JP2001517190A - テルル、チタンおよびケイ素を含有するモレキュラーシーブ - Google Patents

テルル、チタンおよびケイ素を含有するモレキュラーシーブ

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マーマウド ケイ フアラジェイ
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Abstract

(57)【要約】 ケイ素、チタンおよびテルルの酸化物を含有するゼオライトが水熱法により製造され、この方法により、きわめて高レベルの触媒活性Ti種を含む材料が得られる。焼成後、モレキュラーシーブは過酸化水素または有機ヒドロペルオキシドを用いるオレフィンのエポキシ化のための活性がありかつ選択的な触媒となる。これらのゼオライトはMFI、MEL、BEA、ZSM−48、MTWまたはMCM−41を含めて種々のトポロジーの枠組構造を有する。

Description

【発明の詳細な説明】発明の名称 テルル、チタンおよびケイ素を含有するモレキュラーシーブ発明の利用分野 本発明は、ケイ素、テルル、および場合によりチタンの酸化物を含有するモレ キュラーシーブに関する。このようなモレキュラーシーブは触媒として有用であ り、とりわけオレフィンの液相エポキシ化の際の触媒として有用である。発明の背景 石英質のモレキュラーシーブ、または結晶枠組構造の一部のケイ素原子がチタ ン原子で置換されているゼオライトは当技術分野でよく知られており、活性のあ る選択的な酸化触媒として広く研究されてきた。例えば、米国特許第4,401,501 号は、ZSM−5(すなわち、MFIトポロジー)と同形の枠組構造を有する「 TS−1」チタンシリカライトの合成を開示している。チタンシリカライトは米 国特許第4,833,260号に記載されるような過酸化水素によるオレフィンのエポキ シ化を触媒する。こうした材料の性質を改変または改善しようとして、チタン含 有ゼオライトに追加の金属原子を混入することも試みられてきた。例えば、欧州 特許第226,257号はケイ素、チタンおよびアルミニウムの酸化物を含有するゼオ ライトの性質の結晶質材料を教示している。同様に、欧州特許第226,258号はケ イ素、チタンおよび鉄の酸化物を含有するゼオライト材料を教示している。ケイ 素、チタンおよびガリウムの酸化物を含有するゼオライトは欧州特許第266,825 号に記載されている。しかしながら、ケイ素とテルルの酸化物、またはケイ素と チタンとテルルの酸化物を含有するゼオライトを成功裏に製造できたとする報告 はこれまで皆無である。こうした材料の触媒としての性質は知られていない。発明の概要 本発明は、ケイ素、テルル、および場合によりチタンの酸化物を含有するモレ キュラーシーブを提供する。発明の詳細な説明 本発明は、ゼオライトに特有な結晶質の多孔性構造を有する、酸化ケイ素、酸 化テルル、および場合により酸化チタンを含有する合成材料に関する。以下でよ り詳しく説明するように、これらの物質のトポロジーは様々な最終用途のために 希望どおりに簡単にコントロールし、変更することができるが、本発明はMFI 、MEL、BEA、ZSM−48、MTWまたはMCM−41トポロジーを有す る枠組構造により特徴づけられるテルル含有モレキュラーシーブを含む。酸化剤 としての過酸化水素と組み合わせた比較的小さなオレフィン(例えば、プロピレ ン)のエポキシ化触媒としてモレキュラーシーブを使用する場合には、MFI枠 組構造が最適である。これらのゼオライト材料は、その焼成した無水状態では、 実験式:SiO2:aTiO2:bTeO2に一致し、ここで「a」は典型的には 0〜0.10(ある実施形態では、0.005〜0.10)であり、「b」は典 型的には0.005〜0.2である。焼成した無水の材料の重量パーセントとし て表すと、本発明の好ましい実施形態においては、Ti含量は0.1〜4.5% の範囲であり、Te含量は0.05〜5%の範囲である。一般的に述べると、オ レフィンのエポキシ化触媒としてのモレキュラーシーブの活性は、チタン含量を この範囲内で増加させるにつれて高まる傾向がある。 理論によって拘束されるものではないが、これらの新規なモレキュラーシーブ の分析的特性決定に基づくと、テルル原子(チタンが存在する場合はチタン原子 )はゼオライト型の枠組構造においてケイ素原子の代わりをすると考えられる。 特定の好ましい実施形態では、モレキュラーシーブはMFI(ZSM−5)、M EL(ZSM−11)、BEA(ベータ)、ZSM−48、MTW(ZSM−1 2)、またはMCM−41アルミノケイ酸塩ゼオライト(すなわち、枠組結晶格 子中にアルミニウムおよびケイ素原子を含むが、テルル原子を含まないゼオライ ト)と同形である。 本発明の新規なモレキュラーシーブは、水熱条件下で、ケイ素の誘導体、(酸 化チタンを添加したい場合は)チタンの誘導体、テルルの誘導体、および窒素質 有機塩基を反応させる方法により製造することができる。反応体のSiO2/T eO2モル比は望ましくは50より大きく、600より小さい。80〜140の 範囲が特に有利である。チタンが存在する実施形態における反応体のSiO2/ TiO2モル比は望ましくは5より大きく、450より小さい。10〜40の範 囲が特に有利である。反応体のH2O/SiO2モル比は望ましくは10〜100 の範囲であり、25〜50の範囲内が好適である。アルカリ金属水酸化物などの アルカリ金属またはアルカリ土類金属の化合物が存在してもよいが、一般にはM /SiO2モル比(ここでMはアルカリ金属またはアルカリ土類金属である)を 0.1より低く、好ましくは0.01より低く維持することが望ましく、(最も 好ましくは)0とする。アルカリ金属またはアルカリ土類金属のカチオンの存在 は望ましくないTiまたはTe相を形成させることがある。好ましくは、反応混 合物中で必要とされる塩基性イオン(例:水酸化物)は窒素質有機塩基により供 給される。同様に、アルミニウム酸化物のような他の物質の酸化物をモレキュラ ーシーブ中に導入してもよいが、本発明の好適な実施形態では、このような他の 酸化物の量はTiO2およびTeO2の存在量に対して低く維持される。好適な実 施形態においては、モレキュラーシーブはアルミニウムを含まないか、実質的に 含まない(すなわち、500ppm未満のAl)。例えば、モレキュラーシーブは 実質的に酸化ケイ素と酸化テルル、または酸化ケイ素と酸化チタンと酸化テルル から成る。 ケイ素誘導休は水熱合成においてSiO2源として機能し得るどのような物質 であってもよく、例えば、フュームドシリカ、シリカゲルまたはシリカゾルであ りうるが、好ましくは、ケイ素誘導体はオルトケイ酸テトラアルキル、例えば、 オルトケイ酸テトラメチルまたはオルトケイ酸テトラエチルである。同様に、任 意のチタン誘導体も水熱合成においてTiO2源として機能し得るどのような物 質であってもよく、例えば、チタン塩(例:ハロゲン化チタン)でありうるが、 本発明の好適な実施形態において、チタン誘導体はチタン酸テトラアルキルであ り、ここでアルキル基は同一でも異なっていてもよく、メチル、エチル、n-プロ ピル、n-ブチル、sec-ブチル、iso-ブチル、tert-ブチルなどのC1−C6アルキ ル基である。オルトチタン酸テトラn-ブチルが特に好ましいチタン誘導体である 。同様に、テルル誘導体も水熱合成においてTeO2源として機能し得るどのよ うな物質であってもよい。ハロゲン化物や水酸化物のようなテルル塩を利用して もよいが、テルルアルコキシドを使用することが有利であり、ここでアルコキ シド基はエトキシド、プロポキシドなどのC1−C6アルコキシドが好ましい。特 に好適な実施形態においては、テルルエトキシドが使用される。SiとTi、S iとTe、TiとTe、またはSiとTiとTeを含む共沈殿物または共ゲルを 出発物質として使用することもできる。 窒素質有機塩基は好ましくは水酸化アルキルアンモニウム、有利には水酸化第 四級アルキルアンモニウムである。あるいはまた、窒素質有機塩基はハロゲン化 アルキルアンモニウム(例:臭化テトラプロピルアンモニウム)と有機アミン( 例:トリエチルアミン、エチレンジアミン)の混合物であってもよい。反応体の NOB/SiO2モル比(ここでNOB=窒素質有機塩基)は0.1〜1の範囲 、好ましくは0.2〜0.5の範囲に維持することが望ましい。モレキュラーシ ーブの形態は用いる窒素質有機塩基の構造を変えることにより希望どおりにコン トロールしうる。理論により拘束されたくはないが、窒素質有機塩基のカチオン 部分は鋳型または構造指令剤として働くと考えられる。カチオンの大きさおよび 形状が水熱結晶化プロセスに影響を及ぼして、その結果得られるモレキュラーシ ーブの枠組構造はMFI(ZSM−5)、MEL(ZSM−11)、BEA(ベ ータ)、MTW(ZSM−12)、MCM−41、ZSM−48または他の所望 のトポロジーをとると思われる。例えば、水酸化テトラプロピルアンモニウムを 使用すると、MFI枠組構造が形成される。カチオンがテトラブチルアンモニウ ムまたはジアルキル3,5−ジメチルピペリジニウム(WO 96/34827参照)であ る場合は、MEL構造が生じる。BEA枠組構造を得るには、4,4’−トリメ チレンビス(N−ベンジルN−メチルピペリジニウム)ジヒドロキシド(米国特 許第5,453,511号参照)を用いればよい。ZSM−48トポロジーを有するテル ル含有モレキュラーシーブが求められる場合は、窒素質有機塩基がトリメチルプ ロピルアンモニウムカチオンまたはヘキサメトニウムカチオンを含みうる。テル ル含有モレキュラーシーブがMCM−41枠組構造をとる場合は、比較的長鎖( 例:C10〜C18)の炭化水素鎖、例えばセチルトリメチルアンモニウムを利用す ることができる。MTW枠組構造をもつテルル含有モレキュラーシーブはヘキサ メチレンビス(ジエチルメチルアンモニウム)カチオンを用いて製造することが できる。 上記の反応体を順次または同時に互いと混合し、生じた混合物(ゲルの形態で ありうる)を水の存在下に100〜200℃、好ましくは140〜185℃の温 度、塩基性pH(例えば、8〜14の範囲内)で、合成されたままのモレキュラ ーシーブの結晶を生成させるのに有効な時間(一般には1時間から10日間、典 型的には6時間から3日間の水熱反応時間が好ましい)にわたり加熱する。結晶 を反応混合物から自然に核化させることができる。あるいはまた、反応混合物に 所望のモレキュラーシーブの結晶をまいて、結晶化を誘導し促進させてもよい。 水熱結晶化は通常加圧下で、一般には反応混合物が自然発生圧力にさらされるよ うにオートクレーブ内で実施される。結晶化の間中、反応混合物を攪拌しても、 他の方法でかき混ぜてもよい。そうしたい場合は、出発試薬から誘導されたアル コール(類)を水熱処理に先立って蒸留、蒸発などにより完全にまたは部分的に 除去してもよい。いったん結晶化が希望する程度に進行したら、合成されたまま のモレキュラーシーブの結晶を反応混合物の液体成分から、濾過、遠心分離、デ カンテーションといった適当な慣用の方法により単離することができる。合成さ れたままのモレキュラーシーブは一般に窒素質有機塩基の残留物を含み、これは 高温(典型的には300〜800℃)で0.5〜24時間(好ましくは酸素の存 在下に)焼成することにより除去することができる。焼成はまた触媒用のモレキ ュラーシーブを活性化する。 焼成に先立って、合成したままのモレキュラーシーブを水やアルコールなどの 適当な溶媒で洗浄し、その後比較的低温(例えば、大気圧または減圧下で90〜 150℃)で乾燥することができる。 上記の合成法は、予期せざることに、テルル源の不在下で従来の水熱法を用い て通常達成されるレベルよりも高レベルのチタンをモレキュラーシーブの枠組構 造に組み入れることを促進することが見いだされた。シリカライトモレキュラー シーブの枠組構造に2.5モル%より多いTiを組み入れることの困難性は周知 である。例えば、Milliniら,J.Catalysis 137,497-503(1992)およびMillini ら,Gazzetta Chimica Italiana 126,133-140(1996)中の考察を参照のこと。 本発明者らは、今回、テルルアルコキシドのようなテルル化合物を使用するとチ タンの取り込みが促進されるらしいことを見つけ出した。本明細書に記 載した水熱法の実施により、元素分析、気泡膨張試験および触媒活性の測定に従 うと、4.0〜4.2モル%もの枠組チタンを含有するモレキュラーシーブを製 造することが可能となった。この方法のさらなる最適化により、一層高レベルの 枠組チタンを実現させることができよう。 テルル含有モレキュラーシーブは、例えば米国特許第4,824,976号に記載され る方法を含めて、チタンシリカライトの改質に有用であることが当技術分野で知 られている任意の方法を用いて、シリル化剤または塩基性物質で処理することに よりさらに改質することができる。本発明のテルル含有モレキュラーシーブは一 般式X−Si−(−R)3の化合物と反応させることができ、ここでXはハライ 33、(R−)3−Si−NH−またはイミダゾリル基であり、Rはアルキル、 アリールまたはアルキルである。シリル化は焼成後に行うことが好ましい。 本発明のテルル含有ゼオライトは、分子のサイズまたは形状に基づいて化合物 を分離するためのモレキュラーシーブとして、また、クラッキング、セレクトフ ォーミング、水素化、脱水素化、オリゴマー化、アルキル化、異性化、脱水、ヒ ドロキシル化などの反応において触媒として利用される。チタンとテルルの両方 を含有するゼオライトはTS−1、TS−2、Ti−ZSM−11、Tiベータ などの公知のチタンゼオライトと同じタイプの酸化反応を触媒するのに特に有用 である。このような反応の例としてはオレフィンのエポキシ化、アルカンの酸化 、フェノールのヒドロキシル化、ケトンのアンモキシメーション(ammoximation) などがある。先に述べたとおり、本発明によれば、従来の水熱法で容易に得られ るレベルをはるかに上回るレベルのチタンを含有するゼオライトが得られる。そ の上、ゼオライトの触媒活性はほとんどの場合チタン含有量に直接比例している 。この結果は驚くべきことであった。というのは、従来技術に記載された「高チ タン」ゼオライトのチタン含有量と活性との相関関係は、チタンの量が増加する につれて次第に非線形となり、付加的チタンの少なくとも一部が触媒部位として 機能し得ないようなやり方で組み込まれていることを示唆するからである。とこ ろが、本発明のテルルおよびチタン含有モレキュラーシーブは、存在するチタン の 実質的に全部が活性形態であるらしいので、より一層効率的な触媒であると考え られる。 ケイ素酸化物、チタン酸化物およびテルル酸化物を含むモレキュラーシーブは 、オレフィンを過酸化水素や有機ヒドロペルオキシドなどの活性酸素酸化剤と反 応させてエポキシドを生成するための特に有効な触媒である。オレフィンのエポ キシ化に用いる触媒の量は限定的ではないが、実施可能な短時間で所望の反応を 実質的に達成させるのに十分なものとすべきである。触媒の最適量は、触媒の活 性のみならず、反応温度、オレフィンの反応性と濃度、酸化剤の濃度、有機溶媒 の種類と濃度を含めて多くの要因に左右されるだろう。しかし、典型的に、バッ チ型エポキシ化においては、オレフィン1モルにつき0.001〜10gの触媒 量とする。固定床システムにおいては、触媒の最適量が固定床を通過する反応体 の流れにより影響される(典型的には、約1〜100モル/kg(触媒)/時) 。全エポキシ化反応混合物中のチタンの濃度は一般的に約10〜10,000p pmとする。 触媒は粉末、ペレット、微小球、モノリシック、押出し、または他の適当な物 理的形状で利用される。チタン含有モレキュラーシーブと組み合わせて結合材( 共ゲル(co-gel))または支持材を使用することが有利であるかもしれない。担持 または結合された触媒は、一般にゼオライト触媒に有効であることが当技術分野 で知られた方法により製造することができる。 本発明の方法でエポキシ化されるオレフィン基質は、少なくとも1つのエチレ ン性不飽和官能基(すなわち、炭素−炭素二重結合)を有するどのような有機化 合物であってもよく、環状、分岐状または直鎖状のオレフィンでありうる。オレ フィンはアリール基を含んでいてもよい。軽質(低沸点)C2〜C10モノオレフ ィン、例えばエチレン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテン、1−ペンテン、 シクロヘキセンなどを使用することが特に好適である。 本発明の方法で用いる酸化剤は過酸化水素(H22)でありうるが、エポキシ 化反応条件下で過酸化水素を生成または遊離することができる化合物も含まれる 。アントラキノン、メチルベンジルアルコール、イソプロピルアルコールなどの 空気酸化を含めて、公知の方法の実施により得られる過酸化水素も利用できる。 あるいはまた、所望により、過酸化水素をその場で発生させることもできる。例 えは、PdまたはPtなどの第VIII族遷移金属を添加することでテルル含有モレ キュラーシーブをさらに改質する。次いで、遷移金属改質触媒を含むエポキシ化 反応器に酸素と水素を供給する。第VIII族遷移金属は、例えば含侵(好適)、沈 殿、ブレンドといった適当な方法を用いてモレキュラーシーブに組み入れること ができる。例えば、適当な溶媒に第VIII族遷移金属を溶解した溶液を、初期湿潤 法によりモレキュラーシーブと一緒に合わせ、所望により、得られた含侵モレキ ュラーシーブを乾燥して焼成する。かかるモレキュラーシーブを酸化触媒として 使用する前に遷移金属を完全にまたは部分的に除去してもよい。モレキュラーシ ーブに担持される第VIII族遷移金属の量は、触媒の全重量に対する金属として計 算して、典型的には0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜5重量%とす る。遷移金属で改質されたチタンゼオライトの製造および使用に関して特開平第 4-352771号および同第8-269029号公報ならびにDE 4,425,672に記載された方法を 、本発明のテルル含有モレキュラーシーブの場合に使用するために容易に適合さ せることができよう。 オレフィンの量に対する過酸化水素の量は限定的ではないが、最も好ましくは H22:オレフィンのモル比を100:1から1:100とする。オレフィンが 1個のエチレン性不飽和基を含む場合は、オレフィン基質と過酸化水素のモル比 を典型的には1:10から10:1の範囲とする。1当量のモノ不飽和オレフィ ン基質を酸化するために理論上は1当量の過酸化水素が必要であるが、エポキシ ドに対する選択率を最適化するために、一方の反応体を過剰に用いることが望ま しいかもしれない。 モレキュラーシーブが比較的大きい細孔を有する場合は、酸化剤として過酸化 水素の代わりにエチルベンゼンヒドロペルオキシド、t−ブチルヒドロペルオキ シドなどの有機ヒドロペルオキシドを使用することができる。適当な反応条件は 、酸化剤を過酸化水素とする場合について本明細書に上述した条件とおおむね同 様である。 所望により、チタン含有モレキュラーシーブ触媒以外の反応体を溶解するため に、より良好な温度制御を得るために、またはエポキシ化速度および選択率に有 利な影響を与えるために、本発明のエポキシ化方法において溶媒を追加的に存在 させてもよい。溶媒は、存在するのであれば、全エポキシ化反応混合物の1〜9 9重量%を占めることができ、好ましくはエポキシ化反応温度において液状であ る溶媒が選択される。大気圧での沸点が約25〜300℃である有機化合物が一 般に使用に適している。過剰のオレフィンを溶媒または希釈剤として役立てても よい。他の適当な溶媒の例として、ケトン、エーテル、脂肪族および芳香族炭化 水素、ハロゲン化炭化水素、アルコールなどが挙げられるが、これらに限定され ない。有意な悪影響を及ぼすことなしにエポキシ化反応混合物中に水を存在させ ることもできる。 エポキシドに対する選択率を向上させるために、アルカリ金属、アルカリ土類 金属またはアンモニウムカチオンを含む塩基性、中性または酸性の塩、例えば水 酸化アンモニウム、酢酸アンモニウム、塩化ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム 、硝酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、水酸化カリウムなどを低濃度で存在させ ることができる。 反応温度は特に決まっていないが、合理的に短い時間内でオレフィンのエポキ シドへの実質的な転化を達成するのに十分なものとすべきである。一般には、可 能な限り高い酸化剤の転化率、好ましくは50%、より好ましくは90%以上、 最も好ましくは95%以上を、相応な選択率と共に、達成するように反応を実施 することが有利である。最適な反応温度は、とりわけ、触媒の活性、オレフィン の反応性、反応体の濃度、用いる溶媒の種類に影響を受けるが、典型的には約0 〜150℃(より好ましくは、約25〜120℃)の範囲である。上記の変動要 因に応じて、典型的には約1分から48時間(より望ましくは、約10分から8 時間)の反応時間または滞留時間が妥当である。減圧を使用してもよいが、(特 にオレフィンの沸点がエポキシ化反応温度より低い場合は)大気圧または昇圧( 典型的には、1〜100気圧)で反応を行うことが好ましい。一般には、エポキ シ化反応器を十分に加圧して、反応成分を液相混合物として維持することが望ま しい。例えば、昇圧でエポキシ化を実施すると、プロピレンのようなガス状反応 体の溶媒および酸化剤への溶解度が高まるだろう。 本発明の方法は、バッチ、連続または半連続方式で、適切なタイプの反応容器 または装置、例えば固定床、輸送床、流動床、攪拌スラリーもしくはCSTRリ アクターを使って、単相または2相系で行うことができる。また、活性酸素酸化 剤を用いてオレフィンの金属触媒エポキシ化を行うための公知の方法も本方法で 使用するのに適しているだろう。ひとたび所望の転化度にまでエポキシ化が進行 したら、エポキシド生成物を反応混合物から分別蒸留のような適切な技法を使っ て分離・回収する。エポキシ化反応混合物から濾過などの適当な方法で分離・回 収した後の触媒は後続のエポキシ化において経済上再利用することが可能である 。触媒が固定床の形で配置される場合は、エポキシ化ゾーンから1つの流れとし て抜き取られたエポキシ化生成物は本質的に触媒を含まず、触媒はエポキシ化ゾ ーン内に保持される。エポキシドが連続的に製造される本方法の特定の実施形態 においては、触媒の活性および選択率を最適に維持するために、使用済みのチタ ン含有モレキュラーシーブ触媒の全部または一部を定期的にまたは絶えず再生す ることが望ましい。適切な再生法は、例えば、触媒を溶媒で処理することまたは 触媒を焼成することを含む。 実施例実施例1 Si、TiおよびTeの酸化物を含有しかつMFI枠組構造を有する本発明に よるモレキュラーシーブを次のようにして製造した。 22.50gのオルトケイ酸テトラエチル、2.1gのオルトチタン酸テトラ n−ブチルおよび0.30gのテルルエトキシド(85重量%エタノール溶液) を含む溶液を室温で30分間混合した。次に、この溶液を50gの水酸化テトラ プロピルアンモニウム(1Mまたは20%水溶液)に滴下して加えた。得られた 混合液を室温で18時間攪拌し、その後テフロン被覆オートクレーブに移した。 オートクレーブをシールし、175℃のオーブン内で24時間の水熱処理にかけ た。合成したままの結晶質モレキュラーシーブを遠心分離により単離し、蒸留水 で3回洗浄し、120℃で減圧下に2時間乾燥し、その後空気中510℃で6時 間焼成した。焼成したモレキュラーシーブは元素分析により41重量%のSi、 2重量%のTiおよび0.2重量%のTeを含んでいた。Si/Ti比は35で あった。鋭錐石(anatase)または酸化テルル相はX線回折で全く検出されなかっ た。XRDパターンはTS−1チタンシリカライトのものと類似していた。実施例2〜7 これらの実施例は、チタンを含有する本発明のモレキュラーシーブが有効なエ ポキシ化触媒であることを示す。実施例1の方法に従ったが、チタンとテルルの 量を変えて製造した材料のサンプルを触媒として用いて、プロピレンと過酸化水 素との反応を次の条件下で行った。すなわち、0.20gの触媒、40gの過酸 化水素溶液(3重量%の過酸化水素含有)、10重量%の水、86.5重量%の イソプロパノール、0.1重量%のギ酸、0.30重量%の酢酸、および27p pmのリン酸水素ニアンモニウム、58℃、1時間という条件である。得られた 結果を表Iに示す。実施例8 この実施例は、ケイ素およびテルルの酸化物を含むがチタンの酸化物を含まな い本発明によるモレキュラーシーブの製造を示す。実施例1の方法を繰り返した か、オルトチタン酸テトラn−ブチルを全く使用せず、テルルエトキシドの量を 増加させて最終焼成モレキュラーシーブ中のテルル含有量を7.20重量%のT eとした。 実施例9〜12 一連のモレキュラーシーブを実施例1に記載した一般方法に従って製造したが 、反応混合物中のSiに対するTiの割合をいろいろに変えた。比較例9〜11 ではテルルアルコキシド試薬を除いた。得られた結果を表IIに示す。 *比較例(テルルアルコキシドを除いた) 比較例9では、オルトケイ酸テトラアルキルとオルトチタン酸テトラアルキル を混合して形成させたゲル中に6.40モル%のTiが存在していたにもかかわ らず、最終生成物にはたった1.90重量%のTiしか組み込まれなかった。ゲ ル中のTiのモル%を増加させても(比較例10〜11)、得られたモレキュラ ーシーブのチタン含有量は増加しなかった。実施例12において、オルトケイ酸 テトラアルキルおよびオルトチタン酸テトラアルキルと共にテルルアルコキシド を使用すると、ゲル中のTiのモル%は変わらなかったのに、生成物中に組み込 まれたチタンの含有量は比較例9のそれのおよそ2倍に達した。これらのデータ から、テルルアルコキシドの存在がモレキュラーシーブへのチタンの取り込みを 促進することが認められる。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.Siの酸化物とTeの酸化物を含むモレキュラーシーブ。 2.モレキュラーシーブがA1の酸化物を実質的に含まない、請求項1に記載の モレキュラーシーブ。 3.前記モレキュラーシーブがTiの酸化物をさらに含む、請求項1に記載のモ レキュラーシーブ。 4.焼成した無水状態で、一般式SiO2:aTiO2:bTeO2(ここで、a は0〜0.10であり、bは0.005〜0.2である)を有する、請求項1 に記載のモレキュラーシーブ。 5.窒素質有機塩基が存在する、合成したままの形の請求項1に記載のモレキュ ラーシーブ。 6.前記モレキュラーシーブが第VIII族遷移金属をさらに含む、請求項1に記載 のモレキュラーシーブ。 7.MFI、MEL、BEA、ZSM−48、MTWまたはMCM−41トポロ ジーを有する枠組構造に特徴がある、請求項1に記載のモレキュラーシーブ。 8.MFIトポロジーを有する枠組構造に特徴がある、Si、TiおよびTeの 酸化物を含むモレキュラーシーブ。 9.SiおよびTeの酸化物を含むモレキュラーシーブの製造方法であって、 (a)水、オルトケイ酸テトラアルキル、テルルアルコキシドおよび窒素質 有機塩基を含む混合物を形成し、そして (b)前記混合物を100〜200℃の温度でモレキュラーシーブの結晶を 形成するのに有効な時間にわたり水熱処理にかける、 ことを含んでなる方法。 10.窒素質有機塩基が水酸化アルキルアンモニウムである、請求項9に記載の 方法。 11.前記混合物がオルトチタン酸テトラアルキルをさらに含む、請求項9に記 載の方法。 12.水、オルトケイ酸テトラアルキル、テルルアルコキシドおよび窒素質有機 塩基が混合物中に次のモル比: SiO2/TeO2 50〜600 H2O/SiO2 10〜100 NOB/SiO2 0.1〜1 (ここで、NOBは窒素質有機塩基である) を与えるのに有効な量で存在する、請求項9に記載の方法。 13.前記混合物がオルトチタン酸テトラアルキルをさらに含み、SiO2/T iO2のモル比が5〜450の範囲である、請求項12に記載の方法。 14.モレキュラーシーブがMFI、MEL、BEA、ZSM−48、MTWま たはMCM−41トポロジーを有する枠組構造に特徴がある、請求項9に記載 の方法。 15.モレキュラーシーブがMFIトポロジーを有する枠組構造に特徴があり、 窒素質有機塩基が水酸化テトラプロピルアンモニウムである、請求項9に記載 の方法。 16.前記混合物がオルトチタン酸テトラアルキルをさらに含む、請求項15に 記載の方法。 17.前記混合物がアルミニウム、アルカリ土類金属およびアルカリ金属を実質 的に含まない、請求項9に記載の方法。 18.オレフィンを、過酸化水素および有機ヒドロペルオキシドからなる群より 選択される酸化剤に、Si、TiおよびTeの酸化物を含むモレキュラーシー ブの触媒有効量の存在下で接触させることを含んでなる、オレフィンのエポキ シ化方法。 19.オレフィンがC2〜C10モノオレフィンである、請求項17に記載の方法 。 20.モレキュラーシーブがA1酸化物を実質的に含まない、請求項17に記載 の方法。
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