JP2001522528A - 特に短絡の際に交流電流を制限するための装置 - Google Patents

特に短絡の際に交流電流を制限するための装置

Info

Publication number
JP2001522528A
JP2001522528A JP54647298A JP54647298A JP2001522528A JP 2001522528 A JP2001522528 A JP 2001522528A JP 54647298 A JP54647298 A JP 54647298A JP 54647298 A JP54647298 A JP 54647298A JP 2001522528 A JP2001522528 A JP 2001522528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor
region
current
semiconductor device
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP54647298A
Other languages
English (en)
Inventor
ミットレーナー、ハインツ
シュテファニ、ディートリッヒ
バルチュ、ヴォルフガング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE19717614A external-priority patent/DE19717614A1/de
Priority claimed from DE19726678A external-priority patent/DE19726678A1/de
Priority claimed from DE29801945U external-priority patent/DE29801945U1/de
Application filed by Siemens AG filed Critical Siemens AG
Publication of JP2001522528A publication Critical patent/JP2001522528A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/02Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/12Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed
    • H01L29/16Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed including, apart from doping materials or other impurities, only elements of Group IV of the Periodic Table
    • H01L29/1608Silicon carbide
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • H01L29/80Field effect transistors with field effect produced by a PN or other rectifying junction gate, i.e. potential-jump barrier
    • H01L29/808Field effect transistors with field effect produced by a PN or other rectifying junction gate, i.e. potential-jump barrier with a PN junction gate, e.g. PN homojunction gate
    • H01L29/8083Vertical transistors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/02Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess current

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 交流電流を制限するための装置はa)交流電流の電流経路の中に接続されている少なくとも1つの半導体デバイス(H1、H2、H3)を有し、この半導体デバイスが、予め定められた極性を有する順方向電圧を与えられている際には、順方向電圧が電圧零から上昇すると共に、対応する飽和電圧の際の飽和電流まで単調関数的に増大し、また飽和電圧の上側に位置する順方向電圧の際に飽和電流の下側の制限電流に制限される順方向電流がこの半導体デバイスを通って流れるように、また順方向電圧の極性と逆の極性を有する逆方向電圧を与えられている際には、逆方向電圧が電圧零から上昇すると共に、予め定められた逆方向降伏電圧まで単調関数的に増大し、また逆方向降伏電圧の超過の際にキャリア降伏に基づいて明らかにより強く上昇する逆方向電流がこの半導体デバイスを通って流れるように構成されており、または制御可能であり、さらにb)半導体デバイス(H1、H2、H3)がその逆方向の極性の交流電流の半波で、特に過電流または短絡の際に、逆方向降伏電圧に駆動されることを防止する保護回路を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 特に短絡の際に交流電流を制限するための装置 本発明は交流電流を制限するための装置に関する。 電気的負荷(機器)に交流電流を供給するため、負荷は開閉装置を介して給電 回路網の電線路分岐と接続される。特に短絡の場合の過度に大きい電流から負荷 を保護するため、低圧開閉技術では、分岐を保護する安全器、一般には溶融ヒュ ーズを使用するそれと、1ミリ秒(1ms)よりも明らかに長い開閉時間を有す る機械的な電力開閉器とを有する開閉装置が使用される。電線路分岐の中で多く の負荷が同時に運転され、またこれらの負荷のただ1つに短絡が生ずるときには 、短絡を生じていない負荷が擾乱されずに引き続いて動作し得ること、また短絡 を生じた負荷のみが切り離されることは大きな利点を有する。この目的で、各々 の負荷のすぐ前に接続されており、1msよりも明らかに短い時間のうちに、ま たこうして電線路分岐に対して設けられている負荷保護用開閉器の安全器の引き 外しの前に電流を見込まれる短絡電流から、予め定められた非臨界的な過電流値 に確実に制限する電流制限用構成要素(“リミッタ”)が必要である。 このような電流リミッタは電流制限の場合に、構成要素に生ずる通常700V まで、場合によっては回路網に関係して1200Vまでの高い電圧に耐えられな ければならない。その場合、構成要素の中に生ずる損失電力が非常に大きいので 、電流制限器が追加的に電流を予め定められた過電流値よりも明らかに低い値に 自動的に減ずることは特に有利である(本質安全な構成要素)。 市場で唯一入手可能な、受動的な、すなわち駆動なしで機能する電流制限器は BA社からPROLIMと言う名称で販売されている装置であり、この装置はそ の中に使用される材料の粒界の電流に依存する伝導性を利用している。しかし、 電流制限のために装置を頻繁に使用すると、電流を制限する電流飽和値の変化が 生ずる。 さもなければ、能動的な、すなわち駆動により動作する一般的な電流制限器の みが使用され、これらの電流制限器は電流を検出し、また予め定められた最大電 流値を超過した際に、電流を能動的な制御により制限する。ドイツ特許出願公開 第43 30 459号明細書から半導体を用いた能動的な電流制限器が公知である。こ の能動的に電流を制限する半導体開閉器は、互いに反対側の表面にそれぞれ電極 が設けられた、予め定められた導電形の第1半導体領域を有する。第1半導体領 域の中に、両電極の間に位置して逆の導電形を持つ複数の半導体領域が互いに間 隔をおいで配置されている。個々の別の半導体領域間にそれぞれ、第1半導体領 域の両表面に対して垂直に向けられた第1半導体領域のチャネル領域(垂直チャ ネル)が形成されている。両電極間の垂直な電流の流れは、これらチャネル領域 を通じて導かれ、またそれにより制限される。両電極間の電流の流れを制御する ため第1半導体領域の中の逆導電形にドープされた半導体領域にゲート電圧が与 えられ、それによりチャネル領域の抵抗が制御される。 ドイツ特許出願公開第195 48 443号明細書から、予め定められた導電形の第1半 導体領域と、第1半導体領域の表面に配置されている接触領域と、第1半導体領 域の内部において、接触領域の下側に配置されている第1半導体領域と逆の導電 形の第2半導体領域とを有する半導体デバイスは公知である。第2半導体領域は 、第1半導体領域の表面に対して平行に、すべての方向に接触領域よりも先まで 広げられており、それによって第1半導体領域の中に、下方に第1半導体領域と 第2半導体領域との間に形成されるpn接合の空乏層により制限されそして導通 状態で電流を接触領域からまたは接触領域へ運ぶ少なくとも1つのチャネル領域 が形成される。この少なくとも1つのチャネル領域は、こうして横方向に第1半 導体順域の中に配置されており、またそれにより非常に良い飽和特性を有する。 第1半導体領域の、前記表面と反対側の第1半導体領域の別の表面に、別の接触 領域が配置される。この接触領域と、第1半導体領域の他方の表面における接触 領域との間に、その場合半導体デバイスに対する動作電圧が与えられる。 チャネル領域は、ドイツ特許出願公開第195 48 443号明細書から公知の半導体 デバイスにおいて、1つの実施態様では第2半導体領域と向かい合う側で、第1 半導体領域と、第1半導体領域と逆の導電形の少なくとも1つの第3半導体領域 とにより形成されている別のpn接合の空乏層により制限される。第3半導体領 域には、制御電圧を与えることによりチャネル領域の電気抵抗を制御するため の制御電極が設けられている。他の実施の態様では、チャネル領域は第2半導体 領域と向かい合う側で、少なくとも1つのショットキ接触の空乏層により制限さ れる。この実施例でも、ショットキ接触にチャネル領域の電気抵抗を制御するた めの制御電圧が与えられる。 本発明の課題は、交流電流を制限するための装置であって、短絡の際に交流電 圧が急速に回復するときも堅牢であり、また確実に交流電流を制限し得る装置を 提供することである。 この課題は、本発明によれば、請求の範囲1の特徴により解決される。 本発明によれば、制限すべき交流電流の電流経路の中に少なくとも1つの半導 体デバイスが接続され、この半導体デバイスが、予め定められた極性(順方向、 導通方向)を有する順方向電圧を与えられている際には、順方向電圧が電圧零か ら上昇すると共に、対応する飽和電圧の際の飽和電流まで単調関数的に増大し、 そして飽和電圧より高い順方向電圧の際には飽和電流より低い制限電流に制限さ れる順方向電流がこの半導体デバイスを通って流れるように、また順方向電圧の 極性と逆の極性を有する逆方向電圧を与えられている際には、逆方向電圧が電圧 零から上昇すると共に、予め定められた逆方向降伏電圧まで単調関数的、好まし くは本質的に直線的に(オーム性の特性)に増大しそして飽和電圧より高い順方 向電圧の際には、飽和電流より低い、好ましくは飽和電流の約1/5の制限電流 値に制限されるように構成されており、または制御可能である。しかしこの半導 体デバイスは、逆の極性(逆方向)の際には電流を制限し得ない(非対称の特性 )。それどころか、逆方向電圧を与えられている際には、半導体デバイスを通っ て、逆方向電圧が電圧零から上昇すると共に、予め定められた逆方向降伏電圧ま で単調関数的に増大し、また逆方向降伏電圧を超過した際にはキャリア降伏によ り急速に上昇する逆方向電流がこの半導体デバイスを通って流れる。しかしキャ リア降伏の際には、半導体デバイスは容易に破壊されてしまう。 従って本発明によれば、1つまたは複数の半導体デバイスに対する保護回路が 設けられ、この保護回路は、特に大きい電流が生ずる過電流または短絡の場合に 、各半導体デバイスを、交流電流の逆方向の極性の半波の期間中における逆方向 降伏電圧への到達、さらには超過から保護する。こうして、交流電流の半波の中 で 保護回路なしの場合には、通常半導体デバイスに与えられる逆方向電圧が保護回 路の助けをかりて減ぜられ、または逆方向での半導体デバイスの動作が実際上完 全に防止される。 対策のこの有利な組み合わせにより、専ら半導体デバイスにより構成されてお り、堅牢であり、後段に接続されている負荷に広範囲に無関係であり、また機械 的開閉器と同じく信頼性が高いものとして構成されており、過電流または短絡の 場合に交流電流を受容可能な電流値、制限電流に制限する交流電流制限器が初め て提供される。 本発明による装置の有利な実施例は、請求の範囲1に従属する請求の範囲にあ げられている。 3つの基本的な実施例では、保護回路はそれぞれダイオード、特にバイポーラ のpnダイオードまたはユニポーラのショットキダイオードを用いて実現され、 これらダイオードとしてシリコンを基材とした経済的な標準電力用ダイオードが 使用できる。 これら3つの基本的な実施例の第1の実施例では、保護回路はそれぞれ半導体 デバイスおよびダイオードから成る2つの逆並列回路により実現されており、こ れらの逆並列回路は互いに逆直列に交流電流の電流経路の中に接続されている。 ダイオードはそれらの特性を半導体デバイスに適合せしめられ、この結果交流 電流が定格動作中は少なくとも主として、また好ましくは実際上完全に両方の逆 直列に接続されている半導体デバイスを通って流れ、また過電流の場合または短 絡の場合には交流電流の各半波の中で、この半波の中で順方向の極性にある半導 体デバイスの飽和電圧の際の飽和電流まで単調関数的、好ましくは本質的に直線 的に(オーム性の特性)に増大し、またこの半導体デバイスの飽和電圧の上側に 位置する順方向電圧の際に飽和電流の下側の制限電流に制限され、また実際上専 ら順方向に位置する半導体デバイスを通って、また少なくとも主として第2のダ イオードを通って流れるようになされる。 各逆並列回路の中で、好ましくは、付属のダイオードの最大阻止電圧(降伏電 圧)は、少なくとも制限電流の際の最大の順方向電圧と同じくらい、また好まし くは付属の半導体デバイスの順方向降伏電圧と同じくらいの大きさであるように するとよい。それによって、ダイオードが付属の半導体デバイスの、定格電流動 作中であれ、または過電流動作中であれ、順方向動作中は半導体デバイスよりも 早くに降伏しないこと、すなわち少なくとも半導体デバイスと同じくらいに良好 に阻止することが保証される。さらに各ダイオードの導通しきい電圧(しきい電 圧、バリアー電圧)の絶対値は、付属の逆並列に接続されている半導体デバイス の逆方向降伏電圧よりも小さく、さらにそれぞれ他方のダイオードに逆並列に接 続されている半導体デバイスの飽和電圧よりも小さい。過負荷または短絡の際に 、電流の可能な限り大きな割合をダイオードを通して流すために、各ダイオード の導通電圧も、それぞれ他方の逆並列回路の中に位置する半導体デバイスに飽和 電流が流れている際には、この半導体デバイスの飽和電圧よりも小さいことが好 ましい。 電流制限装置を通る電流は、この第1の実施態様の場合、定格動作中と臨界的 な過電流または短絡動作中とで異なる。交流電流制限器は“インテリジェントリ ミッタ”として制御なしでも(受動的な構成)、また特に電流の測定なしでも電 流の強さを“認識”し、また、最適な作用を達成するため、電流に相応して開閉 する。定格動作中は、導通損失が最小化されるように、ダイオードは電流を僅か しかまたは全く流されない。それに対して過電流または短絡の場合には、逆方向 に位置する半導体デバイスが電流の流れと、それにより惹起される逆方向電圧の 上昇から保護され、また逆並列に位置するダイオードが順方向に位置する半導体 デバイスの制限された電流を引き受ける。 交流電流制限器の第2の実施態様には、同じく2つの半導体デバイスおよび2 つのダイオードが使用されている。しかし、それぞれ1つのダイオードと1つの 半導体デバイスとが直列に接続されており、またその結果として生ずる両方の直 列回路が逆並列に接続されている。各ダイオードの最大の阻止電圧(逆方向降伏 電圧)の絶対値は、少なくとも付属の直列に接続されている半導体デバイスの最 大の逆方向電圧(逆方向降伏電圧)と同じくらいの大きさである。それによって 、ダイオードが過電流または短絡状態で動作中の付属の半導体デバイスの逆方向 動作中に、半導体デバイスよりも早くに降伏しないこと、すなわち少なくとも半 導体デバイスと同様に良好な阻止状態を保ち、また半導体デバイスの逆方向電圧 を 引き受けることが保証される。 前記の第1および第2の実施態様の欠点は、上記の特性を有する半導体デバイ スが簡単なダイオードよりも通常明らかに高価であり、従って2つの半導体デバ イスのため比較的高い全体コストを甘受しなければならないことにある。 交流電流制限器のより経済的な変形例は、4つのダイオードから成る全波整流 ブリッジにおいて、この半導体デバイスに対する保護回路として接続されている ただ1つの半導体デバイスで間に合わせる第3の基本的な実施例である。接続は 、交流電流が両方の各極性の際に、半導体デバイスをその順方向に通って流れる ように行われており、その際半導体デバイスの前および後において、それぞれ導 通方向に接続されたダイオードが電流経路の中に位置している。 各ダイオードの最大の阻止電圧は、一般に好ましくは、制限電流の際の最大の 順方向電王と同じ大きさであり、また好ましくは半導体デバイスの順方向降伏電 圧と同じ大きさである。 本装置のこれまでに説明した実施例の各々の有利な変形例では、各半導体デバ イスは少なくとも部分的に、少なくとも2eVの禁制帯幅を有する半導体材料か ら成っている。これらの半導体は、交流電流制限器がより高い交流電圧に対して 使用できるように、“汎用半導体”であるシリコンに比較して明らかに高い降伏 耐圧を有する。各半導体デバイスに対する好ましい半導体材料は、シリコンカー バイド(SiC)、特に3C−または4H‐または6H‐ポリ形式の単結晶のシ リコンカーバイドである。なぜならば、SiCはぬきんでた電子的および熱的特 性を有するからである。 1つまたは複数の半導体デバイスは、個々にまたは共通に、1つまたはそれ以 上のダイオードと共に、特にシリコンまたはシリコンカーバイドから成る半導体 基板の上に集積してもよいが、離散的な構成要素として互いに配線により接続し てもよい。 交流電流を制限する装置の少なくとも1つの半導体デバイスは、有利方法で、 オーム接触として好ましくは、第1半導体領域の第1の表面上に配置されている 少なくとも1つの接触領域上に設けられた第1の電極と、第1半導体領域の第1 の表面に、または好ましくは第1の表面と反対側の第2の表面に配置されている 第2の電極と、電気的に第1の電極と第2の電極との間に位置しており、または 配置可能であり、飽和電流に到達した際に少なくとも1つの空乏層(キャリアが 不足しており、またそれによって高い電気抵抗を有する帯域)により狭窄される (覆われる)、第1半導体領域の中のチャネル領域とを有する。 チャネル領域の境界を定める、または狭窄する少なくと1つのも空乏層は、好 ましくは第1半導体領域と、第1半導体領域の内部において接触領域の下側に配 置されており、またすべての方向にわたり第1半導体領域の第1の表面に対して 平行に接触領域よりも先まで延びている第2半導体領域との間のpn接合により 形成される。半導体デバイスのこの実施例は、横方向チャネルであるために、特 に降伏に耐え、また埋め込まれている第2半導体領域の中に電荷を蓄積し、その 結果としての、半波の終了に向かう両電極間の電圧の低下に際しても、チャネル 領域の狭窄を持続するために、制限電流(阻止電流)を予め定められた制限時間 (阻止時間)にわたって受容可能な電流チャネルとして本質的に維持する能力が ある。 多くの接触領域が第1半導体領域の第1の表面に設けられているならば、各接 触領域の下側に付属の第2半導体領域を配置しよく、またはすべての接触領域の 下側に、第1半導体領域の第1の表面に対して平行にすべての方向にすべての接 触領域を含む最小の面よりも先まで広がった、対応する第2半導体領域を配置し てもよい。離れた第2半導体領域間の中間空間を通り、または対応する第2半導 体領域の中の開口を通って、その場合にそれぞれ接触領域に対応付けられたチャ ネル領域のそれぞれ少なくとも1つに、電気的に直列な第1半導体領域のチャネ ル領域が延びている。 チャネル領域は別の実施例では、少なくとも1つの側でショットキ接触の少な くとも1つの空乏層により境界を定められ、または狭窄されている。ショットキ 接触は、特に第1の電極と、少なくとも1つの接触領域の外側に位置している第 1半導体領域の範囲とにより形成されていてよい。このことは、たとえばこれら 両方の領域の適当に選ばれたドーピングにより達成される。しかしショットキ接 触は、制御電圧を与えられる追加的な制御電極と、少なくとも1つの接触領域の 外側に位置している第1半導体領域の範囲とにより形成されてもよい。 特に有利な実施例では、チャネル領域における空乏層の少なくとも1つが、第 1半導体領域と、第1半導体領域の第1の表面に配置された第3半導体領域との 間に配置されている追加的なp‐n接合の空乏層により形成される。 少なくとも1つの第3半導体領域を有する、この実施例の第1の実施の態様で は、第3半導体領域が制御電極と接触させられる。この制御電極に制御電圧を与 えることによりpn接合の空乏層の寸法が、またそれによってチャネル領域の電 気抵抗が制御される。この実施例では、チャネル領域は通常は狭窄され、制御電 圧を与えることにより初めて開かれる。この制御可能な半導体デバイスにより能 動的な交流電流制限器が実現される。 第2の実施の態様は、電荷蓄積効果が追加的に第3半導体領域の中でも利用さ れることを特徴とする。これは絶縁体によりその表面において第3半導体領域を 電気的に絶縁することにより達成される。 しかし第3の実施の態様で、第1の電極が第1半導体領域の少なくとも1つの 接触領域のほかに第3半導体領域とも、その第1半導体領域に境を接していない 表面において接触し、またそれによって接触領域各々の第3半導体領域を電気的 に短絡することもできる。 第4の実施の態様では、第1の電極が追加的に各第2半導体領域に、一般に電 気インピーダンスを介して、第2半導体領域の中の蓄積された電荷に対する予め 定められた緩和時間が設定されるように電気的に連結される。 電荷蓄積効果が利用されるすべての実施例では、少なくとも2eVの高い禁制 帯を有する半導体材料が特に適している。なぜならば、その非常に低い内在的な キャリア濃度(ドーピングなしのキャリア濃度)が電荷蓄積を容易にし、または 初めて可能にするからである。 図面を参照して本発明をさらに説明する。 図1には2つの逆直列に接続された半導体デバイスと2つのそれぞれ逆並列に 接続された保護ダイオードとを有する本発明による交流電流制限器が、 図2には4つの保護ダイオードから成る全波整流回路の中に接続された半導体 デバイスを有する交流電流制限器が、 図3にはそれぞれ半導体デバイスおよび保護ダイオードから成る2つの逆並列 に接続された直列回路を有する交流電流制限器が、 図4にはp‐n接合により下方に、またショットキ接触により上方を境界付け られた横方向チャネル領域を有する半導体デバイスが、 図5には2つのp‐n接合により下方または上方を境界付けられた横方向チャ ネル領域を有する半導体デバイスが、 図6には横方向および垂直方向のチャネル領域と制御電極とを有する半導体デ バイスの実施例が、 図7には横方向および垂直方向のチャネル領域と、表面における絶縁体領域と を有する半導体デバイスの実施例が、 図8にはセルデザインを有する半導体デバイスの平面図が、 図9には縁に電気的に接触し、かつ埋め込まれた半導体領域を有する半導体デ バイスが、 図10には負荷に対する交流電流制限器を有する開閉装置がそれぞれ概要を示 されている。互いに相応する部分には、図1ないし10の中で同一の参照符号が 付されている。 図1は交流電流を制限するための装置13を示し、この装置は、電気的短絡ま たは高い過電流の際に電気的負荷12を保護するため、負荷12の前に直列に接 続されている。電流制限装置13および負荷12は電気的負荷12に対する電線 路分岐の中において、交流電圧相Rと接地電位(零電位)との間に接続されてい る。電流制限装置13全体の両端に降下する動作交流電圧は、参照符号Ugによ り示されている。電流制限装置13は、第1半導体デバイスH1および第1ダイ オードD1から成る第1の逆並列回路75と、第2半導体デバイスH2および第 2ダイオードD2から成る第2の逆並列回路80とを含んでいる。ユニポーラ形 で、しかも好ましくは本質的に同一構造の両半導体デバイスH1およびH2と、 両ダイオードD1およびD2とは、それぞれ順方向(導通方向)ならびに逆方向 (阻止方向)を有する。逆並列回路とは、半導体デバイスH1ないしH2と、付属の ダイオードD1ないしD2が互いに並列に接続されており、またそれによって半 導体デバイスH1ないしH2と、付属のダイオードD1ないしD2とに与えられ ている電圧U1またはU2が、半導体デバイスH1ないしH2に対しては順 方向または逆方向の極性であり、また付属のダイオードD1ないしD2に対して は逆方向ないし順方向の極性であることを意味する。両方の逆並列回路75およ び80は、それらの両端に電圧メッシュとして降下する電圧に対してU1+U2= Ugが成り立つように、互いに逆直列に接続されている。詳細にはそれにより交 流電圧相Rと負荷12との間に両方の半導体デバイスH1およびH2が互いに逆 直列に接続されていると共に、両方のダイオードD1およびD2も互いに逆直列 に接続されている。両方の半導体デバイスH1およびH2またはダイオードD1 およびD2の、これらの両逆直列回路の両端に、それぞれ電流制限装置13の動 作電圧Ugが加わる。 図2には、4つのダイオードD3、D4、D5およびD6からなる全波整流ブ リッジ回路を備えた、交流電流を制限するための他の装置13が示されている。 全波整流回路の対角線の中に、半導体デバイスH3が接続されている。半導体デ バイスH3の両端に降下する電圧は、参照符号U3により示されている。他方の 対角線には電流制限装置の動作電圧(交流電圧)Ugが与えられる。 図3による交流電流を制限するための別の装置13は、2つの、好ましくは同 一に構成された半導体デバイスH4およびH5を有する。各々の半導体デバイス H4およびH5は、それぞれダイオードD8またはD7により等しい極性で直列 に接続されている。それぞれ半導体デバイスH4ないしH5と各ダイオードD8 ないしD7から成る両方の直列回路は互いに逆並列に、すなわち逆の極性に接続 されている。この逆並列回路は、負荷12と直列に、障害の場合に制限すべき交 流電流の電流経路において相Rと接地電位Mpとの間に接続されている。 図1における両方の半導体デバイスH1およびH2、図2における半導体デバ イスH3および図3における両方の半導体デバイスH4およびH5は、それぞれ 下記の特性を有する: たとえば+U1または+U2の順方向電圧が与えられている際に、各々の半導体 デバイスH1、H2、H3、H4またはH5にそれぞれ、順方向定格電圧範囲内 で電圧0V(U1=0VまたはU2=0V)におけるI=0Aから好ましくは本質 的に直線的に、すなわちオーム特性に従って、順方向電圧(U1またはU2)の上 昇と共に最大の定格電流まで増大しそして最大の定格電流より大きな過 電流の範囲内で単調関数的に、また好ましくは同じく本質的にオーム特性に従っ て、順方向電圧(U1またはU2)の上昇と共に飽和電圧Usatに対応する飽和電 流Isatまで増大する順方向電流+Iが流れる。いま順方向電流が、負荷12の 短絡の場合のようにさらに増大しようとすると、付属の半導体デバイス(H1お よびH2)の両端の順方向電圧(U1またはU2)が飽和電圧Usatを越えてさら に上昇するので、各々の半導体デバイス(H1またはH2)が順方向電流を、飽 和電流Isatの到達後に、好ましくは少なくとも5倍だけ飽和電流Isatの下側に 位置する制限電流IBに制限する。その際、各半導体デバイスH1ないしH5は 、制限電流をそのつどの順方向降伏電圧までの飽和電圧より大きな順方向電圧範 囲の中に保つことができる。順方向降伏電圧の際には、キャリア降伏が生じ、そ れに基づいて電流は再び急速に上昇し、維持された高い電圧に基づき半導体デバ イスH1ないしH5の破壊を引き起こしてしまう。 それに対して、順方向電圧に対して逆の極性の逆方向電圧(−U1または−U2 )が与えられている際に、各半導体デバイス(H1およびH2)に、逆方向定格 電圧範囲内で電圧0V(U1=0VまたはU2=0V)におけるI=0Aから再び 好ましくは本質的に直線的に、すなわちオーム特性に従って、逆方向電圧(−U1 または−U2)の電圧値の上昇(絶対値的には、選ばれた極性符号のもとでは下 降)と共に最大の逆方向定格電流まで増大し、また電圧値が最大の定格電流より 大きな過電流範囲内で単調関数的に、また好ましくは同じく本質的にオーム特性 に従って、引き続いての逆方向電圧の電圧値の上昇と共に、キャリア降伏が生じ て、半導体デバイスH1またはH2またはH3またはH4またはH5がもはや制 御された特性を示さなくなる予め定められた逆方向降伏電圧まで増大する逆方向 電流−Iが流れる。 図1ないし3による装置13の中のpn整流ダイオードまたはショットキダイ オードとして構成されたダイオードD1ないしD8は、下記の方法で付属の半導 体デバイスH1ないしH5の特性に合わせられる: 図1によるバリエーションでは、各逆並列回路75または80の中で、付属の ダイオードD1またはD2の逆方向降伏電圧は、付属の半導体デバイスH1また はH2の順方向降伏電圧と同じような大きさであり、またそれぞれ他方の逆並列 路80または75の半導体デバイスH2またはH1の飽和電流Isatにおける( ダイオードの順方向の)導通電圧は、この半導体デバイスH2またはH1の飽和 電圧よりも小さい。それぞれのダイオードD1およびD2のしきい電圧は、付属 の半導体デバイスH1またはH2の逆方向降伏電圧よりも小さく、それによって 、半導体デバイスH1またはH2が“降伏”する前に、十分な電流がダイオード D1またはD2を通って流れる。それによりの各電流回路と前記のRとMPとの 間の電流は、本質的に両方の半導体デバイスH1およびH2の直列回路を経て、 そしてそれらのしきい電圧のために半導体デバイスH1およびH2よりも明らか に高い導通抵抗を有するダイオードD1およびD2を経ずに流れる。従ってダイ オードD1およびD2は、定格動作中は装置13の電力損失に実際上寄与しない 。それに対して過負荷または短絡の場合には、交流電圧の極性に関係して、それ ぞれ導通方向に接続されているダイオードD1またはD2が、それぞれ他方の逆 並列回路80または75の、阻止状態で順方向に駆動される半導体デバイスH1 またはH2の制限電流(制限された短絡電流IKと呼ばれる)を引き受ける。制 限された電流IKは、それぞれ半導体デバイスH1またはH2およびダイオード D2またはD1を経て流れる。それにより電流を流すダイオードD2またはD1 に対して並列に位置する半導体デバイスH2またはH1は、他方の半導体デバイ スH1またはH2の制限された電流IKにより高い電圧に駆動されず、またキャ リア降伏によるこの半導体デバイスH2またはH1の“溶断”が避けられる。図 1による交流電流制限回路は、受動的な半導体デバイスH1およびH2において も、制御なしに自動的に“インテリジェントリミッタ”として過負荷または短絡 の場合を、電流測定を必要とせずに認識する。 図2による交流電流制限装置13の実施例では、4つのダイオードD3ないし D6が整流器ブリッジ回路(全波整流ブリッジ)の中で、各ダイオードD3ない しD6の最大の阻止電圧が、好ましくは少なくとも半導体デバイスH3のその制 限電流の際の最大の順方向電圧と同じ大きさであり、また好ましくは半導体デバ イスH3の順方向降伏電圧と少なくとも同じ大きさ、また好ましくはそれよりも 大きいように選ばれる。さらに各ダイオードD3ないしD6は、それがその導通 方向で半導体デバイスH3の制限電流を流す電流容量を有するものとして構成さ れている。いま動作交流電圧Ugを与えられると、交流電流は半波で参照符号11 を付されている電流として、先ずダイオードD5を通ってその導通方向に、次い で半導体デバイスH3を通ってその順方向に、そして続いてダイオードD3を通 ってその導通方向に、また他方の半波で参照符号I2を付されている電流として 先ずダイオードD4を通って、次いで半導体デバイスH3を通ってその順方向に 、そして続いてダイオードD3を通って流れる。こうして配線は、交流電流が両 極性の各々の際に半導体デバイスH3をその順方向に流れ、従ってまた半導体デ バイスH3が決してその逆方向電圧で駆動されないように行われている。図2に よるこの実施例は、図1による実施例よりも一般にコスト的に望ましいが、図1 による実施例にくらべて、常に2つのダイオードの導通抵抗が電流経路の中に位 置しており、またそれにより定格電流動作中の導通損失が高められるという欠点 を有する。 図3による装置13では、各々のダイオードD7およびD8の最大の阻止電圧 (逆方向降伏電圧)は、少なくとも直列に接続されている付属の半導体デバイス H5またはH4の最大の逆方向電圧(逆方向降伏電圧)と同じ大きさである。そ れによって、ダイオードD7またはD8が、過電流または短絡電流動作中の付属 の半導体デバイスH5またはH4の逆方向動作中に、半導体デバイスH5または H4よりも早くに降伏せず、すなわち少なくとも半導体デバイスH5またはH4 と同等に良好な阻止状態を維持し、また半導体デバイスH5またはH4の逆方向 電圧を、少なくとも大部分を引き受けることが保証される。またこの保護回路に より、半導体デバイスH4およびH5をそれらの逆方向についても保護できる。 しかし図3によるこの交流電流制限器は、2つの半導体デバイスH4およびH5 に対するコストを負担しなければならず、また交流電圧の各極性でダイオードが 電流経路の中に位置し、またそれによって損失電力を生ずるという欠点を有する 。 図1ないし3による実施例に対して、上記の特性を有する電流制限作用を持っ た半導体デバイスH1ないしH5としては、たとえば冒頭に説明したドイツ特許 出願公開第195 48 443号明細書から公知の、横方向チャネルを有するJFETに 相当する各半導体デバイスが使用される。半導体デバイスの極性は、半導体領域 の導電形の選択により適合させる。半導体デバイスの制御電極には、受動的な デバイスを用いる実施例では固定(一定)の制御電圧(一層正確には制御電位) を、また能動的なデバイスを用いる実施例では可変の制御電圧を与える。 前記の特性を示す半導体デバイスH1ないしH5に対する他の実施例を、図4 ないし9により一層詳細に説明する。 図4および5に示されている半導体デバイスは、それぞれn導電形(電子伝導 )の第1半導体領域2とp導電形(正孔伝導)の第2半導体領域3とを含んでい る。第1半導体領域2は、好ましくは平らな表面10を有する。第2半導体領域 3は、この表面20の下側において第1半導体領域2の内側に配置され(埋め込 まれ)ており、また少なくともその第1半導体領域2の表面20のほうに向けら れた側で横方向に、すなわち第1半導体領域2の表面20に対して本質的に平行 に延びでいる。好ましくは第2半導体領域3は、第1半導体領域2の表面20へ のドーピング物質粒子のイオン打込みにより形成される。望ましいドーピングプ ロフィルは、場合によって用いられる打込みマスクを考慮に入れて、イオンエネ ルギーによるイオン打込みの際の侵入プロフィルにより設定される。特にそのこ とから、打込まれた半導体領域3の深さ、すなわちこの第2半導体領域3の、第 1半導体領域2の表面20からの間隔と、第2半導体領域3の垂直な、すなわち 第1半算体領域2の表面20に対して垂直に測られた寸法Dとが明らかになる。 しかし半尊体領域2および3を製造するためには、相応の半導体層のエピタキシ ァル成長と、それに続くこれらの層の構造化とが使用される。第1半導体領域2 の垂直な寸法Dは、特に約0.1μmと約1.0μmとの間の大きさである。図 示した断面の中で第1半導体領域2の表面20に対して平行な第2半導体領域3 の横方向の寸法はBで示されており、また一般に約10μmと約30μmとの間 に選ばれている。第1半導体領域2とそれと逆にドープされた第2半導体領域3 との間にpn接合が形成されており、その空乏層(空乏層、キャリアの不足した 帯域)は参照符号23を付して破線で記入されている。pn接合の空乏層23は 、第2半導体領域3の全体を囲んでいる。p領域とn領域間のpn接合の寸法は 、公知のように、ドーピング濃度から生ずるキャリア濃度に応じてポアソンの法 則および電荷保存の原理ならびにpn接合に与えられている電圧(電位差)に従 って決まる。 第1半導体領域2の表面20には、図4および図5のように、オーム接触のた めの接触領域5が設けられている。オーム接触領域5は、好ましくは第1半導体 領域2よりも高い濃度に、またそれと等しい導電形、図示の実施例ではn+にド ープされでいる。図示の断面において、接触領域5の横方向寸法はbにより示さ れており、また第1半導体領域2の表面20に介して平行なすべての方向で第2 半導体領咳3の横方向寸法Bよりも小さい。通常は接触領域の横方向寸法bは約 6μmと約10μmとの間である。第2半導体領域3および接触領域5は、互い に相対的に、第1半導体領域2の表面20に対して垂直な突起の中で、接触領域 5の突起が完全に第2半導体領域3の突起の内側に位置するように配置されてい る。接触領域5の自由な表面50の上に、導電性材料、特にポリシリコンまたは 金属、好ましくはニッケル(Ni)、タンタル(Ta)、チタン(T1)または タングステン(W)から成る第1電極7が配置されている。第1電極7は境界を なしている半導体表面の上にも延びている。 図4による実施例では、第1の電極7が接触領域5上にオーム接触を形成し、 また第1半導体領域2の表面20上にショットキ接触を形成する。その空乏層( 阻止層)は参照符号70を付して示されておりさらに破線で記入されている。こ のことは、たとえばドーピングの際に接触領域5および第1半導体領域2のキャ リア濃度を適当に設定することにより達成される。第1半導体領域2および接触 領域5が、それぞれ特に有利な半導体材料であるシリコンカーバイド(SiC) から成っているならば、特に約1・1019cm-3を越える接触領域5のドーピン グ物質濃度および約2・1016cm-3よりも小さい第1半導体領域2のドーピン グ物質濃度が選ばれる。その場合に第1の電極7にとって有利な材料はニッケル (Ni)である。 それに対して図5による実施例では、第1半導体領域2の表面20上に、第1 半導体領域2と逆の導電形、すなわち図示の実施例ではp導電形であり、また好 ましくは同じくイオン打込みにより形成された第3半導体領域4が配置される。 第1半導体領域2と第3半導体領域4との間にpn接合が形成されており、その 空乏層は参照符号24を付して示されており、また破線で記入されている。第1 の電極7は第3半導体領域4の上にも延びており、また接触領域5の上にも第3 半導体領滅4の上にもオーム接触を形成する。 第1半導体領域2の表面20に配置され、第1電極7により形成される図4に よるショットキ接触、または図5において第3半導体領域4と第2半導体領域3 との間に、それぞれ横方向に延びた半導電性のチャネル領域22が、第1半導体 領域2の中に位置するように形成される。接触領域5の相異なる側のチャネル領 域22の横方向寸法L1およびL2は等しい大きさであってもよいし、相異なる 大きさであってもよい。典型的には、チャネル長さL1およびL2は約1μmと 約5μmとの間の寸法である。チャネル領域22の垂直な、すなわち表面20に 対して本質的に垂直方向の寸法は、一般に約0.1μmと約1μmとの間に選ば れる。チャネル領域22の中に延びる図4中の空乏層23および70と、図5中 の空乏層23および24とは、キャリアの強い不足により第1半導体領域2より も本質的に高い電気抵抗を有するので、本質的にチャネル領域22の、下方から 空乏層23により、また上方から図4中の空乏層70および図5中の空乏層24 により制限されている内部範囲のみが電流を導く能力を有する。チャネル領域2 2の、この電流を導く内部範囲の垂直な寸法はdで示されている。 図5中で第3半導体領域4は、両方の半導体領域3および4が一方でチャネル 長さL1に沿って、また他方でチャネル長さL2に沿って、第1半導体領域2の 表面20への投影の中で重なり合うように、第2半導体領域3に対して横方向に ずらして配置されている。第3半導体領域4は横方向から接触領域5を囲み、ま た図示されている実施例の中で直接に接触領域5と境界を接しており、従って横 方向の寸法L1、L2、bおよびBに関してL1+b+L2=Bが成り立つ。し かし接触領域5は、第3半導体領域4から横方向に間隔をおかれていてもよい。 図4および図5による両方の実施例では、さらに図5中にのみ図示されている 第2電極6が設けられており、この第2電極6は、チャネル領域22が両方の電 極間の電流経路の中に位置するように配置されている。この第2電極6は、たと えば第1半導体領域2の第1表面20上に配置されていてもよいし(横方向構成 )、図5中に示されているように第1半導体領域2の第1表面20と反対側の表 面21に配置されていてもよい(垂直方向構成)。第2電極6と第1電極7との 間に、半導体デバイスの動作電圧が与えられる。図4および図5による実施例 では、第1電極7は動作電圧源の陰極と、また第2電極6はその陽極と接続され ている。半導体デバイスの導電形を交換する際には、動作電圧の極性も相応に交 換される。 導通方向(順方向)に動作電圧を与えられた際の半導体デバイスの挙動は、半 導体デバイスを通って流れる電極6と7との間の電流Iに関連する。この電流I は、両方の電極6と7との間を矢印により示されている電流方向に、先ず本質的 に横方向に第1半導体領域2中のチャネル領域22を通って流れ、次いで図5に よる実施例ではほぼ垂直に、第1半導体領域2の内部を通って流れる。電流Iの 上昇と共に電極6と7との間の順方向電圧降下が増大するので、第2半導体領域 3および図4によるショットキ接触または図5による第3半導体領域4は、第2 電極6に対して負にバイアスされる。増大する導通電圧降下は、より高い阻止電 圧として第1半導体領域2と第2半導体領域3との間のpn接合に、また図4に よるショットキ接触または図5による第3半導体領域4に作用し、またそれによ って空乏層23および70または24の増大に通ずる。このことは、チャネル領 域22の半導電性の範囲の断面積の減少および相応の抵抗上昇という結果を伴う 。特定の臨界的な電流値(飽和電流)ISatに到達した際に、空乏層23および 70または24は接触しそしてチャネル領域22は完全に狭窄する。いまチャネ ル領域22の中の電気抵抗が顕著に高くなるので、電流は飽和状態に入りそして 電極6と7との間の電圧が不変であれば、飽和電流値ISatにとどまる。半導体 デバイスの飽和電流値ISatは、チャネル領域22の幾何学的寸法、特にその横 方向寸法L1およびL2および垂直方向寸法dにより、そしてまたドーピングに より決定されるチャネル領域22のキャリア濃度により、所望の値に設定される 。 それに対し、たとえば短絡の場合のように、電極6と7との間の順方向電圧が 引き続いて上昇する場合には、電流Iが既に飽和電流値ISatに到達した後に、 チャネル領域22中の電力損失が上昇しそしてチャネル領域22が温度上昇する 。チャネル領域22の内部温度の上昇と共に、チャネル領域22を覆っている空 乏層23および70または24の中にとどまっているキャリアの移動度が減少す る。チャネル領域22の伝導性がこうして引き続いて低下し、その結果として電 極6と7との間の導通電圧降下の上昇が空乏層23および70または24から溢 れ出 る可動キャリアを増大させるという結果を伴う。この帰還結合効果に基づいて、 半導体デバイスは短絡の場合のような大きく増大する電流をも迅速に、飽和電流 ISatよりも明らかに小さく、たかだかその0.2倍であり(ISat≧51B)、 また高い順方向電圧に到達した際に本質的に、典型的には約60Vと約1200 Vとの間に位置する所望の順方向降伏電圧(たとえば700V)に対する半導体 デバイスの阻止電流に相当する非臨界的な電流値(制限電流)IBに制限する。 埋め込まれた第2半導体領域3を囲む空乏層23の中に、蓄積された空間電荷 が半導体の内在的なキャリア濃度に関係してとどまる。この電荷蓄積により第2 半導体領域3内の電位が、両方の電極6と7との間の電圧が再び減少する際にも 十分に保たれ、またチャネル領域22も閉じられた状態にとどまる。こうして半 導体デバイスにより、阻止電流IBへの電流Iの迅速かつ確実な制限が達成され る。電荷蓄積効果は、半導体デバイスの半導体領域2、3および4に対する半導 体材料として、少なくとも2eVの禁制帯を有する半導体、たとえばダイアモン ド、窒化ガリウム(GaN)または燐化インジウム(InP)および好ましくは 炭化シリコン(SiC)を使用すると特に大きくなる。なぜならば、このような 半導体、特にSiCは非常に低い内在的なキャリア濃度および非常に僅かな導通 損失しか示さないからである。このような半導体、特にSiCの別の利点は、そ れらの高い降伏電圧である。SiCの好ましいポリ形式は4H、6Hおよび3C ポリ形式である。SiCに対する好ましいドーピング物質は、pドーピングに対 してはホウ素およびアルミニウム、nドーピングに対しては窒素である。 第1半導体領域2、第2半導体領域3および第3半導体領域4のドーピングは 、両方の電極6と7との間に電圧が阻止方向に与えられているときの半導体デバ イスの阻止能力を決定する。 図6および7は、第1半導体領域2が基板27と、エピタキシャル成長により 形成されて基板27上に配置され、基板27と等しい導電形およびそれと同じか またはそれよりも低いキャリア濃度を有する半導体層26とから成る半導体デバ イスを示す。半導体層26の表面20に、等しく、しかし半導体層26よりも高 い濃度にドープされた多数の接触領域5が互いに間隔をおいて配置されており、 それらのうち2つだけが図示されている。接触領域5の下側において、半導体層 26の中に、半導体層26と逆の導電形にドープされたそれぞれ第2半導体領域 3または関連する第3半導体領域4のそれぞれ部分範囲が埋め込まれている。接 触領域5の間には、それぞれ横方向の間隔をおいて、また好ましくは等しい間隔 aをおいて、半導体層26と逆の導電形にドープされた第3半導体領域4が半導 体層26の表面20に配置されている。第3半導体領域4からの接触領域5の横 方向の間隔aは、一般に約1μmと約3μmとの間である。接触領域5は、第1 電極7としての、好ましくは金属またはポリシリコンから成る導電性の層と接触 している。 半導体領域3および4は、それぞれ第1半導体領域2の表面20に対して本質 的に横方向に延びている。各半導体領域4は、表面20に対して垂直な方向に沿 う投影図の中で、半導体領域3のそれぞれ2つと、また各半導体領域3は半導体 領域4のそれぞれ2つと重なる。それにより、図4および5に示すように、再び 横方向に延びている横方向チャネル長さL1またはL2のチャネル領域22が、 半導体層26の中において、各第2半導体領域3と各第3半導体領域4との間に 形成されている。埋め込まれた第2半導体領域3の横方向の寸法は、B=b+2 a+L1+L2である。基板27の半導体層26と反対側の面の上に、第1半導 体領域2の第2の表面21として、再び第2の電極6が配置されている。電極6 と電極7との間に、半導体デバイスの動作電圧が与えられる。埋め込まれた半導 体領域3は、横方向に互いに、好ましくは等しい間隔Aをおかれており、または 関連する第2半導体領域3の中に、それぞれ横方向の寸法Aを有する開口が形成 されている。その結果、第2半導体領域3の間に、横方向の寸法Aおよび垂直方 向の寸法Dを有し、表面20に対して本質的に垂直に延びる第1半導体領域2の 各チャネル領域29が形成されている。各チャネル領域29中の半導電性の範囲 は、半導体層26および第2半導体領域3により形成されるpn接合の、図示さ れていない空乏層により制限されている。垂直なチャネル領域29の横方向の寸 法Aは、好ましくは、両方の電極6と7との間に与え得る最大の阻止電圧(逆方 向電圧)が少なくとも十分に、第2半導体領域3の下面における半導体領域2と 3との間のpn接合が耐え得る最大の内部破壊電圧に相当するように、小さく選 ばれている。このことは阻止状態における等電位線の、少なくともほぼ平らな経 過に相当する(減ぜられた電圧逆増幅率)。横方向寸法Aに対する典型的な値は 、1μmと10μmとの間である。順方向の極性の動作電圧を与えると、電極7 と電極6との間に電流Iが、先ず横方向チャネル領域を通り、次いで表面20に 対して実際七垂直方向に半導体領域26中の垂直なチャネル領域29を通り、さ らに本質的に垂直に半導体層26および基板27を通って第2の電極6へ延びる 、図示の矢印に沿って流れる。 図6中で、各第3半導体領域4は、制御電極99を電気的に第1の電極7から 絶縁する絶縁体領域11の下に埋め込まれている制御電極(ゲート電極)99と 接触している。この制御電極99に制御電位を与えることにより、第3半導体領 域4と第1半導体領域2との間に生じるpn接合の空乏層の寸法が変更され、ま たそれによってチャネル領域22の導電性が制御される。 図6による能動的な(制御可能な)実施例と対照的に、図7による受動的な( 制御不可能な)半導体デバイスでは、第3半導体領域4のすべての自由な、第1 半導体順域2と境界を接していない表面40の上に、チャネル領域5と境界を接 する縁範囲をも覆う絶縁体領域11が配置されている。この絶縁体領域11は、 第3半導体領域4を電気的に絶縁し、そしてpn接合の空乏層から第3半導体領 域4中の空乏層内に拡散する電荷(図示の場合には電子)が、第3半導体領域4 から流出するのを阻止する。絶縁体領域11の漏れ電流は、第3半導体領域4中 での良好な電荷蓄積を保証するため、可能な限り僅かであるべきである。絶縁体 領域11の別の機能は、第1電極7から第3半導体領域4を電気的に絶縁するこ とである。半導体としてSiCが使用される際にも、Siが使用される際にも、 絶縁体領域11に対しては、熱的に成長した二酸化シリコン(SiO2)が誘電 体として使用される。熱的な酸化物は卓越した絶縁特性を有し、約1000℃を 越える温度において乾式または湿式酸化によりSiCの上に生成される。 図8は、特に図6または図7に従う断面を持った半導体デバイスの実施例を、 電極および絶縁体なしの半導体表面の平面図で示す。セルデザインの中に、少な くとも近似的に正方形の多くのセルが設けられている。これらのセルは、それぞ れ第1半導体領域2としてのnドープされた半導体層中に打込まれた接触領域5 としての、辺の長さbの正方形として形成され、またn++にドープされたソース 領域と、n++の接触領域5を間隔aをおいて囲むpドープされた第3半導体領域 4と、接触領域5の下側に打込みにより埋め込まれたpドープの第2半導体領域 3(破線で示されている)とから成っている。表面40を有する第3半導体領域 4は、好ましくは表面50を有する接触領域5と、第1半導体領域2の表面20 上の接触領域5を囲む部分範囲とに対する正方形状の空所を例外として、第1半 導体領域2のすべての表面20に形成されている。幅L1またはL2の正方形状 の重なり範囲の中に、第3半導体領域4の下側および第2半導体領域3の上側に 位置して、それぞれチャネル領域22が形成されている。埋め込まれた第2半導 体領域3を共通の電位におくため、この第2半導体領域3は第1半導体領域2の 中の、特に交差状に延びているp‐ドープされた接続8および9を介して互いに 接続されている。接続8および9と、隣の第3半導体領域4との間に、幅Aの菱 形模様の形態を持ち、表面40または20に対して垂直に延びている、それぞれ 連続したチャネル領域29が、第1半導体領域2の中に位置して、第3半導体領 域4の下側に配置されている。電流Iはソース領域(チャネル領域)5から先ず 水平方向に、横方向のチャネル領域22を通って、そして続いてほぼ垂直の方向 に、隣の垂直なチャネル29を通って流れる。 セル構造の代わりに、櫛歯状の構造としてもよい。図4ないし8による実施例 は、必要な変更を加えて、互いに組み合わすことができる。 図9は、図5および7を組み合わせた実施例の発展例を示す。半導体層26は その縁において、たとえばエッチングプロセスにより半導体材料を除去すること により、打込まれた第2半導体領域3の下まで除去されている。第2半導体領域 3の露出する表面の上に端子60が被着されている。この端子60は、電気的接 続61を介して第1の電極7と電気的に接続されている。この電気的接続61を 介して第2半導体領域3が、表面20に位置する第3半導体領域4に接続されて いる。電気的接続61は半導体デバイス上に集積されてもよいし、特に接続回路 を介在させた外部配線であってもよい。この電気的接続61の電気的インピーダ ンスの選定により、短絡の場合に第2半導体領域3中に蓄積される電荷の所定の 緩和時間(電荷流出時間)が設定される。このインピーダンスのオーム性の(実 の)成分が大きいほど、電荷蓄積時間は長くなり、それによって半導体デバイス の制限電流IBは小さくなる。接続61の抵抗が小さいほど、電荷蓄積時間は短 くなり、また短絡の後のより迅速なスイッチングが可能であるが、制限電流は大 きくなる。一般に電気的接続61は第1の電極7よりも大きな電気抵抗を有し、そ のためにより高い抵抗のポリシリコン導電区間を含んでいる。露出された第2半 導体領域23に続いて、第2半導体領域3と導電形は等しいが、それよりもキャ リア濃度が低い平らな縁終端33が表面における電界の強さを減ずるために設け られている。図9に対する変形例では、打込みで形成された第2半導体領域3の 接触は、半導体デバイスの内部範囲の中でも行われ得る。ショットキ接触を有す る実施例と、第1半導体領域2の表面20における第3半導体領域4との追加的 なpn接合を有する実施例とは、第1の電極7への導電性を制限するために相並 んでショットキ接触および追加的なpn接合が第1半導体領域2の同一の表面2 0に設けられることによって、互いに組み合わせ可能である。 以上説明した半導体デバイスは、短絡直流電流を卓越した方法で制限するため に適し、そしてまたその際に本質安全な駆動なしでも(受動的に)動作するユニ ポーラな構成要素である。(直流)電流制限器として半導体デバイスを設計する ことにより、定格電流範囲およびなお許容すべき通常の過電流範囲の上側に位置 し、これらの電流範囲を越えると半導体デバイスが自動的に電圧を受け入れるこ とにより、それよりも低い阻止電流IBに電流を制限する所望の飽和電流ISatが 設定される。 特に有利な半導体材料であるSiCに対しては、すべての実施例で通常下記の ドーピング濃度が選ばれる:第1半導体領域2、特に半導体層26に対しては約 2・1017cm-3(約60Vの阻止電圧に対して)から約2・1016cm-3(約 700Vの阻止電圧に対して)を経て約6・1015cm-3(約1200Vの阻止 電圧に対して)までの範囲内、基板27に対して1018cm-3以上、また第2半 導体領域3および第3半導体領域4に対して約1・1018cm-3と約2・1019 cm-3との間、好ましくは約5・1018cm-3、また接触領域5に対して約1・ 1018cm-3以上。シリコンの場合には、これらのドーピング濃度は一般に10 0で除算する必要がある(2桁だけ小さい)。 図10は、電気的負荷12に対する交流電圧供給網、たとえば建物設備の相R と接地電位Mpとの間の線路分岐17の中の開閉装置を示す。この開閉装置は、 特に図4ないし9の1つと結び付けて図1ないし3の1つにより構成されていて よい電子式の交流電流制限器13と、交流電流制限器13の2つの取出し点13 Aと13Bとの間の電圧降下を取出す過電圧引外し器16と、交流電流制限器1 3と直列に負荷12の前に線路分岐17の中に接続されている開閉リレー14と を含んでいる。開閉リレー14は、短絡の場合に電圧供給網(R)から負荷12 を電気的に切り離すため、電流制限器13における限界電圧を超過した際に、過 電圧引外し器16により引外される(開かれる)。その際開閉リレー14は、そ の接触部が電流制限に際してアークにより負担をかけられないように、特に速く 動作しなくてよい。なぜならば、本発明による電子式の交流電流制限器13は、 1ミリ秒よりも明らかに短い時間中に非常に速く電流を制限するからである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 29801945.0 (32)優先日 平成10年2月5日(1998.2.5) (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),CN,JP,U S (72)発明者 バルチュ、ヴォルフガング ドイツ連邦共和国 デー―91054 エルラ ンゲン レネスシュトラーセ 21

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.交流電流を制限するための装置において、 a)交流電流の電流経路の中に接続されている少なくとも1つの半導体デバイス (H1、H2、H3)を有し、この半導体デバイスが、予め定められた極性を有 する順方向電圧を与えられている際には、順方向電圧が電圧零から上昇すると共 に、対応する飽和電圧の際の飽和電流まで単調関数的に増大し、そして飽和電圧 より高い順方向電圧の際に飽和電流より低い制限電流に制限される順方向電流が この半導体デバイスを通って流れるように、また順方向電圧の極性と逆の極性を 有する逆方向電圧を与えられている際には、逆方向電圧が電圧零から上昇すると 共に、予め定められた逆方向降伏電圧まで単調関数的に増大し、また逆方向降伏 電圧を超過した際にキャリア降伏に基づいて明らかにより大きく上昇する逆方向 電流がこの半導体デバイスを通って流れるように構成されており、または制御可 能であり、 b)半導体デバイス(H1、H2、H3)がその逆方向の極性の交流電流の半波 で、特に過電流または短絡の際に、逆方向降伏電圧に駆動されることを防止する 保護回路を有する ことを特徴とする交流電流を制限するための装置。 2. a)制限すべき電流経路の中に逆直列に接続されている第1の半導体デバイス( H1)および第2の半導体デバイス(H2)を有し、その際に b)これらの両半導体デバイス(H1、H2)に対する保護回路が、第1半導体 デバイス(H1)に対して逆並列に接続されている第1ダイオード(D1)と、 第2半導体デバイス(H2)に対して逆並列に接続されている第2ダイオード( D2)とを含んでおり、 c)定格電流範囲内の交流電流が少なくとも主として、また好ましくは実際上完 全に両半導体デバイス(H1、H2)を通って流れ、また d)過電流の場合または短絡の場合には、第1の極性または第1の極性と逆の第 2の極性の各半波の中で、第1または第2半導体デバイス(H1またはH2)に おける飽和電圧の際の飽和電流まで単調関数的に増大し、また対応する飽和電圧 の上側に第1または第2半導体デバイス(H1またはH2)の第1または第2の 極性の電圧が加わっている際には制限電流値に制限され、またその際には実際上 専ら第1または第2半導体デバイス(H1またはH2)を通って、また少なくと も主として第2ダイオード(D2)を通って流れる ことを特徴とする請求の範囲1による装置。 3. a)制限すべき電流経路の中に逆直列に接続されている第1半導体デバイス(H 1)および第2半導体デバイス(H2)を有し、その際に b)これらの両半導体デバイス(H1、H2)に対する保護回路が、第1半導体 デバイス(H1)に対して逆並列に接続されている第1ダイオード(D1)と、 第2半導体デバイス(H2)に対して逆並列に接続されている第2ダイオード( D2)とを含んでおり、 c)各ダイオード(D1、D2)の最大の阻止電圧が少なくとも、対応する逆並 列に接続されている半導体デバイス(H1、H2)の制限電流の際の最大の順方 向電圧の大きさであり、そして d)各ダイオード(D1、D2)の導通方向しきい電圧の絶対値が、対応する逆 並列に接続されている半導体デバイス(H1、H2)の逆方向降伏電圧よりも小 さく、またさらにそれぞれ他方のダイオード(D2、D1)に対して逆並列に接 続されている半導体デバイス(H2、H1)の飽和電圧よりも小さい ことを特徴とする請求の範囲1または2による装置。 4. a)第1半導体デバイス(H4)および第2半導体デバイス(H5)を有し、ま た b)これらの両半導体デバイス(H4、H5)に対する保護回路を有し、この保 護回路が、第1半導体デバイス(H4)に対して直列に接続されている第1ダイ オード(D8)と、第2半導体デバイス(H5)に対して直列に接続されている 第2ダイオード(D7)とを含んでおり、その際に、 c)第1ダイオード(D8)および第1半導体デバイス(H4)から成る直列回 路が第2ダイオード(D7)および第7半導体デバイス(H5)から成る直列回 路に対して逆並列に接続されており、また d)各ダイオード(D8、D7)の最大の阻止電圧が少なくとも、対応する直列 に接続されている半導体デバイス(H4、H5)の最大の逆方向電圧の大きさで ある ことを特徴とする請求の範囲1による装置。 5. a)制限すべき電流経路の中に接続されている単一の半導体デバイス(H3)を 有し、その際に b)この半導体デバイス(H3)に対する保護回路が、それぞれ半導体デバイス (H3)に対して逆並列に接続されているそれぞれ2つのダイオード(D3およ びD4)から成る2つの直列回路を含んでおり、 c)交流電流が両極性の各々の際に本質的に、そのつどの極性の際に導通方向に 位置する2つのダイオード(D6、D4)の1つを通って、その後に半導体デバ イス(H3)をその順方向に通って、また続いて導通方向に位置する別のダイオ ード(D3、D5)を通って流れる ことを特徴とする請求の範囲1による装置。 6. a)単一の半導体デバイス(H3)を有し、その際に b)保護回路が、4つのダイオード(D3、D4、D5、D6)から成る全波整 流ブリッジ回路を含んでおり、その対角線の中に半導体デバイス(H3)が接続 されており、またその他方の対角線に制限すべき交流電流に対応する交流電圧を 与えることができ、その際に c)各ダイオード(D3ないしD6)の最大の阻止電圧が少なくとも半導体デバ イス(H1、H2)の制限電流の際の最大の順方向電圧の大きさである ことを特徴とする請求の範囲1による装置。 7.ダイオード(D1ないしD8)の少なくとも1つがpn整流ダイオードであ る ことを特徴とする請求の範囲2ないし6の1つによる装置。 8.ダイオード(D1ないしD8)の少なくとも1つがショットキダイオードで ある ことを特徴とする請求の範囲2ないし7の1つによる装置。 9.ダイオード(D1ないしD8)の少なくとも1つがシリコン(Si)の中に 形成されている ことを特徴とする請求の範囲2ないし7の1つによる装置。 10.各半導体デバイス(H1ないしH5)が少なくとも2eVの禁制帯幅を有 する半導体材料により形成されている ことを特徴とする請求の範囲1ないし9の1つによる装置。 11.半導体材料としてシリコンカーバイド(SiC)が用いられていることを 特徴とする請求の範囲10による装置。 12.少なくとも1つの半導体デバイス(H1ないしH5)および少なくとも1 つのダイオード(D1ないしD8)が半導体基板の上に集積されている ことを特徴とする請求の範囲2ないし11の1つによる装置。 13.各半導体デバイス(H1ないしH5)が a)第1電極(7)および第2電極(6)と、 b)第1電極(7)と第2電極(6)との間の電極経路の中に位置し、飽和電流 の到達の際に少なくとも空乏層(23、24)により狭窄される少なくともチャ ネル領域(22)を有する第1半導体領域(2)と を含んでいることを特徴とする請求の範囲1ないし12の1つによる装置。 14. a)第1電極(7)が第1半導体領域(2)と第1半導体領域(2)の第1の表 面(20)に配置されている少なくとも接触領域(5)の上でオーム接触し、 b)空乏層(23、24)の少なくとも1つが第1半導体領域(2)と第2半導 体領域(3)との間のpn接合の空乏層であり、また c)第2半導体領域(3)が第1半導体領域(2)の中に接触領域(5)の下側 に配置されており、またすべての方向に第1半導体領域(2)の第1の表面(2 0)に対して平行に接触領域(5)の先まで延びている ことを特徴とする請求の範囲13による装置。 15. a)第1半導体領域(2)がその第1の表面(20)に多くの接触領域(5)を 有し、 b)接触領域(5)の下側に、すべての方向に第1半導体領域(2)の第1の表 面(20)に対して平行に接触領域(5)の先まで延びている関連する第2半導 体領域(3)が配置されており、 c)関連する第2半導体領域(3)の中の開口を通ってそれぞれ、電流経路の中 で接触領域(5)に対応付けられている少なくともチャネル領域(22)に対し て電気的に直列に位置している第1半導体領域(2)のチャネル領域(29)が 延びている ことを特徴とする請求の範囲14による装置。 16. a)各々の接触領域(5)の下側に付属の第2半導体領域(3)が第1半導体領 域(2)の中に配置されており、そして b)接触領域(5)に対応付けられている第2半導体領域(3)の間に、電流経 路の中で接触領域(5)に対応付けられている少なくとも1つのチャネル領域( 22)に対して電気的に直列に位置している第1半導体領域(2)の追加的なチ ャネル領域(29)が延びている ことを特徴とする請求の範囲14による装置。 17.空乏層(70)の少なくとも1つがショットキ接触の空乏層である ことを特徴とする請求の範囲13ないし16の1つによる装置。 18.ショットキ接触が第1の電極(7)と、少なくとも接触領域(5)の外側 に位置する第1半導体領域(2)の範囲とにより形成されている ことを特徴とする請求の範囲17による装置。 19.空乏層(24)の少なくとも1つが、第1半導体領域(2)と、第1半導 体領域(2)の第1の表面(20)に配置されている第3半導体領域(4)との 間に形成されているpn接合の空乏層である ことを特徴とする請求の範囲13ないし18の1つによる装置。 20.第3半導体領域(4)が、制御電圧を与えることによりチャネル領域(2 2)中の電気抵抗を制御するための制御電極(99)と接触させられている ことを特徴とする請求の範囲19による装置。 21.電荷が第3半導体領域(4)中に蓄積可能であるように、第3半導体領域 (4)が、第1半導体領域(2)と境界を接していない前記領域(4)の表面( 40)において絶縁領域(11)により覆われている ことを特徴とする請求の範囲19による装置。 22.第1の電極(7)が第1半導体領域(2)の少なくとも1つの接触領域( 5)のほかに第3半導体領域(4)とも、その第1半導体領域(2)と境界を接 していない表面(40)において接触する ことを特徴とする請求の範囲19による装置。 23.第1の電極(7)が追加的に各々の第2半導体領域(3)に、第2半導体 領域(3)の中の蓄積された電荷に対する予め定められた緩和時間が生ずるよう に、電気的に連結されている ことを特徴とする請求の範囲22による装置。 24.各半導体デバイス(H1ないしH5)の飽和電流が少なくとも制限電流の 5倍の大きさである ことを特徴とする請求の範囲1ないし23の1つによる装置。
JP54647298A 1997-04-25 1998-04-09 特に短絡の際に交流電流を制限するための装置 Pending JP2001522528A (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19717614.3 1997-04-25
DE19717614A DE19717614A1 (de) 1997-04-25 1997-04-25 Passiver Halbleiterstrombegrenzer
DE19726678A DE19726678A1 (de) 1997-06-24 1997-06-24 Passiver Halbleiterstrombegrenzer
DE19726678.9 1997-06-24
DE29801945.0 1998-02-05
DE29801945U DE29801945U1 (de) 1997-04-25 1998-02-05 Vorrichtung zum Begrenzen elektrischer Wechselströme, insbesondere im Kurzschlußfall
PCT/DE1998/001029 WO1998049762A1 (de) 1997-04-25 1998-04-09 Vorrichtung zum begrenzen elektrischer wechselströme, insbesondere im kurzschlussfall

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001522528A true JP2001522528A (ja) 2001-11-13

Family

ID=27217332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54647298A Pending JP2001522528A (ja) 1997-04-25 1998-04-09 特に短絡の際に交流電流を制限するための装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6188555B1 (ja)
EP (1) EP0978159B1 (ja)
JP (1) JP2001522528A (ja)
CN (1) CN1253668A (ja)
TW (1) TW407371B (ja)
WO (1) WO1998049762A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006140368A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 半導体装置とその製造方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19717614A1 (de) * 1997-04-25 1998-10-29 Siemens Ag Passiver Halbleiterstrombegrenzer
FR2815173B1 (fr) * 2000-10-11 2003-08-22 Ferraz Shawmut Composant limiteur de courant, dispositif de limitation de courant en comportant application, et procede de fabrication de ce composant limiteur de courant
DE10147696C2 (de) * 2001-09-27 2003-11-06 Siced Elect Dev Gmbh & Co Kg Halbleiteraufbau mit zwei Kathodenelektroden und Schalteinrichtung mit dem Halbleiteraufbau
DE10161139B4 (de) * 2001-12-12 2004-07-15 Siced Electronics Development Gmbh & Co. Kg Halbleiteraufbau mit Schottky-Diode für Rückwärtsbetrieb
DE10213534B4 (de) * 2002-03-26 2007-06-21 Siced Electronics Development Gmbh & Co. Kg Halbleiteraufbau mit Schaltelement und Randelement
US7414770B2 (en) * 2006-05-03 2008-08-19 Gentex Corporation Contollably dissolving spacing member and associated electrochromic device and method for manufacturing the same
US7745273B2 (en) 2007-07-30 2010-06-29 Infineon Technologies Austria Ag Semiconductor device and method for forming same
CN101949991B (zh) * 2010-09-30 2012-08-08 淮南市博泰矿山电器有限公司 合闸控制引线短路检测装置
FR2967317B1 (fr) * 2010-11-10 2015-08-21 Areva T & D Sas Architecture de redresseur a diodes/thyristors compacte permettant une grande puissance
US8994078B2 (en) 2012-06-29 2015-03-31 Infineon Technologies Austria Ag Semiconductor device
DE102013226671B4 (de) * 2013-12-19 2017-03-23 Siemens Healthcare Gmbh Röntgenstrahlungsdetektor
WO2019007532A1 (de) 2017-07-07 2019-01-10 Siemens Aktiengesellschaft ELEKTRISCHE KURZSCHLIEßEINRICHTUNG
CN109842100B (zh) * 2017-11-27 2022-06-10 中国电力科学研究院有限公司 一种半波长输电线路零序电流差动保护的改进方法及系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5529297A (en) * 1978-08-17 1980-03-01 Asea Ab Overvoltage protecting device
JPS5952882A (ja) * 1982-09-20 1984-03-27 Matsushita Electronics Corp 接合型電界効果トランジスタ
JPS61248567A (ja) * 1985-04-26 1986-11-05 Matsushita Electronics Corp 接合型電界効果トランジスタ
JPH04322468A (ja) * 1990-12-07 1992-11-12 Sgs Thomson Microelectron Sa 過電圧保護回路
JPH0837284A (ja) * 1994-07-21 1996-02-06 Nippondenso Co Ltd 半導体集積回路装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3769572A (en) 1971-01-18 1973-10-30 California Inst Of Techn Two terminal current limiter
US4454523A (en) * 1981-03-30 1984-06-12 Siliconix Incorporated High voltage field effect transistor
DE3502195A1 (de) 1985-01-24 1986-07-24 Standard Elektrik Lorenz Ag, 7000 Stuttgart Begrenzungsschaltung fuer wechselstrom
DE4029783A1 (de) 1989-09-22 1991-04-18 Licentia Gmbh Verfahren und anordnung zum schutz eines abschaltbaren thyristors gegen ueberstroeme
FR2700647B1 (fr) 1993-01-15 1995-03-31 Legrand Sa Commutateur statique à protection intégrée pour le couplage d'une charge à une source électrique, comportant un transistor bipolaire à grille isolée.
DE4302687A1 (de) 1993-02-01 1994-09-08 Inst Solare Energieversorgungstechnik Iset Verfahren und Wechselrichter zur Umwandlung von Gleichstrom in Drehstrom
GB2294598B (en) * 1993-07-01 1997-11-19 Univ Queensland A protection device using field effect transistors
DE9411601U1 (de) * 1993-09-08 1994-10-13 Siemens AG, 80333 München Strombegrenzender Schalter
WO1995007571A1 (de) * 1993-09-08 1995-03-16 Siemens Aktiengesellschaft Wechselstromsteller
US5543637A (en) * 1994-11-14 1996-08-06 North Carolina State University Silicon carbide semiconductor devices having buried silicon carbide conduction barrier layers therein
DE19548443A1 (de) * 1995-12-22 1997-06-26 Siemens Ag Halbleiteranordnung zur Strombegrenzung

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5529297A (en) * 1978-08-17 1980-03-01 Asea Ab Overvoltage protecting device
JPS5952882A (ja) * 1982-09-20 1984-03-27 Matsushita Electronics Corp 接合型電界効果トランジスタ
JPS61248567A (ja) * 1985-04-26 1986-11-05 Matsushita Electronics Corp 接合型電界効果トランジスタ
JPH04322468A (ja) * 1990-12-07 1992-11-12 Sgs Thomson Microelectron Sa 過電圧保護回路
JPH0837284A (ja) * 1994-07-21 1996-02-06 Nippondenso Co Ltd 半導体集積回路装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006140368A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 半導体装置とその製造方法
US8008749B2 (en) 2004-11-15 2011-08-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Semiconductor device having vertical electrodes structure

Also Published As

Publication number Publication date
EP0978159B1 (de) 2001-10-24
EP0978159A1 (de) 2000-02-09
TW407371B (en) 2000-10-01
CN1253668A (zh) 2000-05-17
WO1998049762A1 (de) 1998-11-05
US6188555B1 (en) 2001-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4210110B2 (ja) 半導体装置
JP6678810B2 (ja) 炭化珪素半導体装置および電力変換装置
US6157049A (en) Electronic device, in particular for switching electric currents, for high reverse voltages and with low on-state losses
JP3979788B2 (ja) 炭化ケイ素ディバイス
EP0566179B1 (en) A semiconductor component including protection means
CN1205802A (zh) 半导体限流设备
EP0936674A1 (en) A VDMOS transistor protected against overvoltages between source and gate
JP2001522528A (ja) 特に短絡の際に交流電流を制限するための装置
CN111201611B (zh) 具有高dv/dt能力的功率开关装置及制造这种装置的方法
US6232625B1 (en) Semiconductor configuration and use thereof
US5747841A (en) Circuit arrangement, and junction field effect transistor suitable for use in such a circuit arrangement
JPH10321879A (ja) 炭化けい素ダイオード
US4132996A (en) Electric field-controlled semiconductor device
JP4307565B2 (ja) 半導体装置及びその使用方法
JP2007035736A (ja) 半導体装置および電気機器
JP3284120B2 (ja) 静電誘導トランジスタ
CN107978640A (zh) 功率半导体器件终止结构
EP0338312B1 (en) Insulated gate bipolar transistor
JP4783551B2 (ja) スイッチング素子と縁部素子とを備えた半導体装置
US6521919B2 (en) Semiconductor device of reduced thermal resistance and increased operating area
US20030038335A1 (en) Semiconductor rectifier
KR102719789B1 (ko) 낮은 작동 전압을 갖는 npnp 층상 mos 게이트 트렌치 디바이스
EP4105989A1 (en) Semiconductor device with diode chain connected to gate metallization
EP1247300B1 (en) A semiconductor device
Godignon et al. Current limiting power device based on a 4 layer structure

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061205

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070302

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090902

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20091019

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091002

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20091109

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091102

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20091214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100316