JP2002005448A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

Info

Publication number
JP2002005448A
JP2002005448A JP2000188916A JP2000188916A JP2002005448A JP 2002005448 A JP2002005448 A JP 2002005448A JP 2000188916 A JP2000188916 A JP 2000188916A JP 2000188916 A JP2000188916 A JP 2000188916A JP 2002005448 A JP2002005448 A JP 2002005448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food
high frequency
heating chamber
heating
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000188916A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Watanabe
賢治 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000188916A priority Critical patent/JP2002005448A/ja
Publication of JP2002005448A publication Critical patent/JP2002005448A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波加熱装置において、冷凍食品を解凍す
るときに、食品全体を均一に加熱すること。 【解決手段】 加熱室3に収納した食品1を、冷却手段
4により冷却しながら、同時に高周波により加熱するよ
うにした。したがって、加熱されやすい食品1の表面を
冷却し加熱の進行を遅らせながら、高周波が食品1の内
部まで浸透しやすい性質を用いて食品1の内部まで加熱
することができ、食品1の表面、内部とも均一に加熱す
ることができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食品を加熱する加熱
装置に関し、特に食品の温度を冷却しながら最適に加熱
する高周波加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の加熱装置は、例えば特開平4−
325073号公報に記載されているようなものがあっ
た。この公報では図7に示すようなものが一般的であっ
た。この装置は、図7に示されているように高周波の照
射と停止とを繰返して食品を加熱する方法において、照
射時間t1を3±0.75秒の範囲内とすることによ
り、食品表面と中心の温度差を小さくし均一な加熱を実
現しようとするものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
加熱装置では下記の課題があった。
【0004】すなわち、従来の加熱装置では高周波の照
射と停止とを繰返して食品を加熱する方法において照射
時間t1を3±0.75秒の範囲内とすることにより食
品表面と中心の温度差を小さくし均一な加熱を実現しよ
うとするものであったが、食品表面から加熱が進行する
ため食品の表面と中心の温度差は少なからず残るという
問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、加熱室に収納した食品を冷却する冷却手
段を備え、食品を冷却手段により冷却しながら、高周波
発生装置からの高周波により加熱するようにした。この
ような構成にすることにより、加熱されやすい食品の表
面を冷却し加熱の進行を遅らせながら、高周波が食品内
部まで浸透するという性質を用いて高周波により食品内
部を加熱し、食品表面、食品内部とも均一になるように
加熱することができるようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、食品を収
納する加熱室と前記加熱室に高周波を供給する高周波発
生装置とを備え加熱室に収納した食品を冷却する冷却手
段と、前記加熱室内の空気を循環させるファンとを備
え、食品を冷却手段により冷却しながら、高周波発生装
置からの高周波により加熱する構成にしたものである。
【0007】そして、この構成により食品表面は高周波
加熱により加熱されるが、一方で冷却手段により冷やさ
れ、温度上昇が抑えられる。しかも、内部は高周波加熱
が浸透するため加熱が進行し食品表面、内部とも均一に
加熱される。
【0008】請求項2記載の発明は、食品を収納する加
熱室と、前記加熱室に高周波を供給する高周波発生装置
と、加熱室に収納した食品を冷却手段と、食品の温度を
検出する温度検知手段とを備え、温度検知手段の検知し
た温度に基づいて、食品を冷却手段により冷却しなが
ら、高周波発生装置からの高周波により加熱し、食品の
温度を制御する構成としたものである。
【0009】そして、食品を冷却しながら高周波により
食品を加熱し、食品の温度を制御するため、所望の温度
に均一に仕上げることができる。
【0010】請求項3記載の発明は、冷却手段としてペ
ルチェ効果による冷却素子を用いる構成としたので、冷
却素子の冷却手段と直流電源を準備するだけで構成でき
簡便で、しかも低騒音で実現できる。
【0011】請求項4記載の発明は、加熱室の壁面に設
けた複数の開口部を設け、冷却手段とファンとを、前記
加熱室の外側に設ける構成としたものである。
【0012】そして、冷却手段とファンとを加熱室の外
側に設け、壁面に設けた複数の開口部から空気を循環さ
せることにより、冷却手段が高周波から遮蔽されるとと
もに、高周波により発熱することを防止でき、冷却効果
を高くすることが出来る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】(実施例1)図1は本発明の実施例1の高
周波加熱装置を説明するための模式図である。
【0015】図1において、食品1は加熱室3内の高周
波透過性の食品載置台2上に載置される。加熱室3には
マグネトロンからなる高周波発生装置4から高周波が加
熱室3の上面及び下面から給電され、食品1を加熱す
る。
【0016】このような構成で冷凍肉などの解凍を行う
場合、高周波は食品1の表面から食品1を加熱しながら
浸透し、徐々に減衰していく。従って、食品1の表面が
最も加熱されやすく、温度上昇も大きい。このため、形
状的にも高周波が集中しやすい食品の角部等が局部的に
解凍される。解凍されると高周波をより吸収しやすくな
る性質があり、さらに解凍された部分に高周波が吸収さ
れ暴走的に解凍が進むというランナウェイ現象がおこ
り、食品1のほとんどが、まだ氷の状態にもかかわら
ず、局部的に煮えることがある。
【0017】本実施例はこのような加熱のムラを防ぎ食
品全体が均一に加熱できるようにしたもので、以下にそ
の構成を示す。
【0018】図1に示すように加熱室3の側面には冷却
手段5が取り付けられており、また加熱室3の上部には
ファン6が設けられ強制対流により食品1を冷却する。
ファン6の軸部は加熱室3の壁面を貫通しており、この
貫通部からの高周波の漏洩を防止する構造が設けられて
いる。
【0019】図2は高周波加熱装置の高周波の照射(o
n)と停止(off)を繰り返して、冷凍食品を加熱し
たときの温度変化特性と高周波発生のタイミングを示
す。図2のように、加熱されやすい食品1の表面は加熱
室3内の冷気により冷却されるので局部的な温度上昇は
起こらない。一方加熱されにくい食品1の内部は高周波
が食品1の内部まで浸透してくるので加熱は進行させる
ことができる。したがって、制御手段である制御部14
は冷却手段5、ファン6およびマグネトロン4を制御し
て食品1全体を均一に加熱することが可能となる。
【0020】(実施例2)図3は本発明の実施例2の高
周波加熱装置を説明するための模式図である。図3に示
すように、加熱室3の上面ほぼ中央に、温度検知手段で
ある温度検知装置13が設けられており、赤外線を検知
する等の手段により食品1の表面温度を非接触で検出す
る。制御部14は温度検知装置13の検出温度に基づい
て、あらかじめ制御部14内に設定された設定温度を維
持するように、マグネトロン4を制御する。図4は本実
施例の高周波加熱装置の冷凍食品解凍時の温度変化特性
と高周波発生のタイミングを示している。図4に示すよ
うに表面温度を設定温度0℃に制御しながら内部温度を
上昇させることができ、食品1の温度を均一に加熱する
事ができる。
【0021】なお、設定温度は外部から自在に設定でき
るようにすることにより、希望する食品温度に加熱する
ことも可能である。
【0022】なお、温度検知手段は赤外線による温度検
知手段に限定するものでなく加熱室3内の空気の温度か
ら間接的に食品1の温度を推定するなどの手段を用いて
も良い。
【0023】(実施例3)本実施例では冷却手段5とし
てペルチェ効果を利用した冷却素子であるペルチェ冷却
素子7を使用している。
【0024】図5は冷却手段5の構造を示す断面図であ
る。ペルチェ冷却素子7は直流電圧を加えることにより
吸熱面8で熱を吸収し発熱面9から熱を放散する構成で
ある。吸熱面8には加熱室3内の熱を吸収する吸熱板1
0が取り付けられ加熱室3内を冷却する。発熱面9には
放熱器11が設けられている。放熱器11は冷却ファン
12により冷却され、加熱室3内から吸収した熱を効果
的に外部に放散する。
【0025】このように、ペルチェ冷却素子7を使用す
ることにより簡単な構成で冷却手段5を構成することが
できる。
【0026】(実施例4)図6は本発明の実施例4の高
周波加熱装置を説明するための模式図である。
【0027】加熱室3の側面に高周波を遮蔽できる複数
の開口部15が設けられており、その壁面の外側に加熱
室3内の空気を循環させるファン6が設けられている。
また、ファン6の近傍には冷却手段5が設けられてい
る。冷却手段5の吸熱面には吸熱フィン16が設けられ
ており、熱交換が効率よくできる。ファン6は加熱室3
内の空気をファン6の近傍の開口部15から吸入し前記
吸熱フィン16に吹き付け、ファン6の周辺の開口部1
5を通して加熱室3内に循環させ食品1を冷却する。
【0028】このような構成により、冷却手段5は高周
波にさらされることがないため、発熱せず効率よく冷却
できる。また、加熱室3内に冷却手段5やファン6など
の構造物がないため加熱室3を有効に使え、また掃除な
どの手入れもしやすい。
【0029】なお、ファン6は加熱室3内の空気をファ
ン6の周辺の開口部15から吸入し前記吸熱フィン16
を通過し冷却された空気をファン6の近傍の開口部15
から加熱室3内の食品1に吹き付ける構成としても良
い。
【0030】なお、本発明でいう食品1の表面および内
部を均一に加熱するというのは、食感からいって食品1
の表面と内部温度がほぼ同一で違和感がないという意味
であり、物理的に均一であるというのではないことは勿
論である。
【0031】なお、冷却手段5はコンプレッサーを用い
た冷却器でも実現できることは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明によ
れば、食品表面の局部的な温度上昇を防ぎ、食品全体を
均一に加熱することが可能になる。
【0033】また、請求項2に記載の発明によれば、食
品表面の局部的な温度上昇を防ぎ、食品全体を所望の温
度に均一に加熱することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における加熱装置を説明する
ための模式図
【図2】同高周波加熱装置の冷凍食品解凍時の温度変化
特性と高周波発生のタイミングチャート
【図3】本発明の実施例2における高周波加熱装置を説
明するための模式図
【図4】同高周波加熱装置の冷凍食品解凍時の温度変化
特性と高周波発生のタイミングチャート
【図5】本発明の実施例3における高周波加熱装置の冷
却手段の構造を示す断面図
【図6】本発明の実施例4における高周波加熱装置のブ
ロック図
【図7】従来の高周波加熱装置で冷凍食品解凍時の温度
変化特性と高周波発生のタイミングチャート
【符号の説明】
1 食品 3 加熱室 4 マグネトロン(高周波発生装置) 5 冷却手段 6 ファン 7 ペルチェ冷却素子(冷却素子) 13 温度検知装置(温度検知手段) 14 制御部(制御手段) 15 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 6/68 310 H05B 6/68 310B 320 320Q Fターム(参考) 3K086 AA01 AA02 BA08 BB02 CA04 CB04 CB16 CB18 CC01 CD09 CD12 CD26 FA06 FA08 3K090 AA01 AA04 AB02 BA01 BB01 BB11 DA17 EB02 EB10 EB16 EB20 EB23 EB25 EB26 EB29 3L086 AA03 BB02 BB12 CB08 CB10 CB15 CC04 DA05 DA08 DA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を収納する加熱室と、前記加熱室に
    高周波を供給する高周波発生装置と、前記加熱室に収納
    した前記食品を冷却する冷却手段と、前記加熱室内の空
    気を循環させるファンと、制御手段とを備え、食品を前
    記冷却手段により冷却しながら、高周波発生装置からの
    高周波により加熱するように制御する構成とした高周波
    加熱装置。
  2. 【請求項2】 食品を収納する加熱室と、前記加熱室に
    高周波を供給する高周波発生装置と、前記加熱室に収納
    した前記食品を冷却する冷却手段と、前記加熱室内の空
    気を循環させるファンと、前記食品の温度を検出する温
    度検知手段と、制御手段とを備え、前記制御手段は前記
    温度検知手段の検知した温度に基づいて、前記食品を冷
    却手段により冷却しながら、高周波発生装置からの高周
    波により加熱し、食品の温度を制御する構成とした高周
    波加熱装置。
  3. 【請求項3】 冷却手段にペルチェ効果による冷却素子
    を用いる構成とした請求項1または2に記載の高周波加
    熱装置。
  4. 【請求項4】 加熱室の壁面に設けた複数の開口部を備
    え、冷却手段とファンとを前記加熱室の外側に設ける構
    成とした請求項1ないし3のいずれか1項に記載の高周
    波加熱装置。
JP2000188916A 2000-06-23 2000-06-23 高周波加熱装置 Pending JP2002005448A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000188916A JP2002005448A (ja) 2000-06-23 2000-06-23 高周波加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000188916A JP2002005448A (ja) 2000-06-23 2000-06-23 高周波加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002005448A true JP2002005448A (ja) 2002-01-09

Family

ID=18688624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000188916A Pending JP2002005448A (ja) 2000-06-23 2000-06-23 高周波加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002005448A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008212037A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Mayekawa Mfg Co Ltd 連続式マイクロ波解凍装置及び方法
CN109691870A (zh) * 2017-10-23 2019-04-30 爱斯佩克株式会社 烹调装置
CN109990554A (zh) * 2017-12-29 2019-07-09 青岛海尔股份有限公司 解冻装置及具有该解冻装置的冰箱
JPWO2019093365A1 (ja) * 2017-11-08 2020-11-26 四国計測工業株式会社 マイクロ波熟成装置およびマイクロ波熟成方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008212037A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Mayekawa Mfg Co Ltd 連続式マイクロ波解凍装置及び方法
CN109691870A (zh) * 2017-10-23 2019-04-30 爱斯佩克株式会社 烹调装置
JP2019078438A (ja) * 2017-10-23 2019-05-23 エスペック株式会社 調理装置
JPWO2019093365A1 (ja) * 2017-11-08 2020-11-26 四国計測工業株式会社 マイクロ波熟成装置およびマイクロ波熟成方法
JP7202310B2 (ja) 2017-11-08 2023-01-11 四国計測工業株式会社 マイクロ波熟成装置およびマイクロ波熟成方法
CN109990554A (zh) * 2017-12-29 2019-07-09 青岛海尔股份有限公司 解冻装置及具有该解冻装置的冰箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2556716C1 (ru) Охлаждающее устройство, предотвращающее замораживание пищевых продуктов, расположенных в камере для свежих продуктов
JP2002005448A (ja) 高周波加熱装置
JPH06281148A (ja) 加熱調理器
KR100600375B1 (ko) 피해동물의 표면냉각식 해동장치
JP2002147919A (ja) 解凍機能付き業務用冷凍庫
JPH07119973A (ja) 高周波加熱装置
JP2005000053A (ja) 食品解凍装置
JP2009127900A (ja) グリルヒータ付きオーブンレンジ
JP2000000080A (ja) 解凍庫
JP2528951B2 (ja) 解凍装置付き冷凍冷蔵庫
JP2000213751A (ja) 加熱装置
JPS60259171A (ja) 高周波加熱装置付冷蔵庫
JP2010284411A (ja) 電気炊飯ジャー
JP3259473B2 (ja) 加熱調理器
KR100202616B1 (ko) 냉장고 야채실의 신선장치
JP2005058150A (ja) 食品解凍装置
JPS5922131B2 (ja) 調理装置
JPS62100989A (ja) 複合加熱調理器
KR0130653Y1 (ko) 열풍순환식 전기오븐
JPH05114476A (ja) 高周波加熱装置
KR100372613B1 (ko) 냉각수단을 구비한 솔레노이드밸브
KR200176945Y1 (ko) 초전도체를 이용한 냉온장장치
JPS63153326A (ja) 加熱装置
JP2003282233A (ja) 調理器
JPH0593569A (ja) 解凍室付き冷蔵庫