JP2002009127A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2002009127A
JP2002009127A JP2000184018A JP2000184018A JP2002009127A JP 2002009127 A JP2002009127 A JP 2002009127A JP 2000184018 A JP2000184018 A JP 2000184018A JP 2000184018 A JP2000184018 A JP 2000184018A JP 2002009127 A JP2002009127 A JP 2002009127A
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pod
wafer
cassette
plate
stage
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Withdrawn
Application number
JP2000184018A
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English (en)
Inventor
Hidehiro Yanagawa
秀宏 柳川
Shigeru Kotake
繁 小竹
Tatsuhisa Matsunaga
建久 松永
Shoichiro Izumi
昭一郎 泉
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大掛かりな改造を要することなく外径の異な
る基板を扱う。 【解決手段】 カセット10をアダプタプレート30に
載置した状態で扱い、ポッド9を扱うI/Oステージ1
1やポッド棚13、ハンドリング装置18、ウエハロー
ディングポート16にカセット10を対応させる。この
ため、プレート30下面にポッド9の雌キネマチックカ
ップリング(V溝)9bに対応した雌キネマチックカッ
プリング(V溝)32bを没設し、ステージ11の載置
台12、ポッド棚13の載置部15、ハンドリング装置
18のハンド19、ポート16の載置台17の位置決め
突起12c、15c、17c、19bに嵌合自在とす
る。 【効果】 ポッドを扱うI/Oステージやポッド棚、ハ
ンドリング装置、ウエハローディングポートにカセット
を対応できるため、三百mmウエハをポッドで扱うCV
D装置を改造せずに二百mmウエハがカセットで扱い可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板処理装置、特
に、基板収納容器の取扱い技術に関し、例えば、半導体
素子を含む半導体集積回路を作り込まれる基板としての
半導体ウエハ(以下、ウエハという。)に絶縁膜や金属
膜等のCVD膜を形成するバッチ式縦形ホットウオール
形減圧CVD装置に利用して有効なものに関する。
【0002】基板処理装置の一例であるバッチ式縦形ホ
ットウオール形減圧CVD装置(以下、CVD装置とい
う。)においては、CVD装置の外部から未処理のウエ
ハがキャリア(基板収納容器)に収納された状態で搬入
される。従来のこの種のキャリアとして、互いに対向す
る一対の面が開口された略立方体の箱形状に形成されて
いるカセットと、一つの面が開口された略立方体の箱形
状に形成され開口面にキャップが着脱自在に装着されて
いるFOUP(front opening unified pod 。以下、ポ
ッドという。)とがある。
【0003】ウエハのキャリアとしてポッドが使用され
る場合には、ウエハが密閉された状態で搬送されること
になるため、周囲の雰囲気にパーティクル等が存在して
いたとしてもウエハの清浄度は維持することができる。
したがって、基板処理装置が設置されるクリーンルーム
内の清浄度をあまり高く設定する必要がなくなるため、
クリーンルームに要するコストを低減することができ
る。そこで、CVD装置においては、ウエハのキャリア
としてポッドが使用されて来ている。
【0004】一方、半導体装置の生産性を高めるために
ウエハの大径化が図られており、直径が二百mmのウエ
ハ(以下、二百mmウエハという。)から直径が三百m
mのウエハ(以下、三百mmウエハという。)への転換
が推進されている。一般に、二百mmウエハのキャリア
としてはカセットが使用され、三百mmウエハのキャリ
アとしてはポッドが使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、三百m
mウエハのポッドを扱うように構成されたCVD装置に
おいて、二百mmウエハのカセットを扱おうとする場合
には、ポッドとカセットとの大きさの相違により位置決
め方式等が異なるため、搬送機構を大幅に改造する必要
がある。そのため、非常に大掛かりな改造が余儀無くさ
れ、時間および費用が莫大になるという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、大掛かりな改造を要する
ことなく外径の異なる基板を扱うことができる基板処理
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る基板処理装
置は、基板収納容器がアダプタプレートに載置された状
態で取り扱われることを特徴とする。
【0008】前記した手段において、例えば、基板収納
容器がカセットの場合にアダプタプレートに載置させた
状態で取り扱い、アダプタプレートの下面をポッドの位
置決め部に対応するように構成することにより、ポッド
を取り扱うポッド棚やポッドハンドリング装置に対応す
ることができるため、基板をポッドによって取り扱うよ
うに構成された基板処理装置を大幅に改造せずに、基板
をカセットに収納して取り扱うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に即して説明する。
【0010】本実施の形態において、本発明に係る基板
処理装置は、図1に示されているようにCVD装置すな
わちバッチ式縦形ホットウオール形減圧CVD装置とし
て構成されており、また、三百mmウエハ(以下、第一
ウエハという。)をポッドに収納した状態で取り扱うよ
うに構成されている。そして、本実施の形態において
は、ポッドを取り扱うように構成されたCVD装置1に
おいて二百mmウエハ(以下、第二ウエハという。)を
カセットに収納した状態で取り扱い得るように構成され
ている。
【0011】図2に示されているように、第一ウエハW
1 を収納するポッド9は一つの面が開口された略立方体
の箱形状に形成され開口面にキャップ9aが着脱自在に
装着されている。図2(c)に示されているように、ポ
ッド9の一側面(以下、下面とする。)にはハンドリン
グ装置用と搬入搬出ステージおよびポッド棚用とに兼用
の雌キネマチックカップリング9bが三個、正三角形の
略頂点にそれぞれ配置されて没設されており、図2
(b)および(c)に示されているように、各雌キネマ
チックカップリング(以下、V溝という。)9bは略三
角柱形の溝形状で溝底である三角柱の頂辺が半径方向に
延在する底面視が長方形の溝に形成されている。
【0012】図3および図4に示されているように、第
二ウエハW2 を収納するカセット10は一つの対面が開
口された略立方体の箱形状に形成され、一方の開口の一
対の側壁内面には複数条(例えば、二十五条)の保持溝
10aが同一平面を構成するように等間隔に整列されて
没設されており、第二ウエハW2 はこれら保持溝10a
に外周辺部が挿入されることにより保持されるようにな
っている。カセット10の他方の開口には一対の脚10
bが第二ウエハW2 の並ぶ方向に平行に突設されてお
り、両脚10b、10bの間によってカセット10の位
置決めが確保されるようになっている。カセット10の
第二ウエハW2 と平行となる一方の側面には把手10c
が突設されている。
【0013】図1に示されているCVD装置1は気密室
構造に構築されたクリーンベンチ2を備えている。クリ
ーンベンチ2内の一端部(以下、後端部とする。)の上
部にはヒータユニット3が垂直方向に据え付けられてお
り、ヒータユニット3の内部にはプロセスチューブ4が
同心に配置されている。プロセスチューブ4にはプロセ
スチューブ4内に原料ガスやパージガス等を導入するた
めのガス導入管5とプロセスチューブ4内を真空排気す
るための排気管6とが接続されている。クリーンベンチ
2の後端部の下部にはエレベータ7が設置されており、
エレベータ7はプロセスチューブ4の真下に配置された
ボート8を垂直方向に昇降させるように構成されてい
る。ボート8は多数枚のウエハを中心を揃えて水平に配
置した状態で支持して、プロセスチューブ4の処理室に
対して搬入搬出するように構成されている。
【0014】クリーンベンチ2の正面壁にはポッド出し
入れ口(図示せず)が開設されており、ポッド出し入れ
口はフロントシャッタによって開閉されるようになって
いる。ポッド出し入れ口にはポッド9の位置合わせを実
行する搬入搬出ステージ(以下、I/Oステージとい
う。)11が設置されており、ポッド9はポッド出し入
れ口を通してI/Oステージ11に出し入れされるよう
になっている。
【0015】図3および図4に示されているように、I
/Oステージ11は平面視が略L字形の平板形状に形成
された載置台12を備えており、載置台12の上面には
三個の雄キネマチックカップリング(以下、突起とい
う。)12cがポッド9の三個のV溝9bにそれぞれ対
応するように突設されている。載置台12の上面におけ
る一個の突起12cの片脇にはポッド検出センサ(以
下、センサという。)12aが設置されており、センサ
12aは載置台12の上にポッド9が載せられた時にポ
ッド9の下面によって上から押されることにより、ポッ
ド検出信号をCVD装置1のコントローラ(図示せず)
にコード線12bによって送信するようになっている。
【0016】クリーンベンチ2内の前後方向の中央部の
上部には回転式のポッド棚13が設置されており、回転
式のポッド棚13は合計八個のポッド9を保管するよう
に構成されている。図1に示されているように、回転式
のポッド棚13は略卍形状に形成された両棚板14、1
4が上下二段に配置されて水平面内で回転自在に支承さ
れており、モータ等の間欠回転駆動装置(図示せず)に
よってピッチ送り的に一方向に回転されるようになって
いる。
【0017】図5に示されているように、ポッド棚13
の卍形状に形成された棚板14における四箇所の載置部
15の上面には三個の雄キネマチックカップリング(以
下、突起という)15cがポッド9の三個のV溝9bに
それぞれ対応するように突設されている。載置部15の
上面における一個の突起15cの片脇にはポッド検出セ
ンサ(以下、センサという。)15aが設置されてお
り、センサ15aは載置部15の上にポッド9が載せら
れた時にポッド9の下面によって上から押されることに
より、ポッド検出信号をCVD装置1のコントローラ
(図示せず)にコード線15bによって送信するように
なっている。
【0018】クリーンベンチ2内のポッド棚13の下側
にはウエハを払い出す(ローディングする)ためのウエ
ハローディングポート16が一対、垂直方向に上下二段
に設置されており、両ウエハローディングポート16、
16は載置台17をそれぞれ備えている。詳細な説明お
よび図示は省略するが、ウエハローディングポート16
にはポッド9のキャップ9aを開閉するポッドオープナ
が設置されており、両載置台17、17はポッドオープ
ナによって前後方向に往復移動されるように構成されて
いる。
【0019】図6に示されているように、載置台17は
平面視が略L字形の平板形状に形成されており、載置台
17の上面には三個の雄キネマチックカップリング(以
下、突起という。)17cがポッド9の三個のV溝9b
にそれぞれ対応するように突設されている。載置台17
の上面における一個の突起17cの片脇にはポッド検出
センサ(以下、センサという。)17aが設置されてお
り、センサ17aは載置台17の上にポッド9が載せら
れた時にポッド9の下面によって上から押されることに
より、ポッド検出信号をCVD装置1のコントローラ
(図示せず)にコード線17bによって送信するように
なっている。
【0020】クリーンベンチ2内のI/Oステージ11
とポッド棚13およびウエハローディングポート16と
の間には、スカラ形ロボット(selective compliance a
ssembly robot arm 。SCARA)によって構成された
ポッドハンドリング装置(以下、ハンドリング装置とい
う。)18が設置されている。ハンドリング装置18は
I/Oステージ11とポッド棚13との間およびポッド
棚13とウエハローディングポート16との間でポッド
9を搬送するように構成されている。
【0021】図5に示されているように、ハンドリング
装置18のハンド19はI/Oステージ11の載置台1
2、ポッド棚13の載置部15およびウエハローディン
グポート16の載置台17のL字形状が形成した空所の
大きさよりも若干小さめの平面視が略直角三角形の平板
形状に形成されており、ハンド19の上面には三個の雄
キネマチックカップリング(以下、突起という。)19
bがポッド9の三個のV溝9bにそれぞれ対応するよう
に突設されている。
【0022】ウエハローディングポート16とボート8
との間にはスカラ形ロボットによって構成されたウエハ
移載装置20が設置されており、ウエハ移載装置20は
ウエハローディングポート16とボート8との間でウエ
ハを搬送するように構成されている。ウエハ移載装置2
0のハンドであるツィーザ21は複数枚(例えば五枚)
が垂直方向に両端を揃えられて等間隔に並べられて水平
に支持されており、複数枚のウエハを同時に授受し得る
ようになっている。
【0023】本実施の形態においては、ポッド9によっ
て第一ウエハW1 を扱うCVD装置1においてカセット
10によって第二ウエハW2 を扱うために、図3および
図4に示された第一のアダプタプレート(以下、第一プ
レートという。)30と、図6および図7に示された第
二のアダプタプレート(以下、第二プレートという。)
40とが準備されている。第一プレート30の枚数は投
入可能カセットと同じ枚数、すなわちポッド棚13の載
置部15の数の総数になるように設定されており、第二
プレート40の枚数はウエハローディングポート16の
載置台17の数に設定されている。
【0024】図3および図4に示されているように、第
一プレート30は本体31を備えており、本体31は平
面視がポッド9の下面の面積よりも若干大きめの正方形
の板形状に形成されている。本体31の一主面(以下、
下面とする。)にはポッド9の三個のV溝9bに対応し
た三個の雌キネマチックカップリング(以下、第一プレ
ートV溝という。)32bが没設されている。
【0025】本体31の下面における第一プレートV溝
32bの片脇にはセンサピン33が上下方向に進退する
ように装備されている。すなわち、図4に示されている
ように、本体31の載置台12のセンサ12aに対向す
る位置にはピン保持孔34が厚さ方向に開設されてお
り、ピン保持孔34にはセンサピン33が上下方向に摺
動自在に保持されている。ピン保持孔34にはセンサピ
ン33を上方に付勢するスプリング35が収納されてお
り、センサピン33の長さは本体31の上面にカセット
10が載置されていない状態においては上端部が本体3
1の上面から突出し、カセット10が載置された状態に
おいては下端が載置台12のセンサ12aを押すように
設定されている。
【0026】本体31の上面には一方向に傾斜する傾斜
面36が形成されており、傾斜面36の傾斜角度Θは4
度に設定されている。傾斜面36の傾斜方向は本体31
の上面に載せられたカセット10の開口側が高くなるよ
うに設定されており、傾斜角度Θは保持された第二ウエ
ハW2 がカセット10の開口から抜け出るのを防止する
ことができるように設定されている。
【0027】図6および図7に示されているように、第
二プレート40は本体41を備えており、本体41はウ
エハローディングポート16の載置台17に対応する平
面視が略L字形状の平板形状に形成されている。本体4
1の一主面(以下、下面とする。)には載置台17の三
個の突起17cに対応した三個の雌キネマチックカップ
リング(以下、第二プレートV溝という。)42bが没
設されている。本体41の上面における三個のプレート
穴42の真上には三本のピン43、44、45がそれぞ
れ突設されており、三本のピン43、44、45は第一
プレート30の第一プレートV溝32bのそれぞれに嵌
入するように設定されている。三本のピンのうちウエハ
ローディングポート16のウエハ移載装置20と反対側
に位置した第一ピン43の高さは、第二ピン44および
第三ピン45の高さよりも高く設定されているととも
に、第二ピン44と第三ピン45の高さは等しく設定さ
れている。つまり、図7に示されているように、三本の
ピン43、44、45は第一プレート30が第二プレー
ト40に載置された状態において傾斜面36が水平面に
なるように設定されている。
【0028】次に、前記構成に係るCVD装置1におい
て第二ウエハW2 をカセット10によって扱う場合につ
いての作用を説明する。
【0029】前記構成に係るCVD装置1において第二
ウエハW2 を処理するに際しては、予め、ボート8が第
一ウエハW1 を保持し得るものから第二ウエハW2 を保
持し得るものに置き換えられる。また、ウエハローディ
ングポート16の載置台17には第二プレート40がセ
ットされる。
【0030】第二ウエハW2 を収納したカセット10が
クリーンベンチ2内のI/Oステージ11にポッド出し
入れ口から搬入されるに際して、図4(a)に示されて
いるように、カセット10は第一プレート30の上に載
置された状態で、載置台12の上に載置される。この
際、第一プレート30の三個のV溝32bと載置台12
の三個の突起12cとが嵌合されて、第一プレート30
が載置台12に位置決めされることにより、カセット1
0が載置台12に位置決めされる。また、カセット10
が載置台12に載置されると、センサピン33がセンサ
12aを押すため、CVD装置1のコントローラはカセ
ット10がI/Oステージ11に供給されたことを認識
することができる。
【0031】I/Oステージ11に供給されたカセット
10は第一プレート30に載置された状態のままI/O
ステージ11の載置台12の上からハンドリング装置1
8によってピックアップされて、ポッド棚13の指定さ
れた載置部15に適宜に搬送されて一時的に保管され
る。
【0032】カセット10がI/Oステージ11の載置
台12からピックアップされる際に、図4(b)に示さ
れているように、ハンドリング装置18のハンド19が
載置台12に挿入された後に上昇されると、ハンド19
がL字形状の載置台12の空所部を下から潜って第一プ
レート30を載置台12から持ち上げる。この際、第一
プレート30の三個のV溝32bにハンド19の三個の
突起19bが嵌入するため、第一プレート30すなわち
カセット10はハンド19に位置決めされた状態にな
る。ちなみに、ハンドリング装置18によるカセット1
0の載置時にもカセット10の有無(正確には第一プレ
ート30の有無)を検出している(図示せず)。
【0033】ハンドリング装置18のカセット10の搬
送に際して、カセット10は第一プレート30の傾斜面
36の上に載置された状態で搬送されるため、カセット
10に収納された第二ウエハW2 はカセット10の開口
から抜け落ちることはない。すなわち、ハンドリング装
置18のハンド19は第一プレート30を水平に支持
し、水平に支持された第一プレート30の傾斜面36の
上にカセット10が後傾するように載置されていること
により、カセット10に収納された第二ウエハW2は自
重によってカセット10の常に後方へ下がろうとする状
態になるため、第二ウエハW2 がカセット10の開口か
ら抜け出すことはない。
【0034】カセット10がポッド棚13の載置部15
にプットダウンされる際に、図5に示されているよう
に、ハンドリング装置18のハンド19が載置部15の
L字形の空所に上から整合された後に下降されると、ハ
ンド19が当該空所部を上から潜って第一プレート30
に載置された状態のままカセット10を載置部15の上
に受け渡す。この際、第一プレート30の三個の第一プ
レートV溝32bに載置部15の三個の突起15cが嵌
入するため、第一プレート30すなわちカセット10は
載置部15に位置決めされた状態になる。また、第一プ
レート30が載置部15に載置されると、センサピン3
3がセンサ15aを押すため、CVD装置1のコントロ
ーラはカセット10がポッド棚13の指定された載置部
15に載置されたことを認識することができる。
【0035】ポッド棚13に一時的に保管されたカセッ
ト10は第一プレート30に載置された状態のままハン
ドリング装置18によって適宜にピックアップされて、
ウエハローディングポート16に搬送され、載置台17
に予め設置された第二プレート40の上に移載される。
この際、図7に示されているように、第二プレート40
の三本のピン43、44、45が第一プレート30の三
個の第一プレートV溝32bにそれぞれ嵌入されること
により、第一プレート30の傾斜面36は水平面に調整
されるため、カセット10はウエハローディングポート
16において水平に支持された状態になる。つまり、カ
セット10に収納された第二ウエハW2 も水平に支持さ
れた状態になるため、ウエハ移載装置20はカセット1
0から第二ウエハW2 を水平に出し入れすることができ
る。
【0036】なお、ポッド9が載置台17に載置された
場合には、その後、キャップ9aがポッドオープナによ
って開放される作業が実施されるが、カセット10の場
合にはウエハ移載装置20側の面が開口しているため、
ポッドオープナの作業は実施されない。すなわち、ポッ
ドオープナのクロージャ(図示せず)はカセット10の
開口面から退避した状態になっている。
【0037】ウエハローディングポート16においてカ
セット10が載置台17に載置されると、カセット10
の第二ウエハW2 がウエハ移載装置20によって引き出
されてボート8に搬送されて移載(ローディング)され
る。この際、カセット10の第二ウエハW2 は複数枚が
ボート8に、ウエハ移載装置20の複数枚のツィーザ2
1によって同時に移載される。
【0038】また、ボート8がバッチ処理するウエハの
枚数(例えば、百枚〜百五十枚)は一台のカセット10
に収納された第二ウエハW2 の枚数(例えば、二十五
枚)よりも何倍も多いため、一方(上段または下段)の
ウエハローディングポート16についてのウエハ移載装
置20による移載作業中に、他方(下段または上段)に
対して別のカセット10がハンドリング装置18によっ
て同時進行的に供給され、複数台のカセット10が上下
のウエハローディングポート16、16にハンドリング
装置18によって繰り返し供給されることになる。上下
のウエハローディングポート16、16に対するウエハ
移載装置20の移載作業が交互に繰り返されることによ
って、複数枚の第二ウエハW2 がカセット10からボー
ト8に移載されて行く。
【0039】このようにして、一方(上段または下段)
のウエハローディングポート16へのウエハ移載(ロー
ディング)作業中に、他方(下段または上段)のウエハ
ローディングポート16への空のカセット10への搬送
や準備作業が同時進行されることにより、ウエハ移載装
置20はカセット10の入替え作業についての待ち時間
を浪費することなく、ウエハ移載(ローディング)作業
を連続して実施することができるため、CVD装置1の
スループットを高めることができる。
【0040】予め指定された複数枚の第二ウエハW2
カセット10からボート8に移載されると、ボート8は
エレベータ7によって上昇されてプロセスチューブ4の
処理室に搬入される。ボート8が上限に達すると、ボー
ト8を保持したキャップの上面の周辺部がプロセスチュ
ーブ4をシール状態に閉塞するため、処理室は気密に閉
じられた状態になる。
【0041】プロセスチューブ4が気密に閉じられた状
態で、所定の真空度に排気管6によって真空排気され、
ヒータユニット3によって所定の温度(400〜700
℃)をもって全体にわたって均一に加熱され、所定の原
料ガスがガス導入管5によって所定の流量だけ供給され
る。これにより、所定のCVD膜が第二ウエハW2 に形
成される。
【0042】そして、予め設定された処理時間が経過す
ると、ボート8がエレベータ7によって下降されること
により、処理済み第二ウエハW2 を保持したボート8が
元の待機位置に搬出される。
【0043】待機位置に搬出されたボート8の処理済み
第二ウエハW2 はウエハローディングポート16の第二
プレート40の上に第一プレート30に載置された状態
で予め供給され水平に支持された空のカセット10に、
ウエハ移載装置20によって移載(アンローディング)
される。
【0044】次いで、処理済みの第二ウエハW2 が収納
されたカセット10は、第一プレート30に載置された
状態でウエハローディングポート16の第二プレート4
0からハンドリング装置18によってピックアップされ
て、ポッド棚13に搬送されて第一プレート30に載置
された状態で移載され一時的に保管される。
【0045】以上の処理済み第二ウエハW2 の移載(ア
ンローディング)作業の際も、ボート8がバッチ処理し
た第二ウエハW2 の枚数は一台の空のカセット10に収
納する第二ウエハW2 の枚数よりも何倍も多いため、複
数台のカセット10が上下のウエハローディングポート
16、16に交互にハンドリング装置18によって繰り
返し供給されることになる。この場合にも、一方(上段
または下段)のウエハローディングポート16へのウエ
ハ移載作業中に、他方(下段または上段)のウエハロー
ディングポート16への空のカセット10への搬送や準
備作業が同時進行されることにより、ウエハ移載装置2
0はカセット10の入替え作業についての待ち時間を浪
費することなくウエハ移載作業を連続して実施すること
ができるため、CVD装置1のスループットを高めるこ
とができる。
【0046】処理済み第二ウエハW2 を収納したカセッ
ト10は第一プレート30に載置された状態で、ポッド
棚13からI/Oステージ11へハンドリング装置18
によって搬送されて移載される。I/Oステージ11に
移載されたカセット10はカセット出し入れ口からクリ
ーンベンチ2の外部に搬出される。そして、新規の第二
ウエハW2 を収納したカセット10がクリーンベンチ2
内のI/Oステージ11にポッド出し入れ口から搬入さ
れる。
【0047】なお、新旧のカセット10のI/Oステー
ジ11への搬入搬出作業およびI/Oステージ11とポ
ッド棚13との間の入替え作業はプロセスチューブ4に
おけるボート8の搬入搬出作業や成膜処理の間に同時進
行されるため、CVD装置1の全体としての作業時間が
延長されるのを防止することができる。
【0048】以降、前述した作用が繰り返されて第二ウ
エハW2 がCVD装置1によってバッチ処理されて行
く。
【0049】そして、所望の枚数の第二ウエハW2 につ
いてのバッチ処理が完了し、第一ウエハW1 についての
バッチ処理を再開する場合には、第一ウエハW1 はポッ
ド9によって取り扱われるため、その準備作業が実施さ
れる。例えば、ボート8が第二ウエハW2 のためのもの
から第一ウエハW1 のためのものに交換され、第二プレ
ート40がウエハローディングポート16の載置台17
から取り外され、ポッドオープナのクロージャが退避位
置から作動位置に戻される。
【0050】前記実施の形態によれば、次の効果が得ら
れる。
【0051】1) カセット10を第一プレート30に載
置した状態で取り扱うことにより、ポッド9を取り扱う
I/Oステージ11やポッド棚13、ハンドリング装置
18およびウエハローディングポート16にカセット1
0を対応させることができるため、第一ウエハW1 をポ
ッド9によって取り扱うように構成されたCVD装置1
を大幅に改造せずに、第二ウエハW2 をカセット10に
収納して取り扱うことができる。
【0052】2) 第一プレート30の下面にポッド9の
V溝9bに対応したV溝32bを没設することにより、
I/Oステージ11の載置台12、ポッド棚13の載置
部15、ハンドリング装置18のハンド19およびウエ
ハローディングポート16の載置台17における位置決
めのための各突起に対応させることができるため、ポッ
ド9を取り扱うI/Oステージ11やポッド棚13、ハ
ンドリング装置18およびウエハローディングポート1
6にカセット10を対応させることができる。このた
め、第一ウエハW1 をポッド9によって取り扱うように
構成されたCVD装置1を大幅に改造せずに、第二ウエ
ハW2 をカセット10に収納して取り扱うことができ
る。
【0053】3) 第一プレート30にセンサピン33を
設けることにより、I/Oステージ11の載置台12や
ポッド棚13の載置部15およびウエハローディングポ
ート16の載置台17のセンサ12a、15aおよび1
7aを作動させることができるため、カセット10がI
/Oステージ11やポッド棚13およびウエハローディ
ングポート16に供給されたことをCVD装置1のコン
トローラに認識させることができる。
【0054】4) 第一プレート30の上面に傾斜面36
を形成することにより、カセット10を第一プレート3
0に載置した状態でハンドリング装置18によって移送
する際に、カセット10を後傾させることができるた
め、移送中に、第二ウエハW2 がカセット10から抜け
出るのを防止することができる。
【0055】5) 第一プレート30の傾斜面36を水平
に補正する第二プレート40をウエハローディングポー
ト16の載置台17にセットすることにより、カセット
10がウエハローディングポート16に供給された際
に、カセット10を水平に支持することができるため、
第二ウエハW2 をカセット10に対して水平に出し入れ
することができ、ウエハ移載装置20を改造しなくて済
む。
【0056】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変
更が可能であることはいうまでもない。
【0057】例えば、第一ウエハ(三百mmウエハ)を
ポッドに収納して扱う場合について説明したが、第一ウ
エハは三百mmウエハ対応のカセットに収納して扱って
もよい。この場合にはポッドオープナ等は省略すること
ができる。
【0058】ウエハローディングポートは上下二段設置
するに限らず、一段でもよいし、上中下三段等のように
三段以上設置してもよい。
【0059】基板はウエハに限らず、ホトマスクやプリ
ント配線基板、液晶パネル、コンパクトディスクおよび
磁気ディスク等であってもよい。
【0060】CVD装置は成膜処理に使用するに限ら
ず、酸化膜形成処理や拡散処理等の熱処理にも使用する
ことができる。
【0061】前記実施の形態ではバッチ式縦形ホットウ
オール形CVD装置の場合について説明したが、本発明
はこれに限らず、バッチ式縦形ホットウオール形熱処理
装置等の基板処理装置全般に適用することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板処理装置の大掛かりな改造を要することなく外径が
異なる基板を扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるCVD装置を示す
概略斜視図である。
【図2】ポッドを示しており、(a)は一部切断正面
図、(b)は一部切断側面図、(c)は一部切断底面図
である。
【図3】カセットを扱うI/Oステージを示す分解斜視
図である。
【図4】同じくI/Oステージを示す各一部切断側面図
であり、(a)はカセット載置状態を示し、(b)はハ
ンドリング状態を示している。
【図5】ポッド棚を示す平面図である。
【図6】カセットを扱うウエハローディングポートを示
す分解斜視図である。
【図7】同じくウエハローディングポートを示す各一部
切断側面図である。
【符号の説明】
1 …第一ウエハ(三百mmウエハ、基板)、W2 …第
二ウエハ(二百mmウエハ、基板)、1…CVD装置
(基板処理装置)、2…クリーンベンチ、3…ヒータユ
ニット、4…プロセスチューブ、5…ガス導入管、6…
排気管、7…エレベータ、8…ボート、9…ポッド(基
板収納容器)、9a…キャップ、9b…V溝(雌キネマ
チックカップリング)、10…カセット(基板収納容
器)、10a…保持溝、10b…脚、10c…把手、1
1…I/Oステージ、12…載置台、12a…センサ
(カセット検出センサ)、12b…コード線、12c…
突起(雄キネマチックカップリング)、13…ポッド
棚、14…棚板、15…載置部、15a…センサ(ポッ
ド検出センサ)、15b…コード線、15c…突起(雄
キネマチックカップリング)、16…ウエハローディン
グポート、17…載置台、17a…センサ(ポッド検出
センサ)、17b…コード線、17c…突起(雄キネマ
チックカップリング)、18…ハンドリング装置(ポッ
ドハンドリング装置)、19…ハンド、19b…突起
(雄キネマチックカップリング)、20…ウエハ移載装
置、21…ツィーザ、30…第一プレート(第一のアダ
プタプレート)、31…本体、32b…第一プレートV
溝(雌キネマチックカップリング)、33…センサピ
ン、34…ピン保持孔、35…スプリング、36…傾斜
面、40…第二プレート(第二のアダプタプレート)、
41…本体、42b…第二プレートV溝(雌キネマチッ
クカップリング)、43、44、45…ピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 建久 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 泉 昭一郎 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 Fターム(参考) 5F031 CA02 DA01 DA17 FA01 FA03 FA09 FA11 FA15 FA19 GA38 GA43 GA47 GA49 GA50 JA08 JA22 KA20 MA28 NA02 PA18 5F045 BB08 EN02 EN04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板収納容器がアダプタプレートに載置
    された状態で取り扱われることを特徴とする基板処理装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108292622A (zh) * 2015-11-30 2018-07-17 昕芙旎雅有限公司 载置于在装载端口设置的载置台上的适配器、及装载端口

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108292622A (zh) * 2015-11-30 2018-07-17 昕芙旎雅有限公司 载置于在装载端口设置的载置台上的适配器、及装载端口

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