JP2002518907A - 無線通信システムを介して送信されるテキスト情報サービスのチャネル化及び符号化 - Google Patents

無線通信システムを介して送信されるテキスト情報サービスのチャネル化及び符号化

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、移動機ユーザに情報を提供するために、例えば報知制御チャネルを使用して、様々な報知情報サービスをチャネル化及び符号化するための技術について述べる。移動機は、単純なページャと同様に受信専用装置であっても、または移動電話などの送受信装置であってもよい。例えば証券相場サービスによって消費される報知チャネルの容量を制限するために、効率的な符号化及びチャネル化方法が提供される。この方法には、ショート・メッセージ・サービス報知制御チャネルを、銘柄チャネル、始値チャネル、及びデルタチャネルの、3つの論理サブチャネルに分割することが含まれる。これらのチャネルは、証券情報の様々な態様を移動機に提供する。これら個々のチャネルの帯域幅割振りを変えることによって、本発明は高速のサイクル時間を維持しつつ大量の証券を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願) 本出願は、1998年6月10日に出願されたAlex K.Raithらの
米国仮特許出願第60/088845号「High Bandwidth Te
xt Information Services for Radiocom
munication Systems」、及び1998年6月15日に出願さ
れた同じくAlex K.Raithらの米国仮特許出願第60/089280
号「Headline Hyperlink Broadcast Servi
ce」に関し、これらにより優先権を主張するものである。これら双方の仮出願
の開示は、参照されることにより本明細書に組み込まれる。
【0002】 (背景) 本発明は、一般に、無線通信システムにおける情報サービスの提供に関するも
のであって、さらに具体的に言えば、既存の無線通信サービス及びシステムに関
して報知情報サービスを効率的に提供するために、エアインタフェイスに報知送
信するためのデータの符号化及びチャネル化に関する。
【0003】 商業用無線通信は、過去15年間に渡り劇的な成長を遂げてきた。特にページ
ャ及び携帯電話は、多くの都市における比較的一般的な機器として突出している
。これら2つの異なるタイプの通信装置及びサポート・システムは、ページャが
従来から一方向の限定された情報を1人または複数のエンド・ユーザに提供する
ものであり、携帯電話は従来から双方向の音声通信サービスを提供するものであ
るという、異なる基本目的から発展してきた。
【0004】 時間が経過し技術が進むに連れて、これら2つの異なるタイプの無線通信装置
を技術的に分ける従来のラインは不鮮明になってきた。ページャは、従来携帯電
話によって提供されたいくつかの機能を獲得し、その逆もまた同じである。例え
ば、ページャ・ユーザがページャ・システムにメッセージを送信し、その後、そ
のメッセージが他の当事者に転送されることが可能な、双方向のページャが開発
されてきた。同様に、携帯電話は、短い(例えば約160英文字)テキスト・メ
ッセージを送受信し、これを携帯電話のディスプレイ上に出力する機能を獲得し
た。無線通信装置におけるこのような開発によって、多数の新しい情報サービス
が開発され、市場に出ることになった。
【0005】 例えば、ディスプレイを備えたページャを有する多数の加入者に対して、株式
相場情報サービスなどの情報サービス報知を提供するページャ・システムが実施
されてきた。これらのページャは、オプション、先物など多数の株式または他の
金融商品に関連付けられた情報を、エアインタフェイスを介して定期的に受け取
り、ユーザが自分のポートフォリオの実績を追跡できるように、これら商品の現
在価格を表示する。
【0006】 出願人は、携帯電話のユーザが、携帯電話網で情報サービス・サポートを提供
する同様のサービスの提供に興味を抱くであろうと予想している。ただし、従来
の携帯電話システムは、ページャ・システムとは異なり、(1)例えば米国連邦
通信委員会(FCC)などの様々な政府機関により携帯電話申請者に割り振られ
た周波数域の制約のために制限された帯域幅のパラダイムを中心として設計され
てきたし、また、(2)制限された帯域幅の大部分が、携帯電話とシステムとの
間のポイント対ポイント接続(例えば音声接続)用に予約され、一方で、その比
較的小さな部分だけが、システムからシステム内で動作する携帯電話への、報知
送信用、すなわちポイント対マルチポイント送信用に予約されるという観念のパ
ラダイムを中心として設計されてきた。特にこの携帯電話システムの後者の特徴
により、システム設計者は、使用可能な報知チャネル上で送信される情報量及び
この情報が反復される周波数に関してかなり注意を払う。したがって、携帯電話
無線通信システムに報知情報サービスを提供することは、すべての加入者が所望
するどんな情報でも単純に報知して携帯電話上に表示するという最も簡単な方法
では容易に達成できない。
【0007】 例えば、各無線周波数が一連のタイム・スロットに分割され、そのそれぞれの
タイム・スロットが、データ・ソースからの情報、例えば音声会話のデジタル符
号化部分、のバーストを含む、TDMA携帯無線電話システムについて考えてみ
る。異なるソースに関連付けられたバーストを時間多重化することにより、各無
線周波数上で複数のチャネルをサポートすることができる。タイム・スロットは
、所定の持続時間を有する連続したTDMAフレームにグループ分けされる。各
TDMAフレーム内のタイム・スロット数は、無線チャネルを同時に共用できる
様々なユーザの数に関係する。TDMAフレーム内の各スロットが異なるユーザ
に割り当てられる場合、TDMAフレームの持続時間は、同じユーザに割り当て
られる連続するタイム・スロット間の最小時間である。
【0008】 同じユーザに割り当てられた連続するタイム・スロットは、通常は無線搬送波
上で連続するタイム・スロットではないが、ユーザのデジタル・トラフィック・
チャネル(DTC)を構成する。前述のように、典型的にはこれがポイント対ポ
イント資源であり、実際にほとんどのTDMAシステムは、大規模なトラフィッ
ク容量を保証するためにDTCとして使用する大部分の使用可能無線チャネルを
予約する。ただし、下記でさらに詳細に記載するように、無線通信システムに接
続しDTCを割り振るためのメカニズムを含む、制御信号及びオーバヘッド情報
を通信するためのデジタル・コントロール・チャネル(DCCH)も提供される
【0009】 他のタイプの携帯電話システムに、同様のタイプの資源割振りが見られる。例
えば、符号分割多重アクセス(CDMA)システムでは、単一の拡散符号を使用
して特定の接続に関連付けられたデータを拡散することによって、チャネル化が
実行される。この符号は、周波数及び時間の微分器に対向して、あるいは周波数
及び時間の微分器と共に、受信機にその所望のデータを抽出するためのメカニズ
ムを提供するが、これはすなわち、受け取った複合信号とそのトラフィック・チ
ャネルに割り当てられた符号とを相関することによる。TDMAシステムと同様
にCDMAシステムも、既知の符号を割り振ることによって、報知制御チャネル
または他のオーバヘッド信号化チャネルに備えている。ただし、TDMAシステ
ムと同様にCDMAシステムも、報知情報チャネルよりも専用トラフィック・チ
ャネルに対して、より多くの資源(例えば符号及び電力)を予約する傾向がある
【0010】 したがって、既存の携帯電話無線通信システムの制約範囲内で報知情報サービ
スを提供可能な技術及びシステムを提供することが望ましい。具体的に言えば、
比較的頻繁に更新される必要が生じる可能性のある比較的大容量のデータについ
てエンド・ユーザの要望に対処しながら、乏しい報知チャネル資源の使用量を最
低限抑えるように、報知情報の技術及びシステムを設計することが望ましい。
【0011】 (概要) 本発明の例示的実施形態により、効率的な方法で報知資源を使用する無線通信
システムを介した報知情報サービスをサポートする技術が提供される。エンド・
ユーザの機器、例えば移動機は、単純なページャのような受信専用装置であるか
、または移動電話などの送受信装置であってもよい。本発明は、送信される情報
の効率的な符号化及びチャネル化を提供することにより、報知情報サービスによ
って消費される報知資源の容量を最小限にするものである。
【0012】 本発明の純粋に例示的な実施形態によれば、報知情報サービスは、報知ショー
ト・メッセージ・サービス(SMS)機能を有するIS−136準拠システムで
提供される、証券相場(Security Quote)サービスでもよい。報
知制御チャネルにおいて、SMSに関してIS−136で予約された部分は、証
券相場サービスの実施に使用されるデータの様々な部分を搬送するために、さら
に複数の論理サブチャネルに分割されうる。さらに具体的に言えば、例えば、サ
ブチャネルとして、株銘柄(Security Name)チャネル、始値(S
tart Value)チャネル、及びデルタ(Delta)チャネルを含むこ
とができる。
【0013】 これらのチャネルは、移動機へ様々な態様の証券情報を搬送する。本発明は、
これら個々の論理サブチャネルの帯域幅割振りを変えることによって、高リフレ
ッシュ速度(サイクル時間)を維持しながらも、多数の証券に関連付けられた情
報を提供することができる。
【0014】 本発明の他の例示的実施形態では、無線通信システムの報知資源を介して効率
的に送信することができるように、スポーツの得点に関連付けられた情報をチャ
ネル化及び符号化するための技術を提供する。本発明は、送信される任意の所与
の情報セットに対して一般化することができる。
【0015】 本発明の上記の目的及び特徴は、添付の図面を参照しながら以下の好ましい実
施形態についての記述を読めば、より明らかになろう。
【0016】 (詳細な説明) 下記の記述は携帯無線電話システムに関して書かれたものであるが、出願人の
発明は、この環境だけに限定されるものでないことを理解されよう。また下記の
記述は、IS−136に準拠したTDMA携帯電話通信システムの状況で書かれ
たものであるが、(前述のように)本発明が、例えばGSMまたはPDCなどの
他の標準に従って設計されたもの、及び、例えばIS−95などのアクセス方法
としてCDMAを使用するものを含む、他のデジタル通信応用例でも実施可能で
あることを、当分野の技術者であれば理解されよう。
【0017】 具体的に言えば、本発明の例示的実施形態は、既存の携帯無線通信システムで
使用可能な比較的乏しい報知資源の使用量を最小限にすることを意図する、報知
情報サービスを提供するための技術及びシステムについて記載する。したがって
、これらの例示的実施形態は、IS−136で使用可能な報知資源、特に報知S
MSチャネル(S−BCCH)を使用して記載される。一般的にはIS−136
システムに関連付けられた詳細の一部、及び具体的には報知SMSチャネルの一
部が下記に記述され、その他については、本発明を不明瞭にしないように省略さ
れている。ただし、関心のある読者は、一般的にはIS−136関連システムに
関し、具体的には報知SMS技術に関する追加情報について、それぞれRait
hらの、米国特許第5603081号及び米国特許出願第08/482754号
を参照されたい。これらの米国特許及び米国特許出願双方の開示を、参照により
本出願に組み込む。
【0018】 図1は、搬送波周波数上で送信される連続するタイム・スロット1、2、…内
に含まれる、一連のタイム・スロット1、2、…、Nとして構成された転送(ま
たはダウンリンク)DCCHの一般例を示す図である。これらDCCHスロット
は、IS−136によって指定されるような無線チャネル上に画定することが可
能であって、例えば図1に示すように、一連の連続するスロット内のn番目ごと
のスロットからなることができる。各DCCHスロットの継続時間は、6.67
ミリ秒であってもよいし、そうでなくてもよい。この6.67ミリ秒とは、IS
−136標準に従ったDTCスロット長さである。
【0019】 図1に示すように、DCCHスロットは、スーパーフレーム(SF)にグルー
プ分けすることが可能であり、各スーパーフレームに、異なる種類の情報を搬送
するいくつかの論理チャネルが含まれる。1つまたは複数のDCCHスロットを
、スーパーフレーム内の各論理チャネルに割り振ることができる。図1の例示的
ダウンリンク・スーパーフレームは、オーバヘッド・メッセージ用の6つの連続
スロットを含む報知制御チャネル(BCCH)と、ページング・メッセージ用の
1つのスロットを含むページング・チャネル(PCH)と、チャネル割当て及び
他のメッセージ用の1スロットを含むアクセス応答チャネル(ARCH)との、
3つの論理チャネルを含む。図1の例示的スーパーフレーム内にある残りのタイ
ム・スロットは、追加のページング・チャネルPCHまたは他のチャネルなどの
、他の論理チャネル専用にすることができる。移動機の数は通常スーパーフレー
ム内のスロット数よりもかなり多いので、各ページング・スロットは、MINの
最終桁などの何らかの固有の特徴を共用するいくつかの移動機をページングする
ために使用される。
【0020】 図2は、例示的な基地局110及び移動機120を含む、例示的な携帯移動無
線電話システムを示す構成図である。基地局は、MSC140に接続された制御
及び処理ユニット130を含み、次いでMSC140はPSTN(図示せず)に
接続される。このような携帯無線電話システムの一般的な態様については、We
jkeらの米国特許第5175867号「Neighbor−Assisted
Handoff in a Cellular Communication
System」、及び1992年10月27日出願の米国特許出願第07/9
67027号「Multi−mode Signal Processing」
により記載されるように、当分野では知られており、どちらも参照により本明細
書に組み込まれる。
【0021】 基地局110は、制御及び処理ユニット130によって制御される音声チャネ
ル・トランシーバ150を介して、複数の音声チャネルを処理する。また、各基
地局は、複数の制御チャネルを処理することができる制御チャネル・トランシー
バ160も含む。制御チャネル・トランシーバ160は、制御及び処理ユニット
130によって制御される。制御チャネル・トランシーバ160は、基地局また
はセルの制御チャネルを介して、その制御チャネルにロックされた移動機に制御
情報を報知する。トランシーバ150及び160は、同じ無線搬送波周波数を共
用するDCCH及びDTCで使用するために、音声及び制御トランシーバ170
のような単一の装置として実施可能であることが理解されよう。
【0022】 移動機120は、その音声及び制御チャネル・トランシーバ170で、制御チ
ャネル上にある情報報知を受け取る。次いで処理ユニット175が、受け取った
制御チャネル情報(移動機を自動追跡するための候補であるセルの特徴を含む)
を評価し、移動機をどのセルを自動追跡しなければならないかを決定する。有利
なことに、参照により本出願に組み込まれた、Raithらの米国特許第535
3332号「Method and Apparatus for Commu
nication Control in a Radiotelephone
System」に記載されたように、受け取った制御チャネル情報は、関連付
けられるセルに関する絶対的な情報を含むだけでなく、制御チャネルが関連付け
られるセルに近接する他のセルに関する相対的な情報も含む。
【0023】 移動機120は、ユーザが移動機と対話できるようにする数値キーパッドなど
の入力装置185も含む。LCDスクリーンなどのディスプレイ装置190は、
情報の視覚表示をユーザに提供する。移動機は、メモリ180も含む。
【0024】 出願人の発明の例示的実施形態では、基地局から移動機への報知情報の送信は
、異なる種類の連続する論理フレームで構成される。図3は、IS−136に従
った転送(基地局から移動機への)DCCHのフレーム構造を示し、どちらもそ
れぞれの1次スーパーフレーム(SF)及びそれぞれの2次スーパーフレームを
備えることが好ましい、2つの連続するハイパーフレーム(HF)を示す図であ
る。もちろん、ハイパーフレームが複数のスーパーフレームを含むことができる
ことを理解されよう。
【0025】 3つの連続するスーパーフレームが図3に示されており、それぞれが下記でよ
り詳細に記載される、論理チャネルF−BCCH、E−BCCH、S−BCCH
、及びSPACHとして編成された複数のタイム・スロットを備える。この時点
では、転送DCCH内の各スーパーフレームが必要な数のスロットを使用するF
−BCCH情報の完全なセット(すなわちレイヤ3メッセージのセット)を含み
、各スーパーフレームがF−BCCHスロットで始まることに留意すれば十分で
ある。F−BCCHスロットの後に、各スーパーフレーム内の残りのスロットは
、E−BCCH、S−BCCH、及びSPACH論理チャネル用の1つまたは複
数のスロットを含む(または含まない)。
【0026】 図3及びより具体的には図4を参照すると、ダウンリンク(転送)DCCHの
各スーパーフレームは、報知制御チャネルBCCH及びショート・メッセージ・
サービス/ページング/アクセス・チャネルSPACHを備えることが好ましい
。BCCHは、高速BCCH(図3のF−BCCH)と、拡張BCCH(E−B
CCH)と、ショート・メッセージ・サービスBCCH(S−BCCH)とを含
み、一般にその一部が、汎用システム関連情報を基地局から移動機に送信するた
めに使用される。
【0027】 F−BCCH論理チャネルは、DCCHの構造や、システムにアクセスするた
めに不可欠な他のパラメータや、参照により本明細書に組み込まれている米国特
許出願第08/482754号で詳細に記述されているE−BCCH変更フラグ
などといった、時間が極めて重要な要素となるシステム情報を搬送する。そして
、前述のように、F−BCCH情報の完全なセットがあらゆるスーパーフレーム
内で送信される。E−BCCH論理チャネルは、F−BCCH上で送信される情
報よりは時間が重要でないシステム情報を搬送しており、E−BCCH情報の完
全なセット(すなわちレイヤ3メッセージのセット)は、いくつかのスーパーフ
レームに拡散し、スーパーフレームの第1のE−BCCHスロット内で始まるよ
うに位置合わせされる必要のない可能性がある。S−BCCH論理チャネルは、
株式情報、広告、及び様々なクラスの携帯電話加入者が関心を持つ他の情報など
、短い報知メッセージを搬送する。本発明の例示的実施形態により、この論理チ
ャネルは、例えば証券相場サービスまたはスポーツ情報サービスなどの情報サー
ビスをサポートするのに使用することができる。
【0028】 <例示的証券相場サービス> 新しい情報サービス、例えば証券相場サービスなどをサポートするために、既
存の報知資源をどのように効率的に使用するかを決定する場合、最も重要なこと
は、どの種類の情報を報知する必要があるか、関連する情報の量、及びその情報
をどの程度の頻度で再送する必要があるかを判定することである。例えば、報知
証券相場サービスの一部として送信される証券情報は、証券記号または証券銘柄
、各記号に関連付けられた基本取引値(すなわち前日の終値)、及び一日の所与
の時間における基本値からの増分または減分を表す値を含むことが好ましい。証
券記号の長さ及びそれに対応する値を表すのに使用される桁数に応じて、エント
リ当たりの送信に必要なオクテット数は最高20まで可能である。1文字当たり
8ビットの場合、合計ビット数は約160ビットとなる。スペースは送信しない
というように送信形式に関する何らかの簡単な制約を実施することで、データの
必要量を数オクテット減らすことができる。ただし、このような形式要件によっ
て、株式記号が数字で終わらないことを要求するなど、希望しない制約が課され
る場合がある。これらの制約は、現在または将来の株式記号送信形式に合致しな
い場合がある。
【0029】 送信形式に制約を課することにより、送信されるデータの必要量が減る可能性
があるが、それでもこのようなシステムは、送信される証券記号当たり、比較的
大量のデータを必要とする。本発明の例示的実施形態では、S−BCCH論理チ
ャネルが少なくとも3つの論理サブチャネルを含み、これが、図5に見られるよ
うな銘柄チャネル、始値チャネル、及びデルタチャネルという報知情報サービス
をサポートする。当分野の技術者であれば、本発明の精神及び範囲を逸脱するこ
となく、S−BCCH論理チャネルが3つより多い論理サブチャネルに分割でき
ること、ならびにおそらく他のSMS動作が、実際には異なる論理サブチャネル
によってサポートされるであろうということを理解されよう。例えば、上記で識
別され、米国特許出願第08/482754号で参照により組み込まれたように
、S−BCCHは、異なる報知サービス、サービス・レベルなどをサポートする
、n個(例えば32個)のサブチャネルに分割することができる。(図6に見ら
れるような)これらサブチャネルのうちのいずれか1つまたは(図7に見られる
ような)これらサブチャネルのうちの複数は、本明細書に記載の3つのサブチャ
ネルを含むように、さらに論理的に再分割することができる。
【0030】 銘柄サブチャネルは、より簡単に理解される証券銘柄を移動機側で表示するた
めに、例えば始値チャネルまたはデルタチャネル上で送信されて受け取られた記
号を、移動機が証券銘柄にマッピングできるようにする情報を含むことができる
。マッピング情報は、銘柄サブチャネルから読み取り、後で使用するために移動
機内に格納することができる。例えば、銘柄サブチャネルは、例えば「ERIC
Y」という記号ストリームの次にこれに対応する証券銘柄、例えば「ERICS
SON」を含むことができる。移動機はこのマッピングを格納することができる
。その後、始値チャネルまたはデルタチャネルが記号「ERICY」を含む場合
、次いで移動機はこれをそのメモリ内で検索し、移動機のディスプレイ上に現在
の株式価格と共に「ERICSSON」として表示することができる。
【0031】 銘柄サブチャネルは、このマッピング情報と共に、情報サービス・プロバイダ
が使用する符号化のタイプ(例えば始値チャネル及び/またはデルタチャネル上
に提供される情報のタイプ及び/または情報の形式の識別子、下記に記載の例示
的代替実施形態を参照)、ならびに格納済みの情報を更新するために移動機がこ
のサブチャネル上で報知された残りの情報を読み取るべきであるかどうかを示す
、マルチビット(例えば8ビット)の変更フラグ(CF)も提供することができ
る。CFは、システム演算子コード(SOC)特有、国別コード特有、あるいは
その両方に特有であってもよく、この変更フラグの特徴も一緒に送信することが
できる。移動機によるCFの解釈は、例えばIS−136のOATSなどの電波
プログラミングを介して制御するか、またはデルタチャネル内で送信することが
できる。
【0032】 CFは、銘柄チャネル上で報知される情報の更新が必要であるかどうかを判別
するための日付値として実施することができる。CF用の日付として使用するこ
とで、この情報が異なるプロバイダによって供給されたときに、未調整のサービ
ス・プロバイダ間を移動する移動機はこれを繰返し更新する必要がなくなる。そ
の代わり移動機は、CFがデータと共に格納された日付よりも新しい日付を示す
場合に、その格納済みデータを変更するだけである。
【0033】 前述のように、銘柄チャネルのコンテンツには、主に公式の証券記号(頻繁に
変更されることはない)を証券情報及び符号化情報の一般名または正式名にマッ
ピングすることが含まれる。その結果、このチャネル上で報知される情報への変
更の周波数は非常に低く、そのため、本発明の例示的実施形態で比較的低い帯域
幅をこのサブチャネルの送信に割り振ることができる。さらに、帯域幅の割振り
を、例えば下記のように時刻を基準にして変更することができる。
【0034】 銘柄チャネル上を報知される情報は比較的あまり更新する必要がないものであ
るはずなので、移動機を未調整のサービス・プロバイダ間で移動させるシナリオ
はそれほど問題ではない。1つのサービス・プロバイダが他のサービス・プロバ
イダと大幅に異なる証券セットを送信中の場合、他の2つのチャネル(すなわち
デルタチャネル及び始値チャネル)にのみ影響を与えることになる。1つのサー
ビス・プロバイダが記号を送信中であって、その記号に関する格納済みの証券銘
柄が移動機にない場合、移動機はその後、名前ではなく記号をユーザに表示する
ことになる。移動機内に格納された名前は、他のプロバイダによって報知される
銘柄チャネル上で見つからない場合に明らかにする必要はなく、その代わりに移
動機は、サービス・プロバイダ間を移動するときに、その格納済みのマッピング
に名前を追加することができる。
【0035】 国家間を移動する旅行用の移動機によって、報知されるこの情報内でさらに徹
底的な変更を実行することが可能であって、例えば、フランスの報知情報サービ
ス・プロバイダが、フランスの株式市場に関して記号のリスト及び対応する証券
銘柄を報知し、移動機はそれを受け取った後、ドイツに入り、ドイツの株式市場
に関連付けられた情報を読み取ることができる。本発明の例示的実施形態によれ
ば、無線通信システムから報知されたオーバヘッド情報内で異なる国別コードが
検出されると、移動機は第1の国別コードに関連付けられた記号対名前のマッピ
ングをそのメモリから消去するか、または好ましくは新しい国別コードについて
新しい記号対会社名を生成するかのいずれかである。移動機が新しい記号対名前
のマッピングを生成すると、前の国に戻るとき、例えば移動機が古い国別コード
を受信したことによって認識されたときには、単に古いマッピングに再度切り替
えるだけでよい。これによって移動機は、海外を旅行しながら、そのメモリ内に
ある母国の証券マッピングを維持することができる。さらに移動機は、現在訪問
中の国の記号対名前マッピングを習得することができる。
【0036】 銘柄チャネルは、カテゴリ値も提供することができる。本発明によれば、証券
は、会社(例えば通信会社)、金属、通貨のタイプなどのカテゴリに再分割する
ことができる。1つの証券内で変更が発生した場合、その証券をサブリスト及び
証券タイプに再分割すれば、名前のすべてのセットを再プログラミングする必要
はなくなるが、このような再分割を実行するには複数のCF及びタイプ識別子が
必要となる可能性がある。
【0037】 前述のように、移動機は複数のリスト及び関連するCFを格納することができ
る。そのため、国別コード間または様々なサービス・プロバイダ間を移動すると
きに、会社名を再ロードする必要がない。もちろん、当分野の技術者であれば、
同一国内、より具体的に言えば、例えばバチカンとイタリアなど1つの共通の証
券取引によってカバーされている地域内で、複数のサービス・プロバイダに共通
のリストを有することが望ましいことを理解されよう。
【0038】 銘柄チャネル内を搬送される情報は、S−BCCHを介する以外の方法でも送
信することができる。例えば、IS−136に定義されるような無線活動化サー
ビスを使用し、携帯電話/PCS/衛星データ・サービスを使用するかまたはイ
ンターネット上のWebサイトからこの情報をダウンロードして、例えばポータ
ブル・コンピュータと電話との間の赤外線リンクを介して移動機にプログラミン
グする。このような場合、記号を証券銘柄に更新するのは高速でも自動でもない
が、報知資源上の帯域幅使用量は減らすことになる。
【0039】 前述のように、銘柄サブチャネル上で送信される情報は頻繁に更新する必要が
ないため、このチャネルには比較的大量のデータを含めることができるので有益
である。銘柄情報が更新される場合の問題は、以下の例を読めばさらによく理解
できる。各証券銘柄に約10オクテット(すなわち8ビット文字)、各記号に約
4オクテットが必要であると想定してみる。例えば15オクテットすなわち12
0ビットが必要な何らかのオーバヘッド情報があるとすれば、1000の証券セ
ットのために送信されて移動機によって読み取られる必要のある合計のビット数
は120,000ビットとなる。S−BCCHスロットの10%が銘柄サブチャ
ネルに割り振られると想定した場合、この情報をリフレッシュするには、120
,000/(0.6*0.1)または約2時間のサイクル時間がかかることにな
る。ただし、ユーザはこの情報をもっと速く更新することを選ぶことができる。
【0040】 1つのオプションは、このチャネルに使用される帯域幅を増やすこと、すなわ
ちS−BCCHスロットを10%より多く使用して銘柄サブチャネルを搬送する
ことである。他のオプションは、取引日の間はこのチャネルを送信しないことで
ある。その代わりに移動機は、取引日の間にメモリ内にあるどんなマッピングで
も使用できる(これは、サービスを高速及び初期に使用するために、記号情報と
証券銘柄との間のマッピングを使用して移動機を事前にプログラミングすること
ができることを意味する)。移動機は、名前情報を更新するようなときまで、古
い(事前に格納済みの)名前を継続して提示しながら、取引日が終了した後も銘
柄チャネルを読み取ることができる。あるいは、移動機を事前にプログラミング
する代わりに、移動機は、始値及び/またはデルタチャネル上で記号名が送信さ
れていれば、移動機が証券銘柄情報を受け取るようなときまで、単にその記号名
を表示することができる。
【0041】 次に記載する第2のサブチャネルが始値チャネルである。始値サブチャネルの
主なコンテンツは、特定の記号に関する1日の終わりの取引値である。始値チャ
ネルは、1日の終わりの取引値と共に、このチャネルに対してサービス・プロバ
イダが使用する符号化のタイプ(すなわち形式)、証券の最終取引日付、取引値
が開始値として有効な日付も提供する。この有効日付を使用して、移動機が非活
動期間中(すなわち取引のない期間中)に始値チャネルの再読み取りをしないよ
うにする。本発明の例示的実施形態では、最終取引の日付と有効日付とを組み合
わせることができるが、日付の影響を受けやすい応用分野(例えば統計的な分析
及び比較を実施する応用分野)では、最終取引日の実際の日付を別の情報要素と
して送信することが有利であろう。
【0042】 上記の情報に加えて、始値チャネルはリスト番号、サブリスト番号(必要であ
れば)、Security Symbol(SS)項目、及びリスト項目番号も
提供できる。リスト項目番号は、特定リストに特有か、またはすべてのリストに
共通とすることができる。送信されるデータ量を減らすためにリスト項目番号を
送信しないこともできるが、この値をSSと一緒に送信すると、ワード・エラー
があってもデータを容易に検索することができる。
【0043】 デルタチャネルは、特定記号に関して開始値からの増分または減分を表す値を
提供する。増分/減分値と共に、デルタチャネルは、サービス・プロバイダがこ
のチャネル上で見つける時刻、リスト番号、及びサブリスト番号の情報に使用す
る符号化タイプも提供する。リスト番号を使用すると、ユーザがアクセスを許可
される証券タイプをサービス・プロバイダが制御できるようになる。例えば、ユ
ーザがニューヨーク証券取引所から許可される証券への申し込み数を制限するこ
とができる。同様に、サブリスト番号を使用して、送信される一定セットのリス
トにしかユーザがアクセスできないようにすることができる。例えば、ユーザを
NASDAQ上の通信会社にしかアクセスできないようにすることができる。リ
スト内の各項目にはリスト項目番号が割り当てられる。
【0044】 多くの様々な符号化の技術または形式をデルタチャネルに使用することができ
る。異なるサービス・プロバイダが異なる符号化技術を選べる範囲内では、移動
機が受け取った情報を適切に解釈できるように、符号化技術を識別する情報も報
知するべきである。本明細書では、デルタチャネル用のいくつかの例示的な符号
化技術について記載しているが、当分野の技術者であれば、他の技術が使用可能
であって、本発明の範囲内であるとみなされることを理解されよう。
【0045】 例えば、「ERICY」などの記号情報をデルタチャネル上で送信し、デルタ
チャネル上で送信される証券と各増分/減分値との間の対応関係を明示的に示す
ことができる。あるいは、例えばデルタチャネルの帯域幅要件を減らすこと及び
/または増分/減分情報のリフレッシュ速度を上げることが望ましい場合、記号
識別子情報を完全に省略することが可能であって、その場合、増分/減分値の順
序がそれに関連付けられた記号識別子を暗黙に示すことになる。この後者のオプ
ションが使用される場合、デルタチャネル上で定期的に送信されるオーバヘッド
情報の一部には、何らかの任意の時間に始まるデルタチャネル上の情報読み取り
を開始するときに、移動機が情報と同期化できるようにするための基準値(例え
ば記号シーケンス内で現在の位置を示す数字)が提供されるべきである。
【0046】 明示的に記号値を送信することと、増分/減分値が送信される順序に関連付け
られた暗黙情報のみに依拠して記号を識別することという2つのオプションの折
衷案は、増分/減分値に加えて記号を識別する参照番号を送信することである。
例えば、報知情報サービスによって全体で65,000の証券がサポートされて
いる場合、各増分/減分値と共に16ビットを有する参照番号を送信することが
できる。参照番号は移動機内に事前に格納すること、及び/または前述の他の情
報と共に銘柄チャネル上で受け取ることができる。
【0047】 増分/減分記号は、リストの最初から開始するかまたはリストのシーケンスで
、デルタチャネルを介して順次送信される。明示的に送信される記号参照情報が
ないと想定すると、リストのコンテンツは例えば、+1;38、−11;18、
+12;132と表すことができ、これが移動機によって+1 3/8、−11
1/8、+12 1/32として復号化される。リストには、タイム・スタン
プなどの何らかの一般的なオーバヘッド情報を含めることもできる。デルタチャ
ネル上で情報を送信するためのこの例示的な形式は、変更が整数及び/または分
数値として表されるという仮定に基づいている。しかし他方では、10進変更が
使用される場合、10進表現が提供されるか、または10進変更が何らかの所定
の精度損失を伴う分数、例えば8分の1または32分の1、として表されること
がある。
【0048】 少なくとも米国市場では、ほとんどの証券がどんな所与の日付においても、価
格表現の整数部分で1桁(1〜9)で表すことができる値を超えて変化すること
はない。したがって、本発明の例示的実施形態では、各証券の価格の整数部分を
表すのに、4ビットを提供する。さらに、価格表現の分数部分が5ビットを使用
してデルタチャネル上で送信できるように、各分数は1/32の増分に量子化さ
れると仮定する。次いで、プラス/マイナス記号と、追加の整数値が続くかどう
か(例えば特定の証券についての変更が16ドルより大きかった場合)のインジ
ケータとに与えられるそれぞれ1ビットを含めて、デルタチャネル上で送信され
る1記号当たりの総ビット数は11となる。10進数形式が使用される場合、(
小数を100分の1の精度で表すためには)分数部分に7ビットが必要であるた
め、1記号または1証券当たりの総ビット数は13になる。
【0049】 前述のデルタチャネル概念を使用する例示的実施形態と、完全な証券銘柄、証
券の全現在値などを含むすべての必要な情報が各インスタンスで送信される、よ
り簡単明瞭な実施とを比較してみる。このような実施の場合、出願人は、1証券
当たり約100〜160ビットが必要であると構想し、本発明の使用によって帯
域幅の大幅な減少が達成されることがわかる。本明細書に記載のチャネル化及び
符号化を使用しない場合、送信されるデータが10倍になれば、十分な報知チャ
ネル帯域幅がないこと、またはリフレッシュ速度が(ユーザ側から見て)受け入
れられないほど遅いことのいずれかにより、このようなサービスは実行できなく
なるであろう。
【0050】 本発明に関連付けられた利点をさらに理解するために、以下の例について考慮
する。このサービスは、証券を国内、国外、先物、商品、通貨などのサブセット
に分類できる。1000の証券セットの場合、デルタチャネルを介したこの情報
の送信に必要なビット数(前述のような記号参照なし)は、約1000*11(
前述の第1の例を使用)、すなわち11,000ビットである。この数は、一部
のオーバヘッド(例えばタイム・スタンプ情報、メッセージ・タイプ、サブチャ
ネル識別子など)によって、わずかに、例えば約15,000ビットまで増加す
ることがある。
【0051】 S−BCCHのレイヤ2フレーム当たりの正味ビット数は、約100ビットに
なると予想される。したがって、スーパーフレーム・ベース当たりのタイム・ス
ロット上のスループットは、100/0.6すなわち毎秒約166ビットである
。したがって、このサービスに1スーパーフレーム当たり1つのタイム・スロッ
トだけが割り振られ、この帯域幅がすべてデルタチャネルに使用されると想定し
た場合(以下で論じる帯域幅の時間変動を参照)、1000の証券に関する情報
を送信するには、(ビット・エラーは考慮せずに)約90秒かかることになる。
1スーパーフレーム当たり3つのタイム・スロットが使用された場合、リフレッ
シュ・サイクルは30秒まで減らすことができる。もちろん、他の帯域幅割振り
も可能であり、本発明の範囲内である。
【0052】 証券相場サービスの効率を上げるためには、個々の証券相場サブチャネルへの
帯域幅割振りを、証券市場の状況、例えば時刻に応じて変化させることができる
。市場が取引のためにオープンしているとき、ほとんどの帯域幅はデルタチャネ
ルに割り振られる。これは、前述のように、デルタチャネルが証券の増分/減分
値を提供し、これが取引が発生している期間を通じて継続的に変化する(すなわ
ち更新が必要である)という事実によるものである。他方では、市場がクローズ
してから再度オープンするまでの間、ほとんどの帯域幅は始値チャネルに割り当
てられる。銘柄チャネルは、このチャネルが、例えば株式記号が他の会社に割り
当てられるか、または会社名が修正される場合に対処するために、比較的頻繁な
読み取りを必要としないと思われるので、市場がクローズしているときだけ送信
可能な比較的低い帯域幅チャネルとなる。
【0053】 表1〜3は、市場がオープンしている間とクローズしている間の、本発明のS
−BCCHサブチャネルの一部に関する、暗黙的な帯域幅割振りをまとめたもの
である。以下の記述では、当分野の技術者であれば、S−BCCHのタイム・ス
ロット数の例示的参照が、文字どおりに解釈される必要はなく、論理的サブチャ
ネルの効果的な多重化レートをS−BCCHに反映させるものとして理解されよ
う。表1に示すように、市場がオープンする前に始値チャネルに割り振られる報
知帯域幅は、1、2、または3つのS−BCCHタイム・スロットが可能である
。デルタチャネルは帯域幅を持たなくてもよく、銘柄チャネルは、例えばスロッ
トの1/2または1/3など、比較的低い帯域幅を持つものであってもよい。サ
イクル・タイムは、とりわけ、前述の価格表現用の例示的符号化に基づいている
【0054】
【表1】
【0055】 表2は、市場がオープンしている間の、始値チャネルの暗黙的割振りをまとめ
たものである。始値帯域幅が減ることにより、デルタチャネルがこのサービスで
使用可能な帯域幅の大部分を有することができ、銘柄チャネルは低いかまたはゼ
ロの帯域幅を有することができることが理解できよう。
【0056】
【表2】
【0057】 これらいずれかのチャネルに割り振られる帯域幅は、少なくとも部分的に、全
体として情報サービスに割り振られる報知資源の量に依存することになる。例え
ば、本発明の証券相場サービスの総帯域幅が2つのS−BCCHスロットに制限
された場合、市場がオープンしている期間の割振りは、表3に示すとおりである
【0058】
【表3】 非常に制限された量の帯域幅しか使用できないこのような割振りスキームでは、
銘柄チャネルは、市場がクローズしているときだけしか送信されない。新しく活
動化された移動機の場合、最初の日には証券銘柄の代わりに証券記号が使用され
るか、または存在すれば事前にプログラミングされた名前が使用される。
【0059】 本発明によれば、証券相場サービスは様々な申し込みレベルでユーザに提供で
きる。例えば、基本サービスが広範囲に取り引きされているほとんどの株式を含
み、プレミアム・サービスが商品、通貨、及び先物を含むこともできる。証券相
場サービスは、1つまたは数個の無料サービスを提供し、さらに利用ベースで支
払う他のサービスにアクセスできるようにすることができる。
【0060】 ユーザがこれらの料金が課金される申し込みにアクセスするのを制御するため
に、本発明はサービスのスクランブル化(または暗号化)を提供する。その結果
、ユーザは、特定のサービス・カテゴリにアクセスするために、所定のスクラン
ブル解除(または暗号解除)キーを有する必要がある。
【0061】 ユーザがいったん適切にアクセスを許可されると、移動機はいつでも、前述の
論理チャネルを介して報知され、移動機のプロセッサによってしかるべく処理さ
れたサービス情報を受け取り、ユーザに表示することができる。例えば株式情報
は、ディスプレイ190上で以下のようにユーザに提供される。
【0062】
【表4】
【0063】 前述のように銘柄チャネルは、代替の実施形態で、会社名が表示できるように
するのに必要なマッピングを提供する。
【0064】
【表5】
【0065】 ユーザは、ファンクション・キーを使用して、ディスプレイ190上に表示さ
れる株式情報のリストをスクロールすることができる。いくつかのレベルそれぞ
れに、いくつかのリストが存在する場合がある。ユーザは、本発明によって異な
るリストからフォルダまでの項目が編成できる。例えば、いくつかのリスト及び
いくつかのサービス・レベルから証券を所有しているユーザは、これらの証券を
別々のフォルダに入れることができる。これによって、そのユーザが最も興味の
ある情報を探すためにリスト全体をスクロールする必要はかなり少なくなる。
【0066】 データの検索を容易にするために、サービス情報を前述のようにカテゴリ別に
分類することができる。例えば、情報を業務タイプ(通信、石油、銀行など)、
記号が取り引きされる市場(例えばNYSE、NASDAQなど)、または証券
タイプ(例えば株式、先物、商品など)に従って分類することができる。サービ
ス・プロバイダが異なるカテゴリを設定し、データと共にユーザに送信すること
ができる。1つの証券を複数のカテゴリ(例えば通信及びNASDAQ)に関連
付けられることは明らかである。要求される必要な帯域幅を減らすために、カテ
ゴリ情報をカテゴリのすべてのメンバーまたはサブセット・メンバーに共通の情
報要素として送信することができる。したがってリストを、例えばNYSEカテ
ゴリを最初に送るように編成することができる。このような関係では、通信株式
が送信される。
【0067】 本発明の例示的実施形態では、個々の証券またはフォルダ全体にアラームを設
定することができる。例えば、1つまたは複数の証券の変化または合計値が指定
された制限(または枠)を外れたこと、2つまたはそれ以上の証券の関係が枠を
外れたこと、またはフォルダ全体の変化が枠を外れたことを示すように、トリガ
を設定することができる。その結果、上記で識別された事象の1つがトリガされ
ると、例えばユーザが、可聴信号、アイコンの点滅、またはバイブレータなどの
アラームを介して、その事象を警戒することができる。ユーザが、受信するのに
適したすべてのリストのうちで、(例えば移動機のバッテリの電力または電流消
費を減らすために)特定の範囲だけを受信するように無線通信装置を設定し、関
心のある証券の1つまたは複数が指定した範囲から外れると、トリガは、適格な
リストのより大きなセットまたはより完全なセットの読取りを移動装置に開始さ
せる。さらに、証券が一定のレベルに達するか、または枠外に外れると、移動装
置は(双方向移動機の場合)、SMSメッセージまたは他の形式の通知を他のユ
ーザまたは装置に送信することができる。例えばこれを使用して、証券の売買を
行う仲買業者に電子メール・メッセージを送信することができる。
【0068】 前述の内容から明らかなように、S−BCCH上で所望のデータを提供する適
度に魅力的な証券相場サービス(すなわち高速で、大量の証券を提供するもの)
にするためには、1証券当たりのデータ量が非常に少なくなければならない。本
発明は、データを3つのチャネルに分割し、これらのチャネルへの帯域幅割振り
を市場の状況に応じて制御する。例えば、前述の例示的実施形態のように帯域幅
の大部分をデルタチャネルに割り振れば、本発明の株式相場サービスが、IS−
136に準拠した無線通信システム内で現在使用可能なDCCHの帯域幅制約範
囲内で実行できるようになる。
【0069】 国によっては、株式記号が定義されていない場合がある。その代わりに、証券
の完全な名前または省略名を使用して証券を識別する。この場合、始値チャネル
は、証券記号の代わりに特別な識別子、例えば番号を含むことができる。次いで
この識別子を使用して、銘柄チャネル上で報知される証券銘柄と始値チャネルと
をリンクさせ、デルタチャネル上で記号名または識別子が使用される場合は、始
値チャネルからデルタチャネルへリンクさせる。識別子は記号名として効率よく
動作する。実際に公式な記号名は、これが存在する場合、特殊なタイプの識別子
である。
【0070】 特別な識別子ではなく記号を定義することの利点は、対応する証券銘柄が移動
装置に格納されていない場合、定義された記号を表示できるということであり、
ユーザは特別な識別子を認識できない場合がある。したがって、株式記号ではな
く特別な識別子を使用するシステムの場合、ユーザが認識可能な情報を容易に表
示できるように、証券銘柄と特別な識別子との間のマッピングを使って遠隔装置
を事前にプログラミングすることが望ましい。
【0071】 銘柄チャネルを送信する代替の実施形態は、特に銘柄チャネルのコンテンツ送
信速度が始値チャネル及びデルタチャネルのコンテンツと同じ場合には、すべて
の情報(名前、開始値、変更)を1つの共通チャネル内で送信するのと同じこと
にあり、本発明の利点の一つ(例えば報知資源の利用が少ないこと)は生じない
【0072】 移動装置がローカル通信設備、例えば赤外線または無線リンクを備えている場
合、受信したデータを汎用コンピュータ、例えばラップトップPCに送信するこ
とができる。移動モデムが典型的にはユーザ・フレンドリな、または機能豊富な
ユーザ・インターフェース及びアプリケーション・プログラミングを備えていな
いので、このような装置ではデータの分析がかなり容易である。PCにはユーザ
のポートフォリオが常駐している場合がある。PCは、移動機によってリレーさ
れるときに様々なサブチャネルを介して報知される情報を分析するためのプログ
ラムを有する場合があり、さらにこのプログラムは、より高度なトリガに従って
ユーザに警告すること及び/またはユーザのポートフォリオに関連する評価を含
むことが可能である。
【0073】 前述のように、デルタチャネルは、サービス・プロバイダによって情報が提供
される証券について送信される増分/減分値に関連付けられた、時刻インジケー
タを含むことができる。この時間インジケータは、これらの値に関連付けられた
最終取引時間(すなわちデルタチャネル内に提示された変動値が証券市場内で有
効であったとき)、及び/または値のバッチ(例えばアクティブ・セット内に含
まれる証券の全セット)が最初にデルタチャネル上に送信されたときの送信時間
を反映することができる。サービス・プロバイダは、デルタチャネル上で送信さ
れる値が、過去のある特定の所定時間に発生した取引、例えば20分の遅延を反
映するように指定することができる。
【0074】 (前述の任意の技術に従って)証券の値に関連付けられた時間を、ユーザの移
動機のディスプレイ上に提示することができる。ビット・エラー(またはより具
体的にはワード・エラー)により、フレームの中には(例えば前述のIS−13
6に準拠したシステムの場合にはレイヤ2のS−BCCHフレーム)回復されな
いものがある。デルタチャネルのコンテンツのリフレッシュ速度が、チャネルの
サイクル長さと同じ場合、失われた情報は二度と表示されない。したがって、移
動機は、一部の証券に関する現在値情報を、他の証券よりも多く有することがで
きる。増分/減分データがデルタチャネル上で反復される場合であっても、特定
性セキュリティに関して以前に失われたデータの第2のインスタンスが復号可能
であるという保証はない。したがって、数サイクル前の変動値に基づいて計算さ
れた値を使用して、一部の証券を表示することができる。
【0075】 本発明の例示的実施形態により、表示された株式値及び/または時間インジケ
ータが、受け取ったデルタチャネル情報によってリフレッシュされた時間を示す
特別なインジケーションを、ユーザに与えることができる。例えば、タイム・フ
ェーデッド・インジケータを使用して、表示される値のカラー及び/または輝度
を調整することで、値がリフレッシュされた相対的時間を示すことができる。あ
るいは、値が最近更新されたこと、またはその逆に値が比較的古いことを示すア
イコンを、ディスプレイ上に配置することができる。このインジケーションは、
数秒または数10秒間で消えるようにするか、あるいは送信のサイクル長さのリ
フレッシュ速度またはシステム内における変更更新のリフレッシュ速度に関連さ
せることができる。
【0076】 情報がどの程度最近更新されたかのインジケーションは、情報の完全なセット
を送信するためのサイクル時間と、サービス・プロバイダが報知データをリフレ
ッシュする速度とが異なる場合には、前者ではなく後者に結びつけられていなけ
ればならない。例えば、送信のサイクル長さが1分であり(すなわち情報の完全
なセットが、デルタチャネル上で1分ごとに送信され)、サービスは5分ごとに
しか情報を更新しない場合、増分/減分値は、サービス・プロバイダが更新する
までに5回繰り返されることになる。このような場合、表示される情報の時間イ
ンジケータは、以前のデルタチャネル・サイクル内にある同じ情報をすでに受信
して復号した場合に、移動機が最も新しく繰り返されたデルタチャネルのサイク
ルを正確に復号できたかどうかではなく、表示された値がサービス・プロバイダ
から使用できる最も新しいものであるかどうかに関してのみ、ユーザに警告すべ
きである。取引の時間を提供すること、または報知チャネル内で変更インジケー
タを使用することによって、移動装置は、デルタチャネル内で更新されたコンテ
ンツと繰り返された情報との差異を識別することができることになる。
【0077】 コンテンツのリフレッシュ速度とサイクル時間との差異は、移動機がデルタチ
ャネルを読み取る方法を調整するための機会も提供する。例えば、IS−136
を例示的な技術として使用すると、受け入れ可能または拒否可能な最小分割デー
タはレイヤ3メッセージである。レイヤ3メッセージは、255オクテットまで
のデータを含むことができる。メッセージの全長さを搬送するためには、いくつ
かのレイヤ2フレームが必要である。1つのレイヤ2ワードが回復できない場合
、全体のメッセージを高位レイヤに提示することはできない。他のレイヤ2フレ
ームが回復可能であることを必要とせずに情報が繰り返される場合、失われたレ
イヤ2フレームの読取りを移動機が再試行できるようにするメカニズム(例えば
ナンバリング)がある。
【0078】 本発明に従って報知情報サービスを介して送信されるデータのタイプは、例え
ば他のシステム報知情報よりも頻繁に変更されるため、必要以上に多くのレイヤ
2フレームを送信しないように、メッセージ長さを構築することが望ましい。こ
れによって、所与のフレーム・エラーの確率では、第1回の試行で完全なメッセ
ージを再構築する可能性が増加する。メッセージが失われると、典型的にはデル
タチャネル内のいくつかの項目が失われる。典型的には、いくつかのレイヤ3メ
ッセージがデルタチャネルの全サイクルを搬送する必要がある。メッセージの長
さを減らし、これに応じてメッセージの数を増やすことで、移動機は各サイクル
について、1サイクル内でより多くのデータを回復させることができる。コンテ
ンツ・リフレッシュ時間がサイクル時間よりも遅い場合、移動機は後続のパスで
、前のサイクルで失われたメッセージの回復に集中することができる。
【0079】 例えばデルタチャネルの一部としての報知チャネルは、コンテンツ・リフレッ
シュ・サイクル内での反復回数及び現在のサイクル数を記述することができる。
前の例を使用すると、システムは次いで、コンテンツ・リフレッシュ・サイクル
が5報知サイクルであること、及びこれが5つのうちの2サイクルであることを
報知できる。これにより移動機は、前のサイクルで反復情報が適切に復号されな
かった場合、または新しいコンテンツ・リフレッシュ・サイクルが開始されてい
る場合に、反復された情報のみを読み取ることが可能になり、これによって今度
は移動機のバッテリ寿命が増加することになる。
【0080】 デルタチャネルのコンテンツはメッセージごとにグループ分けされるので、(
前述のような送信または取引の)タイム・スタンプを、デルタチャネル内の項目
ごとではなく、メッセージの一部として送信することができる。これによって、
タイム・スタンプ・データを提供する際のオーバヘッドが減少する。同様に、特
有のメッセージに含まれる特定のデルタチャネル項目に共通の任意の他の情報タ
イプを、メッセージ内で1度に送信することができる。他の2つのチャネル・タ
イプに共通の属性も、レイヤ3メッセージ内にまとめるのに等しく好適である。
このようにまとめることは、プロトコル全体に見られる任意の他のレイヤまたは
セグメント化で使用することもできる。
【0081】 例えば、前述のように、報知チャネルをいくつかのサブチャネルに再分割する
ことができ、いくつかのメッセージを1つのサブチャネルで送信することができ
る。したがって、本発明のこの例示的実施形態に従った3つのチャネル・タイプ
を、例えば単一のサブチャネル内で搬送することができる。共通のオーバヘッド
のバンドルは、属性に必要となる帯域幅を減らすために、最高位の共通ポイント
で実行されるのが最も好ましい。例えば報知チャネルの特定サービス、サイクル
長さ、サイクル反復回数、リスト番号、データを暗号解読するための情報などを
識別するのに重要な性質の情報は、最小時間量よりも多く、すなわちサイクル内
の最高位共通ポイント当たり1回送信するだけでなく、繰り返すことができる。
移動機がこの情報を読み取ることができない場合、特定の情報タイプによっては
、情報ストリームと同期することができず、次に表示されるのを待たなければな
らないことがある。したがって、すべての報知サービスと同様に、帯域幅の効率
と、新しく到着した移動機のログイン時間との間に兼ね合いが生じる。
【0082】 <スポーツ情報サービス> 本発明に従った効率的な送信のためのサブチャネル化に好適な、報知情報サー
ビスの他の一例が、スポーツ・ニュースである。例えばCNNヘッドライン・ニ
ュースでバナーにテキスト形式で表示されるスポーツ情報も、無線チャネルで効
率的に送信することができる。
【0083】 このチャネルは、本明細書ではCanned Sports Service
(CSS)と呼ばれ、報知モード及びポイント対ポイント・モードの両方で送信
することができる。ポイント対ポイント・モードは、FACCHチャネルまたは
SACCHチャネル上で送信されるアドレス付きメッセージ(またはメッセージ
・セット)であって、CSSサービス識別子によって識別される。このサービス
は、パケット・データ・チャネルを使用してサーバからアクセスすることもでき
る。ポイント対ポイント・モードの場合、移動機は特定のスポーツ結果に関する
要求を発行するか、または日中定期的に、具体的に言えばそのリーグがプレイし
ているときに、自動的にその結果を受け取ることができる。報知モードでは、シ
ステムのアクセスは必要ない。
【0084】 CSSで表示できる情報の一例は、以下のようになる。
【0085】 New York Rangers − Pittsburgh 2−0 Miami − Detroit 1−4 最初の行には34オクテットが含まれる。2行目は、名前に含まれる文字が比
較的少ないチーム名の例である。2行目には20文字必要である。必要なオクテ
ット数には、文字が表示されない1つの「ライン・ブレーク」と、名前の間にあ
るすべてのスペースが含まれる。この表示には54文字が必要である。上記の2
つの結果を平均すると、1結果当たり27オクテットが必要であり、これは8*
27=216ビットである。ほとんどの無線システム(例えばIS−136)で
見られるSMSサービスに基いた既存のテキストを使用して、この情報を送信す
ることができる。前述の証券相場サービスと同様に、本発明のこの例示的実施形
態の一目的は、このタイプの情報を送信するのに必要なビット数を大幅に削減す
ることである。
【0086】 米国及びカナダでは、多くの人が関心を寄せるスポーツはほんの数個のリーグ
に編成されている。主なリーグは、NHL(アイス・ホッケー)、NBA(バス
ケットボール)、MLB(野球)、NFL(フットボール)などである。スポー
ツ情報組織のこの特徴を利用して、以下のように、スポーツ情報を無線報知用に
サブチャネル化するのを助けることができる。
【0087】 CSSの第1の例示的実施では、関心のあるすべてのリーグにリーグ識別子(
LI)が割り当てられ、リーグ内のすべてのチームにリーグ・メンバー識別子(
LMI)が割り当てられる。したがって、LIとLMIとの組み合わせによって
、チームとスポーツのタイプが一意に識別される。1つのリーグには最高32の
チームがあると仮定する。したがって、LMIに必要なビット数は5ビットであ
る。結果には1桁(すなわち4ビット)あれば十分であると仮定する。スペース
、ダッシュなどを送信することは必要とされない。必要な総ビット数は5+5+
4+4=18ビットとなる。これを、送信する必要のあるプロトコル・オーバヘ
ッド・ビットを考慮せずに、216ビットが必要なテキスト・ベースの送信例と
比較してみる。
【0088】 CSSに使用されるこの例示的形式は、非常に効率的であるが、あまり柔軟性
がない。結果を表示するための1桁は、多くのスポーツ、例えばフットボールに
は不十分である。チーム数は32を超える場合がある。したがってこの形式は、
さらに多くの桁が続くかどうかを示す継続フラグを含むか、または各数字の結果
を記述するのに何ビット使用されるかを記述する長さインジケータを使用するこ
とができる。当分野の技術者であれば、長さインジケータ及び継続フラグを提供
すること自体は、例えばIS−136を参照すると、報知情報を適切に読み取る
のに必要な情報を受信機に提供するために、当分野で知られていることを理解さ
れよう。柔軟なプロトコルには、1結果当たり、さらに数ビットが必要であろう
。ただしこのままでも、効率性は自由形式のテキスト・ベース送信の10倍以上
である。
【0089】 本発明の他の例示的実施形態に従ってCSSに使用されるプロトコルには、以
下の2つのチャネルが含まれる。
【0090】 1.CSS Programming(プログラミング)チャネル(CSS−
PC) 2.CSS Result(結果)チャネル(CSS−RC) CSS−PCチャネルには、以下のものが含まれる。
【0091】 ・CSS−PC識別子 ・リーグ識別子(LI) ・項目数 ・リーグ・メンバー識別子(LMI)セット ・チーム名 銘柄チャネルと同様、CSS−PCは典型的には報知チャネルがあまり忙しく
ない時刻、例えば夜間に送信することができる。CSS−PCのコンテンツは、
移動機製造業者が事前にロードするか、無線活動化またはプログラミング事象(
例えば移動機に電話番号が割り当てられるとき)の一部として移動機に送信され
るか、またはローカル通信(例えばケーブル、赤外線、短波無線リンク・サービ
スなど)によって装置内に格納されることもできる。CSS−PCは、例えばN
ew York Rangersなどの名前を、例えば番号などの識別子にリン
クさせ、このマッピングを移動機内に格納することができる。次いでCSS−R
Cは、チームを示すのにこの識別子を使用する。装置は識別子を、ユーザに表示
されるチーム名にマッピングする。
【0092】 CSS−RCチャネルには、以下のものが含まれる。
【0093】 ・CSS−RC識別子 ・LI(1) ・項目数 ・結果1、結果2、…、結果n、…、結果m ・LI(2) ・項目数 ・結果1、結果2、…、結果n、…、結果p ・… ここで、各「結果n」には、2つのLMI及び得点が含まれる。長さインジケ
ータ、継続フラグなど、ならびに、プロトコルがコンテンツを柔軟に表示できる
ようにするために各「結果n」項目に加えることができる同様のオーバヘッドは
、上記に表示していない。
【0094】 CSS実施形態の他の実施例によれば、リーグ識別子(LI)は、すべてのリ
ーグに関するチーム識別子(TI)の共通セットに置き換えられる。例えば、米
国及びカナダの大都市に、識別子(例えば番号)を割り当てることができる。都
市が1000の場合、すべての都市を表すには10ビットが必要である。
【0095】 LMI全体に渡るTI概念の利点は、チームがリーグに加入したりリーグから
脱退したりするときに、再プログラミングが不要なことである。TI及びLMI
の大きさに応じて、必要な帯域幅(送信されるビット数)も異なる場合がある。
必要な帯域幅のほとんどが、リーグ識別子ではなく結果に使用され、リーグはそ
の省略形(例えばNBA)で知られているため、リーグ識別子は重要な帯域幅の
効率性を損なうことなく、テキストとして直接送信することができる。したがっ
て、十分な数の都市が定義されれば、TI概念にはプログラミング・チャネルが
まったく必要ない。都市Xと都市Yとの間では、任意のスポーツ結果を帯域幅効
率の良い方法で表示することができる。スポーツのタイプだけを符号化されない
テキスト形式で送信するか、またはLIとテキストの組み合わせを使用すること
ができる。
【0096】 LMI概念の一利点は、例えばNew YorkではなくNew York
Rangersのように、都市名だけではなくチームのフルネームが表示される
ことである。例えばNew York YankeesとNew York M
etsのように、リーグ内で同じ都市に関連付けられたチームが2つある場合、
TI概念では他の問題が生じる。
【0097】 この第2の例示的実施形態の場合、Resultチャネルには、次のものが含
まれる。
【0098】 ・CSS−RC識別子 ・地理的領域(例えば米国/カナダ) ・結果の第1セットを記述するテキスト(例えばNBA) ・項目数 ・結果1、結果2、…結果n、…結果m ・結果の第2セットを記述するテキスト ・項目数 ・結果1、結果2、…結果n、…結果p CSS Resultチャネルでは、上記で定義したいずれかの形式を使用し
て、事前に定義された(定型の:canned)形式を使用する補助情報を送信するこ
とができる。定型メッセージを使用することで、帯域幅要件を低いレベルで維持
することができる。例を以下に示す。
【0099】 CSS−RCの補助情報は、例えば次のものを定義するインジケータであって
よい。
【0100】 最終結果 ハーフ・タイム N番目のクォータ(N=1、2、3、4) 中止 遅れ さらに、いずれかの定型メッセージが特定のゲームまたは試合の状況を記述す
るように適応可能でない場合に、特定用途に埋込みテキストも送信することがで
きる。補助定型情報及び埋込みテキストの例を以下に示す。
【0101】
【表6】 「final」という単語は定型メッセージ(移動機内に格納済みのメッセージ
・セットにマッピングされている、ほんの数ビットのみ送信要求するだけで、「
final」という単語を表示することができる)であり、イタリック体のテキ
ストが埋込みテキストである。特定の語句が埋込みテキストとして送信される頻
度が多いほど、そして、その語句が長いほど、定型ソリューションを用意する動
機が強くなる。例えば、Detroit ready for play−of
fは、LMIまたはTIにDetroitを識別させ、「ready for
play−off」を定型メッセージのセットに割り当てることによって、定型
文にすることができる。
【0102】 CSSの第3の例示的実施では、ゲームの開始前にチームのペアを決定する。
前述のいずれの技術を使用しても、そのペア(LMI、TI、またはテキスト)
を定義することができる。移動機のペア・プログラミングは時間がそれほど重要
ではないので、ゲームが開始される前に、比較的少ない帯域幅を割り当てること
ができる。LMIまたはTIのペアにはペア番号(PN)が割り振られる。例え
ば、ニューヨーク・ヤンキースとバルチモア・オリオールズとのゲームにはPN
=1を割振り、ボストン・レッドソックスとカリフォルニア・エンジェルスとの
ゲームにはPN=2を割り振ることができる。移動機はこの情報を格納すること
ができる。
【0103】 ゲームが開始されると、PN及び結果だけが送信される。例えば、1、2、1
と送信された場合、移動機が解釈して「ニューヨーク・ヤンキース2 バルチモ
ア・オリオールズ1」と表示する。あるいは、PNの順に結果を送信することが
できる。したがって、得点だけを送信すればよいので、必要な帯域幅がさらに少
なくなる。この例示的実施形態では、移動機がペアリング情報を得てから得点情
報を解釈する必要がある。したがって、ペアリング情報を得点チャネルとは別の
サブチャネル上で送信することが可能であり、前者は1日に1回だけ読み取れば
よい。このペアリング実施形態では、前述のような補助情報の送信も適用可能で
ある。
【0104】 <他の例示的応用> 本発明は、例えば天気報知サービスを提供するのにも使用できる。天気情報は
、例えば図5〜7に例示したように、別々のプログラミング・チャネル上で報知
することができ、それぞれのチャネルで、天気情報に関連付けられた地域(例え
ば都市、郡)が識別される。このプログラミング・チャネルは、国内の様々な地
域における様々なコンテンツを有することができる。天候の種類は、予め、即ち
定型メッセージとして、定義することもできる。ちょうど良い定型メッセージが
ないか、または使用可能な定型情報以外にメッセージが必要な場合、この天気ア
プリケーション応用例のために、前述のスポーツ得点応用例とほぼ同じ方法で埋
込みテキストを送信することもできる。
【0105】 報知天気情報の例には、次のものが含まれる。
【0106】
【表7】 上述の例では、下線の付いたそれぞれのテキスト・セグメントを、定型メッセー
ジとして、即ち、天気報知サブチャネル上で識別子を送信し遠隔端末のメモリか
ら表示メッセージを検索することで、提供することができる。「ウェイク群では
」というテキストは、一地方用にプログラミングされたメッセージであり、すな
わち、移動機の所定のサブセットだけがこのメッセージをそれ自体のメモリ内に
格納することができる。このイタリック体の部分のテキストは埋込みメッセージ
であり、すなわちテキストとして報知することができる。他のテキスト・セグメ
ントは一般的なものであるため、すべての国に共通のプログラミング・メッセー
ジである。したがって、プログラミング・チャネルは、メッセージ及び短い識別
子へのリンクを定義し、いくつかのサブチャネルを有し、異なるタイプのサービ
ス/帯域幅の利用を提供することができる。一地方、地域、及び国ごとのプログ
ラミング・チャネルが考えられる。
【0107】 分離して表示されるため、天気情報のテキスト量と必要なリフレッシュ速度の
組み合わせは、証券相場情報ほど送信するのに負担がかかるものではない。した
がって、この報知天気サービスアプリケーションは、所望の情報がすべて報知サ
ブチャネルを介して直接報知される、そのままのテキスト形式を使用することが
できる。ただし、他の報知情報サービスと一緒に使用される場合は、天気情報用
のチャネル化形式も開発するのが正当である。他の報知応用例のためにチャネル
化プロトコルが開発されている場合、遠隔装置が前述のチャネル化方式を使用し
て天気情報も処理することで複雑になることはほとんど、あるいはまったくない
【0108】 本発明に従ったチャネル化及び符号化技術の他の暗黙的な応用例は、報知ニュ
ース・サービスである。このタイプの情報は、本明細書に記載された一部の他の
例示的実施形態に比べて、定型メッセージにはそれほど好適ではなく、これらの
階層型チャネル構造タイプにはそれほど好適ではない。ただし、報知情報ニュー
ス・サービスには、例えば、大統領、議会、上院、…承認、棄却、提案、選挙、
無効、訴訟など起こりうる表現に好適なキー・ワードが存在する場合がある。こ
のような場合、チャネル化されたニュース方式は、例えば1つまたは複数のチャ
ネル化された証券相場サービス、チャネル化されたスポーツ情報サービス、チャ
ネル化された天気サービスなどと共に採用される可能性もある。あるいは、本出
願と同日に出願され、その開示が参照により本明細書に組み込まれた、同時係属
中のAlex K.Raithらの米国特許出願「A Headline Hy
perlink Broadcast Service and System
」に記載されたように、ニュースを報知ヘッドライン・ハイパーリンク・サービ
スとして提供することができる。
【0109】 さらに本発明の技術に関する他の例示的応用例は、空港情報に関する報知サー
ビスである。このようなサービス用に報知可能な情報の例には、次のものが含ま
れる。
【0110】
【表8】
【0111】 前述の例と同様に、下線が付いたテキストは、端末で定型メッセージとして報
知及び再生成することが可能であって、イタリック体の情報は埋込みテキストと
して送信可能である。1つの航空会社しか使用しないユーザの場合は、自分の遠
隔局にフィルタをセットして、その航空会社に関するフライト情報のみを表示さ
せ、任意選択として特定の航空会社に関係しない一般情報を含めることができる
。この例では、時間(6:10)が定型メッセージではなく埋込みテキストであ
る。当分野の技術者であれば、定型メッセージを定義する場合または特定セット
のワードや時刻を埋込みテキストに依拠する場合に、多くの代替例が存在するこ
とが明らかになろう。
【0112】 シカゴのオヘア空港などの大規模な空港を悪天候が襲った場合、何百ものフラ
イトに影響が出る可能性がある。したがって、情報の全リストには、前述の1行
と同様に何百行もの情報を含めることができる。この情報は1時間に何回か更新
できる。したがって、定型テキスト方式では、必要な報知帯域幅を解放すること
はなく、一部のサブチャネル上で報知される情報の帯域幅を減らすための関係を
提供しているチャネル化方式が望ましい。
【0113】 ユーザが使用可能な報知情報の制限付きサブセットにだけ関心を持つことがで
きるので、報知情報のフィルタリングも望ましい。例えば、ユーザは関心のある
フライト番号、例えばAA 80を遠隔装置に入力することができる。その後ユ
ーザは、関心のある特定のフライトに関する情報があれば、(例えば可聴音によ
って)警告を受ける。報知空港サブチャネル上で変更フラグまたはタイム・スタ
ンプを使用して、同じ情報を続けて受信した場合には警告が繰り返されないよう
にすることができる。
【0114】 以上、本発明に従ったチャネル化技術をどのように使用して、無線通信システ
ムに関連付けられた乏しい報知資源の使用量を大幅に減らす方法で、様々なタイ
プの情報を効率よく送信するかを説明するために、例示的証券相場情報サービス
及びスポーツ得点情報サービスについて詳しく述べてきた。これらの技術は、次
のように一般化することができる。
【0115】 移動機内での表示、格納、または編成用に処理される報知情報を、本発明に従
って、本明細書では「アソシエーション」と呼ぶものとする情報要素のセットと
してグループ分けできることについて考えてみる。情報要素は明示的(例えばビ
ット・フラグまたはフィールド)でも暗黙的(implicit)(例えばシーケンシン
グ)でもよい。1つのアソシエーション内にある少なくとも1つの要素が、他の
アソシエーション内にある少なくとも1つの要素とは異なる帯域幅を必要とする
ことを認識した上で、所与の情報サービスに関して少なくとも2つのアソシエー
ションが階層的方法で生成される。第1のアソシエーションは、そのアソシエー
ション内で比較的高い帯域幅を消費する要素と、送信用に低い帯域幅を必要とす
るアソシエーション内の他の要素との関係を生成する。第2のアソシエーション
も、複数の要素を含み、そのうちの1つが第1のコンテキストの明示的部分また
は暗黙的部分のいずれかであり、それらの間のリンクを生成する。
【0116】 この概念は図8に示されている。ここでは、各アソシエーションが四角形で表
されている。各情報要素はアソシエーションの四角形の中に丸で表されている。
かっこで囲まれた丸は、暗黙的情報要素を表す。水平な線は、送信される情報を
効率的にチャネル化するのに使用される関係を表し、垂直または概ね垂直な線は
、異なるアソシエーション内にある要素間のリンクを表している。当分野の技術
者であれば、1つのアソシエーション内にある各情報要素間には効率的な関係が
存在するが、関係の中には遠隔端末内でのマッピングの提供に依拠することが可
能なものと、そうでないものがあることを理解されよう。1つのアソシエーショ
ン内にある要素間の関係と、異なるアソシエーション内にある要素間のリンクと
を組み合わせることによって、帯域幅利用を最適化するためのメカニズムが提供
される。通常、任意の特定情報サービスについて、アソシエーションの数及び各
アソシエーション内の要素数は任意であり、情報要素のタイプ及びその情報要素
を移動機側で更新する必要がある回数とによって決められる。
【0117】 この抽象概念をより明確にするため、前述の証券相場実施形態の例について考
えてみる。ここでは、図9A〜図9Cに示すように、アソシエーションと要素の
、一般化された構造を用いて説明する。ここで、第1のアソシエーションは銘柄
(証券銘柄)アソシエーションである。このアソシエーション内にある情報要素
には、比較的頻繁に送信されない、例えば証券のフルネーム、この証券に関連付
けられた株式市場の名前などが含まれる。さらに、記号名と証券銘柄との関係を
生成することが望ましいため、このアソシエーションの一部は記号名であり、こ
の関係を使用して証券相場サービス用の帯域幅使用率を最適化することができる
【0118】 第2のアソシエーションは、スタートアソシエーションである。スタートアソ
シエーションには、始値情報要素と、記号情報要素と、例えば特定の証券が配当
金の支払い期日になるとユーザに通知される配当金更新情報など、第1のアソシ
エーション内にある要素よりはいくぶん頻繁に送信される可能性のある任意の他
の情報要素とが明示的に含まれる。この例では、情報が送信される順序、例えば
記号情報要素の順序が、記号情報要素に関係するシーケンス番号として参照され
る暗黙的な情報要素(かっこで囲まれている)を確立する。
【0119】 第3のアソシエーションは、デルタアソシエーションである。ここでシーケン
ス番号が明示的に送信され、第2及び第3のアソシエーション内にある要素間に
リンクを与える。変動値も各証券に送信される。第1及び第2のアソシエーショ
ン内で生成された2つの関係、すなわち証券銘柄対記号、及び記号対シーケンス
番号の関係を使用すること、ならびにアソシエーション間でこれらの要素をリン
クすることによって、移動機はデルタチャネルを読み取り、提示された情報の順
序に基づいて、各値に関連付けられた証券のフルネームを表示することが可能で
あり、システムはシーケンス番号及び変動値のみを送信するだけでよい。
【0120】 代替実施例が図9B及び図9Cに示される。図9Bでは、シーケンス番号が第
2のアソシエーション内では明示的に送信され、第3のアソシエーション内では
暗黙的に送信される。図9Cでは、シーケンス番号が第2と第3の両方のアソシ
エーションの暗黙的要素であってもよいことがわかる。
【0121】 他の変形実施例も明らかである。例えば、図9A〜図9Cの例では、各アソシ
エーションを各階層方向で1つのアソシエーションにリンクさせているが、様々
なアソシエーションを、1つまたは複数の他のアソシエーションとそれぞれの方
向でリンクさせてもよい。さらに、アソシエーション内に任意数の関係を提供し
て、少ないサイクル時間のコンテキストで送信される情報量を減らすことができ
る。アソシエーションは様々な時間、例えば取引時間中または取引時間後に送信
するか、あるいは同時に送信することができる。同時に送信される場合、コンテ
キストは非同時的に、すなわちそれらコンテンツの様々なサイクル時間及び/ま
たはリフレッシュ速度で送信することができる。「サイクル時間」という語句は
、とりわけ、特定情報要素の同じインスタンスが反復される時間間隔量、例えば
デルタチャネル上のERICYに関連付けられた変更情報要素を報知する時間間
隔量を表すことを理解されよう。「リフレッシュ速度」という語句は、特定情報
要素の各インスタンスに関連付けられた値を例えばサービス・プロバイダが更新
する時間間隔を表し、例えば、デルタチャネル上で報知されるERICY株式の
変動値を、サービス・プロバイダがどの程度の頻度で更新するかを表すものであ
る。サイクル時間及びリフレッシュ速度は、所与のサブチャネルまたはアソシエ
ーションによって、ならびに異なるサブチャネルとアソシエーションとの間で、
異なる場合がある。例えば、リフレッシュ速度がサイクル時間よりも大きい場合
、一定の値を再度報知することができる。このような場合、変更フラグを使用し
て、現在報知されている情報が新しいものであるか再度報知されたものであるか
を示すことができる。本発明によるチャネル化技術を導入することによって、階
層構造の最下位チャネルについて、帯域幅要件またはサイクル反復間隔が減少す
る。
【0122】 効率的な報知資源の使用率に加えて、本発明のチャネル化及び符号化技術は、
他の重要な利点、具体的に言えば、様々な報知チャネルまたはサブチャネルを介
して受信した情報のコンテンツを知るためのアプリケーション・プログラム機能
を提供する。例えば、ページャ上に表示するために単にテキスト・メッセージを
報知するだけのサービスと比較すると、本明細書に提示されたチャネル化及び符
号化技術は、受信したまたは受信しなかった情報のタイプに関する知識を、受信
側装置に明示的または暗黙的に与える。例えば、帯域幅にとって比較的非効率的
な方法で、メッセージ「ERICSSON 53 3/8 +1/2」を報知し
、ページング装置上に逐語的に表示する、報知情報サービスについて考えてみる
。このメッセージは逐語的に表示されるため、ページャは受信する情報について
何も知る必要がなく、従って、この情報を効率的に処理することも、或いは、特
定の情報を受信したか、或いは受信していないかを認識することもできない。
【0123】 これとは対照的に、本発明に従ったチャネル化及び符号化技術は、情報要素間
の構造及び関係を生成し、これを使用して、帯域幅を効率的に利用することに加
えて、どの情報要素を受信したか、及び例えばチャネル・エラーによってどの情
報要素を受信しなかったかに関する情報を遠隔装置に提供することもできる。さ
らに、受信した情報のコンテンツがより簡単にわかるようにする遠隔装置の機能
によって、データの編成、提示、及び管理が容易になり、さらに新しい情報要素
を追加できるため、改良された後方互換性が提供される。
【0124】 報知空港情報サービスは、自由形式テキストとは対照的に、遠隔端末がコンテ
ンツについて知るために使用するチャネル化形式で情報を報知する利点を実証す
る他の例をさらに提供する。車を運転して空港に向かっているドライバが、入っ
てくるすべてのフライトに関する情報をスクリーニングして、自分のフライトが
ある場合、それに関連付けられた情報を見つけるのには困難を伴うであろう。
【0125】 本明細書では具体的に論じないが、当分野の技術者であれば、ネットワーク・
オペレータ及びシステム・プロバイダが、本明細書に記載されたような報知情報
サービスへのアクセスを監視及び制御するための技術及び手順の確立を望むこと
を理解されよう。特有の技術については、本出願と同日に出願され、その開示が
参照により本明細書に特に組み込まれた、同時係属中のAlex K.Rait
hらの米国特許出願「Broadcast Service Access C
ontrol」に記載されており、この報知サービス・アクセス制御技術は、本
明細書に記載されたチャネル化及び符号化技術と組み合わせることができる。
【0126】 以上、本発明について証券相場サービスに関して記載してきたが、当分野の技
術者であれば、情報がユーザに対して報知される他のシステムにも本発明が等し
く適用されることを理解されよう。例えば、本明細書に記載のリンクされた(階
層構造の)チャネルが、任意のタイプのチャネル上で送信できることに留意され
たい。したがって、特定サービス内でリンクされたチャネル上を送信される任意
の情報要素は、報知のポイント対ポイント・チャネル上で送信できるか、あるい
はローカル手段(例えば、赤外線、ケーブル、ローカル無線通信)によって電話
に入力するかまたは電話を製造するときに装置内に格納することができる。した
がって、デルタチャネル、スポーツ得点チャネル、空港状況チャネルなどを、報
知チャネル上ではなく、ポイント対ポイント・メッセージとして送信することが
できる。チャネル・リンクによって、任意のチャネルを使用し、任意の無関係な
時間に任意のチャネルを送信することができる。さらに、論理チャネルが既存の
チャネル構造にリンクされる方法を容易に変更し、異なるシステムに適合させる
ことができる。当分野の技術者であれば、請求の範囲に記載された本発明の精神
または範囲を逸脱することなく、教示された技術の多くの変形態様及び組み合わ
せを考案することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スーパーフレームにグループ分けされたタイム・スロットを有するデジタル制
御チャネル(DCCH)の一般図である。
【図2】 本発明を実施することができる例示的な無線電話システムを示す図である。
【図3】 本発明の実施に使用できるハイパーフレーム構造を示す図である。
【図4】 本発明の実施に使用できるDCCHの論理チャネルを示す図である。
【図5】 本発明により証券相場サービスに関連付けられた情報を報知するのに使用され
る論理チャネルの、他の例示的下位区分を示す図である。
【図6】 本発明により証券相場サービスに関連付けられた情報を報知するのに使用され
る論理チャネルの、他の例示的下位区分を示す図である。
【図7】 本発明により証券相場サービスに関連付けられた情報を報知するのに使用され
る論理チャネルの、他の例示的下位区分を示す図である。
【図8】 本発明による一般化したチャネル化技術及び符号化技術を示す図である。
【図9A】 本発明による一般化したチャネル化技術及び符号化技術を示す図である。
【図9B】 本発明による一般化したチャネル化技術及び符号化技術を示す図である。
【図9C】 本発明による一般化したチャネル化技術及び符号化技術を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/113,317 (32)優先日 平成10年7月10日(1998.7.10) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信システム内で報知情報を提供するための方法であっ
    て、 報知制御チャネルを、各論理サブチャネルが複数の情報要素を含む複数の論理
    サブチャネルに分割するステップと、 第1の前記複数の論理サブチャネルと第2の前記複数のサブチャネルとを、前
    記第1及び第2の両方のサブチャネルに共通の情報要素を提供することによって
    リンクさせるステップと、 前記第1及び第2のサブチャネルを報知するステップとを含むことを特徴とす
    る方法。
  2. 【請求項2】 前記報知情報が証券情報であって、 前記第1の前記複数の論理サブチャネルが、証券記号情報要素及び証券銘柄情
    報要素の複数のインスタンスを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の前記複数の論理サブチャネルが、証券取引終値の
    複数のインスタンスを提供することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 第3の前記複数の論理サブチャネルが、証券の値が増加また
    は減少した量を表す値の複数のインスタンスを提供することを特徴とする請求項
    3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 所定の事象に応答して、前記複数の論理サブチャネルのそれ
    ぞれに割り当てられた帯域幅の量を変えるステップをさらに含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記所定の事象が、株式市場が取引をオープンしているかク
    ローズしているかであることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記報知チャネルが、ショート・メッセージ・サービス報知
    チャネルであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記報知情報がスポーツ情報であり、 前記第1の前記複数の論理サブチャネルが、リーグ識別子の複数のインスタン
    スを搬送することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 移動機に証券情報を提供する方法であって、 報知制御チャネルを複数の論理サブチャネルに分割するステップと、 証券記号を証券銘柄にマッピングするためのリストを、第1の前記複数の論理
    サブチャネルを介して前記移動機に送信するステップと、 1日の終わりの証券取引値を表す第1のデータを、第2の前記複数の論理サブ
    チャネルを介して前記移動機に送信するステップと、 証券の値が増加または減少した量を表す第2のデータを、第3の前記複数の論
    理サブチャネルを介して移動機に送信するステップとを含むことを特徴とする方
    法。
  10. 【請求項10】 所定の事象に応答して、所定の帯域幅量を、前記第1、第
    2、及び第3の前記複数の論理サブチャネルに割り振るステップをさらに含むこ
    とを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記所定の事象が、株式市場が取引をオープンしているか
    クローズしているかであることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記株式市場が取引をオープンしているときに、前記帯域
    幅の大部分が前記第3の前記複数の論理サブチャネルに割り振られることを特徴
    とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記株式市場が取引をクローズしているときに、前記帯域
    幅の大部分が前記第2の前記複数の論理サブチャネルに割り振られることを特徴
    とする請求項11に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記移動機が携帯電話であることを特徴とする請求項9に
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記報知チャネルがショート・メッセージ・サービス報知
    チャネルであることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  16. 【請求項16】 報知情報を移動機に提供するためのシステムであって、 少なくとも1つのサービス・プロバイダと、 前記報知情報の様々な態様を、前記少なくとも1つのサービス・プロバイダか
    ら前記移動機に提供するための、複数の論理報知制御サブチャネルと、 を含むことを特徴とするシステム。
  17. 【請求項17】 第1の前記複数の論理サブチャネルが、証券記号の証券銘
    柄へのマッピングを提供することを特徴とする請求項16に記載のシステム。
  18. 【請求項18】 第2の前記複数の論理サブチャネルが、1日の終わりの証
    券取引値を提供することを特徴とする請求項17に記載のシステム。
  19. 【請求項19】 第3の前記複数の論理サブチャネルが、証券の値が増加ま
    たは減少した量を表す値を提供することを特徴とする請求項18に記載のシステ
    ム。
  20. 【請求項20】 所定の事象に応答して、所定の帯域幅量を、前記複数の論
    理サブチャネルのそれぞれに割り振るための手段をさらに含むことを特徴とする
    請求項16に記載のシステム。
  21. 【請求項21】 前記所定の事象が、株式市場が取引をオープンしているか
    クローズしているかであることを特徴とする請求項20に記載のシステム。
  22. 【請求項22】 前記移動機が携帯電話であることを特徴とする請求項16
    に記載のシステム。
  23. 【請求項23】 前記報知チャネルがショート・メッセージ・サービス報知
    チャネルであることを特徴とする請求項16に記載のシステム。
  24. 【請求項24】 報知情報を複数の移動機に提供するためのシステムであっ
    て、 少なくとも1つのサービス・プロバイダと、 前記少なくとも1つのサービス・プロバイダから前記移動機に提供される前記
    証券情報を送信するための、複数の論理ショート・メッセージ・サービス報知チ
    ャネルとを含み、 所定の事象に応答して、前記複数の論理チャネルのそれぞれに帯域幅の変化量
    が割り振られることを特徴とするシステム。
  25. 【請求項25】 前記所定の事象が、株式市場が取引をオープンしているか
    クローズしているかであることを特徴とする請求項24に記載のシステム。
  26. 【請求項26】 前記複数の論理チャネルが異なるタイプの証券情報を提供
    することを特徴とする請求項24に記載のシステム。
  27. 【請求項27】 第1の前記複数の論理チャネルが、証券記号の証券銘柄へ
    のマッピングを提供することを特徴とする請求項24に記載のシステム。
  28. 【請求項28】 第2の前記複数の論理チャネルが、1日の終わりの証券取
    引値を提供することを特徴とする請求項24に記載のシステム。
  29. 【請求項29】 第3の前記複数の論理チャネルが、証券の値が増加または
    減少した量を表す値を提供することを特徴とする請求項24に記載のシステム。
  30. 【請求項30】 前記第2のデータが所定の値に達したときに、移動機のユ
    ーザに警告するステップをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記情報が、TDMA、CDMA、またはハイブリッド・
    アクセス方法のいずれか1つを使用して送信されることを特徴とする請求項1に
    記載の方法。
  32. 【請求項32】 無線通信システムで情報をチャネル化及び報知するための
    方法であって、 それぞれが少なくとも1つの情報要素を有する、第1のアソシエーション及び
    第2のアソシエーションを少なくとも生成するステップと、 前記第1のアソシエーション内にある第1の情報要素を、前記第1のアソシエ
    ーション内にある第2の情報要素にマッピングするステップと、 前記第2の情報要素を暗黙的または明示的のいずれかで前記第2のアソシエー
    ションに提供して、前記第1と第2のアソシエーション間にリンクを生成するス
    テップと、 前記第1及び第2のアソシエーションを報知するステップとを含むことを特徴
    とする方法。
  33. 【請求項33】 各情報要素がそれらに関連付けられた複数のインスタンス
    を有することを特徴とする請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記第1のアソシエーションが証券銘柄コンテキストであ
    り、前記第1の情報要素が証券銘柄であり、前記第2の情報要素が証券記号であ
    ることを特徴とする請求項32に記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記第2のアソシエーションが、シーケンス番号情報要素
    を暗黙的に含み、前記証券記号情報要素を明示的に含むことを特徴とする請求項
    34に記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記第1のアソシエーションがスポーツ・プログラム・ア
    ソシエーションであり、前記第1の情報要素がチーム名であり、前記第2の情報
    要素がリーグ・メンバー識別子であることを特徴とする請求項32に記載の方法
  37. 【請求項37】 前記第1のアソシエーションを第1のサイクル時間で報知
    するステップと、 前記第2のアソシエーションを第2のサイクル時間で報知するステップとをさ
    らに含み、前記第1及び第2のサイクル時間が異なることを特徴とする請求項3
    2に記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記第1のアソシエーションを第1のサイクル時間及び第
    1のリフレッシュ速度で報知するステップをさらに含み、前記第1のサイクル時
    間と前記第1のリフレッシュ速度が異なることを特徴とする請求項32に記載の
    方法。
JP2000554159A 1998-06-10 1999-05-21 無線通信システムを介して送信されるテキスト情報サービスのチャネル化及び符号化 Pending JP2002518907A (ja)

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