JP2002001049A - 環境改善部材 - Google Patents
環境改善部材Info
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- JP2002001049A JP2002001049A JP2000192771A JP2000192771A JP2002001049A JP 2002001049 A JP2002001049 A JP 2002001049A JP 2000192771 A JP2000192771 A JP 2000192771A JP 2000192771 A JP2000192771 A JP 2000192771A JP 2002001049 A JP2002001049 A JP 2002001049A
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- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
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Abstract
な脱臭及び吸湿のみならず、吸音も1つの設備で効果的
に行う事が出来るような環境改善部材の開発をその解決
課題とする。 【解決手段】 通気性筒体(1)と、通気性筒体(1)内に
配設され、通気性筒体(1)の内面側に開口する吸音室(R)
を有する吸音ブロック(3)と、通気性筒体(1)の吸音ブロ
ック(3)との間に配設された炭素繊維系シート(2)とで構
成された事を特徴とする。
Description
物の有効利用を図る事が出来、吸音、脱臭及び吸湿を効
果的に行う事が出来る環境改善部材に関するものであ
る。
品臭、待合い患者の話し声や子供が騒ぐ音或いは廊下を
通る足音、廊下を通る人の話声による騒音等があり、病
院側が注意していても十分でなく、入院患者、特に重篤
患者には安静の妨げになっていた。
は、湿度を下げる事が出来るので快適な空間を現出させ
る事が出来るが、時として過剰乾燥になることがあり、
入院患者には負担となることがあった。しかも、空調設
備は常時清掃しなければ結露により雑菌の巣になりやす
く、空調設備から吹き出す風が雑菌を室内にまき散らす
という事もあり、新たな病気を引き起こすというような
問題もあった。しかもこれら設備はバラバラに設置され
ており管理が煩雑であるという問題もあった。
務所、事業所は勿論、特に病院では入院患者の負担にな
らないようなマイルドな脱臭及び吸湿のみならず、吸音
も1つの設備で効果的に行う事が出来るような環境改善
部材の開発が従来から求められていた。
環境改善部材(A)は「通気性筒体(1)と、通気性筒体(1)
内に配設され、通気性筒体(1)の内面側に開口する吸音
室(R)を有する吸音ブロック(3)と、通気性筒体(1)の吸
音ブロック(3)との間に配設された炭素繊維系シート(2)
とで構成された」事を特徴とする。
筒体(1)と、その内部に通気性筒体(1)の内面側に開口す
る吸音室(R)を有する吸音ブロック(3)が配設されている
ので、環境改善部材(A)の周囲の騒音は、通気性筒体(1)
を通って吸音室(R)に入り、ここで効果的に吸音される
事になる。しかも通気性筒体(1)と吸音ブロック(3)との
間に炭素繊維系シート(2)が配設されているので、前記
吸音効果を減殺する事なく炭素繊維系シート(2)による
吸湿と脱臭とが行われる事になる。
材(A)の改良に関し「吸音室(R)内に多孔質炭素系粒状物
(7)が充填されている」事を特徴とするもので、多孔質
炭素系粒状物(7)を吸音室(R)内に充填する事で、吸音と
同時により効果的な吸湿と脱臭とが行われる。
いて説明する。図1は本実施例の環境調部材(A)を列設
して吸湿、脱臭並びに防音用の間仕切りを構成した場合
の正面図であり、図2はその平面図である。又、図3は
吸湿、脱臭並びに防音用のインテリア部材として使用し
た例であり、図4は主として吸湿部材として床下に置い
た場合である。
と、矩形枠体(8)内に2列にて直径と同じ幅だけずらし
て千鳥状に並列したものである。そのためこの枠体(8)
に配設された環境改善部材(A)を正面から見ると、凹凸
をもって並んでいるものの、通気性筒体(1)が略隙間な
く壁状に配されているように重なって見える。しかしな
がら斜めからは前後の通気性筒体(1)間の隙間から間仕
切りの背部を透かして見ることができる。
木の幹にし、環境改善部材(A)から枝(a1)を出し、枝(a
1)に葉(a2)を茂らせた場合である。インテリア部材とし
て使用出来、吸湿、脱臭並びに防音も出来しかも室内に
設置して違和感を生じない。
明する。環境改善部材(A)の実施例としてここでは2つ
の例を紹介するが、勿論、これらに限定される事はな
い。
の連続気泡体で、適正な気孔率(40〜60%)を有する繊
維又はスポンジ状物乃至樹脂粒子或いは金属粒子を固め
たものを使用したり、多孔質紙材(10)の間にカーボン繊
維シート(11)を介装したもの、或いはステンレス等のネ
ットに樹脂製不織布を担持させたもの若しくは網体等で
構成されている。図5、6の場合は、樹脂粒子を固めた
ものであり、図10は多孔質紙材(10)とカーボン繊維シー
ト(11)の複合材であり、図11は網体である。図11の網体
の場合を除き、通気性筒体(1)は適正な気孔率を有す
る。そして、その両端には蓋(12)が螺着され或いは嵌め
込まれている。
ク(3)は、種々の形状があり、図6,7の場合には通気
性筒体(1)の内径に合わせて形成された天板(4)と、天板
(4)の下面から突設された仕切板(5)とで構成されてい
る。仕切板(5)は本実施例では天板(4)に垂直に設けら
れ、その中心部から放射状に伸びた8枚の板で構成され
ている。勿論、構成枚数に限定はない。そして天板(4)
又は/及び仕切板(5)には通気孔(6)が適宜設けられてい
る。
(9)があり、円筒部分(9)の周囲から仕切板(5)が放射状
に伸びている。この場合円筒部分(9)も扇形部分も後述
する吸音室(R)を形成する事になる。図11の場合は、カ
ップ形のもので、円筒形の仕切板(5)に通気孔(6)が穿設
されている。上記吸音ブロック(3)は、樹脂の成形体或
いは紙の成形品その他各種適当な素材で作られる。
繊維系シート(2)が配設されている。炭素繊維系シート
(2)としては、例えば短繊維の炭素繊維を不織布状に形
成したものが使用される。その厚さはある程度厚みのあ
る方が好ましく、本実施例では0.2〜3mm程度のも
のが使用される。
積み上げられて使用される事になる。従って、炭素繊維
系シート(2)は吸音ブロック(3)と通気性筒体(1)との間
に配置される事になる。そして上下の吸音ブロック(3)
の天板(4)と仕切板(5)にて構成される吸音室(R)は、通
気性筒体(1)の内周面方向に開口する事になり、外部か
らの騒音は通気性筒体(1)、炭素繊維系シート(2)を通っ
て吸音室(R)内に入る事になる。吸音室(R)の大きさは吸
音すべき音の周波数を予め調査しておき、その周波数の
音を効果的に減衰できるような大きさに設計される。
(4)及び仕切板(5)の3箇所に適宜設置されており、空気
が上下に隣接する吸音室(R)間を通ることを可能として
いる。尚、通気孔(6)は仕切板(5)だけ或いは天板(4)だ
けに設けても良い。
騒音の吸収作用に付いて説明する。環境改善部材(A)の
周囲に発生した騒音は、通気性筒体(1)を通過し、続い
て炭素繊維系シート(2)を通って吸音室(R)内に入る。騒
音の一部は通気性筒体(1)を通過する際に吸音される。
そして吸音室(R)にて更に吸音される。通気性筒体(1)の
多孔質層はその表面に微細な凹凸を有し、前述のように
適当な気孔率を有しているので、通気性筒体(1)に騒音
が入力したとき反射音を生じさせない。
発生した騒音は発生源から次第に周囲へ輪状に広がって
いき、該騒音の一部は、音源側に設置された環境改善部
材(A)によって効果的に吸音される。そしてその残部は
内側の環境改善部材(A)の隙間を通り抜けてその背部に
回る。しかしながら、ちょうど通り抜けた位置に設置さ
れている外側の環境改善部材(A)によって吸音されるの
で、漏れなく全体として効率よく吸音される事になる。
また、図1の間仕切りには前後の環境改善部材(A)の間
に隙間が設けられているので、前記隙間をエアコンの風
が通り抜ける事が出来、風通しがよい。
通って吸音室(R)に入った騒音は対象領域の周波数成分
が吸音室(R)の減衰効果により効果的に吸音される。そ
して天板(4)又は仕切板(5)に通気孔(6)がある場合に
は、そこで吸音し切れなかった騒音はこの通気孔(6)を
通って上下或いは左右の隣接する吸音ブロック(3)の吸
音室(R)に至り、そこでも吸音される。更にこの場合
は、上下又は左右の吸音室(R)の和に相当する周波数成
分も吸音されることとなる。
明する。室内の薬品臭を始め各種の鼻につく臭いは風に
乗って四方に拡散する。そしてその一部は通気性筒体
(1)を通り炭素繊維系シート(2)に至る。炭素繊維系シー
ト(2)は多孔質であるので、臭いは炭素繊維系シート(2)
に効果的に吸着され、脱臭される事になる。この作用
は、そのまま吸湿にも当てはまり、その結果前記吸音効
果を減殺する事なく吸湿と脱臭とが行われる事になる。
を充填してもよく、このようにすればより脱臭・吸湿効
果が期待される。多孔質炭素系粒状物(7)としては、通
常の木炭、椰子殻活性炭、籾殻炭、竹を蒸し焼きにして
炭にしたもの(竹炭)などがあげられる。
で、通気性筒体(1)が網体で構成されており、その内側
に適正気孔率を有する炭素繊維系シート(2)が配設さ
れ、更に通気性筒体(1)の中心に通気孔(6)が穿設されて
いるカップ状の吸音ブロック(3)が積層して配設されて
いる例である。そして吸音ブロック(3)と炭素繊維系シ
ート(2)との間に多孔質炭素系粒状物(7)が充填されてい
る。この場合、多孔質炭素系粒状物(7)も炭素繊維系シ
ート(2)と同様適正気孔率となるような粒径が選ばれ
る。
は、網状の通気性筒体(1)を素通りし、炭素繊維系シー
ト(2)及び多孔質炭素系粒状物(7)で吸音されつつ通過し
て吸音ブロック(3)の通気孔(6)を通って円筒状の吸音室
(R)に至り、ここで効果的に吸音される。また、臭いや
湿気は、前述同様炭素繊維系シート(2)や多孔質炭素系
粒状物(7)にて吸着される。
(1)は劣化しにくいが多孔質炭素系粒状物(7)は吸湿、脱
臭によって次第に劣化して行くが、劣化した場合は新た
な多孔質炭素系粒状物(7)に詰め替えて再使用する事が
出来非常に経済的である。
善部材にて十分な吸音効果を備え且つ脱臭、吸湿も同時
に行う事が出来る。
した例の正面図。
使用した例の正面図。
用した例の正面図。
図。
図。
分断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 通気性筒体と、通気性筒体内に配設さ
れ、通気性筒体の内面側に開口する吸音室を有する吸音
ブロックと、通気性筒体の吸音ブロックとの間に配設さ
れた炭素繊維系シートとで構成された事を特徴とする環
境改善部材。 - 【請求項2】 吸音室内に多孔質炭素系粒状物が充填
されている事を特徴とする請求項1に記載の環境改善部
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000192771A JP2002001049A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 環境改善部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000192771A JP2002001049A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 環境改善部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002001049A true JP2002001049A (ja) | 2002-01-08 |
Family
ID=18691855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000192771A Ceased JP2002001049A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 環境改善部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002001049A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007228986A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Kyoto Institute Of Technology | 空気中の浮遊物質の除去装置 |
JP2014522932A (ja) * | 2011-07-19 | 2014-09-08 | ナムティーエム インコーポレイテッド | 炭が内蔵された建築用吸音材及び吸音ドア |
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-
2000
- 2000-06-27 JP JP2000192771A patent/JP2002001049A/ja not_active Ceased
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
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