JP2001521821A - 配送物の分配情報の識別方法および識別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、自動ＯＣＲ読み取りおよびビデオ符号化による配送物の分配情報の識別に関し、高速かつ安価に読み取るために、自動経過するＯＣＲ方法ステップの１つで結果が非一義的な場合にはこれが瞬時の状態で停止する。これまでそのために検出された一義的および非一義的結果/中間結果から自動的に、ビデオ符号化ジョブが１つまたは複数のビデオ符号化スペースに伝送される。このビデオ符号化ジョブは、存在する結果およびこの方法ステップで一義的結果を得るために実行すべき演算についての指示を備えている。非一義的結果を置換する一義的ビデオ符号化結果により、停止したＯＣＲ方法ステップは成功のうちに終了され、後続の方法ステップが開始される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、独立請求項１および４の上位概念による配送物の分配情報の識別方
法および識別装置に関する。

【０００２】 配送物を分類/分配する場合に、機械化可能なすべての配送物を完全に自動処 理することは不可能である。その理由は、見出されなかったアドレスブロックが
読み出されたアドレスにおいて機械的に解決不能なまで矛盾することが多種多様
かつ多量に存在するからである。このような場合、読み出し電子回路は最終結果
を送出することなしに処理の中止を強いられる。

【０００３】 配送物の統合的処理に対する現在公知の解決手段は、２段処理の原理に基づく
。これは簡単には次のように機能する。

【０００４】 第１段： 読み出し電子回路は、スキャナから非圧縮２進/グレー画像を受け取り、配送 物を完全に処理しようと努める。ここでは以下の処理ステップが実行される。

【０００５】 ・ＲＯＩ−関連情報領域の識別 ・該領域のラインの分離 ・符号識別および単語分離 ・アドレス分析によるアドレス解釈−単語の意味を割り当てる ・アドレス補正−分類結果の意味と検出に対し、基準語（単語帳）との比較結果
に基づく判断 ここで全ての処理ステップで択一的意味が生じる。しかし１つのステップで結
果が達成されないか、または同じ確率で複数の結果が達成されなければ、最終的
に一義的意味を求めることができず、従って処理は最終的に終了する。

【０００６】 配送物は拒絶として機械制御部に出力され、この制御部はビデオ符号化システ
ムに別の処理を委託する。

【０００７】 第２段： ビデオ符号化システムは時間的に読み出し電子回路と同時にまたは拒絶の後に
、圧縮された２進画像を受け取り、機械制御部からジョブを受けた後、同じよう
に配送物を完全に処理しようと努める。読み出し電子回路の部分結果もここで考
慮することができる。同じ形式のコーダ流はとりわけ関連するアドレス部分がす
べて多段に符号化されている場合、高いスループットを各符号化スペースに対し
絶対的に必要とする。配送物のコーダコストを最小にすることは、部分結果を途
中で使用する手段において制限的にしか可能でない。なぜならこのことにより生
じる符号化の多数の入口点が同形性を妨害するからである。処理は次の標語の下
に行われる。

【０００８】 “符号化は考えるより早い！” 従って意識的に、ユーザが苦労して必要最小限のコーダへの入力に制限するの
ではなく、不必要な情報も入力する。このことにより、オンライン能力も必要な
符号化時間のため制限される（ＵＳ−４６３２２５２）。

【０００９】 オンライン処理およびオフライン処理での分配に重要なことは、分類機械の機
械的遅延区間の長さである。基本的には２つの異なるシステムが提供される。

【００１０】 １．遅延区間の短い機械（約４〜５ｓ）が配送物を、読み出し電子回路だけによ
ってオンライン処理する。後置接続されたコードシステムはオフラインで駆動さ
れる（ＵＳ−４９９２６４９）。

【００１１】 遅延区間の長い機械は、配送物の一部を付加的にコーダシステムでオンライン
処理できる（ＤＥ４３２４２５５）。

【００１２】 ここでの欠点は、ビデオ符号化能力に対する要求レベルが高いことである。

【００１３】 独立請求項１および４に記載された本発明の課題は基本的に、配送物の表面に
ある分配情報を自動ＯＣＲ読み取り機とビデオ符号化スペースを使用してできる
だけ高速に、かつビデオ符号化能力に対する要求を低くして読み取ることである
。

【００１４】 自動ＯＣＲ処理ユニットは、処理ステップの１つで一義的結果が得られなくて
も、画像の処理を中断せずにスタンバイ状態へ移行し、実行すべき動作を指示す
ることによりこのステップの一義的解決をビデオ符号化スペースに委託する。こ
のようにすれば、ビデオ符号化能力に対する要求は高くならない。さらに読み出
しプロセス全体の処理速度が上昇し、オンライン処理される配送物の数はバッフ
ァスペースを相応にすれば増大する。

【００１５】 本発明の有利な実施例は従属請求項に記載されている。

【００１６】 ビデオ符号化スペースの画面にタスクを表示し、請求項２および請求項３に従
ってビデオ符号化スペースを種々のタスク等級に分割することにより、コーダへ
の要求が非常に小さくても特に高速の符号化が得られる。

【００１７】 請求項５と６によれば、ビデオ符号化スペースに対するタスクをジョブ形成器
により形成する。このジョブ形成器は、ＯＣＲ処理ユニットの文脈メモリに非一
義的結果/中間結果が探索し、相応のタスクをこの読み出し問題の一義的解決の ために作成し、これをビデオ符号化スペースに画面の表示のため送信する。

【００１８】 請求項７と８による有利な実施例では、応答処理器が設けられており、この処
理器はデータをビデオ符号化スペースから文脈メモリに追加し、非一義的結果を
解決し、ＯＣＲ処理ユニットに信号を読み出しプロセスのさらなる実行のために
送信する。

【００１９】 さらに請求項９によれば、ビデオ符号化装置の入力側にジョブ分配器を設け、
このジョブ分配器が到来するコーダジョブを、符号化スペースデータバンクに記
憶されているタスク管轄とビデオ符号化スペースの負荷通報に応じて、このビデ
オ符号化スペースに分配する。

【００２０】 特に高速で効率的な動作のためには請求項１０に従い、本発明の装置に、高速
自動オンライン分配情報読み取り機を前置接続すると有利である。読み取り機が
分配情報を所定の短い期間内に読み取ることができなければ、相応の画像が本発
明の装置にさらに伝送される。

【００２１】 有利には請求項１１に従い、複数の画像を並列処理する。

【００２２】 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

【００２３】 図１は、分配情報の読み取りの際の処理ステップを示す。

【００２４】 図２は、本発明の経過を説明するためのブロック図である。

【００２５】 図３は、領域探索の際のジョブ形成器のフローチャートを示す。

【００２６】 図４は、領域探索の際のジョブ分配器のフローチャートを示す。

【００２７】 図５は、画面での領域探索のためのジョブの表示を示す。

【００２８】 図６は、領域探索の際の応答処理器のフローチャートを示す。

【００２９】 図７は、符号識別およびアドレス分析で意味不明のためアドレス部分が不完全
に識別された際のジョブ形成器のフローチャートを示す。

【００３０】 図８は、アドレス部分が意味不明のため不完全に識別された際のジョブ分配器
のフローチャートを示す。

【００３１】 図９は、意味不明のためアドレス部分の識別が不完全な場合のジョブを示す。

【００３２】 図１０は、意味不明のためアドレス部分が不完全に識別された際の応答処理器
のフローチャートを示す。

【００３３】 図１１は、アドレス相関でのジョブ形成器のフローチャートを示す。

【００３４】 図１２は、アドレス相関でのジョブ分配器のフローチャートを示す。

【００３５】 図１３は、アドレス相関でのジョブの表示である。

【００３６】 図１４は、アドレス相関での応答処理器のフローチャートを示す。

【００３７】 処理すべき配送物の画像はスキャンの後、自動読み取り機に供給される。ここ
ではシステム特性の予測性の点から、まず高速自動オンライン読み取り機をタス
クを委託する第１の読み取り機とし、これが配送物を相互作用または中断なしで
処理するよう努める。これにより、配送物がまだ機械に滞留している間に確実に
結果を得ることができ、従ってこの結果に基づいて直ちに分配することができる
。この読み取り試行が失敗すると、配送物の画像はＯＣＲ処理ユニット１１を備
えた本発明の装置に供給される。この装置は残ったマシン時間を使用して、また
はこれに全く依存しないで、分配結果をさらなる機械経過のために検出すること
ができる。このＯＣＲ処理ユニット１１は種々の機能群からなり、配送物を一方
では並立的に、他方では直列的に処理する。この実施例では、配送物は受取人引
き渡しのために符号化され、同時にスタンプの有効性についても識別しなければ
ならない。

【００３８】 以下、本発明の装置での経過、および本発明の装置の構成群間での経過につい
て説明する。構成群は、オペレーティングシステムにより使用される差込インタ
ーフェースを介して通信する。このインターフェースにより、個々のユニットを
選択的に計算器に、またはイーサネットを介して接続されている種々の計算器に
接続することができる。

【００３９】 ＯＣＲ処理ユニット１１は配送物を完全に処理しようと努める。ここでは通常
の種々の処理ステップがリニアに、または一部は周期的に実行される。基本的の
この処理ステップの各々は、自分の固有の問題を一義的結果に導き、従ってビデ
オ符号化支援された処理に対する候補である。発生する問題は、従来技術の説明
で述べた問題と同じである。

【００４０】 図１には、ＯＣＲ処理ユニット１１での種々の処理ステップとここから得られ
る符号化ステップが示されている。ここでは相互に独立して処理可能なステップ
はパラレル処理され、順次連続するステップはシーケンシャル処理される。

【００４１】 配送物データは図２で、自動ＯＣＲ処理ユニット１１により記録され、図１で
説明する処理チェーンで解決すべきタスクに相応して処理される。ここでは入力
データおよび存在する部分結果/結果から配送物文脈が形成され、文脈メモリ１ ２に記憶される。部分結果が一義的結果にならなければ、ＯＣＲ処理ユニット１
１はとりあえず自分のタスクを失敗する。

【００４２】 この状態でＯＣＲ処理ユニット１１は自分の識別および解釈プロセスを中断し
、自分の処理文脈に留まる。このために現代のマルチタスクオペレーティングシ
ステムの標準メカニズムが使用される。

【００４３】 ジョブ形成器１３は配送物文脈を評価し、そこから解決すべきタスクに対して
ビデオ符号化装置２０へのジョブを形成する。すなわちビデオ符号化装置２０へ
のジョブが形成される。このジョブは、配送物の画像または画像部分、相応の属
性データおよび実行すべき演算からなる。

【００４４】 ビデオ符号化装置２０の入力側でジョブ分配器２１は到来するジョブを常時待
機する。このジョブは、実行すべき演算について分析され、プールで使用可能な
符号化スペース７から適切な符号化スペース７がタスクの解決のために選択され
る。選択の際には作業スペースの負荷状況とコーダモードが重要である。適切な
符号化スペースが使用不可であれば、ジョブ拒絶が応答処理器１４に戻し送信さ
れる。

【００４５】 選択された符号化スペース７はジョブデータを受け取り、コーダに配送物画像
を高解像度の画面で提示する。コーダは要求されたコード能力を実行する。結果
は応答処理器１４に戻し送信される。

【００４６】 この応答処理器は応答データを配送物文脈に追加し、非一義的データを解決し
、ＯＣＲ処理ユニット１１が識別および解釈プロセスをさらに継続するようにす
る。

【００４７】 コーダタスクには実質的に次の演算が所属する。

【００４８】 ・確認 コーダは、自動読み取り機により識別された結果を確認するよう要請される。
しかし非常に頻繁に、読み取り機からの結果が正しいと識別されても、保証すべ
きエラー率と正しい識別のため計算された確率に基づいて破棄しなければならな
いことがある。コーダが高速に確認することによってこの識別結果はもはや破棄
されず、オンライン時間中に分類のために使用することができる。

【００４９】 ・選択 コーダは、自動識別プロセスの際に可能として作成された複数の選択肢から選
択する。その後、自動識別プロセスはフィードバックによりこの判断補助から継
続される。種々の対象物、部分ストリング、択一的関連画像領域（ＲＯＩ）から
選択肢までアドレスデータバンクから選択することができる。

【００５０】 ・キーイング コーダは抜粋または完全なストリングを、ＯＣＲ処理ユニット１１によりマー
クされたアドレス部分に入力する。この入力はＯＣＲ処理ユニット１１で、補充
のため、または相関の改善のためにこのアドレス成分の識別の際に使用される。

【００５１】 ・マニュアルＲＯＩ コーダは、配送物（大型封書および小包）の概観画像からラスタ法に従い、ま
たはタッチスクリーンを介して所要の関連画像領域（ＲＯＩ）、例えば受取人の
アドレスラベルを選択する。引き続きＯＣＲ処理ユニット１１はその識別タスク
をマニュアルで検出されたＲＯＩ上で新たに作成する。

【００５２】 全ての演算は単純で一般的であり、国別の特殊性をほとんど含まない。そのた
めユーザ固有の適合を行う必要がほとんどない。ＯＣＲ処理ユニット１１は、瞬
時の文脈からビデオ符号化支援にために問い合わせることができ、これによりそ
の識別プロセスを理想的にビデオコーディングにより補充することができる。読
み出しおよびビデオ符号化システムの効率を向上させるために、常に複数の識別
プロセスがパラレルに経過する。人間工学性を改善し、符号化時間を低減するた
めに、種々のコーダタスクが理想的に種々の符号化スペースに分散される。この
相互的統合読み出しおよびビデオ符号化法の利点は次のようにまとめられる。

【００５３】 ・単純で一般的な符号化ストラテジーと符号化規則がビデオ符号化に対する学習
プロセスを容易にする。とりわけアドレス構造が複雑で符号化レベルが深い場合
に格段に容易になる。

【００５４】 ・コーダ能力に対するよう要求がきわめて低い。このことは、複雑なアドレス構
造および/または深い符号化レベル（例えば進行シーケンス分類または転送が組 み込まれている場合）に対しても同じように当てはまる。

【００５５】 ・自動読み出しプロセスの最適支援によりさらにオンライン符号化速度が上昇し
、読み出し符号化システムの効率が向上する。

【００５６】 以下、本発明の作用を選択された方法ステップのコーダタスクに基づいて説明
する。

【００５７】 自動的に見出すことのできないアドレス 封書が大型の場合には、例えば定期刊行物のスキャン画像が受取人住所を備え
た貼付ラベルだけでなくアドレスブロックに似た非常に多数の付加的データを含
んでいることがままある。このような場合、アドレスブロック探索は非常に頻繁
に完全に失敗するか、または計算負荷のかかる多数の候補のパラレル検証によっ
てのみ正しいアドレスを見出すことができ、このことはしばしばオンライン処理
時間の超過につながる。

【００５８】 ＯＣＲ処理ユニット１１はまず、受取人アドレスブロックを同定しようと努め
る。

【００５９】 ａ）見出された特徴が一義的検出または変形の少ない検出に対して十分でなけれ
ば、この方法ステップは凍結され、以下の処理が初期化される。

【００６０】 ・ビデオ符号化装置２０へのジョブが以下のデータにより形成される。

【００６１】 ・ＴＩＦＦ仕様による画像属性を含む配送物画像 ・問題となる全ての画像領域の座標表現 ・照会の類型化、この場合：受取人検出のための画像領域選択についての照会
・ビデオ符号化装置２０のジョブ分配器２１が適切で使用可能な符号化スペース
７を選択する。

【００６２】 ・符号化スペース７が配送物画像を表示し、照会を処理する。

【００６３】 ・コーダ入力の結果が照会中のＯＣＲ処理ユニットにフィードバックされる。

【００６４】 応答を受け取った後、配送物処理は前に凍結された箇所から再開される。

【００６５】 ｂ）見出された特徴が検出に十分でなければ、この配送物処理の文脈が凍結され
、以下のステップが初期化される： ・ビデオ符号化装置２０へのジョブが以下のデータにより形成される。

【００６６】 ・ＴＩＦＦ仕様の画像属性を含む配送物画像 ・照会の類型化、この場合：受取人検出のための画像領域入力についての照会
・ビデオ符号化装置２０のジョブ分配器２１が適切で使用可能な符号化スペース
７を選択する。

【００６７】 ・符号化スペース７が配送物画像を表示し、照会を処理する。

【００６８】 ・コーダ入力の結果が照会中のＯＣＲ処理ユニット１１にフィードバックされる
。

【００６９】 応答を受け取った後、配送物処理は前に凍結された箇所から再開される。

【００７０】 多くの場合で、正しいアドレスブロックをビデオ符号化で準備した場合には引
き続きアドレスブロックを完全に自動処理できる確率が非常に高い。なぜなら、
大型封書のアドレスラベルのほとんど全てが機械により印刷されたものだからで
ある。

【００７１】 信頼性が不十分なアドレス アドレスが手書きの場合は、受取人アドレスが基本的には一義的であるが、自
動調整の結果が破棄されることが頻繁に生じる。なぜなら綴り方がアドレスデー
タバンクで見出されたアドレスに十分な信頼性を以て相関しないからである。

【００７２】 ＯＣＲ処理ユニット１１はまず、受取人アドレスブロックを読み出そうと努め
る。

【００７３】 見出された特徴が要請された信頼性を達成するのに十分でなければ、この方法
ステップは凍結され、以下の処理が初期化される： ・ビデオ符号化装置２０へのジョブが以下のデータにより形成される： ・ＴＩＦＦ仕様の画像属性を含む配送物画像 ・完全な受取人アドレス ・照会の類型化、この場合：受取人アドレスの確認について照会 ・ビデオ符号化装置２０のジョブ分配器２１が適切で使用可能な符号化スペース
７を選択する。

【００７４】 ・符号化スペース７は配送物画像を表示し、照会を処理する。

【００７５】 ・コーダ入力の結果が照会中のＯＣＲ処理ユニット１１に戻し送信される。

【００７６】 応答を受け取った後、配送物処理は前に凍結された箇所から再開される。

【００７７】 通常、これにより処理は終了する。

【００７８】 読み取り不能なアドレスを備えた配送物 とりわけ手書き識別の場合、現在の機械技術ではアドレスを完全に自動的に読
み取ることが不可能なことがしばしばである。

【００７９】 ＯＣＲ処理ユニット１１はまず受取人アドレスブロックを読み出そうと努める
。

【００８０】 この処理で見出された特徴がさらなる処理に対して不十分であれば、この方法
ステップは凍結され、以下の処理が初期化される： ・ビデオ符号化装置２０へのジョブが以下のデータにより形成される： ・ＴＩＦＦ仕様による画像属性も含めた配送物画像 ・処理不能な画像領域の座標表現 ・照会の類型化、この場合：座標により表されたアドレス部分の入力について
の照会 ・ビデオ符号化装置２０のジョブ分配器２１は適切で使用可能な符号化スペース
７を選択する。

【００８１】 ・符号化スペース７は配送物画像を表示し、照会を処理する。

【００８２】 ・コーダ入力の結果が照会中のＯＣＲ処理ユニット１１に戻し送信される。

【００８３】 応答を受け取った後、配送物処理は前に凍結した箇所から再開される。

【００８４】 多くの場合、空隙を埋めることにより自動処理は完全な結果を提供することが
できる。しかしそうでない場合には、このステップを任意の頻度で配送物に対し
て繰り返すことができる。

【００８５】 所定の読み出し経過に対する機能経過をさらに説明する。

【００８６】 領域探索 処理の始めに常に、関連画像領域（ＲＯＩ）が選択される。この処理は、完全
画像を幾何学的特徴領域および色彩的特徴領域について探索し、そこからまずそ
の意味についての仮説を作成する。処理中この仮説は次からなる： ・特徴領域の位置と大きさを表す座標値 左下角のＸ/Ｙ値ペア 左上角のＸ/Ｙ値ペア 右下角のＸ/Ｙ値ペア 右上角のＸ/Ｙ値ペア ・意味仮説（例えば受取人アドレスブロック、消印、差出人アドレスブロック）
がデータバンクに記憶され、後続の配送物文脈で命名される。

【００８７】 結果が一義的でない場合、領域探索に責任のあるＯＣＲ処理ユニット１１の機
能群１がジョブ形成器１３、すなわちビデオ符号化装置２０に一義的符号化を委
託する。機能群１自体はこの配送物に関してビデオ符号化の結果が出るまで待機
位置へ移行する。しかし現代のオペレーティングシステムが提供するパラレル処
理の可能性に基づいて、次の配送物の処理を先に開始することもできる。

【００８８】 図３は、ジョブ形成器１３の機能を示す。このジョブ形成器は文脈メモリ１２
において、一義的領域のみが存在し、処理すべき領域がなくなるまで多義的領域
または存在しない領域を探索する。

【００８９】 領域探索１１０の開始後、多義的または未発見の領域１１１が探索される。同
じ意味の領域が発見されると、相応の選択ジョブ１１２が形成され、発見された
相応の領域のデータが追加される１１３。領域が発見されなければ、探索された
意味１１５備えた領域を入力するためのジョブ１１４が形成される。全ての領域
が処理されれば、ジョブはビデオ符号化装置２０にさらに送出される１１６。

【００９０】 スタンプが一義的に発見されたが、受取人アドレスの形状と類似性を有する情
報を備えた種々の領域が存在すると仮定する。この場合、ジョブ形成器１３はこ
の照会をビデオ符号化装置２０にさらに導通する。

【００９１】 ビデオ符号化装置２０の対応箇所はジョブ分配器２１である。ジョブ分配器２
１は全てのジョブを分析しないが、ジョブの形式を検出しなければならず、これ
により現在使用可能な全てのビデオ符号化スペース７の符号化スペースデータバ
ンク２２からビデオコードスペースを選択する。このビデオ符号化スペースの操
作者がこのタスクを解決するのに必要な能力を有している。このタスクはこの方
法の効率化のために非常に重要である。なぜなら、各コーダには不必要な動作休
止を回避するため十分なコーダジョブを供給しなければならないからである。

【００９２】 図４は、ジョブ分配器２１の機能を表す。

【００９３】 適切な符号化スペースを見つけ出すことができない場合、とりわけコーダ装置
が小型で、極端に細分化されたコーダタスクを有する場合には、処理時間が延長
することがある。なぜならこの場合、処理は読み取り機で中断されるからである
。これは、適切なコーダが再び使用可能になった後の時点で新たに継続するため
である。

【００９４】 符号化過程自体はできるだけ人間工学的に構成すべきである。図５は、データ
を符号化スペースでグラフィカル表示した様子を示す。選択は文字ブロックを介
して行われ、従ってコーダはキーボードに基づいた別のコーダタスクを引き受け
ることができる。

【００９５】 コーダ入力の結果、すなわち領域番号は、この領域のデータを結果としてＯＣ
Ｒ処理ユニット１１に戻し送信するのに使用される。照会が種々異なる意味の領
域を含んでいれば、この領域はその意味についてまとめられ、複数のステップで
処理される。

【００９６】 領域探索の応答処理器１４は配送物文脈中の多義的領域を消去し、結果領域を
追加する。これにより処理すべき各領域に対して一義的結果が使用可能となる。

【００９７】 図６に示されたフローチャートは応答処理器１４の機能を示す。ビデオコード
装置２０からの応答を受け取った３１０後、探索結果として領域が検出されたか
否かが検査される。検出されていなければ、領域探索がＯＣＲ処理ユニット１１
で継続される３１４。この場合、処理は中断される。領域探索がビデオ符号化装
置２０で成功すれば、文脈メモリ１２がそこに同じ意味を有する相応の領域が存
在するか否か検査される。存在していれば、このデータは消去される３１２。個
の領域についてのデータが文脈メモリに存在しなければ、データはビデオ符号化
から文脈メモリ１２に追加される３１３。

【００９８】 領域探索による処理を再開した後、通常のように配送物文脈は後続の処理ユニ
ットにさらに供給される。この実施例では、スタンプ識別と符号処理（ＯＣＲ）
である。なぜならこれら２つのユニットはそれぞれ他方の結果に依存しないから
である。

【００９９】 ここでスタンプ識別は簡単なタスクであるので、さらなるコーダ相互作用なし
で行うことができる。なぜならスタンプは十分に明りょうであり、その形状に基
づいて一義的に識別できるか、またはビデオ符号化との相互作用が結果の格段の
向上をもたらさない程度に汚れているからである。

【０１００】 個々の文字を識別する符号処理は、これを単語に群分けし、この単語を個々の
行に割り当てる。この符号処理は多数の選択肢を生み出す。データ（文字）は単
語および行へのあらゆる可能な結合と共に配送物文脈にファイルされる。

【０１０１】 しかしここで生じた情報はローマ字に対しては人間工学的に処理するには多種
多様すぎる。そのためここでは詳細に説明しない。文字が単語文字ないし文節文
字（例えば漢字）の場合には、ここでも相互作用を組み込むことが考えられる。

【０１０２】 符号処理の出口はアドレス解釈への配送物文脈にさらに達する。

【０１０３】 アドレス解釈 この処理ユニットは、個々の単語の意味を検出し、そこから整合的なアドレス
を再現しようと努める。このアドレスには一義的な分配情報を割り当てることが
できる。

【０１０４】 ここで配送物文脈中の個々の単語には意味仮説が割り当てられ、この意味仮説
は完全な、シンタクス的に正しいアドレスに補充されなければならない。

【０１０５】 得られたアドレス変形は、関連する全てのアドレスを含むデータバンクにより
調整される。アドレス変形は複数のステップを介した相互作用により得られるも
のであり、この複数のステップではそれぞれ個々のアドレス部分（例えば郵便番
号および都市）が処理される。

【０１０６】 アドレスの個々の単語に一義的な意味を割り当てることができなければ、アド
レス解釈はジョブ形成器１３を呼び出す。そしてこのジョブ形成器が配送物文脈
をその意味が不明瞭であるアドレス部分について探索する。なぜなら、例えば符
号が不完全にしか識別されなかったからである。ジョブ形成器１３の機能は図７
のフローチャートに示されている。

【０１０７】 符号入力のためのジョブを受け入れると１２０、一義的意味を有しないアドレ
ス部分が文脈メモり中に探索される。探索結果がポジティブなら、不明瞭な符号
に対する入力ジョブが形成され１２２、領域のデータおよび入力方法が追加され
る１２３。全ての不明瞭なアドレス部分が検出され、相応のジョブが形成される
と、全体ジョブがビデオ符号化装置２０にさらに伝送される１２４。

【０１０８】 ビデオ符号化装置２０の対応箇所はジョブ分配器２１であり、ジョブ受け入れ
２２０に続いてジョブの形式を検出し、その符号化スペースバンク２２において
使用可能なビデオ符号化スペースを探索する２２１。このビデオ符号化スペース
の操作者はこのタスクを解決するのに必要な能力を有しており、複数のビデオ符
号化スペースがある場合にはもっとも負荷の少ないスペースである２２２。相応
のビデオ符号化スペースが検出されたなら、ジョブがこれにさらに供給される２
２５。使用可能なビデオ符号化スペースが検出できなければ、拒絶応答が形成さ
れる２２３。この拒絶応答はＯＣＲ処理ユニット１１にさらに供給される２２４
（図８参照）。

【０１０９】 適切な符号化スペースを発見できなかった場合、とりわけ極端に細分化された
コーダタスクを有するコーダ装置が小型に構成されている場合には、処理時間が
延長することがある。なぜならこの場合、読み取り機での処理が中断されるから
であり、これは適切なコーダが再び使用可能になる後の時点で新たに継続するた
めである。

【０１１０】 コーダ過程自体はできるだけ人間工学的に構成すべきである。

【０１１１】 図９は、データが符号化スペースにグラフィカル表示されている様子を示す。
入力は標準キーボードを介して行われる。入力方法（例えば第１の単語の最初の
３文字および数字）は照会により設定される。なぜならこれは使用されるデータ
バンクのアクセス方法に依存するからである。

【０１１２】 この入力の結果は読み取り機に戻し送信される。照会が複数の領域を含んでい
る場合、この領域は複数のステップで処理される。

【０１１３】 アドレス解釈の応答処理器１４は、識別されなかった領域の多義的符号および
単語を配送物文脈から消去し、結果から符号を追加する。これにより各所利すべ
き領域に対して一義的結果を使用することができる。

【０１１４】 図１０のフローチャートは、応答処理器１４の機能を示す。ビデオ符号化装置
２０の応答を受け入れた後３２０、ジョブへの応答が存在するか否かが検査され
る。存在していなければ、アドレス解釈がＯＣＲ処理ユニットで継続される３２
４。ここでは処理が中断される。ビデオ符号化が成功した場合には、文脈メモリ
１２に無意味の領域が探索される３２１。このような領域が発見されなければ、
相応の符号が消去され３２２、符号データがビデオ符号化から配送物文脈３２３
に追加され３２３、そしてアドレス解釈が継続される３２４。

【０１１５】 処理の再開後、アドレス解釈によりアドレスないし部分アドレスが一義的に定
義できない場合には、判断器がアドレス解釈の枠内で配送物文脈を、部分アドレ
スまたはアドレスの全ての択一的意味について探索する。種々の判断基準に基づ
いて（例えば個々の選択肢の信頼性、定義されたエラー率）、判断器は一義的結
果を得ようと努めるか、または判断器は可能な候補のリストを作成する。判断器
により低減された可能な候補のリストはマークされ、相応のジョブ形成器が委託
する。

【０１１６】 図１１のフローチャートは、ジョブ形成器１３の機能を示す。

【０１１７】 アドレス選択肢の判断器１３０へのジョブを受け入れた後１３０、同じアドレ
ス/アドレス部分を有する、マークされた選択肢が配送物文脈で探索される１３ １。探索結果がポジティブであれば、選択ジョブ１３２が形成される。選択肢お
よび領域はジョブに追加される。全てのマークされた選択肢が発見されると、相
応のジョブがビデオ符号化装置２０にさらに供給される１３４。

【０１１８】 ビデオ符号化装置２０の対応箇所はジョブ分配器である。ジョブ分配器はジョ
ブ受け入れ２３０の後、ジョブの形式を検出する。これはその符号化スペースデ
ータバンク２２から、使用可能なビデオ符号化スペースを探索するためである２
３１。このビデオ符号化スペースの操作者はこのタスクを解決するのに必要な能
力を有しており、検出されたビデオ符号化スペースが複数ある場合には、もっと
も負荷の少ないスペースが探索される。このビデオ符号化スペースが検出される
と、ジョブがこのスペースにさらに供給される２３５。このタスクに対して使用
可能なビデオ符号化スペースを検出できなければ、拒絶応答が形成され２３３、
これがＯＣＲ処理ユニット１１にさらに供給される２３４（図１２参照）。

【０１１９】 適切な符号化スペースを発見できない場合、とりわけコーダシステムが小さく
構成されており、極端にコーダタスクが細分化されている場合には、処理時間が
延長することがある。なぜならこの場合、処理が中断され、適切なコーダが再び
使用可能になる後の時点で新たに継続されるからである。

【０１２０】 符号化過程自体はできるだけ人間工学的に構成すべきである。図１３は、符号
化スペースにデータがグラフィカル表示された様子を示す。入力は標準キーボー
ドを介して行われる。

【０１２１】 コーダ入力の結果、すなわち選択肢の数は、この選択肢のデータを結果として
読み取り機にフィードバックするのに使用される。ジョブが種々のアドレス部分
の選択を含む場合には、処理は複数のステップで行われる。

【０１２２】 判断ジョブに対する応答処理器は処理されたアドレス部分の選択肢を消去し、
データを結果から追加する。

【０１２３】 図１４のフローチャートは機能を示す。ビデオ符号化装置２０から応答を受け
入れた後３３０、ジョブへの応答が存在するか否か検査される。存在しなければ
、判断プロセスはＯＣＲ処理ユニット２０で継続され３３４、ここでは中断され
る。ビデオ符号化が成功すれば、択一的アドレス部分が文脈メモリ１２で探索さ
れ１３１、消去される３３２。そしてアドレス部分がビデオ符号化から文脈メモ
リに追加され３３３、判断発見が結果の出力と共に継続される３３４。

【図面の簡単な説明】

【図１】 図１は、分配情報の読み取りの際の処理ステップを示す。

【図２】 図２は、本発明の経過を説明するためのブロック図である。

【図３】 図３は、領域探索の際のジョブ形成器のフローチャートを示す。

【図４】 図４は、領域探索の際のジョブ分配器のフローチャートを示す。

【図５】 図５は、画面での領域探索のためのジョブの表示を示す。

【図６】 図６は、領域探索の際の応答処理器のフローチャートを示す。

【図７】 図７は、符号識別およびアドレス分析で意味不明のためアドレス部分が不完全
に識別された際のジョブ形成器のフローチャートを示す。

【図８】 図８は、アドレス部分が意味不明のため不完全に識別された際のジョブ分配器
のフローチャートを示す。

【図９】 図９は、意味不明のためアドレス部分の識別が不完全な場合のジョブを示す。

【図１０】 図１０は、意味不明のためアドレス部分が不完全に識別された際の応答処理器
のフローチャートを示す。

【図１１】 図１１は、アドレス相関でのジョブ形成器のフローチャートを示す。

【図１２】 図１２は、アドレス相関でのジョブ分配器のフローチャートを示す。

【図１３】 図１３は、アドレス相関でのジョブの表示である。

【図１４】 図１４は、アドレス相関での応答処理器のフローチャートを示す。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3F079 AA01 CA02 CB08 CB29 CB35 CC13 EA14 EA19 5B064 AA04 AA07 BA01 CA08 EA19

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 配送物の分配情報を、分配情報を含む配送物表面の記録され
   、記憶された画像をＯＣＲ処理することにより自動読み取りして識別するための
   方法であって、 自動読み取りは、並置され順次連続する方法ステップ、例えば対象領域（１）
   の検出（ＲＯＩ）；切手読み出し（２）、行分離、セグメント化、符号および単
   語識別（４）、アドレスデータバンクにおけるアドレス分析とアドレス比較によ
   るアドレス解釈（５）を実行し、 先行する方法ステップが一義的結果を以て終了した場合だけそれぞれ後続の方
   法ステップを実行し、 自動的には一義的に識別されなかった分配情報を、ビデオ符号化スペース（７
   ）を有するビデオ符号化装置（２０）でビデオ符号化することにより、ビデオ符
   号化スペースの高解像度画面に、分配情報を有する、送信された相応の画像を表
   示する方法において、 結果が非一義的な場合、自動的に経過する読み取りのための方法ステップ（１
   〜６）のそれぞれにおいて当該方法ステップを瞬時の状態に停止し、 これまでにそれぞれ求められた一義的結果および非一義的結果と中間結果とか
   ら自動的に、ビデオ符号化のためのジョブを１つまたは複数のビデオ符号化スペ
   ースに伝送し、 該ジョブは、非一義的結果および欠けている結果についての指示と、当該方法
   ステップの一義的結果を得るために実行すべき演算の指示とを含んでおり、 非一義的結果を置換する一義的符号化結果により、自動読み取りの前記停止し
   た方法ステップを成功のうちに終了させ、後続の方法ステップを開始する、 ことを特徴とする方法。
2. 【請求項２】 それぞれのビデオ符号化スペース（７）の画面にビデオ符号
   化する場合、読み取るべき分配情報を含んだ画像、解決すべきタスク、およびそ
   のためにこれまで求められた結果および/または部分結果をする、請求項１記載 の方法。
3. 【請求項３】 ビデオ符号化装置では、各ビデオ符号化スペース（７）は種
   々のビデオ符号化タスクの一部だけを管轄し、 コーダジョブを、タスク等級およびこれに対して権限のあるビデオ符号化スペ
   ースに応じて、またビデオ符号化スペース（７）の瞬時の負荷に応じて、ビデオ
   符号化スペースに分配する、請求項１記載の方法。
4. 【請求項４】 配送物の分配情報の識別装置であって、 自動ＯＣＲ処理ユニット（１１）とビデオ符号化装置（２０）と有しており、 前記ＯＣＲ処理ユニットは種々の機能群、例えば対象領域ＲＯＩの検出、行分
   離、セグメント化、符号および単語識別、アドレス分析、接続されたアドレスデ
   ータバンクでのアドレス調整のための機能群を有し、 結果、部分結果、分配情報検出の状態および入力データが文脈メモリ（１２）
   にファイルされ、 前記ビデオ符号化装置は、少なくとも１つのビデオ符号化スペース（７）をＯ
   ＣＲ処理ユニット（１１）により一義的に読み取ることのできなかった分配情報
   に対して備えている、形式の装置において、 自動ＯＣＲ処理ユニット（１）は、中間結果および/または機能群の結果が非 一義的であるかまたは欠けている場合、当該機能群がそれぞれ瞬時の状態に停止
   し、相応して一義的に解決されなかったタスクのビデオ符号化のためのジョブ通
   報がビデオ符号化装置（２０）へトリガされるように構成されており、 ＯＣＲ処理ユニット（１１）は、一義的なビデオ符号化結果が得られた後、こ
   れと共に中断された処理を継続する、 ことを特徴とする装置。
5. 【請求項５】 ＯＣＲ処理ユニット（１１）には少なくとも１つのジョブ形
   成器（１３）が接続されており、 該ジョブ形成器は、それぞれの読み取り機能に対するジョブ信号を受け取り、
   文脈メモリ（１２）においてそれぞれの読み出し機能に対する非一義的または発
   見されなかった結果を探索し、そこからジョブを形成し、該ジョブをビデオ符号
   化装置（２０）に送信するように構成されており、 前記ジョブは、探索されたおよび/または読み取るべき分配情報を備えた配送 物表面の画像と、ＯＣＲ処理ユニット（１１）のそれぞれの機能群により検出さ
   れた非一義的結果と、符号化タスクとからなる、請求項４記載の装置。
6. 【請求項６】 ＯＣＲ処理ユニット（１１）の各機能群には、ビデオ符号化
   装置（２０）と接続されたジョブ形成器（１３）が後置接続されている、請求項
   ４または５記載の装置。
7. 【請求項７】 ＯＣＲ処理ユニット（１１）には、ビデオ符号化装置（２０
   ）と接続された少なくとも１つの応答処理器（１４）が接続されており、 該応答処理器は、ビデオ符号化装置（２０）の応答データを文脈メモリ（１２
   ）に追加し、非一義的データを消去し、ＯＣＲ処理ユニット（１１）に読み取り
   プロセスのさらなる実行のための信号を送信する、請求項４記載の装置。
8. 【請求項８】 ＯＣＲ処理ユニット（１１）の各構成群には、ビデオ符号化
   装置（２０）と接続された応答処理器（１４）が接続されている、請求項４また
   は７記載の装置。
9. 【請求項９】 各ビデオ符号化スペース（７）は、分配情報検出において符
   号化タスクの一部だけを管轄し、 ビデオ符号化スペース（７）はジョブ分配器（２１）を介してビデオ符号化装
   置（２０）の入力側と接続されており、 ジョブ分配器（２１）はビデオ符号化ジョブを、接続されたビデオスペースデ
   ータバンク（２２）に記憶されているタスク権限性とビデオ符号化スペース（７
   ）の負荷状態通報に相応して、ビデオ符号化スペースに分配する、請求項４記載
   の装置。
10. 【請求項１０】 自動ＯＣＲ処理ユニット（１１）には高速自動オンライン
    分配情報読み取り機が前置接続されており、 読み取り結果が非一義的な場合だけ、読み出しジョブを伴う相応の画像が自動
    ＯＣＲ処理ユニット（１１）に伝送される、請求項４から９までのいずれか１項
    記載の装置。
11. 【請求項１１】 検出すべき分配情報を備えた複数の画像を同時に処理する
    、請求項４から１０までのいずれか１項記載の装置。