JP2002006627A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2002006627A
JP2002006627A JP2000192198A JP2000192198A JP2002006627A JP 2002006627 A JP2002006627 A JP 2002006627A JP 2000192198 A JP2000192198 A JP 2000192198A JP 2000192198 A JP2000192198 A JP 2000192198A JP 2002006627 A JP2002006627 A JP 2002006627A
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developing
chamber
developing roller
roller
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JP2000192198A
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Yoichi Yamada
陽一 山田
Fumio Takagi
富美男 高城
Masashi Yamamura
賢史 山村
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像領域両端部における画質低下を防止す
る。 【解決手段】 現像ローラ12に供給するトナーを貯留
する現像室15において、現像ローラの軸方向に関しト
ナーが滞留しやすい部位である両端部分A2に、両端部
分から中央部A1に向けてトナーを導く案内部21が設
けることで両端部分A2におけるトナーの滞留を防止
し、滞留によるトナー劣化を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置に用いられる現像装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真技術を用いた画像形成装
置およびその現像装置としては、例えば図9に示すよう
なものが知られている(特開平10−221951号公
報)。この画像形成装置は、外周面に感光層を有する感
光体1と、この感光体1の外周面を一様に帯電させる帯
電手段2と、この帯電手段2により一様に帯電させられ
た感光体1の外周面を選択的に露光Lして静電潜像を形
成する露光手段3と、この露光手段3により形成された
静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像(トナ
ー像)とする現像装置4(Y、C、M、K)と、この現
像装置4により現像されたトナー像を用紙等の転写媒体
に転写させる転写装置5とを有している。そして、現像
装置4は、トナーTが収容されたケース4aと、このケ
ース4aに軸4bで回転可能に支持され、感光体1にト
ナーを付与する現像ローラ4cとを備えている。なお、
この現像装置4のケース4aには、アジテータ室4d
と、現像ローラ4cに供給するトナーを貯留する現像室
4eとが形成されており、アジテータ室4d内には、ア
ジテータ4fが設けられ、現像室4e内には、現像ロー
ラ4cの表面にトナーを供給する供給ローラ4gが設け
られている。ケース4a内のトナーは、アジテータ4f
で攪拌されつつ現像室4eへ供給され、現像室4eから
現像ローラ4cへと供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現像装置4のケース4
a内に収容され、現像ローラ4cから感光体1へと供給
されるトナーは、現像ローラ4cや、図9に示したもの
のように供給ローラ4gを有するものにあってはその供
給ローラ4gや、ケース4aの壁面等に接触しつつ流動
し、流動しながら現像ローラ4cを介して感光体1へ供
給されることとなる。このようなトナーは、ケース4a
内で流動する過程で、主として現像ローラ4cと(図9
に示したものでは供給ローラ4gにも)接触することで
劣化する。すなわち、現像ローラ4cを介して感光体1
に供給されずに現像室4eに残っているトナーは、現像
室4e内を流動し続け、その過程で主として現像ローラ
4cと接触することで劣化して行くこととなる。トナー
の劣化、すなわち、トナー形状の変化、外添剤の埋め込
みや剥がれは、トナーの帯電性、流動性を悪化させる。
帯電性が悪化すると、現像ローラ4cへの付着力が低下
するので、トナー飛散、トナー漏れ、転写効率の悪化
(したがって廃トナー率の増大化)等が生じやすくな
る。また、流動性が悪化すると、現像ローラ4に対する
付着の均一性が損なわれるので、画質の均一性が損なわ
れやすくなる。このようなトナーの劣化は、高速機にな
ればなるほど、現像ローラ4cが(図9に示したもので
は供給ローラ4gも)高速回転することとなるので、生
じやすくなる。
【0004】一方、現像室内におけるトナーは、現像ロ
ーラの軸方向に関し部分的に滞留しやすくなることがあ
る。例えば、図10に示すように、感光体1の軸方向に
おける画像形成可能領域をAとすると、概して、その両
端部A2においてはトナーが滞留しやすくなる。詳しく
説明すると、感光体1の軸方向における画像形成可能領
域Aの中央部A1における画像形成頻度は一般に高く、
両端部A2における画像形成頻度は低い。例えば、ユー
ザーの余白設定によっては、両端部A2における画像形
成頻度は著しく低くなる。したがって、現像室4e内に
おけるトナー消費量は、中央部A1において多くなり、
両端部A2においては少なくなるということになる。他
方、図9における現像ローラ4c等の回転動作から明ら
かなように、現像室4e内におけるトナーの流動性は、
現像ローラ4cの回転方向(図10の矢印R方向)にお
いては高く、現像ローラ4cの軸線方向(図10の矢印
S方向)においては低い。このため、現像室4e内にお
けるトナー消費量の多い中央部A1には、アジテータ室
4dから新規トナー(ほとんど劣化していないトナー)
が随時供給され(矢印R参照)、これが現像室4e内の
中央部A1に残っていたトナー(ある程度劣化が進んだ
トナー)と混合されて、現像室4e内の中央部A1にお
けるトナーの総体的な劣化は軽減されることとなるが、
両端部A2においてはトナー消費量が少ないためにアジ
テータ室4dからの新規トナーの供給量が少なく、か
つ、上述したように現像ローラ4cの軸線方向(図10
の矢印S方向)におけるトナーの流動性が低い(中央部
A1から両端部A2へのトナーの移動、および両端部A
2から中央部A1へのトナーの移動が少ない)ことか
ら、両端部A2においてはトナーが滞留しやすく、この
滞留したトナー(図10のT2参照)の劣化がどんどん
進行してしまう。
【0005】すなわち、従来の現像装置では、現像室の
トナーが滞留しやすい部位(例えば両端部)におけるト
ナーの劣化がひどくなり、結果として、トナーが滞留し
やすい部位(例えば画像の両端部A2)における現像不
良が生じて、画質低下(画像のガサツキ等)を招くとい
う問題があり、この傾向は高速機になればなるほど著し
くなるという問題があった。
【0006】この発明の目的は、以上のような問題を解
決し、画像形成可能領域におけるトナーが滞留しやすい
部位(例えば画像領域両端部)における画質低下を防止
することのできる現像装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の現像装置は、現像ローラと、この現像
ローラに供給するトナーを貯留する現像室とを有する現
像装置であって、現像室内において、前記現像ローラの
軸方向に関しトナーが滞留しやすい部位に、当該部位か
ら他の部位に向けてトナーを導く案内部が設けられてい
ることを特徴とする。請求項2記載の現像装置は、請求
項1記載の現像装置において、前記案内部は、前記トナ
ーが滞留しやすい部位における現像器の容積を小さくす
るブロック状に形成されていることを特徴とする。請求
項3記載の現像装置は、請求項1または2記載の現像装
置において、前記案内部は、現像室に対して着脱可能に
構成されていることを特徴とする。
【0008】
【作用効果】請求項1記載の現像装置は、現像ローラ
と、この現像ローラに供給するトナーを貯留する現像室
とを有する現像装置であって、現像室内において、前記
現像ローラの軸方向に関しトナーが滞留しやすい部位
に、当該部位から他の部位に向けてトナーを導く案内部
が設けられているので、この現像装置によれば、次のよ
うな作用効果が得られる。すなわち、現像室内におい
て、現像ローラの軸方向に関しトナーが滞留しやすい部
位に、当該部位から他の部位に向けてトナーを導く案内
部が設けられているので、現像ローラの回転で作られる
トナー流が、前記案内部によって、トナーが滞留しやす
い部位から他の部位に向けて導かれることとなる。この
ため、トナーが滞留しやすい部位におけるトナーが他の
部位に向かって流れやすくなり、結果として、当該部位
におけるトナーの滞留が防止されて劣化の進行も防止さ
れることとなる。したがって、この請求項1記載の現像
装置によれば、高速機であったとしても、画像形成可能
領域においてトナーが滞留しやすかった部位(例えば画
像領域両端部)における現像不良が防止されて、画質低
下も防止されることとなる。しかも、トナーが滞留しや
すかった部位におけるトナーの滞留が防止されて劣化の
進行も防止されることから、従来生じていた当該部位に
おける現像ローラへのトナーの固着(いわゆるフィルミ
ング)も防止され、画像に生じるスジやムラも防止され
ることとなる。請求項2記載の現像装置によれば、請求
項1記載の現像装置において、前記案内部は、前記トナ
ーが滞留しやすい部位における現像器の容積を小さくす
るブロック状に形成されているので、さらに次のような
作用効果が得られる。すなわち、現像室の容積が、現像
ローラの軸方向に関し現像室内でトナーが滞留しやすい
部位で小さくなっているので、現像ローラの回転で作ら
れるトナー流による圧力が、現像室の容積が小さくなっ
ている部位においては高くなる。このため、現像室の容
積が小さくなっている部位におけるトナーが他の部位に
向かってより一層流れやすくなり、結果として、現像室
の容積が小さくなっている部位におけるトナーの滞留が
より一層確実に防止されて劣化の進行も確実に防止され
ることとなる。したがって、この請求項2記載の現像装
置によれば、高速機であったとしても、画像形成可能領
域においてトナーが滞留しやすかった部位(例えば画像
領域両端部)における現像不良がより一層確実に防止さ
れて、画質低下も一層確実に防止されることとなる。し
かも、トナーが滞留しやすかった部位におけるトナーの
滞留がより一層確実に防止されて劣化の進行も確実に防
止されることから、従来生じていた当該部位における現
像ローラへのトナーの固着(いわゆるフィルミング)も
より一層確実に防止され、画像に生じるスジやムラも確
実に防止されることとなる。請求項3記載の現像装置に
よれば、請求項1または2記載の現像装置において、前
記案内部は、現像室に対して着脱可能に構成されている
ので、上記トナーが滞留しやすい部位において万が一ト
ナーの固着が生じた場合でも、そのメンテナンスが容易
になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 <第1の実施の形態>図1は本発明に係る現像装置の第
1の実施の形態を示す正断面図、図2は部分省略平面図
(図1の平面図を反時計方向へ90°回転させた図)、
図3は部分省略左側面図(図2におけるIII矢視図に
相当する図)である。
【0010】この現像装置は、現像器10と、この現像
器10を載置して画像形成装置本体に取り付けるための
載置台30と、現像器10に対して着脱可能に装着され
たトナーカートリッジ40とを備えている。
【0011】現像器10は、ケース11と、このケース
11の側板11a、11aに軸12bで回転可能に支持
され、感光体1にトナーを付与する現像ローラ12とを
備えている。この現像装置は、高速機(高速で画像形成
可能な画像形成装置)用の装置であり、現像ローラ12
は、図示しない駆動手段によって、例えば、周速が36
0mm/s程度の速度で図1の矢印方向に回転駆動され
る。ケース11には、第1,第2アジテータ室13,1
4と、現像ローラ12に供給するトナーを貯留する現像
室15とが形成されている。第1,第2アジテータ室1
3,14内には、図示しない駆動手段によって図1の矢
印方向に回転駆動される第1,第2アジテータ16,1
7が設けられており、第2アジテータ17が、現像室1
5にトナーを送給する送給手段を構成している。現像室
15内には、現像ローラ12の表面12aにトナーを供
給する供給ローラ18が設けられている。供給ローラ1
8は、図示しない駆動手段によって、例えば、周速が2
40mm/s程度の速度で図1の矢印方向に回転駆動さ
れる。第1,第2アジテータ室13,14は、トナー流
路(連通口)13aで連通しており、第2アジテータ室
14と現像室15はトナー流路(連通口)14aで連通
している。現像ローラ12の表面12aには、これに供
給されるトナーの量を規制するブレード19が当接して
いる。ブレード19は、その支持板20を介してケース
11に取り付けられている。ブレード19の反対側にお
いて、現像ローラ12の表面12aとケース11との間
には、現像ローラ表面12aに摺接する薄いシートから
なるシール部材23が設けられている。シール部材23
はケース11に固定されている。
【0012】トナーカートリッジ40は、トナー(図示
せず)が収納されたケース41と、このケース41内に
設けられたアジテータ42,43と、ケース41に開け
られたトナーの供給口44を備えており、現像器10の
側板後部11b,11b(図1において一方のみ図示)
の間に装着されると、供給口44が、現像器10に設け
られているトナー受入口10aと対向するようになって
いる。
【0013】したがって、トナーカートリッジ40内の
トナーは、矢印t1で示すように上記トナー受入口10
aから現像器10の第1アジテータ室13内に流入し、
アジテータ16で攪拌されつつ矢印t2で示すように連
通口13aを経て第2アジテータ室14内に流入し、ア
ジテータ17で攪拌されつつ矢印t3で示すように連通
口14aを経て現像室15内に流入し、矢印t4で示す
ように供給ローラ18の回転に沿って流動しつつ供給ロ
ーラ18によって現像ローラ12との接触部18aにお
いて現像ローラ12の表面12aへ擦り付けられ、ブレ
ード19によって現像ローラ表面への付着量が規制され
て現像ローラ表面12aから感光体1の表面に付与され
ることとなる。現像ローラ表面12aに付着したトナー
のうち感光体1に転写されなかった残りのトナーは、シ
ール部材23を通過して現像室15内に戻る。なお、矢
印t4以降のトナーの流れについては後述する。
【0014】この実施の形態のような現像装置において
仮に何らの方策も講じないとしたならば、現像室15に
おける、現像ローラ12の軸線方向両端部分(図2の領
域A2参照)にトナーが滞留しやすくなる。そこで、こ
の実施の形態では、現像室15内において、現像ローラ
12の軸方向に関しトナーが滞留しやすい部位である両
端部分A2に、当該部位A2から他の部位である中央部
A1に向けてトナーを導く第1,第2案内部21,11
dを設けてある。
【0015】第1案内部21は、ブレード19の支持板
20に対して設けてあり、支持板20をケース11から
取り外すことによって支持板20とともに現像室から取
り外すことが可能である。
【0016】第1案内部21は、図4に示すように、板
金で形成した支持板20を部分的に内側に折り曲げ加工
して形成することもできるし、図5に示すように支持板
20の内側面に例えばPETからなる案内板26を貼り
付けることによって形成することもできる。図4に示す
ように、支持板20を内側に折り曲げ加工して案内部2
1を形成した場合には、穴27が生じるので、この穴2
7をシート状のシール材25で塞ぐ。なお、図1,図
4,図5に示した案内部21はその形状がそれぞれ多少
異なっているが、案内部21の形状は適宜設定すること
ができる。第2案内部11dは、図6にも示すように、
現像室15の両端部において、供給ローラ18との対向
面(湾曲面)11cに、一体的に螺旋状に形成した線状
突起で構成されている。
【0017】以上のような現像装置によれば、次のよう
な作用効果が得られる。 (a)現像ローラ12と、この現像ローラ12に供給す
るトナーを貯留する現像室15とを有し、現像室15内
において、現像ローラ12の軸方向に関しトナーが滞留
しやすい部位である両端部分A2に、当該部位A2から
他の部位A1に向けてトナーを導く案内部が設けられて
いるので、現像ローラ12の回転で作られるトナー流
が、案内部によって、トナーが滞留しやすい部位A2か
ら他の部位A1に向けて導かれることとなる。この点に
ついて、図1〜図3,図6,および図7を参照して詳し
く説明する。図7は比較例(従来技術に相当する現像
器)を示す図で、案内部21が設けられていない現像器
の正断面図である。仮に、図7に示すように、現像室1
5’に案内部21が設けられていないとすると、図7に
矢印t3で示すように現像室15’内に流入したトナー
は、矢印t4で示すように供給ローラ18の回転に沿っ
て流動し、その一部が前述したように供給ローラ18に
よって現像ローラ12の表面12aへ擦り付けられ、擦
り付けられなかったトナーは矢印t5で示すように現像
ローラ12の回転に沿って流動し、さらに矢印t6,t
7,t8で示すようにブレード19の内面および現像室
の内面に沿って循環することとなり、このようなトナー
の流動は、現像ローラ12の軸線方向に関し現像室1
5’内の全ての部位において略同様に生じることとな
る。そして、先に図10を参照して説明したように、感
光体1の軸方向における画像形成可能領域の両端部A2
における画像形成頻度は低いために現像室内におけるト
ナー消費量も両端部A2において少なくなり、かつ現像
ローラ12等の回転動作に沿う上記矢印t4〜t8(図
7参照)で示したトナーの循環流動から明らかなよう
に、現像室内におけるトナーの流動性が現像ローラの軸
線方向(図10の矢印S方向)においては低いために、
両端部A2においてはトナーが滞留しやすく、この滞留
したトナー(図10のT2参照)の劣化がどんどん進行
してしまうこととなる。これに対し、この実施の形態の
現像装置によれば、図1〜図3に示すように、現像室1
5内において、現像ローラ12の軸方向に関しトナーが
滞留しやすい部位である両端部分A2に、当該部位A2
から他の部位A1に向けてトナーを導く案内部(第1案
内部)21が設けられているので、現像ローラ12の回
転で作られるトナー流t6が、案内部21によって、ト
ナーが滞留しやすい部位A2から他の部位A1に向けて
矢印t12(トナー流)で示すように導かれることとな
る。このため、トナーが滞留しやすい部位A2における
トナーが他の部位A1に向かって流れやすくなり、結果
として、両端部分A2への新規トナーの流入も促され、
両端部分A2におけるトナーの滞留が防止されて劣化の
進行も防止されることとなる。したがって、この実施の
形態の現像装置によれば、高速機であったとしても、画
像形成可能領域においてトナーが滞留しやすかった部位
である両端部A2における現像不良が防止されて、画質
低下も防止されることとなる。しかも、現像室両端部A
2におけるトナーの滞留が防止されて劣化の進行も防止
されることから、従来生じていた現像ローラ両端部への
トナーの固着(いわゆるフィルミング)も防止され、画
像に生じるスジやムラも防止されることとなる。 (b)現像ローラ表面12aに付着したトナーのうち感
光体1に転写されなかった残りのトナーは、シール部材
23を通過して現像室15内に戻り、現像ローラ12お
よび供給ローラ18の回転方向に沿って、図1に矢印t
10およびt11で示すように流れることとなるが、現
像室15の両端部においては、供給ローラ18との対向
面(湾曲面)11cに、第2案内部である線状突起11
dが螺旋状に形成されているので、両端部分A2におけ
るトナー流t11は、図6に示すように、この第2案内
部11dに案内されて、矢印t13(トナー流)で示す
ように現像室の中央部A1側に向かって移動することと
なる。結果として、現像室両端部におけるトナーの滞留
がより一層確実に防止されて劣化の進行もより確実に防
止されることとなる。 (c)案内部21は、現像室15に対して着脱可能に構
成されているので、トナーが滞留しやすい部位において
万が一トナーの固着が生じた場合でも、そのメンテナン
スが容易になる。
【0018】<第2の実施の形態>図8は本発明に係る
現像装置の第2の実施の形態を示す部分省略平面図であ
る。同図において、上記第1の実施の形態と同一部分な
いし相当する部分には同一の符号を付してある。この実
施の形態が上記第1の実施の形態と異なる点は、案内部
21’が、トナーが滞留しやすい部位である両端部分A
2における現像器15の容積を小さくするブロック状に
形成されている点にあり、その他の点に変わりはない。
なお、この実施の形態における案内部21’はケース1
1の側板11a、11aと一体的に形成してあるが、ブ
ロック状の案内部を支持板20に取り付けることによっ
ても構成することが可能である。案内部21’には斜面
21’aが形成されており、この斜面21’aがトナー
流t12の案内面を形成している。また、この実施の形
態では、アジテータ17のフィン17aの半径方向の長
さLを、両端部分17a1および、アジテータ室14と
現像室15との間に設けられた補強用のリブ11hに対
向する部位17a2において、他の部位よりも長く構成
し、両端部分およびリブ11aに対応する部位において
トナーの送給力を増大させてある。この実施の形態によ
れば、上記第1の実施の形態による作用効果に加え、さ
らに次のような作用効果が得られる。すなわち、現像室
15の容積が、現像ローラ12の軸方向に関し現像室1
5内でトナーが滞留しやすい部位である両端部分A2で
小さくなっているので、現像ローラ12の回転で作られ
るトナー流t5,t6(図1参照)による圧力が、現像
室15の容積が小さくなっている部位において高くな
る。このため、現像室15の容積が小さくなっている部
位(両端部分A2)におけるトナーが他の部位(中央部
A1)に向かってより一層流れやすくなり、結果とし
て、現像室15の容積が小さくなっている部位における
トナーの滞留がより一層確実に防止されて劣化の進行も
確実に防止されることとなる。しかも、ブロック部(案
内部)21’に、案内面である斜面21’aが形成され
ていることによって、現像室15の容積は、現像ローラ
12の軸方向に関し、中央部側から端部側に向かって徐
々に小さくなっているので、現像室15の両端部分にお
けるトナーの流動性が、より一層向上し、したがって、
現像室15両端部におけるトナーの滞留がより一層確実
に防止されて劣化の進行もより一層確実に防止されるこ
ととなる。また、アジテータ17によるトナーの送給力
を、両端部分およびリブ11aに対応する部位において
増大させてあるので、これらの部位におけるトナーの滞
留を効果的に防止することができる。
【0019】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能
である。例えば、上記実施の形態では、案内部として第
1,第2案内部21,11dを設けたが、これら案内部
はいずれか一方のみを設けても良い。
【0020】
【発明の効果】請求項1〜3記載のいずれの現像装置に
よっても、画像形成可能領域においてトナーが滞留しや
すかった部位(例えば画像領域両端部)における現像不
良が防止されて、画質低下も防止されることとなる。さ
らに、請求項2記載の現像装置によれば、トナーが滞留
しやすかった部位におけるトナーの滞留がより一層確実
に防止されて劣化の進行も確実に防止されることとな
る。請求項3記載の現像装置によれば、トナーが滞留し
やすい部位において万が一トナーの固着が生じた場合で
も、そのメンテナンスが容易になる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像装置の第1の実施の形態を示
す正断面図。
【図2】同じく部分省略平面図(図1の平面図を反時計
方向へ90°回転させた図)。
【図3】同じく部分省略左側面図(図2におけるIII
矢視図に相当する図)。
【図4】同じくブレード19の支持板20の斜視図。
【図5】同じく支持板20の他例を示す図で、(a)は
正面図、(b)は底面図。
【図6】同じく部分省略平面図(図1におけるローラ等
を省略した平面図を反時計方向へ90°回転させた
図)。
【図7】比較例(従来技術に相当する現像器)を示す
図。
【図8】本発明に係る現像装置の第2の実施の形態を示
す部分省略平面図。
【図9】従来技術の説明図。
【図10】従来技術の説明図。
【符号の説明】
11d 第2案内部(案内部) 12 現像ローラ 12a 現像ローラ表面 15 現像室 A2 両端部分(トナーが滞留しやすい部位) 21 第1案内部(案内部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山村 賢史 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AB03 AB07 AB12 AB14 AC01 AD06 AD13 AD18 BA08 CA02 GA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像ローラと、この現像ローラに供給す
    るトナーを貯留する現像室とを有する現像装置であっ
    て、 現像室内において、前記現像ローラの軸方向に関しトナ
    ーが滞留しやすい部位に、当該部位から他の部位に向け
    てトナーを導く案内部が設けられていることを特徴とす
    る現像装置。
  2. 【請求項2】 前記案内部は、前記トナーが滞留しやす
    い部位における現像器の容積を小さくするブロック状に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の現像装
    置。
  3. 【請求項3】 前記案内部は、現像室に対して着脱可能
    に構成されていることを特徴とする請求項1または2記
    載の現像装置。
JP2000192198A 2000-06-27 2000-06-27 現像装置 Withdrawn JP2002006627A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005338237A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置
JP4539174B2 (ja) * 2004-05-25 2010-09-08 富士ゼロックス株式会社 現像装置

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