JP2001521960A - フォーム組成物 - Google Patents

フォーム組成物

Info

Publication number
JP2001521960A
JP2001521960A JP2000519013A JP2000519013A JP2001521960A JP 2001521960 A JP2001521960 A JP 2001521960A JP 2000519013 A JP2000519013 A JP 2000519013A JP 2000519013 A JP2000519013 A JP 2000519013A JP 2001521960 A JP2001521960 A JP 2001521960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
oil
weight
particles
foam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000519013A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001521960A5 (ja
Inventor
ミクシエル,ピーター
ルマシユ,オリビエ
Original Assignee
シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー filed Critical シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー
Publication of JP2001521960A publication Critical patent/JP2001521960A/ja
Publication of JP2001521960A5 publication Critical patent/JP2001521960A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • C08J9/32Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof from compositions containing microballoons, e.g. syntactic foams
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2203/00Foams characterized by the expanding agent
    • C08J2203/22Expandable microspheres, e.g. Expancel®

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 フォーム及びプレフォームの製造方法、並びにフォーム及びプレフォームを開示する。前記方法は、オイル、熱可塑性エラストマー、及び所要のフォーム気泡密度を与える量の、熱発泡性ガスまたは液化ガスを封入している熱発泡性熱可塑性粒子を含むプレフォーム組成物を調製するステップを含む。前記粒子を発泡させ、前記組成物からフォームを製造するための前記組成物の熱処理ステップをも開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、フォーム組成物、プレフォーム組成物、並びにフォーム組成物及び
プレフォーム組成物の製造方法に関する。
【0002】 オイルゲル組成物は、通常ワイヤ及びケーブル分野において充填コンパウンド
として有用である。その特性には、高い使用温度でのスランプ耐性、可剥性及び
良好な作業粘度が含まれる。オイルゲルは、設置または修理する人が現場で容易
に電気スライスを作成できるように可剥性を有していなければならない。オイル
ゲルのメルトまたは溶液が容易にケーブルに圧送され得るように良好な作業粘度
が必要である。オイルゲルの他の特性には、ケーブル系中の他の成分との相容性
及びケーブルの剛性を増加させないように剛性の欠如が含まれる。
【0003】 上記したオイルゲル組成物は、電気コネクションを再入可能にシールするため
にも好適である。前記オイルゲル組成物の他の最終用途には、制振材、圧力リリ
ーフ、玩具、クッション材料、グリップ、治療デバイス及び整形外科デバイスが
含まれる。
【0004】 オイルゲルのメルト(または溶液)粘度が非常に低いために、オイルゲルを発
泡剤と混合し、発泡温度を超える温度に加熱すると、オイルゲルにより気泡が拡
散する。気泡が拡散すると、発泡構造物を製造できない。更に、オイルゲルは、
しばしば自己ヒーリング性のために使用される。すなわち、オイルゲルが破壊ま
たは引裂かれても、短時間後にゲル構造物が再形成され、目に見える痕跡は残ら
ない。しかしながら、オイルゲルの「自己ヒーリング」性により、発泡構造物を
圧力下に置くと発泡構造物が圧潰する。このために、オイルゲルのフォーム分野
への使用は検討されていなかった。
【0005】 しかしながら、本発明によれば、マイクロスフェアのような熱発泡性中空粒子
を使用するとフォーム構造の圧潰が防止されることが知見された。更に、オイル
ゲル材料のメルトまたは溶液粘度が低いと、オイルゲルと熱発泡性中空粒子をブ
レンドすることができ、ブレンドすることにより、粒子は均一に分布され得るこ
とが驚くことに知見された。更に、オイルゲルのメルトまたは溶液粘度が低いと
、発泡温度の上限を超えると圧潰する傾向にある中空発泡性粒子を最大限に利用
する低温ブレンド方法を使用することができる。
【0006】 国際特許出願公開第9712930号パンフレットには、自動車のインテリア
部材として使用されるパッディング部材の製造方法が記載されており、その方法
はマイクロスフェア及び可塑化熱可塑性材料マトリックスの混合物から前記パッ
ディング部材を成形することを含む。前記マイクロスフェアは、ガスまたは液化
ガスを充填したプラスチックシェルから形成される。更に、欧州特許第0717
091号明細書には、熱可塑性ブロックコポリマー、粘着付与樹脂、イソシアネ
ート末端モノマー、ポリマー及び発泡性結合(articulate)材料を含む感圧接着剤
フォームが記載されている。しかしながら、いずれの文献も、低いメルトまたは
溶液粘度を有するオイルベース組成物の発泡に関連する上記した問題を言及して
いない。
【0007】 米国特許第5,626,657号明細書には、表面上に潤滑剤または粘弾性流
体を有するスフェアからなる複合混合物が記載されている。前記潤滑剤または粘
弾性流体は、主潤滑剤及びエラストマーポリマーからなり、潤滑剤によりスフェ
アを相互に明確に分離させて分散させる量よりも少ない量で存在する。スフェア
は、変形圧力に応じて相互に低摩擦の滑り・回転接触で流動し、この場合潤滑剤
はスフェア間の摩擦係数を低下させる。この文献にも、オイルベース組成物から
フォームを製造する問題を言及していない。
【0008】 欧州特許第200822号明細書には、それぞれが永久的に可撓性壁で境界づ
けられている比較的に移動可能なばらばらのガス充填包囲体を大量に含む閉鎖可
撓性エンベロープからなるクッション物品が記載されている。ガス充填包囲体が
エンベロープ内を相対的に移動するのを助けるために潤滑剤が使用されている。
この種の物品は、使用者の体型に沿い、圧力を均一に分布し、優れた快適さを与
え、硬さを減らすと言われている。この文献にも、低粘度を有するオイルベース
組成物からのフォームの製造を言及していない。
【0009】 本発明の第1の態様によれば、オイル、熱可塑性エラストマー及び熱発泡性ガ
スまたは液化ガスを封入している熱発泡性熱可塑性粒子を含むプレフォーム組成
物を調製するステップ、及び前記組成物を熱処理して、前記粒子を発泡させ、前
記組成物からフォームを製造するステップを含むフォームの製造方法を提供する
【0010】 好ましくは、熱可塑性エラスマーは、プレフォーム組成物の2〜40重量%、
より好ましくは8〜25重量%の量で存在する。
【0011】 好ましくは、熱発泡性熱可塑性粒子は、プレフォーム組成物の0.5〜6重量
%、より好ましくは1〜4重量%、最も好ましくは少なくとも2重量%の量で存
在する。
【0012】 好ましくは、オイルは、プレフォーム組成物の54〜97重量%の量で存在す
る。
【0013】 通常、熱可塑性エラストマーは、メルトまたは溶液中に粒子を分散させ得るが
冷却中表面に対する移行を実質的に防止するオイルゲルメルトまたは溶液に粘度
を与える量で存在する。
【0014】 好ましくは、オイル/熱可塑性エラストマーのメルトまたは溶液粘度は通常オ
イルゲルの範囲、すなわち120℃で50〜100,000Pa.s、好ましく
は200〜30,000Pa.sの範囲である。
【0015】 本発明の方法において、組成物は、通常熱処理ステップ中または熱処理ステッ
プ前に溶融ステップにおいてメルトを形成する。
【0016】 或いは、それほど好ましくはないが、プレフォーム組成物は、熱可塑性エラス
トマーの溶解を助けるが熱発泡性粒子を溶解しない溶媒または溶媒ブレンドを用
いてオイル溶液から製造され得る。好適な溶媒の例には、トルエン、キシレン、
シクロヘキサン、メチルエチルケトンまたはその混合物が含まれる。
【0017】 好ましくは、前記方法は、加熱処理ステップ前に粒子分散ステップを含む。粒
子が均質に分散されるまで組成物の成分の混合を続けることが好ましい。好まし
くは、粒子をオイル及び熱可塑性エラストマーに、該熱可塑性エラストマーのガ
ラス転移温度を超える温度、または熱可塑性エラストマーが2つ以上のガラス転
移温度を有する場合には最高のガラス転移温度を超える温度で添加する。
【0018】 好ましくは、粘着付与樹脂、ワックス、フィラー、溶媒及び/またはエンドブ
ロック樹脂を最終用途に応じて組成物に添加することができる。
【0019】 好ましくは、オイル及び熱可塑性エラストマーをオイルゲルの相対範囲で存在
させる。
【0020】 本発明は、その後加熱し、フォームを形成するためのプレフォーム組成物の製
造方法にも関する。
【0021】 本発明の更に別の態様は、オイル、熱可塑性エラストマー及び前記粒子を含み
、更にフィラー、エンドブロック樹脂及び/または溶媒を含むプレフォーム組成
物も包含する。本発明はまた、前記プレフォーム組成物から製造されるフォーム
にも関する。本発明は、前記フォームまたは前記プレフォーム組成物を含む接着
剤、コーティング及びシーラントを製造する際に使用され得る。
【0022】 好ましくは、本発明の方法において、オイル及び熱可塑性エラストマーを該熱
可塑性エラストマーのガラス転移温度または最高ガラス転移温度を超えて加熱し
、メルトに発泡性粒子を添加する。実質的に均質な分布が達成されるまで前記粒
子をメルトと混合することが好ましい。
【0023】 フォームを製造する際に、中空粒子にとって適当な発泡温度まで加熱すること
により組成物を熱処理することが好ましい。
【0024】 好ましい発泡温度は、オイル/熱可塑性エラストマー系の融点を超える温度で
ある。
【0025】 粒子の発泡温度は、好ましくは90〜200℃、より好ましくは100〜19
0℃、最も好ましくは125〜181℃である。前記温度範囲における本発明の
組成物の粘度は粒子を均質に分散させるべく十分に低いことが好ましい。
【0026】 上記したように、処理温度は、発泡性粒子を均質分散させる組成物の粘度と該
粒子の十分な発泡の最適バランスを与えるように上記範囲内で最適化され得る。
温度が余り低いと、メルトの粘度により粒子の分散が妨げられ、粒子を十分に発
泡させるには十分でないことがある。また、温度が余り高いと、粒子の最高発泡
温度を超える恐れがある。
【0027】 粒子は、球形、長円形、角柱形または他の多面形のような任意の適当な形状を
有し得る。好ましい形状は球形である。
【0028】 粒子の壁がアクリル樹脂またはフェノール樹脂のような適当な材料からなるこ
とが好ましい。適当な材料の別の例には、塩化ビニルと塩化ビニリデンのコポリ
マー、塩化ビニルとアクリロニトリルのコポリマー、塩化ビニリデンとアクリロ
ニトリルのコポリマー、スチレンとアクリロニトリルのコポリマー、メタクリル
酸メチルと20重量%以下のスチレンのコポリマー、メタクリル酸メチルと50
重量%以下のメタクリル酸エチルのコポリマー、及びメタクリル酸メチルと70
重量%以下のo−クロロスチレンのコポリマーが含まれる。特に好ましい実施態
様では、粒子はExpancelの商標でスウェーデンのAkzo−Nobel
から販売されているマイクロスフェアである。これらのマイクロスフェアの壁は
、通常ポリ(塩化ビニリデン−コ−アクリロニトリル)からなる。
【0029】 好ましくは、マイクロスフェアはガスまたは液化ガスを封入している熱可塑性
シェルを有する。
【0030】 前記液体は、通常熱を加えると気化する揮発性有機液体である。前記有機液体
の例には、C−Cアルカン、特にn−ブタン、n−ペンタン及び/またはそ
の異性体が含まれる。
【0031】 ガスを利用する場合、ガスは通常空気または非反応性ガスである。
【0032】 通常、未発泡粒子は1〜50μm、好ましくは2〜30μm、より好ましくは
6〜24μmの重量平均直径を有する。
【0033】 一般的に、発泡粒子は200μm未満、より好ましくは100μm未満の重量
平均直径を有する。
【0034】 熱発泡性熱可塑性粒子は、通常懸濁重合により製造される。使用可能な幾つか
の方法の一般的説明及び熱発泡性熱可塑性粒子として有用な各種組成物の詳細な
説明は、援用により本明細書に含まれるとする米国特許第3,615,972号
明細書及び同第4,483,889号明細書に認められ得る。市販されている熱
発泡性熱可塑性粒子の例は、EXPANCEL及びMICROPEARLの商標
で販売されているものである。後者は、メタクリロニトリル−アクリロニトリル
コポリマーの壁を含む。
【0035】 熱発泡性粒子を添加する前のオイル及び熱可塑性エラストマーがオイルゲルで
あることが好ましい。好ましくは、前記オイルゲルは60〜98重量%のオイル
及び2〜40重量%の熱可塑性エラストマーからなる。より好ましくは、熱可塑
性エラストマーの量は3〜25重量%、更に好ましくは4〜15重量%である。
【0036】 好ましくは、熱可塑性エラストマーはブロックコポリマーである。
【0037】 本発明のブロックコポリマーが少なくとも2個の末端ポリ(モノビニル芳香族
炭化水素)ブロックと少なくとも1個の内部ポリ(共役ジエン)ブロックを含む
ことが好ましい。好ましいブロックコポリマーは、式A(BA)、(AB) X、(AB)X(A’B’)または(AB)X(B”)(式中、A及び
A’はそれぞれ独立して主にポリ(モノビニル芳香族炭化水素)からなるブロッ
クコポリマーを表し、B、B’及びB”はそれぞれ独立して主にポリ(共役ジエ
ン)からなるブロックを表し、Xは多価カップリング剤の残基を表し、n及びr
は>1の整数、好ましくは2〜8、より好ましくは2〜6、特に2、3または4
を表し、mは≧1の整数、好ましくは1〜8、より好ましくは1〜4、特に1を
表し、p、q及びsは≧1、好ましくは1〜8、より好ましくは1〜4、特に1
または2を表す)を有するブロックコポリマーからなる群から選択される。
【0038】 ポリ(モノビニル芳香族炭化水素)ブロックA及びA’を製造する際に使用さ
れる好ましいモノビニル芳香族炭化水素モノマーには、スチレン、アルキル置換
スチレン、アルコキシ置換スチレン、ビニルナフタレン及びアルキル置換ビニル
ナフタレンが含まれる。より好ましいモノビニル芳香族炭化水素はスチレン及び
/またはアルキル置換スチレン、特にスチレンである。アルキルまたはアルコキ
シ置換基は、通常1〜6個、好ましくは1〜4個の炭素原子を含む。アルキルま
たはアルコキシ置換基が存在する場合、その1分子あたりの数は1〜3個であり
得、好ましくは1個である。
【0039】 ポリ(共役ジエン)ブロックB、B’及びB”を製造する際に使用される好ま
しい共役ジエンモノマーには、4〜24個の炭素原子を含有する共役ジエン、例
えば1,3−ブタジエン、イソプレン、ピペリレン、メチルペンタジエン、2−
フェニル−1,3−ブタジエン、3,4−ジメチル−1,3−ヘキサジエン及び
4,5−ジエチル−1,3−オクタジエンが含まれる。好ましい共役ジエンは、
4〜12個、より好ましくは4〜6個の炭素原子を含有するものである。低コス
ト及び入手容易性の点で、イソプレン及びブタジエンが本発明で使用するのに最
も好ましい共役ジエンモノマーである。
【0040】 より好ましくは、A及びA’ブロックが主にポリ(スチレン)ブロックを表し
、B、B’及びB”ブロックが主にポリ(ブタジエン)ブロック、主にポリ(イ
ソプレン)ブロックまたはイソプレン/ブタジエンコポリマーブロックを表す。
【0041】 ブロックA及びA’に関連して使用される「主に」という用語は、当該ブロッ
クが主にモノビニル芳香族炭化水素モノマー(例えば、スチレン)から誘導され
、別のモノビニル芳香族炭化水素モノマー(例えば、α−メチルスチレン)の量
が20重量%以下、好ましくは10重量%以下であるか、または共役ジエンモノ
マー(例えば、ブタジエン及び/またはイソプレン)の量が10重量%以下、好
ましくは5重量%以下であることを意味する。
【0042】 ブロックB、B’及びB”に関連して使用される「主に」という用語は、当該
ブロックが主に共役ジエンモノマーまたは2つ以上、好ましくは2つの共役ジエ
ンモノマーの混合物から誘導され、モノビニル芳香族炭化水素モノマーの量が1
0重量%以下、好ましくは5重量%以下であることを意味する。
【0043】 当業界で一般的に知られている多価カップリング剤が使用される。
【0044】 適当な多価カップリング剤として、2〜8個、好ましくは2〜6個、より好ま
しくは2〜4個の官能基を有するものが例示される。
【0045】 3個以上の官能基を有する多価カップリング剤に対するカップリング効率は、
立体障害のためにかなり低くなることがあることが判明した。
【0046】 多価カップリング剤のカップリングサイト(官能基)が平均して少なくとも1
個ABアームに未結合のままである(AB)アームをカップリングするときの
上記した立体障害を避けるために、多価カップリング剤にカップリングするポリ
マーブロックB、B’及びB”の端部が実質的に線状であるABアームを使用す
ることが望ましい。存在する場合、この端部は通常全ポリマーブロックB、B’
及びB”の5重量%以下を構成する。従って、ポリマーブロックB、B’及びB
”が主にポリ(イソプレン)である場合には、多価カップリング剤にカップリン
グする端部が例えば(好ましくは、1,4で重合されている)ポリブタジエンか
ら構成されることが望ましい。
【0047】 最も好ましくは、使用されるブロックコポリマーは構造ABAを有する。
【0048】 より好ましくは、ブロックコポリマーは、純粋なポリ(スチレン)、純粋なポ
リ(イソプレン)、純粋なポリ(ブタジエン)ブロック、またはイソプレンとブ
タジエンのコポリマーブロックを含む。
【0049】 少なくとも1個、好ましくは少なくとも2個のポリ(モノビニル芳香族炭化水
素)ブロック及び少なくとも1個のポリ(共役ジエン)ブロックからなるブロッ
クコポリマー及び選択的に水素化されたブロックコポリマーは当業界で公知であ
り、市販されている。
【0050】 前記ブロックコポリマーは、例えば米国特許第4,764,572号明細書、
同第3,231,635号明細書、同第3,700,633号明細書及び同第5
,194,530号明細書に記載されているようにsec−ブチルリチウムのよ
うなアルカリ金属開始剤を用いるアニオン重合により製造され得る。
【0051】 ブロックコポリマーのポリ(共役ジエン)ブロックを、残留するエチレン不飽
和が通常水素化前の元の不飽和含量の多くとも20%、より好ましくは多くとも
5%、最も好ましくは多くとも2%である程度に選択的に水素化してもよい。本
発明の組成物中に使用されるブロックコポリマーは選択的に水素化されているこ
とが好ましい。水素化は、米国再発行特許第27,145号明細書に記載されて
いるように選択的に実施され得る。前記ポリマー及びコポリマーの水素化は、ラ
ネーニッケルのような触媒、白金やパラジウムのような貴金属、可溶性遷移金属
触媒及び米国特許第5,039,755号明細書に記載されているチタニウム触
媒の存在下での水素化を含めた各種の十分に確立された方法により実施され得る
。ポリマーは異なるジエンブロックを含み得、これらのジエンブロックが米国特
許第5,299,464号明細書に記載されているように選択的に水素化されて
いてもよい。上記したように、ブロックコポリマー中のエチレン不飽和は選択的
水素化により除去され得る。また、例えば欧州特許第0540109号明細書、
同第0653453号明細書及び同第0653449号明細書に記載されている
ように他のアーム中のエチレン不飽和はそのままにして、数個のアーム中のエチ
レン不飽和を選択的に除去することも可能である。
【0052】 ポリ(モノビニル芳香族炭化水素)ブロックA及びA’は、好ましくは3,0
0〜100,000g/mol、より好ましくは5,000〜40,000g/
molの重量平均分子量を有する。ポリ(共役ジエン)ブロックB、B’及びB
”は、好ましくは10,00〜250,000g/mol、より好ましくは40
,000〜200,000g/molの重量平均分子量を有する。重量平均分子
量は、ポリスチレン較正標準を用いるゲルパーミエーションクロマトグラフィー
(ASTM D 3536)により測定することができる。
【0053】 (水素化)ポリ(ブタジエン)ブロックのビニル含量は、好ましくは25〜7
5モル%、より好ましくは25〜65モル%、更に好ましくは35〜55モル%
である。ビニル含量は、ブタジエンの1,4重合よりもむしろ1,2重合に由来
する。
【0054】 (水素化)ポリ(イソプレン)ブロックのビニル含量は広範囲で変更可能であ
り、通常0〜75モル%、好ましくは0〜20モル%である。
【0055】 本発明で使用されるブロックコポリマーは、通常10〜60重量%、好ましく
は15〜45重量%の量の重合ビニル芳香族モノマーを含有する。
【0056】 全ブロックコポリマーの重量平均分子量は、通常15,000〜600,00
0g/mol、好ましくは40,000〜300,000g/mol、最も好ま
しくは少なくとも9,000〜300,000g/molの範囲である。
【0057】 1つの実施態様によれば、少なくとも2個の主にポリ(モノビニル芳香族炭化
水素)ブロック及び少なくとも1個の主にポリ(共役ジエン)ブロックを有し、
残留エチレン不飽和が多くとも5%、好ましくは多くとも2%である官能化され
たブロックコポリマー、好ましくは官能化された選択的水素化ブロックコポリマ
ーが使用される。前記ブロックコポリマーの官能化は、カルボキシル、カルボン
酸、酸無水物、アミド、アミン及びエポキシのような極性基を導入することによ
りなされる。
【0058】 官能化された選択的水素化ブロックコポリマーは、例えば欧州特許第0085
115号明細書、同第0103148号明細書、同第0215501号明細書、
同第0216347号明細書、同第0262691号明細書、欧州特許出願第0
349085号明細書、同第0450694号明細書、同第0458379号明
細書、並びに米国特許第4,174,358号明細書、同第4,429,076
号明細書、同第4,427,828号明細書、同第4,628,072号明細書
、同第4,657,971号明細書、同第4,844,471号明細書から公知
の方法により製造され得る。好ましくは、式A−B−C(式中、A及びCブロッ
クは同一でも異なっていてもよく、主にスチレンから誘導され、Bブロックは主
にブタジエンまたはイソプレンから誘導される)を有し、ブロックBが選択的に
水素化されており、好ましくは有機過酸化物の存在下で5重量%以下、好ましく
は0.5〜2重量%の不飽和酸がグラフトされている官能化された水素化ブロッ
クトリコポリマー成分が使用される。より好ましくは、水素化ブロックコポリマ
ーは二酸、最も好ましくはマレイン酸を用いてグラフトされている。
【0059】 より好ましい実施態様によれば、ABC(式中、ブロックA及びCはほぼ同一
であり、実質的に純粋なスチレンから誘導され、3,000〜60,000の範
囲の重量平均分子量を有し、水素化前のブロックBは実質的に純粋な1,3−ブ
タジエンから誘導され、10,000〜150,000の範囲の重量平均分子量
を有し、ブロックA及びCがブロックコポリマー全重量の10〜40重量%を構
成する)ブロックコポリマーを選択的水素化成分として使用する。
【0060】 好適なブロックコポリマーの例として、KRATON GRP−6917、K
RATON GRP−6919、KRATON DKX−222、KRATON
FG−1901、KRATON FG−1921、KRATON FG−19
24、KRATON G−1651、KRATON G−1652、KRATO
N G−1654、KRATON G−1657、KRATON G−1650
、KRATON D−1101、KRATON D−1102、KRATON
D−1107、KRATON D−1111、KRATON D−1116、K
RATON D−1117、KRATON D−1118、KRATON D−
1122、KRATON D−1135X、KRATON D−1184、KR
ATON D−1144X、KRATON D−1300X、KRATON D
−4141、KRATON D−4262、KRATON D−4240、KR
ATON D−1186及びKRATON D−4158(KRATONは商標
である)が挙げられる。好ましいブロックコポリマーは、粒子分散温度で高粘度
を有し、よって均質分散を妨げるほど高くない分子量を有し、ブロックコポリマ
ーの粘度が発泡生成物が弱く、物理的一体性を欠くほど低くないことが好ましい
【0061】 オイルゲル組成物中に使用するのに適当なオイルの例には、石油誘導オイル、
合成オイル(例えば、Fischer−Tropsch合成で製造したオイル)
、オレフィンオリゴマー、動植物油及びその誘導体が含まれる。
【0062】 使用され得る石油誘導オイルは、微量(好ましくは油の30重量%未満、より
好ましくは15重量%未満)の芳香族炭化水素を含む。或いは、オイルが完全非
芳香族性であってもよい。
【0063】 動植物油には、脂肪酸のグリセリルエステル及びその重合生成物が含まれる。
【0064】 オレフィンオリゴマーは、通常C〜C12オレフィンモノマー、好ましくは
〜Cオレフィンモノマーのオリゴマーである。好適なオレフィンオリゴマ
ーの例には、ポリ(ブチレン)、ポリ(ドデセン)、水素化ポリ(イソプレン)
、水素化ポリ(ブタジエン)、水素化ポリ(ピペリレン)及びピペリンとイソプ
レンの水素化コポリマーが含まれる。オレフィンオリゴマーは、通常350〜3
5,000g/mol、好ましくは500〜10,000g/molの重量平均
分子量を有する。市販されている好適なオイルの例がOrdina N68(O
rdinaは商標である)である。
【0065】 別の態様によると、本発明は、プレフォーム組成物及び1種以上の当業者に公
知の添加剤、例えばポリオレフィン、ポリ(共役ジエン)ブロック相容性粘着付
与樹脂、ポリ(モノビニル芳香族炭化水素)ブロック相容性樹脂、フィラー、安
定剤及び/または溶媒を含むコンパウンドに関する。
【0066】 好適なポリオレフィンの例には、結晶性及びエラストマー性ポリオレフィンが
含まれる。
【0067】 特に好ましいポリオレフィンには、エチレンコポリマー、プロピレンコポリマ
ー及びブチレンコポリマーを含めたポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレ
ンが含まれる。2種以上のポリオレフィンのブレンドを使用することができる。
【0068】 ポリオレフィンは、メタロセンポリオレフィン、すなわち米国特許第5,32
2,728号明細書及び同第5,272,236号明細書に記載されているよう
なメタロセン触媒を用いて製造されるポリオレフィンであり得る。
【0069】 典型的なメタロセンポリオレフィンは、エチレンと8〜30重量%の4〜12
個の炭素原子を含有するα−オレフィンコモノマーとのコポリマーである。
【0070】 上記したポリオレフィンに加えてまたはそれに代えて、1つ以上のポリ(共役
ジエン)ブロック相容性粘着付与樹脂を使用することができる。
【0071】 本発明の組成物において有用な粘着付与樹脂の例には、炭化水素樹脂、合成ポ
リテルペン、ロジンエステル及び天然テルペンが含まれる。好ましくは、使用さ
れる粘着付与樹脂は周囲温度で半固体または固体であり、通常70〜150℃の
温度、より好ましくは85〜120℃の温度で軟化または液体になる、すなわち
環球式軟化点(ASTM E 28−58T)を有する。前記粘着付与樹脂は、
しばしば一次粘着付与樹脂と呼ばれている。
【0072】 一次粘着付与樹脂の例は、(1)天然及び変性ロジン、例えばガムロジン、ウ
ッドロジン、トール油ロジン、蒸留ロジン、水素化ロジン、二量化ロジン及び重
合化ロジン;(2)天然及び変性ロジンのグリセロール及びペンタエリトリトー
ルエステル、例えばウッドロジンであるペールのグリセロールエステル、水素化
ロジンのグリセロールエステル、重合化ロジンのグリセロールエステル、水素化
ロジンのペンタエリトリトールエステル及びロジンのフェノール変性ペンタエリ
トリトールエステル;(3)天然テルペンのコポリマー及びターポリマー、例え
ばスチレン/テルペン及びα−メチルスチレン/テルペン;(4)通常テルペン
炭化水素、例えばピネンとして公知の二環式モノテルペンをフリーデル−クラフ
ツ触媒の存在下、比較的低温で重合して得られるポリテルペン樹脂及びその水素
化誘導体;(5)フェノール変性テルペン樹脂及びその水素化誘導体(例えば、
酸性媒体中で二環式テルペンとフェノールを縮合して得られる樹脂生成物);(
6)主にオレフィン及びジオレフィンからなるモノマーを重合して得られる脂肪
族石油炭化水素樹脂及びその水素化誘導体;(7)混合芳香族及び脂肪族パラフ
ィン炭化水素樹脂及びその水素化誘導体;(8)芳香族変性脂環式石油樹脂及び
その水素化誘導体;及び(9)脂環式石油炭化水素樹脂及びその水素化誘導体で
ある。本発明を実施する際に使用される好ましい一次粘着付与樹脂は、上記した
(1)、(6)、(7)、(8)及び(9)のクラスにより表される。
【0073】 所望により、粘度を低下させるために及び/または粘着性を向上させるために
二次粘着付与樹脂を使用することができる。
【0074】 二次粘着付与樹脂は周囲温度、すなわち50℃以下の温度で液体である。適当
な二次粘着付与樹脂は、通常上記した一次粘着付与樹脂の(1)〜(9)と同一
クラスから選択される。好ましくは、二次粘着付与樹脂は上記した(1)、(6
)、(7)、(8)及び(9)のクラスから選択される。
【0075】 ブロックコポリマーが選択的に水素化されている場合、粘着付与樹脂も水素化
されていることが好ましい。
【0076】 本発明のコンパウンド中に1つ以上のポリ(モノビニル芳香族炭化水素)ブロ
ック相容性樹脂を配合することが望ましいことがある。前記樹脂には、クマロン
−インデン樹脂、ポリα−メチルスチレン樹脂、ビニルトルエン−α−メチルス
チレンコポリマー及びポリインデン樹脂が含まれる。本発明の目的では、本発明
のモノビニル芳香族炭化水素をベースとする熱可塑性エラストマー組成物はポリ
(モノビニル芳香族炭化水素)ブロック相容性樹脂と見做されない。
【0077】 当業者に公知の各種溶媒または溶媒ブレンドを、周囲温度でのオイルベース系
の加工性を改善するために使用することができる。ポリスチレンドメインを溶解
する溶媒または溶媒ブレンドは網状構造を弱くし、表面上は周囲温度での加工性
をより容易にする。
【0078】 前記溶媒として、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、メチルエチルケトン
またはその混合物が例示される。
【0079】 任意に、(発泡)オイルゲル組成物にフィラーを添加する。
【0080】 炭酸カルシウムのような炭酸塩、シリカ、チタニアや酸化亜鉛のような耐火性
酸化物、クレーやタルクのようなシリケート、煤、グラファイト、及びガラス繊
維のような繊維を含めた各種フィラーを使用することができる。
【0081】 任意に、(発泡)オイルゲル組成物に安定剤を添加する。各種安定剤が当業者
に公知であり、市販されている。
【0082】 本発明を実施する際に使用され得る安定剤には、ヒンダードフェノール誘導体
、ヒンダードアミン誘導体またはトリアジン誘導体、またはリン及び/硫黄含有
ヒンダード化合物、またはその混合物が含まれる。
【0083】 適当な安定剤の例は、欧州特許第0659787号明細書に記載されているも
のである。
【0084】 好ましい安定剤の代表例は、ペンタエリトリチル−テトラキス(3,5−ジ−
tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート)(IRGANOX
1010)、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼ
ンプロパン酸のオクタデシルエステル(IRGANOX 1076)、2,4−
ビス(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブ
チルアニリノ)−1,3,5−トリアジン(IRGANOX 565)、2−t
ert−ブチル−6−(3−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ−5−メチル
ベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート(SUMILIZER GM)、
トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(混合モノ−及びジ−フェニル
)−ホスファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−ペンタエ
リトリトールジホスファイト(ULTRANOX 626)、ジステアリルペン
タエリトリトールジホスファイト(WESTON 618)、スチレン化ジフェ
ニルアミン(NAUGARD 445)、N−1,3−ジメチルブチル−N’−
フェニル−パラフェニレンジアミン(SUMILIZER 116 PPD)、
トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト(IRGAFO
S 168)、4,4−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−tert−ブチル
フェノール)(SUMILIZER BBMS)、EPON 1004のような
エポキシ樹脂、ジラウリルチオジプロピオネート(IRGANOX PS 80
0)、またはその混合物である。IRGANOX、EPON、SUMILIZE
R、ULTRANOX、WESTON、NAUGARD及びIRGAFOSは商
標である。
【0085】 本発明の熱発泡性熱可塑性粒子は、好ましくは熱可塑性シェル及び該シェルに
より包囲された揮発性液体の発泡性ガスからなる熱発泡性中空粒子である。本発
明の熱発泡性熱可塑性粒子を形成する材料に関する他の種類及び詳細は、援用に
より本明細書に含まれるとする欧州特許出願公開第0717091号明細書の第
3頁第39行目〜第4頁第46行目に記載されている。
【0086】 本発明で製造されるフォームの密度は、好ましくは600〜300kg/m の範囲である。
【0087】 本発明の組成物は、撹拌混合及びかきまぜを含めた適当な条件下で混合され得
る。更に、プレフォーム組成物の場合、粒子の発泡及び/または混合は、押出、
射出成形等のような公知の工業的加熱方法で実施され得る。
【0088】 オイルゲルフォームの場合、本発明の発泡オイルゲルが低密度及び低粘着性を
有することが有利であるが、フォーム中で見られる低い粘着性の保持により低い
粘着性を必要とする有利な特性が与えられ得る。発泡オイルゲルの特性は、より
低い粘着性及びより低い密度を必要とする用途に使用され得る。
【0089】 本発明において有用な他の熱可塑性エラストマーには、ブロックコポリマーに
加えて、ポリウレタン、ポリエステル、シリコーンゴム及び熱可塑性エラストマ
ーゲル化剤が含まれる。
【0090】 熱可塑性エラストマーを使用するために、本発明の製品をリサイクルすること
ができることが有利である。従って、1つの態様では、フォームを再加熱してメ
ルトを形成してもよく、中空粒子を再分配してもよく、また更なる粒子をメルト
または粒子を補充するために添加してもよく、熱可塑性エラストマーを更に使用
するためにリサイクルできるようにメルトを適当な分離方法により分離してもよ
い。
【0091】 本発明の更に別の態様では、本発明の組成物を含むリサイクル可能なフォーム
をも提供する。
【0092】 本発明の組成物は、シーラント、カーペット裏材及び他の緩衝材、例えば自動
車のバンパー、靴のインソール、接着剤及びコーティング中に使用することがで
きる。本発明のフォームは、特に低粘性メルトを注入後熱処理する必要がある場
合にガスケット用システムに使用することができる。これは、プレフォームメル
トを適当な装置を用いて車体上に直接注入し、その後加熱して中空粒子を発泡さ
せる自動車業界で特に有利である。ガスケット用材料を溶融注入すれば、ドア、
ライト、ボンネット等に対して複雑な形状及び構成を作りたい設計技術者にとっ
ての自由度が広がる。
【0093】 本発明を実施例を参照して説明する。
【0094】 実施例1〜2 94重量%のOrdina N68オイル及び6重量%のKraton G−
1652(選択的水素化されたスチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリ
マー)により2成分系を形成した。前記系は、100℃を超えると粘性で均質な
液体となり、室温で固体(オイルゲル)に冷却しても均質のままである。100
℃において発泡剤マイクロスフェアの2%または4% Expancel 09
1−80を添加し、オイル及び熱可塑性ポリマーと数分間混合した。混合物が均
質になったら、マイクロスフェアが発泡するように温度を上昇させた(100〜
145℃)。
【0095】 実施例3〜8 2成分系の粘度が高いので混合を118〜126℃を超える温度で実施した以
外は実施例1〜2に記載した手順を用いて、94重量%のOrdina N68
オイル及び6重量%のKraton G−1654(選択的水素化したスチレン
−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー)を1、2、3、4、5及び6重量
%の濃度でExpancel 091−80と混合した。効率的に混合するとマ
イクロスフェアは許容され得る程度に分布し、メルトの粘度が高いために冷却中
にマイクロスフェアは余り急速に移行しない。0.47〜0.39kg/lのフ
ォーム密度が達成された。
【0096】 実施例9〜10 上記実施例3〜8に記載されている技術と同一の技術を用いて、90重量%の
Ordina N68、10重量%のKraton G−1654及びExpa
ncelマイクロスフェア(それぞれ、2または4重量%のExpancel
091−80)を混合した。ここでも、0.47〜0.39kg/lのフォーム
密度が達成された。
【0097】 2成分系の調製 ブロックコポリマー(KRATON G 1652またはG 1654)を1
40℃に予備加熱したオイル(Ondina N68)に溶解してオイルゲルを
調製した。前記ブロックコポリマーは、穏やかに混合しながら徐々に添加した。
全混合時間は2時間であった。次いで、オイルゲルを開放金型(大きさ15×1
5×0.2cm)に注ぎ、真空下80℃のオーブン内に30分間置いた。室温に
冷却後、金型からオイルゲルシートを剥ぎ取った。シートからダンベル形試験片
を切断した。
【0098】 発泡させたオイルゲルを製造するために、上記のように調製した純粋なオイル
ゲルを120℃に再溶融し、穏やかに混合しながらExpancelマイクロス
フェアを添加した。混合時間は15分であった。次いで、生じた混合物を開放金
型(大きさ15×15×0.2cm)に注ぎ、180℃のオーブン内に15分間
置いた。室温に冷却後、発泡させたシートを金型から外した。シートからダンベ
ル形試験片を切断した。
【0099】 加工または熱履歴の影響を調べるために、発泡ゲルを以下のように製造した。
上記のように調製した純粋なオイルゲルを120℃に再融解し、穏やかに混合し
ながらExpancelマイクロスフェアを添加した。混合時間は15分であっ
た。次いで、温度を160℃に上げ、混合物をこの温度で約10分間保持した。
生じた発泡オイルゲルは粘度の著しい上昇を示し、混合装置から塊として取出し
た。次いで、塊を開放金型(大きさ15×15×0.2cm)に入れ、120℃
で圧縮成形した。圧縮成形シートからダンベル形試験片を切断した。
【0100】 粘度が低く、系の加工が容易なので、市販されているブロックコポリマーKR
ATON G 1652(実施例1及び2)をベースとするゲルを用いて初期テ
ストを実施した。これらのゲルは比較的弱いフォームを形成し、密度は別にして
試験特性は変化しづらい。得られた発泡ゲルは、ブロックコポリマー濃度が10
重量%でも比較的弱いままである。市販のKRATON G 1651のような
高分子量ブロックコポリマーをベースとするゲルはブロックコポリマー濃度が6
重量%を超えるときに優れた機械的特性を示すが、これらのゲルは高粘度を示し
、よって少なくとも実験室装置でExpancelマイクロスフェアを均質に分
散することは困難となる。G 1651とG1652の中間の粘度を有するKR
ATON G 1654(実施例3〜10)は加工が容易であり、良好な機械的
特性をも示す。
【0101】 実施例3〜10では、発泡開始温度が118〜126℃、最高発泡温度が17
1〜181℃のExpancel 091−80を用いて発泡を実施した。他の
Expancelグレードを用いても同様の結果が得られ得、主に製造方法を考
慮してグレードを選択すべきである。
【0102】 滴点 ゲルが半固体から液体状態になる温度である滴点を、Mettler FPサ
ーモシステムを用いて測定した。カップの下部孔の直径が4.2mmであり、温
度を5℃/分で上昇させた以外は測定方法はASTM D3104−82と同様
である。
【0103】 上限使用温度 上限使用温度を、Perkin Elmer TMA 7を用い、温度を5℃
/分で上昇させて測定した。サンプルに加える初期力は10mNから100mN
に変化させた。
【0104】 表1から明らかなように、オイルゲルの密度は3重量%のExpancelを
添加すると50%低下する。1重量%でも、Expancelは約30%の密度
低下を生じさせる。発泡させると、ゲルサンプルは淡黄色から白色に変わる。E
xpancelを含まないゲルは透明であり、1〜5重量%の非発泡Expan
celを混合すると僅かに黄色の曇りを示す。発泡サンプルの外表面の粘着は弱
く、新しく切断した表面には殆どもしくは全く粘着しない。しかしながら、粘着
性のこの違いを測定することは難しい。なぜなら、外表面上の粘着性それ自体に
測定の限界があるからである。発泡サンプルは、低い引張強さ及び伸びを示すが
、引張弾性率は上昇する。また、表1に示すように、発泡させると滴点及び上限
使用温度は著しく上昇する。
【0105】 異なる圧縮比での圧縮力及びヒステレシス値を表3〜5及び図1〜2に示す。
発泡すると、ゲルは次第に硬くなり、ヒステリシスは上昇する。しかしながら、
10%圧縮及び30%圧縮でのヒステリシアスの違いは、少なくとも2重量%の
Expancelマイクロスフェアを含んで形成したゲルの場合かなり少ない。
換言すると、発泡ゲルでの圧縮挙動は非発泡ゲルと比較してより均一である。低
圧縮値での圧縮力は、マイクロスフェアの添加量の増加と共に著しく上昇する。
より高い圧縮値では、圧縮力はマイクロスフェアの添加量の増加と共に上昇する
が、違いは余り顕著でなくなる。
【0106】 実施例11 実施例3〜8に記載した方法と同一にして、以下のサンプルを作成した。
【0107】 サンプルA=10重量%のブロックコポリマー(KRATON G 1654
)及び90重量%のオイル(ONDINA N68)を含有するオイルゲル。
【0108】 サンプルB=20重量%のブロックコポリマー(KRATON G 1654
)及び80重量%のオイル(ONDINA N68)を含有するオイルゲル。
【0109】 サンプルC=実質的にサンプルAの組成(96重量%)を有するが、更に4重
量%の熱発泡した熱可塑性粒子(EXPANCEL 091−80)を含有する
フォーム(発泡オイルゲル)。
【0110】 サンプルD=実質的にサンプルBの組成(96重量%)を有するが、更に4重
量%の熱発泡した熱可塑性粒子(EXPANCEL 091−80)を含有する
フォーム(発泡オイルゲル)。
【0111】 サンプルの粘度をHaake RS100 CSレオメータを用いて測定した
。サンプルを、直径35mmの平行プレート間に挿入した。間隙の開口を1mm
に調節した。0.1Hzの周波数及び10Paの応力レベルで測定を実施した。
【0112】 図3に、サンプルA〜Dについての粘度/温度曲線(単位:Pa.s/℃)を
示す。フォームが測定した温度範囲で非常に高い粘度を有することが分かる。
【0113】 全ての特性変化から、発泡するとオイルゲルはより典型的な可塑性化合物特性
を示し、もはやオイルゲルと類似していないという事実が示される。
【0114】 オイル 下記のオイルが本発明においてオイルとして好適である。好ましくは、使用さ
れるオイルはトリブロックコポリマーのゴム中間ブロックに主に結合するオイル
、すなわちポリ(モノビニル芳香族炭化水素)ブロックよりもポリ(共役ジエン
)ブロックに主に結合するオイルである。
【0115】
【表1】 %は重量%である。 Nはナフテン系、Pはパラフィン系、Aは芳香族である。
【0116】 更に、エキステンダー液体、例えばEthyl Corporationから
販売されているDurasyn 168のようなポリ(α−オレフィン)エキス
テンダー液体を使用することができる。
【0117】 任意に、前記オイルゲルに対する添加剤としてワックスを使用することができ
る。適当なワックスは、主に低分子量ポリエチレンである。適当なものは、例え
ばAlliedからACの商標、Quantum ChemicalからPet
rotheneの商標及びEastman Chemical Product
sからEpoleneの商標で供給されているものである。ワックスの含量は、
通常組成物の全量の2〜10重量%である。
【0118】
【表2】
【0119】
【表3】
【0120】
【表4】
【0121】
【表5】
【0122】
【表6】
【図面の簡単な説明】
【図1】 圧縮比に対する圧縮力及びヒステリシスを示す。
【図2】 圧縮比に対する圧縮力及びヒステリシスを示す。
【図3】 サンプルA〜Dについての粘度/温度を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 53:00 C08L 53:00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ルマシユ,オリビエ ベルギー国、ルーバン−ラ−ヌーブ、べ ー・1348・オテイニー、アブニユ・ジヤ ン・モネ・1 Fターム(参考) 4F074 AA13B AA16A AA26M AA28M AB01 AD01 AD11 AG01 AG14 BA31 BA37 BA38 BA39 BA40 BA91 CA24 CA25 CB62 CC22X CC32X CC32Y DA02 DA33 DA37 DA39 DA45 DA59 4H017 AA03 AA31 AA39 AB17 AC02 AC13 4J038 BA202 BA212 CQ011 KA08 KA10 4J040 BA172 BA202 DA021 DA111 DA131 DB042 DB062 DC032 DC072 DF042 DF052 DF082 DM011 DN032 DN072 EB032 EL012 HA016 HB02 JA10 KA02 KA26 KA37 LA01 LA06 PA22

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイル、熱可塑性エラストマー、及び所要のフォーム気泡密
    度を与える量の、熱発泡性ガスまたは液化ガスを封入している熱発泡性熱可塑性
    粒子を含むプレフォーム組成物を調製するステップ、及び前記組成物を熱処理し
    て、前記粒子を発泡させ、前記組成物からフォームを製造するステップを含むこ
    とを特徴とするフォームの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記オイルが組成物の全量の54〜97重量%の量で存在す
    ることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記組成物が、前記熱処理ステップ中または前記熱処理前に
    溶融ステップにおいてメルトを形成することを特徴とする請求の範囲第1項また
    は第2項に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記熱可塑性エラストマーが組成物の全量の2〜40重量%
    の量で存在することを特徴とする請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 前記粒子が組成物の0.5〜6重量%の量で存在することを
    特徴とする請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 粒子を発泡させる前またはその後に、粘着付与樹脂、ワック
    ス、フィラー及び/またはポリ(モノビニル芳香族炭化水素)ブロック相容性樹
    脂を前記組成物と混合することを特徴とする請求の範囲第1項〜第5項のいずれ
    かに記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記熱可塑性エラストマーがブロックコポリマーからなるこ
    とを特徴とする請求の範囲第1項〜6項のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 オイル及び熱可塑性エラストマーを含むフォームであって、
    熱発泡性ガスまたは液化ガスを封入している熱発泡した熱可塑性粒子が前記フォ
    ームの気泡を規定することを特徴とする前記フォーム。
  9. 【請求項9】 オイル、熱可塑性エラストマー、及び熱発泡性ガスまたは液
    化ガスを封入している熱発泡性熱可塑性粒子を含むプレフォーム組成物。
  10. 【請求項10】 オイル、熱可塑性エラストマー、及び所要のフォーム気泡
    密度を与える量の、熱発泡性ガスまたは液化ガスを封入している熱発泡性熱可塑
    性粒子を含むプレフォーム組成物を調製するステップを含むことを特徴とする熱
    活性化プレフォーム生成物の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求の範囲第8項に記載のフォームまたは請求の範囲第9
    項に記載のプレフォーム組成物を含むことを特徴とする物品。
  12. 【請求項12】 請求の範囲第8項に記載のフォームまたは請求の範囲第9
    項に記載のプレフォーム組成物を含むことを特徴とする接着剤、シーラントまた
    はコーティング。
JP2000519013A 1997-10-31 1998-10-30 フォーム組成物 Pending JP2001521960A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP97308748.9 1997-10-31
EP97308748 1997-10-31
PCT/EP1998/007016 WO1999023144A1 (en) 1997-10-31 1998-10-30 Foam composition comprising oil, thermoplastic elastomer and expandable particles

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001521960A true JP2001521960A (ja) 2001-11-13
JP2001521960A5 JP2001521960A5 (ja) 2005-12-22

Family

ID=8229584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000519013A Pending JP2001521960A (ja) 1997-10-31 1998-10-30 フォーム組成物

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6451865B1 (ja)
EP (1) EP1025149B1 (ja)
JP (1) JP2001521960A (ja)
AU (1) AU1435499A (ja)
DE (1) DE69803794T2 (ja)
DK (1) DK1025149T3 (ja)
ES (1) ES2172941T3 (ja)
WO (1) WO1999023144A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002521544A (ja) * 1998-07-31 2002-07-16 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ポリマーフォームを含む物品およびその製造方法
JP2008534702A (ja) * 2005-03-24 2008-08-28 クレイトン・ポリマーズ・リサーチ・ベー・ベー 発泡性熱可塑性ゲル組成物

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7222380B2 (en) * 1994-04-19 2007-05-29 Applied Elastomerics, Inc. Tear resistant gels, composites, and cushion articles
DE10055942A1 (de) * 2000-11-10 2002-06-06 Tesa Ag Haftklebemasse und ihre Verwendung
FR2832719B1 (fr) * 2001-11-29 2004-02-13 Oreal Copolymeres ethyleniques sequences adhesifs, compositions cosmetiques les contenant, et utilisation de ces copolymeres en cosmetique
US20040014877A1 (en) * 2002-07-19 2004-01-22 Null Volker Klaus White oil as plasticizer in a polystyrene composition and process to prepare said oil
US7064163B2 (en) * 2002-09-04 2006-06-20 Msi Technology Llc Polyolefin-based adhesive resins and method of making adhesive resins
US6884376B2 (en) * 2003-01-21 2005-04-26 Ching-Chin Chen Method for making a shoe sole with different resilient areas
EP1473595A1 (en) * 2003-04-29 2004-11-03 KRATON Polymers Research B.V. Photopolymerizable compositions and flexographic printing plates derived therefrom
US20050215724A1 (en) * 2004-03-25 2005-09-29 Kraton Polymers U.S. Llc Thermoplastic gel compositions that can be converted into thermoset gel compositions by exposure to radiation
JP2007530742A (ja) * 2004-03-25 2007-11-01 クレイトン・ポリマーズ・リサーチ・ベー・ベー 放射線に曝露することによって熱硬化性ゲル組成物へ変換することのできる熱可塑性ゲル組成物
EP1882017B1 (en) * 2005-05-20 2015-12-02 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Use of a fischer-tropsch derived white oil as a plasticizer for polymer compositions for food contact applications
DE102005048730B4 (de) * 2005-10-12 2009-10-15 CCS Technology, Inc., Wilmington Verfahren zum Herstellen eines optischen Übertragungselementes und optisches Übertragungselement
US8158689B2 (en) 2005-12-22 2012-04-17 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Hybrid absorbent foam and articles containing it
US20070254971A1 (en) * 2006-05-01 2007-11-01 Synco De Vogel Foamable thermoplastic vulcanizate blends, methods, and articles thereof
US20080057294A1 (en) * 2006-09-01 2008-03-06 Fina Technology, Inc. High impact polystyrene tile
US20080057295A1 (en) * 2006-09-01 2008-03-06 Fina Technology, Inc. Engravable board
FR2918271B1 (fr) * 2007-07-03 2009-11-13 Oreal Composition cosmetique associant un polymere silicone et une resine tackifiante, et presentant une certaine elasticite
US20090030095A1 (en) * 2007-07-24 2009-01-29 Laverdure Kenneth S Polystyrene compositions and methods of making and using same
JP2011503910A (ja) * 2007-11-19 2011-01-27 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド パターン付きエッチング剤を用いた太陽電池コンタクト形成プロセス
DE102008056980A1 (de) * 2008-11-12 2010-05-20 Tesa Se Strahlenchemisch vernetzbare, geschäumte Selbstklebemasse basierend auf Vinylaromatenblockcopolymeren
FR3074805B1 (fr) * 2017-12-12 2021-08-20 Mcpp Innovation Llc Composition thermoplastique elastomerique de pre-expansion comprenant un elastomere et un agent d'expansion physique
EP3670591A3 (en) 2018-12-06 2020-11-11 TSRC Corporation Polymer composition, foam and method thereof
GB2597653B (en) * 2020-07-17 2024-05-29 Unigel Ip Ltd Gel compositions

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3231635A (en) 1963-10-07 1966-01-25 Shell Oil Co Process for the preparation of block copolymers
US3615972A (en) 1967-04-28 1971-10-26 Dow Chemical Co Expansible thermoplastic polymer particles containing volatile fluid foaming agent and method of foaming the same
USRE27145E (en) 1969-05-20 1971-06-22 Side-chain
US3700633A (en) 1971-05-05 1972-10-24 Shell Oil Co Selectively hydrogenated block copolymers
US4174358A (en) 1975-05-23 1979-11-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company Tough thermoplastic nylon compositions
US4108928A (en) * 1976-03-02 1978-08-22 Hanson Industries Inc. Method of producing a viscous flowable pressure-compensating fitting composition from hollow thermoplastic microblends with the use of high frequency heating and dispensing the composition into a sealable, flexible, protective enclosure means
US4429076A (en) 1979-06-13 1984-01-31 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Thermoplastic polymer composition
DE3129888C2 (de) * 1981-07-29 1985-01-03 Secans AG, Zug Verfahren zur Herstellung einer Masse für die Abstützung von Teilen des menschlichen Körpers
DE3280268D1 (de) 1981-08-13 1990-12-13 Asahi Chemical Ind Modifizierte blockcopolymer enthaltende zusammensetzung.
US4427828A (en) 1981-09-01 1984-01-24 The Firestone Tire & Rubber Company Impact resistant polymeric compositions containing polyamides, maleic anhydride adducts of hydrogenated polymers and graft copolymers thereof
SE8204595L (sv) 1982-08-05 1984-02-06 Kema Nord Ab Forfarande for framstellning av hartsimpregnerade fiberkompositmaterial
GB2150431B (en) 1983-11-28 1987-04-23 Janet Parker Cushioning articles
US4764572A (en) 1985-07-23 1988-08-16 Shell Oil Company Anionic polymerization process
EP0215501B1 (en) 1985-08-16 1991-09-25 Shell Internationale Researchmaatschappij B.V. Modified block copolymers, impact resistant compositions containing the copolymers and a process for producing the copolymers
US4844471A (en) 1987-12-24 1989-07-04 Spalding & Evenflo Companies, Inc. Golf ball core composition including dialkyl tin difatty acid
US4921625A (en) 1988-06-27 1990-05-01 Shell Oil Company Method for preparing functionalized block copolymers
US5206300A (en) 1990-03-30 1993-04-27 Shell Oil Company Functionalized elastomeric polymers
US5194510A (en) 1990-05-21 1993-03-16 Shell Oil Company Thermoplastic elastomers
US5039755A (en) 1990-05-29 1991-08-13 Shell Oil Company Selective hydrogenation of conjugated diolefin polymers
US5272236A (en) 1991-10-15 1993-12-21 The Dow Chemical Company Elastic substantially linear olefin polymers
US5194530A (en) 1991-04-15 1993-03-16 Shell Oil Company Termination of anionic polymerization using hydrocarbon terminating agents
US5212249A (en) 1991-10-28 1993-05-18 Shell Oil Company Method for preparing asymmetric radial polymers
US5299464A (en) 1991-11-22 1994-04-05 Bennett James A Hot stick transformer sampler
US5322728A (en) 1992-11-24 1994-06-21 Exxon Chemical Patents, Inc. Fibers of polyolefin polymers
US5421874A (en) 1993-06-22 1995-06-06 Genesis Composites, L.C. Composite microsphere and lubricant mixture
US5393841A (en) 1993-11-09 1995-02-28 Shell Oil Company Dissimilar arm asymmetric radial or star block copolymers for adhesives and sealants
USH1464H (en) 1993-11-09 1995-07-04 Shell Oil Company Method for preparing asymmetric radial copolymers having two first arms and two second arms
US6169138B1 (en) * 1994-12-15 2001-01-02 Saint-Gobain Performance Plastics Corporation Foamed pressure sensitive tapes
ES2146284T3 (es) * 1994-12-15 2000-08-01 Saint Gobain Performance Plast Adhesivo esponjoso sensible a la presion.
US5672640A (en) * 1995-07-12 1997-09-30 Caschem, Inc. Polypropylene compatible grease compositions for optical fiber cable
GB2305885B (en) 1995-10-05 1999-04-28 Autoliv Dev Improvements in or relating to a padding element

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002521544A (ja) * 1998-07-31 2002-07-16 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ポリマーフォームを含む物品およびその製造方法
JP2008534702A (ja) * 2005-03-24 2008-08-28 クレイトン・ポリマーズ・リサーチ・ベー・ベー 発泡性熱可塑性ゲル組成物
JP4887353B2 (ja) * 2005-03-24 2012-02-29 クレイトン・ポリマーズ・リサーチ・ベー・ベー 発泡性熱可塑性ゲル組成物

Also Published As

Publication number Publication date
DK1025149T3 (da) 2002-05-27
US6451865B1 (en) 2002-09-17
EP1025149A1 (en) 2000-08-09
WO1999023144A1 (en) 1999-05-14
ES2172941T3 (es) 2002-10-01
AU1435499A (en) 1999-05-24
EP1025149B1 (en) 2002-02-06
DE69803794D1 (de) 2002-03-21
DE69803794T2 (de) 2002-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001521960A (ja) フォーム組成物
US5962572A (en) Oriented gel and oriented gel articles
US6120899A (en) Hot melt adhesive pellet comprising continuous coating of pelletizing aid
US4892903A (en) Elastomeric fibers, structures fashioned therefrom and elastomeric films
US6238732B1 (en) Method for making hot melt adhesive pellet comprising continuous coating of pelletizing aid
JP3792724B2 (ja) ペレット状のポリマー組成物
JP3947243B2 (ja) モノビニル芳香族ブロックコポリマー含有組成物、並びに該組成物から誘導され、回転成形法や同類の方法での使用に適した微粒子及び粉末
US10066097B2 (en) Thermofusible composition for slush moulding
JP4887353B2 (ja) 発泡性熱可塑性ゲル組成物
RU2143446C1 (ru) Свободно текучая порошковая композиция, способ ее получения, однородный слой, полученный из нее, ковер, конвейерная лента и герметик для колпачков бутылок
CN113278393B (zh) 一种耐热型pp热熔胶及其制备方法和应用
CA1324694C (en) Elastomeric fibres, structures fashioned therefrom and elastomeric films
US7037976B2 (en) Free flowing powder
JP4287048B2 (ja) 熱溶融性エラストマー組成物
JP3339170B2 (ja) ブロック共重合体および粘着剤組成物
NZ526235A (en) Bituminous composition with reduced gelation tendency
RU2724047C1 (ru) Способ получения клея-расплава
EP0810263B1 (en) A block copolymer-based elastomeric composition
KR100581218B1 (ko) 마루판재용 핫멜트 점착제 조성물
JP3602674B2 (ja) 粘着性樹脂組成物
KR100439346B1 (ko) 회전식성형법및유사한공정에서사용하기에적합한모노비닐방향족블록공중합체-함유조성물,이로부터유도된미세과립의제조방법
JPH11198288A (ja) ポリウレタン複合成形体
JPH02132139A (ja) ホットメルト接着剤組成物
MXPA00003161A (es) Granulo de adhesivo fundido en caliente que comprende recubrimiento continuo de auxiliar de granulacion

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041208

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060829

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20061128

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20061205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070803

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070810

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080129