JP2001520480A - 無線manネットワークにおける所定の伝送品質を維持する装置及び方法 - Google Patents

無線manネットワークにおける所定の伝送品質を維持する装置及び方法

Info

Publication number
JP2001520480A
JP2001520480A JP2000516461A JP2000516461A JP2001520480A JP 2001520480 A JP2001520480 A JP 2001520480A JP 2000516461 A JP2000516461 A JP 2000516461A JP 2000516461 A JP2000516461 A JP 2000516461A JP 2001520480 A JP2001520480 A JP 2001520480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
transmission
switching
router
link
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000516461A
Other languages
English (en)
Inventor
レ−ンゴク トー
Original Assignee
ウィンネット エムシーエス インク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ウィンネット エムシーエス インク filed Critical ウィンネット エムシーエス インク
Publication of JP2001520480A publication Critical patent/JP2001520480A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/26TPC being performed according to specific parameters using transmission rate or quality of service QoS [Quality of Service]
    • H04W52/265TPC being performed according to specific parameters using transmission rate or quality of service QoS [Quality of Service] taking into account the quality of service QoS
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
    • H04L1/0009Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff by adapting the channel coding
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/20TPC being performed according to specific parameters using error rate
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/26TPC being performed according to specific parameters using transmission rate or quality of service QoS [Quality of Service]
    • H04W52/267TPC being performed according to specific parameters using transmission rate or quality of service QoS [Quality of Service] taking into account the information rate
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
    • H04L1/0023Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff characterised by the signalling
    • H04L1/0025Transmission of mode-switching indication

Abstract

(57)【要約】 無線メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)内で所定の伝送品質を維持する手法を提供する。複数のローカルエリアネットワーク(LAN)のそれぞれは、対応するルータに接続されている。各ルータは、無線リンクを介して、1又は複数の送受信機に相互接続されている。各ルータは、MANのトポロジーを示すテーブルを記憶し、無線リンクの品質とネットワークのトラフィック負荷とを示す検出された情報を受信する。ルータはこの情報に基づいて、伝送の方式と伝送経路とを適応化する。これにより、コスト、電力及び帯域幅の利用の観点から、非常に効率的なMANが構築される。例えば、無線通信リンクを介して受信される信号の強度を周期的に監視し、伝送電力を調節することにより、この信号強度を所定の値域内で維持する。さらに、リンクを介して受信されるデータの誤り率を監視する。伝送電力を最大許容値に調節したにもかかわらず受信信号の強度が所定の値域を下回り、誤り率が所定の限界に近づきつつある場合、十分高いネットワークスループットを維持しながら、誤り率を低減するために1又は複数の手法を選択的に採用する。適用可能な手法は、データ伝送速度、変調レベル、誤り訂正符号化方式、及びスペクトラム拡散方式の変更である。さらに、データの通信経路は、好ましくは、OSPFアルゴリズムに基づいて決定するが、少なくともデータの一部について代替経路を選択することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、無線メトロポリタンエリアネットワークに関し、詳しくは、無線メ
トロポリタンエリアネットワークにおいて伝送リンク品質を維持する手法に関す
る。
【0002】 発明の背景 企業内環境で用いられているコンピュータの多くは、ローカルエリアネットワ
ーク(local area network:以下、LANという)に接続されている。LANを 用いることにより、ユーザーは、例えばネットワークに接続されたプリンタ等の
共通のリソースを共有することができ、また、情報ファイルを共有することがで
きる。さらに、ユーザは、通常、電子メッセージを介して互いに情報通信を行う
ことができる。最も一般的に使用されているLANは、イーサネットである。現
在、イーサネットをサポートする製品が様々な業者から市販されている。
【0003】 会社組織及びその系列会社は、大都市領域又は所定の地域において、複数のサ
イトに亘って広がっている。会社組織は、例えば本部と、1又は複数の支店と、
その他の様々な機関から構成される。このような会社組織において、複数のサイ
トに亘る複数のLANは、互いに情報通信を行う必要があることが多い。LAN
を接続する無線通信リンクが知られている。例えば、米国特許番号第4,876
,742号「2つのエリアネットワークシステム間の無線リンクを提供する装置
及び方法("Apparatus and Method for Providing a Wirelss Link Between Two
Area Network Systems")」及び米国特許番号第5,436,902号「イーサ
ネット拡張装置(Ethernet Extender)」には、LANを接続するための無線通 信リンクが開示されている。
【0004】 無線リンクの可用性(availability)は、通常、無線リンクの特性を示す誤り
率が所定の閾値以下である時間の割合として表現される。環境下の降雨により、
特にミリ波帯を使用する無線リンクにおいて、深刻な伝送信号の減衰が引き起こ
る。例えば、環境下の降雨が存在する状況で、99.99%の可用性を維持する
ためには、信号を24dB/kmあるいはそれ以上のレベルで伝送する必要があ
る。したがって、想定されるあらゆる状況下で誤り率を許容範囲内に押さえるた
めには、通常、かなり高い伝送電力レベルで、かつ低い伝送速度で無線通信を行
う必要がある。しかしながら、無線リンクを介して通信する必要があるデータの
量は、時間により異なり、また、環境の状態により変化する。さらに、特に高電
力レベルの無線リンクでは、同一の地域内の他の無線リンクとの干渉が生じやす
い。
【0005】 したがって、メトロポリタンエリアネットワーク(metropolitan area networ
k:以下、MANという。)内での無線通信リンクを介したデータ伝送において 、所定の伝送品質を維持する技術の実現が望まれている。さらに、MAN内での
無線通信リンクにおいて、市場の要求を十分満たす伝送速度でデータを伝送する
技術が望まれている。さらにまた、MAN内での無線データリンクにおいて、比
較的低い伝送電力でデータを伝送する技術が望まれている。さらに、同一の地域
内に存在する複数の無線通信リンク間の干渉を軽減する技術の実現が望まれてい
る。
【0006】 発明の開示 本発明は、無線メトロポリタンエリアネットワーク(metropolitan area netw
ork:以下、MANという。)において所定の伝送品質でデータを伝送する装置 及び方法を提供する。複数のローカルエリアネットワーク(local area network
:以下、LANという。)は、それぞれ対応するルータに接続される。各ルータ
は1又は複数の送受信機に接続され、これによりルータが無線通信リンクに相互
接続されてMANが構成される。MANを介して送受されるデータは、転送元L
AN内の転送元ノードでユーザ又はアプリケーションにより作成され、この転送
元LANに接続された転送元ルータを介して通信される。データに基づいて搬送
波を変調する。転送元ルータの送受信機は、1又は複数の無線通信リンクからな
る伝送経路を介して、この変調された信号をこのデータの転送先ルータの受信機
に伝送する。伝送経路内に複数の無線リンクが存在する場合、伝送経路の途中で
1又は複数の中間ルータが変調信号を受信し、送信する。転送先ルータは、信号
を復調し、転送先LAN内の転送先ノードにデータを配信する。
【0007】 各ルータは、1又は複数の無線リンクに接続されており、この無線リンクを介
してルータは選択的にデータを送信することができる。さらに、各ルータは、M
AN内の無線リンクの伝送品質を示す検出された証明データを受信する。各ルー
タは、記憶しているトポロジーと検出された証明データに基づいて、対応する複
数の無線リンク内の選択された無線リンクを介してデータを伝送する手法を決定
する。
【0008】 従来の無線通信とは異なり、本発明によれば、伝送の手法と通信経路とを(伝
送品質を検出することにより得られる)環境及びその他の条件と、(トラフィッ
ク付加を検出することにより得られる)ネットワークに対する要求とに適応させ
ることにより、及びパケット切換通信の遅延許容性を利用することにより、全体
で99.99%又はそれ以上の可用性を維持することができる。この結果、本発
明は、より広範な地域及びより大量のデータを扱うネットワークに対応し、コス
ト、電力及び帯域幅の利用について非常に効率的なMANを構築することができ
る。
【0009】 伝送方式を検出された伝送品質に適応させる例を提示する。各無線通信リンク
から受信される信号の信号強度は、周期的に監視され、受信信号が所定の値域内
にあるか否かを判定する。信号強度が所定の値域からはずれた場合、変調信号の
強度が所定の値域内に戻るよう変調信号が伝送される伝送電力を調節する。さら
に、各無線通信リンクを介して受信されたデータの誤り率を監視する。
【0010】 伝送電力を最大許容レベルに調節しても通信リンクにおける信号強度が所定の
値域内にない場合、及び無線リンクを介して受信されたデータにおける誤り率が
所定の限界値に近づきつつある、あるいは超えた場合、十分高いネットワークス
ループットを維持しながら、誤り率を低減するための1又は複数の手法が実行さ
れる。誤り率を低減する第1の手法は、通信経路におけるデータ伝送速度を低減
することである。誤り率を低減する第2の手法は、通信経路においてデータを送
受するための変調レベルを切り換えることである。誤り率を低減する第3の手法
は、通信経路を介したデータ通信において採用される誤り訂正符号化方式を変更
することである。誤り率を低減するための第4の手法は、通信経路を介したデー
タ通信において、スペクトラム拡散を行うことである。
【0011】 データ通信経路を介して通信されるデータの誤り率を低減するためのこれらの
手法のそれぞれは、単独又は組み合されて動的に適用され、MANに対する要求
を満たす十分なデータ通信帯域幅を維持しながら、データの誤り率を所定の限界
値以下に維持する。各リンクを介して、データを比較的低い電力で送信すること
により、及び誤り訂正符号化及びスペクトラム拡散技術を用いることにより、リ
ンク間の干渉は最小限に抑制される。
【0012】 さらに、各リンクにおけるデータ通信量も監視する。通信経路は、好ましくは
OSPF(Open-Shortest-Path-First)アルゴリズムに基づいて選択される。最
短経路が十分な帯域幅を有していない場合、又は誤り率が過度になる場合、誤り
率を低減し、通信データ量を増加させる手法として、少なくともデータの一部に
ついて、1又は複数の代替通信経路を選択する。代替通信経路は、好ましくは、
2番目に短い通信経路とする。
【0013】 好適な実施の形態の詳細な説明 図1は、本発明に基づいてメトロポリタンエリアネットワーク(metropolitan
area network:以下、MANという。)が構成されるメトロポリタンエリア1 00の例を示す図である。この地域、すなわちメトロポリタンエリア100には
、複数のサイト102〜118が存在する。各サイト102〜118内には1又
は複数のローカルエリアネットワーク(local area network:以下、LANとい
う。)が存在している。本発明を適用したルータ300(図3)は、各LANに
接続されており、本発明を適用した1又は複数の外部システム400(図4)は
、各ルータ300に接続されている。ルータ300は、好ましくは、サイト10
2〜118の配線室内に設けられ、これによりルータ300とLANとの接続が
容易となる。外部システム400は、それぞれサイト102〜118間でデータ
を通信するための無線送受信機を備えている。各外部システム400は、好まし
くは、サイト102〜118の屋上に設けられたハウジング120A〜118A
内に設置される。
【0014】 MANのノードは、各ルータ300及び接続された外部システム400により
構成される。ノードは、無線通信リンクにより相互接続されている。複数の外部
システム400をサイトに設けることにより、複数の同時通信リンク(maltiple
simultaneous communication link)が実現できる。図1には、9つのサイトを
示しているが、MAN内に設けられるサイトの数は、メトロポリタンエリア10
0の地理的状況及び相互接続されるLANの数に応じて、これ以上であっても、
以下であってもよい。このような構成により、サイト102〜118のいずれか
のサイトに存在するLANのノードから発信されたデータをMANを介して、サ
イト102〜118の他のノードに配信することができる。本発明は、メトロポ
リタンエリア環境において特に有効であるが、状況に応じて、ネットワークをよ
り広い領域に拡大してもよく、あるいはより狭い領域に縮小してもよい。例えば
、本発明を2つ以上のメトロポリタンエリアに適用してもよく、あるいは、大学
内、企業内等、より狭い領域に限定して適用してもよい。さらに、1又は複数の
サイトが静止衛星と交信できるよう環境設定してもよい。この場合、衛星は、離
れて存在するMANを衛星リンクを介して相互接続する中継局として機能する。
この場合、衛星リンクは、周知の技術を用いて、本発明に基づく処理を行う。
【0015】 図2(a)〜(f)は、本発明に基づいてノードA〜Eを相互接続した代表的
なMANトポロジーを示す図である。図2Aは、ノードA及びノードBを相互接
続した一対一(point to point)トポロジーを有する最も単純なシステムを示す
。図2(b)は、ノードA〜Dを相互接続するリニアトポロジーを示す。図2(
c)は、ノードA〜Dを相互接続するリングトポロジーを示す。図2(d)は、
ノードB及びノードDをクロスリンクするとともにノードA〜Dを接続するリン
グトポロジーを示す。図2(e)は、ノードA〜Eを相互接続するスタートポロ
ジーを示す。図2(f)は、ノードA〜Eを相互接続するスタートポロジーと、
ノードB〜Eを相互接続するリングトポロジーとを同時に実現した状態を示す図
である。なお、本発明に基づいて、これらの他のトポロジーを構築することがで
き、図2(a)〜(f)に示すトポロジーに基づいて任意数のノードを相互接続
することができ、また、本発明に基づいて図2に例示したトポロジー以外のトポ
ロジーを構築することもできる。
【0016】 通常、ノードの数に対して多数のリンクを設けることにより、MANの容量及
び信頼性は向上するが、これによりコストも増大する。例えば、図2(b)に示
すトポロジーにおいて、ノードA〜Dを接続するために必要なリンクは、最小限
の数であり、したがって図2(b)に示すトポロジーは、最小限のコストで実現
できる。しかしながら、図2(b)に示すトポロジーでは、ノードAとノードD
の間で通信を行うためには、ノードB及びノードCを経由する必要がある。した
がって、ノードBとノードC間のリンクで通信が混雑しやすい。さらに、図2(
b)に示すトポロジーでは、環境下の降雨に起因する特性が劣化したリンク、又
は構成機器の故障により動作不能となったリンクを回避する代替えの通信経路を
確保することができない。これに対し、図2(c)に示すトポロジーでは、ノー
ドAとノードDとの間でデータを直接通信することができる。ノードAとノード
Dとの間に追加的なリンクを設けることにより、データ通信用の代替え経路が形
成され、ネットワーク容量と信頼性が向上する。しかしながら、図2(c)に示
すトポロジーにおいても、なお、ノードBとノードDとの間の通信は、ノードA
又はノードCを経由して行う必要がある。図2(d)に示すように、クロスリン
クを設けることにより、ノードBとノードDの間で直接データを通信する追加的
経路が実現され、これによりネットワークの容量及び信頼性がさらに向上する。
さらに必要であれば、図2(d)に示すトポロジーにノードAとノードCとを結
ぶクロスリンクをさらに追加することもできる。さらに、MAN内の1組のノー
ドの間に冗長的リンクを設けてもよい。代替えとなる通信経路を設けることによ
り、ネットワーク内で通信されるデータは、環境の状態に起因して特性が現在劣
化している通信リンクや、大量のネットワーク要求に起因して現在混雑している
通信リンクや、構成機器の故障により動作不能となっている通信リンクを回避し
て伝送することができる。
【0017】 ネットワークトポロジーは、ネットワークに求められる要求を予測して、その
予測に基づいて構築してもよい。例えば、本部オフィスから支部オフィスに対し
ては大量のデータ通信が行われるが、支部オフィス間で通信されるデータ量は、
少ないとする。このようなMANは、本部オフィスをノードAとし、支部オフィ
スをノードB〜Eとする図2(e)に示すトポロジーが好適である。もちろん、
本部オフィスと支部オフィスからなるMANに対して、例えばリングトポロジー
(図2C又は図2Dに示す)を用いてもよい。スタートポロジーにおいては、各
支部オフィスと本部オフィスとの間ではデータは直接通信されるが、支部間では
、データはヘッドオフィスを介して間接的に通信される。各支部オフィス間にお
いても大量のデータ通信を行う必要がある場合は、図2(f)に示すような追加
的なリンクを設ければよい。図2(f)に示すネットワークは、多くの代替え通
信経路を有しているため、高い容量及び信頼性を有している。例えば、ノードB
とノードDとの間で通信されるデータは、ノードEを経由してもよく、ノードA
を経由してもよく、ノードCを経由してもよい。
【0018】 このように、必要コストを抑制しながら、十分な容量及び信頼性を確保できる
代替え経路が提供されるように、所定数のノードを接続する任意数のリンクを選
択してネットワークトポロジーを設計することができる。なお、要求の増大に対
応するために、既存のMANにリンクを追加することもできる。さらに、LAN
に接続されていないノードも代替え経路を増加させるため、及び長距離に亘って
データを送信するための中継局として機能させることができる。
【0019】 図3は、LAN302に接続された本発明を適用したルータ300の機能的ブ
ロック図である。ルータ300は、相互接続線320により相互接続された複数
の機能ブロック304〜318を備える。ブロック304〜318の機能は、ハ
ードウェア回路により実現してもよい。この場合、相互接続線320は、通信バ
スを表す。これに代えて、ブロック304〜318の機能を格納されたソフトウ
ェアプログラムに基づいて動作するプロセッサにより実現してもよい。ルータ3
00は、専用のスタンドアローンユニットであってもよく、既存のコンピュータ
システムに1又は複数の回路基板及びソフトウェアを追加して構築してもよい。
【0020】 LAN302は、いかなるLANプロトコルに準拠して動作してもよいが、イ
ーサネットLANが多くの建築物に既に配設されている電話線を通常利用してい
ること等を鑑みると、既存のサイトで広く利用するためには、イーサネットを用
いることが望ましい。メディアアクセス制御(mdium access control:MAC)レベ
ルにおいて、イーサネットは、CSMA/CDプロトコルに基づいてデータをパ
ケット形式で伝送する。各イーサネットデータパケットは、プリアンブルと、転
送先ノードアドレスと、転送元ノードアドレスと、データフィールドと、データ
チェックフィールドとを含む。
【0021】 ルータ300は、LAN302に接続され、LAN302の追加的なノードと
して機能する。これにより、ルータ300は、LAN302の通信プロトコルに
基づいて、LAN302内の他のノードへ、あるいは他のノードからデータパケ
ットを送信、あるいは受信する。LAN302は、LANインターフェイス30
8を介してルータ300に相互接続されている。LANインターフェイス308
は、LAN302のデータパケットを監視し、パケットの転送先ノードアドレス
によりパケットがLAN302以外のLAN内のノードに宛てられたものである
ことが示されている場合、LANインターフェイス308は、そのデータパケッ
トを受け取る。転送先ノードアドレスにより、データパケットがLAN302内
のノードに宛てられたものであることが示されている場合、LANインターフェ
イス308は、そのパケットの受け取りを拒否する。
【0022】 LAN302から受信されたデータパケットは、バッファ318に格納され、
システム制御部306による制御の下、MANを介して送信できる状態となるよ
う処理される。この処理には、データのフォーマットをMANを介した伝送に最
適なフォーマットに変換する処理が含まれる。このような変換は、LAN302
がイーサネットではないタイプのLANである場合などに必要となる。
【0023】 ルーティングテーブル304には、MANのトポロジーを示すデータが格納さ
れている。このルーティングテーブル304には、MAN内のどのルータが、そ
のMANにより相互接続されている各LANのどのノードに接続されているかを
識別するテーブルが含まれている。ルータ300は、LAN302から受信され
たパケット内に含まれる転送先アドレスを読み出し、ルーティングテーブル30
4を用いて、どのルータ(転送先ルータ)がその転送先ノードを含むLANに接
続されているかを判定する。続いて、データパケットには、そのパケットを受信
すべき転送先ルータを識別するためのヘッダが付加される。さらに、データチェ
ックフィールドを各データパケットに付加して元のデータパケットをカプセル化
してもよい。
【0024】 続いて、パケットは、リンク322A〜リンク322Cの内の適切なリンクを
介して、適切な外部システム400(図4)に送信される。外部システム400
が複数個ある場合は、ルーティングアルゴリズム312に基づいて適切な外部シ
ステム400が選択される。ルーティングアルゴリズム312は、他の経路を選
択することもできるが、好ましくは、以下に説明するようにして検出されたMA
Nの伝送品質及びトラフィックレベルに基づいて実行されるOSPF(Open-Sho
rtest-Path-First)アルゴリズムである。
【0025】 適切な外部システム400(図4)がデータの伝送に利用可能である場合、デ
ータは、外部システムインターフェイス316により、リンク322A〜322
Cのうち選択されたリンクを介して適切な外部システム400に供給される。図
3に示す外部システムインターフェイス316は、リンク322A〜リンク32
2Cを介して3つの外部システム400とルータ300との間のインターフェイ
スを司るが、リンクの数は3個以上あるいは以下であってもよく、すなわち1つ
のルータと3個以上又は以下の外部システム400とをインターフェイスしても
よい。リンク322A〜322Cは、例えば100BASE−TX、100BA
SE−FX、100BASET4等の高速イーサネット規格に基づいて動作する
ことが望ましいが、例えば10BASE−T又は10BASE−F等の他の規格
に準拠するものであってもよい。好ましくは、ルータ300は、配線室内に配設
され、1又は複数の外部システム400は、屋上に配設され、リンク322A〜
322Cは、通常配線室から屋上に亘って配設される。MANを介して通信され
るデータパケット、外部システム400とルータ300との間で通信されるコマ
ンド(ノードコマンド)、ルータ300間で通信されるコマンド(ネットワーク
コマンド)は、全て適切なタイミングでリンク322A〜322Cを介して通信
される。
【0026】 図4は、本発明を適用した外部システム400の機能的ブロック図を示す図で
ある。ルータ300の外部システムインターフェイス316(図3)から送出さ
れたデータパケットは、リンク322A〜322Cの内のいずれかを介してルー
ティングインタフェイス402により受信された後、ベースバンドプロセッサ4
04に渡される。ベースバンドプロセッサ404は、必要に応じて、データパケ
ットのビットレートを選択的に変更し、データパケットを選択的にエラー訂正符
号化し、データパケットに対するスペクトラム拡散を行う。好ましくは、ベース
バンドプロセッサ404は、セキュリティを目的として、周知の暗号化技術を用
いて、データを選択的に暗号化処理する。以上のような処理が施されたデータパ
ケットは、変/復調器408内の変調器408Aに渡される。変調器408Aは
、選択された変調法に基づいて、適切な変調処理を行い、データを無線周波数搬
送波に重畳させる。
【0027】 変調された信号は、アップコンバートされ、増幅され、無線周波数(RF)送
受信機410内の送信機410AによりMANの無線通信リンクを介して送信さ
れる。このために送受信機410は、アンテナ412に接続されている。好まし
くは、10kmまでの伝送距離に対応できる高利得指向性アンテナを用いるとよ
い。この範囲は、好ましい伝送周波数である38GHz帯に対応するものである
が、伝送周波数としてはこれより低いものを用いてもよく、この場合、最長伝送
距離をさらに延長することができる。同様に、より狭い範囲においては、38G
Hzより高い伝送周波数を用いてもよい。送受信機410は、返送搬送波信号を
送信するための伝送電力を調節する機能を備えている。この伝送電力の調節は、
ルータ300のシステム制御部による制御の下、リンク322A〜322Cのう
ちの適切なリンクを介してノードコマンドを外部システム400に送信すること
により行われる。
【0028】 ワイヤレスリンクから受信されたデータパケットは、アンテナ412を介して
無線周波数送受信機内の受信機410Bにより受信される。受信された信号に対
しては、変/復調器408内の変調器408Bにより適切な復調処理、すなわち
データが無線リンクを介して送信される前に施された変調処理と逆の処理が施さ
れる。復調されたデータは、ベースバンドプロセッサ404に渡され、ベースバ
ンドプロセッサ404は、エラー訂正処理、及びデータがリンクを介して送信さ
れる以前に行われた拡散処理又は暗号化処理の逆の処理となる逆拡散処理又は逆
暗号化処理を行ってデータを復号する。続いてデータパケットは、ルーティング
インターフェイス402を介してルータ300に供給される。
【0029】 ルーティングインターフェイス402、ベースバンドプロセッサ404、変/
復調器408、及び無線送受信機410には、伝送品質モニタ406が接続され
ている。伝送品質モニタ406は、データが送信されてくる無線伝送リンクを様
々な手法で監視する。例えば、伝送品質モニタ406は、ベースバンドプロセッ
サ404から伝送品質モニタ406に報告されるデータエラーに基づいて誤り率
(bit error rate: BER)を算出する。さらに、伝送品質モニタ406は、受信 機410Bからの情報に基づいて受信信号強度(received signal strength: RS
L)を監視することもでき、又は変調器408Bからの情報に基づいて信号対雑 音比(signal-to-noise ratio: SNR)を監視することもできる。さらにクラスタ
のばらつき、アイパターンの開度、未訂正のエラー数等、他の特性パラメータを
監視することもできる。
【0030】 ここでは、BER、RSL、SNR等の特性パラメータは、受信方向のワイヤ
レスリンクにおける特性指標(performance indicator)を示すものとみなされ る。伝送品質モニタ406は、監視により得られた特性指標をルータ300に報
告する。伝送品質モニタ406は、得られた特性指標を無線リンクの他方のノー
ドの対応するユニットに送信し、これにより両ノードが両方向の特性パラメータ
に関する情報を有することとなる。伝送品質モニタ406は、要求される伝送品
質を維持するために、後述する適切な制御処理を行う。例えば、図2(c)に示
すノードB及びノードCを接続する無線リンクを例とすれば、ノードBの伝送品
質モニタ406と、ノードCの伝送品質モニタ406とは、監視により得られた
特性に関する情報を定期的に相互に報告し合う。両ノードの伝送品質モニタ40
6は、伝送品質モニタ406自身による、あるいは伝送品質プロセッサによるさ
らなる処理又は障害分析を行うために特性指標の履歴を保存する。特性指標の値
は、定期的に交換されるため、反復伝送及びダイバーシチ伝送のビルトイン形式
がある。ここで用いられる反復伝送とは、冗長的なデータ伝送であり、一方、ダ
イバーシチ伝送とは、複数の異なるフォーマットでデータを伝送することを意味
する。これにより、本発明は特性指標の変化を速やかに検出し、このような変化
に適切に応答することができる。したがって、新規に受信されたデータ内の突然
の変化は、直ちにフィルタリングアウトされる。
【0031】 各伝送品質プロセッサ314は、複数の外部システム400に接続することが
でき、したがって、各ルータ300は、これら複数の無線リンクから伝送の特性
指標を受信することができる。さらに、各伝送品質プロセッサ314は、ネット
ワークコマンドを介して、MAN内の他のリンクの特性指標を受信することがで
きる。これにより、各伝送品質プロセッサ306は、MAN内の無線リンクに関
するグローバルな(すなわち、MAN全体に亘る)伝送品質を分析することがで
き、さらにルータ300に接続された各無線リンクの現在の品質状態、ルータ3
00に接続された各無線リンクの過去の品質状態、及びMAN内の1又は複数の
他のルータから報告された他の各無線リンクの現在又は過去の品質状態に基づい
て適切な応答を判断することができる。
【0032】 外部システム400からルータ300に伝送されるデータパケットは、ルータ
300の外部システムインターフェイス316により受信される。パケットに添
付されたヘッダを調べることにより、外部システムインターフェイス316は、
ルータ300がパケットの通信経路の中間ルータであるかデータパケットの最終
転送先がLAN302であるかを判定する。LAN302がデータパケットの最
終転送先である場合、データパケットは、LAN302へ伝送する状態となるよ
う処理される。この処理には、伝送前にデータに付加された追加ヘッダの除去等
を含む。データパケットは、LAN302がパケットを受信できる状態となるま
で、バッファ318に保存される。
【0033】 LAN302がパケットの最終転送先ではない場合、ルータ300は、データ
パケットの通信経路の中間ルータである。この場合、外部システムインターフェ
イス316は、パケットをバッファ318に保存する。ルータ300に複数の外
部システム400が接続されている場合、ルーティングアルゴリズム312は、
これらのうちのどの外部システム400にMANを介してパケットを送信するか
を判定する。この判定は、ルーティングテーブル304とルーティングアルゴリ
ズム312を用いたOSPFアルゴリズム及びMANにおける検出された伝送品
質の状態及びトラフィックレベルに基づいて行われる。適切な外部システム40
0がパケット通信経路内の次のルータへのパケットの送信に使用可能な場合、外
部システム316は、パケットをバッファ318から読み出し、適切な外部シス
テム400にパケットを供給し、この外部システム400は、MANを介してデ
ータを送信する。
【0034】 ルータ300を経由するデータトラフィック量は、トラフィック監視/制御回
路310により、バッファ318に格納され、読み出されるデータの量及びバッ
ファ318にデータが格納され、読み出される頻度に基づいて監視される。ルー
ティングアルゴリズム312は、データトラフィック量に基づいて、MAN内に
データを適切にルーティングする。データ量はノード上のネットワーク要求であ
る。システム制御回路306は、ネットワークコマンドパケットを用いて、MA
N内の他のルータに特性指標及び検出されたネットワーク要求を送信する。伝送
品質プロセッサ314及びシステム制御回路306は、ルータ300の一部とし
て図示されているが、これらはワークステーション内又はネットワークに接続さ
れたネットワークコントローラ内で実現されたソフトウェアプログラムであって
もよい。ネットワークコマンドパケットの通信に関連するオーバーヘッドは、M
AN全体のデータスループット容量の2%以下であることが望ましい。
【0035】 通常の処理においては、MAN全体の無線リンクのBERは、許容閾値以下を
維持することが望ましい。リンクの可用性は、通常処理時間の割合によって決定
される。例えば、リンクの可用性が99.99%であり、要求されるBERが1
-9であるということは、全時間の99.99%の間、BERが10-9以下に維
持されているということを示す。MANにおいては、高いリンク可用性と低いB
ER閾値を実現することが望ましい。快晴の環境下では、信号の減衰は主に伝搬
損失により生じる。伝送電力は、BERを許容閾値以下に維持するために十分な
大きさである必要がある。しかしながら、非通常の状況では、例えば雨、霧、ダ
クティング等の大気の変化により、追加的な損失(レインフェード)が生じる。
このような状況で通常の動作を維持するためには、送信機は、快晴の環境下で要
求される伝送電力より高い伝送電力を用いて伝送を行う必要がある。この伝送電
力と快晴環境下に必要とされる伝送電力との差は、フェードマージンと呼ばれて
いる。リンク可用性が高い場合、又は伝送距離が長い場合、フェードマージンを
大きくする必要がある。例えば38GHz帯のような高い無線周波数帯域におけ
る降雨に起因する信号減衰は、非常に高く、従来のフェードマージンに基づく無
線リンクの設計は、非常に高い伝送電力を要求し、あるいは要求される高い可用
性を満足させる伝送範囲が非常に狭く、実用的ではない。本発明は、レインフェ
ード対策として、適応変調と、低速エラー訂正符号化とデータ伝送速度を低減さ
せる技術を組み合わせて用いることにより、低い伝送電力で長い伝送距離と高い
リンク可用性を同時に実現する方法及び装置を提供する。さらに、1又は複数の
より適切に選択された経路を介してノード間でデータを通信する(リンクダイバ
ーシチ)インテリジェントルーティングストラテジにより、本発明はMANの容
量及び信頼性を向上させることができる。
【0036】 適応電力制御、データ伝送速度の低減、変調レベルの低減、低速エラー訂正符
号化の組み合わせにより、以下に説明するように、低い伝送電力でより広い範囲
に対応する信号伝送が実現できる。例えば、プログラマブルM元クワドラチャ振
幅変調(M-ary Quadrature Amplitude Modulation: M-ary QAM)方式が図3に示
す変/復調器408において用いられているとする。さらに、ここで、MAN内
の無線リンクを介して、16QAM方式を用いて100Mb/s全二重高速イー
サネット通信を行うとする。10-4より良好なBERを実現するためには、RS
Lの値は、ここでRSL16として示す所定の閾値レベルより高く維持する必要
がある。さらに、非線形AM−AM及びAM−PM歪みに起因する特性の劣化を
回避するために、伝送電力は、16QAM用の電力増幅の1dB圧縮ポイントよ
り6dB以上低いことが望ましい。1dB圧縮ポイントとは、電力増幅器に供給
されて、電力増幅器の利得が線形であれば得られると予想される値より1dB低
い出力信号が得られる入力信号を意味する。
【0037】 レインフェード期間中の所定の時間間隔において、特定のリンクの監視された
BER及びRSLが所定の閾値レベル(例えば10-4及びRSL16)に近づき
つつある場合、適切な対策が呼び出され、リンク特性が向上され、要求された可
用性が維持される。この対策としては、瞬間的にリンク伝送速度を低減する、変
調レベルを低減する、低速エラー訂正符号化を導入する、等の手法のうちの1又
は複数の手法を用いることができる。例えば、レインフェードに対応して、リン
クは、転送レートを50Mb/sに低減し、変調レベルを4QAMに低減し、R
SL閾値レベル10-4(以下、RSL4とする。)を閾値レベルRSL16より
8dB低くして機能させる。さらに、4QAM方式は、AM−AM及びAM−P
M非線形歪みの許容度が高いので、伝送電力は、電力増幅器の1dB圧縮ポイン
トより2dB低い値まで増加させることができる。換言すれば、同じ電力増幅器
を用いた場合、4QAM方式に使用可能な伝送電力は、16QAM方式の場合よ
り4dB高い。したがって、100Mb/s、16QAMから50Mb/s、4
QAMに切り換えることにより、RSLの純利得は、12dBとなる。これによ
り、このリンクは、レインフェードによる12dBの信号減衰に対しても要求さ
れた可用性を維持することができる。
【0038】 伝送速度を6.25Mb/sに低減し、4QAM方式を用いることにより、5
0Mb/s及び4QAM方式を用いた場合に比べて、伝送速度低減により得られ
る9dBとなる。さらに、同じ占有周波数帯域幅に対して、例えばスーパー直交
畳み込み符合(Super-Orthogonal Convolutional Code)等の低速エラー訂正符 号方式を用いて、さらに追加的な符号化利得5dBを得ることができる。さらに
、データ伝送速度を低減するとともにスペクトラム拡散技術を用いて、通信リン
ク間の干渉を低減することができる。すなわち、6.25Mb/s、4QAM方
式によるオペレーションでは、50Mb/s、4QAM方式に比べて14dBの
利得、100Mb/s、16QAM方式に比べて26dBの利得を得ることがで
きる。
【0039】 上述のようにして得られた利得は、降雨に起因する比較的短い期間における信
号減衰の増加分を補償するために使用される。例えば、100Mb/s全二重伝
送高速イーサネットを提供するためのワイヤレスリンクに99.99%の可用性
が要求されるとする。従来の設計技術では、要求される可用性を維持するために
、このようなリンクは、100Mb/sの固定オペレーションのため大きなフェ
ードマージンを含む電力の余裕を有している必要があった。これに対し、本発明
によれば、従来より長い伝送距離において100Mb/s、16QAM方式を用
い、従来より長い伝送距離を実現するとともに、99.9%のリンク可用性を達
成することができる。さらに、本発明によれば、より低いデータ伝送速度及びよ
り低い変調レベルによる動作により99.99%のより高い可用性を実現するこ
とができる。
【0040】 本発明は、MANにおいて、イーサネットのパケット切換性(packet-switche
d nature of Ethernet)を効果的に利用する。例えば、パケット切換通信は、要
求が比較的高い期間と要求が比較的低い期間とによりネットワーク要求が特徴付
けられるため、バースト的になりやすい。さらに、パケット交換通信は、パケッ
トをバッファに格納した後に送信される(store and foreward)ので、若干の耐
遅延性を有している。したがって、本発明によれば、MANにおいて、99.9
%の時間における最大伝送速度(例えば、100Mb/s)及び残りの0.09
%の時間における深刻なレインフェード期間中に許容できる特性を維持する低減
された伝送速度(例えば、50Mb/s又は6.25Mb/s)を提供する、全
体で99.99%の可用性を実現することができる。深刻なレインフェードが発
生した場合、そのリンクにおける実際のトラフィックフローは、低減された伝送
速度以下となり、さらなる処理は不要である。また、リンクに対する要求が低減
された伝送速度を超えた場合、ルータ300は、超過したトラフィックをMAN
内の他の、代替えのリンクにルーティングする。データパケットは、好ましくは
、オープンショーテストパスファースト(Open-Shortest-Path-First)アルゴリ
ズムに基づいて送信される。これにより、転送元ルータと転送先ルータとの間の
最短通信経路が十分利用可能な帯域幅を残していれば、データはこの最短通信経
路を介して送信される。一方、最短通信経路が、伝送速度低減のために通信時に
現在のトラフィックフローを収容する十分な容量を一時的に有さなくなった場合
、全てのパケット又は選択されたパケットを最短ではないが混雑の少ない代替え
の通信経路にルーティングされる。この場合、好ましくは、代替えの通信経路と
しては、次に短い通信経路が選択される。
【0041】 なお、従来の無線通信リンクにおいて、所定の地域で99.9%の可用性を維
持するために9dB/kmのフェードマージンが要求される場合、99.99%
の可用性を維持するためには、フェードマージンを24dB/kmにまで高める
必要がある。従来の無線通信に対し、本発明は、環境の状態(伝送品質を検出す
ることにより)とネットワークに対する要求(トラフィック負荷を検出すること
により)とに伝送の手法及び伝送経路を適応化させるとともに、パケット切換通
信の耐遅延性を利用することにより、全体として99.99%の可用性を維持す
ることができる。この結果、本発明によれば、従来の手法に比べ、コスト、電力
、帯域幅の利用の観点からより効率的なMANを構築し、実質的により長い伝送
距離を実現することができる。例えば、所定の地域で50mWの伝送電力を用い
て99.99%の目標リンク可用性を実現するためには、100Mb/s、16
QAMのための固定フェードマージンに基づく従来のリンクバジェット設計によ
る伝送距離は、3.5km程度と予測される。一方、レインフェード対策の手法
を用いた本発明によれば、同じ伝送電力及び環境条件下において、一時的に深刻
なレインフェードが発生する期間に伝送速度を50Mb/s又は6.25Mb/
sに低減する手法により、予測伝送距離をそれぞれ5km又は7kmとすること
ができる。
【0042】 本発明に基づく監視及び制御の処理例について図5及び図6を用いて説明する
。図5は、処理手順を示すフローチャートであり、図6は、監視されたRSLと
深刻なレインフェード期間中の伝送電力との関係を示すタイミングチャートであ
る。ここでは、図2(c)に示すノードBとノードCとの間の無線リンクを例と
して説明する。図5に示すフローチャートは、ステップ500から開始され、こ
の手順は、ノードB側の処理を示すものである。ノードC側では、このフローチ
ャートに示す処理手順に対応する処理フローが行われることは明らかである。ノ
ードBは、ステップ501において(図5)、ノードB自身の伝送電力及び監視
されたノードCのRSL及びBERに関する情報を継続的に監視し、また逆にノ
ードCは、ノードC自身の伝送電力及び監視されたノードBのRSL及びBER
に関する情報を継続的に監視する。通常の状態では、ノードBは、その伝送電力
602(図6)を100Mb/sのデータ伝送速度及び16QAM方式用の基準
レベル606に設定する。この基準レベル606は、ノードBの伝送電力増幅器
及びノードCの受信機のリンク特性おける非線形歪みを回避するのに十分低い値
が選択される。16QAM方式に対しては、基準レベル606は電力増幅器の1
dB圧縮点より6dB又はそれ以上低い値が望ましい。基準レベル606は、伝
送リンクがビットエラー率(BER)を所定最大レベル以下に押さえるのに十分
な品質を有するとともに、伝送信号が他の無線リンクに干渉するほどの過電力を
有さないように選択される。ノードCにおいても、同様の設定を行う。
【0043】 ノードBとノードCとの間にレインフェードが生じた場合、ノードBとノード
CのRSLは、低下する傾向がある。ノードCのRSL601(図6)が閾値レ
ベルRSL16604に近づくにつれて、監視されるBERは増加する傾向にある
。ステップ502(図5)において、ノードBは、ノードCの監視されたRSL
601と所定の警告レベルRSLW603(図6)とを継続的に比較する。RS LW603は、RSL16604より高い値に設定されている。ノードCの監視さ れたRSLが所定の警告レベルRSLW603以下になった場合、ノードBは、 ステップ503(図5)において、ノードCに制御メッセージを送信し、ノード
Cに、より低いデータ伝送速度及びより低い変調レベル(例えば、50Mb/s
、4QAM)に切り換える準備をさせる。ノードBのルータは、必要に応じて過
剰なトラフィックの経路変更を準備するよう調整される。ノードCは、ノードB
からの制御メッセージに応答して、変更を準備した後ノードBに肯定応答メッセ
ージを送信する。ノードBは、肯定応答メッセージをノードCから受信し、ステ
ップ504で肯定応答メッセージを確認する。続いて、ステップ505において
、ノードBは、ノードCに対応するように低減されたデータ伝送速度及び変調レ
ベルを送信信号に適用する。ノードBは、さらに伝送電力602(図6)を4Q
AM用最大送信レベル607まで高める。警告レベルRSLW603(図6)は 、ノードBとノードCとの間のコマンドの処理及び交換による遅延時間608を
考慮し、RSLがRSL16より低くなる前に低データ伝送速度及び低変調レベル
への切換処理が行われるように選択される。統計的には、最大レインフェード率
は約0.5dB/sであるため、警告レベルRSLWは、通常、RSLに比較的
に近い値に設定する。
【0044】 レインフェードが一時的なものであれば、低データ伝送速度から高データ伝送
速度への切換を行う。ノードBは、ステップ506(図5)において、ノードC
において継続的に監視されたRSL及びBERを受信する。レインフェードが低
下すると、RSLは増加する。ステップ507(図5)において、ノードBは、
ノードCにおいて監視されたRSLとプリセットレベルRSLS605(図6) とを継続的に比較する。ノードCのRSL601(図6)がプリセットレベル6
05より高くなると、ステップ508(図5)において、ノードBは、ノードC
にメッセージを送信し、高データ伝送速度及び高変調レベルへの変更を要求する
。このメッセージを受信すると、ノードCは、高データ伝送速度及び高データ変
調レベルに対応する準備をし、肯定応答メッセージをノードBに送信する。ノー
ドBは、ノードCからこの肯定応答メッセージを受信し、ステップ509(図5
)においてこの肯定応答メッセージを確認する。ステップ510において、ノー
ドBは、ノードCに対応するように、高データ伝送速度及び高変調レベルをノー
ドCからの伝送信号に適用する。さらにノードBは、伝送電力を基準レベルに戻
し、この状態をノードBのルータに報告する。プリセットレベルRSLS605 (図6)は、RSLW603より高くなるように選択され、これによりデータ形 式が不必要に頻繁に変更されないようにヒステリシスが設けられる。
【0045】 上述の処理は、図3に示すシステム制御部306による制御のもと、伝送品質
プロセッサ314により実行される。以上では、2組のオペレーションセット、
すなわち100Mb/s、16QAM方式、及び50Mb/s、4QAM方式を
用いて上述の手法を説明した。しかしながら、上述の手法は、他の低データ伝送
速度及び2以上のオペレーションセットにも容易に適用できることは明らかであ
る。
【0046】 以上、本発明の構造原理及び動作が容易に理解されるように、詳細な特定の実
施の形態を用いて本発明を記述した。上述の特定の実施の形態及びその詳細事項
は、添付の請求の範囲に示す発明の範囲を限定するものではない。当業者にとっ
て、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、例示的に示した実施の形態が
種々変更され得ることは明らかである。特に、当業者にとって、本発明が利用す
る機器は様々な形態で実現することができ、上に開示した装置は、本発明の好適
な実施の形態の一例に過ぎず、本発明を限定するものではないことは明らかであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明により構築されるメトロポリタンエリアネットワーク(MAN)を示す
図である。
【図2】 図2(a)〜(f)は、本発明に基づくMANトポロジーの例を示す図である
【図3】 ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続された本発明に基づくルータの
機能的ブロック図である。
【図4】 無線周波数送受信機を備えた、本発明に基づく外部システムの機能的ブロック
図である。
【図5】 無線リンクにおいて伝送品質を維持するための処理手順を示すフローチャート
である。
【図6】 深刻なレインフェードが発生する期間における図5に示す処理手順に対応する
、監視されたRSLと送信電力との関係を示すタイミングチャートである。
【手続補正書】特許協力条約第19条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年4月14日(2000.4.14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項38】 a.受信信号の強度を監視するステップと、 b.上記受信信号の強度と一定範囲の所定の強度とを比較するステップと、 c.上記比較に基づいて上記データ伝送の電力レベルをヒステリシスに基づいて
選択的に調節するステップとを有する請求項28記載のデータ送受信方法。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年4月14日(2000.4.14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項22
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】 以上、本発明の構造原理及び動作が容易に理解されるように、詳細な特定の実
施の形態を用いて本発明を記述した。上述の特定の実施の形態及びその詳細事項
は、添付の請求の範囲に示す発明の範囲を限定するものではない。当業者にとっ
て、本発明の範囲から逸脱することなく、例示的に示した実施の形態が種々変更
され得ることは明らかである。特に、当業者にとって、本発明が利用する機器は
様々な形態で実現することができ、上に開示した装置は、本発明の好適な実施の
形態の一例に過ぎず、本発明を限定するものではないことは明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 5K004 AA05 FA05 FD02 FD04 FJ01 FL01 5K014 AA01 AA02 AA03 BA05 BA10 CA04 CA05 DA02 EA01 FA01 FA09 FA12 GA02 HA01 HA05 HA10 5K034 AA05 CC01 EE03 EE11 FF11 FF13 HH11 HH21 KK21 MM03 MM08 NN13 NN26 SS02 5K041 AA01 BB01 CC07 DD02 FF08 FF27 FF32 GG07 GG11 JJ38 【要約の続き】 に採用する。適用可能な手法は、データ伝送速度、変調 レベル、誤り訂正符号化方式、及びスペクトラム拡散方 式の変更である。さらに、データの通信経路は、好まし くは、OSPFアルゴリズムに基づいて決定するが、少 なくともデータの一部について代替経路を選択すること もできる。

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローカルエリアネットワーク間でデータを送受信するデータ送受
    信方法において、 a.データ伝送のための、1組のローカルエリアネットワーク間の1又は複数の
    無線通信リンクを含む通信経路を確立するステップと、 b.上記通信経路を介してデータを送信するステップと、 c.上記1又は複数の無線通信リンクの伝送品質を監視するステップと、 d.上記監視した伝送品質と所定の伝送品質とを比較するステップと、 e.上記比較に応じて、上記データを送信する方式の切換を起動するステップと
    を有することを特徴とするデータ送受信方法。
  2. 【請求項2】 上記伝送品質を監視するステップは、上記データ内の誤り率を監
    視するステップを有することを特徴とする請求項1記載のデータ送受信方法。
  3. 【請求項3】 上記切換を起動するステップは、1又は複数の無線リンクにコマ
    ンドを送信するステップを有することを特徴とする請求項1記載のデータ送受信
    方法。
  4. 【請求項4】 1又は複数の無線リンクを介して通信されているデータの量を監
    視するステップを有し、 上記切換を起動するステップは、上記通信されているデータの量に基づいて実
    行されることを特徴とする請求項1記載のデータ送受信方法。
  5. 【請求項5】 上記切換は、データ伝送速度の切換であることを特徴とする請求
    項1記載のデータ送受信方法。
  6. 【請求項6】 上記切換は、送信データの変調方式の切換であることを特徴とす
    る請求項1記載のデータ送受信方法。
  7. 【請求項7】 上記切換は、送信データの誤り訂正符号化方式の切換であること
    を特徴とする請求項1記載のデータ送受信方法。
  8. 【請求項8】 上記切換は、上記送信データのスペクトラム拡散方式の切換であ
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ送受信方法。
  9. 【請求項9】 上記切換は、送信データの電力レベルの切換であることを特徴と
    する請求項1記載のデータ送受信方法。
  10. 【請求項10】 上記切換は、送信データの通信経路の切換であることを特徴と
    する請求項1記載のデータ送受信方法。
  11. 【請求項11】 上記切換は、送信データのデータ伝送速度の切換、送信データ
    の変調方式の切換、送信データの誤り訂正符号化方式の切換、送信データのスペ
    クトラム拡散方式の切換、送信データの電力レベルの切換、送信データの通信経
    路の切換のうちの2つ以上の組み合わせであることを特徴とする請求項1記載の
    データ送受信方法。
  12. 【請求項12】 上記データは、イーサネットを利用したローカルエリアネット
    ワーク間又はメトロポリタンエリアネットワーク間で送受されることを特徴とす
    る請求項1記載のデータ送受信方法。
  13. 【請求項13】 a.受信信号の強度を監視するステップと、 b.上記受信信号の強度と予測レベルとを比較するステップと、 c.上記比較に基づいて、データ伝送の電力レベルを選択的に調節するステップ
    とを有する請求項1記載のデータ送受信方法。
  14. 【請求項14】 a.受信信号の強度を監視するステップと、 b.上記受信信号の強度と一定範囲の所定の強度とを比較するステップと、 c.上記比較に基づいて上記データ伝送の電力レベルをヒステリシスに基づいて
    選択的に調節するステップとを有する請求項1記載のデータ送受信方法。
  15. 【請求項15】 上記選択的に調節するステップは、1又は複数の無線リンクに
    コマンドを送信するステップを有することを特徴とする請求項13記載のデータ
    送受信方法。
  16. 【請求項16】 複数のローカルエリアネットワーク間の無線データ伝送を制御
    するルータにおいて、 a.無線リンクに接続され、変調信号を受信する受信機と、 b.上記受信機に接続され、上記変調信号をベースバンドデータ信号に変換する
    復調器と、 c.上記復調器に接続され、上記ベースバンドデータ信号内の誤りを検出する誤
    り検出器と、 d.上記誤り検出器に接続され、データ内に発生する誤りの誤り発生率を所定の
    誤り発生率と比較し、この比較の結果に基づいて、上記無線リンクを介してコマ
    ンドを送信して上記誤り発生率を変更するための切換を起動する制御回路とを備
    えるルータ。
  17. 【請求項17】 上記切換は、上記無線リンクを介して送受されるデータの伝送
    速度の切換であることを特徴とする請求項16記載のルータ。
  18. 【請求項18】 上記切換は、上記無線リンクを介して送受される変調方式の切
    換であることを特徴とする請求項16記載のルータ。
  19. 【請求項19】 上記切換は、上記無線リンクを介して送受されるデータの誤り
    訂正符号化方式の切換であることを特徴とする請求項16記載のルータ。
  20. 【請求項20】 上記切換は、上記無線リンクを介して送受されるデータのスペ
    クトラム拡散方式の切換であることを特徴とする請求項16記載のルータ。
  21. 【請求項21】 上記切換は、上記データの通信経路の切換であることを特徴と
    する請求項16記載のルータ。
  22. 【請求項22】 上記切換は、送信データのデータ伝送速度の切換、送信データ
    の変調方式の切換、送信データの誤り訂正符号化方式の切換、送信データのスペ
    クトラム拡散方式の切換、送信データの電力レベルの切換、送信データの通信経
    路の切換のうちの2つ以上の組み合わせであることを特徴とする請求項16記載
    のルータ。
  23. 【請求項23】 上記データは、イーサネットを利用したローカルエリアネット
    ワーク間又はメトロポリタンエリアネットワーク間で送受されることを特徴とす
    る請求項16記載のルータ。
  24. 【請求項24】 複数のローカルエリアネットワーク間の無線データ伝送を制御
    するルータにおいて、 a.無線リンクに接続され、変調信号を受信する受信機と、 b.上記受信機に接続され、上記変調信号の信号強度を監視する監視回路と、 c.上記監視回路に接続され、上記変調信号の信号強度を所定の値と比較し、こ
    の比較の結果に基づいて、上記無線リンクを介してコマンドを送信して上記変調
    信号が上記無線リンクを介して伝送される信号電力を選択的に調節する制御回路
    とを備えるルータ。
  25. 【請求項25】 上記受信機に接続され、上記変調信号をベースバンドデータ信
    号に変換する復調器を備え、上記監視回路は、データ内の誤り発生率を監視する
    ことを特徴とする請求項24記載のルータ。
  26. 【請求項26】 上記制御回路は、監視された特性指標を所定の閾値と比較し、
    この比較の結果に基づいて、上記無線リンクを介してコマンドを送信して上記誤
    り発生率を変更するための切換を起動することを特徴とする請求項25記載のル
    ータ。
  27. 【請求項27】 複数のローカルエリアネットワーク間でデータ通信を行うメト
    ロポリタンエリアネットワークにおいて、 a.それぞれの組が無線通信を介して互いにデータ通信を行い、それぞれが対応
    する無線リンクにデータを送信する送信機と、対応する無線リンクからデータを
    受信する受信機とを有する複数の送受信機と、 b.それぞれが上記複数の送受信機のうちの1つに接続され対応する無線リンク
    の伝送品質を監視する複数の伝送品質監視回路と、 c.それぞれが上記複数の伝送品質監視回路のうちの1つ及び複数のローカルエ
    リアネットワークのうちの対応する1つに接続され、接続されたローカルエリア
    ネットワークがデータの転送先である場合は、対応する無線リンクから受信した
    データを当該ローカルエリアネットワークにルーティングし、接続されたローカ
    ルエリアネットワークが転送先でない場合は、対応する無線リンクから受信した
    データを他のルータにルーティングし、それぞれがデータ内の誤り発生率に基づ
    いて対応する上記送受信機におけるデータ伝送方式を選択的に変更する複数のル
    ータとを備えるメトロポリタンエリアネットワーク。
  28. 【請求項28】 上記複数の伝送品質監視回路のうちの少なくとも1つは、対応
    する無線リンクから受信されたデータにおける誤り発生率を監視することにより
    該無線リンクの伝送品質を監視することを特徴とする請求項27記載のメトロポ
    リタンエリアネットワーク。
  29. 【請求項29】 データ伝送のための伝送電力はフィードバックループ内で制御
    されることを特徴とする請求項27記載のメトロポリタンエリアネットワーク。
  30. 【請求項30】 上記データ伝送方式は、対応する無線リンクにコマンドを送信
    することにより選択的に変更されることを特徴とする請求項27記載のメトロポ
    リタンエリアネットワーク。
  31. 【請求項31】 上記データは、1又は複数の無線リンクからなる通信経路を介
    して複数のローカルエリアネットワークで通信されることを特徴とする請求項2
    7記載のメトロポリタンエリアネットワーク。
  32. 【請求項32】 上記複数のルータのそれぞれは、送信データのデータ伝送速度
    の切換、送信データの変調方式の切換、送信データの誤り訂正符号化方式の切換
    、送信データのスペクトラム拡散方式の切換、送信データの電力レベルの切換、
    送信データの通信経路の切換のうちの1又は複数の切換を起動することにより上
    記伝送方式を選択的に変更することを特徴とする請求項31記載のメトロポリタ
    ンエリアネットワーク。
JP2000516461A 1997-10-14 1998-10-14 無線manネットワークにおける所定の伝送品質を維持する装置及び方法 Withdrawn JP2001520480A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US95002897A 1997-10-14 1997-10-14
US08/950,028 1997-10-14
PCT/US1998/021854 WO1999020016A1 (en) 1997-10-14 1998-10-14 Method and apparatus for maintaining a predefined transmission quality in a wireless man network

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009244774A Division JP5037585B2 (ja) 1997-10-14 2009-10-23 無線manネットワークにおける所定の伝送品質を維持する装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001520480A true JP2001520480A (ja) 2001-10-30

Family

ID=25489858

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000516461A Withdrawn JP2001520480A (ja) 1997-10-14 1998-10-14 無線manネットワークにおける所定の伝送品質を維持する装置及び方法
JP2009244774A Expired - Fee Related JP5037585B2 (ja) 1997-10-14 2009-10-23 無線manネットワークにおける所定の伝送品質を維持する装置及び方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009244774A Expired - Fee Related JP5037585B2 (ja) 1997-10-14 2009-10-23 無線manネットワークにおける所定の伝送品質を維持する装置及び方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6714551B1 (ja)
EP (3) EP1023792B1 (ja)
JP (2) JP2001520480A (ja)
AU (1) AU1092699A (ja)
CA (1) CA2306803A1 (ja)
DK (2) DK1023792T3 (ja)
ES (2) ES2430122T3 (ja)
TW (1) TW408541B (ja)
WO (1) WO1999020016A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101663821A (zh) * 2007-05-03 2010-03-03 汤姆森许可贸易公司 用于改进无比率编码系统的吞吐量和差错性能的方法和装置
JP2013017080A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Furukawa Electric Co Ltd:The 伝送システム、送信装置、および、受信装置

Families Citing this family (76)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7002941B1 (en) * 1997-10-14 2006-02-21 Alvarion Israel (2003) Ltd. Method and apparatus for synchronizing fast ethernet data packets to radio frames in a wireless metropolitan area network
US6985451B1 (en) * 1997-10-14 2006-01-10 Alvarion Israel (2003) Ltd. Method and apparatus for baseband transmission between a top floor unit and an outdoor unit in a terminal for a wireless metropolitan area network
EP1517477B1 (en) * 1999-06-23 2007-01-24 Sony Deutschland GmbH Transmission power control for wireless networks with direct mode traffic
US6970451B1 (en) * 1999-10-12 2005-11-29 At&T Corp. Smart routers-simple optics: network architecture for IP over WDM
US6654384B1 (en) 1999-12-30 2003-11-25 Aperto Networks, Inc. Integrated self-optimizing multi-parameter and multi-variable point to multipoint communication system
US7366133B1 (en) 1999-12-30 2008-04-29 Aperto Networks, Inc. Integrated, self-optimizing, multi-parameter/multi-variable point-to-multipoint communication system [II]
US7149188B2 (en) * 2000-01-26 2006-12-12 Vyyo, Inc. Distributed processing for optimal QOS in a broadband access system
US6954800B2 (en) 2000-04-07 2005-10-11 Broadcom Corporation Method of enhancing network transmission on a priority-enabled frame-based communications network
US20020031104A1 (en) * 2000-09-08 2002-03-14 Avtec Systems, Inc. Methods and systems for interfacing wired/wireless hybrid systems
US7190684B2 (en) * 2000-11-22 2007-03-13 Lucent Technologies Inc. Method and system for UMTS packet transmission scheduling on shared downlink channels
US6940915B2 (en) * 2000-11-30 2005-09-06 Nokia Mobile Phones Ltd. Adaptive learning method and system to adaptive modulation
US7477702B2 (en) * 2000-11-30 2009-01-13 Nokia Mobile Phones Limited Apparatus, and associated method, for selecting a switching threshold for a transmitter utilizing adaptive modulation techniques
JP2002271222A (ja) * 2001-03-13 2002-09-20 Pioneer Electronic Corp 再送信機能付き受信装置
EP1244227B1 (en) * 2001-03-22 2005-07-20 Siemens Mobile Communications S.p.A. Automatic method for power control and phy mode switching control in adaptive phy mode systems
US8385977B2 (en) * 2001-05-02 2013-02-26 Trex Enterprises Corp Cellular communication system with high speed content distribution
JP2002359609A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Nec Eng Ltd 誤り訂正レート可変システム
WO2003026189A1 (en) * 2001-09-20 2003-03-27 Itt Manufacturing Enterprises, Inc. Methods and apparatus for satellite link throughput adaptation
DE60117750T2 (de) 2001-12-05 2007-02-15 Siemens Mobile Communications S.P.A. Optimale Hysterese basierend auf zwei verschiedenen Parametern für die Sendeleistungsregelung und für die Umschaltungssteuerung des PHY Modus in adaptiven PHY Modus Systemen
US7143158B2 (en) * 2002-02-14 2006-11-28 America Online, Inc. Generating metrics for networked devices
GB2385754B (en) * 2002-02-25 2005-01-12 Toshiba Res Europ Ltd Adaptive modulation for wireless networks
DE60202438T2 (de) * 2002-04-19 2005-06-09 Alcatel Verfahren zur Übertragung eines Signals zwischen einem Endgerät und einer Netzwerkeinheit
DE60209208T2 (de) * 2002-09-20 2006-10-19 Siemens Mobile Communications S.P.A. Einstellung der Leistung des Aufwärtskanals für ein drahtloses Punkt zu Multipunkt Kommunikationssystem
US7707307B2 (en) * 2003-01-09 2010-04-27 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for constructing a backup route in a data communications network
US7869350B1 (en) 2003-01-15 2011-01-11 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for determining a data communication network repair strategy
US20040210654A1 (en) * 2003-04-21 2004-10-21 Hrastar Scott E. Systems and methods for determining wireless network topology
US20040226045A1 (en) * 2003-05-09 2004-11-11 Sbc Knowledge Ventures, L.P. Application services coordinated DSL-satellite multicast content delivery
JP2007505553A (ja) * 2003-09-09 2007-03-08 ローマッド ホールディングス リミティッド 無線ネットワーキングシステムおよび方法
US7554921B2 (en) * 2003-10-14 2009-06-30 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for generating routing information in a data communication network
US7085228B2 (en) * 2003-10-31 2006-08-01 Interdigital Technology Corp. Adaptive radio resource management for wireless local area networks
US7573856B2 (en) 2003-11-25 2009-08-11 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Power-based rate adaptation of wireless communication channels
EP1745575B1 (en) * 2003-11-25 2009-09-09 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Rate adaptation of wireless communication channels
US20050117544A1 (en) * 2003-12-02 2005-06-02 Agere Systems, Incorporated System and method for evaluating candidate networks for mobile communication device data throughput
US7710882B1 (en) 2004-03-03 2010-05-04 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for computing routing information for a data communications network
US7848240B2 (en) * 2004-06-01 2010-12-07 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for forwarding data in a data communications network
US20080095058A1 (en) * 2004-07-09 2008-04-24 Koninklijke Philips Electronics, N.V. Data Transmission in a Communication Network
US7577106B1 (en) 2004-07-12 2009-08-18 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for managing a transition for a class of data between first and second topologies in a data communications network
US7263335B2 (en) * 2004-07-19 2007-08-28 Purewave Networks, Inc. Multi-connection, non-simultaneous frequency diversity in radio communication systems
US7630298B2 (en) * 2004-10-27 2009-12-08 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for forwarding data in a data communications network
US7505447B2 (en) 2004-11-05 2009-03-17 Ruckus Wireless, Inc. Systems and methods for improved data throughput in communications networks
TWI391018B (zh) * 2004-11-05 2013-03-21 Ruckus Wireless Inc 藉由確認抑制之增強資訊量
US8638708B2 (en) 2004-11-05 2014-01-28 Ruckus Wireless, Inc. MAC based mapping in IP based communications
US8619662B2 (en) 2004-11-05 2013-12-31 Ruckus Wireless, Inc. Unicast to multicast conversion
US7496644B2 (en) * 2004-11-05 2009-02-24 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for managing a network component change
US8462858B2 (en) * 2005-02-18 2013-06-11 Texas Instruments Incorporated Wireless communications with transceiver-integrated frequency shift control and power control
US7933197B2 (en) * 2005-02-22 2011-04-26 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for constructing a repair path around a non-available component in a data communications network
US8085733B2 (en) * 2005-02-23 2011-12-27 Interdigital Technology Corporation Wireless communication method and apparatus for dynamically adapting packet transmission rates
US20060262721A1 (en) * 2005-04-26 2006-11-23 International Business Machines Corporation Receiving data in a sensor network
US7848224B2 (en) * 2005-07-05 2010-12-07 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for constructing a repair path for multicast data
US7693043B2 (en) * 2005-07-22 2010-04-06 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for advertising repair capability
CN100411365C (zh) * 2005-07-25 2008-08-13 大唐移动通信设备有限公司 一种多数据链路监测维护的方法
EP1881646B1 (en) * 2006-07-20 2009-04-01 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Radio receiver
US7701845B2 (en) 2006-09-25 2010-04-20 Cisco Technology, Inc. Forwarding data in a data communications network
WO2008076700A2 (en) * 2006-12-13 2008-06-26 Rambus Inc. Interface with variable data rate
US7729716B2 (en) * 2006-12-21 2010-06-01 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Reducing power consumption in mobile terminals by changing modulation schemes
US7664143B2 (en) 2007-05-01 2010-02-16 Harris Corporation Communications system using adaptive baseband injected pilot carrier symbols and related method
US9112645B2 (en) * 2007-05-11 2015-08-18 Microsoft Technology Licensing, Llc Channel control based on error correction values
US7940776B2 (en) * 2007-06-13 2011-05-10 Cisco Technology, Inc. Fast re-routing in distance vector routing protocol networks
US8547899B2 (en) * 2007-07-28 2013-10-01 Ruckus Wireless, Inc. Wireless network throughput enhancement through channel aware scheduling
US8918097B2 (en) * 2007-11-28 2014-12-23 Motorola Mobility Llc Managing service in an access network for wireless communication
US8054819B2 (en) * 2007-12-06 2011-11-08 Harris Corporation System and method for setting a data rate in TDMA communications
US8355343B2 (en) * 2008-01-11 2013-01-15 Ruckus Wireless, Inc. Determining associations in a mesh network
JP2009272874A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Sony Corp 通信装置、通信方法、プログラム、および通信システム
US9999087B2 (en) * 2009-11-16 2018-06-12 Ruckus Wireless, Inc. Determining role assignment in a hybrid mesh network
US9979626B2 (en) * 2009-11-16 2018-05-22 Ruckus Wireless, Inc. Establishing a mesh network with wired and wireless links
US8295184B2 (en) * 2010-04-01 2012-10-23 Apple Inc. Wireless connection control
US8542578B1 (en) 2010-08-04 2013-09-24 Cisco Technology, Inc. System and method for providing a link-state path to a node in a network environment
CN108112066B (zh) * 2010-12-30 2021-02-09 爱立信无线网有限公司 在极高密度环境中的无线操作
US8509109B2 (en) 2011-06-27 2013-08-13 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Method for discovering and maintaining routes in smart meter networks
US8850293B2 (en) 2011-12-06 2014-09-30 Welch Allyn, Inc. Wireless transmission reliability
WO2014030081A1 (en) * 2012-08-23 2014-02-27 Siklu Communication ltd. Systems and methods for optimizing communication performance
CN103024860B (zh) * 2012-12-11 2015-11-18 上海卫星工程研究所 卫星信道路由分配方法
US8867418B2 (en) * 2013-02-17 2014-10-21 Parallel Wireless, Inc. Methods of incorporating an ad hoc cellular network into a fixed cellular network
US20150200846A1 (en) * 2014-01-15 2015-07-16 Cisco Technology, Inc. Data rate selection with proactive routing in smart grid networks
GB2519391B (en) * 2014-04-02 2015-10-21 Imagination Tech Ltd Enhanced media quality management
US9736711B2 (en) * 2014-11-10 2017-08-15 Xiaomi Inc. Methods and devices for adjusting signal strength of router
US11303504B2 (en) 2020-06-09 2022-04-12 T-Mobile Usa, Inc. Data link error feedback signaling

Family Cites Families (47)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH460873A (de) 1966-08-15 1968-08-15 Hasler Ag Verfahren zur Übertragung von Signalen mehrerer Übertragungskanäle in digitaler Form über einen Verbindungsweg
CH577253A5 (ja) 1974-05-17 1976-06-30 Ibm
US4731785A (en) 1986-06-20 1988-03-15 American Telephone And Telegraph Company Combined circuit switch and packet switching system
JPH07112208B2 (ja) * 1987-02-19 1995-11-29 富士通株式会社 多値振幅変復調方式通信システム
JPS63209234A (ja) * 1987-02-25 1988-08-30 Toshiba Corp 無線通信装置
CA1309519C (en) 1987-03-17 1992-10-27 Antonio Cantoni Transfer of messages in a multiplexed system
US4876742A (en) 1987-03-23 1989-10-24 Gary Vacon Apparatus and method for providing a wireless link between two local area network systems
JPS63304737A (ja) * 1987-06-04 1988-12-13 Nec Corp 網管理制御方法
US4975906A (en) 1988-02-15 1990-12-04 Hitachi, Ltd. Network system
US4893340A (en) 1988-10-05 1990-01-09 Pacific Bell Multijunction unit apparatus for use in a digital network
US5657317A (en) 1990-01-18 1997-08-12 Norand Corporation Hierarchical communication system using premises, peripheral and vehicular local area networking
US5119226A (en) 1989-03-30 1992-06-02 Photonics Corporation Infrared network entry permission apparatus
US5477541A (en) 1989-09-29 1995-12-19 White; Richard E. Addressing technique for storing and referencing packet data
SE8903455D0 (sv) 1989-10-19 1989-10-19 Joakim Nelson Dynamiska digitala foerbindelsenaet (dfn)
JPH0758931B2 (ja) * 1989-12-27 1995-06-21 日本電気株式会社 衛星通信方式
US5193094A (en) * 1990-03-07 1993-03-09 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for generating super-orthogonal convolutional codes and the decoding thereof
GB9015799D0 (en) 1990-07-18 1991-06-12 Plessey Telecomm A data communication system
US5159592A (en) 1990-10-29 1992-10-27 International Business Machines Corporation Network address management for a wired network supporting wireless communication to a plurality of mobile users
US5307348A (en) 1990-11-05 1994-04-26 Motorola, Inc. Scheduling in a communication system
US5563728A (en) 1991-02-22 1996-10-08 Allen; Richard C. Infrared communication repeater architecture
US5241565A (en) * 1991-06-25 1993-08-31 Microcom Systems, Inc. Method and apparatus for effecting efficient transmission of data
US5220678A (en) * 1991-08-12 1993-06-15 Motorola, Inc. Method and apparatus for adjusting the power of a transmitter
US5276703A (en) 1992-01-13 1994-01-04 Windata, Inc. Wireless local area network communications system
JP2702031B2 (ja) * 1992-03-04 1998-01-21 オムロン株式会社 衛星通信制御装置
JPH05316205A (ja) * 1992-05-14 1993-11-26 Toshiba Corp 通信システム
US5442633A (en) 1992-07-08 1995-08-15 International Business Machines Corporation Shortcut network layer routing for mobile hosts
JP3348451B2 (ja) * 1993-02-04 2002-11-20 ソニー株式会社 送信方法、送信装置、ビタビ復号方法およびビタビ復号装置
JP3268874B2 (ja) * 1993-02-26 2002-03-25 株式会社野村総合研究所 通信衛星を利用したデータ配信システムおよび方法
AU6987694A (en) * 1993-05-11 1994-12-12 Norand Corporation Premises, peripheral and vehicular local area networking
US5436902A (en) 1994-04-05 1995-07-25 First Pacific Networks Ethernet extender
US5519691A (en) 1994-06-03 1996-05-21 At&T Corp. Arrangement for and method of providing radio frequency access to a switching system
JPH08130530A (ja) * 1994-11-01 1996-05-21 Hitachi Ltd デジタルデータ通信方法およびデジタルデータ通信制御システム
US5636213A (en) * 1994-12-28 1997-06-03 Motorola Method, transceiver, and system for providing wireless communication compatible with 10BASE-T Ethernet
JPH08195699A (ja) * 1995-01-18 1996-07-30 Nec Corp スペクトル拡散通信装置
US5648969A (en) 1995-02-13 1997-07-15 Netro Corporation Reliable ATM microwave link and network
JPH08274756A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Toshiba Corp 無線通信システム
US5563889A (en) 1995-04-06 1996-10-08 Motorola, Inc. Method for establishing a communication in a wireless communication system
US7123600B2 (en) * 1995-06-30 2006-10-17 Interdigital Technology Corporation Initial power control for spread-spectrum communications
US5950124A (en) * 1995-09-06 1999-09-07 Telxon Corporation Cellular communication system with dynamically modified data transmission parameters
JPH0983600A (ja) * 1995-09-14 1997-03-28 Kokusai Electric Co Ltd 多値適応変調無線装置
US5953319A (en) 1995-09-29 1999-09-14 Amsc Subsidiary Corporation Wide area mobile communication networks with multiple routing mode options
JP2944489B2 (ja) * 1995-10-14 1999-09-06 日本電気株式会社 無線伝送システムにおける誤り訂正方式
US5754945A (en) 1996-01-18 1998-05-19 Northern Telecom Limited Fuzzy logic control of cellular handoff
GB2316583A (en) 1996-08-14 1998-02-25 Motorola Israel Ltd Connecting RS-485 local area networks to other communications networks
AU4253897A (en) 1996-09-09 1998-03-26 Hybrid Networks, Inc. Broadband communication system for high-speed internet access
JP3027800B2 (ja) * 1996-09-17 2000-04-04 株式会社 アドテック 無線lanにおける伝送制御方法および伝送制御装置
JP2005057670A (ja) * 2003-08-07 2005-03-03 Toshiba Corp デジタル通信装置及びデジタル通信システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101663821A (zh) * 2007-05-03 2010-03-03 汤姆森许可贸易公司 用于改进无比率编码系统的吞吐量和差错性能的方法和装置
JP2010526477A (ja) * 2007-05-03 2010-07-29 トムソン ライセンシング レートレス符号化システムのスループット及び誤りの性能を向上させる方法及び装置
US8743997B2 (en) 2007-05-03 2014-06-03 Thomson Licensing Method and apparatus for improving throughput and error performance of rateless coding systems
JP2013017080A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Furukawa Electric Co Ltd:The 伝送システム、送信装置、および、受信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010093819A (ja) 2010-04-22
EP1023792B1 (en) 2013-09-25
WO1999020016A1 (en) 1999-04-22
EP1023792A1 (en) 2000-08-02
ES2430122T3 (es) 2013-11-19
DK2278744T3 (da) 2013-10-28
ES2431935T3 (es) 2013-11-28
CA2306803A1 (en) 1999-04-22
EP2278744A3 (en) 2012-05-23
AU1092699A (en) 1999-05-03
JP5037585B2 (ja) 2012-09-26
EP2278744A2 (en) 2011-01-26
EP2288066A3 (en) 2012-05-16
EP2278744B1 (en) 2013-08-28
EP2288066A2 (en) 2011-02-23
DK1023792T3 (da) 2013-10-28
US6714551B1 (en) 2004-03-30
WO1999020016B1 (en) 1999-07-15
TW408541B (en) 2000-10-11
EP2288066B1 (en) 2016-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001520480A (ja) 無線manネットワークにおける所定の伝送品質を維持する装置及び方法
US7184703B1 (en) Multi-hop wireless communications system having relay equipments which select signals to forward
US5450616A (en) Method and apparatus for power control in a wireless lan
US8102939B2 (en) Link adaptation
EP1133208B1 (en) Method and apparatus for selecting an access point in a wireless network
US7450522B2 (en) Power control system using acknowledgments
JP4704652B2 (ja) 決定エンジンを備えた自己組織ネットワーク
US8045465B2 (en) Wireless mobile terminal and telecommunication system
US20140211618A1 (en) Access point and method of controlling wireless communications
CN100406900C (zh) 用于分组交换蜂窝网络中的上行链路宏分集的方法和设备
US6606482B1 (en) Adaptive personal routing in a wireless communication network
US8923332B2 (en) Wireless communication network system
CN101252497A (zh) Mesh数字微波通信系统架构及业务传递的方法
US7212790B2 (en) Communication apparatus in radio network, transmission control method, threshold value control method, and radio network system
CN110099409B (zh) 一种Mesh组网AP控制客户端接入的方法及系统
EP1244227B1 (en) Automatic method for power control and phy mode switching control in adaptive phy mode systems
US20230292248A1 (en) Adaptive access point configuration based on available power
JP2002246974A (ja) 固定無線通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051013

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20060515

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060614

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080410

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080418

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080418

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080722

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080729

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080822

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080903

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080922

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081022

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091023

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20091120