JP2002006197A - カメラ用レンズ駆動装置 - Google Patents
カメラ用レンズ駆動装置Info
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Abstract
りつつ鏡胴のガタ寄せを行なう。 【解決手段】ベース部材10と、レンズ30を保持する
鏡胴40と、ベース部材10に対して鏡胴40を繰り出
し方向に往復動自在に駆動する駆動手段50とを備え、
この駆動手段50が、ベース部材10に回動自在に支持
されたリードスクリュー53と、リードスクリュー53
に螺合する雌ネジ部41a,42aを自由端側にもつ弾
性変形可能な二つの片持ち梁41,42とを含み、この
片持ち梁41,42を弾性変形させた状態で、リードス
クリュー53を二つの雌ネジ部41a,42aに螺合さ
せて組み付ける。
Description
駆動するカメラ用レンズ駆動装置に関し、特に、レンズ
を保持する部材の移動方向におけるガタツキを防止する
構造を備えたカメラ用レンズ駆動装置に関する。
は、例えば特開2000−56208号公報に記載され
たものが知られている。このカメラ用レンズ駆動装置
は、図9(a),(b)に示すように、開口部1aを備
える地板(ベース部材)1上に2本の案内柱2が植設さ
れ、又、地板1の上方にレンズ3を保持する鏡胴(レン
ズ保持部材)4が配置されている。そして、鏡胴4の外
側に形成された突起部4aの孔4a´に案内柱2が挿通
されると共に、バネ5が突起部4aの上方から案内柱2
に外嵌されて押え板6により圧縮された状態で保持さ
れ、鏡胴4が下方から駆動部材7(あるいは、リードス
クリュー等を用いた駆動機構(不図示))により支持さ
れると共に繰り出し方向に駆動されるようになってい
る。また、鏡胴4は、圧縮されたバネ5の付勢力により
(リードスクリュー等の駆動機構を用いた場合は、リー
ドスクリューを逆回転させることにより)、繰り出し方
向と逆向きに移動させられるようになっている。さら
に、鏡胴4は、バネ5により常時繰り出し方向とは逆向
き(下向き)に付勢されているため、その移動方向にお
けるガタ寄せ、すなわち、ガタツキが防止される構成と
なっている。
なバネ5の付勢力により、ガタ寄せ(ガタツキ防止)を
行なう構成では、レンズ3(鏡胴4)の繰り出し量によ
りバネ5の撓み量が変化し、この変化に伴なってバネ5
の付勢力も変化する。特に、比較的大きな繰り出し量を
必要とする機種では、繰り出し量が零ないしは僅かの位
置においても、ガタ寄せ(ガタツキ防止)の効果が得ら
れるように、初期設定の付勢力を十分大きくする必要が
ある。それ故に、繰り出し量が最大の位置では、その分
の付勢力が必然的に増加することになる。
3(鏡胴4)の繰り出し位置に応じて変化する構成で
は、繰り出し領域の全ての範囲において、レンズ3を高
精度に所望の位置に停止させるのが困難である。また、
小型化、省電力化等が要求されるコンパクトカメラに搭
載する場合、駆動機構も小型化されるため、得られる駆
動力も小さくなる。したがって、繰り出し量が大きい領
域ではバネ5の付勢力による負荷が大きくなり過ぎて、
駆動動作そのものが困難になる虞がある。さらに、コン
パクトカメラに搭載される場合は、スペース上の制約に
より、バネ5の圧縮代を十分確保することができず、所
望の初期設定荷重が得られない場合があり、一方、所望
の初期設定荷重を得るべくバネ定数を大きくすると、バ
ネ5の付勢力による負荷が大きくなり、前述同様に駆動
機構による駆動動作そのものが困難になる虞がある。
であり、その目的とするところは、小型化、構造の簡略
化等を図りつつ、安定した付勢力によりレンズ保持部材
のガタ寄せを行ない、レンズを所望の位置に高精度に位
置決めできるカメラ用レンズ駆動装置を提供することに
ある。
ンズ駆動装置は、ベース部材と、レンズを保持するレン
ズ保持部材と、ベース部材に対してレンズ保持部材を所
定方向に往復動自在に駆動する駆動手段とを備えたカメ
ラ用レンズ駆動装置であって、上記駆動手段は、ベース
部材に回動自在に支持されたリードスクリューと、この
リードスクリューに螺合する二つの雌ネジ部を備えかつ
上記所定方向において弾性的に変形可能にレンズ保持部
材に結合された弾性部材とを有し、リードスクリューと
二つの雌ネジ部とは、弾性部材を弾性的に変形させた状
態で螺合されている、ことを特徴としている。この構成
によれば、リードスクリューと二つの雌ネジ部とが螺合
された状態で、二つの雌ネジ部の間には、弾性部材に蓄
積された弾性変形エネルギによる付勢力が、お互いを引
き離す方向にあるいは引き付ける方向に作用する。した
がって、リードスクリューのネジ山に二つの雌ネジ部の
ネジ溝が押し付けられ、両者間のガタ寄せが行なわれ
る。これにより、リードスクリューが所定の角度回動さ
れることで、レンズ保持部材に保持されたレンズが所望
の位置に高精度に位置決めされる。
が自由端側にそれぞれ形成されかつレンズ保持部材に結
合された二つの片持ち梁からなり、二つの雌ネジ部は、
リードスクリューに螺合される前の状態で、それぞれの
ネジ溝の位相がお互いにずれて形成されている、構成を
採用することができる。この構成によれば、二つの雌ネ
ジ部はそれぞれのネジ溝の位相がずれているため、先ず
一方の雌ネジ部が螺合された後に他方の雌ネジ部が螺合
されるとき、ネジ溝の位相がずれた分だけ、リードスク
リューが弾性部材を変形させ、位相が適合したところで
この他方の雌ネジ部にリードスクリューが螺合すること
になる。したがって、リードスクリューと二つの雌ネジ
部との螺合が完了した時点では、弾性部材の付勢力が作
用して、リードスクリューのネジ山に二つの雌ネジ部の
ネジ溝が押し付けられ、両者間のガタ寄せが行なわれ
る。
ードスクリューと二つの雌ネジ部とが螺合される前の状
態で略平行となるように形成されている、構成を採用す
ることができる。この構成によれば、組み付けの際に、
何ら治具等を用いることなく、リードスクリューを二つ
の雌ネジ部に順次螺合させているだけで、容易に片持ち
梁を弾性変形させつつ両者の螺合による組み付けが完了
する。
ネジ部が自由端側にそれぞれ形成されかつレンズ保持部
材に結合された二つの片持ち梁からなり、これら二つの
片持ち梁は、リードスクリューと二つの雌ネジ部とが螺
合される前の状態でお互いに所定の角度をなし、螺合さ
れた後の状態で略平行となるように形成されている、構
成を採用することができる。この構成によれば、二つの
片持ち梁を略平行となるように、治具等を用いて弾性的
に変形させた拘束状態で微調整しつつ、リードスクリュ
ーを二つの雌ネジ部に螺合することにより、両者の組み
付けが完了する。その後、治具等を取り除いて拘束状態
から解放すると、片持ち梁の弾性変形エネルギによる付
勢力が作用して、リードスクリューのネジ山に二つの雌
ネジ部のネジ溝が押し付けられ、両者間のガタ寄せが行
なわれる。すなわち、二つの雌ネジ部におけるネジ溝の
位相がいずれの状態にあっても、リードスクリューと雌
ネジ部とが螺合し得るように、二つの片持ち梁を弾性的
に変形させるだけで組み付けが完了するため、製造の際
にネジ溝の位相等を高精度に管理する必要がなく、それ
故にコストが低減し、生産性が向上する。
側にレンズを保持する中空円筒形状であり、二つの片持
ち梁は、その外周面から径方向外側に向かって伸長する
ようにかつその一方のみが所定方向において撓み可能と
なるような断面二次モーメントをもつ断面形状に形成さ
れている、構成を採用することができる。この構成によ
れば、一方の片持ち梁は撓まずもう一方の片持ち梁のみ
が撓むようになっているため、撓まない方の片持ち梁に
よりレンズ保持部材が確実に支持されて、レンズ保持部
材の傾きあるいは倒れ等が防止される。一方、撓む方の
片持ち梁により付勢力が得られて、ガタ寄せが行なわれ
る。また、片持ち梁の断面における断面二次モーメント
を適宜選定することにより、効率良く弾性エネルギを得
ると共に小型化等を考慮した最適な形状に設定すること
ができる。
は、内側にレンズを保持する中空円筒形状であり、二つ
の片持ち梁は、その外周面から径方向外側に向かって伸
長するようにかつその両方が所定方向において撓み可能
となるような断面二次モーメントをもつ断面形状に形成
されている、構成を採用することができる。この構成に
よれば、両方の片持ち梁が撓むようになっているため、
より均一な付勢力が得られて、リードスクリューのネジ
山に二つの雌ネジ部のネジ溝がより均一に押し付けら
れ、より安定したガタ寄せが行なわれる。
樹脂材料によりレンズ保持部材と一体的に成型されてい
る、構成を採用することができる。この構成によれば、
別体のものを後で結合する構成に比べて、部品点数を削
減でき、コストの低減等が行なえる。
ズ駆動装置の実施の形態について、添付図面を参照しつ
つ説明する。図1ないし図3は、本発明に係るカメラ用
レンズ駆動装置の一実施形態を示すものである。このカ
メラ用レンズ駆動装置は、図1に示すように、ベース部
材としての地板10と、押え板20と、レンズ30を保
持するレンズ保持部材としての鏡胴40と、地板10に
対して鏡胴40を所定方向(繰り出し方向)に往復動自
在に駆動する駆動手段50と、鏡胴40を所定方向に案
内する案内軸60と、鏡胴40の回り止めを行なう回り
止め軸70等を、その基本構成として備えている。
し、その中央部に光を通す開口部10a,20aが形成
されている。地板10には、レンズ30の繰り出し方向
と平行に案内軸60及び回り止め軸70が植設され、
又、ピニオン51aを有する正逆回転可能な駆動用のモ
ータ51が固定され、二段歯車52及び歯車53a付き
のリードスクリュー53(親ネジとも言う)がそれぞれ
回動自在に支持されている。
により略円筒形状に形成されており、その内周面40a
にレンズ30が保持されている。また、その外周面40
bの一部には、径方向外側に向かって伸長すると共に弾
性的に変形可能な二つの片持ち梁(弾性部材)41,4
2が一体的に形成(成型)されており、さらに、これら
片持ち梁41,42と略90°をなす位置において、案
内軸60が摺動自在に貫通する孔部43aを備えた腕部
43と、回り止め軸70に挿入される挿入孔44aを有
する規制部44とが一体的に形成(成型)されている。
ここで、腕部43は、いずれの方向においても変形不可
能な形状に形成されているのが好ましく、規制部44
は、少なくとも鏡胴40の周方向において変形不可能な
形状に形成されているのが好ましい。また、腕部43
は、案内軸60の軸線方向において、案内軸60の外周
面と所定の長さ(例えば、鏡胴40の高さ相当の長さ)
に亘って密接するように形成されている。
向において重なり合うように配置されており、その自由
端側には、雌ネジ部41a,42aがそれぞれ形成され
ている。また、それらの断面形状は、繰り出し方向にお
いてのみ撓み得る(可撓である)ような断面二次モーメ
ントI(幅をw、厚さをtとするとき、I=(w・t
3)/12)をもつように形成されている。そして、二
つの雌ネジ部41a,42aにリードスクリュー53が
螺合され、案内軸60に腕部43(孔部43a)が摺動
自在に外嵌され、回り止め軸70に規制部44(挿入孔
44a)が連結され、その上から押え板20が取り付け
られて、案内軸60及び回り止め軸70が固定されると
共に、リードスクリュー53が回動自在に支持されてい
る。尚、上記モータ51、ピニオン51a、二段歯車5
2、リードスクリュー53(歯車53a)、二つの雌ネ
ジ部41a,42a等により、レンズ保持部材である鏡
胴40を繰り出し方向に往復動自在に駆動する駆動手段
50が構成されている。
ネジ部41a,42a及び二つの片持ち梁41,42と
の関係について説明すると、図2に示すように、二つの
片持ち梁41,42は、鏡胴40の外周面40bから略
平行となるように突出して形成されており、リードスク
リュー53の伸長方向において、雌ネジ部41a,42
aは重なり合う位置に配置されている。また、図3に示
すように、二つの雌ネジ部41a,42aは、リードス
クリュー53のネジ山53bと螺合し得るピッチをなす
ネジ溝41a´,42a´を有し、さらに、片持ち梁4
1,42が変形していない(リードスクリュー53と二
つの雌ネジ部41a,42aとが螺合される前の)状態
で、ネジ溝41a´,42a´の位相が、寸法Δだけお
互いにずれるように形成されている。
部41a,42aとの組み付けに際して、図2に示す状
態から、リードスクリュー53が雌ネジ部41に続いて
雌ネジ部42に順次螺合されるとき、先ず雌ネジ部41
a(ネジ溝41a´)に螺合された時点でリードスクリ
ュー53と鏡胴40との相対的な位置関係が決まり、そ
の後に雌ネジ部42aに螺合されるとき、ネジ溝41a
´の位相に対してネジ溝42a´の位相がずれた分
(Δ)だけ、リードスクリュー53の先端部が片持ち梁
42を変形させ、両方の位相が一致(ネジ溝41a´の
波形の延長線上にネジ溝42a´の波形が一致)したと
ころで、雌ネジ部42a(ネジ溝42a´)にリードス
クリュー53が螺合することになる。このとき、力関係
が釣り合うように、両方の片持ち梁41,42は弾性的
に変形した状態で保持されることになる。
の雌ネジ部41a,42aとの螺合が完了した時点で
は、片持ち梁41,42の弾性変形エネルギによる付勢
力が作用して、リードスクリュー53のネジ山53bに
二つの雌ネジ部41a,42aのネジ溝41a´,42
a´が押し付けられ、両者間のガタ寄せが行なわれるこ
とになる。この弾性変形エネルギによる付勢力は、レン
ズ30がどの位置に繰り出されても一定であるため、モ
ータ51(駆動源)に加わる負荷は、図4に示すよう
に、常に一定となる。それ故に、モータ51は安定した
駆動力を発生することができ、鏡胴40(レンズ30)
は所望の位置に高精度に位置決めされることになる。ま
た、上記付勢力は一定であることから、ガタ寄せに必要
な最低限の付勢力を設定すればよく、それ故にモータ5
1(駆動源)の小型化、並びに装置全体の小型化が可能
となる。また、二つの片持ち梁41,42は、組み込み
前の状態で、略平行となるように形成されているため、
何ら治具等を用いることなく、リードスクリュー53を
二つの雌ネジ部41a,42aに順次螺合させているだ
けで、片持ち梁41,42を弾性変形させつつ組み付け
を行なうことができる。
42a´相互の位相のずれ量(Δ)は、1条ネジの場合
最大で1/2ピッチ程度であるため、片持ち梁41,4
2の傾き(変形)による雌ネジ部41a,42aの傾き
はそれ程問題にならないが、この片持ち梁41,42の
変形量を考慮して、雌ネジ部41a,42aの軸線を予
め傾斜させて形成してもよい。これにより、リードスク
リュー53(ネジ山53b)と雌ネジ部41a,42a
(ネジ溝41a´,42a´)との噛み合いがより均一
行なわれることになる。
について説明する。先ず、鏡胴40(レンズ30)が休
止位置にあるとき、鏡胴40は片持ち梁41,42を介
してリードスクリュー53に支持されると共に、弾性変
形状態にある片持ち梁41,42の付勢力により螺合部
分のガタ寄せが行なわれて、安定した状態で保持されて
いる。この休止状態から、制御部からの繰り出し信号に
より、モータ51が正転されると、ピニオン51a、二
段歯車52、歯車53aを介して所定の速度に減速さ
れ、リードスクリュー53が正転し始める。すると、回
り止め軸70及び規制部44により鏡胴40の回転が防
止された状態で、案内軸60に嵌合部43が案内され
て、鏡胴40が所定の位置まで繰り出される。
a,42aとリードスクリュー53とは、ガタ寄せが行
なわれた状態を維持しており、鏡胴40のガタツキが防
止される。また、鏡胴40は、比較的長めに密接した関
係にある案内軸60及び嵌合部43により繰り出し方向
に案内されるため、片持ち梁41,42の弾性変形エネ
ルギが螺合領域以外の部分に作用して、鏡胴40が傾き
(倒れ)傾向にある場合でも、その傾きがより確実に防
止される。それ故に、鏡胴40は傾斜することなく所定
の方向に向かってスムーズに移動させられる。一方、制
御部からの復帰信号により、モータ51が逆転される
と、ピニオン51a、二段歯車52、歯車53aを介し
て所定の速度に減速され、リードスクリュー53が逆転
し始める。そして、鏡胴40は所定の休止位置に位置付
けられる。この復帰動作においても、鏡胴40はガタツ
キなくスムーズに移動させられる。尚、上記一連の制御
において、図では省略しているが、モータ51にエンコ
ーダ等を設け回転角度あるいは移動部材の位置検知を行
うようにしてもよい。またステップモータを用いること
によりパルス駆動制御とすることもよい。
ンズ駆動装置の他の実施形態を示すものであり、前述の
実施形態に対して、片持ち梁の突出方向を変更したもの
である。図5に示す実施形態においては、鏡胴40の外
周面40bから径方向外側に向かって突出する二つの片
持ち梁410,420が、図5(a)に示すように、お
互いに自由端側に進むにつれて離れるように(所定の角
度をなすように)一体的に形成されている。また、片持
ち梁410,420の自由端側には、それぞれ雌ネジ部
410a,420aが形成されている。
ドスクリュー53とを組み付ける場合は、図5(b)に
示すように、二つの片持ち梁410,420を、所定の
治具Jを用いてあるいは所定寸法のスペーサ(不図示)
を内側に配置した状態で作業者が直接手で両側から押し
寄せて、ほぼ平行となる位置で拘束(保持)する。そし
て、リードスクリュー53を先ず雌ネジ部410aに螺
合し、続いて、治具Jあるいは作業者の手による押し曲
げ力を微調整しつつ雌ネジ部420aに螺合する。その
後、治具J等を取り除いて片持ち梁410,420を拘
束状態から解放すると、片持ち梁410,420にはお
互いに離れようとする力(弾性変形エネルギによる付勢
力)Fが生じる。したがって、リードスクリュー53と
二つの雌ネジ部410a,420aとの組み付けが完了
した時点では、この付勢力Fにより、リードスクリュー
53のネジ山53bに二つの雌ネジ部410a,420
aのネジ溝410a´,420a´が押し付けられ、両
者間のガタ寄せが行なわれることになる。
胴40の外周面40bから径方向外側に向かって突出す
る二つの片持ち梁450,460が、図6(a)に示す
ように、お互いに自由端側に進むにつれて近づくように
(所定の角度をなすように)一体的に形成されている。
また、片持ち梁450,460の自由端側には、それぞ
れ雌ネジ部450a,460aが形成されている。
ドスクリュー53とを組み付ける場合は、図6(b)に
示すように、二つの片持ち梁450,460を、所定の
治具J´を用いてあるいは両外側に所定の規制治具(不
図示)を配置した状態で作業者が直接手で内側から押し
広げて、ほぼ平行となる位置で拘束(保持)する。そし
て、リードスクリュー53を先ず雌ネジ部450aに螺
合し、続いて、治具J´あるいは作業者の手による押し
広げ力を微調整しつつ雌ネジ部460aに螺合する。そ
の後、治具J´等を取り除いて片持ち梁450,460
を拘束状態から解放すると、片持ち梁450,460に
はお互いに近づこうとする力(弾性変形エネルギによる
付勢力)F´が生じる。したがって、リードスクリュー
53と二つの雌ネジ部450a,460aとの組み付け
が完了した時点では、この付勢力F´により、リードス
クリュー53のネジ山53bに二つの雌ネジ部450
a,460aのネジ溝450a´,460a´が押し付
けられ、両者間のガタ寄せが行なわれることになる。
20、450,460を傾斜させた構成としたが、片持
ち梁410,450を水平にし、片持ち梁420,46
0のみを傾斜させる構成としてもよい。また、図6に示
す構成の場合、片持ち梁460の傾斜角度が小さけれ
ば、特に治具J´等を用いることなく、リードスクリュ
ー53を雌ネジ部450aに螺合した後、そのまま回転
させて前進させるだけで、リードスクリュー53の先端
により片持ち梁460を変形させつつ雌ネジ部460a
への螺合を行なうことができる。
片持ち梁410,420あるいは450,460を一体
的に形成する際に、前述の図3に示す実施形態の如く、
ネジ溝の位相をずらす等の設定が不要であり、又、二つ
の片持ち梁410,420、450,460がお互いに
なす角度を所望の値とすることで、組み込み後に発生さ
せる付勢力F,F´を適宜所望の値に設定することがで
きる。すなわち、二つの雌ネジ部410a,420a、
450a,460aにおけるネジ溝の位相がいずれの状
態にあっても、リードスクリュー53と雌ネジ部410
a,420aあるいは雌ネジ部450a,460aとが
螺合し得るように、二つの片持ち梁410,420、4
50,460を弾性的に変形させるだけで組み付けが完
了するため、製造の際にネジ溝の位相等を高精度に管理
する必要がなく、それ故に管理コストが低減し、生産性
が向上する。尚、上記実施形態に係る装置の動作につい
ては、前述のものと同様であるため、ここでの説明は省
略する。
装置の他の実施形態を示すものであり、前述のものに比
べて弾性部材を変更したものである。この実施形態にお
いては、図7に示すように、鏡胴40の外周面40bか
ら突出した突出部45に、弾性部材500が結合され、
この弾性部材500の上下面に二つの雌ネジ部としての
ナット510,520が結合されている。また、ナット
510,520のネジ溝510a,520aは、図3に
示すように、お互いに位相がずれた状態で取り付けられ
ている。上記ナット510,520にリードスクリュー
53を螺合させるときは、ナット510,520を両側
から押し寄せつつ行なう。螺合が完了した後、ナット5
10,520を押し寄せ状態から解放すると、弾性部材
500の領域Sの部分に蓄積された弾性変形エネルギに
よる付勢力Fが作用して、リードスクリュー53のネジ
山53bに二つのナット510,520のネジ溝510
a,520aが押し付けられ、両者間のガタ寄せが行な
われることになる。尚、上記実施形態に係る装置の動作
については、前述のものと同様であるため、ここでの説
明は省略する。
装置のさらに他の実施形態を示すものであり、前述のも
のに比べて弾性部材を変更したものである。この実施形
態においては、図8(a)に示すように、鏡胴40の外
周面40bから径方向外側に向かって突出する二つの片
持ち梁610,620は、片持ち梁610が水平に伸長
しかつ弾性変形しないように(厚さt´>>t)形成さ
れ、片持ち梁620が傾斜しかつ弾性変形するように形
成されている。また、片持ち梁610,620の自由端
側には、それぞれ雌ネジ部610a,620aが形成さ
れている。
ドスクリュー53とを組み付ける場合は、図8(b)に
示すように、片持ち梁620を所定の治具J´等を用い
て内側から押し広げて、ほぼ平行となる位置で拘束(保
持)する。そして、リードスクリュー53を先ず雌ネジ
部610aに螺合し、続いて、治具J´等による押し広
げ力を微調整しつつ雌ネジ部620aに螺合する。その
後、治具J´等を取り除いて片持ち梁620を拘束状態
から解放すると、片持ち梁610,620にはお互いに
近づこうとする力(弾性変形エネルギによる付勢力)F
´が生じる。したがって、リードスクリュー53と二つ
の雌ネジ部610a,620aとの組み付けが完了した
時点では、この付勢力F´により、リードスクリュー5
3のネジ山53bに二つの雌ネジ部610a,620a
のネジ溝610a´,620a´が押し付けられ、両者
間のガタ寄せが行なわれることになる。
は、前述のものと基本的に同様であるが、片持ち梁61
0が変形しない構成となっているため、鏡胴40がより
確実に保持されて、その傾き(倒れ)等が確実に防止さ
れつつ、移動させられる。尚、片持ち梁620の傾斜角
度が小さければ、特に治具J´等を用いることなく、リ
ードスクリュー53を雌ネジ部610aに螺合した後、
そのまま回転させて前進させるだけで、リードスクリュ
ー53の先端により片持ち梁620を変形させつつ雌ネ
ジ部620aへの螺合を行なうことができる。
40と片持ち梁610,620を一体的に形成する際
に、前述の図3に示す実施形態の如く、ネジ溝の位相を
ずらす等の設定が不要であり、又、二つの片持ち梁61
0,620がお互いになす角度を所望の値とすること
で、組み込み後に発生させる付勢力F´を適宜所望の値
に設定することができる。すなわち、二つの雌ネジ部6
10a,620aにおけるネジ溝の位相がいずれの状態
にあっても、リードスクリュー53と雌ネジ部610
a,620aとが螺合し得るように、一方の片持ち梁6
20を弾性的に変形させるだけで組み付けが完了するた
め、製造の際にネジ溝の位相等を高精度に管理する必要
がなく、それ故に管理コストが低減し、生産性が向上す
る。
41,42、410,420、450,460、61
0,620は、全域においてほぼ一定の幅wに形成され
ているが、鏡胴40への付け根部領域の曲げ応力が大き
くなることから、この付け根部領域の幅を最も大きくし
先端に進むに連れて小さくなるような先細りの形状にす
ることも可能である。この構成によれば、曲げ応力に対
する強度を高めつつ、部品の軽量化を行なうことができ
る。さらに、片持ち梁41,42、410,420、4
50,460、610,620の断面形状を略矩形形状
としているが、これに限定されるものではなく、所望の
断面二次モーメントが得られる限り他の種々の断面形状
を採用することができる。
ンズ駆動装置によれば、二つの雌ネジ部とレンズ保持部
材との少なくとも一方に変形可能な弾性部材を介在させ
て付勢力を発生させることにより、雌ネジ部とリードス
クリューとのガタ寄せを行ない、所定方向(繰り出し方
向)におけるレンズ保持部材のガタツキを防止すること
ができる。また、この弾性部材による付勢力がレンズ保
持部材の位置に拘わらず一定であるため、駆動源等に加
わる負荷が一定になる。それ故に、安定した駆動力がリ
ードスクリューからレンズ保持部材に伝達され、レンズ
保持部材(レンズ)は所望の位置に高精度に位置決めさ
れる。さらに、弾性部材による付勢力が一定故に、この
付勢力を必要最低限の値に設定することにより、駆動源
の小型化、装置全体の小型化、消費電力の低減等を行な
うことができる。
形態を示す分解斜視図である。
す断面図である。
の雌ネジ部のネジ溝の位相の関係を示す図である。
すグラフである。
施形態を示す断面図であり、(a)はリードスクリュー
が雌ネジ部に螺合される前の状態、(b)はリードスク
リューが雌ネジ部に螺合された後の状態を示す図であ
る。
施形態を示す断面図であり、(a)はリードスクリュー
が雌ネジ部に螺合される前の状態、(b)はリードスク
リューが雌ネジ部に螺合された後の状態を示す図であ
る。
他の実施形態を示すものであり、(a)はレンズ保持部
材及び弾性部材を示す斜視図、(b)はその断面図であ
る。
他の実施形態を示す断面図であり、(a)はリードスク
リューが雌ネジ部に螺合される前の状態、(b)はリー
ドスクリューが雌ネジ部に螺合された後の状態を示す図
である。
り、(a)は断面図、(b)は分解斜視図である。
部 20 押え板 30 レンズ 40 鏡胴(レンズ保持部材)、40a 内周面、40
b 外周面 41,42 片持ち梁(弾性部材) 41a,42a 雌ネジ部、 41a´,42a´ ネ
ジ溝 43 腕部 44 規制部 50 駆動手段 51 モータ(駆動源) 53 リードスクリュー、 53b ネジ山 60 案内軸 70 回り止め軸 410,420,450,460,610,620 片
持ち梁(弾性部材) 410a,420a,450a,460a,610a,
620a 雌ネジ部 410a´,420a´,450a´,460a´,6
10a´,620a´ネジ溝 500 弾性部材 510,520 ナット(雌ネジ部) 510a,520a ネジ溝
Claims (7)
- 【請求項1】 ベース部材と、レンズを保持するレンズ
保持部材と、前記ベース部材に対して前記レンズ保持部
材を所定方向に往復動自在に駆動する駆動手段と、を備
えたカメラ用レンズ駆動装置であって、 前記駆動手段は、前記ベース部材に回動自在に支持され
たリードスクリューと、前記リードスクリューに螺合す
る二つの雌ネジ部を備えかつ前記所定方向において弾性
的に変形可能に前記レンズ保持部材に結合された弾性部
材とを有し、 前記リードスクリューと二つの雌ネジ部とは、前記弾性
部材を弾性的に変形させた状態で螺合されている、こと
を特徴とするカメラ用レンズ駆動装置。 - 【請求項2】 前記弾性部材は、前記雌ネジ部が自由端
側にそれぞれ形成されかつ前記レンズ保持部材に結合さ
れた二つの片持ち梁からなり、 前記二つの雌ネジ部は、前記リードスクリューに螺合さ
れる前の状態で、それぞれのネジ溝の位相がお互いにず
れて形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の
カメラ用レンズ駆動装置。 - 【請求項3】 前記二つの片持ち梁は、前記リードスク
リューと前記二つの雌ネジ部とが螺合される前の状態
で、略平行となるように形成されている、ことを特徴と
する請求項2記載のカメラ用レンズ駆動装置。 - 【請求項4】 前記弾性部材は、前記雌ネジ部が自由端
側にそれぞれ形成されかつ前記レンズ保持部材に結合さ
れた二つの片持ち梁からなり、前記二つの片持ち梁は、
前記リードスクリューと前記二つの雌ネジ部とが螺合さ
れる前の状態でお互いに所定の角度をなし、螺合された
後の状態で略平行となるように形成されている、ことを
特徴とする請求項1記載のカメラ用レンズ駆動装置。 - 【請求項5】 前記レンズ保持部材は、内側にレンズを
保持する中空円筒形状であり、 前記二つの片持ち梁は、前記中空円筒形状の外周面から
径方向外側に向かって伸長するように、かつ、前記二つ
の片持ち梁の一方のみが、前記所定方向において撓み可
能となるような断面二次モーメントをもつ断面形状に形
成されている、ことを特徴とする請求項2ないし4いず
れかに記載のカメラ用レンズ駆動装置。 - 【請求項6】 前記レンズ保持部材は、内側にレンズを
保持する中空円筒形状であり、 前記二つの片持ち梁は、前記中空円筒形状の外周面から
径方向外側に向かって伸長するように、かつ、前記所定
方向において撓み可能となるような断面二次モーメント
をもつ断面形状に形成されている、ことを特徴とする請
求項2ないし4いずれかに記載のカメラ用レンズ駆動装
置。 - 【請求項7】 前記片持ち梁は、樹脂材料により、前記
レンズ保持部材と一体的に成型されている、ことを特徴
とする請求項2ないし6いずれかに記載のカメラ用レン
ズ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000190383A JP2002006197A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | カメラ用レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000190383A JP2002006197A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | カメラ用レンズ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002006197A true JP2002006197A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18689862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000190383A Pending JP2002006197A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | カメラ用レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002006197A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006030291A (ja) * | 2004-07-12 | 2006-02-02 | Nidec Copal Corp | レンズ駆動装置 |
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CN114114602A (zh) * | 2021-12-07 | 2022-03-01 | 新思考电机有限公司 | 透镜驱动装置和摄像装置 |
CN114137687A (zh) * | 2021-12-14 | 2022-03-04 | 新思考电机有限公司 | 透镜驱动装置和摄像装置 |
Citations (1)
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JPH0435111U (ja) * | 1990-07-19 | 1992-03-24 |
-
2000
- 2000-06-26 JP JP2000190383A patent/JP2002006197A/ja active Pending
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