JP2002004559A - 内装用建材および建物内装構造 - Google Patents

内装用建材および建物内装構造

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JP2002004559A
JP2002004559A JP2000188754A JP2000188754A JP2002004559A JP 2002004559 A JP2002004559 A JP 2002004559A JP 2000188754 A JP2000188754 A JP 2000188754A JP 2000188754 A JP2000188754 A JP 2000188754A JP 2002004559 A JP2002004559 A JP 2002004559A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】建材の準備や施工に要求される熟練のレベルを
下げたり手間を省いたりできる。再利用を可能にする内
装用建材および建物内装構造を提供する。 【解決手段】2つの板材1a,1bと内装用建材2とを
有する。内装用建材2は固定部材4と被覆部材5とから
成る。各板材1a,1bは間隙3をあけて隣接して配置
される。固定部材4は取付け部4aと支持部4bとを有
する。取付け部4aは各板材1a,1bの端部の裏側に
沿って取り付けられる。支持部4bは取付け部4aに設
けられて各板材1a,1bの間で各板材1a,1bの表
側方向に突出する。被覆部材5は、被覆本体5aと突出
部5bとを有する。被覆本体5aは各板材1a,1bの
間隙3の少なくとも一部を表側から覆う。突出部5bは
被覆本体5aの裏側に設けられて支持部4bに着脱可能
に取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の出隅や入
隅、壁板の接合部などに設けられて、間隙を覆うための
内装用建材および建物内装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の出隅や入隅などは、隙間
ができないよう精密な寸法で施工されている。ところ
で、従来の内装用建材として、室内側に表れた柱の表面
を覆うよう柱に固定される化粧板がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、出隅や
入隅などを隙間ができないよう精密に施工するには、寸
法の測定や切断などの建材の準備や施工に熟練を要する
とともに手間がかかるという課題があった。従来の内装
用建材は、出隅や入隅の隙間を覆う目的で用いた場合、
壁板に釘または接着剤で固定されるため、内装用建材自
体が傷むとともに壁板をも傷めてしまう。このため、建
て替えや建て増しの際に、内装用建材や壁板の再利用が
できないという課題があった。
【0004】本発明は、このような従来の課題に着目し
てなされたもので、建材の準備や施工に要求される熟練
のレベルを下げたり手間を省いたりすることができ、ま
た、再利用を可能にする内装用建材および建物内装構造
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の本発明に係る内装用建材は、間隙をあけ
て隣接して配置される2つの板材の間に取り付けて用い
られる内装用建材であって、固定部材と被覆部材とから
成り、前記固定部材は、各板材の端部の裏側に沿って取
付け可能な取付け部と、前記取付け部を各板材の裏側に
取り付けたとき各板材の表側方向に突出するよう前記取
付け部に設けられた支持部とを有し、前記被覆部材は、
各板材の間隙の少なくとも一部を表側から覆うための被
覆本体と、前記被覆本体の裏側に設けられて前記支持部
と着脱可能な突出部とを有することを、特徴とする。
【0006】板材は、壁板、天井板、床板のいずれであ
ってもよい。支持部および突出部は、支持力を高めるた
め、接触箇所に凹凸を有してもよい。
【0007】請求項1の本発明に係る内装用建材を用い
て施工する場合、まず、固定部材を、間隙をあけた2つ
の板材の端部の裏側に沿って取り付ける。このとき、支
持部は、2つの板材の間で板材の表側方向に突出するよ
う配置する。被覆部材の突出部を各板材の表側から支持
部に取り付ける。被覆本体により、各板材の間隙の少な
くとも一部を表側から覆う。
【0008】出隅や入隅などを施工する場合、2つの板
材の間隙を被覆本体により覆って表側から隠すことがで
きるので、出隅や入隅などに用いる板材の寸法精度を上
げる必要がない。従って、板材の寸法の測定や切断など
の準備または施工に要求される熟練のレベルを下げたり
手間を省いたりすることができる。また、被覆部材は、
突出部により支持部と着脱可能なため、固定部材から取
り外して再利用が可能である。
【0009】請求項2の本発明に係る内装用建材は、請
求項1の内装用建材において、前記被覆本体は縁部が裏
側に湾曲していることを、特徴とする。
【0010】請求項2の本発明に係る内装用建材では、
被覆本体の縁部が裏側に湾曲しているので、縁部と板材
との間に影ができ、縁部が板材から離れていても目立た
なくすることができる。また、板材に壁紙等を張ると
き、板材と被覆本体の縁部との間に壁紙を差し込むこと
ができ、被覆本体の位置で壁紙の縁を目立たせずに見栄
えよく処理することができる。
【0011】請求項3の本発明に係る内装用建材は、請
求項1または2の内装用建材において、前記取付け部は
互いに直角をなす2つの板材にまたがるよう直角に折れ
曲がった形状を有し、前記支持部は直角をなす前記取付
け部の角の内側に設けられ、前記被覆本体は各板材の表
側に沿うよう直角に折れ曲がった形状を有し、前記突出
部は直角をなす前記被覆本体の角の外側に設けられてい
ることを、特徴とする。
【0012】請求項3の本発明に係る内装用建材では、
固定部材の取付け部を入隅の2つの板材の裏側に取り付
け、被覆部材の突出部を入隅で支持部に取り付けること
により、入隅の間隙を覆うことができる。
【0013】請求項4の本発明に係る内装用建材は、請
求項1または2の内装用建材において、前記取付け部は
互いに直角をなす2つの板材にまたがるよう直角に折れ
曲がった形状を有し、前記支持部は直角をなす前記取付
け部の角の外側に設けられ、前記被覆本体は各板材の表
側に沿って各板材にまたがる形状を有することを、特徴
とする。
【0014】請求項4の本発明に係る内装用建材では、
固定部材の取付け部を出隅の2つの板材の裏側に取り付
け、被覆部材の突出部を出隅で支持部に取り付けること
により、出隅の間隙を覆うことができる。
【0015】請求項5の本発明に係る内装用建材は、請
求項2の内装用建材において、前記取付け部は平坦な板
状をなし、前記支持部は前記取付け部に対し直角をな
し、前記被覆本体は縁部が可撓性を有し蛇腹状に折れ曲
がって裏側に湾曲していることを、特徴とする。
【0016】請求項5の本発明に係る内装用建材では、
固定部材の取付け部を2つの板材の裏側にまたがるよう
取り付け、各板材の表側から被覆部材の突出部を支持部
に取り付けることにより、2つの板材の間隙を覆うこと
ができる。被覆本体は縁部が可撓性を有し蛇腹状に折れ
曲がって裏側に湾曲しているため、蛇腹を伸ばしたり縮
めたりして、被覆本体の厚さを任意の厚さに設定するこ
とができる。
【0017】請求項6の本発明に係る内装用建材は、請
求項1または2の内装用建材において、前記取付け部は
互いに直角をなす2つの板材のそれぞれ裏側および表側
に沿って取付け可能に直角に折れ曲がった形状を有する
ことを、特徴とする。
【0018】請求項7の本発明に係る内装用建材は、請
求項1,2,3,4,5または6の内装用建材におい
て、前記支持部は、二股に分かれ内側に弾力的に挟んで
支持する構成を有することを、特徴とする。
【0019】請求項7の本発明に係る内装用建材は、突
出部を支持部に差し込んだり支持部から引き抜いたりす
るだけで容易に被覆部材の着脱を行うことができる。
【0020】請求項8の本発明に係る内装用建材は、請
求項1,2,3,4,5,6または7の内装用建材にお
いて、前記被覆本体を覆うカバーを有することを、特徴
とする。
【0021】請求項9の本発明に係る建物内装構造は、
2つの板材と内装用建材とを有し、前記内装用建材は固
定部材と被覆部材とから成り、各板材は間隙をあけて隣
接して配置され、前記固定部材は取付け部と支持部とを
有し、前記取付け部は各板材の端部の裏側に沿って取り
付けられ、前記支持部は前記取付け部に設けられて各板
材の間で各板材の表側方向に突出しており、前記被覆部
材は、被覆本体と突出部とを有し、前記被覆本体は各板
材の間隙の少なくとも一部を表側から覆っており、前記
突出部は前記被覆本体の裏側に設けられて前記支持部に
着脱可能に取り付けられていることを、特徴とする。内
装用建材には、前述の請求項1,2,3,4,5,6、
7または8の内装用建材を用いることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の各種
実施の形態について説明する。図1は、本発明の第1お
よび第2の実施の形態を示している。図1に示すよう
に、本発明の第1の実施の形態の建物内装構造は、2つ
の板材1a,1bと内装用建材2とを有する。内装用建
材2は、入隅に用いられて入隅の間隙3を覆うための建
材である。入隅は、壁を構成する2つの板材1a,1b
を互いに平角以外の角度、例えば直角に配置したとき各
板材1a,1bの内側に形成される。2つの板材1a,
1bは、隣接して配置され、それぞれの面を延長しても
交差しない間隙3を有している。
【0023】内装用建材2は、固定部材4と被覆部材5
とカバー6とから成る。固定部材4は、取付け部4a
と、支持部4bとを有する。取付け部4aは、互いに直
角をなす2つの板材1a,1bにまたがるよう直角に折
れ曲がった形状を有する。取付け部4aは、ねじ釘、接
着剤などで各板材1a,1bの端部の裏側に沿って取付
け可能である。支持部4bは、直角をなす取付け部4a
の角の内側に一体的に設けられている。支持部4bは、
二股に分かれ内側に弾力的に挟んで支持する構成を有し
ている。支持部4bは、支持力を高めるため、内側の接
触箇所に凹凸4cを有している。支持部4bの先端4d
は、差込みを容易にするため、外側にわずかに開いてい
る。固定部材4は、支持部4bを中心として対称の形状
を有している。支持部4bは、取付け部4aを各板材1
a,1bの裏側に取り付けたとき各板材1a,1bの表
側方向に突出するよう取付け部4aに設けられている。
【0024】被覆部材5は、被覆本体5aと、突出部5
bとを有する。被覆本体5aは、各板材1a,1bの表
側に沿うよう直角に折れ曲がった形状を有する。被覆本
体5aは、縁部5cが裏側に折り返すように湾曲してい
る。被覆本体5aは、板材1a,1bに当たって支持す
るための脚部5dを裏側の中間部に有する。被覆本体5
aは、各板材1a,1bの間隙3を表側から覆うための
部材である。突出部5bは、被覆本体5aの裏側にあ
り、直角をなす被覆本体5aの角の外側に一体的に設け
られている。被覆部材5は、突出部5bを中心として対
称の形状を有している。突出部5bは、板状または棒状
であって、支持部4bに差し込んだり支持部4bから引
き抜いたりすることにより支持部4bと着脱可能となっ
ている。突出部5bは、支持力を高めるため、外側に凹
凸5eを有している。カバー6は、プラスチック製であ
って、被覆本体5aに覆うように固定される。
【0025】内装用建材2を用いて建物内装構造を施工
する場合、まず、固定部材4の取付け部4aを入隅を構
成する2つの板材1a,1bの端部の裏側に沿って取り
付ける。このとき、支持部4bは、取付け部4aから2
つの板材1a,1bの間で板材1a,1bの表側方向に
突出するよう配置する。被覆部材5の突出部5bを、各
板材1a,1bの表側から入隅の支持部4bに差し込ん
で取り付ける。被覆本体5aおよびカバー6により、各
板材1a,1bの間隙3を表側から覆う。この建物内装
構造により、入隅の間隙3を覆うことができる。
【0026】このように、入隅の2つの板材1a,1b
の間隙3を被覆本体5aにより覆って表側から隠すこと
ができるので、入隅に用いる板材1a,1bの寸法精度
を上げる必要がない。従って、板材1a,1bの寸法の
測定や切断などの準備または施工に要求される熟練のレ
ベルを下げたり手間を省いたりすることができる。ま
た、被覆部材5は、突出部5bにより支持部4bと着脱
可能なため、固定部材4から取り外して再利用が可能で
ある。
【0027】図1に示すように、本発明の第2の実施の
形態の建物内装構造は、2つの板材1b,1cと内装用
建材12とを有する。内装用建材12は、出隅に用いら
れて出隅の間隙13を覆うための建材である。出隅は、
壁を構成する2つの板材1b,1cを互いに平角以外の
角度、例えば直角に配置したとき各板材1b,1cの外
側に形成される。2つの板材1b,1cは、それぞれの
面を延長しても交差しない間隙13を有している。
【0028】内装用建材12は、固定部材14と被覆部
材15とカバー16とから成る。固定部材14は、取付
け部14aと、支持部14bとを有する。取付け部14
aは、互いに直角をなす2つの板材1b,1cにまたが
るよう直角に折れ曲がった形状を有する。取付け部14
aは、ねじ釘、接着材などで各板材1b,1cの端部の
裏側に沿って取付け可能である。支持部14bは、直角
をなす取付け部14aの角の外側に一体的に設けられて
いる。支持部14bは、二股に分かれ内側に弾力的に挟
んで支持する構成を有している。支持部14bは、支持
力を高めるため、内側の接触箇所に凹凸14cを有して
いる。支持部14bの先端14dは、差込みを容易にす
るため、外側にわずかに開いている。固定部材14は、
支持部14bを中心として対称の形状を有している。支
持部14bは、取付け部14aを各板材1b,1cの裏
側に取り付けたとき各板材1b,1cの表側方向に突出
するよう取付け部14aに設けられている。
【0029】被覆部材15は、被覆本体15aと、突出
部15bとを有する。被覆本体15aは、各板材1b,
1cの表側に沿って各板材1b,1cにまたがるよう折
れ曲がった形状を有する。被覆本体15aは、縁部15
cが裏側に折り返すように湾曲している。被覆本体15
aは、板材1b,1cに当たって支持するための脚部1
5dを裏側の中間部に有する。被覆本体15aは、各板
材1b,1cの間隙13を表側から覆うための部材であ
る。突出部15bは、被覆本体15aの裏側中央に一体
的に設けられている。突出部15bは、板状または棒状
であって、支持部14bに差し込んだり支持部14bか
ら引き抜いたりすることにより支持部14bと着脱可能
となっている。突出部15bは、支持力を高めるため、
外側に凹凸15eを有している。カバー16は、プラス
チック製であって、被覆本体15aに覆うように固定さ
れる。
【0030】内装用建材12を用いて建物内装構造を施
工する場合、まず、固定部材14の取付け部14aを出
隅を構成する2つの板材1b,1cの端部の裏側に沿っ
て取り付ける。このとき、支持部14bは、2つの板材
1b,1cの間で板材1b,1cの表側方向に突出する
よう配置する。被覆部材15の突出部15bを、各板材
1b,1cの表側から出隅の支持部14bに差し込んで
取り付ける。被覆本体15aおよびカバー16により、
各板材1b,1cの間隙13を表側から覆う。これによ
り、出隅の間隙13を覆うことができる。
【0031】このように、出隅の2つの板材1b,1c
の間隙13を被覆本体15aにより覆って表側から隠す
ことができるので、出隅に用いる板材1b,1cの寸法
精度を上げる必要がない。従って、板材1b,1cの寸
法の測定や切断などの準備または施工に要求される熟練
のレベルを下げたり手間を省いたりすることができる。
また、被覆部材15は、突出部15bにより支持部14
bと着脱可能なため、固定部材14から取り外して再利
用が可能である。
【0032】図2は、本発明の第3の実施の形態を示し
ている。図2に示すように、内装用建材22は、間隙2
3をあけて隣接して配置される2つの壁板21a,21
bの間隙23を覆うための建材である。内装用建材22
は、固定部材24と被覆部材25とから成る。
【0033】固定部材24は、取付け部24aと、支持
部24bとを有する。取付け部24aは、平坦な板状を
なしている。取付け部24aは、各壁板21a,21b
の端部の裏側に沿ってねじ釘、接着剤などで間柱や胴縁
などに取付け可能である。支持部24bは、取付け部2
4aに対し直角をなすよう取付け部24aの中央に一体
的に設けられている。支持部24bは、二股に分かれ内
側に弾力的に挟んで支持する構成を有している。支持部
24bは、支持力を高めるため、内側の接触箇所に凹凸
24cを有している。支持部24bの先端24dは、差
込みを容易にするため、外側にわずかに開いている。固
定部材24は、支持部24bを中心として対称の形状を
有している。支持部24bは、取付け部24aを各壁板
21a,21bの裏側に取り付けたとき各壁板21a,
21bの表側方向に突出するよう取付け部24aに設け
られている。
【0034】被覆部材25は、被覆本体25aと、突出
部25bとを有する。被覆本体25aは、板状であっ
て、縁部25cが可撓性を有し蛇腹状に折れ曲がって裏
側に湾曲している。被覆本体25aは、壁板21a,2
1bに当たって支持するための脚部25dを裏側の中間
部に有する。被覆本体25aは、各壁板21a,21b
の間隙23を表側から覆うための部材である。突出部2
5bは、被覆本体25aの裏側にあり、被覆本体25a
に対し直角をなすよう被覆本体25aの中央に一体的に
設けられている。被覆部材25は、突出部25bを中心
として対称の形状を有している。突出部25bは、板状
または棒状であって、支持部24bに差し込んだり支持
部24bから引き抜いたりすることにより支持部24b
と着脱可能となっている。突出部25bは、支持力を高
めるため、外側に凹凸25eを有している。
【0035】内装用建材22を用いて建物内装構造を施
工する場合、まず、固定部材24の取付け部24aを間
柱または胴縁に固定する。その上から壁板21a,21
bを間柱または胴縁に固定する。こうして、固定部材2
4の取付け部24aを、隣接する2つの壁板21a,2
1bの端部の裏側に沿ってまたがるよう取り付ける。こ
のとき、支持部24bは、2つの壁板21a,21bの
間で壁板21a,21bの表側方向に突出するよう配置
する。被覆部材25の突出部25bを、各壁板21a,
21bの表側から支持部24bに差し込んで取り付け
る。被覆本体25aにより、各壁板21a,21bの間
隙23を表側から覆う。この建物内装構造により、壁板
21a,21bなどの間隙23を覆うことができる。被
覆本体25aは縁部25cが可撓性を有し蛇腹状に折れ
曲がって裏側に湾曲しているため、蛇腹を伸ばしたり縮
めたりして、被覆本体25aの厚さを任意の厚さに設定
することができる。
【0036】図3は、本発明の第4の実施の形態を示し
ている。図3に示すように、建物内装構造は、床板31
a,壁板31bと内装用建材32とを有する。内装用建
材32は、床板31aと壁板31bとを構成する2つの
板材の入隅に用いられて入隅の間隙33を覆うための建
材である。床板31a,壁板31bは隣接して配置さ
れ、床板31aの端部の上方に間隙33をあけて壁板3
1bが垂直に配置されている。
【0037】内装用建材32は、固定部材34と被覆部
材35とカバー36とから成る。固定部材34は、取付
け部34aと、支持部34bとを有する。取付け部34
aは、互いに直角をなす床板31a,壁板31bのそれ
ぞれ裏側および表側に沿って取付け可能に直角に折れ曲
がった形状を有する。取付け部34aの床板31aに沿
って取り付けられる面の先端側34cは、断面が円形状
になって厚くなっている。取付け部34aは、ねじ釘、
接着剤などで各床板31a,壁板31bの端部の裏側お
よび表側に沿って取付け可能である。支持部34bは、
取付け部34aの壁板31bに沿って取り付けられる面
34dの内側に一体的に設けられている。支持部34b
は、二股に分かれ、取付け部34aに対し直角をなして
いる。支持部34bは、取付け部34aを壁板31bの
裏側および床板31aの表側に取り付けたとき各床板3
1a,壁板31bの表側方向に突出するよう取付け部3
4aに設けられている。
【0038】被覆部材35は、被覆本体35aと、突出
部35bとを有する。被覆本体35aは、上端が壁板3
1bに対し垂直に当たり、下端が床板31aに対し垂直
に当たるよう折れ曲がった形状を有する。被覆本体35
aは、各床板31a,壁板31bの間隙33を表側から
覆うための部材である。突出部35bは、被覆本体35
aの裏側に一体的に設けられている。突出部35bは、
板状または棒状であって、支持部34bに差し込んだり
支持部34bから引き抜いたりすることにより支持部3
4bと着脱可能となっている。カバー36は、プラスチ
ック製であって、被覆本体35aに覆うように固定され
る。
【0039】内装用建材32を用いて建物内装構造を施
工する場合、まず、固定部材34の取付け部34aを、
入隅を構成する壁板31bの裏側および床板31aの表
側に沿って取り付ける。このとき、支持部34bは、壁
板31bの下端に当たりながら床板31a,壁板31b
の間で床板31a,壁板31bの表側方向に突出するよ
う配置する。被覆部材35の突出部35bを、各床板3
1a,壁板31bの表側から入隅の支持部34bに差し
込んで取り付ける。被覆本体35aおよびカバー36に
より、各床板31a,壁板31bの間隙33を表側から
覆う。この建物内装構造により、入隅の間隙33を覆う
ことができる。
【0040】なお、建物内装構造は、図4に示すような
構造を有していてもよい。すなわち、 図4に示すよう
に、建物内装構造は、2つの板材41a,41bと内装
用建材42とを有する。内装用建材42は、固定部材4
4と被覆部材45とから成る。固定部材4は、取付け部
44aと、支持部44bとを有する。被覆部材45は、
被覆本体45aと、突出部45bとを有する。また、内
装用建材の被覆部材は、図5に示すような構造を有して
いてもよい。すなわち、被覆部材51は、被覆本体51
aと、突出部51bとを有する。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る内装用建材および建物内装
構造によれば、建材の準備や施工に要求される熟練のレ
ベルを下げたり手間を省いたりすることができ、また、
再利用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の建物内装構造およ
び本発明の第2の実施の形態の建物内装構造を示す断面
図である。
【図2】本発明の第3の実施の形態の建物内装構造を示
す断面図である。
【図3】本発明の第4の実施の形態の建物内装構造を示
す断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態の建物内装構造を示す
断面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態の内装用建材の被覆部
材を示す(A)平面図、(B)正面図、(C)正面側斜
視図、(D)底面図である。
【符号の説明】
1a,1b 板材 2 内装用建材 3 間隙 4 固定部材 4a 取付け部 4b 支持部 5 被覆部材 5a 被覆本体 5b 突出部 6 カバー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】間隙をあけて隣接して配置される2つの板
    材の間に取り付けて用いられる内装用建材であって、 固定部材と被覆部材とから成り、 前記固定部材は、各板材の端部の裏側に沿って取付け可
    能な取付け部と、前記取付け部を各板材の裏側に取り付
    けたとき各板材の表側方向に突出するよう前記取付け部
    に設けられた支持部とを有し、 前記被覆部材は、各板材の間隙の少なくとも一部を表側
    から覆うための被覆本体と、前記被覆本体の裏側に設け
    られて前記支持部と着脱可能な突出部とを有すること
    を、特徴とする内装用建材。
  2. 【請求項2】前記被覆本体は縁部が裏側に湾曲している
    ことを、特徴とする請求項1記載の内装用建材。
  3. 【請求項3】前記取付け部は互いに直角をなす2つの板
    材にまたがるよう直角に折れ曲がった形状を有し、前記
    支持部は直角をなす前記取付け部の角の内側に設けら
    れ、前記被覆本体は各板材の表側に沿うよう直角に折れ
    曲がった形状を有し、前記突出部は直角をなす前記被覆
    本体の角の外側に設けられていることを、特徴とする請
    求項1または2記載の内装用建材。
  4. 【請求項4】前記取付け部は互いに直角をなす2つの板
    材にまたがるよう直角に折れ曲がった形状を有し、前記
    支持部は直角をなす前記取付け部の角の外側に設けら
    れ、前記被覆本体は各板材の表側に沿って各板材にまた
    がる形状を有することを、特徴とする請求項1または2
    記載の内装用建材。
  5. 【請求項5】前記取付け部は平坦な板状をなし、前記支
    持部は前記取付け部に対し直角をなし、前記被覆本体は
    縁部が可撓性を有し蛇腹状に折れ曲がって裏側に湾曲し
    ていることを、特徴とする請求項2記載の内装用建材。
  6. 【請求項6】前記取付け部は互いに直角をなす2つの板
    材のそれぞれ裏側および表側に沿って取付け可能に直角
    に折れ曲がった形状を有することを、特徴とする請求項
    1または2記載の内装用建材。
  7. 【請求項7】前記支持部は、二股に分かれ内側に弾力的
    に挟んで支持する構成を有することを、特徴とする請求
    項1,2,3,4,5または6記載の内装用建材。
  8. 【請求項8】前記被覆本体を覆うカバーを有すること
    を、特徴とする請求項1,2,3,4,5,6または7
    記載の内装用建材。
  9. 【請求項9】2つの板材と内装用建材とを有し、前記内
    装用建材は固定部材と被覆部材とから成り、 各板材は間隙をあけて隣接して配置され、 前記固定部材は取付け部と支持部とを有し、前記取付け
    部は各板材の端部の裏側に沿って取り付けられ、前記支
    持部は前記取付け部に設けられて各板材の間で各板材の
    表側方向に突出しており、 前記被覆部材は、被覆本体と突出部とを有し、前記被覆
    本体は各板材の間隙の少なくとも一部を表側から覆って
    おり、前記突出部は前記被覆本体の裏側に設けられて前
    記支持部に着脱可能に取り付けられていることを、特徴
    とする建物内装構造。
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