JP2002001756A - 竪型射出成形機の金型移動装置 - Google Patents

竪型射出成形機の金型移動装置

Info

Publication number
JP2002001756A
JP2002001756A JP2000186574A JP2000186574A JP2002001756A JP 2002001756 A JP2002001756 A JP 2002001756A JP 2000186574 A JP2000186574 A JP 2000186574A JP 2000186574 A JP2000186574 A JP 2000186574A JP 2002001756 A JP2002001756 A JP 2002001756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
fixed
slide table
base plate
moving device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000186574A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3681617B2 (ja
Inventor
Kazuya Takasaki
和也 高崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000186574A priority Critical patent/JP3681617B2/ja
Publication of JP2002001756A publication Critical patent/JP2002001756A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3681617B2 publication Critical patent/JP3681617B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】竪(たて)型射出成形機の金型移動装置を小型
化することができ、作業効率を向上させることができる
ようにする。 【解決手段】固定プラテン11と、可動プラテンと、可
動金型と、ベースプレート15と、ベースプレート15
に沿って移動自在に配設されたスライドテーブル16
と、スライドテーブル16に取り付けられた固定金型
と、スライドテーブル16を移動させるための駆動手段
と、ベースプレート15に沿って配設された第1の部
材、及びスライドテーブル16に固定された第2の部材
を備え、駆動手段の駆動に伴って、スライドテーブル1
6を移動させ、固定金型を型締位置S1及び退避位置S
2に選択的に置く伝動ユニットとを有する。そして、第
1の部材は、前記スライドテーブル16を貫通させて延
在させられる。ベースプレート15の幅をスライドテー
ブル16の幅と等しくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竪(たて)型射出
成形機の金型移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、竪型射出成形機の金型移動装置に
おいては、床上に配設された固定プラテン、及び該固定
プラテンより上方において、上下方向に移動自在に配設
された可動プラテンを備え、前記固定プラテンにベース
プレートが配設され、該ベースプレートに沿ってスライ
ドテーブルが水平方向に移動自在に配設され、前記スラ
イドテーブルに固定金型が、前記可動プラテンに可動金
型が取り付けられるようになっている。
【0003】前記スライドテーブルを移動させるため
に、ボールねじ軸及びボールナットから成るボールねじ
が使用され、ボールねじ軸とボールナットとが螺(ら)
合させられる。また、前記ベースプレート上に、前記ボ
ールねじ軸が回転自在に支持されるとともに、モータが
取り付けられ、前記スライドテーブルにボールナットが
取り付けられる。
【0004】したがって、前記モータを駆動することに
よってボールねじ軸を回転させ、前記スライドテーブル
を移動させ、固定金型を可動金型と対向する型締位置に
置き、可動金型を下方に移動させて固定金型と当接させ
ることによって型閉じ及び型締めを行い、射出ノズルか
ら成形材料を射出し、前記可動金型と固定金型との間に
形成されたキャビティ空間に成形材料を充填(てん)
し、該成形材料を冷却することによって、成形品が成形
される。次に、可動金型を上方に移動させて固定金型か
ら離すことによって型開きを行い、続いて、前記スライ
ドテーブルを移動させ、前記固定金型を前記可動金型か
ら離れた退避位置に置き、前記成形品を取り出すことが
できる。
【0005】なお、前記退避位置において、固定金型に
インサート品をセットすることもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の竪型射出成形機の金型移動装置においては、前記ボ
ールねじ軸を前記スライドテーブルに隣接させて配設す
る必要があるので、金型移動装置が大型化してしまう。
また、固定金型にインサート品をセットしたり、固定金
型から成形品を取り出したりする際に、ボールねじ軸を
避けて作業を行う必要があるので、作業効率が低下して
しまう。
【0007】本発明は、前記従来の竪型射出成形機の金
型移動装置の問題点を解決して、小型化することがで
き、作業効率を向上させることができる竪型射出成形機
の金型移動装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の竪
型射出成形機の金型移動装置においては、固定プラテン
と、該固定プラテンと対向させて移動自在に配設された
可動プラテンと、該可動プラテンに取り付けられた可動
金型と、前記固定プラテン上に配設されたベースプレー
トと、該ベースプレートに沿って移動自在に配設された
スライドテーブルと、該スライドテーブルに取り付けら
れた固定金型と、前記スライドテーブルを移動させるた
めの駆動手段と、前記ベースプレートに沿って配設され
た第1の部材、及び前記スライドテーブルに固定された
第2の部材を備え、前記駆動手段の駆動に伴って、前記
スライドテーブルを移動させ、前記固定金型を型締位置
及び退避位置に選択的に置く伝動ユニットとを有する。
【0009】そして、前記第1の部材は、前記スライド
テーブルを貫通させて延在させられる。
【0010】本発明の他の竪型射出成形機の金型移動装
置においては、さらに、前記ベースプレートは、互いに
直角の方向に二つ配設され、前記スライドテーブルは各
ベースプレートに沿ってそれぞれ配設され、前記各スラ
イドテーブルに前記固定金型がそれぞれ取り付けられ
る。
【0011】本発明の更に他の竪型射出成形機の金型移
動装置においては、さらに、前記スライドテーブルに二
つの固定金型が取り付けられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の第1の実施の形態における
竪型射出成形機の金型移動装置の第1の状態を示す平面
図、図2は本発明の第1の実施の形態における竪型射出
成形機の金型移動装置の正面図、図3は本発明の第1の
実施の形態における竪型射出成形機の金型移動装置の側
断面図、図4は本発明の第1の実施の形態における竪型
射出成形機の金型移動装置の第2の状態を示す平面図で
ある。
【0014】図において、11は固定プラテンであり、
該固定プラテン11は図示されないフレームを介して床
上に配設される。前記固定プラテン11より上方には、
該固定プラテン11と対向させて上下方向に移動自在に
図示されない可動プラテンが配設され、図示されない型
締装置を作動させることによって、前記可動プラテンを
タイバー12に沿って上下方向に移動させることができ
る。
【0015】そして、前記固定プラテン11上に支持部
材14、18を介してベースプレート15が配設され
る。該ベースプレート15は、固定プラテン11のほぼ
全体にわたって、かつ、一端を固定プラテン11から突
出させて延在させられるとともに、前記ベースプレート
15に沿ってスライドテーブル16が水平方向に移動自
在に配設され、該スライドテーブル16に図示されない
固定金型が取り付けられる。一方、前記可動プラテンに
前記固定金型と対向させて可動金型が取り付けられる。
前記固定金型及び可動金型によって金型装置が構成され
る。
【0016】前記スライドテーブル16を移動させるた
めに、ベースプレート15上に、互いに所定の距離を置
いて一対のレール17が長手方向に配設される。また、
各レール17に対応させて、スライドテーブル16の下
面には、一対の溝19が形成され、各溝19にレール1
7と摺(しゅう)動する案内レール21が配設され、ス
ライドテーブル16に取り付けられる。
【0017】そして、前記ベースプレート15上におけ
る、一方のレール17とベースプレート15の縁との間
で、かつ、溝19内に、第1の部材としてのボールねじ
軸22が、ベースプレート15に沿って、長手方向に延
在させて、かつ、レール17と平行に配設される。前記
ボールねじ軸22は、側壁16a、16bを介してスラ
イドテーブル16を貫通して延び、ベースプレート15
の両端に取り付けられた二つのベアリング25、26に
よって回転自在に支持される。また、側壁16aに第2
の部材としてのボールナット23が固定され、前記ボー
ルねじ軸22とボールナット23とが螺合させられる。
なお、ボールねじ軸22及びボールナット23によっ
て、回転運動を直線運動に変換する運動方向変換手段と
してのボールねじが構成されるとともに、伝動ユニット
が構成される。
【0018】前記ボールねじ軸22におけるベアリング
25側の端部には、カップリング28を介して駆動手段
としてのモータ29が配設され、該モータ29を正方向
又は逆方向に駆動し、ボールねじ軸22を正方向又は逆
方向に回転させると、前記スライドテーブル16がレー
ル17に沿って移動し、前記固定金型を、可動金型と対
向する型締位置S1、及び可動金型から離れた退避位置
S2に選択的に置く。なお、前記ベースプレート15上
における両端近傍にストッパ35、36が配設され、前
記スライドテーブル16をストッパ35、36に当接さ
せたときに、前記固定金型がそれぞれ型締位置S1及び
退避位置S2に位置決めされる。
【0019】本実施の形態においては、モータ29を駆
動することによってボールねじ軸22を回転させるよう
にしているが、ボールねじ軸をベースプレート15に固
定し、スライドテーブル16に取り付けられたモータを
駆動することによってボールナットを回転させることも
できる。
【0020】そして、前記型締位置S1において、可動
金型を下方に移動させて固定金型と当接させることによ
って型閉じ及び型締めを行い、射出ノズルから成形材料
を射出し、前記可動金型と固定金型との間に形成された
キャビティ空間に成形材料を充填し、該成形材料を冷却
することによって、成形品が成形される。次に、可動金
型を上方に移動させて固定金型から離すことによって型
開きを行い、続いて、前記スライドテーブル16を移動
させ、前記固定金型を退避位置S2に置き、前記成形品
を取り出すことができる。なお、成形品を取り出すため
に、前記退避位置S2における前記スライドテーブル1
6より下方に、図示されないエジェクタ機構が配設さ
れ、前記スライドテーブル16の中央に貫通穴31が形
成され、該貫通穴31を前記エジェクタ機構のエジェク
タピン32が選択的に貫通させられ、かつ、上下方向に
移動自在に配設される。したがって、エジェクタ機構を
作動させることによって、エジェクタピン32を上方に
移動させると、型開きに伴って固定金型から成形品を突
き出すことができる。前記エジェクタ機構を作動させる
ための駆動手段として図示されないモータが使用され
る。
【0021】なお、前記退避位置S2において、固定金
型に図示されないインサート品をセットすることもでき
る。
【0022】この場合、前記ボールねじ軸22は、前記
スライドテーブル16を貫通させるとともに、溝19内
に収納されて延在させられるので、ベースプレート15
の幅をスライドテーブル16の幅と等しくすることがで
きるだけでなく、高さ方向の寸法を小さくすることがで
き、竪型射出成形機の金型移動装置を小型化することが
できる。また、固定金型にインサート品をセットした
り、固定金型から成形品を取り出したりする際に、ボー
ルねじ軸22を避けて作業を行う必要がないので、作業
効率を向上させることができる。
【0023】本実施の形態においては、スライドテーブ
ル16が移動自在に配設され、固定金型が型締位置S1
及び退避位置S2に選択的に置かれるようになっている
が、例えば、図示されないモード選択スイッチを配設
し、第1、第2のモードを選択することができるように
し、第1のモードにおいては、スライドテーブル16が
移動自在に配設され、固定金型が型締位置S1及び退避
位置S2に選択的に置かれ、第2のモードにおいては、
スライドテーブル16が固定され、固定金型が型締位置
S1に置かれるようにすることもできる。この場合、型
締位置S1にエジェクタ機構が配設され、型締位置S1
において成形品を突き出すことができる。
【0024】本実施の形態においては、前記スライドテ
ーブル16をストッパ35、36に当接させたときに、
前記固定金型がそれぞれ型締位置S1及び退避位置S2
に位置決めされるようになっているが、前記モータ29
に配設されたエンコーダ37の検出値に基づいて、スラ
イドテーブル16の位置を算出し、前記固定金型を型締
位置S1及び退避位置S2に位置決めすることもでき
る。
【0025】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0026】図5は本発明の第2の実施の形態における
竪型射出成形機の金型移動装置の平面図である。
【0027】この場合、固定プラテン11上に、互いに
直角の方向に第1、第2のベースプレート55、75が
配設され、第1のベースプレート55は、固定プラテン
11の長手方向におけるほぼ全体にわたって、かつ、一
端を固定プラテン11から突出させて延在させられ、第
2のベースプレート75は、固定プラテン11の幅方向
におけるほぼ全体にわたって、かつ、一端を固定プラテ
ン11から突出させて延在させられる。そして、前記第
1のベースプレート55に沿って第1のスライドテーブ
ル56が水平方向に移動自在に配設され、該第1のスラ
イドテーブル56に図示されない第1の固定金型が取り
付けられる。また、前記第2のベースプレート75に沿
って第2のスライドテーブル76が水平方向に移動自在
に配設され、該第2のスライドテーブル76に図示され
ない第2の固定金型が取り付けられる。一方、図示され
ない可動プラテンに前記第1、第2の固定金型と選択的
に対向させて図示されない可動金型が取り付けられる。
前記第1、第2の固定金型及び可動金型によって金型装
置が構成される。
【0028】そして、前記第1のスライドテーブル56
を移動させるために、第1のベースプレート55上に、
互いに所定の距離を置いて一対の第1のレール57が長
手方向に配設される。また、各第1のレール57に対応
させて、第1のスライドテーブル56の下面には、一対
の溝19(図3)が形成され、各溝19に第1のレール
57と摺動する案内レール21が配設され、第1のスラ
イドテーブル56に取り付けられる。
【0029】そして、前記第1のベースプレート55上
における、一方の第1のレール57と第1のベースプレ
ート55の縁との間で、かつ、溝19内に、第1の部材
としてのボールねじ軸62が、第1のベースプレート5
5に沿って、長手方向に延在させて、かつ、第1のレー
ル57と平行に配設される。前記ボールねじ軸62は側
壁56a、56bを介して第1のスライドテーブル56
を貫通して延び、二つのベアリング65(図において
は、一つのベアリング65だけが示される。)によって
回転自在に支持される。また、側壁56bに第2の部材
としてのボールナット63が固定され、前記ボールねじ
軸62とボールナット63とが螺合させられる。なお、
ボールねじ軸62及びボールナット63によって、回転
運動を直線運動に変換する第1の運動方向変換手段とし
てのボールねじが構成されるとともに、伝動ユニットが
構成される。
【0030】前記ボールねじ軸62におけるベアリング
65側の端部には、カップリング68を介して第1の駆
動手段としてのモータ69が配設され、該モータ69を
正方向又は逆方向に駆動し、ボールねじ軸62を正方向
又は逆方向に回転させると、前記第1のスライドテーブ
ル56が第1のレール57に沿って矢印A方向に移動
し、前記第1の固定金型を、可動金型と対向する型締位
置S11に置いたり、可動金型から離れた退避位置S1
2に置いたりすることができる。なお、前記第1のスラ
イドテーブル56をストッパ91、92に当接させたと
きに、前記固定金型がそれぞれ型締位置S11及び退避
位置S12に位置決めされる。また、95はモータ69
のエンコーダである。
【0031】前記第2のスライドテーブル76を移動さ
せるために、第2のベースプレート75上に、互いに所
定の距離を置いて一対の第2のレール77が長手方向に
配設される。また、各第2のレール77に対応させて、
第2のスライドテーブル76の下面には、一対の溝19
が形成され、各溝19に第2のレール77と摺動する案
内レール21が配設され、第2のスライドテーブル76
に取り付けられる。なお、第1 、第2のレール57、7
7の互いに交差する部分e〜hには、干渉を防止するた
めの溝が形成される。
【0032】そして、前記第2のベースプレート75上
における、一方のレール77と第2のベースプレート7
5の縁との間で、かつ、溝19内に、第1の部材として
のボールねじ軸82が、第2のベースプレート75に沿
って、長手方向に延在させて、かつ、第2のレール77
と平行に配設される。前記ボールねじ軸82は側壁76
a、76bを介して第2のスライドテーブル76を貫通
して延び、第2のベースプレート75に取り付けられた
二つのベアリング85(図においては、一つのベアリン
グ85だけが示される。)によって回転自在に支持され
る。また、側壁76aに第2の部材としてのボールナッ
ト83が固定され、前記ボールねじ軸82とボールナッ
ト83とが螺合させられる。なお、ボールねじ軸82及
びボールナット83によって、回転運動を直線運動に変
換する第2の運動方向変換手段としてのボールねじが構
成されるとともに、伝動ユニットが構成される。
【0033】前記ボールねじ軸82におけるベアリング
85側の端部には、カップリング88を介して第2の駆
動手段としてのモータ89が配設され、該モータ89を
正方向又は逆方向に駆動し、ボールねじ軸82を正方向
又は逆方向に回転させると、前記第2のスライドテーブ
ル76が第2のレール77に沿って矢印B方向に移動
し、前記第2の固定金型を、前記型締位置S11、及び
可動金型から離れた退避位置S13に選択的に置く。な
お、前記第2のスライドテーブル76をストッパ93、
94に当接させたときに、前記固定金型がそれぞれ型締
位置S11及び退避位置S13に位置決めされる。ま
た、96はモータ89のエンコーダである。
【0034】そして、前記型締位置S11において、可
動金型を下方に移動させて、第1の固定金型と当接させ
ることによって型閉じ及び型締めを行い、射出ノズルか
ら成形材料を射出し、前記可動金型と第1の固定金型と
の間に形成されたキャビティ空間に成形材料を充填し、
該成形材料を冷却することによって、成形品が成形され
る。次に、可動金型を上方に移動させて第1の固定金型
から離すことによって型開きを行い、続いて、前記第1
のスライドテーブル56を移動させ、前記第1の固定金
型を退避位置S12に置き、前記成形品を取り出すこと
ができる。
【0035】そして、前記第1の固定金型を退避位置S
12に置くために、前記第1のスライドテーブル56を
移動させている間、第2のスライドテーブル76が移動
させられ、退避位置S13に置かれていた第2の固定金
型は型締位置S11に置かれる。また、該型締位置S1
1において、前記可動金型を下方に移動させて、第2の
固定金型と当接させることによって型閉じ及び型締めを
行い、射出ノズルから成形材料を射出し、前記可動金型
と第2の固定金型との間に形成されたキャビティ空間に
成形材料を充填し、該成形材料を冷却することによっ
て、成形品が成形される。次に、可動金型を上方に移動
させて第2の固定金型から離すことによって型開きを行
い、続いて、前記第2のスライドテーブル76を移動さ
せ、前記第2の固定金型を退避位置S13に置き、前記
成形品を取り出すことができる。
【0036】この場合、前記ボールねじ軸62、82
は、それぞれ、第1、第2のベースプレート55、75
上に、かつ、前記第1、第2のスライドテーブル56、
76を貫通させるとともに、溝19内に収納されて延在
させられる。したがって、第1、第2のベースプレート
55、75の幅をそれぞれ第1、第2のスライドテーブ
ル56、76の幅と等しくすることができるだけでな
く、高さ方向の寸法を小さくすることができるので、竪
型射出成形機の金型移動装置を小型化することができ
る。また、第1、第2の固定金型に図示されないインサ
ート品をセットしたり、第1、第2の固定金型から成形
品を取り出したりする際に、ボールねじ軸62、82を
避けて作業を行う必要がないので、作業効率を向上させ
ることができる。
【0037】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0038】図6は本発明の第3の実施の形態における
竪型射出成形機の金型移動装置の平面図である。
【0039】この場合、固定プラテン11上にベースプ
レート155が配設され、該ベースプレート155は、
固定プラテン11の長手方向における全体にわたって、
かつ、両端を固定プラテン11から突出させて延在させ
られる。そして、前記ベースプレート155に沿って第
1、第2のスライドテーブル156、176が長手方向
に移動自在に配設され、該第1、第2のスライドテーブ
ル156、176に図示されない第1、第2の固定金型
が取り付けられる。一方、図示されない可動プラテンに
は前記第1、第2の固定金型と選択的に対向させて図示
されない可動金型が取り付けられる。前記第1、第2の
固定金型及び可動金型によって金型装置が構成される。
【0040】前記第1、第2のスライドテーブル15
6、176を移動させるために、ベースプレート155
上に、互いに所定の距離を置いて一対のレール157が
長手方向に配設される。そして、前記ベースプレート1
55上における、一方のレール157とベースプレート
155の縁との間で、かつ、溝19内に、第1の部材と
してのボールねじ軸182が、ベースプレート155に
沿って、長手方向に延在させて、かつ、レール157と
平行に配設される。前記ボールねじ軸182は、側壁1
56a、156bを介して第1のスライドテーブル15
6を、また、側壁176a、176bを介して第2のス
ライドテーブル176を貫通して延び、二つのベアリン
グ165、166によって回転自在に支持される。ま
た、側壁156a、176aに第2の部材としてのボー
ルナット163が固定され、前記ボールねじ軸182と
ボールナット163とが螺合させられる。なお、ボール
ねじ軸182及びボールナット163によって、回転運
動を直線運動に変換する運動方向変換手段としてのボー
ルねじが構成されるとともに、伝動ユニットが構成され
る。
【0041】前記ボールねじ軸182におけるベアリン
グ165側の端部には、カップリング168を介して駆
動手段としてのモータ189が配設され、モータ189
を正方向又は逆方向に駆動し、ボールねじ軸182を正
方向又は逆方向に回転させると、前記第1、第2のスラ
イドテーブル156、176がベースプレート155に
沿って移動し、前記第1、第2の固定金型を、可動金型
と対向する型締位置S21及び可動金型から離れた退避
位置S22、S23にそれぞれ選択的に置く。なお、前
記第1のスライドテーブル156をストッパ191に当
接させたときに前記第1の固定金型は退避位置S22
に、第2のスライドテーブル176をストッパ192に
当接させたときに前記第2の固定金型は退避位置S23
に、それぞれ位置決めされる。また、196はモータ1
89のエンコーダである。
【0042】前記各実施の形態においては、運動方向変
換手段としてボールねじが使用されるが、ボールねじに
代えてラックアンドピニオンを使用することもできる。
この場合、ラックによって第1の部材が、ピニオンによ
って第2の部材が構成される。
【0043】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、竪型射出成形機の金型移動装置においては、固定
プラテンと、該固定プラテンと対向させて移動自在に配
設された可動プラテンと、該可動プラテンに取り付けら
れた可動金型と、前記固定プラテン上に配設されたベー
スプレートと、該ベースプレートに沿って移動自在に配
設されたスライドテーブルと、該スライドテーブルに取
り付けられた固定金型と、前記スライドテーブルを移動
させるための駆動手段と、前記ベースプレートに沿って
配設された第1の部材、及び前記スライドテーブルに固
定された第2の部材を備え、前記駆動手段の駆動に伴っ
て、前記スライドテーブルを移動させ、前記固定金型を
型締位置及び退避位置に選択的に置く伝動ユニットとを
有する。
【0045】そして、前記第1の部材は、前記スライド
テーブルを貫通させて延在させられる。
【0046】この場合、前記第1の部材は、スライドテ
ーブルを貫通させるとともに、溝内に収納されて延在さ
せられるので、ベースプレートの幅をスライドテーブル
の幅と等しくすることができるだけでなく、高さ方向の
寸法を小さくすることができ、竪型射出成形機の金型移
動装置を小型化することができる。また、固定金型にイ
ンサート品をセットしたり、固定金型から成形品を取り
出したりする際に、第1の部材を避けて作業を行う必要
がないので、作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における竪型射出成
形機の金型移動装置の第1の状態を示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における竪型射出成
形機の金型移動装置の正面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における竪型射出成
形機の金型移動装置の側断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における竪型射出成
形機の金型移動装置の第2の状態を示す平面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における竪型射出成
形機の金型移動装置の平面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における竪型射出成
形機の金型移動装置の平面図である。
【符号の説明】
11 固定プラテン 15、155 ベースプレート 16 スライドテーブル 22、62、82、182 ボールねじ軸 23、63、83、163 ボールナット 29、69、89、189 モータ 55 第1のベースプレート 75 第2のベースプレート 56、156 第1のスライドテーブル 76、176 第2のスライドテーブル S1、S11、S21 型締位置 S2、S12、S13、S22、S23 退避位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)固定プラテンと、(b)該固定プ
    ラテンと対向させて移動自在に配設された可動プラテン
    と、(c)該可動プラテンに取り付けられた可動金型
    と、(d)前記固定プラテン上に配設されたベースプレ
    ートと、(e)該ベースプレートに沿って移動自在に配
    設されたスライドテーブルと、(f)該スライドテーブ
    ルに取り付けられた固定金型と、(g)前記スライドテ
    ーブルを移動させるための駆動手段と、(h)前記ベー
    スプレートに沿って配設された第1の部材、及び前記ス
    ライドテーブルに固定された第2の部材を備え、前記駆
    動手段の駆動に伴って、前記スライドテーブルを移動さ
    せ、前記固定金型を型締位置及び退避位置に選択的に置
    く伝動ユニットとを有するとともに、(i)前記第1の
    部材は、前記スライドテーブルを貫通させて延在させら
    れることを特徴とする竪型射出成形機の金型移動装置。
  2. 【請求項2】 (a)前記ベースプレートは、互いに直
    角の方向に二つ配設され、(b)前記スライドテーブル
    は各ベースプレートに沿ってそれぞれ配設され、(c)
    前記各スライドテーブルに前記固定金型がそれぞれ取り
    付けられる請求項1に記載の竪型射出成形機の金型移動
    装置。
  3. 【請求項3】 前記スライドテーブルに二つの固定金型
    が取り付けられる請求項1に記載の竪型射出成形機の金
    型移動装置。
JP2000186574A 2000-06-21 2000-06-21 竪型射出成形機 Expired - Fee Related JP3681617B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000186574A JP3681617B2 (ja) 2000-06-21 2000-06-21 竪型射出成形機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000186574A JP3681617B2 (ja) 2000-06-21 2000-06-21 竪型射出成形機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002001756A true JP2002001756A (ja) 2002-01-08
JP3681617B2 JP3681617B2 (ja) 2005-08-10

Family

ID=18686707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000186574A Expired - Fee Related JP3681617B2 (ja) 2000-06-21 2000-06-21 竪型射出成形機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3681617B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011110759A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Toyo Mach & Metal Co Ltd スライドテーブル式竪型射出成形機
CN112721072A (zh) * 2020-11-19 2021-04-30 宁波华城橡塑机械有限公司 一种节能注射成型机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011110759A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Toyo Mach & Metal Co Ltd スライドテーブル式竪型射出成形機
CN112721072A (zh) * 2020-11-19 2021-04-30 宁波华城橡塑机械有限公司 一种节能注射成型机
CN112721072B (zh) * 2020-11-19 2022-08-23 宁波华城橡塑机械有限公司 一种节能注射成型机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3681617B2 (ja) 2005-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7833008B2 (en) Injection molding machine with vertical plasticizing unit
JP4866084B2 (ja) ダイカストマシンにおける製品取出方法及びその装置
JPH0622822B2 (ja) 射出成形機
JP2010149450A (ja) 多色成形品の成形方法および多色成形用金型
JP5394335B2 (ja) 射出成形機の中間型盤
JP2011230345A (ja) 複合成形品用射出成形機およびその成形方法
JPWO2007037136A1 (ja) 射出成形装置
JP2002001756A (ja) 竪型射出成形機の金型移動装置
CN210190439U (zh) 一种四角塞头蜡模成型模具
JP4347791B2 (ja) 多材質射出成形機
JP2013184444A (ja) 射出成形機
CN210820563U (zh) 一种移模装置及其注塑机
CN212421980U (zh) 注塑模具及注塑系统
CN210283101U (zh) 一种弹板式抽芯机构以及注塑模具
JP2000280308A (ja) 射出成形機の型締装置
JP4050192B2 (ja) 射出成形機
JP4050154B2 (ja) 射出成形装置及び射出成形機
JPH0524067A (ja) 射出成形機
CN110587901A (zh) 一种移模装置及其注塑机
WO2023120278A1 (ja) 樹脂封止装置
JP2002001757A (ja) 竪型射出成形機
JPH0857896A (ja) 射出成形機
CN113001633B (zh) 一种注塑零件用多功能边缘裁切处理装置
CN216065054U (zh) 一种冲压稳定的压模机
CN212021578U (zh) 一种注塑机合模装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080527

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080527

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090527

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100527

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110527

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120527

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120527

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130527

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130527

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees