JP2001138570A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2001138570A
JP2001138570A JP32246799A JP32246799A JP2001138570A JP 2001138570 A JP2001138570 A JP 2001138570A JP 32246799 A JP32246799 A JP 32246799A JP 32246799 A JP32246799 A JP 32246799A JP 2001138570 A JP2001138570 A JP 2001138570A
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Yoshiharu Niito
嘉春 新戸
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、熱クロストーク及び電気クロスト
ークが画像濃度むらとして画像に現れるという課題を解
決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、複数の発光源LD1〜LD
4が配列された発光源アレイ1と、各発光源LD1〜L
D4毎に画像データを生成する手段12とを有し、画像
データに基づいて変調される発光源からの光ビームを走
査手段により走査して感光体上に画像を記録する画像記
録装置において、発光源LD1〜LD4における互いに
隣接しない発光源の各組み合わせを選択的に切り替え
て、画像データに基づいて変調を行う発光源とする手段
を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザダイオードア
レイなどの発光源アレイを有する複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の画像記録装置、及び、画像表示装置や画
像記録装置などに用いられる、レーザダイオードアレイ
などの発光源アレイを有する走査光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】個別に変調制御可能な複数の発光源(発
光素子)を有するレーザダイオードアレイは、複写機、
プリンタ、ファクシミリ等の画像記録装置、画像表示装
置などの走査光学装置に用いられ、各発光源間の距離が
十数ミクロンから数十ミクロンという小さいものが一般
的である。
【0003】特開5−226786号公報には、チップ
基板表面に複数の発振領域を形成してなるレーザアレイ
チップと、該レーザアレイチップを冷却する冷却素子
と、上記チップ基板裏面に密着して配置され、上記レー
ザアレイチップの温度を検出する温度検出部とを備え、
上記レーザアレイチップの温度が一定となるよう上記冷
却素子を駆動制御するようにしたことを特徴とする半導
体レーザ装置が記載されている。
【0004】特開5−283815号公報には、それぞ
れが独立に駆動される複数のエレメントを備えたアレイ
レーザにおいて、前記複数のエレメントのそれぞれに常
時一定の発熱を行いそれぞれのエレメントに給熱する発
熱手段が設けられ、さらに、他のエレメントを駆動する
変調信号を分岐して強度を定数倍したのち前記発熱手段
に印加してその発熱を減少させて他のエレメントから給
熱される熱量を相殺させる発熱制御回路を備えたことを
特徴とするアレイレーザが記載されている。
【0005】特開8−172235号公報には、固体レ
ーザの媒質に特定波長の励起用レーザ光を照射して励起
するための複数の半導体レーザと、これらの半導体レー
ザの個々に配設され温度調整を行う温調器と、前記半導
体レーザの個々に配設され温度を測定する温度センサ
と、この温度センサにより測定された温度センサ出力の
アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器
と、前記温度センサ出力のアナログ信号がA/D変換器
に出力される際に一時的に保留しデジタル変換処理終了
後に順次アナログ信号を出力するマルチプレクサと、前
記A/D変換器によりデジタル変換された温度センサ出
力を書込むための少なくとも2つの記憶部を有する第1
メモリと、前記温度センサ出力に対応する較正温度デー
タを記憶している第2メモリと、前記第1メモリに書込
まれ温度センサ出力に対応する前記第2メモリ内の較正
温度データと設定温度データとを比較演算しその誤差を
補正するように前記温調器に温度補正指令を出力するC
PUと、前記温度センサ出力のアナログ信号をデジタル
変換し前記CPUにより処理されるまでの一連の流れの
タイミングを制御する制御部とを有することを特徴とす
る半導体レーザの温度制御システムが記載されている。
【0006】特開9−150544号公報には、それぞ
れ画像情報に応じて点灯/消灯を繰り返してレーザビー
ムを発生する複数のレーザダイオード及びそのレーザビ
ームの光量を検出する第1の光量検出手段を同一パッケ
ージ内に収めたレーザダイオードアレイと、前記第1の
光量検出手段と同等の機能を持つ第2の光量検出手段
と、前記レーザビームの光量を前記第1の光量検出手段
によって検出してそのキャリブレーションを行う第1の
キャリブレーション手段と、前記レーザビームの光量を
前記第2の光量検出手段によって検出してそのキャリブ
レーションを行う第2のキャリブレーション手段とを備
えた画像形成装置において、第2のキュリブレーション
手段が、前記各レーザダイオードを順次単独で点灯させ
てレーザビームを発生させ、その各レーザビームの光量
を前記第2の光量検出手段によって順次検出してそのキ
ャリブレーションを行うモードと、前記各レーザダイオ
ードを同時にまとめて点灯させてレーザビームを発生さ
せ、その各レーザビームの光量を前記第2の光量検出手
段によって検出してそのキャリブレーションを行うモー
ドと、前記各レーザダイオードのうちの1つおきのレー
ザダイオードを同時にまとめて点灯させてレーザビーム
を発生させ、その各レーザビームの光量を前記第2の光
量検出手段によって検出してそのキャリブレーションを
行うモードとを有し、前記各モードのえうちのいずれか
を選択するモード選択手段を設けたことを特徴とする画
像形成装置が記載されている。
【0007】特開8−171061号公報には、複数の
半導体レーザとフォトダイオードとから構成された半導
体レーザアレイを備え、該半導体レーザアレイから出力
されるレーザビームを被走査媒体上に複数同時に、ある
いは単独で走査し、複数の解像度の画像を得るビーム走
査装置において、前記半導体レーザを駆動制御するため
の制御信号の値を記憶するメモリと、前記メモリに記憶
されている各半導体レーザを駆動制御するための制御信
号から、該半導体レーザの発光効率の高低を判断し、発
光効率が高い半導体レーザを次のビーム走査に使用する
ように選択する使用LD選択手段と、前記使用LD選択
手段によって選択された半導体レーザを駆動制御し、か
つ装置の始動時には前記半導体レーザアレイの光量制御
を行うLD制御手段とを具備したことを特徴とするビー
ム走査装置が記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】レーザダイオードアレ
イは、各発光源を個別に変調すると、各発光源間に熱的
差が発生し、1個の発光源が画像データにより変調され
て発光することによる影響がその発光源に隣接した発光
源に光量の変動として及ぶ、所謂熱クロストークが発生
することが知られている。また、同時に、各発光源の変
調電流がその発光源に隣接した発光源に電気的誘導によ
るクロストーク(以下電気クロストークという)を発生
させる。
【0009】これらの熱クロストーク及び電気クロスト
ークは、画像濃度むらとして画像に現れることがある。
また、ある発光源に対する他の発光源からの熱クロスト
ーク及び電気クロストークの影響は、そのある発光源に
隣接した発光源からの熱クロストーク及び電気クロスト
ークの影響が最も大きいことが分かっている。
【0010】請求項1に係る発明は、熱クロストーク及
び電気クロストークの影響を少なくして濃度むらの少な
い画像を得ることができ、更に発光源アレイの長寿命化
を計ることができる画像記録装置を提供することを目的
とする。請求項2に係る発明は、熱クロストーク及び電
気クロストークの影響を少なくして濃度むらの少ない画
像を得ることができ、更に正確に各発光源の発光時間を
均等に分散させることができてより発光源アレイの長寿
命化を計ることができる画像記録装置を提供することを
目的とする。
【0011】請求項3に係る発明は、熱クロストーク及
び電気クロストークの影響を少なくして濃度むらの少な
い画像を得ることができ、更により発光源アレイの長寿
命化を計ることができる画像記録装置を提供することを
目的とする。請求項4に係る発明は、熱クロストーク及
び電気クロストークの影響を少なくして濃度むらの少な
い画像を得ることができ、更に発光源アレイの長寿命化
を計ることができる走査光学装置を提供することを目的
とする。
【0012】請求項5に係る発明は、熱クロストーク及
び電気クロストークの影響を少なくして濃度むらの少な
い画像を得ることができ、更に正確に各発光源の発光時
間を均等に分散させることができてより発光源アレイの
長寿命化を計ることができる走査光学装置を提供するこ
とを目的とする。請求項6に係る発明は、熱クロストー
ク及び電気クロストークの影響を少なくして濃度むらの
少ない画像を得ることができ、更により発光源アレイの
長寿命化を計ることができる走査光学装置を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、複数の発光源が配列された
発光源アレイと、この発光源アレイの各発光源毎に画像
データを生成する手段とを有し、前記画像データに基づ
いて変調される発光源からの光ビームを走査手段により
走査して感光体上に画像を記録する画像記録装置におい
て、前記複数の発光源における互いに隣接しない発光源
の各組み合わせを選択的に切り替えて、前記画像データ
に基づいて変調を行う発光源とする手段を有するもので
ある。
【0014】請求項2に係る発明は、請求項1記載の画
像記録装置において、前記互いに隣接しない発光源の各
組み合わせの選択的切り替えを各発光源の発光時間に基
づいて行うものである。
【0015】請求項3に係る発明は、請求項1記載の画
像記録装置において、前記互いに隣接しない発光源の各
組み合わせの選択的切り替えを各発光源の駆動電流に基
づいて行うものである。
【0016】請求項4に係る発明は、複数の発光源が配
列された発光源アレイと、この発光源アレイの各発光源
毎に画像データを生成する手段とを有し、前記画像デー
タに基づいて前記発光源を変調する走査光学装置におい
て、前記複数の発光源における互いに隣接しない発光源
の各組み合わせを選択的に切り替えて、前記画像データ
に基づいて変調を行う発光源とする手段を有するもので
ある。
【0017】請求項5に係る発明は、請求項4記載の走
査光学装置において、前記互いに隣接しない発光源の各
組み合わせの選択的切り替えを各発光源の発光時間に基
づいて行うものである。
【0018】請求項6に係る発明は、請求項4記載の走
査光学装置において、前記互いに隣接しない発光源の各
組み合わせの選択的切り替えを各発光源の駆動電流に基
づいて行うものである。
【0019】
【発明の実施の形態】図2は本発明の一実施例における
走査光学装置の機構部を示す。この実施例は、請求項
1、4に係る発明の一実施例であり、複数チャンネル、
例えば4チャンネルの発光源としてのレーザダイオード
素子を有するレーザダイオードアレイを使用した走査光
学装置を有する画像記録装置の例である。発光源アレイ
としてのレーザダイオードアレイ1は、主走査方向にほ
ぼ同一位置で像担持体としての感光体2の回転方向であ
る副走査方向に所定の距離ずつ離れ、個別に変調制御可
能な複数個の発光源としてのレーザダイオード素子が1
個のチップ上に配列されている。ここに、感光体2は、
感光体ドラムを用いているが、感光体ベルト、感光体シ
ートなどを用いてもよい。
【0020】このレーザダイオードアレイ1の各レーザ
ダイオード素子からは、それぞれ画像データに応じて変
調された光ビーム(レーザビーム)が射出される。レー
ザダイオードアレイ1の各レーザダイオード素子からの
レーザビームは、コリメートレンズ3、アパーチャ4及
びシリンドリカルレンズ5にて所定形状のレーザビーム
に整形され、走査手段としての回転多面鏡(ポリゴンミ
ラー)6に照射される。
【0021】すなわち、レーザダイオードアレイ1の各
レーザダイオード素子からのレーザビームは、コリメー
トレンズ3により平行光束とされ、次に書き込み密度の
大きさに応じたスリットを持つアパーチャ4により余分
な部分がカットされる。アパーチャ4により整形された
各平行光束は、シリンドリカルレンズ5にて主走査方向
の画像書き込み用のレーザビームとしてそれぞれ感光体
ドラム2の表面で所定の大きさになるように集光され、
ポリゴンミラー6に照射される。
【0022】ポリゴンミラー6は、図示しないポリゴン
モータにより所定の速度で回転しており、シリンドリカ
ルレンズ5からのレーザビームを偏向走査する。ポリゴ
ンミラー6からのレーザビームは,ミラー7に向かい、
そこで反射された後に主走査方向(感光体ドラム2の回
転軸方向X)に繰り返して走査される。この時、ポリゴ
ンミラー6からのレーザビームは,一対のfθレンズ8
による等角速度運動から等速運動への変換と面倒れ補正
レンズ9による面倒れ補正が行われた後にミラー7によ
り角度が変えられ、感光体ドラム2の表面に所定のビー
ム径でスポット状に結像される。レーザダイオードアレ
イ1は、複数個の発光源を有しているため、感光体ドラ
ム2の表面には副走査方向(感光体ドラム2の回転方
向)Yに所定のピッチ(位置差)を持った複数本のレー
ザビーム照射軌跡が描かれる。
【0023】この実施例は周知の電子写真プロセスによ
り画像を記録する。すなわち、感光体ドラムは、駆動機
構により回転駆動されて帯電装置により一様に帯電され
た後に、ミラー7からのレーザビームにより露光されて
静電潜像が記録(形成)され、この感光体ドラム2上の
静電潜像が現像装置により現像されてトナー像となり、
給紙装置から給送された用紙に感光体ドラム2上のトナ
ー像が転写手段により転写されて定着装置により用紙上
のトナー像が定着される。
【0024】また、感光体ドラム2上を主走査する直前
のレーザビームは、感光体ドラム2の表面に対する主走
査書込み領域外の主走査開始点側レーザ光路に設けられ
た同期ミラー10により反射されて同期検知センサ11
により検知され、同期検知センサ11から同期検知信号
が出力される。
【0025】図3は、図2におけるレーザダイオードア
レイ1を拡大して示す。レーザダイオードアレイ1の接
合面1Aには、複数個の発光源が配列されている。ここ
では、図示の都合上、4個の発光源が配列されているも
のとすると、各発光源からレーザビームB1、B2、B
3、B4が射出される。
【0026】図4はレーザダイオードアレイ1の構成を
示す。レーザダイオードアレイ1は、1チップ上に一直
線状に配置されたレーザダイオード素子LD1〜LD4
と、各レーザダイオード素子LD1〜LD4の光量を検
出する1個の受光素子PDで構成されている。
【0027】図5は熱クロストーク及び電気クロストー
クの発生時の発光源の光波形を示す。発光源LD2が定
常パワーで連続発光(CW発光)している状態で、発光
源LD1に隣接した発光源LD1がパルス発光した場合
には、発光源LD1の駆動開始、駆動停止時の変化点に
おいて、発光源LD2の光波形にノイズが発生する。発
光源LD1から発光源LD2への熱クロストーク及び電
気クロストークは、図5では分かり易くするために別々
に示しているが、実際には熱クロストーク及び電気クロ
ストークが重なった波形となる。また、発光源LD2へ
の熱クロストーク及び電気クロストークは、発光源LD
2に隣接した発光源からのものが最も大きいが、発光源
LD2から離れた発光源からのものもある。
【0028】図1は本実施例の書込み制御部の構成を示
す。主走査方向の記録位置を決定する同期検知センサ1
1からの同期検知信号に基づき、図示しない画像処理部
より2ライン分の画像データが順次にビデオ信号処理手
段としてのビデオ信号処理部12へ入力される。このビ
デオ信号処理部12は、画像処理部からの2ライン分の
画像データを内部のラインメモリに記憶し、回転多面鏡
6のレーザビーム偏向タイミングに合わせてタイミング
を変換して同時に4個の変調部としてのパルス幅変調
(PWM)部13a〜13dにおける、互いに隣接しな
い発光源の各組み合わせの内の選択手段で選択した組み
合わせLD1、LD3又はLD2、LD4に対応する2
個のPWM部13a、13c又は13b、13dに入力
する。
【0029】2個のPWM部13a、13c又は13
b、13dにてそれぞれビデオ信号処理部12からの各
ライン分の画像データに基づいてパルス幅変調された変
調信号は、2個の発光源駆動部としてのレーザダイオー
ド駆動部(以下LDDという)14a、14c又は14
b、14dに入力される。2個のLDD14a、14c
又は14b、14dは、それぞれ2個のPWM部13
a、13c又は13b、13dからの変調信号に基づき
レーザダイオードアレイ(LDA)1内の4チャンネル
のレーザダイオード素子LD1〜LD4の内の2チャン
ネルのレーザダイオード素子LD1、LD3又はLD
2、LD4をそれぞれ駆動する。
【0030】ビデオ信号処理部12は、同期検知センサ
11からの同期検知信号を基準にして画像データをPW
M部13a〜13dに出力すると同時に、画像処理部に
対して画像データをビデオ信号処理部12に転送する基
準タイミング信号を出力する。PLL部15は、同期検
知信号を基準に、PWM部13a〜13dへの画像出力
のための書き込みクロックを発生してビデオ信号処理部
12へ出力する。ビデオ信号処理部12は、PLL部1
5からの書き込みクロックを基準に4個のPWM部13
a〜13dへ変調データを出力する。
【0031】ここに、上記選択手段は、発光源LD1〜
LD4における互いに隣接しない発光源の各組み合わせ
LD1、LD3又はLD2、LD4の選択については、
画像記録枚数毎に又はジョブ間で、互いに隣接しない発
光源の各組み合わせを、これらの各組み合わせでの発光
時間が均等になるように切り替える。
【0032】図6及び図7は画像データ書き込み時のタ
イミングチャートの例を示す。図6は発光源LD1、L
D3が選択されて、画像データの書き込みを行うモード
を示し、図7は発光源LD2、LD4が選択されて、画
像データの書き込みを行うモードを示す。図6では同期
検知発光(同期検知センサ11に同期検知信号を発生さ
せるための発光源の発光)は選択されている発光源LD
1、LD3の内の発光源LD1のみで行っているが、図
7に示すように選択されている発光源LD2、LD4を
交互に利用して同期検知発光を行わせることも可能であ
る。
【0033】また、レーザダイオード素子LD1〜LD
4は、温度変動に対する光量変動が大きいため、光量を
一定に保持するための光量補正(以下APC=Auto
matic Power Controlという)が必
要になる。APC制御部16は、レーザダイオードアレ
イ(LDA)1内の受光素子PDの出力信号を順次に切
り換えて、LDD14a〜14dにおいてAPCのため
の発光をしているレーザダイオード素子を駆動している
LDDへフィードバックすることにより、レーザダイオ
ード素子LD1〜LD4の光量補正を行う。また、LD
D14a〜14dは、一走査期間(同期検知信号間)の
非画像領域で、選択された2個のレーザダイオード素子
を順次にAPCのために発光させることによりAPCを
行っている。また、LDD14a〜14dは、一走査期
間(同期検知信号間)の非画像領域で、選択された2個
のレーザダイオード素子のうちの1個ずつのレーザダイ
オード素子にAPCのために発光させることによりAP
Cを行う方式も可能である。
【0034】この実施例によれば、複数の発光源LD1
〜LD4が配列された発光源アレイとしてのレーザダイ
オードアレイ1と、この発光源アレイ1の各発光源LD
1〜LD4毎に画像データを生成する手段としてのビデ
オ信号処理部12とを有し、前記画像データに基づいて
変調される発光源からの光ビームを走査手段としてのポ
リゴンミラー6により走査して感光体2上に画像を記録
する画像記録装置において、前記複数の発光源LD1〜
LD4における互いに隣接しない発光源の各組み合わせ
LD1、LD3又はLD2、LD4を選択的に切り替え
て、前記画像データに基づいて変調を行う発光源とする
手段としてのビデオ信号処理部12を有するので、熱ク
ロストーク及び電気クロストークの影響を少なくして濃
度むらの少ない画像を得ることができ、更に各発光源の
組み合わせによる発光時間を分散させることにより発光
源アレイの長寿命化を計ることができる。
【0035】また、この実施例の走査光学装置は、複数
の発光源LD1〜LD4が配列された発光源アレイとし
てのレーザダイオードアレイ1と、この発光源アレイ1
の各発光源LD1〜LD4毎に画像データを生成する手
段としてのビデオ信号処理部12とを有し、前記画像デ
ータに基づいて前記発光源を変調する走査光学装置にお
いて、前記複数の発光源LD1〜LD4における互いに
隣接しない発光源の各組み合わせLD1、LD3又はL
D2、LD4を選択的に切り替えて、前記画像データに
基づいて変調を行う発光源とする手段としてのビデオ信
号処理部12を有するので、熱クロストーク及び電気ク
ロストークの影響を少なくして濃度むらの少ない画像を
得ることができ、更に各発光源の組み合わせによる発光
時間を分散させることにより発光源アレイの長寿命化を
計ることができる。
【0036】図8は本発明の他の実施例の書き込み制御
部を示す。この実施例は、請求項2、5に係る発明の実
施例であり、発光源LD1〜LD4における互いに隣接
しない発光源の各組み合わせの選択を、各チャンネルの
画像データをカウントした結果に基づいて行うものであ
る。この実施例では、上記実施例において、図8に示す
書き込み制御部を用いるようにしたものである。
【0037】画像処理部より2ライン分の画像データが
順次に画像データセレクタ17に入力され、画像データ
セレクタ17はその入力された2ライン分の画像データ
の出力先を図示しない選択手段からの選択信号により選
択してその2ライン分の画像データをチャンネル(C
H)1、3の画像データカウント部18a、18c又は
CH2、4の画像データカウント部18b、18dへ出
力する。
【0038】画像データカウント部18a、18c又は
18b、18dは、それぞれ画像データセレクタ17か
ら入力された画像データをカウントし、その画像データ
数を記録する。上記選択手段は、各CHの画像データカ
ウント部18a〜18dのカウントした画像データ数に
基づき、各レーザダイオード素子LD1〜LD4の発光
時間が均等になるように互いに隣接しない発光源の各組
み合わせを切り替える選択信号を生成する。
【0039】ここに、ビデオ信号処理部12は、上記実
施例と同様に画像処理部からの2ライン分の画像データ
を内部のラインメモリに記憶し、回転多面鏡6のレーザ
ビーム偏向タイミングに合わせてタイミングを変換して
同時に4個の変調部としてのPWM部13a〜13dに
おける、互いに隣接しない発光源の各組み合わせの内で
上記選択信号により選択した組み合わせLD1、LD3
又はLD2、LD4に対応する2個のPWM部13a、
13c又は13b、13dに入力する。APC・同期検
知・発光データ生成部19は、上記PWM部13a〜1
3d、LDD14a〜14d、APC制御部16、同期
検知センサ11からなる。画像データセレクタ17及び
画像データカウント部18a〜18dはビデオ信号処理
部12に含まれる。
【0040】この実施例によれば、上記実施例におい
て、前記互いに隣接しない発光源の各組み合わせの選択
的切り替えを各発光源LD1〜LD4の発光時間に基づ
いて行うので、熱クロストーク及び電気クロストークの
影響を少なくして濃度むらの少ない画像を得ることがで
き、更に正確に各発光源の発光時間を均等に分散させる
ことができてより発光源アレイの長寿命化を計ることが
できる。
【0041】図9は本発明の別の実施例の書き込み制御
部を示す。この実施例は、請求項3、6に係る発明の実
施例であり、上記1番目の実施例において、図9に示す
書き込み制御部を用いるようにしたものである。図9に
おいて、図1と同一部分には同一符号が付してある。L
DD14a〜14dにより駆動されたレーザダイオード
素子LD1〜LD4の駆動電流は、電流検出部20a〜
20dによりそれぞれ検出され、A/D変換部21によ
りデジタルデータに変換された後、図示しない選択手段
で記録される。
【0042】また、レーザダイオードアレイ1の温度が
温度検出部22により検出されて上記選択手段で記録さ
れる。各レーザダイオード素子LD1〜LD4は、当該
画像記録装置の電源投入時のイニシャライズ動作時に又
は定期的にLDD14a〜14dにより駆動されて所定
の光量で発光する。この時、上記選択手段はA/D変換
部21からのデジタルデータと温度検出部22からの温
度検知信号を記録し、そのデジタルデータと温度検知信
号により各レーザダイオード素子LD1〜LD4の駆動
電流上昇率に基づいて画像記録時の発光源LD1〜LD
4における互いに隣接しない発光源の各組み合わせの選
択を行う。この場合、選択手段は、レーザダイオード素
子LD1〜LD4の一定温度での駆動電流上昇率が大き
いものはレーザダイオード素子が劣化していると判断
し、その劣化しているレーザダイオード素子の組み合わ
せの発光時間を短くするように発光源LD1〜LD4に
おける互いに隣接しない発光源の各組み合わせの選択を
行う。
【0043】この実施例によれば、上記実施例におい
て、互いに隣接しない発光源の各組み合わせの選択的切
り替えを各発光源の駆動電流に基づいて行うので、熱ク
ロストーク及び電気クロストークの影響を少なくして濃
度むらの少ない画像を得ることができ、更により発光源
アレイの長寿命化を計ることができる。
【0044】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、例えば発光源は4個以外でもよく、ま
た、本発明による走査光学装置は画像表示装置などに用
いてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、熱クロストーク及び電気クロストークの影響を少な
くして濃度むらの少ない画像を得ることができ、更に発
光源アレイの長寿命化を計ることができる。請求項2に
係る発明によれば、熱クロストーク及び電気クロストー
クの影響を少なくして濃度むらの少ない画像を得ること
ができ、更に正確に各発光源の発光時間を均等に分散さ
せることができてより発光源アレイの長寿命化を計るこ
とができる。請求項3に係る発明によれば、熱クロスト
ーク及び電気クロストークの影響を少なくして濃度むら
の少ない画像を得ることができ、更により発光源アレイ
の長寿命化を計ることができる。請求項4に係る発明に
よれば、熱クロストーク及び電気クロストークの影響を
少なくして濃度むらの少ない画像を得ることができ、更
に発光源アレイの長寿命化を計ることができる。
【0046】請求項5に係る発明によれば、熱クロスト
ーク及び電気クロストークの影響を少なくして濃度むら
の少ない画像を得ることができ、更に正確に各発光源の
発光時間を均等に分散させることができてより発光源ア
レイの長寿命化を計ることができる請求項6に係る発明
によれば、熱クロストーク及び電気クロストークの影響
を少なくして濃度むらの少ない画像を得ることができ、
更により発光源アレイの長寿命化を計ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の書込み制御部の構成を示す
ブロック図である。
【図2】同実施例における走査光学装置の機構部を示す
斜視図である。
【図3】同実施例におけるレーザダイオードアレイを拡
大して示す斜視図である。
【図4】同レーザダイオードアレイの構成を示す回路図
である。
【図5】熱クロストーク及び電気クロストークの発生時
のレーザダイオード素子の光波形を示す波形図である。
【図6】画像データ書き込み時の動作タイミングの例を
示すタイミングチャートである。
【図7】画像データ書き込み時の動作タイミングの他の
例を示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の他の実施例の書き込み制御部を示すブ
ロック図である。
【図9】本発明の別の実施例の書き込み制御部を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 レーザダイオードアレイ 2 感光体 6 ポリゴンミラー LD1〜LD4 レーザダイオード素子 12 ビデオ信号処理部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の発光源が配列された発光源アレイ
    と、この発光源アレイの各発光源毎に画像データを生成
    する手段とを有し、前記画像データに基づいて変調され
    る発光源からの光ビームを走査手段により走査して感光
    体上に画像を記録する画像記録装置において、前記複数
    の発光源における互いに隣接しない発光源の各組み合わ
    せを選択的に切り替えて、前記画像データに基づいて変
    調を行う発光源とする手段を有することを特徴とする画
    像記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像記録装置において、前
    記互いに隣接しない発光源の各組み合わせの選択的切り
    替えを各発光源の発光時間に基づいて行うことを特徴と
    する画像記録装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像記録装置において、前
    記互いに隣接しない発光源の各組み合わせの選択的切り
    替えを各発光源の駆動電流に基づいて行うことを特徴と
    する画像記録装置。
  4. 【請求項4】複数の発光源が配列された発光源アレイ
    と、この発光源アレイの各発光源毎に画像データを生成
    する手段とを有し、前記画像データに基づいて前記発光
    源を変調する走査光学装置において、前記複数の発光源
    における互いに隣接しない発光源の各組み合わせを選択
    的に切り替えて、前記画像データに基づいて変調を行う
    発光源とする手段を有することを特徴とする走査光学装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の走査光学装置において、前
    記互いに隣接しない発光源の各組み合わせの選択的切り
    替えを各発光源の発光時間に基づいて行うことを特徴と
    する走査光学装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の走査光学装置において、前
    記互いに隣接しない発光源の各組み合わせの選択的切り
    替えを各発光源の駆動電流に基づいて行うことを特徴と
    する走査光学装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1796371A1 (en) * 2005-12-06 2007-06-13 Ricoh Company, Ltd. Write control circuit with optimized functional distribution
JP2007283512A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Canon Inc 画像形成装置、光学走査装置および自動光量制御方法
JP2016060099A (ja) * 2014-09-17 2016-04-25 株式会社リコー 画像形成装置

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