JP2001527121A - ビスマスを含有する単官能性改質触媒 - Google Patents

ビスマスを含有する単官能性改質触媒

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JP2001527121A JP2000525503A JP2000525503A JP2001527121A JP 2001527121 A JP2001527121 A JP 2001527121A JP 2000525503 A JP2000525503 A JP 2000525503A JP 2000525503 A JP2000525503 A JP 2000525503A JP 2001527121 A JP2001527121 A JP 2001527121A
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インズ、ロバート、エイ
道雄 杉本
哲也 福永
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
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    • C10G35/00Reforming naphtha
    • C10G35/04Catalytic reforming
    • C10G35/06Catalytic reforming characterised by the catalyst used
    • C10G35/095Catalytic reforming characterised by the catalyst used containing crystalline alumino-silicates, e.g. molecular sieves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J29/00Catalysts comprising molecular sieves
    • B01J29/04Catalysts comprising molecular sieves having base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites
    • B01J29/06Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof
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Abstract

(57)【要約】 第VIII族金属、低い量のビスマスおよびゼオライトLを含有する触媒を用いる接触改質方法が開示される。その触媒は非酸性、単官能性改質触媒である。好ましくはその触媒は1種または以上のハロゲンを含有している。好ましくは供給原料はC8炭化水素を含む。小量のビスマスの添加は、触媒安定性を増大させるかまたは実質的に維持する。本触媒を用いて、予想外の低い脱アルキル化速度が達成される一方で、改質して芳香族類を生成し、特にパラキシレンのようなキシレンを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明はゼオライトLを含有する触媒を用いて、炭化水素類を改質して、特に
脱水素環化して芳香族類(芳香族化合物;aromatics)を形成すること
に関する。改質は、脱水素化、異性化、脱水素異性化、環化および脱水素環化の
ような、幾つかの反応を包含する。脱水素環化は最も重要な反応である。したが
って、本発明の方法において、パラフィン類およびナフテン類は改質反応帯域に
おいて芳香族類に転換される。
【0002】 本発明は特に、触媒がゼオライトL、第VIII族金属、および助触媒(プロモー
ター)を含む単官能性触媒を用いての接触改質に関する。
【0003】 (背景技術) 特に、ルビジウムまたはセシウム塩と置換されたカリウム形Lゼオライト上の
白金を有する触媒はベンゼンへのn−ヘキサン転換のために予想外に高い選択率
を達成させるためにBernardおよびNuryにより特許請求された。Be
rnardおよびNuryの特許において開示されているように、Lゼオライト
は典型的にはカリウム形で合成される。カリウム陽イオンの一部分、通常は80
%より多くない部分は、他の陽イオンが、置換可能なカリウムと置き換わるよう
に、置き換えられることが出来る。
【0004】 高度に選択性の触媒が発見されたので、商業化が、見込みあると思われた。残
念なことにはそれはそういう場合ではなく、その理由は、高い選択率の故に、L
−ゼオライト触媒が接触改質において使用するためにこれらを実施可能にするた
めに十分に長い運転期間を達成しなかったからである。米国特許第4,456,
527号は、もし供給原料(供給物)の硫黄含有量が、硫黄に特に感受性の触媒
のために過去において使用された水準以下の極度に低い水準にまで減少されるな
らば、L−ゼオライト非酸性触媒を用いて長い運転期間が達成され得るという驚
くべき発見を開示している。特に、L−ゼオライト触媒への炭化水素供給原料中
の硫黄の濃度が、使用された触媒のための改良された安定性/活性を達成するた
めに、極度に低い水準、好ましくは10億あたり100部(ppb)未満、さら
に好ましくは50ppb未満であるべきことが分かった。
【0005】 ビスマスは、特許文献において報告された幾つかのアルミナ支持された、多金
属性二官能性(酸性)改質触媒において助触媒(プロモーター)として使用され
た。適当な米国特許は米国特許第3,878,089号、同第3,888,76
3号、同第3,940,329号、同第3,981,795号、同第4,036
,743号、同第4,036,903号および同第4,115,254号を包含
する。これらの酸性改質触媒組成物は、通常0.1:1.0〜1.0:1.0の
原子比でのビスマスおよび白金、及びイリジウム、ロジウム、コバルトまたはニ
ッケルのような追加の金属を含有する。上記したように、これらの触媒は酸性で
ありそして二官能性である。二官能性改質触媒は、その触媒作用の性質のために
酸性部位と金属部位(特に第VIII族金属)に依存する触媒である。直前引用され
た参照文献におけるような、ビスマスを含有するこれらの酸性触媒はゼオライト
Lに基づいてなく、単官能性でなくそして第VIII族金属に対して低い量のビスマ
スに焦点をあてていない。
【0006】 (発明の開示)発明の概要: 本発明に従えば、供給原料炭化水素、特にパラフィン系炭化水素を芳香族類に
転換するための方法が提供される。本方法は、接触改質条件下、該供給原料を、
0.01〜0.25の原子比でのビスマスと白金およびゼオライトLを含む単官
能性改質触媒と接触させることからなる。
【0007】 したがって、本発明の重要な面は、触媒の単官能性活性に焦点を合わせること
、触媒中でのビスマスの使用および触媒中でのゼオライトLの使用を包含する。
【0008】 驚くべきことに、ビスマスが、改質処理において起る芳香族類脱アルキル化の
量を減少させるために特に有効であることを、本発明者は見い出した。したがっ
て、白金の原子当り0.01〜0.25個の原子のビスマスのような比較的に低
い量のビスマスは芳香族類脱アルキル化を減少させる一方で、運転期間および合
計芳香族類選択率を改良するかあるいは実質的に維持することが出来る。
【0009】 減少した脱アルキル化は、トルエンおよびキシレンのようなアルキル芳香族類
を製造するにあたって特に有利である。
【0010】 したがって、他の要因の中で、本発明は、触媒が単官能性である、本明細書に
おいて定義したとおりの本触媒がゼオライトL成分を有しそして白金に対して小
量のビスマスを含有し、改質中予想外に低い脱アルキル化そして高い芳香族類と
水素の収率を生ずる一方で、また優れた安定性を示すことの本発明者の発見に基
づいている。
【0011】 本発明の好ましい触媒は0.01〜0.12の原子比でビスマスと白金とを含
有する。さらに好ましくは、ビスマス対白金の原子比は0.02〜0.08であ
る。
【0012】 上に記載したように、本発明の特定の利点は、改質中の低い脱アルキル化の達
成である。このことは、改質処理への供給原料が7個またはそれ以上の炭素原子
を有する脂肪族炭化水素、特にパラフィン系炭化水素を包含する場合に特に有利
である。したがってC6〜C12またはC6〜C11、C6〜C10等からC6〜C7まで が有利な供給原料である。キシレン、特にパラキシレンが特に価値のある芳香族
類であるので、供給原料にC8類を含んでいることは本方法のために特に有利で ある。C6〜C8は本発明のために特に有利な供給原料である。
【0013】 本明細書において記載された触媒に従って接触改質触媒が提供される。
【0014】発明の詳細な記載: 本発明の方法において使用される触媒は白金、ビスマスおよびゼオライトLを
含む。本発明の触媒は非酸性、単官能性触媒である。
【0015】 触媒中に比較的に小量のビスマスを使用することにより、良好な結果、特に減
少した芳香族類脱アルキル化および低い触媒不活化速度が達成されることを本発
明者は驚くべきことに見い出した。上に記載したように、ビスマス対白金の原子
比は0.01〜0.25、好ましくは0.01〜0.12、さらに好ましくは0
.02〜0.08の範囲であることが出来る。
【0016】 触媒のゼオライトL成分は米国特許第3,216,789号のような公告され
た文献に記載されている。ゼオライトLについての化学式は下記のとおりに表わ
されることができる:
【0017】
【化1】
【0018】 (式中、Mは陽イオンを示し、nはMの原子価を表わしそしてyは0から約9ま
での任意の値であることが出来る。)ゼオライトL、そのX線回析パターン、そ
の性質およびその製造方法は米国特許第3,216,789号において詳細に記
載されている。ゼオライトLは、カラム中で2個の6員環により結合されそして
平面12員環を形成するように単一酸素架橋により架橋された18個の四面体単
位のカンクリナイト(Cancrinite)型ケージを含む骨格を有するとし
て、John Wiley and Sons発行(1974)のDonard
W.Breckによる“Zealite Molecular Sieves
”(再印刷版1984年)において特徴づけられている。ゼオライトLについて
の炭化水素吸収細孔は、報告によれば、直径において約7オングストロームであ
る。前記Breckの参考文献および米国特許第3,216,789号を、特に
ゼオライトLのそれらの開示に関して、引用することにより本明細書に組み入れ
る。
【0019】 種々のゼオライト類は一般にそれらのX線回析パターンに関して規定される。
幾つかの因子がゼオライトのX−線回析パターンに影響を有する。そのような因
子は、温度、圧力、結晶寸法、不純物および存在する陽イオンのタイプを包含す
る。例えば、タイプL−ゼオライトの結晶寸法が小さくなるにつれて、X−線回
析パターンがある程度広くなりそして精確さが、一層小さくなる。したがって、
用語“ゼオライトL”は米国特許第3,216,789号において示されたX−
線回析パターンと実質的に同じX−回析パターンを有するカンクリナイト(Ca
ncrinite)ケージから形成されている任意の種々のゼオライトを包含す
る。タイプ−Lゼオライトはカリウム形態で、即ち上記理論式においてほとんど
のM陽イオンがカリウムである形態で、慣用的に合成される。M陽イオンは、適
当な塩または複数種の塩の水溶液中でタイプ−Lゼオライトをイオン交換処理に
付すことにより、他の陽イオンを含有するタイプ−Lゼオライトを得るために、
一定のタイプゼオライト、例えばカリウム形態でのタイプ−Lゼオライトが用い
られることが出来るように、交換可能である。しかしながら、ゼオライト中の若
干の陽イオンは試薬が到達するのに困難である部位にあるので、始めの陽イオン
、例えばカリウムのすべてを交換することは困難である。本発明において使用す
るために好ましいLゼオライトはカリウム形態で合成されたLゼオライトである
【0020】 二官能性触媒の例は、Haenselの米国特許第3,006,841号にお
いて開示されたような酸性アルミナ上の白金;Kluksdahlの米国特許第
3,415,737号において開示されたような酸性アルミナ上の白金−ルテニ
ウムおよびWilhelmの米国特許第3,878,089号に開示されたよう
な酸性担体上のビスマスと共に白金−イリジウムを包含する(また、上記“背景
技術”の項に挙げられたビスマスを含有する他の酸性触媒参照)。
【0021】 本発明の特に好ましい態様に従えば、本発明の方法において使用される非酸性
の単官能性触媒は1種またはそれ以上のハロゲンを含有する。本発明の触媒が非
酸性触媒である事実からみて、このことは、酸性二官能性改質触媒のためのアル
ミナ支持体の酸性度に寄与するためにハロゲン類がしばしば使用される点におい
て非酸性触媒として、最初に混同するかもしれない。しかしながら、ゼオライト
Lに基づく触媒と共にこのハロゲンの使用は触媒の非酸性、単官能性特性を維持
しながら、遂行されることが出来る。非酸性ハロゲン含有ゼオライトLに基づく
触媒を製造する方法は、前記“背景技術”の項において挙げられたRAULOお
よびIKC参考文献に開示されている。
【0022】
【表1】
【0023】 好ましくは、本発明の接触改質反応帯域において使用される触媒は固定されて
いる。触媒を固定するとゼオライトL粉末上の白金およびビスマスを含む非固定
触媒に比較してその圧縮強さを改良する。本発明の触媒のための好ましい固定剤
はアルミナまたはシリカてある。本発明において使用される触媒のために、シリ
カが特に好ましい。
【0024】 本触媒は固定されていてもまたは固定されていなくともよいので、本明細書に
おいて示される重量パーセンテージは、他のように示されない限り、触媒のゼオ
ライトL成分に基づいている。
【0025】 本発明に従う触媒を造るための好ましい方法は(a)非酸性Lゼオライト押し
出し物に、適合性に応じて水または希酸中のビスマス化合物の溶液で含浸させ;
(b)該押し出し物を乾燥させ且つカ焼させ;(c)カ焼された押し出し物に1
種またはそれ以上のハロゲン、例えば塩化アンモニウム、ふっ化アンモニウムを
含有する水溶液で含浸させ、そしてまたその押し出し物に白金化合物で含浸させ
;そして(d)2回含浸させたLゼオライト押し出し物を乾燥させそしてカ焼す
ることからなる。好ましくは、ビスマス含浸工程は白金含浸工程のまえに行なわ れる。
【0026】 水または希酸中に可溶性であるビスマス化合物は、くえん酸ビスマス、三酸化
ビスマス、酢酸ビスマスおよび硝酸ビスマスを包含する。
【0027】 (発明を実施するための最良の形態)実施例: 本発明のPt−Bi−ゼオライトL触媒の利点が以下の例によって例示される
【0028】例1: 比較触媒Aの製造: 80%のゼオライトおよび20%のシリカ固定剤(binder)からなる、
12グラムのKL−ゼオライト押し出し物を粉砕しそしてふるいにかけて20〜
40メッシュの顆粒を得た。その20〜40メッシュの材料を蒸発用皿に入れそ
して110℃で真空オーブン中で4時間乾燥させた。次にそのオーブン乾燥させ
た材料を、200℃および500℃の各々で2時間マッフル炉中でカ焼した。カ
焼させた材料の5.0グラム部分は初期湿り点(incipient wetn
ess point)を測定するために用いられた。カ焼させた材料の残りの部
分は、触媒製造のために必要とされるまで、デシケーターの内側の密封されたジ
ャー中に貯蔵された。初期湿り容量(incipient wetness v
olume)はカ焼された材料の5.0グラムについて2.48ミリリットルで
あると測定された。
【0029】 含浸用溶液は、2.0ミリリットルの水中に0.088グラムのふっ化アンモ
ニウム、0.041グラムの塩化アンモニウムおよび0.089グラムの塩化白
金テトラアミン(56.4%Pt)を溶解しそして次に2.48ミリリットルの
合計容量に希釈することにより造られた。次に、カ焼させた20〜40メッシュ
の顆粒は、滴下様式で且つかき混ぜながらこの溶液を加えることにより含浸され
た。触媒装入はカ焼された支持体の重量に基づいて、1.0重量%のPt、0.
9重量%のFおよび0.9重量%のClに相当した。
【0030】 含浸された顆粒は閉じた容器中で一夜浸漬させたままにした。次にそれらは1
10℃で3時間真空オーブン中で乾燥させた。そのオーブン乾燥された材料は、
150℃で30分間、次に250℃で30分間そして最後に300℃で1時間、
マッフル炉中でカ焼された。そのカ焼された触媒は試験に供するまで密封された
小びん中で貯蔵された。
【0031】例2: 0.05Bi/Ptを含有する触媒Bの製造: 触媒Bは以下のとおりにして造られた。例1において用いられた同じロットか
らのKL−ゼオライト押し出し物を粉砕しそしてふるいにかけて触媒製造のため
の20〜40メッシュの顆粒を得た。その20〜40メッシュの材料を上記のと
おりにして乾燥させ且つカ焼した。
【0032】 カ焼させた材料の5グラム部分に、5重量%HNO3溶液中1000μg/m lのビスマスを含有する原子吸収標準溶液の2.48mlで含浸させた。ビスマ
ス装入材料を、4時間110℃で真空オーブン中で乾燥させ、次に300℃で2
時間そして500℃で2時間マッフル炉においてカ焼した。
【0033】 2.0mlの水中に0.088グラムのふっ化アンモニウム、0.041グラ
ムの塩化アンモニウムおよび0.089グラムの塩化白金テトラアミン(56.
4%のPt)を溶解しそして次に2.48mlの合計容量に希釈するとにより第
2の含浸用溶液を造った。次に、滴下様式で且つかき混ぜながらこの第2の溶液
を加えることにより、カ焼されたビスマス含有材料に含浸させた。両方の含浸後
の触媒装入はカ焼された支持体材料の出発重量に基づいて1.0重量%のPt、
0.05重量%のBi、0.9重量%のFおよび0.9重量%のClに相当した
。ビスマス/白金の原子比は0.047であった。
【0034】 含浸された顆粒を閉じた容器中で一夜浸漬させたままにした。次にそれらを1
10℃で3時間真空オーブン中で乾燥しそして150℃で30分間、250℃で
他の30分間そして300℃で1時間マッフル炉中でカ焼した。カ焼した触媒は
試験に供するまで、密封された小ビン中で貯蔵された。
【0035】例3: 0.023Bi/Ptを含有する触媒Cの製造: ビスマス溶液の半分を水と置き換えた以外は、例2における触媒Bと同様にし
て触媒Cを造った。それ故に、ビスマス装入は0.025重量%に半分カットさ
れた。ビスマス/白金の原子比は0.023であった。
【0036】例4: 0.14Bi/Ptを含有する触媒Dの製造: ビスマス含浸工程を3回繰り返した以外は、例2における触媒Bと同様に触媒
Dを造った。最初の2回のビスマス含浸の各々の後に、触媒を乾燥させたが、し
かしカ焼しなかった。第3番目のビスマス含浸後、例2におけるとおりにして、
触媒を乾燥し且つカ焼した。
【0037】 白金含浸工程は例2においてと同じであった。それ故に、最終装入は、カ焼さ
れた支持体材料の出発重量に基づいて、1.0重量%のPt、0.15重量%の
Bi、0.9重量%のFおよび0.9重量%のClであった。ビスマス/白金の
原子比は0.14であった。
【0038】例5: ビスマスを含有しない比較触媒Aの試験: 触媒A、B、CおよびDは以下のとおりに試験された。市場での芳香族類抽出
プラントからの1バレルのラフィネートを水素添加処理(hydrotreat
ed)してパラフィン系供給原料を得た。炭素数による供給原料の組成は、2.
2重量%のC5、41.6重量%のC6、39.2重量%のC7、15.5重量% のC8および1.6重量%のC9+であった。炭化水素タイプにより、その分類は 83重量%のパラフィン類およびオレフィン類、9.4重量%のナフテン類そし
て7.4重量%の芳香族類であった。
【0039】 触媒は、水素質量流量制御器、窒素質量流量制御器、マルチゾーン電気炉によ
り加熱されたチューブ状マイクロリアクターおよびオンラインガスクロマトグラ
フを備えたマイクロリアクター装置において試験された。そのチューブ状リアク
ターの予熱帯域は硫黄吸収剤でパックされていて、これは供給原料からの最後の
微量の硫黄を排除した。触媒は硫黄吸収剤の下に仕込まれた。
【0040】 各々の触媒をリアクターに仕込みそして流動している窒素中で500°Fに加
熱することにより乾燥した。次に窒素を水素と置き換えて触媒還元を開始した。
次に温度を一夜で900°Fまで上昇させそして900°Fで数時間維持して還
元と乾燥とを完成させた。
【0041】 以下の条件下に、芳香族化活性について、活性化触媒を試験した。炭化水素供
給原料重量時間空間速度は4.4であった。水素対炭化水素供給原料のモル比は
5.0であった。リアクター入口圧力は50psigでありそして初期反応温度
は875°Fであった。初期活性を測定した後に約70%C6+非芳香族類転換 率を与えるように温度を調節した。この調節の後に、温度を一定に保ちそして転
換を流れ上で時間と共に低下するままに放置した。
【0042】 触媒Aについての結果を第1表に示す。その触媒は良好な安定性を示した。転
換率は流れ上で、1.0日から11.0日までの期間の間に約7%低下した。市
場の装置において、活性の損失を補うために温度を上昇させるであろう。71.
3%転換率での生成物のC8芳香族類の含有量は9.5重量%であった。これは 供給原料(供給物)中のC8芳香族類および転換されたC8非芳香族類に基づいて
の理論収率の約67%であった。
【0043】
【表2】
【0044】例6: 0.05Bi/Ptを含有する触媒Bの試験: 触媒Bを触媒Aと同じ条件下で試験した。結果を第2表に示す。触媒Bは初期
に触媒Aより活性が低かった。しかしながら、触媒Bは非常に安定であった。転
換率は10日間でほんの3.6%低下しただけであった。72%の転換率で、供
給原料(供給物)に基づくC8芳香族類の収率は11.0%であって、これは理 論収率の77%であった。これは触媒Aを用いての67%に比較して優っていた
【0045】
【表3】
【0046】例7: 触媒C(0.023Bi/Pt)の試験: 触媒Cを触媒Aおよび触媒Bと同じ条件下で試験した。結果を第3表に示す。
触媒Cは初期に触媒Aより活性が低かったがしかし触媒Bより一層活性であった
。触媒Bは初期のライン−アウト期間後に良好な安定性を示した。71%転換率
で、C8芳香族類の収率は11.0%であった。これは理論収率の84%であっ て、触媒Aを用いての67%に比較して優っていた。
【0047】
【表4】
【0048】例8: 0.14Bi/Ptを含有する触媒Dの試験: 触媒Dは好ましい量より多い量のビスマスを含有した。触媒BおよびCと同じ
様式で試験したときに、触媒Dは比較的に貧弱な活性および安定性を示したがし
かし良好なC8芳香族類選択率を示した。結果を第4表に示す。69.1%転換 率で供給原料(供給物)に基づいてC8芳香族類の収率は10.4重量%であっ た。これは供給原料(供給物)中のC8芳香族類の量および転換されたC8非芳香
族類の量に基づいて理論収率の82%に相当した。
【0049】
【表5】
【0050】 例1〜8における結果は、少量のビスマスの添加がC8芳香族類の脱アルキル 化を有意義に減少させた一方で、触媒安定性を増大させるかまたは実質的に維持
することを示している。このことは、焦点がパラキシレンおよびベンゼンを製造
することに合わせられる複合の芳香族類製造において特に有利である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 福永 哲也 千葉県袖ヶ浦市上泉1280 Fターム(参考) 4G069 AA03 AA08 BA07A BA07B BB02A BB02B BB04A BB04B BB08A BC25A BC25B BC69A BC75A BC75B BD12A BD15A CC08 DA06 EA02Y EB18Y FA01 FA02 FB14 FB19 FB30 FB67 FC08 ZA08A ZA08B ZF05A ZF05B 4H029 CA00 DA00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接触改良条件下、炭化水素供給原料を、白金、第VIII族金属
    の原子当り0.01〜0.25個の原子のビスマスおよびゼオライトLを含む単
    官能性改質触媒と接触させる、ことからなる該炭化水素供給原料を改質して芳香
    族類を製造する方法。
  2. 【請求項2】 触媒が、白金の原子当り0.01〜0.12個の原子のビス
    マスを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 触媒が、白金の原子当り0.02〜0.08個の原子のビス
    マスを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 触媒が、1種またはそれ以上のハロゲンを含む、請求項1に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 触媒が、ゼオライトLに基づいて0.05〜3.0重量パー
    セントの合計のハロゲン量で塩素またはふっ素あるいはそれらの両方を含む、請
    求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 供給原料がC6〜C12炭化水素を含む、請求項1に記載の方 法。
  7. 【請求項7】 供給原料が、C6〜C7留分、C6〜C8留分、C7〜C8留分、
    6〜C9留分、C7〜C9留分、C7留分またはC8留分である、請求項1に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 第VIII族金属、第VIII族金属の原子当り0.01〜0.12
    個の原子のビスマス、およびゼオライトLを含む接触改質触媒。
  9. 【請求項9】 第VIII族金属が白金である、請求項8に記載の触媒。
  10. 【請求項10】 触媒が白金の原子当り0.01〜0.08個の原子のビス
    マスを含む、請求項9に記載の触媒。
  11. 【請求項11】 触媒が1種またはそれ以上のハロゲンを含む、請求項8に
    記載の触媒。
  12. 【請求項12】 触媒が、ゼオライトLに基づいて0.05〜3.0重量パ
    ーセントの合計のハロゲン量で塩素またはふっ素あるいはそれらの両方を含む、
    請求項11に記載の触媒。
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