JP2002001894A - 化粧板の製造方法 - Google Patents

化粧板の製造方法

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JP2002001894A
JP2002001894A JP2000183305A JP2000183305A JP2002001894A JP 2002001894 A JP2002001894 A JP 2002001894A JP 2000183305 A JP2000183305 A JP 2000183305A JP 2000183305 A JP2000183305 A JP 2000183305A JP 2002001894 A JP2002001894 A JP 2002001894A
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JP
Japan
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paint
applying
water glass
pattern
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JP2000183305A
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English (en)
Inventor
Tsuyoshi Otokura
堅 乙倉
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Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材表面に天然木の模様を転写した化粧板の
製造方法を提供するものである。 【解決手段】 無機質の基材11に天然木の柄を転写し
てなる化粧板10の製造方法であって、前記化粧板10
の製造方法が、基材11に水ガラス系の下地塗料12を
塗布する工程と、前記基材11上の下地塗料12に天然
木又は型板を加圧し柄付けする工程と、前記基材11か
ら天然木又は型板を離型して後、離型した基材11面に
水ガラス系の仕上げ塗料13を塗布する工程とからなる
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧板の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では、基材上にセメント壁調
のデザイン柄を印刷し、その上に塗装を施して化粧板に
仕上げるか、又は、透明なシートの裏面にセメント壁調
のデザイン柄を印刷し積層板の化粧板に仕上げるなどの
方法が取られていた。これらの化粧板の製造方法では印
刷パターンは、印刷ロールやデザイン柄の制作上一定の
ピッチの繰り返しのデザイン柄となっている。又、基材
面に凹凸がないため実際のセメント壁とは印象の違う深
みのないものとなっている。
【0003】凹凸模様とそれに同調した着色模様とを有
する熱硬化性樹脂化粧板を製造する方法に関して、特開
平5―147050号公報に記載がある。上記公報で
は、着色もしくは不透明化した熱硬化性樹脂を化粧紙に
含浸してなる熱硬化性樹脂含浸紙を凹凸模様を有する基
材に重ね合わせ、クッション材を介してプレス圧を加え
て熱圧成形を行うことを特徴として、簡単な工程で、凹
凸と完全に同調した着色模様を有する化粧板を製造する
ようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法では印刷パターンは、印刷ロールや柄の制作上一
定のピッチの繰り返しの柄印刷となり人造的で単調な化
粧板であった。又、基材面が凹凸がないため実際のセメ
ント壁とは印象の違うものであった。
【0005】本発明は、上記のこのような問題点に着眼
してなされたものであり、その目的は、基材表面に凹凸
のある天然木の柄を転写した化粧板の製造方法を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
化粧板の製造方法は、無機質の基材上の塗装面に天然木
の柄を転写してなる化粧板の製造方法であって、基材に
水ガラス系の下地塗料を塗布する工程と、前記基材上の
下地塗料に天然木又は型板を加圧し柄付けする工程と、
前記基材から天然木又は型板を離型して後、離型した基
材面に水ガラス系の仕上げ塗料を塗布する工程とからな
るものである。
【0007】請求項2記載の本発明の化粧板の製造方法
は、前記基材に水ガラス系の下地塗料を塗布する工程で
下地塗料を40〜180g/ m2塗布し、前記水ガラス
系の仕上げ塗料を塗布する工程で仕上げ塗料を20〜1
50g/ m2塗布するものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の本発明の化粧板の製造方法は、
基材に水ガラス系の下地塗料を塗布する工程と、前記基
材上の下地塗料に天然木又は型板を加圧し柄付けする工
程と、前記基材から天然木又は型板を離型して後、離型
した基材面に水ガラス系の仕上げ塗料を塗布する工程と
からなるので、基材上の塗装面に凹凸のある天然木の柄
を転写した化粧板の製造方法とすることができる。
【0009】請求項2記載の本発明の化粧板の製造方法
は、前記基材に水ガラス系の下地塗料を塗布する工程で
下地塗料を40〜180g/ m2塗布し、前記水ガラス
系の仕上げ塗料を塗布する工程で仕上げ塗料を20〜1
50g/ m2塗布するので、基材上の塗装面に凹凸のあ
る天然木の柄を転写した化粧板の製造方法とすることが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の化粧板の製造方
法を示す断面図である。
【0011】図1に示す様に、本発明の化粧板10の製
造方法は、無機質の基材11に天然木の柄を転写して化
粧板10が製造されている。前記塗装板10の製造方法
は、基材11に水ガラス系の下地塗料12を塗布する工
程と、前記基材上の下地塗料に天然木又は型板を加圧し
柄付けする工程と、前記基材11から天然木又は型板を
離型して後、離型した基材11面に水ガラス系の仕上げ
塗料13を塗布する工程とからなっているものである。
【0012】基材11に水ガラス系の下地塗料12を塗
布する工程では、基材11には珪酸カルシウム板、石膏
スラグ板等が用いられている。基材11の板厚みは、
2.0〜12ミリの範囲が好適である。
【0013】本実施例では、基材11に珪酸カルシウム
板でアスク社製(商品名セルストン)、で比重1.0、
板厚み6.0ミリで、板サイズ980ミリ×2470ミ
リのものを用いている。基材11のブラシ除塵機で除塵
して用いられている。
【0014】基材11は、蒸気プレーヒート装置で雰囲
気温度120℃で60秒加熱され、基材温度40〜50
℃になされ養生されている。
【0015】基材11の表面は、水ガラス系の無機質塗
料からなる下地塗料12がロールコーター、カーテンフ
ローコーターで塗布されている。下地塗装12の塗布量
は、40〜180g/ m2の範囲が好適な範囲である。
【0016】本実施例では、中国塗料製の白ベースコー
トをロールコーターで50g/m2塗布し、その直後に
未乾燥の状態でカーテンフローコーターで同塗料を12
0g/m2塗布されている。
【0017】前記基材11上の下地塗料12上に天然木
又は型板を加圧し柄付けする工程では、天然木もしくは
型板を用いて基材11表面の下地塗料12上に天然木の
柄が柄付けされている。天然木には桧材等の製材加工さ
れたものが用いられている。
【0018】加工された天然木は、板幅150ミリ、板
厚20ミリを基材11の下地塗料12の表面に敷き詰め
られている。敷き詰められた天然木の表面には汚れ防止
用のポリエチレンフィルム25ミクロンで被覆され、パ
レットに積載されて電動プレス機に移動されている。
【0019】又、天然木に代わって、用いられる型板で
は、合成樹脂製の型板が用いられ、天然木の模様の型板
が形成されている。繰り返し加圧して使用されるので、
型板での転写は耐久性が良く、廉価に化粧板10を製造
することができる。
【0020】前記基材11から天然木又は型板を離型し
て後、離型した基材11面に水ガラス系の仕上げ塗料1
3を塗布する工程では、下地塗装12された基材11に
天然木又は型板を敷いた部材をパレットで搬入して、電
動プレス機に挿入される。
【0021】部材は5〜10枚単位で電動プレス機に挿
入され、電動プレス機で10kpaで加圧されている。
加圧時間10〜30分経過して後、下地塗料12の硬化
後、基材11から天然木又型板は離型されている。
【0022】離型後、基材11の表面に生じたバリを取
り、基材11の下地塗装12面を整える。水ガラス系の
仕上げ塗料13は、下地塗装12面の上からカーテンフ
ローコーターで塗布するようになされている。
【0023】仕上げ塗料12は、カラークリア、クリ
ア、エナメル色が用いられ、塗布量20〜150g/
2で塗布されている。仕上げ塗料12は、熱風乾燥機
で雰囲気温度100℃で3分間乾燥されている。
【0024】この様に、本発明の化粧板の製造方法は、
基材11に水ガラス系の下地塗料12を塗布する工程に
よって、天然木の柄を転写できる下地塗装12面を形成
することができる。前記基材11上の下地塗料12に天
然木又は型板を加圧し柄付けする工程によって、天然木
の柄が下地塗装12面に転写されている。
【0025】又、前記基材11から天然木又は型板を離
型して後、離型した基材11面に水ガラス系の仕上げ塗
料を塗布する工程によって、転写された下地塗装12面
を透明の仕上げ塗装13で上塗り仕上げされ、基材11
上に天然木の柄を転写した化粧板の製造方法とすること
ができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1及び2記載の本発明の化粧板の
製造方法は、基材に水ガラス系の下地塗料を塗布する工
程と、前記基材上の下地塗料に天然木又は型板を加圧し
柄付けする工程と、前記基材から天然木又は型板を離型
して後、離型した基材面に水ガラス系の仕上げ塗料を塗
布する工程とからなるので、基材上の塗装面に天然木の
柄を転写した化粧板の製造方法とすることができる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧板の製造方法を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 化粧板 11 基材 12 下地塗装 13 上塗り塗装
フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AC43 AC44 AE03 CB12 DA06 DB22 DC32 EA05 EB02 EB56 4F100 AA01A AE06 AG00B AK04 AT00A BA03 BA07 CC00B CC10B EH46 EH462 EJ39 EJ392 GB08 HB01 HB01C YY00B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質の基材上の塗装面に天然木の柄を
    転写してなる化粧板の製造方法であって、 基材に水ガラス系の下地塗料を塗布する工程と、 前記基材上の下地塗料に天然木又は型板を加圧し柄付け
    する工程と、 前記基材から天然木又は型板を離型して後、離型した基
    材面に水ガラス系の仕上げ塗料を塗布する工程とからな
    ることを特徴とする化粧板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記基材に水ガラス系の下地塗料を塗布
    する工程で下地塗料を40〜180g/ m2塗布し、 前記水ガラス系の仕上げ塗料を塗布する工程で仕上げ塗
    料を20〜150g/m2塗布することを特徴とする請
    求項1記載の化粧板の製造方法。
JP2000183305A 2000-06-19 2000-06-19 化粧板の製造方法 Pending JP2002001894A (ja)

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