JP2002002413A - バスのハーネス類及びクーラー配管の布設構造 - Google Patents
バスのハーネス類及びクーラー配管の布設構造Info
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- JP2002002413A JP2002002413A JP2000192768A JP2000192768A JP2002002413A JP 2002002413 A JP2002002413 A JP 2002002413A JP 2000192768 A JP2000192768 A JP 2000192768A JP 2000192768 A JP2000192768 A JP 2000192768A JP 2002002413 A JP2002002413 A JP 2002002413A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハーネス類やクーラー配管等の布設作業及び
メンテナンス作業等の作業負担が軽減され作業性に優れ
たバスのハーネス類配管布設構造を提供する。 【解決手段】 下方に湾曲して側部10Bが側窓の上方
で車体前後方向に沿って延在する天井10と、外側面2
0aが側部10Bと対向するクーラーダクト20と、側
部10Bの下端近傍とクーラダクト20とに取り外し可
能に架設されるカバー45とを有し、側部10Bと外側
面20aとの間に形成される空間部25内にハーネス類
31及びクーラー配管32を布設する。空間部25内に
下方からハーネス類31及びクーラー配管32の布設が
でき、作業の効率化が得られると共に、カバー45を取
り外すことによって、ハーネス類31及びクーラー配管
32を目視確認でき、かつハーネス類31やクーラー配
管32の交換作業が容易なる。
メンテナンス作業等の作業負担が軽減され作業性に優れ
たバスのハーネス類配管布設構造を提供する。 【解決手段】 下方に湾曲して側部10Bが側窓の上方
で車体前後方向に沿って延在する天井10と、外側面2
0aが側部10Bと対向するクーラーダクト20と、側
部10Bの下端近傍とクーラダクト20とに取り外し可
能に架設されるカバー45とを有し、側部10Bと外側
面20aとの間に形成される空間部25内にハーネス類
31及びクーラー配管32を布設する。空間部25内に
下方からハーネス類31及びクーラー配管32の布設が
でき、作業の効率化が得られると共に、カバー45を取
り外すことによって、ハーネス類31及びクーラー配管
32を目視確認でき、かつハーネス類31やクーラー配
管32の交換作業が容易なる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハーネス類及びク
ーラー配管の布設構造に関し、特にハーネス類及びクー
ラー配管が車体前後方向に沿って延在するバスのハーネ
ス類及びクーラー配管の布設構造に関する。
ーラー配管の布設構造に関し、特にハーネス類及びクー
ラー配管が車体前後方向に沿って延在するバスのハーネ
ス類及びクーラー配管の布設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、バスには車内照明、車内放送
設備、昇降扉開閉制御装置、行先表示装置等の各種の電
装装置が装備されており、これらの各種の装置は一般に
運転席近傍に配置される電装キャビネットに設けられた
各種のスイッチを操作することによって制御される。一
方、天井の肩部には車体前後方向に沿ってクーラーダク
トが配設され、クーラダクト内にクーラー配管が布設さ
れている。
設備、昇降扉開閉制御装置、行先表示装置等の各種の電
装装置が装備されており、これらの各種の装置は一般に
運転席近傍に配置される電装キャビネットに設けられた
各種のスイッチを操作することによって制御される。一
方、天井の肩部には車体前後方向に沿ってクーラーダク
トが配設され、クーラダクト内にクーラー配管が布設さ
れている。
【0003】しかし、一般にクーラーダクトが天井の側
端部まで覆うように配置されることから上記電装装置を
制御するためのハーネス類を配設するスペースが得難
く、クーラーダクトの上方における天井内に配置してい
た。
端部まで覆うように配置されることから上記電装装置を
制御するためのハーネス類を配設するスペースが得難
く、クーラーダクトの上方における天井内に配置してい
た。
【0004】このハーネス類及び配管の布設構造を図5
及図6によって具体的に説明する。
及図6によって具体的に説明する。
【0005】図5は、バスの天井の要部を示す一部破断
斜視図であって、図6は図5のII−II線断面図であ
る。
斜視図であって、図6は図5のII−II線断面図であ
る。
【0006】天井100は、両車体側部に立設される各
ピラー101の上端に配置されて車体前後方向に延在す
る左右のアッパレール102(一方のみ図示)を有し、
左右のアッパレール102間には車幅方向に延在する複
数の骨部材103が架設される一方、車体前後方向に沿
って延在する複数の縦通材104が配設されている。骨
部材103及び縦通材104の上方には車幅方向の両端
縁が各々左右のアッパレール102に接合するアウタパ
ネル105が設けられ、かつ骨部材103及び縦通材1
04の下方にインナパネル106が張設されている。
ピラー101の上端に配置されて車体前後方向に延在す
る左右のアッパレール102(一方のみ図示)を有し、
左右のアッパレール102間には車幅方向に延在する複
数の骨部材103が架設される一方、車体前後方向に沿
って延在する複数の縦通材104が配設されている。骨
部材103及び縦通材104の上方には車幅方向の両端
縁が各々左右のアッパレール102に接合するアウタパ
ネル105が設けられ、かつ骨部材103及び縦通材1
04の下方にインナパネル106が張設されている。
【0007】このように形成された天井100の下面側
部にインナパネル106の側端とアッパレール102と
の間に形成される開口部107を下方から覆うように車
体前後方向に延在するクーラーダクト108がボルト等
によって取り外し可能に配設されている。
部にインナパネル106の側端とアッパレール102と
の間に形成される開口部107を下方から覆うように車
体前後方向に延在するクーラーダクト108がボルト等
によって取り外し可能に配設されている。
【0008】更に、開口部107に対応して各骨部材1
03には、車体前後方向に貫通するハーネス挿通孔10
3aが穿設され、各ハーネス挿通孔103a内を挿通し
て車体前後方向に延在するハーネス類111が適宜クラ
ンプ等で固定されて布設されている。一方、クーラーダ
クト108内には車体前後方向に延在するクーラー配管
112が布設されている。
03には、車体前後方向に貫通するハーネス挿通孔10
3aが穿設され、各ハーネス挿通孔103a内を挿通し
て車体前後方向に延在するハーネス類111が適宜クラ
ンプ等で固定されて布設されている。一方、クーラーダ
クト108内には車体前後方向に延在するクーラー配管
112が布設されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ハーネス類1
11の布設作業は、クーラーダクト108を取り外した
状態で、下方から各骨部材103に開口する各々のハー
ネス挿通孔103aに順次ハーネス類111を挿通して
天井100内に配設することからその作業が厄介で、か
つ比較的大きなクーラーダクト108の着脱作業には多
く作業負担を要し、特に、内部にクーラー配管112が
配設されたクーラダクト108の着脱には複数の作業員
による作業が必要であった。
11の布設作業は、クーラーダクト108を取り外した
状態で、下方から各骨部材103に開口する各々のハー
ネス挿通孔103aに順次ハーネス類111を挿通して
天井100内に配設することからその作業が厄介で、か
つ比較的大きなクーラーダクト108の着脱作業には多
く作業負担を要し、特に、内部にクーラー配管112が
配設されたクーラダクト108の着脱には複数の作業員
による作業が必要であった。
【0010】また、ハーネス類111やクーラー配管1
12の保守点検及び整備等のメンテナンス作業において
も同様に、クーラーダクト108の脱着を要し、ハーネ
ス類111及びクーラー配管112の交換等の作業にお
いても大きな作業負担を要することが懸念される。
12の保守点検及び整備等のメンテナンス作業において
も同様に、クーラーダクト108の脱着を要し、ハーネ
ス類111及びクーラー配管112の交換等の作業にお
いても大きな作業負担を要することが懸念される。
【0011】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、ハーネス類やクーラー配管等の布設作業及びメ
ンテナンス作業等の作業負担が軽減されて作業性に優れ
たバスのハーネス類及びクーラー配管の布設構造を提供
することにある。
目的は、ハーネス類やクーラー配管等の布設作業及びメ
ンテナンス作業等の作業負担が軽減されて作業性に優れ
たバスのハーネス類及びクーラー配管の布設構造を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載のバスのハーネス類及びクーラー配管の布設
構造の発明は、車体前後方向に沿って延在して設けられ
るハーネス類及びクーラー配管の布設構造において、下
方に湾曲して側部が側窓の上方で車体前後方向に沿って
延在する天井と、該天井の下方に車体前後方向に沿って
延在すると共に外側面が上記側部と対向して空間部を形
成するクーラーダクトと、上記側部の下端近傍とクーラ
ダクトの外側面との間に取り外し可能に架設されて上記
空間部を下方から隠蔽するカバーと、上記空間部内に車
体前後方向に延在して布設されたハーネス類及びクーラ
ー配管とを備えたことを特徴とする。
項1に記載のバスのハーネス類及びクーラー配管の布設
構造の発明は、車体前後方向に沿って延在して設けられ
るハーネス類及びクーラー配管の布設構造において、下
方に湾曲して側部が側窓の上方で車体前後方向に沿って
延在する天井と、該天井の下方に車体前後方向に沿って
延在すると共に外側面が上記側部と対向して空間部を形
成するクーラーダクトと、上記側部の下端近傍とクーラ
ダクトの外側面との間に取り外し可能に架設されて上記
空間部を下方から隠蔽するカバーと、上記空間部内に車
体前後方向に延在して布設されたハーネス類及びクーラ
ー配管とを備えたことを特徴とする。
【0013】請求項1の発明によると、クーラーダクト
内にクーラー配管が取り付けられることなくクーラーダ
クトの取付作業が容易になり、カバーを取り外すことに
よってクーラーダクトの外側面と天井の側部との間に形
成された空間部内に下方からハーネス類及びクーラー配
管を布設することが可能になり、従来の天井に布設する
作業に対し、布設作業位置が比較的低く作業者の作業姿
勢に無理がなく作業者の肉体的負担の軽減がもたされる
と共に、従来の天井に配設される各々の骨部材に穿設さ
れたハーネス挿通孔にハーネス類を挿通する厄介な作業
から開放されてハーネス取付作業の効率化が得られる。
内にクーラー配管が取り付けられることなくクーラーダ
クトの取付作業が容易になり、カバーを取り外すことに
よってクーラーダクトの外側面と天井の側部との間に形
成された空間部内に下方からハーネス類及びクーラー配
管を布設することが可能になり、従来の天井に布設する
作業に対し、布設作業位置が比較的低く作業者の作業姿
勢に無理がなく作業者の肉体的負担の軽減がもたされる
と共に、従来の天井に配設される各々の骨部材に穿設さ
れたハーネス挿通孔にハーネス類を挿通する厄介な作業
から開放されてハーネス取付作業の効率化が得られる。
【0014】ハーネス類及びクーラーダクト等の保守点
検及び整備等のメンテナンス作業においても、カバーを
取り外すことによって、下方から容易に目視確認できる
と共に、容易にハーネス類及びクーラー配管を取り外す
ことができ、ハーネス類やクーラー配管の交換等が容易
にできる等、メンテナンス作業等の作業負担が大幅に軽
減される。
検及び整備等のメンテナンス作業においても、カバーを
取り外すことによって、下方から容易に目視確認できる
と共に、容易にハーネス類及びクーラー配管を取り外す
ことができ、ハーネス類やクーラー配管の交換等が容易
にできる等、メンテナンス作業等の作業負担が大幅に軽
減される。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1の請求
項1に記載のバスのハーネス類及びクーラー配管の布設
構造において、上記ハーネス類及びクーラー配管の一方
が上記空間部内に天井から垂下して上記クーラーダクト
を支持するブラケットに取付支持されると共に、他方が
上記天井の側部下端に車体前後方向に沿って延在するア
ッパレールに取付支持されたことを特徴とする。
項1に記載のバスのハーネス類及びクーラー配管の布設
構造において、上記ハーネス類及びクーラー配管の一方
が上記空間部内に天井から垂下して上記クーラーダクト
を支持するブラケットに取付支持されると共に、他方が
上記天井の側部下端に車体前後方向に沿って延在するア
ッパレールに取付支持されたことを特徴とする。
【0016】請求項2の発明によると、ハーネス類やク
ーラー配管を天井から垂下してクーラーダクトを支持す
るブラケットに取付支持することから、別途専用にブラ
ケット等を配設することなく簡単な構成によって確実に
安定した状態でこれらを取付支持することができる。ま
た、ハーネス類やクーラー配管を車体前後方向に延在す
る強固なアッパレールに取付支持することから、これら
を安定した状態で確実に取り付け支持することができ
る。
ーラー配管を天井から垂下してクーラーダクトを支持す
るブラケットに取付支持することから、別途専用にブラ
ケット等を配設することなく簡単な構成によって確実に
安定した状態でこれらを取付支持することができる。ま
た、ハーネス類やクーラー配管を車体前後方向に延在す
る強固なアッパレールに取付支持することから、これら
を安定した状態で確実に取り付け支持することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるバスのハーネ
ス類及びクーラー配管の布設構造の実施の形態を図1乃
至図4によって説明する。
ス類及びクーラー配管の布設構造の実施の形態を図1乃
至図4によって説明する。
【0018】図1は、バス1の天井10の要部を示す一
部破断斜視図であり、図2は図1のI−I線断面図であ
る。
部破断斜視図であり、図2は図1のI−I線断面図であ
る。
【0019】天井10は、車体側部に立設される各ピラ
ー2の上端、即ち側窓3の上方に配置されて車体前後方
向に延在する左右のアッパレール11(一方のみ図示)
を有し、車体前後方向に延在する断面略矩形に形成され
た左右のアッパレール11間には車幅方向に延在する複
数の骨部材12が架設される一方、車体前後方向に沿っ
て延在する複数の縦通材13が配設されて略格子状の骨
格を備えている。
ー2の上端、即ち側窓3の上方に配置されて車体前後方
向に延在する左右のアッパレール11(一方のみ図示)
を有し、車体前後方向に延在する断面略矩形に形成され
た左右のアッパレール11間には車幅方向に延在する複
数の骨部材12が架設される一方、車体前後方向に沿っ
て延在する複数の縦通材13が配設されて略格子状の骨
格を備えている。
【0020】骨部材12及び縦通材13の上方には車幅
方向の両端縁がアッパレール11に接合するアウタパネ
ル14が設けられ、かつ骨部材12及び縦通材13の下
方にインナパネル15が張設されている。この天井10
は側端が下方に湾曲形成されて比較的平面状の頂部10
Aと、頂部10Aの側端から下方に湾曲して垂下する側
部10Bによって形成されている。
方向の両端縁がアッパレール11に接合するアウタパネ
ル14が設けられ、かつ骨部材12及び縦通材13の下
方にインナパネル15が張設されている。この天井10
は側端が下方に湾曲形成されて比較的平面状の頂部10
Aと、頂部10Aの側端から下方に湾曲して垂下する側
部10Bによって形成されている。
【0021】頂部10Aと側部10Bとの連続部に対応
して車体前後方向に延在する縦通材13に、この縦通材
13に沿って下方に垂下する板状のクーラーダクト取付
支持用のブラケット18が側部10Bと対向して取り付
けられている。
して車体前後方向に延在する縦通材13に、この縦通材
13に沿って下方に垂下する板状のクーラーダクト取付
支持用のブラケット18が側部10Bと対向して取り付
けられている。
【0022】このブラケット18とインナパネル15の
側端と間に車体前後方向に延在するクーラーダクト20
がボルト21等によって取り外し自在に架設され、対向
する天井10の側部10Bとクーラーダクト20の外側
面20aとの間が離間して車体前後方向に沿って連続し
て下方が開口する空間部25を形成している。
側端と間に車体前後方向に延在するクーラーダクト20
がボルト21等によって取り外し自在に架設され、対向
する天井10の側部10Bとクーラーダクト20の外側
面20aとの間が離間して車体前後方向に沿って連続し
て下方が開口する空間部25を形成している。
【0023】更に、空間部25内に車体前後方向に延在
するハーネス類31がブラケット18の適宜箇所に取付
支持され、かつクーラー配管32がアッパレール11に
沿って前後方向に延在して適宜箇所において取付支持さ
れている。
するハーネス類31がブラケット18の適宜箇所に取付
支持され、かつクーラー配管32がアッパレール11に
沿って前後方向に延在して適宜箇所において取付支持さ
れている。
【0024】ハーネス類31の取付構造は、例えば図3
に示すように、ハーネス類31の外周を囲む略Cの保持
部35aと、この保持部35aの両端から各々延設され
て互いに重なり合う一対の取付部35b及び各取付部3
5bに取付孔35cが穿設された板金製で表面が樹脂に
よってコーティングされた取付クランプ35が用いら
れ、保持部35a内にハーネス類31を挿通し、かつ取
付孔35c及びブラケット18に穿設された取付孔18
cに挿通される取付ボルト36a及びナット36bによ
ってハーネス類31がブラケット18に取り付けられ
る。
に示すように、ハーネス類31の外周を囲む略Cの保持
部35aと、この保持部35aの両端から各々延設され
て互いに重なり合う一対の取付部35b及び各取付部3
5bに取付孔35cが穿設された板金製で表面が樹脂に
よってコーティングされた取付クランプ35が用いら
れ、保持部35a内にハーネス類31を挿通し、かつ取
付孔35c及びブラケット18に穿設された取付孔18
cに挿通される取付ボルト36a及びナット36bによ
ってハーネス類31がブラケット18に取り付けられ
る。
【0025】一方、クーラー配管32は、図4に示すよ
うに挿通孔38a及び取付孔38cが穿設されて折曲形
成された板状のブラケット38をボルト39によってア
ッパレール11に取り付ける一方、板状で連結部41a
の両側にクーラー配管32に嵌合する円弧状の保持部4
1bが形成され、連結部41aに取付孔41cが穿設さ
れた樹脂製の取付クランプ41が用いられ、対向するブ
ラケット38と各保持部41bとの間でクーラー配管3
2を挟持し、かつ取付孔41cと38cに挿通する取付
ボルト42a及びナット42bによってアッパレール1
1に取り付けられる。
うに挿通孔38a及び取付孔38cが穿設されて折曲形
成された板状のブラケット38をボルト39によってア
ッパレール11に取り付ける一方、板状で連結部41a
の両側にクーラー配管32に嵌合する円弧状の保持部4
1bが形成され、連結部41aに取付孔41cが穿設さ
れた樹脂製の取付クランプ41が用いられ、対向するブ
ラケット38と各保持部41bとの間でクーラー配管3
2を挟持し、かつ取付孔41cと38cに挿通する取付
ボルト42a及びナット42bによってアッパレール1
1に取り付けられる。
【0026】更に、クーラーダクト20の外側面20a
とアッパレール11との間に、空間部25を隠蔽するカ
バー45が取付ボルト46等によって取り外し可能に取
り付けられている。
とアッパレール11との間に、空間部25を隠蔽するカ
バー45が取付ボルト46等によって取り外し可能に取
り付けられている。
【0027】次にこのように構成されたハーネス類31
及びクーラー配管32の布設及びメンテナンスについて
説明する。
及びクーラー配管32の布設及びメンテナンスについて
説明する。
【0028】縦通材13に沿って垂下するクーラーダク
ト取付用のブラケット18を配設し、ブラケット18と
インナパネル14との間を下方から覆うようにクーラー
ダクト20を掛け渡し、ブラケット18及びインナパネ
ル14の側端にボルト21等によって取り付ける。
ト取付用のブラケット18を配設し、ブラケット18と
インナパネル14との間を下方から覆うようにクーラー
ダクト20を掛け渡し、ブラケット18及びインナパネ
ル14の側端にボルト21等によって取り付ける。
【0029】クーラーダクト20の取付によってクーラ
ーダクト20の外側面20aと天井10の側部10Bと
の間に形成された空間部25内に下方から予め取付クラ
ンプ35が装着されたハーネス類31を搬入し、予め設
定された適宜箇所において順次取付クランプ35の取付
部35b及びブラケット18に穿設された取付孔35c
と18cに取付ボルト36aを挿入し、ナット36bに
螺合することによってハーネス類31を取り付ける。
ーダクト20の外側面20aと天井10の側部10Bと
の間に形成された空間部25内に下方から予め取付クラ
ンプ35が装着されたハーネス類31を搬入し、予め設
定された適宜箇所において順次取付クランプ35の取付
部35b及びブラケット18に穿設された取付孔35c
と18cに取付ボルト36aを挿入し、ナット36bに
螺合することによってハーネス類31を取り付ける。
【0030】また、クーラー配管32の取付作業は、ア
ッパレール11に取付ボルト39によって、ブラケット
38を取り付けると共に、ブラケット38と取付クラン
プ41の各保持部41bとの間で各々クーラー配管32
を挟持し、かつ取付孔41cと38cに挿通する取付ボ
ルト42a及びナット42bによってクーラー配管32
を取付ける。
ッパレール11に取付ボルト39によって、ブラケット
38を取り付けると共に、ブラケット38と取付クラン
プ41の各保持部41bとの間で各々クーラー配管32
を挟持し、かつ取付孔41cと38cに挿通する取付ボ
ルト42a及びナット42bによってクーラー配管32
を取付ける。
【0031】これらハーネス類31及びクーラー配管3
2の取付終了後、クーラーダクト20の外側面20aと
アッパレール11との間に、空間部25を隠蔽するカバ
ー45を取付ボルト46等によって取付ける。このカバ
ー45は、車窓を覆うカーテンを収容するカーテンカバ
ーを利用することもできる。
2の取付終了後、クーラーダクト20の外側面20aと
アッパレール11との間に、空間部25を隠蔽するカバ
ー45を取付ボルト46等によって取付ける。このカバ
ー45は、車窓を覆うカーテンを収容するカーテンカバ
ーを利用することもできる。
【0032】一方、ハーネス類31及びクーラーダクト
32等の保守点検及び整備等のメンテナンス作業におい
ては、下方よりカバー45を取り外すことによって、下
方から容易に目視確認できると共に、更に、取付ボルト
36aを緩め取り外すことにより簡単にハーネス類31
を取り外すことができ、ハーネス類31の交換等が容易
にできる。同様に、取付ボルト42aを緩め取り外すこ
とによってクーラー配管32を取り外すことができ、ク
ーラー配管32の交換ができる。
32等の保守点検及び整備等のメンテナンス作業におい
ては、下方よりカバー45を取り外すことによって、下
方から容易に目視確認できると共に、更に、取付ボルト
36aを緩め取り外すことにより簡単にハーネス類31
を取り外すことができ、ハーネス類31の交換等が容易
にできる。同様に、取付ボルト42aを緩め取り外すこ
とによってクーラー配管32を取り外すことができ、ク
ーラー配管32の交換ができる。
【0033】従って、本実施の形態によると、クーラー
ダクト20の取付けは、クーラーダクト20内にクーラ
ー配管32が取り付けられることなく比較的軽量であ
り、容易に取り付けることができる。またクーラーダク
ト20の外側面20aと天井10の側部10Bとの間に
形成された空間部25内に下方からハーネス類31を搬
入して布設することから、ハーネス類31の取付けは、
従来の天井に布設する作業に対し、布設作業位置が比較
的低く作業者の作業姿勢に無理がなく作業者の肉体的負
担の軽減がもたされると共に、従来の天井に配設される
各々の骨部材に穿設された各ハーネス挿通孔にハーネス
類を挿通する厄介な作業から開放されハーネス取付作業
の効率化が得られる。また、ハーネス類31を天井10
の縦通材13から垂下してクーラーダクト20を支持す
るブラケット18に取付支持することから、別途専用の
ブラケット等を配設することなく簡単な構成によってハ
ーネス類31を確実に安定した状態で取付支持すること
ができる。
ダクト20の取付けは、クーラーダクト20内にクーラ
ー配管32が取り付けられることなく比較的軽量であ
り、容易に取り付けることができる。またクーラーダク
ト20の外側面20aと天井10の側部10Bとの間に
形成された空間部25内に下方からハーネス類31を搬
入して布設することから、ハーネス類31の取付けは、
従来の天井に布設する作業に対し、布設作業位置が比較
的低く作業者の作業姿勢に無理がなく作業者の肉体的負
担の軽減がもたされると共に、従来の天井に配設される
各々の骨部材に穿設された各ハーネス挿通孔にハーネス
類を挿通する厄介な作業から開放されハーネス取付作業
の効率化が得られる。また、ハーネス類31を天井10
の縦通材13から垂下してクーラーダクト20を支持す
るブラケット18に取付支持することから、別途専用の
ブラケット等を配設することなく簡単な構成によってハ
ーネス類31を確実に安定した状態で取付支持すること
ができる。
【0034】同様にクーラー配管32の布設作業におい
ても、布設作業位置が比較的低く作業者の負担軽減がも
たらされて優れた作業性が得られる。また、車体前後方
向に延在する強固なアッパレール11に取付支持するこ
とから、クーラー配管32を安定した状態で確実に取付
支持することができる。
ても、布設作業位置が比較的低く作業者の負担軽減がも
たらされて優れた作業性が得られる。また、車体前後方
向に延在する強固なアッパレール11に取付支持するこ
とから、クーラー配管32を安定した状態で確実に取付
支持することができる。
【0035】ハーネス類31及びクーラー配管32等の
保守点検及び整備等のメンテナンス作業においても、ク
ーラーダクト20を取り外すことなく、カバー45を取
り外すことによって、下方から容易に目視確認でき、更
に、取付ボルト36aを緩め取り外すことによりハーネ
ス類31を取り外すことができ、ハーネス類31の交換
作業が容易にできる。同様に、取付ボルト42aを緩め
取り外すことによってクーラー配管32を取り外すこと
ができ、クーラー配管32の交換が容易になされ、メン
テナンス作業等の作業負担が大幅に軽減される。
保守点検及び整備等のメンテナンス作業においても、ク
ーラーダクト20を取り外すことなく、カバー45を取
り外すことによって、下方から容易に目視確認でき、更
に、取付ボルト36aを緩め取り外すことによりハーネ
ス類31を取り外すことができ、ハーネス類31の交換
作業が容易にできる。同様に、取付ボルト42aを緩め
取り外すことによってクーラー配管32を取り外すこと
ができ、クーラー配管32の交換が容易になされ、メン
テナンス作業等の作業負担が大幅に軽減される。
【0036】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能である。例えば、上記実施の形態ではハーネス類31
をクーラーダクト取付用ブラケット18に支持し、クー
ラー配管32をアッパレール11に取付支持したが、ハ
ーネス類31をアッパレール11に、クーラー配管32
をブラケット18に取付支持することも、またハーネス
類31或いはクーラー配管32を天井10の側部10B
に位置する骨部材12にクランプ等によって取付けるこ
ともできる。また、上記取付クランプ35、41に限ら
ず他の形状の取付クランプ等によってハーネス類31、
クーラー配管32等を取付支持することも可能である。
ることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能である。例えば、上記実施の形態ではハーネス類31
をクーラーダクト取付用ブラケット18に支持し、クー
ラー配管32をアッパレール11に取付支持したが、ハ
ーネス類31をアッパレール11に、クーラー配管32
をブラケット18に取付支持することも、またハーネス
類31或いはクーラー配管32を天井10の側部10B
に位置する骨部材12にクランプ等によって取付けるこ
ともできる。また、上記取付クランプ35、41に限ら
ず他の形状の取付クランプ等によってハーネス類31、
クーラー配管32等を取付支持することも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明した本発明によると、クーラー
ダクト内にクーラー配管が取り付けられることなくクー
ラーダクトの取付作業が容易になり、かつカバーを取り
外すことによってクーラーダクトの外側面と天井の側部
との間に形成された空間部内に下方からハーネス類及び
クーラー配管を布設することが可能になり、従来の天井
に布設する作業に対し布設作業位置が比較的低く作業者
の作業姿勢に無理がなく作業者の肉体的負担の軽減がも
たされると共に、従来の天井に配設される各々骨部材の
ハーネス挿通孔にハーネス類を挿通する厄介な作業から
開放されハーネス取付作業の効率化が得られる。
ダクト内にクーラー配管が取り付けられることなくクー
ラーダクトの取付作業が容易になり、かつカバーを取り
外すことによってクーラーダクトの外側面と天井の側部
との間に形成された空間部内に下方からハーネス類及び
クーラー配管を布設することが可能になり、従来の天井
に布設する作業に対し布設作業位置が比較的低く作業者
の作業姿勢に無理がなく作業者の肉体的負担の軽減がも
たされると共に、従来の天井に配設される各々骨部材の
ハーネス挿通孔にハーネス類を挿通する厄介な作業から
開放されハーネス取付作業の効率化が得られる。
【0038】また、ハーネス類及びクーラー配管等の保
守点検及び整備等のメンテナンス作業において、カバー
を取り外すことによって、下方から容易に目視確認でき
ると共に、容易にハーネス類及びクーラー配管を取り外
すことができ、ハーネス類やクーラー配管の交換等が容
易にできる等、メンテナンス作業等の作業負担が大幅に
軽減される。
守点検及び整備等のメンテナンス作業において、カバー
を取り外すことによって、下方から容易に目視確認でき
ると共に、容易にハーネス類及びクーラー配管を取り外
すことができ、ハーネス類やクーラー配管の交換等が容
易にできる等、メンテナンス作業等の作業負担が大幅に
軽減される。
【図1】本発明によるバスのハーネス類及びクーラー配
管の布設構造の実施の形態の概要を説明するバスの天井
の要部を示す一部破断斜視図である。
管の布設構造の実施の形態の概要を説明するバスの天井
の要部を示す一部破断斜視図である。
【図2】図1のI−I線断面図である。
【図3】ハーネス類の取付部の概要を示す要部分解斜視
図である。
図である。
【図4】クーラー配管の取付部の概要を示す要部分解斜
視図である。
視図である。
【図5】従来のバスのハーネス類及びクーラー配管の布
設構造の概要を説明するバスの天井の要部を示す一部破
断斜視図である。
設構造の概要を説明するバスの天井の要部を示す一部破
断斜視図である。
【図6】図5のII−II線断面図である。
1 バス 2 ピラー 3 側窓 10 天井 10A 頂部 10B 側部 11 アッパレール 12 骨部材 13 縦通材 14 アウタパネル 15 インナパネル 18 ブラケット 20 クーラーダクト 20a 外側面 25 空間部 31 ハーネス類 32 クーラー配管 35 取付クランプ 38 ブラケット 41 取付クランプ 45 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16L 3/08 F16L 3/08 C 3/12 H02G 3/04 J 3/22 F16L 3/12 A 3/223 3/22 A H02G 3/04 Fターム(参考) 3H023 AA04 AA05 AB01 AC32 AD27 AD33 AE13 3L011 BS02 5G357 DA06 DB03 DC12 DD02 DD06
Claims (2)
- 【請求項1】 車体前後方向に沿って延在して設けられ
るハーネス類及びクーラー配管の布設構造において、 下方に湾曲して側部が側窓の上方で車体前後方向に沿っ
て延在する天井と、 該天井の下方に車体前後方向に沿って延在すると共に外
側面が上記側部と対向して空間部を形成するクーラーダ
クトと、 上記側部の下端近傍とクーラダクトの外側面との間に取
り外し可能に架設されて上記空間部を下方から隠蔽する
カバーと、 上記空間部内に車体前後方向に延在して布設されたハー
ネス類及びクーラー配管と、 を備えたことを特徴とするバスのハーネス類及びクーラ
ー配管の布設構造。 - 【請求項2】 上記ハーネス類及びクーラー配管の一方
が上記空間部内に天井から垂下して上記クーラーダクト
を支持するブラケットに取付支持されると共に、他方が
上記天井の側部下端に車体前後方向に沿って延在するア
ッパレールに取付支持されたことを特徴とする請求項1
に記載のバスのハーネス類及びクーラー配管の布設構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000192768A JP2002002413A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | バスのハーネス類及びクーラー配管の布設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000192768A JP2002002413A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | バスのハーネス類及びクーラー配管の布設構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002002413A true JP2002002413A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18691852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000192768A Pending JP2002002413A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | バスのハーネス類及びクーラー配管の布設構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002002413A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100456946B1 (ko) * | 2002-09-04 | 2004-11-10 | 현대자동차주식회사 | 버스용 내부덮개 구조 |
US7140192B2 (en) * | 2004-03-10 | 2006-11-28 | Dometic Environmental Corporation | Cover for an air conditioning system and methods |
KR101028325B1 (ko) | 2008-09-02 | 2011-04-12 | 현대자동차주식회사 | 초저상 버스의 루프 구조 |
FR3043637A1 (fr) * | 2015-11-16 | 2017-05-19 | Bluebus | Vehicule de transport en commun terrestre, de type bus, muni d'un compartiment technique dans l'habitacle dudit vehicule. |
-
2000
- 2000-06-27 JP JP2000192768A patent/JP2002002413A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100456946B1 (ko) * | 2002-09-04 | 2004-11-10 | 현대자동차주식회사 | 버스용 내부덮개 구조 |
US7140192B2 (en) * | 2004-03-10 | 2006-11-28 | Dometic Environmental Corporation | Cover for an air conditioning system and methods |
KR101028325B1 (ko) | 2008-09-02 | 2011-04-12 | 현대자동차주식회사 | 초저상 버스의 루프 구조 |
FR3043637A1 (fr) * | 2015-11-16 | 2017-05-19 | Bluebus | Vehicule de transport en commun terrestre, de type bus, muni d'un compartiment technique dans l'habitacle dudit vehicule. |
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