JP2002009207A - 高周波モジュール及びその製造方法 - Google Patents

高周波モジュール及びその製造方法

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JP2002009207A JP2000191158A JP2000191158A JP2002009207A JP 2002009207 A JP2002009207 A JP 2002009207A JP 2000191158 A JP2000191158 A JP 2000191158A JP 2000191158 A JP2000191158 A JP 2000191158A JP 2002009207 A JP2002009207 A JP 2002009207A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、装置の小型化と製造工程の自動化
による低コスト化を達成した高周波モジュールを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 本発明の高周波モジュールは、いずれも
板金から成る複数のリード端子3、少なくとも1つ以上
のリード端子3の一端につながったダイボンディングパ
ッド部、及びアンテナとダイボンディングパッド部上に
搭載された集積回路チップとを電気的に接続して成る高
周波回路を各リード端子3の他端が露出するように樹脂
モールド1で封止した樹脂モールド体を備えており、該
樹脂モールド体のアンテナ以外を封止した部分に金属製
の箱形のシールドケース2を上からかぶせて成るもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やパソコ
ン、その他の情報携帯機器などに利用される無線データ
送受信用の高周波モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波モジュールとその製造工程
について図11を参照して説明する。先ず、同図(a)に
示すように、基板31上の所定位置に半田ペースト32
を塗布する。尚、この基板31は複数の領域30に区切
られており、その領域30ごとに各製造工程の処理が施
されてそれぞれが1個の高周波モジュールとなるように
構成されている。
【0003】次に、半田ペースト32上に電子部品33
を実装し(同図(b)参照)、これらの電子部品33を電磁
遮蔽するために金属製のシールドケース34を基板31
に固定する(同図(c)参照)。そして、同図(d)に示すよ
うに板金から成るアンテナ35を基板31の穴31a
(同図(c)参照)に嵌合して取り付ける。
【0004】この後、該基板31の裏面に設けられてい
るパターン(図示せず)とアンテナ35とを半田付けにて
接続して高周波回路とする。そして、同図(e)に示すよ
うに各領域30ごとに基板31を分割し、電気性能検査
を経て完成品となる(同図(f)参照)。尚、高周波回路は
図12に示すように、アンテナ35とRF送受信部37
1と変復調部372と信号処理部373にて構成されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の高周波モジ
ュールには、基板31の表面に設けられた電子部品33
に対してそのすぐ裏面に電磁遮蔽のための金属膜36
(図11(f)参照)が形成されている。電磁遮蔽を効果的
に行うには電子部品33が設けられた範囲よりも広い範
囲を金属膜36で覆う必要があることから、基板31の
裏面に他の部品などを搭載することはできず、電子部品
33やシールドケース34、アンテナ35は基板31の
表面に集約しなければならない。従って、基板31はあ
る程度の大きさが必要となる。
【0006】また、アンテナ35を基板31の裏面に半
田付けするとき基板31の姿勢を保持するのが難しく半
田付け後の補正も必要となる。故に、得られた高周波モ
ジュールの品質が安定しない上に製造工程の自動化が困
難である。
【0007】本発明は、上記課題をかんがみて成された
ものであり、装置の小型化と製造工程の自動化による低
コスト化を達成した高周波モジュールとその製造方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の高周波モジュールは、いずれも板金から成
る複数のリード端子、少なくとも1つ以上のリード端子
の一端につながったダイボンディングパッド部、及びア
ンテナと前記ダイボンディングパッド部上に搭載された
集積回路チップとを電気的に接続して成る高周波回路を
各リード端子の他端が露出するように樹脂モールドで封
止した樹脂モールド体を備えており、該樹脂モールド体
のアンテナ以外を封止した部分に金属製の箱形のシール
ドケースを上からかぶせて成るものである。
【0009】つまり、本発明の高周波モジュールは高周
波回路を極力集積化したチップを用いた構成である。そ
して、該集積回路チップはその下側に板金から成るリー
ド端子のダイボンディングパッド部が位置し、上側とそ
の周囲を樹脂モールドを介して金属製のシールドケース
が囲んでおり、電磁遮蔽がなされている。
【0010】また、この高周波モジュールは複数のリー
ド端子のうち一部が高周波回路の接地側に接続されると
共にシールドケースに電気的に接続されており、該シー
ルドケースには外部装置に接続されるケース端子が延在
している。従って、このケース端子によって高周波回路
とシールドケースの接地接続がなされる。
【0011】また、本発明の高周波モジュールの製造方
法は、平行な2本のタイバーと該タイバーから延びる複
数の第1リード部及び第2リード部といくつかの第1リ
ード部の先端につながったダイボンディングパッド部と
第2リード部の先端につながったアンテナとが板金にて
形成されて成るリードフレームを用意し、ダイボンディ
ングパッド部上に集積回路チップを搭載し、該集積回路
チップとアンテナと第1リード部とを電気的に接続して
高周波回路を形成する工程と、該高周波回路を樹脂モー
ルドで封止して樹脂モールド体を形成する工程と、第1
リード部をリード端子として樹脂モールド体より露出さ
せるように各第1及び第2リード部をタイバーより切り
離す工程と、樹脂モールド体のアンテナ以外を封止した
部分に金属製の箱形のシールドケースを上からかぶせる
工程とから成る。
【0012】つまり、この製造方法ではリードフレーム
を用いていることから、樹脂モールド体を各第1及び第
2リード部でタイバーから切り離す工程までは、自動機
にてリードフレームを移送しながら各工程の処理を行う
ことができる。
【0013】このとき、第2リード部には厚さの薄くな
ったハーフカット部が形成されており、このハーフカッ
ト部まで樹脂モールドで封止する。そして、このハーフ
カット部で樹脂モールド体をタイバーから切り離す。こ
れによって、第2リード部は樹脂モールド体から常に露
出しないように切断される。
【0014】また、樹脂モールド体にシールドケースを
かぶせる工程は、平行な2本のタイバーと、矩形の天面
部の四方に側壁部を設けた略十字型平板のケース部と、
タイバーから延びて先端が天面部につながった第3リー
ド部とが板金にて形成されて成るケースフレームを用意
し、側壁部を折り上げてケース部を箱形に成形する段階
と、樹脂モールド体を集積回路チップがダイボンディン
グパッド部の下側に位置する向きにしてアンテナ以外を
封止した部分をケース部に収納して固定する段階と、第
3リード部がケース部から延在してケース端子となるよ
うにケース部を第3リード部でタイバーから切り離して
シールドケースとする段階とから成る。
【0015】つまり、この工程ではタイバーを備えたケ
ースフレームを用いていることから、ケース部を第3リ
ード部でタイバーから切り離す段階までは、自動機にて
ケースフレームを移送しながら各段階の処理を行うこと
ができる。
【0016】ここで、ケースフレームの第3リード部が
その両側に間隔をあけて側壁部が位置するように天面部
につながっていると、高周波モジュール完成品となった
ときケース端子はシールドケースの側壁部と間隔をあけ
て延在する。
【0017】また、樹脂モールド体をケース部に収納し
て固定する段階では、ケース部内の所定位置に予め導電
性接着剤を塗布しておいて、該導電性接着剤に高周波回
路の接地側に接続されたリード端子を接触させる。これ
によって、シールドケースと高周波回路の接地側のリー
ド端子とが電気的に接続される。
【0018】また、樹脂モールド体をケース部に収納し
て固定する段階の後に、該高周波回路の電気性能検査を
行う。つまり、ケース部と樹脂モールド体にタイバーが
付いた状態にあるので自動機にて移送しながら性能検査
を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本実施形態の高周波モ
ジュールの外観斜視図である。この高周波モジュールは
高周波回路を構成する集積回路チップやその他電子部
品、アンテナを樹脂モールド1にて封止し、集積回路チ
ップやその他電子部品を封止した第1樹脂モールド部1
aにだけ電磁遮蔽のための金属製のシールドケース2を
かぶせて成るものである。尚、第2樹脂モールド部1b
にはアンテナが封止されている。
【0020】第1樹脂モールド部1aの側方からはその
モールド樹脂内で高周波回路に接続されているリード端
子3が露出していると共に、シールドケース2からはケ
ース端子4が延在している。このリード端子3及びケー
ス端子4は該高周波モジュールを外部装置(図示せず)に
接続するために半田付けがなされる部分である。
【0021】ここで、ケース端子4とその両側に隣接す
るシールドケース2の側壁部122bには間隔Lが設け
られている。これによって、半田付けの際にケース端子
4から半田付け部分への熱伝導が抑えられて半田付けに
要する時間が短くなる。また、該ケース端子4と外部装
置を接続した後では外部装置から高周波モジュールへの
熱伝導が抑えられてその影響を軽減できる。
【0022】次に、上記本実施形態の高周波モジュール
の製造方法について説明する。先ず、第1工程ではリー
ドフレーム上に集積回路チップやその他電子部品を搭載
して高周波回路を形成する。
【0023】図2にこのリードフレーム5の構成を示
す。51は該リードフレーム5を自動機で移送するため
の送り穴51aが設けられた2本の平行なタイバー、5
2はダイボンディングパッド部、53は電子部品搭載
部、6はアンテナ、54,55はタイバー51から延び
てダイボンディングパッド部52及び電子部品搭載部5
3につながった第1リード部、56はアンテナ6につな
がった第2リード部である。この第2リード部56のア
ンテナ6寄りには切り欠き加工によって薄くなったハー
フカット部56aが形成されている。
【0024】このリードフレーム5上に集積回路チップ
やその他電子部品が搭載される。その状態を図3に示
す。集積回路チップ7はダイボンディングパッド部52
(図2参照)に搭載され、その他の電子部品8はそれぞれ
電子部品搭載部53に搭載される。そして、これらの集
積回路チップ7、その他の電子部品8、第1リード部5
4,55、及びアンテナ6が電気的に接続されて高周波
回路が出来上がる。特に、この高周波回路では第1リー
ド部55は接地側に接続される。
【0025】このように、高周波回路を極力集積化した
集積回路チップ7を用いたり、リードフレーム5内にア
ンテナ6を設けると、従来技術に比べて部品数が減るの
で構成が簡素化する。また、製造工程数も削減される。
【0026】次に、第2工程では高周波回路9(図3中、
一点鎖線)内を樹脂モールドにて封止する。図4には封
止された状態を示している。図中、1aは集積回路チッ
プ7及び電子部品8を封止した第1樹脂モールド部、1
bはアンテナ6を封止した第2樹脂モールド部である。
【0027】次に、第3工程では第1及び第2樹脂モー
ルド部1a,1bより露出した第1リード部54,55と
第2リード部56を所定の位置にて切断する。即ち、第
1リード部54,55は第1樹脂モールド部1aから多
少露出するように切断する。
【0028】また、第2リード部56は図3に示すハー
フカット部56aで切断する。このとき、該ハーフカッ
ト部56aまで樹脂モールドで封止されるので、専用の
切断装置を用いなくても第2樹脂モールド部1bより外
側の切り残しや切断位置のばらつきが生じずに切断でき
る。従って、アンテナ6は均一な形状が確保されて電波
の送受信性能が安定する。
【0029】第1及び第2リード部54,55,56を切
断して成る樹脂モールド体10を図5に示す。この図に
示すように、第1リード部54はその先端が水平に成形
されてリード端子3となる。また、高周波回路の接地側
に接続された第1リード部55は、第1樹脂モールド体
1aの側面に沿って折り上げられて接地端子11とな
る。
【0030】次に、第4工程では樹脂モールドにシール
ドケースを取り付ける。その第1段階として先ず、ケー
スフレームを成形する。図6にこのケースフレーム12
の構成を示す。121は該ケースフレーム12を自動機
で移送するための送り穴121aが設けられた2本の平
行なタイバー、122は矩形の天面部122aの四方に
側壁部122bが設けられた略十字型平板のケース部で
ある。ここでは、一点鎖線Aにおいて側壁部122bを
上向きに折り曲げてケース部122を箱形に成形する。
【0031】尚、123はタイバー121から延びて天
面部122aにつながった第3リード部である。各第3
リード部123の両側には間隔Lをあけて側壁部122
bが位置している。
【0032】図7には箱形になったケース部122を示
している。次の第2段階ではこのケース部122内に樹
脂モールド体10の第1樹脂モールド部1aを収納す
る。このとき、モールド樹脂体10は第3工程を経た状
態(図5参照)から裏返しにして収納される。つまり、第
1樹脂モールド部1a内では集積回路チップ7がダイボ
ンディングパッド部52の下側に位置している。
【0033】ここで、樹脂モールド体10はその側面に
沿って接地端子11が設けられていることから、ケース
部122内の適所に予め導電性接着剤13を塗布してお
き、該導電性接着剤13を介して接地端子11とケース
部122とを電気的に接続する。これによって、樹脂モ
ールド体10をケース部122に固定する工程と接地接
続の工程とを同時に行うことができ、工程数が削減され
る。また、接地接続を露出させないので好ましい。
【0034】樹脂モールド体10がケース部122内に
収納された後、向かい合う1組の側壁部122bにそれ
ぞれ形成されている突片122cを内側に折り曲げる。
該突片122cは、図8に示すように、第1樹脂モジュ
ール部1aの凹部1cに嵌合して樹脂モールド体10を
ケース部122に固定する。
【0035】ここで、高周波回路の予備性能検査を行
う。図9に示すように、樹脂モールド体10とケースフ
レーム12とは図8に示した状態のまま、樹脂モールド
体10のリード端子3に電気計測器に接続された電気プ
ローブ20を接触させることで性能検査を行う。このよ
うに、タイバー121が付いた状態であると自動機で送
りながら性能検査を行うことができる。
【0036】次に、樹脂モールドにシールドケースを取
り付ける第4工程の第3段階では、予備性能検査が終了
して図8に示した状態にある樹脂モールド体10とケー
ス部122とを、第3リード部123で切断してタイバ
ー121から切り離す。そして、該第3リード部123
を所定の形状となるように成形し、樹脂モールド体10
とケース部122を裏返すと図1に示す高周波モジュー
ルとなる。図1中、2はケース部122から成るシール
ドケースであり、4は第3リード部123を成形して成
るケース端子である。即ち、図6に示す各第3リード部
123の両側に設けた間隔Lが、図1に示す各ケース端
子4の両側の間隔Lとなる。
【0037】この後、従来技術と同様に、完成した高周
波モジュールの高周波回路の電気性能検査を行う。即
ち、図10に示すように、リード端子3とケース端子4
に電気計測器に接続された電気プローブ20を接触させ
ることで性能検査を行う。
【0038】尚、本実施形態の高周波モジュールは外部
装置に対して水平取り付けとなる構成であるが、これに
限らないのはもちろんである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高周波モ
ジュールは、集積回路チップを樹脂モールドで封止した
モジュールに電磁遮蔽用のシールドケースを取り付ける
という構成にすることで、必要部品が統合、集約されて
小型化を達成している。また、シールドケースと高周波
回路の接地接続についても考慮された構成となってい
る。
【0040】また、本発明の高周波モジュールの製造方
法は、リードフレームを用いることで部品の供給や各工
程の処理を自動機にて行うことができる。特に、タイバ
ーを有するケースフレームからシールドケースを製造す
る構成であると、部品の供給やシールドケースの成形、
樹脂モールド体の取付を自動機にて行うことができる。
従って、効率のよい処理が可能となり、製造コストの低
減が達成される。また、各工程の装置を連結させるとい
っそう効率の高い製造が可能である。
【0041】また、リードフレームの第2リード部に厚
さの薄くなったハーフカット部を形成し、該ハーフカッ
ト部まで樹脂モールドにて封止していると、常に同じ位
置でアンテナをタイバーから切り離すことができる。つ
まり、アンテナの形状が一定になるので電波の送受信性
能のばらつきが生じにくい構成となる。
【0042】また、ケースフレームからシールドケース
を製造する構成であると、ケース部とタイバーとを連結
するための第3リード部がこのシールドケースの接地端
子となる。つまり、シールドケースに特別に接地端子を
設ける必要がない。
【0043】また、ケース端子とシールドケースの側壁
部とに間隔をあけることで、該ケース端子を介して高周
波モジュールと外部装置との間で熱が伝導するのを抑制
する。従って、該ケース端子の半田付けが短時間で完了
できる。また、高周波モジュールが外部からの熱の影響
を受けることがない。
【0044】また、樹脂モールド体の接地端子である第
1リード部とケースフレームのケース部とは、導電性接
着剤を用いることによりケース部へ樹脂モールド体を収
納するだけで接続できる。従って、樹脂モールド体とケ
ース部との固定と電気的接続の処理が同時に行うことが
でき、工程が簡略化される。さらに、この接地接続はケ
ースフレーム内に位置して露出しないので好ましい。そ
の上、樹脂モールド体の接地端子とシールドケースとを
電気的に接続することで、外部装置への接地接続はシー
ルドケースのケース端子だけですむ。
【0045】また、樹脂モールド体をケースフレームの
ケース部に収納して固定する段階の後では、この樹脂モ
ールド体とケース部にはタイバーが付いていることか
ら、高周波回路の電気性能検査を自動機にて行うことが
できる。従って、この段階での検査は短時間で簡単に実
施できるので問題ない。また、最終検査とあわせて2段
階の検査が実施されるので歩留まりと製品の信頼性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる高周波モジュールの一実施形
態を示した外観斜視図である。
【図2】 本発明にかかる高周波モジュールの製造方法
の一実施形態であって、この製造に用いられるリードフ
レームの正面図である。
【図3】 上記リードフレームに集積回路チップを実装
した状態を示す斜視図である。
【図4】 上記リードフレームを樹脂モールドで封止し
た状態を示す斜視図である。
【図5】 樹脂モールド体を示す外観斜視図である。
【図6】 本実施形態の製造に用いられるケースフレー
ムの斜視図である。
【図7】 上記ケースフレームと樹脂モールド体との組
立を示す説明図である。
【図8】 上記ケースフレームに取り付けられた樹脂モ
ールド体を示す斜視図である。
【図9】 予備電気性能検査を示す説明図である。
【図10】 最終の電気性能検査を示す説明図である。
【図11】 従来の高周波モジュールの製造方法を示す
説明図である。
【図12】 高周波回路のブロック図である。
【符号の説明】
1 樹脂モールド体 1a 第1樹脂モールド体 1b 第2樹脂モールド体 2 シールドケース 3 リード端子 4 ケース端子 6 アンテナ 7 集積回路チップ 9 高周波回路 10 樹脂モールド体 52 ダイボンディングパッド部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 いずれも板金から成る複数のリード端
    子、少なくとも1つ以上の前記リード端子の一端につな
    がったダイボンディングパッド部、及びアンテナと前記
    ダイボンディングパッド部上に搭載された集積回路チッ
    プとを電気的に接続して成る高周波回路を前記各リード
    端子の他端が露出するように樹脂モールドで封止した樹
    脂モールド体を備えており、該樹脂モールド体の前記ア
    ンテナ以外を封止した部分に金属製の箱形のシールドケ
    ースを上からかぶせて成ることを特徴とする高周波モジ
    ュール。
  2. 【請求項2】 複数の前記リード端子のうち一部は前記
    高周波回路の接地側に接続されると共に前記シールドケ
    ースに電気的に接続されており、該シールドケースには
    外部装置に接続されるケース端子が延在していることを
    特徴とする請求項1に記載の高周波モジュール。
  3. 【請求項3】 平行な2本のタイバーと該タイバーから
    延びる複数の第1リード部及び第2リード部といくつか
    の前記第1リード部の先端につながったダイボンディン
    グパッド部と前記第2リード部の先端につながったアン
    テナとが板金にて形成されて成るリードフレームを用意
    し、前記ダイボンディングパッド部上に集積回路チップ
    を搭載し、該集積回路チップと前記アンテナと前記第1
    リード部とを電気的に接続して高周波回路を形成する工
    程と、 該高周波回路を樹脂モールドで封止して樹脂モールド体
    を形成する工程と、 前記第1リード部をリード端子として前記樹脂モールド
    体より露出させるように前記各第1及び第2リード部を
    前記タイバーより切り離す工程と、 前記樹脂モールド体の前記アンテナ以外を封止した部分
    に金属製の箱形のシールドケースを上からかぶせる工程
    と、 から成ることを特徴とする高周波モジュールの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第2リード部には厚さの薄くなった
    ハーフカット部が形成されており、該ハーフカット部ま
    で樹脂モールドで封止すると共に該ハーフカット部で前
    記タイバーから切り離すことを特徴とする請求項3に記
    載の高周波モジュールの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記樹脂モールド体に前記シールドケー
    スをかぶせる工程は、平行な2本のタイバーと矩形の天
    面部の四方に側壁部を設けた略十字型平板のケース部と
    前記タイバーから延びて先端が前記天面部につながった
    第3リード部とが板金にて形成されて成るケースフレー
    ムを用意し、前記側壁部を折り上げて前記ケース部を箱
    形に成形する段階と、 前記樹脂モールド体を前記集積回路チップが前記ダイボ
    ンディングパッド部の下側に位置する向きにして前記ア
    ンテナ以外を封止した部分を前記ケース部に収納して固
    定する段階と、 前記第3リード部が前記ケース部から延在してケース端
    子となるように、前記ケース部を前記第3リード部で前
    記タイバーから切り離して前記シールドケースとする段
    階と、 から成ることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載
    の高周波モジュールの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ケースフレームの前記第3リード部
    はその両側に間隔をあけて前記側壁部が位置するよう
    に、前記天面部につながっていることを特徴とする請求
    項5に記載の高周波モジュールの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記樹脂モールド体を前記ケース部に収
    納して固定する段階では、前記ケース部内の所定位置に
    予め導電性接着剤を塗布しておいて、該導電性接着剤に
    前記高周波回路の接地側に接続された前記リード端子を
    接触させることを特徴とする請求項5又は請求項6に記
    載の高周波モジュール。
  8. 【請求項8】 前記樹脂モールド体を前記ケース部に収
    納して固定する段階の後に、前記高周波回路の電気性能
    検査を行うことを特徴とする請求項5から請求項7のい
    ずれかに記載の高周波モジュールの製造方法。
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