JP2007180628A - 無線通信端末およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】放送受信手段(107,108)及び無線通信手段(103)をそなえる無線通信端末(100)において、緊急警報放送の緊急レベルに基づき、当該着信の着信処理または着信拒否処理のどちらか一方をするように無線通信手段を制御する。
【選択図】 図1
Description
放送受信手段及び無線通信手段をそなえる無線通信端末の制御方法であって、
前記放送受信手段により緊急警報放送を受信している際に、前記無線投信手段を介して着信を受けると、前記緊急警報放送の緊急レベルに応じて、当該着信の着信処理または着信拒否処理をするように前記無線通信手段を制御する制御ステップ、
を含むものである。
(無線通信端末が前記無線通信端末の位置情報を取得する位置情報取得手段をそなえており、この位置情報取得手段によって)前記無線通信端末の位置情報を取得する位置情報取得ステップをさらに含み、
前記制御ステップが、
(演算手段などを用いて)前記位置情報取得ステップにより取得された現在位置に基づき、当該着信の着信処理または着信拒否処理のどちらか一方をするように前記無線通信手段を制御する、ことを特徴とする。
即ち、前記制御ステップが、
位置情報取得手段により取得された現在位置と前記緊急警報放送の対象地域とを比較して、前記現在位置が前記対象地域に含まれない場合或いは前記対象地域の近接地域でない場合には前記着信処理をするように前記無線手段を制御する、
ことを特徴とする。
例えば、制御ステップが、現在位置と前記緊急警報放送の対象地域とを比較して、前記現在位置が前記対象地域に含まれない場合或いは前記対象地域の近接地域でない場合には前記着信処理をするように(前記現在位置が前記対象地域に含まれる場合或いは前記対象地域の近接地域である場合、通常どおりに前記緊急警報放送の受信処理を優先とするように)、前記無線手段を制御する。
ここで、端末の現在位置は、緊急警報放送起動時にGPS機能、基地局の位置情報に基づく携帯電話端末の位置情報提供サービス、放送信号に含まれるエリアコードを用いた位置決定手段などを利用して取得する。或いは、携帯電話の各無線基地局は固有の基地局IDを持っているため、ID別の所在地情報データベースを端末に格納しておけば、基地局IDを用いた位置決定手段も実現し得る。
(無線通信端末が着信を優先させるべき特定の相手端末の識別子を登録する相手端末登録手段をさらにそなえ、)
前記制御ステップが、
着信拒否処理をする判定をした場合であっても(例えば、前記現在位置が対象地域に含まれる場合、或いは対象地域の近接地域である場合であっても、)前記緊急警報放送の受信中の着信が予め登録された相手端末の識別子(例えば無線通信手段が電話機の場合には電話帳登録された電話番号や電話帳の特定グループに登録された電話番号など、SIPフォンなどの場合は識別アドレスなど)からの着信の場合、かつ、特定の緊急警報種別でない場合には、当該着信の着信処理を優先させる、
ことを特徴とする。
具体的には、着信音を鳴らす、バイブ機能の振動や報知用LEDの点灯、画面への着信の表示などの報知手段によってユーザに通知し、実際に着信に応答するか、緊急警報放送の受信を継続するかはユーザの判断によるものとすることが好適である。
前記制御ステップが、
着信拒否処理をする緊急レベルであっても、予め定めた特定の相手端末の識別子である場合には、当該着信の着信処理をするように、前記無線手段を制御する、
ことを特徴とする。
前記制御ステップが、
前記緊急警報放送の受信を優先して、前記着信を拒否する場合には、緊急警報放送受信中である旨の情報を相手端末に対して送出するように、前記無線通信手段を制御する、
ことを特徴とする。
前記制御ステップが、
前記緊急警報放送の受信を優先して、前記着信を拒否する場合には、相手端末に対して前記緊急警報放送の対象地域の情報を送信するように、前記無線通信手段を制御する、
ことを特徴とする。
前記制御ステップが、
前記緊急警報放送の受信を優先して、前記着信を拒否する場合には、相手端末に対して前記緊急警報放送の種別を送信するように、前記無線通信手段を制御する、
ことを特徴とする。
即ち、送出する情報(メッセージ)には緊急情報記述子に記載される緊急警報放送の対象地域の情報を追加して送信するように構成することが好適である。このように構成することで、相手が緊急警報放送を見ることができない環境であっても(例えば地上デジタルテレビジョン放送非対応の携帯電話の場合、公衆電話、一般の加入電話からの場合など)、相手に緊急放送に関する情報を通知することができる。
例えば、本発明を装置として実現させた第8の発明による無線通信端末は、
放送受信手段及び無線通信手段をそなえる無線通信端末であって、
前記放送受信手段により緊急警報放送を受信している際に、前記無線投信手段を介して着信を受けると、前記緊急警報放送の緊急レベルに基づき、当該着信の着信処理または着信拒否処理のどちらか一方をするように前記無線通信手段を制御する制御手段、
をそなえるものである。
前記無線通信端末の位置情報を取得する位置情報取得手段をさらにそなえ、
前記制御手段が、
前記位置情報取得手段により取得された現在位置に基づき、当該着信の着信処理または着信拒否処理のどちらか一方をするように前記無線通信手段を制御する、
ことを特徴とする。
例えば、制御手段が、現在位置と前記緊急警報放送の対象地域とを比較して、前記現在位置が前記対象地域に含まれない場合或いは前記対象地域の近接地域でない場合には前記着信処理をするように(前記現在位置が前記対象地域に含まれる場合或いは前記対象地域の近接地域である場合、通常どおりに前記緊急警報放送の受信処理を優先とするように)、前記無線手段を制御する。
次に本携帯電話端末における緊急警報放送の受信処理を説明する。図2は、緊急警報放送用起動フラグのチェック処理のフローチャートである。制御部101は定期的に復調部108からTMCC情報を取得し(ステップS110)、緊急警報放送用起動フラグのチェックを行う(S111)。緊急警報放送用起動フラグが1にセットされたのを検出された時点で、PMT情報の緊急情報記述子の監視を行っていなければ(S112)、制御部101は多重分離部109に対して緊急情報記述子の監視の開始を指示する(S113)。
<通常の場合(フローチャート)>
図4は、緊急警報放送受信中に着信があった場合の処理を示すフローチャートである。無線部を通じて着信が検出される(ステップS310)と、制御部は端末が緊急警報放送を受信中か否かを判定する(S311)。緊急警報放送受信中の場合、メモリに保存した現在位置情報を読出し(S312)、緊急情報記述子に記載されている緊急警報放送の対象地域と比較し、現在位置が対象地域に該当するか否かを判定する(S313)。現在位置が緊急警報放送の対象地域に該当する場合は緊急警報放送を優先して受信を継続し、相手に緊急警報放送受信中である旨のメッセージを送出する(S315)。一方、緊急警報放送の対象地域に該当しない場合には着信を優先し、着信画面に切換えて着信の報知を行う(S314)。
図5は、緊急警報放送受信中の着信の応答判定処理に相手電話番号による判定を加えた場合のフローチャートである。無線部を通じて着信が検出される(S410)と、制御部は端末が緊急警報放送を受信中か否かを判定する(S411)。緊急警報放送受信中の場合、着信の情報から相手電話番号を取得し(S412)、予め登録してある着信許可番号であるかどうかの確認を行う(S413)。相手電話番号が着信許可番号に該当する場合、直ちに着信画面に切換えて着信の報知をスピーカ、表示部、バイブ機能などで行う(S417)。一方、着信許可番号に該当しない場合、あるいは非通知の着信の場合や公衆電話からの着信の場合は、メモリに保存した現在位置情報読出し(S414)、緊急情報記述子に記載されている緊急警報放送の対象地域と比較して現在位置が対象地域に該当するか判定する(S415)。現在位置が緊急警報放送の対象地域に該当する場合は緊急警報放送を優先して受信を継続し、相手に緊急警報放送受信中である旨のメッセージを送出する(S416)。また緊急警報放送の対象地域に該当しない場合には、着信を優先し着信画面に切換えて着信の報知を行うように制御する(S417)。
本発明による携帯電話端末では、緊急警報放送受信中で着信を拒否する場合、相手に緊急警報放送受信中である旨のメッセージを送出する。このメッセージは、例えば「現在緊急警報放送受信中で電話に出ることができません」といった内容になる。本発明では、更にこれに加えて緊急情報記述子に記述される地域符号に対応する県名を付加する。図6は、本発明での緊急警報放送受信時の着信に対するメッセージ送出処理の流れを示す図である。
本発明による携帯電話端末100が、放送波からPMTを受信し、PMT内の緊急情報記述子を取得した時点で、緊急情報記述子から地域符号を取得する。端末内では地域符号に対応する県名データを検索し、検索結果と緊急警報放送受信中のメッセージデータから送出するメッセージを作成して相手端末に対してメッセージを送出する。例えば、地域符号がarea_code_1、area_code_2、area_code_3の3種類記述され、これに対する県名データが北海道、青森県、岩手県の場合、送出するメッセージは「ただ今緊急警報放送受信中で電話に出ることができません。対象地域は北海道、青森県、岩手県です。」のようになる。このように構成することで、電話をかけてきた相手が緊急警報放送を受信できない環境や地上デジタルテレビジョン放送自体受信できない環境にいた場合に、相手に緊急警報放送の存在やその対象地域の情報を教えることが可能となる。
101 制御部
102 携帯電話用アンテナ
103 無線部
104 メモリ
105 キー操作部
106 放送受信用アンテナ
107 地上デジタル放送用チューナ
107 チューナ
108 復調部
109 多重分離部
110 ビデオデコーダ部
111 データ処理部
112 オーディオ処理部
113 スピーカ
114 マイク
116 表示部
119 ビデオバッファ
120 オーディオバッファ
Claims (9)
- 放送受信手段及び無線通信手段をそなえる無線通信端末の制御方法であって、
前記放送受信手段により緊急警報放送を受信している際に、前記無線投信手段を介して着信を受けると、前記緊急警報放送の緊急レベルに基づき、当該着信の着信処理または着信拒否処理のどちらか一方をするように前記無線通信手段を制御する制御ステップ、
を含む無線通信端末の制御方法。 - 請求項1に記載の無線通信端末の制御方法において、
前記無線通信端末の位置情報を取得する位置情報取得ステップをさらに含み、
前記制御ステップが、
前記位置情報取得ステップにより取得された現在位置に基づき、当該着信の着信処理または着信拒否処理のどちらか一方をするように前記無線通信手段を制御する、
ことを特徴とする無線通信端末の制御方法。 - 請求項2に記載の無線通信端末の制御方法において、
前記制御ステップが、
着信拒否処理をする判定をした場合であっても、前記緊急警報放送の受信中の着信が予め登録された相手端末の識別子からの着信の場合、かつ、特定の緊急警報種別でない場合には、当該着信の着信処理を優先させる、
ことを特徴とする無線通信端末の制御方法。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線通信端末の制御方法において、
前記制御ステップが、
着信拒否処理をする緊急レベルであっても、予め定めた特定の相手端末の識別子である場合には、当該着信の着信処理をするように、前記無線手段を制御する、
ことを特徴とする無線通信端末の制御方法。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線通信端末の制御方法において、
前記制御ステップが、
前記緊急警報放送の受信を優先して、前記着信を拒否する場合には、緊急警報放送受信中である旨の情報を相手端末に対して送出するように、前記無線通信手段を制御する、
ことを特徴とする無線通信端末の制御方法。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の無線通信端末の制御方法において、
前記制御ステップが、
前記緊急警報放送の受信を優先して、前記着信を拒否する場合には、相手端末に対して前記緊急警報放送の対象地域の情報を送信するように、前記無線通信手段を制御する、
ことを特徴とする無線通信端末の制御方法。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の無線通信端末の制御方法において、
前記制御ステップが、
前記緊急警報放送の受信を優先して、前記着信を拒否する場合には、相手端末に対して前記緊急警報放送の種別の情報を送信するように、前記無線通信手段を制御する、
ことを特徴とする無線通信端末の制御方法。 - 放送受信手段及び無線通信手段をそなえる無線通信端末であって、
前記放送受信手段により緊急警報放送を受信している際に、前記無線投信手段を介して着信を受けると、前記緊急警報放送の緊急レベルに基づき、当該着信の着信処理または着信拒否処理のどちらか一方をするように前記無線通信手段を制御する制御手段、
をそなえる無線通信端末。 - 請求項8に記載の無線通信端末であって、
前記無線通信端末の位置情報を取得する位置情報取得手段をさらにそなえ、
前記制御手段が、
前記位置情報取得手段により取得された現在位置に基づき、当該着信の着信処理または着信拒否処理のどちらか一方をするように前記無線通信手段を制御する、
ことを特徴とする無線通信端末。
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