JP2001516657A - 繊維に接着剤を塗布する方法及び装置 - Google Patents

繊維に接着剤を塗布する方法及び装置

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JP2001516657A JP2000511619A JP2000511619A JP2001516657A JP 2001516657 A JP2001516657 A JP 2001516657A JP 2000511619 A JP2000511619 A JP 2000511619A JP 2000511619 A JP2000511619 A JP 2000511619A JP 2001516657 A JP2001516657 A JP 2001516657A
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JP2000511619A
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ミヒャニックル、アンドレアス
ボーメ、クリスチアン
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フラウンホーファー・ゲゼルシャフト ツア フェルデルンク デア アンゲヴァンテン フォルシュンク アインゲトラーゲナー フェアアイン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接着剤の使用を最小限にする、繊維に接着剤を塗る方法を提案すること。接着剤及びエネルギの出来る限り僅かな使用によって繊維に接着剤を塗布するために用いる、方法を実施する装置を提供すること。最後に、最適化された諸条件の下で接着剤を塗布する、接着剤を制御する方法を提案すること。 【解決手段】本発明は、100%より少ない含水量を有する繊維に接着剤を塗布し、接着剤塗布後に残存している繊維凝集物を繊維/空気流の中で渦巻きによって再度溶解する、繊維に接着剤を塗布する方法に関する。接着剤が塗布された繊維は、木材製品、特に繊維板及び成形品の製造に適している。本発明はこの方法を実施する装置と、接着剤の繊維への塗布を制御する方法とに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、100%より少ない含水量を有する繊維に接着剤を塗布し、続いて
、接着剤塗布後に残存している繊維凝集物を再度溶解する、繊維に接着剤を塗布
する方法に関する。更に、本発明はこの方法を実施する装置、及び接着剤の塗繊
維への塗布を制御する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、特に材木製品の製造のために用いられるリグノセルロース含有のすべて
の繊維を繊維と呼ぶ。典型的な繊維は、木端から、1年生植物から、ヤシ又はイ
ネ科植物からRMP(Refiner Mechanical Pulping)法、TMP(Thermomechanical Pulp
ing)又はCTMP法(Chemithermomechanical Pulping)で製造される繊維であるが、 しかし、木材の化学的な溶解によって製造される繊維もここに含められる。接着
剤が塗布された繊維は、好ましくは木材製品の製造のために、用いられることが
できる。繊維は取り分け繊維板の製造に適している。典型的な、唯一ではない例
は、MDFボード(中位の密度の繊維板)を製造するための、接着剤が塗布され
た、リグノセルロース含有の繊維の使用である。
【0003】 材木製品の製造のために用いられる繊維は、液体が含浸された木端から製造さ
れる。接着剤による接着の前に、繊維は、100%より少ない、好ましくは1乃
至10%の含水量(絶対乾燥繊維材に対する水分)に乾燥されるなければならな
い。その目的は、接着剤による永続的な接着を保証するためであり、いわゆる蒸
気による割れ(Dampfplatzer)を防止するためである。これは木材製品の繊維構造
における複数の亀裂及び乱れである。これらの亀裂及び乱れは、接着剤による接
着中に発生される蒸気泡によって生じる。以下、100%より少ない含水量を有
する繊維を、砕いた木片の繊維への分解の後に残っている、液体が含浸された繊
維と逆に、乾燥繊維と呼ぶ。しかし、乾燥繊維は1乃至10%の含水量を有する
繊維であることが特に好ましい。
【0004】 繊維から材木製品を製造するために、絶対乾燥繊維材に対し、5乃至30%の
繊維材に接着剤が添加される。接着剤としては、種々の合成樹脂、しばしば、例
えばフェノールホルムアルデヒド、マラミンホルムアルデヒド、あるいは、接着
剤による防水の接着が不要な場合には、尿素ホルムアルデヒドが用いられる。以
下、木材製品を製造するためにリグノセルロース含有の繊維に塗布されている天
然の接着剤及び合成樹脂を、接着剤と呼ぶ。
【0005】 中位の密度の繊維板(MDF)を製造する際に、今日では、いわゆる「ブロー
・ライン」接着剤塗布が行なわれることができる。この場合、繊維は、繊維の製
造直後に、リファイナ内で、高温及び高圧で、いわゆる「ブロー・ライン」にお
いて接着剤と混合される。接着剤塗布は「ブロー・ライン」への接着剤の射出に
よってなされる。ブロー・ラインはリファイナと繊維乾燥機との間にある。リフ
ァイナと繊維乾燥機との間の差圧に基づいて、まだ湿っていて非常に熱い繊維が
、200乃至450m/sを越える速度で、ブロー・ラインの中を突進する。こ
の際にブロー・ラインに生じる乱流によって、射出された接着剤と繊維との混合
及びこれによって接着剤の繊維への塗布がなされる。この過程はほんの数秒で実
行される。接着剤が塗布された繊維は、ブロー・ラインの終りで、繊維乾燥機に
達する。そこで、繊維は望ましい湿度に乾燥され、続いて、圧縮されてボード材
料又は成形品に形成される。
【0006】 このタイプの接着剤塗布は今日ではどのMDF工場でも用いられる。接着剤塗
布は技術的に容易に実行されるが、2つの重大な欠点を伴う。一方では、繊維の
乾燥の際に、繊維表面上の接着剤からホルムアルデヒドが遊離される。このホル
ムアルデヒドは乾燥機からの排気と共に雰囲気に達する。従って、コストのかか
る設備、例えば、排気洗浄器、電子フィルタ等は、MDF繊維乾燥機からの乾燥
機排気を洗浄するために、必要であるか、夫々の認可当局によって指示される。
排気洗浄プラントは購入及び操作の点で非常にコストがかかる。
【0007】 他方、接着剤は、乾燥過程の際に部分的に既に硬化するか、繊維の中に拡散浸
透し、そのとき、繊維の結合のためには最早用いられない。通常は、100%よ
り多い繊維の含水量(繊維の含水量は絶対乾燥繊維材に対する水分を意味する)
から、約10%の繊維の含水量に乾燥がなされる。この際に硬化する接着剤は最
早繊維結合に役立たない。接着剤はいわばなくなってしまった。用いられた接着
剤の約20%が乾燥後に最早反応しないことが前提となる。接着剤が繊維よりも
高価であるので、この損失は重大なコスト要因となる。
【0008】 チップボード産業では、前述の湿式接着剤塗布の他に、MDF繊維への乾式接
着剤塗布も、接着剤ブレンダを用いて産業規模で試みられた。繊維に乾式で接着
剤を塗布するために、チップボード製造において木片に接着剤を塗布するために
用いられる複数のチップミクサが用いられた。このようなミクサの構造体は、通
常水平方向に設けられかつ中央シャフトに貫かれている回転自在なシリンダを有
する。シャフトは接着剤用の複数の流出口を有する。場合によっては、チップ用
の搬送手段はシリンダ又は壁部に取り付けられている。この場合、チップミクサ
のエネルギ消費は甚だしい。
【0009】 湿式で接着剤を塗布するための複数の他の方法は米国特許公報第2,658,847号 及び東ドイツ特許公報第78 881号に記載されている。繊維は常に接着剤塗布前に
ばらばらにされ、接着剤は吹付けによって塗布され、繊維は、更なる処理なしに
、直接木材製品に加工される。この場合、繊維凝集物の形成を出来る限り防止す
ることが試みられるが、このことは、実際に明らかになったように、完全には回
避されることができない。
【0010】 ドイツ公開公報第1 653 223号では、乾式で接着剤が塗布された繊維を更なる 加工の前に解し用ロールによって再度ばらばらにすることが提案される。しかし
乍ら、この方法は適切であることが証明されなかった。何故ならば、接着剤が塗
布された繊維は解し用ロールを塞ぐからであり、及び、何故ならば、解し用ロー
ルは繊維をばらばらにするだけでなく、加えられた機械圧力によって、新たに繊
維凝集物も発生させるからである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
乾式接着剤塗布は、特に、接着剤の不良な分配及び繊維凝集物の形成で不首尾
に終わった。繊維凝集物は繊維板の不均等な表面と、板の嵩密度における不均質
な構造とを引き起こす。繊維凝集物によって引き起こされる、嵩密度の変化は、
現代的な連続的な圧縮プラントの圧縮板に損害を及ぼすことがある。
【0012】 本発明の課題は、接着剤の使用を最小限にする、繊維に接着剤を塗る方法を提
案することである。更に、本発明の課題は、接着剤及びエネルギの出来る限り僅
かな使用によって繊維に最適に接着剤を塗布するために用いる、前記方法を実施
する装置を提供することである。最後に、本発明の課題は、最適化された諸条件
の下で接着剤を塗布する、接着剤塗布を制御する方法を、提案することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、繊維凝集物を渦巻によって再度溶解するように、繊維凝集物を繊
維/空気流中で渦巻かせることによって解決される。100%より少ない繊維の
含水量を有する繊維に接着剤を塗布することを試みたすべての処置は、繊維凝集
物が生じないように、接着剤塗布を構成することに向けられている。本発明に係
わる方法はこのことの実現を目指しているだけでなく、更に、繊維への接着剤の
塗布の段階と、繊維凝集物の溶解の段階との間で分かれている。
【0014】 当業者の偏見とは違って、比較的乾いた繊維に接着剤を均等に塗布することが
保証されていること、及び、繊維凝集物が、繊維の損傷なしに従ってまた繊維の
含水量の損失なしに、再度溶解されることができることが、明らかとなった。主
請求項に記載の方法によって、乾燥繊維に、従って、100%より少ない含水量
、好ましくは10乃至1%の含水量を有する繊維に接着剤を塗布すること、及び
、繊維凝集物を繊維/空気流中で渦巻によって再度溶解することにより、接着剤
塗布の際に生じた繊維凝集物を再度溶解することは、特に可能である。これらの
処置の特別な利点は、接着剤が塗布された乾燥繊維を、ひょとして残存している
かも知れない繊維凝集物の溶解後に、木材製品の製造装置に直接に供給すること
ができることにある。繊維の乾燥の際に接着剤の硬化によって引き起こされる接
着剤の喪失は、ここでは、回避される。
【0015】 繊維を接着剤塗布装置及び次に繊維凝集物の溶解装置に供給する方法は、任意
に構成されることができる。例えばスクリューコンベヤによる、繊維の機械的な
搬送が考えられる。しかし、繊維が空気流(以下、繊維/空気流という)の中で
搬送されることは特に好ましい。搬送のこの方法は特に安価かつ容易に実現化さ
れる。コストのかかる搬送手段は不要であり、繊維/空気流は容易に制御される
ことができる。この記述との関連では、空気とは特に環境空気を意味する。但し
、この名称は、繊維の搬送のために及び場合によっては繊維の処理のためにも用
いられる他のすべての気体を含む。
【0016】 方法の好ましい形態は、繊維を接着剤の前に乾燥すること、を規定している。
この場合、繊維の含水量は好ましくは20%より少ない又は10%より少ない値
に乾燥され、接着剤塗布装置に接続している製造装置の、その諸要件に応じて、
5%乃至1%より少ない含水量に乾燥される。乾燥の際に、接着剤の塗布によっ
て新たに水分が繊維に塗られることが、場合によっては既に考慮に入れられる。
【0017】 繊維凝集物の溶解は、好ましくは、繊維/空気流の中で搬送される繊維及び繊
維凝集物が、放たれかつ集中的に渦巻きを伴う乱流に変えられることによって、
なされる。乱流の際に生じる渦巻は剪断力を繊維及び繊維凝集物に加える。これ
らの繊維及び繊維凝集物(die)は、繊維凝集物が再度個々の繊維にばらばらにさ れるが、繊維自体は無傷のままであるように限定されている。繊維の表面上の接
着剤が繊維同士のよりもしっかりと付着しているので、ばらばらになった繊維は
、依然として、均等に塗布された接着剤を有している。接着剤の塗布後に繊維凝
集物が溶解されることによって、加工者によって望まれる特に均質の、接着剤が
均等に塗布された繊維原料、すなわち、繊維板の均等なかつスムーズな製造の特
に前提である繊維原料が準備されることが、達成される。
【0018】 繊維凝集物が溶解される乱流を発生するためには、特に、チップ及び繊維製造
又は加工から既に知られている、特にプラント部分が適している。リファイナ、
デファイブレータ又は微粉砕機は、本発明に基づき、以下のように、すなわち、
元来の使用目的と異なり、繊維及び繊維凝集物がリファイナ又は微粉砕機の通過
の際に機械的に加工されず、例えばより高い粉砕度に粉砕されず、乱流となって
渦巻かされ、その際、ばらばらにされ、従って、「毛羽立た」されるように、作
動される。
【0019】 リファイナは、繊維凝集物の溶解の際に、例えば、0,2mmより大きな、好
ましくは1,0mmより大きなプレートの間隔をあけて、作動する。開口部がこ
の幅である場合、粉砕はなされないが、繊維/空気流がリファイナの2枚のプレ
ートの間で、放たれかつ渦巻きを伴う乱流に変えられる。リファイナ及び微粉砕
機は法外に大きなエネルギ消費を伴う装置として知られている。従って、費用の
理由から、繊維自体の製造のためにも用いられるこれらのプラント部分の、新た
な、追加の使用に対する疑念が生じる。しかし乍ら、これらの疑念は、リファイ
ナ及び微粉砕機がここで粉砕作業を行なうことが意図されていないことによって
、否定される。これらの装置はいわば空転で回転する。繊維凝集物を溶解するた
めのエネルギ消費は考えられる程に僅かであるので、これらの装置の使用によっ
て追加の費用は殆ど生じない。
【0020】 製造用プラントの荷重及び寸法に応じて、繊維/空気流を渦巻かせるより簡単
な装置も用いられることができる。繊維に接着剤を塗布する装置の出口に又は繊
維/空気流の接続する管に設けられているロータ又はプロペラは、繊維/空気流
を十分に加速し及び/又は渦巻かせるので、残っている繊維凝集物は再度溶解さ
れる。
【0021】 繊維の高い含水量を有する繊維に前記方法で接着剤を塗布し、場合によっては
、再度ばらばらにして、続いて、繊維を乾燥し、更に加工することは容易に考え
られる。しかし、既に乾燥した繊維に接着剤を塗布し、繊維凝集物の溶解後に、
繊維を、木材製品を製造する成形ステーションに直接供給することは、特に好ま
しい。方法段階の正しくこの順序はエネルギ及び接着剤の経済的使用を保証する
ので、方法段階の従来の順序に比較して著しいコストの節約が達成される。
【0022】 繊維は、接着剤の塗布及び繊維凝集物の溶解直後に、更に加工されることがで
きる。しかし、繊維凝集物が接着剤塗布装置又は製造装置に供給されるないうち
に、接着剤の塗布前に又は繊維凝集物の溶解後に繊維凝集物を収集するために、
複数の中間溜めが設けられることもできる。
【0023】 既述のように、ブロー・ラインにおいて、200m/sを越える乃至450m
/sを越える速度で、繊維に接着剤が塗布され、続いて、繊維が乾燥される。乾
燥過程が計量不能のためにだけでなく、接着剤の塗布自体の正確に調節不可能な
諸条件のために、常に、接着剤の過剰が見込まれること(このことはかなりの費
用を生じさせる)は、明らかである。従って、低速の場合に繊維に接着剤を塗布
することは、本発明に係わる方法の特別な利点と見做される。何故ならば、接着
剤の追加が正確にかつ僅かに配量されることができるからである。接着剤の塗布
の際の繊維の速度は、いずれにせよ、150m/sを下回り、好ましくは50m
/sを下回る。0,1乃至10m/sの範囲にある落下速度は特に好ましい。繊
維/空気流の相応の制御によって調節可能であるこのように低い落下速度の場合
に、繊維に最適に接着剤を塗布するための十分な時間がある。
【0024】 繊維が繊維/空気流の中で自然の落下速度で引力に基づいて降下することは、
特に好ましいと判断される。しかし、繊維を所定の逆流に晒しあるいは繊維を例
えば螺旋状のコースで接着剤塗布ゾーンの中を案内して、接着剤塗布ゾーンでの
滞留時間を増やすか、更なる加工のために、接着剤塗布後に、繊維を状態調整す
ることは、適切であることができる。
【0025】 本発明に係わる方法の他の好都合な構成は、同様に、接着剤塗布の際の繊維の
低速と関連している。接着剤の塗布のために及び例えば接着剤の硬化の防止のた
めに最も好都合であるように、接着剤塗布中に、本発明に基づき、繊維の雰囲気
中で、空調、特に温度及び空気湿度が調節される。この処置も接着剤の経済的使
用に役立つ。周囲空調のための臨界パラメータとしての温度及び空気湿度は、例
えば、温度調節された空気に所定の空気湿度を追加することによって、容易に調
節される。
【0026】 必要な場合には、接着剤塗布が不活性ガス又は保護ガスの存在下でなされるこ
とができるのは、例えば、酸素の存在が接着剤にとって良くない場合である。
【0027】 接着剤塗布の際の繊維の低速によって、接着剤塗布中及び/又は繊維凝集物の
溶解中に繊維の含水量を所定の限度内に適切に調節することは可能である。例え
ば、乾燥し過ぎた繊維を僅かに湿らすか、あるいは、水分を含んだ接着剤の塗布
によって余りに高い含水量を有する繊維を、乾燥によって、更なる加工のために
最適に再度調節することができる。
【0028】 本発明に係わる方法は、後述の装置の中で、特に容易にかつ安価に実行される
。 100%を下回る含水量を有する繊維に接着剤を塗布する装置は、最も簡単な
構成では、注入用開口部及び配送部を有する塔並びに接着剤を塗布する手段、及
び、塔の配送部に設けられた、繊維凝集物を溶解する装置を有する。接着剤を塗
布する手段は塔に又は塔の壁部に設けられている。
【0029】 塔は、任意の横断面で、好ましくはシリンダ状に形成されている。注入用開口
部及び配送部は夫々塔の相対する端部に、好ましくは端面の領域に取着されてい
る。注入用開口部は塔に繊維を入れる簡単な開口部として形成されていることが
できる。しかし、注入用開口部が閉鎖可能な開口部として又はスルースとして形
成されていることができるのは、例えば、注入用開口部の開閉によって、塔に入
れられる繊維材を制御しようとする場合か、あるいは、所定の空調状況が塔内で
保たれねばならない場合である。配送部は、注入用開口部と同様に、例えば管が
接続している開口部として、閉鎖可能な開口部として又はスルースとして形成さ
れていることができる。繊維凝集物を溶解する装置は配送部に直接に接続されて
いるか、接続管、例えばチューブによって、配送部と接続されている。
【0030】 繊維は注入用開口部を通って塔に達する。塔は、塔の縦軸線に関して、好まし
くは垂直方向に立っているが、斜め方向に又は水平方向にさえ設けられているこ
とができる。繊維は機械的にあるいは好ましくは、繊維/空気流の中で塔へ取り
入れられ、塔の中を通って搬送される。垂直方向に立っている塔の場合に、繊維
は、重力に従って、エネルギの追加の使用ないしに、接着剤塗布がなされる接着
剤塗布ゾーンを通って、塔の中に降下することができることは、特に好都合であ
る。塔は、接着剤の塗布を実行するために、特に適切であることが明らかになっ
た。何故ならば、塔は、例えば繊維板の製造に用いられることができる処理量を
可能にするために、十分に大きな容量を有するからである。更に、塔は、接着剤
を塗布するための、空気を供給するための、又は繊維を渦巻かせるための、場合
によっては、方法の実行のために必要であるすべての手段を容易に収容すること
ができる。
【0031】 前に既に詳述した、繊維凝集物を溶解する装置は、塔の配送部に設けられてい
る。接着剤の塗布後に、繊維は、特に、リファイナ又は微粉砕機が塔の搬送部に
設けられている場合、吸引作用によって吸引される。この吸引作用は、繊維/空
気流が加速しつつ、リファイナ又は微粉砕機内のロータによって、発生される。
従って、塔とリファイナ又は微粉砕機との間にある特別な搬送手段は、通常不要
である。
【0032】 塔内に又は塔の表面に取着されている、接着剤を塗布する手段は、複数の供給
管によってリザーバに接続されているノズルとして、形成されていることは好ま
しい。ノズルは、接着剤を細かに噴霧し、かくて、塔の中を搬送される多数の繊
維の表面に塗布するためには、一番適切である。これらのノズルは、最も簡単な
、最も安価な、従ってまた最も好都合な実施の形態では、塔の壁部に設けられる
ことができる。塔と、接着剤塗布用のノズルとは、ノズルが、塔の相対する壁部
までは接着剤を噴霧しないように、しかし他方では、繊維に接着剤を完全に塗布
するのが保証されているように、互いに調節されることができる。ノズルの配列
は環状に、螺旋状に、又は、他の適切な方法で定められていることができる。繊
維に接着剤を塗布するノズルが取着されている塔の、その領域を、接着剤塗布ゾ
ーンと呼ぶ。接着剤の放射は空気圧で空気流の中でなされるか、あるいは、空気
なしで静圧による噴霧によってなされることができる。
【0033】 装置の好ましい実施の形態では、空気又は他のガスを入れる手段が、接着剤塗
布手段の他に、塔内に又は塔の壁部に設けられている。空気又は他のガスを入れ
る手段は、最も簡単な例では、対応の供給管のオリフィスである。しかし乍ら、
空気又は他のガスを取り入れる手段はノズルとして形成されていることも好まし
い。ノズルは分配されて接着剤塗布ゾーンに及び/又は接着剤塗布ゾーンの外側
に設けられている。ノズルは種々の目的に用いられることができる。空気を取り
入れることによって、例えば繊維/空気流の流れ方及び/又は繊維の速度が左右
されかつ影響を受けることができる。空気は冷却され、加熱され、湿らされある
いは乾燥されることができるので、空気を取り入れる手段によって、塔内の、特
に、接着剤塗布ゾーンの又は接着剤塗布ゾーンの後の環境(Klima)が調節される ことができる。既に前述したように、通常は空気が塔に導入されることができる
。しかし、特別な使用諸目的のために万一不活性ガス雰囲気又は保護ガス雰囲気
が必要であることは、このことは、ガスを取り入れる手段によって常に実現化さ
れることができる。接着剤と共に作用するのが意図されているガス状の反応成分
をかくして塔に取り入れることも同様に可能である。しかし、完成した木材製品
にとって重要である添加剤、例えば殺カビ剤は、ここでは既に取り入れられるこ
とができる。
【0034】 最後に、塔に又は塔の壁部に、繊維を渦巻かせる及び/又は搬送する手段が設
けられていることができる。これらの手段は逸せ板、ロータ、邪魔板等として形
成されていることができる。繊維の搬送速度と、繊維を渦巻かせることとは、接
着剤の塗布の質及び均一性にとって決定的であるので、渦巻かせるこのような手
段の設置は接着剤の塗布の結果を通常著しく改善する処置である。
【0035】 接着剤を塗布するための、空気を取り入れるための、及び繊維を渦巻かせるた
めの及び/又は搬送するための前記手段は、塔の壁部の表面に又は壁部の中に取
着されていることは好ましい。このことはこのような手段を塔の内部に用いるよ
りも構造的に簡単であり、維持補修の観点でも好都合である。理由が、例えばス
ペース上の理由がこれらの手段を塔に設置するのに有利であるときは、設置(die
s)は容易に可能である。接着剤を塗布するための、空気を取り入れるための、及
び繊維を渦巻かせるための及び/又は搬送するための前記手段が調節可能に形成
されていることは特に好ましい。ノズルが用いられる場合には、これらのノズル
は組込み後にも噴霧用錐体の最適な整列を行なうことができるように、調節可能
であるほうがよい。それ故に死角が回避される。更に、繊維の処理量が塔内で変
化するときか、又は、他の接着剤が処理されるとき、調節の変化を行なうことが
必要であることがある。ノズルの噴霧用錐体及び処理量も、上記理由から、可変
であるほうがよい。
【0036】 本発明に係わる方法を実施するための塔は、好ましくは垂直方向に設けられて
おり、上方に位置している注入用開口部と、塔の下端にある配送部とを有する。
この配置では、重力は、繊維を繊維/空気流の中で搬送するために用いられ、か
くて、エネルギコストは最小限にされる。しかし、存在する製造用プラントの配
置及び整列に基づいて、塔を斜め方向に又は横方向にすなわち水平方向に設ける
ことが必要であることができる。塔が垂直方向に立っていないときは、繊維/空
気流が塔のほぼ中心に進むように配慮がなされねばならない。複数の壁部での沈
積は、「成長して塔を塞ぐこと」を回避するために、可能な限り回避されなけれ
ばならない。しかし、このことは、ノズルの対応の配置によって、容易に実現化
される。
【0037】 最も簡単な実施の形態では、塔はシリンダ状又はほぼシリンダ状である。しか
し、塔が少なくとも部分的に錐形に形成されていることは好ましい。特に、接着
剤塗布ゾーンの後の配送部の領域では、塔は錐形に形成されているほうがよい。
その目的は、渦巻及び乱流の形成が支援されるように、横断面を狭くすることに
よって繊維/空気流の速度の増大を引き起こすためである。しかし、塔を全体的
に錐形に形成するか、あるいは、塔の最大横断面が注入用開口部と配送部との間
の位置しているように、2つの切頭台形を塔に構成することも可能である。塔の
形状によって、繊維を渦巻かせること及び繊維の搬送速度とは好影響を受けるこ
とができる。
【0038】 繊維凝集物を溶解する手段がリファイナ又は微粉砕機として形成されているこ
とは好ましい。複数の知られたプラント部分が共通しているのは、これらが少な
くとも1つのロータ、従って、迅速に回転する部材を有することである。リファ
イナ又は微粉砕機の形状寸法によって、注入用開口部から接着剤塗布ゾーンを通
って配送部への定められた搬送区間で及びファイナ又は微粉砕機を通って動かさ
れる繊維/空気流が、所定の方法で、渦巻を伴う乱流に変化されて、繊維の機械
的な損傷が生じることはないこと、が保証されている。従って、繊維凝集物の溶
解は非常に慎重になされる。何故ならば、渦巻及び乱流を発生させるとき、追加
の空気が繊維/空気流の中に巻き込まれるからである。
【0039】 繊維凝集物の溶解は繊維/空気流中の渦巻によって達成される。渦巻を伴う乱
流が繊維/空気流の加速によって達成されるのは好ましい。この場合、繊維/空
気流が加速の際に出来る限り強く渦巻かれると仮定すれば、繊維/空気流の速度
の、約25%だけの比較的僅かな増大で十分である。例えば約50%,100%
又は200%又はそれを越える分の速度のより大きな増大は、繊維/空気流での
渦巻によって繊維凝集物を除去するために、同様に良く適している。繊維凝集物
を接着剤塗布された個々の繊維に再度ばらばらにするためには、渦巻の数秒又は
数秒の何分の1で十分である。
【0040】 接着剤塗布の際に生じた繊維凝集物は、繊維/空気流が接着剤塗布中の約10
m/sの速度から約25m/sに加速されかつ渦巻かされるとき、渦巻によって
除去される。しかし乍ら、同じ効果は、約160m/sへの繊維/空気流の加速
によっても、繊維が損傷を受けることなく、達成される。約150m/sの速度
の際に接着剤塗布によって生じた繊維凝集物は、約200m/sへの繊維/空気
流の加速によって、繊維が損傷を受けることなく、再度ばらばらにされる。
【0041】 出来る限り僅かなエネルギ使用によって繊維/空気流を完全な乱流に変えるた
めには、篩、逸せ板又は邪魔板を、繊維凝集物を溶解する手段の領域に設置する
ことが好都合であることが明らかである。これらの処置によって、繊維凝集物を
溶解するための僅かなエネルギ使用が著しく低下され、更に、繊維凝集物の完全
な溶解が保証されることができる。 好都合な実施の形態では、繊維凝集物を溶解する手段の性能は調節可能である
。 既に上に記述したように、繊維/空気流を出来る限り完全に乱流に変換するため
には、僅かな原動力しか必要でないが、処理量の変化の際に、リファイナ、微粉
砕機又はプロペラ又はロータの性能の調整が必要である。
【0042】 本発明の特に好ましい実施の形態は、繊維/空気流が繊維凝集物の溶解後に篩
の中へ又は篩を通って導かれ、篩では、乱流の発生の際に吸収された過剰空気が
、繊維/空気流から分離されること、を規定している。篩の嵌め込みによって、
繊維/空気流の容量は著しく少ない程度に再度減少される。過剰空気は、篩と、
空気及び複数の他のガスを入れる手段との間に設けられている複数の導管を通っ
て、循環して案内されることは好ましい。過剰空気を容易に環境に導き出すこと
が可能であることは明らかであるが、循環を少なくとも部分的に閉じることが、
特に、より都合のよいエネルギ平衡の故に、好都合である。特に、空気でなく、
他のガスが塔内で添加されるとき、過剰空気を環境に導き出す際に他の場合には
設置されなければならない洗浄プラントを節約するために、循環を閉じることは
好ましい。
【0043】 繊維に接着剤を塗布するための装置の特に好ましい実施の形態では、篩と、塔
に空気を入れる手段との間に設けられている複数の導管中に又は導管の表面には
、過剰空気が再度塔に供給されないうちに過剰空気の温度及び又は空気湿度を調
節することができる手段が、取り付けられている。必要な場合には、循環して案
内される空気流から複数の望ましくない物質を取り除く洗浄装置も用いられるこ
とができる。温度及び/又は空気湿度を調節する前述の手段、従って、冷却装置
及び/又は加熱装置あるいは加湿器又は除湿器は、特に、接着剤塗布ゾーン又は
塔における環境が全体的に所定の基準値に応じて制御されるときに、好都合であ
ることが明らかとなる。
【0044】 繊維に接着剤を経済的に塗布し、材料及び/又はエネルギの過剰な使用を回避
するという、課題の解決に寄与する独自に発明的な部分として、繊維に接着剤を
塗布するのを制御する方法であって、接着剤が塗布される繊維材に応じて及び/
又は1つの繊維材につき塗布される接着剤の割合に応じて、接着剤塗布手段を、
個々に、グループで又は全体的に調節し、接着剤が塗布される繊維材に関して、
接着剤の、その時々に事前設定される、単位時間当たり又は単位重量当たりの割
合を、前記塔に入れる方法を、以下に記述する。従来技術とは異なり、ここで提
案された方法に基づき、接着剤の繊維への塗布に影響を及ぼし、反応諸条件を相
応に細かく制御することは可能である。このことによって、接着剤の使用及びエ
ネルギの使用が最適化され、接着剤の繊維への塗布の均一性が適切に改善される
ことができる。
【0045】 接着剤の改善された塗布は、空気又は他のガスを塔に入れる手段を、繊維/空
気流の事前設定された渦巻及び/又は事前設定された道程又は事前設定された速
度が常に守られるように、調節することによっても、達成される。この処置によ
って、塔を通る繊維/空気流の道程が接着剤塗布ゾーンに調整されて、取り入れ
られた接着剤が完全に繊維の表面に沈積される。
【0046】 追加的に、単位時間当たりに塔に取り入れられた繊維材及び/又は繊維の含水
量が検知され、これらの値に応じて、塔又は接着剤塗布ゾーン内の温度及び/又
は空気湿度が調節されるとき、繊維は、製造の諸要件に、特に、繊維を圧縮して
例えばMDFボードを形成するためのプレスの、接着剤への諸要件に、最適に調
節されることができる。これは従来技術では不可能であった。
【0047】 接着剤塗布の際の繊維の反応及び接着剤の硬化のための重要な反応パラメータ
としての、繊維が塔又は環境に入るときの温度は、方法の好都合な実施の形態で
は、同様に検知され、制御に取り入れられる。
【0048】 温度及び空気湿度、空気又は他のガスの添加、搬送速度及び前述の他のパラメ
ータが塔内で全体的に調節されることができることは、既に進歩と見做されるこ
とができる。しかし、本発明の特に好ましい実施の形態では、更に、塔の複数の
所定の領域又はゾーンにとって常に最適な流れ分布及び/又は空調分布が調節さ
れる。例えば、注入用開口部(注入ゾーン)の領域で、繊維/空気流用の温度調
節された空気を取り入れることによって、繊維の温度を最適に接着剤塗布のため
に調節されることができる。接着剤塗布ゾーンでは、空気湿度及び温度、しかし
、繊維/空気流の道程及び速度も、例えば、接着剤塗布が損失なしにかつ繊維凝
集物の僅かな形成をもって進行するように、事前設定されることができる。配送
部の領域では、温度及び空気湿度の調節によって、接着剤が塗布された繊維の含
水量は、繊維の圧縮がスムーズに進行するように、調節される。これらの分布を
調節するために、接着剤あるいは空気又は他のガスを取り入れる各々の手段、あ
るいは、繊維を渦巻かせるか搬送する手段は、その時々に、個々に又はグループ
で制御されることができる。
【0049】 接着剤の塗布を最適化するために、更に、繊維に塗布される接着剤を塔内の空
気湿度に応じて調節することが、提案される。繊維の含水量が圧縮に関して臨界
的な大きさであるので、及び、接着剤の塗布によって追加の湿気が繊維に加えら
れるので、接着剤のコンシステンシーの正確な調節は、接着剤が塗布された繊維
の、圧縮への、改善された調節を意味する。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至4を参照して本発明の複数の実施の形態を詳述する。 図1は、リグノセルロースを含有する繊維に接着剤を塗布する装置2を示して
いる。この塔4は、装置2の中心部分である。塔4は、特殊鋼で製造されており
、必要な場合には、内側に、テフロン、あるいは、付着防止作用を有する類似の
材料が塗布されている。この塗布は、接着剤が塗布された繊維が塔の壁部6に付
着するのを防止する。塔4は約10mの高さがあり、約1,5mの直径を有する
。また、この塔は、実質的にシリンダ状に形成されている。塔4の壁部6には、
調節可能な複数の噴霧用錐体を有する複数の接着剤塗布用ノズル8が嵌め込まれ
ている。これらの接着剤塗布用ノズル8は、供給管10を通して接着剤用リザー
バ12に接続されている。更に、塔4の壁部6には、複数の空気用ノズル14が
嵌め込まれている。これら空気用ノズル14は同様に調節可能な複数の噴霧用錐
体を有する。空気用ノズル14を通って吹き付けられる空気は複数の供給管16
を通って供給される。
【0051】 塔4の上方の端面には、閉鎖可能でもなくかつ通過を変えられもしない簡単な
注入用開口部18が取着されている。注入用開口部の複数の他の実施の形態、例
えば、調節可能な直径、スルース等を有する開口部は、必要な場合には、用いら
れることができる。100%より少ない含水量を有する繊維は、注入用開口部1
8を通して、塔4の中へ取り入れられる。繊維は好ましくはリザーバ又は乾燥機
から供給される。
【0052】 塔4の、相対する端面には、配送部20が設けられている。この配送部20は
、塔4をリファイナ22に接続する。配送部20の壁部24はリファイナ22の
方に錐形に形成されている。配送部20は複数のリファイナ用ディスク26のほ
ぼ中心に通じている。錐形の配送部20は、横断面が狭まっていることによって
、流速の増大を引き起し、このことによって、渦流の形成を促進し、加速によっ
て、繊維/空気流の集中的な渦を発生させる。
【0053】 リファイナ22は2枚の溝付きのディスク26を有し、これらのディスクのう
ちの1枚のディスク(スタータ)は停止しており、1枚のディスク(ロータ)は
毎分約4000回転で回転する。これらのディスクは互いに約1,5mmの間隔
で設けられている。ディスクのこの間隔では、ロータはほぼ空転する。ロータは
粉砕作業を行なわない。何故ならば、スタータとロータとの間の通過は余りに大
きいからである。リファイナ22は繊維凝集物をほぐす渦流を生起する。リファ
イナ22も特殊鋼で製造されており、場合によっては例えばテフロンが塗布され
ているので、接着剤が塗布された繊維はリファイナ22の複数のディスク26又
は他の部分に付着しないでいる。
【0054】 リファイナ22に後置されている篩28は、管30によってリファイナ22に
接続されている。篩28では、繊維と、過剰空気とが分離される。過剰空気は篩
から管16及び空気用ノズル14を通って塔4に戻される。接着剤が塗布された
繊維は、篩28からリザーバか、成形ステーション又は木材製品を発生させるプ
レスに供給される。
【0055】 図1に示された装置2は、特に、リグノセルロースを含有しかつ100%より
少ない含水量を有する繊維に接着剤を塗布する、本発明に係わる方法を実行する
ために、適している。繊維は、従来のように、例えば、RMP,TMP又はCT
PM方法によって、木端から製造される。木端の、繊維への分解は、絶対乾燥繊
維材に対して、高い含水量、100%より多い、通常は200%より多い含水量
の場合に、なされる。続いて、繊維は乾燥され、次に、直接に乾燥器から又はリ
ザーバから接着剤塗布装置に供給される。
【0056】 繊維は、繊維/空気流の中で、注入開口部18を通して塔4に搬送される。空
気流又は他の適切なガス流の中での繊維の移動は簡単であり、省エネであり、安
価である。注入開口部18から配送部20へ向けられた空気流は、好ましくは、
繊維/空気流を常に吸引する回転形式のリファイナ22によって、発生される。
リファイナ22の他に又はリファイナを補足して、繊維/空気流は空気用ノズル
14によっても発生されることができる。繊維/空気流の速度は前述のブロー・
ライン方法の場合よりも一層低い。繊維/空気流は150m/sより少ない、好
ましくは50m/sを下回る速度を有する。実施の形態では、繊維/空気流が、
自然の落下速度に対応する速度で、塔4及び接着剤塗布ゾーン「B」を通って移
動されること、が仮定される。繊維/空気流の中で、繊維は接着剤塗布ゾーン「
B」(図1でハッチングで示されている)へ移動される。接着剤塗布ゾーン「B
」は、複数の接着剤塗布用ノズル8が塔の壁部6に嵌め込まれている塔4の、そ
の領域である。接着剤塗布ゾーン「B」で、繊維に、絶対乾燥繊維材に対して約
10乃至20%の接着剤が吹き付けられる。接着剤は細く配分されて吹き付けら
れ、ほぼ完全に、繊維の表面に沈殿される。
【0057】 接着剤の損失を最小限度にするためには、接着剤塗布ゾーン「B」にある複数
の接着剤塗布用ノズル8の間に設けられている空気用ノズル14は、繊維が接着
剤塗布用ノズル8の噴霧用錐体に出来る限り均等に晒されているべく、空気用ノ
ズルが繊維/空気流を整列するように、整列されている。この場合、空気用ノズ
ル14の噴霧用錐体は、繊維/空気流の主要移動方向と逆方向にも、整列されて
いることができる。
【0058】 ここに記述した装置で繊維に接着剤を塗布することは、望ましくない繊維凝集
物の形成を既に最小限度にする。繊維に乾式で接着剤を塗布するための従来知ら
れた方法は、比較的小さな容量及び機械式搬送装置を有する複数のチップミキサ
を用いる。これらのチップミキサはチップに接着剤を塗布するのに適しているが
、繊維に接着剤を塗布するために、用いられることはできない。繊維は全く異な
る寸法、単位重量当たりの著しく高い表面、相応に少ない嵩密度を有するが、さ
ほどの剛性を何等有しない。
【0059】 接着剤塗布が改善されたにも拘らずなお形成される繊維凝集物は、後続の方法
段階で、再度ほぐされる。この目的のために、繊維/空気流は、その中に含まれ
得る繊維凝集物と共に、配送部20に供給され、そこから、リファイナ22に供
給される。配送部20は錐形に形成されており、リファイナ22の方にテーパを
なしている横断面は、繊維/空気流の速度の常なる上昇を、従ってまた、繊維/
空気流中の渦巻及び乱流の増加を引き起こす。毎分約4000回転で回転するロ
ータを有するリファイナ22を繊維/空気流が通過するとき、繊維/空気流の速
度は約50m/sに上がり、繊維/空気流は完全に乱流に変えられる。渦を伴う
放たれる乱流の中で、繊維凝集物は、繊維が損傷を被ることなく、ほぐされる。
リファイナ22の複数のディスク26の間隔は、接着剤で塗布された繊維の粉砕
が生じない程の約1,5mmである。ロータの回転数及びディスクの間隔はおお
よその表示として解釈されることができる。その時々の調節は、エネルギの使用
が出来る限り僅かであるときに、望ましい上首尾、繊維凝集物の溶解が達成され
るように、当業者によって選択される。
【0060】 接着剤が塗布され、今やばらばらになった繊維は、繊維/空気流の中で、リフ
ァイナ22から篩28に供給される。ここでは、乱流の発生の際に吸引された過
剰空気が、再度分離される。篩は、既述のプラント部分(塔4、リファイナ22
)と同様に、特殊鋼からなり、場合によっては、被覆されている。同様のことは
、繊維/空気流が供給されるときに通過する複数の管にも当て嵌まる。
【0061】 篩28は過剰なガス量又は空気量を分離するための知られた構成部材である。
過剰空気は、複数の管16を通って、少なくとも部分的に塔4に戻される。繊維
は篩28からリザーバに運ばれるか又は成形ステーションに搬送される。この成
形ステーションはプレート形未加工品を形成し、このプレート形未加工品は後続
のプレスで圧縮されて、繊維板又は成形品を形成する。
【0062】 方法を最適化し、改善実行するための他の措置は、図1に示した装置を用いて
、講じられることができる。空気用ノズル18は、例えば、繊維/空気流の制御
のために又は繊維の撹拌のために用いられることができるだけでなく、繊維又は
接着剤の再活性化に影響を与えるガスを吹き付けるために、全体的に、グループ
で又は個別的に、用いられることもできる。場合によっては、吹き付けられたガ
スは接着剤の成分であってもよい。
【0063】 繊維を撹拌する複数の手段は図1の塔4に示されてはいない。しかし乍ら、こ
のような手段、例えば、邪魔板、案内板等が、繊維/空気流の最適な案内を保証
するために、塔4に又は塔4の壁部6に取着されることができること、を指摘し
ておきたい。
【0064】 接着剤塗布は、接着剤の吹き付けられる量が、常に、塔4に取り入れられた繊
維材(Fasermasse)に応じて、配量されるように、制御されることは好都合である
。この目的のために、接着剤塗布用ノズル8からの流量は、単位時間当たりに接
着剤で塗布される繊維の量に応じて、増減される。
【0065】 繊維の含水量を、接着剤の塗布前、塗布中又は塗布後に変化させて、繊維を、
場合によっては接着剤をも、出来る限り良好に、後続の圧縮に調節することは好
ましいことがある。本発明に係わる方法は、塔4中の空調(Klima)、特に、温度 及び/又は空気湿度を予め定めて、かくて、繊維の含水量に適切に影響を及ぼす
可能性を供する。例えば、過度に乾燥された繊維は、注入開口部18から接着剤
塗布ゾーン「B」への進入まで、湿った空気の噴射によって再度湿気を与えられ
ることができ、あるいは、不十分に乾燥した繊維は乾燥空気の噴射によって更に
乾燥されることができる。接着剤の早めの硬化、あるいは、繊維への接着剤の染
透りは、接着剤塗布ゾーンにおける所定の温度及び空気湿度の調節によって、妨
げられることができる。かくて、約20乃至80度C、通常は、約20乃至40
度Cの温度は、約40乃至95%の空気湿度の場合に、接着剤塗布にとって特に
適切として調節されることができる。空気湿度は40%より少ないことができる
が、繊維の静電荷を妨げるための処置が講じられなければならない。静電荷され
た繊維は塔の壁部に沈積する傾向があり、繊維/空気流の中で最早容易には連行
されない。これらの条件の下で、PMDIイソシアネートを含めた、技術的に用
いられる全体の接着剤は、繊維に接着剤を塗布するために用いられることができ
る。
【0066】 接着剤の塗布後に、例えば、接着剤塗布の際に吸収される過剰液体は、乾燥空
気が、接着剤塗布ゾーン「B」と配送部20との間に設けられた空気用ノズル1
4を通って、噴射されることによって、再乾燥の後に、少なくとも部分的に再度
除去されることができる。
【0067】 このような空調分布は、空気用ノズル14及び接着剤塗布用ノズル8を設ける
ことにより、塔4に取り入れられた繊維材及び場合によって繊維の含水量を検知
することによって、及び、繊維材及び繊維の含水量に応じてノズル8及び14を
制御することによって、本発明により、容易に、調節される。更に、塔4への取
り入れの際に追加的に繊維の温度を検知し、塔4内の温度及び場合によっては空
気湿度を、繊維の温度及び含水量に応じて調節することは、好都合である。塔4
内の空調が、接着剤塗布ゾーン「B」の手前で、その中で及びその後で、常に、
接着剤が塗布されていない繊維か又は接着剤が塗布されている繊維の状態に応じ
て、調節されることは、特に好ましい。
【0068】 塔に噴射される空気を、常に、要望のように乾燥するか湿めらせるために、及
び、空気を加熱するか冷却するために、対応の乾燥機又は加湿器、熱交換器又は
加熱装置又は冷却装置を、篩28を空気用ノズル14に接続する管16に設ける
ことは、適切である。管16に設けられた装置及び空気用ノズル14は、互いに
個別に調節されることができるか、あるいは、繊維の温度及び場合によっては繊
維の含水量及び/又は温度及び/又は塔4内の空気湿度を検知する測定点又は測
定センサを有するかそれらに接続されているプログラミング可能な制御ユニット
が挿入されることができる。接着剤塗布はかくて自動的に制御される。特定のプ
ラントを制御するための要件事項は当業者によって容易に検知されることができ
る。何故ならば、一方では、接着剤の処理空調のための要件事項がメーカーによ
って勧められるからであり、他方では、繊維/空気流の温度、空気湿度及び速度
というパラメータは、技術的に事前設定された知られた限度内で容易に調節され
ることができるからである。
【0069】 図2の(A)乃至(E)は、塔4の壁部6に設けられた複数の接着剤塗布用ノ
ズル8及び空気用ノズル14を有する塔4の横断面を示している。ノズル8,1
4は、図2の(A)に示すように、別々の平面に設けられていることができるか
、あるいは、図2の(B)に示すように、同一の平面に位置していることができ
る。ノズル8,14は塔4の中へ半径方向に噴射することができ(図2の(A)
並びに(B)を参照せよ)、あるいは、噴霧錐体は、図2の(C)乃至(E)に
示すように、角度α又は角度βで塔に向けられていることができる。角度α及び
角度βは、塔4の縦軸線「A」に対し0度乃至90度の間の値を常に仮定するこ
とができる。
【0070】 図3の(A)乃至(C)は,図1に示した形態に対し補足するように、塔4の
複数の他の変更の形態を示しており、塔の中では、100%より少ない含水量を
有する繊維に接着剤が塗布されることができる。図3の(A)は注入用開口部1
8から配送部20の方に錐形にテーパをなす塔4を示している。ここでは、配送
部20と塔4とは連なっている。何故ならば、塔4のこの錐形の形状は繊維凝集
物をほぐす装置への理想的な移行を可能にするからである。塔4が注入用開口部
から配送部へ常にテーパをなすことによって、繊維の加速及び渦は効果的に支援
される。図3の(B)は注入用開口部18から配送部20に錐形に拡大している
塔4を示している。ここでは、繊維/空気流が接着剤塗布ゾーン「B」の中の特
に長い道程を進むので、接着剤の塗布が十分に制御されることができることは、
好ましい。図3の(C)は、上方部分では好ましくは注入用開口部18から接着
剤塗布ゾーン「B」の端部まで拡大しており、接着剤塗布ゾーン「B」の端部か
ら配送部へ錐形にテーパをなしている塔4を示している。このような構造はコス
トがかかるが、図2の(A)及び(B)に記述した塔の形態の複数の利点を結び
付ける。塔4の寸法は、その時々に、塔の形状と、単位時間当たりの繊維の流量
と、調節される空調分布に関する基準量とに応じて、著しく変わることができる
。約5乃至25mの全高及び0,75好ましくは約3,5m乃至6mの直径は適
切なことが容易に明らかになることができる。
【0071】 図4、は注入用開口部19の他の実施の形態を有する塔4の上方部分32を示
している。上方部分32の横断面は注入用開口部19から塔4へ切頭台形状に拡
大している。この上方部分32には、分配用錐体34が設けられているので、注
入用開口部19を通して取り入れられる繊維/空気流は、環状に分配され、塔4
に取り入れられる。
【0072】 分配用錐体34の下方にある塔4には、穿孔篩36が取着されている。この穿
孔篩は塔4の横断面を覆っている。孔の幅は約0,5と5cmとの間であり、好
ましくは約0,8と3cmとの間である。分配用錐体34の中に又はその下方に
、分配装置40用の駆動装置38が取着されている。ここでは、複数のアームを
有するスクイーズ42としての、回転形の分配装置40は、注入用開口部19及
び塔4の上方部分32を通って取り入れられる繊維/空気流を、塔の横断面全体
に亘って分配する。従って、繊維は、大きな横断面に亘って均等に分配されつつ
、塔4の、接着剤塗布ゾーン「B」に落下する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 繊維に接着剤を塗布する装置の縦断面略図である。
【図2】 (A)ないし(D)は、図1に示した装置の接着剤塗布ゾーンの夫々の横断面
図、また(E)は接着剤塗布ゾーンの縦断面図である。
【図3】 (A)ないし(C)は、錐形にテーパをなす塔の縦断面略図、錐形に拡大して
いる塔の縦断面略図、並びに中程まで錐形に拡大し、そこから下方へ錐形にテー
パをなす塔の縦断面略図である。
【図4】 繊維に接着剤を塗布する装置に繊維を入れる手段の略図である。
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月17日(2000.4.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項13
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は繊維に接着剤を塗布する方法と、この方法を実施するための装置と、 接着剤の塗布を制御する方法とに関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【課題を解決するための手段】 前記課題は、100%より少ない含水量に予め調節された繊維に接着剤を塗布
する方法であって、接着剤を繊維に塗布し、続いて、場合によっては接着剤塗布
によって生じるか又は接着剤塗布後に残存している繊維凝集物を、繊維/空気流
中で渦巻かせ、かくて、渦巻によって再度溶解する方法によって、解決される。
100%より少ない繊維の含水量を有する繊維に接着剤を塗布することを試み
たすべての処置は、従来では、繊維凝集物が生じないように、接着剤塗布を構成
することに、向けられていた。本発明に係わる方法はこのことの実現を目指して
いるだけでなく、更に、繊維への接着剤の塗布の段階と、繊維凝集物の溶解の段
階との間で分かれている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】 本発明に係わる方法は、以下に記載の装置の中で、特に容易にかつ安価に実施
される。100%より少ない含水量を有する繊維に接着剤を塗布する装置は、最
も簡単な構成では、接着剤が塗布される繊維のための注入用開口部と、塔に又は
この塔の壁部に設けられている接着剤塗布手段と、接着剤を塗布された繊維のた
めの配送部と、を有する塔を具備する。この配送部には、繊維/空気流中に乱流
を発生させることによって繊維凝集物を溶解させる装置が接続されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ボーメ、クリスチアン ドイツ連邦共和国、デー − 38527 マ イネ、アム・パーペンブーシュ 11 Fターム(参考) 2B260 BA07 BA19 EB02 EB05 EB11 EB12 EB19 EC18

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 100%より少ない含水量を有する繊維に接着剤を塗布し、
    続いて、接着剤塗布後に残存している繊維凝集物を再度溶解する、繊維に接着剤
    で塗布する方法において、 前記繊維凝集物を渦巻によって再度溶解するように、前記繊維凝集物を繊維/
    空気流中で渦巻かせること、を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 接着剤塗布前に繊維を、100%より少ない含水量に、好ま
    しくは10乃至1%の含水量に乾燥させること、を特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 前記繊維凝集物を溶解するために、前記繊維凝集物が、接着
    剤塗布後に、リファイナ、ロータ又は微粉砕機を通過すること、を特徴とする請
    求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記繊維凝集物の溶解後に、繊維を、木材製品の製造のため
    に成形ステーションに供給すること、を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記繊維凝集物の溶解前又は溶解後に、繊維を、中間溜めに
    供給すること、を特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 繊維/空気流の中で150m/sを下回る、好ましくは50
    m/sを下回る、特に10m/sを下回る速度で移動する繊維に、接着剤を塗布
    すること、を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 接着剤を、垂直方向に又は渦巻状のコース上に移動する繊維
    に塗布すること、を特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 事前設定された空調を接着剤塗布中に繊維の環境の中で調節
    すること、を特徴とする請求項1乃至7のいずれか1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 温度及び/又は空気湿度を接着剤塗布中に繊維の環境の中で
    調節すること、を特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 接着剤塗布中及び/又は前記繊維凝集物の溶解中に繊維の
    含水量を変えること、を特徴とする請求項1乃至9のいずれか1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 繊維/空気流の速度を、接着剤塗布後に、前記繊維凝集物
    の溶解のために、少なくとも25%増大させること、を特徴とする1乃至10の
    いずれか1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 繊維/空気流の速度を、接着剤塗布後に、前記繊維凝集物
    の溶解のために、少なくとも100%増大させること、を特徴とする11に記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 注入用開口部(18,19)及び配送部(20)を有する
    塔(4)と、この塔(4)に又は前記塔の壁部(6)に設けられている接着剤塗
    布手段(8)と、繊維/空気流中に乱流を発生させることによって繊維凝集物を
    溶解させる、前記塔の前記配送部(20)に設けられている装置(22)と、を
    具備する、請求項1に記載の方法を実施する装置。
  14. 【請求項14】 前記接着剤塗布手段(8)はノズルとして形成されている
    こと、を特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】 空気又は他の気体を前記塔に入れる手段(14)は前記塔
    (4)に又はこの塔の壁部(6)に設けられていること、を特徴とする請求項1
    3に記載の装置。
  16. 【請求項16】 空気又は他の気体を前記塔に入れる前記手段(14)は、
    前記塔(4)に又はこの塔の前記壁部(6)に設けられている複数のノズルとし
    て形成されていること、を特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】 繊維を渦巻かせる及び/又は運ぶ手段は、前記塔(4)に
    又はこの塔の前記壁部(6)に設けられていること、を特徴とする請求項13に
    記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記接着剤塗布手段(8)、空気又は他の気体を入れる前
    記手段(14)、及び/又は繊維を渦巻かせる及び/又は運ぶ前記手段、特に、
    ノズルは、調節可能に形成されていること、を特徴とする請求項13乃至17の
    いずれか1に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記塔(4)は垂直方向に、斜め方向に又は横方向に設け
    られていること、を特徴とする請求項13に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記塔(4)は少なくとも部分的に錐形に形成されている
    こと、を特徴とする請求項13に記載の装置。
  21. 【請求項21】 繊維凝集物を溶解する手段(22)はロータを有すること
    、 を特徴とする請求項13に記載の装置。
  22. 【請求項22】 繊維凝集物を溶解する前記手段(22)は篩、逸せ板等を
    有すること、を特徴とする請求項13に記載の装置。
  23. 【請求項23】 繊維凝集物を溶解する前記手段(22)の性能が調節可能
    であること、を特徴とする請求項13、21又は22に記載の装置。
  24. 【請求項24】 繊維/空気流中で繊維が通過しかつ過剰空気が繊維/空気
    流から分離される篩(28)が、繊維凝集物を溶解する手段(22)に接続して
    設けられていること、を特徴とする請求項13に記載の装置。
  25. 【請求項25】 繊維/空気流から分離された空気が少なくとも部分的に再
    度前記塔(4)に戻るときに通る複数の管(16)が、前記篩(28)と、空気
    を前記塔(4)に入れる前記手段(14)との間に設けられていること、を特徴
    とする請求項24に記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記篩(28)と、空気を前記塔(4)に入れる前記手段
    (14)との間に設けられている前記管(16)内に又は管の表面に、温度調節
    手段及び/又は空気湿度調節手段が設けられていること、を特徴とする請求項2
    5に記載の装置。
  27. 【請求項27】 請求項13乃至26のいずれか1に記載の装置内で100
    %より少ない含水量を有する繊維への接着剤塗布を制御する方法であって、接着
    剤が塗布される繊維材に応じて及び/又は1つの繊維材につき塗布される接着剤
    の割合に応じて、接着剤塗布手段を、個々に、グループで又は全体的に調節して
    、接着剤の、その時々に事前設定される単位時間当たりの割合を、前記塔に入れ
    る方法。
  28. 【請求項28】 空気を前記塔に入れる前記手段及び/又は繊維を渦巻かせ
    る手段を、繊維の事前設定された渦巻及び/又は繊維/空気流の事前設定された
    道程が常に守られるように、調節すること、を特徴とする、請求項27に記載の
    、接着剤の繊維への塗布を制御する方法。
  29. 【請求項29】 単位時間当たりに前記塔に取り入れられた繊維材及び繊維
    の含水量を検知し、繊維の含水量及び繊維材に応じて、前記塔内の温度及び/又
    は空気湿度を調節する、請求項27又は28に記載の、接着剤の繊維への塗布を
    制御する方法。
  30. 【請求項30】 追加的に、前記塔に取り入れられた繊維の温度を検知して
    、 前記塔内の温度及び/又は空気湿度の調節のために用いる、請求項29に記載の
    、 接着剤の繊維への塗布を制御する方法。
  31. 【請求項31】 注入用開口部と配送部との間の前記塔に、温度分布及び/
    又は空気湿度分布を調節する、請求項27乃至30のいずれか1に記載の、接着
    剤の繊維への塗布を制御する方法。
  32. 【請求項32】 繊維に塗布される接着剤の粘度及び/又は温度を、接着剤
    が塗布される繊維の含水量及び/又は温度に応じて調節すること、を特徴とする
    、請求項27乃至30のいずれか1に記載の、接着剤の繊維への塗布を制御する
    方法。
  33. 【請求項33】 繊維に塗布される接着剤の粘度を、前記塔内の空気湿度に
    応じて調節すること、を特徴とする、請求項27乃至32のいずれか1に記載の
    、接着剤の繊維への塗布を制御する方法。
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