パワー・コント
    ロールによる光量調節を行い、信号出力期間内にホール
    ドモードに移行して定電流駆動により動作を制御するレ
    ーザダイオード制御装置において、 前記オートマチック・パワー・コントロールを行う際
    に、初めにレーザダイオード点灯信号によってレーザダ
    イオードを点灯させ、 受光素子から出力される電流値に基づいて受光素子が受
    光したことを検出してからオートマチック・パワー・コ
    ントロールを行うためのサンプル信号をレーザダイオー
    ドドライバに送出することを特徴とするレーザダイオー
    ド制御装置。
  2. 【請求項2】 複数のレーザダイオードを有し、各レー
    ザダイオードから射出するレーザ光を1つの受光素子に
    て受光し、オートマチック・パワー・コントロール期間
    内に各レーザダイオードを時間的に順次独立して点灯さ
    せ、その点灯に同期して各レーザダイオードに対して順
    次サンプル信号を送出することにより受光素子からの信
    号をフィードバックしてオートマチック・パワー・コン
    トロールを行うレーザダイオード制御装置において、 前記オートマチック・パワー・コントロールを行う際
    に、各チャンネル毎に初めにレーザダイオード点灯信号
    によってレーザダイオードを点灯させ、 各チャンネルからレーザダイオードに流れる電流値に基
    づいて、所定のチャンネルのみが点灯していることを一
    致回路によって検出した後、 オートマチック・パワー・コントロールを行うためのサ
    ンプル信号を各チャンネルのレーザダイオードドライバ
    に送出することを特徴とするレーザダイオード制御装
    置。
  3. 【請求項3】 複数のレーザダイオードを有し、各レー
    ザダイオードから射出するレーザ光を1つの受光素子に
    て受光し、オートマチック・パワー・コントロール期間
    内に各レーザダイオードを時間的に順次独立に点灯さ
    せ、その点灯に同期して各レーザダイオード制御装置に
    対して順次サンプル信号を送出することにより受光素子
    からの信号をフィードバックしてオートマチック・パワ
    ー・コントロールを行うレーザダイオード制御装置にお
    いて、 前記オートマチック・パワー・コントロールを行う際
    に、各チャンネル毎に初めにレーザダイオード点灯信号
    によってレーザダイオードを点灯させ、 各チャンネルからレーザダイオードに流れる電流値に基
    づいて、所定のチャンネルのみが点灯していることを一
    致回路によって検出し、 さらに光量検出素子から出力される電流値に基づいてレ
    ーザダイオードが点灯したことを検出することによっ
    て、所定のチャンネルのみに正しくフィードバックがか
    かることを確認した後、 オートマチック・パワー・コントロールを行うためのサ
    ンプル信号を各チャンネルのレーザダイオードドライバ
    に送出することを特徴とするレーザダイオード制御装
    置。
  4. 【請求項4】 複数のレーザダイオードを有し、各レー
    ザダイオードから射出する信号を1つの受光素子にて受
    光し、オートマチック・パワー・コントロール期間内に
    各レーザダイオードを時間的に順次独立に点灯し、点灯
    に同期して各レーザダイオード制御装置に対して順次サ
    ンプル信号を送出するとともに、制御信号に基づいてス
    イッチを切り替えて受光素子からの信号を各レーザダイ
    オード制御装置に対してフィードバックしてオートマチ
    ック・パワー・コントロールを行うレーザダイオード制
    御装置において、 前記オートマチック・パワー・コントロールを行う際
    に、各チャンネル毎に初めにレーザダイオード点灯信号
    によってレーザダイオードを点灯させ、 各チャンネルからレーザダイオードに流れる電流値に基
    づいて、所定のチャンネルのみが点灯していることを一
    致回路によって検出し、 さらに受光素子出力切替スイッチから各チャンネルのレ
    ーザダイオード制御装置に振り分けられた後の電流値を
    それぞれ検出し、 所定のチャンネルのみにフィードバックがかかっている
    ことを一致回路によって確認した後、 オートマチック・パワー・コントロールを行うためのサ
    ンプル信号を各チャンネルのレーザダイオードドライバ
    に送出することを特徴とするレーザダイオード制御装
    置。
  5. 【請求項5】 複数のレーザダイオードに代えて、一つ
    のチップ上に個別に制御可能な複数の発光源がアレイ状
    に配列されたレーザダイオード・アレイを用いたことを
    特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載のレーザ
    ダイオード制御装置。
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