JP2002067375A - 光書き込み装置および方法 - Google Patents

光書き込み装置および方法

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JP2002067375A
JP2002067375A JP2000254105A JP2000254105A JP2002067375A JP 2002067375 A JP2002067375 A JP 2002067375A JP 2000254105 A JP2000254105 A JP 2000254105A JP 2000254105 A JP2000254105 A JP 2000254105A JP 2002067375 A JP2002067375 A JP 2002067375A
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laser diode
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laser
polygon mirror
scanning period
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JP2000254105A
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English (en)
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Takeo Kazama
健男 風間
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1主走査内でのLDの最大点灯時間を短く
し、LDの光量変動量を下げ、画像の濃度ムラの少ない
高画質な画像が得ることができる光書き込み装置を提供
する。 【解決手段】 S/H信号に基いたAPCによってLD
の発光制御を行うLDドライバ33を備え、LDに対し
て有効走査期間内にはホールドモードで定電流駆動を行
ない、非有効走査期間内にはLDをサンプルモードに移
行させて光量調節を行なう光書き込み装置において、使
用するLDのドゥループ量の大きさを、LDに特定の周
波数のデューティー比50%の方形波駆動電流を加えた
際の1パルス内におけるLD発振開始時のLD発光量に
対する発振終了時のLD発光の減少量によって定義した
場合、周波数f<600[Hz]のパルスでLDを駆動した
際にドゥループ量がΔP>10[%]であっても、レーザ
ビームを走査するポリゴンミラーの回転数RMを250
00[rpm]以上、かつ、ポリゴンミラー面数Nを5以上
とし、レーザビームの走査速度を速くして1主走査内の
LDの駆動時間を短くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機、
レーザビームプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置
に使用される光書き込み装置および光書き込み方法に係
り、特に、ドゥループを抑制するためにレーザダイオー
ドから放射されるレーザ光量を制御する光書き込み装置
および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、デジタル複写機、レーザプリ
ンタ、ファクシミリ等の画像形成装置で用いられる光走
査装置においては、ポリゴンミラーによってレーザビー
ムを走査して、感光体上に画像の書き込みを行なうため
に、レーザダイオード(以下、「LD」と略記する)が
用いられている。LDはLDが置かれた環境、もしくは
LD自体の発熱に起因する温度変動によって、発光量が
変動するという性質を持っている。一方、レーザプリン
ターのような装置ではLD光量が一定であることが望ま
れる。このため、LDに付随したフォトダイオード(以
下、「PD」と略記する)でLDの発光量を検出して、
制御部分にフィードバックすることで光量を一定に調節
するというオートマチック・パワーコントロール(以
下、「APC」と略記する)が行なわれていた。
【0003】ところが、APCは光量を一定に調節する
ものであるため、LD印加電流のON、OFFによって
画像信号を出力するときには、OFF時にAPCを解除
しなければならない。
【0004】そこで、画像信号に応じて感光体上に潜像
形成(画像の書込み)を行うためのレーザビーム走査期
間(有効走査期間)以外の期間である非有効走査期間内
において、LDを点灯させてAPC制御を行うが、有効
走査期間内にはLDに流す電流を一定に保つ定電流制御
によって光強度をほぼ一定に保持するという制御が行な
われていた。この制御回路の一例を図10に示す。
【0005】なお、関連する発明として、例えば特許第
2539878号公報に開示された「レーザプリンター
用の半導体レーザ装置の駆動方法」が公知である。この
公報には、ηの値を変えて後述の本発明と類似の関係式
満たす半導体レーザ装置を製造することでLDの光量変
化を少なくすることが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術においてはAPCから次のAPCの間まで、L
Dの定電流駆動を行なっているために、LD自体の発熱
に起因する温度変動によって、発光量が変動するという
現象であるドゥループが発生する場合がある。このドゥ
ループに伴う光量変化量が大きいと、感光体に付着する
トナー量が変動して画像の濃度ムラを招くという問題が
ある。
【0007】また、上述の従来技術においてはAPCか
ら次のAPCの間まで、LDの定電流駆動を行なってい
るために、LD自体の発熱に起因する温度変動によっ
て、発光量が変動するという現象が発生し、この光量変
動量が大きいと、感光体に付着するトナー量が変動して
画像の濃度ムラを招くという問題もある。
【0008】この発明は上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、レーザビームを走査する
ポリゴンミラーの回転数を高め、および/または、ポリ
ゴンミラーの面数を増やすことによって、1主走査内で
のLDの最大点灯時間を短くし、LDの光量変動量を下
げ、画像の濃度ムラの少ない高画質な画像が得ることが
できる光書き込み装置および光書き込み方法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、サンプル・ホールド信号に基いたオート
マチック・パワーコントロールによってLDの発光制御
を行う制御手段を備え、LDに対して有効走査期間内に
はホールドモードで定電流駆動を行ない、非有効走査期
間内にはLDをサンプルモードに移行させて光量調節を
行なう光書き込み装置において、使用するLDのドゥル
ープ量の大きさを、LDに特定の周波数のデューティー
比50%の方形波駆動電流を加えた際の1パルス内にお
けるLD発振開始時のLD発光量に対する発振終了時の
LD発光の減少量によって定義することとした場合、周
波数f<600[Hz]のパルスでLDを駆動した際にドゥ
ループ量がΔP>10[%]であっても、レーザビームを
走査するポリゴンミラーの回転数をRMを、 RM≧25000[rpm] かつ、ポリゴンミラー面数Nを、 N≧5 としたことを特徴とする。
【0010】また、前記発明は、サンプル・ホールド信
号に基いたオートマチック・パワーコントロールによっ
てLDの発光制御を行う制御手段を備え、複数のLDに
対して有効走査期間内にはホールドモードで定電流駆動
を行ない、非有効走査期間内ではそれぞれのLDを時間
的に独立にサンプルモードに移行させて光量調節を行な
う光書き込み装置においても適用することができ、さら
に、1つのチップ上に個別に制御可能な複数の発光源が
アレイ状に配列されたレーザダイオード・アレイ(LD
A)を使用した光書き込み装置にも適用できる。
【0011】このように構成された光書き込み装置で
は、レーザビームを走査するポリゴンミラーの回転数R
Mが、 RM≧25000[rpm] であり、かつ、ポリゴンミラー面数Nが、 N≧5 と設定されている。
【0012】この値の範囲でレーザビームを走査する場
合、レーザビームの走査周波数fv[Hz]は fv=RM・N/60 という関係から fv≧2[kHz] となる。
【0013】一方、周波数[2kHz]以上でLDを駆動し
た場合、LD内部でドゥループの原因となるの熱の発生
時間が短くなり、LDのドゥループは10%以下に抑え
られることが経験的に分かっている。このため、本発明
によれば、LDの光量変動量を10%以下に抑えること
ができる。
【0014】また、レーザプリンタ等の画像形成装置に
おいては、光量変動量が10%以下であれば、レーザプ
リンタ等の画像形成装置の画像品質は満足できるものに
なることが経験的に分かっているので、本発明によれば
ドゥループに起因する画像の濃度ムラが発生するのを防
止することができる。
【0015】また、前記目的を達成するため、本発明
は、サンプル・ホールド信号に基いたオートマチック・
パワーコントロールによってLDの発光制御を行う際、
LDに対して有効走査期間内にはホールドモードで定電
流駆動を行ない、非有効走査期間内にはLDをサンプル
モードに移行させて光量調節を行なう光書き込み方法に
おいて、予め定義したドゥループ量を大きさが所定値以
上になった時に、ポリゴンミラーの面数に対応してポリ
ゴン回転数を上げ、レーザビームの走査周波数を2[kH
z]以上にすることを特徴とする。
【0016】この方法は、LDAを含む複数のLDを使
用してマルチビーム書き込みを行う場合全般に適用でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>以下、本発明
の第1の実施形態について図1ないし図3を参照して説
明する。なお、この実施形態は請求項1の発明に対応す
る。
【0018】図1は本実施形態に係るレーザプリンタの
光学書き込み系の概略構成を示す図である。レーザプリ
ンタは、図1に示すようにレーザダイオード・ユニット
(LDU)1内部において、レーザダイオード(LD)
から射出されたレーザビームがLDU1内部のコリメー
トレンズによって平行光線となり、回転多面鏡(以下、
「ポリゴンミラー」と称す)2によって偏向走査された
後、f−θレンズ3等から構成される結像レンズによっ
てドラム状の感光体(感光体ドラムとも称す)4の帯電
した表面に画像を結像する。この際にレーザビームは画
像信号に基いて変調されて点灯、消灯を繰り返し、ポリ
ゴンミラー2の回転に従って図中矢印Aの主走査方向に
反復して走査されると同時に、感光体4が矢印Bのよう
に回転して副走査を行なうことによって感光体4上に静
電潜像を形成する。なお、符号5はf−θレンズ3から
のレーザ光を感光体4上に導く反射ミラーである。
【0019】感光体4上に形成された静電潜像は帯電し
た現像剤(トナー)によって現像され、さらに現像剤と
は反対の電荷を与えられた転写紙等の転写材が感光体4
に密着させられることで現像剤が転写材に転写される。
そして、転写材が感光体4から分離した後、加熱される
ことで現像剤が転写材上に融着して定着が行われる。な
お、この顕像化処理については、公知の技術なのでここ
では詳述しない。
【0020】感光体4上の走査領域外に配置された受光
素子6は同期検知ミラー7によって折り返されたレーザ
ビームを検知し、LD制御部は、受光素子6によって得
られた検知信号を基に、画像が感光体4上に書き込まれ
る期間である有効走査期間を割り出す。
【0021】図2は書き込み制御部の回路構成を示すブ
ロック図である。
【0022】図2において、中央演算処理装置(以下C
PU)31はレーザプリンタ全体を制御している。画像
処理部(以下、「IPU」とも称す。)32は画像デー
タを電気的に処理しLDドライバ等で構成される書き込
み部にパラレルで画素クロックと画像データ(図中一括
してDATA)ならびに制御信号を送信している。書き
込み部に送信された画像データはパルス幅変調(以下、
「PWM」とも称す。)部35によって変調され、LD
ドライバ33に送信される。LDドライバ33は送信さ
れた信号をもとにLDを駆動している。そして有効走査
期間外にAPC制御用にLDを点灯し、サンプル&ホー
ルド信号(S/H信号)をサンプル状態にすることで、
LDパッケージに内蔵されたフォトダイオード(PD)
で発生するモニタ電流をAPC回路内蔵のLDドライバ
33にフィードバックしてAPCを行なう。そして有効
走査期間内においてはS/H信号をホールド状態にして
ドライバの出力電流を一定値に固定している。
【0023】LDドライバに内蔵されたAPC回路の回
路ブロック図を図3に示すとともに、APC回路の動作
について説明する。
【0024】LDドライバ33は、コンパレータ33
1、電流発生回路332、スイッチ回路333、および
I/V変換回路334からなる。APC動作時にはLD
制御装置であるIPU32から制御信号としてLD点灯
信号とそれに続くサンプル信号が送出される。LD点灯
信号は図3のスイッチ回路333をONに切り替えると
ともにサンプル信号はS/Hスイッチ335をONに切
り替える。すると、ホールド・コンデンサ36の電圧値
に基いた電流が電流発生回路332からスイッチ回路3
33を介してLDに流れ込んでLDが発光し、LDの光
強度に比例した電流がPDに流れ込む。そして、I/V
変換回路334においてPDを流れる電流値が電圧に変
換される。その変換後の電圧と基準電圧がコンパレータ
331によって比較された結果に基いてホールドコンデ
ンサ36が充電もしくは放電されて、電圧値が変化する
ことで、電流発生回路332の出力電流がコントロール
され、LD光量が一定に制御される。
【0025】画像書込み時には、S/H信号がホールド
信号に変って、S/Hスイッチ335がOFFに切り替
わる。その結果、ホールドコンデンサ36の値が一定値
に固定されるため、電流発生回路332からLDに流れ
る電流は一定値に固定される。そしてPWM部35から
送出される画像データ信号に基いて、LDドライバ33
内部のLD変調用スイッチ回路が切り替わり、LD光源
を変調して感光体ドラム4に画像の書き込みが行われ
る。
【0026】この実施形態においては、レーザビームが
主走査方向に感光体ドラム4を一回走査して画像書き込
み期間が終わると、再びAPC動作を行ない、LDを規
定の光量値に制御する。APCが終了すると再びレーザ
ビームが主走査方向に感光体ドラム4を走査して書き込
みを行なうという動作を繰り返している。
【0027】ここで、レーザビームを走査するポリゴン
ミラー2の回転数RMを、 RM≧25000 [rpm] かつ、ポリゴンミラー面数Nを、 N≧5 とすることとする。
【0028】なお、この実施形態では、1回主走査を行
なうたびに必ず非有効走査期間内においてLDに対して
APCを行っているが、1回主走査を行なうたびに必ず
非有効走査期間内においてLDに対してAPCを行わな
い場合にも適用できる。例えば、2回主走査を行なって
から非有効走査期間内に1回APCを行なうようにする
こともできる。
【0029】<第2の実施形態>この実施形態は、レー
ザプリンタの中でも特に複数のレーザビームで同時に画
像書き込みを行なうマルチビーム・レーザプリンタに本
発明を適用した例である。
【0030】マルチビーム・レーザプリンタでは、それ
ぞれレーザビームは個別に制御され、なおかつ近接した
複数のレーザビームが一度に同一のポリゴンミラーで走
査されて、感光体ドラム上に画像を形成する。このた
め、マルチビーム・レーザプリンタは、複数のレーザビ
ームによって同時書き込みを行なう以外は、光学系およ
び現像プロセスも前述の第1の実施形態で説明した1ビ
ームのレーザプリンタと全く同等である。そこで、この
第2の実施形態では、第1の実施形態において説明した
光学系および現像プロセスと同等のものを使うものとし
て説明を省略する。
【0031】マルチビーム・レーザプリンタが1ビーム
のレーザプリンタと異なる部分は、書き込み用光源とし
て複数のLDを使用してレーザビームを1つに束ねて使
用するか、もしくは1つのチップ上に個別に制御可能な
複数の発光源がアレイ状に配列されたレーザダイオード
・アレイ(以下LDA)を使用する点にある。
【0032】そこでこの実施形態では特に複数のLDを
使用してレーザビームを1つに束ねて使用する方法を取
り上げ、特にLDを2つ使用するものについて説明を行
なう。また、LDの光量検知方法として、2つのLDに
対して共通の受光素子を使用するものとする。ここでは
受光素子として図4のように単独のフォトダイオード
(PD)を使用するものとする。
【0033】レーザビームの合成方法の概念図を図4に
示す。
【0034】LD1、2から放射されたレーザビームは
それぞれコリメートレンズ8を通過して、平行光線とな
り、ビーム合成プリズム10に入射することによって近
接した2本のレーザビームとなる。この2本のレーザビ
ームは回転多面鏡(ポリゴンミラー)2で同時に走査さ
れて感光体ドラム4上に到達し、副走査方向に近接した
2本のレーザビームとして同時に2ライン分の画像の書
込みを行なう。なお、PD6には、コリメートレンズ8
を通過し、ビームスプリッタ11で分岐されたビームが
入射する。
【0035】図5は書き込み制御部の回路構成を示すブ
ロック図である。書き込み制御部は、CPU31と画像
処理部32と第1および第2のLDドライバ33−1,
33−2と、第1および第2のパルス幅変調部35−
1,35−2とから主に構成され、第1のLDドライバ
33−1はLD1に第2のLDドライバ33−2はLD
2を駆動する。また、PDの検出信号は各LDドライバ
33−1,33−2に入力される。
【0036】さらに詳しくは、CPU(中央演算処理装
置)31はレーザプリンタ全体を制御し、IPU32は
画像データを電気的に処理し、LDドライバ33−1,
33−2等で構成される書き込み部にパラレルで画素ク
ロックと画像データ(DATA)ならびに制御信号を送
信する。書き込み部に送信された画像データは第1およ
び第2のPWM部35−1,35−2によって変調さ
れ、それぞれ第1および第2のLDドライバ33−1,
33−2に送信される。LDドライバ33−1,33−
2は送信された信号をもとに2つのLD1,LD2を駆
動する。
【0037】そして、図6に示すように非有効走査期間
内に各LD1,LD2に対して次のように順番にAPC
を行なう。
【0038】まず、最初の非有効走査期間内において、
LD制御装置であるIPU32から制御信号としてLD
1のLD点灯信号と受光素子出力切替信号が送出され
る。この切替信号によってスイッチSW34が作動し、
ch1のサンプル&ホールド信号(S/H信号)をサン
プル状態にすることで、PDで発生するモニタ電流がA
PC回路内蔵のLDドライバ33−1にフィードバック
される。その結果、LD1に関してAPCの閉ループ回
路が形成され、LD1はAPCによって規定の光量値に
制御される。
【0039】そして、LD1のAPC制御の後、サンプ
ル信号とLD1の点灯信号および受光素子出力切替信号
がそれぞれOFFになり、次に続く有効走査期間内にお
いては各LDドライバ33−1,33−2に送出するS
/H信号をホールド状態にして各ドライバの出力電流を
一定値に固定して書込みが行われる。
【0040】次いで、その次の非有効走査期間内におい
て1chの時と同様に2chのサンプル信号が送出され
る。その結果2chに関しても同様にAPCの閉ループ
回路が形成され、2chのAPC制御が行われる。
【0041】さらに、LD2のAPC制御の後、サンプ
ル信号とLD2の点灯信号および受光素子出力切替信号
がそれぞれOFFになり、次に続く有効走査期間内にお
いては各LDドライバ33−1,33−2に送出するS
/H信号をホールド状態にして各ドライバ33−1,3
3−2の出力電流を固定して書込みが行われる。
【0042】以上の繰り返しでLD1,LD2にAPC
を行なう。なお、LDドライバ33−1,33−2内部
のAPCの動作メカニズムは前述の第1の実施形態にお
いて、図2を参照して説明したものと同等なので、説明
は省略する。この実施形態の場合も、前述の第1の実施
形態と同様に、レーザビームを走査するポリゴンミラー
2の回転数RMを、 RM≧25000 [rpm] かつ、ポリゴンミラー面数Nを、 N≧5 とする。
【0043】この実施形態においては、各LDに視点を
置いた場合、レーザビームが主走査方向に感光体4を2
回走査して、非有効走査期間になるとAPC動作を行な
うという動作を繰り返していることになる。
【0044】なお、この発明は、LDの数が2でなくと
も適用可能である。そして、非有効走査期間内において
複数の異なるLDにAPCをかける場合でも適用可能で
ある。例えば、LD使用個数が4個で、各主走査ごとに
2個ずつ順次APCを行なう場合でも適用できる。これ
を図で説明したものが図7である。もちろん、1回主走
査を行なうたびに必ず非有効走査期間内において全ての
LDに対して時間的に順次独立にAPCを行なう場合に
も適用できる。
【0045】また、ここではAPC用の受光素子とし
て、全てのLDに共通の受光素子(PD)を使用するこ
ととしたが、もちろん、各LDに対してそれぞれ個別の
受光素子(PD)を使用するものとしてもよい。また当
然、例えば全部で4個のLDを使用し、そのうちの2個
を1組としてLDを2組に分け、1組のLDに対して1
つの受光素子(PD)を使用することもできる。さら
に、LDと受光素子(PD)をそれぞれ複数使用するも
のの、LDと受光素子(PD)が必ずしも1対1に対応
しないようにして使用こともできる。例えば全部で4個
のLDを使用し、そのうちの2個を1組としてLDを2
組に分け、1組のLDに対して1つの受光素子(PD)
を使用することもできる。
【0046】<第3の実施形態>以下、本発明の第3の
実施形態について説明する。なお、この実施形態におい
ても、第1の実施形態と同様に画像形成装置としてレー
ザプリンタを例に挙げて説明するので、第1および第2
の実施形態と同等な各部には同一の参照符号を付し、重
複する説明は極力省略する。また、レーザダイオードア
レイ(以下、「LDA」とも称す。)を用いたマルチビ
ーム・レーザプリンタは、複数のLDから出力されるレ
ーザビームを1つに束ねて使用するのではなく、LDA
のレーザビームによって同時書き込みを行なう。しか
し、それ以外は、光学系および現像プロセスも第1の実
施形態で説明したマルチビーム・レーザプリンタと全く
同等である。なお、この実施形態は請求項3記載の発明
に対応している。
【0047】この第3の実施形態では複数のレーザビー
ムの発生方法として、第2の実施形態のように複数のL
Dを使用するのではなく、1つのチップ上に個別に制御
可能な複数の発光源がアレイ状に配列されたレーザダイ
オード・アレイ(LDA)を使用する。
【0048】LDAの概念図を図8に示す。LDAでは
複数の発光源が近接して1つのチップ(LDAチップ)
41上に存在するために、通常、LDに内蔵されている
LD光量検知用のフォトダイオード(PD)が1つのパ
ッケージ内に1つしか内蔵されていないものが多い。こ
の実施形態ではこのように内蔵PDが1つしかないLD
Aを使用するものとして、例えば発光点が4つのものに
ついて説明する。
【0049】LDAチップ41から放射された複数のレ
ーザビームはコリメートレンズによって平行光線となっ
て、第1および第2の実施形態と同様に回転多面鏡(ポ
リゴンミラー)2で同時に走査されて、感光体ドラム4
上に到達すると、副走査方向に近接した4本のレーザビ
ームとなって、同時に4ライン分の画像の書込みを行な
う。
【0050】図8に示した主走査方向、副走査方向はレ
ーザビームが感光体ドラム4上に到達したときの複数の
レーザビーム位置関係を示すものである。
【0051】図9は書き込み制御部の回路構成を示すブ
ロック図である。図9においてCPU31はレーザプリ
ンタ全体を制御し、IPU32は画像データを電気的に
処理し第1ないし第4のLDドライバ33−1,33−
2,33−3,33−4等で構成される書き込み部にパ
ラレルで画素クロックと画像データ(図中一括してDA
TA)ならびに制御信号を送信している。書き込み部に
送信された画像データは第1ないし第4のPWM部35
−1,35−2,35−3,35−4によって変調さ
れ、それぞれ第1ないし第4のLDドライバ33−1〜
4に送信される。第1ないし第4のLDドライバ33−
1〜4は送信された信号をもとにLDA(の角LD)を
駆動する。
【0052】第3の実施形態が第2の実施形態と異なる
点は、複数のレーザビームの発光源としてLDA41を
使用しているために、第2の実施形態のように別々のL
Dから放射されたレーザビームを後から合成プリズム等
で1つに束ねる必要がないという点にある。また、第2
の実施形態では、LDの光量検知方法として複数のLD
に対して1つの共通のフォトダイオード(PD)を使用
するタイプである。この第3の実施形態においても、複
数のLDに対して1つの共通のPDを使用するタイプで
あり、これをLD制御という観点から見た場合、第3の
実施形態と第2の実施形態とは原理的に同等なものであ
り、チャンネル数を増やしただけのものなので、第2の
実施形態と同様にLDAの各チャンネルに順番にAPC
をかけることで光量制御を行なうことができる。このた
め第3の実施形態におけるLDの制御方法は第2の実施
形態に準ずるものとなる。そこで、この第3の実施形態
における詳細な制御方法の説明は省略する。
【0053】なお、この第3の実施形態においても、レ
ーザビームを走査するポリゴンミラー2の回転数RM
を、 RM≧25000 [rpm] かつ、ポリゴンミラー面数Nを、 N≧5 とする。
【0054】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、周波数f<600[Hz]のパルスで単数のLDを駆動
した際にドゥループ量がΔP>10[%]であっても、レ
ーザビームを走査するポリゴンミラーの回転数をRMを
25000[rpm]以上、かつ、ポリゴンミラー面数Nを
5以上としたので、LDの光量変動量を10%以下に抑
えることができ、これによって1主走査内でのLDの最
大点灯時間を短くし、LDの光量変動量を下げ、画像の
濃度ムラの少ない高画質な画像が得ることができる。
【0055】また、請求項2または3記載の発明によれ
ば、周波数f<600[Hz]のパルスで複数のLDを駆動
した際にドゥループ量がΔP>10[%]であっても、レ
ーザビームを走査するポリゴンミラーの回転数をRMを
25000[rpm]以上、かつ、ポリゴンミラー面数Nを
5以上としたので、LDの光量変動量を10%以下に抑
えることができ、これによって1主走査内でのLDの最
大点灯時間を短くし、LDの光量変動量を下げ、画像の
濃度ムラの少ない高画質な画像が得ることができる。
【0056】また、請求項4記載の発明によれば、予め
定義したドゥループ量を大きさが所定値以上になった時
に、ポリゴンミラーの面数に対応してポリゴン回転数を
上げ、レーザビームの走査周波数を2[kHz]以上にする
ので、LDの光量変動量を10%以下に抑えることがで
き、これによって1主走査内でのLDの最大点灯時間を
短くし、LDの光量変動量を下げ、画像の濃度ムラの少
ない高画質な画像が得ることができる。
【0057】さらに、請求項5記載の発明によれば、L
Dが複数の場合においても、LDの光量変動量を10%
以下に抑えることができ、これによって1主走査内での
LDの最大点灯時間を短くし、LDの光量変動量を下
げ、画像の濃度ムラの少ない高画質な画像が得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るレーザビームプ
リンタの光学系を示す図である。
【図2】第1の実施形態の係る書込み制御系回路のブロ
ック図である。
【図3】図2のLDドライバに内蔵されたAPC回路の
構成を示すブロック図である。
【図4】第2の実施形態に係る2LDマルチビーム・プ
リンタのビーム合成光学系の一例を示す図である。
【図5】第2の実施形態に係る書込み制御系回路のブロ
ック図である。
【図6】2LD、単一受光素子でのAPC動作タイミン
グを示すタイムチャートである。
【図7】LD4個に対して1個の受光素子でAPCを行
なう方法を説明するためのタイムチャートである。
【図8】第3の実施形態に係るLDAの概略図である。
【図9】第3の実施形態に係る書込み制御系回路のブロ
ック図である。
【図10】従来から実施されているAPC回路の一例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 LDユニット 2 ポリゴンミラー 3 fθレンズ 4 感光体ドラム 5 反射ミラー 6 受光素子(PD) 7 同期検知ミラー 31 CPU(中央制御装置) 32 IPU(画像処理部) 33−1〜4 LDドライバ 34 スイッチ(SW) 35−1〜4 パルス幅変調(PWM)部 331 コンパレータ 332 電流発生回路 333 スイッチ回路 334 I/V変換回路 335 S/Hスイッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/113 B41J 3/00 D 1/23 103 H04N 1/04 104A Fターム(参考) 2C362 AA03 AA16 AA54 AA56 AA60 AA61 AA68 BA33 BA67 2H045 AA01 CB22 CB42 DA41 5C072 AA03 BA15 BA18 HA02 HA06 HA13 HB02 HB04 HB16 XA01 5C074 AA09 BB03 BB04 BB26 CC22 CC26 DD07 DD08 DD12 EE02 EE06 GG04 HH02 5F073 AB04 AB25 AB27 BA07 EA13 GA03 GA12 GA24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプル・ホールド信号に基いたオート
    マチック・パワーコントロールによってレーザダイオー
    ドの発光制御を行う制御手段を備え、レーザダイオード
    に対して有効走査期間内にはホールドモードで定電流駆
    動を行ない、非有効走査期間内にはレーザダイオードを
    サンプルモードに移行させて光量調節を行なう光書き込
    み装置において、 使用するレーザダイオードのドゥループ量の大きさを、
    レーザダイオードに特定の周波数のデューティー比50
    %の方形波駆動電流を加えた際の1パルス内におけるレ
    ーザダイオード発振開始時のレーザダイオード発光量に
    対する発振終了時のレーザダイオード発光の減少量によ
    って定義することとした場合、 周波数f<600[Hz]のパルスでレーザダイオードを駆
    動した際にドゥループ量がΔP>10[%]であっても、
    レーザビームを走査するポリゴンミラーの回転数をRM
    を、 RM≧25000[rpm] かつ、ポリゴンミラー面数Nを、 N≧5 としたことを特徴とする光書き込み装置。
  2. 【請求項2】 サンプル・ホールド信号に基いたオート
    マチック・パワーコントロールによってレーザダイオー
    ドの発光制御を行う制御手段を備え、複数のレーザダイ
    オードに対して有効走査期間内にはホールドモードで定
    電流駆動を行ない、非有効走査期間内ではそれぞれのレ
    ーザダイオードを時間的に独立にサンプルモードに移行
    させて光量調節を行なう光書き込み装置において、 使用するそれぞれのレーザダイオードのドゥループ量の
    大きさを、レーザダイオードに特定の周波数のデューテ
    ィー比50%の方形波駆動電流を加えた際の1パルス内
    におけるレーザダイオード発振開始時のレーザダイオー
    ド発光量に対する発振終了時のレーザダイオード発光の
    減少量によって定義することとした場合、周波数f<6
    00[Hz]のパルスでレーザダイオードを駆動した際にド
    ゥループ量がΔP>10[%]であっても、レーザビーム
    を走査するポリゴンミラーの回転数RMを RM≧25000[rpm] かつ、ポリゴンミラー面数Nを、 N≧5 としたことを特徴とする光書き込み装置。
  3. 【請求項3】 サンプル・ホールド信号に基いたオート
    マチック・パワーコントロールによってレーザダイオー
    ドの発光制御を行う制御手段を備え、レーザダイオード
    アレイのレーザダイオードに対して有効走査期間内には
    ホールドモードで定電流駆動を行ない、非有効走査期間
    内ではエー座ダイオードアレイの各チャンネルのレーザ
    ダイオードを時間的に独立にサンプルモードに移行させ
    て光量調節を行なう光書き込み装置において、 使用するそれぞれのレーザダイオードのドゥループ量の
    大きさを、レーザダイオードに特定の周波数のデューテ
    ィー比50%の方形波駆動電流を加えた際の1パルス内
    におけるレーザダイオード発振開始時のレーザダイオー
    ド発光量に対する発振終了時のレーザダイオード発光の
    減少量によって定義することとした場合、 周波数f<600[Hz]のパルスでレーザダイオードを駆
    動した際にドゥループ量がΔP>10[%]であっても、
    レーザビームを走査するポリゴンミラーの回転数RMを RM≧25000[rpm] かつ、ポリゴンミラー面数Nを、 N≧5 としたことを特徴とする光書き込み装置。
  4. 【請求項4】 サンプル・ホールド信号に基いたオート
    マチック・パワーコントロールによってレーザダイオー
    ドの発光制御を行う際、レーザダイオードに対して有効
    走査期間内にはホールドモードで定電流駆動を行ない、
    非有効走査期間内にはレーザダイオードをサンプルモー
    ドに移行させて光量調節を行なう光書き込み方法におい
    て、 予め定義したドゥループ量を大きさが所定値以上になっ
    た時に、ポリゴンミラーの面数に対応してポリゴン回転
    数を上げ、レーザビームの走査周波数を2[kHz]以上に
    することを特徴とする光書き込み方法。
  5. 【請求項5】 前記レーザダイオードが複数設けられ、
    マルチビーム書き込みを行うことを特徴とする請求項4
    記載の光書き込み方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009145542A2 (ko) * 2008-05-26 2009-12-03 하나기술(주) 빔단면 변형과 폴리곤미러를 이용한 레이저 표면처리장치 및 그 표면처리방법

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