JP2002005896A - ワイヤロープ探傷装置 - Google Patents

ワイヤロープ探傷装置

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JP2002005896A JP2000191479A JP2000191479A JP2002005896A JP 2002005896 A JP2002005896 A JP 2002005896A JP 2000191479 A JP2000191479 A JP 2000191479A JP 2000191479 A JP2000191479 A JP 2000191479A JP 2002005896 A JP2002005896 A JP 2002005896A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤロープの損傷を正確に検出し、交換要
否を自動的に判定し得るワイヤロープ探傷装置を提供す
る。 【解決手段】 ワイヤロープ1の円周方向に複数個配置
した磁気センサ3bによって検出した漏洩磁束値が所定
の基準値を超えたものをストランドの損傷信号として抽
出し、この損傷信号からストランドピッチ信号22を
得、このストランドピッチ信号を、例えばストランド本
数分カウントする間に出力された損傷信号の数に基づき
ワイヤロープ交換の要否判定を行う。これにより、ワイ
ヤロープ交換の要否判定を効率良く実施することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤロープを使
用した各種設備の安全性確保のために、各種設備からワ
イヤロープを取り外すことなく使用状態のまま、ワイヤ
ロープの素線切れや断線などの損傷の有無を検出するワ
イヤロープ探傷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数本のストランドをより合わせて構成
されたワイヤロープは、静索として使用される他に、リ
フトやクレーン、エレベータなどでの動索として多用さ
れている。このワイヤロープには、曲げおよび引張応力
や摩擦などによって、ストランドを構成した素線に断線
や局部的磨耗などの損傷が発生する。そのため、保安
上、定期的に損傷の有無を検査する必要があるが、使用
中のワイヤロープの損傷を検査する場合、従来、電磁気
探傷法による検査と、技術者等の作業員による目視検査
とが併用して行われている。
【0003】図11は、従来の漏洩磁束法による損傷検
出器の概略的な構成を示したものである。損傷検出器
は、被検査体のワイヤロープ1を磁化する一対の永久磁
石2,2が、ワイヤロープ1の周りを囲むように長手方
向に間隔を置いて設けられ、その一対の永久磁石2,2
間に設けられた検出器41でワイヤロープ1からの漏洩
磁束を検出し、その検出信号を制御器42で処理してワ
イヤロープ1損傷の有無を検知するように構成されてい
る。
【0004】なお、センサとしての検出器41は、ワイ
ヤロープ1の長手方向に沿い、かつ横断面の円周を半割
り状態に分割するように形成された一対の差動式のプロ
ーブコイル41a、41bによって構成されている。
【0005】永久磁石2,2により、ワイヤロープ1の
長手方向に磁束が通ると、断線箇所や局部的な磨耗部分
から漏洩磁束が発生するが、この漏洩磁束が、検出器4
1のプローブコイル41a、41bと交差することによ
り電圧変化が生じ、その電圧変化分を制御器42で検
波、増幅等の処理を施して探傷信号を得るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
損傷検出器は、ワイヤロープ1の長手方向および円周方
向に半円状に配置した一対の作動式のプローブコイル4
1a、41bにより漏洩磁束を検出するため、検出器4
1で一度に検出される検出範囲内は特に円周方向に大き
な広がりを有している。従って、もしも同一円周方向に
複数箇所の断線や磨耗部分が存在した場合でも、従来の
損傷検出器は、1箇所の断線あるいは磨耗部分としてカ
ウントしてしまうので、正しい損傷個数を把握できない
という問題があった。
【0007】その結果、漏洩磁束法により損傷部位が機
械的に検出されたとしても、作業員による損傷箇所数等
の確認が目視検査により改めて行われ、損傷個数がワイ
ヤロープの交換基準に達しているかどうかを判断しなけ
ればならなかった。
【0008】本発明は、このような従来の問題を解決す
るためになされたもので、漏洩磁束法を用いて、複数箇
所の断線や局部的磨耗などの損傷をより正確に検出し、
それらの損傷がワイヤロープの交換基準に達しているか
どうかを自動的に判定し得るワイヤロープ探傷装置を提
供することを目的とする。
【0009】また本発明は、ワイヤロープのストランド
毎の損傷を検出し、それに基づき交換判定を行うことが
できるワイヤロープ探傷装置を提供することを目的とす
る。
【0010】本発明はまた、ワイヤロープの損傷検出に
加え、ワイヤロープの移動速度を容易に演算して求める
ことのできるワイヤロープ探傷装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の従来の課題を解決
するため、請求項1に記載の発明は、複数本のストラン
ドのより合わせからなるワイヤロープを長手方向に磁化
する磁化手段と、ワイヤロープの円周方向に配置された
複数個の磁気検出手段と、この磁気検出手段によって検
出された磁気力が予め定められた基準値を超えたとき損
傷信号を導出する損傷信号検出手段と、磁気検出手段に
接続され、相対的に移動するワイヤロープのストランド
ピッチ信号を得るストランドピッチ信号出力手段と、ス
トランドピッチ信号が予め定められた数だけカウントさ
れる間に、損傷信号検出手段から導出された損傷信号数
が予め定めた基準数を越えたか否かを判定する判定手段
と、この判定手段からの出力信号を表示する表示手段と
を具備することを特徴とする。
【0012】このように、ワイヤロープの円周方向に複
数個の磁気検出手段を配置し、ストランドピッチ信号が
カウントされる間の損傷信号数が基準数を越えたか否か
を判定するので、断線数や摩耗箇所数をより正確に検出
できるとともに、ワイヤロープ交換の要否判定を自動的
に行うことができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のワイヤロープ探傷装置において、磁気検出手段は、ワ
イヤロープの1ストランドの円周方向の幅および長手方
向のピッチよりも短い形状に形成されたことを特徴とす
る。
【0014】このように、磁気検出手段を1ストランド
の円周方向の幅および長手方向のピッチよりも短く形成
したので、各ストランドごとに損傷の有無はもちろん、
各ストランドごとの損傷箇所数を検出することができ、
ワイヤロープの交換の要否判定をより的確に行うことが
できる。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載のワイヤロープ探傷装置において、ストランドピ
ッチ信号を、所定時間の間カウントすることによりワイ
ヤロープの移動速度を演算するロ一プ速度演算手段を具
備することを特徴とする。
【0016】従って、ワイヤロープ交換の要否判定に加
えて、特別の機器を追加設置することなく、単位時間当
たりのストランドピッチ信号数のカウントにより、ワイ
ヤロープの移動速度を検出することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るワイヤロープ
探傷装置の一実施の形態について、図1ないし図10を
参照して詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明に係るワイヤロープ探傷装
置の一実施の形態の全体構成を示した斜視図である。図
1に示すように本発明のワイヤロープ探傷装置は、支持
器2cによって所定の間隔を置くように連結された一対
の磁石2a、2bから成る磁化器2が、移動するワイヤ
ロープ1の周りを囲むように設けられており、また、一
対の磁石2a、2bの間に設けられた漏洩磁束検出器3
が、ワイヤロープ1の周りを囲むように配置されてい
る。ワイヤロープ1の移動により、ワイヤロープ1と磁
化器2および漏洩磁束検出器3との相対位置は連続的に
変化する。
【0019】漏洩磁束検出器3からの出力信号を処理す
る処理装置4は、マイクロコンピュータによって構成さ
れ、処理装置4には処理結果を表示する表示器5が接続
されている。
【0020】なお、本発明の一実施の形態を説明するに
当たって、被検査体としてのワイヤロープ1の径は12
mmφ、ワイヤロープ1を構成するストランドの数は8
本とする。
【0021】さて、図1に示した漏洩磁束検出器3を、
ワイヤロープ1の長さ方向に垂直な面の横断面は図2の
ようになる。すなわち、漏洩磁束検出器3の内部には、
ワイヤロープ1の周りを間隙を有して取り囲むように非
磁性材料から成る輪体3aが設けられていて、この輪体
3aに磁気検出手段である複数個(この実施の形態では
16個)の磁気センサ3b(3b−1〜3b−16)が
図示のように等間隔に配置されている。
【0022】一方、ワイヤロープ1は、それぞれが多数
の素線のより合わせからなる8本のストランド1a(1
a−1〜1a−8)が、中央の心綱1b(図示、黒く塗
りつぶされている)の外側により合わされて構成され、
16個の磁気センサ3bがワイヤロープ1の外側を円周
状に取り囲むように配置されている。なお、配置される
磁気センサ3bの数は、このようにワイヤロープ1を形
成するストランド1a(1a−1〜1a−8)の本数の
整数倍であることが望ましい。
【0023】磁気センサ3bは、その検出面に垂直に入
射するワイヤロープ1の漏洩磁束の磁気力に応じたアナ
ログ信号を出力するが、図3に示すように、各磁気セン
サ3b(3b−1〜3b−16)にはそれぞれアナログ
・デジタル変換器3c(3c−1〜3c−16)が接続
されていて、アナログ・デジタル変換器3cによってデ
ジタル信号に変換された各出力信号が処理装置4に並列
供給される。もちろん、磁気センサ3bとアナログ・デ
ジタル変換器3cとの間に必要に応じて適宜、増幅器を
設けることができる。また、各アナログ出力をマルチプ
レクサーを介して1つのアナログ・デジタル変換器に入
力して信号処理することもできる。また、各磁気センサ
3b(3b−1〜3b−16)出力を掃引し、シリアル
信号化してデジタル信号に変換後、処理装置4に供給す
るようにしても良い。
【0024】次に、処理装置4について説明する。処理
装置4はマイクロコンピュータで構成され、周期的に漏
洩磁束検出器3からのデジタル信号を取り込んで、その
信号を処理してストランドピッチ信号及び損傷信号を検
出し、これらの信号を基に所定の基準値等と比較して、
ワイヤロープ交換の要否判定を行い、その判定結果を出
力するものである。
【0025】すなわち、処理装置4は、図4にその概略
構成を示すように、漏洩磁束検出器3の磁気センサ3b
で検出された信号の入力周期を設定するタイマ4aと、
中央演算処理装置(CPU)4bと、この中央演算処理
装置4bが実行するプログラムを記憶している読出専用
メモリ(ROM)4cと、漏洩磁束検出器3からの入力
信号や中央演算処理装置(CPU)4bでの演算結果等
を記憶する書換可能メモリ(RAM)4dと、磁気セン
サ3bなどからのデジタル信号を受け入れるデジタル入
力回路(DI)4eと、中央演算処理装置4bでの演算
結果や判定結果を表示器5に出力するデジタル出力回路
(DO)4fと、書換可能メモリ4dに記憶されたデー
タを外部に取り出す場合に使用する記憶媒体4gなどか
ら構成されており、これらの各構成ユニット間は、バス
ライン4hによって共通接続されている。なおこの他
に、キーボードなどの入力装置も設けられているが、図
示を省略した。
【0026】次に、上記のように構成された本発明のワ
イヤロープ探傷装置における、第1の実施の形態の動作
を、図1ないし図7を参照して説明する。
【0027】なお、図5は、本実施の形態における装置
の動作ステップを示したフローチャートであり、図6
は、ワイヤロープ1の移動により、一つの磁気センサ3
bから得られるアナログ検出信号と、その検出信号を導
入して処理装置4で処理して得られる信号のタイミング
チャートを示している。
【0028】すなわち、図6(a)は、漏洩磁束検出器
3の中の1個の磁気センサ3b(例えば3b−1)で検
出された磁束密度すなわち磁気力の検出信号を示し、そ
の検出信号には、素線の断線や局部的磨耗などの損傷か
らの漏洩磁束信号成分(21a,21b,21c)を含
むことを示している。
【0029】図6(b)は、その磁気センサ(3b−
1)からの検出信号を導入し、処理装置4で処理演算さ
れて得られたワイヤロープ1のストランドピッチを表す
ストランドピッチ信号を示している。また、図6(c)
は、同じく処理装置4が、図6(a)の検出信号に含
む、素線の断線や局部的磨耗などの損傷からの漏洩磁束
信号成分(21a,21b,21c)を演算処理して取
り出した、損傷信号(23a,23b,23c)を示し
たものである。
【0030】このような信号は、他の全ての磁気センサ
3b(3b−2〜3b−16)についても同様に得られ
る。
【0031】また図7は、全ての磁気センサ3b(3b
−1〜3b−16)からの検出出力に基づき、処理装置
4の処理によって得られた信号を、図6よりも時間軸を
拡大して示したタイミングチャートで、(a)は、スト
ランドピッチ信号22であり、(b)は、得られた損傷
信号23である。また、(c)は、順次得られるストラ
ンドピッチ信号のうちのある一つのストランドピッチ信
号22aに対し、ワイヤロープ1の交換判定を行うため
の判定範囲を設定した設定信号25aであり、(d)
は、次のストランドピッチ信号22bに対し同じく判定
範囲を設定した設定信号25bである。そして、(e)
は、処理装置4において、判定範囲内の損傷箇所数が予
め設定された基準数を越えてカウント(計数)されたか
否か、判定を行って出力された交換判定信号26を表し
ている。
【0032】さて、ワイヤロープ探傷装置を動作させる
に当たり、ワイヤロープ1の径とストランド本数および
処理装置4における信号処理の周期や交換判定の基準数
などを、あらかじめ処理装置4に設定しておく。本実施
の形態では、被検査体としてのワイヤロープ1は、8本
のストランドで形成され、径が12mmφであるとした
ので、ワイヤロープ1の径は12、ストランド本数は8
と設定し、例えば信号処理の周期を1ms、処理装置4
におけるワイヤロープ1の損傷有無の判定基準値を0.
25mT、同じく処理装置4におけるワイヤロープ1交
換判定のための損傷信号の基準値、すなわち基準損傷箇
所数(基準数)を17にそれぞれ設定するものとする。
【0033】このような設定のもとに、本発明のワイヤ
ロープ探傷装置を稼動させるとき、処理装置4は、まず
タイマ4aからのスタート指示によって、図5に示すフ
ローチャートを1周期とする損傷検知動作を実行する。
すなわち、処理周期を1msに設定したので、処理装置
4のタイマ4aから1msごとにスタート信号が出力さ
れ、この信号を受ける度に、ステップ1として処理装置
4は各磁気センサ3bからの出力を取り込む。
【0034】なお、各磁気センサ3b(3b−1〜3b
−16)からの信号とも同じ取扱いとなるので、ここで
は1個の磁気センサ3b(例えば3b−1)からの信号
に注目して動作を説明する。
【0035】ここで図6(a)に示すように、磁気セン
サ(3b−1)のアナログ出力は、ワイヤロープ1に素
線の断線や局部的磨耗などの損傷がなければ、ワイヤロ
ープ1の長手方向のストランドピッチによる凹凸による
微少振幅の磁束変化が得られ、ワイヤロープ1に損傷が
あると、その部位においてワイヤロープ1の断面積が減
少するため、漏洩磁束が増大して、磁気センサ3bから
は上述のように、符号21a、21b、21cを付した
ような大きな出力を生ずる。この出力は処理装置4で予
め設定された基準値(0.25mT)と比較され、符号
21a、21b、21cの出力は基準値(0.25m
T)を超えているので、図6(c)に示した損傷信号2
3(23a、23b、23c)として抽出され、順次書
換可能メモリ4dに記憶される。
【0036】次に図5のステップ2へ進み、磁気センサ
(3b−1)の出力である磁束密度が正のときを1、負
のときを0とする演算を行い、これを図6(b)に示す
ストランドピッチ信号22として、これも書換可能メモ
リ4dに記憶される。なお、このストランドピッチ信号
22自体は、どの磁気センサ3bの出力でも同じなの
で、任意の出力を共通使用することができる。また、損
傷信号23(23a、23b、23c)は、損傷箇所を
検出する各磁気センサ3b(3b−1〜3b−16)ご
とに個別に得られるから、各磁気センサ3b毎に損傷信
号23の抽出処理自体はリアルタイムで並行して行われ
る。
【0037】図7(a)、(b)は、全ての磁気センサ
3b(3b−1〜3b−16)によるストランドピッチ
信号22と損傷信号23を、時系列上に配列して示した
ものである。
【0038】そこで、図5のステップ2に続き、次のス
テップ3では、ストランドピッチ信号22の立上がりエ
ッジを検出し、ストランドピッチ信号22のレベルが0
から1へ変化し、立上がりエッジを検出した(YES)
ときは、ステップ4へ進み、8ストランドピッチ前まで
の損傷信号23の合計数を求める。すなわち、この実施
の形態では、ワイヤロープ1は8本のストランド1aの
より合わせで構成されているので、全ストランド1a
(1a−1〜1a−8)について、各ストランドの1ピ
ッチの長さ、つまり8個のストランドピッチ信号22が
得られる間に含まれている損傷箇所の総数を、各ストラ
ンドピッチ信号のタイミングで順次カウントする。
【0039】そのため、図7(a)に示すように、スト
ランドピッチ信号22aの立上がりを検出したときに、
そこの立上がりエッジから8個前のストランドピッチ信
号22a´の立上がりエッジまでを判定範囲として、図
7(c)に示す設定信号25aの範囲内に含まれる損傷
信号23の合計数を演算する。
【0040】次にステップ5へ進み、演算された設定信
号25aの範囲内の損傷信号23の合計数を、予め設定
した交換判定の基準数(17)と比較する。図7(b)
に示すように、設定信号25aの範囲に含まれている損
傷信号23の数は16なので、これは基準数(17)に
達していないから判定結果はNOとなり、このときはス
テップ7へジャンプする。なお、次のストランドピッチ
信号22bの立上がりを検出したときに、その立上がり
エッジから8個前のストランドピッチ信号22b´の立
上がりエッジまでを判定範囲とする設定信号25bは、
図7(d)に示されており、この設定信号25bの範囲
内に含まれる損傷信号23の合計数を演算すると17で
ある。よってこのときは、ステップ5での判定結果はY
ESとなり、ステップ6へ移行し、交換判定信号26b
が出力され、判定信号26bによりワイヤロープ1の交
換が必要である旨、表示器5に表示され、ステップ7に
移行する。
【0041】ステップ7では、ステップ4で計数した損
傷信号23の合計数を出力するので、表示器5には、交
換が必要である旨の表示と合わせ、ワイヤロープ1の交
換基準に達しているか否かに拘わらず、損傷信号23の
合計数そのものをも表示することができる。
【0042】ステップ7における損傷数出力の後、ステ
ップ8に移行し、ステップ3において、ストランドピッ
チ信号22の立上がりが検出されない場合(NO)と併
せ、各磁気センサ3b(3b1〜3b−16)別の損傷
判定が行われる。
【0043】このように、本発明のワイヤロープ探傷装
置における第1の実施の形態によれば、ワイヤロープ1
の円周方向外側に複数個の磁気センサ3b(3b−1〜
3b−16)を配置したので、心綱1bの外側により合
わされた複数本のストランド1aに対して、よりきめ細
かに損傷の有無を検出でき、その損傷個数を予め定めた
基準値と比較判定して表示するので、自動診断が可能と
なり、作業員による目視検査に要する時間を大幅に削減
することができる。
【0044】また、この実施の形態では、磁気センサ3
bをワイヤロープの1ストランドの円周方向の幅および
長手方向のピッチよりも短い形状に形成し、磁気センサ
3bを各ストランド1a(1a−1〜1a−8)に対応
させたので、より的確な自動診断が可能であり、ワイヤ
ロープ1交換判定の信頼性を向上させることができる。
【0045】次に、本発明のワイヤロープ探傷装置にお
ける第2の実施の形態の動作を、図1ないし図4、及び
図8並びに図9を参照して説明する。なお、図8は、第
2の実施の形態における動作ステップを示したフローチ
ャートであり、図9は図7と同様のタイミングチャート
である。なお、図9において、(a)は、ストランドピ
ッチ信号22であり、(b)は、全てのストランド1a
の損傷信号23であり、(b´)は、その中のある1つ
のストランドについての損傷信号24である。また、
(c)は、ストランドピッチ信号22aに対する判定範
囲を設定する設定信号25aであり、(d)は、ストラ
ンドピッチ信号22bに対する判定範囲を設定する設定
信号25bである。そして、(e)は、交換判定信号2
6を表している。
【0046】この第2の実施の形態の特徴は、第1の実
施の形態において、全てのストランドについての1ピッ
チの損傷個数の合計がその基準値(個数)と比較判定さ
れ交換判定を行ったのに加えて、より合わせの各ストラ
ンド毎にその損傷個数の合計を算出して交換判定を行え
るようにしたことである。よって、この第2の実施の形
態では、予め処理装置4に設定しておく値として、各ス
トランドに対する交換判定の損傷信号の基準数が追加さ
れ、ここでは例えば5と設定する。すなわち、ある1つ
のストランドの1ピッチの間に、損傷箇所が5箇所あれ
ば、そのワイヤロープは交換が必要と判断する。
【0047】このような設定のもとに、本発明のワイヤ
ロープ探傷装置を稼動させるとき、処理装置4は、タイ
マ4aからのスタート指示によって、図8に示すフロー
チャートを1周期とする損傷検知動作を実行する。な
お、処理周期を1msに設定したので、処理装置4のタ
イマ4aから1msごとにスタート信号が出力され、こ
の信号を受ける度に、ステップ11として処理装置4は
各磁気センサ3b(3b1〜3b16)からの出力を取
り込むが、ステップ11からステップ13までは、図5
によって説明したステップ1からステップ3までと同様
なのでその説明は省略する。
【0048】ステップ13において、ストランドピッチ
信号22の立上がりと立下がりの両方のエッジが検出さ
れる(YES)とステップ14へ進み、ステップ14で
は、その検出エッジが立上がりか立下がりのいずれかを
判定し、立下がりの場合はステップ20へジャンプし、
立上がりのエッジが検出された場合はステップ15に移
行し、8ストランドピッチ前までの全ストランド1aの
損傷信号23の合計数と、各ストランド(1a−1〜1
a−8)毎の損傷信号24の合計数を求める。
【0049】なお、この実施の形態において、各ストラ
ンド1aに対応した損傷箇所の検出を行うために、磁気
センサ3bからの検出信号を順次切替え変更する必要が
あり、その切替え変更のタイミング信号としてストラン
ドピッチ信号22を利用している。すなわち、図2に示
したように、本発明では、漏洩磁束検出器3にはストラ
ンド本数の2倍の磁気センサ3bが等間隔に配置されて
いるので、ストランドピッチ信号22のある立上がりエ
ッジを検出した時点で、0番ストランド1a−1が磁気
センサ3b−1に対応しているとすれば、次のストラン
ドピッチ信号22の立下がりが起きたとき、0番ストラ
ンド1a−1は磁気センサ3b−2に対応することにな
る。さらに次にストランドピッチ信号22の立上がりが
起きたときには、0番ストランド1a−1は磁気センサ
3b−3に対応する。このように、ストランドピッチ信
号22の立上がり、立下がりを利用して順次対応する磁
気センサ3bをずらしていくことにより、制御装置4は
タイマ4aの開始指令を受ける度に、各ストランド1a
毎の損傷信号24の合計の演算を行い、ストランド別デ
ータとして引き渡し、図4に示した書換可能メモリ4d
に記憶する。
【0050】さて、図8のステップ15において、全ス
トランド1aについてのワイヤロープ1の長手方向の1
ピッチに含まれている損傷信号23の総数を得る手段
は、第1の実施の形態として説明したものと同様である
が、各ストランド(1a−1〜1a−8)毎の同じく長
手方向の1ピッチに含まれている損傷信号23の総数
は、次のようにして求める。
【0051】すなわち、ある一つのストランド1aに対
応する損傷信号24は、例えば図9(b´)に現われた
とする。そこで、図9(a)に示すように、現在のスト
ランドピッチ信号22aの立上がりから、ストランド本
数(8本)分前のストランドピッチ信号22a´の立上
がりエッジまでの判定範囲において、図9(c)に示す
設定信号25aの範囲内に含まれるストランド別の損傷
信号24をステップ15においてカウントする。
【0052】次に、ステップ16に移行し、ストランド
別の損傷信号24の数を、予め設定した交換判定の基準
数(損傷信号24の数が5)と比較する。図9(b´)
に示すように、この実施の形態では、設定信号25aの
範囲に含まれている損傷信号24の数は5なので、ステ
ップ16での判定結果はYESとなり、交換判定信号2
6aが出力され、ステップ17へ進んで、交換判定信号
26aによりワイヤロープ1の交換が必要である旨、表
示器5に表示される。ただし、例えば設定信号25aの
範囲に含まれている損傷信号24の数が4以下だったと
きは、第1の実施の形態として説明した全ストランド1
aについての1ピッチに含まれている損傷信号23の総
数も基準数以下のため、ステップ16での判定結果はN
Oとなり、このときは、ステップ18へジャンプする。
【0053】なお、次のストランドピッチ信号22bの
立上がりを検出したときに、そこの立上がりエッジから
8個前のストランドピツチ信号22b´の立上がりエッ
ジまでを判定範囲とする設定信号25bは、図9(d)
に示されており、この設定信号25bの範囲内に含まれ
るストランド別の損傷信号24の数は4なので、基準数
以下である。しかし、設定信号25bの範囲内に含まれ
る全ストランド1aの損傷信号23の総数が基準数を超
えているために、こちらの判定結果はYESとなり、交
換判定信号26bが出力され、ステップ17へ移行し
て、交換判定信号26bによりワイヤロープ1の交換が
必要である旨、表示器5に表示される。
【0054】従ってこの実施の形態では、表示器5に、
全ストランドについての損傷信号23の総数とともに、
ストランド別の損傷信号24の数を表示することもでき
る。
【0055】なお、ステップ18では、ステップ15で
計数した損傷信号23、24の合計数を出力し、ストラ
ンドピッチ信号22のエッジ(立上がりまたは立下が
り)を検出したときに、ステップ20にてストランド1
aに対応する磁気センサ3bを更新・記録し、ステップ
21にてステップ13でストランドピッチ信号のエッジ
が検出されない(NO)ときと同様に、磁気センサ(3
b−1〜3b−16)別に損傷判定が行われ、さらに、
ステップ22として、磁気センサ(3b−1〜3b−1
6)毎に割り当てられたストランド別データとして損傷
信号24を引き渡し・記憶する。
【0056】このように、本発明の第2の実施の形態で
は、第1の実施の形態として説明した全ストランドの損
傷数の合計による交換判定に加えて、ストランド毎の損
傷数によっても交換判定を行うものであり、自動診断の
信頼性をより向上させることができる。
【0057】次に、本発明のワイヤロープ探傷装置にお
ける第3の実施の形態の動作を、図10に示したフロー
チャートを参照して説明する。
【0058】なお、この第3の実施の形態は、第1また
は第2の実施の形態における動作に加えて、ストランド
ピッチ信号22の立上がりのエッジ間隔を測定し、所定
時間内にカウントされるストランドピッチ信号22数が
ワイヤロープ1の移動速度に比例することに着目して、
ワイヤロープ1の移動速度、すなわちロープ速度を演算
して求めるものである。
【0059】よって、図10には、図8に示した第2の
実施の形態としての動作ステップのフローチャートに、
第3の実施の形態としての動作部分を、ステップ19お
よびステップ23として付加してある(図8にはこのス
テップはない)ので、この付加した部分について重点的
に説明し、図8と同じ部分についての説明は省略する。
また、この第3の実施の形態では、処理装置4にロープ
速度用カウンタとしての機能を持たせたものであり、予
め設定しておくデータとして、ストランドピッチの初期
値を追加する必要がある。ここでは、ストランドピッチ
の初期値を例えば9mmと設定しておく。なお、ストラ
ンド1aの本数は8本、ワイヤロープの径は12mm
φ、タイマ4aの開始指令間隔は1msである。
【0060】さて、処理装置4はタイマ4aの開始指令
を受ける度に、ステップ23としてロープ速度用カウン
タをインクリメントする。そして、ステップ19として
ロープ速度の演算を行う。この演算は、タイマ4aの開
始指令間隔(1ms)の間に検出したストランドピッチ
信号22の数を、ロープ速度用カウンタにタイマ4aの
開始指令間隔を乗じ、その結果でストランドピッチ初期
値を割るものである。このようにして得た結果をロープ
移動速度として記憶し、表示器5へ出力して、ロープ速
度用カウンタはリセットされる。
【0061】このように、本実施の形態は、単位時間当
たりにカウントされるストランドピッチ信号22数がロ
ープ速度に比例することに着目してその速度を時々刻々
演算表示でき、他にロープ速度を測定するための特別な
機器を必要とすることがなく、設備を有効に活用でき
る。また、計測したワイヤロープ1の速度を、例えばワ
イヤロープを利用しているエレベータ装置のシーブなど
の駆動部の回転速度と比較することにより、大きな差が
あればワイヤロープに経年変化による伸びが進行してい
るものと判断することもできる。なお、ロープ速度の演
算方法として、ストランドピッチ信号22の間隔をタイ
マ4aの開始指令間隔でカウントするものとして説明し
たが、これに限定されるものではなく、ある定められた
時間間隔でストランドピッチ信号22をカウントし、そ
の結果にストランドピッチ初期値を乗じて定められた時
間間隔で割るようにしても良いことは言うまでもない。
【0062】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れることなく、種々の形態で実施できることは言うまで
もない。
【0063】例えば、表示器5に表示する内容として
は、ワイヤロープ交換判定結果としての、交換必要また
は交換必要なしのメッセージや、全ストランドについて
の損傷数や、個別ストランドについての損傷数、さらに
ロープ速度などであればよい。さらに、表示器5を、ワ
イヤロープを利用している装置の運転者の側へ設置する
ことによって、ワイヤロープを利用している装置の運転
者に、ワイヤロープの損傷の状況を認識させることがで
きると共に、ワイヤロープ探傷装置を操作する作業員を
兼任することができ、ワイヤロープの探傷診断を効率的
に実施することができる。
【0064】また、各実施の形態における、損傷判定、
交換判定、ストランド別交換判定の基準値およびストラ
ンドピッチ初期値などは、いずれも一例を示したもので
あり、ワイヤロープの種別、ロープ径、ストランド本数
により大きく変化するものであって、特に限定されるも
のでない。さらに、ワイヤロープを磁化する磁化器2と
して永久磁石を用るものとして説明したが、電磁石を用
いても良い。そして、磁気センサ11として、平面形状
のものを配置したが、これも特に限定されるものではな
く、検出面がストランド1aの長手方向および円周方向
のピッチ幅よりも小さな、例えば平面形状の固体磁気セ
ンサではホール素子、またワイヤ状のものであれ電磁誘
導式のコイル型磁気センサ等を用いることができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、極めて顕著な作用効果を奏するワイヤロープ探傷
装置を提供することができる。
【0066】すなわち、請求項1の発明によれば、ワイ
ヤロープ交換の要否判定を自動的に行うことができるの
で、ワイヤロープの素線切れ、内部断線などの目視検査
による確認時間を大幅に削減することができ、損傷の検
出作業を極めて効率化することができる。
【0067】また、請求項2に記載の発明によれば、各
ストランドの内、損傷の多いストランドを見付けて、ワ
イヤロープの交換の要否判定を行うのでより効率的にワ
イヤロープの交換作業を行うことができる。
【0068】また、請求項3に記載の発明によれば、特
別の機器を追加設置することなく、ワイヤロープの進行
速度が検出できる。また、シーブなどのワイヤロープ駆
動部の回転速度と比較することにより、大きな差がある
ときはワイヤロープに経年伸びが生じているとの判断を
行うことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤロープ探傷装置の一実施の
形態の全体像を示した斜視図である。
【図2】図1に示したワイヤロープ探傷装置の漏洩磁束
検出器を、ワイヤロープに対して垂直な面で切断した断
面図である。
【図3】漏洩磁束検出器に備えられている磁気センサの
説明図である。
【図4】処理装置の一実施の形態の概略構成を示したブ
ロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における動作ステッ
プを示したフローチャートである。
【図6】磁気センサから得られる検出信号に基づく各種
信号を示したタイミングチャートである。
【図7】第1の実施の形態の動作を説明するために示し
た各種信号のタイミングチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態における動作ステッ
プを示したフローチャートである。
【図9】第2の実施の形態の動作を説明するために示し
た各種信号のタイミングチャートである。
【図10】本発明の第3の実施の形態における動作ステ
ップを示したフローチャートである。
【図11】従来のワイヤロープ探傷装置の全体像を示し
た斜視図である。
【符号の説明】
1 ワイヤロープ 1a ストランド 2 磁化器 3 漏洩磁束検出器 3b 磁気センサ(磁気検出手段) 4 処理装置 4a タイマ 5 表示器 22 ストランドピッチ信号 23、24 損傷信号 25a、25b 設定信号 26a、26b 交換判定信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のストランドのより合わせからな
    るワイヤロープを長手方向に磁化する磁化手段と、 前記ワイヤロープの円周方向に配置された複数個の磁気
    検出手段と、 この磁気検出手段によって検出された磁気力が予め定め
    られた基準値を超えたとき損傷信号を導出する損傷信号
    検出手段と、 前記磁気検出手段に接続され、相対的に移動する前記ワ
    イヤロープのストランドピッチ信号を得るストランドピ
    ッチ信号出力手段と、 前記ストランドピッチ信号が予め定められた数だけカウ
    ントされる間に、前記損傷信号検出手段から導出された
    損傷信号数が予め定めた基準数を越えたか否かを判定す
    る判定手段と、 この判定手段からの出力信号を表示する表示手段とを具
    備することを特徴とするワイヤロープ探傷装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気検出手段は、前記ワイヤロープ
    の1ストランドの円周方向の幅および長手方向のピッチ
    よりも短い形状に形成されたことを特徴とする請求項1
    に記載のワイヤロープ探傷装置。
  3. 【請求項3】 前記ストランドピッチ信号を、所定時間
    の間カウントすることにより前記ワイヤロープの移動速
    度を演算するロ一プ速度演算手段を具備することを特徴
    とする請求項1または2に記載のワイヤロープ探傷装
    置。
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