JP2002000213A - アブラナ科植物のγ−アミノ酪酸の含量を高める方法 - Google Patents

アブラナ科植物のγ−アミノ酪酸の含量を高める方法

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JP2002000213A
JP2002000213A JP2000189562A JP2000189562A JP2002000213A JP 2002000213 A JP2002000213 A JP 2002000213A JP 2000189562 A JP2000189562 A JP 2000189562A JP 2000189562 A JP2000189562 A JP 2000189562A JP 2002000213 A JP2002000213 A JP 2002000213A
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gaba
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treatment
glutamic acid
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Shinji Tsuzaki
慎二 津崎
Kinya Takagaki
欣也 高垣
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Toyo Shinyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 γ−アミノ酪酸を高濃度で含有するアブラナ
科植物を、食品素材、医薬品原料、飼料として提供する
こと。 【解決手段】 アブラナ科植物をグルタミン酸もしくは
その塩またはそれらを含有する他の食品素材を含む溶液
に浸漬することにより、アブラナ科植物中のγ−アミノ
酪酸含量を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アブラナ科植物の
γ−アミノ酪酸含有量を高める方法に関する。さらに詳
しくは、γ−アミノ酪酸を高い濃度で含有するアブラナ
科植物またはその細片化物、それらの搾汁、およびアブ
ラナ科植物またはその細片化物の乾燥粉末、乾燥搾汁粉
末の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】γ−アミノ酪酸(以下、GABAとい
う)は、血圧降下作用を有することから、高血圧症の人
々のためにGABAを多く含有する食品の開発が検討さ
れている。例えば、従来から、お茶の製造過程で、摘採
した茶葉を嫌気条件に置き、茶葉中にGABAを多量に
蓄積させたいわゆるギャバロン茶が知られている。特開
平8−173111号公報には、コーヒー生葉を無酸素
状態で処理後110℃以上の高温で熱処理、乾燥処理を
する方法でGABA濃度の高いコーヒー葉茶を得たこと
が記載されている。さらに、特開平9−205989号
公報には、茶葉に赤外線を照射してGABAの含量を向
上させることが記載されている。
【0003】他方、ケールをはじめとするアブラナ科植
物は、ビタミン類等の成分を多く含んでおり、健康食品
として注目を浴びている。ケールなどのアブラナ科植物
は、搾汁され、あるいは、乾燥粉末とされて、飲用、食
用に供されている。アブラナ科植物を搾汁してジュース
とする方法は、例えば、特開平10−42841号公報
に記載されている。この方法では、アブラナ科植物(例
えば、キャベツ)を細断し、ビタミンCを添加後、加熱
処理した後、搾汁してジュースとしているため、熱に弱
い栄養分が分解されてしまうという問題がある。さら
に、特許第2796227号公報には、12〜13時間
の予備乾燥と遠赤外線とを組み合わせて、比較的低温で
処理して、アブラナ科植物の乾燥粉末を得る方法を記載
している。
【0004】しかしながら、従来の方法では、ケールを
はじめとするアブラナ科植物のもつ栄養分しか食用に供
されないという欠点がある。そこで、アブラナ科植物に
更に栄養分およびある種の薬効を有する成分(例えばG
ABA)が付加されれば、上記の抽出によるのではな
く、直接多量の有効成分(例えばGABA)が摂取でき
るので、さらなる健康食品としての効果が期待される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、GA
BAを高濃度で含有するアブラナ科植物またはそれらを
利用した食品素材を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者らはアブラナ科植
物に含まれる新規な有用成分について検討を行った。そ
の結果、それらの葉中に抗高血圧成分として知られるG
ABAが含まれていることを発見した。そして、アブラ
ナ科植物をグルタミン酸もしくはその塩またはそれらを
含有する他の食品素材を含む溶液に浸漬することによ
り、アブラナ科植物のGABA含量が高められることを
見出して、本発明を完成させた。
【0007】本発明は、アブラナ科植物をグルタミン酸
もしくはその塩またはそれらを含有する他の食品素材を
含む溶液に浸漬することを特徴とする、γ−アミノ酪酸
含量が高められたアブラナ科植物の製造方法に関する。
【0008】本発明はまた、アブラナ科植物をグルタミ
ン酸もしくはその塩またはそれらを含有する他の食品素
材を含む溶液に浸漬してアブラナ科植物のγ−アミノ酪
酸含量を高める工程、および該γ−アミノ酪酸含量が高
められたアブラナ科植物を乾燥する工程を含む、アブラ
ナ科植物の乾燥物の製造方法に関する。
【0009】また、本発明はアブラナ科植物をグルタミ
ン酸もしくはその塩またはそれらを含有する他の食品素
材を含む溶液に浸漬してアブラナ科植物のγ−アミノ酪
酸含量を高める工程、および該γ−アミノ酪酸含量が高
められたアブラナ科植物を細片化する工程を含む、アブ
ラナ科植物の細片化物の製造方法に関する。
【0010】そして、本発明は、アブラナ科植物をグル
タミン酸もしくはその塩またはそれらを含有する他の食
品素材を含む溶液に浸漬してアブラナ科植物のγ−アミ
ノ酪酸含量を高める工程、該γ−アミノ酪酸含量が高め
られたアブラナ科植物を細片化する工程、および該細片
化物を乾燥する工程を含む、アブラナ科植物の細片化物
の乾燥物の製造方法に関する。
【0011】また、本発明はアブラナ科植物をグルタミ
ン酸もしくはその塩またはそれらを含有する他の食品素
材を含む溶液に浸漬してアブラナ科植物のγ−アミノ酪
酸含量を高める工程、および該γ−アミノ酪酸含量が高
められたアブラナ科植物またはその細片化物を圧搾して
搾汁を得る工程を含む、アブラナ科植物の搾汁の製造方
法に関する。
【0012】本発明は、さらに、アブラナ科植物をグル
タミン酸もしくはその塩またはそれらを含有する他の食
品素材を含む溶液に浸漬してアブラナ科植物のγ−アミ
ノ酪酸含量を高める工程、および該γ−アミノ酪酸含量
が高められたアブラナ科植物またはその細片化物を圧搾
して搾汁を得る工程、および該搾汁を乾燥する工程を含
む、アブラナ科植物搾汁の乾燥物の製造方法に関する。
【0013】好ましい実施態様においては、前記アブラ
ナ科植物がケールである。
【0014】好ましい実施態様においては、本発明の方
法は、さらにマイクロウエーブ処理を行う工程を含む。
【0015】また、好ましい実施態様においては、前記
グルタミン酸もしくはその塩またはそれらを含有する他
の食品素材を含む溶液が、無機塩化物を含む。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるアブラナ科植
物としては、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、
ケール、大根、ワサビなどが挙げられる。ケールが特に
好ましい。なお、本発明においてアブラナ科植物という
ときは、アブラナ科植物全体のみならず、その一部であ
る葉部、茎部、花部なども含む。
【0017】本発明のGABA含量が高められたアブラ
ナ科植物は、アブラナ科植物をグルタミン酸もしくはそ
の塩またはそれらを含有する他の食品素材を含む溶液に
浸漬することにより、得られる。すなわち、GABA含
量を高める処理(以下、GABA富化処理という)は、
アブラナ科植物を、水などで付着した泥などを洗浄した
後、必要に応じて、浸漬処理に適した適当な大きさ(例
えば、5cm)に切断して、グルタミン酸もしくはその
塩、またはそれらを含有する他の食品素材を含む溶液
(以下、浸漬溶液ということがある)に浸漬することに
より行われる。なお、本発明において、浸漬溶液に浸漬
するアブラナ科植物の葉の大きさについては、葉そのも
のの大きさでもよいが、必要に応じて細断することがで
き、平均径1mmを超える程度まで細断した後、浸漬し
てもよい。浸漬溶液には、当業者が通常用いる緩衝剤等
を添加しても良い。アブラナ科植物は、特にGABA富
化処理に適しており、GABA含量を高めることができ
る。
【0018】グルタミン酸の塩には、例えばグルタミン
酸ナトリウム、グルタミン酸カリウム、グルタミン酸カ
ルシウム、グルタミン酸マグネシウムなどの当業者に公
知のグルタミン酸の塩が挙げられる。
【0019】GABAの富化処理に用いるグルタミン酸
の濃度は、富化させたいGABAの量に応じて適宜調整
すればよく、特に制限がない。飽和あるいは過飽和溶液
でもよく、懸濁液でもよい。通常は、0.01〜40%
(単位は、重量%、以下、特にことわらない限り同
じ)、好ましくは0.2〜20%、より好ましくは0.
5〜10%のグルタミン酸もしくはその塩の濃度とする
ことが好ましい。
【0020】グルタミン酸またはその塩を含む食品素材
とは、例えば、昆布、ワカメなどの海藻、シイタケ、マ
イタケのようなきのこ類、かつお(かつお節を含む)、
いわしなどの魚類、あさり、しじみなどの貝類、米、小
麦、大豆(これらの胚芽を含む)、茶葉、桑葉、野菜
(例えば、トマト)、柑橘類(中果皮、じょうのう膜)
など比較的グルタミン酸またはその塩を高濃度に含むも
のをいい、これには可食性タンパク質に酵素または加熱
処理などを施して遊離アミノ酸を生成させたものなども
含まれる。
【0021】これらの食品素材はその形態に応じて浸漬
溶液にそのまま添加しても良いし、食品素材を細片化ま
たは搾汁した後に添加しても良いし、それらの乾燥粉末
を添加しても良い。あるいはその食品素材に含まれる成
分を水、エタノールなどに、必要に応じて加熱して溶出
させた溶液またはその乾燥粉末を添加しても良いし、そ
の溶出液に対して葉を浸漬しても良い。例えば、グルタ
ミン酸を含有する食品素材が乾燥昆布である場合、乾燥
昆布を添加した水に加熱処理を施して昆布の成分が溶出
した液(だし汁)を用いれば効率的にGABAが増加さ
れる。
【0022】GABA富化処理に用いる溶液の温度は、
10〜55℃が好ましく、20〜50℃がより好まし
く、25〜45℃がさらに好ましい。
【0023】GABA富化処理に使用する浸漬溶液のp
Hは、通常3.5〜9.0、好ましくは4.0〜8.
0、より好ましくは4.5〜7.0である。さらにグル
タミン酸への浸漬効果を高め、GABA富化効率を高め
るためには、pHが5.0〜6.0が好ましい。また、
製品の色を鮮やかな緑色にするという観点から好ましい
のは、アルカリのpHを示す浸漬溶液を用いることであ
る。pHの調整は、当業者が通常用いるpH調整剤によ
って行うことができる。
【0024】GABA富化処理の時間は、10分〜24
時間行うのがよい。30分以上行えばGABA含有量は
飛躍的に増加する。
【0025】GABAの富化処理は、嫌気処理の条件下
で行うことにより、GABA富化効率が高められる。嫌
気処理は、例えば、窒素をバブリングなどにより浸漬溶
液に直接通すか、周辺の気体を置換するか、脱気するこ
とにより行われ得る。
【0026】さらに、浸漬溶液にピリドキサールリン
酸、食塩などの無機塩化物などを添加することにより、
または有機酸もしくはATPなどの阻害剤が反応系から
取り除かれることによって、GABA富化効率を高める
こともできる。無機塩化物としては、例えば、塩化ナト
リウム(食塩)、塩化カルシウム、塩化カリウム、塩化
マグネシウムなどの当業者に公知の無機塩化物が挙げら
れる。にがり、粗塩などを用いても良い。これらは、任
意の濃度で添加され得るが、通常、終濃度が0.05〜
20%、好ましくは0.1〜10%となるように添加さ
れる。例えば、100g(湿重量)のケールの葉を3%
のグルタミン酸ナトリウム溶液(pH−6.0)に30
℃にて5時間浸漬した場合、塩化ナトリウムを終濃度で
1重量%となるように添加すれば、添加しない場合と比
較してGABAは3割程度増加される。
【0027】GABA富化処理されたアブラナ科植物
は、水を切った後、そのまま、または細片化して食品素
材、医薬品原料、または飼料とすることができる。ま
た、GABA富化処理したアブラナ科植物またはその細
片化物を圧搾して搾汁として食品素材、医薬品原料、ま
たは飼料とすることができる。また、GABA富化処理
したアブラナ科植物またはその細片化物、あるいはそれ
らの搾汁を乾燥し、乾燥物としてもよい。なお、本発明
でいう乾燥物には、アブラナ科植物またはその細片化
物、搾汁を乾燥したもの、および、その後粉末化したも
のも含まれる。
【0028】また、グルタミン酸に浸漬し、水洗した
後、嫌気処理および/または赤外線照射処理を施し、そ
の後マイクロウエーブ照射処理を施し、乾燥し、粉末化
して、アブラナ科植物の粉末状の乾燥物を製造すること
ができる。
【0029】マイクロウエーブ照射処理は、褪色に関与
する酵素を失活させて緑色を保持でき、かつ過剰の照射
により有効成分の消失が生じない範囲に留めるのが望ま
しい。マイクロウエーブ照射処理は、照射装置の出力、
マイクロウエーブの波長、照射時間、アブラナ科植物の
種類や量により、適宜調節すればよい。例えば、アブラ
ナ科植物であるケール100g(湿重量)あたり、24
50MHz、500Wのマイクロウエーブを当てる場合
は、0.5〜10分、好ましくは0.5〜5分、より好
ましくは、0.5〜1分処理する。0.5分に満たない
と酵素の失活が不十分で、褪色しやすくなる。また、1
0分以上処理すると有効成分が減少する虞がある。しか
し、減少したとしても、熱水によるブランチンング処理
よりもはるかにGABAの含量は高い。
【0030】アブラナ科植物は、さらに必要に応じて、
水分量が約5%以下となるように乾燥させる。乾燥は、
処理したアブラナ科植物が変色しないように、できるだ
け低温、例えば、50〜80℃、好ましくは、55〜6
5℃で行う。なお、上記マイクロウエーブ処理と乾燥と
を兼ねて行ってもよい。
【0031】乾燥後、ブレンダーなどの粉砕機で粉砕す
ることにより、アブラナ科植物の粉末状の乾燥物を得る
ことができる。
【0032】また、マイクロウエーブ照射処理を行った
後のアブラナ科植物を細断し、搾汁として、その後、乾
燥、粉末化してもよい。
【0033】また、アブラナ科植物をグルタミン酸溶液
に浸漬した後、アブラナ科植物、その細片化物またはそ
の搾汁に対して、赤外線処理、嫌気処理、または加熱保
温処理することにより、グルタミン酸をGABAに変換
する酵素が活性化され、GABAの含有量がさらに増加
される。
【0034】赤外線処理は、例えば、400W程度の赤
外線照射装置を用いて、被処理物の水分が蒸発しない様
に密閉し、20〜50℃、好ましくは25〜45℃で、
5分〜24時間、好ましくは30分〜6時間保持するこ
とにより行われる。
【0035】嫌気処理は、例えば、ほとんど酸素を含ま
ないか、無酸素の気体で処理することを意味し、真空状
態も含む。気体としては、二酸化炭素ガス、窒素ガスが
好ましく用いられる。保持する温度は、20〜50℃、
好ましくは25〜45℃、保持する時間は、10分〜7
2時間、好ましくは3〜24時間である。
【0036】加熱保温処理は、例えば、密封条件下、2
0〜50℃、好ましくは30〜45℃の温風を当て、3
0分〜24時間、好ましくは、30分〜6時間保持する
ことにより行われる。また、20〜50℃、好ましくは
30〜45℃の温水で、30分〜24時間、好ましく
は、30分〜6時間保持してもよい。
【0037】マイクロウエーブ処理を施さない場合、熱
水によるブランチング処理、あるいは蒸煮処理を施すこ
とにより、緑葉の鮮やかな緑色の褪色および風味の変化
が抑制されるが、GABA含量は減少する。ブランチン
グ処理、蒸煮処理などの処理後は、冷却処理することが
望ましい。
【0038】冷却処理には、処理したアブラナ科植物を
例えば、水浴もしくは氷浴に浸す、または冷蔵、凍結が
含まれる。これらの処理によって得られたアブラナ科植
物の葉中の変質に関する酵素は失活しているので、含有
している成分を長期間安定して保持することが可能であ
る。しかも鮮やかな緑色が保持されるため、例えば、健
康食品あるいはその原料として用いられたときの商品価
値も高い。この処理を行った後に緑葉を細片化物、搾
汁、エキスとしても良い。
【0039】GABA富化処理されたアブラナ科植物の
細片化には、当業者が通常行うスライス、破砕、細断な
どの方法が用いられる。細片化にはスラリー化も含まれ
る。スラリー化は、ジューサー、ブレンダー、マスコロ
イダーなどで処理して行われる。これにより葉は、どろ
どろした粥状(液体と固体粒子との懸濁液)になる。通
常粒径が平均1mm以下、好ましくは0.5mm以下、
より好ましくは0.1mm以下、最も好ましくは0.0
5mmとなるように細片化され、流動性を有するように
なる。
【0040】搾汁は、アブラナ科植物を直接、あるいは
細片化した後に圧搾し、必要に応じて遠心分離またはろ
過することにより得られる。圧搾の際に、必要に応じて
水または緩衝液(等張液を含む)などを添加しても良
い。細片化物は、エキスとしても良い。アブラナ科植物
のエキスは、GABA富化処理後の任意の段階におい
て、アブラナ科植物もしくはその細片化物またはその乾
燥粉末に水、エタノール溶液などの当業者が通常用いる
溶媒を加え、必要に応じて加温して抽出処理したもの
(抽出物およびその濃縮物を含む)である。アブラナ科
植物のエキスは、必要に応じてさらに乾燥し粉末化され
得る。
【0041】乾燥は、水分含量が10%以下、好ましく
は5%以下になるように行われる。例えば、GABA富
化したアブラナ科植物、その細片化物を熱風乾燥、高圧
蒸気乾燥、電磁波乾燥、噴霧乾燥、凍結乾燥などの、当
業者が通常用いる方法を用いて行われる。
【0042】加熱による乾燥は、好ましくは50℃〜8
0℃、より好ましくは55℃〜60℃にて加温により葉
の緑色が変色しない温度および時間内で行われ得る。ま
た、必要に応じて、デキストリン、シクロデキストリ
ン、デンプン、マルトース等の賦形剤等を添加して噴霧
乾燥することもできる。
【0043】得られた乾燥物をさらに粉末化することに
より粉末状の乾燥物が得られる。粉砕は当業者が通常用
いる方法を用いて行われ、例えば、クラッシャー、ミ
ル、ブレンダー、石臼などを用いて行われ得る。粉末状
の乾燥物は、必要に応じて篩にかけられ、例えば、30
〜250メッシュの篩を通過するものが用いられ得る。
粒径が250メッシュより小さいと食品素材や医薬品原
料としたときに、さらなる加工が行なわれにくいことが
ある。粒径が30メッシュより大きいと、例えば、他の
食品素材との均一な混合が妨げられる。
【0044】乾燥後の粉末は、通常の気流殺菌、高圧殺
菌、加熱殺菌などの方法により、殺菌してもよい。
【0045】本来、アブラナ科植物の生葉には、約30
mg/100gのGABAが含まれているが、現在、通
常の技術として行われている緑色維持のためのブランチ
ング処理を行うと、GABAが熱水中に溶出して、GA
BAの含有量が大幅に減少してしまう。ところが、本発
明のGABA富化処理を行うことにより、ブランチング
処理を施した場合であっても、アブラナ科植物の乾燥物
中に目標のGABA量を残存させることができる。
【0046】たとえば、少なくとも10mg/100g
以上、好ましくは、100mg/100g以上、より好
ましくは、200mg/100g以上、さらに好ましく
は、500mg/100g以上、さらにより好ましく
は、1000mg/100g以上のGABAを残存させ
ることができる。GABA含量の上限については、規定
しないが、GABA富化処理のグルタミン酸等の濃度、
浸漬時間、溶液の温度、溶液のpH、前述したマイクロ
ウエーブ照射処理、赤外線処理、嫌気処理等を単独また
は複数の工程を組み合わせることによって3000mg
/100g程には富化することができる。
【0047】上記のようにしてGABA含量の増加され
たアブラナ科植物の細片化物、搾汁、エキスまたはそれ
らの乾燥物は、そのままか、賦形剤、増量剤、結合剤、
増粘剤、乳化剤、着色料、香料、食品添加物、調味料等
と混合されて食品、飲料およびそれらの素材、ならびに
医薬品用の原料として、あるいは家畜、ペットのような
動物の飼料としても供することができる。例えば、ロー
ヤルゼリー、ビタミン、プロテイン、カルシウム、キト
サン、レシチンなどが配合され、さらに糖液や調味料を
加えて味を整えることもできる。あるいは、過剰のグル
タミン酸もしくはその塩を除去することもできる。そし
てこれらは、必要に応じてハードカプセル、ソフトカプ
セルなどのカプセル剤、錠剤もしくは丸剤としてか、ま
たは粉末状、顆粒状、茶状、ティーバック状もしくは、
飴状などの形状に成形され得る。これらは、その形状ま
たは好みに応じて、そのまま食されても良いし、あるい
は水、お湯もしくは牛乳などに溶いて飲んでも良いし、
または成分を浸出させてから飲んでも良い。
【0048】また、本発明の方法によりGABA富化処
理された素材を原料として、GABAの純品を精製する
ことも可能である。
【0049】
【実施例】(実施例1)原料としてケールを用いた。こ
れを水洗いして付着した泥などを洗い流し、約5cm角
に切断した。これらの原料200gを3%のグルタミン
酸ナトリウム溶液(2リットル)に浸漬し、表1に記載
の種々の温度にて4時間インキュベートした後、水洗い
した。これらを凍結乾燥した後200メッシュを90%
程度が通過する程度に粉砕し、粉末状の乾燥物を製造し
た。
【0050】GABA含量は、アミノ酸自動分析機を用
いて以下の条件にて測定した。結果を表1に示す。な
お、表中に未処理とあるのは、ケールの生葉をグルタミ
ン酸ナトリウム溶液に浸漬させることなく、熱水でブラ
ンチング処理も行わずに、粉末状の乾燥物を製造したも
のである。GABA富化率とあるのは、未処理のケール
におけるGABA含量を1としたときのGABA含量を
倍率で示したものである。 <アミノ酸自動分析計操作条件> 機 種:JLC−500/V(日本電子株式会社) カラム:LCR−6,4mm×90mm(日本電子株式
会社) 移動相:クエン酸リチウム緩衝液(日本電子株式会社) P−21(pH 2.98, Li 0.105 mol/l) 0→16.3 min P−12(pH 3.28, Li 0.26 mol/l) 16.3→36.1 min P−13(pH 3.46, Li 0.80 mol/l) 36.1→56.0 min P−14(pH 2.83, Li 1.54 mol/l) 56.0→63.4 min P−15(pH 3.65, Li 1.54 mol/l) 63.4→80.0 min 反応液:ニンヒドリン・ヒドリダンチン試液(和光純薬
工業株式会社) 温 度:カラム 35℃(0→16.3 min), 64℃(15.3→31.0
min)44℃(31.0→44.4 min), 72℃(63.4→80.0min) 反応槽 135℃ 流 量:移動相 0.50 ml/min 反応液 0.30 ml/min 測定波長: 570 nm
【0051】
【表1】
【0052】表1から、3%のグルタミン酸ナトリウム
溶液に浸漬した場合、種々の温度でもGABAが富化す
ることがわかる。特に溶液の温度を30〜40℃程度に
することで最もGABA含量が増加していることがわか
る。
【0053】(実施例2)実施例1と同様に約5cm角
に切断した200gのケールを原料として用いた。これ
らを種々のpHに調整した30℃の3%グルタミン酸ナ
トリウム溶液(2リットル)に4時間浸漬した後、水洗
いした。その後凍結乾燥し、200メッシュを90%程
度が通過する程度に粉砕した粉末状の乾燥物のGABA
含量を測定した。結果を表2に示す。なお、比較のため
にケール生葉をグルタミン酸ナトリウム溶液に浸漬させ
ることなく、熱水でブランチング処理も行わずに粉末状
の乾燥物としたものを表2中に未処理として示した。
【0054】
【表2】
【0055】表2から浸漬溶液のpHに制限はないが、
好ましいpHは4.0〜6.0程度ということがわかっ
た。
【0056】(実施例3)実施例1と同様に約5cm角
に切断した200gのケールを表3に記載の種々の濃度
に調整したグルタミン酸ナトリウム溶液に30℃にて4
時間浸漬した後、水洗いした。これを凍結乾燥し、20
0メッシュを90%程度が通過する程度に粉砕した粉末
状の乾燥物を製造し、GABA含量を測定した結果を表
3に示す。なお、比較のためにケール生葉をグルタミン
酸ナトリウム溶液に浸漬させることなく、熱水でブラン
チング処理も行わずに粉末状の乾燥物としたものを表3
中に未処理として示した。
【0057】
【表3】
【0058】表3より、グルタミン酸ナトリウムの溶液
にケールを浸漬することにより、GABAが増加するこ
とがわかる。また、溶液の濃度によってGABAの含有
量が変化することがわかった。
【0059】(実施例4)本発明例1と同様にして切断
した200gのケールをpH−6.0に調整し、30℃
の10%グルタミン酸溶液(2リットル)に、表4に記
載の種々の時間浸漬した後、水洗いした。これを凍結乾
燥した後200メッシュを90%程度が通過する程度に
粉砕した粉末状の乾燥物のGABA含量を測定した。結
果を表4に示す。なお、比較のためにケール生葉をグル
タミン酸ナトリウム溶液に浸漬させることなく、熱水で
ブランチング処理も行わずに粉末状の乾燥物としたもの
を表4中に未処理として示した。
【0060】
【表4】
【0061】表4より、30分以上インキュベートする
ことにより、十分にGABAが富化されることがわかっ
た。
【0062】(実施例5)市販の乾燥昆布50gを1.
5リットルに水に浸漬した後、加温して、だしをとっ
た。このだしをさらにガーゼで濾し、その後冷却した。
このだし(1リットル)をpH6.0に調整し、これに
実施例1と同様に約5cm角に切断した100gのケー
ルを40℃にて4時間浸漬した後、水洗いした。その後
凍結乾燥し、200メッシュを90%程度が通過する程
度に粉砕した粉末状の乾燥物のGABA含量を測定し
た。結果を表5に示す。なお、比較のためにケール生葉
をグルタミン酸ナトリウム溶液に浸漬させることなく、
熱水でブランチング処理も行わずに粉末状の乾燥物とし
たものを表5中に未処理として示した。
【0063】
【表5】
【0064】表5よりグルタミン酸を含有する食品素材
を用いても、GABA富化が行われることがわかった。
【0065】(実施例6)アブラナ科植物であるケー
ル、キャベツ、ブロッコリーの葉をそれぞれ5cm程度
に切断し、pH6.0に調整した30℃の10%のグル
タミン酸ナトリウム溶液に4時間浸漬した後、水洗いし
た。これを凍結乾燥した後200メッシュを90%程度
が通過する程度に粉砕した粉末状の乾燥物のGABA含
量を測定した。結果を表6に示す。なお、比較のために
ケール、キャベツ、およびブロッコリーの生葉をグルタ
ミン酸ナトリウム溶液に浸漬させることなく、熱水でブ
ランチング処理も行わずに粉末状の乾燥物としたものを
表6中に未処理として示した。
【0066】
【表6】
【0067】表6より、本発明のGABA富化処理が、
ケールのみならずアブラナ科植物であるキャベツおよび
ブロッコリーにおいても有効であることがわかった。
【0068】(実施例7)原料としてケールを用いた。
これを水洗いして付着した泥などを洗い流し、5cm角
程度に切断した。これらの原料200gを3%のグルタ
ミン酸ナトリウム溶液(2リットル)に浸漬し、30℃
の温度にて4時間インキュベートした後、水洗いし、そ
の後、2450MHz、500Wの出力装置で1分間、
マイクロウエーブ照射した。さらにその後、ジューサー
を用いてスラリー化するまで細片化した後、凍結乾燥
し、粉末状の乾燥物を製造した。
【0069】(実施例8)グルタミン酸ナトリウム処理
までは、実施例7と同様にして、GABA富化処理した
ケールを水洗いし、圧搾し、濾過して搾汁を得た。その
後、2450MHz、500Wの出力装置で1分間、マ
イクロウエーブを照射し、さらにその後凍結乾燥し、粉
末状の乾燥物を製造した。
【0070】実施例7および実施例8で得られた乾燥粉
末中のGABA含量を測定した。結果を表7に示す。な
お、表7中に未処理とあるのは、ケール生葉をグルタミ
ン酸ナトリウム溶液に浸漬させることなく、熱水でブラ
ンチング処理を行い、粉末状の乾燥物としたものであ
る。GABA富化率とあるのは、前述した未処理のケー
ルにおけるGABA含量を1としたときのGABA含量
を倍率で示したものである。
【0071】
【表7】
【0072】表7より、本発明の方法で製造した実施例
7および8は、マイクロウエーブ処理を施してもGAB
A量は保持できており、しかも乾燥物は、鮮やかな緑色
を保持していた。一方、未処理のものは、熱水によるブ
ランチング処理により、粉末化後も緑色は保持できてい
たものの、GABAが熱水中に多量に溶出していたの
で、GABA含量は低かった。
【0073】
【発明の効果】本発明により、GABA含有量を高めた
アブラナ科植物を製造することができる。また、これを
原料としてGABAを高濃度で含有するアブラナ科植物
の食品素材、医薬品原料、飼料を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B150 AE08 AE13 BA02 BC01 BC06 CA10 4B016 LC07 LE02 LE05 LG05 LG08 LK10 LP02 LP08 LP13 4B018 LE02 LE05 MD18 ME04 MF01 MF06 MF10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アブラナ科植物をグルタミン酸もしくは
    その塩またはそれらを含有する他の食品素材を含む溶液
    に浸漬することを特徴とする、γ−アミノ酪酸含量が高
    められたアブラナ科植物の製造方法。
  2. 【請求項2】 アブラナ科植物をグルタミン酸もしくは
    その塩またはそれらを含有する他の食品素材を含む溶液
    に浸漬してアブラナ科植物のγ−アミノ酪酸含量を高め
    る工程、および該γ−アミノ酪酸含量が高められたアブ
    ラナ科植物を乾燥する工程を含む、アブラナ科植物の乾
    燥物の製造方法。
  3. 【請求項3】 アブラナ科植物をグルタミン酸もしくは
    その塩またはそれらを含有する他の食品素材を含む溶液
    に浸漬してアブラナ科植物のγ−アミノ酪酸含量を高め
    る工程、および該γ−アミノ酪酸含量が高められたアブ
    ラナ科植物を細片化する工程を含む、アブラナ科植物の
    細片化物の製造方法。
  4. 【請求項4】 アブラナ科植物をグルタミン酸もしくは
    その塩またはそれらを含有する他の食品素材を含む溶液
    に浸漬してアブラナ科植物のγ−アミノ酪酸含量を高め
    る工程、該γ−アミノ酪酸含量が高められたアブラナ科
    植物を細片化する工程、および該細片化物を乾燥する工
    程を含む、アブラナ科植物の細片化物の乾燥物の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 アブラナ科植物をグルタミン酸もしくは
    その塩またはそれらを含有する他の食品素材を含む溶液
    に浸漬してアブラナ科植物のγ−アミノ酪酸含量を高め
    る工程、および該γ−アミノ酪酸含量が高められたアブ
    ラナ科植物またはその細片化物を圧搾して搾汁を得る工
    程を含む、アブラナ科植物の搾汁の製造方法。
  6. 【請求項6】 アブラナ科植物をグルタミン酸もしくは
    その塩またはそれらを含有する他の食品素材を含む溶液
    に浸漬してアブラナ科植物のγ−アミノ酪酸含量を高め
    る工程、および該γ−アミノ酪酸含量が高められたアブ
    ラナ科植物またはその細片化物を圧搾して搾汁を得る工
    程、および該搾汁を乾燥する工程を含む、アブラナ科植
    物搾汁の乾燥物の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記アブラナ科植物がケールである、請
    求項1から6のいずれかの項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 さらにマイクロウエーブ処理を行う工程
    を含む、請求項1から7のいずれかの項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記グルタミン酸もしくはその塩または
    それらを含有する他の食品素材を含む溶液が、無機塩化
    物を含む、請求項1から8のいずれかの項に記載の方
    法。
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