JP2002007510A - 通信手段を用いた提案型建築設計方法 - Google Patents

通信手段を用いた提案型建築設計方法

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JP2002007510A
JP2002007510A JP2000190182A JP2000190182A JP2002007510A JP 2002007510 A JP2002007510 A JP 2002007510A JP 2000190182 A JP2000190182 A JP 2000190182A JP 2000190182 A JP2000190182 A JP 2000190182A JP 2002007510 A JP2002007510 A JP 2002007510A
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Masaki Shigematsu
正毅 重松
Ryuichi Sasazawa
竜市 笹沢
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計担当者が作成した3Dコンピュータグラ
フィック画像を設計図面として提案し、顧客の満足いく
まで無料で再設計を行い、建築受注前段階での設計作業
にかかるコストを大幅に削減する。 【解決手段】 建築会社が建築設計を行うために質問形
式ページを設けたホームページを公開し、不特定多数の
閲覧者がホームページを閲覧し、質問形式ページに対す
る回答を入力送信する。建築会社が顧客情報データに基
づいて少なくとも建築設計用3次元コンピュータグラフ
ィックを含む画像データを作成し、顧客に提案する。さ
らに顧客が、建築会社に対し、再度設計を任意回数依頼
し、コンピュータグラフィック画像データが再度作成さ
れる。このような手段をもって顧客からの設計依頼毎に
少なくとも建築設計用3次元コンピュータグラフィック
を含む画像データを再提案する、通信手段を用いた提案
型建築設計方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信手段を用いた建
築設計方法に係り、特に顧客が希望する設計図面を3次
元コンピュータグラフィックとして作成し、3次元コン
ピュータグラフィック画像を顧客へ提案し設計打ち合わ
せを行う、通信手段を用いた提案型建築設計方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建築を希望する顧客の、建築発注前にお
ける建築設計は、一般に設計事務所の建築士や建築会社
における設計部門が行っている。従来、設計者によって
作成された設計図面は、例えば建築会社の営業担当者
が、直接顧客のもとへ赴き、幾度となく打ち合わせを行
い、それに伴い、設計者は顧客の要望を設計図面へ反映
させるために、設計図面を何度も書き直すことになる。
【0003】また、顧客は建築の専門家ではないので、
設計担当者が描いた設計図面を見ただけでは、それが、
どのような建築物になるのか、外観やインテリア等の具
体的なイメージを得ることは困難である場合が多い。
【0004】さらに、建築発注前の設計に関する設計料
は無料である場合がほとんどであり、建築会社は、何度
も顧客と直接打ち合わせを行い再設計を行ったとして
も、その設計作業にかかるコストは、設計依頼或いは受
注に至らなかった顧客からは徴収していない場合が多
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば建築会社の営業
担当者が、直接顧客のもとへ赴き、設計者が数回にわた
り再設計を行ったとしても、顧客にとっては、図面から
間取り、外観やインテリア等のイメージを得ることが困
難であり、満足度の高い設計図面を得ることは少ない。
そのため、建築会社にとって、設計作業にかかる時間的
金銭的コストは大きく、それにもかかわらず建築契約の
受注率は高くはない。
【0006】また、設計のために営業担当者や設計担当
者の時間を費やし、設計作業を行うことは、建築工程全
体のコスト高を招くことになる。また、このような設計
段階での高コストは、顧客にとっても、建築物件価格の
高騰につながることになる。つまり、設計を行ったが、
契約に至らない場合も多いため、この際にかかった設計
コストは、建築契約を行った顧客の物件価格に転嫁され
ることになる。
【0007】このように何度も顧客との直接打ち合わせ
を行い、設計を行ったとしても、顧客にとっては、満足
度の高い設計図面は得がたいだけでなく、契約に至らな
い場合の諸種コストを引き受けているのが現状である。
また設計段階では、特に要望や不満が生じない場合で
も、施工後、実際に建築された建築物件を見た段階で、
顧客からのクレームが発生することも少なくない。
【0008】本発明は、上述したような、専門家でない
顧客の描いている内容と、専門家側の設計図との間の齟
齬から生じる不都合を解消すること目的としてなされた
ものであり、本発明の目的は、顧客の希望とする設計内
容と顧客の希望とする設計内容をもとに設計担当者が作
成したコンピュータグラフィック画像を、設計担当者と
顧客間で、通信手段等を用いて提案し、打合せを行うこ
とで、顧客と受注側との間の意思を統一でき、且つ建築
受注前段階での設計作業にかかるコストを大幅に削減す
る、通信手段を用いた提案型建築設計方法を提供するこ
とにある。
【0009】本発明の他の目的は、設計担当者が、顧客
が希望とする設計間取を、平面図面と共に外観図、イン
テリア図、各階の鳥瞰図等を容易にイメージすることが
できる3次元コンピュータグラフィック画像として作成
し、顧客の満足いくまで再設計を行い、顧客満足度の高
い建築設計を行うことのできる通信手段を用いた提案型
建築設計方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明の請
求項1に係る通信手段を用いた提案型建築設計方法によ
れば、建築業務を行う組織が建築設計を行うために必要
な顧客情報を得るために質問形式ページが設けられたホ
ームページを公開する公開手段と、不特定多数の閲覧者
が前記ホームページを閲覧する閲覧手段と、前記閲覧手
段により前記ホームページを閲覧した建築を希望する顧
客が、前記質問形式ページに対する回答を入力する入力
手段と、前記顧客が、前記入力手段により入力された回
答からなる顧客情報データを、前記ホームページを公開
する組織に対し送信する送信手段と、該送信手段により
得られた前記顧客情報データに基づいて、少なくとも建
築設計用3次元コンピュータグラフィックを含む画像デ
ータを作成するコンピュータグラフィック画像データ作
成手段と、前記建築業務を行う組織が、前記コンピュー
タグラフィック画像データを、前記顧客に提案する提案
手段と、前記顧客が、前記コンピュータグラフィック画
像データを入手したのち、前記建築業務を行う組織に対
し、再度設計を任意回数依頼する依頼手段と、該依頼手
段に基づき、コンピュータグラフィック画像データを再
度作成する再作成手段と、前記顧客からの設計依頼毎に
少なくとも建築設計用3次元コンピュータグラフィック
を含む画像データを再提案する再提案手段と、を少なく
とも備えたことにより、解決される。
【0011】具体的には、前記コンピュータグラフィッ
ク画像データ作成手段は、前記顧客によって入力された
回答からなる顧客情報データを、前記ホームページを公
開する組織に対し送信する第1の送信手段と、該第1の
送信手段によって得られた前記顧客情報データをもと
に、建築設計用平面図面データを作成する第1のデータ
作成手段と、該第1のデータ作成手段によって作成され
た建築設計用平面図面データに基づいて、建築設計用3
次元コンピュータグラフィック画像データを作成する第
2のデータ作成手段と、から構成される。
【0012】より具体的には、前記第1のデータ作成手
段と前記第2のデータ作成手段から作成された画像デー
タを、ひとつのオブジェクトデータとみなし、複数の前
記オブジェクトデータから構成される画像レイアウトデ
ータを作成する第3のデータ作成手段を備えて構成され
る。
【0013】さらに具体的には、前記建築業務を行う組
織は、前記第3のデータ作成手段により作成された前記
画像レイアウトデータを、設計図面として前記顧客に提
案する提案手段を備えて構成される。
【0014】また、前記顧客に提案する提案手段は、前
記コンピュータグラフィック画像データ作成手段により
作成された画像データを前記顧客の指定する形式で提供
するように構成する。
【0015】本発明によれば、建築受注前段階での、顧
客の希望とする設計内容の設計作業にかかる時間的金銭
的コストを、大幅に削減することが可能となる。
【0016】さらに本発明によれば、顧客にとって、希
望とする設計内容が反映され、満足度の高い設計プラン
を容易且つ無料で得ることができるため、建築会社にと
っては建築受注率が向上し、さらに設計作業にかかるコ
スト削減の結果、建築物件価格を現状価格よりも低価格
設定が可能となるため、顧客満足度を向上することが可
能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。なお、以下に説明する処理ステ
ップ、装置等は本発明を限定するものでなく、本発明の
趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【0018】図1乃至図10は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は取引形態モデルの概略説明図、図2
は装置構成図、図3は電子取引で行われる提案型建築設
計方法の説明図、図4は建築設計ソフトのファイルフォ
ルダ階層構造を示す説明図、図5は建築設計ファイルの
データテーブルを示す図、図6はホームページ構成デザ
イン図、図7は設計プランニングフローチャート、図8
はプラン1のフローチャート、図9はプラン2のフロー
チャート、図10はプラン3のフローチャートである。
【0019】まず、図1における取引形態モデルについ
て説明する。以下、建築業務を行う組織として建築会社
3として、説明するが、建築業務を行う組織としては、
建築会社だけでなく、設計会社、各種情報提供会社、金
融機関を含み、要は建築に関わる関係を有する会社の意
味として、用いるものである。
【0020】顧客2と建築会社3は、通信回線網1を介
し、双方に関わる情報の送受信を行う。建築会社3は3
次元コンピュータグラフィックによる提案設計図面情報
5によって行われる建築設計方法について記載した、提
案型建築設計サイトを自社ホームページ上に公開する。
【0021】顧客2は、建築会社3が公開するホームペ
ージを閲覧し、建築会社3に対し、顧客情報4を送信す
る。建築会社3は、顧客情報4を受信し、その情報をも
とに3次元コンピュータグラフィックによる設計図面及
びそのイメージ画像を作成し、その提案設計図面情報5
を顧客2へ送信する等の手段により提案を行う。建築会
社3と顧客2との、1対1のやり取りにおいては、Eメ
ールによって情報の送受信を行う。勿論他にも、FAX
等の通信手段やモニタ表示等による提案手段が有り得る
が、ここでは特にインターネットを用いた場合について
記載する。
【0022】建築契約がなされた場合には、顧客2から
建築会社3へ対し、建築費6が支払われる。さらに、本
例ではホームページ運営のために、建築会社3は、ホー
ムページ上に様々なバナー広告を記載することで、その
広告主より、バナー広告料7を徴収している。
【0023】次に、図2の本実施例におけるコンピュー
タ装置等の装置構成図について説明する。建築会社3の
装置構成は、演算処理装置としてCPU10、記憶装置
としてHDD11、ROM12、RAM13、さらに記
憶媒体装置14、入力装置15、出力装置16、通信端
末装置17とを少なくとも備えている。
【0024】また、顧客2のコンピュータ装置構成の詳
細は図示していないが、少なくともCPU10、HDD
11、RAM13、入力装置15、出力装置16、通信
端末装置17とから構成され、勿論、建築会社3の装置
構成と同様であっても良い。また、本明細書中では、顧
客2の装置構成についても、便宜上、建築会社3の装置
構成で説明されるCPU10やRAM13等を用いて説
明することとする。
【0025】各コンピュータ装置は、サーバ18を介し
通信回線網1へ接続される。このサーバ18は、接続会
社(プロバイダ)が設置するWWWサーバである場合
や、例えば建築会社3の設置するコンピュータ装置自身
がサーバとなり得る場合等がある。また、図2中では、
各装置間1対のサーバ設置例を示しているが、この例に
限らず、通信回線網1と顧客2との間にサーバ18を介
さない場合や、通信回線網1を経由する際、複数のサー
バを経由する場合もある。
【0026】建築会社3における処理作業について、装
置構成を用いて説明する。建築会社3では、ホームペー
ジを公開し、Eメールにより顧客情報4を受信し、建築
設計ソフトを用いて、設計図面の3次元コンピュータグ
ラフィックを作成する。この3次元コンピュータグラフ
ィックデータを、Eメールを用いて、顧客2へ送信す
る。
【0027】まず、テキストエディタソフトのプログラ
ムデータを記憶装置であるHDD11等へ格納し、入力
装置15から入力されたテキストデータと、記憶装置に
格納されたテキストエディタソフトのプログラムデータ
を、RAM13へ読み込む。次に、読み込まれたデータ
を、CPU10との間で演算処理を行うことで、ホーム
ページ用のSSIプログラムが書込まれたHTMLファ
イル、CGIプログラム(CGIアプリケーション)等
の処理等を行う。さらに、HTMLファイルへ貼り付け
るための画像データを、記憶装置であるROM12等へ
格納する。
【0028】ホームページを公開するために、作成され
たHTMLファイルと、HTMLファイルに関するプロ
グラムファイルや画像データ等をWWWサーバへ転送す
る。転送するための専用ソフトをHDD11へ格納し、
さらに、転送ソフトのプログラムデータと、HTMLフ
ァイルと、HTMLファイルに関するプログラムファイ
ルや画像データを、RAM13へ読み込み、CPU10
との間で演算処理を行うことで、WWWサーバへのファ
イル転送が行われる。
【0029】さらに、Eメール送受信のための専用ソフ
トをHDD11へ格納し、そのプログラムデータをRA
M13へ読み込み、CPU10との間で演算処理を行う
ことで、顧客2がホームページを閲覧する際に送信する
顧客情報4を受信する。
【0030】つぎに、建築設計ソフトをHDD11へ格
納し、そのプログラムデータと、顧客情報4をRAM1
3へ読み込み、CPU10との間で演算処理すること
で、受信した顧客情報4をもとに、建築設計を行う。ま
たこの建築設計ソフトを用いて、2次元設計図面と共に
3次元コンピュータグラフィックデータを作成し、提案
用に3次元コンピュータグラフィックをレイアウトした
画像レイアウトを作成する。この時、3次元コンピュー
タグラフィックデータはJPEG形式とする。しかし、
3次元コンピュータグラフィックデータはJPEG形式
とは限らず、他にもPICT形式等の、顧客2が表示可
能な汎用性の高いファイル形式であれば、特に限定はさ
れない。また、顧客が指定する形式にして作成すること
も可能である。
【0031】次にEメール送受信のための専用ソフトの
プログラムデータと、作成された3次元コンピュータグ
ラフィックデータ等からなる画像レイアウトデータと、
Eメール送信文テキストデータをRAM13へ読み込
み、CPU10との間で演算処理を行うことで、3次元
コンピュータグラフィックデータが添付されたEメール
を顧客2へ送信する。このとき、3次元コンピュータグ
ラフィックデータについて顧客の指定があれば、その指
定したデータ形式として送信する。
【0032】顧客2は、ホームページを閲覧するための
ブラウザソフトをHDD11へ格納し、そのプログラム
データをRAM13に読み込み、CPU10との間で演
算処理を行うことで、ホームページの閲覧を行う。ホー
ムページには、建築設計に関するアンケート形式で質問
を設置しているため、そのアンケートフォームに、顧客
は回答を入力する。
【0033】次にEメール送受信のための専用ソフトを
HDD11へ格納し、そのプログラムデータと、先に入
力した入力データをRAM13へ読み込み、CPU10
との間で演算処理を行うことで、建築会社3へ顧客情報
4を送信する。
【0034】次に図3を用いて、本発明における電子取
引で行われる提案型建築設計方法について説明する。こ
の電子取引で行われる提案型建築設計方法は、顧客情報
入手(S1)、CG作成(S2)、設計間取の提案と打
合せ(S3)、建築設計完了(S4)のステップを、少
なくとも備えて構成される。
【0035】まず、顧客情報入手(S1)について説明
する。建築会社3はホームページを公開することによ
り、建築を希望する顧客2から、Eメールにより顧客情
報4を入手する。顧客情報4とは、建築会社3が公開す
るホームページに、顧客2の希望とする建築設計内容
を、顧客2が容易に示すことができるように、アンケー
トが設けられており、顧客2がそのアンケートに記入し
た内容について示すものである。
【0036】次に、CG作成(S2)について説明す
る。建築会社3は、建築設計ソフト20を用いて、顧客
2の希望する建築設計内容を、図面化する。2次元表示
の平面図の他に、外観図、各階鳥瞰図、各室内のインテ
リア図等の3次元コンピュータグラフィックを作成す
る。
【0037】さらに、設計間取の提案と打合せ(S3)
について説明する。建築会社3が作成した2次元表示の
平面図と、外観図、各階鳥瞰図、各室内のインテリア図
等の3次元コンピュータグラフィックを、顧客2へEメ
ールにて送信することで、建築設計間取の提案を行う。
顧客2は、提案された2次元表示の平面図と、外観図、
各階鳥瞰図、各室内のインテリア図等の3次元コンピュ
ータグラフィックより、希望とする設計内容かを検討
し、再度建築設計依頼を行う場合は、Eメール等によっ
て、その旨を建築会社3へ通知し、建築会社3は、再度
設計を行う。この提案と打合せ作業を繰り返すことで、
顧客2の希望を反映する建築設計を行い、最終的に顧客
が提案設計に対し満足した段階で、建築設計完了(S
4)となる。
【0038】次に、図4の建築設計ソフトのフォルダ階
層構成を示す説明図について説明する。建築設計ソフト
20の個別フォルダ21がHDD11へ格納固定され
る。その下階層に、大分類フォルダ22が設定される。
この大分類フォルダ22は、例えば設計担当者や、施工
地域等によって分類した場合、管理が容易である。
【0039】さらに、下階層には、中分類フォルダ23
が設定される。中分類フォルダ23は、顧客2の氏名・
名称等によって分類した場合、管理が容易である。ここ
で、物件一件(一人の顧客)につき、5つのプラン例フ
ォルダ28(平面データとして)を作成することができ
る。
【0040】また、様々なパターンで3次元コンピュー
タグラフィック表示を行うために、視点・注視点や、太
陽光の入射角、建築材の素材や色等の様々な設定を行
う。よって、1つのプラン例につき、3次元コンピュー
タグラフィックで示される外観図、各階鳥瞰図、室内イ
ンテリア図等を各々20ファイルまでと、平面図を20
ファイルまで作成し保存することができる。なお、以降
の記述で、3次元及び2次元の表記について、3D及び
2Dと略記する。
【0041】これら物件一件(一人の顧客2)における
5つのプラン例と、各プラン例で作成された画像データ
及び各設定データは、プラン例フォルダ23の下階層に
設置された各々所定フォルダへ格納される。ここでは、
3Dパース画像24、視点設定25、ウォークスルー作
成データ26、2D図面27等のフォルダが設定されて
いる。
【0042】次に、図5に示される建築設計ファイルの
データテーブルについて説明する。図中に示される、1
物件の設定データ30中には、例えばAプラン、Bプラ
ン、Cプラン、Dプラン、Eプランの5件のプラン例を
作成することができる。そのうち例えばAプランを説明
すると、1階・2階・3階各々の平面及び屋根の設定デ
ータ31の作成を行う。
【0043】平面設定は、ゾーニング、建具、設備イン
テリア、照明、壁配置、壁削除の各々の入力データから
構成される。ゾーニングとは、間取入力を示す。ゾーニ
ングの種類としては、導線、プライベート、パブリッ
ク、水廻り、和室、その他の分類がなされている。
【0044】さらに、各分類を説明すると、導線では、
ポーチ、玄関、廊下、吹き抜け、階段、勝手口等の入力
を行う。プライベートでは、洋室、寝室、子供部屋、納
戸、クローゼット等の入力を行う。パブリックでは、リ
ビング、ダイニング、キッチン等、水廻りでは、洗面
所、トイレ、浴室等、和室では、茶の間、床の間、仏
間、タンス置き場、押し入れ、広縁等、その他では、小
屋、バルコニー、ベランダ、ガレージ、パイプスペース
等の入力を行う。
【0045】建具の入力では、カーテン、内障子、窓
庇、シャッター、面格子、雨戸等の入力を行う。各々の
建具は、その向きや配置、高さや横幅、取付け高を設定
することができる。
【0046】次に設備インテリアの入力では、家具類を
自由に配置設定することができる。テーブル椅子等のダ
イニングセットや、キッチンに設置するシンク、食器棚
等を入力する。
【0047】照明の入力では、照明を任意の場所へ配置
する。また、例えば壁つけのポーチ灯等は、その配置方
向の設定が必要であるため、任意に回転させ入力設定を
行う。
【0048】また、壁の削除と、壁の配置入力も行うこ
とができる。壁配置の設定には、神壁、腰壁、垂壁、中
間壁、複合壁、デザイン壁、部分壁外壁、部分壁内壁の
種類がある。
【0049】屋根設定は、軒先形状、勾配、棟瓦等の各
々データから構成される。軒先形状では、屋根の種類
が、寄棟、切妻の場合に設定を行う。また、陸屋根も含
めて、それら屋根の種類に合わせて、屋根勾配や屋根の
厚み、瓦の設定を行う。
【0050】さらにAプランの2D及び3D用の平面敷
地設定データ32の作成を行う。平面敷地設定は、敷地
境界線や外構に関する設定であり、車両、植樹、タイ
ル、フェンス、ライン(敷地境界線)の各データにより
構成される。
【0051】Aプランの1階・2階・3階各々の平面及
び屋根の設定31データと、Aプランの2D及び3D用
の平面敷地設定データ32より、1物件の画像データ3
3を作成する。作成される画像データは、平面図のほか
に、3次元コンピュータグラフィック画像が主たる作成
データとなる。
【0052】1物件の画像データ33は、平面図データ
34、3Dパース画データ35から構成される。3Dパ
ース画データ35は、様々な設定条件をもとに、画像デ
ータを作成することができる。設定条件は、屋根材、壁
材、視点設定、画角、リビング素材、光源、影、視点
高、太陽光線、外壁バルコニー素材等から構成される。
【0053】設定条件である屋根材や壁材、リビング素
材、外壁バルコニー素材等の素材データを、選択パレッ
ト等からの選択入力を行う。視点設定とは、得たい3D
パース画はどこからどこを眺めるのかを決定するため
に、視点の位置を設定する。画角の設定では、標準、広
角、フリーの3設定から選択する。光源、影、視点高の
設定では、太陽光や照明をどの方向から照射するか、ま
た陰影の表示を行うかを設定する。視点高の設定では、
視点と注視点を、1階、2階、屋上等から選択し設定す
る。太陽光線の設定では、日本全国の各都道府県からの
太陽光線設定を行うことができる。ここでの太陽光線の
設定によって、陰影のつき方が変化する。
【0054】以上のように、様々な設定条件により、3
Dパース画データ35は、多数得られることになる。3
Dパース画データ35は、外観図データ、各階鳥瞰図デ
ータ、室内インテリア図等の各データから構成され、各
図のデータは、各々20ファイルずつ保存することがで
きる。さらに、平面図データ34も、20ファイル保存
することができる。なお、本例では各ファイル数を20
としているが、これに限定されないことは勿論である。
【0055】これら1物件の画像データ33をもとに、
レイアウトシート36を作成する。レイアウトシート3
6は、オリジナルシートと、他9ファイルを作成するこ
とができる。他9ファイルでは、プリセットデータを作
成することで、容易に迅速にレイアウトすることが可能
である。各々ファイルに、任意の名称を決定し管理する
ことができる。オリジナルシートの作成では、例えば顧
客2へ提案するための提案用ファイルとして用いられ
る。そのため、レイアウトシート上では画像貼付のほか
に、テキストデータやオブジェクトデータによる書込
み、塗りつぶし等の作業を行うことが可能である。
【0056】さらに、この建築設計ソフト20を用い
て、3Dパース画、平面図、ウォークスルーの各データ
により、パソコン画面上にウォークスルー表示を行い、
顧客2に対して、プレゼンテーションを行うことができ
る。これは提案手段にEメール送信を用いず、直接モニ
タ上で設計図面を表示するものである。
【0057】ウォークスルーに使用する視点を設定し、
視点ファイルとして保存する。ここでは、「視点」を選
択し、「軌跡」か「回転」かの何れかを選択する。ウォ
ークスルーを行う際の画像数として、「分割数」を設定
する。これらの設定を行うことで、動線が決定される。
また表示上、ウォークスルー画像の解像度、陰影の有無
等の設定を行うことができる。
【0058】実際にプレゼンテーションを行う場合、建
築設計ソフト20の画面プレゼンテーション機能を用い
る。はじめに、表示したい画像のもととなる「ベース画
像選択」を行うことで、平面図面が表示される。1つの
ベース画像毎に、即ちホットスポットにおける画像表示
毎に、タイトルを設けることができる。
【0059】平面図中において、「ホットスポット」を
設定する。「ホットスポット」とは、例えば、平面図中
のリビングルームのA点から、窓辺を眺める場合に、A
点を指す。そのA点を選択し、「画像貼付」機能を実行
することによって、リビングルームのA点から、窓辺を
眺める画像表示がなされる。この画像には、例えば「リ
ビング」といったコメント表示が可能である。さらに、
平面図中「画像貼付」を行った「ホットスポット」に
は、コメントである「リビング」が青色等の指定色表示
がなされる。
【0060】また、A点を選択し、「アニメーション貼
付」機能を実行することによって、ウォークスルーで作
成されたウォークスルーデータが表示され、再生したい
ウォークスルーデータを選択、設定する。さらに、A点
を選択し、「アニメーション貼付」機能を実行し、「再
生」機能を実行することで、ウォークスルーが再生され
る。この時、ウォークスルー設定時に「軌跡」を選択し
た場合には、動線に沿った画像が、例えば6分割で表示
される。また「回転」を選択した場合には、A点を中心
に、360度を6分割で回転した画像が、各々アニメー
ションのように表示される。平面図中「アニメーション
貼付」を行った「ホットスポット」には、緑色等の指定
色表示がなされる。
【0061】また、この建築設計ソフト20を用いるこ
とによって、顧客の個人情報を格納し、データベース化
することが可能である。個人情報は、画像データ等を管
理する顧客2の名称に関連付けられているが、必ずしも
入力しなければならないとは限らない。例えば、建築会
社3の営業担当者や設計担当者が、顧客2のニーズ等を
把握するなどの目的で、本データベースを用いても良
い。
【0062】次に、図6に示される、提案型建築設計方
法における、建築会社3が公開するホームページについ
て、ホームページ構成デザイン図について説明する。建
築会社3は、公開している自社ホームページに、本発明
における提案型建築設計方法によって建築設計の電子取
引を行うサイトを設ける。ここで、本サイトのホームペ
ージを、例えば「D−site」40と称する。
【0063】「D−site」40ページからは、「施
工事例の紹介」ページ41、「営業所の案内」ページ4
4、電子取引により設計を行う「プランニング」ページ
46へと導かれる。
【0064】「施工事例の紹介」ページ41では、実際
に施工を行った施工主の「モデル紹介」ページ42が設
けられており、「渋谷区 O様」43等の施工主紹介が
行われる。「営業所の案内」ページ44には、各地の
「展示場紹介」ページ45が設けられている。これら
「施工事例の紹介」ページ41及び「営業所の案内」ペ
ージ44、さらに、これらのページに関連するページ
は、建築会社3からの情報を閲覧者に対し一方的に提供
しており、建築会社3は、宣伝や企業紹介を目的として
いる。
【0065】一方、電子取引により建築設計を行う「プ
ランニング」ページ46では、後に続く「プラン1」4
7、「プラン2」48、「プラン3」49の各ページに
おいて、アンケート形式を用い、その回答を閲覧者が入
力し、その入力データを建築会社3へ送信することで、
建築会社3は、顧客情報4を入手することが可能とな
る。
【0066】「プラン1」47での記入確定を行うと、
「プラン2」48へ自動的にロードされていく。同様に
「プラン2」48での記入確定を行うと、「プラン3」
49へ自動的にロードされていく。「プラン3」49で
の記入確定を行うと、「確認画面」50へ自動的にロー
ドされていく。
【0067】次に「プラン1」47、「プラン2」4
8、「プラン3」49の各ページにおいて記載される、
アンケート内容について説明する。「プラン1」47で
は建設予定地の状況について、「プラン2」48では新
しい住宅の全体像について、「プラン3」49では家族
について、のアンケート形式の質問を行う。
【0068】「プラン1」47を説明する。はじめに、
前提条件として、3次元コンピュータグラフィックによ
る間取の提案形態の選択を行う。予め選択肢を用意し、
選択肢は、「敷地調査はあとまわしで、簡単な間取を配
信してほしい」、「正確な敷地調査の後、間取を配信し
てほしい」、「土地購入にあたり、どんな間取が入るか
確認したい」等を設定する。
【0069】次に、建設予定地についての質問を行う。
敷地と道路の関係について、「敷地に対して道路が2方
向に接している」、「敷地に対して道路が1方向に接し
ている」、「敷地に対して道路が垂直に接している」の
うち何れかを選択できるように、予め選択肢を設けてお
く。
【0070】各選択肢に対し、敷地に面している道路の
幅と、敷地の方角及び敷地間口について、質問が用意さ
れている。入力後、ページ最後には、「入力内容クリ
ア」と「確定」のボタン表示が設定されており、何れか
を選択する。「確定」を選択した場合には、「プラン
2」48へ進む。
【0071】「プラン2」48では、住宅の全体像につ
いての質問を行う。何階建てを希望するか、玄関の設置
方角、駐車場の有無及び所有車両台数、バルコニーの有
無、ダイニングとキッチンのつながり方(オープンタイ
プ・クローズタイプ・対面タイプ)と広さについて、リ
ビングとダイニングのつながり方(ワンルームタイプ・
分離可能タイプ・完全分離タイプ)と広さについて、主
寝室の場所(1階か2階かの選択)と広さ、ウォークイ
ンクローゼットの有無、書斎の有無、子供部屋の形式
(一人一部屋・間仕切り可能な大部屋)と広さ、2世帯
同居の場合に、両親の部屋の場所(1階か2階かの選
択)と必要な専用設備(玄関、キッチン、浴室、洗面
所、トイレ、納戸、その他)、その他予備室として、和
室を何部屋、洋室を何部屋、等の質問が設けられる。入
力後、ページ最後には、「入力内容クリア」と「確定」
ボタン表示が設定されており、何れかを選択する。「確
定」を選択した場合には、「プラン3」49へ進む。
【0072】「プラン3」49では、家族について質問
がなされる。実際に入力作業を行っている者の個人情
報、入居家族構成、入居時期、入居希望時期の設定理由
(子供の進学タイミング・資金調達タイミング・現住所
からの転勤等による転出・仕事の事情・2世帯同居・そ
の他)、予算(土地取得予算・建物予算・その他予算)
等の質問が設けられる。入力後、ページ最後には、「入
力内容クリア」と「入力内容の確認画面へ」ボタン表示
が設定されており、何れかを選択する。「入力内容の確
認画面へ」を選択した場合には、「確認画面」50へ進
み、入力内容を再確認し、これら記入データは、建築会
社3へ送信される。
【0073】次に、図7に示される、設計プランニング
フローチャートについて説明する。はじめに、建築会社
3の自社ホームページに、電子取引における提案型建築
設計を行うための「D−site」40が公開され、閲
覧者のアクセス(S10)が行われる。
【0074】閲覧者は、「プランニング」46INDE
Xページへアクセス(S11)することで、電子取引に
おける提案型建築設計を行うことができる。順次、プラ
ン1(47)、プラン2(48)、プラン3(49)の
各ページへと進み、アンケート形式の質問に対し入力を
行う。
【0075】プラン1(47)、プラン2(48)、プ
ラン3(49)の、各ページにおけるフローチャート
を、各々図8、図9、図10に示す。プラン1では、は
じめに質問に対する入力(S110)を行う。入力後、
入力内容をクリアするか判断(S111)し、する場合
は、再度、プラン1の質問に対する入力(S110)を
行う。入力内容をクリアしない場合、入力内容を確定す
るか判断(S112)し、確定しない場合は、キャンセ
ル(S113)となる。確定する場合は、プラン2(4
8)へ進む。
【0076】プラン2、プラン3におけるフローチャー
トは、プラン1のそれと同様である。プラン1(4
7)、プラン2(48)、プラン3(49)と順次進行
し、各ページで入力が行われたのち、入力内容につい
て、再度確定するか判断(S12)し、しない場合、再
検討するか判断(S13)し、しない場合はキャンセル
(S14)となる。再検討する場合は、再度プラン1の
入力から行う。
【0077】再度確定する場合は、ホームページ閲覧者
は入力情報を送信し、建築会社3は、その顧客情報4を
受信(S15)する。
【0078】建築会社3は、得られた顧客情報4より、
顧客の個人情報を顧客データベースD10として、デー
タベース化する。得られた情報をもとに、建築会社3で
は、建築設計ソフト20を用いて、データ入力・各設定
を行い、3Dコンピュータグラフィックを作成(S1
6)する。
【0079】建築会社3は、作成された3Dコンピュー
タグラフィックを、任意にレイアウトし、そのレイアウ
トファイルを、顧客2へ送信する。顧客2は、その3D
コンピュータグラフィックがレイアウト表示されるファ
イルを受信(S17)し、希望とする設計内容が反映さ
れているか否か、検討を行う。
【0080】顧客2は、受信した3Dコンピュータグラ
フィックについて、設計OKか判断(S18)を行い、
OKではない場合、再検討するか判断(S19)し、し
ない場合はキャンセル(S20)となる。再検討する場
合は、再度プラン1の入力から行う。
【0081】また受信した3Dコンピュータグラフィッ
クについて、設計OKか判断(S18)を行い、OKの
場合は、契約するか判断(S21)し、契約しない場合
は、キャンセル(S20)となり、契約する場合は、こ
こで契約成立(S22)となる。
【0082】また、顧客2が満足する設計プランを得る
まで、設計を再検討する場合は、再度、プラン1の入力
から行われるサブルーチンを、何度も行うことが可能で
ある。顧客2にとっては、契約前の建築設計は無料であ
る。建築設計作業にかかるコストやホームページ運営コ
ストは、例えばホームページ上にバナー広告を掲載し、
バナー広告料金を広告主より徴収することでまかなうこ
とができる。
【0083】このように、本発明はここでは記載してい
ない様々な実施の形態を含むことは勿論である。したが
って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許
請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められる
ものである。
【0084】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、建築受
注前段階での、顧客の希望とする設計内容の設計作業に
かかる時間的金銭的コストを、大幅に削減することが可
能である。
【0085】また、本発明によれば、顧客にとって、希
望とする設計内容が反映され、満足度の高い設計プラン
を容易且つ無料で得ることができるため、建築会社にと
っては建築受注率が向上し、さらに設計作業にかかるコ
スト削減の結果、建築物件価格を現状価格よりも低価格
設定が可能となるため、顧客満足度を向上することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】取引形態モデルの概略説明図である。
【図2】コンピュータ装置等の構成図である。
【図3】電子取引で行われる提案型建築設計方法の説明
図である。
【図4】建築設計ソフトのファイルフォルダ階層構造を
示す説明図である。
【図5】建築設計ファイルのデータテーブルを示す図で
ある。
【図6】ホームページ構成デザイン図である。
【図7】設計プランニングフローチャートである。
【図8】プラン1のフローチャートである。
【図9】プラン2のフローチャートである。
【図10】プラン3のフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信回線網 2 顧客 3 建築会社 4 顧客情報 5 提案設計図面情報 6 建築費 7 バナー広告料 10 CPU 11 HDD 12 ROM 13 RAM 14 記憶媒体装置 15 入力装置 16 出力装置 17 通信端末装置 18 サーバ 20 建築設計ソフト 21 個別フォルダ 22 大分類フォルダ 23 中分類フォルダ 24 3Dパース画像 25 視点設定 26 ウォークスルー作成データ 27 2D図面 28 プラン例 30 1物件(顧客1名)の設定データ 31 Aプランの1階・2階・3階各々の平面及び屋根
の設定データ 32 Aプランの2D及び3D用の平面敷地設定データ 33 1物件(顧客1名)の画像データ 34 平面図データ 35 3Dパース画データ 36 レイアウトシート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築業務を行う組織が建築設計を行うた
    めに必要な顧客情報を得るために質問形式ページが設け
    られたホームページを公開する公開手段と、 不特定多数の閲覧者が前記ホームページを閲覧する閲覧
    手段と、 前記閲覧手段により前記ホームページを閲覧した建築を
    希望する顧客が、前記質問形式ページに対する回答を入
    力する入力手段と、 前記顧客が、前記入力手段により入力された回答からな
    る顧客情報データを、前記ホームページを公開する組織
    に対し送信する送信手段と、 該送信手段により得られた前記顧客情報データに基づい
    て、少なくとも建築設計用3次元コンピュータグラフィ
    ックを含む画像データを作成するコンピュータグラフィ
    ック画像データ作成手段と、 前記建築業務を行う組織が、前記コンピュータグラフィ
    ック画像データを、前記顧客に提案する提案手段と、 前記顧客が、前記コンピュータグラフィック画像データ
    を入手したのち、前記建築業務を行う組織に対し、再度
    設計を任意回数依頼する依頼手段と、 該依頼手段に基づき、コンピュータグラフィック画像デ
    ータを再度作成する再作成手段と、 前記顧客からの設計依頼毎に少なくとも建築設計用3次
    元コンピュータグラフィックを含む画像データを再提案
    する再提案手段と、 を少なくとも備えたことを特徴とする通信手段を用いた
    提案型建築設計方法。
  2. 【請求項2】 前記コンピュータグラフィック画像デー
    タ作成手段は、前記顧客によって入力された回答からな
    る顧客情報データを、前記ホームページを公開する組織
    に対し送信する第1の送信手段と、 該第1の送信手段によって得られた前記顧客情報データ
    をもとに、建築設計用平面図面データを作成する第1の
    データ作成手段と、 該第1のデータ作成手段によって作成された建築設計用
    平面図面データに基づいて、建築設計用3次元コンピュ
    ータグラフィック画像データを作成する第2のデータ作
    成手段と、から構成されることを特徴とする請求項1記
    載の通信手段を用いた提案型建築設計方法。
  3. 【請求項3】 前記コンピュータグラフィック画像デー
    タ作成手段は、前記第1のデータ作成手段と前記第2の
    データ作成手段から作成された画像データを、ひとつの
    オブジェクトデータとみなし、複数の前記オブジェクト
    データから構成される画像レイアウトデータを作成する
    第3のデータ作成手段を備えてなることを特徴とする請
    求項2記載の通信手段を用いた提案型建築設計方法。
  4. 【請求項4】 前記建築業務を行う組織は、前記第3の
    データ作成手段により作成された前記画像レイアウトデ
    ータを、設計図面として前記顧客に提案する提案手段を
    備えてなることを特徴とする請求項3記載の通信手段を
    用いた提案型建築設計方法。
  5. 【請求項5】 前記顧客に提案する提案手段は、前記コ
    ンピュータグラフィック画像データ作成手段により作成
    された画像データを前記顧客の指定する形式で提供する
    ことを特徴とする請求項1又は4記載の通信手段を用い
    た提案型建築設計方法。
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