JP2001527564A - 芳香族ビスイミドの製法 - Google Patents

芳香族ビスイミドの製法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式IIおよび式III: に相当する無水ジカルボン酸を、3級アミンの存在下に式H2N−R−NH2で示されるアミンと反応させることから成る、式I: [式中R1、R2、R3およびR4は、明細書中に記載された意味を有する]のビスイミドの製造に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 芳香族ビスイミドの製法 本発明は、芳香族ビスイミドの新規製造方法に関する。 環状イミドは、通常、環状無水カルボン酸とアンモニアまたは1級アミンとか ら製造される(Chem.Rev.70(1970),439〜469)。その他に、ジカルボン酸をアンモ ニアまたは1級アミンと高温(200℃)で反応させる方法や、ナトリウムエタ ノレートの存在下にジエステルとアンモニアまたは1級アミンとを反応させる方 法がある。他にも、マレイミドを、触媒量のN−メチルモルホリンを添加し、様 々な溶媒、例えばDMF、ジオキサンまたはジメチルアセタミド、中で製造する 例がある(JP58096−066−A)。 ビスナフタルイミドような芳香族ビスイミドを製造する場合、無水ナフタル酸 をDMSO、DMF、THFまたはエタノールのような溶媒中でポリアミンと共 に加熱する(WO94/02466)。製造されたビスナフタルイミドは、クロ マトグラフィーにより精製する。J.H.Sunは、同様にしてビスナフタルイミ ドを製造するのに、溶媒としてエタノールを使用した(US5488110)。 しかし、カラムクロマトグラフィーによる生成物の精製に多大な手間を要するた め、この製造方法を大規模に実施することは不可能である。 簡便な手法で、無水ナフタル酸および無水フタル酸をビスイミドへ変換できる 方法が見出された。 本発明は、式I: [式中 Rは、−Alk1−NH−Alk2−(NH−Alk3aであり(ここで、Alk1 、Alk2、Alk3はC26−アルキレン基であり、aは0または1である) 、 R1+R2はいっしょになって であり、 R3+R4はいっしょになって であり、 ここで、X1およびX2は、同じかまたは異なっていてよく、水素またはハロゲン 原子、ニトロ基、非置換またはC14−アルキル基1または2個で置換されたア ミノ基、またはヒドロキシル基、メルカプト基またはC14−アルキル基であり 、 X3およびX4は、同じかまたは異なっていてよく、水素またはハロゲン原子、 非置換またはC14−アルキル基1または2個で置換されたアミノ基、またはヒ ドロキシル基、メルカプト基またはC14−アルキル基である]のビスイミドの 製造方法において、 式IIおよび式III: [式中R1、R2、R3およびR4は前記の内容を意味する]に相当する無水ジカルボ ン酸を、3級アミンの存在下に、式H2N−R−NH2(Rは前記と同様の意味) で示されるアミンと反応させる、式Iのビスイミドの製造方法に関する。 式IIおよび式IIIの好適な出発化合物は、特に、非置換または置換された 無水ナフタル酸である。 X1およびX2は、同じかまたは異なっていてよく、有利に水素原子、フッ素原 子、塩素原子、臭素原子、非置換またはメチル基1または2個で置換されたアミ ノ基、またはC14−アルキル基である。X1は、特に有利に水素原子であり、 X2は、特に有利に水素原 子またはアミノ基である。 基X3およびX4に関しても同様である。 基X1〜X4は、有利に環上のメタ位またはパラ位に位置する。メタ位は特に有 利である。 X1とX3、およびX2とX4は有利に独立である。 Alk1、Alk2、Alk3の特に好適なアルキレン基は、3個または4個の 炭素原子を有する。aは、有利に0である。 この反応に好適な3級アミンは:トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルア ミン、ジメチルシクロヘキシルアミンおよびN−C14−アルキルモルホリンで ある。このうち、N−C14−アルキルモルホリン、特にN−メチルモルホリン が非常に好適であることを特記する。 3級アミンは、通常、この反応の溶媒としても働く。しかし、最高6個まで、 有利に4個までの炭素原子を有する2級アルコールおよび3級アルコール、ジオ キサン、テトラヒドロフランまたはトルエンのような他の溶媒も添加できる。し かし、付加的な溶媒を使用しない方が望ましい。 無水形である、IIおよびIIIは、モル比約2:1でアミンと反応する。 3級アミンの量は、広範囲に変化させることができる。一般に、3級アミンの 量は、反応成分を完全に溶解するのに十分な量である。しかし、3級アミンは少 量でも十分である。 一般に、この反応は15〜30℃で開始され、徐々に還流温度まで上昇させる 。この反応は、温度の上昇速度に依存して、約2〜4時間後に完了する。 混合物の部分濃縮と続く0〜5℃での沈澱操作という簡易な方法で、生成物を 反応混合物から単離できる。このようにして得た生成物は、すでに高純度である 。しかし、必要ならば、再結晶により生成物をさらに精製できる。 公知の方法と比較した場合の新規方法の利点は、たとえ工業規模であっても非 常に簡単に実施できること、化合物Iを申し分なく製造できることである。 化合物Iは、たとえば、陰イオン性蛍光増白剤による蛍光の抑制に好適である 。ナフタルイミドは抗癌作用を有する。 例1 室温で、1,3−ビス(2−アミノエチルアミノ)プロパン1.89kg(11 .75モル)、無水ナフタル酸4.80kg(23.5モル、純度97%)および N−メチルモルホリン29lを50lの反応器中に入れた。次に、15分かけて 温度を38℃まで上昇させた。混合物をこの温度で2時間撹拌してから、還流温 度まで徐々に上昇させ、その温度を1時間保った。次いで、5.8lを留去した 。この反応混合物を約90℃で濾過し、ゆっくりと0〜5℃に冷却した。得られ た沈殿物を濾過し、氷冷メタノールで洗浄し、減圧下に乾燥した。融点が160 ℃である、N,N’−ビス[2−(1,8−ナフタルイミド)エチル]−1,3−ジ アミノプロパンの収量は6.63kgであった。 例2 反応をN−メチルモルホリン29lおよびエタノール5lの混合物中で実施す る以外は、例1と同様に実施した。収量は6.26kgであった。 例1と同様にして製造される化合物は以下の通りである:

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I: [式中 Rは、−Alk1−NH−Alk2−(NH−Alk3aであり(ここで、Al k1、Alk2、Alk3はC26−アルキレン基であり、aは0または1である )、 R1+R2はいっしょになって であり、 R3+R4はいっしょになって であり、 ここで、X1およびX2は、同じかまたは異なってい てよく、水素またはハロゲン原子、ニトロ基、非置換またはC14−アルキル基 1または2個で置換されたアミノ基、またはヒドロキシル基、メルカプト基また はC14−アルキル基であり、 X3およびX4は、同じかまたは異なっていてよく、水素またはハロゲン原子、 非置換またはC14−アルキル基1または2個で置換されたアミノ基、またはヒ ドロキシル基、メルカプト基またはC14−アルキル基である]のビスイミドの 製造方法において、 式IIおよび式III: [式中R1、R2、R3およびR4は前記の内容を意味する]に相当する無水ジカ ルボン酸を、3級アミンの存在下に、式H2N−R−NH2(Rは前記と同様の意 味)で示されるアミンと反応させることを特徴とする、式Iのビスイミドの製造 方法。 2.反応をN−C14−アルキルモルホリン中で実施する、請求項1記載の製造 方法。 3.反応をN−メチルモルホリン中で実施する、請求項1記載の製造方法。
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