JP2002002950A - タイヤ搬送装置及びタイヤの搬送方法 - Google Patents

タイヤ搬送装置及びタイヤの搬送方法

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JP2002002950A
JP2002002950A JP2000184119A JP2000184119A JP2002002950A JP 2002002950 A JP2002002950 A JP 2002002950A JP 2000184119 A JP2000184119 A JP 2000184119A JP 2000184119 A JP2000184119 A JP 2000184119A JP 2002002950 A JP2002002950 A JP 2002002950A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外径の異なる様々なタイヤをタイヤ試験機に
確実に搬送することができるようにすること。 【解決手段】 タイヤ10を寝かせた状態で搬送する搬
送部13と、搬送部13の途中に設けられタイヤ10の
ビード部10aの内縁に嵌合してタイヤ10を保持する
ための保持部12と、保持部12を通すための保持部用
通路14と、保持部用通路14の幅方向の寸法を変更す
る方向に移動自在であり、タイヤ10を搬送できるよう
にタイヤ10の外径に応じて移動量を変更可能な補助搬
送部15と、を具備し、保持部12は、拡縮自在であ
り、ビード部10aの内径に対応して定めてあって、ビ
ード部10aの内縁と所定の間隔を隔てた所定の待機位
置で待機可能な構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外径の異なる様
々なタイヤをタイヤ試験機に搬送するためのタイヤ搬送
装置及びタイヤの搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタイヤ搬送装置を図9の平面図を
参照して説明する。このタイヤ搬送装置は、同図に示す
ように、タイヤ1を寝かせた状態で搬送するローラーコ
ンベア2を備えている。このローラーコンベア2の搬送
路の途中には、タイヤ1を保持するためのアダプタ(保
持部)3が侵入可能なアダプタ用通路(保持部用通路)
4を設けてある。このアダプタ用通路4を形成するため
に、機枠5の両側の各側壁に長さの短い補助ローラ6
(6a、6b、6c、6d)を4本ずつ回動自在に固定
して設けてある。
【0003】このタイヤ搬送装置によると、まず、アダ
プタ3の各アダプタ部材3aをタイヤ1のビード部1a
の内径よりも内側の退避位置(図9の二点鎖線で示す位
置)に移動させておき、この状態でローラーコンベア2
をその搬送面がアダプタ3の上端部よりも上方となる上
方位置に停止させておく。そして、タイヤ1を図9の矢
印7で示す方向に搬送する。そして、タイヤ1が同図の
実線で示す位置に搬送されてきた時にローラーコンベア
2の駆動を停止させると共に、センタリング装置(図示
せず)によりタイヤ1をアダプタ3の中心位置に一致さ
せて停止させる。次に、タイヤ受部8を下降位置から上
昇位置に上昇させて、このタイヤ受部8によりタイヤ1
をローラーコンベア2の搬送面よりも少し上側の位置で
保持する。次に、タイヤ受部8がタイヤ1を保持する状
態で、ローラーコンベア2を上昇位置から所定の下降位
置に下降させる。そして、二点鎖線で示す退避位置にあ
るアダプタ3の4つのアダプタ部材3aを外側に移動さ
せて、実線で示すように、タイヤ1のビード部1aの内
縁に当接させることによりタイヤ1を保持する。次に、
タイヤ受部8を上昇位置から下降位置に下降させる。こ
のようにして、アダプタ3によりタイヤ1を保持した状
態となる。次に、アダプタ3により保持されているタイ
ヤ1の静的不均衡をタイヤ試験機(図示せず)により測
定する。このタイヤ試験機は、タイヤ1の重心位置と点
対称となっている位置(軽点位置)を測定することがで
るものである。タイヤ1の静的不均衡の測定が終了する
と、タイヤ受部8を下降位置から上昇位置に上昇させて
アダプタ3を保持位置から待機位置に戻し、これにより
タイヤ1をタイヤ受部8により保持する。そして、ロー
ラーコンベア2及びタイヤ受部8を下降位置から所定の
上昇位置に上昇させて、タイヤ受部8を下降位置に下降
させることによりタイヤ1をローラーコンベア2上に移
し換える。しかる後に、ローラーコンベア2を駆動する
ことにより、タイヤ1をタイヤ試験機の後段に搬送する
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、偏平率
の大きいタイヤ、即ち、タイヤのビード部の内径が同一
であっても外径が従来よりも小さいタイヤが製造される
ようになってきており、このような偏平率の大きいタイ
ヤを従来のタイヤ搬送装置により搬送すると、図10に
示すように、タイヤ9を補助ローラ6により確実に保持
することができず、タイヤ9の一部がアダプタ用通路4
内に落ち込むことがある。このような場合は、アダプタ
3によりタイヤ9を水平な状態で保持することができ
ず、タイヤ試験機によりタイヤ9の静的不均衡を正確に
測定することができないという問題がある。
【0005】本発明は、外径の異なる様々なタイヤをタ
イヤ試験機に確実に搬送することができるタイヤ搬送装
置及びタイヤの搬送方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るタイヤ
搬送装置は、タイヤを寝かせた状態で搬送する搬送部
と、この搬送部の途中に設けられタイヤを保持するため
の保持部を通すための保持部用通路と、この保持部用通
路の幅方向の寸法を変更する方向に移動自在であり、タ
イヤを搬送できるようにタイヤの外径に応じて移動量を
変更可能な補助搬送部と、を具備することを特徴とする
ものである。
【0007】第2の発明に係るタイヤ搬送装置は、タイ
ヤを寝かせた状態で搬送する搬送部と、この搬送部の途
中に設けられタイヤのビード部の内縁に嵌合してタイヤ
を保持するための保持部と、この保持部を通すための保
持部用通路と、この保持部用通路の幅方向の寸法を変更
する方向に移動自在であり、タイヤを搬送できるように
タイヤの外径に応じて移動量を変更可能な補助搬送部
と、を具備し、上記保持部は、拡縮自在であり、上記ビ
ード部の内径に対応して定めてあって、上記ビード部の
内縁と所定の間隔を隔てた所定の待機位置で待機可能な
ことを特徴とするものである。
【0008】第3の発明に係るタイヤ搬送装置は、第1
の発明において、タイヤの外径を表す情報を入力するた
めの入力部と、この入力部により入力された上記情報に
基づいて上記補助搬送部を所定の移動量だけ移動させる
制御部と、を具備することを特徴とするものである。
【0009】第4の発明に係るタイヤ搬送装置は、第2
の発明において、タイヤの外径及びビード部の内径を表
す情報を入力するための入力部と、この入力部により入
力された上記情報に基づいて上記補助搬送部を所定の移
動量だけ移動させると共に、上記保持部を所定の待機位
置で待機させる制御部と、を具備することを特徴とする
ものである。
【0010】第5の発明に係るタイヤの搬送方法は、タ
イヤを搬送できるようにタイヤの外径に応じた分だけ補
助搬送部を移動させる段階と、搬送部によりタイヤを寝
かせた状態で上記補助搬送部上に搬送する段階と、ビー
ド部の内径に対応して定めてあって、上記ビード部の内
縁と所定の間隔を隔てた所定の待機位置に保持部が移動
して待機すると共に、上記補助搬送部上に搬送されたタ
イヤをタイヤ受部により支持する段階と、補助搬送部を
退避位置に移動させる段階と、上記保持部をタイヤのビ
ード部の内縁に嵌合してタイヤを保持する段階と、を具
備することを特徴とするものである。
【0011】第1、及び第2の発明によると、保持部用
通路の幅方向の寸法を変更する方向に補助搬送部を移動
させることができ、この補助搬送部の移動量をタイヤの
外径の様々な寸法に応じて変更することができる。これ
により、外径が異なる様々なタイヤがこの搬送部により
搬送されて保持部用通路に移送されてきたときに、タイ
ヤの少なくとも一部が保持部用通路に落ち込むことがな
いように、補助搬送部によりタイヤを保持することがで
き、搬送することができる。
【0012】第2の発明によると、ビード部の内径が相
違する様々なタイヤを搬送するときに、内径の相違する
それぞれのビード部に対して、ビード部の内縁と所定の
間隔を隔てた所定の待機位置で保持部を待機させること
ができ、保持部をその待機位置から広がる方向に移動さ
せることによりビード部の内縁に嵌合させてこのタイヤ
を保持することができる。
【0013】第3の発明によると、タイヤの外径を表す
情報を入力すると、制御部がこの入力された情報に基づ
いて、補助搬送部を所定の移動量だけ移動させることが
できる。第4の発明によると、タイヤの外径及びビード
部の内径を表す情報を入力すると、制御部がこの入力さ
れた情報に基づいて、補助搬送部を所定の移動量だけ移
動させることができると共に、保持部を所定の待機位置
で待機させることができる。
【0014】第5の発明によると、タイヤを搬送できる
ようにタイヤの外径に応じた分だけ補助搬送部を移動さ
せて、搬送部によりタイヤを寝かせた状態で補助搬送部
上に搬送する。そして、ビード部の内径に対応する所定
の待機位置に保持部が移動して待機すると共に、補助搬
送部上に搬送されたタイヤをタイヤ受部により支持す
る。しかる後に、補助搬送部を退避位置に移動させて、
保持部をタイヤのビード部の内縁に嵌合させることによ
りタイヤを保持することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係るタイヤの搬送方法を
使用するタイヤ搬送装置の一実施形態を各図を参照して
説明する。このタイヤ搬送装置52は、図1の平面図に
示すものであり、例えばこのタイヤ搬送装置52の前段
に設けられているタイヤ10の寸法を測定するための測
定部11(図6参照)により測定されたタイヤ10をタ
イヤ試験機に設けられている保持部(アダプタ)12の
位置に搬送し、この保持部12によりタイヤ10を保持
させるためのものである。そして、この保持部12によ
り保持されたタイヤ10は、タイヤ試験機により静的不
均衡が測定される。タイヤの静的不均衡を測定すると
は、タイヤの重心位置と点対称となっている位置(軽点
位置)とその不均衡の大きさを測定することである。こ
の軽点位置が測定されると、マーキング装置(図示せ
ず)によりタイヤの所定箇所にこの軽点位置を示すマー
クが付される。このタイヤ搬送装置52は、図1に示す
ように、搬送部13、保持部用通路14、補助搬送部1
5、及び保持部12を備えている。
【0016】搬送部13は、ローラーコンベアであり、
それぞれのローラ13(13a、13b、13c、13
d、)が1台のコンベア駆動部16により回転駆動され
ており、タイヤ10を寝かせた状態で矢印7の方向に搬
送することができるものである。図1に示すように、搬
入側に配置されているローラ13aは、このローラーコ
ンベアの機枠17の幅と略同じ長さに形成してある。ロ
ーラ13aの右側に設けられている2本のローラ13b
は、互いに所定の間隔を隔ててそれぞれが機枠17の各
側壁に回動自在に設けてある。そして、各ローラ13
b、13bの右側には2台の補助搬送部15を機枠17
に設けてあり、この補助搬送部15の右側にローラ13
b、13bと同等のローラ13c、13cを機枠17に
回動自在に設けてある。このローラ13c、13cの右
側にローラ13aと同等のローラ13dを機枠17に回
動自在に設けてある。また、この搬送部13は、図4に
示すように、実線で示す上昇位置と二点鎖線で示す下降
位置との間を昇降装置(図示せず)により昇降移動する
ように構成してある。この昇降装置は、コンベア昇降駆
動部(例えばエアーシリンダ)18により駆動されるよ
うになっている。
【0017】保持部用通路14は、搬送部13の搬送路
の途中に設けてあり、ローラ13b、13b、補助搬送
部15、15、及びローラ13c、13cにより形成さ
れている。この保持部用通路14は、搬送部13が昇降
移動したときに、タイヤ10を保持するための保持部1
2が搬送部13の各ローラと接触しないようにするため
のものである。補助搬送部15と15は、いずれも同等
のものであり、図1の下側に示すものを説明し、他方の
説明を省略する。補助搬送部15は、図1に示すよう
に、補助ローラ19を備えている。補助ローラ19は、
回動自在に軸受部材20により支持されており、この軸
受部材20に補助ローラ駆動部21を設けてある。補助
ローラ駆動部21は、モータである。補助ローラ駆動部
21の回転軸は、スプロケット22、チェーン23、及
びスプロケット24を介して補助ローラ19と連結して
いる。従って、補助ローラ駆動部21を所定の方向に駆
動させることにより、補助ローラ19を所定の方向に回
転させることができる。
【0018】また、軸受部材20は、図3に示すよう
に、案内部25を介して支持部材26に設けてあり、こ
の支持部材26は、機枠17と結合している。案内部2
5は、補助ローラ19をその中心軸と平行する方向 、
即ち、搬送部13の幅方向に移動自在に支持するもので
ある。案内部25は、軸受部材20と結合する可動側部
(雌ねじ部)25aと、支持部材26に回動自在に設け
られ、可動側部25aと螺合している固定側部(雄ねじ
部)25bと、から成っている。そして、補助ローラ1
9を搬送部13の幅方向に進退駆動させるものが補助ロ
ーラ進退駆動部(例えばステップモータ)27であり、
この補助ローラ進退駆動部27は支持部材26に設けて
ある。補助ローラ進退駆動部27の回転軸は、スプロケ
ット56、チェーン57、及びスプロケット58を介し
て固定側部25bと連結している。従って、補助ローラ
進退駆動部27の回転軸を所定の回転角度だけ正転又は
逆転させることにより、補助ローラ19を前進方向又は
後退方向に所定の距離だけ移動させることができる。
【0019】なお、補助ローラ進退駆動部27は、タイ
ヤ10の外径とビード部10aの内径(以下、単に「内
径」とも言う。)を表すデータが演算制御部28に入力
すると、その外径データに対して予め設定(記憶)され
ている保持位置、例えば図1のBに示す位置に補助ロー
ラ19を移動させて停止させることができるようになっ
ている。つまり、図1の二点鎖線で示す外径のタイヤ1
0を搬送する場合は、補助ローラ19をB位置に移動さ
せて停止させるように設定してある。補助ローラ19を
B位置で停止させることにより、タイヤ10を補助ロー
ラ19と各ローラ13a〜13dにより略水平に保持す
ることができると共に、保持部12を構成する4つの各
保持部材12aが待機位置Dに移動した時でも、これら
各保持部材12aと補助ローラ19との接触を防止する
ことができる。このように、タイヤ10の外径とビード
部10aの内径を表す各データごとに補助ローラ19の
保持位置B、及び保持部材12aの保持位置C及び待機
位置Dをそれぞれ対応させて記憶部29に記憶させてあ
る。そして、図3に実線で示す状態が補助ローラ19の
退避位置Aであり、二点鎖線で示す状態が補助ローラ1
9の保持位置Bである。図1において、保持部材12a
を実線で示す状態が退避位置Eであり、Cは保持部材1
2aによりタイヤ10を保持する保持位置である。図2
において、二点鎖線で示す補助ローラ19は最も前進し
た位置にあり、実線で示す保持部材12aは最も前進し
て開いた位置にある。
【0020】保持部12は、図1の平面図、及び図4の
正面図に示すように、4つの保持部材12aを備えてい
る。これら4つの各保持部材12aは、上方から見て湾
曲した板状体であり、湾曲する外側面が所定の円周を通
り、鉛直方向に起立した状態で保持部駆動部30により
支持されている。保持部駆動部30は、保持板31に設
けてある。保持部駆動部30の回転軸を正転又は逆転さ
せることにより4つの各保持部材12aを前進方向又は
後退方向に移動させて所定の位置で停止させることがで
きる。各保持部材12aを前進方向に移動させることに
より各保持部材12aの外側面が通る円の直径を大きく
することができ、各保持部材12aを後退方向に移動さ
せると、各外側面が通る円の直径を小さくすることがで
きる。なお、図2に一点鎖線で示す32はセンタリング
装置である。このセンタリング装置32は、搬送部13
により搬送されてきたタイヤ10をその中心を保持部1
2の中心位置に一致させて停止させるためのものであ
り、4本のセンタリングアーム33を備えている。各ア
ーム33は、各揺動軸34を中心にして矢印35の方向
に揺動自在に機枠17に設けてあり、タイヤ10が所定
の位置に搬送されてきた時に、4本の各アーム33を揺
動させて、各先端部をタイヤの外周面に押し当てること
によりタイヤ10をその中心を保持部12の中心位置に
一致させて停止させることができる。図1及び図4に示
す36は、タイヤ受部である。この4つのタイヤ受部3
6は、搬送部13により搬送されてきて、センタリング
装置32により所定位置に位置決めされたタイヤ10を
搬送部13上から持ち上げて保持することができ、この
タイヤ受部36上のタイヤ10を搬送部13上に置き換
えることができるものである。各タイヤ受部36は、所
定の同じタイミングでタイヤ受部駆動部37により駆動
されて、各上面が搬送部13の搬送面よりも上側となる
上昇位置と、上面が搬送面よりも下方となる下降位置に
移動することができる。
【0021】次に、タイヤ試験機38を図4及び図5を
参照して説明する。このタイヤ試験機38は、従来公知
のものであり、タイヤ10が保持部12に保持されてい
る状態でこのタイヤ10の静的不均衡を測定することが
できるものである。このタイヤ試験機38は、図4及び
図5に示すように、保持部12が設けられている保持板
31を連結部39を介して本体部40により支持する構
成である。連結部39は、上方から見て保持部12がこ
の連結部39を中心にして、360°の範囲に亘って各
半径方向に揺動可能に本体部40に連結させているもの
である。従って、タイヤ10の重心位置が中心よりも或
る方向にずれている場合は、そのずれている方向にこの
タイヤを保持する保持部12が傾くようになっている。
このように、保持部12が或る方向に傾こうとすると、
この保持部12と2台の各ロードセル41とを互いに連
結する2本のフレキシャーロッド(例えばピアノ線)4
2の張力が変化して、この張力の変化を各ロードセル4
1により検出することができる。そして、この検出され
た各張力の変化に基づいてタイヤの静的不均衡、即ち、
タイヤの軽点位置と不均衡の大きさを測定することがで
きる。
【0022】連結部39は、図4に示すように、保持板
31の下面に固定して設けてある上側部材43と、本体
部40の上部に固定して設けてある下側部材44と、こ
の上側部材43と下側部材44とを互いに連結する第1
及び第2の揺動軸45、46を備える連結部材47と、
から成っている。第1の揺動軸45と第2の揺動軸46
は、互いに直交する方向に配置され、各揺動軸45、4
6の両端部が外方に突出するように連結部材47に設け
てある。この第1の揺動軸45の両端部は、上側部材4
3に揺動自在に枢支されており、第2の揺動軸46の両
端部は、図5に示すように、下側部材44に揺動自在に
枢支されている。これにより、上方から見て保持部12
が連結部39を中心にして、360°の範囲に亘って各
半径方向に揺動することができる。なお、上側部材43
に設けられている棒状体48には、バランスウェイト4
9、50を設けてある。バランスウェイト49、50
は、タイヤ10が保持されていない状態の保持部12等
の不均衡を是正するためのものである。
【0023】2台のロードセル41は、本体部40の上
面に設けてあり、連結部39の中心を通る棒状体48を
中心とする円周に沿って90°の角度を隔てて配置して
ある。各ロードセル41の荷重受部は、それぞれフレキ
シャーロッド42及びこのフレキシャーロッド42の上
端部が結合している引き止め部材50を介して上側部材
43と連結している。図4に示す51はダンパである。
ダンパ51は、保持部12の揺動を短時間で減衰させる
ためのものである。
【0024】次に、図6を参照してこのタイヤ搬送装置
52及びタイヤ試験機38の電気回路のブロック図を説
明する。演算制御部28には、バーコードリーダ53、
測定部11、記憶部29、及び操作表示部54が接続し
ている。バーコードリーダ53は、搬送されて不均衡が
測定されるタイヤ10に貼着されているラベル(図示せ
ず)に印刷されているバーコードを読み取り、そのタイ
ヤに関する種々のデータ、例えばタイヤの外径、ビード
部10aの内径のデータを読み取るためのものである。
そして、この読み取ったデータに基づいて、そのタイヤ
を保持することができる保持位置に補助ローラ19を移
動させることができ、保持部材12aを所定の待機位置
とそのタイヤを保持する保持位置に移動させることがで
きる。なお、例えば補助ローラ19の保持位置、保持部
材12aの待機位置と保持位置は、様々なタイヤの外
径、ビード部10aの内径のデータに対応させて予め記
憶部29に記憶させてある。測定部11は、タイヤにバ
ーコードが付されていないときに、タイヤの外径及びビ
ード部10aの内径を自動的に測定するためのものであ
り、この測定部11により測定して得られたデータに基
づいて、上記と同様にして、タイヤを保持することがで
きる保持位置に補助ローラ19を移動させることがで
き、保持部材12aを所定の待機位置とタイヤを保持す
る保持位置に移動させることができる。
【0025】記憶部29は、種々のデータを記憶すると
共に、図7及び図8のフローチャートで示す内容のプロ
グラム等を記憶している。操作表示部54は、例えば搬
送して不均衡を測定しようとするタイヤに関するデー
タ、例えばタイヤの形状、外径、ビード部10aの内
径、補助ローラ19の保持位置、保持部材12aの待機
位置とタイヤを保持する保持位置等を入力したり、表示
することができるものである。演算制御部28は、記憶
部29に予め記憶されているプログラムに従って、図6
に示す各種駆動部及び図示しない駆動部の駆動と停止を
所定のタイミングで行わせるためのものである。例え
ば、入力されたタイヤの外径、及びビード部10aの内
径等に基づいて、補助ローラ19、及び保持部材12a
等の各駆動部21、27、30等の駆動と停止を所定の
タイミングで行わせることができる。また、ロードセル
41により測定されたフレキシャーロッド42の張力の
変化分のデータに基づいて、タイヤ10の不均衡な箇所
とその大きさを演算することができるものである。ま
た、演算制御部28には、コンベア駆動部16、コンベ
ア昇降駆動部18、補助ローラ駆動部21、補助ローラ
進退駆動部27、保持部駆動部30、タイヤ受部駆動部
37、及びロードセル41が接続している。
【0026】次に、上記のように構成されたタイヤ搬送
装置52及びタイヤ試験機38の動作手順を図7に示す
フローチャートを参照して説明する。まず、演算制御部
28が搬送部13を駆動させてタイヤ10を搬送する
(ステップ100)。そして、タイヤを所定の搬送位置
に位置決めして、測定部11によりタイヤの外径、及び
ビード部10aの内径を測定し、この測定して得られた
タイヤの外径及び内径を記憶部29に記憶する(ステッ
プ102)。そして、このタイヤの外径及び内径に基づ
いて、図1に示すように、退避位置A(実線で示す位
置)にある補助ローラ19をその外径及び内径に対応し
て定められている保持位置B(二点鎖線で示す位置)に
前進移動させる(ステップ104)。そして、搬送部1
3により搬送されているタイヤが略図1に示す位置に到
達した時に、タイヤ検出センサ(図示せず)がタイヤを
検出し(ステップ106)、タイヤ検出センサがタイヤ
を検出すると、図2に示すセンタリング装置32のセン
タリングアーム33が揺動してタイヤの位置決めを行う
(ステップ108)。タイヤの位置決めが行われると、
図1に示すように、タイヤの中心と保持部12の中心が
一致する。しかる後に、アーム33を機枠17の側面と
平行する位置に移動させて(ステップ110)、4つの
各保持部材12aを図1に示す退避位置E(実線で示す
位置)から待機位置D(保持位置Cの手前の位置)に移
動させる(ステップ112)。そして、タイヤ受部36
を下降位置から上昇位置に上昇させて、搬送部13及び
補助ローラ19上のタイヤをタイヤ受部36上で保持す
る(ステップ114)。
【0027】次に、補助ローラ19を二点鎖線で示す保
持位置Bから実線で示す退避位置Aに移動させて(ステ
ップ116)、タイヤがタイヤ受部36に保持されてい
る状態で搬送部13を上昇位置から下降位置に下降させ
る(ステップ118)。この状態で、タイヤ10、補助
ローラ19、タイヤ受部36、及び搬送部13は、図4
に示す下降した状態となる。次に、待機位置Dにある4
つの保持部材12aを外方に向かって移動させて保持位
置Cで停止させる(ステップ120)。この状態で保持
部材12aがビード部10aの内縁に当接しており、タ
イヤ10を保持した状態となっている。この保持部材1
2aの保持位置Cは、ビード部10aの内径に対して予
め記憶部29に設定されている。次に、タイヤ受部36
を上昇位置から下降位置に下降させてタイヤから引き離
す(ステップ122)。これで、タイヤは保持部12の
みによって保持された状態となっている。しかる後に、
タイヤ試験機38によりタイヤの不均衡を測定し、測定
したタイヤの軽点位置と不均衡の大きさを記憶部29に
記憶する(ステップ124)。
【0028】これでタイヤ10の不均衡の測定を終了し
たので、次に、測定済みのタイヤをタイヤ試験機38か
ら排出する段階に入る。即ち、タイヤ受部36を下降位
置から上昇位置に上昇させる(図4参照)。そして、保
持部材12aを保持位置Cから退避位置Eに移動させ
て、保持部12に保持されているタイヤ10をタイヤ受
部36上に移し換える(ステップ126)。そして、タ
イヤをタイヤ受部36上に保持した状態で、搬送部13
を下降位置から上昇位置(図4の実線で示す位置)に上
昇させて(ステップ128)、補助ローラ19を退避位
置Aから保持位置Bに移動させる(ステップ130)。
そして、タイヤ受部36を上昇位置から下降位置に下降
させて、タイヤ受部36上に保持されているタイヤを補
助ローラ19及び搬送部13上に移し換える(ステップ
132)。しかる後に、補助ローラ19及び搬送部13
を駆動して測定済みタイヤ10を後段に送り出す(ステ
ップ134)。この後段に送り出されたタイヤには、軽
点位置及び不均衡の大きさを表すマークがその軽点位置
に付される。このようにして、タイヤをタイヤ試験機3
8に送り込み、送り込まれたタイヤの不均衡を測定して
この測定済みのタイヤをタイヤ試験機38から送り出す
までの動作が終了する。次のタイヤ10に対しても上記
と同様にステップ100〜134の手順に従ってタイヤ
試験機38へのタイヤの送り込み、不均衡の測定、及び
タイヤの送り出しを行うことができる。
【0029】ただし、図7のフローチャートに示すよう
に、タイヤの外径及びビード部10aの内径を測定部1
1により測定して記憶部29に記憶したが(ステップ1
02)、これに代えて、図8のフローチャートに示すよ
うに、搬送されて不均衡が測定されるタイヤに予め貼着
されているラベルに印刷されているバーコードをバーコ
ードリーダ53により読み取り(ステップ200)、そ
の読み込んだバーコードにより表されているタイヤの外
径、ビード部10aの内径等の各種データを記憶部29
に記憶してもよい(ステップ202)。そして、この読
み取ったタイヤの外径、ビード部10aの内径に基づい
て、上記と同様にして補助ローラ19、及び保持部材1
2a等を所定のタイミングで所定の移動量だけ移動させ
ることができる。なお、バーコードは、タイヤの外径、
ビード部10aの内径等の各種データを表すものとした
が、これに代えて、バーコードがタイヤの種類を表すも
のとすると共に、記憶部29にはタイヤのそれぞれの種
類に対応させてタイヤの外径及びビード部10aの内径
を記憶させておき、タイヤの種類がバーコードリーダ5
3により読み取られた時に、その読み取られたタイヤの
種類に対応するタイヤの外径及びビード部10aの内径
を決定するようにしてもよい。
【0030】このように、上記のように構成されたタイ
ヤ搬送装置52及びタイヤの搬送方法によると、搬送部
13により搬送されてくる様々な外径及びビード部10
aの内径のタイヤ10を補助搬送部15の補助ローラ1
9により保持し、搬送できるように、つまり、タイヤの
一部が保持部用通路14に落ち込まないように、補助ロ
ーラ19をタイヤの外径及び内径の様々な寸法に応じて
予め決められている所定量だけ移動させることができる
ので、外径及び内径が異なるそれぞれのタイヤを確実に
保持し、搬送することができる。そして、そのタイヤを
保持部12により予め定めた水平状態で保持することが
できる。これにより、保持部12により保持されたタイ
ヤの不均衡をタイヤ試験機38により正確に測定するこ
とができる。そして、この補助ローラ19の移動量をタ
イヤの外径及び内径に応じて変更することができるの
で、補助ローラ19の元の退避位置Aからタイヤを保持
できるそれぞれの保持位置、例えば図1に示すBの位置
までの移動距離を比較的短くすることができ、この間の
補助ローラ19の移動時間を短縮することができる。こ
れにより、タイヤを保持部12に送り込むための送り込
み時間、及び保持部12からタイヤを送り出すための送
り出し時間を短縮することができる。
【0031】そして、ビード部10aの内径が相違する
様々なタイヤを保持し、搬送するときに、内径の相違す
るそれぞれのビード部10aに対して、ビード部10a
の内縁と所定の間隔を隔てた所定の各待機位置、例えば
図1に示すDの位置で保持部材12aを待機させること
ができるので、その待機位置からビード部10aの内縁
までの移動距離を比較的短くすることができ、この間の
保持部材12aの移動時間を短縮することができる。こ
れにより、保持部12がビード部10aの内縁に嵌合す
るまでの移動時間を短縮することができる。
【0032】また、測定部11によりタイヤの外径及び
内径を測定し、この測定して得られたタイヤの外径及び
内径を表すデータが演算制御部28に入力すると、演算
制御部28がこの入力されたデータに基づいて、自動的
に補助ローラ19を所定の移動量だけ移動させることが
できると共に、保持部材12aを所定の待機位置、例え
ば図1に示すDの位置で待機させることができる。従っ
て、タイヤの外径に応じた補助ローラ19の移動量、及
びタイヤの内径に応じた保持部材12aの移動量を計算
する必要がなく、タイヤを保持部12に送り込んで保持
するための手間を軽減し、時間を短縮することができ
る。
【0033】ただし、上記実施形態では、タイヤを保持
し搬送できるように、タイヤの外径及びビード部10a
の内径に基づいて補助ローラ19の移動量を変更した
が、これに代えて、ビード部10aの内径に拘わらず、
タイヤの外径に基づいて補助ローラ19の移動量を変更
してもよい。このようにする場合は、補助ローラ19を
保持位置(例えばB)に移動させた状態で、補助ローラ
19の先端部が保持部材12aと接触しないような保持
位置を予め記憶部29に記憶しておく。そして、上記実
施形態では、図3(a)に示すように、補助ローラ進退
駆動部27としてステップモータを使用したが、これに
代えて、図3(b)に示すように、例えばエアーシリン
ダ55を使用してもよい。エアーシリンダ55を使用す
る場合は、案内部25に代えて、案内部59を設ける。
案内部59は、補助ローラ19及び軸受部材20が支持
部材26に対して上記実施形態と同方向に摺動自在に支
持する構成である。なお、図3(b)に示す59aは可
動側部材であり、59bは固定側部材である。可動側部
材59aは軸受部材20と結合し、固定側部材59bは
支持部材26と結合しており、可動側部材59aと固定
側部材59bは、互いに摺動自在に係合している。更
に、補助ローラ19をタイヤの外径に応じて所定の移動
量だけ移動させることができるように、例えばピストン
ロッド60の移動量を検出するための検出器を設け、ピ
ストンロッド60を所定の移動量だけ移動させたとき
に、その位置で停止させることができるようにしてあ
る。また、上記実施形態では、タイヤ搬送装置52を静
的不均衡を測定するタイヤ試験機38に適用した例を示
したが、動的不均衡を測定するタイヤ試験機に適用して
もよい。更に、上記実施形態では、搬送部13をローラ
ーコンベアとしたが、ベルトコンベアとしてもよい。そ
して、補助ローラ19も所定の長さのベルトコンベアと
してもよい。
【0034】
【発明の効果】第1、第2、及び第5の発明によると、
搬送部により搬送されてくる様々な外径のタイヤを補助
搬送部により保持できるように、補助搬送部をタイヤの
外径の様々な寸法に応じて予め決められている所定量だ
け移動させることができるので、外径が異なるそれぞれ
のタイヤを確実に搬送することができ、そして、そのタ
イヤを保持部により予め定めた状態で保持することがで
きる。これにより、保持部により保持されたタイヤの不
均衡をタイヤ試験機により正確に測定することができ
る。そして、この補助搬送部の移動量をタイヤの外径に
応じて変更することができるので、補助搬送部の元の退
避位置からタイヤを保持できるそれぞれの保持位置まで
の移動距離を比較的短くすることができ、この移動距離
を補助搬送部が移動する時間を短縮することができる。
これにより、タイヤを保持部に送り込むための送り込み
時間、及び保持部からタイヤを送り出すための送り出し
時間を短縮することができ、その結果、タイヤの不均衡
を測定するための時間の短縮を図ることができる。
【0035】第2及び第5の発明によると、ビード部の
内径が相違する様々なタイヤを搬送するときに、内径の
相違するそれぞれのビード部に対して、ビード部の内縁
と所定の間隔を隔てた所定の各待機位置で保持部を待機
させることができるので、その待機位置からビード部の
内縁までの移動距離を比較的短くすることができ、この
移動距離を保持部が移動する時間を短縮することができ
る。これにより、保持部をビード部の内縁に嵌合させる
ための時間を短縮することができ、その結果、タイヤの
不均衡を測定するための時間の短縮を図ることができ
る。
【0036】第3の発明によると、タイヤの外径を表す
情報を入力すると、制御部がこの入力された情報に基づ
いて、補助搬送部を所定の移動量だけ移動させることが
できる。従って、タイヤの外径に応じた補助搬送部の移
動量を計算する必要がなく、タイヤを保持部に送り込む
ための手間を軽減し、時間を短縮することができる。
【0037】第4の発明によると、タイヤの外径及びビ
ード部の内径を表す情報を入力すると、制御部がこの入
力された情報に基づいて、補助搬送部を所定の移動量だ
け移動させることができると共に、保持部を所定の待機
位置で待機させることができる。従って、タイヤの外径
に応じた補助搬送部の移動量、及び内径に応じた保持部
の移動量を計算する必要がなく、タイヤを保持部に送り
込んで保持するための手間を軽減し、時間を短縮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るタイヤ搬送装置の
平面図である。
【図2】同実施形態のタイヤ搬送装置上のタイヤをセン
タリング装置により位置決めをした状態を示す平面図で
ある。
【図3】(a)は同実施形態の補助搬送部を示す正面
図、(b)は補助搬送部の他の例を示す正面図である。
【図4】同実施形態の搬送部及びタイヤ試験機の縦断面
図である。
【図5】保持部及びタイヤ試験機を示す正面図である。
【図6】同実施形態の搬送部及びタイヤ試験機の電気回
路を示すブロック図である。
【図7】同実施形態の搬送部及びタイヤ試験機の動作の
手順を示すフローチャートである。
【図8】バーコードリーダを使用してタイヤの外径等の
種々のデータを含むバーコードを読み取る手順を示すフ
ローチャートである。
【図9】従来のタイヤ搬送装置によりタイヤを搬送する
状態を示す平面図である。
【図10】従来のタイヤ搬送装置により搬送されるタイ
ヤの一部がアダプタ用通路内に落ち込んだ状態を示す平
面図である。
【符号の説明】
10 タイヤ 10a ビード部 11 測定部 12 保持部 12a 保持部材 13 搬送部 14 保持部用通路 15 補助搬送部 16 コンベア駆動部 18 コンベア昇降駆動部 19 補助ローラ 21 補助ローラ駆動部 27 補助ローラ進退駆動部 28 演算制御部 30 保持部駆動部 36 タイヤ受部 37 タイヤ受部駆動部 38 タイヤ試験機 52 タイヤ搬送装置 53 バーコードリーダ
フロントページの続き (72)発明者 中山 和夫 兵庫県明石市茶園場町5番22号 大和製衡 株式会社内 Fターム(参考) 3F072 AA27 GB04 GE06 KA26 KD01 KD09 KD27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤを寝かせた状態で搬送する搬送部
    と、この搬送部の途中に設けられタイヤを保持するため
    の保持部を通すための保持部用通路と、この保持部用通
    路の幅方向の寸法を変更する方向に移動自在であり、タ
    イヤを搬送できるようにタイヤの外径に応じて移動量を
    変更可能な補助搬送部と、を具備することを特徴とする
    タイヤ搬送装置。
  2. 【請求項2】 タイヤを寝かせた状態で搬送する搬送部
    と、この搬送部の途中に設けられタイヤのビード部の内
    縁に嵌合してタイヤを保持するための保持部と、この保
    持部を通すための保持部用通路と、この保持部用通路の
    幅方向の寸法を変更する方向に移動自在であり、タイヤ
    を搬送できるようにタイヤの外径に応じて移動量を変更
    可能な補助搬送部と、を具備し、上記保持部は、拡縮自
    在であり、上記ビード部の内径に対応して定めてあっ
    て、上記ビード部の内縁と所定の間隔を隔てた所定の待
    機位置で待機可能なことを特徴とするタイヤ搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のタイヤ搬送装置におい
    て、タイヤの外径を表す情報を入力するための入力部
    と、この入力部により入力された上記情報に基づいて上
    記補助搬送部を所定の移動量だけ移動させる制御部と、
    を具備することを特徴とするタイヤ搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のタイヤ搬送装置におい
    て、タイヤの外径及びビード部の内径を表す情報を入力
    するための入力部と、この入力部により入力された上記
    情報に基づいて上記補助搬送部を所定の移動量だけ移動
    させると共に、上記保持部を所定の待機位置で待機させ
    る制御部と、を具備することを特徴とするタイヤ搬送装
    置。
  5. 【請求項5】 タイヤを搬送できるようにタイヤの外径
    に応じた分だけ補助搬送部を移動させる段階と、搬送部
    によりタイヤを寝かせた状態で上記補助搬送部上に搬送
    する段階と、ビード部の内径に対応して定めてあって、
    上記ビード部の内縁と所定の間隔を隔てた所定の待機位
    置に保持部が移動して待機すると共に、上記補助搬送部
    上に搬送されたタイヤをタイヤ受部により支持する段階
    と、補助搬送部を退避位置に移動させる段階と、上記保
    持部をタイヤのビード部の内縁に嵌合してタイヤを保持
    する段階と、を具備することを特徴とするタイヤの搬送
    方法。
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