JP2001522866A - O‐置換n,n‐ジアシルヒドロキシルアミンブリーチアクチベーターおよびそれを用いた組成物 - Google Patents

O‐置換n,n‐ジアシルヒドロキシルアミンブリーチアクチベーターおよびそれを用いた組成物

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JP2001522866A
JP2001522866A JP2000520533A JP2000520533A JP2001522866A JP 2001522866 A JP2001522866 A JP 2001522866A JP 2000520533 A JP2000520533 A JP 2000520533A JP 2000520533 A JP2000520533 A JP 2000520533A JP 2001522866 A JP2001522866 A JP 2001522866A
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JP2000520533A
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グレゴリー、スコット、ミラクル
ロバート、リチャード、ダイクストラ
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Procter and Gamble Co
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/39Organic or inorganic per-compounds
    • C11D3/3902Organic or inorganic per-compounds combined with specific additives
    • C11D3/3905Bleach activators or bleach catalysts
    • C11D3/3907Organic compounds
    • C11D3/3917Nitrogen-containing compounds

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Abstract

(57)【要約】 N,N‐ジアシルO‐置換イミドブリーチアクチベーターおよびそれらを用いた組成物が提供される。そのアクチベーターは一般式(I)を有しており、ここでXはO、NR16およびSから選択される;eは0または1である;fは0または1である;R16はHおよびC‐C直鎖または分岐、飽和または不飽和アルキル基から選択される;およびRは好ましくはフェニル、あるいはC‐C13直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルキルである;Rは好ましくはC‐C10分岐または非分岐、飽和または不飽和アルキルである;Rは好ましくはC‐C12直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルキルである。そのブリーチアクチベーターを含有したブリーチ添加および漂白組成物、および布帛のクリーニング方法も提供される。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
このケースは、O‐置換N,N‐ジアシルヒドロキシルアミンブリーチアクチ
ベーター、それを用いた組成物および方法に関する。特に、このケースは、O‐
置換N,N‐ジアシルヒドロキシルアミンブリーチアクチベーターを用いた、液
体および顆粒形態双方のブリーチ添加および漂白組成物に関する。そのアクチベ
ーターは洗濯、自動皿洗いおよび硬質表面クリーニング組成物で特に有用である
【0002】
【発明の背景】
広範囲の使用条件下で布帛から様々な汚れおよびしみを有効に除去する漂白組
成物の処方は、洗濯洗剤工業にかなりの課題を残している。その課題には、しば
しば頑固な汚れのついた皿類を効率的に洗って衛生的にすることが求められる硬
質表面クリーニング組成物および自動皿洗い洗剤組成物(ADD)の業者も直面
している。真に有効なクリーニングおよび漂白組成物の処方に伴う課題は、世界
の多くの地域でリン酸ビルダーのような有効成分の使用を制限する法律によって
増加している。
【0003】 過酸化水素のような酸素漂白剤は、しみおよび汚れの除去を促進するために、
家庭およびパーソナルケア製品で近年次第にポピュラーになってきている。ブリ
ーチは、それらのしみ抜き、黒ずんだ布帛のクリーンアップ、ホワイトニングお
よび衛生化という性質にとり特に望ましい。酸素漂白剤は、洗剤のような洗濯製
品、自動皿洗い製品および硬質表面クリーナーで特に容認されることがわかった
。しかしながら、酸素漂白剤はそれらの効力にやや限界がある。一部のしばしば
みられる欠点には、布帛および表面に対するカラーダメージがある。加えて、酸
素漂白剤は極端に温度速度依存性になりがちである。そのため、それらが用いら
れる溶液が冷たくなるほど、漂白作用は有効でなくなる。60℃を超える温度が
、溶液中における酸素漂白剤の効力にとり典型的に必要とされる。
【0004】 前記の温度依存性を解決するために、“ブリーチアクチベーター”として知ら
れる種類の化合物が開発された。ブリーチアクチベーター、典型的にはオキシベ
ンゼンスルホネートのような脱離基を有するペルヒドロライズ性(perhydrolyzab
le)アシル化合物は、活性酸素基、典型的には過酸化水素またはそのアニオンと 反応して、より有効なペルオキシ酸オキシダントを形成する。それは、しみまた
は汚れのついた基材物質を酸化するペルオキシ酸化合物である。しかしながら、
ブリーチアクチベーターもやや温度依存性である。ブリーチアクチベーターは約
40〜約60℃の温かい水温の方が有効である。約40℃未満の水温のとき、ペ
ルオキシ酸化合物はその漂白効力をやや失う。
【0005】 多くの物質が有効なブリーチアクチベーターとして当業界で開示されてきた。
1つの汎用ブリーチアクチベーターはテトラアセチルエチレンジアミン(TAE
D)である。TAEDは特に飲料のしみで有効な親水性クリーニングを行うが、
疎水性のしみ、例えば体の油に起因するもののような黒ずんだ黄色のしみに対し
ては性能が限定されている。もう1つのタイプのアクチベーター、例えばノナノ
イルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)および長鎖アルキル部分を通常含
んだ他のアクチベーターは性質上疎水性であり、黒ずんだしみに対して優れた性
能を発揮する。しかしながら、開発された疎水性アクチベーターのうち多くは、
親水性のしみに対して、限定された性能を示すにすぎない。
【0006】 したがって、より有効なアクチベーター物質、特に親水性および疎水性双方の
汚れおよびしみに対して満足しうる性能を発揮するものについて、サーチが続け
られている。改善されたアクチベーター物質は安全、有効であるべきであり、厄
介な汚れおよびしみと相互作用するようにデザインされることが好ましい。様々
なアクチベーターが文献で記載されている。多くは秘密にされて、高価である。 ある選択されたブリーチアクチベーターは、布帛、硬質表面および皿から親水
性および疎水性双方の汚れおよびしみを除去する上で、予想外に有効であること
がわかった。ここで記載されたように処方されたとき、布帛からだけでなく、自
動皿洗い組成物で皿類から、更に台所および浴室の硬質表面などからも汚れおよ
びしみを除去して、優れた結果を出せるように、選択されたブリーチアクチベー
ターを用いたブリーチ添加および漂白組成物が提供される。
【0007】
【背景技術】
様々なタイプのブリーチアクチベーターが、US特許3,730,902、4
,179,390、4,207,199、4,221,675、4,772,4
13、5,106,528;欧州特許063,017、欧州特許106,584
、欧州特許163,331;日本特許08/27487およびPCT公開WO9
4/18298で記載されている。様々なタイプのイミド化合物がUS特許4,
745,103および4,851,138で開示されている。
【0008】
【発明の要旨】
本発明は、固体および液体双方の添加、漂白および洗剤組成物で使用向けのO
‐置換N,N‐ジアシルヒドロキシルアミンブリーチアクチベーターについて開
示している。本発明のO‐置換N,N‐ジアシルヒドロキシルアミンブリーチア
クチベーターは、漂白溶液のような水性液で親水性および疎水性双方の漂白剤を
形成する独特な能力を示す。そのため、黒ずみのような疎水性のしみおよび/ま
たは飲料のような親水性のしみを有した布帛、硬質表面または皿は、本発明のブ
リーチアクチベーターを用いて有効にクリーニングまたは漂白できる。したがっ
て、本発明のイミドブリーチアクチベーターは、従来のアクチベーターよりも独
特で優れた能力および効果を発揮する。
【0009】 本発明の第一態様によると、ブリーチアクチベーター化合物が提供される。本
発明のブリーチアクチベーターは、下記式を有するO‐置換N,N‐ジアシルヒ
ドロキシルアミンである:
【化9】 上記式中XはO、NR16およびSから選択される;eは0または1である;f
は0または1である;R16はHおよびC‐C直鎖または分岐、飽和または
不飽和アルキル基から選択される;および (i)Rは(a)フェニル、C‐C13直鎖または分岐鎖、飽和または不
飽和アルキル、C‐C13直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルカリール
、C‐C13直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アラルキル、(b)下記式
を有する部分:
【化10】 (nは約0〜約12の整数である)、および(c)下記式を有する部分: (Ya-1/aQ‐E‐ (上記式中Qは式R131415を有しており、R13、R14および
15はいずれも置換または非置換アルキル、置換または非置換アルカリール、
および置換または非置換アリールからなる群より独立して選択される;Eは置換
または非置換ポリアルキレン、置換または非置換アリールアルキレン、置換また
は非置換アリールポリアルキレン、置換または非置換ポリアルキレンアリールア
ルキレン、置換または非置換ポリアルキレンアリールポリアルキレンである;a
は1以上である;(Ya-1/aは荷電バランスをとる適合性アニオンである)か らなる群より選択される; (ii)Rは(a)C‐C10分岐または非分岐、飽和または不飽和アルキ
ル、C‐C10分岐または非分岐、飽和または不飽和アルカリール、C‐C 10 分岐または非分岐、飽和または不飽和アラルキル、およびフェニル、(b)
(CHk′CO(Rは(ii)(a)のように定義され、k′は約1 〜約5の整数である)、(c)(CHk(Ya-1/a(kは
約2〜約6の整数である;RおよびRは置換または非置換アルキル、置換ま
たは非置換アルカリール、および置換または非置換アリールからなる群より独立
して選択される;RはH、R、‐O、(CHSO 、(CH CO (qは約1〜約5の整数である)およびCHCHROSO
はC‐C10分岐または非分岐、飽和または不飽和アルキルである)から
独立して選択される;aは少くとも1の値を有する整数である;(Ya-1/aは 荷電バランスをとる適合性アニオンである;但しRおよびRが双方とも四級
窒素原子をもつことはない)、(d)(CH17(Zg+1/g(tは 約1〜約6の整数である;R17はSO 、OSO 、CO およびOC
から選択される;gは少くとも1の値を有する整数である;(Zg+1/ g は荷電バランスをとる適合性アニオンである;但しRが四級窒素をもつなら ば、Rが(CH17(Zg+1/gであることはない)、(e)
【化11】 (上記式中TはC‐C16直鎖または分岐、置換または非置換アルキル、C ‐C16直鎖または分岐、置換または非置換アルカリール、C‐C16直鎖ま
たは分岐、置換または非置換アラルキル、C‐C16直鎖または分岐、置換ま
たは非置換アリール、および
【化12】 (上記式中m′は約1〜約10の整数である;R、R10、R11およびR の各々はHおよびCHから独立して選択される)からなる群より選択される
スペーサー基である;Gはここで定義されているようなRまたはRである)
からなる群より選択される;および (iii)RはC‐C12直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルキル、C ‐C12直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルカリール、C‐C12
鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アラルキル、C‐C12直鎖または分岐鎖
、飽和または不飽和アリール基から選択される;eおよびfが0であるとき、R はC‐C12直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルキル、C‐C12 直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルカリール、C‐C12直鎖または分
岐鎖、飽和または不飽和アラルキル、およびC‐C12直鎖または分岐鎖、飽
和または不飽和アリール基から選択される。
【0010】 好ましくは、RはC‐C13直鎖または分岐鎖飽和または不飽和アルキル
基、更に好ましくはC‐C11直鎖または分岐飽和アルキル基であり、R
‐C直鎖または分岐鎖飽和または不飽和アルキル基、更に好ましくはC ‐C直鎖飽和アルキル基であり、RはC‐C直鎖または分岐鎖飽和また
は不飽和アルキル基である。更に一層好ましいものは、RがC‐C11飽和
アルキル基、最も好ましくはRが直鎖CまたはC飽和アルキル基であり、
およびRがCHである場合である。好ましい状況下にあるとき、ブリー
チアクチベーターが塩でないとすれば、R、RおよびRにおける炭素原子
数の合計は19未満、更に好ましくは15未満である。
【0011】 本発明の別な態様によると、ブリーチ添加組成物が提供される。その添加組成
物は、RがC‐C12直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルキル、C ‐C12直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルカリール、C‐C12直鎖
または分岐鎖、飽和または不飽和アラルキル、C‐C12直鎖または分岐鎖、
飽和または不飽和アリール基から選択されるとして定義されている、前記の通り
のブリーチアクチベーターと、組成物の約0.1〜約99.9重量%の慣用的な
添加成分とを含んでいる。
【0012】 好ましいR部分は前記と同様である。慣用的な添加成分には、過酸化水素源、
ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、双極性
界面活性剤、両性界面活性剤およびそれらの混合物からなる群より選択される界
面活性剤、好ましくはノニオン性界面活性剤、および/またはキレート化剤、ポ
リマー汚れ放出剤、ブリーチ触媒、酵素、ビルダーおよびそれらの混合物からな
る群より選択される成分がある。
【0013】 本発明の更に別な態様によると、汚れた布帛を漂白する方法は漂白すべき汚れ
た布帛を水性漂白液と接触させるステップからなり、その漂白液は前記のような
ブリーチアクチベーターおよび/または漂白組成物を有効量で含有している。
【0014】 したがって、疎水性および親水性双方の漂白剤をもたらすO‐置換N,N‐ジ
アシルヒドロキシルアミンブリーチアクチベーターを提供することが、本発明の
目的である。O‐置換N,N‐ジアシルヒドロキシルアミンブリーチアクチベー
ターおよび過酸化水素を含有した、固体および液体形態双方の漂白組成物を提供
することが、本発明の別な目的である。最後に、O‐置換N,N‐ジアシルヒド
ロキシルアミンブリーチアクチベーターを含有した水性液を用いて汚れた布帛を
漂白する方法を提供することも、本発明の目的である。これらのおよび他の目的
、特徴および利点は、以下の詳細な記載と添付された請求の範囲から明らかとな
るであろう。
【0015】 ここでのすべてのパーセンテージ、比率および割合は、別記されないかぎり重
量ベースである。ここで引用されたすべての文献は、参考のためここに組み込ま
れる。すべての粘度はBrookfield粘度計において10rpmの剪断速度で測定さ
れている。
【0016】
【好ましい態様の詳細な説明】
本発明は、O‐置換N,N‐ジアシルヒドロキシルアミンブリーチアクチベー
ター、並びにO‐置換N,N‐ジアシルヒドロキシルアミンブリーチアクチベー
ターを用いた固体および液体組成物に関する。固体および液体双方の組成物には
添加、漂白および洗剤組成物があり、布帛、皿および硬質表面のクリーニングに
有用である。本発明のO‐置換N,N‐ジアシルヒドロキシルアミンブリーチア
クチベーターは下記式を有している:
【化13】 上記式中XはO、NR16およびSから選択される;eは0または1である;f
は0または1である;R16はHおよびC‐C直鎖または分岐、飽和または
不飽和アルキル基から選択される;および (i)Rは(a)フェニル、C‐C13直鎖または分岐鎖、飽和または不
飽和アルキル、C‐C13直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルカリール
、C‐C13直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アラルキル、(b)下記式
を有する部分:
【化14】 (nは約0〜約12の整数である)、および(c)下記式を有する部分: (Ya-1/aQ‐E‐ (上記式中Qは式R131415を有しており、R13、R14および
15はいずれも置換または非置換アルキル、置換または非置換アルカリール、
および置換または非置換アリールからなる群より独立して選択される;Eは置換
または非置換ポリアルキレン、置換または非置換アリールアルキレン、置換また
は非置換アリールポリアルキレン、置換または非置換ポリアルキレンアリールア
ルキレン、置換または非置換ポリアルキレンアリールポリアルキレンである;a
は1以上である;(Ya-1/aは荷電バランスをとる適合性アニオンである)か らなる群より選択される; (ii)Rは(a)C‐C10分岐または非分岐、飽和または不飽和アルキ
ル、C‐C10分岐または非分岐、飽和または不飽和アルカリール、C‐C 10 分岐または非分岐、飽和または不飽和アラルキル、およびフェニル、(b)
(CHk′CO(Rは(ii)(a)のように定義され、k′は約1 〜約5の整数である)、(c)(CHk(Ya-1/a(kは
約2〜約6の整数である;RおよびRは置換または非置換アルキル、置換ま
たは非置換アルカリール、および置換または非置換アリールからなる群より独立
して選択される;RはH、R、‐O、(CHSO 、(CH CO (qは約1〜約5の整数である)およびCHCHROSO
はC‐C10分岐または非分岐、飽和または不飽和アルキルである)から
独立して選択される;aは少くとも1の値を有する整数である;(Ya-1/aは 荷電バランスをとる適合性アニオンである;但しRおよびRが双方とも四級
窒素原子をもつことはない)、(d)(CH17(Zg+1/g(tは 約1〜約6の整数である;R17はSO 、OSO 、CO およびOC
から選択される;gは少くとも1の値を有する整数である;(Zg+1/ g は荷電バランスをとる適合性アニオンである;但しRが四級窒素をもつなら ば、Rが(CH17(Zg+1/gであることはない)、(e)
【化15】 (上記式中TはC‐C16直鎖または分岐、置換または非置換アルキル、C ‐C16直鎖または分岐、置換または非置換アルカリール、C‐C16直鎖ま
たは分岐、置換または非置換アラルキル、C‐C16直鎖または分岐、置換ま
たは非置換アリール、および
【化16】 (上記式中m′は約1〜約10の整数である;R、R10、R11およびR の各々はHおよびCHから独立して選択される)からなる群より選択される
スペーサー基である;Gはここで定義されているようなRまたはRである)
からなる群より選択される;および (iii)RはC‐C12直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルキル、C ‐C12直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルカリール、C‐C12
鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アラルキル、C‐C12直鎖または分岐鎖
、飽和または不飽和アリール基から選択される;eおよびfが0であるとき、R はC‐C12直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルキル、C‐C12 直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルカリール、C‐C12直鎖または分
岐鎖、飽和または不飽和アラルキル、およびC‐C12直鎖または分岐鎖、飽
和または不飽和アリール基から選択される。
【0017】 好ましいアクチベーターは、eおよびfが0であり、RがC‐C11直鎖
または分岐飽和アルキル基、更に好ましくはC‐C11飽和アルキル基であり
、RがC‐C直鎖または分岐飽和アルキル基であり、RがC‐C
鎖または分岐鎖飽和または不飽和アルキル基である場合である。最も好ましくは
、eおよびfは0であり、RおよびRはC‐C直鎖飽和アルキル基であ
り、更に一層好ましくは同じである。
【0018】 本発明による別の好ましいアクチベーターはN‐アルカノイル‐N‐メチルO
置換アセトアミドである。これらのアクチベーターは、RがC‐C11直鎖
飽和アルキル基、RがC‐C直鎖飽和アルキル基、およびRがメチル基
である、式(I)を有している。そのため、N‐アルカノイル‐N‐メチルO置
換アセトアミドは下記式を有している:
【化17】 特に好ましいものは、N‐オクタノイル‐N‐メトキシアセトアミド(R
である場合)、N‐ノナノイル‐N‐メトキシアセトアミド(RがC
ある場合)、N‐デカノイル‐N‐メトキシアセトアミド(RがCである場
合)およびN‐ドデカノイル‐N‐メトキシアセトアミド(RがC11である
場合)である。
【0019】 理論に拘束されることなく、式(I)のアクチベーターにおける炭素数が増え
ると、その化合物の溶解度は減少すると考えられている。そのため、本発明のア
クチベーターがそのアクチベーターの最良性能からみて理想的に可溶性であるよ
うに、アクチベーター化合物における炭素原子数は、アクチベーター化合物が満
足しうる溶解度プロフィールを示すような程度であることが好ましい。本発明に
おいて、ブリーチアクチベーターが塩でないとすれば、R、RおよびR
おける炭素の合計は好ましくは19未満、更に好ましくは15未満である。
【0020】 本発明のO‐置換N,N‐ジアシルヒドロキシルアミンブリーチアクチベータ
ーは、従来のブリーチアクチベーターよりも優れた漂白能力および性能を発揮す
る。理論に拘束されることなく、本発明のO‐置換N,N‐ジアシルヒドロキシ
ルアミンブリーチアクチベーターは水溶液中で疎水性および親水性双方の漂白剤
をもたらすと考えられている。これは、アクチベーターにおけるいずれのカルボ
ニル基でもペルヒドロライシス(perhydrolysis)が生じうる、という事実に起因 していると考えられる。そのため、式(I)のアクチベーターの分子はいずれも
水溶液中でペルヒドロライシスをうけて、疎水性を有する漂白剤(RC(O)
OOH)と、親水性を有する漂白剤(RC(O)OOH)とを形成する(R およびRは前記のとおりである)。漂白剤はもちろん使用時pHに応じてプロ
トン化または脱プロトン化される。こうして漂白溶液は親水性漂白剤および疎水
性漂白剤の双方を含有するようになる。そのため、混合アクチベーター系(疎水
性および親水性)の漂白能と、一層増強された性能とが、単一のブリーチアクチ
ベーターの使用により得られるのである。混合アクチベーター系の未使用は、追
加ブリーチアクチベーターにかかる相当な費用を抑えることで、かなりの潜在的
効果も発揮しうる。
【0021】組成物 本発明による組成物には、添加または漂白双方の組成物形態で、液体、顆粒お
よびバー組成物がある。組成物は、好ましくは洗濯、硬質表面クリーニングおよ
び自動皿洗い組成物である。液体組成物にはゲル形態のものもある。ここで有効
なブリーチ組成物は、過酸化水素源なしで、一般的に前記されたような本発明の
O‐置換N,N‐ジアシルヒドロキシルアミンブリーチアクチベーターを含んで
おり、そのため添加物の形態をとる。好ましくは、ブリーチ組成物は、洗浄界面
活性剤と、低起泡性自動皿洗い界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、ブリーチ安
定性増粘剤、遷移金属キラント、ビルダー、ホワイトニング剤(増白剤としても
知られる)および緩衝剤からなる群より選択される1種以上のメンバーとを含有
している。本発明による非添加ブリーチ組成物では、前記されたような本発明の
O‐置換N,N‐ジアシルヒドロキシルアミンブリーチアクチベーターが過酸化
水素源と通常併用される。ここでブリーチアクチベーターのレベルは広範囲にわ
たり、例えば組成物の約0.1〜約90重量%であるが、低いレベル、例えば組
成物の約0.1〜約30重量%または約0.1〜約20%でも更に典型的には用
いられる。
【0022】慣用的な添加成分 過酸化水素源 本発明による組成物は過酸化水素源も含有してよい。ここでの過酸化水素源と
は、消費者使用条件下で有効量の過酸化水素を供する、都合のよいあらゆる化合
物または混合物をいう。レベルは広範囲にわたり、典型的には本漂白組成物の約
0.1〜約70重量%、更に典型的には約0.2〜約40%、更に一層典型的に
は約0.5〜約25%である。
【0023】 ここで用いられる過酸化水素源は、過酸化水素自体を含めて、好都合ないかな
る供給源であってもよい。例えば、ペルボレート、例えばナトリウムペルボレー
ト(あらゆる水和物、好ましくは一または四水和物)、ナトリウムカーボネート
ペルオキシヒドレートまたは相当するペルカーボネート塩、ナトリウムピロホス
フェートペルオキシヒドレート、尿素ペルオキシヒドレート、または過酸化ナト
リウムがここで使用できる。好都合ないかなる過酸化水素源の混合物も使用でき
る。
【0024】 好ましいペルカーボネートブリーチは約500〜約1000μm範囲の平均粒
径を有する乾燥粒子からなり、その粒子の約10重量%以下は約200μmより
小さく、その粒子の約10重量%以下は約1250μmより大きい。場合により
、ペルカーボネートはシリケート、ボレートまたは水溶性界面活性剤でコートす
ることができる。ペルカーボネートはFMC、SolvayおよびTokai Denkaのよう な様々な市販元から入手しうる。過酸化水素源および非対称ブリーチアクチベー
ターは、過酸化水素源により放出されるHモル対ブリーチアクチベーター
モルの単位で過酸化物:アクチベーターに基づき表示すると、典型的には約1:
3〜約20:1の比率である。
【0025】 完全処方ブリーチ添加および漂白組成物、特に洗濯および自動皿洗い用のもの
は、典型的には性能を改善または変更させるために他の補助成分も含有すること
になる。このような成分の典型的な非制限例は、業者の便宜のため以下で開示さ
れている。
【0026】ブリーチ触媒 本発明の組成物および方法では、ADD組成物で使用上有効な金属含有ブリー
チ触媒を利用する。マンガンおよびコバルト含有ブリーチ触媒が好ましい。
【0027】 金属含有ブリーチ触媒の1タイプは、所定ブリーチ触媒活性の遷移金属カチオ
ン、例えば銅、鉄、チタン、ルテニウム、タングステン、モリブデンまたはマン
ガンカチオン、ブリーチ触媒活性をほとんどまたは全く有しない補助金属カチオ
ン、例えば亜鉛またはアルミニウムカチオンと、触媒および補助金属カチオンに
対して所定の安定性定数を有する金属イオン封鎖剤、特にエチレンジアミン四酢
酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)およびそれらの水溶性塩を
含んだ触媒系である。このような触媒はUS特許4,430,243で開示され
ている。
【0028】 他のタイプのブリーチ触媒には、US特許5,246,621およびUS特許
5,244,594で開示されたマンガンベース錯体がある。これら触媒の好ま
しい例には、MnIV (u‐O)(1,4,7‐トリメチル‐1,4,7‐ト
リアザシクロノナン)(PF(“MnTACN”)、MnIII (u‐ O)(u‐OAc)(1,4,7‐トリメチル‐1,4,7‐トリアザシク
ロノナン)(ClO、MnIV (u‐O)(1,4,7‐トリアザシ
クロノナン)(ClO、MnIIIMnIV (u‐O)(u‐OAc) (1,4,7‐トリメチル‐1,4,7‐トリアザシクロノナン)(ClO およびそれらの混合物がある。欧州特許出願公開549,272も参照。
ここで使用に適した他のリガンドには、1,5,9‐トリメチル‐1,5,9‐
トリアザシクロドデカン、2‐メチル‐1,4,7‐トリアザシクロノナンおよ
びそれらの混合物がある。
【0029】 自動皿洗い組成物および濃縮粉末洗剤組成物に有用なブリーチ触媒も、本発明
のため適宜に選択される。適切なブリーチ触媒の例については、US特許4,2
46,612およびUS特許5,227,084参照。
【0030】 他のブリーチ触媒は、例えば欧州特許出願公開408,131(コバルト錯体
触媒)、欧州特許出願公開384,503および306,089(メタロ‐ポル
フィリン触媒)、US4,728,455(マンガン/多座配位子触媒)、US
4,711,748および欧州特許出願公開224,952(アルミノシリケー
ト触媒に吸収されたマンガン)、US4,601,845(マンガンと亜鉛また
はマグネシウム塩とを有するアルミノシリケート担体)、US4,626,37
3(マンガン/リガンド触媒)、US4,119,557(第二鉄錯体触媒)、
ドイツ特許明細書2,054,019(コバルトキラント触媒)、カナダ866
,191(遷移金属含有塩)、US4,430,243(マンガンカチオンおよ
び非触媒金属カチオンとのキラント)、およびUS4,728,455(マンガ
ングルコネート触媒)で記載されている。
【0031】 好ましいものは、下記式を有するコバルト(III)触媒である: 〔Co(NH(M′)〕Y 上記式中nは3〜5(好ましくは4または5、最も好ましくは5)の整数である
;M′は、好ましくは塩素、臭素、ヒドロキシド、水および(mが1より大であ
る場合)それらの組合せからなる群より選択される、不安定な配位部分である;
mは1〜3(好ましくは1または2、最も好ましくは1)の整数である;m+n
=6;Yは、電荷バランスのとれた塩を得るために、yの数で存在する適切に選
択された対アニオンである(yは1〜3の整数であり、好ましくは2〜3、最も
好ましくはYが−1荷電アニオンであるとき2である)。 ここで有用なこのタイプの好ましいコバルト触媒は、式〔Co(NH
l〕Y、特に〔Co(NHCl〕Clを有するコバルトペンタアミン
クロリド塩である。
【0032】 更に好ましいものは、下記式を有するコバルト(III)ブリーチ触媒を利用した 本発明の組成物である: 〔Co(NH(M)(B)〕T 上記式中コバルトは+3酸化状態にある;nは4または5(好ましくは5)であ
る;Mは1つの部位でコバルトに配位された1以上のリガンドである;mは0、
1または2(好ましくは1)である;Bは2つの部位でコバルトに配位されたリ
ガンドである;bは0または1(好ましくは0)であり、b=0のときm+n=
6であり、b=1のときm=0およびn=4である;Tは、電荷バランスのとれ
た塩を得るために、yの数で存在する(yは整数である)1以上の適切に選択さ
れた対アニオンである(好ましくはyは1〜3、最も好ましくはTが−1荷電ア
ニオンであるとき2である);更に上記触媒は0.23M-1-1(25℃)未満
の塩基加水分解速度定数を有している。
【0033】 好ましいTは、クロリド、ヨージド、I 、ホルメート、ニトレート、ニト
ライト、サルフェート、サルファイト、シトレート、アセテート、カーボネート
、ブロミド、PF 、BF 、B(Ph) 、ホスフェート、ホスファイ
ト、シリケート、トシレート、メタンスルホネートおよびそれらの組合せからな
る群より選択される。場合により、2以上のアニオン基、例えばHPO 2-、H
CO 、HPO などがTに存在するならば、Tはプロトン化させてもよ
い。更に、Tは非伝統的無機アニオン、例えばアニオン性界面活性剤(例えば、
直鎖アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、アルキルサルフェート(AS)
、アルキルエトキシスルホネート(AES)など)および/またはアニオン性ポ
リマー(例えば、ポリアクリレート、ポリメタクリレートなど)からなる群より
選択してもよい。
【0034】 M部分には、例えばF、SO 2-、NCS、SCN、S 2-、NH 、PO 3-およびカルボキシレート(好ましくはモノカルボキシレートである
が、コバルトへの結合が部分当たり1つだけのカルボキシレートによるかぎり、
2以上のカルボキシレートがその部分に存在してもよく、その場合にM部分にお
ける他のカルボキシレートはプロトン化されていてもまたはその塩形でもよい)
があるが、それらに限定されない。場合により、2以上のアニオン基(例えばH
PO 2-、HCO 、HPO 、HOC(O)CHC(O)O‐など)
がMに存在しているならば、Mはプロトン化させてもよい。好ましいM部分は、
下記式を有する置換および非置換C‐C30カルボン酸である: RC(O)O‐ 上記式中Rは、好ましくは、水素と、C‐C30(好ましくはC‐C18)非置
換および置換アルキル、C‐C30(好ましくはC‐C18)非置換および置換
アリール、およびC‐C30(好ましくはC‐C18)非置換および置換ヘテロ
アリールからなる群より選択され、置換基は‐NR′、‐NR′ 、‐C(
O)OR′、‐OR′、‐C(O)NR′からなる群より選択され、R′は水
素およびC‐C部分からなる群より選択される。このように置換されたRに
は部分‐(CHOHおよび‐(CHNR′ があり、ここでnは
1〜約16、好ましくは約2〜約10、最も好ましくは約2〜約5の整数である
【0035】 最も好ましいMは、Rが水素、メチル、エチル、プロピル、直鎖または分岐C ‐C12アルキルおよびベンジルからなる群より選択される、上記式を有したカ
ルボン酸である。最も好ましいRはメチルである。好ましいカルボン酸M部分に
は、ギ酸、安息香酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ドデカン酸、マロン酸
、マレイン酸、コハク酸、アジピン酸、フタル酸、2‐エチルヘキサン酸、ナフ
テン酸、オレイン酸、パルミチン酸、トリフレート、酒石酸、ステアリン酸、酪
酸、クエン酸、アクリル酸、アスパラギン酸、フマル酸、ラウリン酸、リノール
酸、乳酸、リンゴ酸、特に酢酸がある。
【0036】 B部分には、カーボネート、ジおよびそれ以上のカルボキシレート(例えば、
オキサレート、マロネート、マレート、サクシネート、マレエート)、ピコリン
酸と、αおよびβ‐アミノ酸(例えば、グリシン、アラニン、β‐アラニン、フ
ェニルアラニン)がある。
【0037】 ここで有用なコバルトブリーチ触媒は公知であって、例えばそれらの塩基加水
分解速度と一緒に、M.L.Tobe,"Base Hydrolysis of Transition-Metal Complexe
s",Adv.Inorg.Bioinorg.Mech.,(1983),2,pages 1-94で記載されている。例えば 、第17頁の表1は、オキサレート(kOH=2.5×10-4-1-1(25℃
))、NCS(kOH=5.0×10-4-1-1(25℃))、ホルメート(
OH=5.8×10-4-1-1(25℃))およびアセテート(kOH=9.
6×10-4-1-1(25℃))と錯体形成させたコバルトペンタアミン触媒に
ついての塩基加水分解速度(そこではkOHとして表示されている)を示してい
る。ここで有用な最も好ましいコバルト触媒は、式〔Co(NHOAc〕
(OAcはアセテート部分を表す)を有するコバルトペンタアミンアセテー
ト塩、特にコバルトペンタアミンアセテートクロリド〔Co(NHOAc
〕Cl、並びに〔Co(NHOAc〕(OAc)、〔Co(NH OAc〕(PF、〔Co(NHOAc〕(SO)、〔Co(N
OAc〕(BFおよび〔Co(NHOAc〕(NO である。
【0038】 本発明によるコバルト触媒は、US特許5,559,261、5,581,0
05および5,597,936で開示された合成経路に従い製造され、それらの
開示は参考のため本明細書に組み込まれる。 これらの触媒は、所望であれば製品の美観のためにカラーインパクトを減少さ
せるか、または後で例示されるような酵素含有粒子中に含有させるために、補助
物質と同時処理してもよく、あるいは組成物は触媒“スペクル”(speckle)を含 有するように製造してもよい。
【0039】 特に好ましい有機ブリーチ触媒には、US特許第5,576,282で開示さ
れたような四級イミン化合物がある。特に好ましいものは、‘282特許で詳し
く開示されたようなアリールイミニウム双極性イオンである。
【0040】 実際上として、制限ではなくて、ここでのクリーニング組成物およびクリーニ
ングプロセスは、少くとも0.01ppm程度の活性ブリーチ触媒種を水性洗浄
媒体中に供するように調整でき、好ましくは約0.01〜約25ppm、更に好
ましくは約0.05〜約10ppm、最も好ましくは約0.1〜約5ppmのブ
リーチ触媒種を洗浄液中に供する。自動皿洗いプロセスの洗浄液でこのようなレ
ベルを得るために、ここで典型的な自動皿洗い組成物はクリーニング組成物の約
0.0005〜約0.2重量%、更に好ましくは約0.004〜約0.08%で
ブリーチ触媒を含む。
【0041】慣用的ブリーチアクチベーター 本発明の組成物は、非対称非環式イミドブリーチアクチベーターに加えて、慣
用的なブリーチアクチベーターも含有してよい。ここでの“慣用的ブリーチアク
チベーター”とは、ここで非対称非環式イミドブリーチアクチベーターについて
定義している上記条件にあてはまらない、あらゆるブリーチアクチベーターをい
う。多くの慣用的ブリーチアクチベーターが知られており、場合により本漂白組
成物中に含有される。このようなアクチベーターの様々な非制限例が、1990
年4月10日付で発行されたMaoらのUS特許4,915,854およびUS特 許4,412,934で開示されている。ノナノイルオキシベンゼンスルホネー
ト(NOBS)およびテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)アクチベー
ターが典型的であり、それらの混合物も用いてよい。他の典型的な慣用的ブリー
チアクチベーターについてはUS特許4,634,551も参照。公知のアミド
誘導性ブリーチアクチベーターは式:RN(R)C(O)RC(O)Lま
たはRC(O)N(R)RC(O)Lの化合物であり、ここでRは約6
〜約12の炭素原子を有するアルキル基であり、Rは1〜約6の炭素原子を有
するアルキレンであり、RはHまたは約1〜約10の炭素原子を有するアルキ
ル、アリールもしくはアルカリールであり、Lはいずれか適切な脱離基である。
上記式の任意な慣用的ブリーチアクチベーターの別な例には、US特許4,63
4,551で記載されたような(6‐オクタンアミドカプロイル)オキシベンゼ
ンスルホネート、(6‐ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート
、(6‐デカンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネートおよびそれらの
混合物がある。慣用的ブリーチアクチベーターのもう1つのクラスは、1990
年10月30日付で発行されたUS特許4,966,723でHodgeらにより開 示されたベンゾオキサジンタイプアクチベーターからなる。任意ラクタムアクチ
ベーターの例には、オクタノイルカプロラクタム、3,5,5‐トリメチルヘキ
サノイルカプロラクタム、ノナノイルカプロラクタム、デカノイルカプロラクタ
ム、ウンデセノイルカプロラクタム、オクタノイルバレロラクタム、デカノイル
バレロラクタム、ベンゾイルカプロラクタム、ニトロベンゾイルカプロラクタム
、ウンデセノイルバレロラクタム、ノナノイルバレロラクタム、3,5,5‐ト
リメチルヘキサノイルバレロラクタムおよびそれらの混合物がある。
【0042】 過酸化水素源以外の漂白剤も当業界で知られており、補助成分としてここでは
利用することができる。特に興味深い非酸素漂白剤の1タイプには、スルホン化
亜鉛および/またはアルミニウムフタロシアニンのような光活性化漂白剤がある
。1977年7月5日付で発行されたHolcombeらのUS特許4,033,718
参照。用いられるのであれば、洗剤組成物は典型的には約0.025〜約1.2
5重量%のこのようなブリーチ、特にスルホン化亜鉛フタロシアニンを含有する
【0043】 有機ペルオキシド、特にジアシルペルオキシド‐すべて参考のため本明細書に
組み込まれるKirk Othmer,Encyclopedia of Chemical Technology,Vol.17,John
Wiley and Sons,1982,p.27-90、特にp.63-72で詳しく例示されており、。適切な
有機ペルオキシド、特にジアシルペルオキシドは、参考のため組み込まれる"Ini
tiators for Polymer Production",Akzo Chemicals Inc.,Product Catalog,Bull
etin No.88-57で更に例示されている。ここで好ましいジアシルペルオキシドは 、純粋な形態でも、あるいは顆粒、粉末または錠剤形の漂白組成物に処方された
形態であっても、例えばAkzoからのCADETBRO78粉末形態のジベンゾイルペルオ キシドの場合には、25℃で固体である。このような漂白組成物にとり高度に好
ましい有機ペルオキシド、特にジアシルペルオキシドは、40℃以上、好ましく
は50℃以上の融点を有している。加えて、35℃以上、更に好ましくは70℃
以上のSADT(前記Akzo文献に記載)を有する有機ペルオキシドが好ましい。
ここで有用なジアシルペルオキシドの非制限例には、ジベンゾイルペルオキシド
、ラウロイルペルオキシドおよびジクミルペルオキシドがある。ジベンゾイルペ
ルオキシドが好ましい。一部の例として、ジオクチルフタレートのような油性物
質を含有したジアシルペルオキシドが市販されている。一般的に、特に自動皿洗
い向けでは、油性フタレートを実質的に含まないジアシルペルオキシドを用いる
ことが好ましく、その理由はこれらが皿およびガラス類で汚れ(smear)を形成し うるからである。
【0044】 四級置換ブリーチアクチベーター‐本組成物は、慣用的な公知の四級置換ブリ
ーチアクチベーター(QSBA)を場合により更に含むことができる。QSBA
は、1985年9月3日付のUS4,539,130およびUS特許4,283
,301で更に例示されている。1975年2月5日付で公開された英国特許1
,382,594では、場合によりここで使用に適したQSBAのクラスについ
て開示している。1989年4月4日付で発行されたUS4,818,426は
もう1つのクラスのQSBAを開示している。1992年3月3日付で発行され
たUS5,093,022および1990年2月27日付で発行されたUS4,
904,406も参照。加えて、QSBAは、1993年7月28日付で公開さ
れたEP552,812A1および1993年5月5日付で公開されたEP54
0,090A2に記載されている。US特許5,460,747で開示されたよ
うなマルチ四級ブリーチアクチベーターも用いてよい。
【0045】 前形成過酸 本発明のアクチベーターは、もちろん、過カルボン酸および塩、過炭酸および
塩、過イミド酸および塩、ペルオキシモノ硫酸および塩、およびそれらの混合物
からなる群より選択される前形成過酸化合物と併用してもよい。適切な有機ペル
オキシカルボン酸の1クラスは下記一般式を有している:
【化18】 上記式中Rは1〜約22の炭素原子を有するアルキレンもしくは置換アルキレン
基、またはフェニレンもしくは置換フェニレン基であり、Yは水素、ハロゲン、
アルキル、アリール、‐C(O)OHまたは‐C(O)OOHである。
【0046】 本発明で使用に適した有機ペルオキシ酸は1または2つのペルオキシ基を有す
ることができ、脂肪族でもまたは芳香族であってもよい。有機ペルオキシカルボ
ン酸が脂肪族であるとき、非置換酸は下記一般式を有している:
【化19】 上記式中Yは例えばH、CH、CHCl、C(O)OHまたはC(O)OO
Hであり、nは1〜20の整数である。有機ペルオキシカルボン酸が芳香族であ
るとき、非置換酸は下記一般式を有している:
【化20】 上記式中Yは例えば水素、アルキル、アルキルハロゲン、ハロゲン、C(O)O
HまたはC(O)OOHである。
【0047】 ここで有用な典型的モノペルオキシ酸には、アルキルおよびアリールペルオキ
シ酸、例えば (i)ペルオキシ安息香酸および環置換ペルオキシ安息香酸、例えばペルオキ
シ‐a‐ナフトエ酸、モノペルオキシフタル酸(マグネシウム塩六水和物)およ
びo‐カルボキシベンズアミドペルオキシヘキサン酸(ナトリウム塩) (ii)脂肪族、置換脂肪族およびアリールアルキルモノペルオキシ酸、例えば
ペルオキシラウリン酸、ペルオキシステアリン酸、N‐ノナノイルアミノペルオ
キシカプロン酸(NAPCA)、N,N‐(3‐オクチルサクシノイル)アミノ
ペルオキシカプロン酸(SAPA)およびN,N‐フタロイルアミノペルオキシ
カプロン酸(PAP) (iii)アミドペルオキシ酸、例えばペルオキシコハク酸(NAPSA)または ペルオキシアジピン酸(NAPAA)のモノノニルアミド がある。
【0048】 ここで有用な典型的ジペルオキシ酸には、アルキルジペルオキシ酸およびアリ
ールジペルオキシ酸、例えば (iv)1,12‐ジペルオキシドデカン二酸 (v)1,9‐ジペルオキシアゼライン酸 (vi)ジペルオキシブラシル酸、ジペルオキシセバシン酸およびジペルオキシ
イソフタル酸 (vii)2‐デシルジペルオキシブタン‐1,4‐二酸 (viii)4,4′‐スルホニルビスペルオキシ安息香酸 がある。
【0049】洗浄界面活性剤 本発明の組成物は洗浄界面活性剤を含有してもよい。洗浄界面活性剤は、用い
られる具体的な界面活性剤および望まれる効果に応じて、組成物の約1〜約99
.8重量%である。更に典型的なレベルは、組成物の約5〜約80重量%である
。 洗浄界面活性剤には、ノニオン性、アニオン性、両性、双極性またはカチオン
性がある。これら界面活性剤の混合物も使用できる。好ましい洗剤組成物は、ア
ニオン性洗浄界面活性剤、またはアニオン性界面活性剤と他の界面活性剤、特に
ノニオン性界面活性剤との混合物を含んでいる。
【0050】 ここで有用な界面活性剤の非制限例には、慣用的なC11‐C18のアルキルベン
ゼンスルホネートと一級、二級およびランダムアルキルサルフェート、C‐C 18 アルキルアルコキシサルフェート、C‐C18アルキルポリグリコシドおよび
それらの対応サルフェート化ポリグリコシド、C‐C18α‐スルホン化脂肪酸
エステル、C‐C18アルキルおよびアルキルフェノールアルコキシレート(特
にエトキシレートおよび混合エトキシ/プロポキシ)、C‐C18ベタインおよ
びスルホベタイン(“スルタイン”)、C‐C18アミンオキシド、例えば分岐
または非分岐脂肪族N,N‐ジメチル‐N‐オキシドなどがある。他の慣用的で
有用な界面活性剤は、Surfactants in Consumer Products:Theory,Technology a
nd Application,J.Falbe,ed.,Springer-Verlag,1987およびHandbook of Surfact
ants,M.R.Porter,Blackie & Son,1991のような標準テキストに掲載されている。
【0051】 本発明の洗剤組成物で特に有用なノニオン性界面活性剤の1つのクラスは、5
〜17、好ましくは6〜16、更に好ましくは7〜15の範囲で平均親水性‐親
油性バランス(HLB)を有した界面活性剤を供する、エチレンオキシドと疎水
性部分との縮合物である。疎水性(親油性)部分は、性質上脂肪族でもまたは芳
香族でもよい。いずれか特定の疎水基と縮合されるポリオキシエチレン基の長さ
は、親水性および疎水性の要素間で望ましいバランス度を有した水溶性化合物を
得られるように、容易に調整できる。
【0052】 このタイプの特に好ましいノニオン性界面活性剤は、アルコール1モル当たり
3〜12モルのエチレンオキシドを有したC‐C15一級アルコールエトキシレ
ート、特にアルコール1モル当たり6〜8モルのエチレンオキシドを有したC14 ‐C15一級アルコール、アルコール1モル当たり3〜5モルのエチレンオキシド
を有したC12‐C15一級アルコール、アルコール1モル当たり8〜12モルのエ
チレンオキシドを有したC‐C11一級アルコール、およびそれらの混合物であ
る。本発明で使用に適したエトキシル化脂肪アルコールノニオン性界面活性剤は
、Shell Oil Company of Houston,Texasから商品名DOBANOLおよびNEODOLで市販 されている。
【0053】 ノニオン性界面活性剤のもう1つの適切なクラスは、下記式のポリヒドロキシ
脂肪酸アミドからなる: RC(O)N(R)Z 上記式中:RはH、C‐Cヒドロカルビル、2‐ヒドロキシエチル、2‐
ヒドロキシプロピルまたはそれらの混合物、好ましくはC‐Cアルキル、更
に好ましくはCまたはCアルキル、最も好ましくはCアルキル(即ち、メ
チル)である;RはC‐C32ヒドロカルビル部分、好ましくは直鎖C‐C 19 アルキルまたはアルケニル、更に好ましくは直鎖C‐C17アルキルまたはア
ルケニル、最も好ましくは直鎖C11‐C19アルキルまたはアルケニル、またはそ
れらの混合物である;Zは、直鎖ヒドロカルビル鎖と、その鎖に直接結合された
少くとも2つ(グリセルアルデヒドの場合)または少くとも3つのヒドロキシル
(他の還元糖の場合)とを有した、ポリヒドロキシヒドロカルビル部分、または
そのアルコキシル化(好ましくは、エトキシル化またはプロポキシル化)誘導体
である。Zは好ましくは還元アミノ化反応で還元糖から誘導される;更に好まし
くはZはグリシチル部分である。適切な還元糖にはグルコース、フルクトース、
マルトース、ラクトース、ガラクトース、マンノースおよびキシロース、並びに
グリセルアルデヒドがある。原料として、高デキストロースコーンシロップ、高
フルクトースコーンシロップおよび高マルトースコーンシロップ、並びに上記さ
れた個別の糖も利用できる。これらのコーンシロップはZについて糖成分のミッ
クスを生じる。他の適切な原料を決して排除する意味ではないことが理解される
べきである。Zは、好ましくは、‐CH‐(CHOH)‐CHOH、‐C
H(CHOH)‐(CHOH)n-1‐CHOH、‐CH‐(CHOH) (CHOR′)(CHOH)‐CHOH(nは1〜5の整数であり、R′はH
または環式単もしくは多糖である)およびそれらのアルコキシル化誘導体からな
る群より選択される。nが4であるグリシチル、特に‐CH‐(CHOH) ‐CHOHが最も好ましい。
【0054】 式(I)において、Rには例えばN‐メチル、N‐エチル、N‐プロピル、
N‐イソプロピル、N‐ブチル、N‐イソブチル、N‐2‐ヒドロキシエチルま
たはN‐2‐ヒドロキシプロピルがある。最高の泡立ちのためには、Rは好ま
しくはメチルまたはヒドロキシアルキルである。低い泡立ちが望まれるならば、
は好ましくはC‐Cアルキル、特にn‐プロピル、イソプロピル、n‐
ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシルおよび2‐エチルヘキシルである。 R‐CO‐N<には、例えばコカミド、ステアラミド、オレアミド、ラウラ
ミド、ミリストアミド、カプリカミド、パルミトアミド、タローアミドなどがあ
る。
【0055】洗浄酵素 本発明の組成物は、少くとも1種の洗浄酵素の存在を含めてもよい。ここで用
いられる“洗浄酵素”とは、クリーニング組成物で、クリーニング、しみ抜きま
たは他の有益な効果を有する酵素を意味する。好ましい洗浄酵素は、プロテアー
ゼ、アミラーゼおよびリパーゼのようなヒドロラーゼである。自動皿洗いで高度
に好ましいものは、現行市販タイプ、並びに一層ブリーチ適合性とされていなが
ら、残留程度のブリーチ不活化感受性しか有していない、改善されたタイプの双
方を含めた、アミラーゼおよび/またはプロテアーゼである。
【0056】 一般的に記載すると、ここで好ましい組成物は1種以上の洗浄酵素を含んでい
る。1種のみの酵素が用いられるならば、組成物が自動皿洗い用であるとき、好
ましくはデンプン分解酵素である。自動皿洗い用に高度に好ましいものは、タン
パク質分解酵素およびデンプン分解酵素の混合物である。更に一般的には、配合
される酵素には、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、ペルオキ
シダーゼおよびそれらの混合物がある。他のタイプの酵素も含有させてよい。そ
れらは、植物、動物、細菌、真菌および酵母起源のように、いかなる適切な起源
であってもよい。しかしながら、それらの選択は、pH活性および/または至適
安定性、熱安定性、および活性洗剤、ビルダーなどに対する安定性のような、い
くつかのファクターにより決められる。この点において、細菌アミラーゼおよび
プロテアーゼ、および真菌セルラーゼのような細菌または真菌酵素が好ましい。
【0057】 酵素は、“クリーニング有効量”を供するために十分なレベルで、本洗剤組成
物中に通常配合される。“クリーニング有効量”という用語は、布帛、皿類など
のような基材でクリーニング、しみ抜きまたは汚れ除去効果を生じうる量に関す
る。酵素は触媒物質であるため、このような量は非常に少なくてもよい。現行製
品の実際上、典型的な量は組成物1g当たり重量で約5mg以内、更に典型的に
は約0.01〜約3mgの活性酵素である。換言すれば、本組成物は典型的には
約0.001〜約6重量%、好ましくは0.01〜1%の市販酵素製品を含む。
プロテアーゼ酵素は、組成物1g当たり0.005〜0.1Anson単位(AU) の活性を供するために十分なレベルで、このような製品中に通常存在する。自動
皿洗い向けでは、デリバリーされる非触媒活性物質の総量を最少にして、それに
よりしみ付き/皮膜化結果を改善するために、製品の活性酵素含有率を増加させ
ることが望ましい。
【0058】 プロテアーゼの適切な例は、B.subtilisおよびB.licheniformisの特定株から 得られるズブチリシンである。もう1つの適切なプロテアーゼはBacillusの株か
ら得られ、8〜12のpH範囲で最大活性を有し、Novo Industries A/Sから開 発されて、ESPERASERとして販売されている。この酵素および類似酵素の製品はN
ovoの英国特許明細書第1,243,784号で記載されている。市販されてい る、タンパク質ベース汚れを除去するために適したタンパク質分解酵素には、No
vo Industries A/S(デンマーク)から商品名ALCALASERおよびSAVINASER、Inter
national Bio-Synthetics,Inc.(オランダ)からMAXATASERで販売されるものが ある。他のプロテアーゼには、プロテアーゼA(1985年1月9日付で公開さ
れた欧州特許出願130,756参照)およびプロテアーゼB(1987年4月
28日付で出願された欧州特許出願87303761.8および1985年1月
9日付で公開されたBottらの欧州特許出願130,756参照)がある。
【0059】 “プロテアーゼD”と称される特に好ましいプロテアーゼは、天然でみられな
いアミノ酸配列を有したカルボニルヒドロラーゼ変種であり、Genencor Interna
tionalにより1995年4月20日付で公開されたWO95/10615で記載
されたように、Bacillus amyloliquefaciensズブチリシンの番号付けに従い、好
ましくは+99、+101、+103、+104、+107、+123、+27
、+105、+109、+126、+128、+135、+156、+166、
+195、+197、+204、+206、+210、+216、+217、+
218、+222、+260、+265および/または+274からなる群より
選択されるものに相当する1以上のアミノ酸残基位置と組合せて、+76位に相
当する上記カルボニルヒドロラーゼの位置で、複数のアミノ酸残基の代わりに異
なるアミノ酸を用いることにより、前駆カルボニルヒドロラーゼから誘導される
【0060】 他の好ましいプロテアーゼ酵素には、天然でみられないアミノ酸配列を有した
カルボニルヒドロラーゼ変種であるプロテアーゼ酵素があり、異なるアミノ酸に
よる前駆カルボニルヒドロラーゼの複数アミノ酸の置換により誘導されており、
その前駆体酵素で置換される複数のアミノ酸残基は、下記残基:+33、+62
、+67、+76、+100、+101、+103、+104、+107、+1
28、+129、+130、+132、+135、+156、+158、+16
4、+166、+167、+170、+209、+215、+217、+218
および+222のうち1以上と共に+210位に相当するが、ここでナンバリン
グされた位置はBacillus amyloliquefaciensの天然ズブチリシンまたは他のカル
ボニルヒドロラーゼもしくはズブチリシン(例えばBacillus lentusズブチリシ ン)の相当アミノ酸残基に対応している。好ましい酵素には、+210、+76
、+103、+104、+156および+166位で変化をうけたものがある。
【0061】 有用なプロテアーゼは、PCT文献:The Procter & Gamble Companyにより1
995年11月9日付で公開されたWO95/30010;The Procter & Gamb
le Companyにより1995年11月9日付で公開されたWO95/30011;
The Procter & Gamble Companyにより1995年11月9日付で公開されたWO
95/29979でも記載されている。
【0062】 ここで適切なアミラーゼには、例えば英国特許明細書第1,296,839号
(Novo)で記載されたα‐アミラーゼ、RAPIDASER、International Bio-Synthet
ics,Inc.およびTERMAMYLR、Novo Industriesがある。 ここで好ましいアミラーゼは、1つ、2つまたは多数のアミラーゼ株が直接の
前駆体であるかどうかにかかわらず、1種以上のBacillusアミラーゼ、特にBaci
llus α‐アミラーゼから部位特異的変異誘発を用いて誘導されるという共通性 を有している。
【0063】 前記されたような“酸化安定性向上”アミラーゼは、本発明ではそれらを必須
というよりもむしろ“任意だが好ましい”物質としている事実にもかかわらず、
ここでは使用上好ましい。このようなアミラーゼは下記で非限定的に例示されて
いる: (a)TERMAMYLRとして知られるB.licheniformis α‐アミラーゼの197位 に位置するメチオニン残基の置換がアラニンまたはトレオニン(好ましくはトレ
オニン)を用いて行われた変異体で更に例示されるような、1994年2月3日
付で公開されたNovo Nordisk A/Sの前記WO/94/02597によるアミラー
ゼ、あるいはB.amyloliquefaciens、B.subtilisまたはB.stearothermophilusの ような類似親アミラーゼの相同的位置変種; (b)C.Mitchinsonにより207th American Chemical Society National Meeti
ng,March 13-17,1994で発表された"Oxidatively Resistant alpha-Amylases"と 題される論文でGenencor Internationalにより記載されたような安定性向上アミ
ラーゼ。そこでは、自動皿洗い洗剤中のブリーチはα‐アミラーゼを不活化する
が、改善された酸化安定性アミラーゼがB.licheniformis NCIB8061から
Genencorにより作られたことが記載されている。メチオニン(Met)が最も修
飾しやすい残基として特定された。Metは8、15、197、256、304
、366および438位で1度に1回置換されて、特定の変異体になるが、特に
重要なものはM197LおよびM197Tであり、M197T変種が最も安定な
発現変種である。安定性はCASCADERおよびSUNLIGHTRで測定された; (c)ここで特に好ましいものは、Novo Nordisk A/Sから入手できる直親に追
加修飾を有したアミラーゼ変種、および業者によりQL37+M197Tと称さ
れているものである。
【0064】 本発明で、好ましくはないが、使用しうるセルラーゼには、細菌または真菌双
方のセルラーゼがある。典型的には、それらは5〜9.5の至適pHを有する。
適切なセルラーゼは1984年3月6日付で発行されたBarbesgoardらのUS特 許4,435,307で開示されており、そこではHumicola insolensおよびHum
icola株DSM1800またはAeromonas属に属するセルラーゼ212産生真菌か
ら産生された真菌セルラーゼと、海洋軟体動物(Dolabella Auricula Solander )の肝膵から抽出されるセルラーゼについて開示している。適切なセルラーゼは
、GB‐A‐2,075,028、GB‐A‐2,095,275およびDE‐
OS‐2,247,832でも開示されている。CAREZYMER(Novo)が特に有用 である。
【0065】 洗剤用に適したリパーゼ酵素には、英国特許1,372,034で開示された
、Pseudomonas stutzeri ATCC19.154のようなPseudomonas属の微生物
により産生されるものがある。1978年2月24日付で公開された日本特許出
願53/20487のリパーゼも参照。このリパーゼは、商品名リパーゼP“Am
ano”として、日本、名古屋のAmano Pharmaceutical Co.Ltd.から市販されてお り、以下“amano-P”と称される。他の市販リパーゼには、Amano-CES、Chromob
acter viscosum、例えば日本、田方の東洋醸造社から市販されているChromobact
er viscosum var.lipolyticum NRRLB 3673由来のリパーゼ;USAのU.S.Bioche
mical Corp.およびオランダのDisoynth Co.からのChromobacter viscosum リパ ーゼ; Pseudomonas gladioli由来のリパーゼがある。Humicola lanuginosaに由
来してNovoから市販されているLIPOLASER酵素(EPO 341,947も参照 )がここで使用上好ましいリパーゼである。もう1つの好ましいリパーゼ酵素は
、双方ともNovoにより公開された、WO92/05249および1994年3月
10日付のリサーチ開示No.35944で記載されているような、天然Humico
la lanuginosaリパーゼのD96L変種である。一般的に、脂肪分解酵素は本発 明の自動皿洗い態様にとりアミラーゼおよび/またはプロテアーゼほど好ましく
ない。
【0066】 ペルオキシダーゼ酵素は、酸素源、例えばペルカーボネート、ペルボレート、
ペルサルフェート、過酸化水素などと組合せて用いられる。それらは、典型的に
は、“溶液漂白”のために、即ち洗浄操作中に基材から落ちた染料または顔料が
洗浄液中で他の基材へ移ることを防ぐために用いられる。ペルオキシダーゼ酵素
は当業界で知られており、それには例えば西洋ワサビペルオキシダーゼ、リグニ
ナーゼ、並びにクロロおよびブロモペルオキシダーゼのようなハロペルオキシダ
ーゼがある。ペルオキシダーゼ含有洗剤組成物は、例えば、O.Kirkにより198
9年10月19日付で公開され、Novo Industries A/Sに譲渡された、PCT国 際出願WO89/099813で開示されている。本発明にはペルオキシダーゼ
フリー自動皿洗い組成物の態様も含む。
【0067】 様々な酵素物質、および合成洗剤組成物中へのそれらの配合手段も、1971
年1月5日付で発行されたMcCartyらのUS特許3,553,139で開示され ている。酵素は、1978年7月18日付で発行されたPlaceらのUS特許4, 101,457および1985年3月26日付で発行されたHughesのUS特許4
,507,219でも更に開示されている。洗剤で有用な酵素は様々な技術で安
定化させることができる。酵素安定化技術は、1971年8月17日付で発行さ
れたGedgeらのUS特許3,600,319、1986年10月29日付で公開 されたVenegasの欧州特許出願公開199,405、出願86200586.5 で開示および例示されている。酵素安定化系も、例えばUS特許3,519,5
70で記載されている。
【0068】ビルダー 洗剤ビルダーは、ミネラル硬度のコントロールを助ける上で、本組成物中に場
合により含有させることができる。無機および有機ビルダーが使用できる。ビル
ダーは、粒状汚れの除去を助けるために、自動皿洗いおよび布帛洗濯組成物中で
典型的に用いられる。 ビルダーのレベルは、組成物の最終用途およびその望ましい物理的形態に応じ
て広く変わる。存在するとき、組成物は典型的には少くとも約1%のビルダーを
含む。高性能組成物は、典型的には約10〜約80重量%、更に典型的には約1
5〜約50%の洗剤ビルダーを含む。しかしながら、それ以下または以上のレベ
ルのビルダーが排除されるわけではない。
【0069】 無機またはP含有洗剤ビルダーには、ポリホスフェート(トリポリホスフェー
ト、ピロホスフェートおよびガラス質ポリマーメタホスフェートで例示される)
、ホスホネート、フィチン酸、シリケート、カーボネート(ビカーボネートおよ
びセスキカーボネートを含む)、サルフェートおよびアルミノシリケートのアル
カリ金属、アンモニウムおよびアルカノールアンモニウム塩があるが、それらに
限定されない。しかしながら、無リン酸ビルダーは一部の地方で必要とされる。
重要なことは、本組成物がシトレートのようないわゆる“弱い”(ホスフェート
と比較して)ビルダーの存在下、あるいはゼオライトまたは積層シリケートビル
ダーで生じるいわゆる“アンダービルト”状況下であっても意外によく機能する
ことである。好ましいアルミノシリケートの例については、US特許4,605
,509参照。
【0070】 シリケートビルダーの例は、アルカリ金属シリケート、特に1.6:1〜3.
2:1範囲のSiO:NaO比を有するものと、1987年5月12日付で
発行されたH.P.RieckのUS特許4,664,839号で記載された積層ナトリ ウムシリケートのような積層シリケートである。NaSKS‐6RはHoechstによ
り販売される結晶積層シリケートである(一般的にここでは“SKS‐6”と略
記される)。ゼオライトビルダーと異なり、NaSKS‐6シリケートビルダー
はアルミニウムを含んでいない。NaSKS‐6はδ‐NaSiO形態の積
層シリケートであり、ドイツDE‐A‐3,417,649およびDE‐A‐3
,742,043で記載されたような方法により製造できる。SKS‐6がここ
で使用上高度に好ましい積層シリケートであるが、他のこのような積層シリケー
ト、例えば一般式NaMSi2x+1・yHO(Mはナトリウムまたは水素で
あり、xは1.9〜4、好ましくは2の数であり、yは0〜20、好ましくは0
の数である)を有したものもここでは使用できる。Hoechstによる様々な他の積 層シリケートには、α、βおよびγ形としてNaSKS‐5、NaSKS‐7お
よびNaSKS‐11がある。顆粒処方でクリスプニング(crispening)剤として
、酸素ブリーチ用の安定剤として、および起泡コントロール系の成分として働け
る、例えばマグネシウムシリケートのような他のシリケートも有用である。
【0071】 自動皿洗い(ADD)向けに有用なシリケートには、PQ Corp.からのBRITES
ILRH20および同市販元のBRITESILRH24のような顆粒水和2‐レシオシリケ
ートがあるが、ADD組成物が液体形態を有するとき液体グレードの様々なシリ
ケートが使用できる。安全な制限内で、メタケイ酸ナトリウムまたは水酸化ナト
リウムが単独でまたは他のシリケートと組合せて、洗浄pHを望ましいレベルに
上げるためにADD関係で用いられる。
【0072】 カーボネートビルダーの例は、1973年11月15日付で公開されたドイツ
特許出願2,321,001に開示されたようなアルカリ土類およびアルカリ金
属カーボネートである。様々なグレードおよびタイプの炭酸ナトリウムおよびセ
スキ炭酸ナトリウムが使用できて、そのうちあるものは他の成分、特に洗浄界面
活性剤のキャリアとして特に有用である。
【0073】 アルミノシリケートビルダーが本発明で有用である。アルミノシリケートビル
ダーはほとんどの現行市販重質顆粒洗剤組成物で非常に重要であり、液体洗剤処
方で重要なビルダー成分でもある。アルミノシリケートビルダーには実験式:〔
(zAlO〕・xHOを有するものがあり、ここでzおよびyは少
くとも6の整数であり、z対yのモル比は1.0〜約0.5の範囲であり、xは
約15〜約264の整数である。
【0074】 有用なアルミノシリケートイオン交換物質が市販されている。これらのアルミ
ノシリケートは構造上結晶でもまたは非晶質でもよく、天然アルミノシリケート
でもまたは合成で誘導してもよい。アルミノシリケートイオン交換物質の製造方
法は、1976年10月12日付で発行されたKrummelらのUS特許3,985 ,669に開示されている。ここで有用な好ましい合成結晶アルミノシリケート
イオン交換物質は、ゼオライトA、ゼオライトP(B)、ゼオライトMAPおよ
びゼオライトXという名称で市販されている。特に好ましい態様において、結晶
アルミノシリケートイオン交換物質は式:Na12〔(AlO12(SiO 12 〕・xHOを有し、ここでxは約20〜約30、特に約27である。この物
質はゼオライトAとして知られる。脱水ゼオライト(x=0〜10)もここで使
用できる。好ましくは、アルミノシリケートは直径約0.1〜10ミクロンの粒
径を有する。カーボネートのような他のビルダーのように、界面活性剤キャリア
機能を促進するように適合化された物理的または形態学的形状でゼオライトを用
いることが望ましく、適切な粒径は業者により自由に選択される。
【0075】 本発明の目的に適した有機洗剤ビルダーには様々なポリカルボキシレート化合
物があるが、それらに限定されない。ここで用いられる“ポリカルボキシレート
”とは、多数のカルボキシレート基、好ましくは少くとも3つのカルボキシレー
トを有した化合物に関する。ポリカルボキシレートビルダーは通常酸形で組成物
に加えられるが、中和塩の形で加えても、または“過剰塩基化”させてもよい。
塩形で利用される場合には、ナトリウム、カリウムおよびリチウムのようなアル
カリ金属、またはアルカノールアンモニウム塩が好ましい。
【0076】 ポリカルボキシレートビルダーの中には、様々なカテゴリーの有用な物質が含
まれる。ポリカルボキシレートビルダーの1つの重要なカテゴリーには、196
4年4月7日付で発行されたBergのUS特許3,128,287および1972
年1月18日付で発行されたLambertiらのUS特許3,635,830に開示さ
れているような、オキシジサクシネートを含めた、エーテルポリカルボキシレー
トがある。1987年5月5日付でBushらに発行されたUS特許4,663,0
71の“TMS/TDS”ビルダーも参照。適切なエーテルポリカルボキシレー
トには、US特許3,923,679、3,835,163、4,158,63
5、4,120,874および4,102,903で記載されたような環式化合
物、特に脂環式化合物もある。
【0077】 他の有用な洗浄ビルダーには、エーテルヒドロキシポリカルボキシレート、無
水マレイン酸とエチレンまたはビニルメチルエーテルとのコポリマー、1,3,
5‐トリヒドロキシベンゼン‐2,4,6‐トリスルホン酸およびカルボキシメ
チルオキシコハク酸と、エチレンジアミン四酢酸およびニトリロ三酢酸のような
ポリ酢酸の様々なアルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモニウム塩と、メ
リット酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン‐1,3,
5‐トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸およびそれらの可溶性塩
のようなポリカルボキシレートがある。
【0078】 シトレートビルダー、例えばクエン酸およびその可溶性塩(特にナトリウム塩
)は、再生源からのそれらの利用性およびそれらの生分解性のために、重質洗濯
洗剤処方で特に重要なポリカルボキシレートビルダーである。シトレートは、ゼ
オライトおよび/または積層シリケートビルダーと組合せて用いてもよい。オキ
シジサクシネートもこのような組成物および組合せで特に有用である。
【0079】 本発明の洗剤組成物では、1986年1月28日付で発行されたBushのUS特
許4,566,984に開示された3,3‐ジカルボキシ‐4‐オキサ‐1,6
‐ヘキサンジオエート類と関連化合物も適している。有用なコハク酸ビルダーに
は、C‐C20アルキルおよびアルケニルコハク酸とその塩がある。このタイプ
の特に好ましい化合物はドデセニルコハク酸である。サクシネートビルダーの具
体例には、ラウリルサクシネート、ミリスチルサクシネート、パルミチルサクシ
ネート、2‐ドデセニルサクシネート(好ましい)、2‐ペンタデセニルサクシ
ネート等がある。ラウリルサクシネートがこのグループの好ましいビルダーであ
り、1986年11月5日付で公開された欧州特許出願86200690.5/
0,200,263で記載されている。
【0080】 他の適切なポリカルボキシレートは、1979年3月13日付で発行されたCr
utchfieldらのUS特許4,144,226および1967年3月7日付で発行 されたDiehlのUS特許3,308,067で開示されている。US特許3,7 23,322も参照。
【0081】 脂肪酸、例えばC12‐C18モノカルボン酸も、単独で、あるいは追加ビルダー
活性を与えるために前記ビルダー、特にシトレートおよび/またはサクシネート
ビルダーと組合せて、組成物中に配合できる。脂肪酸のこのような使用は泡立ち
の減少を通常起こすため、これは業者により考慮されるべきである。
【0082】 リンベースビルダーが使用できる状況下、特に手で洗濯する操作に用いられる
固形石鹸の処方では、周知のナトリウムトリポリホスフェート、ナトリウムピロ
ホスフェートおよびナトリウムオルトホスフェートのような様々なアルカリ金属
ホスフェートが使用できる。エタン‐1‐ヒドロキシ‐1,1‐ジホスホネート
および他の公知ホスホネートのようなホスホネートビルダー(例えば、US特許
3,159,581、3,213,030、3,422,021、3,400,
148および3,422,137参照)も使用できる。しかしながら、一般的に
、リンベースビルダーは望ましくない。
【0083】他の成分 有用な成分には、クリーニング性能、クリーニングされる基材の処理を助ける
または高めるための、あるいは組成物の美観を修正するための1種以上の物質が
ある。洗剤組成物の有用な洗浄添加物には、BaskervilleらのUS特許3,93 6,537で示された成分がある。使用上慣例的な業界確立レベル(通常0〜約
20%、好ましくは約0.5〜約10%の洗剤成分)で本発明に用いられる組成
物中に含有させることができる添加物には、酵素安定剤、カラースペクル(colo
r speckle)、色あせ防止および/または腐食防止剤、色素、フィラー、蛍光増 白剤、殺菌剤、アルカリ源、ヒドロトロープ、酸化防止剤、酵素安定剤、香料、
染料、溶解剤、土汚れ除去/再付着防止剤、キャリア、加工助剤、顔料、液体処
方用の溶媒、布帛柔軟剤、静電気防止剤、固形組成物用の固形フィラーなどのよ
うな他の活性成分がある。ポリビニルピリジンN‐オキシドのようなポリアミン
N‐オキシドを含めた染料移動阻止剤も使用できる。染料移動阻止剤は、ポリビ
ニルピロリドンと、N‐ビニルイミダゾールおよびN‐ビニルピロリドンのコポ
リマーで更に例示される。高い泡立ちが望まれるならば、C10‐C16アルカノー
ルアミドのような起泡増強剤が、典型的には1〜10%レベルで組成物中に配合
できる。C10‐C14モノエタノールおよびジエタノールアミドが、このような起
泡増強剤の典型的クラスの例示である。前記されたアミンオキシド、ベタインお
よびスルタインのような高起泡性補助界面活性剤とこのような起泡増強剤との併
用も有利である。所望であれば、MgCl、MgSOなどのような可溶性マ
グネシウム塩も、追加起泡を生じて、油除去性能を高めるために、典型的には0
.1〜2%のレベルで加えることができる。
【0084】固形組成物 本発明の漂白およびブリーチ添加組成物は、固形洗濯またはクリーニング用品
に用いてもよい。固形用品は、適切な過酸化水素源および本発明のイミドブリー
チアクチベーターと共に、界面活性剤を典型的には含有するが、界面活性剤の内
容として、石鹸および合成洗剤の双方を含んでいても、またはすべて合成であっ
てもよい。もちろん、当業者は、界面活性剤、過酸化物源およびイミドアクチベ
ーターのレベルが様々であることをわかっている。本発明によるこのような1つ
の固形組成物では、界面活性剤(石鹸、またはそれと慣用的な合成界面活性剤と
の混合物を含む)約10〜約90%、過酸化物源として過ホウ酸ナトリウム約0
.1〜約40%、式(I)のイミドアクチベーター約0.1〜約20%、ビルダ
ー約0.1〜約50%、および場合によりタルク、デンプンなどのような有機ま
たは無機フィラー約0.1〜約60%を含んでいる。適切な固形組成物および製
造方法は、US特許4,151,105、3,248,333、5,340,4
92および5,496,488(それらの開示は参考のため本明細書に組み込ま
れる)、および英国特許出願2,096,163Aで開示されている。
【0085】硬質表面クリーニング組成物 本発明の漂白およびブリーチ添加組成物は、硬質表面クリーニング組成物の形
態をとってもよい。硬質表面クリーニング組成物は、一般的には、上記されたブ
リーチまたはブリーチ添加組成物と全く同じに処方しても、または例えば低残留
性の界面活性剤を用いて硬質表面クリーニングのより専門的な技術に従い処方し
てもよい。本発明の他の態様の場合のように、このような組成物のpHは組成物
の意図された用途に応じて様々である。本発明のイミドアクチベーターとの併用
で有用な適切な硬質表面クリーニング組成物は、US特許5,536,450、
5,536,451および5,538,664で記載されており、それらの開示
は参考のため本明細書に組み込まれる。もちろん、組成物中に過酸化物源を処方
するときにはいつでも、ブリーチ安定性成分を用いることが好ましいことは、当
業者がわかっている。
【0086】顆粒組成物 本発明の漂白およびブリーチ添加組成物は、低密度(550g/L未満)と、
顆粒の密度が少くとも550g/Lである高密度との、双方の顆粒組成物として
用いることができる。顆粒組成物は、典型的には、約7.5〜約11.5、更に
好ましくは約9.5〜約10.5の洗浄pHを呈するようにデザインされる。低
密度組成物は標準スプレー乾燥プロセスにより製造できる。様々な手段および装
置が高密度組成物を製造するために利用でき、当業界で周知である。当分野で現
行の商業的慣行では、約500g/L未満の密度を有する組成物を製造するため
に、スプレー乾燥タワーを用いる。したがって、スプレー乾燥が全体プロセスの
一部として用いられるならば、得られるスプレー乾燥粒子は下記手段および装置
を用いて更に高密度化されねばならない。代わりに、業者は市販されているミキ
シング、高密度化および造粒装置を用いることでスプレー乾燥を省略することが
できる。例えば、1996年5月14日付で発行されたCapeciらのUS特許5,
516,448および1996年2月6日付で発行されたCapeciらのUS特許5
,489,392参照。スプレー乾燥タワーの使用を要しない他の適切なプロセ
スは、1989年5月9日付で発行されたBollierらのUS特許4,828,7 21、1992年4月28日付で発行されたBeerseらのUS特許5,108,6
46および1993年1月12日付で発行されたJolicoeurのUS特許5,17 8,798で記載されている。
【0087】 本発明の漂白組成物は、洗濯向けおよび自動皿洗い組成物で使用に理想的に適
している。ブリーチ添加組成物は、漂白組成物、または洗剤を含む漂白組成物、
例えばブリーチ入りTIDERのような、過酸化水素源と併用される。したがって、 本発明には汚れた布帛を洗濯する方法も含む。その方法では、洗濯される布帛を
水性洗濯液と接触させる。布帛には、通常の消費者使用条件下で洗濯しうるほと
んどの布帛を含む。洗濯液は、詳細に前記されたような非対称非環式イミドアク
チベーターを含有したブリーチ添加または漂白組成物を含んでいる。洗濯液は、
過酸化水素源、洗浄界面活性剤、キレートおよび洗浄酵素のような、組成物への
前記いずれの添加物も含有していてよい。組成物は、好ましくは、溶液中で少く
とも約50ppm、典型的には約1000〜約10,000ppmの濃度で用い
られる。水温は、好ましくは約25〜約50℃である。水対布帛比は、好ましく
は約1:1〜約15:1である。
【0088】 食器のような汚れた皿類を洗う方法でも、汚れた皿類を水性皿洗い液と接触さ
せる。皿洗い液は、詳細に前記されたような非対称非環式イミドアクチベーター
を含有したブリーチ添加または漂白組成物を含んでいる。皿洗い液も、過酸化水
素源、洗浄界面活性剤、キレートおよび洗浄酵素のような、組成物への前記いず
れの添加物も含有していてよい。組成物は、好ましくは、溶液中で少くとも約5
0ppm、典型的には約1000〜約10,000ppmの濃度で用いられる。
水温は、好ましくは約25〜約50℃である。
【0089】 本発明は下記例を参考にして記載される。もちろん、当業者であれば、本発明
がここで記載された具体例またはそこに含まれる成分およびステップに限定され
ず、むしろ開示のもっと広い面に従い行えるものと、理解するであろう。
【0090】例I N‐メトキシ‐N‐ノナノイルアセトアミド(2)の製造 N‐メトキシノナンアミド(1)の合成:
【化21】 メカニカルスターラー、アルゴン導入口および均圧滴下漏斗を備えた100ml
三首丸底フラスコに酢酸エチル(40ml)および炭酸カリウムの1M水溶液(
20ml、2eq)を入れる。反応混合液を塩水/氷浴で冷却する。塩酸メトキ
シアミン(5.06g、1eq)を反応混合液に加え、塩化ノナノイル(10.
58g、1eq)を滴下する。反応液を室温で一夜攪拌する。反応液を酢酸エチ
ルで希釈し、水層から分離する。有機層を脱イオン水(1×50ml)で洗浄し
、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮する。
【0091】 N‐メトキシ‐N‐ノナノイルアセトアミド(2)の合成:
【化22】 磁気攪拌棒、アルゴン導入口および均圧滴下漏斗を備えた100ml丸底フラス
コに塩化メチレン(22.5ml)、トリエチルアミン(3.80g、2eq)
およびN‐メトキシノナンアミド(3.5g、1eq)を入れる。反応混合液を
攪拌し、氷浴で冷却する。次いで無水酢酸(2.88g、1.5eq)を滴下す
る。反応液を室温まで一夜かけてゆっくり加温させる。反応混合液を塩化メチレ
ン(50ml)で希釈し、0.05M塩酸溶液(1×50ml)、飽和重炭酸ナ
トリウム水溶液(3×50ml)および塩水(1×50ml)で洗浄する。有機
層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮する。
【0092】例II N‐メトキシ‐N‐メトキシカルボニルノナンアミド(3)の製造:
【化23】 磁気攪拌棒、アルゴン導入口および均圧滴下漏斗を備えた100ml丸底フラス
コにテトラヒドロフラン(14.0ml)、トリエチルアミン(2.13g、1
.5eq)およびN‐メトキシノナンアミド(1.96g、1eq)を入れる。
反応液を氷浴で冷却し、クロロギ酸メチル(1.88g、1.4eq)を滴下す
る。反応液を室温まで一夜かけて加温させる。テトラヒドロフランを真空下で除
去し、残渣を塩化メチレン(25ml)で希釈する。反応液を0.1M塩酸溶液
(1×20ml)、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(3×20ml)および塩水(
1×20ml)で洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空
下で濃縮する。
【0093】例III N‐メトキシ‐N‐ノナノイルピバルアミドの製造: 操作は例Iの場合と同様であるが、無水ピバリン酸をN‐メトキシノナンアミ
ドのアシル化で無水酢酸の代わりに用いる。
【0094】例IV N‐メトキシ‐N‐オクタノイルアセトアミドの製造: 操作は例Iの場合と同様であるが、塩化オクタノイルを塩化ノナノイルの代わ
りに用いる。
【0095】例V N‐メトキシ‐N‐メトキシカルボニルオクタンアミドの製造: 操作は例IIの場合と同様であるが、例IVで製造されたようなN‐メトキシオク
タンアミドをN‐メトキシノナンアミドの代わりに用いる。
【0096】例VI N‐ベンジルオキシ‐N‐ノナノイルアセトアミドの製造: 操作は例Iの場合と同様であるが、塩酸ベンジルオキシアミンを塩酸メトキシ
アミンの代わりに用いる。
【0097】例VII N‐アリルオキシ‐N‐デカノイルアセトアミドの製造: 操作は例Iの場合と同様であるが、塩酸O‐アルキルヒドロキシルアミンを塩
酸メトキシアミンの代わりに用い、塩化デカノイルをN‐アルキルオキシデカン
アミドの製造で塩化ノナノイルの代わりに用いる。
【0098】例VIII 顆粒洗濯洗剤の形態を有する漂白組成物が下記処方で例示されている。 A B C D E 成 分 % % % % % ブリーチアクチベーター 5 3.5 1 3.5 2 過炭酸ナトリウム 0 0 19 21 0 過ホウ酸ナトリウム一水和物 21 21 0 0 20 慣用的ブリーチアクチベーター 0 0 3 1 0 直鎖アルキルベンゼンスル 5.5 11 19 12 9.5 ホネート アルキルエトキシレート 4 0 3 4 6 (C45E7) ゼオライトA 20 20 9.5 17 21 SKS‐6Rシリケート 0 0 11 11 0 (Hoechst) クエン酸三ナトリウム 5 5 2 3 3 アクリル酸/マレイン酸 4 0 4 5 0 コポリマー ナトリウムポリアクリレート 0 3 0 0 3 キラント 0.4 0 0.4 0 0 カルボキシメチルセルロース 0.3 0 0 0.4 0 酵素 1.4 0.3 1.5 2.4 0.3 アニオン性汚れ放出ポリマー 0.3 0 0 0.4 0.5 染料移動阻止ポリマー 0 0 0.3 0.2 0 カーボネート 16 14 24 6 23 シリケート 3.0 0.6 12.5 0 0.6 サルフェート、水、香料、 100まで 100まで 100まで 100まで 100まで 着色料 例I〜VIIのいずれかによるブリーチアクチベーター
【0099】例IX この例は、本発明による漂白組成物、更に具体的には液体ブリーチ添加組成物
について示している。 A B C D 成 分 wt% wt% wt% wt% NEODOL 91-10 6 11.1 7 4 NEODOL 45-7 6 3.9 5 8 NEODOL 23-2 3 0 3 3 DTPA 0.10 0.10 0.10 0.10 ブリーチアクチベーター2 3.5 3.5 2 7 クエン酸 0.5 0 0 0.5 NaOH pH4まで pH4まで pH4まで pH4まで 過酸化水素 6 0 0 7 水 残 部 残 部 残 部 残 部 100%まで 100%まで 100%まで 100%まで The Shell Oil Companyから市販されているアルキルエトキシレート 例I〜VIIのいずれかによるブリーチアクチベーター 組成物は、例Vで用いられた場合と同様の洗浄試験で(TIDERのようなブリーチ
または無ブリーチ洗剤に加えて用いられる)ブリーチ増強添加物として用いる。 その添加物は1000ppmで用い、市販洗剤は1000ppmで用いる。
【0100】例X 顆粒自動皿洗い洗剤組成物は下記からなる。 A B C D 成 分 wt% wt% wt% wt% ブリーチアクチベーター(注記1参照) 3.5 3.5 2 6.5 過ホウ酸ナトリウム一水和物(注記2参照) 1.5 0 1.5 0 過炭酸ナトリウム(注記2参照) 0 1.2 0 1.2 アミラーゼ(NOVOのTERMAMYLR) 1.5 2 2 2 遷移金属ブリーチ触媒(注記3参照) 0 0.1 0.1 0 プロテアーゼ 2.5 2.5 2.5 2.5 (SAVINASER12T,NOVO,3.6%活性タンパク質) 重炭酸ナトリウム 15 0 0 0 無水炭酸ナトリウム 20 20 20 20 ノニオン性界面活性剤(LF404,BASF) 2.5 1.5 1.5 1.5 硫酸ナトリウム、水、その他 残部 100% 100% 100% 100% 注記1:例I〜VIIのいずれかによるブリーチアクチベーター 注記2:これらの過酸化水素源は有効酸素ベース重量%で表示されている。 全組成物のパーセンテージをベースにして変換するためには、約0.15で 割る。 注記3:遷移金属ブリーチ触媒:ペンタアミンアセタトコバルト(III) ニトレート;MnTACNに代えてもよい。
【0101】例XI 手に荒くなく、バスタブおよびシャワータイルをクリーニングする上で特に有
用な液体形態を有したクリーニング組成物は、下記のとおりである: 成 分 %(wt.) A B ブリーチアクチベーター 7.0 5.0 過酸化水素 0.0 10.0 C12AS、酸形、一部中和 5.0 5.0 C12-14AES、酸形、一部中和 1.5 1.5 C12ジメチルアミンN‐オキシド 1.0 1.0 DEQUEST 2060 0.5 0.5 クエン酸 5.5 6.0 研磨剤(15〜25μm) 15.0 0 HCl pH4まで フィラーおよび水 残部100%まで 例I〜VIIのいずれかによるブリーチアクチベーター
【0102】例XII 汚れた布帛を手洗いする上で適した固形洗濯用品は標準押出しプロセスにより
製造し、下記からなる: 成 分 重量% ブリーチアクチベーター 4 過ホウ酸ナトリウム四水和物 12 C12直鎖アルキルベンゼンスルホネート 30 ホスフェート(トリポリリン酸ナトリウムとして) 10 炭酸ナトリウム 5 ピロリン酸ナトリウム 7 ココナツモノエタノールアミド 2 ゼオライトA(0.1〜10ミクロン) 5 カルボキシメチルセルロース 0.2 ポリアクリレート(m.w.1400) 0.2 増白剤、香料 0.2 プロテアーゼ 0.3 CaSO 1 MgSO 1 水 4 フィラー** 残部100%まで 例I〜VIIのいずれかによるブリーチアクチベーター** CaCO、タルク、クレー、シリケートなどのような好都合な物質から選択
することができる。酸性フィラーもpHを減少させるために使用できる。 布帛はその固形用品で洗浄すると、優れた結果を出す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/28 C11D 3/395 // C11D 3/395 C07D 209/48 Z (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ロバート、リチャード、ダイクストラ アメリカ合衆国オハイオ州、フェアフィー ルド、クラブハウス、レイン、32−エー Fターム(参考) 4C069 AC32 BA01 BA02 BC12 4C204 BB09 CB04 DB30 EB03 FB17 GB01 4H003 AB19 AC08 DA01 DA05 DA19 EA12 EA15 EA16 EA24 EA28 EB08 EB13 EB17 EB19 EB20 EB30 EB32 EB42 ED02 EE05 FA43 4H006 AA01 AB70 RA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式を有するブリーチアクチベーター化合物: 【化1】 〔上記式中XはO、NR16およびSから選択される;eは0または1である;
    fは0または1である;R16はHおよびC‐C直鎖または分岐、飽和また
    は不飽和アルキル基から選択される;および (i)Rは(a)フェニル、C‐C13直鎖または分岐鎖、飽和または不
    飽和アルキル、C‐C13直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルカリール
    、C‐C13直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アラルキル、(b)下記式
    を有する部分: 【化2】 (nは0〜12の整数である)、および(c)下記式を有する部分: (Ya-1/aQ‐E‐ (上記式中Qは式R131415を有しており、R13、R14および
    15はいずれも置換または非置換アルキル、置換または非置換アルカリール、
    および置換または非置換アリールからなる群より独立して選択される;Eは置換
    または非置換ポリアルキレン、置換もしくは非置換アリールアルキレン、置換も
    しくは非置換アリールポリアルキレン、置換もしくは非置換ポリアルキレンアリ
    ールアルキレン、または置換もしくは非置換ポリアルキレンアリールポリアルキ
    レンである;aは1以上である;(Ya-1/aは荷電バランスをとる適合性アニ オンである)からなる群より選択される; (ii)Rは(a)C‐C10分岐または非分岐、飽和または不飽和アルキ
    ル、C‐C10分岐または非分岐、飽和または不飽和アルカリール、C‐C 10 分岐または非分岐、飽和または不飽和アラルキル、およびフェニル、(b)
    (CHk′CO(Rは(ii)(a)のように定義され、k′は1〜 5の整数である)、(c)(CHk(Ya-1/a(kは2〜
    6の整数である;RおよびRは置換または非置換アルキル、置換または非置
    換アルカリール、および置換または非置換アリールからなる群より独立して選択
    される;RはH、R、‐O、(CHSO 、(CHCO (qは1〜5の整数である)およびCHCHROSO (RはC
    10分岐または非分岐、飽和または不飽和アルキルである)から独立して選択
    される;aは少くとも1の値を有する整数である;(Ya-1/aは荷電バランス をとる適合性アニオンである;但しRおよびRが双方とも四級窒素原子をも
    つことはない)、(d)(CH17(Zg+1/g(tは1〜6の整数 である;R17はSO 、OSO 、CO およびOCO から選択さ
    れる;gは少くとも1の値を有する整数である;(Zg+1/gは荷電バランス をとる適合性アニオンである;但しRが四級窒素をもつならば、Rが(CH 17(Zg+1/gであることはない)、(e) 【化3】 (上記式中TはC‐C16直鎖または分岐、置換または非置換アルキル、C ‐C16直鎖または分岐、置換または非置換アルカリール、C‐C16直鎖ま
    たは分岐、置換または非置換アラルキル、C‐C16直鎖または分岐、置換ま
    たは非置換アリール、および 【化4】 (上記式中m′は1〜10の整数である;R、R10、R11およびR12
    各々はHおよびCHから独立して選択される)からなる群より選択されるスペ
    ーサー基である;Gはここで定義されているようなRまたはRである)から
    なる群より選択される;および (iii)RはC‐C12直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルキル、C ‐C12直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルカリール、C‐C12
    鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アラルキル、C‐C12直鎖または分岐鎖
    、飽和または不飽和アリール基から選択される;eおよびfが0であるとき、R はC‐C12直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルキル、C‐C12 直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルカリール、C‐C12直鎖または分
    岐鎖、飽和または不飽和アラルキル、およびC‐C12直鎖または分岐鎖、飽
    和または不飽和アリール基から選択される〕。
  2. 【請求項2】 RがC‐C13直鎖または分岐鎖飽和または不飽和アルキル基、好ましく
    はRがC‐C12直鎖または分岐飽和アルキル基、RがC‐C直鎖ま
    たは分岐鎖飽和または不飽和アルキル基、好ましくはRがC‐C直鎖飽和
    アルキル基、RがC‐C直鎖または分岐鎖飽和または不飽和アルキル基で
    あり、更に好ましくはRがC、C、C、C10またはC11飽和アルキ
    ル基、RおよびRがCHであり、最も好ましくはRが直鎖CまたはC 飽和アルキル基、RおよびRがCHである、請求項1に記載のブリーチ
    アクチベーター。
  3. 【請求項3】 R、RおよびRにおける炭素原子数の合計が19未満である、請求項1
    または2に記載のブリーチアクチベーター化合物。
  4. 【請求項4】 A)組成物の0.1〜70重量%の、下記式を有する非対称イミドブリーチア
    クチベーター: 【化5】 〔上記式中XはO、NR16およびSから選択される;eは0または1である;
    fは0または1である;R16はHおよびC‐C直鎖または分岐、飽和また
    は不飽和アルキル基から選択される;および (i)Rは(a)フェニル、C‐C13直鎖または分岐鎖、飽和または不
    飽和アルキル、C‐C13直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルカリール
    、C‐C13直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アラルキル、(b)下記式
    を有する部分: 【化6】 (nは0〜12の整数である)、および(c)下記式を有する部分: (Ya-1/aQ‐E‐ (上記式中Qは式R131415を有しており、R13、R14および
    15はいずれも置換または非置換アルキル、置換または非置換アルカリール、
    および置換または非置換アリールからなる群より独立して選択される;Eは置換
    もしくは非置換ポリアルキレン、置換もしくは非置換アリールアルキレン、置換
    もしくは非置換アリールポリアルキレン、置換もしくは非置換ポリアルキレンア
    リールアルキレン、または置換もしくは非置換ポリアルキレンアリールポリアル
    キレンである;aは1以上である;(Ya-1/aは荷電バランスをとる適合性ア ニオンである)からなる群より選択される; (ii)Rは(a)C‐C10分岐または非分岐、飽和または不飽和アルキ
    ル、C‐C10分岐または非分岐、飽和または不飽和アルカリール、C‐C 10 分岐または非分岐、飽和または不飽和アラルキル、およびフェニル、(b)
    (CHk′CO(Rは(ii)(a)のように定義され、k′は1〜 5の整数である)、(c)(CHk(Ya-1/a(kは2〜
    6の整数である;RおよびRは置換または非置換アルキル、置換または非置
    換アルカリール、および置換または非置換アリールからなる群より独立して選択
    される;RはH、R、‐O、(CHSO 、(CHCO (qは1〜5の整数である)およびCHCHROSO (RはC
    10分岐または非分岐、飽和または不飽和アルキルである)から独立して選択
    される;aは少くとも1の値を有する整数である;(Ya-1/aは荷電バランス をとる適合性アニオンである;但しRおよびRが双方とも四級窒素原子をも
    つことはない)、(d)(CH17(Zg+1/g(tは1〜6の整数 である;R17はSO 、OSO 、CO およびOCO から選択さ
    れる;gは少くとも1の値を有する整数である;(Zg+1/gは荷電バランス をとる適合性アニオンである;但しRが四級窒素をもつならば、Rが(CH 17(Zg+1/gであることはない)、(e) 【化7】 (上記式中TはC‐C16直鎖または分岐、置換または非置換アルキル、C ‐C16直鎖または分岐、置換または非置換アルカリール、C‐C16直鎖ま
    たは分岐、置換または非置換アラルキル、C‐C16直鎖または分岐、置換ま
    たは非置換アリール、および 【化8】 (上記式中m′は1〜10の整数である;R、R10、R11およびR12
    各々はHおよびCHから独立して選択される)からなる群より選択されるスペ
    ーサー基である;Gはここで定義されているようなRまたはRである)から
    なる群より選択される;および (iii)RはC‐C12直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルキル、C ‐C12直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルカリール、C‐C12
    鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アラルキル、C‐C12直鎖または分岐鎖
    、飽和または不飽和アリール基から選択される〕;および B)組成物の0.1〜99.9重量%の慣用的添加成分 を含んでいる漂白組成物。
  5. 【請求項5】 RがC‐C13直鎖または分岐鎖飽和または不飽和アルキル基、好ましく
    はRがC‐C12直鎖または分岐飽和アルキル基、RがC‐C直鎖ま
    たは分岐鎖飽和または不飽和アルキル基、好ましくはRがC‐C直鎖飽和
    アルキル基、RがC‐C直鎖または分岐鎖飽和または不飽和アルキル基で
    あり、更に好ましくはRがC、C、C、C10またはC11飽和アルキ
    ル基、RおよびRがCHであり、最も好ましくはRが直鎖CまたはC 飽和アルキル基、RおよびRがCHである、請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 R、RおよびRにおける炭素原子数の合計が19未満である、請求項4
    または5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 組成物が、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活
    性剤、双極性界面活性剤、両性界面活性剤およびそれらの混合物からなる群より
    選択される界面活性剤を、組成物の0.1〜10重量%で含んでいる、請求項4
    〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 組成物が過酸化水素源、キレート化剤、ポリマー汚れ放出剤、ブリーチ触媒、
    酵素、ビルダーおよびそれらの混合物からなる群より選択される成分を更に含み
    、好ましくはその組成物が過酸化水素源を更に含んで、その過酸化水素源がペル
    ボレート、ペルカーボネート、過酸化水素およびそれらの混合物からなる群より
    選択される、請求項4〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 漂白すべき汚れた布帛を水性漂白液と接触させる工程を含んでなり、前記漂白
    液が請求項4〜8のいずれか一項に記載された漂白組成物の有効量を含有してな
    り、好ましくは、上記漂白液と接触させる工程の前に、上記汚れた布帛を請求項
    4〜8のいずれか一項に記載された漂白組成物と直接接触させる工程をさらに含
    んでなる、汚れた布帛を漂白するための方法。
  10. 【請求項10】 漂白すべき汚れた布帛を水性漂白液と接触させる工程を含んでなり、前記漂白
    液が請求項4〜8のいずれか一項に記載されたブリーチ添加組成物の有効量およ
    び有効量の過酸化水素を含有している、汚れた布帛を漂白するための方法。
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