JP2004306811A - 作業車両のオプション配線の取付け構造 - Google Patents

作業車両のオプション配線の取付け構造 Download PDF

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Abstract

【課題】キャブにパイプ支柱を用いた作業車両において、パイプ支柱の強度を損なうことなく、しかも外観が良い、キャブ室内でのオプション配線の取付け構造を提供する。
【解決手段】パイプ材からなり、キャブ(1)の骨組みを構成したパイプ支柱(2)のキャブ室内側の側面上またはその近傍に、オプション機器用ワイヤハーネス(5b)を接続するための、予め電源等から前記パイプ支柱(2)の側面まで配線されたワイヤハーネス(5a)の先端部に設けた既設コネクタ(4a)を、少なくとも1個取付けた。前記パイプ支柱(2)のキャブ室内側の側面に、前記既設コネクタ(4a)、および前記パイプ支柱(2)に沿わせた前記ワイヤハーネス(5a)と前記オプション機器用ワイヤハーネス(5b)を覆うカバー(6)を着脱自在に設けた。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業車両のオプション配線の取付け構造に関し、さらに詳しくは、前もって準備しておくオプション機器用のワイヤハーネスのコネクタの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建設機械などの作業車両においては、使用者側が必要に応じて好みにあったライト、回転灯、ワイパ、オーディオなどの補助機器(以後、オプション機器と呼称する。)を追加取付けすることが多い。この場合には、これらオプション機器を作業車両の電源に接続する必要が生じるが、この際、前もって電源から配線済みで、キャブ室内のフロア部分に布設されたワイヤハーネスのコネクタにこれらのオプション機器側のコネクタを接続していた。
【0003】
また、例えば特許文献1には、前述のオプション機器ではないが、作業車両におけるフェンダー部スイッチの取付け構造に関する技術が提案されている。図8は、同文献1に記載されたフェンダー部スイッチのコネクタを示す図であり、以下図8により同文献1に提案された従来技術について説明する。図8において、作業車両であるトラクターの後輪を覆うフェンダー102の裏面にフェンダー凹部104を形成し、補強リブとすると共に、このフェンダー凹部104内に作業機昇降用スイッチ103及びこのスイッチ用の配線106を収納している。また、フェンダー凹部104には、前記スイッチ103の一部、即ちボディ下部と、これより延設されるスイッチ103の配線106及び車体側の配線と接続するコネクタ190とを収納し、前記フェンダー102の裏面形状に合わせた金属製蓋体107によりこれらを覆う構成となっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−321653号公報(第5頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の公知技術においては以下の問題がある。
即ち従来、作業車両にライト、回転灯、ワイパ、オーディオなどの補助機器を後付けする際には、前もって、キャブ室内のフロア部分に、電源から配線し用意しておいたワイヤハーネスのメス側コネクタに、補助機器の配線を接続している。この場合、これらの配線はキャブ室内側の壁や柱などの表面に沿って行われているため、これら配線が剥き出しとなって、その体裁が極めて悪い状態である。
【0006】
また、この美観を損なう配線状態の改善策としては、キャブを構成する柱の内部に前記配線を通して外部(室内の作業者側)から見えなくしてしまう配線の方法も考えられる。しかし、この場合には、柱に配線の通過穴の加工が必要となる。
ところで、最近キャブの簡易構造化、軽量化、および、車両転倒時における作業者の保護構造のため、作業車両のキャブの支柱に高強度のパイプ材を採用する傾向もあるが、この場合、この高強度のパイプ支柱に配線の通過穴、または配線用の窓などを加工するのは、柱の強度確保の点から非常に困難であると言える。従って、パイプ支柱の中にワイヤハーネスを通すことができず、上記改善策の実用化は殆ど可能性がない。
【0007】
また、特許文献1には、フェンダー部スイッチにおいて、車体側の配線と接続するコネクタの取付け構造が記載されてはいるものの、本発明の課題とする、作業車両のキャブ室内側に、後付けするオプション機器用の配線及びそのコネクタを外観良く布設するための取付け構造が開示されているものではない。
【0008】
本発明は、上記の問題点に着目してなされたもので、キャブにパイプ支柱を用いた作業車両において、パイプ支柱の強度を損なうことなく、しかも外観が良い、キャブ室内でのオプション配線の取付け構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記目的を達成するため、第1発明は、作業車両のオプション配線の取付け構造において、パイプ材からなり、キャブの骨組みを構成したパイプ支柱のキャブ室内側の側面上またはその近傍に、オプション機器用ワイヤハーネスを接続するための、予め電源等から前記パイプ支柱の側面まで配線されたワイヤハーネスの先端部に設けた既設コネクタを、少なくとも1個取付けた構成としている。
【0010】
第1発明によれば、前もってオプション機器用として準備したワイヤハーネスおよび既設コネクタを、パイプ支柱のキャブ室内側の側面上またはその近傍に取付ける構成としたので、その取付け場所となるパイプ支柱に配線用穴をあける必要がない。よって、作業車両において、車転倒時のキャブ保護構造の骨組みとしてパイプ支柱を採用する場合でも、その剛性を損なうことなくこのパイプ支柱に既設コネクタを取付けることが可能となる。
【0011】
また、予めオプション機器用として配線されたワイヤハーネスと既設コネクタとを、パイプ支柱のキャブ室内側の側面上またはその近傍に1個以上準備しておくので、オプション機器を後付けする必要が生じた際には、これら新規追加取付けすべきオプション機器側のワイヤハーネスを前記既設コネクタ位置まで配線し、対応する既設コネクタに新規追加のオプション機器側のコネクタを差し込むだけでよい。
また、既設コネクタがパイプ支柱の外側に設けられているので、オプション機器の追加取付け、取外しの際の配線作業は熟練を要することなく極めて容易に、かつ迅速に行える。
【0012】
また第2発明は、第1発明に基づく作業車両のオプション配線の取付け構造において、前記パイプ支柱のキャブ室内側の側面に、前記既設コネクタ、および前記パイプ支柱に沿わせた前記ワイヤハーネスと前記オプション機器用ワイヤハーネスを覆うカバーを着脱自在に設けた構成としている。
【0013】
第2発明によれば、オプション機器用のコネクタ、ワイヤハーネスをキャブ室内側から覆うカバーをキャブ室内側の側面に着脱自在に設けたため、パイプ支柱のキャブ室内側の側面を沿わせた前記コネクタやワイヤハーネスが剥き出しとなることがなく、体裁が良くキャブ室内の美観が向上すると共に、コネクタやワイヤハーネスが損傷を受けることもない。
また、カバーを着脱自在に設けたため、オプション機器着脱の際、ワイヤハーネスやコネクタなどの着脱が容易となり、メンテナンス性が向上する。
【0014】
また、第3発明は、第1発明に基づく作業車両のオプション配線の取付け構造において、前記パイプ支柱のキャブ室内側の側面上またはその近傍に、前記既設コネクタを着脱自在に取付け可能とした、少なくとも1個のコネクタ取付け手段を設けた構成としている。
【0015】
第3発明によれば、コネクタ取付け手段で既設コネクタをパイプ支柱の側面上またはその近傍に固定しておけるので、オプション機器の追加取付けの場合、追加コネクタの既設コネクタへの接続が極めて容易であり、作業性が良い。
また、このコネクタ取付け手段は、パイプ支柱のキャブ室内側の側面に上下方向に適切な間隔で配置することができるので、コネクタ取付け手段に装着された既設コネクタへの追加コネクタの接続、および既設コネクタからの追加コネクタの取外しは極めて容易となり、オプション機器着脱の作業性が向上する。その上、複数の既設コネクタは整然と配設可能であるから、このオプション機器配線の外観が良くなる。
また、既設コネクタと追加コネクタとの接続部分を強固に固定できるので、振動の激しい作業車両にあっても、この部分の接触不良などの故障が生じる恐れがない。
【0016】
【発明の実施の形態】
建設車両の油圧ショベルを例として、本発明に係る作業車両のオプション配線の取付け構造の実施形態を、図1〜7を参照して詳細に説明する。
【0017】
ここで、図1は実施形態に係る建設車両用キャブの斜め後上方から見た全体外観図であり、図2は実施形態に係る建設車両用キャブの骨組みを示す全体概略図である。また、図3、図4および図5は、それぞれ本発明に係るコネクタ取付け手段の側面図、オプション機器用コネクタの取付け説明図、およびオプション機器用コネクタの取付け詳細図(図4のB部詳細図)である。また、図6は本発明に係るオプション機器用コネクタにカバーを取付けた状態を示した側面図であり、図7は本発明に係るオプション機器用コネクタにカバーを取付けた状態を示した断面図(図6のA−A断面図)である。
【0018】
まず、本発明に係る作業車両用キャブの骨組み構成を説明する。
図1、図2に示すように、キャブ1は、左側側面部に用いた左後方パイプ支柱11と、同左後方パイプ支柱11と車両左右方向に対向して右側側面部に設けた右後方パイプ支柱12と、キャブ前端左右のコーナ部に設けた左前パイプ支柱13および右前パイプ支柱14との計4本の、キャブ骨格を成すパイプ製支柱2(以後、パイプ支柱2と言う。)を備えている。また、左後方パイプ支柱11と右後方パイプ支柱12のそれぞれの上端部間をパイプ製梁15と補強材15a,15bとを用いて溶接で結合して、門型のロールオーバガード15Aを構成している。ここで、これらのパイプ支柱2は、車両転倒時のキャブ内空間保護構造とするため、高強度のパイプを採用しており、一般的な円形断面または異形断面のパイプが採用できる。
【0019】
また、左前パイプ支柱13および右前パイプ支柱14の上方を後方へ二次元的に曲げておのおの梁部13a,14aを形成し、これらの後部を前記ロールオーバガード15Aの梁15に溶接接合している。これらロールオーバガード15A、左前パイプ支柱13、梁部13a、右前パイプ支柱14、梁部14aによって、キャブ1は強固な立体フレームが形成されている。そして、前記各パイプ支柱11,12,13,14の下端部にはフレーム16,17,18,19を、また、左前パイプ支柱13の上部および梁部13aと、右前パイプ支柱14の上部および梁部14aとの間にはそれぞれ棧21,20を溶接で連結し、キャブ1の骨組みを形成している。
【0020】
本発明のキャブ1は、前後左右4本のパイプ支柱で強固な立体的なボックス構造としており、しかも作業車両がロールオーバした時に最も過大外力を受け易い左右の外側側面部に高強度のパイプ支柱を設けている。これによって、ロールオーバ対応強度を有するキャブの骨組み構造を成している。
【0021】
次に図3,4および図7に基づき、本実施形態におけるライト、回転灯、ワイパ、オーディオなどのオプション機器の配線用のコネクタおよびその取付け状態の構成を説明する。
図3に示すように、本実施形態では、キャブ1の右側面に設けた右後方パイプ支柱12の後方側面に、オプション機器用のコネクタを固定するための取付け手段3が、上下方向に所定間隔で所定個数(本例では5個)設けられている。これら取付け手段3は、図5に示すように、帯状の金属板を側面視で略Z形状に曲げ成形され、その一端側が右後方パイプ支柱12に溶接により固着されており、その他端側が既設コネクタ4aを差し込んで固定可能とする差込固定部を構成している。
【0022】
各取付け手段3には、図4、図5に示すように、予め配線が行われたオプション機器用の既設コネクタ4a(メス側)、または、該既設コネクタ4aとオプション機器用コネクタ4b(オス側)とを接続したコネクタ4が取付けられる。既設コネクタ4aは、前もって電源及び当該オプション機器の駆動部(いずれも図示せず)からキャブ1の床上を通じて前記パイプ支柱12の部位まで配線し準備された5本の既設ワイヤハーネス5aのそれぞれの先端部に設けられている。これらの既設ワイヤハーネス5aは、床上から右後方パイプ支柱12に沿って立上がり、各既設コネクタ4aに配線されているが、この右後方パイプ支柱12に沿った部位では電線管7により整然と導かれ、かつ保護されている。
【0023】
図4には、最上部の既設コネクタ4aに、図5にも詳細を示しているように、すでに、新規追加のオプション機器に接続されたワイヤハーネス5bの先端部に設けたオプション機器用コネクタ4bが挿入されて接続されている例が示されている。
また、その下方に設けられた2個の既設コネクタ4a,4aは、例えば、前面と天井部との間で摺動自在とした構成の前面ガラスであるプルアップ前面ガラスに取付けられたワイパや、天井部に取付けられた回転灯などのように、キャブ1の上部に取付けられた補助機器のオプション機器用ワイヤハーネス5bを天井部から取り込み、それらのオプション機器用コネクタ4bを上方から挿入できるように、その挿入口を上向きとして取付け手段3に挿入取付けされている。また、右後方パイプ支柱12の最下部に設けられた2個の既設コネクタ4aは、例えば前照灯、後照灯やオーディオなどのようにキャブ1の下部に取付けられた補助機器のオプション機器用ワイヤハーネス5bを床側から取り込み、それらのオプション機器用コネクタ4bを下方から挿入できるように、その挿入口を下向きとして取付け手段3に挿入取付けされている。
【0024】
図6、図7に示すように、右後方パイプ支柱12の側面にはブラケット6aが溶接により固着されており、ブラケット6aにカバー6をボルト6bで螺合することにより着脱自在に取付けている。このカバー6は、右後方パイプ支柱12のキャブ1の室内側面に配設されたオプション機器用のワイヤハーネス5(5a,5b)およびコネクタ4(4a,4b)を覆うに充分な幅、および天井部位から床上に至る縦の長さの板状部材で構成されている。
また、前記ブラケット6aの高さにより、右後方パイプ支柱12とカバー6の間には既設ワイヤハーネス5aを挿通した電線管7を複数本(本実施例では3本)収め得る間隙が保たれている(図7参照)。
【0025】
なお、本実施形態のカバー6には、そのキャブ室内側面の上部に、図6に示すようにルームランプ8が取付けられているが、このルームランプ8の電気配線は、図4に示すような、右後方パイプ支柱12の側面に設けられたルームランプ用コネクタ8aに結線されている。
このようなカバー6の構成により、ルームランプ8は、キャブ1の重要な強度メンバである右後方パイプ支柱12に特別な追加工を施すことなく、この支柱近傍にカバー6を介して装備できるばかりか、そのルームランプ用コネクタ8aや電気配線がカバー6で隠されて外観が極めて良い。
【0026】
なお、本実施形態では、オプション機器用のコネクタ4の取付け手段3をパイプ支柱2のキャブ室内側の面上に設けたが、この取付け位置はこの実施例に限ったものではなく、例えばこれをカバー6の裏面側に取付けても何ら構わない。
【0027】
また、オプション機器用のコネクタ取付け手段3を右後方パイプ支柱12に取付けた例を紹介したが、取付け手段3を取付けるパイプ支柱はこの支柱に限定することなく、その他のパイプ支柱のキャブ内側側面又はその近傍に設けても構わないのは勿論である。
【0028】
さらに、本実施形態ではオプション機器用の既設コネクタ4aの取付け手段3は、これを側面視でZ形状とし、その一端部に既設コネクタ4aを差し込み固定する構成としたが、この構成に限定されない。即ち、例えば、粘着テープ等で直接既設コネクタを所定個所(パイプ支柱側面など)へ接着する方式でも、またはクリップを介して所定個所へ固着する方式でも何ら問題はない。
【0029】
以上の本発明の構成により、次のような作用・効果が得られる。
本発明によれば、作業車両において、追加後付けするライト、回転灯、ワイパ、オーディオなどのオプション機器を増設するために予め準備しておく既設コネクタを、パイプ支柱のキャブ室内側の面上またはその近傍に設けた。このため、そのパイプ支柱に配線用の穴や窓をあける必要がなく、車両転倒時のキャブ保護構造の骨組みとして高強度のパイプ支柱を採用する場合でも、このパイプ支柱の剛性を損なうことなく既設コネクタを配設することが可能となる。
【0030】
また本発明は、オプション機器用として、前もって電源等からパイプ支柱部位までワイヤハーネスを配線しておき、その先端部に設けられた既設コネクタを、パイプ支柱のキャブ室内側の面上またはその近傍に少なくとも1個配設準備しておく構成としている。従って、ライト、回転灯、ワイパ、オーディオなどのオプション機器(補助機器)を後付けする必要が生じた際には、これら追加取付けすべきオプション機器側のワイヤハーネスを、接続対象の既設コネクタを設けたパイプ支柱の側方位置まで配線し、新規追加のオプション機器側のコネクタをこれに対応する既設コネクタに差し込むだけでよく、作業性が極めて良い。
また、このオプション機器の追加取付け、取外しの際の配線作業は、既設コネクタがパイプ支柱の外側に(つまり、パイプ支柱の中を通さず)設けられているので、熟練を要することなく極めて容易、かつ迅速に行える。
【0031】
また、この既設コネクタをパイプ支柱に設けたため、オプション機器の既設コネクタ接続部位における配線は、これらが複数本あった場合でも、パイプ支柱の幅方向に複数並列させて収めることができ、しかもパイプ支柱に沿って行えるので、その配線の纏まりが良い。よって、配線の体裁が良くなりキャブ室内の美観が向上する。
【0032】
また、この既設コネクタをパイプ支柱の側方に設けた構成のため、その寸法的に余裕のあるパイプ支柱の縦方向に複数個配設することができ、作業車両の使用者側からのさまざまなオプション機器の後付け要求を叶えられる。
【0033】
また本発明では、オプション機器用のワイヤハーネス、コネクタなどを覆うカバーを着脱自在に設けている。即ち、前もってオプション機器用としてその一端側を電源等に接続され、パイプ支柱のキャブ室内側の面上またはその近傍まで該支柱に沿って配設されたワイヤハーネスやその他端側に設けられた既設コネクタ、および後日この既設コネクタに接続されるオプション機器用のワイヤハーネスなどをキャブ室内側から覆うカバーを、前記パイプ支柱に沿ってキャブ室内側の側面に着脱自在に設けている。
よって、パイプ支柱のキャブ室内側の側面を沿わせた前記ワイヤハーネスおよびコネクタは、前記カバーによりその室内側を覆い隠されてこれらが剥き出しとなることがないため、キャブ室内の美観が格段に向上すると共に損傷を受けることがない。しかも、パイプ支柱もカバーにより隠され化粧されるので、その外観が極めて良くなる。
また、カバーを着脱自在としたため、オプション機器着脱の際、これらのワイヤハーネスやコネクタの着脱が容易となり、メンテナンス性が向上する。
【0034】
また、本発明ではコネクタ取付け手段を設けている。
このコネクタ取付け手段は、パイプ支柱のキャブ室内側の側面縦方向に、既設コネクタに対する追加コネクタの脱着を容易にすべく適切な間隔で配置することができるので、このコネクタ取付け手段に装着された既設コネクタへの追加コネクタの接続、及び既設コネクタからの追加コネクタの取外しが極めて容易にでき、オプション機器着脱の作業性が向上する。その上、複数の既設コネクタを整然と配設することが可能となるなど、このオプション機器配線の美観が良くなる。また、既設コネクタをパイプ支柱またはその近傍近くに固定しておけるので、オプション機器を追加取付けの場合、その追加コネクタの既設コネクタへの着脱が極めて容易であり、作業性が向上する。
しかも、コネクタ取付け手段により既設コネクタと追加コネクタとの接続部分を強固に固定できるので、振動の激しい作業車両にあっても、この部分の接触不良などの故障が生じる恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る建設車両用キャブの斜め後上方から見た全体外観図である。
【図2】実施形態に係る建設車両用キャブの骨組みを示す全体概略図である。
【図3】本発明に係るコネクタ取付け手段の側面図である。
【図4】本発明に係るオプション機器用コネクタの取付け状態を示した図である。
【図5】図4のB部詳細図である。
【図6】本発明に係るオプション機器用コネクタのカバーの側面図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【図8】従来技術に係る作業車両のフェンダー部スイッチのコネクタを示した図である。
【符号の説明】
1…キャブ、2…パイプ支柱、3…コネクタ取付け手段、4…コネクタ、4a…既設コネクタ、4b…オプション機器用コネクタ、5…ワイヤハーネス、5a…既設ワイヤハーネス、5b…オプション機器用ワイヤハーネス、6…カバー、6a…ブラケット、6b…ボルト、7…電線管、8…ルームランプ、8a…ルームランプ用コネクタ、11…左後方パイプ支柱、12…右後方パイプ支柱、13…左前パイプ支柱、13a…梁部、14…右前パイプ支柱、14a…梁部、15…梁、15A…ロールオーバガイド、15a…補強材、15b…補強材、16…フレーム、17…フレーム、18…フレーム、19…フレーム、20…棧、21…棧、102…フェンダー、103…作業機昇降用スイッチ、104…フェンダー凹部、106…配線、107…蓋体、190…コネクタ。

Claims (3)

  1. 作業車両のオプション配線の取付け構造において、
    パイプ材からなり、キャブ(1)の骨組みを構成したパイプ支柱(2)のキャブ室内側の側面上またはその近傍に、オプション機器用ワイヤハーネス(5b)を接続するための、予め電源等から前記パイプ支柱(2)の側面まで配線されたワイヤハーネス(5a)の先端部に設けた既設コネクタ(4a)を、少なくとも1個取付けた
    ことを特徴とする作業車両のオプション配線の取付け構造。
  2. 請求項1に記載の作業車両のオプション配線の取付け構造において、
    前記パイプ支柱(2)のキャブ室内側の側面に、前記既設コネクタ(4a)、および前記パイプ支柱(2)に沿わせた前記ワイヤハーネス(5a)と前記オプション機器用ワイヤハーネス(5b)を覆うカバー(6)を着脱自在に設けた
    ことを特徴とする作業車両のオプション配線の取付け構造。
  3. 請求項1に記載の作業車両のオプション配線の取付け構造において、
    前記パイプ支柱(2)のキャブ室内側の側面上またはその近傍に、前記既設コネクタ(4a)を着脱自在に取付け可能とした、少なくとも1個のコネクタ取付け手段(3)を設けた
    ことを特徴とする作業車両のオプション配線の取付け構造。
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