JP2001524767A - 音声ページングプロトコル - Google Patents

音声ページングプロトコル

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JP2001524767A
JP2001524767A JP2000522571A JP2000522571A JP2001524767A JP 2001524767 A JP2001524767 A JP 2001524767A JP 2000522571 A JP2000522571 A JP 2000522571A JP 2000522571 A JP2000522571 A JP 2000522571A JP 2001524767 A JP2001524767 A JP 2001524767A
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シー. ブライアン,デビッド
エス. レフィーバー,ロナルド
シー. ハーパー,ロバート
エイチ. ストーバー,ハワード
ジェイ. カール,ローレンス
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クラリティ テレコミュニケーションズ インターナショナル,リミティド
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Abstract

(57)【要約】 音声ページングプロトコルを供給するページャ(400)と、少なくとも1つの受信機を示す指示信号(610)とこの受信機を宛先としたデータ信号とを含む選択的起呼メッセージを送信(906)および受信(920)するための方法(602)と装置。この方法は、最初に指示信号(722)を送信してから、予め決められた時間間隔の遅延を与える。その次に、この方法は、受信器(920)のための第1の指示信号の少なくとも一部分とメッセージ信号とを1度目に送信する(706)。従って、本発明は、実際のメッセージの送信前に指示信号の時間ダイバーシチを実現する。この方法は、受信機を示す警報信号(例えば、単一ビット)(100)とこの受信機に対応するアドレス(202、204)とを使用してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 本発明は通信プロトコルに関する。特に、本発明は、多くの機能を有する音声
ページングを効果的に実現することに特に適しているプロトコルに関する。
【0002】 実質的には数年前から始まって、今日では、ページングが通信産業の最も急速
に成長し続ける分野の1つとなっている。業界の情報源の中には、実際に550
0万台以上のページャが現在稼働中であるということと、西暦2000年までに
は約7000万台のページャが稼働状態に入り、サービスプロバイダに数十億ド
ルの事業収入をもたらすだろうと指摘するものもある。
【0003】 一般的に、ページングは、1つのエンティティ(entity)が、無線受信機(す
なわち、ページャ)を備えた別のエンティティにメッセージを送信するためのメ
カニズムを提供する。ページャの無線特性が、ページャの携帯者がアクセス可能
な状態を維持しながら予め決められたサービスエリア内を自由に移動することを
可能にする。初期においては、ページャは単純に電子ブザーを鳴らして、その携
帯者が特定の電話番号に(従来の電話を使用して)折り返し電話すべきであるこ
と、または、ボイスメールメッセージを取り出すためにページャサービスプロバ
イダに折り返し電話すべきであることを表示することしかできなかった。
【0004】 しかし、最近では、(消費者の要求に押されて)ページャの機能がテキストメ
ッセージ通信を含むまでに拡大してきた。テキストメッセージ通信ページャ(ア
ルファニューメリックページャ(alphanumeric pager)と呼ばれることが多い)
が、限定された長さのテキストメッセージを形成する多数の個々の英数字を受信
する。従って、例えば、アルファニューメリックページャは、ページャ携帯者が
メッセージを得るために電話を掛けることを必要とせず、潜在的に重要な情報を
ページャ携帯者に直接提供することが可能である。
【0005】 アルファニューメリックページャの出現によって、単純な警報に機能が限定さ
れているページャは時代遅れになった。現在のページャは、例えば株式相場情報
や電子メールの受信を含む完全な(一方向の)通信機能を提供する。アルファニ
ューメリックページャに対する消費者の需要が急速に増大してはいるが、音声ペ
ージャとして知られているさらに高性能のページャに対する需要が、間もなくこ
のアルファニューメリックページャに対する需要に取って代わることだろう。
【0006】 音声ページャは、音声応答装置と同様に、音声再生のための実際の音声メッセ
ージを受け取ることが可能である。音声ページャの利点は数多く、音声ページャ
所有者が、例えば、多数のメッセージを保存することと、メッセージを再び調べ
ることと、発呼者の声(および、その感情的特徴)を認識することとを可能にす
る。しかし、過去においては(および、いくぶん、音声ページャが最近登場した
ばかりであるという理由から)音声ページャによって提供される機能とその通信
プロトコルとが幾分か制限されていた。
【0007】 例えば、InfoTelecom は、ディジタル音声メッセージを送信することが可能で
あるMobiDARCプロトコル(DARCプロトコルの拡張)を提供する。し
かし、このMobiDARCプロトコルは、比較的低速の伝送速度、6.8Kb
psしか提供しない。インタリーブされていないコードを使用することによって
9.7Kbpsの伝送速度が得られるが、インタリーブが無いことは、遍在する
フェージング効果のためにメッセージ品質と音声品質とを劇的に低下させる。当
然のことながら、メッセージを伝送するために必要な時間の量は、伝送速度の低
下に応じて増大する。
【0008】 さらに、既存のプロトコルでは、一般的に、アドレスおよびメッセージ情報が
互いに非常に近接した位置にあり、しかも反復されることがない。従って、(典
型的には)短いアドレス指定部分を紛失したページャは、メッセージも一緒に紛
失することになる。この結果として、メッセージを伝送するために使用される帯
域幅が無駄になり、重要なメッセージが受信されず、システム送信機がより頻繁
にメッセージを再送信しなければならない。さらに、ページングサービスに料金
を支払うサービス利用者が、このような不確実な受信を容認することはあり得な
いだろう。
【0009】 特に音声ページャの出現によって、紛失メッセージという問題が小さな不都合
にだけに留まらなくなっている。音声メッセージは何秒間もの長さであり、数千
ビットのビット長さにもなり得るので、紛失した音声メッセージを再送信するた
めに必要なシステムリソースの量は極めて多い。さらに、こうした長いメッセー
ジの場合には、メッセージがその間に反復されることが可能な時間量が非常に長
いことが多い。従って、紛失したメッセージのために、(緊急であるかも知れな
い)メッセージが受信されるまでに、大きな遅延が生じることになる。音声ペー
ジングが大きな市場分野となりそうでさえあるが、音声ページングをサポートす
る従来のプロトコルは、単純なアルファニューメリックページャのメッセージ受
信を上回るだけの高機能メッセージ受信を実現してはいない。従って、ユーザの
不満、帯域幅の浪費、および、未配達のメッセージが生じることになる。
【0010】 さらに別の考慮すべき重要な問題点は、ページャの電池寿命である。当然のこ
とながら、電池寿命がより長いことは、マーケティングの観点から望ましいばか
りでなく、ページャの機械的寿命と、ページャ内の電池でバックアップされた情
報が失われる頻度とに関しても重要である。当然のことながら、ページャは全て
、メッセージを受信するためにその受信回路系を起動しなければならない。ペー
ジャがメッセージを受信することを判定するためにページャによって使用される
特定の方式が、電池寿命に対して重大な影響を与える。しかし、過去においては
、音声ページングプロトコルは、ページャがメッセージを受信しなければならな
いかどうかを判定するためにページャが長い期間にわたって起動状態にあること
を必要とした。
【0011】 高性能のページング機能をサポートする改良された音声ページングプロトコル
が、当産業において長い間必要とされてきた。 発明の簡単な概要 本発明の目的は、音声ページングプロトコルを提供することである。 本発明の別の目的は、ダイバーシチ送受信方式を採用する音声ページングプロ
トコルを提供することである。
【0012】 本発明のさらに別の目的は、単一のフレームにおけるダイバーシチ送信方式を
採用する音声ページングプロトコルを提供することである。 本発明のさらに別の目的は、複数のフレームにわたってのダイバーシチ送信方
式を使用する音声ページングプロトコルを提供することである。 本発明のさらに別の目的は、ページャをサポートするための電力消費を低減さ
せる音声ページングプロトコルを提供することである。
【0013】 本発明のさらに別の目的は、ページャに対する着信メッセージの先行警報通知
を提供する音声ページングプロトコルを提供することである。 本発明のさらに別の目的は、長い音声メッセージが複数のフレームにわたって
ページャに送信されることを可能にする音声ページングプロトコルを提供するこ
とである。
【0014】 本発明のさらに別の目的は、グループメッセージ通信機能を提供する音声ペー
ジングプロトコルを提供することである。 本発明のさらに別の目的は、ローミングページャに適応する音声ページングプ
ロトコルを提供することである。 本発明の音声ページングプロトコルの好ましい一実施態様が、選択的起呼メッ
セージを使用して受信機に情報を送信する方法を提供する。この選択的起呼メッ
セージは、少なくとも1つの受信機を示す指示信号と、その受信機を宛先とした
データ信号とを含む。指示信号は、例えば、1つ以上のページャに割り当てられ
ている警報信号(1ビット程度)、または、1つ以上のページャに対応するアド
レス、または、警報情報とアドレス情報の両方の組合せであってよい。
【0015】 本発明の方法は、まず1度目に指示信号を送信した後に、予め決められた時間
間隔の遅延を与える。その次に、この方法は、最初の指示信号の少なくとも一部
分を2度目に送信し、かつ、受信機に対するメッセージ信号を1度目に送信する
。こうして、指示信号の一部分が、ある特定の時間間隔を置いて繰り返され、実
際のメッセージの伝送の前に指示信号の時間ダイバーシチを実現する。
【0016】 この方法は周期的にフレームを送信してよく、例えば第1のフレームにおいて
指示信号を送信し、さらに、後続のフレームにおいて、指示信号の一部分を繰り
返し、メッセージ信号を送信してもよい。一例としては、警報およびアドレス指
示信号の全体が後続のフレーム内において反復されてもよい。これに加えて、複
数のフレームにわたってアドレスの3度以上の繰返しを与えるために、アドレス
に対応する指示信号の一部分が後続のフレームで再び繰り返されてもよい。
【0017】 本発明は、さらに、特に受信機の電力消費の削減を助ける、受信機に情報を送
信する方法を提供する。この情報送信方法は、少なくとも1つの受信機を示す指
示信号とこの受信機を宛先としたメッセージ信号とを含む選択的起呼メッセージ
を使用する。この方法は、受信機を示す警報信号を設定することと、この警報信
号を送信することとによって進行する。これに加えて、この受信機に対応するア
ドレスが設定されて送信され、その次に、この受信機を宛先としたメッセージ信
号が送信される。この警報信号は、例えば、単一の警報ビットであってよい。
【0018】 本発明の方法は、追加の警報信号、アドレス信号、およびメッセージ信号(例
えば、ある1つのフレームの音声データセクション内においてインタリーブされ
て疑似ランダム的に分布させられてもよい)を同時に設定し送信することによっ
て、追加の受信機に追加のメッセージを送信してもよい。受信機グループ(共通
アドレスを共有するページャの組)もサポートされる。グループメッセージを送
信するために、本発明の方法は、例えば、受信機グループ内の受信機を示すいく
つかの追加の警報ビットをさらに設定して送信してもよい。受信機グループ内の
各受信機を宛先とした単一のグループメッセージ信号も送信される。
【0019】 受信機グループにメッセージを送信するために代りのステップが取られてもよ
い。例えば、共通アドレスのない受信機グループに対しては、本発明の方法は、
受信機グループ内の受信機に対応する個別の警報ビットを設定して送信し、この
グループ内の各受信機に関するアドレスの各々を設定して送信し、その次に、そ
のグループ内の各受信機を宛先としたメッセージ信号を送信してもよい。 発明の詳細な説明 発明の詳細な説明を幾つかの段階に分けて行う。最初に、本発明のプロトコル
を理解するために有益な一般的な背景情報を提示する。その次に、本発明のプロ
トコルの構成上の諸側面の幾つかを説明する。さらに、この構成上の諸側面の説
明の後に、本発明のプロトコルの幾つかの動作上の特性について説明する。 背景 本プロトコルは幾つかの個別の構成要素から構築されている。最高レベルでは
、このプロトコルが繰返しフレーム構成を使用し、各フレームが一般的に先行の
フレームと同じフォーマットに従う。一方、各フレームは、情報のパケットから
構成されている。例えば、1つのフレームが2922個のパケットを含んでよい
。一方、パケットは、予め決められた個数のシンボル(symbols)の集まりである
。例えば、各パケットが128個のシンボルを含んでよい。一方、搬送周波数の
変調を使用してシンボルが形成される。この変調は、例えば、4レベルまたは8
レベルの位相偏移キーイング(それぞれQPSKと8−PSK)であってよい。
これらの例は、本発明を限定する形で示されているのではなく、本プロトコルが
どのように構成されてよいかということの特定の例を提供するにすぎない。
【0020】 より詳細に後述するパケットが、警報パケット、ポインタパケット、およびハ
ウスキーピングパケットを含むパケット種別にシンボルをグループ分けする。こ
れに加えて、音声データパケットを使用して、別々の音声データセクションの形
でデータが一般的に送信される。 本プロトコルが効果的に使用されることが可能である環境の1つが、標準的な
FMラジオ放送インフラストラクチャの環境である。一般的に、FMラジオイン
フラストラクチャは、87.5MHzから108MHzの周波数範囲にわたって
200KHz間隔の多数のチャネルを提供する。しかし、ベースバンド(baseba
nd)のFM信号自体は、100KHzの帯域幅を使用し、この帯域幅内の約53
KHzがステレオ音声情報のために使用され、残りの47KHzが、典型的には
、概ね67KHzと92KHzとを中心とする2つの補助通信許可(Subsidiary
Communications Authorization)(SCA)チャネルに分割される。これらのS
CAチャネルの各々が、下記のプロトコルに従って情報を搬送することに適して
いる。
【0021】 FM放送インフラストラクチャは、本プロトコルとの組合せによって、現行の
全世界的な情報伝達メカニズムを提供するが、本プロトコルは、実質的には他の
どのような使用可能な周波数帯域または通信にも適用されてよい。さらに、後述
のプロトコルが、特にページングシステムに関連付けて説明されているが、本プ
ロトコルは何らかの特定の用途に限定されるものではない。 構成的側面 上記の通りに、フレームを部分的に構成するパケットが、警報パケット、ポイ
ンタパケット、およびハウスキーピングパケットを含むことが好ましい。 警報パケット 次に図1を参照すると、この図は警報パケットフォーマット100を示してい
る。このフォーマット100は、パイロットマーク102、パケットシーケンス
番号104、およびシステムID 106を含む。さらに、フォーマット100
は、警報ビットフィールド108、巡回冗長検査(CRC)フィールド110、
およびフラッシュフィールド(flush field)112を含む。
【0022】 図1に示しているように、パイロットマーク102は、2値位相偏移キーイン
グ(BPSK)変調搬送波の4つのシンボルから形成されている。パイロットマ
ーク102のシンボルシーケンスが、クロックおよびパケット同期化のためにペ
ージャによって使用される予め決められた位相変化シーケンスを形成する。この
目的のために、送信ステーションと受信側ページャが、送信されるべき(従って
、受信中に同期すべき)パイロットマーク102を前もって設定する。一貫性の
ある同期基準を受信側ページャに与えるために、パイロットマークが128個の
シンボル毎に挿入されることが好ましい。従って、ポインタパケットフォーマッ
ト100(および、下記の他のフォーマット)内のパイロットマークは、技術的
にはポインタパケットフォーマットと一体の部分ではなく、単にシンボル128
個ごとに再出現するにすぎない。
【0023】 パケットシーケンス番号104が、パイロットマーク102と同様に、変調さ
れた搬送波の4つのシンボルから形成されている。しかし、パケットシーケンス
番号104は、パケットシーケンス番号104内に含まれる8ビットの情報を結
果的にもたらす変調QPSKであることが好ましい。QPSK変調への切り換え
が、パイロットマークに関して上述した同期化プロセスを助ける(互いにより狭
い間隔を置いて並べられた8−PSKの8個のシンボルよりも与えられた量のノ
イズに対して高い耐久性を各シンボルが有する、4個のシンボルを与えることに
よって)。
【0024】 パケットシーケンス番号104は、その番号が関連付けられているパケットの
位置と種別とを示す。より詳細に後述するように、警報パケット、ポインタパケ
ット、およびハウスキーピングパケットが、1つのフレーム内の短メッセージセ
クションパケット202(一実施例では)を形成する。各パケットが、パケット
シーケンス番号フィールドを使用して0番から201番までの番号を連続的に割
り振られる。従って、例えば、最初の80個のポインタパケットが0番から79
番の番号を付けられ、その後の10個のポインタパケットが80番から89番の
番号を付けられ、以下同様である。短アドレスセクションのフォーマットは固定
されたままであると考えられるので、受信側ページャが、パケットシーケンス番
号を使用して、現時点で受信中であるパケットの種別とこのパケットのフレーム
内位置を判定することが可能である。
【0025】 さらに図1を参照すると、システムID 106が、8−PSK変調搬送波の
6個のシンボルによって形成されている。従って、システムID 106は18
ビットの生データを運ぶ。システムID(後述する警報ビットフィールド108
、CRCフィールド110、およびフラッシュフィールド112と同様に)は、
好ましくは2/3の比率で、畳み込み符号化される。従って、畳み込み符号器に
よって出力される生データの3ビット毎に、2個のビットが非符号化情報(すな
わち、オリジナル情報)を表わす。従って、システムID 106が、システム
IDを実際に表わす12個のビットを含む(すなわち、4096個のシステムI
Dが存在する)。
【0026】 FM送信インフラストラクチャと共に使用する場合には、例えば、本プロトコ
ルが、特定のFMステーションを指定するためにシステムIDを使用してよい。
殆どの場合、各ステーションが互いに異なったシステムIDを使用し、各ページ
ャがある特定のステーションに割り当てられる。従って、システムIDは、ペー
ジャのアドレスの一部分と見なされてよい。しかし、単一のシステムIDが複数
のFMステーションの間で共有されてもよいということに注意のこと。特に、著
しい干渉が存在する区域(例えば大都市)内では、いくつかのFMステーション
が同一のシステムIDを共有して、少なくとも1つのFMステーションを受信の
ために交互にページャに提供するように異なった周波数によってフレームの重複
セットを送信してもよい。
【0027】 図1に示されているように、警報ビットフィールド108が、8−PSK変調
搬送波の103個のシンボルに及んでいる。2/3の比率の符号化の後に、警報
ビットフィールド108は206ビットの情報を提供する。サービスプロバイダ
によってサポートされる各ページャが、警報ビットフィールド内の少なくとも1
つのビット(そのビットの多くが下記のフレーム構成全体に与えられる)をその
ページャに割り当てる。特定の警報ビットが設定される場合には、メッセージが
、現在のフレームまたはその次のフレーム内で後続の音声データセクションの1
つに配置されており、それによって、メッセージが間もなく来るであろうという
指示信号を受信機に与える。
【0028】 一般に、警報ビットは、固有ビットまたは共有ビットのどちらかとして使用さ
れてよい。固有ビットは単一のページャのみを識別する。共有ビットは単一のペ
ージャよりも多くのページャを指定し、例えば、ローミングページャまたはシス
テム拡張のために使用されてもよい。この両方の機能での警報ビットの使用につ
いては、より詳細に以下に述べる。
【0029】 次に、CRCフィールド110は8−PSK変調搬送波の8個のシンボルから
形成されている。従って、このCRCフィールドが、比率2/3の符号化の後に
、16ビットのCRC情報を表す。CRCフィールド110内のCRCが、例え
ば、システムID 106、警報ビットフィールド108、およびCRCフィー
ルド110自体にわたって計算されてもよい。最後に、フラッシュフィールド1
12が8−PSK変調搬送波の3個のシンボルから形成され、2/3の比率で符
号化される。従って、フラッシュフィールド112が、その次のパケットの準備
のために畳み込み復号器を既知の状態にリセットするように使用されてよい6個
のビットを与える。 ポインタパケット 次に図2を参照すると、この図は、ポインタパケットフォーマット200、短
アドレスポインタ202、および長アドレスポインタ204の一例を示している
。ポインタパケットフォーマット200は、パイロットマーク206、パケット
シーケンス番号208、およびシステムID 210を含む。さらに、ローミン
グフラグ212、メッセージポインタフィールド214、CRCフィールド21
6、およびフラッシュフィールド218も、ポインタパケットフォーマット20
0に含まれている。
【0030】 パイロットマーク206、パケットシーケンス番号208、システムID 2
10、CRCフィールド216、およびフラッシュフィールド218が形成され
、警報パケットフォーマット100中の同一のフィールドに関して上述した通り
に実質的には機能する。特に、CRCフィールド216は、システムID 21
0、ローミングフラグ212、メッセージポインタフィールド214、およびC
RCフィールド216自体にわたって、CRCを計算することが好ましい。
【0031】 ローミングフラグ212は、メッセージポインタフィールド214に含まれて
いるポインタの種別を表す単一のビットである。例えば、ローミングフラグ21
2は、0である時に、メッセージポインタフィールド214に短アドレスポイン
タ202が存在することを表してもよい。ローミングフラグ212が、1である
時には、メッセージポインタフィールド214に長アドレスポインタ204が存
在することを表してもよい。
【0032】 メッセージポインタフィールド214は、一般に、どの時点でメッセージがペ
ージャに送信されているか、および、後続の音声データセクションでメッセージ
がどこにあるかをページャが判定することを可能にする、アドレス情報を含むポ
インタを含む。従って、このポインタが、メッセージが間もなく来るであろうと
いう指示信号をページャに与える。一実施例では、メッセージポインタフィール
ドは、205ビットの実際の(2/3の比率の符号化の前の)ポインタ情報を含
む。
【0033】 ポインタの特定の例を示すと、短アドレスポインタ202は、第1の予約ビッ
ト220、第2の予約ビット222、ストリームID 224、予約フィールド
226、および短アドレス228を含む。予約ビット220、222と予約フィ
ールド226とが本プロトコルの将来的な拡張のための余地を提供し、従って、
これらには特定の機能はない。
【0034】 本プロトコルの一実施態様では、ストリームID 224は3ビットであり、
8個の固有ストリームの中の1つの固有ストリームを決定する。より詳細に後述
するように、送信のためにメッセージが8個のストリームの中の1つのストリー
ムに割り当てられる。受信における最初の段階として、ページャがストリームI
D 224を復号化し、適切なストリームからそのメッセージを取り出す。
【0035】 短アドレス228は、ある特定のページャに割り当てられたアドレス(例えば
、ページャに割り当てられているサービスエリア内でそのページャに割り当てら
れている「ホーム」アドレス)を含む。例えば、短アドレス228が、16ビッ
トの長さであってよく、この場合には、この短アドレスが、65,536個のペ
ージャまたはグループの中の1つを識別する。殆どの場合、ページャが、このペ
ージャに割り当てられた少なくとも1つの固有アドレスに応答するだろう。随意
に、短アドレス228がグループアドレス(予め決められたグループのページャ
がそれによって選択される)を含んでもよい。例えば、グループアドレスが、地
方販売チーム用の1セットのページャの各ページャに割り当てられてもよい。従
って、この販売チームが情報の共有を必要とする場合には、メッセージがこの販
売チームのグループアドレスに送信されてよい。それによって、単一のメッセー
ジが販売チーム内のページャ全てを更新することが可能である。
【0036】 グループアドレスのさらに別の使用が、メッセージを全ページャに送信するた
めに使用される予約同報通信アドレスを含む。別の例として、サブセットのペー
ジャにディジタルプログラミングデータを送信するために使用されてもよい(例
えばプロトコルソフトウェア自体を更新するために)。グループアドレスが使用
される場合には、このグループアドレスが、メッセージポインタフィールド21
4内に含まれてよい個々のページャに関するあらゆるポインタの末尾に配置され
ることが好ましい。
【0037】 ポインタの別の例は長アドレスポインタ204である。この長アドレスポイン
タは、短アドレスポインタ202と同様に、第1の予約ビット230、第2の予
約ビット232、ストリームID 234、予約フィールド236、および長ア
ドレス238を含む。予約ビット230、232、予約フィールド236、およ
びストリームID 234が、短アドレスポインタ202に関して上述したのと
同様に機能する。
【0038】 しかし、長アドレスポインタ204では、長アドレス238が、一般に、短ア
ドレス228によって提供される情報よりも多い情報を含む。従って、例えば、
長アドレス238が、16ビットのホームアドレスに結びつけられた12ビット
のシステムIDを使用して、ローミングページャをサポートしてもよい。従って
、ページャをそのホームシステムIDとホームアドレスとに従って選択するため
に、ローミングユーザに送信されるメッセージは、典型的には、ローミングフラ
グ212を設定することと、追加のアドレス指定情報(すなわち、長アドレス2
38)を提供することとを含む。従って、特定のシステムエリア内のホームにあ
るページャの警報ビットと同一の警報ビット(および、さらには同一の「ホーム
」アドレス)を使用するローミングページャが、長アドレス238全体を調べる
ことによってメッセージの宛先を識別してもよい。 ハウスキーピングパケット 次に図3を参照すると、この図は、2つのハウスキーピングパケット300の
一例を示している。第1のハウスキーピングパケット302と第2のハウスキー
ピングパケット304とが示されている。図3に示されている例では、ハウスキ
ーピング情報が2つのパケット(256個のシンボル)にわたって分布させられ
ている。一般に、ハウスキーピングパケット構成300には、パイロットマーク
306、308、CRCフィールド310、およびフラッシュビット312が含
まれている。さらに、パケットシーケンス番号フィールド314、316と、シ
ステムIDフィールド318、320とが含まれている。パイロットマーク30
6、308が、上記のように送信情報ストリーム内のシンボル128個ごとに挿
入される形で存在する。システムIDフィールド318、320とフラッシュビ
ット312とが、ポインタパケットと警報パケットとに関して上述したのと同様
に動作する。
【0039】 一方、CRCフィールド310が、2つのパケットシーケンス番号フィールド
314、316を除いて、両ハウスキーピングパケット300内の全てのビット
にわたって計算される。パイロットマーク306、308は、ビット形式の情報
を運ぶためには使用されず、ハウスキーピングパケット300内のCRC計算か
らも除外される。より詳細に後述するように、本プロトコルの一実施態様では、
2つのハウスキーピングパケットが、1つのフレーム内の202パケットセクシ
ョンの末端に配置されている。従って、パケットシーケンス番号フィールド31
4、316は番号200、201(すなわち、パケットシーケンス番号が0から
201に及ぶ)を表す。
【0040】 図3に示すように、ハウスキーピングパケット300は256個のシンボルに
またがる。パイロットマーク306、308、CRCフィールド310、および
フラッシュビット312のために19個のシンボルが使用されている。パケット
シーケンス番号フィールド314、316、およびシステムIDフィールド31
8、320のために、20個のシンボルが使用される。残りの217個のシンボ
ル(2/3の比率の8−PSK符号化では434ビット)が、実際のハウスキー
ピング情報のために使用される。
【0041】 ハウスキーピング情報は、受信側ページャにとって一般に有用であるあらゆる
種別の情報を含んでよい。従って、例えば、ハウスキーピング情報が、32ビッ
トのシステム送信機時間情報、16ビットのシステム送信機データ情報、および
現在のシステム周波数を表す16ビットの情報を含んでよい。さらに別の例は、
システムチャネルリスト(例えば8個の16ビットのチャネルIDとしてフォー
マットされた)、同一または異なった形でフォーマットされたローミングチャネ
ルリスト、および8ビットのプロトコルシステム改訂版を含む。当然のことであ
るが、上述の例と、特に、これらの例を具体化するために使用されているビット
数は、各々の具体例ごとに著しく異なってよい。
【0042】 システムチャネルリスト、ローミングチャネルリスト、および現在のシステム
周波数が特に重要である。ディジタル形式でこれらのリストの周波数(および、
現在のシステム周波数)を提供することによって、ページャが、適正な周波数に
対して直接的に正確にかつ迅速に同調するために、そのディジタル情報を使用す
ることが可能である。言い換えると、ページャは、使用可能なチャネルを見つけ
るために非効率的な周波数掃引を行う必要がない。システムチャネルリストは、
メッセージが送信される際に使用される可能性のある冗長周波数をページャに知
らせるために使用されてもよい。従って、大都市圏内では、様々な原因によって
著しい干渉が引き起こされるので、ページャは、最良の受信を得るために、シス
テムチャネルリストで識別されるチャネルの間で切り替えを行ってよい。さらに
、ローミングチャネルリストが、どのローカル無線チャネルがローミングをサポ
ートするかという表示をページャに提供する。 フレーム構成 次に図4を参照すると、この図は、フレーム400を形成するように上記パケ
ット種別を音声データセクションと組み合わせることが可能な1つの方法を示し
ている。図4は、特に、拡張されたフレーム404に示されているその構成要素
部分の形に、フレーム402を分割する。拡張されたフレーム404は、短メッ
セージセクション406と音声データセクション408を含む。一実施例では、
フレーム402が2922個のパケットを含み、これらのパケットの中の202
個のパケットが短メッセージセクション406を形成し、2720個のパケット
が音声データセクション408を形成する。
【0043】 短メッセージセクション406は、一般に、警報、ポインタ、およびハウスキ
ーピング情報を含むフレームのセクションを示す(実際のメッセージデータとは
異なって)。一方、拡張された短メッセージセクション410が、上記の警報パ
ケット、ポインタパケット、およびハウスキーピングパケットを含む、短メッセ
ージセクション406の好ましい構成を示している。特に、この拡張された短メ
ッセージセクション410は、警報Nセクション412の次にポインタNセクシ
ョン414が続き、さらにその次に警報N+1セクション416が続くことを示
している。これに加えて、ポインタN+1セクション418、重複ポインタNセ
クション420、およびハウスキーピングセクション422が、警報N+1セク
ション416の後に続く。重複ポインタNセクション420は、ポインタNセク
ション414の複製を与えることが典型的なので、このように名付けられている
【0044】 警報Nセクション412が、音声データセクション408のメッセージを伴う
ページャに対応する警報ビットを含む80個の警報パケット100から形成され
ている。ポインタNセクション414が、音声データセクション408内のメッ
セージを受け取るページャに関するアドレス情報を提供する10個のポインタパ
ケット200から形成されている。ハウスキーピングセクション422が、ハウ
スキーピングパケット300から形成されている。
【0045】 重複ポインタNセクション420が、ポインタNセクション414の内容を反
復し、それによって、ポインタの伝送における時間ダイバーシチを実現する。さ
らに、警報N+1セクション416とポインタN+1セクション418とが、そ
の次のフレーム(フレーム424)で送信されるメッセージに関する先行の警報
およびポインタ情報を提供する。さらに、ポインタN+1セクション418が典
型的には長さで、20個のパケットであり、例えば、ポインタ情報の10個のパ
ケットと、データ情報の10個のパケットとを含む。これによって、ポインタN
+1セクションが、データの短い構成要素またはデータの長い構成要素を複数の
フレームによって送信するのに有用な、組み合わされたアドレスおよびデータメ
ッセージを提供してもよい。
【0046】 短メッセージセクション404の好ましいフォーマットが、ページャがページ
を受け取るべきであることを認識する多くの機会をページャに与える。メッセー
ジが送られるフレーム(「メッセージフレーム」)の前のフレームの中の警報N
+1セクション416によって与えられる先行の警報情報をページャが紛失した
場合には、このページャが、メッセージフレームの警報Nセクション412によ
って与えられる警報情報を検出することが可能である。同様に、ページャがその
警報の全てを紛失した場合には、アドレスを見つけるために、このページャが、
先行フレーム中のポインタN+1セクション416によって与えられる先行のポ
インタ情報と、メッセージフレーム内のポインタNセクションと重複ポインタN
セクションによって提供される2つのセットのメッセージポインタ情報とを調べ
てもよい。
【0047】 ポインタ情報からページャがそのアドレスを認識した場合には、ページャが、
適切なストリームを受信する用意を行ってよい。ページャがその警報ビットを認
識した場合には、その特定のアドレスが(例えばローミングページャのアドレス
とは異なって)実際に存在するかどうかを調べるためにポインタを検査してよい
。こうして、本プロトコルによって提供される多重時間ダイバーシチが、ページ
ャに送信される各々のメッセージを適正に受信するページャの能力を増強すると
同時に、電力消費を低減させ、これについてはさらに詳細に後述する。 音声データセクション 音声データセクション408は、より大きいデータ構成の複数の部分であるパ
ケットから形成される。実施例の1つでは、音声データセクション408は、3
40個のパケットを各々が含む8個のデータストリームに分割される。各ストリ
ームがその全長(複数のメッセージを含んでよく、このメッセージの1つ以上が
単一のページャを宛先としてよい)にわたって畳み込み符号化され、インタリー
ブされる。各ストリームからのデータの4つの連続したパケット(「ピケット(
picket)」)の複数のセットが、ストリームを形成するように決定論的にランダ
ムなやり方で音声データセクションの全体にわたって分布させられることが好ま
しい。言い換えれば、ページャとシステム送信機の両方が、ピケットの位置を識
別する同一の疑似ランダムシーケンスを生成する。これが、例えば、全く同様に
乱数発生器に動作させることによって、または、予め生成されたルックアップテ
ーブルからピケット位置を読み出すことによって行われてよい。ページャは、音
声データセクション内に分布した与えられたストリームに関するピケットの各々
を読み出し、その後で、各ピケットを再アセンブルし、インタリーブ解除し、完
全なストリームを復号化する。完全なストリームが復号化されると、次にページ
ャはこのストリームからこのページャのための特定のメッセージを抽出してよい
【0048】 次に図5を参照すると、この図は、本プロトコルで使用されるストリームヘッ
ダ500の好ましい一実施例を示している。ストリームヘッダ500は、ストリ
ームID 502とメッセージカウント504を含む。ストリームID(例えば
8ビットであってもよい)がストリームの番号を識別し、一方、メッセージカウ
ント504がそのストリーム自体の中のメッセージの個数を識別する。各メッセ
ージが、畳み込み復号器を既知の状態にリセットするための多ビットフラッシュ
フィールドで終端されてよい。
【0049】 ストリームの各メッセージ毎に、ストリームヘッダ500が、長アドレス50
6(28ビット)、時間フィールド508(12ビット)、データ種別フィール
ド510(8ビット)、拡張データ種別フィールド512(16ビット)、開始
位置フィールド514(16ビット)、長さフィールド512(16ビット)、
およびフラグメントフィールド518(8ビット)を含むメッセージヘッダを与
える。さらに、各メッセージ毎に、CRCフィールド520(16ビット)が与
えられる。先行のメッセージヘッダの全てを範囲に含む最終CRCフィールド5
22(16ビット)とフラッシュフィールド524(6ビット)とが、全メッセ
ージヘッダの末端に与えられる。
【0050】 上記ポインタパケットに関して説明した長アドレス506が、特定のページャ
またはページャグループを識別する。時間フィールド508は、サービスプロバ
イダにおいて現在のメッセージがそのページャ宛に残された時点の時間を与え、
データ種別フィールド510、512は、音声データセクション408に含まれ
ているデータの種別に関する情報をページャに知らせる。例えば、データ種別フ
ィールド510、512が、ディジタル化された音声データ、ディジタルプログ
ラミングデータ、広告、緊急警報情報、天候情報、株式データ、または、システ
ム送信機がページャに送信することを選択する他の任意の種別のデータを表示し
てよい。しかし、増強された誤り保護および訂正機能を提供するために、あらゆ
るデータと、好ましくはストリームヘッダとが、1/3の比率で畳み込み符号化
されてよい(例えば、畳み込み符号器に対する入力ビットストリームをビット2
倍化(bit doubling)することによって)。
【0051】 開始位置フィールド514と長さフィールド516とが、長アドレスフィール
ド506によって識別されるページャに関するストリーム内のメッセージの開始
位置と長さを、好ましくはワード(16ビット)単位で与える。開始位置フィー
ルド514(および、ストリームID)は、受信機のメッセージ信号がフレーム
の音声データセクション内のどこにあるかをその受信機が調べることを可能にす
るメッセージ位置情報の2つの例である。しかし、音声データセクション全体に
わたって(決定論的に)ランダムに分布しているストリームのピケットまたはセ
グメントを、受信機が収集することを必要としてもよいということにも注意のこ
と。
【0052】 フラグメントフィールド518は、ページャ宛のメッセージがその全体にわた
って分布させられているフレームの個数を示すために使用されてよい。例えば、
8ビットのフラグメントフィールド518が、メッセージを送信するために使用
されるフレームの総数を示すために4個のビットを使用し、かつ、そのメッセー
ジの現在のフレーム(フラグメント)の個数を示すために別の4個のビットを使
用してよい。さらに、ストリームヘッダ500が、上記パケットの種別で説明し
たものと同様の終端のCRCフィールドとフラッシュフィールドとを含むことが
好ましいということにも注意のこと。
【0053】 各パケットのデータは同じパケットにわたってインタリーブされることが好ま
しい。警報パケット、ポインタパケット、ハウスキーピングパケット、およびス
トリームヘッダが上記の特定の具体化に限定されないということに注意のこと。
むしろ、各パケットまたは各ヘッダの個別フィールドの各々が、本プロトコルが
使用される用途に対して合わされてよい。上に引用された例はFM音声ページン
グシステムにおいて特に有効に機能し、この場合の適切なパラメータの概要を次
の表1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】 動作上の特徴 上記のプロトコル構成は広範囲の機能をサポートする。以下の説明は、基本ペ
ージング、グループページング、およびローミングに関して行う。しかし、この
プロトコルはこれらの機能に限定されず、このプロトコルが使用されるどのよう
な特定の環境にも限定されない。
【0058】 説明を進める前に、特定のメッセージのための受信機としてページャを宛先指
定する少なくとも1つのアドレスが、各ページャに割り当てられるということに
注意のこと。このアドレスは、例えば、「ホーム」アドレス、グループアドレス
、または、ローミングページャのアドレスであってよい。これに加えて、サービ
スプロバイダにページャが割り当てられる時に、そのページャに警報ビットが割
り当てられる。例えば、FM音声ページングシステムでは、各FM周波数におけ
る各々のSCA帯域がシステムIDを割り当てられ、上記のプロトコル構成を運
んでもよい。従って、こうしたシステムにおける警報ビットが、特定のFM周波
数の特定のSCA帯域にページャを関連付ける。しかし、上記のシステムチャネ
ルリストに関しては、ノイズの多い環境において強力な受信を実現するために、
ページャが、幾つかの互いに異なったSCA帯域とFM周波数とにおける同じ警
報ビットに関連付けられてもよい。 基本ページング 基本ページング動作では、システムインフラストラクチャが、ページャに対す
る転送のために残された音声メッセージを受け入れ、ディジタル化し、圧縮し、
記憶する。例えば、音声データが、線形予測符号化器(LPC)、残差励振線形
予測符号化(Residual Excited Linear Predictive Coding)(RELP)、ベク
トル和励振線形予測符号化(Vector Sum Excited Linear Predictive Coding)(
VSELP)等を使用して圧縮されてよい。当然のことながら、既にディジタル
形式であるデータは、随意に圧縮されて、転送のために記憶されてよい。
【0059】 システム送信機は、予め決められた時間間隔でメモリからメッセージを取り出
し、このメッセージを適切なページャに送信する。システム送信機は多数のメッ
セージを記憶し、ゆるんだ(slack)スペース(すなわち、メッセージが入れられ
ないであろうスペース)を最小化するためにフレームにメッセージをパックする
ことが好ましい。システム送信機は、ページャに対応する適切なビットを設定し
、ページャのアドレスをポインタに入れ、メッセージをストリームに割り当て、
上記のようにストリームヘッダを満たし、メッセージストリームに関して上述し
た適切な符号化とインタリーブを行って、メッセージを送信する。警報ビット(
一般的には、警報部分)とアドレス(一般的には、アドレス部分)が、個別に、
または、組合せの形で、フレーム(すなわち、メッセージフレーム)の中にメッ
セージが入れられているということを特定のページャに対して知らせる指示信号
と見なされてよい。
【0060】 より詳細に後述するように、本プロトコルは、ユニバーサルページ(universa
l page)を送信するために使用されてもよい。すなわち、本プロトコルが、シス
テムによってサポートされているページャの全セット(すなわち、登録されてい
る稼働中のページャ全て)にメッセージ信号を送信することをサポートする。し
かし、殆どの場合、システム送信機が、システムによってサポートされているペ
ージャのすべてのセットよりも個数が少ないページャのサブセットにメッセージ
信号を送信する。ページャのこのサブセットが、例えば、単一のページャであっ
ても、または、いくつかの個別ページャもしくはページャグループであってもよ
い。
【0061】 図4を参照しながら、メッセージがその次のフレーム424においてページャ
に対して送信されると仮定して、説明を進める。上記システムが、警報N+1フ
ィールド416内でページャに割り当てられた警報ビットを設定することと、ペ
ージャのアドレスおよびメッセージ情報をポインタN+1フィールド418に加
えることとによって、ページャに対して事前警告を与えることが好ましい。従っ
て、ページャがフレーム402でその警報ビットまたはアドレスを認識する場合
には、その次のフレーム424の警報ビットまたはアドレスを探索するために無
駄な電力を使用する必要がない。一方、このページャが、その警報ビットまたは
アドレスがフレーム402に存在するかどうかを判定できない場合には(例えば
、破損データの受信のために)、ページャが、次のフレーム404でそうするた
めの追加の機会を有する(警報Nフィールドと2つのポインタNフィールドとを
調べることによって)。本発明の一実施例では、空アドレスが規定され、さらに
別のページャアドレスが後に続かないということを示すために、この空アドレス
がポインタフィールド内で使用される。従って、空アドレスを復号化するページ
ャが、検査中である現在のポインタフィールドの残り部分に関してはその受信回
路系を使用不能にすることによって、電力を節約するであろう。
【0062】 ページャは、その警報またはアドレスを認識すると直ちに、使用可能なポイン
タフィールド内に与えられている長アドレスポインタまたは短アドレスポインタ
からストリームIDとメッセージ番号(図2)を取り戻す。その次に、ページャ
は、ストリームを構成するピケットの全てを収集して順序付けることによって、
音声データセクションの適切なストリームをアセンブルする。その次に、ページ
ャは、メッセージストリーム全体をインタリーブ解除し復号化する。その次に、
ページャは、そのメッセージの先頭とメッセージ長さとを突き止めるためにスト
リームヘッダ(図5)を調べる。その次に、ページャは、メッセージを取り戻す
と直ちに、受信に成功したメッセージのページャ内部のリストをポインタ内のメ
ッセージ番号に従って更新してよい。
【0063】 動作時には、ページャは、現在のフレームまたはその次のフレーム内のメッセ
ージを受信するかどうかを判定するために、ポインタ内のその警報ビットまたは
アドレスを探索することだけしか必要としない。従って、ページャは、単一の警
報パケットを受信して、典型的には、その警報パケット内の単一ビットを調べる
ためにページャの受信回路系を起動するだけということによって、多量の電力を
節約することが可能である。ページャの警報ビットが設定されていない場合には
、ページャが、音声データセクション408全体に関してこのページャの受信回
路系を停止させるか、または、ポインタN+1フィールドとポインタNフィール
ド内のそのページャのアドレスを検査することが可能である。従って、例えば、
ページャが干渉のために警報ビットを復号化できなかった場合には、ページャが
、そのアドレスの探索のために、さらにポインタフィールドの復号化を試みても
よい。
【0064】 ページャがその予め決められた警報ビット位置を送信された警報ビットと一致
させる時には(選択基準の一例)、ページャが、ポインタNフィールド414と
随意にポインタNフィールド422とを調べるために(ページャが警報Nセクシ
ョン412内に設定されたその警報ビットを認識した場合に)、および、ポイン
タN+1フィールド418を調べるために(ページャが警報N+1セクション4
16内に設定されたその警報ビットを認識した場合に)、受信の起動状態を継続
してよい。ポインタおよび警報情報(指示信号)の時間ダイバーシチにより、ペ
ージャが、システム送信機が現在のフレーム(例えばフレーム402)または次
のフレーム(例えば、フレーム424)においてメッセージをこのページャに送
信していることを判定するための多数の機会を有するということに注意のこと。
この場合にも同様に、ページャが、あらゆるポインタセクション内のそのアドレ
ス(別の種別の選択基準)に一致した直後に、ページャが、現在のポインタセク
ションまたは後続のポインタセクションの残りの部分の探索を中止してよい。
【0065】 選択基準の柔軟性が、システム送信機が現在のフレームにおいてメッセージを
ページャに送信していることを調べるための3つの機会をページャに与える。ペ
ージャは、その警報ビットに関して警報Nセクション412の内容を調ベるか、
そのアドレスに関してポインタNセクション414の内容を調べるか、または、
さらにまたそのアドレスに関して重複ポインタNセクション420の内容を調べ
てよい。警報ビットまたはアドレスを見つけることが、現在のフレームがそのペ
ージャ宛のメッセージを含むということを示している。さらに、ページャが、そ
のページャの警報ビットに関して警報N+1フィールド416を調べることによ
って、または、そのページャのアドレスに関してポインタN+1フィールド41
8を調べることによって、システム送信機が次のフレーム内のメッセージをペー
ジャに送るだろうということを調べる2つの機会を有する。ページャが、その警
報ビットまたはアドレスを発見することが、その次のフレームがページャ宛のメ
ッセージを含むということ(および、従って、このページャが、その次のフレー
ム内において短メッセージセクションを探索する必要が全くないということ)を
示す。
【0066】 ページャがポインタ内の警報ビットまたはアドレスの復号化に成功した場合は
(CRC検査によって判定されるように)、このページャが、ページャ自体がそ
の選択基準と一致しているか否かを判定してよい。この場合には、ページャが、
あらゆる繰返し指示信号の受信を禁止してよい(繰返し指示信号が、ページャは
既に復号化しているという情報を含むので)。しかし、CRC検査が、幾つかの
ビットが訂正不可能な誤りを有する(すなわち、それらは不確定である)という
ことを示す場合には、ページャがメッセージを受信するだろうということを認識
するための別の機会を得るように、あらゆる繰返し指示信号を受信することを可
能にしてよい。従って、例えば、警報ビット内の訂正不可能な誤りが、繰返し警
報ビット(例えば、警報Nセクション412)を調べることによって克服される
ことが可能であり、また、警報ビットの完全な損失が、必要に応じて1つ以上の
ポインタセクションを調べることによって克服されることが可能である。
【0067】 ページャが、ストリームIDを含むポインタ情報を再生した直後に、その受信
回路系を停止させてよい(すなわち、ページャは、そのポインタをいったん発見
してしまえば、他のポインタセクションを調べる必要はない)。上述したように
、音声データセクション408内のストリームが、決定論的にランダムな形でイ
ンタリーブされているので、ページャが、音声データセクション408内の特定
のストリームの伝送に対応する時間の間だけ、その受信回路系を起動することに
よって、適切なストリームの受信を続行してよい。 グループページング グループページングは様々な方法で実現されてよいが、こうした方法の中の3
つの方法をこのセクションでは説明する。最初に、比較的に小さいかまたは一時
的な受信機グループの場合には、システム送信機が、メッセージが送られること
になっている各ページャを取扱い範囲とするように警報パケット内の個別の警報
ビットとポインタパケット内のアドレスとを設定してよい。従って、各ページャ
がその警報ビットと個別のアドレスとを認識し、各ページャが、適切なフレーム
の音声データセクションから同一のメッセージを取り出すことを続行する。代り
に、システム送信機が上記のように警報とアドレスとを設定してよいが、メッセ
ージの個別の複製を各ページャに対して送信してもよい。
【0068】 例えば、より大きくかつ比較的に恒久的な受信機グループの場合には、グルー
プページングの第2の具体化が使用されてよい。この第2の具体化は、少なくと
も1つの追加のアドレスをグループ内のページャに割り当てる。従って、販売チ
ームのための1組のページャにおける各ページャが、個々のメッセージに関する
固有のアドレスと、販売チーム全体に向けられたメッセージのためのグループア
ドレスとを含んでよい。グループメッセージを販売グループに送信する際には、
システム送信機が、その販売グループ内の各グループに対応する複数の警報ビッ
トを設定するが、ポインタフィールド内では単一のグループアドレスを与えるだ
けである。従って、各ページャが、メッセージが到着しているということと、そ
のメッセージが、そのページャに割り当てられている販売グループアドレスに対
応するということを認識する。
【0069】 グループページングの別の例はユニバーサルページングである。ユニバーサル
ページングでは、システム送信機が、ポインタフィールド内にあらかじめ規定さ
れたユニバーサルアドレスを設定し、さらに、随意に、警報ビットの全てまたは
そのサブセットを警報パケット内に設定する。典型的には、ユニバーサルアドレ
スが全てのページャによって認識される。従って、ユニバーサルアドレス指定が
、システム送信機が、緊急情報、プログラミング情報(例えば、システムプロト
コルソフトウェアの更新)等を全てのページャに同時送信することを可能にする
。個々のおよび小規模のグループのアドレスがポインタパケット内の先頭に配置
され、一方、大規模グループのアドレスまたはユニバーサルアドレスがポインタ
パケット内の末尾に配置されることが好ましい。これによって、ページャは、長
いアドレスリストなしに、大きなグループに対するメッセージと同じフレーム内
で個々のメッセージを受け取る。
【0070】 本プロトコルによるグループページングの利点の1つは、グループページング
の各瞬間において音声データの送信がかなりの数のページャに対して情報を伝え
てよいということである。さらに、このプロトコルが、小さなグループに対する
アドレス指定、大きなグループに対するアドレス指定、およびユニバーサルアド
レス指定の機能を、そのグループページングのフレームワークにおいて提供する
【0071】 一般に、概ねどのような基準に従ってもグループが定義されてよい。一例をあ
げると、定期購読サービス(例えば、株式相場、天気予報、ニュース配信サービ
ス等)がグループアドレスに割り当てられてもよい。ページャが定期購読サービ
スを受ける場合には、システム送信機が、ページャが応答しなければならずかつ
定期購読サービス情報を送信するために使用されるアドレスに対応する、新たな
グループアドレスをそのページャに送信してもよい。同様に、定期購読サービス
の解除のためには、システム送信機が、ページャの応答アドレスのリストから定
期購読サービスアドレスを削除するための命令をページャに送る。定期購読情報
が、通常のページングメッセージデータと同じ方法で送信される。 ローミング 本プロトコルは、長アドレスポインタ204を使用して、メッセージの損失な
しにページャがローミングを行うことを可能にする。ローミングページャ携帯者
に便宜を図るために、例えば、ローミングページャ携帯者が、特にホームエリア
からローミングエリアへのメッセージの転送を設定してよい。例えば、ローミン
グエリア内にページャがある場合には、ページャが、使用可能なチャネルを発見
するためにシステムチャネルリストとローミングチャネルリストとに見い出され
る周波数を含む使用可能な周波数を調べてよい。その次に、ページャが、ユーザ
に対して好ましいチャネル(信号強度または他の基準に基づいて)を表示してよ
い。その次に、ローミングページャ携帯者が、ホームエリア内のシステム発信セ
ンターを呼び出して、選択したチャネルとローミングエリアのシステムIDとを
報告する(人間のオペレータに対して、プッシュホンによって、または、ページ
ャによって発生される信号音によって)。
【0072】 ローミングページャがシステム発信センターに対する事前通知なしにそのホー
ムエリアに戻ってもよいということに注意のこと。従って、この発信センターが
、例えばシステムの負荷を配慮して、ホームエリア内またはローミングエリア内
のいずれか、またはその両方にページを送信することを決定してもよい。しかし
、一般的には、ユーザが、ホームエリアに戻った直後に、システム発信センター
でのローミングをキャンセルする。
【0073】 ローミングユーザにメッセージを送信する時には、システム送信機は長アドレ
スポインタ204を使用する。ポインタパケットフォーマット200内のローミ
ングフラグ212が、長アドレスポインタが後に続くことを示すように設定され
る。長アドレスポインタ204が、真のメッセージ宛先を解明するためにページ
ャによって使用される拡張されたアドレス情報を提供する。例えば、ローミング
ページャのアドレスが、ローミングエリア内の既存のページャのアドレスと同一
である場合(この既存のページャがホームに位置している)である。長アドレス
フィールド238が、ページャのアドレスに加えて、ローミングページャに関す
る多ビットホームシステムID(または、一般的に拡張アドレス)を提供する。
この場合には、ローミングページャが、完全なシステムIDとアドレスとを使用
して容易にそのページャ自体を識別するであろう。
【0074】 ローミングページャのための警報ビットを提供するために、ページャアドレス
が、例えば、警報パケットフォーマット100内の予約ローミング警報ビットの
セット内の1つのビットの中にマッピングされてもよい。例えば、ページャのア
ドレスに対して適用されるモジュロ関数が、ローミング警報ビットのあらかじめ
規定されたサブセットの中にアドレスをマッピングしてもよい。この方法に関し
ては、共有警報に関連させて後述する。従って、本プロトコルが、既存のホーム
ページャとの間の衝突なしにローミングページャがメッセージ受信を行うことを
可能にする。 共有警報 図4に示すように、短メッセージセクション406が、各フレーム(各パケッ
トが202個の警報を含む、80個のパケット)に対して16,160個の警報
ビットを与える。これらの警報ビットの中の約12,000個が、例えばホーム
ページャのために予約され、別の4000個がローミングページャのために予約
されてよい(従って、ローミングページャがどの警報ビットを使用するかをモジ
ュロ4000関数が判定することを可能にする)。ある与えられたシステムが1
2,000個よりも多くのページャを必要とする場合には、警報ビットがページ
ャの間で共有されてよい。言い換えると、2個以上のページャが同じ1つの警報
ビットを使用してよい。
【0075】 その次に、ある特定のページャが、例えば短アドレスポインタ202と長アド
レスポインタ206とにおけるアドレスフィールドを調べることによって、メッ
セージがそのページャを宛先としているかどうかを判定してよい。従って、警報
が共有されている場合でさえ、各ページャがアドレスによってメッセージの宛先
を識別することが可能である。さらに、モジュロ関数が2つのローミングページ
ャを同じ1つの警報ビット上にマッピングしてもよいということに注意のこと。
この2つのローミングページャがこのアドレスに応答するようにプログラムされ
ておりかつ長アドレスポインタ206内のアドレス情報と比較されるアドレスを
使用することによって、この2つのローミングページャが同様に、所期の受信者
を識別する。従って、2つのページャが同じ1つの警報ビットとアドレスとを共
有する状況であっても、これらのページャが、そのページャが登録されているこ
とを認識しているシステムのためのホームシステム送信機またはローミングシス
テム送信機によって送信されるメッセージだけを受信することが可能である。 送受信の流れ 次に図6を参照すると、この図は、本プロトコルに従ってフォーマットされた
通信を受信する受信機によって行われる問合せと動作の好ましいセットを提供す
る受信機デシジョントリー600を示している。図6の検討は、図4に示されて
いるフレームフォーマットに基づいている。従って、メッセージがフレームN+
1 424においてページャに送信されると仮定すると、図6の「初期の警報」
が警報N+1セクション416に対応し、図6の「初期のポインタ」がポインタ
Nセクション418(特に、最初の10個の(非予約)パケット)に対応する。
同様に、図6の「現在の警報」がフレームN+1 424内の警報Nセクション
(すなわち、実際のメッセージを含む現在のフレーム)に対応し、「現在のポイ
ンタ」がフレームN+1 424内のポインタNセクションに対応し、「ラスト
チャンスポインタ(last chance pointer)」がフレームN+1 424内の重複
ポインタNセクションに対応する。「データストリーム」が、フレームN+1
424内の音声データセクション408に相当する。
【0076】 図6を細かく参照すると、各々の「プロセス」判定に関して生じる可能性があ
る3つの結果、すなわち、「真」の結果(左側の分岐に沿った推移を生じさせる
)、「偽」の結果(中間の分岐に沿った推移を生じさせる)、および「不確定」
の結果(右側の分岐に沿った推移を生じさせる)が存在する。「スキップ」ポイ
ントでは、この処理が、関連する単一の矢印に従って、その次のプロセスポイン
トまたはスキップポイントまで続く。最初の問題として、典型的には、受信機は
、受信するデータに対してCRC検査を行うことに注意のこと。CRC検査が訂
正不可能な誤りを示す場合には、ページャは一般に、図6に示されている不確定
(未定義)分岐に従って処理を進める。そうでない場合には、ページャは、特定
の諸条件が整合している(真の結果)かまたは不一致である(偽の結果)かを正
確に判定することが可能である。
【0077】 ページャは、そのページャの警報ビットが初期警報セクション内に設定されて
いるかどうかをそのページャが判定する「プロセス」ポイント602において、
動作を開始する。警報ビットが設定されているとページャが判定する場合には、
処理が真の分岐604(図6に「警報」と表示されている)に従って進行する。
警報ビットが設定されていないとページャが判定する場合には、処理が偽の分岐
606(図6に「警報なし」と表示されている)に従って進行し、一方、不確定
である場合には、処理が不確定分岐608(「不確定」と表示されている)に従
って進行する。
【0078】 最初に偽の分岐606から開始して、ページャは、フレームN+1 424内
のメッセージを受け取らないだろうと判定する。従って、ページャが、図6に示
されているように、初期ポインタ、現在の警報、現在のポインタ、および、ラス
トチャンスポインタの検査をスキップしてよい。従って、ページャはフレームN
+1 424の音声データセクションの処理を行わない(「スキップ」)。
【0079】 しかし、全てのフレームが後続フレームのための初期警報とポインタとを含む
ことに注意のこと。繰返し指示610が、図4のフレームフォーマットに従って
、初期警報とポインタの次のセットが生じる時点を示す。従って、図6における
全ての現在のポインタの判断点の後で、全く新しい分岐構成が初期ポインタの検
査から始まる。
【0080】 真の分岐604の次に、ページャは、プロセスポイント612において、初期
ポインタ(例えば、ページャ自体またはページャグループに対応する短アドレス
または長アドレス)に一致が存在するかどうかを調べる。一致が存在する場合に
は、ページャは真の分岐614(「ポインタ」と表示)に従って進み、フレーム
N+1 424の音声データセクション408内のそのデータストリームを処理
するために、現在の警報、現在のポインタ、および、ラストチャンスポインタの
検査をスキップする(すなわち、ページャは受信のために電力を浪費する必要が
ない)。同様に、ページャが、現在のアドレスが初期ポインタ内に含まれていな
いことを認識する場合には、このページャは、その警報が共有されており、例え
ばメッセージが別のページャを宛先としていると見なすだろう。従って、偽の分
岐616(「ポインタなし」と表示)では、ストリーム処理が発生しない(当然
であるが、メッセージがアドレス指定されるページャを除いて)。
【0081】 次に不確定の分岐618に関して説明すると、ページャに対するメッセージが
その後に続くことを判定するための多数のチャンスをそのページャに与えるよう
に、本プロトコルがダイバーシチ指示信号を提供するということに最初に注意の
こと。従って、ページャは現在の警報をスキップする(デシジョンポイント60
2において判定したように、ページャが既にその警報情報の回収に成功している
ので)。しかし、ページャは、その受信機がフレームN+1 424内の現在の
ポインタセクションを再生して検査することを可能にし、ポインタの真または偽
の一致に関して上記の通りにプロセスポイント620から進み、残っているラス
トチャンスポインタだけをスキップする。
【0082】 しかし、ページャが、現在ポインタの復号化において訂正不可能な誤りが存在
すると判定する場合には、ページャは不確定の分岐622に従って進む。本プロ
トコルが、重複ポインタセクション内においてページャのポインタ情報をそのペ
ージャが見つけるためのさらに別のチャンスを、フレームN+1 424内に提
供する(重複ポインタNセクション420に関して上述した)。ページャがその
ポインタを見つけるのに成功すると、このページャはストリームを処理してよく
、一方、ポインタの発見に失敗すると、このページャはストリームの処理を行わ
ない。当然であるが、(ダイバーシチ機能と使用可能なメッセージ帯域幅との間
でトレードオフが成立するならば)上記フレームがさらに多数の重複指示信号を
含んでもよく、これらの重複指示信号の各々がページャによって検査されてよい
【0083】 不確定の分岐608に関しては、ページャの受信機を使用可能化することとプ
ロセスポイント624において現在の警報を検査することによって、ページャが
処理を進める。現在の警報が次に検査されることを図6が示しているが、ページ
ャが、このページャのアドレスに対する一致を得るために、初期ポインタを最初
に検査してもよいということに注意のこと。デシジョンポイント624から続い
て、ページャがその警報が設定されていないと判定すると、このページャは現在
のポインタとラストチャンスポインタとをスキップし、従ってストリーム処理は
行わない。
【0084】 一方、ページャがその警報に一致する場合には、ページャが真の分岐626に
従って進む。真の分岐626に従って、ページャが、デシジョンポイント620
に関して上述したのと同じ考慮事項に従って「プロセス」ポイント628を評価
する。残りの代替案が不確定の分岐630に示されている。 不確定分岐630に従って、ページャが、例えば、現在のポインタセクション
をスキップし、ラストチャンスポインタを検査するためにプロセスポイント63
2に進む。図6はこのラストチャンスポインタが次に調べられることを示してい
るが、ページャが、代わりに、そのアドレスに対する一致を得るために、現在の
ポインタを調べてもよいことに注意のこと。しかし、ページャがラストチャンス
ポインタと共に進むと仮定すると、このページャはデシジョンポイント632に
達する。
【0085】 デシジョンポイント632では、ページャは、ラストチャンスポインタ内のポ
インタの1つに一致することに成功した場合に、適切なデータストリームを処理
することを続ける(ポインタにおいて示したように)。この一致に失敗した場合
には、ページャは、ラストチャンスポインタ内での一致を見つけなかったので、
または、ラストチャンスポインタを復号化できなかったので、ストリームの処理
を行わない。
【0086】 次に図7を参照すると、この図は、上記プロトコルによる、第1のフレーム7
02と第2のフレーム704とにおける情報の伝送を要約する高レベルの流れ図
700を示している。この流れ図700は、現在指示ステップ706、先行指示
ステップ708、および重複ポインタステップ710を含む。さらに、ハウスキ
ーピングステップ712とメッセージ準備ステップ714も含まれる。メッセー
ジを運ぶストリームがステップ716でインタリーブされ、ステップ718で送
信される。
【0087】 ステップ706−718の各ステップは第1のフレーム(例えば、フレームN
402)の期間に生じる。対応するステップ720−732のセットが後続の
フレーム(例えば、フレームN+1 424)で生じる。現在の指示ステップ7
06で開始して、システム送信機が、現在のフレーム(例えば、フレームN 4
02)中に警報(例えば、警報N 412)、ポインタ(例えば、ポインタN
414)、または、この両方を一般的に含む指示信号を準備して送信する。グル
ープメッセージに関して上述したように、メッセージをグループ受信機に送るた
めに、追加の警報およびポインタが必要に応じて設定されてよい。従って、例え
ば、追加の警報ビットまたはポインタが、特定の受信機グループ内の個々の受信
機に関して設定されてもよい。
【0088】 先行指示ステップ708では、次のフレームに関する情報を有する警報(例え
ば、警報N+1 416)またはポインタ(例えば、ポインタN+1 418)
を含む指示信号が準備され、送信される。先行ポインタが、音声データセクショ
ン408内の音声メッセージとは別の、アドレスとデータメッセージとの組合せ
を提供するために、データの追加のパケットを含んでもよい。
【0089】 ステップ710では、システムが一般に重複ポインタ(例えば、重複ポインタ
Nセクション420)を準備して送信し、ステップ712でハウスキーピングが
続く(例えば、ハウスキーピングセクション422)。ステップ714に関して
は、1つ以上のメッセージ(例えば、音声メッセージまたはディジタルデータ)
がストリームに配置される。上述したように、疑似ランダムインタリービングが
各ストリームに関して調べられ(ステップ716)、これらのストリームが送信
される(ステップ718)。
【0090】 後続フレームの送信期間中(ステップ720−732)は、一般的に上記の各
ステップが繰り返される。しかし、現在の指示ステップ720が一般的に、ステ
ップ708で準備された先行の指示信号(警報とポインタを含む)の少なくとも
一部分に対応する繰返し指示信号(警報とポインタとを含む)を与えるというこ
とに注意のこと。従って、介在信号(例えば、ステップ708−718で送信さ
れる信号)が、予め決められた遅延間隔の遅延を与え、時間ダイバーシチを本プ
ロトコルに付与する。介在信号と予め決められた遅延間隔とが、指示ステップ7
06、720と、重複ポインタステップ710、724との間、それぞれにおい
ても発生する。先行指示信号ステップ722が、その次のフレーム(例えば、フ
レームN+2)における情報内容のための先行警報と先行ポインタとを与える。
また、第1のフレームと同様に、重複ポインタ、ハウスキーピング、およびメッ
セージがステップ724−732において送信される。
【0091】 図8を参照すると、この図は、図6に関連して詳細に上述した本プロトコルの
受信を要約する高レベル流れ図800を示す。この流れ図800は、選択基準ス
テップ802、指示受信ステップ804、および条件ステップ806を含む。受
信可能ステップ808と受信不能ステップ810も示されている。受信不能ステ
ップ810の下方には、さらに、メッセージ抽出ステップ812、ストリームイ
ンタリーブ解除ステップ814、およびメッセージ抽出ステップ816が示され
ている。
【0092】 ステップ802では、受信機に関する選択基準が設定される。例えば、選択基
準は、個別的にまたはグループ受信機として、受信機に関する特定の警報ビット
またはアドレス(ポインタ)の存在であってもよい。従って、受信ステップ80
4では、受信機が、指示信号または繰返し指示信号(例えば、警報パケットまた
はポインタパケット)を受信し、その受信機が、この指示信号を使用して、選択
基準に基づいて、一致条件、不一致条件、または、不確定条件を設定する(ステ
ップ806)。受信機が指示信号を適正に受信することが不可能である(例えば
、CRCが訂正不可能誤りを示す)場合には、不確定条件が設定され、処理がス
テップ808に進む。
【0093】 受信可能ステップ808では、繰返し指示信号があれば、受信機が繰返し指示
信号の受信を可能にする。従って、警報N+1セクション416の受信が不確定
である場合に、受信機はその次のフレーム内の後続の警報Nセクションの受信を
可能にしてよい。同様に、ポインタN+1セクション418の受信が不確定であ
る場合には、受信機がその次のフレーム内のポインタNセクション414または
重複ポインタNセクション420の受信を可能にする。しかし、一般的に、現在
のフレームまたは次のフレームの中にメッセージが存在するか否かを示す一致(
例えば、一致した警報またはアドレス)条件または不一致条件が設定される。
【0094】 一致条件または不一致条件下では、処理がステップ810に進み、このステッ
プでは繰返し指示信号の受信が不能にされる。さらに、不一致条件下では、処理
がステップ804に進み、このステップでは受信機が後続の指示信号を受信する
準備を整える。従って、例えば、受信機が警報N+1セクション416に関して
不一致条件を判定する場合には、この受信機が、後続のフレーム内の警報Nセク
ションの受信を不能にしてよいが、しかし、そのフレーム内の警報N+1セクシ
ョンの受信は可能にしてよい。
【0095】 一致条件が判定される場合には、典型的にはポインタパケット200とストリ
ームヘッダ500とを使用して、受信機はメッセージ位置を抽出する(ステップ
812)。その次に、上記の通りに、受信機がストリームを受信し(ステップ8
14)、特定のメッセージを抽出する(ステップ816)ためにストリームをイ
ンタリーブ解除する。 補足的考察 本プロトコルは、このプロトコルを使用するサービスを設計する時に扱われる
多数の他の考慮すべき事項とは無関係に機能する。例えば、システム送信機が、
システムの負荷に応じて、1回、多数回、または、可変的な回数にわたってメッ
セージをページャに送信することを可能にされてもよい。ページャが同一のメッ
セージの複数の複製を受信する例では、ページャが受信メッセージに対して時間
ダイバーシチ組合せ方式を適用してもよい。従って、ページャが、単一のメッセ
ージを生成するために、同じメッセージの2つの複製のシンボルを組み合わせて
もよい。同じメッセージの2つの複製を使用する符号化率2/3の畳み込み符号
化が、より頑強な符号比率1/3の畳み込み符号として効果的に取り扱われても
よい。追加の受信機がページャ内に備えられている場合には、システム送信機が
同じメッセージを同時に2つの周波数で送信する周波数ダイバーシチも可能であ
る。
【0096】 本プロトコルによって提供可能であるサービスの範囲は極めて広大である。例
えば、サービスプロバイダが広告をページャに送信してもよい。広告に関連付け
られたあらかじめ規定された音声メッセージが、閑散時にページャに送信されて
もよい。例えば、地元のレストランの広告が例えば午前11時30分にアナウン
スされてもよい。
【0097】 非常時サービスも提供されてよい。例えば、病院または警察署がページャサー
ビスプランの一部として非常時通知を選択してもよい。非常時には、システム送
信機が、1つ以上の病院または警察署のページャに非常時メッセージを送信する
ために通常の出力メッセージを差し替えてもよい。 次に図9を参照すると、この図は、本発明の音声ページングプロトコルを具体
化するために使用されてよい1組のハードウェア構成要素を示している。図9は
システム送信機900と受信機902(例えば、音声ページャ)を示している。
システム送信機900は、アンテナ904、信号送信器906、コントローラ9
08、クロック発生器910、およびメモリ912を含む。コントローラ908
は、汎用I/O 913、指示信号発生器914、およびメッセージ信号発生器
916を含む。受信機902は、一般的に、アンテナ918、信号受信器920
、クロック発生器922、コントローラ924、およびメモリ926を含む。コ
ントローラ924は、選択比較器927、受信コントローラ928、メッセージ
抽出器930、および汎用I/O 932を含む。
【0098】 信号送信器906は、例えば、増幅器、フィルタ、および変調器を含んでもよ
い。コントローラ908がクロック発生器910と同期して動作し、例えば、指
示信号(例えば、警報とアドレス)発生器914と、上記の指示信号とメッセー
ジ信号とを発生する(例えば、選択し、フォーマットし、符号化する)メッセー
ジ信号発生器916を実現するロジックを含む単一のASICとして実装されて
もよい。クロック発生器910が、全体的なシステム制御、信号タイミング、お
よびフレームタイミングのためのクロック信号を生成する。メモリ912が、例
えば、SRAM、DRAM、ハードディスクメモリ、フラッシュメモリ等の適正
な組合せを使用して、送信のための個別とグループのアドレス、警報、およびデ
ィジタル化音声メッセージを記憶してよい。
【0099】 受信機902に関しては、この受信機の信号受信器920は、例えば、受信器
920がディジタル処理のためにコントローラ924に受信信号を送ることを可
能にするフィルタと変調器とを含んでよい。クロック発生器922は、全体的な
システム制御とフレーム受信タイミングのためのクロック信号を生成し、メモリ
926が、警報ビットとアドレスの割当を含む選択基準を記憶するために使用さ
れてよい。コントローラ924は、選択比較器927、受信コントローラ928
、およびメッセージ抽出器930を実現するためのロジックを含むASICで実
装されてもよい。
【0100】 選択比較器927が、受信機902がメッセージを受信するかどうかを判定す
るために、受信した指示信号を選択基準に対して比較する。これに応答して、受
信コントローラ928が、上記の通りに繰返し指示信号とメッセージとの受信を
可能または不能にしてよい。メッセージ抽出器930が、上記の通りに指示情報
(例えば、アドレス情報)を検査することと、ストリームからメッセージを抽出
することとによって、受信信号からメッセージを取り出す。
【0101】 本発明の特定の要素と具体例と用途とを示し説明してきたが、特に上記の説明
内容を考慮して当業者によってこれらの対して変更が加えられてよいので、本発
明がこれらの要素と具体例と用途とに限定されないということを理解される。従
って、こうした変更を範囲内に含むことと、本発明の思想と範囲とに含まれる特
徴を組み込むこととが、添付の特許請求項によって意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、警報パケットフォーマットの一実施例を示す。
【図2】 図2は、ポインタパケットフォーマットの一例を示す。
【図3】 図3は、ハウスキーピングパケットの一例を示す。
【図4】 図4は、プロトコルフレーム構成の一実施例を示す。
【図5】 図5は、ストリームヘッダのフォーマットの一例を示す。
【図6】 図6は、従来のページングプロトコルに従ってメッセージを受信する際に受信
機が行ってよい問い合わせとこの結果として生じる動作とを判定する、受信機デ
シジョンツリーの一例を示す。
【図7】 図7は、本発明のプロトコルによる送信の高レベル流れ図の一例を示す。
【図8】 図8は、本発明のプロトコルによる受信の高レベル流れ図の一例を示す。
【図9】 図9は、本発明の音声ページングプロトコルを具体化するために使用されてよ
い送信機および受信機のハードウェアの高レベルブロック図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/188,105 (32)優先日 平成10年11月9日(1998.11.9) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 レフィーバー,ロナルド エス. アメリカ合衆国,ペンシルベニア 19446, ランスディル,スプリング バレー ロー ド 240 (72)発明者 ハーパー,ロバート シー. アメリカ合衆国,ペンシルベニア 19075, オールランド,マークス ロード 517 (72)発明者 ストーバー,ハワード エイチ. アメリカ合衆国,カリフォルニア 91105, パサデナ,パルメット ドライブ 100 (72)発明者 カール,ローレンス ジェイ. アメリカ合衆国,カリフォルニア 90402, サンタ モニカ,フィフティーンス スト リート 445 Fターム(参考) 5K067 AA33 AA43 BB23 BB24 DD11 GG03 HH11 【要約の続き】

Claims (64)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの受信機を示す指示信号とこの受信機を宛先
    としたメッセージ信号とを含む選択的警報メッセージを使用して、受信機に対し
    て情報を送信する方法であって、 (a)少なくとも1つの受信機を示す第1指示信号を1度目に送信する段階と、 (b)予め決められた時間間隔の遅延を与える段階と、 (c)前記第1指示信号の少なくとも一部分を2度目に送信し、かつ、前記受信
    機を宛先としたメッセージ信号を1度目に送信する段階 とを含む方法。
  2. 【請求項2】 前記送信機が周期的にフレームを送信し、 送信段階(a)が第1フレームで生じ、および、送信段階(b)が、前記第1
    フレームに後続する第2フレームで生じる 請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 送信段階(c)が、前記第1フレームの直後の第2フレーム
    において生じる請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 送信段階(c)が、前記第1指示信号の全体を送信する請求
    項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 送信段階(a)と(c)が、前記第1指示信号で前記受信機
    を示すアドレス部分を送信する請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 送信段階(c)が、前記第2フレームで前記受信機を示す前
    記アドレス部分を2度目に送信する請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 送信段階(a)と(c)が、さらに、前記第1指示信号内で
    前記受信機を示す警報部分を送信する請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 送信段階(a)がメッセージフレームで生じ、および、送信
    段階(c)が前記メッセージフレームで生じる請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 送信段階(a)と(c)が、前記第1指示信号で受信機を示
    すアドレス部分を送信する請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 送信段階(a)が、さらに、前記第1指示信号で前記受信
    機を示す警報部分を送信する請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記アドレス部分を現在のフレームで送信する段階をさら
    に含む請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記警報部分を前記現在のフレームで送信する段階をさら
    に含む請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 アドレスおよびデータメッセージの組合せを準備する段階
    と、 前記メッセージ信号とは別に、前記アドレスおよびデータメッセージの組合せ
    を前記現在のフレームで送信する段階 とをさらに含む請求項11に記載の方法。
  14. 【請求項14】 送信機からメッセージを受信する方法であって、前記メッ
    セージが、ダイバーシチ指示信号を含む送信信号で搬送され、 受信機に選択基準を設定する段階と、 情報の第1フレームで第1指示信号を受信する段階と、 前記選択基準との比較によって前記指示信号に基づいて一致と不一致の条件の
    少なくとも一方を設定する段階と、 前記一致または不一致の条件が設定される時に、後に続けて送信される繰返し
    指示信号の受信を不能にする段階 とを含む方法。
  15. 【請求項15】 前記設定を行う段階が、一致、不一致および不確定の条件
    のうち少なくとも1つを設定することを含み、さらに、前記不確定条件が設定さ
    れる時に前記後に続けて送信される繰返し指示信号の少なくとも一部分の受信を
    可能にする段階を含む請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記第1指示信号を受信する段階が、前記第1指示信号で
    アドレス部分を受信する請求項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記アドレス部分を受信する段階が、さらに、前記第1指
    示信号内でメッセージ位置を受信する段階を含む請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記メッセージ位置に対応する情報のフレームの一部分の
    受信を可能にする段階をさらに含む請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記第1指示信号を受信する段階が警報信号を受信する請
    求項14に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記受信機に関連付けられたアドレス部分を受信する段階
    と、前記情報の繰返しアドレス部分の期間中は前記受信機を不能にする段階とを
    さらに含む請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記アドレス部分を受信する段階が、メッセージ位置を受
    信する段階をさらに含む請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記メッセージ位置に対応する情報のフレームの一部分の
    受信を可能にする段階をさらに含む請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 受信機にメッセージを送信するためのメッセージ通信プロ
    トコル信号構成であって、 受信機を示す情報を含む第1指示信号と、 前記第1指示信号で前記情報の少なくとも一部分を繰り返す第2指示信号と、 前記第1指示信号と前記第2指示信号との間に時間ダイバーシチを与える、前
    記第1指示信号と前記第2指示信号との間の介在信号 とを含むメッセージ通信プロトコル信号構成。
  24. 【請求項24】 第1フレームと第2フレームをさらに含み、前記第1指示
    信号が前記第1フレームに位置しており、前記第2指示信号が前記第2フレーム
    に位置している請求項23に記載のメッセージ通信プロトコル信号構成。
  25. 【請求項25】 前記第2フレームが前記第1フレームの直後に生じる請求
    項24に記載のメッセージ通信プロトコル信号構成。
  26. 【請求項26】 前記第2指示信号が前記第1指示信号の前記情報の全体を
    含む請求項23に記載のメッセージ通信プロトコル信号構成。
  27. 【請求項27】 前記第1および第2指示信号の各々が前記受信機を示すア
    ドレスを含む請求項26に記載のメッセージ通信プロトコル信号構成。
  28. 【請求項28】 前記第2指示信号が、前記第1指示信号の少なくとも一部
    分を繰り返す少なくとも2つの重複セクションを含む請求項24に記載のメッセ
    ージ通信プロトコル信号構成。
  29. 【請求項29】 前記第1および第2指示信号の各々が前記受信機を示す少
    なくとも1つの警報を含む請求項27に記載のメッセージ通信プロトコル信号構
    成。
  30. 【請求項30】 現在のフレームと、前記受信機を宛先としたメッセージの
    少なくとも一部分を含む後続のメッセージフレームとをさらに含み、前記第1指
    示信号が前記メッセージフレームに位置しており、かつ、前記第2指示信号が前
    記メッセージフレームに位置している請求項23に記載のメッセージ通信プロト
    コル信号構成。
  31. 【請求項31】 前記第1指示信号と前記第2指示信号の各々が前記受信機
    を示すアドレスを含む請求項30に記載のメッセージ通信プロトコル信号構成。
  32. 【請求項32】 前記第1指示信号が、前記受信機を示す警報をさらに含む
    請求項31に記載のメッセージ通信プロトコル信号構成。
  33. 【請求項33】 前記現在のフレームが、前記受信機を示す前記アドレスを
    含む第3指示信号を含む請求項32に記載のメッセージ通信プロトコル信号構成
  34. 【請求項34】 前記第3指示信号が、前記受信機を示す前記警報をさらに
    含む請求項33に記載のメッセージ通信プロトコル信号構成。
  35. 【請求項35】 前記第3指示信号が、組み合わされたアドレスおよびデー
    タメッセージを含む請求項33に記載のメッセージ通信プロトコル信号構成。
  36. 【請求項36】 少なくとも1つの受信機を示す指示信号とこの受信機を宛
    先としたメッセージ信号とを含む選択的起呼メッセージを使用して、受信機に情
    報を送信する方法であって、 受信機の完全セットの中のサブセットを示す警報信号を設定する段階と、 前記警報信号を送信する段階と、 前記サブセットの少なくとも1つの受信機に対応するアドレスを設定する段階
    と、 前記アドレスを送信する段階と、 前記サブセット中の少なくとも1つの受信機を宛先としたメッセージ信号を送
    信する段階 とを含む方法。
  37. 【請求項37】 前記警報信号を設定する段階が警報ビットを設定する請求
    項36に記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記警報信号を設定する段階が、さらに、第2受信機を示
    す第2警報ビットを設定し、また、前記警報信号を送信する段階が、さらに、前
    記第2警報ビットを送信し、 前記アドレスを設定する段階が、さらに、前記第2受信機に対応する第2アド
    レスを設定し、また、前記アドレスを送信する段階が、さらに、前記第2アドレ
    スを送信し、並びに、 前記メッセージを送信する段階が、さらに、前記第2受信機を宛先とした第2
    メッセージ信号を送信する、 少なくとも1つの追加の受信機に少なくとも1つの追加のメッセージを送信する
    ための請求項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 前記警報信号を設定する段階が、さらに、 受信機グループを示す複数の追加の警報ビットを設定し、また、前記警報信号
    を送信する段階が、さらに、前記複数の追加の警報ビットを送信し、 前記メッセージを送信する段階が、さらに、前記受信機グループを宛先とした
    グループメッセージ信号を送信する、 受信機グループにグループメッセージ信号をさらに送信するための請求項37に
    記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記警報信号を設定する段階が、さらに、少なくとも1つ
    の追加の受信機を示す少なくとも1つの追加の警報ビットを設定し、また、前記
    警報信号を送信する段階が、さらに、少なくとも1つの追加の警報ビットを送信
    する、 グループアドレスを共有する複数の受信機にメッセージ信号を送信するための請
    求項37に記載の方法。
  41. 【請求項41】 前記アドレスを設定する段階が、さらに、少なくとも1つ
    の追加の受信機を示す少なくとも1つの追加のアドレスを設定し、また、前記ア
    ドレスを送信する段階が、さらに、前記少なくとも1つの追加のアドレスを送信
    する、 警報ビットを共有する複数の受信機に対してメッセージ信号を送信するための請
    求項37に記載の方法。
  42. 【請求項42】 前記アドレスを設定する段階が、さらに、少なくとも1つ
    の追加の受信機を示す少なくとも1つの追加のアドレスを設定し、また、前記ア
    ドレスを送信する段階が、さらに、前記少なくとも1つの追加のアドレスを送信
    する、 警報信号を共有する複数の受信機にメッセージ信号を送信するための請求項36
    に記載の方法。
  43. 【請求項43】 前記警報信号を設定する段階が、さらに、少なくとも1つ
    の追加の受信機を示す少なくとも1つの追加の警報ビットを設定し、また、前記
    警報信号を送信する段階が、さらに、前記少なくとも1つの警報ビットを送信し
    、並びに、 前記アドレスを設定する段階が、さらに、少なくとも1つの追加の受信機を示
    す少なくとも1つの追加のアドレスを設定し、また、前記アドレスを送信する段
    階が、さらに、前記少なくとも1つの追加のアドレスを送信する、 複数の受信機にメッセージ信号を送信するための請求項37に記載の方法。
  44. 【請求項44】 選択的起呼受信機において送信機からメッセージ信号を受
    信する方法であって、前記メッセージが、警報情報とアドレス情報とを含む送信
    信号で搬送され、 送信信号から予め決められた受信機に対応する警報情報を少なくとも受信する
    段階と、 前記警報情報に基づいて、前記受信機を宛先としたメッセージ信号の存在を判
    定する段階と、 前記メッセージ信号が存在しない時には、これに応答して前記送信信号の受信
    を禁止する段階とを含む方法。
  45. 【請求項45】 前記判定段階が、さらに、 前記送信信号で与えられているメッセージ位置を受け取る段階と、 前記メッセージ位置に従って前記送信信号の前記メッセージを受信する段階 とに従って、 前記メッセージ信号が存在する時に、これに応答する形で前記メッセージを受信
    する段階をさらに含む請求項44に記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記メッセージ信号の存在を判定する段階が、前記警報情
    報が訂正されない誤りを含む時に、前記メッセージ信号の存在が不確定であると
    判定し、これに応答して、 前記送信信号に与えられている少なくとも1つのアドレスを受信し、 前記アドレス情報に基づいて前記受信機宛のメッセージ信号の存在を判定し、
    前記アドレス信号が存在しない時に、これに応答する形で、前記送信信号の受信
    を禁止する 請求項44に記載の方法。
  47. 【請求項47】 前記メッセージ信号の存在を判定する段階が、前記警報情
    報が訂正されない誤りを含む時に、前記メッセージ信号が不確定であると判定し
    、これに応答して、 前記送信信号に与えられている少なくとも1つのアドレスを受信し、 前記アドレス情報に基づいて前記受信機宛のメッセージ信号の存在を判定し、
    前記アドレス信号が存在する時に、 前記送信信号に与えられているメッセージ位置を受信する段階と、 前記メッセージ位置に従って前記送信信号でメッセージを受信する段階 とに従って、前記メッセージ信号を受信する 請求項44に記載の方法。
  48. 【請求項48】 受信機に情報を送信するためのフレーム構成であって、 受信機の完全なセットの中のサブセットを示す少なくとも1つの警報を含む第
    1警報セクションと、 前記サブセットに少なくとも1つの受信機に関する少なくとも1つのアドレス
    を含む第1アドレスセクションと、 前記受信機を宛先とした少なくとも1つのメッセージを含む第1メッセージセ
    クション とを含むフレーム構成。
  49. 【請求項49】 前記警報が警報ビットを含む請求項48に記載のフレーム
    構成。
  50. 【請求項50】 前記第1警報セクションが少なくとも2つの警報を含み、
    前記第1アドレスセクションが少なくとも2つのアドレスを含み、かつ、前記第
    1メッセージセクションが少なくとも2つのメッセージを含む、少なくとも1つ
    の追加の受信機に対して少なくとも1つの追加のメッセージを送信するための請
    求項49に記載のフレーム構成。
  51. 【請求項51】 前記第1警報セクションが、さらに、受信機グループ内の
    受信機を示す少なくとも2つの警報を含み、かつ、前記第1メッセージセクショ
    ンが、さらに、前記受信機グループ宛のグループメッセージ信号を含む、受信機
    グループにグループメッセージをさらに送信するための請求項49に記載のフレ
    ーム構成。
  52. 【請求項52】 前記第1警報セクションが、受信機グループ内の互いに異
    なった受信機を示す少なくとも2つの警報を含む、グループアドレスを共有する
    複数の受信機にメッセージを送信するための請求項49に記載のフレーム構成。
  53. 【請求項53】 前記第1アドレスセクションが、受信機グループ内の互い
    に異なった受信機を示す少なくとも2つのアドレスを含む、警報を共有する複数
    の受信機にメッセージを送信するための請求項49に記載のフレーム構成。
  54. 【請求項54】 前記第1アドレスセクションが、受信機グループ内の互い
    に異なった受信機を示す少なくとも2つのアドレスを含む、警報を共有する複数
    の受信機にメッセージを送信するための請求項48に記載のフレーム構成。
  55. 【請求項55】 前記第1警報セクションが、受信機グループ内の互いに異
    なった受信機を示す少なくとも2つの警報を含み、また、前記第1アドレスセク
    ションが、前記受信機を示す少なくとも2つのアドレスを含む、個別の警報とア
    ドレスとを使用して複数の受信機にメッセージを送信するための請求項49に記
    載のフレーム構成。
  56. 【請求項56】 現在のフレームとメッセージフレームとをさらに含み、前
    記第1警報セクションと前記第1アドレスセクションとが現在のフレーム内に位
    置しており、かつ、前記第1メッセージセクションが前記メッセージフレーム内
    に位置している請求項48に記載のフレーム構成。
  57. 【請求項57】 前記メッセージフレームが、さらに、前記第1警報セクシ
    ョンを複製する第2警報セクションと、前記第1アドレスセクションの一部分を
    複製する第2アドレスセクションとを含む請求項56に記載のフレーム構成。
  58. 【請求項58】 前記メッセージフレーム内に位置している前記第2アドレ
    スセクションを複製する重複した第2アドレスセクションをさらに含む請求項5
    7に記載のフレーム構成。
  59. 【請求項59】 現在のフレームをさらに含み、前記第1警報セクション、
    前記第1アドレスセクションと前記第1メッセージセクションとが前記現在のフ
    レーム内に位置している請求項48に記載のフレーム構成。
  60. 【請求項60】 前記現在のフレーム内に位置している前記第1のアドレス
    セクションを複製する重複アドレスセクションをさらに含む請求項49に記載の
    フレーム構成。
  61. 【請求項61】 少なくとも1つの受信機を示す指示信号とこの受信機を宛
    先としたメッセージ信号とを含む選択的起呼メッセージを使用して、受信機に情
    報を送信するための音声ページング送信機であって、 指示信号を生成するための指示信号発生器と、 メッセージ信号を生成するためのメッセージ信号発生器と、 タイミング信号を生成するためのクロック発生器と、 前記タイミング信号に従って同期される送信器であって、前記指示信号を1度
    目に送信し、遅延を与え、前記指示信号の少なくとも一部分を2度目に送信しか
    つメッセージ信号を1度目に送信する送信器 とを含む音声ページング送信機。
  62. 【請求項62】 ダイバーシチ指示信号を含む送信信号で搬送されるメッセ
    ージを送信機から受信するための音声ページング受信機であって、 選択基準を記憶するメモリと、 前記指示信号を受信するための受信器と、 前記選択基準を前記指示信号と比較して、一致/不一致条件のどちらか一方を
    判定するための選択比較器と、 前記一致/不一致条件に応答して、前記受信器による繰返し指示信号の受信を
    不能にするための受信コントローラ とを含む音声ページング受信機。
  63. 【請求項63】 少なくとも1つの受信機を示す指示信号とこの受信機を宛
    先としたメッセージ信号とを含む選択的起呼メッセージを使用して、受信機に情
    報を送信するための音声ページング送信機であって、 受信機の完全セットの中のサブセットを示す警報信号を生成するための警報信
    号発生器と、 前記サブセット内の少なくとも1つの受信機に対応するアドレス信号を生成す
    るためのアドレス信号発生器と、 メッセージ信号を生成するためのメッセージ信号発生器と、 タイミング信号を生成するためのクロック発生器と、 前記タイミング信号に従って同期される送信器であって、前記警報信号と、前
    記アドレス信号と、前記メッセージ信号とを送信する送信器 とを含む音声ページング送信機。
  64. 【請求項64】 警報情報とアドレス情報とを含む送信信号で搬送されるメ
    ッセージを送信機から受信するための選択的ページング受信機であって、 選択基準を記憶するメモリと、 警報信号を受信するための受信器と、 前記警報信号を前記選択基準と比較して、メッセージ信号の存在/不在を判定
    するための選択比較器と、 前記メッセージ信号が存在しない時に、前記受信器による繰返し指示信号の受
    信を不能にするための受信コントローラ とを含む選択的ページング受信機。
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