JPH08130530A - デジタルデータ通信方法およびデジタルデータ通信制御システム - Google Patents

デジタルデータ通信方法およびデジタルデータ通信制御システム

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JPH08130530A
JPH08130530A JP6269035A JP26903594A JPH08130530A JP H08130530 A JPH08130530 A JP H08130530A JP 6269035 A JP6269035 A JP 6269035A JP 26903594 A JP26903594 A JP 26903594A JP H08130530 A JPH08130530 A JP H08130530A
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JP6269035A
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Yasushi Yokosuka
靖 横須賀
Hideo Hiroshige
秀雄 広重
Koji Kuroda
浩司 黒田
Noribumi Yanai
則文 箭内
Mariko Watanabe
真理子 渡辺
Toshiaki Nakamura
敏明 中村
Keisuke Nakajima
啓介 中島
Kozo Nakamura
浩三 中村
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】デジタルデータにより通信する場合において、
その発生するエラーパターンにより、通信条件の設定や
通信回線の切断後の再接続などの適切なエラー対策をお
こなって、効率的なデータ通信をおこなう。 【構成】通信時に生じるビット誤りパターンまたは前記
フレーム誤りパターンをバースト状に生ずるエラーかラ
ンダム上に生ずるエラーかを判定し、そのエラーパター
ンによって、最適通信条件を求めて送信側にプロトコル
信号に伝送して、送信側にその最適通信条件で通信する
ことを促す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルデータ通信方
法およびデジタルデータ通信制御システムに係り、有線
あるいは無線であるかを問わず、通信回線によりデジタ
ルデータを通信する場合において、その通信状態に応じ
て、送信側と受信側の通信条件を最適なものに設定する
ためのデジタルデータ通信方法およびデジタルデータ通
信制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からデジタルデータ通信、例えばフ
ァクシミリやコンピュータ等の通信を、一般の有線ある
いは無線の音声公衆回線網を利用して効率良く実行させ
るために様々な工夫がされてきた。すなわち、デジタル
変復調方式の工夫や、誤りデータの訂正方式の改良、通
信プロトコルの改良等である。さらに無線通信では、ア
ンテナ方式の改良や無線送受信装置の改善もされてき
た。
【0003】特に通信プロトコルの改良においては、前
記誤りデータの訂正方式や通信スピードや変復調方式の
変更をするための手段として用い、通信効率向上のため
提案がいくつかなされている。このような技術は、例え
ば、特開平1−220572号公報、特公平5−649
07号公報に開示されている。これら公報に開示された
技術は、着信電力を監視して変調方式を変更したり、信
号フレームの再送要求回数を監視して適切な通信速度を
選択する方式、無線通信の接続動作中に回線品質を監視
して適切な通信スピードや誤り訂正符号を選択する方式
に関するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、回
線品質の判定に関して基本的な拠り所としているのは、
伝送されたデータのビットエラーレイトであり、エラー
の起こっているパターンを分析して対策を立てるような
ことは考慮されていないという問題点があった。
【0005】また、通信がなんらかの原因で中断された
後でも、中断前に正しく伝送されたデータに続けて通信
し、通信データを1ページやブロック等の単位で完結さ
せる技術に対しては、考慮が十分ではない。特に無線通
信では、フェージングや地形の影響などで、受信信号電
力がほとんど無くなり回線が切れてしまう場合があり、
この場合は通信スピードや変調方式を変更しても、正し
く信号を受信することはほとんど不可能であるときが多
い。さらに受信電力がほとんど無くなった場合には、変
調波を受信して復調するモデムの受信状態も不安定とな
る場合が多く、受信電力が回復したとしても、正常な受
信状態に復帰するとは限らない。すなわち、エラーがバ
ースト的に発生してしまうと、そのまま受信を継続して
も無意味な場合があり、通信効率の劣化を招くことにな
る。さらに通信品質の劣化が大きくなると、プロトコル
信号の授受も不可能となるため、通信回線を保持してい
ること自体がむだになり、通信コストを増加させること
になる。
【0006】一方、無線通信回線自体が基本的に高ノイ
ズ環境下であった場合には、いったん、回線を切って再
度通信を開始したり、通信場所を移動した方が良好な通
信環境を得られる場合がある。
【0007】以上のように、ただ単に通信方式の変更だ
けでは対処しきれない場合があり、従来技術では、現状
の通信をいったん開放して、通信回線の再確立を促す方
法に関しては深い考慮が欠けているという問題点があっ
た。
【0008】以上のように従来技術では、通信の環境情
報をも含んだ通信状態を分析し、そのエラーのパターン
に対応して、適切な通信条件を設定して、効率的な通信
をおこなうということに関しては、考慮されていないと
いう問題点があった。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的は、デジタルデータ
により通信する場合において、その発生するエラーパタ
ーンにより、通信条件の設定や通信回線の切断後の再接
続などの適切なエラー対策をおこなって、効率的なデー
タ通信をおこなうデジタルデータ通信方法を提供するこ
とにある。
【0010】また、本発明の他の目的は、デジタルデー
タの通信制御システムにおいて、送信側、受信側におけ
る環境条件により、通信条件を設定し、効率的なデータ
通信をおこなうデジタルデータ通信制御システムを提供
することにある。
【0011】さらに、必要であればユーザに対して良好
な通信を得るためのガイダンスを出力しうるようなデジ
タルデータ通信制御システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のデジタルデータ通信方法に係る発明の構成
は、送信側と受信側が有線または無線の通信伝送路によ
り結ばれて通信をおこなうデジタルデータ通信方法にお
いて、前記受信側は、前記通信伝送路上で発生したデジ
タルデータの誤りを、ビットごとにパターン認識して、
または、通信伝送単位であるフレームごとにパターン認
識して、前記通信伝送路の通信状態を判定するビット誤
りパターン/フレーム誤りパターン判定手段と、その判
定された結果から、最適通信条件を求めて前記送信側に
伝送する手段とを有し、前記ビット誤りパターン/フレ
ーム誤りパターン判定手段により、前記ビットごとの誤
りパターンまたは前記フレームごとの誤りパターンを認
識して、前記通信伝送路の通信状態を判定し、その判定
された結果から最適通信条件を求めて、前記送信側に伝
送するようにしたものである。
【0013】より詳しくは、上記デジタルデータ通信方
法において、前記ビット誤りパターン/フレーム誤りパ
ターン判定手段が、ビットごとの誤りパターンを認識
し、フレームごとの誤りを認識する場合において、それ
ぞれ予め定めたビット誤り率、フレーム誤り率よりも、
受信したデジタルデータのビット誤り率が大きくなる期
間が、それぞれ予め定めた期間よりも長くなったことに
より、前記通信伝送路の通信状態を判定することを特徴
とするようにしたものである。
【0014】また詳しくは、前記それぞれ予め定めたビ
ット誤り率、フレーム誤り率よりも、受信したデジタル
データのビット誤り率が大きくなる期間が、それぞれ予
め定めた期間よりも長くなったときには、前記通信伝送
路上の通信回線をいったん開放して、しかる後に再度、
前記通信伝送路上の通信回線を確立して、前記送信側と
前記受信側の通信を再開するようにしたものである。
【0015】さらに詳しくは、前記送信側が、前記受信
側から伝送された通信条件に従って、通信条件を設定す
る手段を有し、前記送信側と前記受信側の通信を再開す
るときに、この伝送された通信条件に従って、通信を再
開するようにしたものである。
【0016】通信データの誤りパターンについて詳しく
は、上記デジタルデータ通信方法において、前記ビット
の誤りパターンまたはフレームの誤りパターンが、バー
スト状であるときには、エラーがバースト状におこると
きの外乱対策と、ランダム状であるときには、エラーが
ランダム状におこるときの外乱対策とを、前記最適通信
条件を求めて前記送信側に伝送する手段が、固有のプロ
トコル信号によって、送信側に伝送するようにしたもの
である。
【0017】より詳しくは、前記エラーがランダム状に
おこるときの外乱対策に、通信速度を遅くすることを含
むようにしたものである。
【0018】次に、上記目的を達成するために、本発明
のデジタルデータ通信方法に係る発明の構成において、
その適用対象について詳しくは、上記前記送信側と前記
受信側で、ファクシミリ文書画像通信システムを構成し
てなるようにしたものである。
【0019】また、別の適用対象について詳しくは、前
記送信側と前記受信側の少なくとも一方に、コンピュー
タがデータ処理をする部分を含むコンピュータデータ通
信システムを構成してなるようにしたものである。
【0020】次に、上記目的を達成するために、本発明
のデジタルデータ通信制御システム方法に係る発明の構
成は、送信側と受信側が有線または無線の通信伝送路に
より結ばれて通信をおこなうためのデジタルデータ通信
制御システムにおいて、前記受信側は、前記通信伝送路
上で発生したデジタルデータの誤りを、ビットごとにパ
ターン認識して、または、通信伝送単位であるフレーム
ごとにパターン認識して、前記通信伝送路の通信状態を
判定するビット誤りパターン/フレーム誤りパターン判
定手段と、その判定された結果から最適通信条件を求め
て、前記送信側に伝送する手段と、通信時の環境情報を
入力する手段と、環境判定手段とを有し、上記前記ビッ
トごとの誤りパターンまたは前記フレームごとの誤りパ
ターン情報に加えて、前記環境判定手段が前記環境情報
を入力する手段により入力された環境情報を認識して、
前記通信伝送路の通信状態を判定して、上記デジタルデ
ータ通信方法をおこなうようにしたものである。
【0021】より詳しくは、上記デジタルデータ通信制
御システムにおいて、前記受信側に、通信条件を記憶す
る通信条件データベースと、前記環境情報入力手段から
入力された環境情報における最適の通信条件、前記通信
条件を記憶する手段に記憶された通信条件を比較する手
段と、その比較の結果、前記通信条件データベースに記
憶された通信条件を更新する手段を有するようにしたも
のである。
【0022】また詳しくは、前記受信側に、通信に関す
る情報をユーザに出力する手段を有し、その通信に関す
る情報をユーザに出力する手段によって、現在の通信環
境での通信状態や通信の限界条件をユーザに通知するこ
とができるようにしたものである。
【0023】さらに詳しくは、前記通信に関する情報を
ユーザに出力する手段によって出力される通信に関する
情報に、現在の通信環境で、ユーザが緩和しても通信に
は支障がない通信の限界条件を含むようにしたものであ
る。
【0024】次に、上記目的を達成するために、本発明
のデジタルデータ通信制御システム方法に係る発明の構
成において、その適用対象について詳しくは、前記受信
側が移動体上に存在して、その移動体上にナビゲーショ
ンシステムが存在する場合において、前記環境情報が前
記ナビゲーションシステムからの前記移動体の位置デー
タであるようにしたものである。
【0025】また別の適用対象について詳しくは、前記
受信側が移動体上に存在して、その移動体上にナビゲー
ションシステムが存在する場合において、前記環境情報
が前記ナビゲーションシステムからの前記移動体の移動
速度情報であるようにしたものである。
【0026】さらに上記デジタルデータ通信制御システ
ムの適用対象について詳しくは、環境情報を取得する手
段が、ナビゲーションシステム、または、操作パネル、
または、カメラ、または、マイクロフォン、または、ラ
ジオ、テレビ、または、時計であって、前記環境情報
が、前記ナビゲーションシステムからの前記受信側の位
置データ、または、前記操作パネルからの移動中である
ことを示す情報、もしくは、前記受信側の速度データ、
または、前記カメラからの画像データ、または、前記マ
イクロフォンからの騒音データ、または、前記ラジオ、
前記テレビからの気象データ、または、前記時計からの
時刻データであるようにしたものである。
【0027】
【作用】本発明のデジタルデータ通信方法によれば、通
信時に外的な要因でバースト的にエラーが発生し通信回
線品質が低下したのか、通信回線自体の品質が悪いのか
を、信号受信中に発生したデータ誤りパターンから解析
することにより、プロトコル信号を用いて次のデータ受
信では、変復調モードや信号処理方式の変更などの通信
条件の設定と、継続して通信を続けるべきか、いったん
回線を放棄してから、再度発呼して回線を確立し直すべ
きかを的確に判断できるので、効率的なデータ通信をお
こなうことができる。
【0028】さらに、通信回線を放棄後新たに発呼して
通信を継続する場合でも、前回の通信条件と誤りパター
ンや環境条件から判断して、最適となる通信条件で再開
できる構成となっているので、効率的なデータ通信をお
こなうことができる。
【0029】すなわち、本発明によれば、通信伝送路上
でどのような障害が発生しているかを特定でき、障害に
応じて通信方式を対応させることができるので、効率的
なデータ通信システムを実現でき通信システムのコスト
パフォーマンスを向上させることができる。そして、い
ったん通信回線を放棄した後でも、送信側と受信側でや
り取りされる特別のプロトコルを利用して、再接続時に
通信回線放棄前の状態から推定できる最適通信条件で通
信を再開でき、高信頼データ伝送システムを構築する上
で有効である。
【0030】車中などの移動しながらの通信であれば、
移動速度と地形が、フェージング現象にたいして相関が
あることが知られており、このデータを通信装置に入力
することがでれば、通信環境を推定する上で有効なデー
タとなる。
【0031】したがって、本発明のデジタルデータ通信
制御システムは、このような環境条件を考慮に入れて通
信条件の設定をおこなうので、より的確にその環境下に
おける最善の通信条件を設定することが可能である。ま
た、実際の使用で、いくつかの環境条件を判定要素とし
て統計的にえられた結果もフィードバックできる構成と
しているので、使用者にあわせたきめ細かな通信条件の
設定も可能である。
【0032】さらにまた、通信状態をユーザに通知する
機能を持たせることも可能であるので、自動的に通信条
件を変更するだけでなく、ユーザの設定により好みの通
信モードで通信させることも可能である。例えば、ユー
ザがデータレートは遅いがビット誤りの少ない通信モー
ドに設定したり、通信回線の良い状態の時に高速にデー
タを伝送してしまうモードを設定できるような使い方に
も対応可能である。
【0033】ユーザが通信システムの通信条件を設定す
る場合には、例えば、どのデータレートが最適であると
かのガイダンスもおこなえるので、さらに通信に対する
条件に加えて、ユーザが使用中の環境、例えばトンネル
のなかであり通信不可能であること等も知らせることが
でき、ユーザに対して確実な操作を促すことでできると
いう作用がある。
【0034】すなわち、自動的に移動速度や地形データ
を入力し、最適な通信条件も判定できるので、常に最適
な条件で通信を維持することができ、快適な通信状態を
得ることができる。また、ダイナミック且つ自動的に通
信条件を最適化する機能を用いたときには、通信条件の
設定等煩わしい操作を省くことができる。
【0035】一方は、手動により環境条件の設定をする
ことができるので、ユーザの好みに合わせた通信条件の
設定もおこなうことができる。このように通信システム
の機能や条件、ユーザのニーズに応じて、柔軟な構成と
することができる。
【0036】さらに、必要であれば、ユーザに対して、
上述のように何故通信の良好性が損なわれているのか通
知することもできるので、通信機を使用しているユーザ
にたいして安心感を与えることができる。また、その要
因を通知すると同時に、プロトコル信号を用いた通信モ
ードの変更だけでは対応しきれない対策なども合わせて
通知することができるので、ユーザの通信機器に対する
信頼感を高めることができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明に係る各実施例を、図1ないし
図15を用いて説明する。 〔実施例1〕以下、本発明に係る第一の実施例を、図1
ないし図9を用いて説明する。
【0038】(I) 通信システムの構成と受信動作 先ず、図1を用いて本実施例の通信システムの構成と受
信動作について説明しよう。図1は、本発明の第一の実
施例に係る通信システムの機能構成をあらわすブロック
図である。
【0039】本実施例の通信システムは、システム制御
装置6、通信制御装置1、通信装置5で構成されてい
る。通信の制御は、通信制御装置1でおこなう。この通
信制御装置は、シーケンス制御部2、ビット/フレーム
誤りパターン判定部3、通信バッファ4で構成されてい
る。また、各装置は、信号バスあるいはラインで接続さ
れている。
【0040】各機能の分割と装置間の接続方法に関して
は、ここに示す以外にも例えば、シーケンス制御部2と
ビット/フレーム誤りパターン判定部3を統合したり、
バス方式ではなく専用ラインを用いる等いくつか別の手
法を取ることができる。
【0041】続いて、受信動作について、この図1を用
いて時系列的に説明していく。通信時の通信条件は、シ
ステム制御装置6から制御信号線12を通して設定され
る。この通信条件に従って、データ信号が通信装置5で
受信され、復号されて、通信制御装置1内の通信バッフ
ァ4にいったん蓄積される。
【0042】また受信信号は、上のように通信バッファ
4に蓄積されるとともに、通信装置5、シーケンス制御
部2、あるいはシステム制御装置6で、その誤り検出が
おこなわれて、ビット/フレーム誤りパターン判定部3
で、受信信号の誤り状態が診断される。
【0043】本発明で通信される信号は、国際電信電話
諮問委員会(CCIT)から勧告されているようなHD
LCフレーミングされた誤り検出機能付き信号およびそ
の検出機能に加えて、一般的な、例えばBCHコード化
された誤り訂正機能付き信号にも適用することができ
る。
【0044】本発明では、その特徴の上から、通信信号
の誤り検出機能は必須であるが、誤り訂正機能は必ずし
も必要としない。この誤り検出機能は、例えば、HDL
Cフレーミングされなくても、ファクシミリ通信で利用
されているEOL信号間の復元画素数を検知するような
手法でも良く、特にその手法や信号の構造に限定される
ようなことはない。
【0045】(II) 本発明のデータ通信方法に係る通
信誤り状態の診断手法 次に、前に述べたビット/フレーム誤りパターン判定部
3でおこなわれる誤り状態の診断手法について、図3な
いし図5を用いて説明しよう。図3は、誤り検出が可能
なHDLCフレームとそれから構成されるブロックを模
式的にあらわした図である。
【0046】図3に示されるように、本実施例の説明に
用いる通信データは、フレームが通信の基本単位とな
り、いくつかのフレームでひとつのブロックを構成して
いる。
【0047】そして、各フレームは、制御信号とフレー
ムナンバー、通信データ、誤り検出用データから構成さ
れている。
【0048】この通信データによれば、フレーム毎に誤
り検出データを持っているので、誤りがあったかどうか
をフレーム毎にテストすることができる。このテストの
結果誤りフレームがあったと診断された場合には、例え
ばファクシミリなどの通信で勧告されている手法では、
シーケンス制御部2が通信装置5に制御信号線11を通
して誤りフレームナンバーを出力し、相手機にたいして
再度その誤りのあったフレームの送信を要求する信号を
出力するように制御する。
【0049】しかしながら、本発明では、このように単
純に再送を要求するのではなく、ビット/フレーム誤り
パターン判定部3で通信の誤りパターンを判定してか
ら、通信プロトコル信号を出力する制御手法をとる。こ
のように誤りパターンを判定するというのが本発明の大
きな特徴であり、そのパターンに応じて適切な処置をお
こなおうというものである。
【0050】以下、この通信の誤りパターンについて、
図4を用いて説明する。図4は、通信されるフレームに
おいて、バースト誤りが支配的な場合とランダム誤りが
支配的な場合を対比して、その通信誤りフレーム間隔の
度数を示すヒストグラムである。
【0051】通信時に発生するエラーの要因は、様々で
あるが、誤りが発生する現象面から見ると、短期間に過
度のエラーがバースト的に発生する場合(以下、このエ
ラーを「バーストエラー」という)と、比較的、長期間
にわたりランダム的に通信誤りが発生する場合(以下、
このエラーを「ランダムエラー」という)とがある。
【0052】そこで、誤りフレームが発生する間隔を横
軸に、その度数を縦軸にしてヒストグラムを作成する
と、バースト的にエラー発生した場合には、図4(a)
に示すように誤りフレーム間隔が短いところに度数が集
中する。
【0053】一方、ランダム的に誤りが発生している場
合には、誤りフレーム数の総和Enが図4(a)に示す
場合と同じであったとしても、図4(b)に示すように
誤りフレーム間隔は一様にばらつく。この違いは、統計
学上の分散あるいは標準偏差を計算すれば容易に判断が
つくものである。
【0054】また、受信したトータルのフレーム数はフ
レームナンバーから知りえるので、トータルフレーム数
に対してトータルの誤りフレーム数の比率を取ればフレ
ーム誤り率がわかる。また、このフレーム誤り率からビ
ット誤り率もある程度推定できるので、このビット/フ
レーム誤りパターン判定部3では、これらのフレーム誤
り率とビット誤り率、さらに、誤りフレーム間隔の分散
あるいは標準偏差など誤り事象の統計的性質が判定でき
るデータを作成し、これらのデータを利用して、図1に
示される信号線13を通して現在の通信装置のデータレ
ート等の通信装置5の通信条件を求めて、それを考慮し
て次に取るべき最適通信条件を判断する。そして、最後
に、ビット/フレーム誤りパターン判定部3は、通信プ
ロトコル信号に則った相手機と授受する制御信号用のパ
ラメータデータを生成し、信号線13を通してシーケン
ス制御部2へ出力する。
【0055】さて次に、図5の順を追ってこの誤りパタ
ーンを判定する手順を詳細に説明しよう。図5は、誤り
パターンを判定するための手順をあらわすフローチャー
トである。
【0056】先ず、通信の誤り判定基準としては、受信
データ誤り率とある一定の確率以上で誤りが連続する場
合の誤り数を用いることにする。この両者を測定して、
どちらか一方でも予め設定しておいた閾値以上に悪化し
た場合は、誤りパターンを判断してプロトコル上で改善
が可能かどうかを以降の処理で判断するものとする(S
20)。
【0057】次に、回線品質が劣悪で、誤り分布を測定
しても無意味な場合は、以降のS30とS31の処理を
おこなう(S21)。回線品質が劣悪な場合は、通信回
線を放棄することを指示して(S30)、次の再接続時
にとるべき通信装置5の強化する通信条件を設定して
(S31)、誤りパターン判定処理を終了する。
【0058】一方、誤り分布を測定して次のプロトコル
用信号の授受で改善できると判断した場合は、図4に示
したようなヒストグラムを作成し、分散等の統計データ
を計算して(S22)、誤りパターンの統計的性質を調
べるデータを作成する。なお、この統計的性質を調べる
手法は、ヒストグラムを作成して分散値を得る手法だけ
に限定されるものではなく、例えばランダムウォークフ
ィルタを用いて、誤った場合にカウント値を増加させ、
正しく受信した場合はカウント値を減ずるような手法な
ど様々な手法を用いることができる。
【0059】分散を調べる手法をとったときにおいて
は、S23で求められた誤りデータの分散値が小さい場
合には、バースト性のエラー、大きな場合にはランダム
性のエラーが多発していると判断する(S23)。
【0060】バースト性エラーが支配的で回線品質が悪
化していると判定されたときには、その対策として、通
信処理上でインターリーブや多数決符号などを用いてい
た場合には、ビット/フレーム誤りパターン判定部3
は、インタリーブの間隔を長くしたり、送出する信号の
パターンの変更を指示するプロトコル信号を送出する指
示を与える処理を実行する(S24)。
【0061】ランダム性エラーが支配的で回線品質が悪
化していると判定されたときには、誤り訂正符号やHD
LC等のフレーミング手法を使用している場合には、ビ
ット/フレーム誤りパターン判定部3は、訂正能力を強
化したり、フレーム長を短くする、あるいは、通信速度
を遅くする等のプロトコル信号を送出する指示を与える
処理を実行する(S25)。
【0062】一方、S20で回線品質が現状で問題無し
と判定された場合には、現状よりも誤り対策を緩和して
も十分な通信品質が得らるかどうか判断する(S2
7)。現状を維持した方が良い場合には、現状を維持す
る(S29)。通信条件を緩和する場合には、通信条件
緩和プロトコル信号を送出する指示を与える処理おこな
う(S28)。
【0063】以上説明した誤りパターン判定処理は、こ
こでは機能的に独立したビット/フレーム誤りパターン
判定部3に内蔵されているものとして説明したが、装置
製作上シーケンス制御部2やシステム制御装置6に内蔵
されていても問題はない。図1に示した機能モジュール
の構成は、その一例であり、通信システムの構成とし
て、各機能モジュールへの機能分散は、様々なバリエー
ションをとることができる。
【0064】(III) ビット/フレーム誤りパターン
判定部3の構成 次に、図2を用いて上述の誤り診断をおこなうビット/
フレーム誤りパターン判定部3の構成について説明しよ
う。図2は、ビット/フレーム誤りパターン判定部3の
機能をあらわすブロック図である。
【0065】このビット/フレーム誤りパターン判定部
3に誤りフレームナンバーあるいは独自に設定した誤り
通し番号が入力されると、誤り分布測定部170では、
図4に示されるヒストグラムやランダムウォークフィル
タ等を用いて誤り分布の統計的性質を計算する。誤り比
率あるいは誤り数は、誤り比率あるいは誤り数測定部1
72で計算し、各々のデータを比較判定部171で判定
し、前述したように通信プロトコル信号を用いて相手機
と授受する制御信号用のパラメータデータを生成する。
【0066】(IV) 本実施例の送信装置と受信装置間
での通信プロトコル 次に、図6および図7を用いて本実施例の送信装置と受
信装置間での通信プロトコルについて説明しよう。図6
は、送信装置と受信装置において、誤りパターン判定の
手順の結果、通信回線が放棄されないときの通信プロト
コルを示したタイムチャートである。図7は、送信装置
と受信装置において、誤りパターン判定の手順の結果、
通信回線をいったん放棄するときの通信プロトコルを示
したタイムチャートである。
【0067】先ず、図6に示される通信プロトコルにつ
いて説明する。受信装置側で、通信期間中におこなわれ
る処理としては、送信データ信号36,39の受信、プ
ロトコル信号(送信用)37の受信、プロトコル信号
(応答)38の送信がある。この図6に示す通信がなさ
れるのは、図5に示したフローチャトで、処理S30、
処理S31を経由する受信ルート以外の場合であり、受
信装置側で、送信データ信号36の受信後、通信回線を
いったん開放することなく、プロトコル信号を授受して
次の送信データ信号39の受信を開始する。
【0068】すなわち、プロトコル信号(応答)38
に、「バースト誤り用の対策を強化せよ。」、「ランダ
ム誤り用の対策を強化せよ。」、「現在の通信条件を維
持せよ。」または「現在の通信条件を緩和せよ。」とい
った指示用信号が、再送フレームナンバーを通知するデ
ータとともに送信側へ伝送される。その結果、この指示
信号に従って、送信装置側で処理された送信データ信号
39が受信装置側に伝送される。
【0069】次に、図7に示される通信プロトコルにつ
いて説明する。この図7の通信がなされるのは、上とは
逆に、図5に示すフローチャートで処理S30、処理S
31を経由する場合であり、送信データ信号36とプロ
トコル信号(送信用)37が図6と同様に送信された
が、通信状況が劣悪で通信回線をいったん放棄すべきで
あると判断して、プロトコル信号(応答)41で回線放
棄と耐ノイズ処理の強化を指示するものである。
【0070】そして、回線が切断された後は、送信装置
側が再接続送信処理40を起動して再発呼を実行し、最
適通信状態とするように、一連のプロトコル信号42か
ら46までが授受される。
【0071】この一連の手順は、先ず、発呼を受けた受
信装置側から、非標準手順で以降の通信をおこなうこ
と、自機のIDコード、および前回の受信状態から判断
した最適通信条件をプロトコル信号42として送信す
る。送信側では、IDコードを確認して、いったん回線
開放後の再継続して通信をおこなうことを確認すると、
継続通信指示信号及び通信条件をプロトコル信号43と
して送信する。次に、受信側から再送信すべきフレーム
ナンバーをプロトコル信号43として送信する。この手
順終了後、受信側のモデムをトレーニングするためトレ
ーニング信号45を送信し、トレーニング完了OK応答
信号46を受信する。
【0072】この一連のプロトコルの後に、送信装置側
は、送信データ信号47を送信する。
【0073】以上のプロトコルを実行することで、再度
回線を確立し受信状態をリフレッシュした後でも、送信
が正しく行われなかったフレームからの再接続が実現で
きる。
【0074】例えば、トンネルの中などを通過中で電波
の状態が悪化したときには、早めに回線を放棄して、無
駄な時間を短縮すれば通信コストの低減を図ることがで
きる。
【0075】本発明によれば、このように場合に応じ
て、図6、図7に示された通信プロトコルを用いること
によって、全ての送信データが正しく伝送されるまで効
率的なデータ伝送を実行しうるのである。
【0076】(V) 通信装置5での動作モードの切り
換え 次に、図8を用いて本発明に係るデータ通信方法に従う
通信装置5での動作モードの切り換えについて説明しよ
う。図8は、データ通信方法に従う通信装置5での動作
モードの切り換えについて機能ごとに模式的にあらわし
たブロック図である。
【0077】この通信装置5は、大別して信号処理部5
5と、変復調処理部54に分けられる。また、通信制御
装置1からこの通信装置5に対してなされる通信制御
は、図5に示したフローチャートに従って実行される。
【0078】このとき、アナログ通信回線で回線品質が
良好な場合には、通信制御装置1が制御信号線11を通
して、誤り訂正処理52やインターリーブ処理53はバ
イパスするように、動作モードを設定し、変調処理54
も相手機とネゴシエーションした最高のデータレートで
伝送するように設定する。
【0079】また、もしFAXデータ伝送でMRやMH
符号化を利用しているならば、HDLC等のフレーミン
グ処理を実行するフレーム化処理50やブロック化処理
51は、必ずしも必要は無く国際標準手順に従って伝送
すれば良い。一方、MMR符号化を利用する場合は、標
準手順でも誤り検出機能は必須であるので、フレーム化
処理50やブロック化処理51は必要である。回線品質
が良好な場合は、このフレーム化処理をおこなうときに
フレーム長を長くした方が伝送効率が向上するので、標
準手順に従えば、1フレーム256バイトに設定し、1
ブロックは256フレームとすることになっている。
【0080】さらに、コンピュータなどのデータ通信で
は、誤り検出や誤り訂正機能等が一般的になりつつあ
り、モデム装置に複数の通信モードを同時受信できるよ
うにタスク処理させ、標準通信か本発明の通信が可能か
を判断し、各機能処理部を設定して通信する。デジタル
回線を用いて伝送する場合は、変復調処理の代わりに、
デジタルサービスユニットを用いて回線に接続し、その
他の処理は同様にすれば良い。
【0081】一方、バースト性雑音が多くなり回線が悪
化した場合は、インターリーブ処理53の間隔を長くし
たり、通信制御装置1から複数回同一信号を入力する多
数決符号の間隔をあけた送信や、誤り訂正処理52の訂
正能力を強化することを通信制御装置1が制御信号線1
1を通して、通信装置5に指令する。また、ランダム性
雑音が多くなり回線が悪化し場合には、インターリーブ
処理53は無意味であり、処理をバイパスしたり、フレ
ーム処理50のフレーム長を短くしたり、誤り訂正処理
52の訂正能力の強化を通信制御装置1が制御信号線1
1を通して、この通信装置5に指令する。
【0082】受信側からの誤りパターン判定の結果によ
る指令に基づいて、送信側で以上のように各機能処理を
制御することによって、効率的なデータ送信を実現する
ことができる。
【0083】なお、本実施例では、各機能ブロックは、
通信制御装置5内に存在することとして説明したが、通
信制御装置1やシステム制御装置内で処理する機能であ
ってもよく、各機能ブロックがどの装置に属するかにつ
いては、本発明の実施に関して、特に限定されるもので
はない。さらに、この各機能をどのようなブロックで分
割するかという問題に関しても、特に限定されるような
ことはない。
【0084】〔実施例2〕以下、本発明に係る第二の実
施例を、図9を用いて説明する。図9は、本発明のデー
タ通信方法に従って動作するFAXのシステム構成をあ
らわすブロック図である。
【0085】すなわち、本実施例は、本発明の通信制御
装置1をFAX全体制御部60の一機能部として組込ん
で、通信装置5を制御するようにしたFAXに関するも
のである。FAX全体制御部60は、通信制御以外にF
AX機能として必要な機能である読み取り装置62を制
御する読み取り制御61、記録装置64を制御する記録
制御63、ユーザ操作部66を制御するユーザI/F制
御65、その他入出力制御67の処理も実行する。ここ
で、その他入出力制御67とは、電源その他のI/O6
8やその他のアプリケーション機能を制御する機能であ
る。本発明を利用したFAXでは、通信開始時に、非標
準手順信号の授受をおこない、同一の能力があることを
互いに確認した後で、発明に即した効率的なデータ伝送
を実現し、一方、互いの能力が合わないときは、すなわ
ち、本発明のデータ通信方法を用いることができないと
きには、国際標準規格でFAX通信を実行すればよい。
【0086】〔実施例3〕以下、本発明に係る第三の実
施例を、図10を用いて説明する。図10は、本発明の
データ通信方法に従って動作するコンピュータシステム
のシステム構成をあらわすブロック図である。
【0087】すなわち、本実施例は、パーソナルコンピ
ュータ等にモデム装置78を装備して、データ通信機能
を持たせ、本発明の通信方法を適用したコンピュータシ
ステムに関するものである。
【0088】さらに詳しくは、通信制御装置1と信号処
理部55が通信処理部77として、コンピュータ全体制
御70の一機能部として組込み込まれ、モデム装置78
を制御するようにしたものである。
【0089】通信制御1と信号処理55はコンピュータ
のシステムを制御するMPUのソフトウェアで実現が可
能であり、オーバーロードにならなければ部品点数の削
減からも、コンピュータ全体制御70で処理すればコス
トパフォーマンス的に優れた構成となる。ここで、コン
ピュータ全体制御70とは、OSを含むコンピュータそ
れ自身、それに接続されたI/O機器を制御し、各種ソ
フトウェアを実行する手段をいう。このコンピュータ全
体制御70は、通信処理部77の機能を実現するととも
に、コンピュータとして必要なその他の機能も制御す
る。すなわち、表示機器71を制御するための表示制御
72、キーボードやペン入力機器74を制御するための
入力制御73、ディスク装置やその他のI/O機器76
を制御するその他の入出力制御75を実行する。
【0090】さらに、コンピュータとモデム装置78の
一体化も可能であるが、これは、装置仕様で使用目的に
あわせて最もコストパフォーマンスに優れた構成とすれ
ば良い。
【0091】本発明を利用したコンピュータ通信では、
通信開始時に、非標準手順信号の授受を行い、同一の能
力があることを互いに確認した後で、発明に即した効率
的なデータ伝送実現し、互いの能力が合わないときは、
すなわち、本発明のデータ通信方法を用いることができ
ないときには、国際標準規格で通信を実行すればよい。
【0092】なお、一般的なコンピュータ通信手順で開
始した後に、本発明のファクシミリの国際標準に類似し
た手順である図6、図7に示す通信方法に変更しても問
題はないが、無線通信等の利用を想定すると、初めから
本発明の信頼性の高い変復調方式で通信を開始した方が
効率的なデータ通信ができる可能性が高いので、そのよ
うにするのが望ましい。
【0093】〔実施例4〕以下、本発明に係る第四の実
施例を、図11および図12を用いて説明する。図11
は、実施例で説明した通信制御装置1の機能に、環境情
報まで判定できる機能を付加した通信制御装置100を
構成要素として含む通信システムの機能構成をあらわす
ブロック図である。図12は、本実施例の通信システム
において環境情報を入力するためのシステム構成をあら
わすブロック図である。
【0094】この通信システムにおいては、通信制御装
置100に環境判定部102を内蔵させており、電車や
自動車での無線通信が有用な適用対象であって、例え
ば、無線を利用した通信で移動中の電車や自動車等から
移動スピード、あるいはナビゲーションシステム等から
位置情報が得られれば位置情報等をデータ通信環境の判
定要素として取り入れ、シーケンス制御部101で最適
通信条件を判断できるようにしている。この移動スピー
ドおよび走行しているのが市街地か郊外か等の環境条件
はフェージング現象と密接に関係しており、移動スピー
ドや地図に関係した位置情報は、最適通信条件を設定す
る上で、有効な判定要素となる。
【0095】また、電波強度の変化も重要なデータとな
るので、信号線104を通して入力できる構成としてい
る。その他の環境条件としては、天候情報や時刻カレン
ダー情報等が要素として有効である。これらの情報は、
いったん、環境情報入力装置103で通信制御装置10
0のデータフォーマットに適した形に変換された後、環
境判定部102に入力される。
【0096】通信条件を判断するための環境情報は、例
えば、図12に示すようにナビゲーションシステム11
2のGPS受信機110等からの位置情報と地図情報1
11を組み合わせて得られる市街地であるか郊外の開け
た土地であるかの情報、時計113からの時刻やカレン
ダー情報、車速センサ114からの移動速度情報、操作
パネル115から入力することのできる例えば電波障害
や屋内の形状に関する情報、カメラ116からの映像情
報、マイクロフォン117を通して得られる周囲の騒音
から判断される環境情報、ラジオ/TV受信機118か
ら得ることができる天候情報等がある。これらの環境情
報は、自動的に入力されるか、そうでないときは、操作
パネル115から手動により入力する。
【0097】これら環境情報については、ここで例に挙
げた全ての情報が必要ではなく、ユーザの使い勝手にあ
わせた取捨選択は可能である。また、海底での使用な
ど、特殊環境下ではその環境にあわせて、通信に密接に
関係する情報を入力できる環境情報入力装置を接続すれ
ばよい。
【0098】〔実施例5〕以下、本発明に係る第五の実
施例を、図13を用いて説明する。図13は、個人で携
帯する端末に実施例4の環境情報入力装置を付加した場
合について簡易に利用が可能な通信システムの機能構成
をあらわすブロック図である。
【0099】本実施例では、個人で通信端末装置を携行
する場合は、カメラや車速センサを取り付けることは困
難であるため、電車や車などに乗車中での通信実行時に
は、操作パネル115から移動速度や、周囲の環境情報
を入力する。すなわち、操作パネルに設定項目を表示し
て、ペン等で必要な項目を入力し、環境情報入力装置1
03を経由して設定されたデータを通信制御装置100
に入力する。
【0100】本実施例によれば、図12に示した環境情
報入力形態に比較すると環境の自動入力機構を持ってい
ない分だけリアルタイム性が多少落ちるが、操作パネル
だけの環境入力装置でも同様の環境データの入力は可能
であり効率的なデータ通信が実現できる。
【0101】〔実施例6〕以下、本発明に係る第六の実
施例を、図14を用いて説明する。図14は、実施例4
の環境判定部102にダイナミックな学習機能を持たせ
て、通信制御装置100をより高機能化した通信制御装
置150を有する通信システムの機能構成をあらわすブ
ロック図である。
【0102】本実施例では、環境情報入力装置103の
出力を環境判定部102に入力するとともに、比較検討
部151へも入力する構成としている。この比較検討部
151には、環境情報に加えてビット誤りパターン判定
部からの情報も入力され、現在設定されている環境情報
下での通信設定が適しているかどうかダイナミックに判
断し、必要であれば通信開始前に設定されていた環境判
定の値を更新する。この処理により、通常一般的に予測
される環境判定にたいして、ユーザが使用する状況によ
りマッチした環境に対する通信パラメータを設定できる
ようになり、それだけユーザの使用環境に適合した、さ
らに効率的な通信条件を設定できるようになる。
【0103】図では、示していないが、通信条件をデー
タベースに蓄えて、これを通信条件データベースとし
て、これを読みだし、更新するデータベースソフトウェ
アと適当な入出力機器により、上記の機能を実現するこ
とができる。
【0104】〔実施例7〕以下、本発明に係る第七の実
施例を、図15を用いて説明する。図15は、実施例6
で示した通信制御装置150に含まれる環境判定部10
2に、通信制御装置の外部へ制御データを出力できる機
構部を付加した場合の通信システムの機能構成をあらわ
すブロック図である通信制御装置の外部へ制御データを
出力できる機構部が付加された環境判定部161では、
環境情報とビット/フレーム誤りパターン判定部3から
の情報を入力して、環境に適した通信装置5のパラメー
タを判定している。
【0105】例えば、通信中のビット誤り状況や通信ビ
ットレート情報を、システム制御装置6へ制御線162
を通して出力し、システム装置側でディスプレイ装置や
音声合成装置等を用いた音声出力装置等を通してユーザ
に状況を通知すれば、ユーザは現在の通信状況をモニタ
することができ、使い勝手が向上する。
【0106】また、自動車などで走行中に通信状況が悪
化した場合には、環境判定部161から有効な対策手段
をユーザに知らせるメッセージを出力させるコマンドを
システム制御装置6に対して発行する。発行を受けたシ
ステム制御装置6は、「移動速度を落としてください」
とか、「電波障害が起きておりますので状態が回復後再
び通信を再開してください」等のメッセージを出力す
る。このように動作させることで、ユーザに対してさら
に使い勝手の良いシステムとすることができる。
【0107】
【発明の効果】本発明によれば、デジタルデータにより
通信する場合において、その発生するエラーパターンに
より、通信条件の設定や通信回線の切断後の再接続など
の適切なエラー対策をおこなって、効率的なデータ通信
をおこなうデジタルデータ通信方法を提供することがで
きる。
【0108】また、本発明によれば、デジタルデータの
通信制御システムにおいて、送信側、受信側における環
境条件により、通信条件を設定し、効率的なデータ通信
をおこなうデジタルデータ通信制御システムを提供する
ができる。
【0109】さらに、本発明によれば、必要であればユ
ーザに対して良好な通信を得るためのガイダンスを出力
しうるようなデジタルデータ通信制御システムを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例に係る通信システムの機
能構成をあらわすブロック図である。
【図2】ビット/フレーム誤りパターン判定部3の機能
をあらわすブロック図である。
【図3】誤り検出が可能なHDLCフレームとそれから
構成されるブロックを模式的にあらわした図である。
【図4】通信されるフレームにおいて、バースト誤りが
支配的な場合とランダム誤りが支配的な場合を対比し
て、その通信誤りフレーム間隔の度数を示すヒストグラ
ムである。
【図5】誤りパターンを判定するための手順をあらわす
フローチャートである。
【図6】送信装置と受信装置において、誤りパターン判
定の手順の結果、通信回線が放棄されないときの通信プ
ロトコルを示したタイムチャートである。
【図7】送信装置と受信装置において、誤りパターン判
定の手順の結果、通信回線をいったん放棄するときの通
信プロトコルを示したタイムチャートである。
【図8】データ通信方法に従う通信装置5での動作モー
ドの切り換えについて機能ごとに模式的にあらわしたブ
ロック図である。
【図9】本発明のデータ通信方法に従って動作するFA
Xのシステム構成をあらわすブロック図である。
【図10】本発明のデータ通信方法に従って動作するコ
ンピュータシステムのシステム構成をあらわすブロック
図である。
【図11】実施例で説明した通信制御装置1の機能に、
環境情報まで判定できる機能を付加した通信制御装置1
00を構成要素として含む通信システムの機能構成をあ
らわすブロック図である。
【図12】本実施例の通信システムにおいて環境情報を
入力するためのシステム構成をあらわすブロック図であ
る。
【図13】個人で携帯する端末に実施例4の環境情報入
力装置を付加した場合について簡易に利用が可能な通信
システムの機能構成をあらわすブロック図である。
【図14】実施例4の環境判定部102にダイナミック
な学習機能を持たせて、通信制御装置100をより高機
能化した通信制御装置150を有する通信システムの機
能構成をあらわすブロック図である。
【図15】実施例6で示した通信制御装置150に含ま
れる環境判定部102に、通信制御装置の外部へ制御デ
ータを出力できる機構部を付加した場合の通信システム
の機能構成をあらわすブロック図である
【符号の説明】
1,100,150,160…通信制御装置、2,10
1…シーケンス制御部、3…ビット/フレーム誤りパタ
ーン判定部、4…通信バッファ、5…通信装置、6…シ
ステム制御装置、35…受信処理、36,39送信デー
タ信号、37…プロトコル信号37、38、41…プロ
トコル応答信号、40…再接続送信処理、42,43,
44,45,46…プロトコル信号、50…フレーム化
処理、51…ブロック化処理、52…誤り訂正処理、5
3…インターリーブ処理、54…変復調処理部、55…
信号処理部55、60…全体制御部、61…読み取り制
御、63…記録制御、65…ユーザI/F制御、67,
75…入出力制御、70…コンピュータ全体制御、72
…表示制御、73…入力制御、77…通信処理部、10
2…環境判定部、103…環境情報入力装置、110…
GPS受信機、111…地図情報、112…ナビゲーシ
ョンシステム、113…時計、114…車速センサ、1
15…操作パネル、116…カメラ、117…マイクロ
フォン、118…ラジオ/TV受信機、151…比較検
討部、161…環境判定部、170…誤り分布測定部、
171…比較判定部、172…誤り比率あるいは誤り数
測定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 箭内 則文 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 渡辺 真理子 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 中村 敏明 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 中島 啓介 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 中村 浩三 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側と受信側が有線または無線の通信
    伝送路により結ばれて通信をおこなうデジタルデータ通
    信方法において、 前記受信側は、 前記通信伝送路上で発生したデジタルデータの誤りを、
    ビットごとにパターン認識して、または、通信伝送単位
    であるフレームごとにパターン認識して、前記通信伝送
    路の通信状態を判定するビット誤りパターン/フレーム
    誤りパターン判定手段と、 その判定された結果から、最適通信条件を求めて前記送
    信側に伝送する手段とを有し、 前記ビット誤りパターン/フレーム誤りパターン判定手
    段により、前記ビットごとの誤りパターンまたは前記フ
    レームごとの誤りパターンを認識して、前記通信伝送路
    の通信状態を判定し、 その判定された結果から最適通信条件を求めて、前記送
    信側に伝送することを特徴とするデジタルデータ通信方
    法。
  2. 【請求項2】 前記ビット誤りパターン/フレーム誤り
    パターン判定手段が、ビットごとの誤りパターンを認識
    し、フレームごとの誤りを認識する場合において、 それぞれ予め定めたビット誤り率、フレーム誤り率より
    も、受信したデジタルデータのビット誤り率が大きくな
    る期間が、 それぞれ予め定めた期間よりも長くなったことにより、
    前記通信伝送路の通信状態を判定することを特徴とする
    請求項1記載のデジタルデータ通信方法。
  3. 【請求項3】 前記それぞれ予め定めたビット誤り率、
    フレーム誤り率よりも、受信したデジタルデータのビッ
    ト誤り率が大きくなる期間が、 それぞれ予め定めた期間よりも長くなったときには、 前記通信伝送路上の通信回線をいったん開放して、しか
    る後に再度、前記通信伝送路上の通信回線を確立して、
    前記送信側と前記受信側の通信を再開することを特徴と
    する請求項2記載のデジタルデータ通信方法。
  4. 【請求項4】 前記送信側が、 前記受信側から伝送された通信条件に従って、通信条件
    を設定する手段を有し、 前記送信側と前記受信側の通
    信を再開するときに、 この伝送された通信条件に従って、通信を再開すること
    を特徴とする請求項3記載のデジタルデータ通信方法。
  5. 【請求項5】 前記ビットの誤りパターンまたはフレー
    ムの誤りパターンが、 バースト状であるときには、エラーがバースト状におこ
    るときの外乱対策と、 ランダム状であるときには、エラーがランダム状におこ
    るときの外乱対策とを、 前記最適通信条件を求めて前記送信側に伝送する手段
    が、固有のプロトコル信号によって、送信側に伝送する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4記載のいずれ
    かのデジタルデータ通信方法。
  6. 【請求項6】 前記エラーがランダム状におこるときの
    外乱対策に、通信速度を遅くすることを含むことを特徴
    とする請求項5記載のデジタルデータ通信方法。
  7. 【請求項7】 前記送信側と前記受信側で、ファクシミ
    リ文書画像通信システムを構成してなることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項6記載のいずれかのデジタルデ
    ータ通信方法。
  8. 【請求項8】 前記送信側と前記受信側の少なくとも一
    方に、コンピュータがデータ処理をする部分を含むコン
    ピュータデータ通信システムを構成してなることを特徴
    とする請求項1ないし請求項6記載のいずれかのデジタ
    ルデータ通信方法。
  9. 【請求項9】 送信側と受信側が有線または無線の通信
    伝送路により結ばれて通信をおこなうためのデジタルデ
    ータ通信制御システムにおいて、 前記受信側は、 前記通信伝送路上で発生したデジタルデータの誤りを、
    ビットごとにパターン認識して、または、通信伝送単位
    であるフレームごとにパターン認識して、前記通信伝送
    路の通信状態を判定するビット誤りパターン/フレーム
    誤りパターン判定手段と、 その判定された結果から最適通信条件を求めて、前記送
    信側に伝送する手段と、 通信時の環境情報を入力する手段と、 環境判定手段とを有し、 請求項1記載の前記ビットごとの誤りパターンまたは前
    記フレームごとの誤りパターン情報に加えて、 前記環境判定手段が前記環境情報を入力する手段により
    入力された環境情報を認識して、前記通信伝送路の通信
    状態を判定して、 請求項1記載のデジタルデータ通信方法をおこなうこと
    を特徴とするデジタルデータ通信制御システム。
  10. 【請求項10】 前記受信側に、 通信条件を記憶する通信条件データベースと、 前記環境情報入力手段から入力された環境情報における
    最適の通信条件、前記通信条件を記憶する手段に記憶さ
    れた通信条件を比較する手段と、 その比較の結果、前記通信条件データベースに記憶され
    た通信条件を更新する手段を有することを特徴とする請
    求項9記載のデジタルデータ通信制御システム。
  11. 【請求項11】 前記受信側に、 通信に関する情報をユーザに出力する手段を有し、 その通信に関する情報をユーザに出力する手段によっ
    て、 現在の通信環境での通信状態や通信の限界条件をユーザ
    に通知することができることを特徴とする請求項9記載
    のデジタルデータ通信制御システム。
  12. 【請求項12】 前記通信に関する情報をユーザに出力
    する手段によって出力される通信に関する情報に、 現在の通信環境で、ユーザが緩和しても通信には支障が
    ない通信の限界条件を含むことを特徴とする請求項11
    記載のデジタルデータ通信制御システム。
  13. 【請求項13】 前記受信側が移動体上に存在して、 その移動体上にナビゲーションシステムが存在する場合
    において、 前記環境情報が前記ナビゲーションシステムからの前記
    移動体の位置データであることを特徴とする請求項9な
    いし請求項12記載のいずれかのデジタルデータ通信制
    御システム。
  14. 【請求項14】 前記受信側が移動体上に存在して、 その移動体上にナビゲーションシステムが存在する場合
    において、 前記環境情報が前記ナビゲーションシステムからの前記
    移動体の移動速度情報であることを特徴とする請求項9
    ないし請求項12記載のいずれかのデジタルデータ通信
    制御システム。
  15. 【請求項15】 環境情報を取得する手段が、 ナビゲーションシステム、 または、操作パネル、 または、カメラ、 または、マイクロフォン、 または、ラジオ、テレビ、 または、時計であって、 前記環境情報が、 前記ナビゲーションシステムからの前記受信側の位置デ
    ータ、 または、前記操作パネルからの移動中であることを示す
    情報、もしくは、前記受信側の速度データ、 または、前記カメラからの画像データ、 または、前記マイクロフォンからの騒音データ、 または、前記ラジオ、前記テレビからの気象データ、 または、前記時計からの時刻データであることを特徴と
    する請求項9ないし請求項12記載のいずれかのデジタ
    ルデータ通信制御システム。
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